JP2009288335A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセスカートリッジの装着時に装着性を著しく損なわず、像担持体と現像手段を離間状態にすることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体に対してカートリッジを像担持体の長手方向に着脱可能な画像形成装置であり、カートリッジは、像担持体と、像担持体に接触して、像担持体に形成された静電潜像を現像するための現像手段と、像担持体を支持する第一枠体と、現像手段を支持する、第一枠体に移動可能に結合している第二枠体を有し、第二枠体は押圧部材によって押圧される押圧面をもち、押圧部材によって押圧面が押されたときに、像担持体と現像手段が離間する位置に移動する画像形成装置において、装置本体には、カートリッジの挿入時に押圧面に接してガイドするガイド部材を持ち、ガイド部材はカートリッジの進入とともに押圧面を押圧していく傾斜面とカートリッジの装着位置手前で押圧を解除していく傾斜面を持っている。
【選択図】図8

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の、電子写真方式を用いる画像形成装置に関する。
電子写真画像形成装置においては、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらず使用者自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(レーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ、並びにこれらの複合機(マリチファンクションプリンタ)等が含まれる。
プロセスカートリッジとは、少なくとも現像手段と電子写真感光体等の像担持体とを一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
画像形成装置本体とはプロセスカートリッジを除いた電子写真画像形成装置部分である。
、現像装置(現像手段)とは、電子写真感光体ドラム等の静電潜像が形成される像担持体の面に形成された静電潜像を現像剤を用いて可視像化するものである。
従来、特許文献1に記載されているとおり、画像形成装置本体に対してプロセスカートリッジを像担持体の長手方向に着脱可能な画像形成装置が知られている。
また、特許文献2に記載されているとおり、現像手段と像担持体の接触及び離間の切換えを行う手段を持った画像形成装置が知られている。
特開2004−212986号公報 特開2006−292868号公報
特許文献1のような画像形成装置本体に対してプロセスカートリッジを像担持体の長手方向に着脱可能な画像形成装置に、特許文献2のような現像手段と像担持体の接触及び離間の切換えを行う手段を用いた場合を考える。この場合には、切換え手段の作用方向に対し直交する方向にプロセスカートリッジが挿入される。
切換え手段が現像手段と像担持体を離間するポジションになっているときにプロセスカートリッジを挿入しようとすると、次のような事態を生じる。即ち、切換え手段とプロセスカートリッジが当接する前に、現像手段と像担持体が離間している状態にしておかないと切換え手段にプロセスカートリッジが乗り上がる際に操作力が大きくなる。また、プロセスカートリッジを取り出す際に、切替え手段の離間力が急激に失われるとプロセスカートリッジは急激に当接する動きをしてしまう。このことによってプロセスカートリッジの装着性、取り出し性を著しく損ねてしまい、プロセスカートリッジの操作性、取り出し性に改善が求められていた。
本発明は上記の要望に鑑みて提案されたもので、プロセスカートリッジの装着性を向上することを目的とする。また、前記プロセスカートリッジが押圧部材から離れた際に急激に力を受けることによる異音の発生や部品の破損を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、画像形成装置本体に対してプロセスカートリッジを像担持体の長手方向に着脱可能な画像形成装置であり、前記プロセスカートリッジは、像担持体と、前記像担持体に接触して、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するための現像手段と、前記像担持体を支持する第一枠体と、前記現像手段を支持する、前記第一枠体に回動可能に結合している第二枠体を有し、前記第二枠体は押圧部材によって押圧される押圧面をもち、前記押圧部材によって前記押圧面が押されたときに、前記像担持体と前記現像手段が離間する位置に移動する前記プロセスカートリッジを有する画像形成装置において、前記画像形成装置本体には、前記プロセスカートリッジが進入する際に、前記押圧面に接してガイドするガイド部材を持ち、前記ガイド部材は前記プロセスカートリッジの進入とともに前記押圧面を押圧していく方向に傾斜した第一の傾斜面と、前記プロセスカートリッジの前記画像形成装置本体への装着が完了する前に、前記押圧を解除していく方向に傾斜した第二の傾斜面を持っていることを特徴とする。
