JP2009294831A - 石炭灰搬出計画支援装置、方法及びプログラム - Google Patents

石炭灰搬出計画支援装置、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】石炭灰搬出計画の立案を支援できる石炭灰搬出計画支援装置を提供すること。
【解決手段】石炭灰の貯蔵量を入力し表示させるための要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段10と、脱水石炭灰貯蔵量を入力し表示させるための脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11と、石炭灰を脱水石炭灰貯蔵場へ移動させる移動量を入力し表示させるための移動量入力表示手段12と、脱水石炭灰貯蔵場の脱水石炭灰を搬出する搬出量を搬出先の名称と共に入力し表示させるための搬出量入力表示手段13と、入力された脱水石炭灰貯蔵量に、入力された移動量を加算することにより算出し表示する移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14と、算出された脱水石炭灰貯蔵量から、入力された搬出量を減算することにより、搬出先へ搬出後の残脱水石炭灰貯蔵量を算出し表示する残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、石炭灰を脱水し、脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する計画を立案することを支援する石炭灰搬出計画支援装置、方法及びプログラムに関する。
火力発電においては石炭を燃焼させているが、燃焼後には、一日数トンという単位で石炭灰が発生する。この石炭灰は、フライアッシュと呼ばれる乾灰と、クリンカアッシュと呼ばれる湿灰とが存在し、各々の性質に応じたリサイクルがなされている。
特に、湿灰は、以下のように管理され、搬出先に出荷される。
湿灰を管理するために火力発電所では、一山数トンという単位で湿灰を載置する脱水場と、該脱水場で脱水された湿灰を一山数トンという単位で載置する脱水石炭灰貯蔵場とが存在する。
そして、脱水場において湿灰の脱水が完了すると、溜まった水分がポンプで水抜きされる。脱水後の湿灰は、ユンボによって、所定量ずつ脱水石炭灰貯蔵場に移動する。こうして脱水石炭灰貯蔵場に移動した湿灰は、予め立案された計画に基づいて、船舶、トラック等により搬出先に搬出され、その後、地盤改良材、道路路盤材、土壌改良材、肥料、二次製品、下水・汚水処理材等として利用される。
下記特許文献1は、前記した石炭灰を含めた産業副産物の流通システムを提案している。この流通システムによれば、産業副産物の受入れ業者が、受け入れるべき産業副産物の種類、性状等を受入れ案件データベースに登録しておき、産業副産物の処理依頼者が、処理を依頼する産業副産物の種類、性状等を入力すると、処理依頼者のニーズに沿った受入れ業者が見つかるようになっている。
ところが、下記特許文献1に示す技術は、処理依頼者のニーズに沿った受入れ業者を見つける技術であり、火力発電において発生した石炭灰の貯蔵状態を確認しながら、受入れ業者への搬出予定を立案することを容易とする技術ではない。
特開2002−342450号公報
一般に、火力発電所においては、発生した石炭灰(湿灰)を脱水場に載置して脱水させ、脱水後の石炭灰を脱水石炭灰貯蔵場へ移し変える作業を、予め定められた計画に基づいて行う管理業者が存在する。
そして、このように管理業者により管理されている石炭灰は、リサイクル又は廃棄の用途と搬出先とにより異なる複数の計画立案者により立案された搬出計画に基づいて、予め契約済みの処理業者(以下、搬出先という)に搬出される。
尚、廃棄対象となる石炭灰は、塩素濃度が大きい石炭灰である。リサイクル対象とすべきか廃棄対象とすべきかについては、予め電力会社がサンプリングにより塩素濃度を測定することにより決定する。
しかしながら、先述したように、管理されている石炭灰の搬出予定は、リサイクル又は廃棄の用途と搬出先とにより異なる複数の計画立案者により立案されている。また、前記異なる複数の計画立案者は、管理業者における石炭灰の管理状況を逐次知ることができない。
そのため、前記異なる複数の計画立案者が連携して、石炭灰の搬出予定を立案することが困難である。更に、管理業者により管理されている石炭灰を搬出先に搬出する際にも、搬出責任者は、管理業者における管理状況を逐次確認しなければいけない。また、電力会社が石炭灰をサンプリングする際にも、管理業者における管理状況を逐次確認しなければならない。
そのため、石炭灰を円滑に搬出先に搬出するには至ってはいない。
本発明は、上記事情を考慮して提案されるものであり、石炭灰を円滑に搬出先に搬出する石炭灰搬出計画を容易に立案することを支援できる石炭灰搬出計画支援装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明者らは、石炭灰の貯蔵状態を容易に確認し、円滑な搬出予定を立案できる仕組みを見出し、本発明を完成するに至った。
(1)石炭灰を脱水し、脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する計画を立案することを支援する石炭灰搬出計画支援装置であって、
石炭灰を脱水する脱水場における前記石炭灰の貯蔵量を入力し、表示させるための要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段と、
脱水石炭灰を貯蔵する脱水石炭灰貯蔵場における、脱水石炭灰貯蔵量を入力し、表示させるための脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段と、
前記脱水場に貯蔵された前記石炭灰を、前記脱水石炭灰貯蔵場へ移動させる移動量を入力し、表示させるための移動量入力表示手段と、
前記脱水石炭灰貯蔵場の前記脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する搬出量を前記搬出先の名称と共に入力し、表示させるための搬出量入力表示手段と、
