JP2005108373A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 NAND型MNOSメモリにおいて、過書き込みされたメモリセルがあっても、正常な読み出しを可能とする半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 MONOSメモリセルTR1〜TR4は、ビット線BLとシリコン基板の接地電位GND間に直列して設けられている。各メモリセルに対応するワード線WL1〜4が設けられている。MONOSメモリセルTR1〜TR4に対してそれぞれ並列してMOSFET TR1F〜TR4Fが接続されている。これらのMOSFETはゲートへの電源電圧Vccで十分オンする通常のエンハンスメント型の素子である。これらのMOSFETのしきい値は、基準電圧0Vより高く、上記メモリセルの書き込み状態のしきい値以下に設定される。
【選択図】 図1
【解決手段】 MONOSメモリセルTR1〜TR4は、ビット線BLとシリコン基板の接地電位GND間に直列して設けられている。各メモリセルに対応するワード線WL1〜4が設けられている。MONOSメモリセルTR1〜TR4に対してそれぞれ並列してMOSFET TR1F〜TR4Fが接続されている。これらのMOSFETはゲートへの電源電圧Vccで十分オンする通常のエンハンスメント型の素子である。これらのMOSFETのしきい値は、基準電圧0Vより高く、上記メモリセルの書き込み状態のしきい値以下に設定される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、特に各ゲート絶縁膜にデータをプログラムする不揮発性メモリセルを有する半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
不揮発性半導体記憶装置は、大規模集積化、縮小化が進み、かつ低電源電圧−昇圧電圧動作が一般化されている。不揮発性半導体記憶装置の一つであるNAND型MONOSメモリセルは、メモリセルブロック毎に所定数直列接続され、ビット線とワード線が直交するセルアレイ構造を有する。電荷蓄積領域となるONO膜(酸化膜/窒化膜/酸化膜の積層膜)は、ビット線につながる基板のシリコンと、ワード線のポリシリコンゲートとの間に設けられる。メモリセルは、ONO膜における電荷、具体的には電子の注入あるいは引き抜きによってしきい値Vthを変化させ、これが情報記憶に利用される。すなわち、メモリセルが持つ情報は、セルトランジスタを、Vthが正電位のエンハンスメント型にするか、Vthが負電位のディプレーション型にするかによって決まる。Vthが所定の正電位ならそのメモリセルは書き込み状態、Vthが所定の負電位ならそのメモリセルは消去状態となる。
メモリセルを書き込み状態とするには、ソース/ドレイン、チャネル領域が構成される基板を準電位とし、ゲート(ワード線)に所定の高電圧Vppを与える。これにより、基板に誘起された電子がF−N(Fowler-Nordheim)トンネリングによりONO膜の窒化膜にトラップされる。
メモリセルを書き込み状態とするには、ゲート(ワード線)、ソース/ドレインをオープンに、チャネル基板に高電圧Vppを与える。これにより、窒化膜にトラップされていた電子を基板側に引き抜く。
データの読み出しは、ビット線に読み出し用のバイアス電圧をかけ、非選択ワード線を電源電圧Vccとしてメモリセルをプログラム状態によらずオンさせ、選択ワード線を0Vとして、プログラム状態によりメモリセルがオンまたはオフするようにする。結果として、ビット線に流れる電流値を感知し、プログラム状態を読み出す。
メモリセルを書き込み状態とするには、ゲート(ワード線)、ソース/ドレインをオープンに、チャネル基板に高電圧Vppを与える。これにより、窒化膜にトラップされていた電子を基板側に引き抜く。
データの読み出しは、ビット線に読み出し用のバイアス電圧をかけ、非選択ワード線を電源電圧Vccとしてメモリセルをプログラム状態によらずオンさせ、選択ワード線を0Vとして、プログラム状態によりメモリセルがオンまたはオフするようにする。結果として、ビット線に流れる電流値を感知し、プログラム状態を読み出す。
上記したような技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平2−110966号公報(第5頁、図1,図2)
メモリセルへのデータ書き込みに関し、しきい値VthがVcc電圧を超えるような過書き込みが行なわれる場合がある。過書き込みされたメモリセルが存在すると、ビット線を共有しているメモリセルの読み出し時に誤動作を引き起こす懸念がある。
図23は、NAND型MONOSメモリセルの1つのセルブロックを示す回路図、図24は、上記メモリセルのプログラム状態に応じた電流−電圧特性を示す特性図である。図23において、所定数(ここでは4個)のMONOSメモリセルTR1〜TR4は、ビット線BLとシリコン基板の接地電位GND間に直列して設けられている。各メモリセルに対応するワード線WL1〜4が設けられている。メモリセルTR2が過書き込みされているものとする。図24に示すように、本来、実線に示すような正常な消去状態Eまたは書き込み状態Pに対し、メモリセルTR2だけは、しきい値Vthが電源電圧Vccを超えるような過書き込み状態Pexとなっている。
