JP2009290019A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作特性を向上させる半導体記憶装置及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】基板10中に形成された第1及び第2活性領域AAと、分離する素子分離領域32と、積層ゲートと、ソース及びドレインとして機能する第1不純物拡散層とを備えたメモリセルとを具備し、前記積層ゲートは、前記基板10上に形成され且つ電荷を蓄積する第1絶縁膜15と、前記第1絶縁膜15上に該第1絶縁膜15よりも誘電率の高い材料を用いて形成された第2絶縁膜16と、前記第2絶縁膜16上に形成された制御ゲート電極17とを備え、前記第2絶縁膜16は、前記素子分離領域32を跨ぐようにして複数の前記メモリセル間で共通に接続され、且つ前記素子分離領域32の上面に接し、前記素子分離領域32の上面は、前記第1絶縁膜15の底面よりも高く、且つ該第1絶縁膜15の上面以下に位置する。
【選択図】図4

Description

この発明は、半導体記憶装置及びその製造方法に関する。例えば、MONOS構造を有するNAND型フラッシュメモリにおける素子分離領域の構造に関する。
半導体記憶装置における不揮発性メモリセルトランジスタの構造として、従来、MONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Semiconductor)構造が知られている。MONOS構造は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば絶縁膜)と、電荷蓄積層上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い絶縁膜(以下、ブロック層と呼ぶ)と、更にブロック層上に形成された制御ゲート電極とを有する構造である(非特許文献1参照)。
半導体記憶装置には、MONOS構造を備える不揮発性メモリセルトランジスタが配置される活性領域を電気的に分離する素子分離領域がある。素子分離領域の上面が活性領域上に形成された電荷蓄積層の上面よりも高く形成されることで、活性領域及び素子分離領域上に形成されているブロック膜の上面に段差が生じる。このため、活性領域上における、制御ゲート上面からブロック層までの距離が、素子分離領域上における、制御ゲート上面からブロック層までの距離よりも長くなってしまう。これにより、制御ゲートに電圧を印加した際、活性領域上に形成された電荷蓄積層にまで十分電圧が伝わらず、例えば1セルあたり4値(2ビット/セル)を実現するには、更に高い電圧を掛ける必要性があった。
Jae Sung Sim著、"Self Aligned Trap-Shallow Trench Isolation Scheme For the Reliability of TANOS (TaN/AlO/SiN/Oxide/Si)NAND Flash Memory"、NVSMW 2007年8月、Page 110-111
本発明は、動作特性を向上させる半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、半導体基板中にそれぞれ形成された第1活性領域と第2活性領域と、前記半導体基板中に形成され、前記第1活性領域と前記第2活性領域とを分離する素子分離領域と、前記第1活性領域及び第2活性領域上にそれぞれ形成され、積層ゲートと、ソース及びドレインとして機能する第1不純物拡散層とを備えたメモリセルトランジスタとを具備し、前記積層ゲートは、前記半導体基板上に形成され且つ電荷を蓄積する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に該第1絶縁膜よりも誘電率の高い材料を用いて形成された第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成された制御ゲート電極とを備え、前記第2絶縁膜は、前記素子分離領域を跨ぐようにして複数の前記メモリセルトランジスタ間で共通に接続され、且つ前記素子分離領域の上面に接し、前記素子分離領域の上面は、前記第1絶縁膜の底面よりも高く、且つ該第1絶縁膜の上面以下に位置する。
また、この発明の一態様に係る半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に、ゲート絶縁膜を介在して、電荷を蓄積する第1絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜と前記第1絶縁膜との一部領域を貫通し、底部が前記半導体基板中に達する溝を形成する工程と、前記第1絶縁膜上及び前記溝内に第2絶縁膜を形成して、前記溝内を前記第2絶縁膜により埋め込む工程と、前記第2絶縁膜の上面の位置が前記第1絶縁膜の上面の高さ以下となるように、前記第2絶縁膜をエッチングして、前記第2絶縁膜を前記溝内に残存させる工程と、前記第1、第2絶縁膜上にブロック層を形成する工程と、前記ブロック層上に制御ゲートを形成する工程とを具備する。
本発明によれば、動作特性を向上させる半導体記憶装置及びその製造方法を提供できる。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明に第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。
図示するようにNAND型フラッシュメモリは、メモリセルアレイ1、電圧発生回路2、ロウデコーダ3、及びカラムデコーダ4を備えている。まずメモリセルアレイ1について説明する。
図示するようにメモリセルアレイ1は、不揮発性のメモリセルが直列接続された複数のNANDセル5を備えている。NANDセル5の各々は、例えば16個のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば絶縁膜)と、電荷蓄積層上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い絶縁膜(以下、ブロック層と呼ぶ)と、更にブロック層上に形成された制御ゲート電極とを有するMONOS構造である。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は16個に限られず、8個や32個、64個、128個、256個等であってもよく、その数は限定されるものではない。またメモリセルトランジスタMTは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルトランジスタMTの一端側のドレイン領域は選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域は選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲート電極はワード線WL0〜WL15のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルの選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、それぞれセレクトゲート線SGD、SGSに共通接続されている。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WL15を区別しない場合には、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ1において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL0〜BLn(nは自然数)に共通接続される。以下、ビット線BL0〜BLnについても、これらを区別しない場合には一括してビット線BLと呼ぶ。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。なお、選択トランジスタST1、ST2は必ずしも両方必要ではなく、NANDセル5を選択出来るのであればいずれか一方のみが設けられていても良い。
図1では、1行のNANDセル5のみを図示している。しかし、メモリセルアレイ1内には複数行のNANDセル5が設けられても良い。この場合、同一列にあるNANDセル5は同一のビット線BLに接続される。また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、同一行にある複数のNANDセルは一括してデータが消去され、この単位をメモリブロックと呼ぶ。
