JP2009287898A - ヒートポンプ式温水熱利用システム - Google Patents

ヒートポンプ式温水熱利用システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、熱効率に秀でるヒートポンプの特性を十分に生かすことができる温水循環暖房システムを提供することにある。
【解決手段】ヒートポンプ式温水熱利用システム10は、温水を溜めるタンク2と、温水の持つ熱を給湯または暖房に利用する熱利用手段3,4と、蒸気圧縮式のヒートポンプ1と、第1循環ポンプ51と、制御部7とを備える。第1循環ポンプは、タンクからヒートポンプへと温水を流し、ヒートポンプから再びタンクへと温水を戻す。そして、ヒートポンプは、圧縮機12、放熱器13、膨張機構15および蒸発器11を有する。また、ヒートポンプは、放熱器から放出する熱によって、タンクから流れてくる温水を加熱する。制御部は、タンクの内部において、高温水が占める第1領域Zhと低温水が占める第2領域Zlとの境界Lが、所定の高さ範囲に入るように圧縮機の制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物に温水を循環させて暖房を行う暖房システム、または、給湯用の温水を供給する給湯システムに関する。
従来、ボイラや電気ヒータにより温水を生成し、その温水を建物内の各室に設けられたラジエタに循環させて建物の暖房を行う温水循環暖房システムが、ヨーロッパ等の寒冷地を中心に普及している。例えば、特許文献1に開示されている空調システムでは、冷温水を供給する冷温水供給手段が住宅の屋外や地下に設置され、各室に設けられている熱交換器や床暖房装置に温水が供給され、室内の暖房を行うことができるようになっている(特許文献1参照)。
特開平10−266351号公報
建物において温水を循環させて暖房を行う温水循環暖房システムで、ボイラや電気ヒータなどと較べたときのヒートポンプのメリットである熱効率の高さを生かして、温水を生成するための熱源としてヒートポンプを採用するというニーズがある。
本発明の課題は、熱効率に秀でるヒートポンプの特性を十分に生かすことができる温水循環暖房システムを提供することにある。
第1発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、温水を溜めるタンクと、温水の持つ熱を給湯または暖房に利用する熱利用手段と、温水を加熱するための蒸気圧縮式のヒートポンプと、第1循環ポンプと、ヒートポンプと第1循環ポンプとを制御する制御部とを備える。第1循環ポンプは、タンクからヒートポンプへと温水を流し、ヒートポンプから再びタンクへと温水を戻す。そして、ヒートポンプは、圧縮機、放熱器、膨張機構および蒸発器を有する。また、ヒートポンプは、放熱器から放出する熱によって、タンクから流れてくる温水を加熱する。制御部は、タンクの内部において、高温水が占める第1領域と低温水が占める第2領域との境界が、所定の高さ範囲に入るように圧縮機の制御を行う。
本発明では、ヒートポンプを利用してタンク内の水を温めることにより蓄熱を行っている。そして、タンク内のヒートポンプにより温められた水である温水の熱を、熱利用手段を用いることにより給湯または暖房に利用している。このときに、タンク内の水は、高温水が占める第1領域と、低温水が占める第2領域とに仮想的に分割することができ、第1領域と第2領域との境界が所定の高さ範囲に入るように、制御部が圧縮機の制御を行っている。
したがって、本発明では、少なくともタンクの下部の領域を低温水が占める第2領域にすることができる。このため、ヒートポンプは、低温水と熱交換しやすい状態とすることができるため、高温水と熱交換するよりも効率よく熱交換することができる。これにより、ヒートポンプの熱交換効率を向上させることができる。
第2発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第1発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、第1循環ポンプは、タンクの第2領域にある温水をヒートポンプへ流し、加熱されて高温になった温水をタンクの第1領域に戻す。
本発明では、第1循環ポンプが、タンクの第2領域にある低温水をヒートポンプへ流し、ヒートポンプにより加熱されて高温になった温水をタンクの高温水のある第1領域に戻している。したがって、タンク内部の温水のうちで低温の温水をヒートポンプに送って加熱することができる。これにより、ヒートポンプによる高温の温水を生み出すための熱交換効率を良くすることができ、ヒートポンプの消費エネルギーを抑えることができる。
第3発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第1発明または第2発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、制御部は、境界が所定の高さ範囲の下限を下回った場合に、圧縮機を最小回転数で駆動させる緊急低能力制御を行う。
本発明では、制御部が、高温水が占める第1領域と低温水が占める第2領域との境界が所定の高さ範囲の下限を下回った場合に、圧縮機の駆動回転数を最小回転数で駆動させる緊急低能力制御を行う。すなわち、タンクの下部の第2領域の割合が減ることによりタンク内部(主にタンク下部)の低温水の領域が小さくなると、制御部が圧縮機の駆動回転数を最小回転数で駆動させる。
したがって、タンク内部の低温水の領域である第2領域の割合が減りつつある場合に、第2領域の割合が減少することを防ぐことができる。このため、タンク内部の第2領域を確保することができ、ヒートポンプによるタンク内部の水への熱交換効率を高く維持することができる。
第4発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第3発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、第1温度センサをさらに備える。第1温度センサは、タンクに設けられ、所定の高さ範囲の下限の温度を第1温度として検出する。制御部は、第1温度センサが検出する第1温度に基づいて、境界が所定の高さ範囲の下限にあるか否かを判定する。
本発明では、第1温度センサが、所定の高さ範囲の下限、すなわち第2領域が最小限になった場合の上限、の温度を第1温度として検出している。そして、制御部が、検出された第1温度に基づいて第2領域の範囲が最小限になっているか否かを判定している。
したがって、タンク内部の低温水を第2領域の範囲の最小限の範囲に、少なくとも占めるような状態に保つことができ、第2領域の割合を確保することができる。このため、タンク内部の第2領域を確保することができ、ヒートポンプによるタンク内部の水への熱交換効率を高く維持することができる。