このような状態において、メモリセルTR3のデータを読み出す場合に次のような誤動作が発生する。メモリセルTR2は非選択なので、ワード線WL2はVcc電圧でバイアスされる。しかし、メモリセルTR2は過書き込み状態であり、そのしきい値VthはVcc電圧よりも高く、導通しない。このため、読み出しに利用されるビット線BLの電流変化はほとんどない。従って、選択しているメモリセルTR3が書き込み/消去に応じたいずれの状態に関係なく、メモリセルTR3を書き込み状態と判断してしまう。このような誤動作はメモリセルTR3のデータ読み出しに限らない。すなわち、過書き込みのメモリセルを含むセルブロックではデータの正常な読み出しができないという問題がある。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたもので、NAND型MNOSメモリにおいて、過書き込みされたメモリセルがあっても、正常な読み出しを可能とする半導体記憶装置及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明に係る半導体記憶装置は、それぞれ電荷蓄積領域を有し少なくともしきい値が基準電圧よりも低い第1状態またはしきい値が基準電圧よりも高い第2状態を保持する、電流路が直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、前記不揮発性メモリセル毎に並列して接続された、しきい値が前記基準電圧より高くかつ前記第2状態のしきい値以下のトランジスタ素子と、を含む。
上記本発明に係る半導体記憶装置によれば、不揮発性メモリセル毎にトランジスタ素子を並列して接続する構成となっている。トランジスタ素子のしきい値は、基準電圧より高くかつ不揮発性メモリセルの第2状態のしきい値以下に設定される。これにより、過書き込み状態の不揮発性メモリセルであっても並列接続されたトランジスタ素子を介して通常の導通を達成することができる。
本発明に係る半導体記憶装置は、それぞれ電荷蓄積領域を有し少なくともしきい値が第1電位よりも低い第1状態またはしきい値が前記第1電位よりも高く第2電位よりも低い第2状態を保持する、電流路が直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、前記不揮発性メモリセル毎に並列して接続された、しきい値が前記第1電位より高くかつ前記第2電位より低いトランジスタ素子と、を含む。
上記本発明に係る半導体記憶装置によれば、不揮発性メモリセル毎にトランジスタ素子を並列して接続する構成となっている。トランジスタ素子のしきい値は、第1電位より高くかつ第2電位より低く設定される。これにより、過書き込み状態の不揮発性メモリセルであっても並列接続されたトランジスタ素子を介して通常の導通を達成することができる。
なお、上記それぞれ本発明に係る半導体記憶装置は、少なくとも次のようないずれかの特徴を有することが好ましい。
前記電荷蓄積領域は、酸化膜に挟まれた窒化膜の構成を含む。
前記トランジスタ素子は、前記電荷蓄積領域に隣接して形成されたMOSFETを含む。
前記電荷蓄積領域は、酸化膜に挟まれた窒化膜の構成を含む。
前記トランジスタ素子は、前記電荷蓄積領域に隣接して形成されたMOSFETを含む。
本発明に係る半導体記憶装置は、半導体基板の所定領域に形成された複数の素子分離領域と、前記素子分離領域間の前記半導体基板がメサ状に設けられたアクティブ上面及びアクティブ側部からなる複数の素子領域と、前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ上面上に形成されたメモリ用誘電体積層膜と、前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ側部上に形成され前記メモリ用誘電体積層膜に隣接するトランジスタ素子用のゲート絶縁膜と、前記素子分離領域、前記ゲート絶縁膜及び前記メモリ用誘電体積層膜上に連続して横切るように形成された複数のゲート電極部材と、前記複数のゲート電極部材両側で前記複数の素子領域に形成された不純物拡散領域と、を含む。
本発明に係る半導体記憶装置は、半導体基板の所定領域に形成された複数の素子分離領域と、前記素子分離領域間の前記半導体基板でなるアクティブ上面を有する複数の素子領域と、前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ上面上に形成された、メモリ用誘電体積層膜及びこれに隣接するトランジスタ素子用のゲート絶縁膜と、前記素子分離領域、前記ゲート絶縁膜及び前記メモリ用誘電体積層膜上に連続して横切るように形成された複数のゲート電極部材と、前記複数のゲート電極部材両側で前記複数の素子領域に形成された不純物拡散領域と、を含む。
本発明に係る半導体記憶装置は、半導体基板の所定領域に形成された複数の素子分離領域と、前記素子分離領域間の前記半導体基板でなるアクティブ上面を有する複数の素子領域と、前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ上面上に形成された、メモリ用誘電体積層膜及びその両側に隣接するトランジスタ素子用のゲート絶縁膜と、前記素子分離領域、前記ゲート絶縁膜及び前記メモリ用誘電体積層膜上に連続して横切るように形成された複数のゲート電極部材と、前記複数のゲート電極部材両側で前記複数の素子領域に形成された不純物拡散領域と、を含む。
