JP2009284447A - 信号送信装置及び信号送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精細な画像信号に同期させてオーディオ信号を伝送させる場合に、受信側で簡単に映像とオーディオの同期処理が行えるようにする。
【解決手段】1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える入力画像信号と、その入力画像信号に同期して入力したオーディオ信号を送信する場合に、画素サンプルとオーディオ信号がマッピングされた第1,第2,第3及び第4のサブイメージを、それぞれ1つのサブイメージごとに第1のリンクの伝送チャンネル及び第2のリンクの伝送チャンネルに分割して、8つのチャンネルを生成する。そして、8つのチャンネルの映像データ領域にマッピングされた画素サンプルを映像データ領域の伝送ストリームに多重し、オーディオ信号がマッピングされたチャンネルのみを取り出して、水平補助データスペースの伝送ストリームに多重し、この伝送ストリームを出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える画像信号と、その画像信号に同期した多チャンネルの音声信号をシリアル伝送するための信号送信装置及び方法に関する。
現行の1フレームが1920サンプル×1080ラインの画像信号(映像信号)であるHD(High Definition)信号を超える、超高精細映像信号の受像システムや撮像システムの開発が進んでいる。例えば、現行HDの4倍、16倍もの画素数を持つ次世代の放送方式であるUHDTV(Ultra High Definition Television)規格が、ITU(International Telecommunication Union)やSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に提案され、標準化が行われている。ITUやSMPTEに提案されている映像規格は、1920サンプル×1080ラインの2倍、4倍のサンプル数、ライン数を持つ3840サンプル×2160ラインや7680サンプル×4320ラインの映像信号である。このうち、ITUで標準化されているものはLSDI(Large screen digital imagery)と呼ばれ、SMPTEに提案されているものはUHDTV(Ultra High Definition TV)と呼ばれる。UHDTVに関しては次表1の信号が規定されている。
Figure 2009284447
これらのインタフェースとして、UHDTV規格の3840サンプル/60フレームの映像信号は、ビットレート10Gbpsの伝送路(モードD)を2チャンネル使用して伝送する方式が提案され、7680サンプル/60フレームの映像信号は、ビットレート10Gbpsの伝送路(モードD)を8チャンネル使用して伝送する方式が提案されている。
ところで、SMPTE435−2には、10.692Gbpsのシリアルインタフェースに、SMPTE292で規定された10ビットのパラレルストリームであるベーシックストリームデータをマッピングすることについて記載されている。通常、ベーシックストリームのフィールドは、EAV、水平補助データスペース(HANCデータ、水平ブランキング期間ともいう。)、SAV、映像データの順に構成される。
ここで、複数チャンネルのベーシックストリームに含まれるデータを多重化する方式の例について、図24〜図27を参照して説明する。データを多重化する方式は、SMPTE435−2にモードA、モードB、モードC、モードDとして規定される。
図24は、モードAの説明図である。
モードAは、5チャンネル(CH1〜CH5)のベーシックストリームを多重化する方式である。各チャンネルのデータ(水平補助データスペースと映像データ領域)は、8B/10B変換されて、50ビットのデータブロックにエンコードされる。そして、50ビットのデータブロックは、1つの10.692Gbpsストリームに対して、SAVの先頭からチャンネル順に多重される。
図25は、モードBの説明図である。
モードBは、6チャンネル(CH1〜CH6)のベーシックストリームを多重化する方式である。
モードBでは、10.692Gbpsストリームの映像データ領域と水平補助データスペースのそれぞれにデータが多重される。6チャンネル(CH1〜CH6)のベーシックストリームに含まれる4ワードの映像/EAV/SAVデータは、8B/10B変換されて、5ワード(50ビット)のデータブロックにエンコードされる。そして、10.692Gbpsストリームの映像データ領域に対して、SAVの先頭からチャンネル順に多重される。
一方、4チャンネル(CH1〜CH4)のベーシックストリームの水平補助データスペースは、8B/10B変換されて、50ビットのデータブロックにエンコードされ、10.692Gbpsストリームの水平補助データスペースにチャンネル順に多重される。ただし、CH5,CH6のベーシックストリームの水平補助データスペースは伝送されない。
図26は、モードCの説明図である。
モードCは、8チャンネル(CH1〜CH8)のベーシックストリームを多重化する方式である。
モードCでは、10.692Gbpsストリームの映像データ領域と水平補助データスペースのそれぞれにデータが多重される。このとき、CH1,CH3,CH5,CH7のベーシックストリームの映像/EAV/SAVデータが40ビット抽出され、CH2,CH4,CH6,CH8のベーシックストリームの映像/EAV/SAVデータが32ビット抽出される。これらのデータが足し合わされ、72ビットのデータとされる。このとき、72ビットのデータブロックのうち、前半の40ビットのデータブロックには、奇数チャンネルの40ビットのデータブロックが割り当てられる。そして、後半の32ビットのデータブロックには、偶数チャンネルの32ビットのデータブロックが割り当てられる。このため、1つのデータブロックには、例えば、CH1,CH2の順にデータブロックが多重される。そして、72ビットのデータブロックは、8B/10B変換によって、9ワード(90ビット)のデータとされる。このエンコードされた9ワード(90ビット)のデータが10.692Gbpsストリームの映像データ領域に多重される。
一方、CH1のベーシックストリームの水平補助データスペースは、8B/10B変換されて、50ビットのデータブロックにエンコードされる。そして、10.692Gbpsストリームの水平補助データスペースに多重される。ただし、CH2〜CH8のベーシックストリームの水平補助データスペースは伝送されない。
図27は、モードDの説明図である。
モードDは、8チャンネル(CH1〜CH8)のベーシックストリームを多重化する方式である。
モードDでは、10.692Gbpsストリームの映像データ領域と水平補助データスペースのそれぞれにデータが多重される。このとき、CH1,CH3,CH5,CH7のベーシックストリームの映像/EAV/SAVデータが40ビット抽出され、スクランブルされて40ビットのデータに変換される。一方、CH2,CH4,CH6,CH8のベーシックストリームの映像/EAV/SAVデータが32ビット抽出され、8B/10B変換によって、40ビットのデータとされる。各データは足し合わされ、80ビットのデータとされる。このエンコードされた8ワード(80ビット)のデータが10.692Gbpsストリームの映像データ領域に多重される。このとき、80ビットのデータブロックのうち、前半の40ビットのデータブロックには、偶数チャンネルの8B/10B変換された40ビットのデータブロックが割り当てられる。そして、後半の40ビットのデータブロックには、奇数チャンネルのスクランブルされた40ビットのデータブロックが割り当てられる。このため、1つのデータブロックには、例えば、CH2,CH1の順にデータブロックが多重される。このように順番を入れ替えている理由は、使用するモードを識別するためのコンテンツIDが、8B/10B変換された偶数チャンネルの40ビットのデータブロックに含まれるためである。
一方、CH1のベーシックストリームの水平補助データスペースは、8B/10B変換されて、50ビットのデータブロックにエンコードされる。そして、10.692Gbpsストリームの水平補助データスペースに多重される。ただし、CH2〜CH8のベーシックストリームの水平補助データスペースは伝送されない。
ところで、SMPTE299Mは、HD−SDIの水平補助データスペースに48kHzオーディオ信号を最大16チャンネル多重することを定めた規格である。そして、SMPTE299Mが改定されたことに伴い、96kHzオーディオのデータ構造が規定された。現在、HD−SDIの水平補助データスペースに96kHzオーディオ信号を最大8チャンネル多重することが可能となっている。
現状のSMPTE435に規定されるモードC、モードDでは、多重するHD−SDIの8チャンネルのうち、CH1に含まれるHD−SDIの水平補助データスペースのみ8B/10B変換して多重する。この方式を用いると、SMPTE299Mに規定される48kHzオーディオは最大16チャンネル、96kHzオーディオは最大で8チャンネルを多重することが可能である。
ここで、モードCにおける映像データと10.692Gbpsの割当て例について、図28を参照して説明する。
図28は、モードCにおける水平補助データスペースと映像データの割当て例を示す。
CH1〜CH8の映像データは、上述した図27に示す映像/EAV/SAVデータの10.692Gbpsストリームに90ビットのデータブロックに分割されて挿入される。
一方、CH1のベーシックストリームの水平補助データスペースは、上述した図27に示す水平補助データスペースの10.692Gbpsストリームに50ビットのデータブロックに分割されて挿入される。
特許文献1には、4k×2k信号(4kサンプル×2kラインの超高解像度信号)の一種である3840×2160/30P,30/1.001P/4:4:4/12ビット信号を、ビットレート10Gbps以上でシリアル伝送する技術について開示されている。なお、[3840×2160/30P]と示した場合には、[水平方向の画素数]×[垂直方向のライン数]/[1秒当りのフレーム数]を示している。本明細書において以下同じである。また、[4:4:4]は、原色信号伝送方式である場合、[赤信号R:緑信号G:青信号B]の比率を示し、色差信号伝送方式である場合、[輝度信号Y:第1色差信号Cb:第2色差信号Cr]の比率を示す。
特開2005−328494号公報
ところで、超高精細映像信号の規格では、オーディオ信号についても高音質化を図るようにしてあり、例えばUHDTV用途では、現行HD用の48kHzオーディオの2倍のサンプリング周波数である96kHzのサンプリング周波数でサンプリングしたオーディオ(以下、96kHzオーディオという。)の伝送が想定されている。オーディオ信号チャンネルについても、最大で24チャンネルが必要とされている。
