JP2009290595A - 携帯通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】共振周波数がずれているか否かを確実に検出し、無駄な共振周波数の調整を行わない携帯通信端末を提供すること。
【解決手段】アンテナ部16により共振される信号であって、所定の周波数帯に含まれる第1の周波数に係る信号の強度と、所定の周波数帯に含まれる第1の周波数とは異なる第2の周波数に係る信号の強度を検出する検出部102と、検出部102により検出された第1の周波数に係る信号及び第2の周波数に係る信号のいずれか一方の信号の通信品質が所定の通信品質より低い場合には、アンテナ部16により共振される信号の周波数を調整する調整部103と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、アンテナを有する携帯通信端末に関する。
昨今の携帯通信端末においては、多機能化が進んでおり、例えば、地上波デジタルテレビ放送(以下、地デジという。)を視聴可能なものが多く登場してきている。地デジは、470MHz〜770MHzの周波数帯域を、1チャンネルあたり6MHzとした13ch〜62chで構成されている。そのため地デジの受信アンテナは、470MHz〜770MHzの帯域で共振するように設計されている。
また、携帯通信端末で地デジを視聴する際においては、様々な視聴態様(例えば、手持ち等の移動状態や、テーブルや置き台(クレードル)等の固定状態)が考えられる。ここで問題となるのが、視聴状態に起因したアンテナの共振周波数のずれである。アンテナの共振周波数が著しくずれた場合には、テレビ番組を適切に表示することが困難となる。
そこで、このような問題に対応するための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。特許文献1には、所定の周波数帯に係る信号に共振するアンテナと、アンテナにより共振される信号であって、所定の周波数帯に含まれる周波数に係る信号の強度を検出する検出部と、検出部により検出された前記信号の強度が所定の強度より小さい場合には、アンテナにより共振される信号の周波数を調整する調整手段と、を有する携帯通信端末が記載されている。特許文献1によれば、チューナブルアンテナのインピーダンスの整合を行なうアンテナ整合回路を備えることで、受信信号のAGCをもとにずれた共振周波数を修正する方法が提案されている。
特開2006−94150号公報
ここで、特許文献1によれば、調整手段が、検出部により所定の周波数帯に含まれる周波数に係る信号の強度に基づいて、共振周波数の調整を実施しているため、共振周波数の調整を行う必要性の低い場合(例えば、信号強度が低くなっているが、共振周波数のずれは生じていない場合)においても、共振周波数のずれであると誤認識してしまい、共振周波数の調整が実施されてしまうおそれがある。
本発明は、共振周波数がずれているか否かを適切に検出し、無駄な共振周波数の調整を行わない携帯通信端末を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る携帯通信端末は、上記課題を解決するために、所定の周波数帯に係る信号に共振するアンテナと、前記アンテナにより共振される信号であって、前記所定の周波数帯に含まれる第1の周波数に係る信号の強度と、前記所定の周波数帯に含まれる前記第1の周波数とは異なる第2の周波数に係る信号の強度を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記第1の周波数に係る信号及び前記第2の周波数に係る信号のいずれか一方の信号の通信品質が所定の通信品質より低い場合には、前記アンテナにより共振される信号の周波数を調整する調整部と、を有することを特徴とする。
(2)本発明では、(1)の携帯通信端末において、前記第1の周波数に係る信号は、前記所定の周波数帯における低域の周波数に係る信号であり、前記第2の周波数に係る信号は、前記所定の周波数帯における高域の周波数に係る信号である、ことが好ましい。
(3)本発明では、(1)の携帯通信端末において、前記第1の周波数に係る信号は、前記アンテナにより受信される信号の周波数帯における低域の周波数に係る信号であり、前記第2の周波数に係る信号は、前記アンテナにより受信される信号の周波数帯における高域の周波数に係る信号である、ことが好ましい。
(4)本発明では、(1)乃至(3)の携帯通信端末において、前記所定の通信品質は、前記第1の周波数に係る信号に対応する第1の通信品質と前記第2の周波数に係る信号に対応する第2の通信品質とにより構成され、前記第1の通信品質及び前記第2の通信品質は、前記アンテナの前記第1の周波数及び前記第2の周波数に係る共振特性に対応して構成される、ことが好ましい。
