JP2009285766A - 切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法 - Google Patents

切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法 Download PDF

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正治 滝口
Toshiyoshi Watabe
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Abstract

【課題】調整ネジを確実に回転させて仕上切刃の突出量の補正を極めて正確に行うことができるとともに、簡易な構成でもって製造や部品交換を容易に行うことが可能な切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法を提供する。
【解決手段】仕上切刃47が工具本体21径方向に出没可能に配置された切削工具20であって、工具本体21内部には軸線O方向に移動可能に配置されたピストン28の工具本体21先端側に棒状部材43が接続され、この棒状部材43に対して交差するように配置されたスライド部材46に仕上切刃47が備えられており、棒状部材43の工具本体21先端側には、棒状部材43の先端面が当接される調整ネジ57が設けられており、この調整ネジ57に工具本体21先端面から突出する調整軸58を一体形成して、該調整軸58に被固定手段61としての切欠面61a、61aを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被切削材に予め設けられた下穴の内壁面を切削加工する際に使用されるボーリングバー等の切削工具及びこの切削工具に備えられた仕上切刃の突出量補正方法に関する。
近年、エンジンのシリンダーボアの加工等に用いられる切削工具として、例えば、特許文献1に示されるような、切刃を工具本体の外周に備えるとともに、この切刃とは別に仕上加工用の切刃が工具本体径方向に出没可能に配置されたボーリングバー等が知られている。
図5に、従来のボーリングバーの一例を示す。ボーリングバー1は、概略円柱状の工具本体2を有し、工具本体2の外周面に第1切刃3が備えられている。この工具本体2の内部には、ピストン室4が設けられ、このピストン室4の工具本体2先端側(図5において下側)の壁面がストッパ壁4Aとされている。ピストン室4の内部には軸線O方向に移動可能なピストン5が配置され、ピストン室4はこのピストン5によって分割されており、ピストン5より工具本体2後端側部分が第1空間6とされ、ピストン5より工具本体2先端側部分が第2空間7とされている。
また、ピストン5の工具本体2先端側には棒状部材8が接続され、ピストン5の移動に伴って軸線O方向に移動可能に配置されている。棒状部材8の工具本体2先端側には、棒状部材8に交差するようにスライド部材9が配置され、このスライド部材9に仕上加工用の第2切刃(仕上切刃)10が備えられている。
棒状部材8の工具本体2先端側部分には、工具本体2後端側に向かうに従い前記第2切刃10の突出方向に傾斜したセレーション溝8Aが形成されている。スライド部材9には、前記セレーション溝8Aに嵌合可能なセレーション溝9Aが設けられており、これら棒状部材8のセレーション溝8Aとスライド部材9のセレーション溝9Aとが摺動可能に嵌合されている。
棒状部材8の工具本体2先端側には、ピストン5によって棒状部材8が工具本体2先端側に移動された状態で当該棒状部材8の先端面に当接される調整ネジ11が備えられている。そして、工具本体2先端面には、調整ネジ11を回動して調整ネジ11の軸線O方向位置を調整する回動部材12が備えられており、この回動部材12の外周には、ギア歯13が形成されている。
このボーリングバー1では、第2切刃10の工具本体2径方向への出没は次のように行われる。
まず、工具本体2内にクーラントが供給され、このクーラントがピストン室4の第1空間6に流入されると、ピストン5がクーラントの圧力によって工具本体2先端側に移動され、ピストン室4のストッパ壁4Aにピストン5が当接される。このピストン5の移動に伴って棒状部材8が工具本体2先端側へ移動されることにより、棒状部材8のセレーション溝8Aに案内されてスライド部材9が移動し、第2切刃10が工具本体2径方向外側に突出される。一方、クーラントがピストン室4の第2空間7に流入されると、ピストン5がクーラントの圧力によって工具本体2後端側に移動されるとともに棒状部材8が工具本体2後端側へ移動し、棒状部材8のセレーション溝8Aに案内されてスライド部材9が移動し、第2切刃10が工具本体2径方向内側に後退する。
