JP2019132769A5 - - Google Patents

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測量システム
本発明は、測量対象の三次元データを取得する測量システムに関する。
近年、測量現場で三次元測量が頻繁に行われている。例えば特許文献1の[0033][0051]には、第二、第三の実施形態として、移動体に搭載したスキャナの走査によって測量対象の三次元座標点群データを取得し、移動体のプリズムを測量機で追尾してスキャナの位置を特定し、スキャナの姿勢を移動体に搭載したIMU(慣性計測装置)やカメラ撮影による画像解析で特定し、走査による三次元座標点群データをスキャナの位置及び姿勢データで補正して精度を向上させる測量システムが開示されている。
特願2017−179701号
特許文献1の第三の実施形態において画像解析によって取得されるスキャナの姿勢は、カメラの各撮影時の姿勢を取得できたとしても撮影が行われない撮影間に取得することが出来ない。スキャナは、撮影間隔よりも短い間隔で三次元座標データを走査するため、その間のスキャナの姿勢データが得られれば、補正によって更に正確な測量対象の三次元座標点群データを得られる点で望ましい。
また、特許文献1の第二の実施形態で採用されたIMUは、3軸ジャイロのみならず加速度センサ、磁気センサ等の諸々のセンサを搭載することで移動体に搭載したスキャナの姿勢を精細に検出出来る反面コストが高いため、移動体を飛行体として形成する場合に墜落による破損が大きな問題となる。
本発明は、測量対象の三次元座標点群データを取得するにあたり、スキャナの姿勢をより詳細に得られる測量システムを安価に提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の測量システムは、測距光によって測量対象を走査するスキャナを搭載した移動体と、スキャナの位置を測定する位置測定装置と、スキャナの姿勢を検出する姿勢検出装置と、を備えた測量システムであって、前記姿勢検出装置は、定期的な撮影によって画像データを取得する撮像部と、前記スキャナの3軸姿勢角を検出する3軸角速度センサと、演算制御部と、を備え、前記演算制御部が、前記画像データの画像解析により撮影毎に取得されるスキャナの撮影時3軸姿勢角と、前記3軸角速度センサの検出値から算出されるスキャナの3軸姿勢相対変位角との和によってスキャナの姿勢情報を算出するように構成される。
上記態様において、前記演算制御部は、撮像部による各撮影の間に前記3軸角速度センサによって検出された3軸後姿勢角から撮像部による各撮影時に前記3軸角速度センサによって検出された3軸前姿勢角を減じることによって前記3軸姿勢相対変位角を算出するように構成されることも好ましい。
上記態様において、前記3軸角速度センサが、前記3軸後姿勢角をスキャナの走査時点で検出するとともに前記3軸前姿勢角を走査時点より前の直近の撮影時に検出するように構成されることも好ましい。
上記態様において、前記移動体がプリズムを有し、前記位置測定装置が、前記プリズムを追尾して測距及び測角を行う測量機であることも好ましい。
上記態様において、前記位置測定装置が、前記移動体に設けられたGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球測位航法衛星システム)装置であることも好ましい。
上記態様において、前記位置測定装置が、移動体に設けられた撮像部を備えた画像解析装置であることも好ましい。
上記態様において、前記スキャナが、測距光を発する出射部,反射測距光を受光する受光部,前記受光部の出力に基づき測距を行う測距部,前記測距光の光軸上に配置され前記測距光を偏向する第一光軸偏向部、前記反射測距光の受光光軸上に配置され前記第一光軸偏向部と同一の偏角および方向で前記反射測距光を偏向する第二光軸偏向部,並びに前記第一光軸偏向部および前記第二光軸偏向部の偏角および方向を検出する出射方向検出部,を有することも好ましい。
本発明の測量システムによれば、高価なIMUを採用しなくても画像処理解析で得られる撮影時のスキャナの姿勢と、安価な3軸角速度センサで得られるスキャナの3軸姿勢角の変動値から撮影時のみならず撮影間のスキャナの姿勢を詳細に取得でき、位置測定装置で得られるスキャナの位置と共に走査による三次元座標点群データを補正することで三次元測量の成果物を高精度に得ることができる。
本発明の測量システムによれば、スキャナの3軸姿勢角の変動値である3軸姿勢相対変位角は、3軸角速度センサによって撮影間に検出されるスキャナの3軸後姿勢角から撮影時に検出される3軸前姿勢角を減じた相対変位から容易に得られ、スキャナの3軸絶対姿勢角は、画像解析で得られたスキャナの3軸姿勢角に3軸角速度センサで検出される3軸姿勢角の変動値を加えることで高精度に得られる。
