JP2009285869A - 圧力センサ、ヘッドメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びメンテナンス方法 - Google Patents

圧力センサ、ヘッドメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】圧力センサに付着した溶液による誤動作を生じにくいヘッドメンテナンス装置を備えたインクジェット記録装置を安価に提供する。
【解決手段】溶液吸引のためのキャップ部202に接続されたエアチューブ206上に設けられた分岐部207に圧力センサ209を配設する。また、分岐部207には溶液が圧力センサ209の内部へ流入するのを阻止するための隔壁207aが形成されている。また、圧力センサ209はベローズ301によって圧力変化を位置変化へと変換する。また、ベローズ301に固定された移動子309の位置変化をフォトセンサ317によって検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧力センサ、ヘッドメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びメンテナンス方法に関する。
一般的に、インクジェット記録装置は、インクタンクから供給されるインク溶液を複数のノズルが設けられたヘッドに送液し、ノズルにおいて独立に溶液の噴射が制御され、紙面方向に断続的に溶液の噴射が行われるようになっている。溶液の噴射方法は、たとえば電流によって変形するピエゾ素子をノズル内部に配置して、ピエゾ素子を変形させて溶液を押し出す機構や、あるいは電流によって加熱されるサーマルヘッドをノズル内部に配置して、ノズル内部に気泡を生じさせて溶液を押し出す機構が知られている。
また、良好な印刷を行うためには、ノズル内部のインクのメニスカスやノズルから噴射される溶液の量を適切に制御し、維持する必要がある。このため、インクジェット記録装置では、インクジェットヘッドから増粘あるいは固化した溶液を除去するヘッドメンテナンスが行われている。これは、インクジェットヘッドのノズル面を、吸引手段を有するキャップ部で封止して、ポンプによってノズルからインク溶液を吸引する方法により行われる。このとき、ノズル面とキャップ部の間にはゴムリング等の封止部材を介装することで、空気の混入による吸引不良を回避している。しかし、ノズル面に付着した粉塵や、封止部材に生じた亀裂等によってノズル面と封止部材の密着が得られない場合には、キャップ部から空気が混入し、溶液の吸引が正常に行われないままに吸引処理が終了し、吸引処理を行ったにも関わらず、印字不良や印字不能が生じる問題があった。
ここで、吸引処理時のヘッドと封止部材の密着を検知するものとして、特許文献1には、圧力検知機構が設けられた記録装置が提案されている。この特許文献1に記載の記録装置では、溶液吸引経路の一部に分岐部が設けられ、その先には圧力センサが備えられている。正常な溶液吸引時には、キャップから溶液吸引機構までの流路内部が所定値まで減圧されるが、空気の混入があると、流路内部は所定値まで減圧されない。この圧力センサによれば、キャップ内部の圧力を異常検知部へ通知することができ、異常検知部において、正常稼動時の規定の圧力と比較することで圧力異常を検知することができる。このため、溶液吸引不良を検知することができる。
特開昭61−98543号公報
しかしながら、特許文献1に記載の記録装置では、圧力センサは溶液流路から分岐する管路の先に設けられていた。溶液流路は、ノズルから吸引された溶液の流路であり、増粘あるいは固化した溶液がこの流路を流れる。この時、溶液流路から分岐する管路の先に設けられた圧力センサにも増粘あるいは固化した溶液が流入する。これらの溶液が圧力センサの圧力検出部に堆積して固化すると、圧力検出部には溶液流路の内部の圧力変化が伝わらなくなる。その結果、センサの感度が低下し、キャップ部の内部が所定値まで減圧されているにもかかわらず圧力センサが検知できないという誤動作の原因となっていた。また、圧力検出部には圧電素子が用いられることが多いが、圧電素子が高価であるため、溶液経路ごとに圧電素子を配設すると装置コストが高くなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、増粘あるいは固化した溶液による誤動作を生じにくく、コストダウンが可能になる圧力センサ、ヘッドメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の圧力センサは、複数のノズルが配置される溶液噴射用のヘッドの下面を封止可能なキャップ部で塞ぎ、吸引手段によって前記キャップ部の内部を負圧にして前記ノズルから溶液を吸引する際に、前記キャップ部の内部が所定の圧力まで減圧されたか否かを検出するためのヘッドメンテナンス装置における圧力センサであって、前記キャップ部を大気に開放する大気流路の一部に備えられた分岐部と、該分岐部に基端が連通され大気流路の内圧と大気圧の差圧に応じて先端が移動するベローズと、該ベローズの先端の位置の変化を検出する位置検出部と、該位置検出部が発する信号を受信して吸引不良を判定する判定部とが設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、前記ノズルから溶液を吸引する際、前記キャップ部の内部が減圧される。