本発明によれば、プロセスカートリッジの装着性を向上することができる。また、前記プロセスカートリッジが押圧部材から離れた際に急激に力を受けることによる異音の発生や部品の破損を防止している。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施の形態に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
以下に、本発明に係る画像形成装置の実施形態について図面により詳しく説明する。
(画像形成装置の全体構成)
まず、本実施例の画像形成装置の全体構成について、図1を用いて説明する。この画像形成装置は電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に4色フルカラー画像を形成するカラー画像形成装置である。4色は、本実施例においては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックである。
図1に示す画像形成装置100は、水平方向に対して傾斜して並設した4個のプロセスカートリッジの装着手段である装着部22(22a〜22d)(図2参照)を有する。そして、前記装着部22に装着されたプロセスカートリッジ7(7a〜7d)は、像担持体として夫々1個の電子写真感光ドラム1(1a〜1d)を備えている。
前記電子写真感光ドラム(以下、「感光ドラム」という)1は、駆動部材(不図示)によって、同図中、時計回りに回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光ドラムに作用する以下のプロセス手段が配置されている。即ち、転写後の感光ドラム1表面に残ったトナーを除去するクリーニング部材6(6a〜6d)、感光ドラム1を均一に帯電する帯電手段2(2a〜2d)が配置されている。及び、前記静電潜像を現像剤であるトナーを用いて現像する現像ユニット4(4a〜4d)が配置されている。また、画像情報に基づいてレーザビームを照射し、感光ドラム1に静電潜像を形成するスキャナユニット3、感光ドラム1上の4色の現像剤(以下、「トナー」という)画像が一括して転写される中間転写ベルト5が配置されている。ここで、感光ドラム1とクリーニング部材6、帯電手段2、現像ユニット4は一体的にプロセスカートリッジ化されプロセスカートリッジ(以下、カートリッジという)7を構成している。
プロセスカートリッジ7は、感光体ユニット26(26a〜26d)と、現像ユニット4(4a〜4d)を有する。感光体ユニット26は、第一枠体であるクリーニング枠体27(図3)に、感光ドラム1と、帯電手段2、クリーニング部材6等を配設して構成している。現像ユニット4は、第二枠体である現像枠体31(図3)に、現像手段としての現像ローラ25(25a〜25d)、現像ローラ25に接触して現像剤(トナー)を供給するトナー供給ローラ34(34a〜34d)等を配設して構成している。そして、第二枠体である現像枠体31は第一枠体であるクリーニング枠体27に結合軸(不図示)を中心にして回動可能に結合されている。現像ユニット4は付勢バネ(不図示)により現像ローラ2が感光ドラム1に接触する方向に感光体ユニット26に対して回動する方向に付勢されている。現像ローラ25は、感光ドラム1に接触した状態で、感光ドラム1に形成された静電潜像を現像する。所謂、接触現像方式を用いている。
中間転写ベルト5は、駆動手段10、テンション手段11に張架されている。また、各感光ドラム1(1a〜1d)に対向して、中間転写ベルト5の内側に一次転写手段12(12a〜12d)が配設されており、不図示のバイアス印加手段により転写バイアスを印加する構成となっている。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、各感光ドラム1が矢印Q方向に回転し、中間転写ベルト5が矢印R方向に回転させ、さらに一次転写手段12に正極性のバイアスを印加することにより、順次、中間転写ベルト5上に一次転写される。そして、中間転写ベルト5に4色のトナー像が重なった状態で二次転写部15まで搬送される。