第5発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第3発明または第4発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、制御部は、緊急低能力制御を行った後に境界が所定の高さ範囲に入った場合に、緊急低能力制御を行う直前の圧縮機回転数よりも第1所定圧縮機回転数だけ上げた第1圧縮機回転数になるように圧縮機の制御を行う。
本発明では、制御部が、緊急低能力制御を行った後に境界が所定の高さ範囲に戻った場合に、緊急低能力制御を行う直前のヒートポンプの能力が熱量負荷よりも大きかったと判断し、緊急低能力制御を行う直前の圧縮回転数よりも第1所定圧縮機回転数だけ下げた第1圧縮機回転数になるように圧縮機の能力を落とした制御を行う。
したがって、第1領域と第2領域との境界が所定の高さ範囲に入っている理想状態の場合の、ヒートポンプの能力を消費されている熱量負荷に近づけることができる。このため、ヒートポンプの能力を熱量負荷に最適なものにでき、無駄にヒートポンプの能力を費やすことを防ぐことができる。これにより、ヒートポンプの消費エネルギーを抑えることができる。
第6発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第1発明から第5発明のいずれかに係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、制御部は、境界が所定の高さ範囲の上限を上回った場合に、圧縮機を最大回転数で駆動させる緊急沸き上げ制御を行う。
本発明では、制御部が、高温水が占める第1領域と低温水が占める第2領域との境界が所定の高さ範囲の上限を上回った場合に、圧縮機の駆動回転数を最大回転数で駆動させる緊急低能力制御を行う。すなわち、タンクの下部の第2領域の割合が増えるによりタンク内部(主にタンク下部)の低温水の領域が大きくなると、制御部が圧縮機の駆動回転数を最大回転数で駆動させる。
したがって、タンク内部の低温水の領域である第2領域の割合が増えつつある場合に、第1領域の割合が減少することを防ぐことができる。このため、タンク内部の第1領域を確保することができ、利用者に供給する熱源としての高温水を確保することができる。これにより、暖房能力の低下、または、給湯熱量の不足などを防ぐことができる。
第7発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第6発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、第2温度センサをさらに備える。第2温度センサは、タンクに設けられ、所定の高さ範囲の上限の温度を第2温度として検出する。制御部は、第2温度センサが検出する第2温度に基づいて、境界が所定の範囲の上限にあるか否かを判定する。
本発明では、第2温度センサが、所定の高さ範囲の上限、すなわち第2領域が最大限になった場合の上限、の温度を第2温度として検出している。そして、制御部が、検出された第2温度に基づいて第2領域の範囲が最大限になっているか否かを判定している。
したがって、タンク内部の高温水を第1領域の範囲の最小限の範囲に、少なくとも占めるような状態に保つことができ、第1領域の割合を確保することができる。このため、利用者に供給する熱源としての高温水を確保することができ、暖房能力の低下、または、給湯熱量の不足などを防ぐことができる。
第8発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第6発明または第7発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、制御部は、緊急沸き上げ制御を行った後に境界が所定の高さ範囲に入った場合に、緊急沸き上げ制御を行う直前の圧縮機回転数よりも第2所定圧縮機回転数だけ下げた第2圧縮機回転数になるように圧縮機の制御を行う。
本発明では、制御部が、緊急沸き上げ能力制御を行った後に境界が所定の高さ範囲に戻った場合に、緊急沸き上げ能力制御を行う直前のヒートポンプの能力が熱量負荷よりも小さかったと判断し、緊急沸き上げ能力制御を行う直前の圧縮回転数よりも第2所定圧縮機回転数だけ下げた第2圧縮機回転数になるように圧縮機の能力を落とした制御を行う。
したがって、第1領域と第2領域との境界が所定の高さ範囲に入っている理想状態の場合の、ヒートポンプの能力を消費されている熱量負荷に近づけることができる。このため、ヒートポンプの能力を熱量負荷に最適なものにでき、利用者が利用している給湯または暖房にかかる熱量負荷に対してヒートポンプの能力を不足しないようにすることができる。
第9発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第1発明または第2発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、制御部は、境界が所定の高さ範囲にある場合に、熱利用手段による熱負荷と、ヒートポンプによるヒートポンプ能力との差が一定になるように、圧縮機の制御を行う。
本発明では、熱利用手段による熱負荷と、ヒートポンプによるヒートポンプ能力との差が一定となるように、制御部が圧縮機の制御を行っている。したがって、常に、熱利用手段により利用されている熱量に応じて、ヒートポンプの能力を調整することができる。このため、熱利用手段により利用されている熱量に対して、過不足がないようにヒートポンプの能力を調整することができる。これにより、タンク内の熱量が不足することを防ぎつつ、消費エネルギーを抑えることができる。
第10発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムは、第1発明から第9発明のいずれかに係るヒートポンプ式温水熱利用システムであって、熱利用手段は、少なくとも建物の居室で利用される暖房設備である。また、熱利用手段は、居室内放熱器と第2循環ポンプとを有する。居室内放熱器は、温水の持つ熱を居室の室内空気に放熱させる。第2循環ポンプは、タンクから居室内放熱器へと温水を流し、居室内放熱器で放熱を行った温水を再びタンクへと戻す。
本発明では、ヒートポンプにより蓄積した熱量を、少なくとも建物の居室内を暖房する暖房機器に利用している。したがって、このような温水循環暖房システムにおいても、すくなくとも暖房負荷に対してヒートポンプの能力を過不足が無いように最適に制御することができる。
第1発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、少なくともタンクの下部の領域を低温水が占める第2領域にすることができる。このため、ヒートポンプは、低温水と熱交換しやすい状態とすることができるため、高温水と熱交換するよりも効率よく熱交換することができる。これにより、ヒートポンプの熱交換効率を向上させることができる。
第2発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、タンク内部の温水のうちで低温の温水をヒートポンプに送って加熱することができる。これにより、ヒートポンプによる高温の温水を生み出すための熱交換効率を良くすることができ、ヒートポンプの消費エネルギーを抑えることができる。
