JP2009294615A - 基板貼り合わせ装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板貼り合わせ装置及び方法において、上下の基板の貼り合わせのために真空チャンバを閉じて減圧するときの真空引き時間の短縮を図ること。
【解決手段】 基板貼り合わせ方法において、真空チャンバ11を閉じた状態で減圧装置40により真空チャンバ11内を減圧して上下の基板1、2を貼り合わせ開始した後、その貼り合わされた後に真空チャンバ11を再び開く前から、該真空チャンバ11を再び開いて貼り合わされた上下の基板1、2を真空チャンバ11の外部に搬出し、続いて新たな上下の基板1、2を真空チャンバ11の内部に搬入し、更に真空チャンバ11を閉じて減圧装置40により真空チャンバ11内を減圧して新たな上下の基板1、2を貼り合わせ開始するまでの間、真空チャンバ11内に乾燥気体を供給するもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は基板貼り合わせ装置及び方法に関する。
液晶表示パネルの製造工程においては、透明なガラス又は樹脂からなる上基板と下基板のうち、下基板にペースト状のシール剤を枠状に塗布するとともに、このシール剤で囲まれる領域内に液晶を滴下し、この下基板と上基板とを減圧雰囲気下で貼り合わせることが行なわれる。このような基板貼り合わせ装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この基板貼り合わせ装置による基板貼り合わせ動作は以下の通りである。
(1)真空チャンバを開き、真空チャンバ内の上ステージと下ステージに上基板と下基板を供給する。
(2)真空チャンバを閉じ、真空チャンバ内を貼り合わせに必要な真空度まで減圧する。
(3)上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを加圧し、上下の基板をシール剤を介して貼り合わせる。
(4)真空チャンバ内を大気圧まで昇圧させる。真空チャンバ内が大気圧に戻ったら、真空チャンバを再び開いて貼り合わされた上下の基板を真空チャンバの外部に搬出する。
特開2000-66163号公報
従来の基板貼り合わせ装置では、真空チャンバが開いてから閉じるまでの間、真空チャンバ内には外気が侵入し、真空チャンバ内の壁面や構造物表面に外気中の水分が付着する。付着した水分は、真空チャンバ内が真空引きされるにつれて徐々に放出されるものの、真空チャンバ内が一定の高真空度に到達するまでの真空引き時間を長くし、基板貼り合わせの生産性を阻害する。
本発明の課題は、基板貼り合わせ装置及び方法において、上下の基板の貼り合わせのために真空チャンバを閉じて減圧するときの真空引き時間の短縮を図ることにある。
請求項1の発明は、開閉可能な搬入搬出口を備えた真空チャンバと、真空チャンバ内に設けられた上ステージ及び下ステージと、これら上ステージと下ステージとを上下方向に相対移動させる移動装置と、真空チャンバ内を減圧する減圧装置と、前記移動装置と前記減圧装置を制御し、減圧した真空チャンバ内で上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを貼り合わせる制御装置とを有してなる基板貼り合わせ装置において、真空チャンバ内に乾燥気体を供給する気体供給装置を有し、制御装置は、前記真空チャンバの搬入搬出口が少なくとも開いている間、気体供給装置により真空チャンバ内に乾燥気体を供給するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、制御装置は、上下の基板の貼り合わせのために減圧した真空チャンバ内の圧力を上昇させるときから、貼り合わされた上下の基板を搬出し新たな上下の基板を搬入するために前記搬入搬出口を開き、前記搬入搬出口を閉じて前記真空チャンバ内を再び減圧開始するまでの間、前記気体供給装置により真空チャンバ内に乾燥気体を継続的に供給するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記真空チャンバが、上下の互いに開閉するチャンバからなり、上下のチャンバは上下の基板の搬入搬出に用いられる開口部を除いて常時閉じる封止壁を備えてなるようにしたものである。
