JP2009289354A - 光ディスク装置 - Google Patents

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高路 松本
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Abstract

【課題】構造を複雑にすることなく、当該トレーが筐体に対し出し入れされる際に、トレーと筐体との間にフレキシブルケーブルが挟み込まれることを長期に亘って抑制することができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ディスクを載置するトレー10と、トレー10を出し入れ可能に収容する筐体50と、一端がトレー10に配設されている部品に電気的に接続され、他端が筐体50に配設されている部品に電気的に接続されたフレキシブルケーブル40と、トレー10に配設され、トレー10の排出に伴ってトレー排出方向に移動し、トレー10が所定量排出された際に筐体50に係止され、トレー10の収容に伴ってトレー収容方向に移動し、フレキシブルケーブル40の撓みを規制する規制部材70を備えた光ディスク装置1である。
【選択図】図3

Description

本発明は、装着した光ディスクの情報記録面に対し、信号の記録、再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置に関する。
従来、光ディスク装置として、例えば、光ディスクを搭載するトレーと、当該トレーに搭載された光ディスクをトレーと共に収容する筐体とを備え、当該光ディスクを搭載したトレーを前記筐体の厚さ方向と垂直な平面に沿って、当該筐体に対して出し入れ可能に構成したものが使用されている。このような構成の光ディスク装置は、通常、光ピックアップや、当該光ピックアップの送り機構、光ディスクを回転駆動する機構等が前記トレーに配設されており、前記筐体に配設されているプリント配線基板と、このトレーに配設されているプリント配線基板とが、フレキシブルケーブルにより電気的に接続された構成を備えている。
このような光ディスク装置では、前記フレキシブルケーブルは、略U字状に湾曲して折り返された状態で、前記トレーと筐体との間に位置しており、当該トレーの筐体に対する出し入れに伴って、前記フレキシブルケーブルの湾曲部が移動しながら筐体内に送り込まれるが、この時、前記フレキシブルケーブルが、トレーと筐体との間に挟み込まれる虞がある。
そこで、フレキシブルケーブルに当接する弾性変形可能なピンを、トレーの裏面側に配設し、トレーが筐体に挿入される際に、このピンによって、フレキシブルケーブルを押さえることで、当該フレキシブルケーブルの撓みを抑制し、トレーと筐体との間にフレキシブルケーブルが挟み込まれる(巻き込まれる)ことを防止する光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献1参照)。
また、一端に撓み規制片が形成され且つ他端にトレーを排出方向に付勢するコイルバネが装着されたスライドレバーを当該トレーの裏面に配設し、トレーが筐体に対し出し入れされる際に、前記撓み規制片によって、フレキシブルケーブルを押さえることで、当該フレキシブルケーブルの撓みを抑制し、トレーと筐体との間にフレキシブルケーブルが挟み込まれることを防止する光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−21155号公報 特開2001−67859号公報
しかしながら、特許文献1に記載された光ディスク装置は、ピンの弾性変形力によってトレーが筐体に挿入される際にフレキシブルケーブルの撓みを抑制する構成であるが、前記トレーは、前記筐体に対し繰り返し出し入れされるため、ピンの弾性変形力が経時的に損なわれる虞がある。また、光ディスク装置の薄型化が進む程、フレキシブルケーブルの湾曲部が広範囲に広がるため、薄型化された光ディスク装置では、前記ピンだけでフレキシブルケーブルを押さえることが困難となる虞もある。
また、特許文献2に記載された光ディスク装置は、スライドレバー及びコイルバネにより、トレーを筐体から排出させるためのトレー付勢手段を構成すると共に、トレーの筐体に対する出し入れに連動したスライドレバーの動きにより、フレキシブルケーブルの撓みを抑制しているが、前記トレーは、筐体に対し繰り返し出し入れされるため、コイルバネの弾性変形力が経時的に損なわれる虞がある。また、コイルバネを配設する必要があり、部品点数が増加すると共に、組立工程が複雑となる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、構造を複雑にすることなく、当該トレーが筐体に対し出し入れされる際に、トレーと筐体との間にフレキシブルケーブルが挟み込まれることを長期に亘って抑制することができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、装着した光ディスクの情報記録面に対し、信号の記録、再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、前記光ディスクを載置するトレーと、前記光ディスクを載置したトレーを出し入れ可能に収容する筐体と、可撓性を有し、湾曲部が形成されるよう折り返された状態で、一端が前記トレーに配設されている部品に接続され、他端が前記筐体に配設されている部品に接続されてなり、当該トレーが排出された際に、前記一端側が前記筐体から引出され、当該トレーが収容された際に、前記筐体に収容されるフレキシブルケーブルと、前記トレーに配設されると共に、前記トレーの排出に伴ってトレー排出方向に移動し、当該トレーが所定量排出された際に前記筐体に係止され、当該トレーの収容に伴ってトレー収容方向に移動し、前記フレキシブルケーブルの撓みを規制する規制部材と、を備えてなる光ディスク装置を提供するものである。
