JP2009284736A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ駆動部の冷却のためにハウジング内に吸い込まれた空気の流れが、回転センサギヤの回転によって乱されるのを防止して、モータ駆動部を効率良く冷却することができるモータを提供する。
【解決手段】モータMにおいて、ハウジング10における回転センサギヤ30の外周面より外周側の位置にはハウジング10内へ空気を吸い込ませるための前側吸気口11aが形成されている。また、ハウジング10には吸い込まれた空気を排出する前側排気口11cが形成されている。さらに、回転子22は前側吸気口11aからモータ駆動部25に向けて空気を送り込むための冷却羽根23を備えている。回転センサギヤ30の外周面より外周側には、前側吸気口11aからモータ駆動部25に向けた空気の流れを乱さないように回転センサギヤ30を覆う整流カバー32が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転センサギヤが回転軸に一体回転可能に取り付けられるとともに、回転センサギヤの回転数を検知して回転軸の回転数を検出する回転センサが設けられたモータに関する。
一般に、モータの冷却構造としては、例えば特許文献1に挙げられるものがある。特許文献1において、回転電機(モータ)のフレームの両端にはブラケットが固定されて回転電機のハウジングが形成されている。フレーム内周面には固定子鉄心が取り付けられるとともに、固定子鉄心にはコイルが巻装されている。回転子は軸に固定されるとともに、軸は両端が両ブラケットによって回転可能に支持されている。回転子の端面には冷却羽根が設けられるとともに、各ブラケットそれぞれには風孔が形成されている。また、フレームの端面には、冷却羽根の先端面にまで延びる通風案内板が設けられている。
そして、回転子が回転すると、冷却羽根により通風作用が生じ、一方のブラケットの風孔から空気がハウジング内に吸い込まれ、ハウジング内には空気の流れが生じる(冷却風が発生する)。さらに、この空気の流れは通風案内板によって固定子コイルからフレームの内面に導かれ、空気(冷却風)によってモータ駆動部(固定子コイル等)を冷却しなから他方のブラケットの風孔から回転電機外へ排出されるようになっている。
また、一般に、モータには回転軸の回転数を検出するために、回転軸に回転センサギヤ
が一体回転可能に取り付けられるとともに、この回転センサギヤの回転数を検出する回転センサを備えている。回転センサギヤは、回転軸の周方向に沿って多数の歯が並ぶものであり、回転センサは、回転センサギヤの歯の有無が交互に起こるたびに、回転センサにおけるホール素子を貫く磁束密度が変化することに基づき回転数を検出するものである。
特開昭58−222756号公報
ところで、回転センサギヤ及び回転センサが、ハウジング内に設けられたモータがある。このようなモータにおいては、ハウジング内で回転センサギヤが回転することになるが、この回転センサギヤが回転すると、多数の歯がファンのように働き、回転センサギヤの周りに空気の流れが発生してしまう。すると、例えば、特許文献1のように、モータ内に空気を吸い込んでモータ駆動部を冷却するモータにおいては、回転センサギヤの周りで発生した空気の流れにより、モータ駆動部に向けて流れる空気の流れ(冷却風)が乱されてしまう。その結果として、モータ駆動部冷却用の空気が吸気側(特許文献1では一方のブラケットの風孔)に戻されてしまいモータ駆動部の冷却性能が低下する虞があった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、モータ駆動部の冷却のためにハウジング内に吸い込まれた空気の流れが、回転センサギヤの回転によって乱されるのを防止して、モータ駆動部を効率良く冷却することができるモータを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングの内周面に固定された固定子と、該固定子の内側で回転する回転子とからなるモータ駆動部を有するとともに、前記ハウジングにおける一対のエンドブラケットに前記回転子と一体回転する回転軸が回転可能に支持され、前記ハウジング内において、前記回転軸の周方向に沿って多数の歯が並ぶ回転センサギヤが前記回転軸の一端側に一体回転可能に取