ロウデコーダ3は、メモリセルアレイ1のロウ方向を選択する。すなわち、ワード線WLを選択して、選択したワード線WLに対して電圧を印加する。
カラムデコーダ4は、メモリセルアレイ1のカラム方向を選択する。すなわち、ビット線BLを選択する。
電圧発生回路2は電圧を発生し、発生した電圧をロウデコーダ3に供給する。
電圧発生回路2、ロウデコーダ3、及びカラムデコーダ4は、例えば電圧VDD(例えば1.5V)を電源電圧として用いる低耐圧MOSトランジスタと、低耐圧MOSトランジスタの電源電圧よりも高電圧の、例えば電圧VPP(例えば20V)を電源電圧として用いる高耐圧MOSトランジスタとを含んでいる。説明の簡略化のため、以下では低耐圧MOSトランジスタについてはpチャネルMOSトランジスタについて、高耐圧MOSトランジスタについてはnチャネルMOSトランジスタについてのみ説明し、以後それぞれを周辺トランジスタPT1、PT2と呼ぶことにする。
次に図2を用いて上記構成のメモリセルアレイ1の平面図について説明する。図2はメモリセルアレイ1の平面図である。
図2に示すように、p型半導体基板10中には第1方向に沿ったストライプ形状の素子領域AAが、第1方向に直交する第2方向に沿って複数設けられている。隣接する素子領域AA間には素子分離領域32(図中STIと表記)が形成され、この素子分離領域32によって素子領域AAは電気的に分離されている。p型半導体基板10上には、複数の素子領域AAを跨ぐようにして、第2方向に沿ったストライプ形状のワード線WL及びセレクトゲート線SGD,SGSが形成されている。ワード線WLと素子領域AAとが交差する領域には、電荷蓄積層15が設けられている。そして、ワード線WLと素子領域AAとが交差する領域にはメモリセルトランジスタMTが設けられ、セレクトゲート線SGD、SGSと素子領域AAとが交差する領域には、それぞれ選択トランジスタST1、ST2が設けられている。第1方向で隣接するワード線WL間、セレクトゲート線間、及びワード線WLとセレクトゲート線との間の素子領域AAには、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のソース領域またはドレイン領域となる不純物拡散層が形成されている。
第1方向で隣接するセレクトゲート線SGD間の素子領域AAに形成される不純物拡散層は、選択トランジスタST1のドレイン領域として機能する。そしてこのドレイン領域上にはコンタクトプラグCP1が形成される。コンタクトプラグCP1は、第1方向に沿って設けられたストライプ形状のビット線BL(図示せず)に接続される。また第1方向で隣接するセレクトゲート線SGS間の素子領域AAに形成される不純物拡散層は、選択トランジスタST2のソース領域として機能する。そしてこのソース領域上には、コンタクトプラグCP2が形成される。コンタクトプラグCP2は図示せぬソース線SLに接続される。
次に図3及び図4を用いて、上記構成のメモリセルアレイ1の断面構成について説明する。図3は図2においてA−A線に沿ったNANDセル5の断面図、図4は図2においてB−B線方向に沿ったNANDセル5の断面図を示している。
図3及び図4に示すように、p型半導体基板10の表面領域内にn型ウェル領域11、更にn型ウェル領域11上にp型ウェル領域12が形成されている。また、p型ウェル領域12中には、第2方向に沿って、溝30が複数形成されている。溝30内には例えばシリコン酸化膜を用いて絶縁膜31が埋め込まれている。この溝30と絶縁膜31によって、素子分離領域32が形成されている。また、隣接する素子分離領域32間の領域が、活性領域AAとなる。また、隣接する活性領域AAは素子分離領域32によって分離されている。そして、活性領域AA上に、ゲート絶縁膜として機能する例えば、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜14が形成され、ゲート絶縁膜14上にメモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のゲート電極が形成されている。メモリセルトランジスタMTにおけるゲート絶縁膜14は、電子がトンネルするトンネル膜として機能する。
メモリセルトランジスタMTのゲート電極は、積層構造を有する。すなわち、ゲート絶縁膜14上に形成された絶縁膜15、絶縁膜15上に形成された絶縁膜16、及び絶縁膜16上に形成された多結晶シリコン層17を備えている。絶縁膜15は、電荷を蓄積する電荷蓄積層として機能する。また絶縁膜16は、絶縁膜15に電荷を閉じこめるためのブロック層として機能し、絶縁膜15に用いられる材料よりも誘電率の高い材料を用いて形成される。また多結晶シリコン層17は、制御ゲート(ワード線WL)として機能する。以下、メモリセルトランジスタMTにおける絶縁膜15、16、及び多結晶シリコン層17を、電荷蓄積層15、ブロック層16、及び制御ゲート17と呼ぶことがある。なお、多結晶シリコン層17はワード線の低抵抗化のため、上部または全てがシリサイド化されていても良い。電荷蓄積層15は、メモリセルトランジスタMT毎に分離され、ブロック層16及び制御ゲート17はワード線方向で隣接するメモリセルトランジスタMT間で共通に接続されている。すなわち、各メモリセルトランジスタMTのブロック層16は、ワード線に沿った方向において、隣接する素子分離領域32を跨いで、隣接する活性領域AA間で共通接続されている。
電荷蓄積層15は、その上面が素子分離領域32の上面の高さと一致するように形成される。また、素子分離領域32上のブロック層16の底面と素子分離領域32の上面とが接する面は、活性領域AA上における電荷蓄積層15の上面と同じ高さ、すなわち同一平面上に位置する。
選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は多結晶シリコン層20を備えている。以下、多結晶シリコン層20をゲート電極20と呼ぶことがある。なお、多結晶シリコン層20はゲート電極の低抵抗化のため、上部または全てがシリサイド化されていても良い。また、選択トランジスタST1、ST2においては、ゲート電極20は第2方向で隣接するもの同士で共通接続されている。そして、ゲート電極20が、セレクトゲート線SGS、SGDとして機能する。
またゲート電極間に位置するp型半導体基板10表面内には、n型不純物拡散層13が形成されている。n型不純物拡散層13は、隣接するトランジスタ同士で共用されており、ソース(S)またはドレイン(D)として機能する。また、隣接するソースとドレインとの間の領域(ゲート電極直下の領域)は、電子の移動領域となるチャネル領域として機能する。これらのゲート電極、n型不純物拡散層13及びチャネル領域によって、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2が形成されている。
更にp型半導体基板10上には、上記メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2を被覆するようにして、層間絶縁膜21が形成されている。層間絶縁膜21中には、ソース側の選択トランジスタST2の不純物拡散層(ソース)13に達するコンタクトプラグCP2が形成されている。そして層間絶縁膜21表面には、コンタクトプラグCP2に接続される金属配線層22が形成されている。金属配線層22はソース線SLの一部として機能する。また層間絶縁膜21中には、ドレイン側の選択トランジスタSTの不純物拡散層(ドレイン)13に達するコンタクトプラグCP3が形成されている。そして層間絶縁膜21表面に、コンタクトプラグCP3に接続される金属配線層23が形成されている。
層間絶縁膜21上には、例えばSiOを材料に用いて層間絶縁膜24が形成されている。層間絶縁膜24上には絶縁膜25が形成されている。絶縁膜25は、層間絶縁膜24よりも誘電率の高い材料、例えばSiNを材料に用いて形成される。絶縁膜25上には金属配線層26が形成されている。金属配線層26はビット線BLとして機能する。絶縁膜24及び層間絶縁膜21中には、その上面で金属配線層26に接し、底面で金属配線層23に接するコンタクトプラグCP4が形成されている。なお、コンタクトプラグCP4の上面は、絶縁膜25の上面より高い。すなわち、コンタクトプラグCP4の上部は、金属配線層26内に潜り込むようにして形成されている。そして、コンタクトプラグCP3、金属配線層23、及びコンタクトプラグCP4が、図2においてコンタクトプラグCP1として機能する。そして、絶縁膜25上、及び金属配線層26上に、絶縁膜24よりも誘電率の低い材料、例えばSiOを材料に用いて層間絶縁膜27が形成されている。層間絶縁膜27は、隣接するビット線BL間の領域を埋め込んでいる。