本発明に係る半導体記憶装置は、半導体基板の所定領域に形成された複数の素子分離領域と、前記素子分離領域間の前記半導体基板でなるアクティブ上面を有する複数の素子領域と、前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ上面上に形成された、トランジスタ素子用のゲート絶縁膜及びその両側に隣接するメモリ用誘電体積層膜と、前記素子分離領域、前記メモリ用誘電体積層膜及び前記ゲート絶縁膜上に連続して横切るように形成された複数のゲート電極部材と、前記複数のゲート電極部材両側で前記複数の素子領域に形成された不純物拡散領域と、を含む。
上記それぞれ本発明に係る半導体記憶装置によれば、ゲート電極部材下にメモリ用誘電体積層膜とトランジスタ素子用のゲート絶縁膜が設けられる。これにより、メモリ用誘電体積層膜を有する不揮発性メモリセル側で過書き込みを起こしても、ゲート絶縁膜を有するトランジスタ素子で導通路が確保できる。
なお、好ましくは、上記それぞれ本発明に係る半導体記憶装置において、前記メモリ用誘電体積層膜は、酸化膜に挟まれた窒化膜の構成を含む。
なお、好ましくは、上記それぞれ本発明に係る半導体記憶装置において、前記メモリ用誘電体積層膜は、酸化膜に挟まれた窒化膜の構成を含む。
本発明に係る半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の所定領域に複数の素子分離領域を形成する工程と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離領域をエッチバックすることによって、前記素子分離領域間の前記半導体基板をメサ状にし前記第1絶縁膜及び第2絶縁膜の積層を残留させたアクティブ上面と前記積層を除去したアクティブ側部からなる複数の素子領域を形成する工程と、前記アクティブ側部及び前記アクティブ上面の前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成し、前記アクティブ上面上に前記第1絶縁膜、前記第2絶縁膜及び前記第3絶縁膜によるメモリ用誘電体積層膜を構成すると共に前記アクティブ側部上に前記第3の絶縁膜によるトランジスタ素子用のゲート絶縁膜を構成する工程と、前記素子分離領域、前記アクティブ側部及び前記アクティブ上面上方に連続して横切るように前記第3絶縁膜上に複数のゲート電極部材を形成する工程と、前記複数のゲート電極部材両側における前記複数の素子領域に不純物拡散領域を形成する工程と、を含む。
上記本発明に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、素子分離領域のエッチバックによって素子領域をメサ状にし、予め形成しておいた第1、第2の絶縁膜をアクティブ上面上にのみ残す。その後、第3の絶縁膜の形成により、アクティブ上面上に第1、第2、第3の絶縁膜が積層され、アクティブ側部には第3の絶縁膜のみが配される。結果、ゲート電極部材下には第1、第2、第3の絶縁膜によるメモリ用誘電体積層膜が構成されると共に、第3の絶縁膜によるトランジスタ素子用のゲート絶縁膜が構成される。これにより、不揮発性メモリセル側で過書き込みを起こしても、ゲート絶縁膜を有するトランジスタ素子で導通路が確保できる。
本発明に係る半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の所定領域に複数の素子分離領域を形成する工程と、前記半導体基板でなるアクティブ上面にメモリ用誘電体積層膜を形成する工程と、前記アクティブ上面の一部上にのみ前記メモリ用誘電体積層膜を残す前記メモリ用誘電体積層膜に関する選択的な除去工程と、前記メモリ用誘電体積層膜が除去された前記アクティブ上面にトランジスタ素子用のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離領域及び前記アクティブ上面上方に連続して横切るように前記メモリ用誘電体積層膜及び前記ゲート絶縁膜上に複数のゲート電極部材を形成する工程と、前記複数のゲート電極部材両側における前記複数の素子領域に不純物拡散領域を形成する工程と、を含む。
上記本発明に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、アクティブ上面において、その一部上にメモリ用誘電体積層膜が、それ以外のアクティブ上面上にはトランジスタ素子用のゲート絶縁膜が構成される。結果、ゲート電極部材下には第1、第2、第3の絶縁膜によるメモリ用誘電体積層膜が構成され、かつ第3の絶縁膜によりトランジスタ素子用のゲート絶縁膜が構成される。これにより、不揮発性メモリセル側で過書き込みを起こしても、ゲート絶縁膜を有するトランジスタ素子で導通路が確保できる。
上記本発明に係る半導体記憶装置の製造方法において、より好ましくは、前記メモリ用誘電体積層膜に関する選択的な除去工程は、前記ゲート電極部材が横切る前記アクティブ上面の両端部であり前記ゲート電極部材と直交する方向に沿った領域の前記メモリ用誘電体積層膜を除去することを特徴とする。
上記本発明に係る半導体記憶装置の製造方法において、より好ましくは、前記メモリ用誘電体積層膜に関する選択的な除去工程は、前記ゲート電極部材が横切る前記アクティブ上面の中央部であり前記ゲート電極部材と直交する方向に沿った領域の前記メモリ用誘電体積層膜を除去することを特徴とする。
上記それぞれ本発明に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、アクティブ上面上のメモリ用誘電体積層膜とトランジスタ素子用のゲート絶縁膜それぞれの占有面積にばらつきが出難くなる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の要部構成であり、NAND型MONOSメモリセルの1つのセルブロックを示す回路図である。また、図2は、上記メモリセルのプログラム状態に応じた電流−電圧特性を示す特性図である。