り付けられるとともに、前記回転センサギヤの回転数を検知して前記回転軸の回転数を検出する回転センサが設けられたモータであって、前記ハウジングにおける前記回転センサギヤの外周面より外周側の位置に前記ハウジング内へ空気を吸い込ませるための吸気口が形成されるとともに、前記ハウジングには吸い込まれた空気を排出する排気口が形成され、さらに、前記吸気口から前記モータ駆動部に向けて空気を送り込むための送風手段を備えており、前記回転センサギヤの外周面より外周側に、前記吸気口からモータ駆動部に向けた空気の流れを乱さないように回転センサギヤを覆う整流カバーが設けられていることを要旨とする。
これによれば、ハウジング内において、回転軸の回転数を検出するために回転センサギヤが回転すると、回転センサギヤの周りには、回転センサギヤの外周面から外側に向けて空気の流れが発生する。ハウジングにおいて、回転センサギヤの外周面より外周側の位置に吸気口が形成されているため、回転センサギヤの外周面から外側に向けて流れる空気は、吸気口に向かって流れようとする。しかし、整流カバーによって回転センサギヤの外周側が覆われているため、回転センサギヤの外周面から外側に向かう空気は整流カバーによってその流れが止められ、回転センサギヤの回転によって発生した空気の流れが吸気口に向かうことが防止される。よって、回転センサギヤの回転によって発生する空気の流れにより、吸気口からモータ駆動部に向かう空気の流れが乱されることが防止され、さらには、吸気口に向けて戻されることが防止される。
また、前記整流カバーは、前記回転センサギヤの前記回転センサと対向する部位を除いた外周面全体を覆うように設けられていてもよい。これによれば、回転センサギヤの周りのいずれの位置でも、回転センサギヤの回転によって発生した空気の流れによって、モータ駆動部へ流れる空気の流れが乱されることが防止できる。
また、前記一対のエンドブラケットのうち前記回転軸の一端側に位置するエンドブラケットには、前記吸気口と、前記回転センサギヤにおける多数の歯によって囲まれる内部領域とを連通させる連通通路が形成されるとともに、前記回転センサギヤの回転によって前記連通通路を介して前記内部領域に空気を送り込ませ、さらに、回転センサギヤからモータ駆動部に向けて空気を送り込むようにしてもよい。
これによれば、送風手段と回転センサギヤによって空気をモータ駆動部に向けて流すことができ、より一層効率良くモータ駆動部を冷却することができる。
本発明によれば、モータ駆動部の冷却のためにハウジング内に吸い込まれた空気の流れが、回転センサギヤの回転によって乱されるのを防止して、モータ駆動部を効率良く冷却することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明のモータを、産業車両の駆動源として搭載されるモータに具体化した第1の実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。なお、以下の説明においてモータの「前」及び「後」は、図1に示す矢印Y1の方向を前後方向とする。
図1に示すように、モータMのハウジング10を形成するフレーム11は、両端が開口する円筒状に形成されている。このフレーム11の前端(一端)には、ハウジング10を形成する第1エンドブラケット12が接合されるとともに、この第1エンドブラケット12によりフレーム11の前端側の開口が閉鎖されている。また、フレーム11の後端(他端)にはハウジング10を形成する第2エンドブラケット13が接合されるとともに、この第2エンドブラケット13によりフレーム11の後端側の開口が閉鎖されている。そして、第1エンドブラケット12と第2エンドブラケット13は、ハウジング10の軸方向に対向している。
ハウジング10内には回転軸14が収容されるとともに、この回転軸14の前端側(一側端)は第1エンドブラケット12に設けられた軸受15に回転可能に支持され、回転軸14の後端側(他端側)は第2エンドブラケット13に設けられた軸受16に回転可能に支持されている。フレーム11において、回転軸14の軸方向(以下、単に軸方向とする)における前端側には、前側吸気口11aがフレーム11に形成されている(図2では、フレーム11の周方向に間隔を空けて2箇所)。この前側吸気口11aは、ハウジング10内とハウジング10外とを連通し、ハウジング10内へ空気を吸い込ませるために形成されている。また、フレーム11において、軸方向における後端側には後側吸気口11bがフレーム11に形成されている(図1では、フレーム11の周方向に間隔を空けて2箇所)。この後側吸気口11bは、ハウジング10内とハウジング10外とを連通し、ハウジング10内に空気を吸い込ませるために形成されている。