前記画像形成動作と同期して給送装置13やレジスト手段対17等からなる搬送手段によって記録媒体であるシートSが搬送される。給送装置13は、転写材としてのシートSを収納する給送カセット24と、シートSを給送する給送手段8と、給送されたシートSを搬送する搬送手段対16とを有している。給送カセット24は、図1中の本体手前方向へ引き抜くことができるよう構成されている。ユーザは給送カセット24を引き抜き、装置本体から取り外した後、シートSをセットし装置本体へ挿入することでシート補給が完了する。給送カセット24に収納されたシートSは、給送手段8に圧接され、分離パッド9によって一枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)搬送される。
そして、給送装置13から搬送されたシートSはレジスト手段対17によって二次転写部15に搬送される。二次転写部15において、二次転写手段18に正極性のバイアスを印加することにより、搬送されたシートSに、中間転写ベルト5上の4色のトナー像を二次転写する。
定着手段である定着部14は、シートSに形成したトナー画像に熱及び圧力を加えて定着させるものである。定着ベルト14aは円筒形状であり、ヒータ等の発熱手段を接着したベルトガイド部材(不図示)にガイドされている。そして、定着ベルト14aと加圧手段14bとが所定の圧接力をもって定着ニップを形成している。
そして、画像形成部から搬送された未定着トナー画像が形成されたシートSが、定着ベルト14aと加圧手段14bとの間の定着ニップで加熱及び加圧され、シートS上の未定着トナー画像が定着される。その後、定着されたシートSは、排出手段対19によって排出トレイ20に排出される。
一方、トナー画像転写後に、感光ドラム1表面に残ったトナーは、クリーニング部材6によって除去され、除去されたトナーは感光体ユニット26(26a〜26d)内の除去トナー室に回収される。
また、シートSへの二次転写後に中間転写ベルト5上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニング装置23によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー搬送路(不図示)を通過し、装置奥面部に配置された廃トナー回収容器(不図示)へと回収される。
(プロセスカートリッジの画像形成装置本体への装着構成)
次に本実施形態のプロセスカートリッジを画像形成装置本体へ装着する装着構成について図2を用いて説明する。図2は、カートリッジ7の画像形成装置本体100への装着前の状態を説明する斜視図である。なお、本実施形態では、カートリッジ7の画像形成装置本体100への装着は、感光ドラム1の軸線方向と平行な方向である矢印F方向である。すなわち図1において手前側から奥側にカートリッジ7を挿入する構成となっており、これによりカートリッジ7を画像形成装置本体100に着脱可能にしている。
図2において、画像形成装置本体100の手前側には開閉可能なドア21が設けられている。ドア21を開くと水平方向Tに対して角度βで傾斜して並設した4個のカートリッジ7(7a〜7d)の装着部22(22a〜22d)が露出する。各装着部22の上側と下側には、画像形成装置本体100の手前側から奥側に延びている装着上ガイド80(80a〜80d)と、装着下ガイド81(81a〜81d)がそれぞれ設けられている。そして、カートリッジ7の感光体ユニット26に設けられた被ガイド部29,30を、画像形成装置本体100の装着上ガイド80、装着下ガイド81にそれぞれ係合させ、図中矢印F方向に押し込む。
そして、カートリッジ7が所定の位置まで挿入されると、カートリッジ7の奥側と手前側の被位置決め部40a,50aがそれぞれ画像形成装置本体100に位置決めされて、カートリッジ7の装着が完了する。なおカートリッジ7に駆動を入力した際に回転するのを規制するため、カートリッジ7の奥側には装着方向(プロセスカートリッジ進入方向)に突出する軸27b(図3参照)が、手前側にはU字状の穴27c(図4参照)がそれぞれ設けられている。そして、カートリッジ7の位置決めの際には、軸27bと穴27cも画像形成装置本体100の長穴82b(図4参照)と軸92c(図4参照)にそれぞれ係合する。なお、カートリッジ7の位置決め部の構成については、後で詳細に説明する。