本発明の測量システムによれば、スキャナの走査時点で検出される3軸後姿勢角から走査時点より前の直近の(撮像部による)撮影時に検出される3軸前姿勢角を減じてスキャナの3軸姿勢相対変位角を得ることで走査時点毎のスキャナの姿勢を詳細に取得でき、走査毎のスキャナの姿勢を高精度に得ることができる。
本発明の測量システムによれば、測量機、GNSS装置または画像解析装置からなる位置測定装置で得られたスキャナの位置と姿勢検出装置でられたスキャナの姿勢でスキャナの走査による三次元座標点群データを補正することで三次元測量の成果物を高精度に得ることができる。
本発明の測量システムによれば、スキャナにより測距光を自在に偏向して走査出来ることにより、自在度の高い三次元座標点群データからなる三次元測量の成果物を高精度に得ることができる。
第1の実施形態に係る測量システムの全体構成図である。 第1の実施形態に係る測量用移動装置の構成図であり、(A)は同装置の側面図、(B)は同装置の底面図である。 第1の実施形態に係る測量システムに搭載されるフレネルスキャナの構成ブロック図である。 第1の実施形態に係る測量システムの制御ブロック図である。 姿勢検出装置による姿勢検出方法の説明図である。 第1の実施形態に係る測量システムの動作フローチャートである。 第2の実施形態に係る測量システムの全体構成図であり、(A)は同システムの側面図、(B)は同システムの底面図である。 第2の実施形態に係る測量システムの制御ブロック図である。 第2の実施形態に係る測量システムの動作フローチャートである。 第3の実施形態に係る測量システムの全体構成図であり、(A)は同システムの側面図、(B)は同システムの底面図である。 第3の実施形態に係る測量システムの制御ブロック図である。 第3の実施形態に係る測量システムの動作フローチャートである。 第1の実施形態に係る測量システムの変形例である。
次に、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る測量システム1の全体構成図であり、図2(A)は測量システム1の測量用移動装置の10の側面図、(B)は測量システム1の測量用移動装置10の底面図である。測量システム1は、測量用移動装置10と測量器20によって構成される。
図2(A)及び図2(B)に示すように、測量用移動装置10は、移動体2と、スキャナ3と、撮像部4と、3軸角速度センサ5と、測量機20のターゲットとなるプリズム9とを有する。本形態では、プリズム9は、スキャナ3のレンズ部の先端横に固定されている。プリズム9の固定位置はこれ以外の箇所であってもよいが、スキャナの測定基準点3oとプリズム9の光学中心(光学的な反射点)9oとのロール軸・ピッチ軸・ヨー軸方向の各ずれ量(dr,dp,dy)は、プリズム9を取り付ける際に既知としておく。
移動体2は、自律飛行可能な無人航空機(UAV:Unmanned Air Vehicle)である。移動体2は、放射状に延出する複数のプロペラ6と、図示しない飛行ユニットを有し、予め定められた飛行経路を飛行したり、遠隔操作により自由に飛行することが可能である。
スキャナ3は、レーザ測距光を送光し、測量対象のスキャン点の三次元位置を計測する。スキャナ3は、光の出射部と受光部にそれぞれ、リズレープリズム(Risley Prism)を備える光軸偏向部が配置されており、測距光を任意の方向に偏向できる。スキャナ3の基準光軸Oは、移動体2が水平姿勢の時に鉛直下方向に向くように設けられている(図2(A)参照)。なお、符号3oは、基準光軸O上にあるスキャナ3の測定基準点を示している。
図3はスキャナ3の構成ブロック図である。スキャナ3は、出射部3a、受光部3b、測距部3c、スキャン演算部3d、出射方向検出部3mを有する。出射部3aは、発光素子3eと、一対のリズレープリズム3f,3gを備える。発光素子3eからは、測距光3h’が出射される。リズレープリズム3f,3gは、測距光の光軸3hを中心に対向し、モータドライバ3nによりそれぞれ独立に回転可能である。リズレープリズム3f,3gは、測距光3h’を偏向する第一光軸偏向部として機能する。受光部3bは、受光素子3iと、複数のリズレープリズムが連続した、一対のフレネルプリズム3j,3kを備える。受光素子3iは、スキャン点からの反射測距光を受光する。フレネルプリズム3j,3kは、反射測距光3l’の光軸3lを中心に対向し、モータドライバ3nによりそれぞれ独立に回転可能である。フレネルプリズム3j,3kは、反射測距光3l’を偏向する第二光軸偏向部として機能する。なお、図3では、出射側に第一光軸偏向部が配置され、受光側に第二光軸偏向部が配置されているが、出射側と受光側で光軸偏向部を共用する構成であってもよい。