(5)本発明では、(1)乃至(4)の携帯通信端末において、前記アンテナにより送信又は受信される信号を用いたアプリケーションを制御する制御部を有し、前記調整部は、前記制御部により前記アプリケーションが動作された状態において前記検出部により検出された前記第1の周波数に係る信号及び前記第2の周波数に係る信号のいずれか一方の通信品質が所定の通信品質より低い場合には、前記アンテナにより共振される信号の周波数を調整する、ことが好ましい。
(6)本発明では、(5)の携帯通信端末において、前記制御部は、前記アプリケーションが動作された状態において前記検出部により検出された前記第1の周波数に係る信号及び前記第2の周波数に係る信号の通信品質が所定の通信品質より低くなったことを検出した場合には、前記アプリケーションの動作を抑制する、ことが好ましい。
本発明によれば、共振周波数がずれていることを適切に検出することができ、無駄な共振周波数の調整を行わない携帯通信端末を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る携帯通信端末の一例である携帯電話装置1の外観斜視図を示す。なお、以下では、携帯電話装置について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、テレビ放送を受信できる機能を有するものであれば良く、例えば、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であっても良い。
携帯電話装置1は、操作部側筐体部2と、表示部側筐体部3と、を備えて構成される。操作部側筐体部2は、表面部10に、操作キー群11と、携帯電話装置1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12と、を備えて構成される。操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を動作させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。また、操作部側筐体部2には、放送波の受信角度を調整可能な放送波受信用のアンテナ部16が配置される。
また、表示部側筐体部3は、表面部20に、各種情報を表示するためのディスプレイ21と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部22と、被写体を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラ等により構成される撮像部23と、音楽等を外部に出力するスピーカ24と、を備えて構成されている。
また、操作部側筐体部2の上端部と表示部側筐体部3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話装置1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが折り畳まれた状態(折畳み状態)にしたりできる。
なお、図1は、いわゆる折り畳み型の携帯電話装置の形態を示しているが、本発明に係る携帯電話装置の形態としては特にこれに限られず、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)等であっても良い。
つぎに、図2の機能ブロック図を参照して、携帯電話装置1の各機能について説明する。携帯電話装置1は、図2に示すように、放送波を受信する放送波受信部100と、外部の機器(例えば、基地局)と通信を行う通信部150と、所定の処理を行う処理部200と、を備えている。
放送波受信部100の構成と動作について説明する。放送波受信部100は、放送波受信用のアンテナ部16と、アンテナ部16により受信した信号に対して所定の処理を行う放送波処理部101と、を備える。また、アンテナ部16は、上述したように、電波の受信角度を調整可能なように構成されている。
また、放送波受信部100は、いわゆるワンセグ放送の受信を行う。ここで、ワンセグ放送について説明する。地上波デジタル放送は、470MHz〜770MHzのUHF帯の電波を使用しており、1チャンネル(帯域幅6MHz)を14個に周波数分割し、その中の13個(セグメント)(帯域幅5.6MHz)を放送に使用する。また、残りの1個は、隣のチャンネルとの混信を避けるためのガードバンドとして使用される。また、13セグメントの内、中央のセグメントがワンセグ放送用に割り当てられる。
