JP2009288489A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置内でのレイアウトに制約されずに潤滑剤塗布を均一に行うことができ、かつ、潤滑剤を有効に活用することにより少ない潤滑剤で長く使えることが可能な、潤滑剤塗布手段を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】潤滑剤供給部からの潤滑剤を前記像担持体に塗布する潤滑剤塗布手段と、
少なくとも、一方の端部を前記像担持体に接触させた弾性体のシート部材と前記像担持体とブラシローラとで構成される潤滑剤貯留部と、
を有する画像形成装置とする。
【選択図】図2
【解決手段】潤滑剤供給部からの潤滑剤を前記像担持体に塗布する潤滑剤塗布手段と、
少なくとも、一方の端部を前記像担持体に接触させた弾性体のシート部材と前記像担持体とブラシローラとで構成される潤滑剤貯留部と、
を有する画像形成装置とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子写真方式による画像形成装置に関する。
複写機、プリンタなどにおいて用いられる電子写真方式による画像形成装置においては、形成される可視画像における細線やドットなどの微細画の画質の向上を図り、高画質化を図るために小粒径化されたトナー粒子が用いられている。
小粒径化されたトナー粒子を得る方法としては、いわゆる重合法によるトナーの製造方法が知られている。しかし、重合法により製造されたトナーは、その粒子の形状が、粉砕法で製造されたトナー粒子に比べ、球形に近くて径が小さいために、像担持体上の未転写トナーを十分にクリーニングすることが困難であり、その結果、形成される可視画像に、クリーニング不良による背景汚れ、黒スジなどの画像欠陥が発生し易い、という欠点を有している。
上記の欠点を解消するために、像担持体の表面に潤滑剤を塗布し、像担持体表面からのトナーの離型性を向上させ、クリーニングブレードによるクリーニング性能の向上を図る画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示されている画像形成装置では、印字率等の変動により像担持体への潤滑剤塗布量が変化したり、塗布ムラが発生したりする虞がある。このような問題に対して特許文献2に開示されている画像形成装置では、潤滑剤塗布手段をクリーニングブレードよりも下流側に設け、更にその下流側に均しブレード(均し部材)を設けることにより潤滑剤の薄層化及び均一化を図っている。
また特許文献3では、均しブレードの長手方向を水平になるように配置させた画像形成装置が開示されている。このような構成とすることによりブレード先端のくさび形に潤滑剤を滞留させることにより、ダム効果が作用して安定して潤滑剤を供給させている。
特開2000−75752号公報
特開2006−251751号公報
特開2007−65100号公報
しかし、特許文献3に開示されている画像形成装置では、潤滑剤をブレード先端のくさび形に滞留させるためには均しブレードの長手方向を水平になるように配置させる必要があり、装置内でのレイアウトが制約されてしまうという問題がある。またブレードホルダの曲げ部9cをブラシローラへの掻取部として用いており、掻き取られた潤滑剤は下方部に落下して堆積すると考えられ、堆積した潤滑剤は有効に活用できずに必要な潤滑剤の量が多くなるという問題がある。
本願発明は上記問題に鑑み、装置内でのレイアウトに制約されずに潤滑剤塗布を均一に行うことができ、かつ、潤滑剤を有効に活用することにより少ない潤滑剤で長く使えることが可能な、潤滑剤塗布手段を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
1.トナー像が形成される像担持体と、
前記像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写手段と、
前記像担持体上の転写後の残トナーをクリーニングするクリーニング手段と、
前記クリーニング手段よりも前記像担持体の回転方向下流側で、かつ、該像担持体よりも下方に設けられ、潤滑剤供給部及び該潤滑剤供給部に接触するブラシローラを備え、回転する前記ブラシローラを前記像担持体に接触させることにより該潤滑剤供給部からの潤滑剤を前記像担持体に塗布する潤滑剤塗布手段と、
