JP2005149330A - 商品流通システム、商品流通方法、プログラム - Google Patents

商品流通システム、商品流通方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信販売会社、団体およびその組織の組合員の3者にそれぞれ利益をもたらすことのできる商品流通システム、商品流通方法を提供する。
【解決手段】この商品流通システムは、通販会社Xと特定団体E間で業務提携して通信販売を行う上で、通販会社Xから支払われるロイヤリティの処理を行うセンタサーバ10を通販会社Xと団体E間の通信販売業務を取り持つ管理会社Dに備える。センタサーバ10は、通販会社Xから通信回線9aを通じて受信された取引明細データ101を蓄積する購入実績DB23と、団体に加入している世帯の情報を記憶する会員マスタ22と、取引明細データ101に含まれる団体コード、電話番号、郵便番号とを基に購入者が組合員か員外か、組合員の場合、世帯主かどうか、管轄地域の支店はどの支店かを特定し、取引明細データ101に含まれるロイヤリティを支店毎に配分する名寄せ・振分け機能27を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば農作物、牛乳およびその加工品などの生産物、日用雑貨などの生活雑貨をカタログに掲載して通信販売する商品流通システム、商品流通方法、プログラムに関する。
従来から、例えば農業などの分野では、農産物を流通させる団体が組織され、団体に加入している組合員が生産した農産物やその加工品を市場に流通させることで、農産物の安定供給と価格維持を行ってきた。
近年、ライバルの出現、価格破壊などの影響で、事業規模が縮小傾向にあり、独自に商品化した特産物など、新たな商品開発を行うことで巻き返しを図ろうとしている。
一方、ここ数年、商品カタログを発行し電話やFAX、インターネットで商品を販売する会社、いわゆる通信販売会社が顧客のニーズを掴み、会員数を増やし売り上げを伸ばしている。
そこで、団体においても通信販売事業を手がけることが検討されているものの、この通信販売事業に新規に参入するには、事業参入のためのインフラ整備やノウハウの蓄積に資金と時間がかかるため、思うように進まないのが現状である。
また、通信販売会社としても更に顧客を確保するための方策を模索中である。
通信販売に関する従来の技術としては、受注手段、配送手段、請求手段、入力手段及び出力手段とを備えるホストコンピュータを備え、受注手段は、利用者の支払能力に応じた受注処理を行うことで、未支払い額が高額になることを防止するとともに、未支払いが起きても短期のうちに受注を止め、高額になることを防止する技術がある(例えば特許文献1参照)。
特開2002−197321号公報
上述した従来の技術は、あくまでも通信販売会社の利益を優先にした技術であり、団体が通信販売事業に参入するためには、組合員の利益も考えなくてはならず、しかも新規事業の参入には通販の運用ノウハウもなく、また設備的なコストをそう多くはかけられないという問題がある。
そこで、通信販売会社と特定団体とで事業提携し、通信販売会社のインフラ、ノウハウを利用することが考えられるが、法律上、企業間をまたがる個人情報のやり取りが制限されている関係で、通信販売会社から団体に得られる情報が少なく、単に通信販売会社に会員増をもたらすだけの提携では、団体とその組合員にはメリットが少ないという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、通信販売会社、団体およびその組織の組合員の3者にそれぞれ利益をもたらすことのできる商品流通システム、商品流通方法、プログラムを提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明の商品流通システムは、通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータと、これらのコンピュータと通信回線を介して接続され企業間の取引を仲介するセンタサーバとを備える商品流通システムにおいて、前記センタサーバは、前記生産者が生産した生産物および/またはその加工品を通信販売用の商品として少なくとも商品名、販売価格、在庫を含む商品情報を記憶する手段と、この記憶手段に登録された商品情報のうち、少なくとも商品名を前記通信販売会社のコンピュータに登録する手段と、前記通信販売会社のコンピュータで受付けられた前記生産物および/または加工品に対する受注情報を管理する手段と、前記特定団体のコンピュータに対して前記受注情報を送信する手段と、前記特定団体の組合員の個人情報および組合員が所属する特定団体を示す情報を含む会員情報を管理する手段と、前記通販利用者が前記通信販売会社の通信販売で購入した商品情報および組合員が所属する前記特定団体を示す情報を含む購入実績を受信し記憶する手段と、前記購入実績の特定団体を示す情報に応じて前記通信販売会社から前記特定団体に支払われるロイヤリティの処理を行う手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の商品流通システムは、通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータと、これらのコンピュータと通信回線を介して接続され企業間の取引を仲介するセンタサーバとを備える商品流通システムにおいて、前記センタサーバは、前記特定団体から提供される組合員の情報を記憶した組合員情報記憶手段と、組合員が居住する地域を管轄する前記特定団体の下部組織の情報を郵便番号に対応付けて記憶した郵便番号・地域組織記憶手段と、前記カタログのうち特定団体専用のカタログで商品を購入した通販利用者の利用実績データをまとめた取引明細データを前記通信販売会社のコンピュータから受信する手段と、受信された取引明細データを蓄積する取引実績記憶手段と、前記取引実績記憶手段に蓄積されている取引明細データの取引単位の利用実績データを団体コードが含まれている第1のデータと団体コードが含まれていない第2のデータとに区分して記憶する記憶手段と、前記第1のデータに含まれる電話番号をキーに前記組合員情報記憶手段より世帯主の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てる手段と、前記第1のデータに含まれる郵便番号をキーに前記郵便番号・地域組織記憶手段より地域を管轄する団体の下部組織の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てる手段と、前記第1のデータと第2のデータとを基に前記取引明細データに含まれるロイヤリティの情報を前記特定団体の各下部組織に配分するロイヤリティ配分手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の商品流通システムは、請求項2記載の商品流通システムにおいて、前記ロイヤリティ配分手段は、前記第1のデータを累計して得られる組合員の商品購入によるロイヤリティについては、各下部組織の実績に応じて配分し、第2のデータを累計して得られる非組合員の商品購入によるロイヤリティについては、各下部組織に所定の比率で配分する手段を具備したことを特徴とする。
本発明の商品流通方法は、通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータと、これらのコンピュータと通信回線を介して接続され企業間の取引を仲介するセンタサーバとを備える商品流通システムにおける商品流通方法において、前記センタサーバが、前記生産者が生産した生産物および/またはその加工品を通信販売用の商品として少なくとも商品名、販売価格、在庫を含む商品情報を記憶手段に記憶するステップと、前記記憶手段に登録された商品情報のうち、少なくとも商品名を前記通信販売会社のコンピュータに登録するステップと、前記通信販売会社のコンピュータで受付けられた前記生産物および/または加工品に対する受注情報を前記センタサーバが管理するステップと、前記特定団体のコンピュータに対して前記センタサーバが管理する受注情報を送信するステップと、前記特定団体の組合員の個人情報および組合員が所属する特定団体を示す情報を含む会員情報を前記センタサーバが管理するステップと、前記通販利用者が前記通信販売会社の通信販売で購入した商品情報および組合員が所属する前記特定団体を示す情報を含む購入実績を前記センタサーバが受信し記憶するステップと、前記購入実績の特定団体を示す情報に応じて前記センタサーバが前記通信販売会社から前記特定団体に支払われるロイヤリティの処理を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明の商品流通方法は、通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータと、これらのコンピュータと通信回線を介して接続され企業間の取引を仲介するセンタサーバとを備える商品流通システムにおける商品流通方法において、組合員が居住する地域を管轄する前記特定団体の下部組織の情報を郵便番号に対応付けて記憶した郵便番号・地域組織記憶手段と、前記カタログのうち特定団体専用のカタログで商品を購入した通販利用者の利用実績データをまとめた取引明細データを前記通信販売会社のコンピュータから前記センタサーバが受信して蓄積するステップと、前記センタサーバに蓄積されている取引明細データの取引単位の利用実績データを前記センタサーバが、団体コードが含まれている第1のデータと団体コードが含まれていない第2のデータとに区分してメモリに記憶するステップと、前記第1のデータに含まれる電話番号をキーに、前記センタサーバが、前記特定団体から提供される組合員の情報を記憶した組合員情報記憶手段より世帯主の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てるステップと、前記第1のデータに含まれる郵便番号をキーに、前記センタサーバが、郵便番号・地域組織記憶手段より地域を管轄する団体の下部組織の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てるステップと、前記第1のデータと第2のデータとを基に、前記センタサーバが、前記取引明細データに含まれるロイヤリティの情報を前記特定団体の各下部組織に配分するステップとを有することを特徴とする商品流通方法。
