JP2009288607A - 現像剤用カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアより経時により発生する臭気成分を分解して消臭、脱臭する。
【解決手段】現像剤用カートリッジ20(以下、両者を纏めて「カートリッジ20」と略す)は、樹脂被覆キャリアと、前記樹脂被覆キャリア由来のにおい成分を分解可能な微生物種または脱臭能を有する香料を収容する細孔24が複数設けられた微生物保管箱22とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真プロセスを利用した電子写真装置において、静電荷像の現像の為に使用する静電荷像現像用二成分現像剤用のキャリアに由来する単量体成分を分解、消臭または脱臭するカートリッジに関する。
電子写真法では、一般的には、光導電性物質を利用した感光体(潜像保持体)表面に、種々の手段により電気的に潜像を形成し、形成された潜像を静電荷像現像用トナー(以下「トナー」と略す場合がある)を用いて現像しトナー像を形成した後、このトナー像を、場合により中間転写体を介して、紙等の被転写体表面に転写し、加熱、加圧、加熱加圧あるいは溶剤蒸気等により定着する、という複数の工程を経て、画像が形成される。また、感光体表面に残ったトナーは、必要に応じて種々の方法によりクリーニングされ、再びトナー像の現像に利用される。
トナー像を長期にわたって安定に形成するための現像剤の特性としては、例えば現像剤を構成するトナー、あるいは二成分現像剤の場合はキャリアの個々の材料特性、粒度分布等が知られ、これらを調整することで、適当な帯電量と帯電量分布を有する現像剤を得ることにより、該潜像にトナーを現像し、同時に非潜像にはトナーを付着させないといった現像剤の特性を得ることができる。
上述した二成分現像剤に使用されるキャリアが樹脂被覆キャリアや磁性粉分散型キャリアである場合にも、上記同様、キャリアにも微量の未反応重合性単量体や不純物、製造時に残留した極少量の溶剤が含まれる。このため、現像剤用カートリッジ内にトナーのみならず上記キャリアを充填し、一定時間経過すると、現像剤用カートリッジ内に、トナーおよびキャリアから揮発した微量の未反応重合性単量体や不純物、極少量の溶剤に由来する臭気成分が充満し、現像剤用カートリッジの開封時に臭気成分が大気中に拡散し、不快感を与える場合がある。
また、上記電子写真装置の動作時の発熱により、電子写真装置に装填された現像剤用カートリッジが加温されると、現像剤用カートリッジ内に充填されたキャリアから、微量の未反応重合性単量体や不純物、極少量の溶剤が揮発し始める。これにより、現像剤用カートリッジ内に揮発生成した臭気成分が徐々に大気中に放出され、上記同様、使用者に不快感を与える場合がある。
上述した臭気成分を低減させるトナーの製造方法として、少なくとも重合性単量体を水系溶媒中で重合させて形成した樹脂と着色剤とを含有するトナー粒子を水系媒体から分離する以前に、フィトンチッド類やカテキン類の植物抽出成分、酵素、金属フタロシアニン類を含有する消臭剤により処理する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、水系媒体中において、ラジカル重合性単量体、着色剤および連鎖移動剤を含有してなるラジカル重合性単量体組成物を懸濁重合することによって得られる生成物を洗浄する洗浄工程を有するトナーの製造方法において、上記洗浄工程にて、チオバチルス属に属する微生物と、当該微生物によって生成する硫黄酸化物を中和する中和剤とを含有する水を使用して臭気成分を低減させるトナーの製造方法が提案されている(例えば、特許文献2)。上記製造方法では、チオバチルス属に属する微生物によって、ラジカル重合性単量体組成物由来の硫黄系臭気成分を酸化して硫黄酸化物(例えば硫酸)に変え、消臭するととともに、生成した硫黄酸化物を中和剤によって中和して、微生物の酸化活性低下を抑制している。
特開2002−123038号公報 特開2003−149862号公報
本発明は、現像剤中のキャリア由来の単量体成分をカートリッジに内在された微生物種により分解させ、または消臭能を有する香料を用いて消臭または脱臭する現像剤用カートリッジおよびトナー用カートリッジを提供する。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、以下に示す本発明を完成するに至った。本願発明は、以下の特徴を有する。
(1)樹脂被覆キャリアと、前記樹脂被覆キャリア由来の単量体成分を分解可能な微生物種または脱臭能を有する香料を収容する収容容器とを有する現像剤用カートリッジである。
(2)上記(1)に記載の現像剤用カートリッジにおいて、前記樹脂被覆キャリア由来の単量体成分は、樹脂被覆キャリア製造時に使用される溶剤由来である現像剤用カートリッジである。
(3)上記(2)に記載の現像剤用カートリッジにおいて、前記溶剤は、トルエン、ブタノール、ブタノンからなる群から選択される少なくとも1種である現像剤用カートリッジである。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の現像剤用カートリッジにおいて、前記樹脂被覆キャリア由来の単量体成分を分解可能な微生物種は、エントロバクター、ニトロソモナスから選択される少なくとも1種であり、前記樹脂被覆キャリア由来のにおい成分に対する消臭能を有する香料がフィトンチットである現像剤用カートリッジである。
本発明によれば、開封前のカートリッジに充満した樹脂由来の臭気成分をカートリッジに内在された微生物により分解して消臭または脱臭させる、または消臭能を有する香料を用いて消臭を行うだけでなく、特に、電子写真装置の動作時の発熱により、電子写真装置に装填された現像剤用カートリッジ内に充填されたキャリアから揮発する微量の未反応重合性単量体や不純物、極少量の溶剤に由来する臭気成分を随時分解して、消臭または脱臭することができる。
本発明の実施の形態における現像剤用カートリッジついて、以下説明する。
[現像剤用カートリッジ]
図1から図3には、本実施の形態における現像剤用カートリッジ(以下、両者を纏めて「カートリッジ」と略す)の例が模式的に示されている。
図1に模式的に示すカートリッジ20の内壁には、細孔24が複数設けられ且つ微生物が内包された微生物保管箱22が設置されている。また、細孔24は、カートリッジ20の内部の気体と微生物保管箱22内の気体とを流通可能にするために設けられ、主に、カートリッジ20の内部の気体および湿気を微生物保管箱22内へ通気および通湿させるとともに、微生物保管箱22内の微生物により浄化された気体をカートリッジ20内に放出するために設けられている。さらに、微生物保管箱22は、カートリッジ20に着脱可能に設置されていることが好ましい。これにより、微生物保管箱22内の微生物の活性低下に応じて、交換することが可能となる。また、微生物保管箱22は、カートリッジ20が電子写真装置に装填された際に、カートリッジ20の内壁上方に設置されることが好ましい。通常、装填されたカートリッジ20の下方部に現像剤のトナーやキャリアが滞留していることから、カートリッジ20の上方に空間が形成され易い。そして、上記空間には、トナーやキャリアより揮発した臭気成分の大部分が存在することから、カートリッジ20の内壁上方に微生物保管箱22を設置することにより、効率良く臭気成分が分解され消臭、脱臭される。