フレーム11の前端側において、前側吸気口11aよりも軸方向における中央側にずれた位置には、前側排気口11cがフレーム11に形成されている(図1では、フレーム11の周方向に間隔を空けて2箇所)。この前側排気口11cは、ハウジング10内とハウジング10外とを連通し、ハウジング10内に吸い込まれた空気をハウジング10外へ排出するために形成されている。また、フレーム11の後端側において、後側吸気口11bよりも軸方向における中央側にずれた位置には、後側排気口11dがフレーム11に形成されている(図1では、フレーム11の周方向に間隔を空けて2箇所)。この後側排気口11dは、ハウジング10内とハウジング10外とを連通し、ハウジング10内に吸い込まれた空気をハウジング10外へ排出するために形成されている。
前側吸気口11aと前側排気口11cとは近接しないのが望ましいが、この実施形態のように軸方向に近接したものの場合には、対となる前側吸気口11aと前側排気口11cとの間に前側仕切壁11eをフレーム11から延設し、前側排気口11cから排気された暖かい空気を前側吸気口11aで再び吸入しないようにすることもできる。また、後側吸気口11bと後側排気口11dとの場合も同様で、対となる後側吸気口11bと後側排気口11dとの間に後側仕切壁11fをフレーム11から延設することができる。
モータMは、ハウジング10(フレーム11)の内面に固定された固定子19と、固定子19の内方において回転軸14に止着された回転子22とからなるモータ駆動部25を備えている。そして、モータMは、固定子19に電力の供給を受けることで回転子22を介して回転軸14を回転させる。
固定子19は、環状の固定子鉄心20と、この固定子鉄心20に巻き付けられた固定子コイル21とからなる。固定子鉄心20において、第1エンドブラケット12に対向する前端面20a(一端面)、及び第2エンドブラケット13に対向する後端面20b(他端面)からは、固定子コイル21のコイルエンド21aが円環状に突出している。そして、フレーム11の前端側に形成された前側排気口11cは、固定子鉄心20の前端面20aから突出するコイルエンド21aの外周面に対向する位置に形成されている。また、フレーム11の後端側に形成された後側排気口11dは、固定子鉄心20の後端面20bから突出するコイルエンド21aの外周面に対向する位置に形成されている。
回転子22において、第1エンドブラケット12に対向する前端面22a(一端面)、及び第2エンドブラケット13に対向する後端面22b(他端面)それぞれからは、複数の冷却羽根23が回転軸14の軸方向に突出するように設けられている。複数の冷却羽根23は、回転子22の周方向に沿って等間隔を空けて設けられている。また、各冷却羽根23は、回転子22の回転に伴う冷却羽根23の回転により、複数の冷却羽根23の内周面によって囲まれる領域R内に空気が吸い込まれるように所定の傾斜を有するように形成されている。そして、本実施形態では、冷却羽根23が、前側吸気口11a及び後側吸気口11bからモータ駆動部25に向けて空気を送り込むための送風手段を形成している。
また、フレーム11の内周面において、前側吸気口11aと前側排気口11cとの間、及び後側吸気口11bと後側排気口11dとの間それぞれには、金属板により円環状に形成されたエアガイド26が接合されている。各エアガイド26それぞれは、モータ駆動部25の前後両端面を覆うように配置されるとともに、各エアガイド26の中央部には回転軸14が挿通されている。各エアガイド26は、フレーム11の内周面から、該フレーム11の径方向へ平板状に延びる基部26aと、この基部26aから回転軸14に向かうに従い回転子22の前端面22a及び後端面22bに向かうように傾斜するガイド部26bとからなる。ガイド部26bは、フレーム11の径方向において、冷却羽根23より回転軸14側へ超えた位置から傾斜している。