本発明にかかる光ディスク装置は、構造を複雑にすることなく、当該トレーが筐体に対し出し入れされる際に、トレーと筐体との間にフレキシブルケーブルが挟み込まれることを長期に亘って抑制することができる。
次に、本発明の好適な実施の形態にかかる光ディスク装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる光ディスク装置からアッパーカバーを取外すと共に、筐体からトレー全体を排出させた状態を示す斜視図、図2は、図1に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す斜視図、図3は、図1に示す光ディスク装置をボトムケース側から見た斜視図、図4は、図3に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す斜視図、図5は、図1に示す光ディスク装置の筐体にトレー全体を収容させた状態を示す平面図であって、トレーの底面に配設されたプリント配線基板が見えるよう一部を切欠いて示す図、図6は、図5に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す平面図、図7は、図1に示す光ディスク装置の構成要素である規制部材の斜視図、図8は、図7に示す規制部材を裏側から見た状態を示す斜視図である。なお、図1〜図8では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した箇所がある。また、本実施の形態では、光ディスクが搭載される側を「上」、その反対側を「下」として説明する。
図1〜図6に示すように、本実施の形態にかかる光ディスク装置1は、光ディスクを載置するトレー10と、光ディスクを載置したトレー10を出し入れ可能に収容する筐体50とを備えている。トレー10の底面14であって、トレー収容方向に向かって左側且つトレー収容方向端部には、プリント配線基板22が配設されている。このプリント配線基板22のトレー収容方向先端部には、コネクタ21等の電子部品が実装されている。また、筐体50の底面54のトレー収容方向端部には、プリント配線基板62が配設されており、このプリント配線基板62のトレー排出方向先端部であって、コネクタ21と対向する位置には、コネクタ61等の電子部品が実装されている。そして、トレー10と筐体50は、一端がコネクタ21に装着され、他端がコネクタ61に装着されたフレキシブルケーブル40によって電気的に接続され、両者間で制御・信号処理の情報が受け渡しされるようになっている。
フレキシブルケーブル40は可撓性を有し、一端がコネクタ21に装着された状態で、湾曲部41が形成されるよう折り返されており、他端側が筐体50の底面54に固定され且つ当該他端の先端がコネクタ61に装着されている。この湾曲部41は、トレー10と筐体50との間に撓んだ状態で跨って位置し、トレー10の出し入れに伴って位置を変え、トレー10が筐体50から排出された(引出された)際には、筐体50内から引出され、トレー10が筐体50内に収容された際には、筐体50に収容される(押し込まれる)よう移動する構成となっている。
筐体50は、ボトムケース55と、アッパーカバー56(図15〜図18等参照)とを有している。この筐体50のトレー排出方向の端面は、トレー10を出し入れするための開口となっている。また、筐体50のトレー出入方向と平行な両側壁51A及び51Bには、後に詳述するトレー10に形成されたガイドレール11A及び11Bを移動可能に支持する支持レール52A及び52Bが形成されている。さらに、筐体50の底面54であって、後に詳述する規制部材70の配設部71が移動する移動領域のトレー排出方向側(側壁51A側のトレー排出方向先端部)には、配設部71のトレー収容方向側先端に形成された突出部73を係止し、規制部材70がトレー排出方向に移動することを阻止する係止部53が形成されている。また、筐体50には、トレー10の排出を行うための図示しない排出機構が配設されている。
トレー10は、トレー出入方向と平行な両側壁に、トレー10の出し入れをガイドするためのガイドレール11A及び11Bが各々形成されている。これらのガイドレール11A及び11Bは、筐体50に形成された支持レール52A及び52Bに、トレー出入方向に移動可能に支持されている。トレー10のトレー排出方向先端面は、筐体50のトレー排出方向に形成された開口を塞ぐ蓋部19となっており、この蓋部19には、トレー10を筐体50内から排出するためのイジェクトボタン20が配設されている。また、トレー10の底面14の上部には、光ディスクが装着される光ディスク装着部12が形成されており、この光ディスク装着部12の外周の一部は、光ディスクの形状に合わせた略円形状となっている。この光ディスク装着部12には開口13が設けられており、この開口13には、後述するユニットメカ15が固定されている。さらに、このトレー10には、筐体50への収納状態を保持する図示しないロック機構が配設されている。なお、後述する図15〜図18、図21及び図22に示す符号28は、ボトムカバーである。
