JP2009284608A - パルスモータ、位置決め装置、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

パルスモータ、位置決め装置、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パルスモータの推力を向上させる。
【解決手段】パルスモータは、磁性材料を含む複数の凸部が周期的に配列された第1要素と、前記第1要素に対向して配置された第2要素とを備え、前記第1要素および前記第2要素の一方が可動部として機能し、他方が固定部として機能する。前記複数の凸部は、複数の第1凸部および複数の第2凸部を含み、前記第1凸部は、第1方向に沿って磁束を通過させる第1部分を含む第1磁気回路の一部を構成し、前記第2凸部は、第2方向に沿って磁束を通過させる第2部分を含む第2磁気回路の一部を構成する。前記第2要素は、前記第1磁気回路に磁束を流すための第1コイルと、前記第2磁気回路に磁束を流すための第2コイルとを含む。前記可動部が移動する期間は、前記第1コイルを流れる電流が最大値となるタイミングと前記第2コイルを流れる電流が最大値となるタイミングとが交互に現れる期間を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルスモータ、位置決め装置、露光装置及びデバイス製造方法に関する。
図7Aは、リニアパルスモータの断面構造を示す図である。図7Bは、平面パルスモータにおける可動部の下面(固定部に対向する面)の構成を示す図である。図7Bに示す可動部は、図7Aに示されるような可動子を配列して構成されうる。図8は、図7Bに示す可動部を有する平面パルスモータが組み込まれたステージ機構を示す斜視図である。
固定部(固定子)1は、磁性材料を含む複数の凸部2を有し、凸部2と凸部2との間には凹部3が設けられている。凹部3は、磁気的な凹部を意味し、凹部3には、一般に樹脂等が充填される。可動部4は、複数の磁性体ブロック11〜16を有する。複数の磁性体ブロック11〜16には、それぞれ固定部1に対応するように歯先51〜56が形成されている。複数の磁性体ブロック11〜16には、それぞれコイル61〜66が巻かれている。磁性体ブロック11、12間、磁性体ブロック13、14間、磁生体ブロック15、16間には、それぞれ永久磁石81、82、83が配置されている。永久磁石81、82、83は、バイアス磁束を発生する。
可動部8には、X方向に可動部8を駆動するための複数の可動子6と、Y方向に可動部8を駆動するための複数の可動子7とが配列されている。可動子6および7は、図7Aに示すような構成を有しうる。可動部8の下面(固定部1に対応する面)には、エアー噴出口5が設けられている。エアー噴出口5からエアーを噴出することによって、可動部8が固定部1に対して浮上し、移動することができる。
図9Aおよび図9Bは、図7Aおよび図7Bに示すパルスモータが発生する推力を模式的に示す図である。図10Aは、図7Aおよび図7Bに示すパルスモータのコイルに流す電流の変化を示す図である。図10Bは、図7Aおよび図7Bに示すパルスモータにおける磁束の変化を示す図である。
図9Aおよび図9Bでは、図7Aに示された各磁性体ブロックに形成された4つの歯先は、説明の簡略化のために、1つの歯先で示されている。コイル62、64、66には、それぞれ、図10Aに示すように、U相電流91、V相電流92、W相電流93が流れている。コイル61、63、65には、コイル62、64、66を流れる電流と逆相の電流が流れている。図9Aは、図10Aに示されたタイミングAにおける状態を示し、図9Bは、図10Aに示されたタイミングBにおける状態を示している。コイル61〜66の右側には、それらを流れる電流の大きさと向きが矢印で示されている。
図9Aでは、コイル61、62には、永久磁石81が発生するバイアス磁束を強める方向に電流が流れている。歯先51、52は、固定部1の凸部2の上に位置するので、歯先51、52は、現在の位置に強く保持されている。一方、この時、コイル63〜66には、永久磁石82、83が発生するバイアス磁束を弱める方向に電流が流れている。また、歯先53〜56の下には、凸部2の一部しか存在しないので、この位置での保持力は小さくなっている。
図9Aの状態から図10BにおけるタイミングBのように電流の位相が60°進むと、コイルを流れる電流による磁束は、図9Bのように変化する。具体的には、コイル61、コイル62を流れる電流が減少することにより、歯先51、52の現在の位置での保持力は弱まる。一方、コイル63、64には永久磁石82のバイアス磁束を強める方向に電流が流れる。したがって、可動部4は、固定部1に対して相対的に左側に移動するように推力を発生する。
特開2003−47231号公報 特開2005−245121号公報 特開2005−269849号公報
図8に示されるような平面パルスモータの固定部1では、凸部2が一定間隔でX、Y方向に周期的に配列されていて、凸部2と凹部3との寸法比率は、通常は、1対1程度であった。そのため、可動子の歯先から固定部の凸部2に流れ込む磁束の通過面積は、固定部1の面積の約25%程度であり、磁束の利用効率が低く、高い推力を得ることが困難であった。