(プロセスカートリッジの画像形成装置本体への位置決め構成及び押圧機構)
次に本実施形態のプロセスカートリッジの画像形成装置本体への位置決め構成及び押圧機構について図3乃至図5を用いて説明する。
図3はプロセスカートリッジの外観斜視図である。カートリッジ7が有する感光体ドラム1は、その両端の軸部(不図示)を第一枠体であるクリーニング枠体27に固定された軸受40,50で回転自在に支持されている。
カートリッジ7の進入方向の先端側である奥側の軸受40の上面部には、装着方向に対して垂直な方向において、カートリッジ7の奥側を画像形成装置本体100に位置決めするための円弧形状の被位置決め部40a(40a1,40a2)が設けられている。ここで、前記奥側の軸受40は、カートリッジ7の装着方向の下流側端部に設けられている。そして、被位置決め部40aの下方には、後述する押圧部材83(図4参照)から押圧力を付与される被押圧部40bが設けられている。
前記被位置決め部40aは、感光体ドラムの軸線を挟んで両側に配置されている。すなわち、感光体ドラムの軸線を挟んで一方側に配置されている第一被位置決め部40a1と、他方側に配置されている第二被位置決め部40a2とを有し、第一被位置決め部40a1と第二被位置決め部40a2は、前記軸線を挟んで対向して配置されている。また、前記被押圧部40bは、プロセスカートリッジ進入方向において、感光体ドラムよりも下流側に配置されており、水平方向において、第一被位置決め部40a1と第二被位置決め部40a2との中央に配置されている。これにより、被押圧部40bを押圧されて被位置決め部40aが安定して突き当て部82aに当接して位置決めされる。
さらには、押圧部材83を退避位置へ移動させるための第一押し退け部となる押し退け部40cが設けられている。この押し退け部40cはカートリッジ7の進入方向と直交する水平方向のプロセスカートリッジ中心を基準にして前記被押圧部40bよりも側面側に配置されている。この押し退け部40cはカートリッジ7の装着方向下流側に突出し、その先端部には下方向に突出した凸部40dが形成されている。そして、凸部40dの装着方向下流側及び上流側には、それぞれ凸部40dを頂点にしてなだらかに傾斜する傾斜面40e,40fが形成されている。
また、奥側の軸受40の上面部には、被位置決め部40aより上方に突出した第一当接部である当接面40hが設けられており、その当接面40hの装着方向上流側には、当接面40hに対して高さの低い凹面40gが形成されている。さらに、奥側の軸受40には、カートリッジ7の長手方向の位置決め部である当接面40iが設けられている。なお、カートリッジ7が画像形成装置本体100に装着された際には、奥側本体側板82の内側面に当接面40iが当接することでカートリッジ7の長手方向の位置が決まる。
次に、カートリッジ7の装着進入方向後端側に設けられた、手前側の軸受50について説明する。手前側の軸受50の上面部には、カートリッジ7装着方向に対して垂直な方向において、カートリッジ7の手前側を画像形成装置本体100に位置決めするための円弧形状の被位置決め部50a(50a1,50a2)が設けられている。そして、被位置決め部50aの上方には、後述する引き上げ部材93(図4参照)からプロセスカートリッジを引き上げる方向に付勢力を付与される引き上げ力受け部50bが設けられている。
前記被位置決め部50aも奥側の位置決め部40aと同様に、感光体ドラムの軸線を挟んで一方側に配置されている第三被位置決め部50a1と、他方側に配置されている第四被位置決め部50a2とを有する。そして、第三被位置決め部50a1と第四被位置決め部50a2は、前記軸線を挟んで対向して配置されている。また、前記引き上げ力受け部50bは、プロセスカートリッジ進入方向において、感光体ドラムよりも下流側に配置されており、水平方向において、第三被位置決め部50a1と第四被位置決め部50a2との中央に配置されている。これにより、引き上げ力受け部50bに引き上げ力が付勢されて被位置決め部50aが安定して突き当て部92aに当接して位置決めされる。