また、このボーリングバー1においては第2切刃10の突出量の補正が可能であり、この補正作業は以下のようにして行われる。
即ち、ギア歯13を、例えば機械テーブル上に固定された歯合ギア14と噛み合わせ、工具本体2を軸線O回りに回転させると、回動部材12と工具本体2とが相対回転する。すると、回動部材12の相対回転がネジ部材11に伝達されて当該ネジ部材11の軸線O方向の位置が変位させられる。この際、棒状部材8の先端面に調整ネジ11が当接していることから、調整ネジ11の移動により棒状部材8の軸線O方向の位置が位置決めされ、これにより棒状部材8の移動に伴うスライド部材9の位置が決定されて、第2切刃10の突出量が補正される。
このような構成とされたボーリングバー1では、工具本体2の軸線O回りに高速回転されるとともに工具本体2の軸線O方向に送りを与えられ、被切削材に予め設けられた下穴に挿入されて工具本体2の外周に備えられた第1切刃3によって下穴の内壁面を中仕上加工し、所定の内径の加工穴を形成した後に、第2切刃10を工具本体2径方向外側に突出させて、この第2切刃10によって加工穴をバックボーリングして加工穴の内壁面が仕上げられる。
特開2007−283468号公報
ところで、上記のような従来のボーリングバーにおいては以下の問題があった。
即ち、上記ボーリングバーにおいて仕上切刃の突出量を補正するには、回動部材を工具本体に対して相対回転させるとともに、この回転力を当該回動部材とは別体の調整ネジに伝達させる必要がある。
この際、回動部材と調整ネジとの連結が確実でない場合には回転力のロスや伝達の遅れ等が生じることがあり、特に長期に亘ってボーリングバーを継続使用した際には、消耗等により回動部材と調整ネジとの間での連結に多少の誤差が生じることが想定される。
この点、仕上切刃の突出量補正機構としての回動部材及び調整ネジは、その連動によって極めて微小な調整が行われるため、両者の連結の誤差に起因して動作が一体的かつ同時になされなければ精密な突出量の補正を担保することができず、切削精度の低下につながり得るという問題があった。
さらに、仕上切刃の突出量の補正機構を回動部材と調整ネジとの二点の部材を用いた構成では、いたずらに機構を複雑にしてしまうだけであり、ボーリングバー自体の生産性の低下を招くだけでなく、消耗等により部品交換をする際の作業が煩雑となってしまうという問題があった。
この発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、仕上切刃の突出量の補正を極めて正確に行うことができるとともに、簡易な構成でもって製造や部品交換を容易に行うことが可能な切削工具、及びこの切削工具を用いた仕上切刃の突出量補正方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、この発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る切削工具は、軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の外周に切刃が備えられるとともに、該切刃とは別に仕上加工用の仕上切刃が、前記工具本体径方向に出没可能に配置された切削工具であって、前記工具本体内部にはピストン室が形成され、該ピストン室には、前記軸線方向に移動可能にピストンが配置され、前記ピストン室のうち前記ピストンよりも前記工具本体後端側が第1空間とされ、前記ピストンよりも前記工具本体先端側が第2空間とされており、前記工具本体には、流体を前記ピストン室に供給する流体供給装置と、前記流体を前記第1空間または前記第2空間に選択的に供給させる切替装置とが備えられ、前記ピストンの前記工具本体先端側には棒状部材が接続されており、該棒状部材の前記工具本体先端側部分には、前記棒状部材に対して交差するように配置されて前記棒状部材が前記軸線方向に移動することにより前記軸線方向と交差する方向に移動されるスライド部材が備えられ、該スライド部材の前記工具本体外周側に前記仕上切刃が具備され、前記棒状部材の前記工具本体先端側に、前記軸線回りに回転されることで前記軸線方向に変位する調整ネジが、前記ピストンにより前記工具本体先端側に移動された前記棒状部材の先端面と当接状態に設けられ、前記調整ネジに、前記工具先端面から前記軸線に沿って突出する調整軸が一体形成されるとともに、該調整軸に、前記工具本体に対して相対回転不能に固定される被固定手段が形成されたことを特徴としている。