また、従来のパルスモータの可動部4は、図10Bに示すように、永久磁石によるバイアス磁束96に対してコイルが発生する磁束95を合成することにより推力を制御する。バイアス磁束96は、通常は、コイルが発生する磁束95の数倍の大きさとされうる。この理由は、バイアス磁束が弱い場合には、可動体の移動時に、磁気的な吸着力が最大の場所が時間的に変化することに伴ってピッチング方向の振動が発生するからである。
一方、バイアス磁束とコイルが発生する磁束とにより決まる内部磁束98は、パルスモータで使用している磁性材料の飽和磁束密度とパルスモータの構造から決まる飽和磁束97を超えないようにする必要があった。この為、従来のパルスモータでは、コイルを流れる電流をあまり大きくすることができず、高い推力を得ることが困難であった。
本発明は、例えば、パルスモータの推力を向上させることを目的とする。
本発明の第1の側面は、磁性材料を含む複数の凸部が周期的に配列された第1要素と、前記第1要素に対向して配置された第2要素とを備え、前記第1要素および前記第2要素の一方が可動部として機能し、他方が固定部として機能するパルスモータに係る。前記複数の凸部は、複数の第1凸部および複数の第2凸部を含む。前記第1凸部は、第1方向に沿って磁束を通過させる第1部分を含む第1磁気回路の一部を構成する。前記第2凸部は、第2方向に沿って磁束を通過させる第2部分を含む第2磁気回路の一部を構成する。前記第2要素は、前記第1磁気回路に磁束を流すための第1コイルと、前記第2磁気回路に磁束を流すための第2コイルとを含む。前記可動部が移動する期間は、前記第1コイルを流れる電流が最大値となるタイミングと前記第2コイルを流れる電流が最大値となるタイミングとが交互に現れる期間を含む。
本発明の第3の側面は、第1要素と、前記第1要素に対向して配置された第2要素とを備え、前記第1要素および前記第2要素の一方が可動部として機能し、他方が固定部として機能するパルスモータに係り、前記第1要素は、周期的に配列された磁性材料を含む複数の凸部を有し、前記複数の凸部は、複数の第1凸部および複数の第2凸部を含み、前記第1凸部は、第1方向に沿って磁束を通過させる第1部分を含む第1磁気回路の一部を構成し、前記第2凸部は、第2方向に沿って磁束を通過させる第2部分を含む第2磁気回路の一部を構成し、前記第1凸部および前記第2凸部は、それぞれ1つの一方の凸部の周りに4つの他方の凸部が配置され、前記第2要素は、前記第1磁気回路に磁束を流すための第1コイルと複数の歯先と、前記第2磁気回路に磁束を流すための第2コイルと、前記第1コイルおよび前記第2コイルで発生した磁束を通過させる複数の歯先を有する。
本発明の第3の側面は、物体を位置決めする位置決め装置に係り、前記位置決め装置は、上記のパルスモータを駆動部として備える。
本発明の第4の側面は、原版のパターンを基板に投影し該基板を露光する露光装置に係り、前記露光装置は、前記基板を位置決めする位置決め装置と、前記基板に原版のパターンを投影する投影光学系とを備え、前記位置決め装置の駆動部としてパルスモータを含む。
本発明の第4の側面は、デバイス製造方法に係り、前記製造方法は、上記の露光装置を用いて基板を露光する工程と、該基板を現像する工程とを含む。
本発明によれば、例えば、パルスモータの推力を向上させることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。
本発明の好適な実施形態において、パルスモータは、可動部および固定部を備える。可動部は、固定部に対して相対的に移動しうるし、固定部は、可動部に対して相対的に移動しうる。パルスモータを構成する要素が可動部であるか、固定部であるかという定義は、その用途によって変わりうる。そこで、用途が特定されない場合において、可動部および固定部という表現よりも、第1要素および第2要素という表現が適切である。第2要素は、第1要素に対向して配置される。第1要素および第2要素の一方は可動部として機能し、他方は固定部として機能する。
図1は、本発明の好適な実施形態におけパルスモータの部分的な構成を示す斜視図である。図2Aおよび図2Bは、本発明の好適な実施形態におけパルスモータの部分的な構成を示す図である。なお、図2Aおよび図2Bでは、図1に示された各磁性体ブロックに形成された4つの歯先(例えば、131)は、説明の簡略化のために、1つの歯先(例えば、131)で示されている。図3Aは、本発明の好適な実施形態におけパルスモータの固定部の表面(可動部に対向する面)の構成を示す図である。図3Bは、本発明の好適な実施形態におけパルスモータの固定部の内部構成を示す図である。
この実施形態のパルスモータは、磁性材料を含む複数の凸部がX方向(第1方向)およびY方向(第2方向)に周期的に配列された1つの要素である固定部(固定子)100と、固定部100に対向して配置された他の要素である可動部120とを備える。
固定部100の複数の凸部は、複数のX方向凸部(第1凸部)101と複数のY方向凸部(第2凸部)102とを含む。X方向凸部(第1凸部)101は、X方向(第1方向)に沿って磁束を通過させるX方向磁束通過部分(第1部分)103を含む第1磁気回路230の一部を構成する。複数のY方向凸部(第2凸部)102は、Y方向(第2方向)に沿って磁束を通過させるY方向磁束通過部分(第2部分)104を含む第2磁気回路240の一部を構成する。