また、ワンセグ放送は、429kHzと帯域が狭いが、移動体端末向けということで雑音に強い変調方式(QPSK−OFDM(Quadrature Phase Shift Keying(4位相偏移変調)−Orthogonal Frequency Division Multiplexing(直交周波数分割多重))方式)が採られており、また、1セグメントだけの受信で済むので、アナログ放送の受信に比べて消費電力を抑えることができる。
また、日本の地上波デジタル放送方式ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)は、各階層毎に搬送波の変調方式や誤り訂正の強さを変えることができるという特徴がある。これによって、1セグメントを移動体端末向けに雑音に強い方式で変調して、残りの12セグメントを固定受信機向けに情報レート優先で変調して高精細で放送するといったことが可能となっている。
つぎに、通信部150の構成と動作について説明する。通信部150は、所定の通信方式(例えば、CDMA(Code Division Mulitiple Access)2000_1x等)に基づいて、基地局を介して他の通信端末装置との間で電話による通信やメールによる通信等を行う通信アンテナ部151と、送信処理を行う送信回路と受信処理を行う受信回路とにより構成される通信処理部152と、を備える。
通信アンテナ部151は、所定の使用周波数帯(例えば、824MHz〜875MHz)で基地局と通信を行う。また、通信アンテナ部151から基地局へ送信される送信信号の周波数帯は、例えば、824MHzであり、基地局から通信アンテナ部151に受信される受信信号の周波数帯は、例えば、875MHzである。
通信処理部152は、通信アンテナ部151によって受信した信号を受信回路により復調処理し、処理後の信号を処理部200に供給し、また、処理部200から供給された信号を送信回路により変調処理し、通信アンテナ部151を介して基地局に送信する。
また、処理部200は、操作キー群11と、マイク12と、ディスプレイ21と、音声出力部31と、所定のデータが格納されているメモリ201と、所定の音処理を行う音処理部202と、所定の画像処理を行う画像処理部203と、被写体を撮像する撮像部23と、着信音等が出力されるスピーカ24と、アンテナ部16の周波数を調整する受信抑制部205と、を備えている。
ここで、携帯電話装置1は、ワンセグ放送を視聴中に表示画面が悪化した場合に、アンテナ利得の低下により当該悪化が生じたのか、又は共振周波数のずれが生じたことにより当該悪化が生じたのかを検出し、当該検出に基づいて、後者の場合には共振周波数の調整を実行する機能を有している。
ここで、図3に470MHz〜770MHzに割り当てられているチャンネルに対応するVSWR(Voltage standing wave ratio)の特性曲線を示す。曲線Aは、通信感度が良好である場合の特性曲線であり、曲線Bは、通信感度が低下した場合(弱電界の場合)の特性曲線であり、曲線Cは、共振周波数がずれた場合の特性曲線である。ここで、13チャンネル(ch)のみを監視の対象にしている場合には、曲線Bと曲線Cとを比べると、弱電界が原因となって感度劣化したのか、共振周波数がずれたことが原因となって感度劣化したのかが分からない。
そこで、例えば、図4に示すように、13チャンネル(ch)と、高域の周波数に相当する62チャンネル(ch)とを監視している場合には、曲線Bの特性が得られたときには、13チャンネル(ch)において感度劣化が生じており、62チャンネル(ch)においも感度劣化が生じているため、弱電界が原因となって感度劣化が生じていることを推定することができるので、ゲインを向上する調整等を実行することにより、適式に感度を向上させることができる。
また、曲線Cの特性が得られたときは、13チャンネル(ch)において感度劣化が生じているものの、62チャンネル(ch)において感度劣化が生じていないため、共振周波数のずれが原因となって感度劣化が生じていることを推定することができるので、当該ずれを調整する処理(マッチング処理)を実行することにより、適式に感度を向上させることができる。
このようにして、携帯電話装置1では、少なくとも2つのチャンネルの変化の様子を監視することにより、弱電界により感度劣化が生じたのか、又は共振周波数のずれにより感度劣化が生じたのか判断し、感度劣化の原因に適した調整を行う機能を有している。
ここで、当該機能を発揮するための構成について、図5に示す機能ブロック図を用いて説明する。携帯電話装置1は、放送波処理部101の機能として、アンテナ部16により共振される信号であって、所定の周波数帯に含まれる第1の周波数に係る信号の強度(通信品質)と、所定の周波数帯に含まれる第1の周波数とは異なる第2の周波数に係る信号の強度を検出する検出部102と、検出部102により検出された第1の周波数に係る信号及び第2の周波数に係る信号のいずれか一方の信号の強度が所定の強度より低い場合には、アンテナ部16により共振される信号の周波数を調整する調整部103と、を有する。
