JP2009294128A - 3次元計測システム、計測端末、3次元形状の計測方法、およびトータルステーション - Google Patents

3次元計測システム、計測端末、3次元形状の計測方法、およびトータルステーション Download PDF

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Abstract

【課題】3次元形状を精度よく計測する。
【解決手段】3次元計測システムによる計測方法は、屋外で、計測端末を用いてGPS信号を受信して、内部時計の時刻をGPSの時刻に同期させるステップ(S810)と、トータルステーションが接続されているコンピュータに計測端末を接続して、コンピュータの内部時計の時刻を計測端末の時刻に同期させるステップ(S830)と、3次元計測の対象となるエリアに複数の基準点マーカを設定するステップ(S840)と、トータルステーションに計測端末を取り付けて、計測端末の内部のモーションセンサのヨー角(0度)と、トータルステーション220のヨー角(0度)とを一致させるステップ(S850)と、計測端末のレーザスキャナのレーザ計測方向の基準軸をモーションセンサのヨーイング方向の基準軸に合わせるステップ(S860)とを含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、3次元計測に関する。
計測のための装置として、いわゆる地上型3Dレーザスキャナが知られている。たとえば、特開平8−285578号公報(特許文献1)は、「光波測距儀及び電子セオドライトを一体に組み込むとともに測距値や測角値等に対してデータ処理を行うことができる地上型3Dレーザスキャナ」を開示している。
また、3Dレーザスキャナとして、リーグル・レーザ計測システム社(Riegl Laser Measurement Systems GmbH)の3Dスキャナ「LMS−Z420i」が知られている(非特許文献1)。
特開平8−285578号公報 リーグルジャパン社ホームページ(http://www.riegl-japan.co.jp/japanese/all-products/lms-z/z4201/riegl3d-laser-mirror-scanner-lms-z420i.htm)
しかしながら、特開平8−285578号公報に開示されたような地上型3Dレーザスキャナ又は上記の3Dレーザスキャナは、測量の際に設置された場所において、本体を回転させて測量を実行する。したがって、計測は、地上型3Dレーザスキャナを中心として放射状に行なわれることになる。そのため、地上型3Dレーザスキャナから測量対象までの距離によっては、計測地点間の間隔が変わるため、計測密度が異なり、計測されたデータの精度が一定にならないという問題がある。また、3Dレーザスキャナの前(レーザ光の経路上)に障害物があると死角ができるため、計測が行なわれない範囲が生じる可能性もある。その範囲を計測するためには、障害物の裏側に3Dレーザスキャナを再度設置して計測する必要があった。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、計測されたデータの精度の低下を防止できる3次元計測システムを提供することである。
他の目的は、立体形状の計測を容易に実現できる3次元計測システムを提供することである。
また、他の目的は、計測されたデータの精度の低下を防止できる計測方法を提供することである。
他の目的は、立体形状の計測を容易に実現できる計測方法を提供することである。他の目的は、立体形状の計測を支援できるトータルステーションを提供することである。
この発明のある局面に従う3次元計測システムは、角度および距離を測定するトータルステーションと、携帯可能な計測端末と、情報処理装置とを備えている。この計測端末は、測位衛星から発信される測位信号を受信する受信器と、時刻を計測する第1の時計と、測距光を反射するための反射器と、カメラと、走査光を発して当該走査光の反射光に基づいて3次元情報を取得するスキャナと、計測端末の姿勢を表わす姿勢情報を出力する姿勢検出器と、位置情報と、3次元情報が取得された取得時刻と、取得時刻において出力された姿勢情報とを格納する記憶手段と、計測端末の動作を制御する制御装置とを備える。トータルステーションは、第1の時計に同期している第2の時計と、反射器からの反射光に基づいて、反射器の位置情報を取得する取得手段とを備える。情報処理装置は、データの入力を受け付ける入力手段と、データを格納する記憶装置と、プロセッサとを備える。プロセッサは、姿勢情報と、3次元情報と、取得時刻と、予め規定されたカメラおよびスキャナの位置情報を表わす設計情報とに基づいて、スキャナの基準点の座標値とカメラの基準点の座標値とを導出する導出手段と、導出手段によって導出されたスキャナの基準点の座標値およびカメラの基準点の座標値とに基づいて、スキャナによって出力された3次元情報を補正する補正手段と、補正手段による補正後の3次元情報を出力する出力手段とを含む。
好ましくは、計測端末は、反射器と計測端末の筐体との間隔を可変にするための伸縮部材をさらに備える。
好ましくは、計測端末による計測の前において、計測端末のヨー角と、トータルステーションのヨー角とは、一致している。
好ましくは、カメラが画像を取得する時刻は、3次元情報の取得時刻に同期している。
好ましくは、計測端末の入力手段は、第1の時計の時刻を測位信号に含まれる時刻に同期させるための操作入力を受け付けるように構成されている。
好ましくは、計測端末は、片手で把持することができる。
この発明の他の局面に従うと、3次元計測のための携帯可能な計測端末が提供される。この計測端末は、測位衛星から発信される測位信号を受信する受信器と、時刻を計測する第1の時計と、測距光を反射するための反射器と、カメラと、走査光を発して当該走査光の反射光に基づいて3次元情報を取得するスキャナと、計測端末の姿勢を表わす姿勢情報を出力する姿勢検出器と、位置情報と、3次元情報が取得された取得時刻と、取得時刻において出力された姿勢情報とを格納する記憶手段と、計測端末の動作を制御する制御装置とを備える。
この発明の他の局面に従うと、計測端末とトータルステーションと情報処理装置とを用いた3次元形状の計測方法が提供される。計測端末は、カメラとスキャナとを備えている。この方法は、計測端末が、測位衛星から発信される測位信号を受信するステップと、計測端末が、時刻を計測するステップと、計測端末が、カメラにより撮影するステップと、計測端末が、スキャナから走査光を発することにより当該走査光の反射光に基づいて3次元情報を取得するステップと、計測端末が、自己の姿勢を表わす姿勢情報を取得するステップと、計測端末が、位置情報と、3次元情報が取得された取得時刻と、取得時刻において出力された姿勢情報とを保存するステップと、計測端末が、保存するステップにおいて保存した位置情報と、取得時刻と、姿勢情報とを出力するステップと、トータルステーションが、計測端末における計測タイミングに同期して時刻を計測するステップと、トータルステーションが、計測端末を追尾することにより、計測端末の位置情報を取得するステップと、情報処理装置が、姿勢情報と、3次元情報と、取得時刻と、予め規定されたカメラおよびスキャナの位置情報を表わす設計情報とに基づいて、スキャナの基準点の座標値とカメラの基準点の座標値とを導出するステップと、導出するステップにおいて導出されたスキャナの基準点の座標値およびカメラの基準点の座標値とに基づいて、スキャナによって出力された3次元情報を補正するステップとを含む。