このような特徴の切削工具によれば、第1空間及び第2空間に流体を選択的に流入させることでピストンが工具本体軸線方向に移動され、この移動に伴ってピストンの工具本体先端側に接続された棒状部材も工具本体軸線方向に移動する。これによって、棒状部材の先端部分に備えられたスライド部材が軸線と交差する方向に移動し、該スライド部材に設けられた仕上切刃が工具本体径方向に出没させられる。
また、棒状部材の工具本体先端側には調整ネジが備えられており、棒状部材が工具本体先端側に移動された際に棒状部材の先端面がこの調整ネジに当接されるので、棒状部材を工具本体先端側に移動した際の軸線方向の位置が調整ネジによって位置決めされる。これによって、棒状部材の移動に伴うスライド部材の位置も決定されるため、仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量が決定される。
この切削工具を工作機械に取り付けた状態で、被固定手段を例えば機械テーブル側に設けられた固定治具に固定させた後に切削工具を回転させることで、調整ネジを工具本体に対して相対回転させることができる。これによって調整ネジの軸線方向位置が調整でき、仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を補正することが可能となる。
そして、調整ネジに対して調整軸が一体形成されているため、調整軸の工具本体に対する相対回転を直接的に調整ネジに伝達することができる。従って、調整軸と調整ネジとの間で回転力のロスや遅れが生ずることはないことから、これら調整軸と調整ネジとの動作は確実に一体的かつ同時に行われ、調整軸の相対回転に応じた正確な突出量の変位を仕上切刃に与えることができる。
さらに、仕上切刃の突出量の補正機構の部品点数が一点のみとなるため、切削工具を製造する際や部品交換する際の時間と労力を大幅に低減させることが可能となる。
また、本発明に係る切削工具においては、前記被固定手段が、前記調整軸の外周面に互いに平行かつ前記軸線にも平行とされた一対の切欠面であってもよい。
例えばテーブル側の固定治具に凹溝を設け、この凹溝に対して調整軸を挿入するとともに該調整軸の切欠面を凹溝の溝壁面と当接させることで、調整軸の軸線回りの回動が阻止される。この状態で切削工具を回転させることで容易かつ確実に調整軸を工具本体に対して相対回転させることが可能となる。
また、本発明に係る切削工具においては、前記被固定手段が、前記調整軸の先端面から該調整軸の直径方向に沿って切り欠かれた凹溝であってもよい。
例えば、テーブル側の固定治具に突条を設け、この突条に調整軸の凹溝を嵌り込ませることで、調整軸の軸線回りの回動が阻止される。この状態で切削工具を回転させることによって、上記同様、調整軸を工具本体に対して容易かつ確実に相対回転させることが可能となる。
本発明に係る仕上切刃の突出量補正方法は、上記のいずれかの切削工具に備えられた仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を調整する仕上切刃の突出量補正方法であって、前記被固定手段に係合可能な固定治具を配置し、該固定字具と前記被固定手段とを噛み合わせた状態で、前記工具本体を軸線回りに回転させることにより、前記工具本体と前記調整ネジとを相対的に回動させて、前記調整ネジの前記軸線方向位置を変位させることを特徴としている。
これによって、工作機械側に調整軸の回転機構を設けることなく、切削工具の動作を制御することによって、仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を簡単に、かつ、精度良く補正することができる。