また、エアガイド26におけるモータ駆動部25側の内面と、この内面と対向する各冷却羽根23の先端面及びコイルエンド21aの先端面との間には、空気の流れを許容する隙間が形成されている。そして、第1エンドブラケット12の内面と、この内面に対向するエアガイド26の外面との間には、前側吸気口11aから冷却羽根23の内側の領域Rに向けて延びる吸気通路33が形成されている。また、第2エンドブラケット13の内面と、この内面に対向するエアガイド26の外面との間には、後側吸気口11bから冷却羽根23の内側の領域Rに向けて延びる吸気通路33が形成されている。各吸気通路33それぞれは、フレーム11の径方向に沿って前側吸気口11a及び後側吸気口11bから真っ直ぐに延びた後、ガイド部26bによって領域Rに向かうように曲がっている。
上記構成のモータMにおいて、第1エンドブラケット12の内面と、エアガイド26の外面との間には、回転センサギヤ30が設けられている。回転センサギヤ30は磁性体よりなるとともに、回転軸14の前端側(一端側)に回転軸14と一体回転可能に固定されている。図2に示すように、回転センサギヤ30は、多数の歯30aが回転軸14の周方向に沿って並んだものであり、隣り合う歯30aの間に隙間が形成されている。また、回転センサギヤ30は、前側のエアガイド26におけるガイド部26bに対向するように配置されている。ここで、前側吸気口11aは、回転センサギヤ30の外周面より外周側の位置においてフレーム11に形成されている。
また、フレーム11の前端側には、回転センサ31が回転センサギヤ30の歯30aと対向する位置に設けられている。この回転センサ31は、ホール素子(図示せず)を備え、回転する回転センサギヤ30における歯30aと隙間が交互に通過するたびにホール素子を貫く磁束密度が変化することにより、その変化をパルス信号の出力として取り出し、回転軸14の回転数を検出するようになっている。
また、図1及び図2に示すように、第1エンドブラケット12の内面には、円筒状をなす整流カバー32が、回転センサ31と対向する部位を除いた回転センサギヤ30の外周面全体(歯30aの外面)を覆うように固定されている。整流カバー32は、その中心軸L1が回転軸14の中心軸L2と同一軸線上に位置するように第1エンドブラケット12の内面から立設されている。整流カバー32の内周面と回転センサギヤ30の外周面との間には、整流カバー32の周方向へ一定幅で延びる僅かなクリアランスが形成されている。
図1に示すように、整流カバー32の第1エンドブラケット12内面からの立設高さは、回転センサギヤ30におけるモータ駆動部25側の端面を超えないように設定されている。そして、整流カバー32は、前側吸気口11aから冷却羽根23の内側の領域Rまで延びる吸気通路33に向けて延設されており、吸気通路33内の空気の流れに対し交差するように吸気通路33内へ延設されている。すなわち、整流カバー32は、回転センサギヤ30の外周面と、前側吸気口11aとの間に介装されている。よって、吸気通路33は、エアガイド26のガイド部26bに流れ込む直前で整流カバー32によって狭められるようになっている。
さて、上記構成のモータMにおいては、回転子22の回転と共に回転軸14が回転する。モータMにおける回転軸14の回転数は、回転センサギヤ30の回転を回転センサ31で検出することによって行われる。
一方、回転子22の回転に伴う冷却羽根23の回転によって、領域R内の空気が、エアガイド26と冷却羽根23及びコイルエンド21aとの間の隙間を流れて前側排気口11c及び後側排気口11dからハウジング10外へ排出されると、領域R内が負圧となる。すると、前側吸気口11a及び後側吸気口11bからハウジング10内に向けて空気が吸い込まれ、領域Rに向けて吸気通路33を流れる。
このとき、回転する回転センサギヤ30の多数の歯30aがファンのように働き、回転センサギヤ30の周りには、回転センサギヤ30の外周面から外側に向かう空気の流れや、モータ駆動部25(領域R)に向かう空気の流れが発生する。このとき、回転センサギヤ30の外周面と前側吸気口11aとの間には整流カバー32が介装されており、回転センサギヤ30の外周面から外周側、すなわち前側吸気口11aに向かう空気の流れは、整流カバー32によって止められる。このため、回転センサギヤ30の回転によって発生する空気の流れにより、前側吸気口11aからモータ駆動部25に向かう吸気通路33の空気の流れが乱されることが防止される。