ユニットメカ15は、光ディスク装着部12に搭載された光ディスクを回転駆動させるためのスピンドルモータ16と、光ディスクの情報記録面に情報の記録を行う及び/または光ディスクの情報記録面に記録された情報の再生を行う光ピックアップ17と、搭載された光ディスクの径方向に光ピックアップ17を移動可能に支持する一対のガイドシャフト18A及び18Bと、が配設されている。スピンドルモータ16の回転軸の光ディスク装着部12側の先端には、光ディスクの中心孔に挿入され、光ディスクの径方向の移動を規制するクランパ29が配設されており、光ディスク装着部12に搭載された光ディスクは、このクランパ29によってチャッキングされ、回転駆動される。光ピックアップ17のスピンドルモータ16から離れた側の端部には、フレキシブルケーブル27の一端が電気的に接続された状態で固定されており、このフレキシブルケーブル27の他端は、プリント配線基板22に電気的に接続されている。
トレー10の底面14であって、トレー出入方向に平行であり且つプリント配線基板22が配設されている側に位置する側壁31の内側近傍には、トレー10の出し入れに伴ってフレキシブルケーブル40の撓みを規制する規制部材70が配設されている。この規制部材70は、特に図7及び図8に示すように、トレー10の出入方向に沿って配設される配設部71と、配設部71から側壁31と離れる方向に向けて延出し、フレキシブルケーブル40に接触してフレキシブルケーブル40の撓みを規制する規制アーム72とを有している。
配設部71のトレー収容方向先端77には、下方に向けて突出した突出部73が形成されており、配設部71のトレー排出方向先端部には、トレー排出方向先端74が側壁31に当接するよう、側壁31と離れる方向に突出した状態で屈曲された屈曲部75が形成されている。また、配設部71の規制アーム72が配設されている位置と、トレー収容方向先端までの間の部分のほぼ中央部には、配設部71のトレー収容方向先端77が側壁31に当接するよう、側壁31と離れる方向に突出した状態で屈曲された屈曲部76が形成されている。そして、この規制部材70は、特に図6に拡大して示すように、トレー排出方向先端74及びトレー収容方向先端77が側壁31に当接した状態で、側壁31と、トレー10の底面14に形成された当接部32及び33との間に配設されている。なお、当接部32及び33は、配設部71に当接し、規制部材70が側壁31から離れる方向に移動することを阻止している。
また、側壁31の規制部材70に形成された屈曲部75と対向する位置には、屈曲部75によって確定される凹部に係脱可能に係合する係合部35が形成されている。この係合部35は、屈曲部75に向けて、平面視で略半円形に突出した形状を有しており、屈曲部75と係合部35が係合することにより、トレー10が筐体50から排出される際に、規制部材70は、トレー10と共にトレー排出方向に移動するようになっている。
次に、本実施の形態にかかる光ディスク装置1において、筐体50に対するトレー10の出し入れに伴うフレキシブルケーブル40と規制部材70との具体的動作について図面を参照して説明する。
図9、図11、図13は、本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子を段階的に示す平面図、図10、図12、図14は、図9、図11、図13に示す光ディスク装置の一部を、各々拡大して示す平面図、図15〜図18は、本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子を段階的に簡略化して示す断面図、図19及び図20は、本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体にトレーが収容される様子の一部を拡大して段階的に示す平面図、図21及び図22は、本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体にトレーが収容される様子を段階的に簡略化して示す断面図である。なお、図15〜図18、図21及び図22では、部品間の関係を分かりやすくするため、トレー及びこれに配設されている各部品は、側面図として記載してある。
図5、図6及び図15に示すように、筐体50内にトレー10全体が収容されている際は、トレー10に配設されている図示しないロック機構により、トレー10の筐体50への収納状態が保持されている。この時、フレキシブルケーブル40は、特に図15に示すように、コネクタ21に接続されている端部に近い位置で折り返されて、ここに湾曲部41が形成された状態でトレー10と共に筐体50内に収容されている。この状態では、湾曲部41は、コネクタ61に接近した位置にあり、湾曲部41の上部がトレー10に接触することで、フレキシブルケーブル40の上方への膨らみ(撓み)が抑制されている。また、規制部材70は、側壁31と、当接部32及び33との間に位置し、トレー排出方向先端74及びトレー収容方向先端77が側壁31に当接しており、屈曲部75によって確定される凹部に係合部35が係合した状態で、トレー10に配設されている。この時、規制部材70は、筐体50のトレー収容方向端部に位置しており、規制アーム72が湾曲部41の内側近傍であって、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部と湾曲部41との間となる部分よりも下方に位置している。