それに伴って前記キャップ部と連通している前記大気流路と前記ベローズの内部も減圧される。前記ベローズは減圧によって変形し、先端が移動する。すると、前記位置検出部によってその位置変化が検出され、前記判定部によって所定値まで減圧されたか否かが判定される。
本発明の圧力センサは、前記位置検出部が、前記ベローズの先端に基端が接続されかつ先端部に光路を有する移動子と、一対の発光部及び受光部を有し前記光路に光をあてて前記移動子の移動を検出するフォトセンサとを備えることを特徴としている。
この発明によれば、前記大気流路の内圧が変動したとき、前記ベローズの先端に設けられた移動子が移動する。このとき、前記移動子に設けられた前記光路は前記発光部に対して相対移動し、前記発光部からの光が前記移動子によって遮られる。そのため、前記発光部からの光は前記受光部には到達しない。これにより前記フォトセンサによって前記移動子の移動が検知される。また、前記大気流路の内圧が大気圧に戻ったときには、前記ベローズの弾性復元力によって前記移動子は規定位置へ復帰し、前記発光部からの光は前記光路を通過して前記受光部へ到達するようになり、前記フォトセンサによって前記移動子の復帰が検知される。
本発明の圧力センサは、前記分岐部には、ヘッドメンテナンス時に前記大気流路の内部を逆流する前記溶液が前記分岐部に到達した際に、前記溶液が前記分岐部を通じて前記ベローズ側へ流入するのを阻止する隔壁が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、ヘッドメンテナンス時には前記溶液が前記大気流路弁を逆流することがあるが、前記分岐部に設けられた前記隔壁によってそれ以降への流入が阻止されている。このため、前記ベローズ内部には大気のみが出入りし、ベローズ内部での溶液の固着は発生し得ない。
本発明の圧力センサは、前記分岐部が、前記キャップ部よりも上方に配置されていることを特徴としている。
この発明によれば、前記キャップ部を用いて前記ノズル列からの前記溶液の吸引を行うとき前記キャップ内部に貯留する溶液が大気流路を逆流した場合に、その液面の上限は前記キャップと同じ高さであり、前記分岐部が前記キャップよりも上方に設けられていることで、前記液面は前記分岐部に到達しない。
本発明の圧力センサは、前記ベローズには、外方に突出する折曲部の頂部に補強部が形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、前記ベローズの折曲部の頂部は他の部分よりも強靭であり、前記ベローズの内部が減圧されたときに前記頂部から前記ベローズの軸心方向にかかる力による折曲部の変形が抑えられる。そのため、ベローズの変形は蛇腹の斜面部に対して起こり、その結果ベローズの軸心方向への収縮が効率的に起こる。
本発明のヘッドメンテナンス装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧力センサと、前記溶液を吸引するポンプと、該ポンプを駆動するモーターと、該モーターを制御するモーター制御部と、前記大気流路に設けられた大気弁を駆動するソレノイドと、該ソレノイドを制御するソレノイド制御部とが設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、前記ヘッドメンテナンス装置は前記大気流路中の前記分岐部に設けられた請求項1〜5のいずれか1項に記載の前記圧力センサを用いて溶液吸引不良を判定し、前記第一制御部においてメンテナンス動作の続行の可否が判断され、前記モーターと前記ソレノイドの駆動が夫々の制御部によって制御される。
本発明のインクジェット記録装置は、請求項6に記載のヘッドメンテナンス装置と、前記ヘッドに溶液を供給する溶液供給手段と、前記ヘッドのノズルに対向する位置を通過するように被記録媒体を搬送する被記録媒体搬送手段とが搭載されていることを特徴としている。
この発明によれば、前記インクジェット記録装置は、請求項6に記載のヘッドメンテナンス装置を用いてヘッドがメンテナンスされる。このとき、前記圧力センサによってメンテナンス中の前記溶液の吸引動作による前記キャップ部の内部の減圧状態が検知される。