よって、前側吸気口11aからモータ駆動部25に向けて吸気通路33を流れる空気は、整流となってエアガイド26のガイド部26bによって領域R内に向けて流れるように案内される。ガイド部26bに案内されて回転軸14に衝突した空気は、領域Rに向けて流れ、上述したと同様に前側排気口11c及び後側排気口11dからフレーム11外へ排出される。すると、ハウジング10外からハウジング10内へ吸い込まれ、モータ駆動部25に向けて送り込まれた空気が、モータ駆動部25における回転子22の前端面22aと後端面22b、固定子鉄心20の前端面20aと後端面20b、及びコイルエンド21aに沿って流れる。その結果、モータ駆動部25における回転子22の前端面22aと後端面22b、固定子鉄心20の前端面20aと後端面20b、及びコイルエンド21aが、ハウジング10内外を流れる空気によって冷却される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)モータMのハウジング10内に回転センサギヤ30を収容するとともに、この回転センサギヤ30の外周面より外周側に円筒状をなす整流カバー32を設けた。そして、整流カバー32により、回転センサギヤ30の外周面から前側吸気口11aに向かう空気の流れを止めるようにした。このため、前側吸気口11aからモータ駆動部25に向かう空気の流れは、回転センサギヤ30の回転によって発生した空気の流れによって乱されず、さらには、前側吸気口11aに向けて戻されることが防止され、整流となって吸気通路33に向けて流れる。したがって、前側吸気口11aから吸い込まれた空気をモータ駆動部25に向けて確実に流すことができ、モータ駆動部25を効率良く冷却することができる。
(2)整流カバー32は、回転センサ31に対向する部位を除いた回転センサギヤ30の外周面全体を覆っている。よって、回転センサギヤ30の周りのいずれの位置でも、回転センサギヤ30の回転によって発生した空気の流れによって、モータ駆動部25へ流れる空気の流れが乱されることが防止できる。
(3)整流カバー32は、回転センサ31に対向する部位を除いた回転センサギヤ30の外周面全体を覆っている。このため、整流カバー32により回転センサギヤ30を周りから保護することができる。
(4)整流カバー32は、回転センサ31に対向する部位を除いた回転センサギヤ30の外周面全体を覆っている。このため、前側吸気口11aから吸い込まれた空気と共にハウジング10内に塵芥等が進入しても、整流カバー32によって回転センサギヤ30内に塵芥が進入することを防止することができる。よって、回転する回転センサギヤ30に塵芥等が衝突して歯30aが曲がってしまい、回転軸14の回転数が正確に検出できなくなることを防止することができる。
(5)前側吸気口11aと前側排気口11c、及び後側吸気口11bと後側排気口11dそれぞれは、フレーム11において回転軸14の軸方向に沿ってずれた位置に形成され、互いに近接している。このため、各吸気口11a,11bから吸い込まれた空気を、モータ駆動部25を冷却させた後、各排気口11c,11dから速やかにハウジング10外へ排出することができる。
(6)ハウジング10内において、前側吸気口11aと前側排気口11cとの間、及び後側吸気口11bと後側排気口11dとの間それぞれにはエアガイド26が設けられている。そして、エアガイド26により、各吸気口11a,11bからハウジング10内に吸い込まれた空気をモータ駆動部25に向けて流れるようにガイドすることができ、ハウジング10内に吸い込まれた直後の低温の空気によりモータ駆動部25を効率良く冷却することができる。
(7)フレーム11において、前側吸気口11aと前側排気口11cとの間には前側仕切壁11eが立設されるとともに、後側吸気口11bと後側排気口11dとの間には後側仕切壁11fが立設されている。このため、各排気口11c,11dから排出された、モータ駆動部25冷却後の温められた空気が、各吸気口11a,11bからハウジング10内に吸い込まれてしまうことを各仕切壁11e,11fによって防止することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明のモータを、産業車両の駆動源として搭載されるモータに具体化した第2の実施形態を図3にしたがって説明する。なお、以下の説明においてモータの「前」及び「後」は、図3に示す矢印Y2の方向を前後方向とする。また、以下に説明する第2の実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、その重複する説明を省略又は簡略する。