さらには、引き上げ部材93を退避位置へ移動させるための第二押し退け部である押し退け部50cが設けられている。この押し退け部50cはカートリッジ7の進入方向と直交する水平方向のプロセスカートリッジ中心を基準にして前記引き上げ力受け部50bよりも側面側に配置されている。この押し退け部50cはカートリッジ7の装着方向下流側に突出し、その先端部には下方向に突出した凸部50dが形成されている。そして、凸部50dの装着方向下流側及び上流側には、それぞれ凸部50dを頂点にしてなだらかに傾斜する傾斜面50e,50fが形成されている。また、手前側の軸受50の上面部には、被位置決め部50aより上方へ突出した第二当接部である当接面50hが設けられており、その当接面50hの装着方向上流側には、当接面50hに対して高さの低い凹面50gが形成されている。
次に、画像形成装置本体のプロセスカートリッジ位置決め構成及び押圧機構について説明する。図4は画像形成装置本体の位置決め構成及び押圧機構を説明する概略図、図5は奥側のプロセスカートリッジ位置決め構成及び押圧機構の詳細説明図である。
図4に示すように、画像形成装置本体100には装着方向奥側に本体側板82、手前側に本体側板92がそれぞれ備えられている。手前側の本体側板92にはカートリッジ7を装着可能な装着部22が設けられており、カートリッジ7はこの装着部22を通して画像形成装置本体100に挿入する。そして、前述した上側装着ガイド80、下側装着ガイド81(図2参照)に沿って矢印F方向に装着される。
奥側の本体側板82には、図5に示すように、カートリッジ7を装着方向に対して垂直な方向に位置決めするための第一本体側位置決め部となる2ヶ所の突き当て部82a(82a1,82a2)が設けられている。また、奥側の本体側板82には、押圧バネ85の付勢力により、カートリッジ7を突き当て部82aの方向に押圧するための押圧部材83が設けられている。この押圧部材83は後述するようにカートリッジ7を押し上げるように付勢する押し上げ部材として機能する。
押圧部材83は突き当て部82aの下方に配置され、その回転中心83aが奥側本体側板82に固定された軸84と嵌合している。そして、押圧部材83は加圧部材85によって加圧され、カートリッジ7を突き当て部82aに押圧する押圧位置と、押圧力が解除される退避位置とを取り得るように取り付けられている。
また、押圧部材83には、カートリッジ7の被押圧部40bと対向する位置に、押圧位置でカートリッジ7を押圧する押圧部83bが設けられている。さらに、押圧部材83にはカートリッジ7の押し退け部40cと対向する位置に、押圧部材83を退避位置に移動させるための第一被押し退け部83cが設けられている。この被押し退け部83cには、上方向に突出した凸部83dが形成されている。そして、凸部83dの装着方向下流側及び上流側には、それぞれ凸部83dを頂点にしてなだらかに傾斜する傾斜面83e,83fが形成されている。そして、被押し退け部83cは、プロセスカートリッジ装着方向と直交する方向において、第一回転中心83aに対して押圧部83bよりも外側の遠い位置に配置されている。すなわち、押圧部材83の長手方向に沿って前記回転中心83a、押圧部83b及び被押し退け部83cがこの順番に配置されている。
また、奥側本体側板82の2ヶ所の突き当て部82a(82a1,82a2)の間には、押圧部材83を退避位置に押し退ける際に生ずる反力により、カートリッジ7が上方向へ移動するのを規制する樹脂製の本体規制部86が設けられている。
図6の(a)、(b)に示すように、画像形成装置本体100には、カム101(101a〜101d)が設けられている。カム101は画像形成装置本体100に搭載される駆動源(不図示)によって回転し、位相を制御される。(a)の位相にカム101が回転したときには、感光ドラム1と現像ローラ25(25a〜25d)は接触した状態である。(b)の位相にカム101が回転したときには、現像ユニット4の押圧面4f(4fa〜4fd)をカム101が押圧する。そして、現像ユニット4は第一枠体である感光ドラムユニット26に対し回動可能(移動可能)に結合して、感光ドラム1と現像ローラ25は離間した状態になる。感光ドラム1と現像ローラ25を長手方向に均一に離間させるために、押圧を一箇所で行う場合におけるカム101と押圧面4fの位置は、感光ドラム1の長手方向の中央付近が好ましい。
カートリッジ7の装着時においては、ユーザがすぐに画像形成を行わないことも想定し、現像ローラ25と感光ドラム1が離間している状態で装着されることが望ましい。現像ローラ25と感光ドラム1が当接したまま放置されると、現像ローラ25の当接部が変形していき、その状態で画像形成を行うと画像形成時に現像ムラを発生して画像品質を落としてしまう。そのため、装着時に現像ローラ25と感光ドラム1が離間している必要がある。カム101は、画像形成を行っていない時、図6の(b)で示す位置で待機し、現像ローラ25と感光ドラム1を離間させるものである。