測距部3cは、測距光3h’を送光し、受光素子3iの受光信号に基づき、測距光3h’が往復する時間を計測することで,スキャン点までの距離を取得する。出射方向検出部3mは、モータドライバ3nに入力する駆動パルスをカウントすることで、または、エンコーダを使用して、リズレープリズム3f,3gの回転方向、回転量、回転速度を検出する。リズレープリズム3f,3gを通過することで、測距光3h’は任意の方向に偏向される。スキャン演算部3dは、出射方向検出部3mからリズレープリズム3f,3gの屈折率と回転角を得て、これらに基づき、測距光3h’の偏角および方向を演算する。
出射方向検出部3mは、同様に、フレネルプリズム3j,3kの回転方向、回転量、回転速度を検出する。スキャン演算部3dは、フレネルプリズム3j,3kがリズレープリズム3f,3gと常に同じ偏角,方向となるように制御する。フレネルプリズム3j,3kを通過することで、反射測距光3l’は受光光軸3lと合致するように偏向される。
以上の構成により、スキャナ3では、リズレープリズム3f,3gの回転位置の組み合わせにより、測距光3h’の偏向角および方向を任意に偏向し、スキャン点の三次元座標点群データを取得することができる。また、リズレープリズム3f,3gの位置関係を固定した状態で、リズレープリズム3f,3gを一体回転することで、測距光3h’を、偏向基準軸O’を中心として、例えば円状に走査させることができる(後述の図4参照)。
図2(A)及び図2(B)に示す撮像部4は、CCDセンサ又はCMOSセンサ等のイメージセンサを有するカメラであり、各画素は画像素子上での位置が特定できるようになっている。例えば、各画素は、撮像部4の撮像光軸O’を原点とした座標系で画像上での位置が特定される。撮像部4は、移動体2に内蔵されており、スキャナ3の機械機構と位置をずらして固定されている。撮像部4の撮像光軸O’は、移動体2が水平姿勢の時に鉛直下方向に向くように設けられている。
図2(A)に示す3軸角速度センサ5は、スキャナ3と共に移動体2に一体に固定された3軸ジャイロセンサで構成され、スキャナの3軸方向の角速度から所定時点におけるスキャナ3の3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)を取得する。本形態で、撮像部4と3軸角速度センサ5は、後述する演算制御部7と共にスキャナ3の姿勢を検出する姿勢検出装置13として機能する。
図1に示す測量機20は、ターゲットを自動追尾可能なトータルステーションであり、水平回転する本体20aと、本体20aに鉛直回転可能に設けられた望遠鏡20bとを有する。測量機20は、三脚を用いて既知の点に据え付けられている。本形態において、測量機20は、スキャナ3の位置を測定する位置測定装置として機能する。
図4は測量システム1の制御ブロック図である。測量用移動装置10側は、スキャナ3、撮像部4、3軸角速度センサ5、演算制御部7、操作部8、通信部11、およびタイマ12を有する。操作部8からは、演算制御部7に対し各種の動作指示や設定を入力できる。
演算制御部7は、例えばCPU,ROM,RAM等を集積回路に実装したマイクロコントローラである。演算制御部7は、図示しない飛行ユニットを制御するとともに、スキャナ3から測量対象の三次元座標点群データ(スキャン点までの距離および角度)を取得し、撮像部4で測量対象等を撮影することによって取得される撮影毎の画像データと3軸角速度センサ5によって撮影時と撮影間の時点でそれぞれ検出されるスキャナ3の3軸姿勢角からスキャナ3の姿勢情報を算出し、測量機20からスキャナ3の位置情報を取得する。演算制御部7は、スキャナ3の送光信号の出力のタイミングでタイマ12からシステムタイムを取得し、三次元座標点群データとスキャナ3の位置情報および姿勢情報のそれぞれに時刻を付与する。
姿勢検出装置13によるスキャナ3の姿勢検出は、以下のように行われる(図5を参照)。まず、撮像部4は、例えば2秒間隔等の所定間隔で定期的に測量対象を撮影(撮影間隔は2秒に限られない)し、スキャナ3は、撮像部4の撮影間隔よりもかなり短い走査間隔で測量対象の三次元座標点群データを取得する。演算制御部7は、定期的に取得された画像データをSfM(Structure from Motion)等で画像解析することにより、各撮影時(P1,P2・・・)におけるスキャナ3の姿勢を表す撮影時3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)を算出し、3軸角速度センサ5によって撮像部4の各撮影時(P1,P2・・・)に検出されるスキャナ3の3軸前姿勢角及び撮像部4の撮影間(P1とP2の間)に検出されるスキャナ3の3軸後姿勢角の差分からスキャナ3の3軸姿勢相対変位角を算出し、最後に撮影時の撮影時3軸姿勢角に当該撮影時からのスキャナ3の3軸方向の相対変化量である3軸姿勢相対変位角を加えることでスキャナ3の撮影間3軸姿勢角(撮影間の姿勢情報)を算出する。尚、スキャナ3の3軸姿勢角は、スキャナ3を固定した移動体3が水平姿勢にあり、かつスキャナ3の基準光軸Oが鉛直下方向を向いた位置を基準とした3軸方向の変位角で表される。また、撮像部4は、移動体2においてスキャナ3と一体に固定されているため、撮像部4の姿勢は、スキャナ3の姿勢とみなすことが出来る。