しかしながら現状の伝送方式では、最も伝送レートが高い光ファイバーを伝送路に使用した伝送方式でも、1チャンネルで最大で10Gbps程度の伝送しかできないため、超高精細映像信号に必要な伝送レートではなく、超高精細映像信号そのものを複数のチャンネルに分割して伝送することが必要である。オーディオ信号も分割したチャンネルのいずれかを使用して伝送されることになる。そして、映像信号に同期したオーディオ信号は、映像信号と同じタイミングで伝送される必要があり、映像信号とオーディオ信号を同期させる処理が必要である。しかし、上述した最大24チャンネルの96kHzオーディオを、多チャンネルに分割された映像データに同期して伝送させるためには、何らかの同期処理が必要であり、そのための同期処理構成が複雑化する問題があった。
ここで、現行のSMPTE435に規定されるモードC、モードDを用いてデータを多重する場合について検討する。モードC、モードDのいずれであっても、多重可能な8チャンネルのHD−SDIのうち、CH1の水平補助データスペースしか多重出来ない。CH1の水平補助データスペースだけでは、モードC、モードDで伝送可能なオーディオデータが不足してしまう。
また、SMPTE428―2に規定される4096/24P/4:4:4/12ビット信号の96kHzオーディオの16チャンネル伝送を行うことが要求される。しかし、モードC、あるいは4096/24P/4:4:4/12ビット信号を3840/24P/4:4:4/12ビット信号に変換したモードDでは、96kHzオーディオの16チャンネル伝送できない。
また、4096/24Pや3840/24P,25P,30P伝送を実現するモードC、モードDでは10GにHD−SDI 1チャンネル分の水平補助データスペースしか多重出来ない。また、96kHzオーディオは8チャンネルしか多重出来ない。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、多チャンネルの96kHzオーディオをモードC、モードDのいずれでも多重して伝送することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える入力画像信号と、その入力画像信号に同期して入力したオーディオ信号を送信する場合に、入力画像信号の各フレームから抽出した画素サンプルを第1,第2,第3及び第4のサブイメージの映像データ領域にマッピングする。そして、オーディオ信号を第1,第2,第3及び第4のサブイメージのいずれかの水平補助データスペースにマッピングする。そして、マッピングされた第1,第2,第3及び第4のサブイメージを、それぞれ1つのサブイメージごとに第1のリンクの伝送チャンネルと第2のリンクの伝送チャンネルに分割する。その後、8つのチャンネルにマッピングし、8つのチャンネルを生成する。そして、変換された8つのチャンネルから、映像データ領域にマッピングされた画素サンプルを伝送ストリームの映像データ領域に多重し、オーディオ信号がマッピングされた複数のチャンネルを取り出して、伝送ストリームの水平補助データスペースに多重し、伝送ストリームを出力する。
本発明によれば、多チャンネルのオーディオ信号を伝送ストリームに多重して伝送することが可能となる。そして、オーディオ信号が付加されるチャンネルでの画像信号とオーディオ信号との位相関係が、元の入力画像信号と入力オーディオ信号との位相関係とほぼ同じ位相関係となるようにマッピングする。この結果、画像信号とオーディオ信号との同期関係が保たれ、分割して伝送される複数のチャンネル間で同期位相を保つような処理は必要なくなり、同期合わせ処理のための構成が簡単になる。
以下、本発明の第1の実施の形態の例について、図1〜図14を参照して説明する。
図1は、本実施の形態を適用したテレビジョン放送局用のカメラ伝送システムの全体構成を示す図である。このカメラ伝送システムは、複数台の放送用カメラ1とCCU(カメラコントロールユニット)2とで構成されており、各放送用カメラ1が光ファイバーケーブル3でCCU2に接続されている。
放送用カメラ1は、同一構成のものであり、4k×2k信号(4kサンプル×2kラインの超高解像度信号)として、Digital Cinema用の4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号を生成し、送信する信号送信装置5として機能するカメラである。
CCU2は、各放送用カメラ1を制御したり、各放送用カメラ1から映像信号を受信したり、各放送用カメラ1のモニタに他の放送用カメラ1で撮影中の映像を表示させるための映像信号(リターンビデオ)を送信するユニットである。CCU2は、各放送用カメラ1から映像信号を受信する信号受信装置として機能する。
図2は、放送用カメラ1の回路構成のうち、本実施の形態に関連する信号送信装置1を示すブロック図である。放送用カメラ1内の撮像部及び映像信号処理部(図示略)によって生成された4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号が、マッピング部11に送られる。
4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号は、ワード長が12ビットずつのGデータ系列,Bデータ系列,Rデータ系列の同期を取って並列配置した、36ビット幅の信号である。1フレーム期間は1/24秒であり、1フレーム期間内に2160の有効ライン期間が含まれている。1フレームの画素数は、HD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える入力画像信号である。そして、入力画像信号に同期してオーディオ信号が入力される。
各有効ライン期間には、タイミング基準信号EAV(End of Active Video)、ライン番号LN、誤り検出符号CRC、水平補助データスペース(補助データ/未定義ワードデータの区間)、タイミング基準信号SAV(Start of Active Video)及び映像データの区間であるアクティブラインが配置される。アクティブラインのサンプル数は4096であり、Gデータ系列,Bデータ系列,Rデータ系列のアクティブラインには、それぞれG,B,Rの映像データが配置される。
図3は、所定のサンプリング周波数でサンプリングしたオーディオデータをサブフレーム1,2で送る場合のオーディオデータパケットの構成例の一部を示す図である。オーディオデータパケットのデータ構造は、SMPTE299Mによって定められる。
図3(a)は、48kHzのサンプリング周波数でサンプリングしたオーディオ(以下、48kHzオーディオという。)をサブフレーム1,2で送る場合のオーディオデータパケットの例である。このオーディオデータパケットは、2ワードのユーザデータワード(UDW:User Data Word)を含むクロック領域と、4ワードのUDWを含むCH1〜4で構成される。
図3(b)は、96kHzのサンプリング周波数でサンプリングしたオーディオ(以下、96kHzオーディオという。)をサブフレーム1,2で送る場合のオーディオデータパケットの例である。このオーディオデータパケットは、2ワードのUDWを含むクロック領域と、4ワードのUDWを含むCH1,1,2,2で構成される。
クロック領域には、次表2に示すように、オーディオクロック位相データが挿入される。オーディオクロック位相データは、どこでオーディオが発生したかを示す値である。また、所定のサンプリングクロックでサンプルされたオーディオサンプル位置は、各フレームの一水平期間(水平ブランキング期間、SAV、映像データ領域及びEAV)中の74.25MHzでのサンプル位置で定義される。オーディオデータパケットは、フォーマッタによって、水平補助データスペースに多重される。
Figure 2009284447
オーディオクロック位相データは、ck0〜ck12の13ビットで定められる。ck0〜ck12までのビットは、フォーマッタへの音声入力のサンプルと同時に入力した映像サンプルと、映像ストリームのEAVの最初のワードとの差の映像クロック数を表示する。そして、ck0〜ck12は、SMPTE292Mによる74.25MHzのサンプリングクロックを使用するシステムでは、所定のサンプリングクロックでサンプルされたオーディオサンプルが挿入された一水平期間におけるオーディオ位相を、8192クロックまで管理することができる。
デジタルオーディオのシリアルインタフェース規格であるAES3―2003のFigure2には、サブフレームフォーマットが定められている。また、フレームフォーマットとして、2チャンネルモードの場合、2チャンネルの48kHzオーディオを、連続したサブフレーム1,2で送る旨が規定されている。また、SMPTE299Mには、48kHzオーディオをチャンネル1,2に入れることについて規定されている。
従来は、図3(a)に示すように、チャンネル1は、サブフレーム1で送られ、チャンネル2は、サブフレーム2で送られる。さらに、チャンネル3は、サブフレーム1で送られ、チャンネル4は、サブフレーム2で送られる。
本実施の形態では、信号送信装置5と、受信側の機器との間で、信号伝送時の互換性を有するために、96kHzオーディオのチャンネル1の連続したサンプルを、チャンネル1,2に入れる。さらに、96kHzオーディオのチャンネル2の連続したサンプルを、チャンネル3,4に入れるよう規定する。つまり、図3(b)に示すように、1チャンネルの96kHzオーディオの連続したサンプルのうち、チャンネル1を、連続するサブフレーム1,2で送る。そして、チャンネル2を、連続するサブフレーム1,2で送る。
本例では、SMPTE435に規定されたモードC(4096×2160/24P/4:4:4/12ビット)の多重方式を用いてデータを伝送する。
まず、マッピング部11において、4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号を、HD−SDIフォーマットで規定された8チャンネルの伝送ストリームにマッピングする。
ここで、1ラインのHD−SDIフォーマットで規定された10.692Gbpsのシリアルデータの構成例について、図4を参照して説明する。
図4は、24Pの場合における10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータの1ライン分のデータ構造例である。
この図では、ライン番号LN及び誤り検出符号CRCを含めたものをSAV,アクティブライン及びEAVとして示すとともに、付加データの領域を含めたものを水平補助データスペースとして示している。
そして、水平補助データスペースには、図28に示したように補完データ領域が含まれる。この補完データ領域にオーディオ信号がマッピングされる。
図5は、1フレームに含まれる画素サンプルを第1〜第4のサブイメージにマッピングする例を示す図である。
マッピング部11は、1フレーム(1画面)を4分割することにより、4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号を、4チャンネルの2048×1080/24P/4:4:4/12ビット信号にマッピングする。4分割された各フレームの画素サンプルは、それぞれ2チャンネルのHD−SDIに含まれる映像データ領域にマッピングされる。