筐体50からトレー10を排出させるには、イジェクトボタン20を押すと、前記ロック機構によるトレー10のロックが解除され、筐体50に配設されている図示しない排出機構により、トレー10の排出が開始される。具体的には、図9、図10及び図16に示すように、スピンドルモータ16が筐体50から排出される程度までトレー10が排出された際は、特に図16に示すように、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部側がトレー10と共にトレー排出方向に移動する。この移動に伴って、湾曲部41の位置が、コネクタ21に接続されている端部に近い位置からフレキシブルケーブル40の中央寄り(図15に示す位置よりもコネクタ21から遠い位置)に移動すると共に、コネクタ61に対しトレー排出方向に遠ざかる。この状態では、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部と湾曲部41との間がトレー10に接触することで、フレキシブルケーブル40の上方への膨らみ(撓み)が抑制されている。また、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部と湾曲部41との間となる部分よりも下方には、規制アーム72が位置しているため、仮に、フレキシブルケーブル40が下方に膨んで撓もうとしても、この撓みは、規制アーム72によって抑制される。また、規制部材70は、屈曲部75と係合部35との係合により、トレー10の排出に伴って、筐体50に対しトレー排出方向に移動する。
次に、図11、図12及び図17に示すように、トレー10の大部分が筐体50から排出された際は、特に図17に示すように、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部側がトレー10と共にさらに移動する。この移動に伴って、湾曲部41の位置が、さらにフレキシブルケーブル40の中央寄りに移動すると共に、コネクタ61に対しトレー排出方向にさらに遠ざかる。この状態では、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部と湾曲部41との間となる部分がトレー10に接触しているが、湾曲部41は、アッパーカバー56に接触する、あるいは、アッパーカバー56の近傍まで撓んでいる。また、仮に、フレキシブルケーブル40が下方に膨んで撓もうとしても、この撓みは、規制アーム72によって抑制される。この規制部材70は、トレー10の排出に伴って、筐体50に対しトレー排出方向にさらに移動する。
図11、図12及び図17に示す状態から、さらにトレー10を排出させると、規制部材70は、トレー10の排出に伴って、筐体50に対しトレー排出方向にさらに移動し、突出部73が、筐体50に形成されている係止部53に当接して係止される。この係止により、規制部材70のトレー排出方向への移動が停止する。この状態からさらにトレー10を排出させると、図13、14及び図18に示すように、規制部材70の屈曲部75から係合部35が外れ、両者の係合が解除される。このように、係合部35は、トレー10が筐体50から所定量を超えて排出されるまで屈曲部75に係合し、トレー10がこの所定量を超えて排出された際に屈曲部75との係合を解除する。トレー10は、この係合が解除された後、さらに筐体50から最終位置まで排出される。この時、規制部材70は、既に移動を停止しているため、トレー10が最終位置まで排出された際に、フレキシブルケーブル40の下方に膨らみやすい部分に接触するよう、規制アーム72を位置させることができる。
一方、フレキシブルケーブル40は、トレー10と共にコネクタ21に接続されている端部側がさらに引出される。この時、湾曲部41は、筐体50の内部のトレー排出方向端部に位置しており、この湾曲部41は、アッパーカバー56に接触する、あるいは、アッパーカバー56の近傍まで撓んだ状態となっている。また、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部と湾曲部41との間となる部分は、下方に向けて撓もうとするが、この部分は、規制アーム72によって、下方に膨んで撓まないように、撓みが規制されている。この時、規制アーム72は、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部から湾曲部41までの間のほぼ中間に位置しており、フレキシブルケーブル40の下方に膨らみやすい部分に接触するため、フレキシブルケーブル40が下方に膨んで撓むことを確実に抑制することができる。
次に、図13、14及び図18に示す状態から、トレー10を筐体50に収容させる際は、トレー10を筐体50に向けて押し込むと、図19及び図21に示すように、規制部材70は、トレー排出方向先端74及びトレー収容方向先端77が側壁31に当接されているため、トレー10の移動に伴って、トレー収容方向に移動する。この規制部材70の移動は、トレー10の移動よりも若干遅いため、トレー排出方向先端74が係合部35に徐々に近づくことになる。