具体的には、図5において、撮像部4によって順に行われる撮影時点P0、P1・・Pnで画像解析から算出される撮影時3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)をそれぞれSP0(α10,β10、γ10)、SP1(α11,β11、γ11)・・・SPnとし、撮影時点P0、P1・・Pnで3軸角速度センサ5によって検出される3軸前姿勢角をそれぞれGP0(Φ10,θ10、ψ10)、GP1(Φ11,θ11、ψ11)・・・GPnとし、撮影時点P1とP2との間において等間隔で行われるスキャナ3の各走査時点Sc1、Sc2・・・・Scnで3軸角速度センサ5によって検出されるスキャナ3の3軸後姿勢角をそれぞれG1(Φ21,θ21、ψ21)、G2(Φ22,θ22、ψ22)・・・Gn(Φ2n,θ2n、ψ2n)とすると、P1とP2の撮影間の各走査時点Sc1、Sc2、Sc3・・・・Scnにおけるスキャナ3の姿勢を示す3軸絶対姿勢角Sn(Φn,θn、ψn)は、一例として「3軸姿勢角Sn(Φn,θn、ψn)=走査時点前の直近の撮影時姿勢角SP0(α10,β10、γ10)+3軸姿勢相対変位角=SP0(α10,β10、γ10)+{3軸後姿勢角Gn(Φ2n,θ2n、ψ2n)−3軸前姿勢角GP0(Φ10,θ10、ψ10)}」によって算出される。
測量システム1によれば、撮像部の画像解析で得られるスキャナ3の撮影時姿勢角に撮影時からのスキャナ3の3軸姿勢相対変位角を加えることにより、画像解析のみでは得られない撮像部4の撮影間における走査毎のスキャナ3の姿勢を精度良く取得することが出来、撮影時からのスキャナ3の3軸姿勢変位角を安価な3軸ジャイロセンサからなる3軸角速度センサ5の相対変位量から得ることで絶対変位角の算出精度が低い安価な3軸ジャイロセンサであっても撮影時からのスキャナ3の3軸変位角を高精度で得ることが出来る。尚、3軸角速度センサ5によるスキャナ3の3軸後姿勢角の検出時点は、スキャナ3の走査時点の姿勢を検出する点で走査時点に同期させることが望ましいが、走査時点以外に検出時点を設けて走査時点以外のスキャナ3の姿勢を求めても良い。
尚、本実施例においては、P1において画像解析のみで得られるスキャナ3の撮影時姿勢角と、P0の画像解析で得られる撮影時姿勢角に3軸角速度センサ5で得られた3軸姿勢相対変位角を加えて得られたP1におけるスキャナ3の3軸姿勢角との間に誤差が発生して不連続となることを避けるために3軸角速度センサ5で得られた3軸後姿勢角G1、G2・・・Gnの値に所定の補正係数を乗じても良い。
図4の測量システム1の制御ブロック図において測量機20側は、水平角検出器21と、鉛直角検出器22と、水平回転駆動部23と、鉛直回転駆動部24と、表示部25と、操作部26と、演算制御部27と、追尾部28と、測距部29と、記憶部30と、通信部31と、タイマ32を有する。
水平回転駆動部23と鉛直回転駆動部24は、モータであり、演算制御部27に制御されて、それぞれ水平回転軸と鉛直回転軸を駆動する。表示部25と操作部26は、測量機20のインターフェースであり、測量作業の指令・設定や作業状況および測定結果の確認などが行える。水平角検出器21と鉛直角検出器22は、アブソリュートエンコーダまたはインクリメンタルエンコーダである。水平角検出器21は水平回転軸に対して設けられ本体20aの水平方向の回転角を検出する。鉛直角検出器22は鉛直回転軸に対して設けられ望遠鏡20bの鉛直方向の回転角を検出する。
追尾部28は、測距光とは異なる波長の赤外レーザ等を追尾光として出射する追尾送光系と、CCDセンサ又はCMOSセンサ等のイメージセンサを有する追尾受光系を有する。追尾部28は、追尾光を含む風景画像と追尾光を除いた風景画像を取得し、両画像を演算制御部27に送る。演算制御部27は、両画像の差分からターゲット像の中心を求め、ターゲット像の中心と望遠鏡20bの視軸中心からの隔たりが一定値以内に収まる位置をターゲットの位置として検出し、常に望遠鏡20bがターゲットの方向を向くように、自動追尾する。
