JP2009292411A - サンバイザー - Google Patents

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靖 熊川
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Abstract

【課題】 サンバイザー本体からの押圧力を受けてスプリング部材によるシャフトの挟持力を設定することで、スプリング部材の共通化が可能なサンバイザーを提供する。
【解決手段】 サンバイザーは、車体に取り付けられるシャフト10と、サンバイザー本体20に装着されシャフト10を回転自在に挟持するスプリング部材30と、を含んでいる。スプリング部材30は、シャフト10に外嵌される基部31と、当該基部31に基端が繋がるとともに当該基部31から切り離されて先端を自由端とする片持ち形状の挟持力調整部32とを有し、自由端をサンバイザー本体20により押圧することで当該押圧力に応じた挟持力をもって挟持力調整部32がシャフト10を挟持する構成である。
【選択図】 図2

Description

この発明は、自動車の運転席及び助手席等に太陽光線等を遮るために設けられるサンバイザーに関する。
通常、自動車の運転席及び助手席の斜め上方には、太陽光線や対向車のライト等から視界を有効に確保できるようにサンバイザーが設けられている。サンバイザーは、自動車室内の天井側に固定されるシャフトと、サンバイザー本体に装着されてシャフトを回転自在に挟持するスプリング部材と、を含み、サンバイザー本体を天井側にある格納状態から、シャフトを中心に回転させることで、太陽光線等を遮光する使用状態にする構成である。
この種のサンバイザーとしては、例えば、特許文献1及び2に開示されたものがある。
特許文献1の車両用サンバイザの軸受構造は、バネ部材(スプリング部材に相当)(30)にシャフト(21)を軸受する円弧状軸受部(31)を備える一方、片持ち式リップ(33)を切り起し形成している(同文献の図3参照)。またシャフト(21)には片持ち式リップ(33)と接触する突起(21a)が形成してある。バネ部材(30)は、サンバイザ本体(20)を展開操作する際に、片持ち式リップ(33)が弾性変形して突起(21a)と片持ち式リップ(33)の接触が断たれて、格納位置から容易に展開位置へと移行させる構成である。
特開2005−119536号公報
さて、特許文献1の車両用サンバイザの軸受構造は、バネ部材(30)に形成された片持ち式リップ(33)が自由端となっている。このため、片持ち式リップ(33)が容易に弾性変形してしまい、サンバイザ本体(20)を展開位置から格納位置に戻す場合に十分なクリック感が得られない。また格納位置においては、片持ち式リップ(33)が弾性変形することで、サンバイザ本体(20)を容易に回転させ、展開位置に移行させてしまうおそれがある。このため、バネ部材(30)は大きな形状に形成してシャフトとの接触部分を増やしたり、厚いばね板を適用して弾性力を高めたりする必要が生じていた。
ここで、自動車に設けられるサンバイザーは、大型または小型に形成されたもの、ミラーやポケットなどの装備が備えられたものなど様々な種類がある。したがってサンバイザーの回転を軸支するスプリング部材(特許文献1のバネ部材に相当)は、サインバイザーの使用目的に応じてシャフトに対する制動力(すなわちスプリング部材の挟持力)が調整できることが好ましい。しかし、上記特許文献1のようなバネ部材の場合は、例えば大きな形状に形成することで大型のサンバイザーのみに対応することになり、他のサンバイザーには対応できず、汎用性が低いものとなっていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、サンバイザー本体からの押圧力を受けてスプリング部材によるシャフトの挟持力を設定することで、スプリング部材の共通化が可能なサンバイザーの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、車体に取り付けられるシャフトと、サンバイザー本体に装着され前記シャフトを回転自在に挟持するスプリング部材と、を含むサンバイザーにおいて、
