JP2009284374A - 機器アドレス割り当て方法、入力機器、及び入力専用機器 - Google Patents

機器アドレス割り当て方法、入力機器、及び入力専用機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009284374A
JP2009284374A JP2008136226A JP2008136226A JP2009284374A JP 2009284374 A JP2009284374 A JP 2009284374A JP 2008136226 A JP2008136226 A JP 2008136226A JP 2008136226 A JP2008136226 A JP 2008136226A JP 2009284374 A JP2009284374 A JP 2009284374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
device address
output
input
video
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008136226A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Sato
哲也 佐藤
Takuma Adachi
拓真 足立
Junji Yoshida
順二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008136226A priority Critical patent/JP2009284374A/ja
Publication of JP2009284374A publication Critical patent/JP2009284374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】HDMIで接続された機器において、複数のHDMI入力部を備えるHDMI入力機器からは、Physical Address(PA)を正常にHDMI出力機器が取得できないことがあった。
【解決手段】HDMI入力機器からHDMI出力機器へPA情報の伝送が可能になったことを示す信号が送信されると、HDMI出力機器はPA情報の取得を行う。HDMI入力機器は、PA情報の伝送が可能になったことを示す信号をHDMI入力部より送信する第1のステップと、当該HDMI入力部に接続された機器に対して、さらに、PA情報割り当て処理を要求する制御コマンドを送信する第2のステップと、前記第1のステップと、第2のステップを、当該機器が有する1つ以上のすべてのHDMI入力部において実行するステップとを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、機器の接続トポロジに対応して、機器のアドレスを決定するネットワークにおいて、機器のアドレスを再設定する方法に関する。
従来、テレビジョン受信機(以下「テレビ」という)にDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤのような再生機器、外部AVアンプと外部スピーカ等を接続して、映像及び音声を視聴することがなされている。このような場合に、機器の入力切替などを行う1つの手段として、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)規格におけるCEC(Consumer Electronics Control)を用いた、機器間の制御機能が定義されている(非特許文献1)。
これは、テレビ及び種々のAV機器をHDMIケーブルで接続し、HDMIケーブルに含まれているCECバスを介して、双方向に制御コマンドを送受信可能なCECコマンドを利用して、AV機器を制御する機能である。
HDMI規格では、また、DVDレコーダなどの再生機器が、接続先の機器の再生能力情報を読み取って映像・音声データの出力形式を合わせたり、映像・音声データを暗号化して伝送することにより違法コピーを防止したりする特徴を持っている。
再生能力情報は、テレビやAVアンプなどのHDMI入力部を備えた機器(「HDMI入力機器」とする)から接続相手機器(「HDMI出力機器」とする)に、一方向接続であるDDC(Display Data Channel)バスを通じて伝達される。「DDC」とは、ディスプレイのプラグ&プレイを実現するために、HDMI出力機器にディスプレイの機種情報などを伝える機能として定めたVESA(Video Electronics Standards Association)の規格である。DDCによって伝達される情報としてHDMI入力機器の機種情報や再生可能な画像・音声フォーマット、HDMI機器に付与する物理アドレス(Physical Address)などがある。これらDDCによって伝達する情報は、EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)としてHDMI入力機器のメモリに格納される。EDIDは、HDMI入力機器によるHPD(Hot Plug Detect Signal)のLowからHighへの切り替え(あるいはパルス)に応答して、DDCバス経由で、接続されたHDMI出力機器から読み出される。HPDがHighであれば、HDMI出力機器は、HDMI入力機器のEDIDを読み出すことができる。