測距部29は、赤外レーザ等の測距光をターゲットに射出する測距送光系と、フォトダイオード等で反射測距光を受光する測距受光系を有する。測距部29は、ターゲットからの反射測距光を測距受光系で受光するとともに、測距光の一部を分割して内部参照光として受光し、反射測距光と内部参照光との位相差に基づきターゲットまでの距離を測定する。また、水平角検出器21と鉛直角検出器22の検出値から、ターゲットを測角する。
演算制御部27は、例えばCPU,ROM,RAM等を集積回路に実装したマイクロコントローラであり、回転駆動部23,24の制御、測距部29および追尾部28の制御を行う。演算制御部は、測距部29の送光信号の出力のタイミングでタイマ32からシステムタイムを取得し、測距・測角値に時刻を付与する。記憶部30は、例えばハードディスクドライブであり、上記演算制御のための各種プログラムが格納されている。測距部29が取得したターゲット位置(距離および角度)は、時刻情報とともに記憶部30に記憶される。通信部31は、測量用移動装置10側の通信部11との間で無線通信が可能であり、演算制御部27の制御下において、記憶部30に記憶されたターゲット位置を測量用移動装置10へ送信する。
スキャン位置補正部7Aは、スキャナ3で得た三次元位置を測量機20のターゲットとして得られたスキャナ3の位置と姿勢検出装置13で得られたスキャナ3の姿勢で補正する。この詳細は、後述する動作フローに併せて説明する。
図6を参照して、測量システム1の動作フローを説明する。
まず、ステップS101で、測量機20は、測量用移動装置10のプリズム9の自動追尾を開始し、自動追尾した位置を測距部29で測距・測角し、プリズム9の三次元位置(絶対座標)を測定する。測量機20は、プリズム9の三次元位置情報を、測量用移動装置10に送信する。
次に、ステップS102で、ステップS101と並行して、測量用移動装置10は、スキャナ3によって測距・測角をし、測量対象のスキャン点の三次元位置を計測する。
次に、ステップS103で、ステップS101〜S102と並行して、測量用移動装置10は、撮像部4によって所定間隔による定期的な撮影を行って複数の画像データを取得する。
次に、ステップS104で、ステップS101〜S103と並行して、移動装置10は、3軸角速度センサ5によってスキャン点毎のスキャナ3の3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)を検出する。
次に、ステップS105で、測量用移動装置10の姿勢検出装置13として機能する演算制御部7は、ステップS103で撮像部4から得た複数の画像データをSfM等で画像解析し、撮像部4による撮影毎のスキャナ3の絶対姿勢情報(撮影時3軸姿勢角)を算出する。
次にステップS106で、測量用移動装置10の演算制御部7は、ステップS104で3軸角速度センサ5から得たスキャン点毎のスキャナ3の3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)からスキャナ3の回転変位(所定の走査時点の3軸後姿勢角から走査時点前の直近の撮影時における3軸前姿勢角を差し引いて得られる3軸姿勢相対変位角)を算出し、算出した3軸姿勢相対変位角を撮影時3軸姿勢角に加えてスキャン点毎のスキャナ3の絶対姿勢情報(3軸絶対姿勢角)を算出する。
次にステップS107で、ステップS101で測量機20から得たプリズム9の位置情報と、ステップS102でスキャナ3から得たスキャン点の三次元座標点群データと、ステップS106で姿勢検出装置13によって得たスキャナ3の絶対姿勢情報を、時刻によって紐付ける。そして、スキャン位置補正部7Aは、ステップS102で得たスキャン点の三次元位置を、スキャナの位置情報と絶対姿勢情報で補正する。
具体的に、ステップS101で、プリズム9の位置が絶対座標で、かつ測量機20により精密に測定されている。また、ステップS106で、スキャナ3の傾き(姿勢)が分かっている。従って、スキャン位置補正部7Aは、スキャナの基準光軸Oをスキャナの姿勢方向に補正し、プリズム9の座標から各ずれ量(dr,dp,dy)だけ移動させた座標をスキャナの測定基準点3oとして、スキャナ3が測定した各スキャン点までの距離・角度を、再計算する。
最後に、ステップS108で、測量用移動装置10は、ステップS107で補正したスキャン点の三次元位置(絶対座標)を記憶し、動作を終了する。
(第2の実施形態)