図3に示すように、第1エンドブラケット12及び第2エンドブラケット13のうち回転軸14の前端側(一端側)に位置する第1エンドブラケット12の内面には、環状溝12aが軸受15を取り囲むように凹設されている。この環状溝12aは、環状溝12aの内周端が回転センサギヤ30の歯30aの内面より回転軸14寄り(内側)に位置するように形成される。また、第1エンドブラケット12の内面には、整流カバー40が取り付けられている。この整流カバー40は、円環状をなすフランジ部41と、このフランジ部41から立設された円筒状をなす壁部42とからなる。環状溝12aの外周端は壁部42の外面より外側に位置するように形成されている。そして、整流カバー40は、フランジ部41によって環状溝12aの一部のみをハウジング10内に向けて開口させるように環状溝12aのほぼ全体を覆って環状溝12aの内面に固定されている。
フランジ部41には、吸気通路33(前側吸気口11a)と環状溝12a内とを連通可能とする連通孔41aが形成されている。また、環状溝12aがフランジ部41によって覆われた状態において、環状溝12aの内周端側は、回転センサギヤ30の多数の歯30aによって囲まれる内部領域Nに向けて開口している。よって、前側吸気口11aと、回転センサギヤ30の内部領域Nとは、連通孔41aと環状溝12aを介して連通し、これら連通孔41aと環状溝12aは、前側吸気口11aと内部領域Nとを連通させる連通通路43を形成している。よって、回転軸14の前端側(一端側)に位置する第1エンドブラケット12には、前側吸気口11aと内部領域Nとを連通させる連通通路43(連通孔41aよ環状溝12a)が形成されている。
そして、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に回転子22の回転に伴う冷却羽根23の回転によって、前側吸気口11aからハウジング10内に向けて空気が吸い込まれる。このとき、回転センサギヤ30の回転により、複数の歯30aの内部領域Nが負圧となり、吸気通路33を流れる空気が連通孔41a及び環状溝12aを通過して(連通通路43を通過して)回転センサギヤ30側に送り込まれる。そして、回転センサギヤ30側に送り込まれた空気は、回転センサギヤ30の回転によって領域Rに向けて送り込まれる。
そして、領域Rに向けて流れた空気は、モータ駆動部25を冷却して前側排気口11cからフレーム11外へ排出される。このときも、回転する回転センサギヤ30の多数の歯30aがファンのように働き、回転センサギヤ30の周りには、前側吸気口11aやモータ駆動部25(領域R)に向けて流れる空気の流れが発生する。このとき、回転センサギヤ30の外周面と前側吸気口11aとの間には整流カバー40が介装されており、回転センサギヤ30から前側吸気口11aに向かう空気の流れは、整流カバー40の壁部42によって遮られる。このため、回転センサギヤ30の回転によって発生する空気の流れにより、前側吸気口11aからモータ駆動部25に向かう吸気通路33の空気の流れが乱されることが防止される。
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(7)に記載と同様の効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
(8)第1エンドブラケット12の内面に環状溝12aを凹設するとともに、環状溝12aのほぼ全体を覆うように第1エンドブラケット12に固定される整流カバー40に連通孔41aを形成した。そして、連通孔41aと環状溝12aを介して前側吸気口11aと回転センサギヤ30の内部領域Nとを連通させた。よって、回転センサギヤ30の回転により、前側吸気口11aからハウジング10内に吸い込まれた空気を回転センサギヤ30側に送り込み、そのままモータ駆動部25に向けて送り出すことができる。したがって、冷却羽根23と回転センサギヤ30によって空気をモータ駆動部25に向けて流すことができ、より一層効率良くモータ駆動部25を冷却することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 整流カバー32,40は、その周方向において、一部が切り欠かれていてもよい。