この発明のさらに他の局面に従うと、計測端末とトータルステーションによって得られたデータに基づいてコンピュータが実行する3次元形状の計測方法が提供される。計測端末は、カメラとスキャナとを備えている。この方法は、計測端末が、測位衛星から発信される測位信号を受信するステップと、計測端末が、時刻を計測するステップと、計測端末が、毎秒ごとに出力されるパルスに従ってカメラにより撮影するステップと、計測端末が、スキャナから走査光を発することにより当該走査光の反射光に基づいて3次元情報を取得するステップと、計測端末が、自己の姿勢を表わす姿勢情報を取得するステップと、計測端末が、位置情報と、3次元情報が取得された取得時刻と、取得時刻において出力された姿勢情報とを保存するステップと、計測端末が、保存するステップにおいて保存した位置情報と、取得時刻と、姿勢情報とを出力するステップと、トータルステーションが、計測端末における計測タイミングに同期して時刻を計測するステップと、トータルステーションが、計測端末を追尾することにより、計測端末の位置情報を取得するステップと、情報処理装置が、姿勢情報と、3次元情報と、取得時刻と、予め規定されたカメラおよびスキャナの位置情報を表わす設計情報とに基づいて、スキャナの基準点の座標値とカメラの基準点の座標値とを導出するステップと、導出するステップにおいて導出されたスキャナの基準点の座標値およびカメラの基準点の座標値とに基づいて、スキャナによって出力された3次元情報を補正するステップとを含む。
この発明の他の局面に従うと、対象物までの角度及び距離を測定するトータルステーションが提供される。このトータルステーションは、測位衛星から発信される測位信号を受信する受信器と、時刻を計測する時計と、測位信号に含まれる時刻情報に基づいて時計の時刻を補正する補正手段と、測距光を発信する発光器と、測距光の反射光に基づいて、対象物の位置情報を取得する取得手段と、位置情報を出力する出力手段とを備える。
好ましくは、出力手段は、位置情報の出力時に、測位信号に基づく時刻情報を出力する。
本発明によると、立体形状の計測を容易に実現できる。また、計測されたデータの精度の低下を防止することができる。また、障害物を避けて計測することができるため、計測範囲の死角を少なくすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1を参照して、ある局面に従う地上型3次元(以下、「3D(Dimension)」と表わす。)レーザスキャナ100の構成について説明する。図1は、地上型3Dレーザスキャナ100の設置および使用態様を表わす図である。地上型3Dレーザスキャナ100は、水平な場所に設置されて360度回転可能なように構成されている。地上型3Dレーザスキャナ100は、測角器および測距器(図示しない)を備えている。地上型3Dレーザスキャナ100は、予め設定された回転速度で回転駆動し、設置場所の360度方位のそれぞれをレーザ計測する。
[3次元計測システムの構成]
図2を参照して、本発明の実施の形態に係る3次元計測システム20について説明する。図2は、3次元計測システム20の構成を表わす図である。3次元計測システム20は、計測端末200と、トータルステーション220とを備える。一実施例において、トータルステーション220の距離精度は、±1mm+1.5ppmであり、角度精度は、±5”であり、計測レートは、約10Hzである。
計測端末200は、一実施例において、形態可能なスキャナ装置(HMS(Handy Mobile Scanner))として実現される。計測端末200は、その筐体の外部にプリズム202を備える。計測端末200は、コンピュータ210に接続可能である。この場合、コンピュータ210は、PDA(Personal Digital Assistant)その他の形態が容易な情報処理装置として実現される。他の局面において、コンピュータ210は、計測端末200に内蔵されていてもよい。他の局面において、計測端末200とコンピュータ210とは、有線または無線によって通信することができる。
さらに他の局面において、コンピュータ210とコンピュータ230とは、互いに無線接続されて、いずれか一方のコンピュータに全てのデータを格納(ロギング)する構成であってもよい。このようにすると、座標値計算の時に、他方のコンピュータからデータを収集する必要がなくなるため、座標値計算を速やかに開始できる。
トータルステーション220は、コンピュータ230に接続可能である。他の局面において、コンピュータ230は、トータルステーション220の内部に含まれていてもよい。さらに他の局面において、コンピュータ210とコンピュータ230とは、同一のハードウェアによって実現されてもよい。
計測端末200は、GPS(Global Positioning System)衛星240から発信された測位信号を受信するように構成されている。トータルステーション220は、計測端末200のプリズム202を追尾して、プリズム202の位置情報を出力するように構成されている。
[使用態様]
図3を参照して、本実施の形態に係る3次元計測システム20の使用態様について説明する。図3は、3次元計測の対象となる部屋300におけるトータルステーション220の設置された状態を表わす図である。
部屋300には、テーブル310が設置されている。テーブル310は、オフィスに設置される会議のための机、ダイニングルームに設置される食卓等である。テーブル310には、トータルステーション220が置かれている。他の局面において、トータルステーション220は、部屋300の床上に設置されてもよい。
なお、トータルステーション220の設置の態様は、図3に示されるものに限られない。すなわち、トータルステーション220は、一般的な測量用の三脚を用いて設置されてもよい。この場合、設置場所は、屋内、屋外のいずれでもよい。
部屋300の壁には、トータルステーション220による計測の基準となる基準点マーカ320,322がそれぞれ取り付けられている。詳しくは、基準点マーカ320,322は、トータルステーション220が認識できる場所に取り付けられる。基準点マーカ320,322は、3次元計測を実行する前に、3次元計測システム20の使用者によって、部屋300の壁面その他の計測対象物に取り付けられる。基準点マーカ320とトータルステーション220とを結ぶ直線と、基準点マーカ322とトータルステーション220とを結ぶ直線とによって形成される角度330は、直角または鋭角が好ましい。
基準点マーカ320,322は、たとえば表面がアルミで形成されたシールとして実現される。なお、基準点マーカ320,322の材料はアルミに限られず、トータルステーション220によって出力される光が反射される材料であればよい。また、基準点マーカ320,322を壁その他の計測対象物の表面に取り付ける部材は、シールに限られない。たとえば、磁石、マジックテープ(登録商標)のような面ファスナー等であってもよい。
トータルステーション220は、基準点マーカ320,322の各座標値と斜距離と、角度(水平角、鉛直角)を導出する。トータルステーション220は、さらに、後方交会法を用いて、自己の位置情報(x座標値、y座標値)を算出する。そして、トータルステーション220は、鉛直角と斜距離とに基づいて、自己のz座標値をさらに算出する。なお、後方公会法によると、位置情報の候補として2つのデータが算出される。その夾角により、いずれの点が位置情報に対応するかを判別することができる。この場合、夾角が90度に近いほうが、精度が確保しやすい。一方、侠角が鋭角あるいは鈍角の場合には、精度が低下する。このような選択態様は、トータルステーション220と基準点マーカ320,322との位置関係に応じて定まることになる。
[ハードウェア構成]
図4を参照して、計測端末200の構成について説明する。図4は、本実施の形態に係る計測端末200のハードウェア構成を表わすブロック図である。計測端末200は、プリズム202と、GPSアンテナ402と、受信器404と、プロセッサ410と、操作ボタン412と、クロック414と、カメラ416と、レーザスキャナ418と、モーションセンサ420と、RAM(Random Access Memory)422と、フラッシュメモリ424と、ROM(Read Only Memory)426と、データ出力インターフェイス428とを備える。計測端末200は、たとえば、携帯が容易な筐体を用いて実現される。たとえば、1つの実施例では、計測端末200は、ホームビデオカメラ程度の大きさを有する筐体で実現され得る。