次に、上記電圧発生回路2、ロウデコーダ3、及びカラムデコーダ4に含まれる周辺トランジスタPT1、PT2の構造について、図5を用いて説明する。図5は、周辺トランジスタPT1、PT2の断面図であり、ゲート長方向(ソース、チャネル、及びドレインが順次並ぶ方向)に沿った断面を示している。
図示するように、p型半導体基板10内には複数の素子領域AAが形成されている。素子領域AAの周囲は素子分離領域35によって取り囲まれ、隣接する素子領域AAは、素子分離領域35によって分離されている。素子分離領域35は、p型半導体基板10内に形成された溝33と、この溝33内に埋め込まれたシリコン酸化膜34とを有して形成されている。この素子分離領域35によって分離された素子領域AAの表面内には、それぞれn型ウェル領域36及びp型ウェル領域37が形成されている。そして、n型ウェル領域36及びp型ウェル領域37上に、それぞれ周辺トランジスタPT1、PT2が形成されている。
まず周辺トランジスタPT1について説明する。図示するように、ウェル領域36上には、ゲート絶縁膜として機能する例えば、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜42が形成され、ゲート絶縁膜42上には周辺トランジスタPT1のゲート電極43が、例えば多結晶シリコン層を材料に用いて形成されている。そして、ウェル領域36の表面内には、ソースまたはドレインとして機能するp型不純物拡散層41が形成されている。ソースとドレインとの間の領域は、電子の移動領域となるチャネル領域として機能する。以上の構成により、周辺トランジスタPT1が形成されている。
次に周辺トランジスタPT2について説明する。図示するように、ウェル領域37上には、例えばゲート絶縁膜として機能する例えば、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜44が形成され、ゲート絶縁膜44上には周辺トランジスタPT2のゲート電極43が、例えば多結晶シリコンを材料が用いて形成されている。周辺トランジスタPT2のゲート電極43は周辺トランジスタPT1のゲート電極43と同様の構造を有している。そして、p型半導体基板10の表面内には、ソースまたはドレインとして機能するn型不純物拡散層39が形成されている。ソースとドレインとの間の領域は、電子の移動領域となるチャネル領域として機能する。以上の構成により、周辺トランジスタPT2が形成されている。なお、ゲート絶縁膜42の膜厚はゲート絶縁膜44よりも薄い。これは、周辺トランジスタPT2の方が周辺トランジスタPT1よりも高い電圧を印加するからである。
そして、p型半導体基板10上には、上記周辺トランジスタPT1、PT2を被覆するようにして層間絶縁膜21、24が形成され、層間絶縁膜21、24中には図示せぬ、コンタクトプラグや、金属配線層が形成されている。これらのコンタクトプラグや金属配線層を介して、周辺トランジスタPT1、PT2に対して電圧が印加される。
次に、上記メモリセルトランジスタMT及び周辺トランジスタPT1、PT2の製造方法について、図6(a)〜(d)乃至図17(a)〜(d)を用いて説明する。図6(a)〜(d)乃至図17(a)〜(d)は、メモリセルトランジスタMT及び周辺トランジスタPT1、PT2の製造工程を順次示す断面図であり、(a)図はメモリセルトランジスタMTのビット線BL方向の断面、(b)図はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向の断面、(c)図は低耐圧周辺トランジスタPT1のゲート長方向の断面、及び(d)図は高耐圧周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面構成について示している。
まず、図6(a)〜(d)に示すように、p型半導体基板10表面を酸化することで、例えば膜厚が10[nm]程度の犠牲酸化膜28を形成する。次に図6(c)に示す周辺トランジスタPT1形成予定領域以外の領域、つまり図5(a)、(b)及び(d)にフォトリソグラフィー技術を用いてフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。その後、p型半導体基板10上に、例えば予め決められた量のリンイオンを、予め決められた加速電圧で注入する。この注入により図6(c)に示すように、n型ウェル領域36をp型半導体基板10上に形成する。次に、フォトレジスト膜をウェットエッチングで剥離した後、図6(d)に示す周辺トランジスタPT2形成予定領域以外の領域、つまり図6(a)〜(c)にフォトリソグラフィー技術を用いてフォトレジスト膜を形成する。その後、周辺トランジスタPT2形成予定領域のp型半導体基板10上に、予め決められた量の例えばボロンイオンを、予め決められた加速電圧で注入し、図6(d)に示すp型ウェル領域37を形成する。上述したが、周辺トランジスタPT1は低耐圧トランジスタであり、周辺トランジスタPT2は、周辺トランジスタPT1よりも高電圧が印加される高耐圧トランジスタである。n型ウェル領域36及びp型ウェル領域37形成の際、周辺トランジスタPT1及び周辺トランジスタPT2のそれぞれ目的(耐圧)に応じて、必要なチャネル濃度が実現される。そのため、必要に応じて上記フォトリソグラフィー工程、イオン注入工程、及びフォトレジスト剥離工程を繰り返す。
次に上記フォトレジスト膜を剥離し、フォトリソグラフィー工程により、図6(a)、(b)に示すメモリセルトランジスタMT形成予定領域以外にフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次に、p型半導体基板10に予め決められた量の例えばリンイオンを、予め決められた加速電圧で注入する。この注入によりp型半導体基板10上表面に、n型ウェル領域11を形成する。引き続き、n型ウェル領域11表面に予め決められた量の例えばボロンイオンを、予め決められた加速電圧で注入する。この注入によりn型ウェル領域11表面に、p型ウェル領域12を形成する。その後、フォトレジスト膜をウェットエッチングにて剥離する。
次に図7(a)〜(d)に示すように、図6における犠牲酸化膜28を除去する。その後、図7(d)の周辺トランジスタPT2用に酸化工程によりゲート絶縁膜44を形成し、更にフォトリソグラフィー工程により周辺トランジスタPT2上にのみ、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次に、図7(a)〜(c)にも酸化工程において同時に形成されたゲート絶縁膜28を剥離し、図7(a)〜(d)を得る。
次に図8(a)〜(d)に示すp型ウェル領域12、n型ウェル領域36及びゲート絶縁膜44上に、例えば膜厚が2[nm]〜6[nm]のゲート絶縁膜14を形成する。ゲート絶縁膜14の材料には、例えばSiO膜、NHやNO窒化を用いて形成したオキシナイトライド膜である。また、ゲート絶縁膜14は、複数の材料の積層膜、例えばSiO/Si/SiOなる構造や、SiO/Si/SiOなる構造であっても良い。このような積層膜とすることで、データの書き込み時及び消去時におけるトンネル電流を大きく出来る。または、上記材料だけでなく、SiO、SiN、Si微粒子及びAlのうちいずれか含んだ積層構造を有していてもよい。すなわち、SiO/SiN/SiOなる構造や、SiO/Si微粒子/SiOなる構造や、またはSiO/Al/SiOなる構造とすることも可能である。本構成とすることでデータの書き込み及び消去速度を向上出来、また低電圧化を実現出来る。
なお、ゲート絶縁膜44と同じ材質のゲート絶縁膜14を形成した場合は図8(d)に示す、ゲート絶縁膜44とゲート絶縁膜14の境界ができない。
更にゲート絶縁膜14上に、電荷蓄積層となる絶縁膜15を、例えば3[nm]〜10[nm]の膜厚に形成する。絶縁膜15は、例えばSiN単膜、HfAlO単膜や、SiNとHfAlO又はAlのいずれかを含む積層構造である。更に絶縁膜15上に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、例えば膜厚が10[nm]程度バッファーシリコン酸化膜45を形成する。引き続き、バッファーシリコン酸化膜45上に、膜厚が例えば50[nm]程度のSiN膜46を形成する。更に、素子分離領域32の形成時においてマスク材として機能する例えば、BSG膜47を、SiN膜46上に形成する。