また、図2に模式的に示すカートリッジ30は、撹拌式カートリッジにおける一例であって、ブラシ36が植毛された撹拌用回転軸32自体が微生物保管箱となっている。撹拌用回転軸32には微生物が内包され、さらに撹拌用回転軸32の表面には複数の細孔34が設けられている。この細孔34は、カートリッジ30の内部の気体と微生物保管箱である撹拌用回転軸32内の気体とを流通可能にするために設けられ、主に、カートリッジ30の内部の気体および湿気を微生物が封入された撹拌用回転軸32内へ通気および通湿させるとともに、撹拌用回転軸32内の微生物により浄化された気体をカートリッジ30内に放出するために設けられている。
また、図3に模式的に示すカートリッジ40は、撹拌式カートリッジにおける一例であって、カートリッジ40には、ブラシ46が植毛された撹拌用回転軸42が設けられている。さらにカートリッジ40内には、微生物内包カプセル44が複数個混入されている。上記微生物内包カプセル44は、図4に示すように、表面に細孔54が複数個形成され、さらに第1カプセル片50aと第2カプセル片50bとの分割可能に形成されている。このように微生物内包カプセル44を分割可能に形成することにより、微生物内包カプセル44内に微生物が内包された微生物封入袋52を収納し、また、微生物の活性が低下した場合には、微生物内包カプセル44内の微生物封入袋52のみを交換し、微生物活性を一定値以上に維持することができる。また、微生物内包カプセル44の表面に複数設けられた細孔54は、図3に示すカートリッジ40の内部の気体と微生物内包カプセル44内の気体とを流通可能にするために設けられており、主に、カートリッジ40の内部の気体および湿気を微生物封入袋52が内包された微生物内包カプセル44内へ通気および通湿させるとともに、微生物内包カプセル44内の微生物により浄化された気体をカートリッジ40内に放出するために設けられている。ここで、微生物封入袋52は、後述する微生物を担持した有機質担体のシートが封入され、微生物封入袋52は、例えば、不織布またはメッシュ素材の合成または天然繊維からなる。
[現像剤]
図1から図3に示すカートリッジ20,30,40に封入される現像剤は、静電荷像現像用トナーが、二成分現像剤として用いられる。また、二成分現像剤として用いる場合には、静電荷像現像用トナーは、後述するキャリアと混合して使用される。そこで、まず、本実施の形態の静電荷像現像用キャリアについて以下に説明する。
二成分現像剤に使用し得る樹脂被覆キャリア用の芯材としては、特に制限はなく、公知のキャリアを用いることができる。例えば酸化鉄、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物の芯材表面に樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリア、磁性分散型キャリアの表面に樹脂被覆を施した樹脂被覆キャリア、マトリックス樹脂に導電材料などが分散された樹脂分散型キャリアに樹脂被覆を施した樹脂被覆キャリアであってもよい。
キャリアに使用される被覆樹脂・マトリックス樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、オルガノシロキサン結合からなるストレートシリコーン樹脂またはその変性品、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等を例示することができる。さらに、電子付与能を有する窒素原子を含有する樹脂を用いてもよく、例えば、アミノ樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂などを単独または上記樹脂と組み合わせて用いることができるが、これらに限定されるものではない。なお、熱硬化型のキャリアのように製造工程中に硬化工程が入るものは、高温で処理されることが多く、溶剤や未反応重合性単量体の様な単量体はこの工程で除去することができる。
導電材料としては、金、銀、銅といった金属やカーボンブラック、更に酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、酸化スズ等を例示することができるが、これらに限定されるものではない。
またキャリアの芯材の体積平均粒径としては、一般的には10〜500μmであり、好ましくは30〜100μmである。
またキャリアの芯材の表面に樹脂被覆するには、前記被覆樹脂、および必要に応じて各種添加剤を適当な溶媒に溶解した被覆層形成用溶液により被覆する方法が挙げられる。溶媒としては、特に限定されるものではなく、使用する被覆樹脂、塗布適性等を勘案して適宜選択すればよい。
一般に、キャリアは適度な電気抵抗値を有することが必要であり、具体的には10〜1014Ωcm程度の電気抵抗値が求められている。例えば、鉄粉キャリアのように電気抵抗値が10Ωcmと低い場合には、スリーブからの電荷注入によりキャリアが感光体の画像部へ付着したり、潜像電荷がキャリアを介して逃げ、潜像の乱れや画像の欠損等を生じたりする等の問題が生じる。一方、絶縁性の樹脂を厚く被覆してしまうと電気抵抗値が高くなりすぎ、キャリア電荷がリークしにくくなり、その結果エッジの効いた画像にはなるが、反面大面積の画像面では中央部の画像濃度が非常に薄くなるというエッジ効果という問題が生じる。そのためキャリアの抵抗調整のために樹脂被覆層中に導電性微粉末を分散させることが好ましい。
キャリア抵抗は、2枚の極板電極の間にキャリア粒子を挟み、電圧を印加した時の電流を測定する、通常の極板間式電気抵抗測定法により求め、103.8V/cmの電界下での抵抗で評価する。
導電粉自身の電気抵抗は10Ωcm以下が好ましく、10Ωcm以下がより好ましい。導電粉の具体例としては、金、銀、銅のような金属;カーボンブラック;酸化チタン、酸化亜鉛のような導電性の金属酸化物単体系;酸化チタン、酸化亜鉛、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、酸化スズ等の粒子の表面を導電性の金属酸化物で被覆した複合系などが挙げられる。製造安定性、コスト、電気抵抗の低さという観点からカーボンブラックが特に好ましい。カーボンブラックの種類は特に限定されないが、製造安定性の良いDBP(ジブチルフタレート)吸油量が50〜300ml/100gの範囲のものが好適である。導電粉の体積平均粒径は0.1μm以下が好ましく、分散のためには体積平均一次粒径が50nm以下のものが好ましい。