プリズム202は、計測端末200の筐体(図示しない)にロッド(図示しない)によって取り付けられている。当該ロッドは、ある局面において固定長を有する軸部材によって実現されるが、当該ロッドの長さは可変であってもよい。
GPSアンテナ402は、GPS衛星240によって送られた測位信号を受信するように構成されている。GPSアンテナ402によって受信された信号は、受信器404に送られる。受信器404は、受信された測位信号から、時刻情報を取得するように構成されている。受信器404は、その取得した時刻情報をデジタルデータとしてプロセッサ410に送出する。
また、受信器404は、クロック414を含む。クロック414は、プロセッサ410から送られる命令に基づいて時刻を補正することができる。クロック414は、GPS信号から取得される時刻情報に同期される。たとえば、計測端末200の使用者が、同期のための入力を走査ボタン412に与えると、クロック414は、その時刻を、プロセッサ410がGPS信号から取得した時刻情報に同期させる。
操作ボタン412は、計測端末200に対する命令の入力を受け付けて、当該命令に応じた信号をプロセッサ410に送出する。操作ボタン412は、たとえば、キーパッド、タッチパネルその他の入力インターフェイスとして実現される。あるいは、操作ボタン412は、外部からの信号の入力を受け付ける構成であってもよい。
カメラ416は、たとえばCCD(Charge Coupled Device)その他の撮像素子によって構成されている。カメラ416は、レーザ計測によって得られた情報に付加する画像を取得するために使用される。一実施例において、カメラ416の有効画素数は、約144万(=1,392×1,040)であり、撮影レートは、1秒当たり最大12フレームである。
レーザスキャナ418は、予め設定された走査角の範囲内にレーザ光を送出し、そのレーザ光の反射光を受信することにより、3次元形状を与える情報を取得するように構成されている。たとえば、一実施例において、レーザスキャナ418は、約240度の走査角を有しており、計測レンジは60mm〜4,000mmであり、距離精度は、距離の1%である(たとえば、計測範囲が1mの場合、誤差は1cmである)。この一実施例に従うレーザスキャナ418は、1秒当たり10回の走査を行ない、各走査の間に約1,000点のレーザ計測を実行することができる。したがって、一実施例に従うレーザスキャナ418によると、1秒間に約10,000点のレーザ計測を実行することができる。
モーションセンサ420は、計測端末200の姿勢を検出して、当該姿勢を数値化したデータを当該姿勢を表わす情報として出力するように構成されている。より詳しくは、モーションセンサ420は、計測端末200のヨー角とロール角とピッチ角と速度と加速度と角速度と角加速度、および、地磁気データ等を出力する。一実施例において、モーションセンサ420の方位の精度は±1度であり、姿勢精度は±0.5度であり、計測レートは、100Hzである。
プロセッサ410は、モーションセンサ420によって出力される当該ヨー角、ロール角およびピッチ角と、速度、加速度、角速度、角加速度,地磁気データ等と、クロック414から取得した時刻情報と、を関連付けて、RAM422に逐次格納する。速度、加速度、角速度、角加速度,地磁気データ等は、トータルステーション220によって得られた座標値の補間に使用される。また、プロセッサ410は、RAM422に格納したこれらのデータをフラッシュメモリ424に不揮発的に格納する。他の局面において、計測端末200が着脱可能なデータ記録媒体を駆動するドライブ装置を有している場合には、プロセッサ410は、時刻情報に関連付けられたヨー角、ロール角およびピッチ角を、当該ドライブ装置に装着された記録媒体に出力する。
カメラ416によって撮影された画像は、クロック414によって出力された時刻に関連付けられて、プロセッサ410によってフラッシュメモリ424に逐次格納される。
RAM426は、計測端末200に予め規定された動作を実行するために予め作成されたプログラムおよびデータを格納している。なお、これらのプログラムおよびデータは、ある局面において書き込まれ、あるいは更新される構成であってもよい。
データ出力インターフェイス428は、プロセッサ410の処理によって、計測端末200に格納されているデータまたはプログラムを計測端末200の外部に出力するように構成されている。たとえば、プロセッサ410は、フラッシュメモリ424に格納されている当該ヨー角、ロール角およびピッチ角ならびに時刻情報を計測端末200の外部(たとえばコンピュータ210)に出力することができる。
[トータルステーションのハードウェア構成]
図5を参照して、本発明の実施の形態に係るトータルステーション220の構成について説明する。図5は、トータルステーション220のハードウェア構成を表わすブロック図である。トータルステーション220は、コントローラ510と、測角器520と、測距器522と、クロック524と、回転駆動部526と、上下駆動部528と、RAM530と、フラッシュメモリ532と、ROM534と、通信インターフェイス536とを備える。
コントローラ510は、トータルステーション220の動作を制御し、また、データ処理を実行する。コントローラ510は、マイクロプロセッサその他の演算処理装置によって実現される。
測角器520は、トータルステーション220によって発信される光の反射光に基づいて対象物までの鉛直角および水平角を測定するように構成されている。測距器522は、トータルステーション220によって発信される信号の反射光に基づいて、トータルステーション220と当該対象物との距離を測定するように構成されている。
クロック524は、トータルステーション220における時刻を出力する。好ましくは、クロック524の時刻と、計測端末200のクロック514の時刻とは同期している。この時刻の同期は、たとえば、コントローラ510によって実行される。時刻の同期のタイミングは、たとえば、トータルステーション220の操作スイッチ(図示しない)への操作に応答して行なわれる。
これらの時刻が同期していることにより、計測端末200によって取得されるデータ(3次元情報、姿勢情報、画像情報)と、トータルステーション220によって取得されるデータ(計測端末200の位置情報)とを、当該同期している時刻によって関連付けることができる。その結果、当該時刻を基準にすることにより、計測端末200の姿勢情報、および、レーザスキャナ418による3次元計測情報と、トータルステーション220によって取得される対象物までの鉛直角および水平角と距離とを用いて、3次元の計測情報を導出することができる。この情報の導出の態様は後述する。
回転駆動部526は、鉛直方向を回転軸として、トータルステーション220を360度回転駆動するように構成されている。より詳しくは、回転駆動部526は、コントローラ510から送られる命令に基づいて、トータルステーション220の計測部(たとえば測角器520、測距器522など)が追尾しているプリズム202を捕捉し続けるように回転駆動する。
上下駆動部528は、コントローラ510からの命令に基づいて、トータルステーション220の上記計測部を鉛直方向に駆動するように構成されている。より詳しくは、トータルステーション220が計測端末200のプリズム202をロックすることにより計測端末200を追尾しているとき、計測端末200の鉛直方向の高さが変わる場合がある。この場合、コントローラ510は上下駆動部528に命令を送出することにより、測角器520の傾き角度、測距器522の傾き角度等が当該高さに応じて変わるように、計測部を駆動する。