第3発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、タンク内部の低温水の領域である第2領域の割合が減りつつある場合に、第2領域の割合が減少することを防ぐことができる。このため、タンク内部の第2領域を確保することができ、ヒートポンプによるタンク内部の水への熱交換効率を高く維持することができる。
第4発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、タンク内部の低温水を第2領域の範囲の最小限の範囲に、少なくとも占めるような状態に保つことができ、第2領域の割合を確保することができる。このため、タンク内部の第2領域を確保することができ、ヒートポンプによるタンク内部の水への熱交換効率を高く維持することができる。
第5発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、第1領域と第2領域との境界が所定の高さ範囲に入っている理想状態の場合の、ヒートポンプの能力を消費されている熱量負荷に近づけることができる。このため、ヒートポンプの能力を熱量負荷に最適なものにでき、無駄にヒートポンプの能力を費やすことを防ぐことができる。これにより、ヒートポンプの消費エネルギーを抑えることができる。
第6発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、タンク内部の低温水の領域である第2領域の割合が増えつつある場合に、第1領域の割合が減少することを防ぐことができる。このため、タンク内部の第1領域を確保することができ、利用者に供給する熱源としての高温水を確保することができる。これにより、暖房能力の低下、または、給湯熱量の不足などを防ぐことができる。
第7発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、タンク内部の高温水を第1領域の範囲の最小限の範囲に、少なくとも占めるような状態に保つことができ、第1領域の割合を確保することができる。このため、利用者に供給する熱源としての高温水を確保することができ、暖房能力の低下、または、給湯熱量の不足などを防ぐことができる。
第8発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、第1領域と第2領域との境界が所定の高さ範囲に入っている理想状態の場合の、ヒートポンプの能力を消費されている熱量負荷に近づけることができる。このため、ヒートポンプの能力を熱量負荷に最適なものにでき、利用者が利用している給湯または暖房にかかる熱量負荷に対してヒートポンプの能力を不足しないようにすることができる。
第9発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、常に、熱利用手段により利用されている熱量に応じて、ヒートポンプの能力を調整することができる。このため、熱利用手段により利用されている熱量に対して、過不足がないようにヒートポンプの能力を調整することができる。これにより、タンク内の熱量が不足することを防ぎつつ、消費エネルギーを抑えることができる。
第10発明に係るヒートポンプ式温水熱利用システムでは、すくなくとも暖房負荷に対してヒートポンプの能力を過不足が無いように最適に制御することができる。
以下、本発明の暖房給湯装置10を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の暖房給湯装置10の構成を示す概略図である。
暖房給湯装置10は、ヒートポンプユニット1、貯湯タンク2、給湯配管3、および暖房用循環回路4を備えている。なお、本実施形態において給湯配管3は一例であり、暖房用循環回路4は循環回路の一例である。
<ヒートポンプユニットおよび貯湯タンク>
(1)ヒートポンプユニット
ヒートポンプユニット1は、冷媒回路16を有しており、貯湯タンク2から送られてくる水を沸き上げて温水にする。冷媒回路16は、主として、圧縮機12と、放熱器としての水熱交換器13と、膨張機構としての電動膨張弁15と、蒸発器11とを順に接続して構成される。なお、この冷媒回路16には、冷媒としてCO2冷媒を利用している。
圧縮機12は、運転容量を可変することが可能な容量可変型の圧縮機であり、本実施形態において、インバータにより回転数が制御されるモータによって駆動される。
水熱交換器13は、冷媒の凝縮器として機能する熱交換器である。水熱交換器13は、圧縮機12において圧縮された高温高圧のガス冷媒を、沸き上げ用循環ポンプ51から送られてくる低温水と熱交換させる(低温水に放熱する)ことで凝縮させる。また、水熱交換器13は、そのガス側が圧縮機12の吐出側に接続され、その液側が電動膨張弁15に接続されている。
電動膨張弁15は、蒸発器11の液側と接続され、蒸発器11内を流れる冷媒の圧力や流量などの調節を行う。
蒸発器11は、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、屋外の空気と熱交換を行い、流入してくる液冷媒を蒸発させる。
また、ヒートポンプユニット1は、ユニット内に室外空気を吸入して、蒸発器11において冷媒と熱交換させた後に、熱交換後の空気を室外に排出するための送風ファンとしての室外ファン17を有している。この室外ファン17は、蒸発器11に供給する空気の風量を可変することが可能なファンである。
(2)貯湯タンク
貯湯タンク2は、ヒートポンプユニット1で加熱された温水を貯える。貯湯タンク2には、複数の異なる高さ位置において温水の温度を計測する目的で、複数の温度センサであるタンクサーミスタ2a〜2dが設けられている(図2参照)。貯湯タンク2内の温水は、自然と、上部が高温、下部が低温となる。このように、貯湯タンク2内の温水は、上部の高温水領域Zhと、下部の低温水領域Zlとに分けられる。なお、タンクサーミスタ2aは貯湯タンク2の最下部から容積に換算して2割の高さ付近に設置され、タンクサーミスタ2bは貯湯タンク2の最下部から容積に換算して4割の高さ付近に設置され、タンクサーミスタ2cは貯湯タンク2の最下部から容積に換算して6割の高さ付近に設置され、タンクサーミスタ2dは貯湯タンク2の最下部から容積に換算して8割の高さ付近に設置される。そして、タンクサーミスタ2aが設置される高さ(すなわち、貯湯タンク2の最下部から2割の容積)を低温水領域の下限Ldとし、タンクサーミスタ2bが設置される高さ(すなわち、貯湯タンク2の最下部から4割の容積)を低温水領域Zlの上限Luとするように、後述するヒートポンプ能力最適制御が行われる。また、タンクサーミスタ2a〜2dは、貯湯タンク2内の各部の温水の温度を検出し、その温度を示す信号を制御部7に送る。特に、貯湯タンク2内の低温水領域Zlの温水の温度を示すタンクサーミスタ2aが検出する信号は、圧縮機12および沸き上げ用循環ポンプ51のON/OFF制御に使用される。つまり、制御部7は、貯湯タンク2内の低温水領域Zlの温水の温度、リモコンなどの操作手段により設定される給湯の設定温度や暖房の設定温度、および給湯負荷や暖房負荷に基づいて、圧縮機12および沸き上げ用循環ポンプ51のON/OFF制御する。