前記スプリング部材は、前記シャフトに外嵌される基部と、当該基部に基端が繋がるとともに当該基部から切り離されて先端を自由端とする片持ち形状の挟持力調整部とを有し、前記自由端を前記サンバイザー本体により押圧することで当該押圧力に応じた挟持力をもって前記挟持力調整部が前記シャフトを挟持する構成であることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1を前提として、
前記シャフトは、外周面の一部を切り欠いて平坦部が形成されており、
前記スプリング部材は、一部領域が回動位置を強固に保持するための位置保持用ばね部を構成するとともに、他の領域が摩擦力をもって前記シャフトの自由な回転を阻止する制動用ばね部を構成しており、
前記位置保持用ばね部には、前記シャフトの平坦部と面接触する平坦面が形成されており、
前記制動用ばね部は、前記挟持力調整部により形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2を前提として、
前記スプリング部材は、両側部から一定領域に前記位置保持用ばね部を形成するとともに、これら位置保持用ばね部の中間部に前記制動用ばね部が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3を前提として、
前記シャフトは、前記スプリング部材が外嵌される軸方向の全領域に前記平坦部が形成されており、
前記スプリング部材が前記シャフトの先端から軸方向に差し込まれる際、
前記位置保持用ばね部は、前記平坦面を前記シャフトの平坦部に合わせた相対角度位置のとき、他の相対角度位置に比べて、前記シャフトに対する挟持力が緩和される構成であり、
前記制動用ばね部は、前記位置保持用ばね部の平坦面が前記シャフトの平坦部に合わされた相対角度位置において、前記シャフトに接触しない構成としてあることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、スプリング部材に形成した挟持力調整部の自由端を、サンバイザー本体により押圧することで、スプリング部材が安定した制動力をもってシャフトを挟持することができる。しかも、挟持力調整部の自由端に対する押圧力を調整するだけで、シャフトに対するスプリング部材の挟持力(制動力)を任意に調整することができるので、各種の構成、大きさ、寸法をしたサンバイザー本体に対して、スプリング部材を共通に適用可能となり、部品の製作コストを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、シャフトに対してサンバイザー本体を任意の角度で回転させたとき、スプリング部材に形成した位置保持用ばね部の平坦面が、シャフトの平坦部に合致して面接触するため、スプリング部材がシャフトを強固の挟持して回転を規制する。また、位置保持用ばね部の平坦面が、シャフトの平坦部に合致していないときは、スプリング部材に形成した制動ばね部がシャフトを挟持して自由な回動を規制する。
請求項3の発明にあっては、制動用ばね部が位置保持用ばね部の中間部に形成されているため、サンバイザー本体によって押圧される制動用ばね部は、押圧力にともなう弾性変形の負荷を繋がっている基部に対して均等に分散することができる。その結果、サンバイザー本体は、制動用ばね部をバランスよく押圧することができ、制動用ばね部のシャフトに対する挟持力が安定する。
請求項4の発明にあっては、スプリング部材が外嵌される軸方向の全領域に平坦部が形成されたシャフトは、位置保持用ばね部及び制動用ばね部の挟持力が緩和される相対角度位置にスプリング部材の姿勢を合わせることで、スプリング部材がスムーズに差し込まれることになる。これにより、サンバイザーの組立時の作業効率を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、スプリング部材に形成した挟持力調整部の自由端を、サンバイザー本体により押圧することで、スプリング部材が安定した制動力をもってシャフトを挟持することができる。しかも、挟持力調整部の自由端に対する押圧力を調整するだけで、シャフトに対するスプリング部材の挟持力(制動力)を任意に調整することができるので、各種の構成、大きさ、寸法をしたサンバイザー本体に対して、スプリング部材を共通に適用可能となり、部品の製作コストを抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図8は、本発明の実施形態に係るサンバイザーを説明するための図である。図1は、本実施形態に係るサンバイザーの全体構成を示す斜視図であり、図2は、同じくサンバイザーの分解斜視図である。