可動部120は、少なくとも1つの可動子130を含んで構成される。なお、図2Aおよび図2Bでは、可動子130は、3相分のユニットU1、U2、U3を含み、図1では、3相分のユニットU1、U2、U3のうち1相分のユニットU1のみが示されている。以下では、ユニットU1、U2、U3に共通の事項については、ユニットU1を代表として説明する。
ユニットU1、U2、U3は、固定部100の凸部の配列周期の1/3ずつ、空間的な位置がずらして配置されている。したがって、ユニットU1、U2、U3のコイルに流す電流も、1/3周期ずつ、ずれている。
ユニットU1は、複数の磁性体ブロックを含む。例えば、ユニットU1は、第1磁性体ブロック71、第2磁性体ブロック72、第3磁性体ブロック73、第4磁性体ブロック74を含む。第1、第2、第3、第4磁性体ブロック71、72、73、74は、それぞれ、固定部100に対向する歯先131、132、141、142を含む。ユニットU2も、ユニットU1と同様に、第1、第2、第3、第4磁性体ブロックを含み、第1、第2、第3、第4磁性体ブロックは、それぞれ、固定部100に対向する歯先133、134、143、144を含む。ユニットU3も、ユニットU1と同様に、第1、第2、第3、第4磁性体ブロックを含み、第1、第2、第3、第4磁性体ブロックは、それぞれ、固定部100に対向する歯先135、136、145、146を含む。
可動子130のユニットU1は、磁束を発生することによって推力を発生し、固定部100に対して相対的に移動する。可動子130は、第1磁気回路230に磁束を流すためのX方向コイル(第1コイル)161、163と、第2磁気回路240に磁束を流すためのY方向コイル(第2コイル)162、164とを含む。複数の磁性体ブロック71、72、73、74は、X方向コイル(第1コイル)161、163が発生した磁束を第1磁気回路230に流し、Y方向コイル(第2コイル)162、164が発生した磁束を第2磁気回路240に流す。
ここで、第1磁性体ブロック71、および、第3磁性体ブロック73は、磁性材料を含む第1連結部材201で連結されるとともにY方向(第2方向)に沿って配列されている。第2磁性体ブロック72および第4磁性体ブロック74は、磁性材料を含む第3連結部材203で連結されるとともにY方向(第2方向)に沿って配列されている。第1磁性体ブロック71および第2磁性体ブロック72は、磁性材料を含む第2連結部材202で連結されるとともにX方向(第1方向)に沿って配列されている。第3磁性体ブロック73および第4磁性体ブロック74は、磁性材料を含む第4連結部材204で連結されるとともにX方向(第1方向)に沿って配列されている。Y方向コイル(第2コイル)は、第1連結部材201に巻かれたコイル164と、第2連結部材203に巻かれたコイル162とを含む。X方向コイル(第1コイル)は、第2連結部材202に巻かれたコイル161と、第4連結部材204に巻かれたコイル163とを含む。
可動部120が移動する期間は、X方向コイル(第1コイル)161、163を流れる電流が最大値となるタイミングとY方向コイル(第2コイル)162、164を流れる電流が最大値となるタイミングとが交互に現れる期間を含む。可動部120の移動方向は、可動子130の構成、より具体的には、ユニットU1、U2、U3の配列および歯先の配列によって定まり、図1、図2A、図2Bに示す配列においては、可動部120は、X方向に移動する。パルスモータを平面パルスモータとして構成する場合には、可動部120には、X方向に推力を発生する可動子とY方向に推力を発生する可動子とが備えられる。パルスモータをリニアパルスモータとして構成する場合には、可動部120には、X方向に推力を発生する可動子およびY方向に推力を発生する可動子のいずれかが備えられる。
なお、以上では、X方向に第1方向を対応させ、Y方向に第2方向を対応させて記載したが、第1方向と第2方向とは、互いに直交することが好ましいが、互いに直交しなくてもよい。
複数の凸部(複数のX方向凸部101および複数のY方向凸部102)の各々は、X方向(第1方向)に沿った直線の上の少なくとも2つの位置におけるY方向(第2方向)の長さが互いに異なる形状を有することが好ましい。例えば、凸部の外形を規定する線が図3Aに示すようにX方向およびY方向に対して45度をなす構成は、X方向(第1方向)に沿った直線の上の少なくとも2つの位置におけるY方向(第2方向)の長さが互いに異なる形状の好ましい例である。複数のX方向凸部101および複数のY方向凸部102は、チェッカーボードパターン状に配列されることが好ましい。図3Aに示すような構成によれば、固定部100の全体における凸部の占有面積をほぼ100パーセントにすることができる。一方、図8に例示するような構成では、固定部100の全体における凸部の占有面積は、約25パーセントである。
歯先131を有する第1磁性体ブロック71と歯先132を有する第2磁性体ブロック72との間には、永久磁石191が配置されている。永久磁石191は、第2連結部材202の全部または一部として配置されうる。歯先141を有する第3磁性体ブロック73と歯先142を有する第4磁性体ブロック74との間には、永久磁石192が配置されている。永久磁石192は、第4連結部材204の全部または一部として配置されうる。