また、貯湯タンク2内の上下方向の中央部付近には、ヒータ6が配置されている。このヒータ6は、電気ヒータであり、貯湯タンク2内の温水の温度を上げる必要があり、かつ、ヒートポンプユニット1の加熱能力だけでは所望の温水の温度上昇が見込めないと判断したときに作動して、貯湯タンク2内の温水をヒートポンプユニット1とともに加熱する。なお、このヒータ6により、貯湯タンク2の上部により高温の温水を貯湯することができる。
(3)沸き上げ用循環回路
また、ヒートポンプユニット1は、沸き上げ用循環回路5を介して貯湯タンク2と接続されている。沸き上げ用循環回路5には、沸き上げ用循環ポンプ51および沸き上げ用三方弁52が設けられている。そして、沸き上げ用循環回路5は、第2暖房往き接続口42と、沸き上げ用の供給口53と、凍結防止水戻し接続口54とに接続されている。なお、第2暖房往き接続口42は第1取水口の一例である。供給口53は貯湯タンク2の下部に設けられており、貯湯タンク2内の低温水領域Zlにある比較的低温の温水を、供給口53を介して沸き上げ用循環ポンプ51に供給することができる。
沸き上げ用循環ポンプ51は、貯湯タンク2内の低温水領域Zlの温水を吸い込み、この吸い込んだ比較的低温の温水を水熱交換器13へ向けて吐出する。そして、水熱交換器13では、比較的低温の温水が、CO2冷媒と熱交換することにより加熱され、高温の温水になる。この水熱交換器13を出た高温の温水は沸き上げ用三方弁52へ向かう。
沸き上げ用三方弁52は、給湯運転中および暖房運転中において、水熱交換器13により加熱されてできた高温の温水を、第2暖房往き接続口42を介して貯湯タンク2内の高温水領域Zhに流す。したがって、第2暖房往き接続口42は、貯湯タンク2の供給口53から流出してヒートポンプユニット1の水熱交換器13により加熱された高温の温水が戻る沸き上げ戻り接続口となっている。このため、貯湯タンク2内の温水は、上述したように、上側が高温の温水により占められる第1領域としての高温水領域Zh、下側が比較的低温の温水により占められる第2領域としての低温水領域Zlように湯層(温度分布)が形成されることになる。なお、ヒートポンプユニット1の起動時などの際に、まだヒートポンプユニット1の水熱交換器13から出る温水が十分に高温となっていない場合、その温水は第2暖房往き接続口42ではなく、凍結防止水戻し接続口54を介して貯湯タンク2に戻されるように沸き上げ用三方弁52が制御される。したがって、凍結防止水戻し接続口54は、温水が十分に高温でない場合の第2の沸き上げ戻り接続口となっている。このように、温水の温度により戻り口を切り替えるのは、十分に高温になっていない温水を貯湯タンク2の上部に戻すと貯湯タンク2内の温度分布が乱れる可能性があり、これを防止するためである。この三方弁の切り替えは水熱交換器13と沸き上げ用三方弁52との間に設けられた出湯サーミスタ56の出力に基づいて行われる。また、沸き上げ用三方弁52は、凍結防止運転中には、供給口53から沸き上げ用循環回路5を介して流れてきた温水を、凍結防止水戻し接続口54を介して貯湯タンク2内の低温水領域に流す。なお、凍結防止運転は沸き上げ運転の停止中に行われる。
また、沸き上げ用循環回路5には、沸き上げ用循環ポンプ51と水熱交換器13との間に熱源入水サーミスタ55が設けられており、水熱交換器13に送り込まれる比較的低温の温水の温度を検出している。
<給湯配管>
給湯配管3は、水が供給される給水配管から分岐され、貯湯タンク2内に設けられた給湯用熱交換器32に引き込まれており、給水配管から供給される水道水を給湯用熱交換器32により貯湯タンク2内の温水と熱交換させて、家庭のキッチン、浴槽、シャワーなどに温湯を供給する配管である。
給湯用熱交換器32は、コイル状のパイプから成って、貯湯タンク2内の低温水領域Zlから高温水領域Zhに渡って配置されている。給湯配管3に供給された水道水(以下、給湯配管を流れる水道水を給湯水とする)は、給湯用熱交換器32内を流れることによって加熱される。具体的には、給湯水は、まず、貯湯タンク2の下部から貯湯タンク2内に入って、貯湯タンク2内の低温水領域Zlに配置された給湯用熱交換器32を上方に向かって流れる。そして、給湯水は、貯湯タンク2内の高温水領域Zhに配置された給湯用熱交換器32を上方に向かって流れた後に、貯湯タンク2の上部から貯湯タンク2の外に出る。なお、給湯用熱交換器32は、貯湯タンク2内の上下方向の中央部に配置されているヒータ6を跨ぐように配置されている。ここで、ヒータ6よりも上側に配置される給湯用熱交換器32を上部コイル部32aとし、ヒータ6よりも下側に配置される給湯用熱交換器32を下部コイル部32bとする。
なお、給湯配管3には、給湯温度をリモコンなどで利用者に設定された温度に調整するための給湯用混合弁31が、給水配管から分岐されて貯湯タンク2までの間の配管と、給湯用熱交換器32から家庭のキッチン、浴槽、シャワーなどまでの間の配管との間に設けられている。すなわち、給湯用混合弁31により、給水配管から供給される水道水と、給湯用熱交換器32により熱交換されて加熱された温湯とを混合させて、混合された温水が設定温度になるように調整している。
<暖房用循環回路>
暖房用循環回路4は、貯湯タンク2内に貯められた温水を、建物の居室等に熱利用手段の一つである居室内放熱器として設けられる複数のラジエタ8を経由させた後、再び、貯湯タンク2内に戻して循環させることにより、複数のラジエタ8を居室内の暖房器具として利用するためのものである。そして、暖房用循環回路4は、第1,第2暖房往き接続口41,42と暖房戻り接続口43とに接続されている。
第1暖房往き接続口41は、貯湯タンク2内の温水を取り出すためのものである。この第1暖房往き接続口41は、貯湯タンク2の上下方向の略中央部に設けられて、ヒータ6近傍かつ上方に位置している。これにより、ヒータ6で加熱された直後の温水を、第1暖房往き接続口41から取り出し、複数のラジエタ8に送ることができる。
第2暖房往き接続口42は、第1暖房往き接続口41と同様に、貯湯タンク2内の温水を取り出すためのものである。この第2暖房往き接続口42は貯湯タンク2の上部に設けられている。これにより、貯湯タンク2内の高温水領域Zhの温水を、第2暖房往き接続口42から取り出し、複数のラジエタ8へ送ることができる。また、第2暖房往き接続口42は沸き上げ戻り接続口を兼用している。
各ラジエタ8は、貯湯タンク2から流れてきた温水の熱を直接取り出し、室内に放出する。そして、各ラジエタ8により放熱した温水は、低温となり、各ラジエタ8から暖房戻り接続口43へ向かって流れる。
暖房戻り接続口43は、貯湯タンク2の下部に設けられている。これにより、暖房戻り接続口43から出た温水を、貯湯タンク2内の低温水領域Zlの温水と混ぜることができる。