RAM530は、コントローラ510によって生成されたデータを揮発的に格納する。たとえば、RAM530は、測角器520、測距器522から送られる各計測データあるいはクロック524から送られる時刻をこれらのデータを互いに関連付けてRAM530に格納する。フラッシュメモリ532は、トータルステーション220に与えられたデータおよびプログラム、またはトータルステーション220によって生成されたデータを不揮発的に格納するように構成されている。フラッシュメモリ532は、たとえば、計測端末200を用いた3次元計測によって取得された各データ(鉛直角、水平角、距離、時刻情報、姿勢情報など)を保持する。他の局面において、フラッシュメモリ532は、着脱可能な記録媒体であってもよい。
ROM534は、トータルステーション220の動作を規定するために予め作成されたデータおよびプログラムを格納している。他の局面において、当該データまたはプログラムは、更新可能なものであってもよい。
通信インターフェイス536は、コントローラ510と、トータルステーション220の外部の他の情報処理装置との間でデータを通信するように構成されている。たとえば、通信インターフェイス536を、コントローラ510から送られるデータを、トータルステーション220に接続されるコンピュータ230に送出する。逆に、他の局面において、通信インターフェイス536は、コンピュータ230から送られたデータの入力を受け付けて、そのデータをコントローラ510に送出する。
なお、本実施の形態に係るトータルステーション220は、GPS信号に含まれる時刻情報を用いてクロック524の時刻を補正することができるが、そのようなクロック524を有さないトータルステーションでも、本発明の実施の形態に係る計測端末200を用いた3次元計測は実現できる。すなわち、GPS信号に含まれる時刻に同期する機能を有さないトータルステーションの場合、計測端末200を、トータルステーションが接続されるコンピュータ230に接続して、計測端末200が有する時刻情報をコンピュータ230に与える構成であってもよい。その上で、当該トータルステーションをコンピュータ230に接続することにより、トータルステーションの時刻を、コンピュータ230の時刻(GPS時刻に同期している)に同期させることができる。
他の局面において、トータルステーション220は、GPS信号を受信することもできる。この場合、コントローラ510は、GPS信号に含まれる時刻情報を取得して、クロック524の時刻を、当該時刻情報に補正する。さらに他の局面において、コントローラ510は、通信インターフェイス536を経由して外部から入力された時刻情報を用いて、クロック524の時刻を補正することもできる。この場合、時刻情報の供給源は、例えば、計測端末200または計測端末200の時刻に同期されたコンピュータ220,230などである。
さらに他の局面において、コントローラ510は、GPS時刻に同期した時刻情報をタイムスタンプとして、トータルステーション220の外部に出力することができる。この場合、コントローラ510は、当該タイムスタンプを単独でも、あるいは他のデータとともに出力することもできる。他のデータは、たとえば、計測端末200の位置情報(角度、距離等)であり得る。
[コンピュータのハードウェア構成]
図6を参照して、本実施の形態に係る3次元計測システム20によって取得されたデータを処理するコンピュータ230について説明する。図6は、コンピュータ230のハードウェア構成を表わすブロック図である。コンピュータ230は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)610と、マウス620と、キーボード630と、RAM640と、ハードディスク650と、光ディスク駆動装置660と、モニタ680と、通信I/F(Interface)690とを備える。CPU610は、クロック612を含む。光ディスク駆動装置660には、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)662その他のデータ記録媒体が装着可能である。クロック612の時刻データは、計測によって得られた情報と、撮影によって得られた情報との同期に用いられる。
CPU610は、コンピュータ230の使用者による指示の入力を受け付けてプログラムを実行するように構成されている。マウス620およびキーボード630は、当該使用者による指示の入力を受け付けてその指示をCPU610に送出するように構成されている。RAM640は、CPU610によって生成されたデータ、マウス620またはキーボード630によってコンピュータ230の外部から与えられたデータを揮発的に格納するように構成されている。ハードディスク650は、コンピュータ230によって生成されたデータ、あるいはコンピュータ230の外部から与えられたデータまたはプログラムを格納するように構成されている。光ディスク駆動装置660は、装着される光ディスク(たとえばCD−ROM662)からデータを読み出すように構成されている。他の局面において、データ記録媒体が、データの書き込みが可能な媒体である場合には、光ディスク駆動装置660は、当該データ記録媒体に対してCPU610によって特定されたデータまたはプログラムを格納することができる。
モニタ680は、計測端末200によって取得された姿勢情報、トータルステーション220によって取得された位置情報などを表示する。他の局面において、モニタ680は、計測端末200によって撮影された画像と、当該画像を用いて生成された3次元画像との少なくともいずれかを表示することができる。
通信I/F690は、コンピュータ230に接続される他の情報通信装置(たとえばトータルステーション220)との間のデータ通信を実現する。たとえば、通信I/F690は、トータルステーション220によって送られたデータの入力を受け付ける。当該データは、ある局面において、計測端末200の位置情報を含む。
コンピュータ230における処理は、ハードウェアおよびCPU610により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク650に予め格納されている場合がある。また、当該ソフトウェアは、CD−ROM662その他のデータ記録媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、当該ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続している情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置660その他のデータ読取装置によってそのデータ記録媒体から読み取られて、あるいは通信I/F690を介してダウンロードされた後、ハードディスク650に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU610によってハードディスク650から読み出され、RAM640に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU610は、そのプログラムを実行する。
図6に示されるコンピュータ230を構成する各要素は、一般的なものである。したがって、本発明の実施の形態に係る3次元計測システム20に係る本質的な部分は、RAM640、ハードディスク650、CD−ROM662その他のデータ記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、コンピュータ230のハードウェアの動作は周知であるので詳細な説明は繰り返さない。
なお、データ記録媒体としてはCD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスク650に限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM((Electronically Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