前記脱水石炭灰貯蔵場に貯蔵されている前記脱水石炭灰貯蔵量を、前記脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段により入力された前記脱水石炭灰貯蔵量に、前記移動量入力表示手段により入力された移動量を加算することにより算出し、表示する移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段と、前記移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段により算出された前記脱水石炭灰貯蔵量から、前記搬出量入力表示手段により入力された前記搬出量を減算することにより、前記搬出先へ搬出後の残脱水石炭灰貯蔵量を算出し、表示する残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段と、
を、備えることを特徴とする石炭灰搬出計画支援装置。
(1)の発明によれば、脱水場における石炭灰の貯蔵量、脱水石炭灰貯蔵場における脱水石炭灰貯蔵量、脱水場から脱水石炭灰貯蔵場への石炭灰の移動量、搬出先に対して搬出する脱水石炭灰の搬出量のそれぞれの入力を受け付けて表示する。そのため、脱水場及び脱水石炭灰貯蔵場における石炭灰の貯蔵状態や、搬出先及び搬出量を容易に確認できるので、脱水石炭灰貯蔵場から搬出先への搬出予定を容易に立案できる。
また、石炭灰の貯蔵状態を把握できるので、電力会社等は、石炭灰のサンプリング計画を容易に立案できる。更に、脱水場から脱水後の石炭灰を移動させた後に脱水石炭灰貯蔵場に貯蔵されている移動後脱水石炭灰貯蔵量、搬出先へ搬出後の残脱水石炭灰貯蔵量を算出し表示するので、脱水場から移動後の脱水石炭灰貯蔵場における脱水石炭灰貯蔵量、搬出先へ搬出後に脱水石炭灰貯蔵場に残っている石炭灰の貯蔵量をリアルタイムで把握することができ、そのため、より搬出予定を容易に立案できる。
(2)前記脱水場の使用状態を表示する脱水場使用状態表示手段を更に備えることを特徴とする、(1)に記載の石炭灰搬出計画支援装置。
(2)の発明によれば、脱水場の使用状態が一目で確認できる。
(3)前記要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段、前記脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段、前記移動量入力表示手段、前記搬出量入力表示手段の各々は、月上旬、月中旬、月下旬のそれぞれの期間単位で入力を受け付け、表示する構成とされており、
前記移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段、前記残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段は、前記それぞれの期間単位で入力された値に基づいた算出を行い、表示することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の石炭灰搬出計画支援装置。
(3)の発明によれば、月上旬、月中旬、月下旬それぞれの単位で、石炭灰の貯蔵状態の確認と搬出予定の立案ができる。
(4)前記月上旬、前記月中旬、前記月下旬のそれぞれの期間単位で入力された、前記搬出先と該搬出先に対する前記脱水石炭灰の搬出量とに基づいて、前記月上旬、前記月中旬、前記月下旬のそれぞれの前記搬出先に対する前記搬出量を算出し、表示する期間搬出量算出表示手段を更に備えることを特徴とする、(3)又は(4)に記載の石炭灰搬出計画支援装置。
(4)の発明によれば、月上旬、月中旬、月下旬のそれぞれの単位で、脱水石炭灰の搬出量を把握できる。
(5)前記期間搬出量算出表示手段は、前記月上旬、前記月中旬、前記月下旬のそれぞれの期間単位で入力された、前記脱水石炭灰の搬出量に基づいて、月を通した搬出量を算出し、表示することを特徴とする、(4)に記載の石炭灰搬出計画支援装置。
(5)の発明によれば、月を通した脱水石炭灰の搬出量を把握できる。
(6)前記要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段、前記脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段は、入力された貯蔵量を升目表示するよう構成されてなる、(1)〜(5)のいずれかに記載の石炭灰搬出計画支援装置。
(6)の発明によれば、貯蔵量を視覚で容易に確認できる。
(7)コンピュータが、石炭灰を脱水し、脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する計画を立案することを支援する方法であって、
石炭灰を脱水する脱水場における前記石炭灰の貯蔵量の入力を受け付け、表示する要脱水石炭灰貯蔵量入力表示ステップと、
脱水石炭灰を貯蔵する脱水石炭灰貯蔵場における、脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付け、表示する脱水石炭灰貯蔵量入力表示ステップと、
前記脱水場に貯蔵された前記石炭灰を、前記脱水石炭灰貯蔵場へ移動させる移動量の入力を受け付け、表示する移動量入力表示ステップと、
前記脱水石炭灰貯蔵場の前記脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する搬出量の入力を前記搬出先の名称の入力と共に受け付け、表示する搬出量入力ステップと、
前記脱水石炭灰貯蔵場に貯蔵されている前記脱水石炭灰貯蔵量を、入力された前記脱水石炭灰貯蔵量に、入力された移動量を加算することにより算出し、表示する移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示ステップと、
算出された前記脱水石炭灰貯蔵量から、入力された前記搬出量を減算することにより、前記搬出先へ搬出後の残脱水石炭灰貯蔵量を算出し、表示する残脱水石炭灰貯蔵量算出表示ステップと、
を、備える方法。
(8)(7)に記載の方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
本発明によれば、脱水場及び脱水石炭灰貯蔵場における石炭灰の貯蔵状態や、搬出先及び搬出量の入力を受け付けて表示するので、脱水場及び脱水石炭灰貯蔵場における石炭灰の貯蔵状態を確認したり、脱水石炭灰貯蔵場から搬出先への搬出予定を立案したりすることが容易にでき、そのため、計画立案者が、電力会社等と連携して、搬出先や搬出量の微調整を行うことが可能となる。