請求項4の発明は、開閉可能な搬入搬出口を備えた真空チャンバと、真空チャンバ内に設けられた上ステージ及び下ステージと、これら上ステージと下ステージとを上下方向に相対移動させる移動装置と、真空チャンバ内を減圧する減圧装置と、前記移動装置と前記減圧装置を制御し、減圧した真空チャンバ内で上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを貼り合わせる制御装置とを有してなる基板貼り合わせ装置において、真空チャンバの搬入搬出口に前記基板の通過を許容する内部搬入搬出口を介して連通するとともに、前記基板の通過を許容する外部搬入搬出口を介して外部に連通し、外部から外部搬入搬出口経由で搬入した上下の基板を一時待機させ、待機させた上下の基板と、真空チャンバ内で貼り合わされて真空チャンバから搬出される上下の基板とを内部搬入搬出口経由で交換し、貼り合わされた上下の基板を外部搬入搬出口経由で外部に搬出する基板受渡しチャンバを有するとともに、基板受渡しチャンバ内に乾燥気体を供給する気体供給装置を有し、制御装置は、少なくとも基板受渡しチャンバの外部搬入搬出口が開くときから閉じるまでの間、気体供給装置により基板受渡しチャンバ内に乾燥気体を供給するようにしたものである。
請求項5の発明は、基板の搬入搬出口を介して真空チャンバの内部に搬入される上基板と下基板のそれぞれを上ステージと下ステージのそれぞれに供給した後、前記搬入搬出口を閉じ、真空チャンバ内を減圧した状態で上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを貼り合わせた後、真空チャンバを再び開いて貼り合わされた上下の基板を真空チャンバの外部に搬出する基板貼り合わせ方法において、前記真空チャンバの搬入搬出口が少なくとも開いている間、真空チャンバ内に乾燥気体を供給するようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において更に、上下の基板の貼り合わせのために減圧状態とされた真空チャンバ内の圧力を上昇させるときから、貼り合わされた上下の基板を搬出し新たな上下の基板を搬入するために前記搬入搬出口を開き、前記搬入搬出口を閉じて前記真空チャンバ内を再び減圧開始するまでの間、前記真空チャンバ内に乾燥気体を継続的に供給するようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項5又は6の発明において更に、前記真空チャンバが、上下に互いに開閉して搬入搬出口を形成し、上下のチャンバは上下の基板の搬入搬出に用いられる開口部を除く範囲を常時封止されるようにしたものである。
請求項8の発明は、基板の搬入搬出口を介して真空チャンバの内部に搬入される上基板と下基板のそれぞれを上ステージと下ステージのそれぞれに供給した後、前記搬入搬出口を閉じ、真空チャンバ内を減圧した状態で上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを貼り合わせた後、前記搬入搬出口を再び開いて貼り合わされた上下の基板を真空チャンバの外部に搬出する基板貼り合わせ方法において、真空チャンバに前記基板の通過を許容する内部搬入搬出口を介して連通するとともに、前記基板の通過を許容する外部搬入搬出口を介して外部に連通し、外部から外部搬入搬出口経由で搬入した上下の基板を一時待機させ、待機させた上下の基板と、真空チャンバ内で貼り合わされて真空チャンバから搬出される上下の基板とを内部搬入搬出口経由で交換し、貼り合わされた上下の基板を外部搬入搬出口経由で外部に搬出する基板受渡しチャンバを用い、少なくとも基板受渡しチャンバの外部搬入搬出口が開くときから閉じるまでの間、基板受渡しチャンバ内に乾燥気体を供給するようにしたものである。