上記樹脂被覆層を、キャリア芯材の表面に形成する方法としては、例えば、キャリア芯材の粉末を被膜層形成用溶液中に浸漬する浸漬法、被膜層形成用溶液をキャリア芯材の表面に噴霧するスプレー法、キャリア芯材を流動エアーにより浮遊させた状態で被膜層形成用溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中でキャリア芯材と被膜層形成用溶液を混合し溶剤を除去するニーダーコーター法、被膜樹脂を粒子化し被膜樹脂の融点以上でキャリア芯材とニーダーコーター中で混合し冷却して被膜させるパウダーコート法が挙げられるが、ニーダーコーター法及びパウダーコート法が特に好ましく用いられる。
本実施の形態の静電潜像現像用キャリアにおいて用いられる芯材(キャリア芯材)としては、特に制限はなく、鉄、鋼、ニッケル、コバルト等の磁性金属、又は、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物、ガラスビーズ等が挙げられるが、磁気ブラシ法を用いる観点からは、磁性キャリアであるのが望ましい。キャリア芯材の平均粒径としては、一般的には10〜100μmが好ましく、20〜80μmがより好ましい。
前記二成分現像剤における後述する静電荷現像用トナーと上記キャリアとの混合比(重量比)としては、トナー:キャリア=1:100〜30:100程度の範囲であり、3:100〜20:100程度の範囲がより好ましい。
本実施の形態の静電荷像現像用トナー(以下、「トナー」と略す場合がある)の製造方法としては、例えば、結着樹脂と着色剤、離型剤、必要に応じて帯電制御剤等を混練、粉砕、分級する混練粉砕法、混練粉砕法にて得られた粒子を機械的衝撃力または熱エネルギーにて形状を変化させる方法、結着樹脂の重合性単量体を乳化重合させ、形成された分散液と、着色剤、離型剤、必要に応じて帯電制御剤等の分散液とを混合し、凝集、加熱融着させ、トナー粒子を得る乳化重合凝集法、結着樹脂を得るための重合性単量体と着色剤、離型剤、必要に応じて帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて重合する懸濁重合法、結着樹脂と着色剤、離型剤、必要に応じて帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて造粒する溶解懸濁法等が使用できる。また上記方法で得られたトナーをコアにして、さらに凝集粒子を付着、加熱融合してコアシェル構造をもたせる製造方法を行ってもよい。
使用される結着樹脂としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類等の単独重合体および共重合体を例示することができ、特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等をあげることができる。さらに、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス等をあげることができる。
また、トナーの着色剤としては、マグネタイト、フェライト等の磁性粉、カーボンブラック、アニリンブルー、カルイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等を代表的なものとして例示することができる。
離型剤としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類、加熱により軟化点を示すシリコーン類、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等のような脂肪酸アミド類や、カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等のような植物系ワックス、ミツロウのような動物系ワックス、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等のような鉱物系・石油系ワックス、脂肪酸エステル、モンタン酸エステル、カルボン酸エステル等のエステル系ワックス、及びそれらの変性物などを挙げることができる。これらの離型剤は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、本実施の形態の静電潜像現像用トナーには、必要に応じて帯電制御剤が添加されてもよい。帯電制御剤としては、公知のものを使用することができるが、アゾ系金属錯化合物、サリチル酸の金属錯化合物、極性基を含有するレジンタイプの帯電制御剤を用いることができる。湿式製法でトナーを製造する場合、イオン強度の制御と廃水汚染の低減の点で水に溶解しにくい素材を使用するのが好ましい。本発明におけるトナーは、磁性材料を内包する磁性トナーおよび磁性材料を含有しない非磁性トナーのいずれであってもよい。
[微生物]
上述した図1に示す撹拌用回転軸32、図2および図3に示す微生物内包カプセル44内に収納する図4に示す微生物封入袋52に在中させる微生物としては、例えば、メルカプタン類、硫化水素、アンモニアおよびアミン類の消臭、脱臭に極めて優れた効果を有する、アスペルギルスグラウカス(Aspergillus glaucus )、アスペルギルスオチラセウス(Aspergillus ochraceus)、アスペルギルスルーバー(Aspergillus ruber )、アスペルギルステレウス(Aspergillus terreus )、ペニシリウムグラウカム(Penicillium glaucum)、またはリゾプスオリゴスポラス(Rhizopus oligospolus)などが挙げられ、また、アンモニア濃度が低下する微生物であれば使用できるが、例えばウレアーゼ陰性のBacillus amyloliquefaciやEnterobacter aerogenes(いわゆる、エントロバクター)、Nitrosomonas(ニトロソモナス)などの微生物が挙げられる。特に、窒素含有樹脂被覆キャリアにおいて発生するアンモニアの消臭、脱臭には上記微生物は好適である。なお、上記ニトロソモナスは、アンモニアを亜硝酸に酸化分解する微生物であるため、後述する担体に、中和剤として、例えば、アルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ土類金属の炭酸水素塩を添加する必要があり、具体的には、アルカリ土類金属の炭酸塩としては、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウムなどが好適に用いられ、また、アルカリ土類金属としては、炭酸水素カルシウム、炭酸水素マグネシウム、炭酸水素バリウム、炭酸水素ストロンチウムなどが好適に用いられる。
[消臭能を有する香料]
また、上述した図1に示す撹拌用回転軸32、図2および図3に示す微生物内包カプセル44内に収納する図4に示す微生物封入袋52に、例えばフィトンチットのような消臭能を有する香料を後述する担体に染み込ませるか、もしくは上記香料入りカプセルを後述する担体に担持させて収容してもよい。
