JP2009288378A5 - - Google Patents
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- 静電潜像担持体を帯電手段により帯電する帯電工程、該帯電された静電潜像担持体を露光して静電潜像を形成する露光工程、該静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して、又は介さずに記録材へ転写する転写工程、該トナー像を担持する記録材を加圧部材と回転可能な像加熱部材とで形成されるニップ部を通過させることにより加熱加圧定着する定着工程を有する画像形成方法において、
前記像加熱部材は内部に弾性層を有し、その外側に像加熱部材の単位面積あたりの熱容量が、100J/m2K以上600J/m2K以下の蓄熱層を有しており、
前記像加熱部材は、熱伝導率5.0W/mK以上の熱伝導フィラーを含有し、
前記熱伝導フィラーはAl及び/又はZn化合物であり、
前記像加熱部材の表面をEPMA(電子線マイクロアナライザー)により測定した際の前記熱伝導フィラーに由来するアルミニウム元素および/または亜鉛元素の割合が、EPMAで検出される全元素量に対して5.0質量%以上45.0質量%以下であり、
前記画像形成方法に適用されるトナーは、
i)結着樹脂、着色剤及び離型剤を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とを有するトナーであり、
ii)テトラヒドロフラン可溶成分を含有しており、該テトラヒドロフラン可溶成分中にシクロヘキサン不溶成分を含有するものであり、且つ該シクロヘキサン不溶成分中にガラス転移温度が80℃以上120℃以下の樹脂成分(X)が含有されており、
iii)動的粘弾性試験で求められる損失正接(tanδ)に関し55℃以上75℃以下にピークトップを有し、且つ、160℃における弾性率G’(160℃)が6.0×102dN/m2以上1.0×105dN/m2以下であり、
iv)微小圧縮試験において、測定温度25℃で、前記トナー1粒子に負荷速度9.8×10-5N/secで荷重を加え、2.94×10-4Nの最大荷重に達したときに得られる変位量(μm)を変位量X2、前記最大荷重に達した後、前記最大荷重で0.1秒間放置して得られる変位量(μm)を最大変位量X3、前記0.1秒間放置後、除荷速度9.8×10-5N/secで荷重を減らし、荷重が0Nとなったときに得られる変位量(μm)を変位量X4、前記最大変位量X3と変位量X4との差を弾性変位量(X3−X4)とし、前記弾性変位量(X3−X4)の前記最大変位量X3に対する百分率[{(X3−X4)/X3}×100:復元率]をZ(25)(%)としたときに、Z(25)は、40≦Z(25)≦80、の関係を満足し、
前記トナーに対する微小圧縮試験における荷重と変位量をプロットした荷重−変位曲線において、原点から前記最大荷重に達するまでの荷重−変位曲線の傾きを、R(25)[2.94×10-4/変位量X2(N/μm)]としたときに、R(25)は、0.49×10-3≦R(25)≦1.70×10-3の関係を満たすことを特徴とする画像形成方法。 - 該トナーの該微小圧縮試験において、測定温度50℃で、前記トナー1粒子に負荷速度9.8×10-5N/secで荷重を加え、2.94×10-4Nの最大荷重に達したときに得られる変位量(μm)を変位量X2’、前記最大荷重に達した後、前記最大荷重で0.1秒間放置して得られる変位量(μm)を最大変位量X3’、前記0.1秒間放置後、除荷速度9.8×10-5N/secで荷重を減らし、荷重が0Nとなったときに得られる変位量(μm)を変位量X4’、前記最大変位量X3’と変位量X4’との差を弾性変位量(X3’−X4’)とし、前記弾性変位量(X3’−X4’)の前記最大変位量X3’に対する百分率[{(X3’−X4’)/X3’}×100:復元率]をZ(50)(%)としたときに、Z(50)が、10≦Z(50)≦55、の関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 該トナーの含有する該樹脂成分(X)は、重量平均分子量(Mw)が8000以上60000以下であり、該トナーに対して3質量%以上、30質量%以下含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 該トナーの100℃における粘度が1.0×104Pa.s以上8.0×104Pa.s以下であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記像加熱部材のRzが2.0μm以上20.0μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記蓄熱層の厚みが50.0μm以上500.0μm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記弾性層は熱伝導率が0.15W/mK以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記像加熱部材は、トナー画像と接する面側から加熱されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成方法。
- 静電潜像担持体を帯電手段により帯電する帯電工程、該帯電された静電潜像担持体を露光して静電潜像を形成する露光工程、該静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して、又は介さずに記録材へ転写する転写工程、該トナー像を担持する記録材を加圧部材と回転可能な像加熱部材とで形成されるニップ部を通過させることにより加熱加圧定着する定着工程を有する画像形成方法に用いられる定着方法であって、
前記像加熱部材は内部に弾性層を有し、その外側に像加熱部材の単位面積あたりの熱容量が、100J/m2K以上600J/m2K以下の蓄熱層を有しており、
前記像加熱部材は、熱伝導率5.0W/mK以上の熱伝導フィラーを含有し、
前記熱伝導フィラーはAl及び/又はZn化合物であり、
前記像加熱部材の表面をEPMA(電子線マイクロアナライザー)により測定した際の前記熱伝導フィラーに由来するアルミニウム元素および/または亜鉛元素の割合が、EPMAで検出される全元素量に対して5.0質量%以上45.0質量%以下であり、