図1において、所定数(ここでは4個)のMONOSメモリセルTR1〜TR4は、ビット線BLとシリコン基板の接地電位GND間に直列して設けられている。各メモリセルに対応するワード線WL1〜4が設けられている。MONOSメモリセルTR1〜TR4は、それぞれONO膜でなる電荷蓄積領域に電子が注入、あるいは引き抜かれた状態によってしきい値Vthが変化する。すなわち、基準電圧を0Vとし、Vthが所定の正電位ならそのメモリセルは書き込み状態P、Vthが所定の負電位ならそのメモリセルは消去状態Eとなる(図2)。
図1において、所定数(ここでは4個)のMONOSメモリセルTR1〜TR4は、ビット線BLとシリコン基板の接地電位GND間に直列して設けられている。各メモリセルに対応するワード線WL1〜4が設けられている。MONOSメモリセルTR1〜TR4は、それぞれONO膜でなる電荷蓄積領域に電子が注入、あるいは引き抜かれた状態によってしきい値Vthが変化する。すなわち、基準電圧を0Vとし、Vthが所定の正電位ならそのメモリセルは書き込み状態P、Vthが所定の負電位ならそのメモリセルは消去状態Eとなる(図2)。
上記のようなMONOSメモリセルTR1〜TR4に対してそれぞれ並列してMOSFET TR1F〜TR4Fが接続されている。これらのMOSFETはゲートへの電源電圧Vccで十分オンする通常のエンハンスメント型の素子である。これらのMOSFETのしきい値は、基準電圧0Vより高く、上記メモリセルの書き込み状態Pのしきい値以下に設定される。実質的には電源電圧Vccより低ければ問題ないといえる。
メモリセルTR2が過書き込みされているものとする。図2に示すように、本来、実線に示すような正常な消去状態Eまたは書き込み状態Pに対し、メモリセルTR2だけは、しきい値Vthが電源電圧Vccを超えるような過書き込み状態Pexとなっている。
このような状態において、メモリセルTR3のデータを読み出す場合に次のような誤動作回避を達成する。メモリセルTR2は非選択なので、ワード線WL2はVcc電圧でバイアスされる。しかし、メモリセルTR2は過書き込み状態であり、そのしきい値VthはVcc電圧よりも高く、導通しない。しかし、並列接続されたMOSFET TR2Fがオン状態となるため、読み出し動作に対する電流路が妨げられることはない。従って、選択しているメモリセルTR3が書き込み/消去に応じたいずれかの状態が判定される。因みに、選択しているメモリセルTR3に関し、並列接続されたMOSFET TR3Fは何ら影響しない。選択されるメモリセルTR3のワード線WL3は0Vバイアスだからである。メモリセルTR3では、しきい値が0Vより低い消去状態になっているときオンし、それ以外はオフする。
上記実施形態によれば、直列接続の不揮発性メモリセルTR1〜TR4毎にそれぞれVcc電圧より低いしきい値を持つエンハンスメント型のMOSFET TR1F〜TR4Fを並列して接続する構成となっている。これにより、しきい値がVcc電圧を超えた過書き込み状態の不揮発性メモリセルであっても並列接続されたMOSFETを介して通常の導通を達成することができる。これにより、過書き込みのメモリセルを含むセルブロックにおいてもデータの正常な読み出しが可能となる。
図3、図4は、それぞれ本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置の要部構成である。図3は、NAND型MONOSメモリセルのマトリクス平面図、図4は、図3中のF4−F4線断面図で、1つのセル構造を示している。すなわち、この第2実施形態は、例えば前記図1に示すNAND型MONOSメモリセルTR1及びTR1に並列接続されるMOSFET TR1Fのより具体的な構成の第1例を示している。
素子分離領域31間の半導体基板30がメサ状に設けられることにより、素子領域32がアクティブ上面321及びアクティブ側部322から構成されている。アクティブ上面321上にメモリ用誘電体積層膜33が形成されている。メモリ用誘電体積層膜33は、MONOSメモリセルの電荷蓄積領域となるONO膜、すなわち酸化膜331/窒化膜332/酸化膜333の積層膜である。メモリ用誘電体積層膜33に隣接するアクティブ側部322上にはMOSFET用のゲート絶縁膜34が形成されている。ゲート電極部材35は、素子分離領域31、ゲート絶縁膜34及びメモリ用誘電体積層膜33上に連続して横切るように所定数形成されている。ゲート電極部材35は例えばポリシリコンゲートでなる。ソース/ドレインの不純物拡散領域36は、ゲート電極部材35両側で複数の素子領域32に形成されている。
図5〜図7は、それぞれ前記図4に示したNAND型MONOSメモリセルの製造方法の要部を工程順に示す断面図である。
図5に示すように、半導体基板30の所定領域にトレンチ素子分離法等を用いて複数の素子分離領域31を形成する。その後、半導体基板30上を含む全面に酸化膜331及び窒化膜332を順次形成する。
図5に示すように、半導体基板30の所定領域にトレンチ素子分離法等を用いて複数の素子分離領域31を形成する。その後、半導体基板30上を含む全面に酸化膜331及び窒化膜332を順次形成する。