第1〜第4のサブイメージのデータ領域は、2048×1080/24P/4:4:4/12ビット信号で設定される。そして、マッピング部11は、オーディオ信号を第1,第2,第3及び第4のサブイメージのいずれかの水平補助データスペースに含まれる補完データ領域にマッピングする。このとき、マッピング部11は、サンプリング周波数が48kHzあるいは96kHzのオーディオ信号がマッピングされるチャンネルのうち、1つのチャンネルの補完データ領域が不足する場合に、他のチャンネルの補完データ領域に、オーディオ信号をマッピングする。そして、本例のマッピング部11は、オーディオ信号を多重しているベーシックストリームの水平補助データスペースに複数チャンネル多重することを特徴としている。
図6は、画素サンプルがマッピングされた第1〜第4のサブイメージ(2048×1080/24P/4:4:4/12ビット信号)を、SMPTE372Mの規定に従ってLinkA又はLinkBに分割してマッピングする例を示す図である。
SMPTE435は、複数チャンネルのHD−SDI信号を、2サンプル(40ビット)単位で8B/10Bエンコーディングして50ビットに変換し、チャンネル毎に多重してビットレート10.692Gbpsまたは10.692Gbps/1.001(以下単に10.692Gbpsと記載する)でシリアル伝送する10Gインタフェースの規格である。4k×2k信号をHD−SDI信号にマッピングする技術は、SMPTE435 Part1の5.4 Octa Link 1.5 Gbps ClassのFigure3及びFigure4に示される。
図6に示すように、2048×1080/24P/4:4:4/12ビット信号で設定される第1〜第4のサブイメージから、SMPTE372M(デュアルリンク)によるCH1(LinkA)及びCH2(LinkB),CH3(LinkA)及びCH4(LinkB),CH5(LinkA)及びCH6(LinkB),CH7(LinkA)及びCH8(LinkB)がそれぞれ形成される。
また、第1〜第4のサブイメージをデュアルリンクのHD−SDIにマッピングすることで、8つのチャンネルが生成され、10.692Gbpsインタフェースに画素サンプルとオーディオデータを多重して伝送することが出来る。本例では、CH1,CH3の水平ブランキング信号を伝送するため、オーディオはCH1,CH3の水平補助データスペースに多重して伝送可能である。SMPTE299Mでは、HD−SDIの水平補助データスペースでは48kHzオーディオが最大16チャンネルまで伝送できる規定になっている。
96kHzオーディオを伝送する場合には、SMPTE299MのFigure 1の48kHzオーディオ用のAESデータストリーム1のチャンネル1,2の2つのチャンネルを用いて96kHzオーディオの1チャンネルを伝送するように規定する。同様に、48kHzオーディオ用のAESデータストリーム2の2チャンネル1,2の2つのチャンネルを用いて、96kHzオーディオの2チャンネルを伝送する規定にする。このように規定することで最大で8チャンネルの伝送が可能である。
オーディオ位相は、SMPTE299Mに従って定められる(図3参照)。つまり、オーディオ位相は、フォーマッタでのEAVから4096/24Pの一水平期間上の位相情報を、4096/24Pのサンプリングクロック(297MHz相当)を1/4に分周した74.25MHzのクロック位相で定義する。
ここで、1920/24Pと4096/24Pを比べる。すると、1920/24Pの1ラインの期間に対して、4096/24Pの2ラインの期間が相当する。そして、オーディオクロック位相データは、13ビットあり(ck0〜ck12)、8192クロックまで規定できるため、8ライン相当まで、オーディオ位相を規定することができる。
つまり、従来のオーディオクロック位相データを用いて、4096/24Pの2ライン分以上の位相を管理できると言える。
マッピング部11は、2048×1080/24P/4:4:4/12ビット信号を、HD−SDIの映像データ領域に多重する。それぞれのサンプルを、2chの2048×1080/24P/4:4:4/12ビットにマッピングできるため、現行HD−SDIのデュアルリンクで伝送できる。さらに、10.692Gbpsに多重して伝送できる。
図7は、SMPTE372MによるLinkA,Bのデータ構造を示す。
図7(a)に示すように、LinkAは、1サンプルが20ビットであり、全てのビットがRGBの値を表している。
図7(b)に示すように、LinkBも、図7(a)に示すように1サンプルが20ビットであるが、10ビットのR′G′B′n:0−1のうち、ビットナンバー2〜7の6ビットのみがRGBの値を表している。したがって1サンプル中でRGBの値を表しているビット数は16ビットである。
マッピング部11によってマッピングされたCH1〜CH8のHD−SDI信号は、図2に示すようにS/P・8B/10B部12に送られる。
図8は、S/P・8B/10B部12の構成を示すブロック図である。S/P・8B/10B部12は、各CH1〜CH8に一対一に対応した8個のブロック12−1〜12−8から成っている。
LinkAであるCH1,CH3,CH5,CH7用のブロック12−1,12−3,12−5,12−7は、同一構成である(図ではブロック12−1,12−3について構成を記載し,12−5,12−7の構成の記載は省略している)。LinkBであるCH2,CH4,CH6,CH8用のブロック12−2,12−4,12−6,12−8は、全て同一構成である(図ではブロック12−2について構成を記載し,12−4,12−6,12−8の構成の記載は省略している)。また、各ブロックにおいて同一の処理を行う部分には同一符号を付している。
最初に、LinkA用のブロック12−1,12−3,12−5,12−7について説明する。ブロック12−1,12−3,12−5,12−7では、入力したCH1,CH3,CH5,CH7のHD−SDI信号が、S/P(シリアル/パラレル)変換部21に送られる。S/P変換部21は、このHD−SDI信号をビットレート74.25Mbpsまたは74.25Mbps/1.001(以下単に74.25Mbpsと記載する)の20ビット幅のパラレル・デジタルデータにシリアル/パラレル変換するとともに、74.25MHzのクロックを抽出する。
S/P変換部21によってシリアル/パラレル変換されたパラレル・デジタルデータは、TRS検出部22に送られる。S/P変換部21によって抽出された74.25MHzのクロックは、FIFOメモリ23に書込みクロックとして送られる。また、ブロック12−1内のS/P変換部21によって抽出された74.25MHzのクロックは、図2に示すPLL(Phase Locked Loop:位相同期回路)13にも送られる。
TRS検出部22は、S/P変換部21から送られたパラレル・デジタルビデオ信号からタイミング基準信号SAV及びEAVを検出し、その検出結果に基づいてワード同期を確立する。
TRS検出部22の処理を経たパラレル・デジタルデータは、FIFOメモリ23に送られて、S/P変換部21からの74.25MHzのクロックによってFIFOメモリ23に書き込まれる。
図2のPLL13は、ブロック12−1内のS/P変換部21からの74.25MHzのクロックを1/2に分周した37.125MHzのクロックを、各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ23に読出しクロックとして送るとともに、各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ26及びブロック12−1内のFIFOメモリ26に書込みクロックとして送る。
またPLL13は、ブロック12−1内のS/P変換部21からの74.25MHzのクロックの周波数を9/8倍した83.5312MHzのクロックを、各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ26及びブロック12−1内のFIFOメモリ26に読出しクロックとして送るとともに、図2のFIFOメモリ16に書込みクロックとして送る。
またPLL13は、ブロック12−1内のS/P変換部21からの74.25MHzのクロックの周波数を9/4倍した167.0625MHzのクロックを、図2のFIFOメモリ16に読出しクロックとして送る。
またPLL13は、ブロック12−1内のS/P変換部21からの74.25MHzのクロックの周波数を9倍した668.25MHzのクロックを、図2の多チャンネルデータ形成部17に読出しクロックとして送る。
FIFOメモリ23からは、S/P変換部21からの74.25MHzのクロックによって書き込まれた20ビット幅のパラレル・デジタルデータが、図2のPLL13からの37.125MHzのクロックにより、2サンプルを単位とした40ビット幅のパラレル・デジタルデータとして読み出されて、抜き出し部28に送られる。
抜き出し部28は、LinkAの各水平ラインのデータのうち、タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのデータのみからRGBのビット(図7に示したLinkAの1サンプルの20ビットのうちの、RGBの値を表している16ビット)を抜き出す回路である。
抜き出し部28によって抜き出された16ビット幅のパラレル・デジタルデータは、S/P変換部21からの74.25MHzのクロックによってFIFOメモリ23に書き込まれた後、図2のPLL13からの37.125MHzのクロックにより、2サンプルを単位とした32ビット幅のパラレル・デジタルデータとして読み出されて、K28.5挿入部29に送られる。モードCにおいて、K28.5は、CH1(Link A)に入る。
K28.5挿入部29は、タイミング基準信号SAVまたはEAVの先頭部分に、2個の8ビットワードデータを挿入する。この8ビットワードデータは、8ビット/10ビットエンコーディングした際に、映像信号を表すワードデータとしては用いられない10ビットワードデータ(K28.5というコードネームで呼ばれるもの)に変換される。
K28.5挿入部29の処理を経た32ビット幅のパラレル・デジタルデータは、8B/10Bエンコーダ30に送られる。8B/10Bエンコーダ30は、この32ビット幅のパラレル・デジタルデータを8ビット/10ビットエンコーディングして出力する。
8B/10Bエンコーダ30によって8ビット/10ビットエンコーディングされた40ビット幅のパラレル・デジタルデータは、図2のPLL13からの37.125MHzのクロックによってFIFOメモリ26に書き込まれた後、PLL13からの83.5312MHzのクロックによって40ビット幅のままFIFOメモリ26から読み出されて、図2に示す多重部14に送られる。
次に、LinkB用のブロック12−2,12−4,12−6,12−8について説明する。ブロック12−2,12−4,12−6,12−8では、入力したCH2,CH4,CH6,CH8のHD−SDI信号が、S/P変換部21及びTRS検出部22によってブロック12−1,12−3,12−5,12−7と同一の処理を施された後、FIFOメモリ23を介して8B/10Bエンコーダ25に送られる。
ブロック12−2における8B/10Bエンコーダ25は、FIFOメモリ23から読み出された40ビット幅のパラレル・デジタルデータのうち、映像データ領域と水平補助データスペースのデータを8ビット/10ビットエンコーディングする。