本実施形態のサンバイザーは、運転席及び助手席の斜め上方(車体の天井側)に設置され、図1に示すように、サンバイザー本体20を天井側にある格納状態から、シャフト10を中心に回転させることで、太陽光線等を遮光する使用状態とする構成である。このサンバイザーは、図2に示すように、車体に取り付けられるシャフト10と、サンバイザー本体20に装着されシャフト10を回転自在に挟持するスプリング部材30と、を含んでいる。
シャフト10は、周面を合成樹脂で覆った断面円形をした丸棒状の金属部材を適用しており、一端側が車体の天井側に固定され、この一端側に対して任意角度屈曲し横方向に延在した他端側がサンバイザー本体20に挿入される。このシャフト10の一部領域には、外周面の一部を切り欠いて平坦部11が形成されている。平坦部11は、シャフト10の軸方向に沿って所定の幅に形成してあり、且つ所定の間隔あけて2つの領域に形成してある。この平坦部11には、後述するスプリング部材30の位置保持用ばね部38の一部領域が接触する構成である。
また、サンバイザー本体20は、合成樹脂によって所定形状に成形した2枚の板部材20a、20bを貼り合わせて形成している。サンバイザーは、このサンバイザー本体20の表面をシートで覆うことで、太陽光線等を遮る遮光部分が形成される。サンバイザー本体20は、一方の板部材20aの内周面に配置部21を備えており、この配置部21にはスプリング部材30が配設される。さらに、他方の板部材20bの内周面には、突出部22が配置部21に対向して形成されている。突出部22は、予め設計された長さだけ突き出しており、スプリング部材30を配設してサンバイザー本体20を形成した状態において、後述するスプリング部材30の挟持力調整部32の一部領域を押圧する構成である。
図3は、本実施形態に係るサンバイザーのスプリング部材の構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)を反転した斜視図、(c)は正面図、(d)は上面図、(e)は側面図である。また図4(a)は図3(d)のA−A線断面図、図4(b)は図3(d)のB−B線断面図である。
スプリング部材30は、板状の金属材を曲げ加工することで、図3及び図4に示すように、弾性力を有する略U字形状に形成されている。このスプリング部材30は、基部31、挟持力調整部32、係止部33、被係止部34の各構成部を含んでいる。
基部31は、略U字形状の奥側にあって、挿通したシャフト10の周方向の一部を外嵌する部分である。このため、基部31はシャフト10の外周面に対応した形状に形成してある。
挟持力調整部32は、基部31に基端が繋がるとともに当該基部31から切り離されて先端を自由端とする片持ち形状に形成されている。また挟持力調整部32の幅は、シャフト10に形成した平坦部11、11の間(以下、中間部12という)の幅とほぼ一致するように形成されている。この挟持力調整部32は、制動用ばね部35及び押圧部36を有している。制動用ばね部35は、挟持力調整部32の基端側にあって、基部31から連続する円弧形状として形成されている。一方、押圧部36は、挟持力調整部32の先端側にあって制動用ばね部35と連続し、当該制動用ばね部35から直線的に突き出るように形成されている。
スプリング部材30の係止部33は、基部31から開口端側に向かって直線的に形成されており、略U字形状に形成されたスプリング部材30の一方の端部を構成している。係止部33は、先端側が屈曲しており、その中央部には開口側に向かってフック37が突出している。
スプリング部材30の被係止部34は、係止部33と対向して形成されており、略U字形状に形成されたスプリング部材30の他方の端部を構成している。被係止部34は、挟持力調整部32を間に挟んで、基部31の両側部から延出して形成された二つの位置保持用ばね部38、38を有しており、各位置保持用ばね部38、38の更に先端側において両側部が連結している。すなわち、被係止部34は、挟持力調整部32を平面的に囲むように形成されており、挟持力調整部32の制動用ばね部35は位置保持用ばね部38、38の中間部に形成された状態となっている。