本発明によれば、被切削材に予め設けられた下穴の内壁面を工具本体外周に備えられた切刃で切削加工した後に、仕上加工用の仕上切刃を工具本体径方向外側に突出させて加工穴の仕上加工を行う切削工具において、調整ネジを確実に回転させて仕上切刃の突出量の補正を極めて正確に行うことができるとともに、切削工具が簡易な構成となることから当該切削工具の製造や部品交換を容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係るボーリングバーについて図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態であるボーリングバーの側面断面図、図2は図1におけるX−X断面図、図3は本発明の実施形態であるボーリングバーの正面図である。
図1に示すように、ボーリングバー20は、軸線O方向に延びる多段円柱状の工具本体21を有し、工具本体21の後端側(図1及び図2において上側)には、工具本体21を工作機械の主軸端に取り付けるための取付部22が設けられている。
この工具本体21は、その後端側に位置する第1部材21Aと先端側に位置する第2部材21Bとに分割されており、これらが、図2に示すように、複数の結合ボルト23にて結合されている。
工具本体21の外周部には、工具本体21径方向外側に突出された第1切刃24が備えられており、本実施形態では、図2に示すように、この第1切刃24が円周方向に2つ、軸線Oを挟んで対向する位置に配置されている。本実施形態では、第1切刃24として、切刃を備えた第1インサート25が装着されている。この第1インサート25は前記第1切刃24が工具本体21先端側に向かうに従って漸次工具本体21径方向外側に突出するように配置されている。
第1部材21Aには、工具本体21先端側に向けて大きく開口するとともに軸線Oに沿って延びる断面円形のピストン孔が形成されており、このピストン孔の開口部に前記第2部材21Bの後端部分に形成された突状部26が挿入され、ピストン孔と突状部26(第2部材21B)の後端面とによって、工具本体21の内部には軸線Oに沿って延びる断面円形のピストン室27が区画形成されている。
このピストン室27には、軸線O方向に往復運動可能なピストン28が配置され、ピストン28の外周面にはピストン室27の側壁と摺接するOリング29が備えられている。
前記ピストン室27はこのピストン28によって分割されており、ピストン室27のうちピストン28より工具本体21後端側が第1空間27Aとされ、ピストン室27のうちピストン28より工具本体21先端側が第2空間27Bとされており、ピストン28の外周面に備えられたOリング29により、第1空間27Aと第2空間27Bとが液密に遮断されている。
また、工具本体21(第1部材21A)には、前記第1空間27Aに連通して工具本体21の外周面に開口した第1クーラント抜け孔30と前記第2空間27Bに連通して工具本体21の外周面に開口した第2クーラント抜け孔31が穿設されており、これら第1、第2クーラント抜け孔30、31には一定の圧力以下ではクーラントが排出されないように圧力バルブが配置されている。
第1部材21Aには、軸線Oに沿って延びるクーラント孔32が形成されており、クーラント孔32の後端側は取付部22に開口され、本実施形態における流体としてクーラントを供給するクーラント供給装置33と、クーラントの単位時間当りの供給量を調整する制御装置34が接続されている。クーラント孔32の工具本体21先端側には、クーラント孔32と第1空間27Aとを連通する第1流路35と、クーラント孔32と第2空間27Bとを連通する第2流路36とに分岐する分岐部が形成され、この分岐部には、第2ピストン室37が形成されている。
この第2ピストン室37は、前記クーラント孔32の底部から該クーラント孔32よりも一段小径とされて軸線Oに沿って延びる断面円形の有底穴であって、その内部には、第2ピストン39、コイルスプリング40及びスプリングカバー38が設けられている。
第2ピストン39は、第2ピストン室37の側壁面に摺接しながら軸線Oに沿って往復移動できるように配置され、この第2ピストン39の工具本体21先端側には、第2ピストン39を工具本体21後端側に向かって付勢する付勢部材としてコイルスプリング40が配置されている。
また、コイルスプリング40は、工具本体21後端側が閉塞された有底筒状をなすスプリングカバー38に収容されており、このスプリングカバー38は、コイルスプリング40が一定以上収縮するのを規制するとともに、コイルスプリング40が伸張する際には第2ピストン39とともに第2ピストン室37の側壁面に摺接しながら軸線O方向に往復移動できるようになっている。