なお、永久磁石191、192は、推力の発生のために必要なものでなく、バイアス磁束を発生するために設けられている。即ち、永久磁石191、192は、コイル161〜164の非通電時に可動子130の位置が不安定になることを防止するために設けられている。
固定部100は、可動部120の全ての歯先の下に、固定部100の凸部が存在するように構成される。これによって、全ての歯先があらゆるタイミングにおいて推力を発生させるために寄与する。これによって、従来の平面パルスモータのように、磁気的吸引力が最大の場所が、時間的に変化することが、殆ど無くなる。したがって、永久磁石によるバイアス磁束を小さくしても、安定して可動部120を移動させることができる。そのため、コイルに流す電流を増加させることによって推力に寄与する磁束を増加させることができる。これによって、パルスモータの推力が向上する。
図3A、図3B、図4A〜4Cを参照しながら固定部100の構造および製造方法を説明する。図3Bには、X方向凸部101およびY方向凸部102を取り除いた状態の固定部100を上方から見た様子が示されている。図4A〜4Cには、固定部100の構成要素の構造とともに固定部100の製造方法が示されている。
第1磁気回路230は、磁性材料を含んで構成され、X方向に沿って磁束を通過させるX方向磁束通過部分(第1部分)103と、X方向凸部101を支持するとともにZ方向に磁束を通過させる第1支持部105とを含む。なお、第1支持部105は、X方向磁束通過部分(第1部分)103の上に直接にX方向凸部101が取り付けられる場合には不要である。第2磁気回路240は、磁性材料を含んで構成され、Y方向に沿って磁束を通過させるY方向磁束通過部分(第2部分)104と、Y方向凸部102を支持するとともにZ方向に磁束を通過させる第2支持部105とを含む。なお、第1磁気回路230の構成と第2磁気回路240の構成とは入れ替えることもできる。
以下、固定部100の製造方法を例示的に説明する。まず、図4Aに例示的に示すような複数の第1磁気回路230が連結された第1磁気回路集合体235が磁性材料を含む材料ブロックから切り出される。また、図4Aに例示的に示すような複数の第2磁気回路240が連結された第2磁気回路集合体245が磁性材料を含む材料ブロックから切り出される。
次いで、図4Bに示すように、第1磁気回路集合体235と第2磁気回路集合体245とが互いに磁気的に接触しないように組み合わされる。
次いで、図4Cに示すように、磁性材料を含む板部材が第1支持部105及び第2支持部106の上に結合され、その後、破線で示すように、該板部材を分割してチェッカーボードパターン状に配列されたX方向凸部101及びY方向凸部102が形成される。その後、X方向凸部101とY方向凸部102との隙間に樹脂が流し込まれうる。更に、X方向凸部101およびY方向凸部102を含む固定部100の表面を研削等により仕上げられる。
図5は、本発明の好適な実施形態のパルスモータにおけるコイル電流制御を例示的に示す図である。コイル161、162、163、164には、図5に示すように、時間的に変化する電流が不図示の駆動回路によって流される。なお、永久磁石191、192が発生するバイアス磁束をキャンセルするために、可動部120の駆動時には、コイル161、162、163、164に直流電流も流されうるが、図5では、説明の簡略化の為に、この直流電流が省略されている。
以下では、代表的に図5におけるタイミングA、Bにおける固定部100の内部の磁束と、それによって発生する推力を説明する。
図2Aは、図5のタイミングAにおける固定部100の内部の磁束を示している。図2Aにおいて、矢印(例えば、171、173)は、磁束を示している。タイミングAでは、図5からも明らかなように、コイル161、コイル163には、最大電流が流れている。したがって、2つの非常に強い磁束ループが形成されている。1つは、歯先131から出て固定部100のX方向凸部101およびX方向磁気回路部分103を通過して歯先132に至る磁束ループである。もう1つは、歯先142から出て固定部100のX方向凸部101およびX方向磁気回路部分103を通過して歯先141に至る磁束ループである。
また、タイミングAでは、コイル162、コイル164には電流は流れていなく、歯先131、141の間、および、歯先132、142の間には、磁束ループが形成されていない。この為、歯先131、132、141、142を有するユニットU1は、X方向凸部101を通る磁気ループにより、X方向の磁束通過面積が最大である現在の位置に強く維持しようとする。
歯先133、134、143、144を有するユニットU2の各コイルには、歯先131、132、141、142を有するユニットU1の各コイルを流れる電流に対して1/3周期だけ位相がずれた電流が流れる。これにより、図2Aに示すような磁束が流れている。歯先133、134、143、144は、X方向凸部101よりもY方向凸部102にかかる面積が大きいので、歯先133、134、143、144を有するユニットU2は、Y方向の磁束通過面積を増大させる右向きの推力、および、吸着力を発生している。