本発明の商品流通方法は、請求項2記載の商品流通システムにおいて、前記ロイヤリティを配分するステップでは、前記第1のデータを累計して得られる組合員の商品購入によるロイヤリティについては、各下部組織の実績に応じて配分し、第2のデータを累計して得られる非組合員の商品購入によるロイヤリティについては、各下部組織に所定の比率で配分することを特徴とする。
本発明のプログラムは、通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータとを通信回線を介して接続されたセンタサーバに処理を実行させるプログラムにおいて、前記センタサーバを、前記生産者が生産した生産物および/またはその加工品を通信販売用の商品として少なくとも商品名、販売価格、在庫を含む商品情報を記憶する手段と、この記憶手段に登録された商品情報のうち、少なくとも商品名を前記通信販売会社のコンピュータに登録する手段と、前記通信販売会社のコンピュータで受付けられた前記生産物および/または加工品に対する受注情報を管理する手段と、前記特定団体のコンピュータに対して前記受注情報を送信する手段と、前記特定団体の組合員の個人情報および組合員が所属する特定団体を示す情報を含む会員情報を管理する手段と、前記通販利用者が前記通信販売会社の通信販売で購入した商品情報および組合員が所属する前記特定団体を示す情報を含む購入実績を受信し記憶する手段と、前記購入実績の特定団体を示す情報に応じて前記通信販売会社から前記特定団体に支払われるロイヤリティの処理を行う手段として機能させることを特徴とする。
本発明のプログラムは、通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータとを通信回線を介して接続されたセンタサーバに処理を実行させるプログラムにおいて、前記センタサーバを、前記特定団体から提供される組合員の情報を記憶した組合員情報記憶手段と、組合員が居住する地域を管轄する前記特定団体の下部組織の情報を郵便番号に対応付けて記憶した郵便番号・地域組織記憶手段と、前記カタログのうち特定団体専用のカタログで商品を購入した通販利用者の利用実績データをまとめた取引明細データを前記通信販売会社のコンピュータから受信する手段と、受信された取引明細データを蓄積する取引実績記憶手段と、前記取引実績記憶手段に蓄積されている取引明細データの取引単位の利用実績データを団体コードが含まれている第1のデータと団体コードが含まれていない第2のデータとに区分して記憶する記憶手段と、前記第1のデータに含まれる電話番号をキーに前記組合員情報記憶手段より世帯主の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てる手段と、前記第1のデータに含まれる郵便番号をキーに前記郵便番号・地域組織記憶手段より地域を管轄する団体の下部組織の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てる手段と、前記第1のデータと第2のデータとを基に前記取引明細データに含まれるロイヤリティの情報を前記特定団体の各下部組織に配分するロイヤリティ配分手段として機能させることを特徴とする。
本発明の場合、センタサーバは、生産者が生産した生産物および/またはその加工品を通信販売用の商品として通信販売会社のコンピュータに登録する一方、特定団体の組合員が通信販売会社の通信販売で購入した商品の購入実績に応じて通信販売会社から特定団体前記特定団体に支払われるロイヤリティの処理を行う。
このように、特定団体の組合員が、通信販売会社の商品を買う側と商品を売る側となるときに、双方の仲介役を一手に引き受けるセンタサーバを設けたことで、通信販売会社、団体およびその組織の組合員の3者にそれぞれ利益をもたらすことができる。
ここで、特定団体と通信販売会社とのコラボレーション(協業乃至共同作業)について説明する。
このシステムの特徴は、通販利用者である顧客(特定団体の組合員および通信販売会社の既存会員)がカタログを見て商品を購入する場合と生産者が生産した生産物を特定団体がカタログに商品として掲載して時価販売する場合の双方の取引管理を行える点にある。
顧客が商品を購入するためには、まずカタログが手元にある必要がある。
通信販売会社は、特定団体の各組合員が生産した生産物と従来より販売している生活雑貨を商品としてカタログへ掲載し通販会社の既存会員へ配布する一方、特定団体へは団体専用のカタログコードを載せたカタログを自身の組織を通じて配布する。
通販会社は、顧客から商品の注文を受ける際に、カタログコードを聞き取り、そのカタログコードが団体専用のカタログコードの場合は、その顧客に購入された商品を特定団体の取引実績として通販会社のコンピュータに計上する。そして、一定の期間毎に通販会社のコンピュータから管理会社のセンタサーバに対して取引実績を送信する際に、商品を購入した顧客である商品購入者の電話番号、郵便番号、購入された商品の代表分類、団体コードなどを提供する。これは、個人情報の保護の観点で企業間の情報のやり取りが制限されているためである。
管理会社のセンタサーバでは、通販会社から提供される取引実績に含まれる顧客の限られた情報(生産物流通団体コードの有無、電話番号、郵便番号)から、取引実績データを団体の組織、組合員の世帯に対応させて、商品購入者と購入商品についてさまざまな角度から分析し特定団体に提供するので、特定団体としては、分析結果から次号以降のカタログに掲載する商品の戦略を立てることができ、顧客のニーズにあった商品を提供できるようになる。
管理会社では、上記情報の分析により通販利用者を地域まで特定することで、通販会社から団体に支払われた合算ロイヤリティを各組合員の通販利用状況に応じて各地域を管轄する支店に適正に配分することができる。また、配布されたロイヤリティの一部から各組合員へ利益をプレミアムとして還元することができる。
さらに、特定団体の各組合員は、自身が生産した生産物を通信販売会社の販売網に載せて販売できるので、一般市場以外での生産物の拡販および販路の拡大が可能になる。また、生産物の特性を生かし、商品の照会を依頼してきた通販利用者に対して該当商品の販売価格を市場などでリアルタイムに変動する時価で通知および販売することで、その時期および季節に生産される生産物を適正な価格で提供できる。
以上説明したように本発明によれば、通信販売会社、団体およびその組織の組合員の3者にそれぞれ利益をもたらすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る一つの実施形態の商品流通システムの全体構成を示す図、図2は図1の商品流通システムにおけるセンタサーバの構成を示す図、図3は図1の商品流通システムにおけるクライアント端末の構成を示す図である。
図1に示すように、この実施形態の商品流通システムは、通信販売会社X(以下通販会社Xと称す)に設けられ、会員より電話・FAX、インターネットなどの通信網9cを通じて商品を受注する受注処理システム1および通販統合管理システム2と、通販会社Xの通販会社Yに設けられた在庫管理システム8と、管理会社Dに設けられたセンタサーバ10と、通販会社Xの通販統合管理システム2とISDN回線などの通信回線9aを介して接続された例えば組合員が生産した農産物あるいはその加工品を市場に流通させる特定団体、例えば生産物流通団体Eなどの本部などに設けられ、管理会社Dのセンタサーバ10とISDN回線などの通信回線9bを介して接続されたクライアント端末50と、生産物流通団体Eの物流センタFに設けられた物流管理用のコンピュータ51(以下物流管理システム51と称す)とから構成されている。通販会社Xと生産物流通団体Eとの事業連携を取り持つ会社であり、生産物流通団体Eの情報処理担当と通販会社Xの包括代理店との両側に立つ会社である。
センタサーバ10およびクライアント端末50は、CPU、メモリ、ハードディスク装置、キーボート、マウスなどの入力装置、表示装置、プリンタなどの出力装置を備えたコンピュータである。
メモリには、制御プログラムやデータ類などが記憶されている。CPUは、メモリの制御プログラムを読み出してこの装置全体の動作を制御する。ハードディスク装置にはオペレーティングシステム(以下OSと称す)、データベース、および他の処理に関するアプリケーションプログラムなどが格納されており、OSと制御プログラムとが協動して処理を実行する。
通販会社Xは、例えば千数百万人規模の会員Z(以下通販既存会員Zという)を持っている。通販会社Xの受注処理システム1は、コールセンタシステム3と電子商取引システム4とを備えている。コールセンタシステム3は、オペレータが直接会話して注文内容を聞き注文を受け付け、キー入力するなどして注文データをデータ化し記憶するシステムである。記憶されるデータとしては、注文者の郵便番号、住所、氏名、年齢、カタログコード(以下カタログCDと称す)、商品番号(以下商品CDと称す)、数量などである。電子商取引システム4は、インターネットによる商品照会、注文受付機能などを備えている。注文受付機能は、SSL(暗号処理機能)を有しており、ウェブ上の入力フォームから入力された注文情報をメモリに記憶する。メモリに記憶される注文情報としては、上記注文者の郵便番号、住所、氏名、年齢、カタログコード、商品CD、数量などの他、クレジットカードの会社名、会員番号、暗証番号などがある。
なお、インターネット上には注文者が持つクレジットカードが利用可能かどうかをチェックするクレジット認証局が存在する。このクレジット認証局と電子商取引システム4とは連動している。電子商取引システム4は、注文者がインターネットで注文を出す際に、注文者により入力されたクレジットカード番号をクレジット認証局に問い合わせることでクレジット認証を行う。
通販統合管理システム2は、会員管理システム5、受発注管理システム6、カタログ管理システム7などを備えている。
会員管理システム5は、顧客コードの発番(通販会員発行)、通販会社Xの会員となった顧客の情報を記憶する会員マスタの管理(新規、更新、削除)、外部マスタの管理(生産物流通団体Eの会員の管理)を行う。