各位置保持用ばね部38、38は、シャフト10の平坦部11の幅とほぼ一致する幅に形成されている。この位置保持用ばね部38は、挟持力調整部32と同様に基部31から連続した円弧形状に形成され、且つ基部31と対向する略U字形状の逆側位置が平坦面39として形成されている。この平坦面39は、スプリング部材30に挿通したシャフト10の平坦部39と任意位置において面接触する構成である。
さらに、被係止部34の先端側中央部には係止孔40が形成されている。係止孔40は、係止部33のフック37が引っかかり、これによりスプリング部材30の開口端側の閉塞を可能とする。
図5は、本実施形態に係るサンバイザーの組立状態を示す平面図であり、図6(a)は図5のC−C線断面、図6(b)は図5のD−D線断面図である。
図5に示すように、スプリング部材30は、サンバイザーの組立状態において、サンバイザー本体20の配置部21に配設される。このときスプリング部材30は、係止部33のフック37を被係止部34の係止孔40に引っかけることで、開口端側を閉塞した状態としている(図6(a)参照)。これによりスプリング部材30は、係止部33と被係止部34が相互に固定され、略U字形状の奥側にある位置保持用ばね部38が一定の弾性力を得られるようになっている。
シャフト10は、サンバイザーの組立状態において、サンバイザー本体20に挿入されるとともに、配置部21に配設してあるスプリング部材30に挿通される。スプリング部材30への挿通状態では、基部31と、位置保持用ばね部38及び制動用ばね部35とによって挟持される。具体的には、二つの平坦部11が形成されたシャフト10の周面が、スプリング部材30の両側部にある位置保持用ばね部38と基部31によって挟持され(図6(b)参照)、シャフト10の中間部12が、スプリング部材30の制動用ばね部35と基部31によって挟持される(図6(a)参照)。このスプリング部材30によるシャフト10の挟持により、サンバイザー本体20は、シャフト20を中心に回転自在となり、車体の天井側に対して近接した格納状態と、格納状態から離間した使用状態とに姿勢が移行自在となる。
ここで、シャフト10の平坦部11は、図6(b)に示すように、サンバイザー本体20が格納状態にあるときに、スプリング部材30の平坦面39と面接触する位置に形成されている。スプリング部材30は、この平坦面39がシャフト10の平坦部11と面接触した状態において平坦面39と基部31の間隔が最も狭くなる。そして、平坦面39がシャフト10の平坦部11の対向から外れるときには、位置保持用ばね部37を弾性的に拡開させるため大きなトルクが要求されることになる。その結果、位置保持用ばね部38は、格納状態において、サンバイザー本体20を一定のトルクがかかるまで回転させることがなく、サンバイザー本体20の姿勢を良好に維持し続けることができる。
また、サンバイザー本体20は、図6(a)に示すように、サンバイザーの組立状態において、配置部21に対向して形成してある突出部22がスプリング部材30の押圧部(自由端)36に当接して、当該押圧部36をスプリング部材30の内側に常時押圧している。これにより、押圧部36が挟持力調整部32を弾性的に押し込み、押圧部36に繋がる制動用ばね部35は、突出部22からの押圧力に応じた挟持力をもってシャフト10の中間部12を挟持することとなる。その結果、制動用ばね部35は、サンバイザー本体20からの押圧力に応じた摩擦力を持つことになり、シャフト10の自由な回転を阻止することができる。
図7は、本実施形態に係るサンバイザーの動作を示す側面断面図であり、(a)乃至(d)は図5のC−C線断面における各種動作である。また図8は、同じくサンバイザーの動作を示す側面断面図であり、(a)乃至(d)は図5のD−D線断面における各種動作である。
既述したように、サンバイザーは、サンバイザー本体20が格納状態にある場合、制動用ばね部35及び基部31によるシャフト10の中間部12の挟持と、位置保持用ばね部38の平坦面39及び基部31によるシャフト10の平坦部11の挟持と、によって格納状態に安定的に維持されている(図7(a)、図8(a)参照)。