また、石炭灰の貯蔵状態を把握できるので、石炭灰のサンプリング計画が容易に立案できる。更に、脱水場から移動後の脱水石炭灰貯蔵場における脱水石炭灰貯蔵量、搬出先へ搬出後に脱水石炭灰貯蔵場に残っている石炭灰の貯蔵量をリアルタイムで把握することができ、搬出予定を容易に立案できる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
[石炭灰搬出計画支援装置の概要]
図1は、本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置の概要を示す図である。
石炭灰搬出計画支援装置1は、要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段10、脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11、移動量入力表示手段12、搬出量入力表示手段13、移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14、残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段15、脱水場使用状態入力表示手段16、期間搬出量算出表示手段17、を備える。
要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段10は、石炭灰を脱水する脱水場における要脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付け、入力された石炭灰の貯蔵量を表示する。本実施形態では、要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段10は、月上旬、月中旬、月下旬のそれぞれの単位で、石炭灰の貯蔵量の入力を受け付けて、後述するように表示する。
ここに、要脱水石炭灰とは、発電所において燃焼された直後に発生した、水分を含んでいる石炭灰であって、脱水する必要がある石炭灰のことをいう。
脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11は、脱水石炭灰を貯蔵する脱水石炭灰貯蔵場における、脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付け、入力された(脱水された)石炭灰の貯蔵量を表示する。本実施形態では、脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11は、月上旬、月中旬、月下旬、月のそれぞれの単位で、脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付けて、後述するように表示する。
ここに、脱水石炭灰とは、要脱水石炭灰を脱水した状態の石炭灰であって、水分を含まない石炭灰のことをいう。
移動量入力表示手段12は、脱水場に貯蔵された石炭灰を、脱水石炭灰貯蔵場へ移動させる移動量の入力を受け付け、入力された移動量を表示する。本実施形態では、移動量入力表示手段12は、月上旬、月中旬、月下旬のそれぞれの単位で、移動量の入力を受け付けて、後述するように表示する。
搬出量入力表示手段13は、脱水石炭灰貯蔵場の脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する搬出量の入力を、搬出先の名称の入力と共に受け付け、入力された搬出量と搬出先の名称とを表示する。本実施形態では、搬出量入力表示手段13は、月上旬、月中旬、月下旬のそれぞれの単位で、搬出量の入力を受け付けて、後述するように表示する。
移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14は、脱水石炭灰貯蔵場に貯蔵されている脱水石炭灰貯蔵量を、脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11により入力された脱水石炭灰貯蔵量に、移動量入力表示手段12により入力された移動量を加算することにより算出し、表示する。
本実施形態では、移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14は、月上旬、月中旬、月下旬それぞれの単位毎に、脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11により入力された脱水石炭灰貯蔵量に、移動量入力表示手段12により入力された移動量を加算し、後述するように、求めた値を表示する。
ここに、移動後脱水石炭灰貯蔵量とは、脱水石炭灰貯蔵場に元々存在している脱水石炭灰に、脱水場で脱水された脱水石炭灰を積上げた後の貯蔵量のことをいう。
残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段15は、移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14により算出された移動後脱水石炭灰貯蔵量から、搬出量入力表示手段13により入力された搬出量を減算することにより、搬出先へ搬出後の残脱水石炭灰貯蔵量を算出し、表示する。
本実施形態では、残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段15は、月上旬、月中旬、月下旬それぞれの単位毎に、移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14により算出された移動後脱水石炭灰貯蔵量から、搬出量入力表示手段13により入力された搬出量を減算し、求めた値を後述するように表示する。
ここに、残脱水石炭灰貯蔵量とは、脱水場で脱水された脱水石炭灰を積上げた脱水石炭灰貯蔵場における脱水石炭灰の一部が搬出先へ搬出された後に残った貯蔵量のことをいう。
脱水場使用状態入力表示手段16は、脱水場の使用状態の入力を受け付け、入力された使用状態を表示する。ここに、脱水場の使用状態とは、「使用中」「未使用」「切替中」をいう。尚、「使用中」、「未使用」、「切替中」の意味は後述する。
期間搬出量算出表示手段17は、月上旬、月中旬、月下旬のそれぞれの期間単位で入力された、搬出先と該搬出先に対する脱水石炭灰の搬出量とに基づいて、月上旬、月中旬、月下旬のそれぞれの搬出先に対する搬出量を算出し、後述するように表示する。