ブロック12−3,12−5,12−7における8B/10Bエンコーダ25は、FIFOメモリ23から読み出された40ビット幅のパラレル・デジタルデータのうち、映像データ領域とSAV/EAV/LN/CRCデータスペースのデータのみを8ビット/10ビットエンコーディングする。
8B/10Bエンコーダ25によって8ビット/10ビットエンコーディングされた50ビット幅のパラレル・デジタルデータは、図2のPLL13からの37.125MHzのクロックによってFIFOメモリ26に書き込まれた後、PLL13からの83.5312MHzのクロックによって50ビット幅のままFIFOメモリ26から読み出されて、図2に示す多重部14に送られる。
多重部14は、8つのチャンネルの映像データ領域にマッピングされた画素サンプルと、8つのチャンネルのうち、オーディオ信号がマッピングされた1つ以上のチャンネルを、10.692Gbpsのストリーム(伝送ストリーム)に多重する。このとき、多重部14は、S/P・8B/10B部12の各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ26から読み出されたCH1,CH3,CH5,CH7の50ビット幅のパラレル・デジタルデータを、図14(a)に示すように順に並べる。また、多重部14は、S/P・8B/10B部12の各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ26から読み出されたCH2,CH4,CH6,CH8の40ビット幅のパラレル・デジタルデータ(タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのみのデータ)を、図14(a)に示すように順に並べる。そして、CH1〜CH8を順に360ビット幅に多重する。
10Gインタフェースの水平補助データスペースは、補完データ(図28参照)にCH1と同じデータ構造を持つ。そして、CH3のHD−SDIの水平補助データスペースを多重することで、48kHzオーディオは最大32チャンネル、96kHzオーディオは最大で16チャンネルを多重することが可能になる。この方式により、SMPTE428−2に規定される16チャンネルの96kHzオーディオを伝送することが可能となる。
本例において、CH1,CH3,CH5,CH7は、S/P変換した74.25MHz/20ビットのHD−SDIのアクティブビデオ期間とSAV/EAV/LN/CRC領域の全てがモードC、またはモードDで伝送される。
一方、CH2,CH4,CH6,CH8はS/P変換した74.25MHz/20ビットのアクティブビデオ期間とSAV/EAV/LN/CRCのHD−SDIのうち、Yチャンネルのb2からb7を抜き出した16ビットのデータを8B/10B変換して伝送する。
ここで、10Gbpsで伝送可能なモードCのデータ量は、表3に示すように10ビット/ワード単位で表される。そして、補完データの領域は、7950ビットであることが示される。
Figure 2009284447
また、次表4は、イメージサンプル構造とUHDTVシステムのフレームレートの例である。表3におけるシステムナンバーは、表4を参照することで画面フォーマット等を理解しうる。
Figure 2009284447
ここで、CH1の水平補助データスペースに格納可能なデータ量を求める。ここでは、図5に示すサブイメージより、単位データ領域(24Pの一水平期間である2750サンプル)から映像データ領域(2048サンプル)とSAV/EAV/LN/CRC領域(12サンプル)を減ずる。
2750サンプル(単位データ領域)−2048サンプル(映像データ領域)−12サンプル(SAV/EAV/LN/CRC領域)=690サンプル
この結果、水平補助データスペースには、690サンプルのデータを格納できることが分かる。
次に、水平補助データスペースのビット数を求める。なお、1サンプルは20ビットである。
690サンプル×20ビット×10/8=17250ビット
表3から、補完データの領域は7950ビットであり、水平補助データスペースの17250ビットより少ないため、CH3の水平補助データスペースのデータを全て多重することはできない。
ここで、先に求めた水平補助データスペース(17250ビット)と、表3に示される補完データの領域(7950ビット)から格納できるサンプル数を求める。
(17250ビット+7950ビット)÷20ビット×8/10=1008サンプル
であり、
1008サンプル÷2チャンネル=504サンプル
である。これにより、CH1,CH3に割り当てられるサンプル数は、それぞれ504サンプルであることが分かる。そして、CH1,CH3,CH5,CH7に割り当てる場合には252サンプルになる。
ここで、SMPTE299Mに規定される48kHzオーディオを最大16チャンネル(96kHzオーディオの場合には最大8チャンネル)伝送する時のオーディオデータ長は、31バイトのオーディオパケットが4つ足し合わされた124バイトである。この値は、124サンプルに等しい。そこで、サンプルを格納可能な領域に124バイトのオーディオデータがどれだけ格納されるかを求める。
504サンプル÷124サンプル=4.0645…
252サンプル÷124サンプル=2.03225…
SMPTE299Mでは、1920×1080/30P/4:2:2/10ビット信号を伝送するHD−SDIの水平補助データスペース268サンプルを基に、124バイトのオーディオデータを最大2つまで多重することを前提としている。
この結果より、多重部14は、CH1,CH3に含まれるオーディオデータとその他の補助データを、それぞれ504サンプルまで多重できることが分かる。CH1,CH3,CH5,CH7に多重する場合には、それぞれ252サンプルまで多重できる。
図9は、Na(Number of audio samples;水平ライン当たりのオーディオサンプル数)の計算例である。
入力映像信号の水平ラインは、入力映像信号の有効ライン期間を示すタイミング基準信号と、水平ラインにおける水平補助データスペースを示す補助データスペースを含む。そして、色差信号(Cr/Cb)のデータストリームの水平補助データスペースのみがオーディオデータパケットの送出に使用される。ただし、スイッチングポイントの次のラインの水平補助データスペースには多重してはならない。
そして、1つの水平補助データスペースに割り当てられるオーディオデータパケットの多重数は、以下の条件式で算定されるNa/2以下に制限される。このとき、1つの水平補助データスペースに多重できるチャンネル当りのオーディオサンプル数Noは、以下の条件式に基づいて、Na(Number of Audio samples)の値から導かれる。
Figure 2009284447
多重位置は、オーディオサンプルが発生した次の水平補助データスペース、あるいは、さらにもう一つ後の水平補助データスペースである。24P信号の48kHzオーディオの場合、Na=2(96kHzオーディオでは4)である。このため、48kHzオーディオの場合であって、最大16チャンネル(96kHzオーディオの場合には最大8チャンネル)を伝送する時には、124バイトのオーディオデータを2サンプル、すなわち2つで送ることができる。
図10は、モードCにおける水平補助データスペースと映像データを多重する例である。
1ライン期間に含まれる映像データは、10.692Gbpsストリーム(伝送ストリーム)の映像データ領域にチャンネル順に割り当てられる。
一方、1ライン期間に含まれる水平補助データスペースは、10.692Gbpsストリーム(伝送ストリーム)の水平補助データスペースにCH1,CH3の順に割り当てられる。それぞれ252サンプルずつCH1,CH3,CH5,CH7に多重しても良い。
図11は、モードCにおけるCH1〜CH8の水平補助データスペースと映像データを多重する例である。
本例では、モードCにおける水平補助データスペースの仕様を拡張する。つまり、奇数チャンネルであるCH1,CH3の水平補助データスペースに含まれる補完データ領域に96kHzオーディオを多重する。96kHzオーディオを16チャンネル多重するためには、少なくとも2チャンネル以上の水平補助データスペースがあればよい。このため、第2の10.692Gbpsストリームの水平補助データスペースには、CH1,CH3のデータが順に割り当てられる。252サンプルずつCH1,Ch3,CH5,CH7を多重しても良い。
図12は、本実施の形態に係る48kHzオーディオの多重位置フラグ(mpf)の規定例を示す。
オーディオデータA,B,C,E,Gの場合、サンプルペアのうち、第2のオーディオサンプルの位置の次の水平ラインの水平補助データスペースにオーディオデータパケットが多重される。このとき、mpf=0である。
多重部14は、所定の周波数でオーディオ信号がサンプリングされたサンプリングポイントが含まれる第1の水平ラインを認識する。そして、第1の水平ラインに連続する第2の水平ラインの補助データスペースに、オーディオサンプルを含むオーディオデータパケットを多重して挿入する。そして、多重部14は、オーディオデータパケットが多重して挿入された入力映像信号をデータ長変換部15に供給する。一方、多重部14は、水平補助データスペースがスイッチングポイントに続く場合は、データの誤りを防ぐため、オーディオデータパケットは、次の1ライン分だけ遅延して多重する。つまり、多重部14は、オーディオサンプルが含まれるオーディオデータパケットを、水平ラインに連続する次の水平ラインの補助データスペースに多重して挿入する。
ところで、N/A(Not Available)は、スイッチングポイントの次のラインの水平補助データスペースに、オーディオデータパケットが多重できないことを示す。例えば、オーディオデータDのサンプリングポイントには、入力映像信号の中にスイッチングポイントがある。このため、オーディオデータパケットがオーディオサンプルの入力タイミングに対して、2番目のラインの水平補助データスペースに多重されているので、mpf=1にセットされる。これにより、図12のオーディオデータDに示すようなスイッチングポイントによるオーディオデータの1ラインずらし時にもオーディオデータを多重することができる。
図13は、本実施の形態に係る96kHzオーディオの多重位置フラグ(mpf)の規定例を示す。オーディオデータA〜Hは、サンプルペアを含む。
オーディオデータA,B,C,E,F,Gの場合、サンプルペアのうち、第2のオーディオサンプルの位置の次の水平ラインの水平補助データスペースにオーディオデータパケットが多重される。このとき、mpf=0である。
多重部14は、所定の周波数でオーディオ信号がサンプリングされたサンプリングポイントが含まれる第1の水平ラインを認識する。そして、第1の水平ラインに連続する第2の水平ラインの補助データスペースに、第1及び第2のオーディオサンプルを含むオーディオデータパケットを多重して挿入する。そして、オーディオデータパケットが多重して挿入された入力映像信号をマッピング部11に供給する。一方、多重部14は、水平補助データスペースがスイッチングポイントに続く場合は、データの誤りを防ぐため、オーディオデータパケットは、次の1ライン分だけ遅延して多重される。つまり、多重部14は、第1及び第2のオーディオサンプルが含まれる第1のオーディオデータパケット及び第1のオーディデータパケットに連続する第2のオーディオデータパケットを、第2の水平ラインに連続する第3の水平ラインの補助データスペースに多重して挿入する。