次に更に、BSG膜47上であって、且つ素子分離領域32形成予定領域以外に、フォトリソグラフィー工程によりフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。更にフォトレジスト膜が形成されていない、つまりフォトレジスト膜が開口されている領域におけるBSG膜47を、異方性エッチングを用いてエッチングする。引き続き、SiN膜46、バッファーシリコン酸化膜45、絶縁膜15及びゲート絶縁膜14を異方性エッチングによりエッチングする。上記工程により、図9(a)〜(d)に示すように、底部が半導体基板10内に達する溝30、33が完成する。
次に図10(a)〜(d)に示すように、上記BSG膜47上に形成されているフォトレジスト膜及びBSG膜47を剥離する。そして、溝30、33内に例えばシリコン酸化膜31、34をそれぞれ埋め込む。この際、シリコン酸化膜31、34は、SiN膜46上にも形成される。シリコン酸化膜31、34は、例えば同一の工程で形成された同一の膜であっても良い。その後、SiN膜46をストッパーとして用いた、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法等により、シリコン酸化膜31、34研磨し、上面を平坦にすると共に、シリコン酸化膜31、34を、それぞれ溝30、33内にのみ残存される。以上の工程により、溝30、33と、これらの内部に埋め込まれたシリコン酸化膜31、34とを備えた素子分離領域32、35が完成する。
次に、図11(a)〜(d)に示すように、例えば、ドライエッチングにより素子分離領域32及び素子分離領域35の上面を落とし込む。つまり、溝30、33内部におけるシリコン酸化膜31、34の上面を低くする(リセスする)。この際、絶縁膜15とシリコン酸化膜31の上面が一致するようにエッチング量を調整する。上記ドライエッチングにより、図11(b)に示すように、素子分離領域32の上面は絶縁膜15の上面と同じ高さとされる結果、溝48が形成される。また、図(c)、(d)に示すように、周辺トランジスタPT1、PT2についても同様の工程が行われる。すなわち、溝33内部におけるシリコン酸化膜34の上面がリセスされる。ただし、周辺トランジスタPT1、PT2においては、素子分離領域35の高さが図(b)に示す素子分離領域32の高さよりも高くなる場合もある。ゲート電極43とp型半導体基板10との耐圧不良を防止するためである。この場合、素子分離領域32の上部をエッチングする際に素子分離領域35がエッチングされないようにレジストマスク等で覆うようにする。
その後、図12(a)〜(d)に示すように、SiN膜46及びバッファーシリコン酸化膜45を、例えば、ウェットエッチングを用いて除去する。図示するように、絶縁膜15上面と素子分離領域32上面及び素子分離領域35上面とが一致している。
次に図13(a)〜(d)に示すように、絶縁膜15及び素子分離領域32及び素子分離領域35上に、例えば膜厚が10[nm]〜20[nm]の絶縁膜16を形成する。絶縁膜16はブロック層となるものであり、例えばAl単膜またはLaAlO単膜等で形成される。ブロック層は、書き込み時にゲート電極に電圧を印加した際、p型半導体基板10から注入された電子がゲート電極へと漏れることを防止する機能を持つ。更に、消去時にはゲート電極から電荷蓄積層へと電子が注入されることを防ぐ。このため、ブロック層となる絶縁膜16の材料には、ゲート絶縁膜14よりも比誘電率の高い、例えば上記示した材料で形成される。
次に、図14(a)、(b)に示すメモリセルトランジスタMT形成予定領域のブロック層16上にフォトリソグラフィー工程により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。フォトレジスト膜形成後、図14(c)、(d)に示す周辺トランジスタPT1、PT2形成予定領域の絶縁膜15、16及びゲート絶縁膜14を、例えば、ドライエッチングまたはウェットエッチングにより除去する。その後、フォトレジスト膜を除去する。
次に、図15(c)に示すように、n型ウェル領域36上にゲート絶縁膜42を、例えば8[nm]程度の膜厚に形成する。その後、絶縁膜16及びゲート絶縁膜42、44上に、多結晶シリコン層49を例えば70[nm]程度の膜厚に形成する。更に、多結晶シリコン49上に、マスク材としてのSiN膜53を形成する。
次にフォトリソグラフィー工程とドライエッチング工程とにより、SiN膜53、多結晶シリコン層49、絶縁膜層15、16を、ゲート電極のパターンにパターニングして、図16(a)〜(d)に示す構成を得る。すなわち、メモリセルトランジスタMTの形成予定領域(図16(a)、(b))においては、絶縁膜15によって形成された電荷蓄積層、絶縁膜16によって形成されたブロック層、及び多結晶シリコン層49によって形成された制御ゲート(以下、制御ゲート17と呼ぶ)を含む積層ゲートが完成する。
また周辺トランジスタPT1、PT2の形成予定領域においては、多結晶シリコン層49によって形成されたゲート電極43が完成する。なお、選択トランジスタST1、ST2のゲート電極も、周辺トランジスタPT1、PT2のゲート電極と同様の構成を有して形成される。また、上記制御ゲート17及びゲート電極43上には、マスク材53が残存する。また、制御ゲート17は、例えばTaN、WN、Wを含む積層構造を有していてもよく、また周辺トランジスタPT1、PT2の制御ゲート43も例えば、多結晶シリコン、TaN、WN及びWを備える積層構造を有していてもよい。
次に図17(d)に示すように、周辺トランジスタPT2において、ソース及びドレインの形成予定領域の直上に位置するゲート絶縁膜44の上部を一部、エッチングして、この領域におけるゲート絶縁膜44の膜厚を小さくする。本工程は、ゲート電極43をマスクに用いた異方性のエッチングにより実施出来る。なお、素子分離領域35の上面をマスク材等で覆わない場合、この素子分離領域35の上部も削られる。そのため、素子分離領域32の上部をエッチングする際に素子分離領域35がエッチングされないようにレジストマスク等で覆うようにすることが有効である。本工程により、ソース及びドレインの形成のために行うイオン注入において、十分な量のイオンをウェル領域37内に注入することが出来る。
その後、フォトリソグラフィー工程とイオン注入工程とを用いて、ウェル領域12、36、37内に不純物を注入することにより、ソース及びドレインとして機能する不純物拡散層13、39、41を形成する。イオン注入工程は、各トランジスタに対して適切な注入量、イオン種、及び加速電圧を用いて行われる。不純物を注入した後、注入した不純物を活性化するため例えば温度950℃でアニールを施す。イオン注入及びアニールの結果、メモリセルトランジスタMT及び周辺トランジスタPT1、PT2のソース、ドレイン13、39、41が完成する。
更にゲート電極上のSiN膜53をドライエッチング等により除去する。引き続き、ゲート電極17、43表面をシリサイド化する。例えば、ゲート電極17、43上にNi層を形成し、アニールすることで、ゲート電極17、43上面にNiSiを形成する。
そして、p型半導体基板10上には、上記メモリセルトランジスタMT及び周辺トランジスタPT1、PT2を被覆するようにして層間絶縁膜21が形成される。また、層間絶縁膜21上に、例えばタングステンやモリブデンなど高融点金属の特性を持つコンタクトプラグCP1、CP2や、例えば、アルミニウムなどが用いられた金属配線層が形成される。これにより、図2乃至図4に示すメモリセルトランジスタMTおよび周辺トランジスタPT1、PT2を得ることが出来る。
なお、上記図9(a)乃至図17(a)は、特に図3における例えば、WL0乃至WL2に接続されている3つからなるメモリセルトランジスタMTについて示したものである。図9(b)乃至図17(b)は、特に図4において3つからなる素子分離領域32と、4つの活性領域AAについて示したものである。
また、これらのコンタクトプラグや金属配線層を介して、メモリセルトランジスタMT及び周辺トランジスタPT1、PT2に対して電圧が印加される。
上記のように第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法によれば、動作信頼性を向上できる。本効果つき、従来の半導体記憶装置と比較しつつ、以下詳細に説明する。