次に、図6に示すように、素子領域32上をマスクするなどして素子分離領域31を選択的にエッチバックする。これにより、素子分離領域31間の半導体基板30をメサ状にし、酸化膜331及び窒化膜332の積層を残留させたアクティブ上面321とその積層が除去されたアクティブ側部322からなる素子領域32を形成する。
次に、図7に示すように、アクティブ側部322及びアクティブ上面321の窒化膜332上に酸化膜333を形成する。これにより、アクティブ上面321上に酸化膜331/窒化膜332/酸化膜333の積層膜によるメモリ用誘電体積層膜33を構成すると共にアクティブ側部322上に酸化膜(333)によるトランジスタ素子用のゲート絶縁膜34を構成する。
その後、素子分離領域31、アクティブ側部322及びアクティブ上面321上方に連続して横切るように酸化膜333(34)上にゲート電極部材35を形成する。さらに、ゲート電極部材35両側における素子領域32にソース/ドレインの不純物拡散領域36を形成する(図3、図4)。
上記実施形態及び方法によれば、素子分離領域31のエッチバックによって素子領域32をメサ状にし、予め形成しておい酸化膜331及び窒化膜332をアクティブ上面321上にのみ残す。その後、酸化膜333の形成により、アクティブ上面321上に酸化膜331/窒化膜332/酸化膜333の積層膜が形成され、アクティブ側部322には酸化膜333(ゲート絶縁膜34)のみが配される。結果、ゲート電極部材35下にはONO膜によるメモリ用誘電体積層膜33が構成されると共に、酸化膜333によるトランジスタ素子用のゲート絶縁膜34が構成される。これにより、不揮発性メモリセル側で過書き込みを起こしても、ゲート絶縁膜34を有するMOSFETで導通路が確保できる。
図8、図9は、それぞれ本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置の要部構成である。図8は、NAND型MONOSメモリセルのマトリクス平面図、図9は、図8中のF9−F9線断面図で、1つのセル構造を示している。すなわち、この第3実施形態は、例えば前記図1に示すNAND型MONOSメモリセルTR1及びTR1に並列接続されるMOSFET TR1Fのより具体的な構成の第2例を示している。
半導体基板40の所定領域に素子分離領域41が形成されている。これにより、素子領域42はアクティブ上面421を有する。アクティブ上面421上にはメモリ用誘電体積層膜43及びこれに隣接するMOSFET用のゲート絶縁膜44が形成されている。メモリ用誘電体積層膜43は、MONOSメモリセルの電荷蓄積領域となるONO膜、すなわち酸化膜431/窒化膜432/酸化膜433の積層膜である。ゲート電極部材45は、素子分離領域41、ゲート絶縁膜44及びメモリ用誘電体積層膜43上に連続して横切るように所定数形成されている。ゲート電極部材45は例えばポリシリコンゲートでなる。ソース/ドレインの不純物拡散領域46は、ゲート電極部材45両側で複数の素子領域42に形成されている。
図10〜図12は、それぞれ前記図9に示したNAND型MONOSメモリセルの製造方法の要部を工程順に示す断面図である。
図10に示すように、半導体基板40の所定領域にトレンチ素子分離法等を用いて複数の素子分離領域41を形成する。その後、半導体基板40上を含む全面に酸化膜431、窒化膜432及び酸化膜433を順次形成する。
図10に示すように、半導体基板40の所定領域にトレンチ素子分離法等を用いて複数の素子分離領域41を形成する。その後、半導体基板40上を含む全面に酸化膜431、窒化膜432及び酸化膜433を順次形成する。
次に、図11に示すように、アクティブ上面421の所定の一部上を覆うレジストマスクRM1を形成する。その後、半導体基板40のシリコンにダメージを与えないようウェットエッチング、ドライエッチングを駆使してレジストマスクRM1下以外の酸化膜433、窒化膜432及び酸化膜431を除去する。これにより、アクティブ上面421の一部上にのみメモリ用誘電体積層膜の形態を残す。
次に、図12に示すように、レジストマスクRM1を除去し、洗浄工程などを経た後、アクティブ上面421にMOSFET用のゲート絶縁膜44を形成する。このとき、メモリ用誘電体積層膜43の最上層の酸化膜433は上記洗浄工程までで膜減りする恐れがある。従って、ゲート絶縁膜44の形成はメモリ用誘電体積層膜43の最上層酸化膜としても寄与する。
その後、素子分離領域41及びアクティブ上面421上方に連続して横切るようにメモリ用誘電体積層膜43及びゲート絶縁膜44上にゲート電極部材45を形成する。さらに、ゲート電極部材45両側における素子領域42にソース/ドレインの不純物拡散領域46を形成する(図8、図9)。
上記実施形態及び方法によれば、アクティブ上面421において、その一部上にメモリ用誘電体積層膜43が、それ以外のアクティブ上面421上にはMOSFET用のゲート絶縁膜44が構成される。結果、ゲート電極部材45下にはMONOSメモリセルの電荷蓄積領域となるONO膜、すなわち酸化膜431/窒化膜432/酸化膜433の積層膜が構成され、かつMOSFET用としてのゲート絶縁膜44が構成される。これにより、不揮発性メモリセル側で過書き込みを起こしても、ゲート絶縁膜44を有するMOSFETで導通路が確保できる。
図13、図14は、それぞれ本発明の第4実施形態に係る半導体記憶装置の要部構成である。図13は、NAND型MONOSメモリセルのマトリクス平面図、図14は、図13中のF14−F14線断面図で、1つのセル構造を示している。すなわち、この第4実施形態は、例えば前記図1に示すNAND型MONOSメモリセルTR1及びTR1に並列接続されるMOSFET TR1Fのより具体的な構成の第3例を示している。前記第3実施形態と同様部分は同一の符号を付す。