図7を用いて、本発明の特徴であるカートリッジ7の装着時に現像ローラ25と感光ドラム1を離間させるための機能を持つガイド103について説明する。同図はガイド103とカム101を上方から見た図であり、カートリッジ7は矢印F方向に装着されるものである。ガイド103には第一の傾斜面である斜面103a,第二の傾斜面である斜面103c及び平面103bを設けるものである。同図に示すように斜面103aは、矢印F方向に進むにつれて、右側に傾斜する斜面となっており、平面103bを頂点として、斜面103cは左側に傾斜する斜面となっている。
図8の(a)〜(c)に、ガイド103によって、現像ローラ25が感光ドラム1から離間していく状態を示す。(a)は、カートリッジ7を画像形成装置本体100に矢印Fで示す方向に挿入する途中において、まだ、現像ユニット4の押圧面4fがガイド103の斜面103aに接触する前の状態であり、現像ローラ25は感光ドラム1に接触した状態を示す。次に、(b)に示すように、現像ユニット4の押圧面4fはガイド103の斜面103aによって徐々に押圧され、現像ユニット4は感光体ユニット26に対し徐々に回動することで、現像ローラ25は感光ドラム1から徐々に離間するものである。このように徐々に離間していくことで、カートリッジ7の挿入距離に対する離間方向力を軽減し、カートリッジ7の装着操作性を向上させている。(c)で示すように、カートリッジ7がさらに挿入され、現像ユニット4の押圧面4fがガイド103の平面103bに到達する。そして、現像ローラ25と感光ドラム1の離間距離は最大となり、その状態を保ったままカートリッジ7はさらに画像形成装置本体100に挿入されるものである。
図9の(a)〜(e)に、ガイド103、カム101、カートリッジ7を下面から見た図を示す。(a)、(b)に示すように、現像ユニット4は斜面103aによって徐々に離間し、最大に離間された後、平面103bに沿って移動しながら、押圧面4fはカム101の外周面へと受け渡される。ここで、平面103bでの現像ユニット4の離間状態とカム101での現像ユニット4の離間状態は等しいものであり、押圧面4fがカム101の外周面に受け渡される時、操作感を損なうことなくスムーズに受け渡される。また押圧面4fの長手方向の長さは、ガイド103の平面103bと斜面103cの境界線からカム101までの距離以上あるものである。つまり、平面103bで最大に離間された状態を保ちつつ、カム101へ押圧面4fを受け渡すことができる。カートリッジ7はさらに挿入されると、(c)に示すように、押圧面4fはカム101のみに接触し、最大に離間された状態を保ちつつ、画像形成装置本体100への装着が完了するものである。
また、カートリッジ7を画像形成装置本体100から取り出す時は、現像ユニット4の押圧面4fはカム101からガイド103の平面103bにスムーズに受け渡される。そして、押圧面4fは斜面103aによって現像ユニット4は徐々に当接状態へと移動し、取り出されるものである。
次に、ガイド103の斜面103cについて説明する。画像形成装置本体100が印字動作中に停電等で画像形成装置の動作が止まってしまうと、カム101は図6の(a)で示す位置で停止しており、現像ローラ25と感光ドラム1は当接状態にある。この状態において、ユーザがカートリッジ7を矢印F’方向に取り出そうとした時(図9の(d)、(e)参照)、斜面103cによって、現像ユニット4の押圧面4fを現像ローラ25が感光ドラム1から離間する方向に押する。さらに、押圧面4fをスムーズに平面103bに導くことで、異常時においてもカートリッジ7の操作感を損なうことなく取り出されるものである。通常の使用状態では、前述したように、カム101から平面103bへ押圧部4fを受け渡すので、斜面103cを使用するものではく、印字動作中の停電時等の異常時の場合、斜面103cによってカートリッジ7をスムーズに取り出すためのものである。
[実施例2]