受発注管理システム6は、顧客からの注文情報や返品情報を記憶および管理する受注管理機能と、販売する商品の受け入れを管理する発注管理機能と、売り掛け管理機能と、精算管理機能と、これらの機能により管理される商品マスタ(図示せず)、通販会員顧客マスタ(図示せず)、販売実績DB、報酬DBなどの各種データベースとを備えている。受注管理機能で管理される商品マスタ(図示せず)の情報は、例えば受注日、通販CD、団体CD、電話番号、FAX番号、郵便番号、住所、氏名、年齢、届先住所、商品CD、数量、金額、配送日、決済フラグ(後払・クレジットカード:CC)などである。これらの情報は会員マスタと連動して変更される。発注管理機能は、商品マスタにより商品仕入れに関する統合管理を行う機能であり、商品マスタ(図示せず)には、仕入先名を含む仕入情報、商品CD、商品名、仕入単価が記憶される。仕入情報は、発注日、納品予定日、搬入先倉庫CD、商品CD、商品名、数量、単価、金額、団体の担当者名、支払先名、その他などである。売り掛け管理機能は、販売した売掛金に関する情報を管理するものであり、いわゆる経理システムである。精算管理機能は、販売実績DBに蓄積されている販売実績データに基づいて代理店および生産物流通団体Eへ支払うロイヤリティの報酬計算などを行い、報酬DBなどのデータベースに蓄積および管理する機能である。
カタログ管理システム7は、カタログに関する総合管理を行う機能であり、カタログ情報(発刊される種類全情報)、印刷発注管理(種類、部数、他)、在庫、発送管理(在庫、会員発送関連)を行う。
通販会社Yの在庫管理システム8は、商品管理機能とカタログ管理機能を備えている。商品管理機能はPOSにより入庫・出庫する商品の全てを管理する。商品管理機能は配送業者、依頼する荷物情報などの配送情報と、返品された商品の情報などを管理する。カタログ管理機能は、在庫管理(カタログ種類毎の入庫数、出庫数、在庫数)、発送管理(配送業者、カタログ種類、数量)、発送作業管理(宛名ラベルの発行とシーリング作業の管理)を行う。シーリング作業とは、商品をビニールなどでシーリングする作業である。宛名ラベルはシーリングされたビニールの上に貼り付けられる。
生産物流通団体Eは、団体本部Gとこの団体本部Gの下部組織として各管轄地域毎に配置された複数の支店H,I,Jなどから組織化されている。なお、この例の組織は、説明を簡単にするために団体本部Gとその配下の各支店H,I,Jとを2階層としたが、通常は、さらに多くの階層に細かく組織化されている。本部Gも多数ある場合がある。各支店H,I,Jが管轄する地域は、既に公開されている郵便番号の地域とほぼ同じである。
管理会社Dのセンタサーバ10は、図2に示すように、生産物販売管理センタシステム11、生活雑貨購入支援センタシステム20とを備えている。
生産物販売管理センタシステム11は、商品マスタ12、在庫情報データベース13(以下在庫情報DB13と称す)、取引実績データベース14(以下取引実績DB14と称す)、商品登録機能15、販売・在庫管理機能16、受注・発送機能17、売掛金処理機能18などを備えている。
商品マスタ12および在庫情報DB13は商品情報記憶手段であり、これら商品マスタ12および在庫情報DB13には、組合員(生産者)が生産した生産物および/またはその加工品を通信販売用として販売するための商品情報が蓄積(記憶)記憶されている。
商品登録機能15は、この団体で取り扱う商品の商品名、産地、品質(等級、トレサビリティ)、販売単価、集荷日、出荷可能日などを商品マスタ12に登録(記憶)する。つまり、商品登録機能15は、受注情報、発送情報を商品マスタ12に登録および管理する機能を有している。
販売・在庫管理機能16は、商品名、商品コード、販売価格、在庫数量、その他の情報について在庫情報DB13を随時更新する。つまり、販売・在庫管理機能16は、売価、在庫情報を在庫情報DB13に登録、変更する機能を有している。
販売・在庫管理機能16は、通販会社Xの通販統合管理システム2(コンピュータ)からの問い合わせ、あるいはクライアント端末50からの商品仕入れ情報の登録のための問い合わせなどに応じて在庫情報DB13の商品の在庫情報を市況の変動に応じて更新して応答を返す機能を備えている。
商品仕入れ情報について説明する。
生産物流通団体Eで取り扱う農産物などの商品は、市況の変化により、価格が常に変動する。このため、生産者が生産した生産物を生産物流通団体Eが通販会社Xへ卸すときの価格を提供できない。このため、通販利用者から通販会社Xに問い合わせがあったときに、通販会社Xのコールセンタシステム3から管理会社Dのセンタサーバ10に照会を行って、販売価格、在庫数量、納期を確認する。
このため、通販会社Xでは、管理会社Dからの卸価格(仕入れ価格)と購入者への販売価格を照会時にリアルタイムに決める必要がある。そこで、センタサーバ10の販売・在庫管理機能16には、市況の農作物の時価に掛ける第1の比率(パラメータ)と仕入れ価格に掛ける第2の比率(パラメータ)とをメモリにセットする機能を持たせている。
受注・発送機能17は、通販会社Xの通販統合管理システム2で受注された商品の注文情報に対して在庫情報DB13の在庫品を引き当てて発送先を指示および登録するリアル連動処理機能と受注情報を生産物流通団体Eのクライアント端末50へ送信する機能を有している。
売掛金処理機能18は、販売実績、請求・入金、実績、その他の情報を取引実績DB14に記憶する随時集計処理機能である。
生活雑貨購入支援センタシステム20は、購入実績編集・集計機能部21と、データマイニング集計機能部31とを備えている。
購入実績編集・集計機能部21は、会員マスタ22、購入実績DB23、編集済情報DB24などの実績管理関連DB群と、会員管理機能25、購入実績データ受信機能26、名寄せ・振分け機能27、ロイヤリティ割当機能28、実績データ送信機能29などを備えている。会員管理機能25は、会員申込書に必要事項を記載して申し込まれた組合員の情報を通販会員として会員マスタ22に登録し管理する。会員申込書には、申込日、郵便番号、住所、氏名、年齢、生産物流通団体コード、所属支店名、ユーザ区分(正組合員、准組合員、団体貯金への貯金者、その他)が記載され、個人情報取り扱いの承諾印が押印がなされている。これらの情報が会員マスタ22に登録される。これらの情報を会員マスタ22に登録する際は、団体内で使用する組合員の内部会員番号(以下員内コードと称す)を付与して登録する。また、会員マスタ22には、押印されていたことを示す承諾印フラグが登録される。ユーザ区分は、組合員かまたはその家族か、あるいは他種なのかなど、申込者が誰かを特定するための情報である。
会員管理機能25は、生産物流通団体Eのクライアント端末50に対して会員マスタ22のすべてのデータを送信する。会員管理機能25は、通販会社Xの通販統合管理システム2に対して生産物流通団体コードと電話番号を送信する。
購入実績データ受信機能26は、通販会社Xより月次集計分のデータ(注文成立単位の基本実績情報、明細情報)を受信し受け取る。注文成立単位の基本実績情報とは通販CD、受注日、電話番号、生産物流通団体コード、金額、ロイヤリティであり、商品購入者の氏名、住所などはない。明細情報としては、月内で売れた商品の団体全体集計、生産物流通団体コード、商品CD、商品種別(家具、服、靴などの中分類商品名)、合算数量、郵便番号などが受信される。購入実績データ受信機能26は、受信された月次集計分のデータを購入実績DB23に記憶する。
名寄せ・振分け機能27は、購入実績データ受信機能26により通販会社Xから受信された月次集計分のデータに基づいて各地域、世帯とそれを管轄する支店を判定する。
ロイヤリティ割当機能28は、購入実績データ受信機能26により通販会社Xから受信された月次集計分のデータに含まれるロイヤリティを生産物流通団体Eが登録した会員分のロイヤリティと未登録会員(会員登録がなされていない紹介などにより商品を購入した人)のロイヤリティに区分し、生産物流通団体Eの分のロイヤリティについては、組合員が会員として加入している支店へ配分し、未登録会員のロイヤリティについては、所属する下部組織(支店か支所)がないか、または不明のため、本部に属する複数の支店の実績として均等あるいは所定の比率で配分する処理を実行する。編集済情報DB24には、名寄せ・振分け機能27およびロイヤリティ割当機能28により編集された情報(取引明細データの各行のデータに世帯主、管轄する支店、ロイヤリティなどを引き当てたデータ)が記憶される。
実績データ送信機能29は、実績データを各支店単位で切り出して送信する。切り出しを行う場合の主キーは生産物流通団体コードである。
すなわち、センタサーバ10は、生産物流通団体Eの組合員の個人情報および組合員が所属する特定団体を示す情報である生産物流通団体コードを含む会員情報を管理する会員情報管理手段としての会員マスタ22と、通販会社Xの商品販売実績のうち生産物流通団体Eの分として通販会社Xの通販統合管理システム2(コンピュータ)より受信された各取引単位の購入実績を記憶する購入実績記憶手段としての購入実績DB23と、購入実績DB23に記憶された生産物流通団体Eの購入実績に含まれるロイヤリティの処理を、会員マスタ22に管理された生産物流通団体コードおよび組合員の個人情報である世帯情報に基づいて行う手段(名寄せ・振分け機能27、ロイヤリティ割当機能28)とを有している。
データマイニング集計機能部31は、HS分析機能36、AB分析機能37、AC分析機能38、SHM分析機能39、これらの分析機能で分析された集計結果が蓄積される分析・集計DB群(HSDB31、ABDB32、ACDB33、SHMDB34)、マイニング公開情報DB35などを備えている。
HS分析機能36は、商品コードをキーにして実績管理関連DB群を参照して購入実績を1ヶ月、3ヶ月、季節、年間という単位で集計しHSDB31に記憶する売れ筋商品分析機能である。HSとはheavy Selling itemの略称で、分析結果としては、ある期間にどんな商品がよく売れるのか、ということが分かる。AB分析機能37は、購入者情報をキーにして実績管理関連DB群を参照して購入実績を年齢という単位で集計しABDB32に記憶する購入者年齢層分析機能である。ABとはan age bracket の略称で、分析結果としては、どの年齢層の購入が多いのか、ということが分かる。AC分析機能38は、郵便番号をキーにして実績管理関連DB群を参照して購入実績を地域の単位で集計しACDB33に記憶する地域特性分析機能である。ACとはan area characteristic の略称で、どの地域で何が売れているのか、ということが分かる。SHM分析機能39は、日付をキーにして実績管理関連DB群を参照して購入実績を月毎の単位で集計しSHMDB34に記憶する機能である。SHMとはsales hit monthly の略称で、どの月がよく売れるか、ということが分かる。マイニング公開情報DB35には、上記各分析機能により分析および集計されたデータがウェブ公開情報、つまりHTML形式のデータとして記憶される。