この第4実施形態は、前記第3実施形態に比べて、アクティブ上面421において配されるメモリ用誘電体積層膜43及びこれに隣接するMOSFET用のゲート絶縁膜44の位置関係が異なっている。図に示すように、MOSFET用のゲート絶縁膜44は、メモリ用誘電体積層膜43の両側に隣接して設けられる。詳細には、アクティブ上面421上において、ゲート電極部材45が横切るアクティブ上面421の両端部でありゲート電極部材45と直交する方向に沿った領域のメモリ用誘電体積層膜43が選択的に除去されている。このメモリ用誘電体積層膜43が除去された部分にMOSFET用のゲート絶縁膜44が設けられている。その他の構成については前記第3実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図15〜図17は、それぞれ前記図14に示したNAND型MONOSメモリセルの製造方法の要部を工程順に示す断面図である。
図15に示すように、半導体基板40の所定領域にトレンチ素子分離法等を用いて複数の素子分離領域41を形成する。その後、半導体基板40上を含む全面に酸化膜431、窒化膜432及び酸化膜433を順次形成する。
図15に示すように、半導体基板40の所定領域にトレンチ素子分離法等を用いて複数の素子分離領域41を形成する。その後、半導体基板40上を含む全面に酸化膜431、窒化膜432及び酸化膜433を順次形成する。
次に、図16に示すように、アクティブ上面421の所定の一部上を覆うレジストマスクRM2を形成する。その後、半導体基板40のシリコンにダメージを与えないようウェットエッチング、ドライエッチングを駆使してレジストマスクRM2下以外の酸化膜433、窒化膜432及び酸化膜431を除去する。これにより、アクティブ上面421中央に沿った領域にのみメモリ用誘電体積層膜の形態を残す。
次に、図17に示すように、レジストマスクRM2を除去し、洗浄工程などを経た後、アクティブ上面421にMOSFET用のゲート絶縁膜44を形成する。このとき、メモリ用誘電体積層膜43の最上層の酸化膜433は上記洗浄工程までで膜減りする恐れがある。従って、ゲート絶縁膜44の形成はメモリ用誘電体積層膜43の最上層酸化膜としても寄与する。この結果、アクティブ上面421上において、後にゲート電極部材45が横切るアクティブ上面421の両端部でありゲート電極部材45と直交する方向に沿った領域にMOSFET用のゲート絶縁膜44が形成される。
その後、素子分離領域41及びアクティブ上面421上方に連続して横切るようにメモリ用誘電体積層膜43及びゲート絶縁膜44上にゲート電極部材45を形成する。さらに、ゲート電極部材45両側における素子領域42にソース/ドレインの不純物拡散領域46を形成する(図13、図14)。
上記実施形態及び方法によれば、アクティブ上面421において、レジストでマスクした一部上にメモリ用誘電体積層膜43が、それ以外のアクティブ上面421上にはMOSFET用のゲート絶縁膜44が構成される。レジストマスクRM2が僅かにずれたとしてもメモリ用誘電体積層膜43とゲート絶縁膜44の占有する比率が変わらないという利点がある。つまり、MOSFETの総ゲート幅は一定であり、電流能力は変化しない。結果、ゲート電極部材45下にはMONOSメモリセルの電荷蓄積領域となるONO膜、すなわち酸化膜431/窒化膜432/酸化膜433の積層膜が構成され、かつMOSFET用としてのゲート絶縁膜44が構成される。これにより、不揮発性メモリセル側で過書き込みを起こしても、ゲート絶縁膜44を有するMOSFETで導通路が確保できる。
図18、図19は、それぞれ本発明の第5実施形態に係る半導体記憶装置の要部構成である。図18は、NAND型MONOSメモリセルのマトリクス平面図、図19は、図18中のF19−F19線断面図で、1つのセル構造を示している。すなわち、この第5実施形態は、例えば前記図1に示すNAND型MONOSメモリセルTR1及びTR1に並列接続されるMOSFET TR1Fのより具体的な構成の第3例を示している。前記第3実施形態と同様部分は同一の符号を付す。
この第5実施形態は、前記第3実施形態に比べて、アクティブ上面421において配されるメモリ用誘電体積層膜43及びこれに隣接するMOSFET用のゲート絶縁膜44の位置関係が異なっている。図に示すように、MOSFET用のゲート絶縁膜44は、メモリ用誘電体積層膜43の両側に隣接して設けられる。詳細には、アクティブ上面421上において、ゲート電極部材45が横切るアクティブ上面421の中央部でありゲート電極部材45と直交する方向に沿った領域のメモリ用誘電体積層膜43が選択的に除去されている。このメモリ用誘電体積層膜43が除去された部分にMOSFET用のゲート絶縁膜44が設けられている。その他の構成については前記第3実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図20〜図22は、それぞれ前記図19に示したNAND型MONOSメモリセルの製造方法の要部を工程順に示す断面図である。
図20に示すように、半導体基板40の所定領域にトレンチ素子分離法等を用いて複数の素子分離領域41を形成する。その後、半導体基板40上を含む全面に酸化膜431、窒化膜432及び酸化膜433を順次形成する。