<従来構成>
図18は、従来のNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの、ワード線方向に沿った断面図である。なお、本実施形態と同じ部材には同様の参照番号を付している。図示するように、従来の構成であると、ワード線WL方向に沿って隣接するメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層15は、素子分離領域32を跨いで共通に接続されている。そのため、次のような問題が生じるおそれがある。
<<問題1>>
すなわち、データの書き込み動作によって電荷蓄積層15に捕獲された電子が、電荷蓄積層内を移動する。すなわち、電荷蓄積層15において、活性領域AA上の領域に注入された電子が、素子分離領域32上の領域へ移動する。これは、Frenkel Poll現象により自己電界が発生するためである。その結果、活性領域AA上の領域における電子の量が減少し、メモリセルトランジスタMTの閾値が低下する。このことは、メモリセルトランジスタMTの誤動作の原因となりうる。
特に、メモリセルトランジスタMTの微細化に伴って電荷蓄積層15の面積が小さくなると、上記現象が顕著となる。そのため、上記問題はNAND型フラッシュメモリの微細化やコスト削減の大きな妨げとなる。
<比較例>
上記問題の対策として、図19に示す構造が考えうる。図19は、NAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの、ワード線方向に沿った断面図である。なお、本実施形態と同じ部材には同様の参照番号を付している。なお図中の“a”、“b”なる符号は、ワード線WLに沿った方向における電荷蓄積層15の端部の位置を示す。つまり、“a”及び“b”の位置にて、電荷蓄積層15は素子分離領域32に接する。
図示するように図19に示す構成は、ワード線WLに沿った方向で隣接するメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層15及びブロック層16が、素子分離領域32によって互いに分離された構成を有している。換言すれば、素子分離領域32の上面が制御ゲート17内に位置し、素子分離領域32がブロック層16及び電荷蓄積層15を貫通している。本構成であると、電荷蓄積層15内の電子が活性領域AA上以外の領域へ移動することを防止出来る。
<<問題2>>
しかしながら上記構成であっても、新たに下記の問題も生じる。本問題点について、図20を用いて説明する。図20は図19と同様の図面であって、制御ゲート17に電圧を印加した際の電気力線の様子もあわせて示している。また以下では、素子分離領域32の電荷蓄積層15の上面から、素子分離領域32の上面までの高さを幅S1と呼び、ブロック層16の膜厚を膜厚S2と呼ぶことにする。
図示するように、制御ゲート17に電圧を印加すると、電荷蓄積層15に電気力線が集中する。すなわち、制御ゲート17から発生した電気力線が電荷蓄積層15へ向かう。また、電荷蓄積層15内に電子が注入されている場合には、ウェル領域12から発生した電気力線も電荷蓄積層15へ向かう。
しかしながら、微細化が進展した場合(例えばメモリセルトランジスタMTのハーフピッチ(ワード線に沿った方向における活性領域AAの幅)が40[nm]以下)、隣接するメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層から発生した電気力線が隣接セルの半導体基板10中のチャネル領域へ向かう(図中の矢印A1で示す)。そのため隣接セルの電荷蓄積層の電荷量により、メモリセルトランジスタMTのチャネル部の静電ポテンシャルが変化する。すなわち、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧が隣接するメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層の電荷量に応じて変化する。結果としてメモリチップ内のメモリセルトランジスタMTの閾値分布の幅が広がるといった問題が発生する。
これは、電荷蓄積層15上面から素子分離領域32までの高さが、電荷蓄積層15上面からブロック層16上面までの幅S2よりも長い幅S1であることに起因する。メモリセルトランジスタMT間の寄生容量を下げるため、シリコン酸化膜31に用いられる材料の比誘電率はブロック層16よりも低い。仮にS1とS2が等しかったとしても、幅S1をブロック層の誘電率に換算すると、幅S2に比べ約4倍の距離になる。すなわち、ブロック層16からの電気力線がメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層15に伝わりにくく、隣接するメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層からの電気力線の影響を受けやすいのである。
また図19に示す構成であると、更に下記の問題も生じる。図20に示すように、電荷蓄積層15の上面は、素子分離領域32の上面よりも低く位置する。このため、書き込み時において制御ゲート17に電圧を印加した際、電荷蓄積層15に掛かる電界分布がバラつく。その結果、制御ゲート17の電圧が電荷蓄積層15には十分伝わらない、という問題がある。
以上の結果、電荷蓄積層15に注入された電子の量によって、メモリセルトランジスタMTのチャネル領域の静電ポテンシャルが変化する。そしてこのことは、メモリセルトランジスタMTの閾値変動につながる、という問題がある。
以上の問題が生じると、メモリチップ全体として、メモリセルトランジスタMTの閾値分布の幅が広がる。そのため、閾値分布を小さくするためには、読みだし動作と再書き込み動作を繰り返し行うことが必要となり、書き込み動作時間が長くなる。更に変動幅が大きい場合には、閾値を所望の範囲に合わせることすら困難となる。
この様子を、図20では矢印A2で示している。図示するように、電気力線は電荷蓄積層15に向かわず、素子分離領域32内部に向かう。その結果、電荷蓄積層15における電界は、位置“a”、“b”において低下する。この様子を図21に示す。図21は、電荷蓄積層15の位置に対する電界強度を示すグラフであり、横軸がワード線に沿った方向の位置を示し、縦軸が電界強度を示す。図示するように、電荷蓄積層15の端部“a”、“b”における電界強度は、中央部に比べて約10%程度低下する。
このように電界強度がばらつくことで、データの書き込みには高い電圧が必要となる、という問題がある。このことは、特に各メモリセルトランジスタMTが2ビット以上のデータを保持する多値NAND型フラッシュメモリにおいて顕著な問題となる。
<本実施形態>
しかしながら、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、上記問題を解決し、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る。以下、詳細に説明する。
図22は、本実施形態に係るメモリセルトランジスタMTの、ワード線に沿った方向における断面図であり、制御ゲート17に電圧を印加した際の電気力線の様子もあわせて示している。
<<効果1>>
図22に示すように、まずワード線に沿った方向で隣接するメモリセルトランジスタMT間において、電荷蓄積層15が互いに分離されている。従って、図18を用いて説明したように電子が移動することによって閾値が変動する、という上記問題1を解決出来る。
<<効果2>>
また本実施形態に係る構成であると、制御ゲートに電圧を印加した際における電荷蓄積層15の電界分布のバラツキを抑えることが出来る。つまり上記問題2を解決出来る。すなわち、図22に示すように本実施形態に係る構成であると、図中の矢印に示すように、制御ゲート17から発生する電気力線は、等しく電荷蓄積層15に向かう。そのため、電荷蓄積層15の端部において電界強度が低下する問題を解決出来る。
これは、本実施形態に係る構成であると、素子分離領域32の上面は、電荷蓄積層15の上面と同一面上に位置するからである。
本構成であると、ブロック層16の誘電率はシリコン酸化膜31の誘電率よりも高いため、制御ゲート17から発生した電気力線は、電荷蓄積層15に電気力線が集中しやすくなる。これにより、例えば、書き込み動作において、メモリセルトランジスタMTのチャネル領域における静電ポテンシャルは、隣接するメモリセルトランジスタMTの書き込みデータによる影響を受けにくくなり、メモリチップ内の閾値分布の幅を狭くすることができる。