図12で説明したように、図13においても、N/A(Not Available)は、スイッチングポイントの次のラインの水平補助データスペースに、オーディオデータパケットが多重できないことを示す。そして、オーディオデータDのサンプリングポイントである入力映像信号の中にスイッチングポイントがある。オーディオデータパケットは、オーディオサンプルの入力タイミングに対して2番目のラインの水平補助データスペースに多重されているので、出力映像信号に含まれるオーディオデータDは、mpf=1がセットされる。
多重部14は、S/P・8B/10B部12の各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ26から読み出されたCH1の水平補助データスペースのみの50ビット幅のパラレル・デジタルデータを、4サンプル分多重して200ビット幅にする(図14(b)参照)。
多重部14によって多重された360ビット幅のパラレル・デジタルデータと200ビット幅のパラレル・デジタルデータは、データ長変換部15に送られる。データ長変換部15は、シフトレジスタを用いて構成されており、この360ビット幅のパラレル・デジタルデータを256ビット幅に変換したデータと、この200ビット幅のパラレル・デジタルデータを256ビット幅に変換したデータとを用いて、256ビット幅のパラレル・デジタルデータを形成する。そして、この256ビット幅のパラレル・デジタルデータをさらに128ビット幅に変換する。
図2に示すように、データ長変換部15によって128ビット幅に変換されたパラレル・デジタルデータは、FIFOメモリ16に送られて、PLL13からの83.5312MHzのクロックによってFIFOメモリ16に書き込まれる。
FIFOメモリ16に書き込まれたこの128ビット幅のパラレル・デジタルデータは、図2のPLL13からの167.0625MHzのクロックにより、64ビット幅のパラレル・デジタルデータとしてFIFOメモリ16から読み出されて、多チャンネルデータ形成部17に送られる。
多チャンネルデータ形成部17は、例えばXSBI(Ten gigabit Sixteen Bit Interface:10ギガビットイーサネット(イーサネットは登録商標)のシステムで使用される16ビットインタフェース)である。そして、多チャンネルデータ形成部17は、PLL13からの668.25MHzのクロックを用いて、FIFOメモリ16からの64ビット幅のパラレル・デジタルデータから、各々がビットレート668.25Mbpsを有する16チャンネル分のシリアル・デジタルデータを形成する。多チャンネルデータ形成部17によって形成された16チャンネルのシリアル・デジタルデータは、多重・P/S変換部18に送られる。
多重・P/S変換部18は、多チャンネルデータ形成部17からの16チャンネルのシリアル・デジタルデータを多重し、その多重したパラレル・デジタルデータをパラレル/シリアル変換することにより、668.25Mbps×16=10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータを生成する。本例の多重・P/S変換部18は、マッピング部11によってマッピングされた第1,第2,第3及び第4のサブイメージを、それぞれシリアル変換するパラレル/シリアル変換部としての機能を有する。
図2に示すように、多重・P/S変換部18によって生成されたビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータは、光電変換部19に送られる。光電変換部19は、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータをCCU2に出力する出力部として機能する。そして、光電変換部19は、多重部14によって多重された10.692Gbpsの伝送ストリームを出力する。光電変換部19によって光信号に変換されたビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータは、放送用カメラ1から図1の光ファイバーケーブル3経由でCCU2に伝送される。
本例の信号送信装置5を用いることによって、4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号をシリアル・デジタルデータとして送信する側の信号処理を行うことができる。信号送信装置5,信号送信方法では、4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号をCH1〜CH8(LinkAであるCH1,CH3,CH5,CH7及びLinkBであるCH2,CH4,CH6,CH8)のHD−SDI信号にマッピングすると、これらのHD−SDI信号がそれぞれシリアル/パラレル変換され、RGBのビットが8ビット/10ビットエンコーディングされる。
LinkA,Bについては、各水平ラインのデータのうち、タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのデータのみからRGBのビットが抜き出され、このRGBのビットが8ビット/10ビットエンコーディングされる。そして、8ビット/10ビットエンコーディングされたLinkAのデータとLinkBのデータとが多重され、その多重されたパラレル・デジタルデータから、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータが生成される。生成されたシリアル・デジタルデータは、CCU2に送られる。そして、CCU2は、4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号を生成して、例えばVTR等(図示略)にこの信号を送る。
なお、各放送用カメラ1からCCU2に4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号が伝送されるだけでなく、CCU2からも前述のリターンビデオ(他の放送用カメラ1で撮影中の映像を表示させるための映像信号)が光ファイバーケーブル3経由で各放送用カメラ1に伝送される。リターンビデオは周知の技術を用いて生成される(例えば、2チャンネル分のHD−SDI信号を、それぞれ8ビット/10ビットエンコーディングした後、多重してシリアル・デジタルデータに変換する)ので、そのための回路構成の説明は省略する。
以上説明した第1の実施の形態に係るカメラ伝送システムでは、SMPTE435のモードCの時に、CH1,CH3の水平補助データスペースに複数チャンネルのオーディオ信号を多重出来る。このため、モードCで伝送可能なANC/オーディオ信号のデータ量を増やすことが出来る。そして、本例のマッピング部11は、オーディオ信号を多重しているベーシックストリームの水平補助データスペースに複数チャンネル多重するものである。特に、24PではSMPTE428−2に規定される96kHzオーディオを最大16チャンネル多重することが出来る。
4096×2160/24P/4:4:4/12ビット信号を、CH1〜CH8(LinkA及びLinkB)のHD−SDI信号にマッピングすることにより、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータに変換して伝送することができる。つまり、ITUやSMPTEで審議されている次世代の映像信号である4k信号を、従来用いている10.692Gbpsシリアルインタフェースの多chで伝送することが出来るという効果がある。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るマッピング部11の動作例について、図15〜図23を参照して説明する。
ここでは、SMPTE435に規定されるモードDを用いて、3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビットの画素サンプルを多重する方式について説明する。
図15は、放送用カメラ1の回路構成のうち、本実施の形態に関連する信号送信装置31を示すブロック図である。放送用カメラ1内の撮像部及び映像信号処理部(図示略)によって生成された3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号が、マッピング部11に送られる。なお、上述した第1の実施の形態における
3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号は、ワード長が12ビットずつのGデータ系列,Bデータ系列,Rデータ系列の同期を取って並列配置した、36ビット幅の信号である。1フレーム期間は1/24秒,1/25秒,1/30秒のうちのいずれかであり、1フレーム期間内に2160の有効ライン期間が含まれている。そして、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える入力画像信号である。そして、入力画像信号に同期してオーディオ信号が入力される。映像データ領域のサンプル数は、3840であり、Gデータ系列,Bデータ系列,Rデータ系列のアクティブラインには、それぞれG,B,Rの映像データが配置される。
本例では、SMPTE435に規定されたモードD(3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット)の多重方式を用いてデータを伝送する。
まず、マッピング部11において、3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号を、HD−SDIフォーマットで規定された8チャンネルの伝送ストリームにマッピングする。
ここで、25P、30Pの場合における10.692Gbpsのシリアルデータの1ライン分の構造例を、図16に示す。
図16(a)は、25Pの場合におけるシリアルデータの1ライン分の構造例である。
25Pの場合、水平補助データスペース(HANCデータ)が71040ビットであることが示される。
図16(b)は、30Pの場合におけるシリアルデータの1ライン分の構造例である。
30Pの場合、水平補助データスペース(HANCデータ)が7680ビットであることが示される。
図17は、UHDTV規格のサンプル構造の例を示す説明図である。図17(a)〜図17(c)の説明に用いるフレームは、3840×2160サンプルで1フレーム(以下、4k×2k信号の1フレームとも称する。)を構成する。
UHDTV規格のサンプル構造は、以下の3種類がある。なお、SMPTE規格において、R′G′B′のように、ダッシュ「′」をつけた信号は、ガンマ補正などが施された信号を示す。
図17(a)は、R′G′B′,Y′Cb′Cr′ 4:4:4システムの例である。このシステムでは、全サンプルにRGB又はYCbCrのコンポーネントが含まれる。