また、暖房用循環回路4には、バイパス配管44、暖房用混合弁45、第1,第2温度センサ46,47、暖房用循環ポンプ48および暖房用三方弁49が設けられている。
バイパス配管44は、複数のラジエタ8から暖房戻り接続口43へ流れる温水の一部を暖房用混合弁45へ案内する。
暖房用混合弁45は、貯湯タンク2からの温水が流入する入口と、バイパス配管44からの温水が流入する入口とを有している。詳しくは後述するが、暖房用混合弁45の各入口の開度は制御部7によって調節される。
第1温度センサ46は、貯湯タンク2からラジエタ8へ向かう温水の温度を検出し、この温度を示す信号を制御部7に送る。
第2温度センサ47は、ラジエタ8から貯湯タンク2へ向かう温水の温度を検出し、この温度を示す信号を制御部7に送る。
制御部7は、外気温度センサ18から、外気温度を示す信号を受けると共に、室内温度センサ(図示せず)から、室内温度を示す信号を受ける。そして、制御部7は、外気温度センサ18および第1,第2温度センサ46,47からの信号に基づき、暖房用混合弁45の2つの入口の夫々の開度を調節したり、後述する暖房用循環ポンプ48の回転数を調節したりする。例えば、外気温度が高い時は、暖房用混合弁45を調節してバイパス配管44からの温水流入量を増加させることで往き温度を下げたり、暖房用循環ポンプ48の回転数を下げて循環する温水の流速を下げたりすることで戻り温度を下げる。一方、外気温度が低い時は、暖房用混合弁45を調節してバイパス配管44からの温水流入量を減少させることで往き温度を上げたり、暖房用循環ポンプ48の回転数を上げて循環する温水の流速を上げたりすることで戻り温度を上げる。
暖房用循環ポンプ48は、暖房用循環回路4に温水を循環させる第2循環ポンプとして機能し、第2暖房往き接続口42または第1暖房往き接続口41を介して貯湯タンク2内の温水を吸い込み、複数のラジエタ8に向けて吐出する。
暖房用三方弁49は、貯湯タンク2内の温水の高温水領域Zhが第1暖房往き接続口41近傍に存在している場合、第1暖房往き接続口41から温水を取り出す。また、暖房用三方弁49は、貯湯タンク2内の温水の高温水領域が第1暖房往き接続口41近傍に存在していない場合、第2暖房往き接続口42から温水を取り出す。この暖房用三方弁49の切り替えは制御部7によって行われる。つまり、制御部7は、貯湯タンク2内の各部の温水の温度を検出するための複数の温度センサからの信号に基づいて、暖房用三方弁49の切り替えを行う。
構成の暖房給湯装置10が暖房運転を開始すると、暖房用循環ポンプ48が稼働する。これにより、貯湯タンク2に貯えた温水が複数のラジエタ8に送られ、再び、貯湯タンク2に戻る。このとき、温水の熱はラジエタ8を介して室内に放出される。すなわち、各ラジエタ8は、貯湯タンク2内の温水の熱を直接取り出し、室内に放出する。
したがって、貯湯タンク2内の温水の熱をラジエタ8に効率良く供給できるので、例えば北欧等の暖房負荷の高い地域でも十分な暖房を行うことができる。
また、給湯用熱交換器32は貯湯タンク2内の低温水領域から高温水領域に渡って上下方向に配置されていて、給湯水が貯湯タンク2の下部に入って貯湯タンク2の上部から出るので、給湯水は給湯用熱交換器32内を流れる間に貯湯タンク2内の温水で十分に加熱される。したがって、給湯用熱交換器32から高温の給湯水を出湯できる。
また、ラジエタ8で比較的低温になった温水は暖房戻り接続口43から貯湯タンク2内に戻るので、その比較的低温になった温水を貯湯タンク2内の低温水領域Zlに戻すことができる。したがって、貯湯タンク2内の高温水領域Zhの比較的高温の温水が、ラジエタ8で比較的低温になった温水と混ざって低温になるのを防ぐことできる。
また、貯湯タンク2の下部に供給口53が設けられているので、その貯湯タンク2内の低温水領域Zlにある比較的低温の温水がヒートポンプユニット1の水熱交換器13に供給される。したがって、ヒートポンプユニット1のCOPが向上する。
また、ヒートポンプユニット1の故障時には、ヒータ6で貯湯タンク2内の温水を直接加熱することによって、貯湯タンク2内の温水の温度を保ったり、上げたりすることができる。
また、ヒートポンプユニット1が温水に与える熱量が不足している時にも、その不足分の熱量をヒータ6で補うことができる。
また、ヒータ6は貯湯タンク2内の上下方向の略中央部に配置されているので、
主として、ヒータ6よりも上方にある温水を加熱することになる。このとき、貯湯タンク2内の高温水領域Zhの温水は、元々、貯湯タンク2内の低温水領域Zlの温水に比べて高温だから、ヒータ6の加熱によって短時間でさらに高温となる。
したがって、暖房負荷が瞬間的に増大しても、貯湯タンク2内の高温水領域Zhでさらに高温となった温水をラジエタ8に即座に送ることができる。
また、暖房運転時、暖房負荷が瞬間的に増大すると、貯湯タンク2内の温水をヒータ6で高温にし、この高温の温水を暖房用循環回路4の第1暖房往き接続口41から取り出してラジエタ8に送る。このとき、第1暖房往き接続口41は、貯湯タンク2の上下方向の略中央部に設けられて、ヒータ6近傍かつ上方に位置しているので、ヒータ6で加熱した直後の温水を取り出してラジエタ8に送ることができる。
したがって、暖房負荷が瞬間的に増大しても、暖房負荷の瞬間的な増大に迅速かつ確実に対応することができる。
また、ヒートポンプユニット1は、冷媒としてCO2冷媒を使用するので、高温出湯できる。
また、ヒートポンプユニット1に供給する温水の温度は、COPを向上させる観点上、低い方が好ましい。
<ヒートポンプ能力最適制御>
この暖房給湯装置10では、給湯負荷または暖房負荷に対して最適になるようにヒートポンプの能力の制御(以下、ヒートポンプ能力最適制御とする)が行われている。以下、このヒートポンプ能力最適制御について、図2、図3、および図4を用いて説明する。なお、図2は、ヒートポンプ能力最適制御の処理の流れを表すフローチャートであり、図3は、ヒートポンプ能力最適制御において行われるフィードバック制御の処理の流れを表すフローチャートであり、図4は、ヒートポンプ能力最適制御中のタイムチャートの一例である。
まず、暖房給湯装置10が運用されている状態になると、ヒートポンプ能力最適制御が開始される。具体的には、給湯負荷または暖房負荷があると圧縮機12がそのときの外気温に基づいて導出される圧縮機初期回転数f0の状態で駆動される。なお、このヒートポンプ能力最適制御は、制御部7によって行われる。
(1)ヒートポンプ能力最適制御
ヒートポンプ能力最適制御は、貯湯タンク2内部の低温水領域Zlの領域が貯湯タンク2の容積の最下部から4割を超えると、貯湯タンク2内部に蓄えられている熱量が足りないと判定して後述する緊急沸き上げ制御を行い、低温水領域Zlの領域が貯湯タンク2の容積の最下部から2割を下回ると、貯湯タンク2内部に蓄えられている熱量が過剰であると判定して後述する緊急低能力制御を行う。ヒートポンプ能力最適制御が開始されると、まず、ステップS1として、圧縮機12の運転要求があるか否かを判定する。すなわち、圧縮機12が駆動している状態であるか否かを判定する。ステップS1において、圧縮機12の運転要求がある場合にはステップS2へ移行し、圧縮機12の運転要求がない場合には貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンAにあると判定されステップS9へ移行する(例えば、図4の時間軸の最初の部分を参照)。