HDMIでは、CECコマンドによる通信のために、各機器に対して、論理アドレス(Logical Address、以下LA)と物理アドレスを定義している。
PAはHDMI出力機器の接続トポロジを反映して決定されるアドレスであり、HDMI入力機器からHDMI出力機器に対して一方向に伝送される。
HDMI入力部を備えルートとなる機器(以下、ルート機器)のPAを、0.0.0.0とする。そして、ある機器のPAを決定するには、当該機器のHDMI出力部に接続されているHDMI入力機器から取得したPAを、当該機器のPAとして用いる。そして、当該機器のHDMI入力部に接続されている他のHDMI入力機器に対しては、HDMI入力部ごとに異なる値を加えたものを、接続されている他の機器のPAとして伝送する。例えば、HDMI入力部とHDMI出力部の両方を備える機器であるAVアンプについてのPAの決定方法を説明する。AVアンプのHDMI出力部に接続された機器から当該AVアンプ自身のPAを取得し、当該PAにAVアンプのHDMI入力部ごとに異なる値を加えたものを、当該AVアンプのHDMI入力部にさらに接続されたHDMI出力機器のPAとして決定する。
ここで、複数のHDMI機器が接続されている場合について、さらに説明する。
ルート機器としてのテレビに対して、テレビの第一のHDMI入力部にはAVアンプが、さらに、AVアンプの第一の入力部には、第一のレコーダが接続されている。また、テレビの第2のHDMI入力部には第2のレコーダが接続されている。
このような場合において、HDMI出力部を持たず、HDMI入力部のみ備えるテレビは、ルート機器として常にPA0.0.0.0を持つ。テレビに接続された機器のうち、テレビの第一のHDMI入力部に接続されたAVアンプは1.0.0.0、テレビの第2のHDMI入力部に接続された第2のレコーダは2.0.0.0のように与えられる。さらに、AVアンプ自身が取得したPAが1.0.0.0であるので、それぞれ第一の入力部は1.1.0.0、第2の入力部は1.2.0.0となる。このため、第一のレコーダのPAは1.1.0.0となる。
LAは、HDMI接続されたCEC対応機器に与えられ、CECコマンドの送受信を行うための宛先アドレスとして用いる。
CECでは、コマンドの相手先を指定して送信するコマンドと、HDMIで接続されたすべてのCEC対応機器にコマンドを通知するブロードキャストコマンドとが定義されており、これらを組み合わせて通信を行う。CECコマンドは、送信元機器のLAと、宛先機器のLAと、オペコードと、オペランドから構成される。
非特許文献1では、CECコマンドを利用したアプリケーションとして、One Touch PlayやRouting Control、Device Menu Control、Remote Control Pass Throughなどが定義されている。
以下、図16〜図20を用いて非特許文献1に示されている従来のAV機器の制御について説明する。
図16は、従来のAV機器のHDMI接続構成を示す図であって、DVDレコーダ11、AVアンプ21、テレビ31の接続図である。
図17は、従来のDVDレコーダ11の構成を示す図である。
図18は、従来のAVアンプ21の構成を示す図である。
図19は、従来のテレビ31の構成を示す図である。
DVDレコーダ11と、AVアンプ21と、テレビ31とがそれぞれHDMIで接続されている。
DVDレコーダ11は、1つのHDMI出力部101を備え、AVアンプ21は、2つのHDMI入力部201、202と、1つのHDMI出力部216とを備え、テレビ31は、2つのHDMI入力部301、302を備える。
DVDレコーダ11から出力される映像・音声データは、HDMI出力部101→HDMI入力部201→HDMI出力部216→HDMI入力部301と一方向に伝送される。CECコマンドは、HDMIのCECバス上で、双方向に伝送される。図16に示す構成において各機器のPAは、前記DDCによる通信によってテレビ31→AVアンプ21→DVDレコーダ11の順に割り当てられ、テレビ31のPAは0.0.0.0、AVアンプ21のPAは1.0.0.0、DVDレコーダ11のPAは1.1.0.0となる。
図20は、従来のDVDレコーダ11、AVアンプ21、テレビ31の流れを示す図であり、One Touch Play機能の動作の従来の流れを示す。
まず、ユーザがDVDレコーダ11のリモコン等の入力手段により、DVDレコーダ11に再生開始を指示する(ステップS241)。
DVDレコーダ11は再生開始すると、テレビ31に対してCECコマンド<Text View On>コマンドを送信する(ステップS242)。
次にDVDレコーダ11のCEC機器連携部154は、CECコマンド<Active Source>にDVDレコーダ11のPA1.1.0.0をパラメータとして付与してブロードキャスト送信する(ステップS243)。