ここで言うプログラムとは、CPU610により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラムなどを含み得る。
[トータルステーションの設置]
図7を参照して、本実施の形態に係るトータルステーション220の設置態様について説明する。図7は、トータルステーション220を設置するための処理ステップを表わすフローチャートである。
ステップS710にて、3次元計測システム20の使用者は、計測端末200による計測範囲が見渡せ、かつ、少なくとも2枚の基準点マーカ320,322が見える場所(たとえば会議机310の上)にトータルステーション220を設置する(図3参照)。
ステップS720にて、当該使用者は、トータルステーション220をおおよそ水平にした状態で、各基準点マーカ320,322に向けて、各々のマーカを捕捉させることにより、トータルステーション220自身の位置を確定する。ここで、当該位置の確定は、周知の後方交会法によって実現される。
ステップS730にて、トータルステーション220のコントローラ510は、トータルステーション220について確定した位置を表わす情報(x座標値、y座標値、z座標値)をトータルステーション220の内部メモリ(たとえばRAM530またはフラッシュメモリ532)に格納する。
[計測端末による計測]
図8および図9を参照して、本実施の形態に係る3次元計測システム20を構成する計測端末200を用いたレーザ計測について説明する。図8は、計測端末200を用いたレーザ計測を実行する前に行なう処理ステップを表わすフローチャートである。図9は、計測端末200を用いたレーザ計測の詳細を表わす処理ステップである。
図8を参照して、ステップS810にて、3次元計測システム20の使用者は、屋外で、計測端末200を用いてGPS信号を受信して、計測端末200の時刻を、信号に含まれる時刻に同期させる。
ステップS820にて、計測端末200の使用者は、当該計測端末200に接続されているコンピュータ220の内部時計の時刻を計測端末200の時刻(クロック414の時刻)に同期させる。なお、コンピュータ220が計測端末200に含まれる場合には、この処理は不要である。
ステップS830にて、使用者は、トータルステーション220が接続されているコンピュータ230に計測端末200を接続して、コンピュータ230の内部時計の時刻を計測端末200の時刻に同期させる。
ステップS840にて、3次元計測システム20の使用者は、3次元計測の対象となるエリアに複数の基準点マーカを設定する(図3)。ステップS850にて、使用者は、トータルステーション220に計測端末200を取り付けて、計測端末200の内部のモーションセンサ420のヨー角(0度)と、トータルステーション220のヨー角(0度)とを一致させる。
ステップS870にて、使用者は、トータルステーション220を基準点マーカ320,322に向けて、各基準点マーカ320,322の位置情報を算出する。算出された位置情報は、トータルステーション220自身の位置情報を導出するために使用される。
図9を参照して、ステップS910にて、3次元計測システム20の使用者は、トータルステーション220を計測端末200のプリズム202にロックさせる。ステップS920にて、使用者は、3次元計測の対象となる空間に対してスプレーを塗布するように計測端末200を移動させながらレーザ計測を実行する。トータルステーション220は、プリズム202をロックしているため、計測端末200が当該使用者によって移動されても、プリズム202の移動方向を捕捉し続ける。
ステップS930にて、計測端末200のプロセッサ410は、レーザスキャナ418から出力される位置情報(x座標値、y座標値、z座標値)と、速度、加速度、角速度、角加速度,地磁気データ等と、モーションセンサ420からの姿勢情報(ヨー角、ロール角、ピッチ角)と、カメラ416からの画像(たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)画像)と、計測端末200のクロック414の時刻とを関連付けて、フラッシュメモリ424に逐次保存する。保存の間隔は、3次元計測システム20の動作の開始時に、当該使用者によって設定可能である。より詳しくは、カメラ416は、プロセッサ410から出力される命令に従って撮影する。この命令の出力タイミングは、GPS受信器404から出力される信号に含まれるPPS(Pulse Per Second)信号によって規定されている。
[データ構造]
図10を参照して、本実施の形態に係る計測端末200のデータ構造について説明する。図10は、フラッシュメモリ424におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。フラッシュメモリ424は、番号1010と、取得時刻1012と、x座標値情報1014と、y座標値情報1016と、z座標値情報1018と、ヨー角1020と、ロール角1022と、ピッチ角1024と、速度1025と、角速度1026と、角速度1027と、角加速度1028と、地磁気データ1029とを格納している。番号1010は、計測端末200によるレーザ計測によって取得された一組のデータである、ある時点におけるデータレコードを特定する。番号1010は、プロセッサ410によって、データの取得時に自動的に採番される。たとえば、番号1010は、撮像の命令が発行された場合に、あるいはレーザ光の受光タイミングに応じて、生成される。
取得時刻1012は、計測端末200によって位置情報、姿勢情報などが取得された時刻を表わす。取得時刻1012は、クロック414から送られる時刻情報に基づいている。なお、前述のとおり、当該時刻情報は、GPS衛星240によって発信されるGPS信号に含まれる時刻に同期している。
x座標値情報1014とy座標値情報1016とz座標値情報1018とは、レーザ計測によって取得された計測対象の位置情報を表わす。
ヨー角1020とロール角1022とピッチ角1024とは、計測端末200の姿勢を表わす。速度1025は、計測端末200の移動速度を表わす。加速度1026は、計測端末200の加速度を表わす。角速度1027は、計測端末200の角速度を表わす。角加速度1028は、計測端末200の角加速度を表わす。地磁気データ1029は、計測端末200によって検知されたものである。
フラッシュメモリ424は、さらに、番号1030と取得時刻1032と撮影された画像1034とを格納している。番号1030は、番号1010と同様に、データセットが取得された場合における当該データセットを識別する。
取得時刻1032は、カメラ416によって取得された画像のその取得時刻を表わす。撮影された画像1034は、カメラ416によって生成された当該画像を表わす。
ここで、取得時刻1012と取得時刻1032とはそれぞれ対応している。したがって、3次元情報(x座標値情報1014、y座標値情報1016、z座標値情報1018)および姿勢情報(ヨー角1020、ロール角1022、ピッチ角1024)と、撮影された画像1034とは、その同期している取得時刻によって関連付けられることになる。
図11を参照して、本実施の形態に係るトータルステーション220のデータ構造について説明する。図11は、トータルステーション220が備えるフラッシュメモリ532におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。フラッシュメモリ532は、番号1110と、取得時刻1120と、プリズムの位置情報1130とを格納している。
番号1110は、複数のデータが取得された場合における各データを識別する。番号1110は、コントローラ510によって自動的に順次採番される。取得時刻1120は、プリズムの位置情報1130が取得された時刻を表わす。取得時刻1120の時刻情報は、クロック524から出力される時刻情報に基づいている。クロック524の時刻は、計測端末200のクロック414の時刻に同期している。したがって、取得時刻1120は、図10に示される取得時刻1012,1032と同期していることになる。