[微生物および香料を担持させる担体]
本実施の形態における担体としては、無機質担体と有機質担体とこれらの組み合わせとから適宜選択する。なお、担体としては、例えば、通気性、微生物の担体としてはさらに保水性、微生物保持性を有するものが好ましい。
上記無機質担体としては、例えば、親水性無機質粒子が好ましく、親水性無機質粒子としては、ゼオライト、ケイソウ土、活性炭、アンスラサイトなど、臭気成分を分解する微生物が付着する程度の親水性を有する無機質の粒子が好ましい。ゼオライト、ケイソウ土、活性炭のように多孔質のものが好ましいが、アンスラサイトのように必ずしも多孔質でなくてもよい。これらの粒子の比重は特に制限されないが、1.0〜5.0、好ましくは2.0〜3.0のものが望ましい。また粒径は10〜100μm、好ましくは10〜50μmのものが望ましい。
上記有機質担体としては、吸水性のある高分子吸水性樹脂、吸水性パルプ、パルプモールド、紙、布、セルロースビーズ、多孔質ビーズ、シリカゲルなどが挙げられ、高分子吸水性樹脂としては、ポリアクリル酸塩系、アクリル酸とアクリル酸ナトリウムの共重合物、澱粉とアクリル酸グラフト化物などを挙げる。さらに、天然由来高分子として、例えば、−OH、−COOHなどの親水性官能基を多く有するゲルを形成可能なゼラチン、アルギン酸、キトサン等が挙げられる。なお、上述したフィトンチットなどの香料は、特に、紙、布、セルロースビーズ、多孔質ビーズ、シリカゲルに浸透させて用いるのが好ましい。
[微生物を担体に担持させる方法]
本実施の形態では、上記有機質担体を用いる場合には、上記有機質担体を水溶液中に分散させて、高粘度溶液、例えば、5cP以上500cP以下の溶液に微生物を分散させた混合液を作成する。次いで、この混合液に、ポリエステル樹脂等の合成樹脂繊維からなる不織布(繊維間の目の大きさは平均80μm)を浸漬させたのち、引き揚げながらローラで絞り、50℃から70℃の雰囲気下で乾燥させて微生物を包含するカプセルを繊維間に含有するシートを形成する。ここで、微生物は、カプセル内に平均で10個以上100個以下で存在し、不織布1cmあたり1000個の微生物が存在するように調製する。一方、上記無機質担体を用いる場合には、微生物含有溶液を無機質担体に噴霧したり塗布したりすることにより、無機質担体に微生物を植菌する。
<画像形成装置>
次に、本実施の形態の現像剤用カートリッジ(以下「現像装置」ともいう)が装填される画像形成装置の一例について説明する。
図5は、本実施の形態の画像形成方法により画像を形成するための、画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置200は、ハウジング400内において4つの電子写真感光体401a〜401dが中間転写ベルト409に沿って相互に並列に配置されている。電子写真感光体401a〜401dは、例えば、電子写真感光体401aがイエロー、電子写真感光体401bがマゼンタ、電子写真感光体401cがシアン、電子写真感光体401dがブラックの色からなる画像をそれぞれ形成することが可能である。
電子写真感光体401a〜401dのそれぞれは所定の方向(紙面上は反時計回り)に回転可能であり、その回転方向に沿って帯電ロール402a〜402d、現像装置404a〜404d、1次転写ロール410a〜410d、クリーニングブレード415a〜415dが配置されている。現像装置404a〜404dのそれぞれにはトナーカートリッジ405a〜405dに収容されたブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のトナーが供給可能であり、また、1次転写ロール410a〜410dはそれぞれ中間転写ベルト409を介して電子写真感光体401a〜401dに当接している。
さらに、ハウジング400内の所定の位置には露光装置403が配置されており、露光装置403から出射された光ビームを帯電後の電子写真感光体401a〜401dの表面に照射することが可能となっている。これにより、電子写真感光体401a〜401dの回転工程において帯電、露光、現像、1次転写、クリーニングの各工程が順次行われ、各色のトナー像が中間転写ベルト409上に重ねて転写される。
ここで、帯電ロール402a〜402dは、電子写真感光体401a〜401dの表面に導電性部材(帯電ロール)を接触させて感光体に電圧を均一に印加し、感光体表面を所定の電位に帯電させるものである(帯電工程)。なお本実施形態において示した帯電ロールの他、帯電ブラシ、帯電フィルム若しくは帯電チューブなどを用いて接触帯電方式による帯電を行ってもよい。また、コロトロン若しくはスコロトロンを用いた非接触方式による帯電を行ってもよいが、非接触方式はオゾンを発生しやすく、そのためキャリアに含有される微量な単量体のにおいを増幅させる場合があり、接触方式が好ましい。
露光装置403としては、電子写真感光体401a〜401dの表面に、半導体レーザー、LED(light emitting diode)、液晶シャッター等の光源を所望の像様に露光できる光学系装置等を用いることができる。これらの中でも、非干渉光を露光可能な露光装置を用いると、電子写真感光体401a〜401dの導電性基体と感光層との間での干渉縞を防止することができる。
現像装置404a〜404dには、上述の二成分静電荷像現像剤を接触又は非接触させて現像する一般的な現像装置を用いて行うことができる(現像工程)。そのような現像装置としては、二成分静電荷像現像用現像剤を用いる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜公知のものを選択することができる。一次転写工程では、1次転写ロール410a〜410dに、像担持体に担持されたトナーと逆極性の1次転写バイアスが印加されることで、像担持体から中間転写ベルト409へ各色のトナーが順次1次転写される。
クリーニングブレード415a〜415dは、転写工程後の電子写真感光体の表面に付着した残存トナーを除去するためのもので、これにより清浄面化された電子写真感光体は上記の画像形成プロセスに繰り返し供される。クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。
中間転写ベルト409は駆動ロール406、バックアップロール408及びテンションロール407により所定の張力をもって支持されており、これらのロールの回転によりたわみを生じることなく回転可能となっている。また、2次転写ロール413は、中間転写ベルト409を介してバックアップロール408と当接するように配置されている。