このような構成によれば、第1の周波数に係る信号の強度と、第2の周波数に係る信号の強度を検出し、いずれか一方の強度が所定の強度よりも低くなった場合には、共振周波数がずれていると判断し、当該共振周波数のずれを調整部103により調整する。なお、第1の周波数に係る信号の強度と、第2の周波数に係る信号の強度を検出し、両方の強度が所定の強度よりも低くなっている場合には、共振周波数のずれは生じていないと判断し、共振周波数の調整は行わない。
したがって、携帯電話装置1は、調整部103が、検出部102により第1の周波数及び第2の周波数に係る信号の強度に基づいて、アンテナ部16の共振周波数のずれを的確に検知することができ、共振周波数の調整を適切に実施することができる。
また、第1の周波数に係る信号は、所定の周波数帯における低域の周波数に係る信号(例えば、所定の周波数帯のうち最も低い周波数に係る信号)であり、第2の周波数に係る信号は、所定の周波数帯における高域の周波数に係る信号(例えば、所定の周波数帯のうち最も高い周波数に係る信号)である、ことが好ましい。なぜなら、所定の周波数帯における低減の周波数及び高域の周波数は、中域の周波数に比べ、アンテナ部16における特性曲線の勾配が急であることから、共振周波数のずれに対する信号強度の変化が大きく、共振周波数のずれを検知しやすいからである。
このような構成によれば、アンテナ部16により受信している所定の周波数帯における低域の周波数に係る信号の強度と、当該所定の周波数帯における高域の周波数に係る信号の強度を検出部102により検出し、いずれか一方の強度が所定の強度よりも低くなった場合には、共振周波数がずれていると判断する。なお、低域の周波数に係る信号の強度と、高域の周波数に係る信号の強度を検出し、両方の強度が所定の強度よりも低くなっている場合には、共振周波数のずれは生じていないと判断する。
したがって、携帯電話装置1は、アンテナ部16の共振周波数のずれをより的確に検知することができる。
また、第1の周波数に係る信号は、アンテナ部16により受信される信号の周波数帯における低域の周波数に係る信号であり、第2の周波数に係る信号は、アンテナ部16により受信される信号の周波数帯における高域の周波数に係る信号であっても良い。なぜなら、所定の周波数帯における低減の周波数及び高域の周波数は、中域の周波数に比べ、アンテナ部16における特性曲線の勾配が急であることから、共振周波数のずれに対する信号強度の変化が大きく、共振周波数のずれを検知しやすいからである。
このような構成によれば、アンテナ部16により受信している所定の周波数帯において、ローチャンネル(例えば、13ch(物理チャンネル))に割り当てられている低域の周波数(例えば、470MHz〜476MHz)に係る信号の強度と、当該所定の周波数帯において、ハイチャンネル(例えば、62ch(物理チャンネル))に割り当てられている高域の周波数(例えば、764MHz〜770MHz)に係る信号の強度を検出部102により検出し、いずれか一方の強度が所定の強度よりも低くなった場合には、共振周波数がずれていると判断する。なお、低域の周波数に係る信号の強度と、高域の周波数に係る信号の強度を検出し、両方の強度が所定の強度よりも低くなっている場合には、共振周波数のずれは生じていないと判断する。
したがって、携帯電話装置1は、アンテナ部16の共振周波数のずれをより的確に検知することができる。なお、放送される地域によって、各チャンネルに割り当てられている周波数が異なるため、携帯電話装置1は、自身が所在する場所の情報(例えば、GPS(global positioning system)機能を利用して得られる情報)に基づいて、放送される地域を特定し、当該放送される地域において各チャンネルに割り当てられている低域及び高域の周波数に係る信号を利用するような構成であっても良い。
また、所定の強度は、第1の周波数に係る信号と第2の周波数に係る信号とに応じて必ずしも異ならせる必要はないが、第1の周波数に係る信号に対応する第1の強度と第2の周波数に係る信号に対応する第2の強度とにより構成され、また、第1の強度及び第2の強度は、アンテナ部16の第1の周波数及び第2の周波数に係る共振特性に対応して構成されることが好ましい。