少なくとも、一方の端部を前記像担持体に接触させた弾性体のシート部材と、前記像担持体と、前記ブラシローラと、で構成される潤滑剤貯留部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
前記像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写手段と、
前記像担持体上の転写後の残トナーをクリーニングするクリーニング手段と、
前記クリーニング手段よりも前記像担持体の回転方向下流側で、かつ、該像担持体よりも下方に設けられ、潤滑剤供給部及び該潤滑剤供給部に接触するブラシローラを備え、回転する前記ブラシローラを前記像担持体に接触させることにより該潤滑剤供給部からの潤滑剤を前記像担持体に塗布する潤滑剤塗布手段と、
少なくとも、一方の端部を前記像担持体に接触させた弾性体のシート部材と、前記像担持体と、前記ブラシローラと、で構成される潤滑剤貯留部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
2.前記シート部材は、その腹部を前記ブラシローラに接触させていることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記シート部材は、前記ブラシローラよりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられていることを特徴とする前記1又は2に記載の画像形成装置。
4.前記潤滑剤貯留部及び前記潤滑剤塗布手段よりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられ、ブレードを前記像担持体の表面に当接する均し部を有することを特徴とする前記1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
少なくとも、一方の端部を前記像担持体に接触させた弾性体のシート部材と前記像担持体と前記ブラシローラとで構成される潤滑剤貯留部設けることにより、装置内でのレイアウトに制約されずに潤滑剤塗布を均一に行うことができ、かつ、潤滑剤を有効に活用することにより少ない潤滑剤で長く使えることが可能な、潤滑剤塗布手段を備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
[画像形成装置]
図1乃至図4に基づいて本実施形態に係る画像形成装置について説明する。図1は、画像形成装置100の要部を示す図であり、図2は、画像形成手段10の周辺を示す図である。
図1乃至図4に基づいて本実施形態に係る画像形成装置について説明する。図1は、画像形成装置100の要部を示す図であり、図2は、画像形成手段10の周辺を示す図である。
画像形成装置100は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成手段10Y、10M、10C、10Kと、ベルト状の中間転写ベルト6と給紙装置20及び定着装置30等から構成されている。
画像形成装置100の上部には、スキャナー110が設置されている。原稿台上に載置された原稿はスキャナー110の原稿画像走査露光装置の光学系により画像が走査露光され、ラインイメージセンサに読み込まれる。ラインイメージセンサにより光電変換されたアナログ信号は、制御手段において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、露光部3Y、3M、3C、3Kに入力される。
なお本願明細書においては構成要素を総称する場合にはアルファベットの添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成要素を指す場合にはY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の添え字を付した参照符号で示す。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成手段10Y、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成手段10M、シアン(C)色の画像を形成する画像形成手段10C、及びブラック(K)色の画像を形成する画像形成手段10Kは、それぞれ像担持体としてのドラム状の感光体1の周囲に配置された帯電極2、露光部3、現像装置4及びクリーニング部5を有する(M、C、Kについては参照符号を省略)。