また、このようにして算出することで求められた月上旬、月中旬、月下旬単位の搬出量に基づいて、月を通した搬出量を算出し、後述するように表示する。尚、月を通した搬出量は、月上旬、月中旬、月下旬単位で求められた搬出量が加算されて求められる。
[石炭灰搬出計画支援装置のハードウェア構成図]
図2は、本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置1のハードウェア構成を示す図である。
石炭灰搬出計画支援装置1は、制御部を構成するCPU(Central Processing Unit)310、バスライン200、メインメモリ320、BIOS(Basic Input Output System)330、表示装置340、I/Oコントローラ350、キーボード及びマウス等の入力装置360、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、及び、半導体メモリ390を備える。尚、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、及び、半導体メモリ390をまとめて記憶装置410と呼ぶ。
CPU310は、石炭灰搬出計画支援装置1を統括的に制御する部分であり、ハードディスク370に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
BIOS330は、石炭灰搬出計画支援装置1の起動時にCPU310が実行するブートプログラムや、石炭灰搬出計画支援装置1がハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
表示装置340は、ブラウン管液晶装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
I/Oコントローラ350には、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、及び半導体メモリ390等の記憶装置410を接続することができる。
入力装置360は、少なくとも、要脱水石炭灰貯蔵量、脱水石炭灰貯蔵量、移動量、搬出量、脱水場使用状態を入力するために設けられる。
ハードディスク370は、本ハードウェアを石炭灰搬出計画支援装置1として機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び後述するテーブル及びレコードを記憶する。なお、石炭灰搬出計画支援装置1は、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
光ディスクドライブ380としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク400を使用する。光ディスク400から光ディスクドライブ380によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ350を介してメインメモリ320又はハードディスク370に提供することもできる。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置410、CPU310等を備えた情報処理装置をいい、石炭灰搬出計画支援装置1は、記憶装置410、CPU310等を備えた情報処理装置により構成され、この情報処理装置は、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
この石炭灰搬出計画支援装置1では、要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段10、脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11、移動量入力表示手段12、搬出量入力表示手段13、移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14、残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段15、脱水場使用状態入力表示手段16、期間搬出量算出表示手段17には、CPU310と表示装置340とが主として対応する。
尚、この石炭灰搬出計画支援装置1は、入力された数値(例えば石炭灰貯蔵量)や算出された数値(例えば要脱水石炭灰貯蔵量)が、記憶装置410に記憶される。
本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置1は、要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段10、脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11、移動量入力表示手段12、搬出量入力表示手段13、移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14、残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段15、脱水場使用状態入力表示手段16、期間搬出量算出表示手段17の各々が協働して、計画立案者に対して、以下に詳述する「水切り場状況表」のフォーマットを提供することにより、石炭灰の搬出予定を立案することを支援する。
[水切り場状況表の概要]
図3〜図6は、水切り場状況表の概要を示す図である。尚、本実施例で用いる用語「水切り場」とは本発明における「脱水場」を意味し、「灰置き場」とは本発明における「脱水石炭灰貯蔵場」を意味する。また、本実施形態では、「水切り場」は4箇所、「灰置き場」は3箇所設けられている火力発電所の存在が前提となっている。
更に、「水切り場」と「灰置き場」との対応関係は以下の通りとする。
○NO1水切り場:「1番灰置き場」と「2番灰置き場」とに対応し、NO1水切り場からは、「1番灰置き場」、「2番灰置き場」のいずれにも脱水石炭灰が移動可能である。
○NO2水切り場:「2番灰置き場」と「3番灰置き場」とに対応し、NO2水切り場からは、「2番灰置き場」、「3番灰置き場」のいずれにも脱水石炭灰が移動可能である。
○NO3水切り場:「3番灰置き場」と「4番灰置き場」とに対応し、NO3水切り場からは、「3番灰置き場」、「4番灰置き場」のいずれにも脱水石炭灰が移動可能である。
[月初旬単位の水切り場状況表の概要]
図3は、月初旬単位の水切り場状況表の概要を示す図である。尚、図中、月初旬単位の水切り場状況表は、「水切り場状況表200」とされている。