(請求項1、2、5、6)
(a)真空チャンバの搬入搬出口が少なくとも開いている間、真空チャンバ内に乾燥気体を供給する。従って、上下の基板の搬入/搬出のために真空チャンバの搬入搬出口が開いているときに真空チャンバ内に乾燥気体を供給し、外気の侵入を防止するとともに、真空チャンバ内を乾燥気体で充満させる。上下の基板の貼り合わせのために真空チャンバを閉じて減圧するときの真空引き時間を短縮でき、基板貼り合わせの生産性を向上できる。
(請求項3、7)
(b)真空チャンバが上下の互いに開閉するチャンバからなるものとすることにより、上下の基板の大型化に対応し、大型の基板を搬入/搬出するに必要な大開口部を簡易に形成できる。このとき、上下のチャンバは基板の搬入搬出に用いられる開口部を除く範囲を常時封止するものにしてあるから、前述(a)の真空チャンバ内に供給した乾燥気体の外部への流出を防止できる。
(請求項4、8)
(c)少なくとも基板受渡しチャンバの外部搬入搬出口が、開くときから閉じるまでの間、基板受渡しチャンバ内に乾燥気体を供給する。従って、上下の基板の搬入/搬出のために基板受渡しチャンバが開いているときに基板受渡しチャンバに乾燥気体を供給し、外気の侵入を防止するとともに、基板受渡しチャンバ内を乾燥気体で充満させる。
そして、この基板受渡しチャンバが真空チャンバに内部搬入搬出口を介して連通し、基板受渡しチャンバに待機された上下の基板と、真空チャンバ内で貼り合わされて真空チャンバから搬出される上下の基板とを内部搬入搬出口経由で交換する。従って、上下の基板の搬入/搬出のために真空チャンバの搬入搬出口が開いているときに、真空チャンバには乾燥気体で充満されている基板受渡しチャンバがその内部搬入搬出口を介して連通するものになり、真空チャンバに外気の侵入を招くことがなく、真空チャンバ内も乾燥気体で充満させることができる。従って、上下の基板の貼り合わせのために真空チャンバを閉じて減圧するときの真空引き時間を短縮でき、基板貼り合わせの生産性を向上できる。
図1は実施例1の基板貼り合わせ装置を示す模式図、図2は実施例2の基板貼り合わせ装置を示す模式図、図3は実施例3の基板貼り合わせ装置を示す模式図である。
(実施例1)(図1)
基板貼り合わせ装置10は、図1に示す如く、箱型の真空チャンバ11を有する。真空チャンバ11は、シャッタ12によって開閉される搬入搬出口13を備える。上下の基板1、2が搬送ロボット14によって搬入搬出口13から真空チャンバ11内に搬入/搬出される。搬送ロボット14は上下の基板1、2を供給する吸着パッド15を備える。
基板貼り合わせ装置10は、真空チャンバ11内に設けられた上ステージ21及び下ステージ22と、これら上ステージ21と下ステージ22とを上下方向に相対移動させる上下移動装置23を有する。上ステージ21は駆動軸23Aを介して上下移動装置23に支持され、上下移動装置23は上ステージ21を下ステージ22に対して接離する上下方向に移動する。下ステージ22はXYθ移動装置24により支持され、XYθ移動装置24は下ステージ22をX、Y及びθ方向に移動する。上ステージ21と下ステージ22は、上下の基板1、2を静電気力によって保持する静電チャック21A、22Aを備える。
基板貼り合わせ装置10は、基板受渡し装置30を有する。基板受渡し装置30は、上ステージ21を貫通して上下の基板1、2を保持する複数の真空パッド31と、これらの真空パッド31を上ステージ21と下ステージ22の間で上下方向に移動するパッド移動装置32を有する。真空パッド31は駆動軸32Aを介してパッド移動装置32に支持され、パッド移動装置32は真空パッド31を上下方向に移動する。基板受渡し装置30は、真空チャンバ11の内部に進入する搬送ロボット14から基板1を受け取り、その基板1を上ステージ21に受け渡す。
基板貼り合わせ装置10は、真空チャンバ11内を減圧するための、真空ポンプからなる減圧装置40を有する。減圧装置40は、管路41を介して真空チャンバ11に連通する。