感光体1は、例えば、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層がドラム状の金属基体の外周面に形成されてなる有機感光体よりなり、搬送される用紙Sの幅方向(図1において、紙面に対して垂直な方向)に伸びる状態で配設されている。感光層を構成する樹脂としては、例えばポリカーボネイト等を例示することができる。なお図1、図2に示した実施形態においては、ドラム状感光体1を用いた構成例について説明したがこれに限られず、ベルト状感光体を用いてもよい。
現像装置4はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の異なる色の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。
ベルト状の中間転写ベルト6は、複数のローラにより、回転可能に支持されている。中間転写ベルト6は、体積抵抗率106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.04〜0.10mmの半導電性シームレスベルトである。
画像形成手段10Y、10M、10C、10Kより感光体1上に形成された各色のトナー画像は、回転する中間転写ベルト6上へ一次転写ローラ7により逐次転写されて(一次転写)、合成されたカラー画像が形成される。一方、画像転写後の感光体1Y、1M、1C、1Kは各色のクリーニング部5によりにより残留トナーが除去される。
給紙装置20の用紙収納部(トレイ)21内に収容された用紙Sは、第1給紙部22により給紙され、給紙ローラ23、24、25A、25B、レジストローラ(第2給紙部)26等を経て、二次転写ローラ9に搬送され、用紙S上にカラー画像が転写される(二次転写)。
なお、画像形成装置100の下部に鉛直方向に縦列配置された3段の用紙収納部21は、ほぼ同一の構成をなすから、同符号を付した。また、3段の給紙部22も、ほぼ同一の構成をなすから、同符号を付してある。用紙収納部21、給紙部22を含めて給紙装置20と称す。
カラー画像が転写された用紙Sは、定着装置30において用紙Sが挟持され、熱と圧力とを加えることにより用紙S上のカラートナー画像(あるいはトナー画像)が定着されて用紙S上に固定され、搬送ローラ対37に挟持されて搬送され、排紙搬送路に設けられた排紙ローラ27から排出され、機外の排紙トレイ90上に載置される。
一方、二次転写ローラ9により用紙Sにカラー画像を転写した後、用紙Sを曲率分離した中間転写ベルト6は、ベルトクリーニング部61により残留トナーが除去される。
用紙Sの両面に複写する場合には、用紙Sの第1面に形成した画像を定着処理した後、用紙Sを分岐板29により排紙搬送路から分岐させ、両面搬送路28に導入して表裏反転してから再び給紙ローラ25Bから搬送される。用紙Sは画像形成手段10Y、10M、10C、10Kによって第2面に各色の画像が両面に形成され、定着装置30により加熱定着処理され、排紙ローラ27によって装置外に排出される。
図2は、画像形成手段10の周辺を示す図である。画像形成手段10Y、10M、10C、10Kは同様の構成でありこれらを総称して画像形成手段10として説明する。同図に示すように、感光体1の周囲には、感光体を帯電する帯電極2、露光部3、現像装置4と、中間転写ベルト6と、一次転写ローラ7とを配置させている。一次転写ローラ7は中間転写ベルト6を裏面から感光体1に向けて付勢する。
現像装置4には、2成分現像剤が収容されている。2成分現像剤は、フェライトをコアとしてその周りに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリエステルを主材料として顔料あるいはカーボンブラック等の着色剤、荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなる。キャリアは粒径10〜50μm、飽和磁化10〜80emu/g、トナーは粒径4〜10μm、トナーの帯電特性は負帯電特性であり平均電荷量としては−20〜−60μC/gである。2成分現像剤としてはこれらのキャリアとトナーとを、トナー濃度4〜10質量%になるよう混合したものを用いている。
[クリーニング部5]
筐体5eはクリーニング部の各部材を保持している。
筐体5eはクリーニング部の各部材を保持している。