水切り場状況表200は、NO1水切り場からNO3水切り場の各々に対応して、NO1水切り場からNO3水切り場の各々に載置されている要脱水石炭灰貯蔵量を入力するための「現状貯灰量」欄211〜213が表示されている。具体的には、月初旬当初の脱水石炭灰貯蔵量の数値が入力されて表示される。
このように、脱水石炭灰貯蔵量の数値が入力されて表示されるので、計画立案者は、脱水石炭灰貯蔵量を視覚により確認しながら、脱水石炭灰の搬出先への搬出予定を容易に立案することができる。
水切り場状況表200では、「現状貯灰量」欄211〜213の各々に、要脱水石炭灰貯蔵量が入力されると、入力された要脱水石炭灰貯蔵量を視覚で確認できるようにするべく、CPU310が、「現状貯灰量」欄211〜213の各々に対応する貯蔵量表示升目231〜233の各々に、入力された貯蔵量を升目表示する。ここに、CPU310は、1つの升目に対して200トンの貯蔵量が対応し、200トン貯蔵量が増える毎に1升ずつ変色表示する。
本実施形態では、「現状貯灰量」欄211〜213のうち、「NO3水きり場」に対応する欄には「1000」(単位「トン」)と入力されており、これに対応して、「貯蔵量表示升目」233が5升分、変色表示されている。
このように、水切り場にどの程度の量の要脱水石炭灰が貯蔵されているかを、計画立案者が視覚により確認できるので、水切り場から灰置き場に対する脱水石炭灰の移動予定を容易に立案することができる。
「灰置き場」欄201〜204は、灰置き場における脱水石炭灰貯蔵量が入力されるよう構成されている。本実施形態では、「灰置き場」欄201〜204は複数配列された升目(1番マス〜14番マス)で構成されてなり、計画立案者が、貯蔵量に応じて、1番マスから順番に「○」を入力するようになっている。ここに、1つの升目に対して200トンの貯蔵量が対応する。また、入力された搬出先の名称(搬出先となる)を升目内に表示する。
このように、貯蔵量に応じて、1番マスから順番に「○」が入力されると、「○」が入力された升目が変色するので、脱水石炭灰貯蔵場(灰置き場)にどの程度の量の脱水石炭灰が貯蔵されているかを、計画立案者が視覚により確認できるので、脱水石炭灰貯蔵場から搬出先への搬出予定を容易に立案することができる。
「使用中水切り場」表示欄221〜223は、各々、NO1水切り場〜NO3水切り場に対応しており、NO1水切り場からNO3水切り場の使用状況が表示される。これにより、計画立案者が、脱水場(水切り場)の使用状況を容易に確認することができる。
以下、図示する「積上中」、「不使用」、「○」の意味を説明する。
「積上中」:NO1水切り場からNO3水切り場の各々に対応する灰置き場へ、NO1水切り場からNO3水切り場から、脱水石炭灰を積上げ中であることを示す表示。
「不使用」:NO1水切り場からNO3水切り場のいずれも使用していないことを示す表示。「不使用」表示がされている水切り場は、火力発電所によっては梅雨時期等の非常時にのみ使用されることが多い。
「○」:使用中であることを示す表示。詳しくは、要脱水石炭灰の積上げを行っている最中、或いは、積上げた状態で脱水している状態であることを示す表示。
「積上先」欄241〜243は、それぞれ、NO1水切り場〜NO3水切り場に対応しており、1番灰置き場から4番灰置き場の番号、すなわち、「1」〜「4」の数字が入力されることにより、水切り場(NO1水切り場〜NO3水切り場)から、どの灰置き場(1番灰置き場〜4番灰置き場)に石炭灰を積上げる予定であるか(移動させる予定であるか)が表示される。本実施形態では、NO3水きり場の石炭灰を、3番灰置き場と4番灰置き場とに対して移動させる予定であることを示している。
「積上予定量」欄251〜253は、それぞれ、NO1水切り場〜NO3水切り場に対応しており、それぞれの水切り場から、「積上先」欄241〜243に入力された灰置き場へ積上げる(移動させる)予定の石炭灰の量(移動量)が入力され、表示される。本実施形態では、NO3水きり場から3番灰置き場と4番灰置き場とのそれぞれに500トンずつ脱水石炭灰を移動させる予定であることが入力されている。
「現状積上量」欄261〜264は、「灰置き場」欄201〜204のそれぞれにリンクされており、CPU310は、「灰置き場」欄201〜204のそれぞれに入力された脱水石炭灰貯蔵量の値を表示する。本実施形態では、1番灰置き場〜4番灰置き場のそれぞれに対応する「灰置き場」欄201〜204のそれぞれに入力された値(300トン、500トン、1200トン、1200トン)がリンクされ表示されている。
「水切り場から積上後」欄271〜274は、移動後脱水石炭灰貯蔵量(脱水石炭灰の現状の貯灰量)が表示される。本実施形態では、「現状貯灰量」欄261〜264のそれぞれに入力された値に、「積上予定量」欄251〜253のそれぞれに入力された値を加算することにより、脱水石炭灰の現状の貯灰量が算出され、表示される。
「処分場への搬出量」欄281〜284は、脱水石炭灰貯蔵場における脱水石炭灰について、搬出先に対する搬出予定の搬出量の入力を受け付けて表示する。
「処分場へ搬出後」欄291〜294は、「水切り場から積上後」欄271〜274のそれぞれに入力された値から、「処分場への搬出後」欄281〜284に入力された値を減算することにより算出した値が表示される。
つまり、現状の脱水石炭灰貯蔵場から、「処分場への搬出後」欄281〜284に入力された量の石炭灰を搬出したとすれば、灰置き場に残存しているはずの貯蔵量が算出され、表示される。「搬出先」欄301〜304は、前記搬出先の名称が入力され、表示される。
[月中旬単位の水切り場状況表の概要]
図4は、月中旬単位の水切り場状況表の概要を示す図である。尚、図中、月中旬単位の水切り場状況表は、「水切り場状況表201」とされている。
尚、月中旬単位の水切り場状況表における入力表示態様は、以下に説明する点を除いて、図3に示す月初旬単位の水切り場状況表における入力表示態様と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態に係る「月中旬単位の水切り場状況表201」では、先述した「現状貯灰量」欄211〜213には、「月初旬単位の水切り場状況表200」において、「現状貯灰量」欄211〜213に表示されている値から、「積上予定量」欄251〜253に入力された値を減算して算出された値が表示される。つまり、月中旬当初の正味の貯蔵量が算出されて表示される。