基板貼り合わせ装置10の制御装置は、搬送ロボット14、上下移動装置23、XYθ移動装置24、基板受渡し装置30、減圧装置40等を制御し、上下の基板1、2を以下の如くに貼り合わせる。
(1)真空チャンバ11のシャッタ12を開き、搬入搬出口13から真空チャンバ11内へ上基板1と下基板2を保持した搬送ロボット14を侵入させて、上基板1と下基板2を上ステージ21と下ステージ22のそれぞれに供給して保持させる。
(2)真空チャンバ11のシャッタ12を閉じ、減圧装置40により真空チャンバ11内を貼り合わせに必要な真空度まで減圧する。
(3)上下の基板1、2を位置合わせした後、上ステージ21を下降させて上基板1を下基板2にシール剤を介して重ね合わせる。
(4)真空チャンバ11内を後述する気体供給装置50による乾燥気体の供給により大気圧まで昇圧させる。真空チャンバ11内が大気圧に戻されることで、シール剤を介して重ね合わされた2枚の基板1、2の内外に差圧が生じるので、この差圧によって重ね合わされた2枚の基板1、2が加圧されて貼り合わされる。真空チャンバ11の内部が大気圧に戻ったら、真空チャンバ11のシャッタ12を再び開いて貼り合わされた上下の基板1、2を搬入搬出口13から搬送ロボット14によって真空チャンバ11の外部に搬出する。
(5)搬入搬出口13から搬送ロボット14によって新たな上下の基板1、2を上下のステージ21、22に対して供給し、上述の(1)〜(4)の動作を繰り返す。
しかるに、基板貼り合わせ装置10は、真空チャンバ11内に窒素ガス又はドライエア等の乾燥気体を供給する気体供給装置50を有する。基板貼り合わせ装置10は、真空チャンバ11に連通している管路41に切換弁51を設け、減圧装置40を切換弁51に接続するとともに、気体供給装置50の流量制御弁52を切換弁51に接続し、減圧装置40と気体供給装置50を真空チャンバ11(管路41)に切換え接続する。流量制御弁52は、気体供給装置50から供給される乾燥気体の流量を調整可能とするもので、不図示の制御装置による制御のもとにおいて真空チャンバ11内に供給する乾燥気体の流量が調整される。これによって、例えば、乾燥気体の流量を、真空チャンバ11内の圧力を大気圧に戻すときに比べ、大気圧に戻しシャッタ12を開いている間で多くすることができる。このようにすることにより、シャッタ12を開いているときでも、真空チャンバ11内を大気圧に対して陽圧の乾燥気体の雰囲気に保つことができるので、搬入搬出口13からの乾燥気体の流出によって真空チャンバ11内への外気の侵入を防止することができる。
基板貼り合わせ装置10の制御装置は、上述の(1)〜(5)の動作に伴って、減圧装置40による真空チャンバ11の真空引き動作と、気体供給装置50による真空チャンバ11への乾燥気体の供給動作を以下の如くに切換制御する。
(a)動作(2)において真空チャンバ11のシャッタ12を閉じられたならば、減圧装置40を切換弁51により真空チャンバ11に接続する。これにより、減圧装置40による真空チャンバ11内の減圧が開始される。尚、切換弁51によって減圧装置40に接続されるまで、真空チャンバ11は気体供給装置50に接続されており、真空チャンバ11内には乾燥気体が供給されている。従って、動作(1)では真空チャンバ11内への乾燥気体の供給が行なわれている。
(b)動作(3)において上下の基板1、2がシール剤を介して重ね合わされたならば、気体供給装置50を切換弁51により真空チャンバ11に接続する。これにより、気体供給装置50による真空チャンバ11内への乾燥気体の供給が開始される。
(c)動作(4)、(5)、(1)を経て再び動作(2)において真空チャンバ11のシャッタ12を閉じられたならば、減圧装置40を切換弁51により真空チャンバ11に接続する。即ち、減圧した真空チャンバ11内の圧力を上昇させるときから、真空チャンバ11内の減圧を再び開始する(或いは、シャッタ12を閉じる)までの間、真空チャンバ11内への乾燥気体の供給を継続する。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