ステップS2では、リモコンなどにより設定されている給湯温度設定およびそのときの給湯負荷、または、暖房温度設定およびそのときの暖房負荷などに基づいて、貯湯タンク2に蓄積されるべき熱量を演算し、またそのときの貯湯タンク2の熱量と比較して貯湯タンク2のタンク水温目標値Ttを演算する。ステップS2が終了すると、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、熱源入水サーミスタ55により検出される熱源入水温度T1が、ステップS2により演算されたタンク水温目標値Ttから10℃減算した値を上回っているか否かを判定する。ステップS3において、熱源入水温度T1がタンク水温目標値Ttから10℃減算した値を上回っていればステップS9へ移行し、熱源入水温度T1がタンク水温目標値Ttから10℃減算した値以下であれば貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンAにあると判定されステップS4へ移行する。
ステップS4では、タンクサーミスタ2bにより検出されるタンク2温度T3が、ステップS2により演算されたタンク水温目標値Ttから10℃減算した値を下回っているか否かを判定する。ステップS4において、タンク2温度T3がタンク水温目標値Ttから10℃減算した値を下回っていればステップS5へ移行し、タンク2温度T3がタンク水温目標値Ttから10℃減算した値以上であれば貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンDにあると判定されステップS8へ移行する(例えば、図4のゾーンCからゾーンDへ切り替わっている部分の温度変化を参照)。
ステップS5では、タンクサーミスタ2aにより検出されるタンク1温度T2が、熱源入水温度T1に10℃加算した値を下回っているか否かを判定する。ステップS5において、タンク1温度T2が熱源入水温度T1に10℃加算した値を下回っていれば貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンCにあると判定されステップS6へ移行し、タンク1温度T2が熱源入水温度T1に10℃加算した値以上であれば貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンBにあると判定されステップS7へ移行する(例えば、図4のゾーンCからゾーンBへ切り替わっている部分の温度変化を参照)。
このように、ステップS1からステップS5により、貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンAからゾーンDのいずれかにあるかが判定されることになる。そして、ステップS6以降において、それぞれのゾーンに応じた制御がなされる。
ステップS6は、貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンCであると判定されると行われる。ステップS6では、後述するフィードバック制御が行われる。ステップS6が終了すると、ステップS1へ戻りヒートポンプ能力最適制御が継続される。
ステップS7は、貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンBであると判定されると行われる。ステップS7では、圧縮機の回転数を最小(圧縮機最小回転数fmin)にする緊急低能力制御が行われ(例えば、図4のゾーンBの圧縮機回転数を参照)、前回ゾーンをゾーンBとして記憶する。ステップS7が終了すると、ステップS1へ戻りヒートポンプ能力最適制御が継続される。
ステップS8は、貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンDであると判定されると行われる。ステップS8では、圧縮機の回転数を最大(圧縮機最大回転数fMAX)にする緊急沸き上げ制御が行われ(例えば、ゾーンDの圧縮機回転数を参照)、前回ゾーンをゾーンDとして記憶する。ステップS8が終了すると、ステップS1へ戻りヒートポンプ能力最適制御が継続される。
ステップS9は、貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンAであると判定されると行われる。ステップS9では、圧縮機の回転数をゼロ(すなわち、停止状態)にし(例えば、図4の時間軸最後の部分を参照)、前回ゾーンをゾーンAとして記憶する。ステップS9が終了すると、ステップS1へ戻りヒートポンプ能力最適制御が継続される。
なお、このヒートポンプ能力最適制御は、暖房給湯装置10が運転状態である限り継続される。すなわち、利用者がリモコンなどの操作手段により、暖房給湯装置10を停止させると終了する。
(2)フィードバック制御
フィードバック制御は、ヒートポンプ能力最適制御において貯湯タンク2内部の温水の状態がゾーンCであると判定されると行われる制御である。以下、図3に基づいて説明する。
まず、ステップS11において、前回ゾーンがゾーンCとして記憶されているか否かを判定する。ステップS11において、前回ゾーンがゾーンCとして記憶されていればステップS17へ移行し、前回ゾーンがゾーンCとして記憶されていなければステップS12へ移行する。
ステップS12では、前回ゾーンがゾーンAとして記憶されているか否かを判定する。ステップS12において、前回ゾーンがゾーンAとして記憶されていればステップS16へ移行し、前回ゾーンがゾーンAとして記憶されていなければステップS13へ移行する。
ステップS13では、前回ゾーンがゾーンBとして記憶されているか否かを判定する。ステップS13において、前回ゾーンがゾーンBとして記憶されていればステップS15へ移行し、前回ゾーンがゾーンBとして記憶されていなければステップS14へ移行する。
ステップS14では、前回ゾーンがゾーンDとして記憶されていると判定し、そのときの圧縮機回転数から所定回転数ΔFだけ加算した値をフィードバック回転数として導出する(例えば、図4においてゾーンDからゾーンCへ切り替わった部分を参照)。ステップS14が終了すると、ステップS18へ移行する。
ステップS15は、前回ゾーンがゾーンBであると判定された場合に行われる。ステップS15では、そのときの圧縮機回転数に所定回転数ΔFだけ減算した値をフィードバック回転数として導出する(例えば、図4においてゾーンBからゾーンCへ切り替わった部分を参照)。ステップS15が終了すると、ステップS18へ移行する。