クリーニングブレード5aは、板状の弾性体により形成され、感光体1の回転方向と逆方向(カウンター方式)に向いた状態で、エッジが感光体1に当接している。クリーニングブレード5aとしては、例えばゴム硬度75度、23℃における反発弾性35のウレタンゴムで、厚さは2mm、自由長10mmで支持板金51aに取り付けられている。感光体1への当接角度は角度21度で不図示のバネによる感光体1への当接荷重は約20N/mに設定している。
クリーニングブレード5aよりも感光体1の回転方向の下流側で、かつ、感光体1の下方には、「潤滑剤塗布手段」として機能する潤滑剤塗布部5bを配置させている。潤滑剤塗布部5bは、ブラシローラ52b、固形の潤滑剤53b、潤滑剤53bを保持する支持ガイド56b、当該支持ガイド56bの中でスライドする押上げ台54b、当該押上げ台54bを介して潤滑剤53bを所定の圧力でブラシローラ52bに当接させる圧力バネ55b等から構成されている。固形の潤滑剤53bは「潤滑剤供給部」として機能し、材料としては鉛筆硬度HB相当のステアリン酸亜鉛(ZnSt)を用いている。ブラシローラ52bを回転させることにより潤滑剤53bを掻き取ってブラシの先端に付着させ、ブラシを感光体1の表面に接触させることにより感光体1に、掻き取った潤滑剤53bの微粉を塗布する。
また、ブラシローラ52bの材料としては、ナイロン系、導電性アクリル繊維、ポリエチレンを用いることができる。ブラシの繊維の太さは、3〜10デニール、繊維の密度は約10万本/平方インチが好ましい。
ブラシローラ52bは、上記材料のブラシ毛が植毛された基布を金属ローラに巻き付けて構成されるが、基布の両脇端部にはブラシ毛を植毛し難いため、当該端部では密度が低いという性質を有している。このため、例えば、帯状の十数mm幅の基布を金属ローラに螺旋状に巻き付けて構成されるブラシローラでは、基布と基布とが合わさる巻き目部分にはそれ以外の部分に比べてブラシ毛の密度が低い部分が形成されることになる。当該部分によるブラシ毛の密度の粗密に起因して感光体1への潤滑剤の塗布ムラが発生し易くなる。このような塗布ムラに関しては、後述の潤滑剤貯留部5fにより改善を図っている。
例えば、毛長4mmのブラシを直径6mmの芯金に取り付けたもので外径は14mmである。回転数は125rpmで、回転周速度としては約92mm/sで、感光体の回転周速度400mm/sに比較して遅くしている。潤滑剤53bの供給量(消費量)はブラシローラ52bの回転数に比例するが、後述の潤滑剤貯留部5fを設けたことにより潤滑剤53bを効率よく感光体1に塗布することができるので、消費量が少なくても十分な塗布量を確保できる。このことから潤滑剤貯留部5fがない場合における適正な回転数190rpmに比べておよそ2/3程度の低回転とすることができる。
ブラシローラ52bの回転方向は感光体1と同一方向又は反対方向のいずれであってもよいが、反対方向(図2等において反時計方向)の方が好ましい。ブラシローラの回転方向を感光体1と反対方向とすると、ブラシ自身の回転数が小さい状態で感光体1との相対速度を確保でき、トナーの噴煙状の飛散が起こり難いためである。
[潤滑剤貯留部5f]
図3は、潤滑剤塗布部5b周辺を示す図である。5cは、弾性体の材料からなるシート部材であり、材料としては、例えばウレタンゴム、シリコンゴムを用いることができる。その厚みは0.1〜0.5mmが好ましく、より好ましくは0.2〜0.3mmである。シート部材5cは一方を支持ガイド56bの壁面に接着しており、他方の端部は接触点a0で感光体1に当接している。また図2に示すように、シート部材5cはその腹部で、接触点a1でブラシローラ52bと接触している。
図3は、潤滑剤塗布部5b周辺を示す図である。5cは、弾性体の材料からなるシート部材であり、材料としては、例えばウレタンゴム、シリコンゴムを用いることができる。その厚みは0.1〜0.5mmが好ましく、より好ましくは0.2〜0.3mmである。シート部材5cは一方を支持ガイド56bの壁面に接着しており、他方の端部は接触点a0で感光体1に当接している。また図2に示すように、シート部材5cはその腹部で、接触点a1でブラシローラ52bと接触している。
なお、シート部材5cを取り付けている壁面の広がり方向は、接触点a1でのブラシローラ52bの接線の方向とは、略平行としているので、シート部材5cとブラシローラ52bとの接触圧は高くはなく、微接触状態である。