このような構成によれば、通信品質は、各周波数に係る共振特性(中心周波数)に対応しているため、所定の周波数帯においてローチャンネルに割り当てられている周波数帯の中の中心周波数(例えば、473MHz)に係る信号の強度と、当該所定の周波数帯においてハイチャンネルに割り当てられている周波数帯の中の中心周波数(例えば、767MHz)に係る信号の強度を検出部102により検出し、いずれか一方の強度に対応する所定の強度よりも低くなった場合には、共振周波数がずれていると判断する。なお、両方の強度が、対応する所定の強度よりも低くなっている場合には、共振周波数のずれは生じていないと判断する。
したがって、携帯電話装置1は、ワンセグ放送の受信感度に適応して、アンテナ部16の共振周波数のずれを的確に検知することができる。
また、携帯電話装置1は、図5に示すように、アンテナ部16により通信(送信又は受信)される信号を用いたアプリケーション(例えば、ワンセグ放送やFMラジオ放送の視聴機能)を制御する制御部104を有している。このような構成においては、調整部103は、制御部104によりアプリケーションが動作された状態において検出部102により検出された第1の周波数に係る信号及び第2の周波数に係る信号のいずれか一方の強度が所定の強度より低い場合には、アンテナ部16により共振される信号の周波数を調整することが好ましい。
このような構成によれば、アプリケーション(例えば、ワンセグ放送を視聴する際に起動されるアプリケーション)が動作している状態において、共振周波数のずれが生じているか否かを判断し、共振周波数がずれている場合には、そのずれを調整する。
したがって、携帯電話装置1は、常時アンテナ部16の共振周波数のずれを調整するのではなく、共振周波数のずれを調整する必要性の高い特定のアプリケーションが起動している状態において、アンテナ部16の共振周波数のずれを調整するため、省電力を図ることができると共に、アンテナ部16の共振周波数のずれに起因する当該特定のアプリケーションにおけるアンテナ部16による信号の受信感度の低下が抑制され、使用者への当該受信感度の低下に伴う違和感を低減することができる。
また、制御部104は、アプリケーションが動作された状態において検出部102により検出された第1の周波数に係る信号及び第2の周波数に係る信号の強度が所定の強度より低くなったことを検出した場合には、アプリケーションの動作を抑制することが好ましい。
このような構成によれば、検出部102により検出された第1の周波数に係る信号及び第2の周波数に係る信号の強度が所定の強度より低くなった場合には、弱電界になっていると判断し、アンテナ部16による通信(信号の送信又は受信)ができないおそれが高いため、アプリケーションの動作を抑制(例えば、終了)する。
したがって、携帯電話装置1は、受信ができない状態におけるアプリケーションの動作を抑制するので、省電力を適切に図ることができる。
<動作の説明>
ここで、本発明に係る携帯電話装置1により感度劣化の原因を特定し、調整するための動作の流れについて、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1において、放送波処理部101は、複数のチャンネルの電界強度を取得する。ここで、放送波処理部101は、例えば、複数のチャンネルとして、13チャンネル(ch)、20チャンネル(ch)、50チャンネル(ch)及び62チャンネル(ch)の各チャンネルの電界強度を取得する。
ステップS2において、放送波処理部101は、取得した各電界強度を所定の閾値と比較する。
ステップS3において、放送波処理部101は、ステップS2の工程の結果から、閾値をオーバーするチャンネルがあるか否かを判断する。閾値をオーバーするチャンネルがあると判断した場合には(YES)、ステップS4に進み、閾値をオーバーするチャンネルがないと判断した場合には(NO)、ステップS5に進む。
ステップS4において、放送波処理部101は、選択したすべてのチャンネルにおいて閾値がオーバーしているか否かどうかを判断する。すべてのチャンネルにおいて閾値がオーバーしていると判断した場合には(YES)、ステップS5に進む。なお、ステップS5に進む前に、ゲインの調整を行っても良い。また、すべてのチャンネルにおいて閾値がオーバーチャンネルになっていないと判断した場合には、ステップS6に進む。
ステップS5において、放送波処理部101は、マッチング処理(共振周波数のずれを調整)を実行しない。
ステップS6において、放送波処理部101は、マッチング処理を実行する。
ステップS7において、放送波処理部101は、アプリケーションの動作を抑制する。
このようにして本発明では、放送波処理部101により第1の周波数及び第2の周波数に係る信号の強度を測定するため、アンテナ部16の共振周波数のずれを的確に検知することができ、共振周波数の調整を適切に実施することができる。