プリズムの位置情報1130は、より詳しくは、計測端末200が備えるプリズム202の位置情報を含む。
図10および図11に示される例では取得時刻の間隔は1秒であるが、当該間隔はこれに限られず、1秒より短くてもよく、あるいは長くてもよい。
なお、図11に示されるデータの格納場所はトータルステーション220に限られない。たとえば、トータルステーション220に接続されるコンピュータ230が、これらのデータを格納してもよい。あるいは、これらのデータは、コンピュータ230と通信可能に接続されたコンピュータ220に格納されてよい。
[コンピュータ230のデータ構造]
図12を参照して、本実施の形態に係る3次元計測システム20によって取得されたデータを処理するコンピュータのデータ構造について説明する。図12は、ハードディスク650におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ハードディスク650は、計測端末200の設計情報1210と、計測端末200によって出力された計測データと、トータルステーション220によって出力された計測データとを格納している。計測端末によって出力された計測データは、番号1220と、取得時刻1222と、x座標値情報1224と、y座標値情報1226と、z座標値情報1228と、ヨー角1230と、ロール角1232と、ピッチ角1234と、速度1235と、加速度1236と、角速度1237と、地磁気データ1239と、番号1240と、取得時刻1242と、撮影された画像1244とを含み得る。
トータルステーション220によって出力された計測データは、番号1250と、取得時刻1252と、プリズムの位置情報1254とを含み得る。計測端末200によって出力された計測データは、図10に示されるように、計測端末200のフラッシュメモリ420に格納されているデータと同じである。また、トータルステーション220によって出力された計測データは、図11に示されるように、トータルステーション220のフラッシュメモリ532に格納されているデータに対応する。
計測端末200の設計情報1210は、たとえば、レーザスキャナ418の中心位置の座標値と、カメラ416の中心位置の座標値とを含む。なお、これらの中心位置の座標値は、たとえば計測端末200の筐体の端部を基準として表わされる。これらの座標値は、計測端末200を設計する際に設計情報として当該設計システムから取得可能である。
[位置情報の算出]
図13を参照して、本実施の形態に係る3次元計測システム20を用いた位置情報の導出について説明する。図13は、コンピュータ230によって実行される処理の一部を表わすフローチャートである。以下の処理は、計測端末200によるレーザ計測とトータルステーション220による計測端末200の追尾とが終了した後に実行される。
ステップS1310にて、コンピュータ230のCPU610は、通信I/F690を介して、計測端末200のプリズム202の位置情報(x,y,z)と、計測端末200の時刻情報とを取得する(図12の取得時刻1222、x座標値情報1224、y座標値情報1226、z座標値情報1228)。
ステップS1320にて、CPU610は、計測端末200によって出力されたデータから、計測端末200の姿勢情報を取得する(図2におけるヨー角1230、ロール角1232、ピッチ角1234)。
ステップS1330にて、CPU610は、計測端末200の姿勢情報と、プリズム202の位置情報と、計測端末200の設計情報(図12における設計情報1210)とに基づいて、計測端末200のレーザスキャナ418の中心位置の座標値と、カメラ416の中心位置の座標値とを導出する。一実施例において、CPU610は、計測端末200のヨー角、ピッチ角およびロール角と、プリスム202の位置情報(水平角、垂直角)と、トータルステーション220の位置情報を用いて、レーザスキャナ418の中心位置の座標値と、カメラ416の中心位置の座標値とを算出する。
ステップS1340にて、プロセッサ610は、ステップS1330において算出したレーザスキャナ418の中心位置の座標値に基づいて、レーザスキャナ418の出力(位置情報)を補正する。具体的には、レーザスキャナ418の計測によって得られた位置情報およびカメラ416による撮影によって得られた画像は、計測端末200の姿勢が反映された位置情報および画像となっている。そこで、CPU610は、得られた位置情報および画像から、その姿勢の影響を取り除くための補正処理を実行する。
たとえば、一実施例において、CPU610は、画像と位置情報との関連付けを実現するために、たとえば、当該位置情報および画像をトータルステーション220の位置情報に関連付けることが可能となるように、当該位置情報および画像を補正する。より具体的には、レーザスキャナ418によるレーザ計測の結果として得られた位置情報は、計測端末200の姿勢情報に応じた値となっているため、CPU610は、レーザ計測の結果として得られた位置情報から当該姿勢情報の寄与分を除くための演算を行なう。たとえば、CPU610は、当該位置情報の具体的なデータ(x座標値、y座標値、z座標値)を当該姿勢情報で除することにより、補正後の位置情報を算出する。
同様にして、CPU610は、計測端末200の姿勢情報と、計測端末200の位置情報とに基づいて、カメラ416によって得られた画像の座標値を、計測端末200の補正後の位置情報に合致するように補正する。たとえば、カメラ416の中心から離れた場所における色情報を逆算する。このような補正は、トータルステーション220からカメラ416の中心位置までの距離、水平角、垂直角、トータルステーション220とプリスム202との距離等を用いて行なわれる。
このような補正の結果、レーザ計測によって得られた位置情報と、撮影によって得られた画像は、GPS信号に含まれる時刻情報によって同期され、かつ、トータルステーション220を基準とした計測端末200の位置情報によって関連付けられることになる。これにより、CPU610は、位置情報に画像を付加することにより、3次元計測の結果を表わす画像を導出することができる。
[本発明の実施の形態に係る3次元計測システム20による効果]
以上のようにして、本発明の実施の形態に係る3次元計測システム20によると、その使用者は、計測端末200を把持した状態で、計測対象の近傍を歩きながら、計測を実行することができる。したがって、特定の1点を中心に計測した場合に比べて、均等な間隔で計測を実行することができるため、計測密度の変動を防止できる。また、当該計測によって得られたデータの精度も一定に維持され得る。
<変形例>
図14を参照して、本発明の実施の形態に係る計測端末の変形例について説明する。図14は、本変形例に係る計測端末1400の概略の構成を表わす図である。計測端末1400は、プリズム202に加えて、筐体1120とプリズム202との間に結合される伸縮可能なロッド1410をさらに備える。ロッド1410は、たとえば、ラジオ放送を受信するためのアンテナに用いられるロッドとして実現される。
このような伸縮可能な構成により、計測端末1400は、プリズム202をトータルステーション220から視認可能な範囲に残しつつ、トータルステーション220の設置場所よりも低い場所の3次元計測を実行することができる。たとえば、テーブル310にトータルステーション220を残しつつ、テーブル310の下側の側面を同様にレーザ計測することができる。
図15および図16を参照して、本発明の実施の形態に係る3次元計測システムの効果について説明する。図15は、従来の3次元レーザスキャナ1500を用いた計測の一態様を表わす図である。図16は、本発明の実施の形態に係る3次元計測システムを用いた計測の一態様を表わす図である。