前記定着方法に適用されるトナーは、
i)結着樹脂、着色剤及び離型剤を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とを有するトナーであり、
ii)テトラヒドロフラン可溶成分を含有しており、該テトラヒドロフラン可溶成分中にシクロヘキサン不溶成分を含有するものであり、且つ該シクロヘキサン不溶成分中にガラス転移温度が80℃以上120℃以下の樹脂成分(X)が含有されており、
iii)動的粘弾性試験で求められる損失正接(tanδ)に関し55℃以上75℃以下にピークトップを有し、且つ、160℃における弾性率G’(160℃)が6.0×102dN/m2以上1.0×105dN/m2以下であり、
iv)微小圧縮試験において、測定温度25℃で、前記トナー1粒子に負荷速度9.8×10-5N/secで荷重を加え、2.94×10-4Nの最大荷重に達したときに得られる変位量(μm)を変位量X2、前記最大荷重に達した後、前記最大荷重で0.1秒間放置して得られる変位量(μm)を最大変位量X3、前記0.1秒間放置後、除荷速度9.8×10-5N/secで荷重を減らし、荷重が0Nとなったときに得られる変位量(μm)を変位量X4、前記最大変位量X3と変位量X4との差を弾性変位量(X3−X4)とし、前記弾性変位量(X3−X4)の前記最大変位量X3に対する百分率[{(X3−X4)/X3}×100:復元率]をZ(25)(%)としたときに、Z(25)は、40≦Z(25)≦80、の関係を満足し、
前記トナーに対する微小圧縮試験における荷重と変位量をプロットした荷重−変位曲線において、原点から前記最大荷重に達するまでの荷重−変異曲線の傾きを、R(25)[2.94×10-4/変位量X2(N/μm)]としたときに、R(25)は、0.49×10-3≦R(25)≦1.70×10-3の関係を満たすことを特徴とする定着方法。 - 静電潜像担持体を帯電手段により帯電する帯電工程、該帯電された静電潜像担持体を露光して静電潜像を形成する露光工程、該静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して、又は介さずに記録材へ転写する転写工程、該トナー像を担持する記録材を加圧部材と回転可能な像加熱部材とで形成されるニップ部を通過させることにより加熱加圧定着する定着工程を有する画像形成方法に用いられるトナーであって、
前記像加熱部材は内部に弾性層を有し、その外側に像加熱部材の単位面積あたりの熱容量が、100J/m2K以上600J/m2K以下の蓄熱層を有しており、
前記像加熱部材は、熱伝導率5.0W/mK以上の熱伝導フィラーを含有し、
前記熱伝導フィラーはAl及び/又はZn化合物であり、
前記像加熱部材の表面をEPMA(電子線マイクロアナライザー)により測定した際の前記熱伝導フィラーに由来するアルミニウム元素および/または亜鉛元素の割合が、EPMAで検出される全元素量に対して5.0質量%以上45.0質量%以下であり、
前記トナーは、
i)結着樹脂、着色剤及び離型剤を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とを有するトナーであり、
ii)テトラヒドロフラン可溶成分を含有しており、該テトラヒドロフラン可溶成分中にシクロヘキサン不溶成分を含有するものであり、且つ該シクロヘキサン不溶成分中にガラス転移温度が80℃以上120℃以下の樹脂成分(X)が含有されており、
iii)動的粘弾性試験で求められる損失正接(tanδ)に関し55℃以上75℃以下にピークトップを有し、且つ、160℃における弾性率G’(160℃)が6.0×102dN/m2以上1.0×105dN/m2以下であり、
iv)微小圧縮試験において、測定温度25℃で、前記トナー1粒子に負荷速度9.8×10-5N/secで荷重を加え、2.94×10-4Nの最大荷重に達したときに得られる変位量(μm)を変位量X2、前記最大荷重に達した後、前記最大荷重で0.1秒間放置して得られる変位量(μm)を最大変位量X3、前記0.1秒間放置後、除荷速度9.8×10-5N/secで荷重を減らし、荷重が0Nとなったときに得られる変位量(μm)を変位量X4、前記最大変位量X3と変位量X4との差を弾性変位量(X3−X4)とし、前記弾性変位量(X3−X4)の前記最大変位量X3に対する百分率[{(X3−X4)/X3}×100:復元率]をZ(25)(%)としたときに、Z(25)は、40≦Z(25)≦80、の関係を満足し、
前記トナーに対する微小圧縮試験における荷重と変位量をプロットした荷重−変位曲線において、原点から前記最大荷重に達するまでの荷重−変異曲線の傾きを、R(25)[2.94×10-4/変位量X2(N/μm)]としたときに、R(25)は、0.49×10-3≦R(25)≦1.70×10-3の関係を満たすことを特徴とするトナー。
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---|---|---|---|
JP2008139134A JP5294706B2 (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 画像形成方法、定着方法及びトナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008139134A JP5294706B2 (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 画像形成方法、定着方法及びトナー |
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JP2009288378A5 true JP2009288378A5 (ja) | 2011-07-14 |
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JP2008139134A Active JP5294706B2 (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 画像形成方法、定着方法及びトナー |
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