すなわち、このセンタサーバ10は、組合員である生産者が生産した農作物および/またはその加工品を通信販売用の商品として通販会社Xの通販統合管理システム2(コンピュータ)に登録する手段と、生産物流通団体Eの組合員が通販会社Xの通信販売で購入した商品の購入実績に応じて通販会社Xから生産物流通団体Eに支払われるロイヤリティの配分処理、通販会社Xから提供される購入実績データを集計してマイニング処理を行う手段を備えたものである。
図3に示すように、生産物流通団体Eのクライアント端末50は、販売管理システム56、購買管理システム57、組合員マスタ58などからなる経済システム55と、生産物販売システム60、生活雑貨購入支援システム80を備えている。
組合員マスタ58には、この団体の構成員として加入した組合員の住所、氏名、電話番号、家族構成、保有耕地など、組合員の世帯情報が蓄積されている。
販売管理システム56は、組合員情報管理機能、市況情報管理機能、販売情報管理機能、出荷情報管理機能、在庫情報管理機能、決済情報管理機能を備えている。組合員情報管理機能は、組合員マスタ58により住所、氏名、電話番号、家族構成、保有耕地などの組合員の世帯情報を管理する。市況情報管理機能は、生産物の品目毎の市況情報を管理する。販売情報管理機能は、市場で売買された生産物の販売情報と産地直販した生産物の情報(生産物名、数量、品質情報、その他の情報)と生産物の集荷情報とを管理する。出荷情報管理機能は、生産物の出荷先、数量、金額、その他の出荷情報を管理する。在庫情報管理機能は、物流センタFの生産物の在庫数、その他の在庫情報を管理する。決済情報管理機能は、農家の販売実績、履歴情報、農家へ支払った決済金の情報などの決済情報を管理する。
購買管理システム57は、生産資材管理と生活資材管理とを行うシステムであり、各支店H,I,Jと団体専用ネットワークで接続されている。生産資材としては、生産者が作物を作るために必要な肥料、種、農薬、トラクター、耕耘機などである。購買管理システム57は、この他、耕作機械の販売や貸し出し(レンタル)に関する情報も管理している。
一方、生活資材は、生産物流通団体Eが直営する直営スーパー、ガソリンスタンドなどの店舗で販売する商品(お菓子、調味量、食品、皿、レトルト食品、なべ、その他)などである。購買管理システム57は、この他、結婚式や葬式ができる冠婚葬祭場のコンピュータと接続されており、冠婚葬祭場の予約から商品仕入れ、販売までを管理している。
生産物販売システム60は、販売管理機能部61とマイニング処理部62とを備えている。販売管理機能部61は、商品マスタ63、取引実績DB64、販売商品登録機能65、在庫情報登録機能66、受注情報管理機能67、販売実績照会機能68、決済関連情報管理機能69などを備えている。
販売商品登録機能65は、商品名、販売単価、集荷日、出荷可能日などを商品マスタ63に登録する。在庫情報登録機能66は、商品マスタ63に対して商品在庫の登録:修正を行う機能である。受注情報管理機能67は、注文日、商品CD、品名、数量、金額、発送先などの受注情報を管理する。販売実績照会機能68は、取引実績DB64に記憶されている販売実績の日別、週間、月間などの集計機能である。集計した結果を取引実績DB64に記憶する。決済関連情報管理機能69は、注文者名、配送先住所、電話、納品予定日、その他の決済関連情報を取引実績DB64に記憶する。
マイニング処理部62は、会員マスタ70、購入実績DB71、HS分析機能72、AB分析機能73、AC分析機能74、SHM分析機能75を備えており、会員マスタ70、購入実績DB71を参照して各種分析を行う。
HS分析機能72は、商品コードをキーにして購入実績DB71を参照して購入実績を1ヶ月、3ヶ月、季節、年間という単位で集計する。分析結果としては、ある期間にどんな商品がよく売れるのか、ということが分かる。AB分析機能73は、購入者情報をキーにして会員マスタ70と購入実績DB71を参照して購入実績を年齢という単位で集計する。分析結果としては、どの年齢層の購入が多いのか、ということが分かる。AC分析機能74は、郵便番号をキーにして会員マスタ70と購入実績DB71とを参照して購入実績を地域の単位で集計する。分析結果としては、どの地域で何が売れているのか、ということが分かる。SHM分析機能75は、日付をキーにして購入実績DB71を参照して購入実績を月毎の単位で集計する。分析結果としては、どの月がよく売れるか、ということが分かる。
生活雑貨購入支援システム80は、会員管理機能部81と取引実績・履歴管理機能部82とを備えている。
会員管理機能部81は、世帯情報DB83、登録済会員マスタ84、申込管理台帳入力機能85、世帯情報読取機能86、団体会員情報管理機能87、データ移行機能88などを備えている。
登録済会員マスタ84には、この生産物流通団体Eの通販会員として登録された組合員のデータが登録されている。申込管理台帳入力機能85は、入会申込日、申込件数、登録済み件数などを登録済会員マスタ84に登録する。申込管理台帳入力機能85は、入会申込日、申込件数、登録済み件数などの登録までを行う。世帯情報読取機能86は、組合員マスタ58より組合員名、世帯構成、世帯数、加入識別(登録済か未登録か)などのデータを読み取り世帯情報DB83に登録する。つまり、世帯情報DB83は、経済システム55の組合員マスタ58のデータをコピーしたものである。団体会員情報管理機能87は、管理会社Dのセンタサーバ10より受信された生産物流通団体コード、通販会員CD、住所、氏名、年齢、個人情報活用承諾フラグなどを登録済会員マスタ84に登録する。データ移行機能88は、世帯情報DB83から登録済会員マスタ84へ組合員のデータを通販会員のデータとして移行する。
取引実績・履歴管理機能部82は、取引実績DB89、ロイヤリティDB90、取引実績データ格納機能91、ロイヤリティデータ処理機能92、集計機能93、プレミアムポイント還元用ポイント付与機能94などを備えている。
取引実績データ格納機能91は、管理会社Dのセンタサーバ10より受信された月毎の取引実績情報を取引実績DB89に記憶する。取引実績情報は、生産物流通団体コード、通販会員CD、電話番号、商品CD、商品名、数量、金額、注文日、お届け予定日、購入区分(通常、ギフト)取引区分(T:電話、F:FAX、E:EC)などである。
ロイヤリティDB90には、この団体向けの専用通販カタログで顧客が商品を購入した場合に通販会社Xから団体に支払われるロイヤリティデータが記憶される。顧客には、会員(組合員)・非会員(員外者)が含まれる。ロイヤリティデータ処理機能92は、管理会社Dのセンタサーバ10より受信される月毎のロイヤリティ詳細データをロイヤリティDB90に記憶する。ロイヤリティ詳細データは、予定(当月分の予定額)と確定額(前月分の確定データ)とがある。予定額は、返品等が発生するため予定値データとして格納しておくものである。確定額は最終的に支払われる確定データである。
集計機能93は、取引実績DB89を参照して会員世帯別利用実績(月、半年、年)を集計し、画面に表示・印刷を行う機能である。
プレミアムポイント還元用ポイント付与機能94は、生産物流通団体通販会員の商品購入金額に応じて該当会員にポイント付与し、ロイヤリティDB90に累積させて記憶する。
以下、図4を参照してこの商品流通システムにおけるビジネスの流れについて説明する。
この商品流通システムは、生産物流通団体Eの組合員から見た場合、商品の売りと買いを双方向でできるシステムであり、まず初めに組合員が商品を販売する場合について説明する。ここでは、商品が農産品の場合を例に説明する。
図4に示すように、生産物流通団体Eおよび/または通販会社Xにおいて商品企画、ブランド企画を行う(ステップA1)。例えば季節に応じて生産される地域の特産品などを商品化する。
商品化した農産品を通販カタログに掲載して通販会社Xのカタログ管理システム7に商品化した農産品に関する情報として、配送業者、配送情報、返品された商品の情報、カタログ種類毎の入庫数、出庫数、在庫数、カタログ種類、数量等の登録をした後、通販会社Xの既存会員Zおよび組合員Kの中で通販会員として申し込みを済ませた人へ配布する(ステップA2)。
また、生産物流通団体Eにおいても、商品化した農産品の情報を生産物販売システム60の販売管理機能部61にて商品マスタ63に登録する。商品マスタ63には商品名、販売価格、在庫情報が登録される。販売価格は、販売管理システム56にて管理されている市況情報に基づき決定される仕組みになっている。
生産物流通団体Eの商品マスタ63に新規商品が登録されると、クライアント端末50からセンタサーバ10へ商品マスタ63の新規商品の情報(商品名、販売価格、在庫情報)が送信される。尚、商品マスタ63は販売価格、在庫が変更される都度センタサーバ10に送信され、マスタデータは都度更新される。
管理会社Dでは、センタサーバ10の生産物販売管理センタシステム11が新規商品の情報(商品名、販売価格、在庫情報)を受信すると、商品登録機能15が、商品マスタ12に商品の情報を登録する(ステップA3)。
その後、管理会社Dにある商品登録機能15は、商品マスタ12に登録した商品の情報である商品マスタデータを通信回線9aを通じて通販会社Xの通販統合管理システム2へ送信する(ステップA4)。
通販会社Xの通販統合管理システム2では、センタサーバ10から送信された商品マスタデータを通販会社Xの商品マスタデータとして、受発注管理システム6にて、仕入先名を含む仕入情報、商品CD、商品名、仕入単価が記憶される。仕入情報のマスタデータとしては、仕入先名、商品CD、商品名、仕入単価などであるが、仕入情報全体としては、生産物流通団体コード、発注日、納品予定日、搬入先倉庫CD、商品CD、商品名、数量、単価、金額、団体の担当者名、支払先名、その他などである。このようにして生産物流通団体Eから仕入れる商品の商品販売が通販会社で可能になる。通販会社Xの商品マスタデータは上述の通り仕入れ情報であり、商品の販売価格は前述の通り、センタサーバ10の商品マスタ12で管理している。これは、日用雑貨等と異なり販売商品が農作物のため、天候等により在庫数、販売価格が変動するため、数週間単位でもデータ更新が必要となるためである。