以上の結果、隣接するメモリセルトランジスタMT間の干渉を抑えることが出来、メモリチップ全体としてのメモリセルトランジスタMTの閾値のばらつきを抑えることができる。更に、書き込み動作時及び消去動作時には、素子分離領域32と活性領域AAとの境界に位置するゲート絶縁膜14の電界が低下することも抑制出来る。そのため、より小さい電圧で書き込み及び消去動作を実施することができる。
図23は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリにおける、電荷蓄積層15の位置に対する電界強度を示すグラフであり、横軸がワード線に沿った方向の位置を示し、縦軸が電界強度を示す。図示するように、電荷蓄積層15における電界は、その結果、電荷蓄積層15における電界は、位置“a”、“b”において上昇する。。つまり、制御ゲート17に印加した電圧が電荷蓄積層15に十分伝わる。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置は、上記第1の実施形態における素子分離領域32の上面を低くしたものである。図24に実施形態におけるメモリセルトランジスタMT、周辺トランジスタPT2の断面図を示す。図24(a)に、メモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図を示す。図24(b)に周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図を示す。
図24(a)に示すように本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリは、上記第1の実施形態に示す図4において素子分離領域32の上面を、電荷蓄積層15の上面よりも低く且つ電荷蓄積層15の下面よりも高くしたものである。つまり、本実施形態に係る構成であると、ブロック層16の上面から素子分離領域(シリコン酸化膜31)32の上面までの距離をh1、ブロック層16の上面から電荷蓄積層15の上面までの距離をh2とすると、h1>h2なる関係が成立する。
上記以外の構成は第1の実施形態における半導体記憶装置と同様である。また、図24(b)に示す周辺トランジスタPT2の構成は第1の実施形態における半導体記憶装置を同様であるのでここでは説明を省略する。
次に本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について、図25(a)、(b)を用いて説明する。図25(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図である。また図25(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図である。図25(a)は第1の実施形態における半導体記憶装置の製造工程のうち、図11において、異方性エッチングまたはウェットエッチングを用いて、絶縁膜31の上面を更にエッチングして、素子分離領域32の上面の高さを調整したものである。つまり、まず上記第1の実施形態における図10に示す工程までを行う。その後、図11における工程で例えば、ドライエッチングにより素子分離領域32の上面を落とし込む。この工程において素子分離領域32を落とし込む際、該素子分離領域32の上面を電荷蓄積層15の上面よりも低く、且つ該電荷蓄積層15の下面よりも高く位置するようエッチング量を調整する。その後シリコン酸化膜46及びバッファーシリコン層45を例えば、ウェットエッチングにて除去する。これら工程により図25(a)に示す構造を得る。
この時、図25(b)に示す周辺トランジスタPT2、特に高耐圧MOSトランジスタにおいては、素子分離領域35の上面を落とし込まない方が、ゲート電極43とp型半導体基板10との耐圧不良を防止するため好ましい。また、図25(b)、26(b)に示す周辺トランジスタPT2は、図26(b)の工程に引き続き上記第1の実施形態で説明した図14(d)乃至図17(d)までの工程を経ることで図24(b)の構造が完成する。
なお、図25(a)において、上記素子分離領域32の上面のドライエッチングを施し、その後シリコン酸化膜46及びバッファーシリコン層45のウェットエッチングによる除去工程の結果、溝50が形成される。その後、溝50を埋めるように、絶縁膜16を電荷蓄積層15及び素子分離領域32の上面に積層させることで、図26(a)に示す構造を得る。その後は上記第1の実施形態で説明した図14乃至図17までの工程を経ることで図24(a)の構造が完成する。
上記のように第2の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法においても上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
つまり、素子分離領域32の上面を更に、活性領域AA上に形成された電荷蓄積層15の上面よりも低く、且つ該電荷蓄積層15の下面よりも高い位置にまで落とし込みを行っても、同様の効果が得られる。すなわち、隣接するメモリセルトランジスタMTから発生する電気力線による閾値のズレ等が生じることを防止出来る。その結果、高信頼性の半導体記憶装置を実現できる。なぜなら、制御ゲート17に電圧を印加した際、制御ゲート17から選択メモリセルトランジスタMTにおける電荷蓄積層15までの電気的距離が、制御ゲート17から素子分離領域32までの距離よりも短いからである。そのために、制御ゲート17に掛けた電圧が、メモリセルトランジスタMTに十分に伝わる。その結果、図21で説明したように、電気力線の乱れが生じず、上記説明したように注目したメモリセルトランジスタMTの閾値がズレないため、動作信頼性の高い半導体記憶装置を実現できる。
また、素子分離領域32の上面の位置は、素子分離領域32と電荷蓄積層15の側面と接する点における素子分離領域32の上面を意味する。電荷蓄積層15接点における素子分離領域32の上面の位置が電荷蓄積層15の上面よりも低くければ、制御ゲート17から選択メモリセルトランジスタMTにおける電荷蓄積層15までの電気的距離が、制御ゲート17から素子分離領域32までの距離よりも短くなるからである。そのため、上述したような効果が得られる。
さらに、図27(a)は、上記実施形態の変形例に係るメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図であり、特に素子分離領域32に着目した図である。また、図27(b)に周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図を示す。なお、図27(b)に示す周辺トランジスタPT2の構成は第1の実施形態における半導体記憶装置を同様であるのでここでは説明を省略する。
図27(a)に本実施形態に係るメモリセルトランジスタMTの断面図を示す。図27(a)は図24(a)において、素子分離領域35が頂点を1つ有したものである。該頂点は、ブロック層16の下面よりも高く位置し、ワード線WL方向において、該頂点を共通とする2辺の一端と、電荷蓄積層15との接点が、該電荷蓄積層15の上面よりも低く位置する。すなわち、図27(a)のように、電荷蓄積層15と、上記2辺の一端との接点の位置は電荷蓄積層15の上面よりも低く、かつ、素子分離領域32の頂点を電荷蓄積層15の上面よりも高くすることにより、メモリセルトランジスタMT間に占めるブロック層16の容量が少なくなり、メモリセルトランジスタMT間の寄生容量を抑えることができる。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置は、上記第2の実施形態における素子分離領域32の上面を更に低くしたものである。本実施形態におけるメモリセルトランジスタMT、周辺トランジスタPT2をワード線WL方向に沿った断面図を図28に示す。図28(a)に、メモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図を示す。図28(b)に周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図を示す。
図28(a)に示すように本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリは、上記第1の実施形態の図4において、素子分離領域の上面を、ゲート絶縁膜14の下面よりも更に低くしたものである。つまり本実施形態に係る構成であると、ブロック層16上面から電荷蓄積層15上面までの膜厚をh3、ブロック層16上面から素子分離領域(シリコン酸化膜31)32の上面までの距離をh4とすると、h4>h3なる関係が成立する。