2次転写ロール413に、中間転写体上のトナーと逆極性の2次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルトから記録媒体へトナーが2次転写される。バックアップロール408と2次転写ロール413との間を通った中間転写ベルト409は、例えば駆動ロール406の近傍に配置されたクリーニングブレード416或いは、除電器(不図示)により清浄面化された後、次の画像形成プロセスに繰り返し供される。また、ハウジング400内の所定の位置にはトレイ(被転写媒体トレイ)411が設けられており、トレイ411内の紙などの被転写媒体500が移送ロール412により中間転写ベルト409と2次転写ロール413との間、さらには相互に当接する2個の定着ロール414の間に順次移送された後、ハウジング400の外部に排紙される。
本実施の形態の画像形成方法は、潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、現像剤担持体に担持された現像剤を用い、前記潜像保持体表面に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像工程と、前記潜像保持体表面に形成されたトナー画像を被転写体表面に転写する転写工程と、前記被転写体表面に転写されたトナー画像を熱定着する定着工程と、を有する画像形成方法であって、前記現像剤は、少なくとも、本発明の静電荷現像用トナーを含有する現像剤である。前記現像剤は、一成分系、二成分系のいずれの態様であってもよい。
上記の各工程は、いずれも画像形成方法において公知の工程が利用できる。
潜像保持体としては、例えば、電子写真感光体及び誘電記録体等が使用できる。電子写真感光体の場合、該電子写真感光体の表面を、コロトロン帯電器、接触帯電器等により一様に帯電した後、露光し、静電潜像を形成する(潜像形成工程)。次いで、表面に現像剤層を形成させた現像ロールと接触若しくは近接させて、静電潜像にトナーの粒子を付着させ、電子写真感光体上にトナー画像を形成する(現像工程)。形成されたトナー画像は、コロトロン帯電器等を利用して紙等の被転写体表面に転写される(転写工程)。さらに、被転写体表面に転写されたトナー画像は、定着機により熱定着され、最終的なトナー画像が形成される。
なお、前記定着機による熱定着の際には、オフセット等を防止するため、通常、前記定着機における定着部材に離型剤が供給される。
熱定着に用いる定着部材であるローラあるいはベルトの表面に、離型剤を供給する方法としては、特に制限はなく、例えば、液体離型剤を含浸したパッドを用いるパッド方式、ウエブ方式、ローラ方式、非接触型のシャワー方式(スプレー方式)等が挙げられ、なかでも、ウエブ方式、ローラ方式が好ましい。これらの方式の場合、前記離型剤を均一に供給でき、しかも供給量をコントロールすることが容易な点で有利である。なお、シャワー方式により前記定着部材の全体に均一に前記離型剤を供給するには、別途ブレード等を用いる必要がある。
トナー画像を転写する被転写体(記録材)としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシート等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、「部」はすべて「重量部」を意味する。
[評価方法および測定方法]
(粒度および粒度分布測定方法)
本発明における粒度および粒度分布測定について述べる。本発明において測定する粒子が2μm以上の場合、測定装置としてはコールターマルチサイザー−II型(ベックマンーコールター社製)を用い、電解液はISOTON−II(ベックマンーコールター社製)を使用した。
測定法としては分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの5%水溶液2ml中に測定試料を0.5〜50mg加える。これを前記電解液100〜150ml中に添加した。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1分間分散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型により、アパーチャー径として100μmアパーチャーを用いて2〜60μmの粒子の粒度分布を測定して体積平均分布、個数平均分布を求めた。測定する粒子数は50000であった。
また本発明におけるトナーの粒度分布は以下の方法により求めた。測定された粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、粒度の小さいほうから体積累積分布を描き、累積16%となる体積平均粒径をD16と定義し、累積50%となる体積平均粒径をD50と定義する。さらに累積84%となる体積平均粒径をD84と定義する。
本発明における体積平均粒径は該D50であり、GSDは以下の式によって算出した。
GSD=(D84/D16)0.5
同様に、測定された粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、粒度の小さいほうから数累積分布を描き、累積50%となる粒径を数平均粒径と定義する。
また、本発明において測定する粒子が2μm未満の場合、レーザー回析式粒度分布測定装置(LA−700:堀場製作所製)を用いて測定した。測定法としては分散液となっている状態の試料を固形分で約2gになるように調整し、これにイオン交換水を添加して、約40mlにする。これをセルに適当な濃度になるまで投入し、約2分待って、セル内の濃度がほぼ安定になったところで測定する。得られたチャンネルごとの体積平均粒径を、体積平均粒径の小さい方から累積し、累積50%になったところを体積平均粒径とした。
(トナーの重量平均分子量の測定方法)
本発明の静電荷象現像用トナーの重量平均分子量は、以下の条件で行ったものである。GPCは「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6ml/min.、サンプル注入量10μl、測定温度40℃、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
(トナーのガラス転移温度の測定方法)
本発明のトナーの融点およびガラス転移温度は、ASTMD3418−8に準拠して測定された主体極大ピークより求めた。
主体極大ピークの測定には、パーキンエルマー社製のDSC−7を用いることができる。この装置の検出部の温度補正はインジウムと亜鉛との融点を用い、熱量の補正にはインジウムの融解熱を用いる。サンプルは、アルミニウム製パンを用い、対照用に空パンをセットし、昇温速度10℃/minで測定を行った。
[トナーAの調製]:
<各分散液の調製>
−結晶性ポリエステル樹脂微粒子分散液の調製−