通販カタログが配布された通販既存会員Zあるいは組合員Kが通販カタログを見て、ほしい商品があった場合、電話、FAXあるいはインターネットから商品照会を行い(ステップA5)、注文する。この際、例えば電話での商品照会、つまり問い合わせでは、コールセンタのオペレータが、直接電話で、今見ているカタログコードと商品CDを聞く。
オペレータがカタログコードを入力すると、受発注管理システム6が、通販会員顧客マスタ(図示せず)を参照して、通販会社X独自の会員向けカタログか、生産物流通団体向けカタログかなどの判定を行う。
続いて、オペレータが、商品CDをキー入力すると、受発注管理システム6は、商品マスタ(図示せず)を参照して、生産物流通団体Eの商品か、通販会社X独自の商品かを判定する。自社の商品の場合は、システム内の在庫DBをチェックして商品の在庫状況(商品CDに対応する商品名、在庫数、販売価格など)を表示する。
一方、生産物流通団体Eの商品の場合、受発注管理システム6は、生産物販売管理センタシステム11の、販売・在庫管理機能16にアクセスする。すると、販売・在庫管理機能16は、在庫情報DB13を参照して商品在庫照会画面を表示する。この商品在庫照会画面には、商品の在庫状況として商品CDに対応する商品名が表示される他、数量、販売価格などは空欄のまま表示される。
ここで、オペレータが、商品在庫照会画面に表示された該当商品の在庫状況チェックボタンなどを操作すると、販売・在庫管理機能16は、農産物を取引している市場から随時配信されてくる市況情報を読み込み、該当商品の時価に管理会社の利益分の予めメモリに設定されている第1の比率(パラメータ)をかけた値を通販会社への卸価格(仕入れ価格)として在庫情報DB13に記憶し、その卸価格に予めメモリに設定されている第2の比率(パラメータ)をかけた値を販売価格として販売価格の表示欄にセットし、また、ここの数日の間に団体に搬入される生産物の数量、あるいは市場で取引される生産物の数量を上記画面の数量の表示欄にセットし、画面を更新するとともに(ステップA6)、在庫情報DB13を更新し、オーダの確認を促すメッセージを表示する。オペレータは、この表示内容を見て、問い合わせ人(顧客)へ商品に関する情報(販売価格、在庫数量、納期など)を回答する。第1の比率(パラメータ)は、管理会社Dが設定するパラメータであり、第2の比率(パラメータ)は、通販会社Xが設定する値である。
例えば問い合わせを受けた商品が生産物流通団体Eの商品の場合、商品の在庫数などを確認した顧客が注文し、オペレータがキーボードなどで受注操作を行うと、注文情報(確定情報)がコールセンタシステム3から生産物販売管理センタシステム11と通販統合管理システム2へ送信される(ステップA7)。
生産物販売管理センタシステム11では、受注・発送機能17が注文情報を受信し、注文処理、つまり取引実績DB14へ該当商品の受注登録を行う。
その後、受注・発送機能17は、取引実績DB14の受注情報と実績情報を通信回線9bを通じて生産物流通団体Eの本部Gに設置されているクライアント端末50へ送信する(ステップA8)。
クライアント端末50では、生産物販売システム60の販売管理機能部61が、受注情報と実績情報を受信して、これらの情報を販売商品登録機能65により取引実績DB64へ登録する。
登録後、取引実績DB64のデータは、販売商品登録機能65により経済システム55の販売管理システム56へ送出されて販売管理システム56に登録される(ステップA9)。
その後、販売管理システム56は、受注情報を物流センタFの物流管理システム51へ送信する(ステップA10)。
物流センタFでは、物流管理システム51により受注情報が受信されると、生産物入荷・出荷管理システム52が該当商品に対する入荷・出荷処理を行う。この入荷・出荷処理では、倉庫内の商品の在庫状況がチェックされる。ここで、該当商品が例えば加工を要するものの場合、生産物入荷・出荷管理システム52は、該当加工会社へ加工発注を行い、加工会社から加工済み品が送られ、該当商品のデータ欄が入荷済み、つまり在庫数が必要数になるのを待つ。
そして、加工会社から加工済み品が物流センタFに搬入され(ステップA11)、荷受作業が済み、生産物入荷・出荷管理システム52に入荷数量がインプットされると、生産物入荷・出荷管理システム52は、該当商品の受注数量分を「発送」に引き当て登録する。
これにより、物流センタFにおいて、出荷数分の商品の発送作業が行われて、商品を注文した通販会員の元へ配送される(ステップA12)。
配送が済むと、経済システム55の販売管理システム56において、該当商品の受注情報が配送済みとなるので、販売管理システム56は、納品書・請求書を通販会社Xの通販統合管理システム2へ送信する(ステップA13)。
一方、商品が届けられた顧客により、クレジット会社あるいはコンビニエンスストアなどから代金の支払いが行われると(ステップA14)、クレジット会社あるいはコンビニエンスストアより通販会社Xの通販統合管理システム2に入金の通知が行われるので、通販統合管理システム2は、入金データを自システムに登録する。その後、通販会社Xは、生産物商品仕入代金を団体本部Gへ支払う(ステップA15)。
団体本部Gは、支払われた生産物商品仕入代金を生産者の口座へ振り込み、入金明細を生産者へ発送する(ステップA16)。また団体本部Gは、販売明細(通販用)を生産者へ送付する(ステップA17)。
次に、専用カタログの製作から、組合員の会員申し込み、会員となった組合員が生活資材、生活雑貨などの購入、購入実績の処理、プレミアムポイントの付与に至る一連の流れについて説明する。
生産物流通団体Eで販売する商品の専用カタログは、通販会社Xで製作される。通販会社Xで製作された専用カタログは、物理センタBから管理会社Dへ配送される(ステップB1)。
管理会社Dは、専用カタログを団体本部Gへ届ける(ステップB2)。団体本部Gは、専用カタログを生産者(組合員)に届ける(ステップB3)。
生産者(組合員)は、管理会社Dから届けられた専用カタログを見て、カタログ通販の会員になる場合、会員申込書に必要事項を記入して団体本部Gに送る(ステップB4)。
団体本部Gでは、組合員から送られてきた会員申込書の記載内容(記入項目、押印)に漏れがないかどうかをチェックして、漏れがないことが確認されると、クライアント端末50に台帳入力し、システム機能で電子化する。ここでは、申込日、人数を登録する。
電子化は、クライアント端末50の生活雑貨購入支援システム80の会員管理機能部81で行われる。会員管理機能部81の申込管理台帳入力機能85は、申込日、件数などを管理台帳(登録前会員マスタ)に仮登録し、後日、登録済会員マスタ84の会員登録実績データと照合して重複がない場合に新規会員として登録済会員マスタ84に登録する。
会員登録時に、団体本部Gでは、団体CDと担当支店コードを申込書のB票に補記するとともに、システムにキー入力し、会員情報の一つとして登録する。会員登録後、申込書のB票を管理会社Dへ送付する。
また、生活雑貨購入支援システム80は、登録済会員マスタ84に登録した会員情報を管理会社Dのセンタサーバ10へ送信する(ステップB5)。
管理会社Dでは、団体本部Gから送られた申込書のB表が届けられると、申込書のB表の記載内容を、生活雑貨購入支援センタシステム20の購入実績編集・集計機能部21の会員管理機能25が電子化する。
会員管理機能25は、申し込み情報を電子化した後、クライアント端末50から送信されセンタサーバ10で受信された会員情報と合わせて会員マスタデータとして会員マスタ22に登録する。
登録後、購入実績編集・集計機能部21の会員管理機能25は、会員マスタ22から会員マスタデータを読み出して会員マスタデータを、通販会社Xの通販統合管理システム2へ送信する(ステップB6)。
また、会員管理機能25は、会員マスタ22から読み出した会員マスタデータを、団体本部Gのクライアント端末50へ送信する(ステップB7)。
会員登録が済み、カタログ通販会員となった生産物流通団体Eの組合員には、この団体専用のカタログが届けられるので、カタログを見た会員が電話、FAX、インターネット網9cを通じて通販会社Xの受注処理システム1にアクセスして、商品紹介、注文を行うと(ステップB8)、通販統合管理システム2の受発注管理システム6に発注内容か登録されて、例えば月に一度などの所定のタイミングで、受発注管理システム6の管理内容である取引実績データが読み出されて管理会社Dのセンタサーバ10へ送信される(ステップB9)。
センタサーバ10では、購入実績データ受信機能26が、取引実績データを受信して購入実績DB23に登録する。
登録後、購入実績DB23の購入実績データを基に名寄せ・振分け機能27が名寄せ・振分け処理、つまり商品を購入したのは組合員か非組合員(員外)か、商品がどの支店の管轄地域で購入されたか、などの特定処理を行う。
また、購入実績DB23の購入実績データを基にロイヤリティ割当機能28が団体の単位でまとめて支払ってきたロイヤリティを商品購入実績に応じて各支店H,I,J毎に割当ててロイヤリティDB90に記憶するロイヤリティ割当処理を行う。なお名寄せ・振分け処理とロイヤリティ割当処理の詳細について後述する。
これらの処理を終了した後、実績データ送信機能29は、取引実績を団体本部Gのクライアント端末50へ送信する(ステップB10)。
この他、クライアント端末50へ送信する情報としては、会員登録マスタデータ、マイニングデータ(分析結果のデータ)、ロイヤリティ詳細データ、名寄せ・振分け処理結果のデータ、ロイヤリティ割当処理結果のデータ(各支店への配分率の情報)などがある。
クライアント端末50では、生活雑貨購入支援システム80の取引実績・履歴管理機能部82が、管理会社Dのセンタサーバ10から受信された月毎の取引実績情報を取引実績データ格納機能91により取引実績DB89に記憶する。取引実績情報は、団体CD、通販会員CD、電話番号、商品CD、商品名、数量、金額、注文日、お届け予定日、購入区分(通常、ギフト)取引区分(T:電話、F:FAX、E:EC)などである。これらの情報からは会員個人を直接特定する情報は得られない。