サンバイザー本体20を使用状態にする場合は、スプリング部材30に大きなトルクをかけるようにサンバイザー本体20を回転させることで、位置保持用ばね部38の平坦面39とシャフト10の平坦部11の面接触をはずして位置保持用ばね部38を拡開させ、サンバイザー本体20を格納状態から使用状態へ移行させる(図8(b)参照)。このとき、制動用ばね部35は、シャフト10の中間部12を挟持しているが、中間部12は円形となっているため拡開することがなく、これにより挟持力が一定に維持されている(図7(b)参照)。
サンバイザー本体20が使用状態にある場合、挟持力調整部32の制動用ばね部35には押圧部36を介してサンバイザー本体20の突出部22からの押圧力がかかり、制動用ばね部35のシャフト10の挟持力が位置保持用ばね部38のシャフト10の挟持力よりも充分に大きくなる(図7(c)、図8(c)参照)。このため、スプリング部材30の制動用ばね部35が摩擦力をもってシャフト10の自由な回転を阻止することで、シャフト10は安定的な制動力を受けて回転することになる。よって、スプリング部材30を備えるサンバイザー本体20は、いかなる回転位置においても停止して、停止時の姿勢を維持することができる。
なお、本実施形態のスプリング部材30は、制動用ばね部35が位置保持用ばね部38の中間部に形成されている。このため、サンバイザー本体20の突出部22によって押圧される制動用ばね部35は、押圧力にともなう弾性変形の負荷を繋がっている基部31に対して均等に分散することができる。その結果、サンバイザー本体20は制動用ばね部35をバランスよく押圧することができ、制動用ばね部35のシャフト10に対する挟持力が安定する。これによりサンバイザー本体20はシャフト10を中心として安定的に回転することが可能となる。
サンバイザー本体20を使用状態から格納状態に戻す場合、サンバイザー本体20は、格納状態の直前まで制動用ばね部35の挟持力に応じたトルクによって回転が制動されているが(図7(d)参照)、格納状態付近において位置保持用ばね部38の平坦面39がシャフト10の平坦部11に積極的に入り込もうとする(図8(d)参照)。これにより、サンバイザー本体20は積極的に使用状態から格納状態に戻るように動作し、このときにクリック感が生じる。したがって、サンバイザー本体20の格納が容易となり、ユーザーの操作性が向上する。
以上のように、本実施形態のサンバイザーは、サンバイザー本体20の突出部22がスプリング部材30の押圧部36を押圧することで、挟持力調整部32はこの押圧力に応じてシャフト10を挟持することができる。また、サンバイザー本体20は、その使用目的に応じて突出部22の突出量を変え、押圧部36への押圧力の大きさを変えることができ、これによりスプリング部材30は、様々な種類のサンバイザー本体20に対して共通に適用可能となる。
なお、本発明のサンバイザーは、上述した構成に限定されるものではなく、種々の変形例や応用例をもって構成することもできる。例えば、本実施形態ではスプリング部材30の制動用ばね部35を位置保持用ばね部38の中間部に形成しているが、このような形状に限定されず、制動用ばね部35をスプリング部材30の一側部に形成してもよい。また本実施形態のスプリング部材30の位置関係を逆転して、両側部に制動用ばね部35を、中間部に位置保持用ばね部38を形成することもできる。
図9は、他の実施形態に係るサンバイザーの一部構成を示す分解斜視図である。
第2実施形態のサンバイザーは、シャフト10のスプリング部材30が外嵌される軸方向の全領域に平坦部11を形成したものである。他の構成は、先に示した実施形態と同一であるため、同一の符号を付し、その詳細な説明については省略する。
図9に示すように、このシャフト10にスプリング部材30が軸方向から差し込まれる場合は、位置保持用ばね部38の平坦面39がシャフト10の平坦部11に合わせた相対角度位置となるようスプリング部材30の姿勢を調整する。これにより、他の相対角度位置に比べて、シャフト10に対する挟持力が緩和され、位置保持用ばね部38の領域ではスムーズに差し込まれることになる。また制動用ばね部35は、位置保持用ばね部38の平坦面39がシャフト10の平坦部11に合わされた相対角度位置において、シャフト10に接触しない位置にある。このため、制動用ばね部35の領域でもスプリング部材30がスムーズに差し込まれることになる。