加熱乾燥した三口フラスコに、1,12−ドデカンジカルボン酸269部、および1,10−デカンジオール167部と、触媒としてテトラブトキシチタネートを0.035部と、を入れた後、減圧操作により容器内の空気を減圧し、さらに窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌にて180℃で6時間還流を行った。その後、減圧蒸留にて220℃まで徐々に昇温を行い2.5時間攪拌し、粘稠な状態となったところで樹脂酸価を測定し、樹脂酸価が13.9 mgKOH/gになったところで、減圧蒸留を停止、空冷し結晶性ポリエステル樹脂1を得た。
得られた結晶性ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)を後述の方法にて測定したところ12000であった。また、得られた結晶性ポリエステル樹脂の融点を、前述の測定方法により示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ72℃であった。
ついで、この結晶性ポリエステル樹脂を180部及び、脱イオン水585部をステンレスビーカーに入れ、温浴につけ、95℃に加熱した。結晶性ポリエステル樹脂1が溶融した時点で、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて8000rpmで攪拌し、同時に希アンモニア水を添加しpHを7.0に調整した。ついでアニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンR)0.8部を希釈した水溶液20部を滴下しながら、乳化分散を行ない、体積平均粒径が0.24μmの結晶性ポリエステル樹脂微粒子分散液[樹脂微粒子濃度:12.4%]を調製した。
−非晶性ポリエステル樹脂微粒子分散液の調製−
加熱乾燥した二口フラスコに、アジピン酸ジメチル74部、テレフタル酸ジメチル192部、ビスフェノールA−エチレンオキシド付加物216部、エチレングリコール38部と、触媒としてテトラブトキシチタネート0.037部とを入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、150〜230℃で約12時間共縮重合反応させ、その後、210〜250℃で徐々に減圧して、非晶性ポリエステル樹脂1を合成した。
得られた非晶性ポリエステルのガラス転移温度を、前述の測定方法により示差走査熱量系(DSC)を用いて測定したところ、62℃であった。また、得られた非晶性ポリエステル樹脂1の分子量を前述の測定方法によりGPCを用いて測定したところ、重量平均分子量(Mw)が10000、数平均分子量(Mn)が5500であった。また、得られた非晶性ポリエステル樹脂1の酸価を測定したところ、15.1 KOHmg/gであった。
次いで、この非晶性ポリエステル樹脂115部と、脱イオン水180部と、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンR)5部とを混合して120℃に加熱した後、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)にて十分に分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで分散処理を1時間行うことにより、非晶性ポリエステル樹脂微粒子分散液(樹脂粒子濃度:40重量%)を調製した。
−黒着色剤分散液の調製−
カーボンブラック リーガル330:(キャボット社製)99重量部と、アニオン界面活性剤(第一工業製薬社製:ネオゲンR)15重量部と、イオン交換水300重量部とを混合し、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した後、循環式超音波分散機(日本精機製作所製、RUS−600TCVP)にかけることによって黒着色剤分散液を得た。
得られた、黒着色剤分散液内における着色剤(カーボンブラック)の体積平均粒径を、レーザー回折粒度測定器を用いて測定したところ、体積平均粒径は0.25μmであった。また、黒着色剤分散液の固形分比率は24重量%であった。
−離型剤分散液の調製−
フィッシャートロプシュワックスFNP92(融点92℃:日本精鑞社製)100重量部と、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製:ネオゲンR)3.6重量部と、イオン交換水400重量部とを混合し、100℃に加熱して、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)にて十分分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで分散処理し、離型剤分散液を得た。
得られた、離型剤分散液内における離型剤の体積平均粒径を、前述の測定方法によりレーザー回折粒度測定器を用いて測定したところ、体積平均粒径は0.23μmであった。また、離型剤分散液の固形分比率は20重量%であった。
<トナーの製造>
−トナーAの製造−
結晶性ポリエステル樹脂微粒子分散液を105部と、非晶性ポリエステル樹脂微粒子分散液を336部と、黒着色剤分散液45部と、離型剤分散液115部と、脱イオン水402部とを丸型ステンレス製フラスコ中に入れて、ウルトラタラックスT50で十分に混合・分散した。
次いで、これにポリ塩化アルミニウム0.37部を加え、ウルトラタラックスで分散操作を継続した。さらに加熱用オイルバスでフラスコを攪拌しながら52℃まで加熱した。52℃で3時間保持した後、ここに非晶性ポリエステル樹脂微粒子分散液1を緩やかに175部追加した。
その後、0.5N水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを8.5にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて攪拌を継続しながら90℃まで加熱し、3時間保持した。
反応終了後、冷却し、濾過し、イオン交換水で十分に洗浄した後、ヌッチェ式吸引濾過により固液分離を施した。これを更に40℃のイオン交換水3Lに再分散し、15分間、300rpmで攪拌・洗浄した。
これを更に5回繰り返し、濾液のpHが7.00、電気伝導度8.7μS/cm、表面張力が7.08Nmとなったところで、ヌッチェ式吸引濾過によりNo.5Aろ紙を用いて固液分離を行い、次いで真空乾燥を12時間実施し、トナー母粒子Aを得た。
次にトナー母粒子Aの100重量部に対し、疎水性シリカ(キャボット製、TS720)を1.5重量部添加し、ヘンシェルミキサーにて3000rpmで5分間ブレンドしてトナーAを得た。
[キャリアAの調製]
Mn−Mg系フェライト粒子 100重量部
(真比重4.6g/cm、体積平均粒径35μm、飽和磁化65emu/g)
トルエン 11重量部
ジエチルアミノエチルメタクリレート−スチレン−メチルメタクリレート共重合体
(共重合比2:20:78、重量平均分子量60,000) 2重量部
カーボンブラック(キャボット社製、R330R) 0.2重量部
(体積平均粒径25nm、DBP値71ml/100g、抵抗10Ωcm以下)