ステップS16は、前回ゾーンがゾーンAであると判定された場合に行われる。ステップS16では、圧縮機初期回転数f0をフィードバック回転数として導出する。ステップS16が終了すると、ステップS18へ移行する。
ステップS17は、前回ゾーンがゾーンCであると判定された場合に行われる。ステップS17では、特に何も行われずにステップS18へ移行する。
ステップS18では、圧縮機の回転数をフィードバック回転数に制御し、前回ゾーンをゾーンCとして記憶する。ステップS18が終了すると、フィードバック制御を終了する。
<特徴>
(1)
本実施形態では、ヒートポンプユニット1を利用して貯湯タンク2内部の水を温めることにより蓄熱を行っている。そして、ヒートポンプユニット1により温められた、貯湯タンク2内部の水である温水の熱を、給湯配管3および暖房用循環回路4を用いることにより給湯または暖房に利用している。このときの貯湯タンク2内の水は、高温水が占める高温水領域Zhと、低温水が占める低温水領域Zlとに仮想的に分割することができる。そして、制御部7が、ヒートポンプ能力最適制御を行うことにより、熱源入水サーミスタが検出する熱源入水温度T1、タンクサーミスタ2aが検出するタンク1温度T2、およびタンクサーミスタ2bが検出するタンク2温度T3に基づいて低温水領域Zlと高温水領域Zhとの境界を検出してその境界が貯湯タンク2の最下部から2割の位置と4割の位置との間になるように、圧縮機12の制御を行っている。
したがって、少なくとも貯湯タンク2の最下部から2割の位置までの領域を低温水領域Zlにすることができる。このため、ヒートポンプユニット1は、低温水と熱交換しやすい状態とすることができるため、高温水と熱交換するよりも効率よく熱交換することができる。これにより、ヒートポンプユニット1の熱交換効率を向上させることができる。
(2)
本実施形態では、沸き上げ用循環ポンプ51が、貯湯タンク2の低温水領域Zlにある低温水をヒートポンプユニット1へ送り、ヒートポンプユニット1により加熱されて高温になった温水を貯湯タンク2の高温水のある高温水領域Zhに戻している。
したがって、貯湯タンク2内部の温水のうちで低温の温水を優先的にヒートポンプユニット1に送ることになり、ヒートポンプユニット1による高温の温水を生み出すための熱交換効率を良くすることができる。したがって、ヒートポンプユニット1の消費エネルギーを抑えることができる。
(3)
本実施形態では、制御部7が、高温水領域Zhと低温水領域Zlとの間の境界が貯湯タンク2の最下部から2割の位置よりも下側になると、圧縮機の回転数を圧縮機最小回転数fminで圧縮機12を駆動させる緊急低能力制御を行う。すなわち、貯湯タンク2の下部の低温水領域Zlの割合が減り、低温水領域Zlの下限Ldを下回ると、制御部7が圧縮機12を圧縮機最小回転数fminで駆動する。
したがって、貯湯タンク2内部の低温水の領域である低温水領域Zlの割合が減りつつある場合に、低温水領域Zlの割合が必要以上に減少することを防ぐことができる。このため、貯湯タンク2内部の低温水領域Zlを確保することができ、ヒートポンプユニット1による貯湯タンク2内部の水への熱交換効率を高く維持することができる。
(4)
本実施形態では、制御部7が、高温水領域Zhと低温水領域Zlとの間の境界が貯湯タンク2の最下部から4割の位置よりも上側になると、圧縮機12の回転数を圧縮機最大回転数fMAXで圧縮機12を駆動させる緊急沸き上げ制御を行う。すなわち、貯湯タンク2の上部の高温水領域Zhの割合が減り、貯湯タンク2内部の熱量が不足していると判断し、ヒートポンプユニット1の能力を最大にして運転を行う。
したがって、貯湯タンク2内部の高温水の領域である高温水領域Zhの割合が減りつつある場合に、高温水領域Zhの割合が必要以上に減少することを防ぐことができる。このため、貯湯タンク2内部に蓄積される熱量が給湯負荷または暖房負荷に対して不足することを防ぐことができる。
(5)
本実施形態では、制御部7が、緊急低能力制御を行った後に境界が所定の高さ範囲(貯湯タンク2内部の最下部から2割と最下部から4割との間の範囲)に戻った場合に、緊急低能力制御を行う直前のヒートポンプユニット1の能力が熱量負荷よりも大きかったと判断し、緊急低能力制御を行う直前の圧縮回転数よりも所定圧縮機回転数ΔFだけ下げた圧縮機回転数になるように圧縮機12の能力を落とした制御を行う。また、これとは反対に、制御部7が、緊急沸き上げ制御を行った後に境界が所定の高さ範囲(貯湯タンク2内部の最下部から2割と最下部から4割との間の範囲)に戻った場合に、緊急沸き上げ制御を行う直前のヒートポンプユニット1の能力が熱量負荷よりも小さかったと判断し、緊急沸き上げ制御を行う直前の圧縮回転数よりも所定圧縮機回転数ΔFだけ上げた圧縮機回転数になるように圧縮機12の能力を上昇させた制御を行う。
したがって、高温水領域Zhと低温水領域Zlとの境界が所定の高さ範囲に入っている理想状態の場合の、ヒートポンプユニット1の能力を消費されている熱量負荷に近づけることができる。このため、ヒートポンプユニット1の能力を熱量負荷に最適なものにでき、無駄にヒートポンプユニット1の能力を費やすことを防ぐことができ、また、利用者が利用している給湯または暖房にかかる熱量負荷に対してヒートポンプユニット1の能力を不足しないようにすることができる。
<変形例>
(1)
本実施形態では、ステップS3において熱源入水温度T1とタンク水温目標値Ttとの差が10℃を下回ることがゾーンAであると判定する条件としているが、この場合の熱源入水温度T1とタンク水温目標値Ttとの差は10℃に限らず、5℃、15℃などであってもかまわない。また、ステップ4においてタンク2温度T3とタンク水温目標値Ttとの差が10℃を上回ることがゾーンDであると判定する条件としているが、この場合のタンク2温度T3とタンク水温目標値Ttとの差は10℃に限らず、5℃、15℃などであってもかまわない。また、タンク1温度T2と熱源入水温度T1との温度差が10℃を上回ることがゾーンBであると判定する条件として、5℃、15℃などであってもかまわない。
(2)
本実施形態では、低温水領域Zlの下限Ldとして貯湯タンク2の最下部から容積換算で2割の高さ位置にしているが、これは2割に限らずに1割や3割などであっても構わない。また、同様に、低温水領域Zlの上限Luとして貯湯タンク2の最下部から容積換算で4ありの高さ位置にしているが、これも4割に限らずに3割や5割などであっても構わない。
(3)
本実施形態では、ヒートポンプ能力最適制御において、ヒートポンプユニット1の能力と給湯負荷または暖房負荷とが最適になるようにフィードバック制御を行っているが、これに限らずに、給湯負荷および暖房負荷の合計と、ヒートポンプユニット1によるヒートポンプ能力との差が一定となるように、制御部7が圧縮機12の制御を行ってもかまわない。
したがって、常に、給湯または暖房により利用されている熱量に応じて、ヒートポンプユニット1の能力をきめ細かに調整することができる。このため、給湯または暖房により利用されている熱量に対して、過不足がないようにヒートポンプユニット1の能力を調整することができる。これにより、貯湯タンク2内の熱量が不足することを防ぎつつ、ヒートポンプユニット1が消費する消費エネルギーを抑えることができる。