したがって、第2実施形態のシャフト10を用いることで、スプリング部材30に対し容易に挿通可能となり、サンバイザーの組立時の作業効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るサンバイザーの全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るサンバイザーの全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るサンバイザーのスプリング部材の構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)を反転した斜視図、(c)は正面図、(d)は上面図、(e)は側面図である。 (a)は図3(d)のA−A線断面図、(b)は図3(d)のB−B線断面図である。 本発明の実施形態に係るサンバイザーの組立状態を示す平面図である。 (a)は図5のC−C線断面、(b)は図5のD−D線断面図である。 本発明の実施形態に係るサンバイザーの動作を示す側面断面図であり、(a)乃至(d)は図5のC−C線断面における各種動作である。 本発明の実施形態に係るサンバイザーの動作を示す側面断面図であり、(a)乃至(d)は図5のD−D線断面における各種動作である。 本発明の他の実施形態に係るサンバイザーの一部構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
10:シャフト、11:平坦部、12:中間部
20:サンバイザー本体、21:配置部、22:突出部
30:スプリング部材、31:基部、32:挟持力調整部、33:係止部、34:被係止部、35:制動用ばね部、36:押圧部、37:フック、38:位置保持用ばね部、39:平坦面、40:係止孔

Claims (4)

  1. 車体に取り付けられるシャフトと、サンバイザー本体に装着され前記シャフトを回転自在に挟持するスプリング部材と、を含むサンバイザーにおいて、
    前記スプリング部材は、前記シャフトに外嵌される基部と、当該基部に基端が繋がるとともに当該基部から切り離されて先端を自由端とする片持ち形状の挟持力調整部とを有し、前記自由端を前記サンバイザー本体により押圧することで当該押圧力に応じた挟持力をもって前記挟持力調整部が前記シャフトを挟持する構成であることを特徴とするサンバイザー。
  2. 前記シャフトは、外周面の一部を切り欠いて平坦部が形成されており、
    前記スプリング部材は、一部領域が回動位置を強固に保持するための位置保持用ばね部を構成するとともに、他の領域が摩擦力をもって前記シャフトの自由な回転を阻止する制動用ばね部を構成しており、
    前記位置保持用ばね部には、前記シャフトの平坦部と面接触する平坦面が形成されており、
    前記制動用ばね部は、前記挟持力調整部により形成されていることを特徴とする請求項1のサンバイザー。
  3. 前記スプリング部材は、両側部から一定領域に前記位置保持用ばね部を形成するとともに、これら位置保持用ばね部の中間部に前記制動用ばね部が形成されていることを特徴とする請求項2のサンバイザー。
  4. 前記シャフトは、前記スプリング部材が外嵌される軸方向の全領域に前記平坦部が形成されており、
    前記スプリング部材が前記シャフトの先端から軸方向に差し込まれる際、
    前記位置保持用ばね部は、前記平坦面を前記シャフトの平坦部に合わせた相対角度位置のとき、他の相対角度位置に比べて、前記シャフトに対する挟持力が緩和される構成であり、
    前記制動用ばね部は、前記位置保持用ばね部の平坦面が前記シャフトの平坦部に合わされた相対角度位置において、前記シャフトに接触しない構成としてあることを特徴とする請求項2又は3のサンバイザー。
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JP2015112989A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 河西工業株式会社 車両用サンバイザー

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JP2015112989A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 河西工業株式会社 車両用サンバイザー

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