以下、第1の実施形態と同一の要素については、同一の符号を使用して説明を割愛する。図7は第2の実施形態に係る測量システム1’の構成図であり、図7(A)は、測量システム1’の側面図、図7(B)は測量システム1’の底面図である。測量システム1’は、スキャナ3の位置測定装置として測量機20の代わりにGNSS(Global Navigation Satellite System)装置のうちの1つであるGPS装置33を備えた測量システムである。測量システム1’は、移動体2と、スキャナ3と、撮像部4と、3軸角速度センサ5と、GPS装置33と、を備えた測量用移動装置10’によって構成され、測量用移動装置10’は、GPS装置33を備えてプリズム9、通信部11及びタイマ12を省略したことを除き、図2(A)、図2(B)に示す測量用移動装置10と同様の構成を有する。
GPS装置33は、移動体2に固定されており、GPS衛星から信号を受信し、UTC時刻・緯度・経度を取得する。GPS装置33は、スキャナ3の位置を測定する位置測定装置として機能する。
図8は測量システム1’の制御ブロック図である。演算制御部7は、図示しない飛行ユニットを制御するとともに、スキャナ3から三次元座標点群データ(スキャン点までの距離および角度)を取得し、GPS装置33からスキャナ3の位置情報(緯度および経度)を取得し、姿勢検出装置13の撮像部4で測量対象等を撮影することによって取得される撮影毎の画像データと3軸角速度センサ5によって取得される複数時点におけるスキャナ3の3軸姿勢角からスキャナ3の姿勢情報を算出する。三次元座標点群データとスキャナの位置情報および姿勢情報には、それぞれ、スキャナ3の送光信号の出力のタイミングで、GPS装置33による時刻情報が付与される。演算制御部7は、時刻情報に基づき、スキャナ3で得た三次元座標点群データと、GPS装置33で得たスキャナの位置情報と、姿勢検出装置13で得たスキャナの姿勢情報を紐づけて記録する。
スキャン位置補正部7Aは、スキャナ3で得た三次元位置をGPS装置33で得られたスキャナ3の位置と姿勢検出装置13で得られたスキャナ3の姿勢で補正する。この詳細は、後述する動作フローに併せて説明する。
図9を参照して、測量システム1’の動作フローを説明する。
まず、ステップS201で、測量システム1’の演算制御部7は、GPS装置33から、三次元位置(絶対座標)を取得する。GPS装置33とスキャナ3は一体となっているので、GPS装置33が取得した位置情報はスキャナ3の位置とみなすことができる。
次に、ステップS202で、ステップS201と並行して、スキャナ3は、測距・測角をし、測量対象のスキャン点の三次元位置を計測する。
次に、ステップS203で、ステップS201〜S202と並行して、撮像部4は、所定間隔による定期的な撮影を行って複数の画像データを生成する。
次に、ステップS204で、ステップS201〜S203と並行して、3軸角速度センサ5は、スキャン点毎のスキャナ3の3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)を検出する。
次に、ステップS205で、姿勢検出装置13として機能する演算制御部7は、ステップS203で撮像部4から得た複数の画像データをSfM等で画像解析し、撮像部4による撮影毎のスキャナ3の絶対姿勢情報(撮影時3軸姿勢角)を算出する。
次にステップS206で、演算制御部7は、ステップS204で3軸角速度センサ5から得たスキャン点毎のスキャナ3の3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)からスキャナ3の回転変位(所定の走査時点の3軸後姿勢角から走査時点前の直近の撮影時における3軸前姿勢角を差し引いて得られる3軸姿勢相対変位角)を算出し、算出した3軸姿勢相対変位角を撮影時3軸姿勢角に加えてスキャン点毎のスキャナ3の絶対姿勢情報(3軸絶対姿勢角)を算出する。
次にステップS207で、ステップS201でGPS装置33から得たスキャナ3の位置情報と、ステップS202でスキャナ3から得たスキャン点の三次元座標点群データと、ステップS206で姿勢検出装置13によって得たスキャナ3の絶対姿勢情報を、GPS装置33によって取得した時刻で紐付ける。そして、スキャン位置補正部7Aは、ステップS202で得たスキャン点の三次元位置を、スキャナの位置情報と絶対姿勢情報で補正する。
具体的に、ステップS201で、スキャナ3の位置がGPS装置33によって絶対座標で取得されている。また、ステップS206で、スキャナ3の傾き(姿勢)が分かっている。従って、スキャン位置補正部7Aは、スキャナの基準光軸Oをスキャナの姿勢方向に補正し、GPS装置33で得た座標をスキャナの測定基準点3oとして、スキャナ3が測定した各スキャン点までの距離・角度を、再計算する。
最後に、ステップS208で、測量用移動装置10’は、ステップS207で補正したスキャン点の三次元位置(絶対座標)を記憶し、動作を終了する。