本発明のヘッドメンテナンス方法は、請求項6に記載のヘッドメンテナンス装置を用いたヘッドメンテナンス方法であって、前記ヘッドの下面を前記キャップ部によって封止する工程と、前記キャップ部の内部を負圧にして前記ノズルから前記溶液を吸引する工程と、前記大気流路の内圧が所定の圧力まで減圧されたか否かに基づいて吸引不良を判定する工程と、前記キャップ部の内部に大気を導入する工程とが設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、前記圧力センサによって前記キャップ部の内部の減圧状況が検出され、確実な減圧がなされていない場合には吸引不良を通知することで、ユーザーによる手動あるいは自動での不良原因の除去と再吸引を行い、確実な吸引動作を実現する。
本発明によれば、前記圧力センサの主要素としてベローズを採用することによって安価に製造することが可能になり、さらに、溶液流路に代えて大気流路に分岐部を設け、前記圧力センサによって大気流路の分岐部の内部の圧力を検知するようにすることで、圧力センサへの溶液の流入を阻止し、増粘あるいは固化した溶液を原因とするセンサ精度の低下を回避することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置について図1から図3を参照して説明する。図1は本発明の実施形態のインクジェット記録装置の一部を示す斜視図である。また、図2は本実施形態の圧力センサを示す縦断面図である。また、図3は本実施形態の圧力センサを示す斜視図である。
まず、インクジェット記録装置100の全体の構成について説明する。図1に示すように、インクジェット記録装置100は、溶液を、用紙Pへ噴射する溶液噴射機構101と、溶液噴射機構101を図中Y方向に移動させる搬送機構102と、被記録媒体を溶液噴射機構101の下面で図中X方向に搬送する被記録媒体搬送手段103と、溶液噴射機構101のメンテナンスを行うためのヘッドメンテナンス装置104とを備える。
搬送機構102にはキャリッジモーター105が設けられている。さらに、キャリッジモーター105には駆動プーリー106が連結されている。駆動プーリー106は、筐体の後壁107右側の内面に支持されている。また、インクジェット記録装置100の後壁107の左側の内面には、駆動プーリー106と対をなす従動プーリー108が回転自在に支持されている。
さらに、駆動プーリー106と従動プーリー108にはタイミングベルト109が巻回されている。タイミングベルト109には、キャリッジ110が固定支持されている。また、キャリッジには、インクタンク111と、溶液を噴射するヘッド112が設けられている。
一方、インクジェット記録装置100には、ガイド軸113が筐体の左右方向に架設されている。さらにガイド軸113にはキャリッジ110が、ガイド軸113の軸心方向に案内されるように挿通支持されている。さらに、ガイド軸113の端部にはメンテナンス位置114とされている。メンテナンス位置114の下方にはインクジェットヘッドのヘッドメンテナンス装置104が配設されている。キャリッジ110がメンテナンス位置114にあるとき、キャリッジ110の鉛直下方のヘッドメンテナンス装置104はヘッド112と対向している。
次に、本実施形態に係るインクジェットヘッドのヘッドメンテナンス装置104の詳細を、図2を用いて説明する。図2に示すように、ヘッドメンテナンス装置104には、ヘッド112のノズル面201に当接可能な槽状のキャップ部202が設けられている。キャップ部202の上面にはノズル面に密着するノズル密着部203が形成されている。ノズル密着部203はノズル列204を囲繞可能に配設されている。キャップ部202は図示していないリンクによって上下に移動し、インクジェットヘッド112のノズル面201にノズル密着部203が密着するようになっている。
キャップ部202には大気導入孔205が設けられている。大気導入孔205の外端には大気流路として機能するエアチューブ206の一端が接続されている。また、エアチューブ206の他端には分岐部207が、キャップ部202より上方に位置するように接続されている。分岐部207は、大気流路をソレノイドバルブ208が存する流路と圧力センサ209が存する流路へと分岐している。さらに分岐部207には、ヘッドメンテナンス時にエアチューブ206の内部を逆流する溶液が分岐部207に到達した際に、溶液が分岐部207を通じて圧力センサ209側へ流入するのを阻止するための隔壁207aが形成されている。
ソレノイドバルブ208には、弁座210と、弁体211と、ソレノイド212とが設けられており、弁体211にはソレノイドが連結されている。弁体211はZ方向へ往復移動可能で、弁座210に当接可能になっている。ソレノイド212にはソレノイド制御部214が接続されている。
また、キャップ部202には溶液吸引孔215が形成されている。溶液吸引孔215の外端にはノズルから吸引した溶液の流路となるインクチューブ216の一端が接続され、インクチューブ216の他端はポンプ217を介して廃液タンク218に接続されている。ポンプ217にはポンプを駆動するモーター219が連結されている。モーター219にはモーター219の駆動を制御するモーター制御部220が接続されている。