図20に示すように、半導体基板40の所定領域にトレンチ素子分離法等を用いて複数の素子分離領域41を形成する。その後、半導体基板40上を含む全面に酸化膜431、窒化膜432及び酸化膜433を順次形成する。
次に、図21に示すように、アクティブ上面421の所定の一部上を覆うレジストマスクRM3を形成する。その後、半導体基板40のシリコンにダメージを与えないようウェットエッチング、ドライエッチングを駆使してレジストマスクRM3下以外の酸化膜433、窒化膜432及び酸化膜431を除去する。これにより、アクティブ上面421端部領域にのみメモリ用誘電体積層膜の形態を残す。
次に、図22に示すように、レジストマスクRM3を除去し、洗浄工程などを経た後、アクティブ上面421にMOSFET用のゲート絶縁膜44を形成する。このとき、メモリ用誘電体積層膜43の最上層の酸化膜433は上記洗浄工程までで膜減りする恐れがある。従って、ゲート絶縁膜44の形成はメモリ用誘電体積層膜43の最上層酸化膜としても寄与する。この結果、アクティブ上面421上において、後にゲート電極部材45が横切るアクティブ上面421の中央部でありゲート電極部材45と直交する方向に沿った領域にMOSFET用のゲート絶縁膜44が形成される。
その後、素子分離領域41及びアクティブ上面421上方に連続して横切るようにメモリ用誘電体積層膜43及びゲート絶縁膜44上にゲート電極部材45を形成する。さらに、ゲート電極部材45両側における素子領域42にソース/ドレインの不純物拡散領域46を形成する(図18、図19)。
上記実施形態及び方法によれば、アクティブ上面421において、レジストでマスクした一部上にメモリ用誘電体積層膜43が、それ以外のアクティブ上面421上にはMOSFET用のゲート絶縁膜44が構成される。レジストマスクRM2が合わせずれを起こしたとしてもメモリ用誘電体積層膜43とゲート絶縁膜44の占有する比率が変わらないという利点がある。つまり、MOSFETのゲート幅は一定であり、電流能力は変化しない。結果、ゲート電極部材45下にはMONOSメモリセルの電荷蓄積領域となるONO膜、すなわち酸化膜431/窒化膜432/酸化膜433の積層膜が構成され、かつMOSFET用としてのゲート絶縁膜44が構成される。これにより、不揮発性メモリセル側で過書き込みを起こしても、ゲート絶縁膜44を有するMOSFETで導通路が確保できる。
以上、各実施形態の構成及び方法によれば、不揮発性メモリセル毎にトランジスタ素子を並列して接続する構成となっている。トランジスタ素子のしきい値は、基準電圧より高くかつエンハンスメント化された不揮発性メモリセルのしきい値以下に、または電源電圧より小さく設定される。これにより、過書き込み状態の不揮発性メモリセルであっても並列接続されたトランジスタ素子を介して通常の導通を達成することができる。この結果、NAND型MNOSメモリにおいて、過書き込みされたメモリセルがあっても、正常な読み出しを可能とする半導体記憶装置及びその製造方法を提供することができる。
30,40…半導体基板、31,41…素子分離領域、32,42…素子領域、321,421…アクティブ上面、322…アクティブ側部、33,43…メモリ用誘電体積層膜、331,333,431,433…酸化膜、332,432…窒化膜、34,44…MOSFET用のゲート絶縁膜、35,45…ゲート電極部材、36,46…不純物拡散領域、RM1〜RM4…レジストマスク。
Claims (13)
- それぞれ電荷蓄積領域を有し少なくともしきい値が基準電圧よりも低い第1状態またはしきい値が基準電圧よりも高い第2状態を保持する、電流路が直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、
前記不揮発性メモリセル毎に並列して接続された、しきい値が前記基準電圧より高くかつ前記第2状態のしきい値以下のトランジスタ素子と、を含む半導体記憶装置。 - それぞれ電荷蓄積領域を有し少なくともしきい値が第1電位よりも低い第1状態またはしきい値が前記第1電位よりも高く第2電位よりも低い第2状態を保持する、電流路が直列接続された複数の不揮発性メモリセルと、
前記不揮発性メモリセル毎に並列して接続された、しきい値が前記第1電位より高くかつ前記第2電位より低いトランジスタ素子と、を含む半導体記憶装置。 - 前記電荷蓄積領域は、酸化膜に挟まれた窒化膜の構成を含む請求項1または2記載の半導体記憶装置。
- 前記トランジスタ素子は、前記電荷蓄積領域に隣接して形成されたMOSFETを含む請求項1〜3いずれか一つに記載の半導体記憶装置。
- 半導体基板の所定領域に形成された複数の素子分離領域と、
前記素子分離領域間の前記半導体基板がメサ状に設けられたアクティブ上面及びアクティブ側部からなる複数の素子領域と、
前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ上面上に形成されたメモリ用誘電体積層膜と、
前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ側部上に形成され前記メモリ用誘電体積層膜に隣接するトランジスタ素子用のゲート絶縁膜と、
前記素子分離領域、前記ゲート絶縁膜及び前記メモリ用誘電体積層膜上に連続して横切るように形成された複数のゲート電極部材と、
前記複数のゲート電極部材両側で前記複数の素子領域に形成された不純物拡散領域と、を含む半導体記憶装置。 - 半導体基板の所定領域に形成された複数の素子分離領域と、