以上の測量システム1’によれば、測量機20を設置しなくても測量用移動装置10’のみで精度の高い3次元測定成果物を得ることが出来る。
(第3の実施形態)
以下、第1の実施形態または第2の実施形態と同一の要素については、同一の符号を使用して説明を割愛する。図10は第の実施形態に係る測量システム1”の構成図であり、図10(A)は、測量システム1”の側面図、図10(B)は測量システム1”の底面図である。測量システム1”は、移動体2と、スキャナ3と、撮像部4と、3軸角速度センサ5と、GPS時刻部34を備えた測量用移動装置10”によって構成され、測量用移動装置10”は、GPS装置33を時刻情報のみ取得可能なGPS時刻部34に代えた他、図7(A)、図7(B)に示す測量用移動装置10’と同様の構成を有する。測量システム1”は、スキャナ3の位置測定装置として測量機20やGPS装置33の代わりに後述する画像解析装置35を備えた測量システムである。
図11は測量システム1”の制御ブロック図である。画像解析装置35は、姿勢検出装置13の一部として機能する撮像部4及び演算制御部7によって機能する。演算制御部7は、スキャナ3の姿勢を画像解析するために撮像部4で定期的に取得された測量対象の画像データをSfM(Structure from Motion)等で画像解析することによって撮影毎のスキャナ3の絶対姿勢情報のみならず、スキャナ3の位置情報も算出する。GPS時刻部34は、GPS衛星から信号を受信し、UTC時刻と定周期パルスであるPPS信号を生成する時計を有している。尚、画像解析装置35においては、姿勢検出装置13の撮像部4を兼用せず、撮像光軸O’と平行な光軸となるように移動体2に設けられて演算制御部7に制御される別体の撮像部(カメラ)を採用しても良い。
演算制御部7は、図示しない飛行ユニットを制御するとともに、スキャナ3から三次元座標点群データ(スキャン点までの距離および角度)を取得し、撮像部4の画像を解析してスキャナ3の位置情報(緯度および経度)を取得し、姿勢検出装置13の撮像部4で測量対象等を撮影することによって取得される撮影毎の画像データと3軸角速度センサ5によって取得される複数時点におけるスキャナ3の3軸姿勢角からスキャナ3の姿勢情報を算出する。三次元座標点群データとスキャナの位置情報および姿勢情報には、それぞれ、スキャナ3の送光信号の出力のタイミングで、GPS時刻部34による時刻情報が付与される。演算制御部7は、時刻情報に基づき、スキャナ3で得た三次元座標点群データと、GPS時刻部34で得たスキャナの位置情報と、姿勢検出装置13で得たスキャナの姿勢情報を紐づけて記録する。
スキャン位置補正部7Aは、スキャナ3で得た三次元位置を画像解析装置35で得られたスキャナ3の位置と姿勢検出装置13で得られたスキャナ3の姿勢で補正する。この詳細は、後述する動作フローに併せて説明する。
図11を参照して、測量システム1”の動作フローを説明する。
次に、ステップS301で、スキャナ3は、測距・測角をし、スキャン点の三次元位置を計測する。
次に、ステップS302で、ステップS301と並行して、撮像部4は、所定間隔による定期的な撮影を行って複数の画像データを生成する。
次に、ステップS303で、ステップS301〜S302と並行して、3軸角速度センサ5は、スキャン点毎のスキャナ3の3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)を検出する。
次に、ステップS304で、姿勢検出装置13及び位置測定装置として機能する演算制御部7は、ステップS302で撮像部4から得た複数の画像データをSfM等で画像解析し、撮像部4による撮影毎のスキャナ3の位置情報及び絶対姿勢情報(撮影時3軸姿勢角)を算出する。
次にステップS305で、演算制御部7は、ステップS303で3軸角速度センサ5から得たスキャン点毎のスキャナ3の3軸姿勢角(ロール角・ピッチ角・ヨー角)からスキャナ3の回転変位(所定の走査時点の3軸後姿勢角から走査時点前の直近の撮影時における3軸前姿勢角を差し引いて得られる3軸姿勢相対変位角)を算出し、算出した3軸姿勢相対変位角を撮影時3軸姿勢角に加えてスキャン点毎のスキャナ3の絶対姿勢情報(3軸絶対姿勢角)を算出する。
次にステップS306で、ステップS301でスキャナ3から得たスキャン点の三次元座標点群データと、ステップS304で得たスキャナ3の位置情報と、ステップS305で姿勢検出装置13によって得たスキャナ3の絶対姿勢情報を、GPS時刻部34で取得した時刻によって紐付ける。そして、スキャン位置補正部7Aは、ステップS301で得たスキャン点の三次元位置を、スキャナの位置情報と絶対姿勢情報で補正する。