フェライト粒子を除く上記成分とガラスビーズ(粒径1mm、トルエンと同量)を関西ペイント社製サンドミルに投入し、回転速度1200rpmで30分間攪拌して被覆樹脂層形成用溶液を調製した。次に、この被覆樹脂層形成用溶液とフェライト粒子を真空脱気型ニーダーに入れ、温度60℃を保って10分間攪拌した後、減圧してトルエンを留去することにより被覆樹脂層を形成してキャリアを得た。被覆樹脂層の厚みは1μmであった。103.8V/cmの電界下でのキャリア抵抗は4×1010Ωcmであった。なお、飽和磁化値は、振動試料型磁力計(東英工業社製)を用いて、印加磁界3000(Oe)という条件のもと、測定して得られたものである。
[キャリアBの調製]
ヘンシェルミキサーに平均粒子径0.40μmの球状マグネタイト粒子粉末(戸田工業社製、磁化値64emu/g(1kOe))500部を投入し、十分に攪拌した後、チタネート系カップリング剤(味の素(株)社製「プレンアクトTTS」)3.0部を添加し、約100℃まで昇温し30分間良く混合攪拌することにより上記チタネート系カップリング剤で被覆された球状マグネタイト粒子を得た。次に、1Lのフラスコに、フェノール40部、40%ホルマリン60部、親油化処理されたマグネタイト粒子600部と30%アンモニア水10部、水50部を攪拌混合した。次に、0.8℃/minの昇温速度で昇温し、マグネタイト粒子を含有するゲル状の球状複合体核粒子が形成された時点で(47℃)、更に水50部を攪拌混合した。その後、1℃/minの昇温速度で90℃まで昇温し、4時間反応及び硬化させて、球形複合粒子の生成を行った。その後、25℃まで冷却し、500mlの水を添加した後、上澄み液を除去し、複合粒子を含む沈殿物を水洗し、風乾した。次いで、これを減圧下、50〜60℃で乾燥して複合磁性粒子Bを得た。
複合磁性粒子Bを除く下記成分からなる樹脂被覆層形成用溶液とガラスビーズ(粒径1mm、トルエンと同量)を関西ペイント社製サンドミルに投入し、回転速度12000rpmで30分間攪拌して被覆樹脂層形成用溶液を調整した。次に、以下に示す被覆樹脂層形成用溶液と複合磁性粒子Bを真空脱気型ニーダーに入れ、温度を60℃を保って10分間攪拌した後、減圧してトルエンを留去することにより被覆樹脂層を形成したキャリアBを得た。
<樹脂被覆層形成原料溶液>
複合磁性粒子B: 100重量部
トルエン 15重量部
2−ブタノン 15重量部
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(EP−4100、アデカ製) 1.5重量部
アミノ系硬化剤(アデカハードナーEH4602、アデカ製) 0.15重量部
上記成分をスターラーにて攪拌し樹脂被覆形成原料溶液Aを調整した。
[キャリアCの調製]
フェライト粒子(平均粒子径:35μm) 100重量部
トルエン 14重量部
2−ブタノ−ル 6重量部
トリフルオロエチルメタクリレート/メチルメタクリレート共重合物 2重量部
(質量比2/8 分子量Mw:75000)
カーボンブラック(VXC72:キャボット社製) 0.2重量部
まず、フェライト粒子を除く上記成分を10分間サンドミルにて撹拌させ、分散した被覆液を秤量し、次に、この被覆液とフェライト粒子を真空脱気型ニーダーに入れ、攪拌しながら、60℃にて−200mmHgまで減圧し30分混合した後、昇温/減圧させ90℃/−720mHgで50分間、攪拌、乾燥させることによりキャリアCを得た。
[キャリアDの調製]
フェライト粒子(平均粒径;45μm) 100重量部
テトラヒドロフラン 14重量部
パーフルオロオクチルエチルアクリレートメチルメタクリレート共重合体
(共重合比40:60、Mw=5万) 1.6重量部
カーボンブラック 0.12重量部
(VXC−72;キャボット社製、DBP吸油量:178ml/100g)
架橋メラミン樹脂粒子 0.3重量部
(平均粒径;0.3mμm、トルエン不溶)
フェライト粒子を除く上記各成分を10分間スターラーで分散し、被膜形成用液を調製し、この被膜形成用液とフェライト粒子とを真空脱気型ニーダーに入れ、60℃で30分間撹拌した後、減圧してトルエンを留去して、該フェライト粒子上に被膜を形成してキャリアDを得た。
実施例1.
キャリアAを100重量部、トナーAを8重量部、Vブレンダーで混合し、篩分して現像剤Aを作成した。現像剤Aの200部を図1に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、微生物としてニトロソモナスを用い上記微生物担体調製により得られた15cm×30cmのシート10枚、微生物として、450万個を収納した。
実施例2.
キャリアBを100重量部、トナーAを8重量部、Vブレンダーで混合し、篩分して現像剤Bを作成した。現像剤Bの200部を図1に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、微生物としてニトロソモナスを用い上記微生物担体調製により得られた15cm×30cmのシート10枚、微生物として、450万個を収納した。
実施例3.
キャリアCを100重量部、トナーAを8重量部、Vブレンダーで混合し、篩分して現像剤Cを作成した。現像剤Cの200部を図1に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、微生物としてニトロソモナスを用い上記微生物担体調製により得られた15cm×30cmのシート10枚、微生物として、450万個を収納した。
実施例4.
キャリアDを100重量部、トナーAを8重量部、Vブレンダーで混合し、篩分して現像剤Dを作成した。現像剤Dの200部を図1に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、微生物としてニトロソモナスを用い上記微生物担体調製により得られた15cm×30cmのシート10枚、微生物として、450万個を収納した。
実施例5.
実施例1における現像剤Aの200部を図1に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、微生物としてニトロソモナスを用い上記微生物担体調製により得られた15cm×30cmのシート10枚、微生物として、450万個を収納した。
実施例6.
実施例1における現像剤Aの200部を図2に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、微生物としてニトロソモナスを用い上記微生物担体調製により得られた15cm×30cmのシート10枚、微生物として、450万個を収納した。
実施例7.
実施例1における現像剤Aの200部を図3に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、微生物としてニトロソモナスを用い上記微生物担体調製により得られた15cm×30cmのシート10枚、微生物として、450万個を収納した。
実施例8.