また、素子分離領域32上面を落とし込んだ結果露出された活性領域AAの側壁、及び素子分離領域32の上面に、絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜52が形成される。なお、活性領域AAの側壁以外のシリコン酸化膜52、例えば素子分離領域32上のシリコン酸化膜52は取り除くことも可能である。その他の構成は、第1及び第2の実施形態における半導体記憶装置と同様である。なお、図28(b)に示す周辺トランジスタPT2の構成は第1の実施形態における半導体記憶装置と同様であるのでここでは説明を省略する。
以上の構成の結果、ブロック層16と、ゲート絶縁膜14及びp型半導体基板10とは、シリコン酸化膜52によって離隔される。すなわち、ブロック層16が素子分離領域32を跨ぐ領域において、シリコン酸化膜52は、ブロック層16とゲート絶縁膜14との間、及びブロック層16とp型半導体基板10との間に形成される。
次に、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について、図29(a)、(b)を用いて説明する。図29(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図である。また図29(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図である。図29(a)に、第1の実施形態における半導体記憶装置の製造工程のうち、図11において、異方性エッチングまたはウェットエッチングを用いて、素子分離領域32の上面の高さを、更にゲート絶縁膜14の下面よりも低く落とし込んだ構造を示す。つまり、まず上記第1の実施形態における図10に示す工程までを行う。その後、図11における工程でドライエッチングにより素子分離領域32の上面を落とし込む。この工程において、該素子分離領域32の上面をゲート絶縁膜14よりも低く位置するようエッチング量を調整する。その後SiN膜46及びバッファーシリコン層45を、例えばウェットエッチングにて除去する。
上記工程の結果、図29(a)に示す溝51が形成され、また、隣接する活性領域AAの側壁が露出される。そこで、この活性領域AAの側壁及び素子分離領域32の上面に、例えばCVDを用いてシリコン酸化膜52を積層させる。この際、シリコン酸化膜52は、少なくとも露出された活性領域AAの側壁を被覆し、好ましくはゲート絶縁膜14の側壁を被覆するように形成される。この構造は、シリコン酸化膜52の積層後、異方性エッチングを行うことによって得られる。また、活性領域AAの側壁が露出された後、熱酸化をすることによっても得られる。勿論、絶縁膜15の側壁に形成されても良い。以上の結果、図29(a)に示す構造を得る。
この時、図29(b)に示す周辺トランジスタPT2、特に高耐圧MOSトランジスタにおいては、素子分離領域35の上面を落とし込まない方が、ゲート電極43とp型半導体基板10との耐圧不良を防止するため好ましい。このため、図29(b)、30(b)に示す周辺トランジスタPT2は、図30(b)の工程に引き続き、上記第1の実施形態で説明した図14(d)乃至図17(d)までの工程を経ることで図28(b)の構造が完成する。
また、素子分離領域35上部にシリコン酸化膜52が形成してもよい。この場合、p型半導体基板10との耐圧不良を効果的に防止できる。
また図29(a)において、ブロック層16を電荷蓄積層15及び素子分離領域32の上面に積層させることで、図30(a)を得る。すなわち、溝52内はブロック層16による埋め込まれる。しかし、シリコン酸化膜52が存在するため、ブロック層16は活性領域AA及びゲート絶縁膜15には直接には接しない。その後は、上記第1の実施形態で説明した図14乃至図17までの工程を経ることで図28(a)の構造が完成する。
上記のように第3の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法においても上記第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態ではNAND型フラッシュメモリの場合を例に挙げて説明した。しかし、例えばNAND型フラッシュメモリにおいてメモリセルトランジスタ数を1個にした3Tr−NAND型フラッシュメモリや、NOR型フラッシュメモリにも適用出来る。また、3Tr−NAND型フラッシュメモリにおいてドレイン側の選択トランジスタST1を排除した2Tr型フラッシュメモリにも適用出来、積層ゲート構造を備えた不揮発性半導体メモリ全般に広く適用可能である。
なお、上記説明した半導体記憶装置の製造方法は上記説明した工程に限られない。つまり、図8(a)〜(d)において、電荷蓄積層15を形成した後、該電荷蓄積層15上にバッファーシリコン層45及びSiN膜46は形成しなくても構わない。その後、フォトリソグラフィー技術と異方性エッチングとを用いて、電荷蓄積層15及びゲート絶縁膜14を貫通し、且つ底面がp型半導体基板10中に接する溝30、33を形成する。次に、溝30及び溝33にシリコン酸化膜31及び34を埋め込み、素子分離領域32及び35を形成する。更に、電荷蓄積層15上のシリコン酸化膜を、電荷蓄積層15をストッパーに用いた、CMPで除去する。その後図13に示す電荷蓄積層15及び素子分離領域32及び35上にブロック層16を形成し、その後該ブロック層16上に制御ゲート17を形成する。つまり図15以降の工程を経ることで、本実施形態の半導体記憶装置の構造を得る。また本実施形態における上記工程では、同一p型半導体基板10上に形成される周辺トランジスタPT1、PT2の製造工程の順番は問わない。つまり、メモリセルトランジスタMTの形成前又は形成後に周辺トランジスタPT1、PT2を形成してもよい。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの平面図。 この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイのビット線方向に沿った断面図。 この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイのワード線WL方向に沿った断面図。 この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備える周辺トランジスタのゲート長方向に沿った断面図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第1製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第2製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第3製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第4製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第5製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第6製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第7製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第8製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第9製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第10製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第11製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の第12製造工程を示す断面図であり、(a)図及び(b)図はメモリセルトランジスタを示し、(c)図及び(d)図は周辺トランジスタを示す図。 メモリセルトランジスタの、ワード線WL方向に沿った断面図。 メモリセルトランジスタの、ワード線WL方向に沿った断面図。 メモリセルトランジスタの、ワード線WL方向に沿った断面図。 