真空チャンバ11を閉じた状態で減圧装置40により真空チャンバ11内を減圧して上下の基板1、2を重ね合わせた後、真空チャンバ11内の圧力を上昇させるときから、該真空チャンバ11のシャッタ12を開いて貼り合わされた上下の基板1、2を真空チャンバ11の外部に搬出し、続いて新たな上下の基板1、2を真空チャンバ11の内部に搬入し、更に真空チャンバ11を閉じて減圧装置40により真空チャンバ11内を減圧開始するまでの間、真空チャンバ11内に乾燥気体を供給する。従って、上下の基板1、2の搬入/搬出のために真空チャンバ11が開いているときに真空チャンバ11内に乾燥気体を供給し、搬入搬出口13から流出する乾燥気体によって真空チャンバ11内への外気の侵入を防止するとともに、真空チャンバ11内を乾燥気体で充満させる。上下の基板1、2の貼り合わせのために真空チャンバ11を閉じて減圧するときの真空引き時間を短縮でき、基板貼り合わせの生産性を向上できる。
(実施例2)(図2)
実施例2の基板貼り合わせ装置10が、実施例1の基板貼り合わせ装置1と異なる点は、図2に示す如く、真空チャンバ11を上下のチャンバ11A、11Bからなるものにしたことにある。上下のチャンバ11A、11Bは同一横断面の四角筒体からなり、上チャンバ11Aは有天四角筒状をなし、下チャンバ11Bは有底四角筒状をなす。開閉装置60が上チャンバ11Aを下チャンバ11Bに対し、上チャンバ11Aの下端面と下チャンバ11Bの上端面が接離するように昇降する。これにより、上チャンバ11Aの下端面と下チャンバ11Bの上端面の合面間に、上下の大型基板1、2の搬入搬出時に大きく開く搬入搬出口としての開口部61を形成するようにしたものである。実施例2の基板貼り合わせ装置10の上下の基板1、2の貼り合わせ動作は、シャッタ12を開閉する代わりに上下のチャンバ11A、11Bを開閉することを除いて、実施例1の基板貼り合わせ装置10における前述(1)〜(5)と同様である。
このとき、上下のチャンバ11A、11Bは、上下の基板1、2が搬入搬出時に通過する開口部61を除いて常時閉じる封止壁62を備える。本実施例の封止壁62は、下チャンバ11Bの四角筒の外側面のうち基板1、2が通過する開口部61が位置する1つの外側面を除く他の3つの外側面を囲むようにそれら3つの外側面に添設され、それら3つの外側面の上端面レベルから離隔時の上チャンバ11Aの下端面レベルまで立上がる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
真空チャンバ11が上下の互いに開閉するチャンバ11A、11Bからなるものとすることにより、上下の基板1、2の大型化に対応し、大型の基板1、2を搬入/搬出するに必要な大きな開口部61を簡易に形成できる。このとき、上下のチャンバ11A、11Bは基板1、2が通過する開口部61を除く範囲に封止壁62を備えたから、気体供給装置50が真空チャンバ11内に供給した乾燥気体の外部への無駄な流出を防止できるとともに、上下に分離したチャンバ11A、11B内への外気の侵入を防ぐことができる。
(実施例3)(図3)
実施例3の基板貼り合わせ装置10が、実施例1の基板貼り合わせ装置10と異なる点は、図3に示す如く、真空チャンバ11と搬送ロボット14の間で、真空チャンバ11に隣接する基板受渡しチャンバ70を設けたことにある。実施例3の基板貼り合わせ装置10の搬送ロボット14、上下移動装置23、XYθ移動装置24、基板受渡し装置30、減圧装置40等による上下の基板1、2の貼り合わせ動作は、実施例1の基板貼り合わせ装置10における前述(1)〜(5)と同じである。尚、実施例3において、基板受渡し装置30は真空パッド31を上ステージ21の側に備えることに加え、下ステージ22の側の真空パッド33を備え、この真空パッド33をパッド移動装置34により上下方向に移動可能にする。