具体的に、ステップS304で、スキャナ3の位置が画像解析装置35によって絶対座標で取得され、ステップS305で、スキャナ3の傾き(姿勢)が分かっている。従って、スキャン位置補正部7Aは、スキャナの基準光軸Oをスキャナの姿勢方向に補正し、画像解析装置35で得た座標をスキャナの測定基準点3oとして、スキャナ3が測定した各スキャン点までの距離・角度を、再計算する。
最後に、ステップS307で、測量用移動装置10”は、ステップS306で補正したスキャン点の三次元位置(絶対座標)を記憶し、動作を終了する。
以上の測量システム1”によれば、測量機20や高価なGPS装置33を設置しなくても姿勢検出装置13の一部を機能的に併用した画像解析装置35を備えた測量用移動装置10”のみで精度の高い3次元測定成果物を得ることが出来る。
(変形例1)
第1の実施形態から第3の実施形態においては、スキャナの姿勢(第3の実施形態においてスキャナの姿勢と位置)を算出する演算制御部7と測量対象のスキャン点の三次元位置をスキャナの位置と姿勢で補正するスキャン位置補正部7Aを測量用移動装置10、10’、10”にそれぞれ設けているが、演算制御部7とスキャン位置補正部7Aによる作業は、位置測定装置(測量機20、GPS装置33、画像解析装置35)、撮像部4及び3軸角速度センサ5による作業後に撮影測量用移動装置10、10’、10”に別途接続される情報処理端末(パーソナルコンピュータなど)に行わせてもよい。
具体的には、ステップS105、S106、S205、S206、S304及びS305で行われるスキャナ3の絶対姿勢情報(3軸絶対姿勢角)の算出作業、ステップS304で行われるスキャナ3の位置情報算出作業、ステップS107、S207及びS306で行われるスキャン点の3次元位置をスキャナの位置と姿勢で補正する作業を上記情報端末で後から行わせてもよい。
(変形例2)
第1から第3の各実施形態において、測量用移動装置10の移動体2はUAVであるが、移動体2は測量現場を移動可能であればよい。第2の実施形態を用いて例を示す。図13は、第1の実施形態に係る測量システム1の変形例である。図13に示す移動体2’は車両であり、車両のルーフに、スキャナ3と、撮像部4と、3軸角速度センサ5と、プリズム9とを一体にしたユニットが搭載されている。図13に示す移動体2”は、手持ち可能な筐体であり、スキャナ3と、撮像部4と、3軸角速度センサ5と、プリズム9とを一体にしたユニットが取り付けられている。移動体がこのような形態であっても、第1の実施例と同等の効果が得られる。
(変形例3)
測量システム1において測量用移動装置10のタイマ12と、測量機20のタイマ32は、ともにGPS時刻部としても良い。GPS時刻部は、GPS衛星から信号を受信し、UTC時刻と定周期パルスであるPPS信号を生成する時計を有し、スキャナ3の送光信号の出力のタイミングで三次元座標点群データとスキャナの位置情報および姿勢情報に時刻情報を付与するようにする。
(変形例4)
第2の実施形態の測量システム1’における位置測定装置は、GNSS装置であればGPS装置33に限られず、GLONASS、北斗(北斗-2、Compass)、Gallileoまたはその他のGNSSを利用したGNSS装置としてもよい。第3の実施形態におけるGPS時刻部34、変形例3におけるGPS時刻部もまた、GLONASS、北斗(北斗-2、Compass)、Gallileo等を利用して時刻情報の取得を行うGNSS時刻部としてもよい。GNSS装置は、GNSS衛星から信号を受信し、UTC時刻・緯度・経度を取得し、GNSS時刻部はGNSS衛星から時刻情報のみを取得する。取得した時刻情報は、スキャナ3の送光信号の出力のタイミングで三次元座標点群データとスキャナの位置情報および姿勢情報に付与される。
以上、本発明の好ましい測量システムについて、実施の形態および変形例を述べたが、各形態および各変形を当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
1,1’,1” 測量システム
2,2’移動体
3 スキャナ
3a 出射部
3b 受光部
3c 測距部
3f,3g リズレープリズム(第一光軸偏向部)
3h 測距光の光軸
3h’ 測距光
3j,3k フレネルプリズム(第二光軸偏向部)
3l 反射測距光の受光光軸
3l’ 反射測距光
3m 出射方向検出部
4 撮像部
5 3軸角速度センサ
7 演算制御部
9 プリズム
10,10’,10”測量用移動装置
13 姿勢検出装置
20 測量機(位置測定装置)
SP0、SP1、SPn スキャナの撮影時3軸姿勢角
GP0、GP1、GPn スキャナの3軸前姿勢角
G1、G2、Gn スキャナの3軸後姿勢角
Sn スキャナの3軸絶対姿勢角(姿勢情報)
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