次に、圧力センサ209の詳細を、図2及び図3を参照して説明する。圧力センサ209はベローズ301を備える。ベローズ301の基端部302には分岐部207の一端が接続されている。基端部302は分岐部に固定された固定端で、先端部303はベローズ301の収縮に応じて移動する自由端となっている。また、ベローズ301の先端部303は閉止されている。ベローズ301の蛇腹部304の折曲部305の頂部306には、斜面部307より肉厚な補強部308が形成されている。さらに、ベローズ301の先端には、移動子309の基端部321が固設されている。
図3に示すように、移動子309にはベローズ301の軸心の方向に沿って長孔310が形成されており、長孔310にはねじれ防止突起311の先端312が挿通されている。ねじれ防止突起311の基端313は固定部314に固定されている。また、固定部314の基端313より下方には、発光部315と受光部316から成るフォトセンサ317が配設されている。発光部315と受光部316の間には移動子309が介挿され、移動子309には、光路318が形成されている。光路318には、フォトセンサ317によって生じる光軸319が貫通するようになっており、移動子309がフォトセンサ317に対して相対移動すると光軸319は光路318の周辺部320によって遮断される。
移動子309の先端部322にはバネ孔323が形成されている。バネ孔323にはバネ324の一端が係止されている。バネ324の他端は図示しない係止部に係止されている。
以上に説明する構成の、本実施形態のインクジェット記録装置の全体の作用について、図1から図3を参照しながら説明を行う。インクジェット記録装置100による記録工程では、まず、インクジェット記録装置100に用紙Pが供給される。すると、キャリッジ110は図中Y方向への往復運動を開始し、このときヘッド112によって、インクタンク111内の溶液が用紙Pへと噴射される。キャリッジ110の往復動作が完了すると、用紙Pは次行の印刷のために図中X方向へ搬送され、同様にヘッド112によって溶液が噴射される工程が繰り返される。
記録工程においては、溶液の増粘あるいは固化によってノズルが部分閉塞あるいは完全閉塞された場合、溶液の噴射不良となり、当該ノズルが担当する領域の情報が用紙P上で欠落する。このような噴射不良は、インクジェット記録装置100に備えられた図示しないノズルセンサあるいは使用者の判断によって認識され、自動あるいは手動でヘッドメンテナンス工程が開始される。
ヘッドメンテナンス工程が開始されると、キャリッジモーター105が駆動し、駆動プーリー106を回転させる。この回転力によって従動プーリー108とタイミングベルト109が駆動される、タイミングベルト109にはキャリッジが懸架支持されており、タイミングベルト109の動作によってキャリッジ110はメンテナンス位置114まで搬送される。キャリッジ110の位置は、図示しないキャリッジセンサによってリアルタイムに測定されており、キャリッジ110がメンテナンス位置114まで到達すると、キャリッジセンサが発する信号によってキャリッジモーター105が停止し、キャリッジ110はメンテナンス位置114で停止する。このときヘッド112はヘッドメンテナンス装置104の鉛直上方に位置している。
次に、ヘッドメンテナンス装置104に備えられたキャップ部202は、図示しない昇降装置によって上昇し、ノズル密着部203を介してヘッド112のノズル面201に当接し、ノズル列204を囲繞する。これで、ノズル列204はキャップ部202によって封止される。引き続いて、ソレノイド制御部214によって、ソレノイド212が駆動し、弁体211が弁座210に当接し、その大気流路を閉止する。さらに、モーター制御部220によってモーター219が駆動される。すると、エアチューブ206からキャップ部202を介してインクチューブ216まで連通する一連の流路の内部には廃液タンク218方向への吸引力が生じる。
以下、本実施形態の圧力センサ209の作用について説明する。
ノズル面201とノズル密着部203との密着が完全であれば、前記一連の流路内は負圧になり、ノズル列204から溶液が吸引される。さらにこの吸引力は一連の流路の内壁全てに同様に生じるので、一連の流路の内部が負圧になるのと同様に、エアチューブ206に接続された分岐部207を介してベローズ301の内部の空間も負圧になる。
ベローズ301は、その内部から分岐部207側への吸引力を受ける。ベローズ301の内部は、先端部303が閉止されているため、ベローズ301の内壁にはベローズ301を収縮させる力が生じる。ベローズ301には補強部308が形成されているため、その周方向の収縮が抑制されている。したがって、ベローズ301はその軸心方向に収縮する。