基板受渡しチャンバ70は、真空チャンバ11の搬入搬出口13に基板1、2の通過を許容する内部搬入搬出口71を介して連通するとともに、基板1、2の通過を許容する外部搬入搬出口72を介して外部に連通する。内部搬入搬出口71はシャッタ71A(実施例1のシャッタ12に相当)を備え、外部搬入搬出口72はシャッタ72Aを備える。
基板受渡しチャンバ70は、上基板受渡し装置81と下基板受け渡し装置82を有する。上基板受渡し装置81は上パッド移動装置81Aに支持される上真空パッド81Bを備え、下基板受け渡し装置82は下パッド移動装置82Aに支持される下真空パッド82Bを備える。上下の基板1、2をそれらの真空パッド81B、82Bに保持する。上基板受渡し装置81と下基板受渡し装置82は、基板受渡しチャンバ70の内部に外部から外部搬入搬出口72経由で進入する搬送ロボット14との間で上下の基板1、2をそれらの真空パッド81B、82Bに受け取り/受け渡すとともに、内部搬入搬出口71経由で真空チャンバ11の内部に進入してそれらの基板1、2を真空チャンバ11内の真空パッド31、33との間で受け取り/受け渡す。真空パッド31と真空パッド33はそれらの基板1、2を上ステージ21と下ステージ22のそれぞれとの間で受け取り/受け渡す。
これにより、基板受渡しチャンバ70は、搬送ロボット14により外部から外部搬入搬出口72経由で搬入した上下の基板1、2を上下の基板受渡し装置81、82に保持して一時待機させ、待機させた上下の基板1、2と、真空チャンバ11内で貼り合わされて真空チャンバ11から搬出される上下の基板1、2とを内部搬入搬出口71経由で交換し、貼り合わされた上下の基板1、2を上下の基板受渡し装置81、82に保持して外部搬入搬出口72経由で搬送ロボット14に受け渡して外部に搬出する。ここで、内部搬入搬出口71を介して基板受渡しチャンバ70と真空チャンバ11との間で上下の基板1、2の搬入/搬出を行なうときには、基板受渡しチャンバ70の外部搬入搬出口72のシャッタ72Aは閉じている。
基板貼り合わせ装置10は、基板受渡しチャンバ70内に窒素ガス又はドライエア等の乾燥気体を供給する気体供給装置90を有する。気体供給装置90は、開閉弁91、管路92を介して基板受渡しチャンバ70に連通する。
基板貼り合わせ装置10の制御装置は、気体供給装置90による基板受渡しチャンバ70への乾燥気体の供給動作を以下の如く制御する。尚、基板貼り合わせ装置10の減圧装置40による真空チャンバ11の真空引き動作と、気体供給装置50による真空チャンバ11への乾燥気体の供給動作制御装置は、上述の実施例1の(a)〜(c)の動作と同様である。
(A)上下の基板1、2の基板受渡しチャンバ70への搬入時
基板受渡しチャンバ70の外部搬入搬出口72のシャッタ72Aが、上下の基板1、2を外部から搬入するために開く前(予め設定された時間だけ前)から、その搬入後に閉じるまでの間、気体供給装置90により基板受渡しチャンバ70内に乾燥気体を継続して供給する。
(B)貼り合わされた上下の基板1、2の外部への搬出時
基板受渡しチャンバ70の外部搬入搬出口72のシャッタ72Aが、真空チャンバ11内で貼り合わされて基板受渡しチャンバ70に搬入された上下の基板1、2を外部へ搬出するために開く前から、その搬出後に閉じるまでの間、気体供給装置90により基板受渡しチャンバ70内に乾燥気体を継続して供給する。
尚、気体供給装置90は、少なくとも上述(A)、(B)のタイミングで基板受渡しチャンバ70内に乾燥気体を供給する必要があるものの、外部搬入搬出口72のシャッタ72Aの開閉動作に関係なく、基板受渡しチャンバ70内に乾燥気体を供給し続けても良い。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
基板受渡しチャンバ70の外部搬入搬出口72が、上下の基板1、2を外部から搬入するために開くときから、その搬入後に閉じるまでの間、並びに、貼り合わされた上下の基板1、2を外部へ搬出するために開くときから、その搬出後に閉じるまでの間、基板受渡しチャンバ70内に乾燥気体を供給する。従って、上下の基板1、2の搬入/搬出のために基板受渡しチャンバ70が開いているときに基板受渡しチャンバ70に乾燥気体を供給し、外気の侵入を防止するとともに、基板受渡しチャンバ70内を乾燥気体で充満させる。