メモリセルトランジスタの電荷蓄積層に掛かる電界を表したグラフ。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルトランジスタの、ワード線WL方向に沿った断面図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルトランジスタの電荷蓄積層に掛かる電界を表したグラフ。 この発明の第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの断面図であり、(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図、(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図。 この発明の第2の実施形態に係るメモリセルトランジスタ及び周辺トランジスタPT2の製造工程の一部を示す断面図であり、(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図、(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図。 この発明の第2の実施形態に係るメモリセルトランジスタ及び周辺トランジスタPT2の製造工程の一部を示す断面図であり、(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図、(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図。 この発明の第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備断面図であり、(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図、(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図。 この発明の第3の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの断面図であり、(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図、(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図。 この発明の第3の実施形態に係るメモリセルトランジスタ及び周辺トランジスタPTの製造工程の一部を示す断面図であり、(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図、(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図。 この発明の第3の実施形態に係るメモリセルトランジスタ及び周辺トランジスタPTの製造工程の一部を示す断面図であり、(a)はメモリセルトランジスタMTのワード線WL方向に沿った断面図、(b)は周辺トランジスタPT2のゲート長方向の断面図。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…電圧発生回路、3…ロウデコーダ、4…カラムデコーダ、5…NANDセル、10…p型半導体基板、11、36…n型ウェル領域、12、37、41…p型ウェル領域、13、39…n型不純物拡散層、14…ゲート絶縁膜、15…電荷蓄積層、16…ブロック層、17…制御ゲート電極、20…ゲート電極、21…層間絶縁膜、22、23…金属配線層、24、25、27…層間絶縁膜、26…金属配線層、28…犠牲酸化膜、30、33、50、51…溝、31、34…シリコン酸化膜、32、35…素子分離領域、42…低耐圧用ゲート絶縁膜、43…ゲート電極、44…高耐圧用ゲート絶縁膜、45…バッファー層、46…SiN膜、47…BSG膜、52…シリコン酸化膜

Claims (5)

  1. 半導体基板中にそれぞれ形成された第1活性領域と第2活性領域と、
    前記半導体基板中に形成され、前記第1活性領域と前記第2活性領域とを分離する素子分離領域と、
    前記第1活性領域及び第2活性領域上にそれぞれ形成され、積層ゲートと、ソース及びドレインとして機能する第1不純物拡散層とを備えたメモリセルトランジスタと
    を具備し、前記積層ゲートは、前記半導体基板上に形成され且つ電荷を蓄積する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に該第1絶縁膜よりも誘電率の高い材料を用いて形成された第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成された制御ゲート電極とを備え、
    前記第2絶縁膜は、前記素子分離領域を跨ぐようにして複数の前記メモリセルトランジスタ間で共通に接続され、且つ前記素子分離領域の上面に接し、
    前記素子分離領域の上面は、前記第1絶縁膜の底面よりも高く、且つ該第1絶縁膜の上面以下に位置する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 半導体基板中に形成された第1活性領域と、
    半導体基板中に形成された第2活性領域と、
    前記第1活性領域及び前記第2活性領域との間の領域に形成され、前記第1活性領域と前記第2活性領域とを分離し、且つ上面が前記第1活性領域及び前記第2活性領域の表面より低く位置する素子分離領域と、
    前記第1、第2活性領域上にそれぞれ形成され、各々が、前記第1、第2活性領域上に第1ゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層と該電荷蓄積層上に形成されたブロック層と該ブロック層上に形成された制御ゲートとを含む積層ゲートと、ソース及びドレインとして機能する第1不純物拡散層とを備えるメモリセルトランジスタと、
    前記素子分離領域上に形成された側壁絶縁膜と
    を具備し、前記ブロック層は、前記素子分離領域を跨ぐようにして前記第1、第2活性領域間で共通に接続され、且つ前記素子分離領域の上面に接し、
    前記側壁絶縁膜は、前記ブロック層と前記半導体基板との間に形成される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記第1絶縁膜は、前記半導体基板上に形成された第1ゲート絶縁膜と前記第1ゲート絶縁膜上に形成された電荷蓄積層とを含む積層膜であり、
    前記第1ゲート絶縁膜はSiOを材料に用いて形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記半導体基板上に第2ゲート絶縁膜を介在して形成された第1ゲート電極と、ソース及びドレインとして機能し、且つ前記第1不純物拡散層と異なる不純物濃度プロファイルを有する第2不純物拡散層とを備えた第1MOSトランジスタと、
    前記半導体基板上に第3ゲート絶縁膜を介在して形成された第2ゲート電極と、ソース及びドレインとして機能し、且つ前記第1不純物拡散層及び前記第2不純物拡散層と異なる不純物濃度プロファイルを有する第3不純物拡散層とを備えた第2MOSトランジスタと
    を更に備え、前記第1ゲート絶縁膜、前記第2ゲート絶縁膜、及び前記第3ゲート絶縁膜は、互いに異なる膜厚を有する
    ことを特徴とする請求項2または3記載の半導体記憶装置。
  5. 半導体基板上に、ゲート絶縁膜を介在して、電荷を蓄積する第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜と前記第1絶縁膜との一部領域を貫通し、底部が前記半導体基板中に達する溝を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上及び前記溝内に第2絶縁膜を形成して、前記溝内を前記第2絶縁膜により埋め込む工程と、
    前記第2絶縁膜の上面の位置が前記第1絶縁膜の上面の高さ以下となるように、前記第2絶縁膜をエッチングして、前記第2絶縁膜を前記溝内に残存させる工程と、
    前記第1、第2絶縁膜上にブロック層を形成する工程と、
    前記ブロック層上に制御ゲートを形成する工程と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
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