一方、フレキシブルケーブル40は、このトレー10の移動に伴って、トレー10のコネクタ21に接続されている端部がトレー収容方向に移動し、その可撓性から、コネクタ21に接続されている端部と湾曲部41との間となる部分と、湾曲部41が、上下方向に撓もうとするが、このフレキシブルケーブル40の下方への撓みは、フレキシブルケーブル40が規制アーム72に接触することによって抑制することができる。この時、前述したように、規制部材70は、トレー10及びフレキシブルケーブル40の移動に伴って移動するため、規制アーム72は、フレキシブルケーブル40のコネクタ21に接続されている端部から湾曲部41までの間のほぼ中間に位置した状態で移動することになり、フレキシブルケーブル40が下方に膨んで撓むことを確実に抑制することができる。また、フレキシブルケーブル40の上方への撓みは、フレキシブルケーブル40がアッパーカバー56、あるいは、トレー10に接触することによって抑制することができる。このため、トレー10が筐体50に収容される際に、フレキシブルケーブル40がトレー10と筐体50との間に挟み込まれることを抑制することができる。
図19及び図21に示す状態から、トレー10を筐体50に向けてさらに押し込むと、図20及び図22に示すように、規制部材70は、規制アーム72によって、フレキシブルケーブル40の下方への撓みを効果的に抑制しながら、トレー10の移動に伴って、トレー収容方向に移動する。この移動により、規制部材70のトレー排出方向先端74が係合部35にさらに近づく。一方、フレキシブルケーブル40は、この規制部材70の移動は、トレー10の移動よりも若干遅いため、トレー排出方向先端74が係合部35に徐々に近づくことになる。下方への撓みが規制アーム72によって抑制され、上方への撓みがアッパーカバー56あるいは、トレー10に接触することによって抑制されながら、筐体50内に収容される。さらにトレー10を筐体50に向けてさらに押し込むことで、規制部材70の屈曲部75に係合部35が係合する。また、ロック機構により、トレー10が筐体50にロックされ、図5、図6及び図15に示すように、トレー10の筐体50への収納状態が保持される。
このように、本発明にかかる光ディスク装置1は、規制部材70は、トレー10の出し入れに伴って移動する構成を備えているため、規制部材70を移動させるための部品を別途配設する必要がなく、構造が簡単であると共に、繰り返し使用してもフレキシブルケーブル40の撓みの抑制を長期に亘って確実に行うことができる。したがって、トレー10を筐体50に対し出し入れする際に、フレキシブルケーブル40がトレー10と筐体50との間に挟み込まれることを長期に亘って抑制することができ、信頼性の高い光ディスク装置1を提供することができる。
なお、本実施の形態では、規制部材70に屈曲部75を形成し、屈曲部75と係合部35とを係合させることで、トレー10のトレー排出方向への移動に伴って、規制部材70を移動させる構成とした場合について説明したが、これに限らず、規制部材70は、例えば、トレー排出方向先端74と側壁31との当接力、トレー収容方向先端77と側壁31との当接力等を調整することにより、トレー10のトレー排出方向への移動に伴って、移動するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、トレー10がトレー収容方向に移動する際に、トレー排出方向先端74及びトレー収容方向先端77の両者を側壁31に当接させることで、トレー10の移動に伴って、規制部材70を移動させる場合について説明したが、これに限らず、規制部材70は、例えば、トレー排出方向先端74と側壁31との当接力を調整することにより、トレー収容方向先端77と側壁31とを当接させずに、トレー排出方向先端74を側壁31に当接させることで、トレー10の移動に伴って移動するようにしてもよい。また、規制部材70は、例えば、トレー収容方向先端77と側壁31との当接力を調整することにより、トレー排出方向先端74と側壁31とを当接させずに、トレー収容方向先端77を側壁31に当接させることで、トレー10の移動に伴って移動するようにしてもよい。
本発明の実施の形態にかかる光ディスク装置からアッパーカバーを取外すと共に、筐体からトレー全体を排出させた状態を示す斜視図である。 図1に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す斜視図である。 図1に示す光ディスク装置をボトムケース側から見た斜視図である。 図3に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す斜視図である。 図1に示す光ディスク装置の筐体にトレー全体を収容させた状態を示す平面図であって、トレーの底面に配設されたプリント配線基板が見えるよう一部を切欠いて示す図である。 図5に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す平面図である。 図1に示す光ディスク装置の構成要素である規制部材の斜視図である。 図7に示す規制部材を裏側から見た状態を示す斜視図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子の途中の段階を示す平面図である。 図9に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す平面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子の途中の段階を示す平面図である。 図11に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す平面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子の途中の段階を示す平面図である。 