図15を参照して、3次元レーザスキャナ1500は、計測時にある場所に設置される。したがって、3次元レーザスキャナ1500の設置場所およびスキャン方向によっては、たとえば、障害物1510,1520,1530によって計測対象範囲において死角が生じ得る。障害物1510,1520,1530は、たとえば、プラントその他の構造物、電柱、ビルその他の建築物等である。この場合、3次元レーザスキャナ1500を、その死角に再度設置して計測する必要がある。また、3次元レーザスキャナ1500の本体から放射状にレーザ光を発して計測するため、その本体から離れれば離れるほど、レーザ光による走査点の密度が低下するため、計測精度が低下していた。
これに対して、本実施の形態に係る3次元計測システムは、携帯可能な計測端末200を用いて実現される。したがって、図16に示されるように、障害物1510,1520,1530が存在する場所においても、移動経路1600のようなルートで計測することが可能となる。その結果、障害物1510,1520,1530によってレーザ計測が妨げられないように、そして計測対象物の近傍からレーザ光を発することができる。したがって、レーザ光の走査点の密度の低下も防止できる。その結果、障害物1510,1520,1530が存在する領域においても計測対象を漏れなく計測することができる。
以上詳述したとおり、本発明に係る3次元計測システムによると、計測の対象物の近傍からレーザ計測を実行できるため、計測の精度を高めることができる。また、計測端末200の時刻と、トータルステーション220の時刻とが同期しているため、計測端末200によって取得されるデータと、トータルステーション220によって取得されるデータとが同期する。したがって、計測情報と撮影画像との関連付けた容易になるため、精度よく3次元形状を再現することができる。
また、計測端末200によって得られた画像および位置情報と、トータルステーション220によって得られた計測端末200の位置情報(より詳しくは、プリズム202の位置情報)とは、いずれも、GPS衛星240によって送信されたGPS信号に含まれる時刻情報に関連付けられている。したがって、3次元計測画像を得るための処理は、必ずしもリアルタイムで実行する必要がなく、データの取得後に実行してもよい。また、これらのデータをインターネットその他の通信回線を経由して、情報処理装置に送信することにより、当該情報処理装置が一括して3次元計測画像を導出するようにしてもよい。このようにすると、3次元計測画像を得るためのデータの取得と、3次元計測画像の生成とを、分離して実行することもできる。その結果、たとえば、大規模な構造物の計測をまず最初に実行し、その後、膨大なデータを高速に処理するような方式で、3次元計測の画像を速やかに得ることもできる。
なお、本実施の形態に係る3次元計測システムを用いた計測を行なう場合、日本国内の公共座標である平面直角座標や、世界座標系であるUTMの座標値を用いる場合には、これらの座標値が北と整合しているので、トータルステーションの方向を合わせる必要はない。
また、複数の3次元計測システムが組み合わされて使用することもできる。あるいは、1台のトータルステーション220と、複数の計測端末200(すなわち、複数のスキャナ及びカメラ)を用いてもよい。一例として、軽量で剛性がある軸部材に、複数の計測端末200を取り付けてもよい。隣接する計測端末間の距離は、一定であってもよい。このような構成によると、1人の測量者が複数の計測端末200を一体にしたものを背負って同時に複数方向の計測を実行することができる。したがって、構造物、山岳地帯その他の表面形状が複雑な被写体の計測を簡便に、そして速やかに計測することができる。
あるいは、さらに別の実施態様として、自動車その他の車両の各側面に、1つまたは複数の計測端末が取り付けられる構成であってもよい。そうすると、車両の走行中に3次元測量データを取得できるため、より効率よく3次元計測が可能となる。
また、洞窟の内部のような場所において、2台あるいはそれよりも多いカメラおよびスキャナが使用されてもよい。この場合、各スキャナの走査角が240度であることから、2台以上のスキャナを組み合わせることにより、全方位(360度)の計測を同時に実行することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、家屋、プラント、劇場、競技場、ピラミッドその他の建築物の形状の計測、オフィス(什器を含む)、ロビーその他の室内の形状の計測等に適用することができる。
ある局面に従う地上型3Dレーザスキャナ100の設置および使用態様を表わす図である。 本発明の実施の形態に係る3次元計測システム20の構成の概略を表わす図である。 3次元計測の対象となる部屋300におけるトータルステーション220の設置された状態を表わす図である。 本発明の実施の形態に係る計測端末200のハードウェア構成を表わすブロック図である。 本発明の実施の形態に係るトータルステーション220のハードウェア構成を表わすブロック図である。 コンピュータ230のハードウェア構成の概略を表わすブロック図である。 本発明の実施の形態に係るトータルステーション220を設置するための処理ステップを表わすフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る3次元計測システム20を用いたレーザ計測を実行する前に行なう処理ステップを表わすフローチャートである。 計測端末200を用いたレーザ計測の詳細を表わす処理ステップである。 計測端末200が備えるフラッシュメモリ424におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 トータルステーション220が備えるフラッシュメモリ532におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 コンピュータ230が備えるハードディスク650におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 コンピュータ230によって実行される処理の一部を表わすフローチャートである。 本実施の形態の変形例に係る計測端末1400の概略の構成を表わす図である。 従来の3次元レーザスキャナ1500を用いた計測の一態様を表わす図である。 本発明の実施の形態に係る3次元計測システムを用いた計測の一態様を表わす図である。
符号の説明
20 3次元計測システム、100,220 地上型3Dレーザスキャナ、200,1400 計測端末、202 プリズム、210,230 コンピュータ、240 GPS衛星、300 部屋、310 テーブル、320,322 基準点マーカ、330 角度、402 GPSアンテナ、404 受信器、410 プロセッサ、412 操作ボタン、414,524 クロック、416 カメラ、418 レーザスキャナ、420 モーションセンサ、422,530,640 RAM、424,532 フラッシュメモリ、426,534 ROM、428 データ出力インターフェイス、510 コントローラ、520 測角器、522 測距器、526 回転駆動部、528 上下駆動部、536,690 通信インターフェイス、610 CPU、620 マウス、630 キーボード、650 ハードディスク、660 光ディスク駆動装置、662 CD-ROM、680 モニタ、1410 ロッド、1420 筐体。

Claims (16)

  1. 3次元計測システムであって、角度および距離を測定するトータルステーションと、携帯可能な計測端末と、情報処理装置とを備えており、
    前記計測端末は、
    測位衛星から発信される測位信号を受信する受信器と、
    時刻を計測する第1の時計と、
    測距光を反射するための反射器と、
    カメラと、
    走査光を発して当該走査光の反射光に基づいて3次元情報を取得するスキャナと、
    前記計測端末の姿勢を表わす姿勢情報を出力する姿勢検出器と、
    前記位置情報と、前記3次元情報が取得された取得時刻と、前記取得時刻において出力された姿勢情報とを格納する記憶手段と、
    前記計測端末の動作を制御する制御装置とを備え、