5fは、潤滑剤貯留部であり、ブラシローラ52bと同様、感光体1の回転軸方向(以下、長手方向)に広がっている。潤滑剤貯留部5fは感光体1の回転軸と垂直な平面を、
(1)感光体1(接触点a2〜a0)
(2)ブラシローラ52b(接触点a1〜a2)
(3)シート部材5c(接触点a1〜a0)
で囲まれている。なお長手方向の両端部は、不図示のパネルにより封止されている。
(1)感光体1(接触点a2〜a0)
(2)ブラシローラ52b(接触点a1〜a2)
(3)シート部材5c(接触点a1〜a0)
で囲まれている。なお長手方向の両端部は、不図示のパネルにより封止されている。
当該潤滑剤貯留部5fには、ブラシローラ52bにより潤滑剤53bから掻き取られた潤滑剤の微粉Lu(以下、潤滑剤粉Luという)を貯留する。貯留された潤滑剤粉はシート部材5cの長手方向に分散される。そして、接触点a0近傍においてはシート部材5cの弾性力により潤滑剤粉Luは感光体1に付勢されるので、ブラシローラ52bのブラシ毛の密度の粗密等に起因する長手方向の感光体1への潤滑剤の塗布ムラを無くすことができる。
[均し部5d]
潤滑剤貯留部5f及び潤滑剤塗布部5bよりも更に下流側には、感光体1の表面に当接する均し部5dが設けられている。
潤滑剤貯留部5f及び潤滑剤塗布部5bよりも更に下流側には、感光体1の表面に当接する均し部5dが設けられている。
均し部5dは板状の弾性体により形成されたブレードであり、感光体1の回転方向と同方向(トレイル方式)に向いた状態で、エッジが感光体1に当接している。均し部5dとしては、例えばゴム硬度75度、23℃における反発弾性35のウレタンゴムで、厚さは2mm、自由長10mmで支持板金51dに取り付けられている。感光体1への当接角度は角度30.0度で後述のバネによる感光体1への当接荷重は約18N/mに設定している。
均し部5dを設けることにより潤滑剤貯留部5f及び潤滑剤塗布部5bにより塗布された潤滑剤を感光体1に押しつけて、塗りつける効果があり、感光体1の表面における潤滑剤の厚みのコントロールや、その表面への密着力を向上させることが可能となる。
本実施の形態によれば、潤滑剤貯留部5fを設けることにより、ブラシ毛の密度の粗密等に起因する長手方向の感光体1への潤滑剤の塗布ムラを防止することができる。また感光体1に塗布できずに潤滑剤塗布部5bに残留した潤滑剤粉を有効に活用できるので、潤滑剤53bの消費を抑えることができるので、少ない潤滑剤で長く使えることが可能となる。
またシート部材5cが弾性体であることから、潤滑剤塗布部5b及び、潤滑剤貯留部5fが感光体1よりも下方であっても、潤滑剤貯留部5fに潤滑剤粉Luを貯めることができ、かつ感光体1に当該潤滑剤粉Luを押しつけることが可能となり、潤滑剤粉Luを感光体1に塗布させることができる。つまり装置内でのレイアウトに制約されずに潤滑剤塗布を均一に行うことができることになる。
更に、シート部材5cが可撓性の性質をもつことから、接触点a1でその腹部をブラシローラ52bと、接触点a0でその先端を感光体1とそれぞれ接触させることができる。また接触点a0と接触点a1との距離を短く設定することが可能となるので、潤滑剤貯留部5fの容積を小さくすることができる。このことから早期に潤滑剤貯留部5fの内部に潤滑剤5fを充填させることができるので、安定した塗布性能を早期に確保できることになる。
[他の実施形態]
図4乃至図6に基づいて他の実施形態における画像形成装置について説明する。こられの図は図3に対応するものであり、これらの図に示した以外の構成は図1及び図2と共通であり説明は省略する。
図4乃至図6に基づいて他の実施形態における画像形成装置について説明する。こられの図は図3に対応するものであり、これらの図に示した以外の構成は図1及び図2と共通であり説明は省略する。
図4は、第2の実施形態における潤滑剤塗布部5b周辺を示す図である。同図においては、シート部材5cを、感光体1の回転方向の上流側の支持ガイド56bの側面に取り付けている。このような構成としても図3に示した実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
図5は、第3の実施形態における潤滑剤塗布部5b周辺を示す図である。同図においてはシート部材5cを支持ガイド56bの両方の側面にそれぞれ取り付けており、二つの潤滑剤貯留部5fを設けている。このようにすることにより、更に塗布できずに潤滑剤塗布部5bに残留した潤滑剤粉を有効に活用できるので、潤滑剤53bの消費を抑えることができるので、少ない潤滑剤で長く使えることが可能となる。