図13に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す平面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子の途中の段階を簡略化して示す断面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子の途中の段階を簡略化して示す断面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子の途中の段階を簡略化して示す断面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体からトレーが排出される様子の途中の段階を簡略化して示す断面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体にトレーが収容される様子の途中の段階を、その一部を拡大して示す平面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体にトレーが収容される様子の途中の段階を、その一部を拡大して示す平面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体にトレーが収容される様子の途中の段階を簡略化して示す断面図である。 本実施の形態にかかる光ディスク装置の筐体にトレーが収容される様子の途中の段階を簡略化して示す断面図である。
符号の説明
1…光ディスク装置、 10…トレー、 15…ユニットメカ、 21、61…コネクタ、 22、62…プリント配線基板、 31…側壁、 35…係合部、 40…フレキシブルケーブル、 41…湾曲部、 50…筐体、 53…係止部、 70…規制部材、72…規制アーム、 73…突出部、 75、76…屈曲部

Claims (8)

  1. 装着した光ディスクの情報記録面に対し、信号の記録、再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、
    前記光ディスクを載置するトレーと、
    前記光ディスクを載置したトレーを出し入れ可能に収容する筐体と、
    可撓性を有し、湾曲部が形成されるよう折り返された状態で、一端が前記トレーに配設されている部品に接続され、他端が前記筐体に配設されている部品に接続されてなり、当該トレーが排出された際に、前記一端側が前記筐体から引出され、当該トレーが収容された際に、前記筐体に収容されるフレキシブルケーブルと、
    前記トレーに配設されると共に、前記トレーの排出に伴ってトレー排出方向に移動し、当該トレーが所定量排出された際に前記筐体に係止され、当該トレーの収容に伴ってトレー収容方向に移動し、前記フレキシブルケーブルの撓みを規制する規制部材と、
    を備えてなる光ディスク装置。
  2. 前記規制部材は、前記トレーの出入方向に沿って配設される配設部と、配設部から延出し、前記フレキシブルケーブルに接触して当該フレキシブルケーブルの撓みを規制する規制アームと、を有し、
    前記配設部は、トレー収容方向先端部に、当該配設部から突出する突出部が形成されてなり、
    前記筐体は、前記配設部が移動する移動領域のトレー排出方向側に、前記突出部を係止可能な係止部が形成されてなり、
    前記トレーが前記所定量排出された際に、前記突出部が前記係止部に係止され、前記規制部材のトレー排出方向への移動を停止する請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記規制部材は、前記トレーのトレー出入方向に平行な側壁近傍に配設されると共に、前記配設部のトレー排出方向先端部が、前記側壁に当接するよう、当該配設部のトレー排出方向先端部を屈曲させてなる請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記トレーの前記規制部材が配設される内壁に、前記配設部の屈曲部分に係脱可能に係合する係合部を形成してなり、
    前記規制部材は、前記配設部の屈曲部分と前記係合部との係合により、前記トレーの排出に伴ってトレー排出方向に移動する請求項3記載の光ディスク装置。
  5. 前記係合部は、前記トレーが前記筐体から前記所定量を超えて排出されるまで、前記配設部の屈曲部分に係合し、前記トレーが前記所定量を超えて排出された際に、当該係合を解除し、
    前記トレーは、前記係合が解除された後、さらに前記筐体から排出される請求項4記載の光ディスク装置。
  6. 前記規制部材は、前記トレーが前記筐体に収容される際に、前記配設部のトレー排出方向先端部が前記トレーの内壁に当接することで、当該トレーの収容に伴ってトレー収容方向に移動する請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載の光ディスク装置。
  7. 前記規制部材は、前記トレーのトレー出入方向に平行な側壁近傍に配設されると共に、前記配設部のトレー収容方向先端部が、前記側壁に当接するよう、当該配設部のトレー収容方向先端部を屈曲させてなる請求項2ないし請求項6のいずれか一項に記載の光ディスク装置。
  8. 前記規制部材は、前記トレーが前記筐体に収容される際に、前記配設部のトレー収容方向先端部が前記トレーの内壁に当接することで、当該トレーの収容に伴ってトレー収容方向に移動する請求項7記載の光ディスク装置。
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