月毎の取引実績情報を取引実績DB89に記憶後、ロイヤリティデータ処理機能92は、センタサーバ10から送られてきた配分率の情報とロイヤリティ詳細データに基づいてロイヤリティを各支店へ配分する処理を行う。ロイヤリティ詳細データとしては、当月の予定額と前月の確定額がある。
集計機能93は、取引実績DB89のデータを基に会員世帯別利用実績(月、半年、年など)を集計処理し、同取引実績DB89に記憶する。
プレミアム還元用ポイント付与機能94は、集計機能93により集計された会員世帯別利用実績(取引実績DB89の記憶データ)のうち、月毎の情報に基づいて、プレミアム還元用ポイントを該当世帯に付与しロイヤリティDB90に累積・記憶する。
これらの処理行った後、取引実績・履歴管理機能部82は、取引実績DB89、ロイヤリティDB90のデータを、購買管理システム51へ送る(ステップB11)。
一方、注文された商品(オーダー商品)は、通販会社Xの通販会社Yから組合員へ配送される(ステップB12)。
組合員は、商品の到着により、商品購入代金をクレジット会社あるいはコンビニエンスストアなどで支払うと(ステップB13)、クレジット会社あるいはコンビニエンスストアから通販会社Xの通販統合管理システム2へ支払い金額が通知される。受発注管理システム6に登録処理される。
通販会社Xの通販統合管理システム2では、商品の販売実績を月毎に集計して、生産物流通団体Eへのロイヤリティ支払額を決定し、その金額のロイヤリティ(金)を管理会社Dが開設した金融機関の口座へ振込み、支払う(ステップB14)。なお、図4中の点線は、物、金の動きを示す。
管理会社Dは、自社の金融機関の口座に入金が確認できると、それを生産物流通団体Eの金融機関の口座へ振込む(ステップB15)。
生産物流通団体Eは、金融機関の口座への入金が確認できると、システム上に蓄積されている各支店H,I,Jへのロイヤリティ金額を各支店へ配分する。また、組合員が会員となりカタログ通販を利用した場合、通販会社Xから管理会社Dに渡されたデータに団体コードが含まれており、支店が管轄する組合員の世帯が特定されるので、生産物流通団体Eは、該当世帯にプレミアムサービスを行う(ステップB16)。
次に、生産物の流通ルートについて説明する。
生産物は、生産業を営む生産者である組合員Kにより生産される(ステップC1)。
組合員Kは、生産物を生産、収穫し、二次元バーコードプリンタで生産情報を印字したラベルを発行して、収穫した個々の生産物に貼り付けて、生産物流通団体Eへ出荷する(ステップC2)。二次元バーコードプリンタで発行するラベルに印字する二次元バーコードの内容は、数百バイトという制限があることから、生産者名、生産日、生産物名、トレサビリティ用のホームページアドレス(URL)あるいは電話番号などである。
生産物流通団体Eは、生産物を集荷して物理センタFで荷受作業を行い、生産物に貼り付けられているラベルの二次元バーコードを二次元バーコードリーダで読み取り、読み取った情報と荷受日を物流管理システム51に登録した上で、購入者、市場、団体の直営店へ配送する。
物流管理システム51に登録された生産物のデータは、団体本部Gの販売管理システム56へ送られ、データベースに登録される。データベースに登録された生産物のデータは、生産者から提供されるさらに詳細な情報(使用農薬名、農薬使用の有無、種の品種、原産地など)が付加された上で公開用のデータとしてHTMLコンテンツなどに加工された上でインターネット上の所定の公開サイトで公開されるので、生産物を購入した末端の消費者、あるいはスーパーなどの小売店は、生産物に貼り付けられているラベルの二次元バーコードを二次元バーコードリーダで読み取り、コンピュータで公開サイトにアクセスするか、団体本部Gに電話をかけることで、生産物の生産情報を確認できる。
なお、二次元バーコードリーダは、小売店などでは専用のものを利用するが、一般の消費者でも、現在は、携帯電話機などの付加機能として二次元バーコード読取機能が備えられているものがあるので、二次元バーコードの内容は容易に確認できる。
また、この例では、生産物のトレサビリティに二次元バーコードを利用した例で説明したが、これに変えて、例えばICタグ、多次元コードなどを利用することで、記憶可能な情報量が増えるので、すべての生産情報、取り扱い情報などをICタグに書き込んで生産物と一緒に動かすことができるので、生産から消費までのさらに確実なトレサビリティが可能である。
続いて、図5、図6を参照してセンタサーバ10で行われる名寄せ・振分け処理とロイヤリティ割当処理について説明する。
月に一度、通販会社Xの通販統合管理システム2から通信回線9aを通じて管理会社Dのセンタサーバ10へ提供される情報は、図5に示すように、取引明細データ101と団体取引集計データ102である。
取引明細データ101は、一つの商品毎に行番号、通販コード、団体コード、供給先(電話番号、郵便番号)、供給金額、ロイヤリティ額が入ったデータであり、団体専用の通販カタログで組合員が購入した商品については、団体コードと電話番号が入っており、組合員以外の人が団体専用の通販カタログで購入した商品については、団体コードと電話番号が入っていない。これらのデータだけでは、商品購入者や管轄支店を特定できない。
団体取引集計データ102は、団体コード毎に、商品の代表分類、供給金額が入ったデータである。商品の代表分類としては、例えば化粧品類、雑貨類、食器類、家具類などであり、これらからは、商品名などは特定できない。供給金額についても商品単体の販売額ではなく分類毎にまとめた総額である。
センタサーバ10の名寄せ・振分け機能27は、上記データ101、102と、組合員マスタ58の複写情報が記憶されている会員マスタ22、郵便番号・地域対応支店マスタ97を基に図6に示す取引供給トランザクション処理を行う。なお郵便番号・地域対応支店マスタ97は、組合員が居住する地域を管轄する生産物流通団体Eの下部組織である支店のコード(以下支店コードと称す)を郵便番号に対応付けて記憶した郵便番号・地域組織記憶手段であり、予め生産物流通団体Eから管理会社Dに提供されるものである。この郵便番号・地域対応支店マスタ97以外にも既存の郵便番号・地域対応表などを利用してもよい。
図6に示すように、名寄せ・振分け機能27は、まず、取引明細データ101の団体コードを基に購入者が組合員であるか、組合員以外の人(以下員外と称す)であるかを識別するためのチェックを行う(S400)。
名寄せ・振分け機能27は、取引明細データ101を行番号に従ってメモリに順次読み込み(S401)、団体コードが存在するか否かを判定する(S402)。そして、団体コードが存在する行の第1のデータと存在しない行の第2のデータをメモリの別領域に区分して記憶する(S403,S404)。
続いて、名寄せ・振分け機能27は、第1のデータに対して電話番号のチェックにより世帯名寄せ処理を行う(S410)。
この場合、名寄せ・振分け機能27は、メモリに読み込んだ取引明細データ101の第1のデータの電話番号をキーに会員マスタ22を検索し、その電話番号が、団体に加入している世帯主の情報として存在するか否かを判定する(S411)。
電話番号が世帯主の情報として存在する場合(S411のYes)、名寄せ・振分け機能27は、続いて、その電話番号を持つ世帯主が購入者か否かを判定する(S412)。
この判定の結果、世帯主が購入者であった場合、名寄せ・振分け機能27は、第1のデータの購入者の電話番号に世帯主を引き当てる。
一方、S411の判定の結果、電話番号が世帯主の情報として存在しない場合(S411のNo)およびS412の判定の結果、世帯主が購入者ではない場合(S412のNo)、名寄せ・振分け機能27は、会員マスタ22を検索して購入者の世帯を割り出すと共に、会員マスタ22の世帯情報に含まれる家族構成情報から世帯主を特定して(S414)、特定した世帯主を第1のデータの電話番号に引き当てる(S413)。つまり、名寄せ・振分け機能27は、世帯主と購入者の電話番号とを対応付けメモリに記憶する。
次に、名寄せ・振分け機能27は、供給先郵便番号チェックと世帯・地域名寄せ処理を行う(S420)。この処理は、上記S401の処理で2つに区分して記憶した第1のデータと第2のデータそれぞれについて実行する。
この場合、名寄せ・振分け機能27は、メモリに読み込んだ取引明細データ101の行の順に第1および第2の各データの郵便番号をキーに郵便番号・地域対応支店マスタ97を検索し、郵便番号がヒットした行政区・町域を第1のデータに引き当てる(S421)。
行政区・町域には複数の支店が存在するため、その中の一つの支店コードを管轄範囲のデータとしてメモリにセットする(S422)。
名寄せ・振分け機能27は、メモリにセットした支店コードをキーに郵便番号・地域対応支店マスタ97を検索してその範囲内の生産物流通団体Eの支店コードと合致するか否かを判定する(S423)。
判定の結果、メモリにセットした支店コードが合致しない場合(S423のNo)、名寄せ・振分け機能27は、次の区名、町名を管轄範囲として支店コードをメモリにセットし支店コードが合致するまで検索を繰り返す。
また、判定の結果、メモリにセットした支店コードが郵便番号・地域対応支店マスタ97の支店コードと合致した場合(S423のYes)、名寄せ・振分け機能27は、該当範囲の支店コードを取引明細データ101の第1のテータに引き当てる(S424)。
このようにして名寄せ・振分け機能27は、第1のデータおよび第2のデータに管轄支店の支店コードを引き当てる。
次に、名寄せ・振分け機能27は、上記処理で世帯主と支店コードが引き当てられた第1のデータ(組合員の購入実績データ)と、第2のデータ(員外の購入実績データ)を含む取引明細データ101全体と団体取引集計データ102とに基づいて組合員・員外供給実績累積処理を行う(S430)。
この場合、名寄せ・振分け機能27は、供給実績累計(S431)、供給明細累計(S432)、員外ロイヤリティ累計(S433)など、複数の累計処理を行う。
累計処理の後、名寄せ・振分け機能27は、メモリに読み込んだ取引明細データ101に含まれるロイヤリティのデータに基づいて団体ロイヤリティを累計する(S440)。この団体ロイヤリティを累計では、団体全体としてのロイヤリティ供給実績累計(S441)と該当範囲の支店毎の引当累計(S442)を行い、編集済情報DB24に登録する。以降、編集済情報DB24にデータマイニング編集機能部30などがアクセスすることで団体配下の各支店毎の通販利用実績から各種データマイニングを行うことができる。