ベローズ301が軸心方向に収縮すると、固定端である基端部302に対して自由端である先端部303が基端部302側へ接近する。これに伴い、ベローズ301の先端に固設された移動子309も基端部302側へ移動する。なお、移動子309に形成された長孔310に挿入されたねじれ防止突起311によって、移動子309の移動は往復運動に制限される。
ここで、移動子309に形成された光路318には、ベローズ301の収縮が起こっていないときにはフォトセンサ317の発光部315によって生じる光軸319が貫通しているが、移動子309の移動によって光路318も移動し、それに伴い、光路318と光軸319にずれが生じる。この状態では光軸319は移動子309の周辺部に照射されており、受光部316へは到達しない。すると、受光部316から検出回路325へ光路遮断の信号が送信される。
光路遮断の信号を受信した検出回路325によって、キャップ内部が規定の圧力まで減圧されたことが検知され、溶液吸引動作が正常に実行されているとして次工程である大気導入工程へ進められる。
大気導入工程では、ソレノイド制御部214によってソレノイド212が駆動され、弁体211と弁座210の当接が解除され、これによって弁座210が開放される。すると、ソレノイドバルブ208から、分岐部207を介してエアチューブ206方向へ大気が導入される。この工程でもモーター219は駆動されているため、エアチューブ206とキャップ部202とインクチューブ216による一連の流路では廃液タンク218方向への吸引が継続されている。
しかし、弁座210から継続して大気が流入しているため、前記一連の流路内の内圧は大気圧と同一である。このとき、圧力センサ209では、ベローズ301の内部が負圧から大気圧へ戻ったことで、ベローズ301の軸心方向への収縮力がなくなる。次いで、ベローズ301の弾性復元力及びバネ324の付勢力によってベローズ301は元の形状に戻る。すると、移動子309に設けられた光路318が光軸319の位置へ復帰し、よって光軸319が受光部316へ達する。その後、大気導入工程が終了し、モーター制御部220によってモーター219が停止され、続いて昇降装置によってキャップ部202が降下し、キャップ部202のノズル列204の封止が解除される。キャップ部202の降下が終了した後、ヘッドメンテナンスの次工程または記録工程の再開、あるいは待機工程のいずれかの工程に引き継がれる。
一方、溶液のノズル列204からの吸引不良は、エアチューブ206とキャップ部202とインクチューブ216からなる一連の流路の少なくとも一部から大気が流路内へ導入されること、すなわちノズル列204以外の部位からの物質の流入によりノズル列204から溶液を吸引するための圧力が不十分になることにより発生する。この現象は、エアチューブ206やインクチューブ216、あるいはノズル密着部203等に亀裂が生じることによって発生するが、また、ヘッド112に付着した粉塵あるいはノズル列204の周囲に固着した溶液によってノズル密着部203とノズル面201に間隙が生じている場合にも発生する。
吸引不良が生じている時、ソレノイドバルブ208の閉止及びモーター制御部220によるモーター219の駆動はなされているものの、亀裂あるいは前記間隙から継続的に大気が流入しているため、前記一連の流路の内部の圧力は正常時における規定圧力まで減圧されない。このとき、ベローズ301の内部においても前記規定圧力までは減圧されていないため、ベローズ301を収縮させる力が弱く、ベローズ301のその軸心方向への収縮量は正常時よりも少ない。このため移動子309の移動量も少なく、光路318をずらして光軸319を遮断するに至らない。そのため、受光部316からは光軸遮断の信号が送信されることはない。
モーター制御部220においてモーター219を駆動しているにも関わらず受光部316からの光軸遮断の信号が発信されないため、検出回路325はキャップ内部が減圧されていないことを検知する。すると、検出回路325によって、吸引不良の発生を伝える信号が、図示しない統御部へと発信される。統御部では吸引工程から、再吸引や吸引中止等のエラー処理工程へと引き継がれ、エラー処理が完了した後に通常の工程に復帰する。
以上説明したように、本実施形態に係る圧力センサ209によれば、圧力センサ209の主要素にベローズ301を採用したことで安価に製造することが可能になり、さらに、エアチューブ206に分岐部207を接続し、さらに分岐部207に隔壁207aを形成し、その先に圧力センサ209を接続することで、ベローズ301の内部への溶液の流入を阻止し、増粘あるいは固化した溶液を原因とするセンサ精度の低下を回避することができるようになっている。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、本実施形態では、圧力センサ209は、ベローズ301の基端部302から移動子309の先端部303までが、直線上に配設されている構成を採用しているが、これに限らず、ベローズ301の弾性限度の範囲内で屈曲して配設されている構成としてもよい。