なお、監視対象となるチャンネルには、上下のバンドエッジチャネル(又はそれに近いチャネル)を含めても良い。本実施例では、4つのチャンネルを監視対象のチャンネルとして説明したが、チャンネルの数に制約はない。しかし、地域によって使用されているチャンネルが異なるため、予め使用チャンネルテーブルを所持おく必要がある。
また、判断材料として受信電解強度以外に、AGC(auto gain control)値、C/N(carrier to noise ratio)値、BER(bit error rate)値等を用いても良い。なお、本実施形態においては、信号の強度に基づいて信号の通信品質を判断していたが、本発明はこれに限らず、例えば、受信電界強度、AGC、C/N及びBER値、並びにこれらの組み合わせ等の通信品質に関する各種のパラメータに基づいて通信品質を判断しても良い。
また、本発明に係る機能を実際に実行するタイミングは、マッチング変更実施の際に適宜行えば良く、例えば、アプリケーションの開始時や視聴チャンネル変更時等が考えられる。
本発明に係る携帯電話装置の外観を示す図である。 図1に示す携帯電話装置の機能を示す機能ブロック図である。 チャンネルとVSWRの関係を示す特性曲線を示す図である。 チャンネルとVSWRの関係を示す特性曲線を示す図である。 本発明に係る携帯電話装置の放送波処理部の機能を示す機能ブロック図である。 本発明に係る携帯電話装置1により感度劣化の原因を特定し、調整するための動作の流れについての説明に供するフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話装置
16 アンテナ部
101 放送波処理部
102 検出部
103 調整部
104 制御部

Claims (6)

  1. 所定の周波数帯に係る信号に共振するアンテナと、
    前記アンテナにより共振される信号であって、前記所定の周波数帯に含まれる第1の周波数に係る信号の強度と、前記所定の周波数帯に含まれる前記第1の周波数とは異なる第2の周波数に係る信号の強度を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記第1の周波数に係る信号及び前記第2の周波数に係る信号のいずれか一方の信号の通信品質が所定の通信品質より低い場合には、前記アンテナにより共振される信号の周波数を調整する調整部と、を有することを特徴とする携帯通信端末。
  2. 前記第1の周波数に係る信号は、前記所定の周波数帯における低域の周波数に係る信号であり、
    前記第2の周波数に係る信号は、前記所定の周波数帯における高域の周波数に係る信号である、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 前記第1の周波数に係る信号は、前記アンテナにより受信される信号の周波数帯における低域の周波数に係る信号であり、
    前記第2の周波数に係る信号は、前記アンテナにより受信される信号の周波数帯における高域の周波数に係る信号である、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  4. 前記所定の通信品質は、前記第1の周波数に係る信号に対応する第1の通信品質と前記第2の周波数に係る信号に対応する第2の通信品質とにより構成され、
    前記第1の通信品質及び前記第2の通信品質は、前記アンテナの前記第1の周波数及び前記第2の周波数に係る共振特性に対応して構成される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の携帯通信端末。
  5. 前記アンテナにより送信又は受信される信号を用いたアプリケーションを制御する制御部を有し、
    前記調整部は、前記制御部により前記アプリケーションが動作された状態において前記検出部により検出された前記第1の周波数に係る信号及び前記第2の周波数に係る信号のいずれか一方の通信品質が所定の通信品質より低い場合には、前記アンテナにより共振される信号の周波数を調整する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の携帯通信端末。
  6. 前記制御部は、前記アプリケーションが動作された状態において前記検出部により検出された前記第1の周波数に係る信号及び前記第2の周波数に係る信号の通信品質が所定の通信品質より低くなったことを検出した場合には、前記アプリケーションの動作を抑制する、ことを特徴とする請求項5に記載の携帯通信端末。
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