第2ピストン室37の側壁面のうち工具本体21後端側部分には、第1流路35の開口部が形成され、第2ピストン室37の側壁面のうち第1流路35の開口部よりも工具本体21先端側に第2流路36の開口部が形成されている。
また、第2ピストン39には、クーラント孔32に対して連通されるとともに、第2ピストン39の側面に開口した内部流路41が備えられている。
第2ピストン39が工具本体21先端側に移動した場合には、第2ピストン39の側面が第2流路36の開口部を塞ぎ、第2ピストン39の工具本体21後端側の空間を通じてクーラント孔32と第1流路35とが連通される。一方、第2ピストン39が工具本体21後端側に移動した場合には、第2ピストン39の側面が第1流路35の開口部を塞ぎ、第2ピストン39の内部流路41を通じてクーラント孔32と第2流路36とが連通される。このように、第2ピストン39が往復移動することにより、クーラントの流路を切り替えることができるように構成されている。
また、第2部材21Bには、軸線O方向に延びて前記ピストン室27の工具本体21先端側に連通する貫通孔42が形成されている。この貫通孔42には、ピストン29にボルト部材43aによって固定一体化されるとともに該ピストン29から工具先端側に向かって軸線Oに沿って延びるように配置された断面円形状の棒状部材43が、液密に嵌挿されている。この棒状部材43の工具本体21先端側部分は、図2に示すように、軸線Oに垂直な断面が概略半円状をなすように切り欠かれ、軸線Oに沿って延びる摺接面44が形成されている。本実施形態においては、この摺接面44が、軸線Oを通り2つの第1切刃24を結ぶ直線に対して垂直な方向から10°傾斜するように配置されている。
工具本体21(第2部材21B)のうち棒状部材43に形成された摺接面44が位置する部分には、軸線Oを通り2つの第1切刃24を結ぶ直線に対して垂直な方向に対して10°傾斜した径方向に延びるスライド孔45が貫設され、このスライド孔45には、前記径方向に摺動可能なスライド部材46が、棒状部材43と交差するように配置されている。スライド部材46の工具本体21に対する外周端には、仕上加工用の第2切刃(仕上切刃)47として、切刃を有する第2インサート48が備えられており、この第2切刃47は、図2に示すように、2つの第1切刃24を結ぶ前記直線に対して垂直な軸線Oを通る直線に対して工具回転方向T前方に10°回転した一箇所の位置に配置されている。また、第2インサート48は、略正方形平板状に形成されて、そのすくい面となる正方形面の1のコーナ部を径方向外側に突出させ、このコーナ部に連なる前記第2切刃47が工具本体21後端側に向かうに従い漸次工具本体21径方向内側に向かうようにして配置されている。
さらに、図2に示すように、この第2インサート48の工具本体21径方向内側には、第2インサート48の突出量を調整するための調整コマ49が配置されている。調整コマ49には、スリット50が形成されており、スリット50を押し広げて前記第2インサート48を押圧する押圧ネジ51が螺着されている。
スライド部材46の中央部には、棒状部材43の先端側が挿入されるように凹部が形成されており、この凹部の底面が被摺接面53とされている。棒状部材43の摺接面44には、工具本体21後端側に向かうにしたがい漸次第2切刃47に近づくように、軸線Oに対して傾斜したセレーション溝44Aが形成されている。また、スライド部材46の被摺接面53には、棒状部材43に設けられたセレーション溝44Aに嵌合可能なセレーション溝53Aが形成されており、図2に示すように、摺接面44のセレーション溝44Aと被摺接面53のセレーション溝53Aとが互いに摺動可能に配置されている。
棒状部材43が収容された貫通孔42のうちスライド孔45よりもさらに工具本体21先端側には、貫通孔42に連通するとともに内壁面に軸線Oに沿った雌ネジが形成された断面円形のネジ孔部54が形成されている。
また、このネジ孔部54のさらに工具本体21先端側には、該ネジ孔部54よりも一段小径とされるとともに工具本体2先端に開口する軸孔部55が穿設されている。
そして、これらネジ孔部54及び軸孔部55には、調整ネジ57と調整軸58とから構成されて略多段円柱状をなす調整部材56が嵌入されている。
調整ネジ57は軸線Oに沿って延びる円柱状をなして上記ネジ孔部54に螺着されているとともに、その工具本体21後端側を向く端面は、軸線Oに垂直な平面状に形成されて棒状部材43の先端面が当接されるストッパ面57aとされている。