図6は、第4の実施形態における潤滑剤塗布部5b周辺を示す図である。同図においては支持ガイド56bの形状を変更しており、シート部材5cはその腹部でブラシローラ52bとは接触していない。潤滑剤貯留部5fは感光体1の回転軸と垂直な平面を、感光体1、シート部材5c、ブラシローラ52b、支持ガイド56bの上面a3、塊の潤滑剤53bにより囲まれている。
第4の実施形態においても、図3に示した実施形態と同様の効果を得ることが可能となるが、シート部材5cはその腹部でブラシローラ52bとは接触していない構成としているため、潤滑剤貯留部5fの空間が広くなっている。このことから、潤滑剤貯留部5fに潤滑剤が充填されるまでの期間が長くかかってしまうという問題がある。安定した塗布性能を早期に確保するという観点からは図3等の構成の方がより好ましい。
100 画像形成装置
10 画像形成手段
1 感光体
2 帯電極
3 露光部
31 ドットカウンタ
4 現像装置
5 クリーニング部
5a クリーニングブレード
51a 支持板金
5b 潤滑剤塗布部
52b ブラシローラ
53b 潤滑剤
5c シート部材
5d 均し部
5f 潤滑剤貯留部
51d 支持板金
5e 筐体
7 一次転写ローラ
6 中間転写ベルト
10 画像形成手段
1 感光体
2 帯電極
3 露光部
31 ドットカウンタ
4 現像装置
5 クリーニング部
5a クリーニングブレード
51a 支持板金
5b 潤滑剤塗布部
52b ブラシローラ
53b 潤滑剤
5c シート部材
5d 均し部
5f 潤滑剤貯留部
51d 支持板金
5e 筐体
7 一次転写ローラ
6 中間転写ベルト
Claims (4)
- トナー像が形成される像担持体と、
前記像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写手段と、
前記像担持体上の転写後の残トナーをクリーニングするクリーニング手段と、
前記クリーニング手段よりも前記像担持体の回転方向下流側で、かつ、該像担持体よりも下方に設けられ、潤滑剤供給部及び該潤滑剤供給部に接触するブラシローラを備え、回転する前記ブラシローラを前記像担持体に接触させることにより該潤滑剤供給部からの潤滑剤を前記像担持体に塗布する潤滑剤塗布手段と、
少なくとも、一方の端部を前記像担持体に接触させた弾性体のシート部材と、前記像担持体と、前記ブラシローラと、で構成される潤滑剤貯留部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記シート部材は、その腹部を前記ブラシローラに接触させていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記シート部材は、前記ブラシローラよりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記潤滑剤貯留部及び前記潤滑剤塗布手段よりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられ、ブレードを前記像担持体の表面に当接する均し部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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JP (1) | JP2009288489A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102243467A (zh) * | 2010-05-11 | 2011-11-16 | 柯尼卡美能达商用科技株式会社 | 清洁装置和图像形成装置 |
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2008
- 2008-05-29 JP JP2008140577A patent/JP2009288489A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102243467A (zh) * | 2010-05-11 | 2011-11-16 | 柯尼卡美能达商用科技株式会社 | 清洁装置和图像形成装置 |
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