そして、この基板受渡しチャンバ70が真空チャンバ11に内部搬入搬出口71を介して連通し、基板受渡しチャンバ70に待機された上下の基板1、2と、真空チャンバ11内で貼り合わされて真空チャンバ11から搬出される上下の基板1、2とを内部搬入搬出口71経由で交換する。従って、上下の基板1、2の搬入/搬出のために真空チャンバ11が開いているときに、真空チャンバ11には乾燥気体で充満されている基板受渡しチャンバ70がその内部搬入搬出口71を介して連通するものになり、真空チャンバ11に外気の侵入を招くことがなく、真空チャンバ11内も乾燥気体で充満させることができる。従って、上下の基板1、2の貼り合わせのために真空チャンバ11を閉じて減圧するときの真空引き時間を短縮でき、基板貼り合わせの生産性を向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、減圧状態の真空チャンバ11内を大気圧に上昇させるときにも、乾燥気体を真空チャンバ11内に継続的に供給する例で説明したが、継続的に供給、即ち、大気圧まで上昇させる過程で乾燥気体の供給を所定時間停止させるように制御するようにしても良い。
また、乾燥気体としてドライエアを用いる場合、そのドライエアは、露点温度(湿度)が基板貼り合わせ装置10、特に、真空チャンバ11の周辺雰囲気の露点温度(湿度)よりも低い、即ち周辺雰囲気よりも乾燥していれば良い。
図1は実施例1の基板貼り合わせ装置を示す模式図である。 図2は実施例2の基板貼り合わせ装置を示す模式図である。 図3は実施例3の基板貼り合わせ装置を示す模式図である。
符号の説明
1、2 基板
10 基板貼り合わせ装置
11 真空チャンバ
11A、11B チャンバ
21 上ステージ
22 下ステージ
23 移動装置
40 減圧装置
50 気体供給装置
61 開口部
62 封止壁
70 基板受渡しチャンバ
71 内部搬入搬出口
72 外部搬入搬出口
90 気体供給装置

Claims (8)

  1. 開閉可能な搬入搬出口を備えた真空チャンバと、
    真空チャンバ内に設けられた上ステージ及び下ステージと、これら上ステージと下ステージとを上下方向に相対移動させる移動装置と、
    真空チャンバ内を減圧する減圧装置と、
    前記移動装置と前記減圧装置を制御し、減圧した真空チャンバ内で上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを貼り合わせる制御装置とを有してなる基板貼り合わせ装置において、
    真空チャンバ内に乾燥気体を供給する気体供給装置を有し、
    制御装置は、
    前記真空チャンバの搬入搬出口が少なくとも開いている間、
    気体供給装置により真空チャンバ内に乾燥気体を供給することを特徴とする基板貼り合わせ装置。
  2. 制御装置は、上下の基板の貼り合わせのために減圧した真空チャンバ内の圧力を上昇させるときから、貼り合わされた上下の基板を搬出し新たな上下の基板を搬入するために前記搬入搬出口を開き、前記搬入搬出口を閉じて前記真空チャンバ内を再び減圧開始するまでの間、
    前記気体供給装置により真空チャンバ内に乾燥気体を継続的に供給する請求項1に記載の基板貼り合わせ装置。
  3. 前記真空チャンバが、上下の互いに開閉するチャンバからなり、上下のチャンバは上下の基板の搬入搬出に用いられる開口部を除いて常時閉じる封止壁を備えてなる請求項1又は2に記載の基板貼り合わせ装置。
  4. 開閉可能な搬入搬出口を備えた真空チャンバと、
    真空チャンバ内に設けられた上ステージ及び下ステージと、これら上ステージと下ステージとを上下方向に相対移動させる移動装置と、
    真空チャンバ内を減圧する減圧装置と、