歯先135、136、145、146を有するユニットU3の各コイルには、歯先131、132、141、142を有するユニットU1の各コイルを流れる電流に対して2/3周期だけ位相がずれた電流が流れる。これにより、図2Aに示すような磁束が流れている。歯先135、136、145、146は、X方向凸部101よりもY方向凸部102にかかる面積が大きいので、歯先135、136、145、146を有するユニットU3は、Y方向の磁束通過面積を増大させる左向きの推力、および、吸着力を発生している。
なお、歯先133、134、143、144を有するユニットU2が発生している右向きの推力と、歯先135、136、145、146を有するユニットU3が発生している左向きの推力とはつりあっている。よって、可動部120は、固定部100に対して、現在位置を保持し、かつ、吸着力を発生している状態となっている。
図2Bは、図5のタイミングBにおける固定部100の内部の磁束を示している。図2Bにおいて、矢印(例えば、181〜184)は、磁束を示している。タイミングBでは、歯先131、132、141、142を有するユニットU1は、X方向凸部101を含む第1磁気回路を用いる状態から、X方向凸部101を含む第1磁気回路およびY方向凸部102を含む第2磁気回路の双方を用いる状態に移行している。この為、ユニットU1は、固定部100に対する吸着力を維持しているが、現在位置を強く維持する力は弱くなっている。
ユニットU2は、歯先133、134、143、144を有する。ユニットU2は、X方向凸部101を含む第1磁気回路およびY方向凸部102を含む第2磁気回路の双方を用いる状態から、X方向凸部101を含む第1磁気回路のみを用いる状態(非常に強い磁束ループが形成される状態)に変化している。この為、歯先133、134、143、144を有するユニットU2は、X方向の磁束通過面積を増大させる左向きの推力、および、吸着力を発生している。
歯先135、136、145、146は、X方向凸部101よりもY方向凸部102にかかる面積が大きいので、歯先135、136、145、146を有するユニットU3は、Y方向の磁束通過面積を増大させる左向きの推力および吸着力を発生している。
ここでは、2つのタイミングA、Bにおける推力の発生について説明したが、実際の推力は、各コイルに流す電流の比率を連続的に変化させることにより、全ての歯先で、ほぼ連続的に発生することになる。
図6は、本発明の好適な実施形態のパルスモータにおけるコイルによる磁束変化を従来のパルスモータにおけるコイルによる磁束変化と対比して示している。図6から明らかなように、本発明の好適な実施形態のパルスモータの可動部の内部、特に歯先での磁束変化は、永久磁石によるバイアス磁束を小さくするにより、非常に大きくすることができる。つまり、本発明の好適な実施形態のパルスモータは、全ての歯先で、連続的に非常に大きな磁束変化を発生させるので、従来のパルスモータに比較して、非常に大きな推力を発生させることができる。
固定部100と可動部120との間隔が一定となるように、可動部120の各コイルに流す電流の位相角と、可動部120の移動スピードに応じて、可動部120の各コイルに流す電流の大きさが制御される。パルスモータの待機時および可動部120の低速移動時には、省電力化のために、各コイルの電流値が小さく設定されうる。
可動部120の全ての歯先の幅(移動方向に対して直角な方向における長さ)は、固定部100の凸部の周期の(整数+0.5)倍とされうる。歯先131〜136と歯先141〜146との間隔は、固定部100の凸部の周期の整数倍とされうる。これは、可動部120の移動時に移動方向と直角な方向に推力が発生することを抑えるために有効である。
或いは、可動部120の全ての歯先の幅(移動方向に対し直角な方向の長さ)を固定部100の凸部周期の整数倍とし、可動部120における歯先131〜136と歯先141〜146との間隔を固定部100の凸部周期の(整数+0.5)倍としてもよい。
可動部と固定部とのギャップを計測するセンサを設け、このセンサにより各コイルの電流値の振幅を制御してもよい。
可動部の永久磁石が発生する磁束をより強くして、コイルを流れる電流により当該永久磁石の磁束をキャンセルしてもよい。
以下、本発明の適用例を例示的に説明する。
図11は、本発明の第1適用例における固定部100の凸部の形状を例示的に示す図である。図11に示す適用例では、固定部100は、複数のX方向凸部(第1凸部)221と複数のY方向凸部(第2凸部)222とを含む。複数のX方向凸部(第1凸部)221および複数のY方向凸部(第2凸部)222は、チェッカーボードパターン状に配列されている。複数のX方向凸部(第1凸部)221および複数のY方向凸部(第2凸部)222は、8角形の形状を有する。
このような形状によれば、X方向凸部(第1凸部)221とY方向凸部(第2凸部)222とが樹脂等を介して対面する部分の長さを短くすることができる。これにより、X方向凸部221とY方向凸部222との間の漏れ磁束を低減する効果がある。また、製造段階において、X方向凸部221とY方向凸部222との間の隙間が多いので、そこに樹脂等を流し込むことが容易である。