図17(b)は、Y′Cb′Cr′ 4:2:2システムの例である。このシステムでは、偶数サンプルにYCbCr、奇数サンプルにYのコンポーネントが含まれる。
図18は、マッピング部11が3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号を4つのサブイメージにマッピングする例である。
始めに、マッピング部11は、4画面分割により4枚の1920×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号に分割する。
マッピング部11は、この3840×2160/24P,25P,30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号で構成されるフレームを、SMPTE435に従ってCH1〜CH8(LinkAであるCH1,CH3,CH5,CH7及びLinkBであるCH2,CH4,CH6,CH8)の8チャンネルのビットレート1.485Gbpsまたは1.485Gbps/1.001(以下単に1.485Gbpsと記載する)のHD−SDI信号にマッピングする。
そして、マッピング部11は、3840個のサンプルと2160本のラインで構成されるフレームから抽出した画像信号を、第1〜第4のサブイメージにマッピングし、第1〜第4のサブイメージにマッピングされた画像信号を、CH1〜CH8の8チャンネルのビットレート1.485GbpsのHD−SDI信号にマッピングする。そして、第1〜第4のサブイメージにマッピングされたオーディオ信号を、CH1,CH3,CH5,CH7の水平補助データスペースにマッピングする。
図19は、マッピング部11が2サンプル毎に画素サンプルを間引く方式である。3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号を4分割した後、SMPTE372Mの規定に従って2チャンネルのHD−SDI(LinkA,B)にマッピングする。
マッピング部11は、入力画像信号の各フレームから抽出した画素サンプルを、それぞれ所定サンプルごとに間引く。本例では、同一ライン上で隣り合う2つのサンプルを間引く。そして、マッピング部11は、その間引かれたサンプルをフレーム毎に均等な順序で取り出してHD−SDIフォーマットの第1,第2,第3及び第4のサブイメージの映像データ領域にマッピングする。このとき、マッピング部11は、オーディオ信号を第1のサブイメージの水平補助データスペースにマッピングする。
このとき、マッピング部11は、各フレームの奇数ライン上の各2サンプルを交互に第1のサブイメージと第2のサブイメージにマッピングし、各フレームの偶数ライン上の各2サンプルを交互に第3のサブイメージと第4のサブイメージとにマッピングする。そして、第1のサブイメージの水平補助データスペースにオーディオ信号をマッピングする際に、第1のサブイメージとマッピングされるオーディオ信号位相を、入力画像信号と入力オーディオ信号との位相にほぼ一致させる。
この結果、HD−SDIフォーマットの映像データ領域に含まれる第1〜第4のサブイメージには、それぞれ2k×1k信号の1フレームを構成するサンプルがマッピングされる。そして、図19を参照して説明した2サンプル毎に間引く方式は、図18を参照して説明した4画面分割の方式に比べて、信号処理の遅延を数ライン程度と格段に小さくできる。
さらに、マッピング部11は、マッピングされた第1,第2,第3及び第4のサブイメージを、それぞれ1つのサブイメージごとに第1のリンクの伝送チャンネル(LinkA)と第2のリンクの伝送チャンネル(LinkB)に分割して8つのチャンネルにマッピングする。
ここで、具体的な画素サンプルのマッピング例を説明する。4k×2k信号で構成されるフレームには、複数のサンプルが含まれる。ここで、フレーム内におけるサンプルの位置を(サンプル番号,ライン番号)とする。
第0番目のライン上であって、隣り合う(0,0),(1,0)の2つのサンプルを示す第1のサンプル群51は、第1のサブイメージの(0,42),(1,42)にマッピングされ、第1のサンプル群51′として示される。
第0番目のライン上であって、隣り合う(2,0),(3,0)の2つのサンプルを示す第2のサンプル群52は、第2のサブイメージの(0,42),(1,42)にマッピングされ、第2のサンプル群52′として示される。
第1番目のライン上であって、隣り合う(0,1),(1,1)の2つのサンプルを示す第3のサンプル群53は、第3のサブイメージの(0,42),(1,42)にマッピングされ、第3のサンプル群53′として示される。
第1番目のライン上であって、隣り合う(2,1),(3,1)の2つのサンプルを示す第4のサンプル群54は、第4のサブイメージの(0,42),(1,42)にマッピングされ、第4のサンプル群54′として示される。
このように、サンプルをマッピングするのは次の理由に基づいている。
フレームは、RGB、YCbCr,4:4:4、YCbCr,4:2:2、又は、YCbCr,4:2:0のいずれかの方式で構成される。
フレームは、単に1本のHD−SDIで送ることができれば問題ないが、通常、データ量が多くなるため、1本のHD−SDIで送ることはできない。このため、フレームのサンプル(画像信号を含む情報である。)を、適切に抽出し、複数のサブイメージで送る必要がある。
図17(a)に示すようにフレームがRGB、又はYCbCr,4:4:4で構成される場合、いずれのサンプルを抽出しても元の画像が再生できる。
図17(b)に示すようにフレームがYCbCr,4:2:2で構成される場合、奇数番目のサンプルには、輝度信号の情報Yしか含まれない。このため、隣り合う偶数番目のサンプル(CbCrを含む。)と合わせて、サブイメージにマッピングすることで、フレームの元画像の解像度を落とした状態で、サブイメージから直接画像を再生できる。
第1〜第4のサブイメージにサンプルがマッピングされることによって、デュアルリンク(2本のHD−SDI)で送ることができる。このため、いったん、第1〜第4のサブイメージにマッピングされたサンプルは、全部で8本のHD−SDIで送ることができる。
図20は、S/P・スクランブル・8B/10B部32の構成を示すブロック図である。S/P・スクランブル・8B/10B部32は、各CH1〜CH8に一対一に対応した8個のブロック12−1〜12−8から構成される。図20において、既に第1の実施の形態で説明した図8に対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
LinkAであるCH1,CH3,CH5,CH7用のブロック12−1,12−3,12−5,12−7は、ブロック12−1だけがブロック12−3,12−5,12−7と構成が相違しており、ブロック12−3,12−5,12−7は同一構成である(図ではブロック12−3について構成を記載し,12−5,12−7の構成の記載は省略している)。LinkBであるCH2,CH4,CH6,CH8用のブロック12−2,12−4,12−6,12−8は、全て同一構成である。
ブロック12−1は、CH1のHD−SDIがS/P変換部21に入力され、TRS検出部22を介して、FIFOメモリ23に書き込まれるまでは、第1の実施の形態で説明した構成、処理と同様である。
図15のPLL13は、ブロック12−1内のS/P変換部21からの74.25MHzのクロックを1/2に分周した37.125MHzのクロックを、各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ23に読出しクロックとして送るとともに、各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ26及びブロック12−1内のFIFOメモリ27に書込みクロックとして送る。
またPLL13は、ブロック12−1内のS/P変換部21からの74.25MHzのクロックの周波数を9/8倍した83.5312MHzのクロックを、各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ26及びブロック12−1内のFIFOメモリ27に読出しクロックとして送るとともに、図15のFIFOメモリ16に書込みクロックとして送る。
FIFOメモリ23からは、S/P変換部21からの74.25MHzのクロックによって書き込まれた20ビット幅のパラレル・デジタルデータが、PLL13(図15参照)からの37.125MHzのクロックにより、2サンプルを単位とした40ビット幅のパラレル・デジタルデータとして読み出されて、スクランブラ24に送られる。また、ブロック12−1では、FIFOメモリ23から読み出された水平ブランキング期間の40ビット幅のパラレル・デジタルデータが、8B/10Bエンコーダ25にも送られる。
スクランブラ24は、自己同期型のスクランブラである。自己同期型スクランブル方式は、SMPTE292Mで採用されているスクランブル方式であり、送信側が、入力したシリアル信号を多項式とみなして9次の原始多項式
+X+1
で順次割り算して、その結果である商を伝送することにより、統計的に伝送データのマーク率(1と0の割合)を平均1/2にするものである。このスクランブルは、原始多項式による信号の暗号化という意味も併せ持っている。この商をさらにX+1で割ることによって極性フリー(データとその反転データで同じ情報を持つこと)のデータにして送信する。受信側では、受信したシリアル信号にX+1を掛け、さらに上記原始多項式X+X+1を掛ける処理(デスクランブル)により、元のシリアル信号を再生する。
スクランブラ24は、各水平ラインの全てのデータにスクランブルを掛けるのではなく、タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのデータのみにスクランブルを掛け、水平ブランキング期間のデータにはスクランブルを掛けない。そして、タイミング基準信号SAVの直前でスクランブラ内のレジスタの値を全て0にセットしてエンコードし、誤り検出符号CRCに続く10ビットまでのデータを出力する。
スクランブラ24でスクランブルされた40ビット幅のパラレル・デジタルデータは、PLL13からの37.125MHzのクロックによってFIFOメモリ26に書き込まれた後、PLL13からの83.5312MHzのクロックによって40ビット幅のままFIFOメモリ26から読み出されて、多重部33(図15参照)に送られる。
ブロック12−1内の8B/10Bエンコーダ25は、FIFOメモリ23から読み出された40ビット幅のパラレル・デジタルデータのうち、水平ブランキング期間のデータのみを8ビット/10ビットエンコーディングする。
8B/10Bエンコーダ25によって8ビット/10ビットエンコーディングされた50ビットのビット幅のパラレル・デジタルデータは、PLL13からの37.125MHzのクロックによってFIFOメモリ27に書き込まれた後、PLL13からの83.5312MHzのクロックによって50ビット幅のままFIFOメモリ27から読み出されて、多重部33に送られる。
次に、LinkB用のブロック12−2,12−4,12−6,12−8は、第1の実施の形態で説明した構成、処理とほぼ同様である。