図10の(a)と(b)を用いて本発明の実施例2を説明する。本実施例はカム101によって回転中心105aを中心に回転するレバー105を往復運動させ、実施例1と同様に現像ローラ25と感光ドラム1を離間、当接させている。(a)に示すように、カム101が回転し、カム101が先端部分105cを移動させ、レバー105が回転する(第一の位置)。そして、先端部分105bが押圧面4fを押圧することで、現像ローラ25を感光ドラム1から離間させるものである。カム101が回転し、同図中bの位置(第二の位置)になると、先端部分105bが押圧面4fに押圧されレバー105が回転する。そして、現像ローラ25が感光ドラム1に当接し、不図示のバネ部材によりレバー105はさらに回転し、先端部分105bは押圧面4fから離れるものである。レバー105を用いると押圧に必要なスペース内における往復運動となり、カムの回転軌跡よりも小さなスペースで離間、当接動作が可能となる。そのため、画像形成装置の小型化が実現できる。レバー105が押圧面4fに当接する先端部分105bは動作時に押圧面4f上を移動するため、先端がR形状になっている。先端がR形状になっているため、ガイド103からレバー105に押圧面4fを受け渡すときに、操作感を損なうことなくスムーズに受け渡される。
以上の構成でも、現像ローラ25と感光ドラム1の離間、当接動作が可能となり、さらに、実施例1と同様にガイド103からレバー105に押圧面4fを受け渡す際に、操作感を損なうことなく受け渡すことが可能である。
実施例1のカラー画像形成装置を説明する全体構成の断面図である。 実施例1の画像形成装置におけるプロセスカートリッジの交換を説明する図である。 実施例1の画像形成装置におけるプロセスカートリッジを説明する図である。 実施例1の画像形成装置におけるプロセスカートリッジの位置決めを説明する図である。 実施例1の画像形成装置におけるプロセスカートリッジの位置決め部の詳細図である。 実施例1の画像形成装置におけるプロセスカートリッジの現像離間を説明する図である。 実施例1の画像形成装置におけるプロセスカートリッジのガイド近傍を説明する図である。 実施例1の画像形成装置におけるプロセスカートリッジの装着時の状態を説明する図である。 実施例1の画像形成装置におけるプロセスカートリッジの装着時の状態を説明する図である。 実施例2の画像形成装置におけるプロセスカートリッジのガイド近傍を説明する図である。
符号の説明
1(1a、1b、1c、1d)…感光ドラム
4(4a、4b、4c、4d)…現像ユニット
4f(4fa、4fb、4fc、4fd)…押圧面
7(7a、7b、7c、7d)…プロセスカートリッジ
25…現像ローラ
101(101a、101b、101c、101d)…カム
103…ガイド
105…レバー

Claims (3)

  1. 画像形成装置本体に対してプロセスカートリッジを像担持体の長手方向に着脱可能な画像形成装置であり、前記プロセスカートリッジは、像担持体と、前記像担持体に接触して、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するための現像手段と、前記像担持体を支持する第一枠体と、前記現像手段を支持する、前記第一枠体に回動可能に結合している第二枠体を有し、前記第二枠体は押圧部材によって押圧される押圧面をもち、前記押圧部材によって前記押圧面が押されたときに、前記像担持体と前記現像手段が離間する位置に移動する前記プロセスカートリッジを有する画像形成装置において、
    前記画像形成装置本体には、前記プロセスカートリッジが進入する際に、前記押圧面に接してガイドするガイド部材を持ち、前記ガイド部材は前記プロセスカートリッジの進入とともに前記押圧面を押圧していく方向に傾斜した第一の傾斜面と、前記プロセスカートリッジの前記画像形成装置本体への装着が完了する前に、前記押圧を解除していく方向に傾斜した第二の傾斜面を持っていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記押圧部材は、画像形成装置の駆動装置によって回転駆動されるカムであり、前記カムによって前記プロセスカートリッジの第二枠体を移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成装置によって回転駆動されるカムと、前記カムによって移動した第一の位置と、前記第一の位置から退避した第二の位置との間を移動可能なレバーを有し、前記レバーによって前記プロセスカートリッジの第二枠体を移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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