次に、ロイヤリティ割当処理について説明する。
ロイヤリティ割当機能28は、上記処理で世帯主名と支店コードが引き当てられた取引明細データ101に基づいて各支店へロイヤリティを割り当てる。
上記名寄せ・振分け機能27により、商品購入者が組合員の場合については、各支店コードとロイヤリティが対応するが、商品購入者が員外(非組合員)の場合、個人に支払われたロイヤリティを各支店コードに対応させることができず、その分のロイヤリティを配分できないままになる。そこで、ロイヤリティ割当機能28は、以下の方法でロイヤリティを配分する。
すなわち、上記名寄せ・振分け機能27により、各支店とロイヤリティが取引明細データ101上で対応付けられ、支店毎にロイヤリティが引き当てられたことで、団体全体としてロイヤリティ累計額(S441におけるロイヤリティ供給実績累計の結果)から、各支店毎のロイヤリティ累計額(S442における支店引き当て結果)を差し引き、残った額が各支店に引き当てられなかった員外のロイヤリティになる。この員外のロイヤリティについては、2通り配分の仕方がある。
その一つとして、ロイヤリティ割当機能28は、団体本部Gに属する複数の支店H,I,Jに対して、均等あるいは所定の比率で配分する処理を実行する。他の一つは、地域名寄せから員外分のロイヤリティを配分する方法である。
次に、図7を参照してデータマイニング集計機能部30の処理について説明する。
データマイニング処理には、上記取引供給トランザクション処理により得た編集済情報DB24の情報、会員マスタ22の組合員の情報、購入実績DB23の取引実績情報、郵便番号・地域支店マスタ94などを利用する。商品分類マスタ93は、団体専用の通販カタログで扱う商品の名称を、通販会社Xから提供される商品代表分類毎に分類した対応テーブルである。会員マスタ22を利用せずに、クライアント端末50に存在する世帯情報DB83を利用しても良い。世帯情報DB83を利用する場合は、センタサーバ10から通信回線9aを通じてクライアント端末50の世帯情報DB83にアクセスして利用する。
データマイニング集計機能部30は、まず、取引実績DB89に蓄積されている供給実績データ、組合員マスタ58のデータ、商品分類マスタ93のデータ、郵便番号・地域支店マスタ94のデータを読み出してこれらのデータに基づいてデータマイニング処理を行う(S500)。
この結果、範囲管轄支店において月別、季節別あるいは期間別(上旬、中旬、下旬)に購入された商品分類毎の季節集計表98と、支店の配下に属する支所の管轄する世帯毎の商品購入額を月別、季節別あるいは期間別(上旬、中旬、下旬)に集計した世帯集計表99が取引実績DB89に記憶される(S501)。
データマイニング・定型メニューとしては、売れ筋商品分析(HS)と時期・供給分析(SHM)があるので、データマイニング集計機能部30は、それぞれ分析機能によりこの二つの分析を実行する(S502)。
すなわち、売れ筋商品分析(HS)については、HS分析機能36が、上記季節集計表98を基に売れ筋商品の分析を行う。
また、時期・供給分析(SHM)については、SHM分析機能39が、上記世帯集計表99を基に時期に適した商品の分析を行う。
データマイニング集計機能部30は、上記売れ筋商品分析(HS)および時期・供給分析(SHM)を行った結果について、データ還元制御、閲覧権限制御を行った上で(S503)、インターネット上の加入団体専用の公開サイトに公開するための売れ筋商品分析レポートおよび時期・供給レポートを生成し、マイニング公開情報DB35に記憶する(S504)。閲覧権限制御とは、加入団体向けに公開サイトにセキュリティをかけた上で公開する制御である。
そして、データマイニング集計機能部30は、マイニング公開情報DB35のデータをインターネット上の加入団体専用の公開サイトに公開する(S505)。加入団体専用の公開サイトに公開されるホームページには、データマイニング定型メニューが用意されている。このデータマイニング定型メニューには、例えば売れ筋商品分析(HS)、時期・供給分析(SHM)などのボタンが設けられている。
生産物流通団体Eでは、ウェブブラウザ95を起動させたクライアント端末50より、公開サイトにアクセスし、閲覧権限制御による認証を得た後、データマイニング定型メニューをウェブブラウザ95の画面に表示させ、データマイニング定型メニューの中の所望の分析ボタンをクリック操作することで、供給実績データと共に分析結果を参照することができる。
例えば売れ筋商品分析(HS)では、売れ筋商品分析レポートとして、上位商品トップ10や時期別売れ筋商品などが参照でき、また、時期・供給分析(SHM)では、時期・供給レポートとして、供給推移実績、地区別推進実績などが参照できる。
このようにこの実施例の商品流通システムによれば、生産物流通団体Eと通販会社Xとの間でカタログ通信販売の業務提携を行う際に、個人情報保護の観点から、通販会社Xからは、取引実績データに団体CDと商品購入者の電話番号および郵便番号を入れて提供されるが、これらの情報と生産物流通団体Eが既に持つ組合員マスタ58、郵便番号・地域対応支店マスタ97とを基に、生産物流通団体Eの配下の支店や団体加入者の世帯を特定するので、組合員が通販会社Xから購入する商品の販売益(ロイヤリティ)を各支店毎に配分することができる。
またこれと同時に、組合員が生産した農作物あるいはその加工品などの生産品を、多数の会員を持つ通販会社Xのカタログ通信販売網に載せて販売でき、拡販ルートを確保することができる。また、特に生鮮食料品に属する農作物では流通の活性化で新鮮なものを供給できるようになる。
生産物流通団体Eの組合員は、生産した作物の大量需要が見込め、収益を向上することができる。
通販会社Xは、団体により組織化された良質の新たな顧客と稼働率の高いマーケットを確保することができる。
すなわち、通信販売会社A、生産物流通団体Eおよびその組織の組合員の3者にそれぞれ利益をもたらすことができる。
なお、上記実施形態は、本発明を実現するための一つの形態にしか過ぎず、この他の形態も考えられる。
上記実施形態では、生産物流通団体Eが販売する商品の一例として農作物を例にして説明したが、この他、例えば牛乳、その加工品など、鮮度が重要で時価販売されるものすべてが対象となる。
上記実施形態では、契約情報や入口情報を二次元コードに変換したが、この他、バーコードとしもよく、また、生産情報を暗号化した上でコード化する、つまり暗号化とコード化を併用しても良い。
この商品流通システムのシステム構成を示す図である。 図1の商品流通システムのセンタサーバの構成を示す図である。 図1の商品流通システムのクライアント端末の構成を示す図である。 この商品流通システムにおいて、商品の売り買いの流れを示す図である。 この商品流通システムにおいて、通販会社から管理会社に受信される取引明細データと団体取引集計データを示す図である。 この商品流通システムにおいて、取引トランザクション処理を示すフローチャートである。 この商品流通システムにおいて、データマイニング処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…受注処理システム、2…通販統合管理システム、3…コールセンタシステム、4…電子商取引システム、5…会員管理システム、6…受発注管理システム、7…カタログ管理システム、8…在庫管理システム、9c…インターネット網、9a,9b…通信回線、10…センタサーバ、11…生産物販売管理センタシステム、12…在庫情報DB、12…商品マスタ、13…取引実績DB、15…商品登録機能、16…販売・在庫管理機能16…販売在庫管理機能、17…受注・発送機能、18…売掛金処理機能、20…生活雑貨購入支援センタシステム、21…購入実績編集・集計機能部、22…会員マスタ、25…会員管理機能、26…購入実績データ受信機能、28…ロイヤリティ割当機能、29…実績データ送信機能、30…データマイニング集計機能部、31…データマイニング集計機能部、36…HS分析機能、37…AB分析機能、38…AC分析機能、39…SHM分析機能、50…クライアント端末、51…コンピュータ、51…物流管理システム、51…購買管理システム、52…生産物入荷・出荷管理システム、55…経済システム、56…販売管理システム、57…購買管理システム、58…組合員マスタ、60…生産物販売システム、61…販売管理機能部、62…マイニング処理部、63…商品マスタ、65…販売商品登録機能、66…在庫情報登録機能、67…受注情報管理機能、68…販売実績照会機能、69…決済関連情報管理機能、70…会員マスタ、72…分析機能、73…分析機能、74…分析機能、75…分析機能、80…生活雑貨購入支援システム、81…会員管理機能部、82…取引実績・履歴管理機能部、84…登録済会員マスタ、85…申込管理台帳入力機能、86…世帯情報読取機能、87…団体会員情報管理機能、88…データ移行機能、91…取引実績データ格納機能、92…ロイヤリティデータ処理機能、93…集計機能、93…商品分類マスタ、94…プレミアム還元用ポイント付与機能、95…ウェブブラウザ、96…商品分類マスタ、97…郵便番号・地域支店マスタ、98…季節集計データ、99…世帯集計データ、X…通販会社、Y…物流センタ、Z…通販既存会員、D…管理会社、E…生産物流通団体、G…団体本部、K…組合員。

Claims (8)

  1. 通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータと、これらのコンピュータと通信回線を介して接続され企業間の取引を仲介するセンタサーバとを備える商品流通システムにおいて、
    前記センタサーバは、
    前記生産者が生産した生産物および/またはその加工品を通信販売用の商品として少なくとも商品名、販売価格、在庫を含む商品情報を記憶する手段と、
    この記憶手段に登録された商品情報のうち、少なくとも商品名を前記通信販売会社のコンピュータに登録する手段と、
    前記通信販売会社のコンピュータで受付けられた前記生産物および/または加工品に対する受注情報を管理する手段と、