抜き出し部28によって抜き出された16ビット幅のパラレル・デジタルデータは、PLL13からの37.125MHzのクロックにより、2サンプルを単位とした32ビット幅のパラレル・デジタルデータとして読み出されて、K28.5挿入部29に送られる。
K28.5挿入部29の処理を経た32ビット幅のパラレル・デジタルデータは、8B/10Bエンコーダ30に送られる。8B/10Bエンコーダ30は、この32ビット幅のパラレル・デジタルデータを8ビット/10ビットエンコーディングして出力する。
2サンプルを単位とした32ビット幅のパラレル・デジタルデータを8B/10Bエンコーダ30で8ビット/10ビットエンコーディングさせるのは、10Gインタフェース規格であるSMPTE435における50ビットのContent IDの上位40ビットとの互換をとるためである。
8B/10Bエンコーダ30によって8ビット/10ビットエンコーディングされた40ビット幅のパラレル・デジタルデータは、PLL13からの37.125MHzのクロックによってFIFOメモリ26に書き込まれた後、PLL13からの83.5312MHzのクロックによって40ビット幅のままFIFOメモリ26から読み出されて、多重部33に送られる。
多重部33は、8つのチャンネルのアクティブ期間にマッピングされた画素サンプルと、8つのチャンネルのうち、オーディオ信号がマッピングされた1つ以上のチャンネルを、10.692Gbpsのストリーム(伝送ストリーム)に多重する。このとき、多重部33は、S/P・スクランブル・8B/10B部32の各ブロック12−1〜12−8内のFIFOメモリ26から読み出されたCH1〜CH8の40ビット幅のパラレル・デジタルデータ(タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのみのデータ)を、図21(a)に示すように、40ビット単位で、CH2(8ビット/10ビットエンコーディングしたチャンネル),CH1(自己同期型スクランブルを掛けたチャンネル),CH4(8ビット/10ビットエンコーディングしたチャンネル),CH3(自己同期型スクランブルを掛けたチャンネル),CH6(8ビット/10ビットエンコーディングしたチャンネル),CH5(自己同期型スクランブルを掛けたチャンネル),CH8(8ビット/10ビットエンコーディングしたチャンネル),CH7(自己同期型スクランブルを掛けたチャンネル)の順に320ビット幅に多重する。
10Gインタフェースの水平ブランキング期間は、補完データ(図26参照)にCH1と同じデータ構造を持つ。そして、CH3のHD−SDIのHANCデータを多重することで、48kHzオーディオは最大32チャンネル、96kHzオーディオは最大で16チャンネルを多重することが可能になる。この方式により、SMPTE428−2に規定される16チャンネルの96kHzオーディオの伝送が可能となる。
図21は、多重部33で行うデータの多重処理の例を示す。
図21(a)は、スクランブルされたCH1〜CH8の各40ビットのデータが、CH1とCH2、CH3とCH4、CH5とCH6、CH7とCH8のペアの順番が入れ替えられて、320ビット幅に多重される様子を示す。
図21(b)は、8B10B変換された50ビット/サンプルのデータが、200ビット幅の4サンプルに多重される様子を示す。
このように、8ビット/10ビットエンコーディングしたデータを、自己同期型スクランブルを掛けたデータに40ビット毎にはさむことにより、スクランブル方式によるマーク率(0と1の割合)変動や、0−1、1−0の遷移の不安定さを解消し、パソロジカルパターンの発生を防止することができる。
多重部33は、S/P・スクランブル・8B/10B部32の各ブロック12−1内のFIFOメモリ27から読み出されたCH1の水平ブランキング期間のみの50ビット幅のパラレル・デジタルデータを、4サンプル分多重して200ビット幅にする。
多重部33によって多重されたこの320ビット幅のパラレル・デジタルデータと200ビット幅のパラレル・デジタルデータとは、データ長変換部15に送られる。データ長変換部15は、シフトレジスタを用いて構成されており、この320ビット幅のパラレル・デジタルデータを256ビット幅に変換したデータと、この200ビット幅のパラレル・デジタルデータを256ビット幅に変換したデータとを用いて、256ビット幅のパラレル・デジタルデータを形成する。そして、この256ビット幅のパラレル・デジタルデータをさらに128ビット幅に変換する。
そして、データ長変換部15からFIFOメモリ16を介して送られた64ビット幅のパラレル・デジタルデータは、多チャンネルデータ形成部17で、各々がビットレート668.25Mbpsを有する16チャンネル分のシリアル・デジタルデータとして形成される。多チャンネルデータ形成部17によって形成された16チャンネルのシリアル・デジタルデータは、多重・P/S変換部18に送られる。
多重・P/S変換部18は、多チャンネルデータ形成部17からの16チャンネルのシリアル・デジタルデータを多重し、その多重したパラレル・デジタルデータをパラレル/シリアル変換することにより、668.25Mbps×16=10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータを生成する。
図15に示すように、多重・P/S変換部18によって生成されたビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータは、光電変換部19に送られる。光電変換部19は、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータをCCU2に出力する出力部として機能する。そして、光電変換部19は、多重部33によって多重された10.692Gbpsのストリームを出力する。光電変換部19によって光信号に変換されたビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータは、放送用カメラ1から図1の光ファイバーケーブル3経由でCCU2に伝送される。
図22は、モードDにおける水平補助データスペースのデータと映像データを多重する例である。
1ライン期間に含まれる映像データは、第1の10.692Gbpsストリームにチャンネル順に割り当てられる。
一方、1ライン期間に含まれる水平補助データスペースのデータは、第2の10.692GbpsストリームにCH1,CH3,CH5,CH7の順に割り当てられる。
図23は、モードDにおけるCH1〜CH8の水平補助データスペースのデータと映像データを多重する例である。
本例では、モードDにおける水平補助データスペースの仕様を拡張する。つまり、奇数チャンネルであるCH1,CH3,CH5,CH7の水平補助データスペースに含まれる補完データ領域に96kHzオーディオを多重する。このため、第2の10.692Gbpsストリームには、CH1,CH3,CH5,CH7の水平補助データスペースのデータが順に割り当てられる
ここで、表5には、10GインタフェースにおけるモードDのデータ量を、10ビット/ワード単位で示す。
Figure 2009284447
表5より、補完データの領域は、24/1.001P,24Pで66430ビット、25Pで53340ビット、30/1.001P,30Pで980ビットであることが示される。そして、水平補助データスペースのデータ量は、それぞれ以下の式で示される。以下、各フレームレートにおいて水平補助データスペースに格納可能なデータ量について説明する。
<24/1.001P,24Pの場合>
2750サンプル(単位データ領域)−1920サンプル(映像データ領域)−12サンプル(SAV/EAV/LN/CRC領域)=818サンプル、
この結果、水平補助データスペースには、690サンプルのデータを格納できることが分かる。
次に、水平補助データスペースのビット数を求める。なお、1サンプルは20ビットである。
818サンプル×20ビット×10/8=20450ビット、
表5から20450ビット<3×20450ビット=61350ビット<66430ビットであるのでCH3の水平補助データスペースに含まれるデータを全て多重できる。このとき、最大でCH1,CH3,CH5,CH7の水平補助データスペースのデータを多重することが可能である。
<25Pの場合>
2640サンプル(単位データ領域)−1920サンプル(映像データ領域)−12サンプル(SAV/EAV/LN/CRC領域)=708サンプル、
この結果、水平補助データスペースには、708サンプルのデータを格納できることが分かる。
次に、水平補助データスペースのビット数を求める。
708サンプル×20ビット×10/8=17700ビット
表5から17700ビット<3×17700ビット=53100ビット<53340ビットであるので、CH3の水平補助データスペースのデータを全て多重できる。このとき、最大でCH1,CH3,CH5,CH7の水平補助データスペースのデータを多重することが可能である。
<30/1.001P,30Pの場合>
2200サンプル1920サンプル(映像データ領域)−12サンプル(SAV/EAV/LN/CRC領域)=268サンプル
この結果、水平補助データスペースには、268サンプルのデータを格納できることが分かる。
次に、水平補助データスペースのビット数を求める。
268サンプル×20ビット×10/8=6700ビット
表5から6700ビット>980ビットであるのでCH1以外のチャンネルを多重することは不可能であることが分かる。
また、補完データ領域に格納できるサンプル数は、980ビット÷20ビット×8/10=39.2サンプルである。
そして、SMPTE299M Figure8に示されるように、31バイトのオーディオデータを2パケット送ることはできない。つまり、スイッチングポイントや1ライン当たり1.422...のオーディオサンプルを考慮するとオーディオデータを多重することはできないと言える。
また、水平補助データスペースに格納できる268サンプルと、上述した39.2サンプルを加算すると、
268サンプル+39.2サンプル=307.2サンプル
がオーディオデータを格納するための領域として求まる。そして、求められた307.2サンプルをオーディオデータパケットの最小単位である31サンプルで割ると、96kHzオーディオにおける2サンプルペア(図13参照)の最大格納数が求まる。
307.2サンプル÷31サンプル=9.90967
である。そして、48kHzオーディオや96kHzオーディオなどは2パケット単位で構成される。本例では、最大格納数が9.90967であるため、最大8個のオーディオデータが格納される。つまり、CH1,CH3で2分割した場合でもオーディオデータは、31バイトであり、各4パケット=48kHzオーディオは最大16チャンネル(96kHzオーディオの場合には最大8チャンネル)となる。