実施例1における現像剤Aの200部を図2に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、フィトンチットを15cm×30cmの不織布10枚に浸し、不織布の1g当たり5×10−3ml染み込ませたものを収納した。
実施例9.
実施例1における現像剤Aの200部を図3に示すトナー用カートリッジ(内容積:2000cm)に収容するとともに、上記カートリッジの微生物保管箱に、フィトンチットを15cm×30cmの不織布10枚に浸し、不織布の1g当たり5×10−3ml染み込ませたものを収納した。
比較例1.
微生物をカートリッジ内に存在させない以外は、実施例1と同様に現像剤Aを図1に示すカートリッジ(内容積:2000cm)に収納した。
比較例2.
微生物をカートリッジ内に存在させない以外は、実施例2と同様に現像剤Bを図1に示すカートリッジ(内容積:2000cm)に収納した。
比較例3.
微生物をカートリッジ内に存在させない以外は、実施例3と同様に現像剤Cを図1に示すカートリッジ(内容積:2000cm)に収納した。
比較例4.
微生物を樹脂収容容器内に存在させない以外は、実施例4と同様に現像剤Dを図1に示すカートリッジ(内容積:2000cm)に収納した。
比較例5.
微生物およびフィトンチットを樹脂収容容器内に存在させない以外は、実施例6と同様に現像剤Aを図2に示すカートリッジ(内容積:2000cm)に収納した。
比較例6.
微生物およびフィトンチットをカートリッジ内に存在させない以外は、実施例7と同様に現像剤Aを図3に示すカートリッジ(内容積:2000cm)に収納した。
[単量体評価]
単量体成分の定量分析方法:
実施例1から実施例9および比較例1から比較例6における臭気成分の強いものに着目し、カートリッジ内の気体を一旦密閉性の高いビニール袋に取り、その中の気体をマイクロシリンジより10μl取って、ガスクロマトグラフに注入し分析を実施した。ガスクロマトグラフは島津製作所製GC−17Aを用い、以下の条件で実施した。
カラム:TC−1 60m
注入口温度:200℃
昇温条件:40℃で5分、4℃/minで140℃に加熱
検出器:FID
上述した各注目臭気成分について、クロマトグラフのピーク面積値をそれぞれ10、20、40、60、80、100、120、150、200ppm含有する試料からあらかじめ検量し、作成しておいた各着目臭気成分の検量線データを用いて各着目成分を定量した。
上述した各注目臭気成分について、クロマトグラフのピーク面積値をそれぞれ1.0、
なお、臭気評価では、相対湿度が90%において25℃と60℃においてそれぞれ評価を行い、実施例1から実施例8および比較例1から比較例6においては、収納時と、収納から2週間後の残留単量体について評価を行った。検出される成分は少ないほど良いが、トルエンで30ppm以下、ブタノ−ル、ブタノンで40ppm、その他の溶剤で20ppm以下を問題ないものとした。なお検出成分はキャリアの作製に使用した溶媒とその他の成分とした。
Figure 2009288607
Figure 2009288607
表1及び2より以下のことがわかる。すなわち、微生物を収容するカートリッジはキャリア製造時に使用した溶剤の減少が見られ、その効果は大きいものであった。またその他の成分についてもある程度の効果が確認された。これに対し、微生物を収容しないものは、カートリッジ内に許容範囲以上の溶剤や単量体成分が蓄積される。
実施例10.
図4に示す画像形成装置を用いて10000枚分の現像操作を行った。具体的には用紙は使用せず、感光体表面に10cm×5cmのトナーを付着させ、転写せず、そのままクリーニングされるように改造した装置を2m×2m×2mの密閉された部屋に入れ、1000枚分の出力操作を行い、その後部屋の内部の臭気について確認した。このときの帯電機は接触帯電機である帯電ロールを用いた。なお用いた現像剤は現像剤Aであった。その結果、臭気はあったものの、許容できる程度のものであった。
実施例11.
接触帯電機である帯電ロールを非接触帯電機であるコロトロンに変更した以外は実施例9と同様に試験を行った。その結果、許容できる範囲ではあったが、実施例9に比較して刺激臭がした。これはオゾンにより、単量体の臭気が増幅されているものと考えられる。
本発明の活用例として、樹脂搬送用容器、また電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置へのカートリッジへの適用がある。
本発明の実施の形態における現像剤用カートリッジの構造の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態における現像剤用カートリッジの構造の他の例を示す模式図である。 本発明の実施の形態における現像剤用カートリッジの構造の他の例を示す模式図である。 本発明の実施の形態におけるカートリッジ内に投入される微生物内包カプセルの一例の構造を説明する図である。 本実施の形態に用いた画像形成装置の構成例を示す概略図である。
符号の説明
20,30,40 カートリッジ、22 微生物保管箱、24,34,54 細孔、32,42 撹拌用回転軸、44 微生物内包カプセル、50a 第1カプセル片、50b 第2カプセル片、52 微生物封入袋。

Claims (4)

  1. 樹脂被覆キャリアと、前記樹脂被覆キャリア由来の単量体成分を分解可能な微生物種または脱臭能を有する香料を収容する収容容器とを有することを特徴とする現像剤用カートリッジ。
  2. 請求項1に記載の現像剤用カートリッジにおいて、
    前記樹脂被覆キャリア由来の単量体成分は、樹脂被覆キャリア製造時に使用される溶剤由来であることを特徴とする現像剤用カートリッジ。
  3. 請求項2に記載の現像剤用カートリッジにおいて、
    前記溶剤は、トルエン、ブタノール、ブタノンからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする現像剤用カートリッジ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の現像剤用カートリッジにおいて、
    前記樹脂被覆キャリア由来の単量体成分を分解可能な微生物種は、エントロバクター、ニトロソモナスから選択される少なくとも1種であり、
    前記樹脂被覆キャリア由来のにおい成分に対する消臭能を有する香料がフィトンチットであることを特徴とする現像剤用カートリッジ。
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