    前記特定団体のコンピュータに対して前記受注情報を送信する手段と、
    前記特定団体の組合員の個人情報および組合員が所属する特定団体を示す情報を含む会員情報を管理する手段と、
    前記通販利用者が前記通信販売会社の通信販売で購入した商品情報および組合員が所属する前記特定団体を示す情報を含む購入実績を受信し記憶する手段と、
    前記購入実績の特定団体を示す情報に応じて前記通信販売会社から前記特定団体に支払われるロイヤリティの処理を行う手段と
    を具備したことを特徴とする商品流通システム。
  2. 通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータと、これらのコンピュータと通信回線を介して接続され企業間の取引を仲介するセンタサーバとを備える商品流通システムにおいて、
    前記センタサーバは、
    前記特定団体から提供される組合員の情報を記憶した組合員情報記憶手段と、
    組合員が居住する地域を管轄する前記特定団体の下部組織の情報を郵便番号に対応付けて記憶した郵便番号・地域組織記憶手段と、
    前記カタログのうち特定団体専用のカタログで商品を購入した通販利用者の利用実績データをまとめた取引明細データを前記通信販売会社のコンピュータから受信する手段と、
    受信された取引明細データを蓄積する取引実績記憶手段と、
    前記取引実績記憶手段に蓄積されている取引明細データの取引単位の利用実績データを団体コードが含まれている第1のデータと団体コードが含まれていない第2のデータとに区分して記憶する記憶手段と、
    前記第1のデータに含まれる電話番号をキーに前記組合員情報記憶手段より世帯主の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てる手段と、
    前記第1のデータに含まれる郵便番号をキーに前記郵便番号・地域組織記憶手段より地域を管轄する団体の下部組織の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てる手段と、
    前記第1のデータと第2のデータとを基に前記取引明細データに含まれるロイヤリティの情報を前記特定団体の各下部組織に配分するロイヤリティ配分手段と
    を具備したことを特徴とする商品流通システム。
  3. 請求項2記載の商品流通システムにおいて、
    前記ロイヤリティ配分手段は、
    前記第1のデータを累計して得られる組合員の商品購入によるロイヤリティについては、各下部組織の実績に応じて配分し、第2のデータを累計して得られる非組合員の商品購入によるロイヤリティについては、各下部組織に所定の比率で配分する手段を具備したことを特徴とする商品流通システム。
  4. 通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータと、これらのコンピュータと通信回線を介して接続され企業間の取引を仲介するセンタサーバとを備える商品流通システムにおける商品流通方法において、
    前記センタサーバが、前記生産者が生産した生産物および/またはその加工品を通信販売用の商品として少なくとも商品名、販売価格、在庫を含む商品情報を記憶手段に記憶するステップと、
    前記記憶手段に登録された商品情報のうち、少なくとも商品名を前記通信販売会社のコンピュータに登録するステップと、
    前記通信販売会社のコンピュータで受付けられた前記生産物および/または加工品に対する受注情報を前記センタサーバが管理するステップと、
    前記特定団体のコンピュータに対して前記センタサーバが管理する受注情報を送信するステップと、
    前記特定団体の組合員の個人情報および組合員が所属する特定団体を示す情報を含む会員情報を前記センタサーバが管理するステップと、
    前記通販利用者が前記通信販売会社の通信販売で購入した商品情報および組合員が所属する前記特定団体を示す情報を含む購入実績を前記センタサーバが受信し記憶するステップと、
    前記購入実績の特定団体を示す情報に応じて前記センタサーバが前記通信販売会社から前記特定団体に支払われるロイヤリティの処理を行うステップと
    有することを特徴とする商品流通方法。
  5. 通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータと、これらのコンピュータと通信回線を介して接続され企業間の取引を仲介するセンタサーバとを備える商品流通システムにおける商品流通方法において、
    組合員が居住する地域を管轄する前記特定団体の下部組織の情報を郵便番号に対応付けて記憶した郵便番号・地域組織記憶手段と、
    前記カタログのうち特定団体専用のカタログで商品を購入した通販利用者の利用実績データをまとめた取引明細データを前記通信販売会社のコンピュータから前記センタサーバが受信して蓄積するステップと、
    前記センタサーバに蓄積されている取引明細データの取引単位の利用実績データを前記センタサーバが、団体コードが含まれている第1のデータと団体コードが含まれていない第2のデータとに区分してメモリに記憶するステップと、
    前記第1のデータに含まれる電話番号をキーに、前記センタサーバが、前記特定団体から提供される組合員の情報を記憶した組合員情報記憶手段より世帯主の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てるステップと、
    前記第1のデータに含まれる郵便番号をキーに、前記センタサーバが、郵便番号・地域組織記憶手段より地域を管轄する団体の下部組織の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てるステップと、
    前記第1のデータと第2のデータとを基に、前記センタサーバが、前記取引明細データに含まれるロイヤリティの情報を前記特定団体の各下部組織に配分するステップと
    を有することを特徴とする商品流通方法。
  6. 請求項2記載の商品流通システムにおいて、
    前記ロイヤリティを配分するステップでは、
    前記第1のデータを累計して得られる組合員の商品購入によるロイヤリティについては、各下部組織の実績に応じて配分し、第2のデータを累計して得られる非組合員の商品購入によるロイヤリティについては、各下部組織に所定の比率で配分することを特徴とする商品流通方法。
  7. 通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータとを通信回線を介して接続されたセンタサーバに処理を実行させるプログラムにおいて、
    前記センタサーバを、
    前記生産者が生産した生産物および/またはその加工品を通信販売用の商品として少なくとも商品名、販売価格、在庫を含む商品情報を記憶する手段と、
    この記憶手段に登録された商品情報のうち、少なくとも商品名を前記通信販売会社のコンピュータに登録する手段と、
    前記通信販売会社のコンピュータで受付けられた前記生産物および/または加工品に対する受注情報を管理する手段と、
    前記特定団体のコンピュータに対して前記受注情報を送信する手段と、
    前記特定団体の組合員の個人情報および組合員が所属する特定団体を示す情報を含む会員情報を管理する手段と、
    前記通販利用者が前記通信販売会社の通信販売で購入した商品情報および組合員が所属する前記特定団体を示す情報を含む購入実績を受信し記憶する手段と、
    前記購入実績の特定団体を示す情報に応じて前記通信販売会社から前記特定団体に支払われるロイヤリティの処理を行う手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 通販利用者に対してカタログを配布して通信販売を行う通信販売会社のコンピュータと、生産物を生産する生産者が組合員として加入した特定団体のコンピュータとを通信回線を介して接続されたセンタサーバに処理を実行させるプログラムにおいて、
    前記センタサーバを、
    前記特定団体から提供される組合員の情報を記憶した組合員情報記憶手段と、
    組合員が居住する地域を管轄する前記特定団体の下部組織の情報を郵便番号に対応付けて記憶した郵便番号・地域組織記憶手段と、
    前記カタログのうち特定団体専用のカタログで商品を購入した通販利用者の利用実績データをまとめた取引明細データを前記通信販売会社のコンピュータから受信する手段と、
    受信された取引明細データを蓄積する取引実績記憶手段と、
    前記取引実績記憶手段に蓄積されている取引明細データの取引単位の利用実績データを団体コードが含まれている第1のデータと団体コードが含まれていない第2のデータとに区分して記憶する記憶手段と、
    前記第1のデータに含まれる電話番号をキーに前記組合員情報記憶手段より世帯主の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てる手段と、
    前記第1のデータに含まれる郵便番号をキーに前記郵便番号・地域組織記憶手段より地域を管轄する団体の下部組織の情報を読み出して前記第1のデータに引き当てる手段と、
    前記第1のデータと第2のデータとを基に前記取引明細データに含まれるロイヤリティの情報を前記特定団体の各下部組織に配分するロイヤリティ配分手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007058322A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Toyo Seikan Kaisha Ltd 商品販売システム、情報管理サーバ、及び商品販売プログラム
JP2009294831A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 石炭灰搬出計画支援装置、方法及びプログラム
JP2017211833A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 日本電気株式会社 情報提供システム、方法およびプログラム

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