また、調整軸58は、調整ネジ57の工具本体21先端側を向く端面の中央から工具先端側に向かって延びており、その先端は工具本体21の先端から突出している。ここで、調整軸58は、調整ネジ57と一体形成されており、これによって調整軸58が工具本体21に対して相対回転された際には、この回転が調整ネジ57にも直接的に伝達されて、該調整ネジ57のストッパ面57aの軸線O方向の位置が調整されるようになっている。
また、調整軸58について詳述すると、該調整軸58の工具本体21後端側の部分である基端部59は、その断面が上記軸孔部56と略同一の円形とされ、これにより基端部59は軸孔部55に対して軸線O回りに相対的に摺動可能に挿入されている。
そして、調整軸58における基端部59よりも工具本体21先端側の部分は、当該基端部59よりも一段小径とされて工具本体21先端側に突出された被固定軸60とされており、この被固定軸60には、例えば機械テーブル側に設置された固定治具70に係合することよって、工具本体21の軸線O回りの回転に対して相対的に回転不能に固定される被固定手段61が形成されている。
本実施形態においては、この被固定手段61として、図1及び図3に示すように、被固定軸60の外周面の軸線O方向全域に互いに平行かつ軸線Oに対しても等間隔を空けて平行に切り欠かれて形成された一対の切欠面61a、61aが形成されている。
このように構成されたボーリングバー20は、取付部22を介してマシニングセンタ等の工作機械の主軸端に取り付けられ、軸線O回りに回転されるとともに、軸線O方向に沿って工具本体21先端側へ送られ、第2切刃47を工具本体21径方向内側に後退させた状態で、被切削材に予め形成された下穴に挿入され、工具本体21外周に備えられた第1切刃24によって下穴の内壁面を中仕上加工した後に、第2切刃47を工具本体21径方向外側に突出させて、工具本体21を後退させることによりこの第2切刃47によって加工穴をバックボーリングして加工穴の内壁面を仕上げるものである。
このボーリングバー20において、第2切刃47の工具本体21径方向外側への出没は次のように行われる。
工具本体21内にクーラント孔32を通じて供給されるクーラントの単位時間当りの供給量を増加すると、クーラント圧力が高くなり第2ピストン39がクーラント圧力によって工具本体21先端側に移動され、クーラント孔32と第1流路35とが連通されてクーラントが第1流路35を通じてピストン室27の第1空間27Aに供給される。ピストン28よりも工具本体21後端側の第1空間27Aにクーラントが供給されることにより、このクーラントの圧力によって、ピストン28が工具本体21先端側に移動され、第2空間27B及び第2流路36に貯留されていたクーラントは、第2クーラント抜け孔31を通じて工具本体21外部に排出される。
ピストン28の移動に伴って棒状部材43が工具本体21先端側に移動され、棒状部材43の先端部が調整ネジ57のストッパ面56に当接される。棒状部材43が工具本体21先端側に移動することにより、棒状部材43に交差するように配置されたスライド部材46が、軸線Oに対して傾斜した棒状部材43のセレーション溝44A及びスライド部材46のセレーション溝53Aに沿って工具本体21径方向に移動し、スライド部材46に備えられた第2切刃47が工具本体21径方向外側に突出される。
一方、クーラントの単位時間当りの供給量を低減すると、クーラント圧力が低くなり第2ピストン39がコイルスプリング40によって工具本体21後端側へ移動され、クーラント孔32と第2流路36とが連通されてクーラントが第2流路36を通じてピストン室27の第2空間27Bに供給される。ピストン28よりも工具本体21先端側の第2空間27Bにクーラントが供給されることにより、このクーラントの圧力によって、ピストン28が工具本体21後端側に移動され、第1空間27A及び第1流路35に貯留されていたクーラントは、第1クーラント抜け孔30を通じて工具本体21外部に排出される。
このピストン28の移動に伴って棒状部材43が工具本体21後端側に移動され、棒状部材43に交差するように配置されたスライド部材46が、棒状部材43のセレーション溝44A及びスライド部材46のセレーション溝53Aに沿って工具本体21径方向に移動し、スライド部材46に備えられた第2切刃47が工具本体21径方向内側に後退される。
以下、このボーリングバー20における、第2切刃47を工具本体21径方向外側に突出した際の突出量の補正について説明する。