また、水切り場状況表201の所定箇所(本実施形態では右上箇所)には、「上旬払出後の各灰置き場の残量」欄が表示されており、この欄は、月上旬単位の水切り場状況表202における「処分場へ搬出後」欄291〜294とリンクされており、「処分場へ搬出後」欄291〜294に表示されている値が表示される。
[月下旬単位の水切り場状況表の概要]
図5は、月下旬単位の水切り場状況表の概要を示す図である。尚、図中、月下旬単位の水切り場状況表は、「水切り場状況表202」とされている。
尚、月下旬単位の水切り場状況表における入力表示態様は、以下に説明する点を除いて、図3に示す月初旬単位の水切り場状況表200、及び、図4に示す月中旬単位の水切り場状況表201における入力表示態様と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態に係る「月下旬単位の水切り場状況表202」では、先述した「現状貯灰量」欄211〜213には、「月中旬単位の水切り場状況表200」において、「現状貯灰量」欄211〜213に入力された値から、「積上予定量」欄251〜253に入力された値を減算して算出された値が表示される。つまり、月下旬当初の正味の貯蔵量が算出されて表示される。
また、水切り場状況表202の所定箇所(本実施形態では右上箇所)には、「中旬払出後の各灰置き場の残量」欄が表示されており、この欄は、月中旬単位の水切り場状況表202における「処分場へ搬出後」欄291〜294とリンクされており、「処分場へ搬出後」欄291〜294に表示されている値が表示される。
[月単位の水切り場状況表の概要]
図6は、月単位の水切り場状況表の概要を示す図である。尚、図中、月単位の水切り場状況表は、「水切り場状況表203」とされている。
尚、月単位の水切り場状況表における入力表示態様は、以下に説明する点を除いて、図3に示す月初旬単位の水切り場状況表200、及び、図4に示す月中旬単位の水切り場状況表201、及び、図5に示す月下旬単位の水切り場状況表202における入力表示態様と同様であるため、説明を省略する。
「貯灰量月末予定」欄501〜503は、月下旬水切り場状況表202における「現状貯灰量」欄211〜213がリンクされており、「現状貯灰量」欄211〜213に入力された値が表示される。
「搬出量」欄281〜284は、「搬出先」欄301〜304に表示されている搬出先毎に、月上旬水切り場状況表200、月中旬水切り場状況表201、月下旬水切り場状況表202の各々の「処分場への搬出量」欄281〜284に入力された値が表示される。
「搬出先」欄301〜304に表示されている値は、月上旬水切り場状況表200、月中旬水切り場状況表201、月下旬水切り場状況表202の各々の「搬出先」欄301〜304に入力された搬出先がリンクされ表示される。
「月間搬出予定量」欄411〜414は、「搬出先」欄401〜404に表示されている搬出先毎に、月を通じた搬出量を表示する。
このような月を通じた搬出量は、上旬水切り場状況表200、中旬水切り場状況表201、下旬水切り場状況表202の「処分場への搬出量」を、搬出先毎に加算することにより求められる。
また、搬出先毎に処分方法が「処分方法」欄421〜424に入力される。本実施形態では、処分方法として、埋め立て、湿灰粘土、土地造成と入力されている。
搬出に用いる船舶名が「船舶名」欄431,432に入力され、搬出先への搬出予定日が搬出先名称と共に図示するように入力される。
[石炭灰搬出計画支援装置の処理概要]
図7〜図9は、本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置1の処理概要を示すフローチャートである。
[月上旬水切り場状況表の作成処理手順]
図7は、本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置1の月上旬水切り場状況表200の作成処理手順を示すフローチャートである。
S1,S2:脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11は、脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付けて表示する。本実施形態では、「灰置き場」欄201〜204への脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付けて表示する。
このように、「灰置き場」欄201〜204への脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付けて表示するので、計画立案者が、灰置き場における脱水石炭灰貯蔵量を容易に確認しながら、脱水石炭灰の搬出予定を立案することができる。
S3,S4:脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段11は、脱水石炭灰の搬送先の入力を受け付けて表示する。本実施形態では、「灰置き場」欄201〜204への入力を受け付けて表示する。尚、搬出先の入力を受け付けて表示するステップは、後述するステップS12,S13にもあるので、便宜上、搬出先の入力受付(1)、搬出先の表示(1)とされている。
このように、「灰置き場」欄201〜204への搬送先の入力を受け付けて表示するので、灰置き場のそれぞれにおける脱水石炭灰の搬送先を容易に確認することができる。
S5,S6:脱水場使用状態入力表示手段16は、脱水場の使用状態の入力を受け付けて表示する。本実施形態では、使用中水切り場欄221〜223の表示を切り替える。
S7,S8:要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段10は、要脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付けて表示する。本実施形態では、「水切り場」欄231〜233への入力を受け付けて表示する。
このように、「水切り場」欄231〜233への入力を受け付けて表示するので、脱水場における要脱水石炭灰貯蔵量を容易に確認することができる。
S9,S10:移動量入力表示手段12は、脱水場(水切り場)から脱水石炭灰貯蔵場(灰置き場)への脱水石炭灰の移動量の入力を受け付けて表示する。本実施形態では、「積上先」欄241〜243、「積上予定量」251〜253への入力を受け付けて表示する。