○ 前側吸気口11a、後側吸気口11b、前側排気口11c、及び後側排気口11dの位置及び数は任意に変更してもよい。
○ 前側吸気口11a及び後側吸気口11bの少なくとも一方を、回転センサギヤ30の外周面より外周側の位置における第1エンドブラケット12や第2エンドブラケット13の部位に設けてもよい。
○ 第2の実施形態では、第1エンドブラケット12の内面に円環状をなす環状溝12aを形成し、この環状溝12aによって前側吸気口11aと回転センサギヤ30の内部領域Nとを連通させたが、前側吸気口11aと回転センサギヤ30の内部領域Nとを連通させる溝は細溝状に形成されていてもよい。
○ 各実施形態では、本発明を産業車両に搭載されるモータMに具体化したが、本発明を産業車両以外にも電気自動車に搭載されるモータM等に適用してもよい。
○ 各実施形態において、送風手段として回転軸14にファンを別途設けてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記排気口は、前記ハウジングにおいて前記回転軸の軸方向に沿って前記吸気口より中央側にずれた位置に近接して形成されている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のモータ。
(2)前記ハウジング内において、前記吸気口と排気口との間には、前記吸気口から前記内部空間に吸い込まれた空気を前記モータ駆動部に向けて流れるようにガイドするエアガイドが設けられている技術的思想(1)に記載のモータ。
(3)前記ハウジングにおいて、前記吸気口と排気口の間には仕切壁が立設されている技術的思想(1)又は(2)に記載のモータ。
第1の実施形態のモータを示す断面図。 回転センサギヤ及び整流カバーを示す図1の2−2線断面図。 第2の実施形態のモータを示す断面図。
符号の説明
M…モータ、N…内部領域、10…ハウジング、11a…吸気口としての前側吸気口、11c…排気口としての前側排気口、12…第1エンドブラケット、13…第2エンドブラケット、14…回転軸、19…固定子、22…回転子、23…送風手段としての冷却羽根、25…モータ駆動部、30…回転センサギヤ、30a…歯、31…回転センサ、32,40…整流カバー、43…連通通路。

Claims (3)

  1. ハウジングの内周面に固定された固定子と、該固定子の内側で回転する回転子とからなるモータ駆動部を有するとともに、前記ハウジングにおける一対のエンドブラケットに前記回転子と一体回転する回転軸が回転可能に支持され、前記ハウジング内において、前記回転軸の周方向に沿って多数の歯が並ぶ回転センサギヤが前記回転軸の一端側に一体回転可能に取り付けられるとともに、前記回転センサギヤの回転数を検知して前記回転軸の回転数を検出する回転センサが設けられたモータであって、
    前記ハウジングにおける前記回転センサギヤの外周面より外周側の位置に前記ハウジング内へ空気を吸い込ませるための吸気口が形成されるとともに、前記ハウジングには吸い込まれた空気を排出する排気口が形成され、さらに、前記吸気口から前記モータ駆動部に向けて空気を送り込むための送風手段を備えており、
    前記回転センサギヤの外周面より外周側に、前記吸気口からモータ駆動部に向けた空気の流れを乱さないように回転センサギヤを覆う整流カバーが設けられているモータ。
  2. 前記整流カバーは、前記回転センサギヤの前記回転センサと対向する部位を除いた外周面全体を覆うように設けられている請求項1に記載のモータ。
  3. 前記一対のエンドブラケットのうち前記回転軸の一端側に位置するエンドブラケットには、前記吸気口と、前記回転センサギヤにおける多数の歯によって囲まれる内部領域とを連通させる連通通路が形成されるとともに、前記回転センサギヤの回転によって前記連通通路を介して前記内部領域に空気を送り込ませ、さらに、回転センサギヤからモータ駆動部に向けて空気を送り込むようにした請求項1又は請求項2に記載のモータ。
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