本実施形態のボーリングバー20においては、工具本体21先端側に設けられた調整軸58を工具本体21に対して相対回転させることで、この回転が調整ネジ57に直接的に伝達されて該調整ネジ57が軸線O方向に変位してその位置が調整される。
また、棒状部材43の工具本体21先端側への移動が調整ネジ57の後端面のストッパ面57aまでに規制されているので、棒状部材43を工具本体21先端側に移動したときの軸線O方向の位置が決定され、第2切刃47を工具本体21径方向外側に突出した際の突出量が調整される。
換言すれば、調整軸58の回転により軸線O方向の位置が調整される調整ネジ57によって棒状部材43の最も工具本体先端側に移動した際の位置が限定され、これに伴ってスライド部材46の移動限が決定され、第2切刃47を工具本体21径方向外側に突出した際の最大突出量が決定されるのである。
そして、第2切刃47の突出量の補正をするに当たっては、まず、ボーリングバー20をマシニングセンタ等の工作機械に取り付け、その姿勢を保持したまま移動させて、当該ボーリングバー20の被固定軸60を、例えば工作機械の機械テーブル側に設置した固定治具70に形成された凹溝71に挿入させる。
この凹溝71の幅は、被固定軸60における一対の切欠面61a、61aの対向する距離と略同一に形成されており、両切欠面61a、61aが凹溝71の溝壁面71a、71aと当接することで、被固定軸60の軸線回りの回動、即ち調整軸58の回動が阻止される。
この状態でボーリングバー20を軸線O回りに回転させると、調整軸58の被固定軸60のみが固定されていることから、調整軸58が工具本体21に対して相対回転する。これによって、当該調整軸58と一体形成された調整ネジ57も回転してネジ孔部54に案内されるようにして調整ネジ57の軸線O方向の位置が調整され、これに伴って第2切刃47の工具本体21径方向外側への突出量が補正される。
このように、このボーリングバー20では、マシニングセンタ等の工作機械に取り付けた状態で仕上加工を行う第2切刃47の位置を補正できるので、切刃の摩耗した分だけ径方向位置を補正することで加工穴の寸法ばらつきを防止することができる。
また、調整ネジ57と調整軸58とが一体形成されているため、調整軸58の工具本体21に対する相対回転が調整ネジ57に直接的に伝達される。
よって調整軸58と調整ネジ57との間で回転力のロスや遅れが生ずることがないため、これら調整軸58と調整ネジ57との動作が確実に一体的かつ同時に行われる。
したがって、調整軸58の相対回転に応じた正確な突出量の変位を第2切刃47に与えることができるため、第2切刃47の突出量の補正を極めて厳密に行うことが可能となる。
また、機械テーブル側に静止した固定治具70を設置しておき、この固定治具70の凹溝71に調整軸58の被固定軸60を挿入させた状態でボーリングバー20を回転させることで調整軸58を回転させることが可能となるため、マシニングセンタによるボーリングバー20の動作制御によって第2切刃47の位置補正を容易かつ確実に行うことができる。
したがって、第2切刃47により仕上加工した後に加工穴の径を測定して第2切刃47の位置調整を自動で行い、次の加工に移行するといった加工プログラムを構成でき、マシニングセンタによって形成される加工穴の寸法精度を向上させることができる。
また、このような自動調整の場合には、上記のように調整ネジ57と調整軸58とが一体形成されて回転力がロスや遅れがなく伝達されることから、調整軸58の回転角度と第2切刃47の補正量との対応関係が誤差がなく正確なものとなるため、第2切刃47の補正をより厳密に行うことが可能となる。
さらに、第2切刃47の突出量の補正する部材は、調整ネジ57と調整軸58とからなる調整部材56一点のみなので、当該ボーリングバー20を製造する際の時間と労力を低減させて生産性を向上させることができるとともに、部品交換を容易としてメンテナンスを効率的に行うことが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば変形例として、図4に示すようボーリングバー80であってもよい。この変形例のボーリングバー80は、上記実施形態のボーリングバー20における被固定手段61が調整軸58の先端側部分の被固定軸60に形成された切欠面61a、61aであるのに対し、被固定手段81として調整軸58の先端面に該調整軸58の直径方向に沿って切り欠かれた断面コの字状の凹溝81aが形成されている点で図1から図3に示した実施形態とは相違する。ただし、この凹溝81aの内壁面は、切欠面61aと同様に、互いに平行かつ軸線Oに対しても等間隔を空けて平行とされている。