前記素子分離領域間の前記半導体基板でなるアクティブ上面を有する複数の素子領域と、
前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ上面上に形成された、メモリ用誘電体積層膜及びこれに隣接するトランジスタ素子用のゲート絶縁膜と、
前記素子分離領域、前記ゲート絶縁膜及び前記メモリ用誘電体積層膜上に連続して横切るように形成された複数のゲート電極部材と、
前記複数のゲート電極部材両側で前記複数の素子領域に形成された不純物拡散領域と、を含む半導体記憶装置。 - 半導体基板の所定領域に形成された複数の素子分離領域と、
前記素子分離領域間の前記半導体基板でなるアクティブ上面を有する複数の素子領域と、
前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ上面上に形成された、メモリ用誘電体積層膜及びその両側に隣接するトランジスタ素子用のゲート絶縁膜と、
前記素子分離領域、前記ゲート絶縁膜及び前記メモリ用誘電体積層膜上に連続して横切るように形成された複数のゲート電極部材と、
前記複数のゲート電極部材両側で前記複数の素子領域に形成された不純物拡散領域と、を含む半導体記憶装置。 - 半導体基板の所定領域に形成された複数の素子分離領域と、
前記素子分離領域間の前記半導体基板でなるアクティブ上面を有する複数の素子領域と、
前記素子領域それぞれにおける所定の前記アクティブ上面上に形成された、トランジスタ素子用のゲート絶縁膜及びその両側に隣接するメモリ用誘電体積層膜と、
前記素子分離領域、前記メモリ用誘電体積層膜及び前記ゲート絶縁膜上に連続して横切るように形成された複数のゲート電極部材と、
前記複数のゲート電極部材両側で前記複数の素子領域に形成された不純物拡散領域と、を含む半導体記憶装置。 - 前記メモリ用誘電体積層膜は、酸化膜に挟まれた窒化膜の構成を含む請求項5〜8いずれか一つに記載の半導体記憶装置。
- 半導体基板の所定領域に複数の素子分離領域を形成する工程と、
前記半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、
前記素子分離領域をエッチバックすることによって、前記素子分離領域間の前記半導体基板をメサ状にし前記第1絶縁膜及び第2絶縁膜の積層を残留させたアクティブ上面と前記積層を除去したアクティブ側部からなる複数の素子領域を形成する工程と、
前記アクティブ側部及び前記アクティブ上面の前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成し、前記アクティブ上面上に前記第1絶縁膜、前記第2絶縁膜及び前記第3絶縁膜によるメモリ用誘電体積層膜を構成すると共に前記アクティブ側部上に前記第3の絶縁膜によるトランジスタ素子用のゲート絶縁膜を構成する工程と、
前記素子分離領域、前記アクティブ側部及び前記アクティブ上面上方に連続して横切るように前記第3絶縁膜上に複数のゲート電極部材を形成する工程と、
前記複数のゲート電極部材両側における前記複数の素子領域に不純物拡散領域を形成する工程と、を含む半導体記憶装置の製造方法。 - 半導体基板の所定領域に複数の素子分離領域を形成する工程と、
前記半導体基板でなるアクティブ上面にメモリ用誘電体積層膜を形成する工程と、
前記アクティブ上面の一部上にのみ前記メモリ用誘電体積層膜を残す前記メモリ用誘電体積層膜に関する選択的な除去工程と、
前記メモリ用誘電体積層膜が除去された前記アクティブ上面にトランジスタ素子用のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記素子分離領域及び前記アクティブ上面上方に連続して横切るように前記メモリ用誘電体積層膜及び前記ゲート絶縁膜上に複数のゲート電極部材を形成する工程と、
前記複数のゲート電極部材両側における前記複数の素子領域に不純物拡散領域を形成する工程と、を含む半導体記憶装置の製造方法。 - 前記メモリ用誘電体積層膜に関する選択的な除去工程は、前記ゲート電極部材が横切る前記アクティブ上面の両端部であり前記ゲート電極部材と直交する方向に沿った領域の前記メモリ用誘電体積層膜を除去することを特徴とする請求項11記載の半導体記憶装置の製造方法。
- 前記メモリ用誘電体積層膜に関する選択的な除去工程は、前記ゲート電極部材が横切る前記アクティブ上面の中央部であり前記ゲート電極部材と直交する方向に沿った領域の前記メモリ用誘電体積層膜を除去することを特徴とする請求項11記載の半導体記憶装置の製造方法。
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JP2003343031A JP2005108373A (ja) | 2003-10-01 | 2003-10-01 | 半導体記憶装置及びその製造方法 |
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JP2008218603A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Citizen Holdings Co Ltd | Mos型半導体記憶装置およびその製造方法 |
JP2009290019A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置及びその製造方法 |
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