(4)
本実施形態では、高温水領域Zhと低温水領域Zlとの境界Lの位置の判定を、熱源入水温度T1、タンク1温度T2、およびタンク2温度T3に基づいて行っているが、これに限らずに、タンクサーミスタ2cおよびタンクサーミスタ2dが検出する温度を利用しても構わないし、そのほかの部分の温度を検出して貯湯タンク2内部の温度分布がわかるようにしても構わない。
(5)
本実施形態では、ヒートポンプユニット1はCO2冷媒を使用したが、NH3冷媒やR22冷媒などを使用してもよい。また、暖房端末としてラジエタを使用したが、これに代えて、あるいはこれと併用して、床暖房パネルやファンコイルなどを使用してもよい。
本発明にかかる、ヒートポンプ式温水熱利用システムは、ヒートポンプにおける熱交換効率を控除させることができ、建物に温水を循環させて暖房を行う暖房システム、または、給湯用の温水を供給する給湯システム等として有用である。
本発明の一実施形態にかかる暖房給湯装置の構成を示す概略図である。 貯湯タンク内部の各領域、および各種センサの位置を示す概略図である。 ヒートポンプ能力最適制御の処理の流れを表すフローチャート図である。 フィードバック制御の処理の流れを表すフローチャート図である。 ヒートポンプ能力最適制御のタイムチャート図の一例である。
符号の説明
1 ヒートポンプユニット(ヒートポンプ)
2 貯湯タンク(タンク)
2a タンクサーミスタ2a(第1温度センサ)
2b タンクサーミスタ2b(第2温度センサ)
3 給湯配管(熱利用手段)
4 暖房用循環回路(熱利用手段)
7 制御部
11 蒸発器
12 圧縮機
13 水熱交換器(放熱器)
15 電動膨張弁(膨張機構)
51 沸き上げ用循環ポンプ(第1循環ポンプ)
min 圧縮機最小回転数(最小回転数)
MAX 圧縮機最大回転数(最大回転数)
Ld 下限(所定の高さ範囲の下限)
Lu 上限(所定の高さ範囲の上限)
Zh 高温水領域(第1領域)
Zl 低温水領域(第2領域)
ΔF 所定圧縮機回転数(第1所定圧縮機回転数、第2所定圧縮機回転数)

Claims (10)

  1. 温水を溜めるタンク(2)と、
    温水の持つ熱を給湯または暖房に利用する熱利用手段(3,4)と、
    温水を加熱するための蒸気圧縮式のヒートポンプ(1)と、
    前記タンクから前記ヒートポンプへと温水を流し、前記ヒートポンプから再び前記タンクへと温水を戻す第1循環ポンプ(51)と、
    前記ヒートポンプと前記第1循環ポンプとを制御する制御部(7)と、
    を備え、
    前記ヒートポンプは、圧縮機(12)、放熱器(13)、膨張機構(15)および蒸発器(11)を有し、前記放熱器から放出する熱によって、前記タンクから流れてくる温水を加熱し、
    前記制御部は、前記タンクの内部において、高温水が占める第1領域(Zh)と低温水が占める第2領域(Zl)との境界(L)が、所定の高さ範囲に入るように前記圧縮機の制御を行う、
    ヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
  2. 前記第1循環ポンプは、前記タンクの前記第2領域にある温水を前記ヒートポンプへ流し、加熱されて高温になった温水を前記タンクの前記第1領域に戻す、
    請求項1に記載のヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
  3. 前記制御部は、前記境界が前記所定の高さ範囲の下限(Ld)を下回った場合に、前記圧縮機を最小回転数(fmin)で駆動させる緊急低能力制御を行う、
    請求項1または2に記載のヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
  4. 前記タンクに設けられ、前記所定の高さ範囲の下限の温度を第1温度(T2)として検出する第1温度センサ(2a)をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1温度センサが検出する前記第1温度に基づいて、前記境界が前記所定範囲の下限にあるか否かを判定する、
    請求項3に記載のヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
  5. 前記制御部は、前記緊急低能力制御を行った後に前記境界が前記所定の高さ範囲に入った場合に、前記緊急低能力制御を行う直前の圧縮機回転数よりも第1所定圧縮機回転数(ΔF)だけ上げた第1圧縮機回転数になるように前記圧縮機の制御を行う、
    請求項3または4に記載のヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
  6. 前記制御部は、前記境界が前記所定の高さ範囲の上限(Lu)を上回った場合に、前記圧縮機を最大回転数(fMAX)で駆動させる緊急沸き上げ制御を行う、
    請求項1から5のいずれかに記載のヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
  7. 前記タンクに設けられ、前記所定の高さ範囲の上限の温度を第2温度(T3)として検出する第2温度センサ(2b)をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2温度センサが検出する前記第2温度に基づいて、前記境界が前記所定の範囲の上限にあるか否かを判定する、
    請求項6に記載のヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
  8. 前記制御部は、前記緊急沸き上げ制御を行った後に前記境界が前記所定範囲に入った場合に、前記緊急沸き上げ制御を行う直前の圧縮機回転数よりも第2所定圧縮機回転数だけ下げた第2圧縮機回転数になるように前記圧縮機の制御を行う、
    請求項6または7に記載のヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
  9. 前記制御部は、前記境界が前記所定範囲にある場合に、前記熱利用手段による熱負荷と、前記ヒートポンプによるヒートポンプ能力との差が一定になるように、前記圧縮機の制御を行う、
    請求項1または2に記載のヒートポンプ式温水熱利用システム。
  10. 前記熱利用手段は、少なくとも建物の居室で利用される暖房設備であり、温水の持つ熱を前記居室の室内空気に放熱させる居室内放熱器と、前記タンクから前記居室内放熱器へと温水を流し、前記居室内放熱器で放熱を行った温水を再び前記タンクへと戻す第2循環ポンプと、を有する、
    請求項1から9のいずれかに記載のヒートポンプ式温水熱利用システム(10)。
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