図12は、本発明の第2適用例における固定部100の凸部の形状を例示的に示す図である。固定部100は、複数のX方向凸部(第1凸部)211と複数のY方向凸部(第2凸部)212とを含む。複数のX方向凸部(第1凸部)211および複数のY方向凸部(第2凸部)212は、チェッカーボードパターン状に配列されている。複数のX方向凸部(第1凸部)211および複数のY方向凸部(第2凸部)212は、正方形の形状を有する。当該正方形の各辺は、X方向又はY方向に沿っている。
この適用例は、磁束通過面積の比率(固定部100の面積に対する凸部の面積の比率)は、図2Aおよび図3Aに示す構成例(100%)の約半分(即ち50%)程度であるが、製造が容易である点で優れている。
この固定部の製造は、図4Bに示す段階の後に図4Cに示す段階を実施する必要がない点で、製造工程が簡単でコストの低減に有効である。
図13は、本発明の第3適用例を示す図である。第3適用例は、本発明のパルスモータをリニアパルスモータに適用した例である。リニアパルスモータは、磁性材料を含む複数の凸部が周期的に配列された固定部300と、固定部300に対向して配置された可動部120とを備える。可動部120は、図1に示す例と同様の構成を有する。
固定部300の複数の凸部は、複数のX方向凸部(第1凸部)254および複数のY方向凸部(第2凸部)251、253を含む。X方向凸部254は、X方向(第1方向)に沿って磁束を通過させる第1部分を含む第1磁気回路の一部を構成し、Y方向凸部(第2凸部)251、253は、Y方向(第2方向)に沿って磁束を通過させる第2部分を含む第2磁気回路の一部を構成する。
凸部251と凸部253とは、Y方向に沿った磁気抵抗層252によって分離されている。第3適用例では、従来のリニアモータでは単なる凹部であった領域にX方向凸部254が周期的に配列されている。したがって、第3適用例の固定部100を可動部120と組み合わせて使用することにより、推力を向上させることができる。ここで、可動部120が移動する期間は、X方向コイル(第1コイル)を流れる電流が最大値となるタイミングとY方向コイル(第2コイル)を流れる電流が最大値となるタイミングとが交互に現れる期間を含む。
この適用例においても、可動部120の全ての歯先131、132、141、142の下に固定部300の凸部が常に存在し、連続的に推力することができる。したがって、永久磁石によるバイアス磁束を大幅に小さくして、その分、コイル電流磁束を大きくすることが可能となり、さらに、大幅に、推力を向上させることができる。
図14は、本発明の第4適用例を示す図である。第4適用例は、本発明のパルスモータを原版位置決め機構のリニアパルスモータに適用した例である。第4適用例では、可動部330の可動子20、21に凸部が配列され、固定部320にコイルおよびそれによって励磁される歯先が配列されている。原版位置決め機構は、原版(レチクル)を位置決めする機構であり、原版のパターンを基板に投影して該基板を露光する露光装置に組み込まれる。可動部330は、原版617を保持するとともに原版617の位置を微調整する微動ステージ616と、微動ステージ616を保持する粗動ステージ611と、粗動ステージ611に連結された2つの可動子20、21とを備える。固定部320は、磁束を発生するコイル321〜328、331〜338を有する。第3適用例では、図13に示し第3適用例における固定部300の長さを短くしたものが可動子20、21として使用され、第3適用例における可動子130を多数配列したものが固定部320として使用される。第3適用例では、可動子20、21を単純な構造とし軽量化することができるので、原版17を高速で駆動することができる。
なお、コイル321、322、331、332は、それぞれ磁性体ブロックを励磁するように配置されている。同様に、コイル323、324、333、334も、それぞれ磁性体ブロックを励磁するように配置されている。これらの磁性体ブロックは、可動子20、21が有する凸部(図示せず)の周期の1/3だけ相互にずらして配置されている。
図15A〜図15Cは、本発明の第5適用例を示す図である。第5適用例は、第4適用例のリニアパルスモータの推力を更に向上させた例である。固定部は、歯先431、432、441、442と、コイル461〜464と、永久磁石470とを有する。可動部は、可動子480を有する。可動子480は、垂直磁束通過ブロック491と、水平磁束通過ブロック492とを含む。コイル461〜464は、磁束481〜484を発生する。
第5適用例では、第4適用例と同様にコイルが固定部側に配列されている。第5適用例の特徴は、可動子の内部を通過する全ての磁束が移動方向に対して直交する。
第5適用例では、固定部の各ユニットは、図15Aに示すように、可動子480内に、コイル461〜464によって垂直方向および水平方向に、時間的に交互に、磁束481〜484を発生する。固定部は、図15Aに示すような構成を有するユニットは、図15Cに示すように、可動子の移動方向に沿って配列されていて、可動子480が位置するユニットが磁束を発生する。