    前記移動装置と前記減圧装置を制御し、減圧した真空チャンバ内で上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを貼り合わせる制御装置とを有してなる基板貼り合わせ装置において、
    真空チャンバの搬入搬出口に前記基板の通過を許容する内部搬入搬出口を介して連通するとともに、前記基板の通過を許容する外部搬入搬出口を介して外部に連通し、外部から外部搬入搬出口経由で搬入した上下の基板を一時待機させ、待機させた上下の基板と、真空チャンバ内で貼り合わされて真空チャンバから搬出される上下の基板とを内部搬入搬出口経由で交換し、貼り合わされた上下の基板を外部搬入搬出口経由で外部に搬出する基板受渡しチャンバを有するとともに、
    基板受渡しチャンバ内に乾燥気体を供給する気体供給装置を有し、
    制御装置は、
    少なくとも基板受渡しチャンバの外部搬入搬出口が開くときから閉じるまでの間、
    気体供給装置により基板受渡しチャンバ内に乾燥気体を供給することを特徴とする基板貼り合わせ装置。
  5. 基板の搬入搬出口を介して真空チャンバの内部に搬入される上基板と下基板のそれぞれを上ステージと下ステージのそれぞれに供給した後、前記搬入搬出口を閉じ、真空チャンバ内を減圧した状態で上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを貼り合わせた後、真空チャンバを再び開いて貼り合わされた上下の基板を真空チャンバの外部に搬出する基板貼り合わせ方法において、
    前記真空チャンバの搬入搬出口が少なくとも開いている間、
    真空チャンバ内に乾燥気体を供給することを特徴とする基板貼り合わせ方法。
  6. 上下の基板の貼り合わせのために減圧状態とされた真空チャンバ内の圧力を上昇させるときから、貼り合わされた上下の基板を搬出し新たな上下の基板を搬入するために前記搬入搬出口を開き、前記搬入搬出口を閉じて前記真空チャンバ内を再び減圧開始するまでの間、
    前記真空チャンバ内に乾燥気体を継続的に供給する請求項5に記載の基板貼り合わせ方法。
  7. 前記真空チャンバが、上下に互いに開閉して搬入搬出口を形成し、上下のチャンバは上下の基板の搬入搬出に用いられる開口部を除く範囲を常時封止される請求項5又は6に記載の基板貼り合わせ方法。
  8. 基板の搬入搬出口を介して真空チャンバの内部に搬入される上基板と下基板のそれぞれを上ステージと下ステージのそれぞれに供給した後、前記搬入搬出口を閉じ、真空チャンバ内を減圧した状態で上ステージに保持した上基板と下ステージに保持した下基板とを貼り合わせた後、前記搬入搬出口を再び開いて貼り合わされた上下の基板を真空チャンバの外部に搬出する基板貼り合わせ方法において、
    真空チャンバに前記基板の通過を許容する内部搬入搬出口を介して連通するとともに、前記基板の通過を許容する外部搬入搬出口を介して外部に連通し、外部から外部搬入搬出口経由で搬入した上下の基板を一時待機させ、待機させた上下の基板と、真空チャンバ内で貼り合わされて真空チャンバから搬出される上下の基板とを内部搬入搬出口経由で交換し、貼り合わされた上下の基板を外部搬入搬出口経由で外部に搬出する基板受渡しチャンバを用い、
    少なくとも基板受渡しチャンバの外部搬入搬出口が開くときから閉じるまでの間、基板受渡しチャンバ内に乾燥気体を供給することを特徴とする基板貼り合わせ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078519A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Shibaura Mechatronics Corp 真空貼合装置及び真空貼合方法
CN112147803A (zh) * 2019-06-26 2020-12-29 夏普株式会社 贴合基板的制造方法以及基板贴合装置

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