    前記トータルステーションは、
    前記第1の時計に同期している第2の時計と、
    前記反射器からの反射光に基づいて、前記反射器の位置情報を取得する取得手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    データの入力を受け付ける入力手段と、
    データを格納する記憶装置と、
    プロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、
    前記姿勢情報と、前記3次元情報と、前記取得時刻と、予め規定された前記カメラおよび前記スキャナの位置情報を表わす設計情報とに基づいて、前記スキャナの基準点の座標値と前記カメラの基準点の座標値とを導出する導出手段と、
    前記導出手段によって導出された前記スキャナの基準点の座標値および前記カメラの基準点の座標値とに基づいて、前記スキャナによって出力された3次元情報を補正する補正手段と、
    前記補正手段による補正後の3次元情報を出力する出力手段とを含む、3次元計測システム。
  2. 前記計測端末は、前記反射器と前記計測端末の筐体との間隔を可変にするための伸縮部材をさらに備える、請求項1に記載の3次元計測システム。
  3. 前記計測端末による計測の前において、前記計測端末のヨー角と、前記トータルステーションのヨー角とは、一致している、請求項1または請求項2に記載の3次元計測システム。
  4. 前記カメラが画像を取得する時刻は、前記3次元情報の取得時刻に同期している、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の3次元計測システム。
  5. 前記計測端末の前記入力手段は、前記第1の時計の時刻を前記測位信号に含まれる時刻に同期させるための操作入力を受け付けるように構成されている、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の3次元計測システム。
  6. 前記計測端末は、片手で把持することができる、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の3次元計測システム。
  7. 3次元計測のための携帯可能な計測端末であって、
    測位衛星から発信される測位信号を受信する受信器と、
    時刻を計測する第1の時計と、
    測距光を反射するための反射器と、
    カメラと、
    走査光を発して当該走査光の反射光に基づいて3次元情報を取得するスキャナと、
    前記計測端末の姿勢を表わす姿勢情報を出力する姿勢検出器と、
    前記位置情報と、前記3次元情報が取得された取得時刻と、前記取得時刻において出力された姿勢情報とを格納する記憶手段と、
    前記計測端末の動作を制御する制御装置とを備える、計測端末。
  8. 前記計測端末は、前記反射器と前記計測端末の筐体との間隔を可変にするための伸縮部材をさらに備える、請求項7に記載の計測端末。
  9. 前記計測端末による計測の前において、前記計測端末のヨー角と、前記トータルステーションのヨー角とは、一致している、請求項7または請求項8に記載の計測端末。
  10. 前記カメラが画像を取得する時刻は、前記3次元情報の取得時刻に同期している、請求項7〜請求項9のいずれかに記載の計測端末。
  11. 前記計測端末の前記入力手段は、前記第1の時計の時刻を前記測位信号に含まれる時刻に同期させるための操作入力を受け付けるように構成されている、請求項7〜請求項10のいずれかに記載の計測端末。
  12. 前記計測端末は、片手で把持することができる、請求項7〜請求項11のいずれかに記載の計測端末。
  13. 計測端末とトータルステーションと情報処理装置とを用いた3次元形状の計測方法であって、前記計測端末は、カメラとスキャナとを備えており、
    計測端末が、測位衛星から発信される測位信号を受信するステップと、
    前記計測端末が、時刻を計測するステップと、
    前記計測端末が、毎秒ごとに出力されるパルスに従って前記カメラにより撮影するステップと、
    前記計測端末が、前記スキャナから走査光を発することにより当該走査光の反射光に基づいて3次元情報を取得するステップと、
    前記計測端末が、自己の姿勢を表わす姿勢情報を取得するステップと、
    前記計測端末が、前記位置情報と、前記3次元情報が取得された取得時刻と、前記取得時刻において出力された姿勢情報とを保存するステップと、
    前記計測端末が、前記保存するステップにおいて保存した位置情報と、前記取得時刻と、前記姿勢情報とを出力するステップと、
    前記トータルステーションが、前記計測端末における計測タイミングに同期して時刻を計測するステップと、
    前記トータルステーションが、前記計測端末を追尾することにより、前記計測端末の位置情報を取得するステップと、
    前記情報処理装置が、前記姿勢情報と、前記3次元情報と、前記取得時刻と、予め規定された前記カメラおよび前記スキャナの位置情報を表わす設計情報とに基づいて、前記スキャナの基準点の座標値と前記カメラの基準点の座標値とを導出するステップと、
    前記導出するステップにおいて導出された前記スキャナの基準点の座標値および前記カメラの基準点の座標値とに基づいて、前記スキャナによって出力された3次元情報を補正するステップとを含む、3次元形状の計測方法。
  14. 計測端末とトータルステーションによって得られたデータに基づいてコンピュータが実行する3次元形状の計測方法であって、前記計測端末は、カメラとスキャナとを備えており、前記計測方法は、
    計測端末が、測位衛星から発信される測位信号を受信するステップと、
    前記計測端末が、時刻を計測するステップと、
    前記計測端末が、前記カメラにより撮影するステップと、
    前記計測端末が、前記スキャナから走査光を発することにより当該走査光の反射光に基づいて3次元情報を取得するステップと、
    前記計測端末が、自己の姿勢を表わす姿勢情報を取得するステップと、
    前記計測端末が、前記位置情報と、前記3次元情報が取得された取得時刻と、前記取得時刻において出力された姿勢情報とを保存するステップと、
    前記計測端末が、前記保存するステップにおいて保存した位置情報と、前記取得時刻と、前記姿勢情報とを出力するステップと、
    前記トータルステーションが、前記計測端末における計測タイミングに同期して時刻を計測するステップと、
    前記トータルステーションが、前記計測端末を追尾することにより、前記計測端末の位置情報を取得するステップと、
    前記情報処理装置が、前記姿勢情報と、前記3次元情報と、前記取得時刻と、予め規定された前記カメラおよび前記スキャナの位置情報を表わす設計情報とに基づいて、前記スキャナの基準点の座標値と前記カメラの基準点の座標値とを導出するステップと、
    前記導出するステップにおいて導出された前記スキャナの基準点の座標値および前記カメラの基準点の座標値とに基づいて、前記スキャナによって出力された3次元情報を補正するステップとを含む、3次元形状の計測方法。
  15. 対象物までの角度及び距離を測定するトータルステーションであって、
    測位衛星から発信される測位信号を受信する受信器と、
    時刻を計測する時計と、
    前記測位信号に含まれる時刻情報に基づいて前記時計の時刻を補正する補正手段と、
    測距光を発信する発光器と、
    前記測距光の反射光に基づいて、前記対象物の位置情報を取得する取得手段と、
    前記位置情報を出力する出力手段とを備える、トータルステーション。
  16. 前記出力手段は、前記位置情報の出力時に、前記測位信号に基づく時刻情報を出力する、請求項15に記載のトータルステーション。
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