第5適用例では、可動子480は、図15Bに示すように、垂直方向にのみ磁束を通過させる垂直磁束通過ブロック491および水平磁束通過ブロック482を周期的に配列した構成を有する。したがって、可動子480は、複数のユニットから垂直方向および水平方向に、時間的に交互に、磁束を受けることにより、図15Aおよび図15Bに示す方向に推力を発生する。
第5実施形態によれば、可動子の移動方向における長さを短くすることができるので、可動子の小型化、更には、全体(リニアパルスモータ)の小型化が可能である。また、可動子の内部の磁気抵抗も最小化することで、推力が向上する。固定部のコイルを、上下に配置することができるので、コイルの実装がより容易になる。固定子のコイルを、上下に配置することができるので、コイルの冷却がより容易になる。
図16は、本発明の好適な実施形態の位置決め装置及び露光装置の構成を概略的に示す図である。露光装置は、原版(レチクル)を位置決めする原版位置決め機構511と、原版を照明する照明系510と、基板(ウエハ)を位置決めする基板位置決め機構514と、原版のパターンを基板に投影する投影光学系513とを備える。露光装置は、原版のパターンを基板に転写して、基板に塗布されている感光剤に潜像パターンを形成するように構成されうる。
基板位置決め機構514は、前述の平面パルスモータを駆動部として含んで構成されうる。より具体的な例を挙げると、基板位置決め機構514は、基板を位置決めする微動ステージ機構と、微動ステージ機構を位置決めする粗動ステージ機構とを含んで構成されうる。粗動ステージ機構は、駆動部として上記の平面パルスモータを含みうる。即ち、粗動ステージ機構の可動子は、前述の本発明の可動子を含んで構成され、粗動ステージ機構の固定子は、前述の本発明の固定子を含んで構成されうる。原版位置決め機構511は、前述のリニアパルスモータを駆動部として含んで構成されうる。
上記のような位置決め装置は、露光装置の構成部品に限定されず、種々の物体の位置決めのために応用されうる。
ここで、位置決め装置という用語の意味には、物品を搬送する搬送装置も含まれうる。
本発明の好適な実施形態のデバイス製造方法は、例えば、半導体デバイス、液晶デバイスの製造に好適であり、感光剤が塗布された基板の該感光剤に上記の露光装置を用いて原版のパターンを転写する工程と、該感光剤を現像する工程とを含みうる。さらに、他の周知の工程(エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を経ることによりデバイスが製造される。
本発明の好適な実施形態におけパルスモータの部分的な構成を示す斜視図である。 本発明の好適な実施形態におけパルスモータの部分的な構成を示す図である。 本発明の好適な実施形態におけパルスモータの部分的な構成を示す図である。 本発明の好適な実施形態におけパルスモータの固定部の表面(可動部に対向する面)の構成を示す図である。 本発明の好適な実施形態におけパルスモータの固定部の内部の構成を示す図である。 固定部の構成要素の構造およびその製造方法を示す図である。 固定部の構成要素の構造およびその製造方法を示す図である。 固定部の構成要素の構造およびその製造方法を示す図である。 本発明の好適な実施形態のパルスモータにおけるコイル電流制御を例示的に示す図である。 本発明の好適な実施形態のパルスモータにおけるコイルによる磁束変化を従来のパルスモータにおけるコイルによる磁束変化と対比して示す図である。 リニアパルスモータの断面構造を示す図である。 リニアパルスモータの断面構造を示す図である。 図7Bに示す可動部を有する平面パルスモータが組み込まれたステージ機構を示す斜視図である。 図7Aおよび図7Bに示すパルスモータが発生する推力を模式的に示す図である。 図7Aおよび図7Bに示すパルスモータが発生する推力を模式的に示す図である。 図7Aおよび図7Bに示すパルスモータのコイルに流す電流の変化を示す図である。 図7Aおよび図7Bに示すパルスモータにおける磁束の変化を示す図である。 本発明の第1適用例における固定部の凸部の形状を例示的に示す図である。 本発明の第2適用例における固定部の凸部の形状を例示的に示す図である。 本発明の第3適用例を示す図である。 本発明の第4適用例を示す図である。 本発明の第5適用例を示す図である。 本発明の第5適用例を示す図である。 本発明の第5適用例を示す図である。 本発明の好適な実施形態の位置決め装置及び露光装置の構成を概略的に示す図である。

Claims (13)

  1. 磁性材料を含む複数の凸部が周期的に配列された第1要素と、前記第1要素に対向して配置された第2要素とを備え、前記第1要素および前記第2要素の一方が可動部として機能し、他方が固定部として機能するパルスモータであって、
    前記複数の凸部は、複数の第1凸部および複数の第2凸部を含み、前記第1凸部は、第1方向に沿って磁束を通過させる第1部分を含む第1磁気回路の一部を構成し、前記第2凸部は、第2方向に沿って磁束を通過させる第2部分を含む第2磁気回路の一部を構成し、
    前記第2要素は、前記第1磁気回路に磁束を流すための第1コイルと、前記第2磁気回路に磁束を流すための第2コイルとを含み、
    前記可動部が移動する期間は、前記第1コイルを流れる電流が最大値となるタイミングと前記第2コイルを流れる電流が最大値となるタイミングとが交互に現れる期間を含む、