本例の信号送信装置5を用いることによって、3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号をシリアル・デジタルデータとして送信する側の信号処理を行うことができる。信号送信装置5,信号送信方法では、3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号をCH1〜CH8(LinkAであるCH1,CH3,CH5,CH7及びLinkBであるCH2,CH4,CH6,CH8)のHD−SDI信号にマッピングすると、これらのHD−SDI信号がそれぞれシリアル/パラレル変換された後、LinkAについては自己同期型スクランブルが掛けられ、LinkBについてはRGBのビットが8ビット/10ビットエンコーディングされる。
LinkAについては、各水平ラインの全てのデータに自己同期型スクランブルを掛けるのではなく、タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのデータのみに自己同期型スクランブルを掛け、水平ブランキング期間のデータには自己同期型スクランブルを掛けない。そして、タイミング基準信号SAVの直前でスクランブラ内のレジスタの値を全て0にセットしてエンコードし、誤り検出符号CRCに続く少なくとも数ビットまでのデータを出力する。
LinkBについては、各水平ラインのデータのうち、タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのデータのみからRGBのビットが抜き出され、このRGBのビットが8ビット/10ビットエンコーディングされる。そして、自己同期型スクランブルを掛けられたLinkAのデータと、8ビット/10ビットエンコーディングされたLinkBのデータとが多重され、その多重されたパラレル・デジタルデータから、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータが生成される。生成されたシリアル・デジタルデータは、CCU2に送られる。そして、CCU2は、3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号を生成して、例えばVTR等(図示略)にこの信号を送る。
なお、各放送用カメラ1からCCU2に3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号が伝送されるだけでなく、CCU2からも前述のリターンビデオ(他の放送用カメラ1で撮影中の映像を表示させるための映像信号)が光ファイバーケーブル3経由で各放送用カメラ1に伝送される。リターンビデオは周知の技術を用いて生成される(例えば、2チャンネル分のHD−SDI信号を、それぞれ8ビット/10ビットエンコーディングした後、多重してシリアル・デジタルデータに変換する)ので、そのための回路構成の説明は省略する。
以上説明した第2の実施の形態によれば、3840×2160/24/1.001P,24P,25P,30/1.001P,30P/4:2:2または4:4:4/10ビット,12ビット信号を、デュアルリンク292のLinkA,Bにマッピングすることにより、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータに変換して伝送することができる。このとき、多chのオーディオ信号をCH1,CH3,CH5,CH7の水平補助データスペースに多重できる。このため、従来用いている10.692Gbpsシリアルインタフェースの多chで伝送できるという効果がある。
また、マッピング部11は、1フレームを構成する4k×2k信号を、4分割または2サンプル毎に抽出して、サブイメージにマッピングしている。各サブイメージにマッピングされたサンプルは、元の画像である1フレームのサンプルを全体に持つ。そして、サブイメージを個別に取得することによって、画面全体の映像を、現行のHD用のモニタや波形モニタ等で観測できる。このため、映像機器の開発時や光ファイバーケーブル3等の不具合を解析する場合に有効であるという効果がある。
なお、以上の例ではカメラ伝送システムに本発明を適用しているが、他にも様々な方式の信号を伝送するようにしてもよい。このように、様々な信号を送信する場合に、適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るテレビジョン放送局用のカメラ伝送システムの全体構成を示す図である。 放送用カメラの回路構成のうち、信号送信装置の内部構成例を示すブロック図である。 オーディオデータパケットの例を示す説明図である。 10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータの1ライン分の構造を示す図である。 4k×2k信号の1フレームに含まれるサンプルを第1〜第4のサブイメージにマッピングする例を示す説明図である。 4k×2k信号の1フレームに含まれるサンプルを第1〜第4のサブイメージにマッピングする例を示す説明図である。 SMPTE372MによるLinkA,LinkBのデータ構造の概略を示す図である。 S/P・8B/10B部の構成を示すブロック図である。 Naの計算例を示す図である。 モードCにおいて、水平補助データスペースのデータと映像データをHD−SDIにマッピングする例を示す説明図である。 モードCにおいて、水平補助データスペースのデータと映像データをHD−SDIにマッピングする例を示す説明図である。 多重位置フラグと48kHzオーディオデータパケットの多重位置との関係例を示す図である。 多重位置フラグと96kHzオーディオデータパケットの多重位置との関係例を示す図である。 多重部での多重の様子を示す図である。 放送用カメラの回路構成のうち、信号送信装置の内部構成例を示すブロック図である。 10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータの1ライン分の構造を示す図である。 UHDTV規格における1フレームのサンプル構造の例を示す図である。 4k×2k信号の1フレームに含まれるサンプルを第1〜第4のサブイメージにマッピングする例を示す説明図である。 4k×2k信号の1フレームに含まれるサンプルを第1〜第4のサブイメージにマッピングする例を示す説明図である。 S/P・スクランブル・8B/10B部の構成を示すブロック図である。 多重部での多重の様子を示す図である。 モードDにおいて、水平補助データスペースのデータと映像データをHD−SDIにマッピングする例を示す説明図である。 モードDにおいて、水平補助データスペースのデータと映像データをHD−SDIにマッピングする例を示す説明図である。 モードAの例を示す図である。 モードBの例を示す図である。 モードCの例を示す図である。 モードDの例を示す図である。 モードCにおけるデータの割当て例を示す図である。
符号の説明
1…放送用カメラ、2…CCU、3…光ファイバーケーブル、5…信号送信装置、11…マッピング部、12…S/P・8B/10B部、38−1〜38−8…S/P・8B/10B部のブロック、13…PLL、14…多重部、15…データ長変換部、16…FIFOメモリ、17…多チャンネルデータ形成部、18…多重・P/S変換部、19…光電変換部、21…S/P(シリアル/パラレル)変換部、22…TRS検出部、23…FIFOメモリ、24…スクランブラ、25…8B/10Bエンコーダ、26…FIFOメモリ、27…FIFOメモリ、28…抜き出し部、29…K28.5挿入部、30…8B/10Bエンコーダ

Claims (5)

  1. 1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える入力画像信号と、その入力画像信号に同期して入力したオーディオ信号を送信する場合に、前記入力画像信号の各フレームから抽出した画素サンプルを第1,第2,第3及び第4のサブイメージの映像データ領域にマッピングし、前記オーディオ信号を前記第1,第2,第3及び第4のサブイメージのいずれかの水平補助データスペースに含まれる補完データ領域の複数のチャンネルにマッピングし、前記第1,第2,第3及び第4のサブイメージを、それぞれ1つのサブイメージごとに第1のリンクの伝送チャンネル及び第2のリンクの伝送チャンネルに分割して、8つのチャンネルを生成するマッピング部と、
    前記8つのチャンネルの前記映像データ領域にマッピングされた前記画素サンプルを伝送ストリームの映像データ領域に多重し、前記オーディオ信号がマッピングされた複数のチャンネルを取り出して、前記伝送ストリームの水平補助データスペースに多重する多重部と、
    前記多重部によって多重された前記伝送ストリームを出力する出力部と、を備えた
    信号送信装置。
  2. 請求項1記載の信号送信装置において、
    前記マッピング部は、前記オーディオ信号のサンプリング周波数が48kHz又は96kHzであって、前記オーディオ信号がマッピングされる1つのチャンネルの前記補完データ領域が不足する場合に、他のチャンネルの前記補完データ領域に、前記オーディオ信号をマッピングする
    信号送信装置。
  3. 請求項2記載の信号送信装置において、
    前記マッピング部は、前記入力画像信号の各フレームを4分割した画素サンプルを、前記第1,第2,第3及び第4のサブイメージの映像データ領域にマッピングする
    信号送信装置。
  4. 請求項2に記載の信号送信装置において、
    前記マッピング部は、
    前記入力画像信号の各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引いて、
    各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージにマッピングし、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージとにマッピングし、
    前記第1のサブイメージの水平補助データスペースに前記オーディオ信号をマッピングする際の第1のサブイメージとマッピングされるオーディオ信号位相を、前記入力画像信号と入力オーディオ信号との位相にほぼ一致させる
    ことを特徴とする信号送信装置。
  5. 1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える入力画像信号と、その入力画像信号に同期して入力したオーディオ信号を送信する場合に、前記入力画像信号の各フレームから抽出した画素サンプルを第1,第2,第3及び第4のサブイメージの映像データ領域にマッピングし、前記オーディオ信号を前記第1,第2,第3及び第4のサブイメージのいずれかの水平補助データスペースに含まれる補完データ領域の複数のチャンネルにマッピングし、前記第1,第2,第3及び第4のサブイメージを、それぞれ1つのサブイメージごとに第1のリンクの伝送チャンネルと第2のリンクの伝送チャンネルに分割して、8つのチャンネルにマッピングし、8つのチャンネルを生成するマッピング処理と、
    前記8つのチャンネルの前記映像データ領域にマッピングされた前記画素サンプルを伝送ストリームの映像データ領域に多重し、前記オーディオ信号がマッピングされたチャンネルのみを取り出して、前記伝送ストリームの水平補助データスペースに多重する多重処理と、
    前記伝送ストリームを出力する出力処理と
    を行う信号送信方法。
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