このボーリングバー80において第2切刃47の突出量を補正するに際しては、工作機械の機械テーブル側に設置した固定治具70の断面方形をなす突条72に調整軸58先端の凹溝81aを嵌り込ませる。これによって調整軸58の軸線O回りの回動が阻止されるため、上記実施形態と同様にボーリングバー20を回転させることによって、調整軸58を工具本体21に対して相対回転させて容易に第2切刃47の突出量を調整することが可能となる。
本発明の実施形態であるボーリングバーの側面断面図である。 図2は図1におけるX−X断面図である。 図3は本発明の実施形態であるボーリングバーの正面図である。 変形例のボーリングバーの側面断面図である。 従来のボーリングバーの側面断面図である。
符号の説明
20 ボーリングバー(切削工具)
21 工具本体
24 第1切刃(切刃)
27 ピストン室
28 ピストン
26 突状部
27A 第1空間
27B 第2空間
32 クーラント孔(主流路)
33 供給装置(流体供給装置)
34 制御装置
35 第1流路
36 第2流路
39 第2ピストン(切替装置)
40 コイルスプリング(付勢部材)
43 棒状部材
44A セレーション溝(ガイド部)
46 スライド部材
47 第2切刃(仕上切刃)
53A セレーション溝(被ガイド部)
57 調整ネジ
58 調整軸
61 被固定手段
61a 切欠面
80 ボーリングバー(切削工具)
81 被固定手段
81a 凹溝

Claims (4)

  1. 軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の外周に切刃が備えられるとともに、該切刃とは別に仕上加工用の仕上切刃が、前記工具本体径方向に出没可能に配置された切削工具であって、
    前記工具本体内部にはピストン室が形成され、該ピストン室には、前記軸線方向に移動可能にピストンが配置され、前記ピストン室のうち前記ピストンよりも前記工具本体後端側が第1空間とされ、前記ピストンよりも前記工具本体先端側が第2空間とされており、
    前記工具本体には、流体を前記ピストン室に供給する流体供給装置と、前記流体を前記第1空間または前記第2空間に選択的に供給させる切替装置とが備えられ、
    前記ピストンの前記工具本体先端側には棒状部材が接続されており、該棒状部材の前記工具本体先端側部分には、前記棒状部材に対して交差するように配置されて前記棒状部材が前記軸線方向に移動することにより前記軸線方向と交差する方向に移動されるスライド部材が備えられ、該スライド部材の前記工具本体外周側に前記仕上切刃が具備され、
    前記棒状部材の前記工具本体先端側に、前記軸線回りに回転されることで前記軸線方向に変位する調整ネジが、前記ピストンにより前記工具本体先端側に移動された前記棒状部材の先端面と当接状態に設けられ、
    前記調整ネジに、前記工具先端面から前記軸線に沿って突出する調整軸が一体形成されるとともに、該調整軸に、前記工具本体に対して相対回転不能に固定される被固定手段が形成されたことを特徴とする切削工具。
  2. 前記被固定手段が、前記調整軸の外周面に互いに平行かつ前記軸線にも平行とされた一対の切欠面であることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記被固定手段が、前記調整軸の先端面から該調整軸の直径方向に沿って切り欠かれた凹溝であることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の切削工具に備えられた仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を調整する仕上切刃の突出量補正方法であって、
    前記被固定手段に係合可能な固定治具を配置し、該固定字具と前記被固定手段とを噛み合わせた状態で、前記工具本体を軸線回りに回転させることにより、前記工具本体と前記調整ネジとを相対的に回動させて、前記調整ネジの前記軸線方向位置を変位させることを特徴とする仕上切刃の突出量補正方法。
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