また、本実施形態において、付勢部材としてバネ324を採用したが、これに限らず、ベローズ301の弾性復元力、あるいはベローズの自重によってもよい。
また、本実施形態では分岐部207が弁座210と一体形成された構成を採用したが、これに限らず、分岐部から大気弁へ接続される管路が介装される構成としてもよい。
また、本実施形態では、移動子309は直方体の部材に長孔310と光路318が形成された構成を採用したが、これに限らず、柱状あるいは錐体状の部材を採用してもよい。
また、本実施形態では、補強部308は、肉厚の部材で形成された構成を採用したが、これに限らず、ベローズ301の材料と異なる材料によって作られた補強部が形成された構成を採用してもよい。
また、本実施形態では位置検出部としてフォトセンサ317を採用したが、これに限らず、接触センサを採用してもよい。
本発明の実施形態の圧力センサを搭載するインクジェット記録装置の構成の一部を示す斜視図である。 本発明の実施形態のヘッドメンテナンス装置と圧力センサを示す構成図である。 本発明の実施形態の圧力センサを示す斜視図である。
符号の説明
100 インクジェット記録装置
103 被記録媒体搬送手段
104 ヘッドメンテナンス装置
111 インクタンク(溶液供給手段)
112 ヘッド
202 キャップ部
204 ノズル列
206 エアチューブ(大気流路)
207 分岐部
207a 隔壁
209 圧力センサ
217 ポンプ(吸引手段)
208 ソレノイドバルブ(大気弁)
219 モーター(吸引手段)
214 ソレノイド制御部
220 モーター制御部
301 ベローズ
302 基端部
303 先端部
309 移動子
310 長孔
311 ねじれ防止突起
315 発光部
316 受光部
317 フォトセンサ(位置検出部)
318 光路
319 光軸
325 検出回路
P 用紙(被記録媒体)

Claims (8)

  1. 複数のノズルが配置される溶液噴射用のヘッドの下面を封止可能なキャップ部で塞ぎ、吸引手段によって前記キャップ部の内部を負圧にして前記ノズルから溶液を吸引する際に、前記キャップ部の内部が所定の圧力まで減圧されたか否かを検出するためのヘッドメンテナンス装置における圧力センサであって、
    前記キャップ部を大気に開放する大気流路の一部に備えられた分岐部と、該分岐部に基端が連通され大気流路の内圧と大気圧の差圧に応じて先端が移動するベローズと、該ベローズの先端の位置の変化を検出する位置検出部と、該位置検出部が発する信号を受信して吸引不良を判定する判定部とが設けられていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記位置検出部が、前記ベローズの先端に基端が接続されかつ光路を有する移動子と、一対の発光部及び受光部を有し、前記光路に光をあてて前記移動子の移動を検出するフォトセンサとを備えることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記分岐部には、ヘッドメンテナンス時に前記大気流路の内部を逆流する前記溶液が前記分岐部に到達した際に、前記溶液が前記分岐部を通じて前記ベローズ側へ流入するのを阻止する隔壁が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記分岐部は、前記キャップ部よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  5. 前記ベローズには、外方に突出する折曲部の頂部に補強部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧力センサと、前記溶液を吸引するポンプと、該ポンプを駆動するモーターと、該モーターを制御するモーター制御部と、前記大気流路に設けられた大気弁を駆動するソレノイドと、該ソレノイドを制御するソレノイド制御部とが設けられていることを特徴とするヘッドメンテナンス装置。
  7. 請求項6に記載のヘッドメンテナンス装置と、前記ヘッドに前記溶液を供給する溶液供給手段と、前記ヘッドの前記ノズルに対向する位置を通過するように被記録媒体を搬送する被記録媒体搬送手段とが搭載されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 請求項6に記載のヘッドメンテナンス装置を用いたヘッドメンテナンス方法であって、
    前記ヘッドの下面を前記キャップ部によって封止する工程と、前記キャップ部の内部を負圧にして前記ノズルから溶液を吸引する工程と、前記大気流路の内圧が所定の圧力まで減圧されたか否かに基づいて吸引不良を判定する工程と、前記キャップ部の内部に大気を導入する工程とが設けられていることを特徴とするヘッドメンテナンス方法。
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