    ことを特徴とするパルスモータ。
  2. 前記第2要素は、前記第1要素に対向する歯先を含む複数の磁性体ブロックを含み、
    前記磁性体ブロックは、前記第1コイルが発生した磁束を前記第1磁気回路に流し、前記第2コイルが発生した磁束を前記第2磁気回路に流す、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ。
  3. 前記複数の磁性体ブロックは、第1、第2、第3および第4磁性体ブロックを含み、
    前記第1磁性体ブロックおよび前記第2磁性体ブロックは、磁性材料を含む第1連結部材で連結されるとともに前記第1方向に沿って配列され、
    前記第3磁性体ブロックおよび前記第4磁性体ブロックは、磁性材料を含む第2連結部材で連結されるとともに前記第1方向に沿って配列され、
    前記第1磁性体ブロックおよび前記第3磁性体ブロックは、磁性材料を含む第3連結部材で連結されるとともに前記第2方向に沿って配列され、
    前記第2磁性体ブロックおよび前記第4磁性体ブロックは、磁性材料を含む第4連結部材で連結されるとともに前記第2方向に沿って配列され、
    前記第1コイルは、前記第1連結部材に巻かれたコイルと、前記第2連結部材に巻かれたコイルとを含み、
    前記第2コイルは、前記第3連結部材に巻かれたコイルと、前記第4連結部材に巻かれたコイルとを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載のパルスモータ。
  4. 前記第1方向と前記第2方向とが直交している、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルスモータ。
  5. 前記複数の凸部の各々は、前記第1方向に沿った直線の上の少なくとも2つの位置における前記第2方向の長さが互いに異なる形状を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のパルスモータ。
  6. 前記複数の第1凸部および前記複数の第2凸部がチェッカーボードパターン状に配列されている、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のパルスモータ。
  7. 前記第1要素は、前記第1方向に推力を発生する要素と、前記第2方向に推力を発生する要素とを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のパルスモータ。
  8. 前記第1要素が固定部として機能し、前記第2要素が可動部として機能する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のパルスモータ。
  9. 前記第1要素が可動部として機能し、前記第2要素が固定部として機能する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のパルスモータ。
  10. 第1要素と、前記第1要素に対向して配置された第2要素とを備え、前記第1要素および前記第2要素の一方が可動部として機能し、他方が固定部として機能するパルスモータであって、
    前記第1要素は、周期的に配列された磁性材料を含む複数の凸部を有し、
    前記複数の凸部は、複数の第1凸部および複数の第2凸部を含み、前記第1凸部は、第1方向に沿って磁束を通過させる第1部分を含む第1磁気回路の一部を構成し、前記第2凸部は、第2方向に沿って磁束を通過させる第2部分を含む第2磁気回路の一部を構成し、
    前記第1凸部および前記第2凸部は、それぞれ1つの一方の凸部の周りに4つの他方の凸部が配置され、
    前記第2要素は、前記第1磁気回路に磁束を流すための第1コイルと複数の歯先と、前記第2磁気回路に磁束を流すための第2コイルと、前記第1コイルおよび前記第2コイルで発生した磁束を通過させる複数の歯先を有することを特徴とするパルスモータ。
  11. 物体を位置決めする位置決め装置であって、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパルスモータを駆動部として備えることを特徴とする位置決め装置。
  12. 原版のパターンを基板に投影し該基板を露光する露光装置であって、
    前記基板を位置決めする位置決め装置と、
    前記基板に原版のパターンを投影する投影光学系とを備え、
    前記位置決め装置の駆動部として請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパルスモータを含むことを特徴とする露光装置。
  13. デバイス製造方法であって、
    請求項11に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    該基板を現像する工程とを含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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