このように、移動量入力表示手段12は、「積上先」欄241〜243、「積上予定量」251〜253への入力を受け付けて表示するので、計画立案者は、月初旬における脱水石炭灰の移動予定を容易に確認することができる。
S11:移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段14は、「現状貯灰量」261〜264のそれぞれに入力された値に、「積上予定量」欄251〜253に入力された値を加算することで求めた値を表示する。そのため、脱水場から移動した分を合わせた脱水石炭灰貯蔵量を求めることができる。
S12,S13:搬出量入力表示手段13は、「処分場への搬出量」欄281〜284への入力を受け付けて表示する。
その際、搬出先の入力を「搬出先」欄301〜304で受け付けて表示する(S14,S15)。尚、この処理は、入力を受け付けて表示する欄が先述したステップS3,S4とは相違するため、便宜上、搬出先の入力受付(2)、搬出先の表示(2)とされている。
S16:残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段15は、「処分場への搬出後」欄291〜294へ表示するための値を算出し、表示する。つまり、「水切り場から積上げ後」欄271〜274に表示されている値から、「処分場への搬出量」欄281〜284に表示されている値を減算し、求めた値を表示する。
[月中旬水切り場状況表、月下旬水切り場状況表の作成処理手順]
図8は、本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置1の月中旬水切り場状況表201及び月下旬水切り場状況表202の作成処理手順を示すフローチャートである。尚、図中、ステップS1〜S16の処理は、図7に示すフローチャートと同様であるため説明を省略する。
S17:図7に示すステップS11とステップS12との間において、CPU310が、月上旬水切り場状況表200及び月中旬水切り場状況表201において、「現状貯灰量」欄211〜213に入力された値から、「積上予定量」欄251〜253に入力された値を減算して求めた値を表示する。そのため、月中旬当初及び月下旬当初において脱水場(水切り場)に貯蔵されている要脱水石炭灰貯蔵量を、計画立案者が確認することができる。
[月単位の水切り場状況表の作成処理手順]
図9は、本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置1の月単位の水切り場状況表203の作成処理手順を示すフローチャートである。尚、図中、ステップS1,S2の処理は、図7及び図8に示すフローチャートと同様であるため説明を省略する。
S18:石炭灰搬出計画支援装置1は、「使用中水切り場入力」欄221〜223へ、月下旬の水切り場状況表202の「使用中水切り場入力」欄221〜223の表示を表示する。
S19:石炭灰搬出計画支援装置1は、「灰置き場」欄201〜204へ、月下旬の「灰置き場」欄201〜204の表示を表示する。
S20:石炭灰搬出計画支援装置1は、月末における水切り場(脱水場)への貯蔵量を、「水切り場」欄231〜233の升目表示に基づいて求め、「貯灰量月末予定」欄501〜503へ表示する。
S21:期間搬出量算出表示手段17は、月初旬、月中旬、月下旬における搬出量を搬出先毎に算出し表示する。本実施形態では、月初旬、月中旬、月下旬それぞれの水切り場状況表200〜202の「処分場への搬出量」欄281〜284に表示されている値と、「搬出先」欄301〜304に表示されている値とに基づいて、月初旬、月中旬、月下旬における搬出量を搬出先毎に算出し表示する。
S22:期間搬出量算出表示手段17は、ステップS21で算出された月初旬、月中旬、月下旬単位の搬出先毎の搬出量に基づいて、月を通した搬出先毎の搬出量を算出し、表示する。本実施形態では、「搬出先」欄301〜304に表示されている搬出先と、「搬出量」欄281〜284に表示されている搬出量とに基づいて、月を通した搬出先毎の搬出量を算出し、表示する。
S23:石炭灰搬出計画支援装置1は、脱水石炭灰の搬出手段、搬出日の入力を受け付けて表示する。本実施形態では、搬出手段、搬出日を入力表示する欄に隣接して、搬出先も入力表示されるようになっている。
このように、本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置1は、月初旬、月中旬、月下旬のそれぞれの単位の水切り場状況表200〜202の作成を支援し、これら月初旬、月中旬、月下旬のそれぞれの単位の水切り場状況表200〜202に入力された項目に基づいて、月単位の水切り場状況表203の作成を支援するので、計画立案者が、月初旬、月中旬、月下旬、月それぞれの単位で、石炭灰の搬出予定を容易に立案することができ、計画立案者が、電力会社等と連携して、石炭灰の搬出先や搬出量の微調整を容易に行うことができる。
また、このようにして作成された水切り場状況表は、電力会社等に納品される。そのため、電力会社等は、石炭灰の貯蔵状態、搬送予定を月初旬、月中旬、月下旬、月それぞれの単位で確認することができ、石炭灰のサンプリング計画を容易に立案することができる。
本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置の概要を示す図である。 本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置1のハードウェア構成を示す図である。 月初旬単位の水切り場状況表の概要を示す図である。 月中旬単位の水切り場状況表の概要を示す図である。 月下旬単位の水切り場状況表の概要を示す図である。 月単位の水切り場状況表の概要を示す図である。 本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置の月上旬水切り場状況表の作成処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置の月中旬水切り場状況表及び月下旬水切り場状況表の作成処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る石炭灰搬出計画支援装置の月単位の水切り場状況表の作成処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 石炭灰搬出計画支援装置
10 要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段
11 脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段
12 移動量入力表示手段
13 搬出量入力表示手段
14 移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段
15 残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段
16 脱水場私用状態入力表示手段
17 期間搬出量算出表示手段

Claims (8)

  1. 石炭灰を脱水し、脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する計画を立案することを支援する石炭灰搬出計画支援装置であって、
    石炭灰を脱水する脱水場における前記石炭灰の貯蔵量を入力し、表示させるための要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段と、
    前記脱水石炭灰を貯蔵する脱水石炭灰貯蔵場における、脱水石炭灰貯蔵量を入力し、表示させるための脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段と、
    前記脱水場に貯蔵された前記石炭灰を、前記脱水石炭灰貯蔵場へ移動させる移動量を入力し、表示させるための移動量入力表示手段と、
    前記脱水石炭灰貯蔵場の前記脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する搬出量を前記搬出先の名称と共に入力し、表示させるための搬出量入力表示手段と、
    前記脱水石炭灰貯蔵場に貯蔵されている前記脱水石炭灰貯蔵量を、前記脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段により入力された前記脱水石炭灰貯蔵量に、前記移動量入力表示手段により入力された移動量を加算することにより算出し、表示する移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段と、
    前記移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段により算出された前記脱水石炭灰貯蔵量から、前記搬出量入力表示手段により入力された前記搬出量を減算することにより、前記搬出先へ搬出後の残脱水石炭灰貯蔵量を算出し、表示する残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段と、
    を、備えることを特徴とする石炭灰搬出計画支援装置。
  2. 前記脱水場の使用状態を入力し、表示するための脱水場使用状態入力表示手段を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の石炭灰搬出計画支援装置。
  3. 前記要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段、前記脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段、前記移動量入力表示手段、前記搬出量入力表示手段の各々は、月上旬、月中旬、月下旬のそれぞれの期間単位で入力を受け付け、表示する構成とされており、
    前記移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段、前記残脱水石炭灰貯蔵量算出表示手段は、前記それぞれの期間単位で入力された値に基づいた算出を行い、表示することを特徴とする、請求項1又は2に記載の石炭灰搬出計画支援装置。
  4. 前記月上旬、前記月中旬、前記月下旬のそれぞれの期間単位で入力された、前記搬出先と該搬出先に対する前記脱水石炭灰の搬出量とに基づいて、前記月上旬、前記月中旬、前記月下旬のそれぞれの前記搬出先に対する前記搬出量を算出し、表示する期間搬出量算出表示手段を更に備えることを特徴とする、請求項3に記載の石炭灰搬出計画支援装置。
  5. 前記期間搬出量算出表示手段は、前記月上旬、前記月中旬、前記月下旬のそれぞれの期間単位で入力された、前記脱水石炭灰の搬出量に基づいて、月を通した搬出量を算出し、表示することを特徴とする、請求項4に記載の石炭灰搬出計画支援装置。
  6. 前記要脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段、前記脱水石炭灰貯蔵量入力表示手段は、入力された貯蔵量を升目表示するよう構成されてなる、請求項1〜5のいずれかに記載の石炭灰搬出計画支援装置。
  7. コンピュータが、石炭灰を脱水し、脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する計画を立案することを支援する方法であって、
    石炭灰を脱水する脱水場における前記石炭灰の貯蔵量の入力を受け付け、表示する要脱水石炭灰貯蔵量入力表示ステップと、
    前記脱水石炭灰を貯蔵する脱水石炭灰貯蔵場における、脱水石炭灰貯蔵量の入力を受け付け、表示する脱水石炭灰貯蔵量入力表示ステップと、
    前記脱水場に貯蔵された前記石炭灰を、前記脱水石炭灰貯蔵場へ移動させる移動量の入力を受け付け、表示する移動量入力表示ステップと、
    前記脱水石炭灰貯蔵場の前記脱水石炭灰を搬出先に対して搬出する搬出量の入力を前記搬出先の名称の入力と共に受け付け、表示する搬出量入力表示ステップと、
    前記脱水石炭灰貯蔵場に貯蔵されている前記脱水石炭灰貯蔵量を、入力された前記脱水石炭灰貯蔵量に、入力された移動量を加算することにより算出し、表示する移動後脱水石炭灰貯蔵量算出表示ステップと、
    算出された前記脱水石炭灰貯蔵量から、入力された前記搬出量を減算することにより、前記搬出先へ搬出後の残脱水石炭灰貯蔵量を算出し、表示する残脱水石炭灰貯蔵量算出表示ステップと、
    を、備える方法。
  8. 請求項7に記載の方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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