ステップS243で送信された<Active Source>コマンドを受信したテレビ31のCEC機器連携部358は、<Active Source>コマンドを送信した機器(以下、「アクティブソース機器」とする)から映像・音声を受信するように入力切替を行う。即ち、PA1.1.0.0の第一の値と対応するHDMI入力部301からのTMDS信号を受信するために、TMDS切替部309に入力元の切替指示を行う。また、CEC機器連携部358は、HPD制御部303にHPD信号3011をHighに引き上げるように指示する(ステップS244)。
AVアンプ21において、HPD切替検出部214がHPD信号3011のLowからHighへの遷移を検出すると、EDID情報取得部215へHPD切替が通知され、EDID情報取得部215は、テレビ31からEDIDの読み出しを開始する(ステップS245)。
テレビ31のEDID306は、EDIDデータをAVアンプ21に送信する(ステップS246)。EDIDデータを受信したAVアンプ21のEDID情報取得部215は、EDIDデータのPA部に対応するHDMI入力部の番号を加えて、EDID206に入力する。また、EDIDデータに含まれるAVアンプ21のPAをCEC機器連携部258に入力する。
ステップS243で送信された<Active Source>コマンドを受信したAVアンプ21のCEC機器連携部258は、受信した該コマンドに付与されたPA1.1.0.0と、AVアンプ21のPA1.0.0.0とを比較する。アクティブソース機器と、テレビ31の間にAVアンプ21が接続されていると判断される場合、AVアンプ21は、アクティブソース機器からの映像・音声を受信し、HDMI出力部へ送信するように入力切替を行う。即ち、PA1.1.0.0の第2の値に対応するHDMI入力部201からのTMDS信号を受信するために、TMDS切替部209に入力元の切替指示を行う。また、CEC機器連携部258は、HPD制御部203にHPD信号2011をHighに引き上げるように指示する(ステップS247)。
DVDレコーダ11におけるHPD切替検出部102がHPD信号1011のLowからHighへの遷移を検出すると、EDID情報取得部103へHPD切替が通知され、EDID情報取得部103は、EDIDの読み出し開始を要求する(ステップS248)。
AVアンプ21のEDID206は、EDIDデータを送信する(ステップS249)。
EDID情報取得部103は、受信したEDIDデータに含まれる映像音声再生能力情報をデコード部105に入力する。また、EDIDデータに含まれるDVDレコーダ11のPAをCEC機器連携部154に入力する。
デコード部105は、入力された映像音声再生能力に基づいて、映像データと音声データを再生し、TMDS出力部106に入力する。
TMDS出力部106は、デコード部105から入力した、映像データ及び音声データをTMDS信号としてTMDS1013を通して、AVアンプ21に送信する(ステップS2410)。
TMDS信号の入力元としてTMDS信号2013が選択されているため、TMDS切替部209は、TMDS信号2013を通じてDVDレコーダ11から送信されたTMDS信号を受信し、TMDS入力部210へと出力する。
TMDS入力部210は、受信したTMDS信号をTMDS出力部211と、TMDSデコード部212へと出力する。
TMDS出力部211は、TMDS信号2163を通じて、テレビ31へTMDS信号を送信する(ステップS2411)。
TMDSの入力元としてTMDS信号3013が選択されているため、TMDS切替部309は、TMDS信号3013を通じてAVアンプ21から送信されたTMDS信号を受信し、TMDS入力部310へと出力する。
TMDS入力部310は、受信したTMDS信号をTMDSデコード部311に出力する。
TMDSデコード部311は、TMDS信号を映像ストリーム及び音声ストリームにデコードし、それぞれ、映像出力部、音声出力部に出力する。
以上の制御によって、非特許文献1における、テレビ31、AVアンプ21、DVDレコーダ11が接続された構成において、DVDレコーダ11に対してユーザが再生を指示した場合に、DVDレコーダが出力する映像・音声データがテレビ31から出力される。
以下、特許文献1におけるHDMI出力機器がデータ取得する方法について説明する。
特許文献1では、HDMI出力機器がEDID記述されていないデータを出力したときに、HDMI受信機器からHDMI出力機器に対してEDIDの再取得を指示する技術が開示されている。
特許文献1によると、HDMI受信機器は、HDMI出力機器からビデオデータ、及び、オーディオデータを受信したときに、EDID記述のデータを受信したかどうかを判定するEDID判定手段を有する。前記HDMI受信機器は、HDMI出力機器からEDIDを要求されると、EDIDデータを送信する。HDMI出力機器は該EDIDデータに従って、ビデオデータの解像度、オーディオデータのオーディオストリーム等を決定して、ビデオデータ、及び、オーディオデータを送信する。前記HDMI受信機器が該ビデオデータ、及び、該オーディオデータを受信すると、EDID判定手段により、受信したビデオデータ及びオーディオデータがEDIDデータに従っているか否かを判定する。該ビデオデータ及び該オーディオデータがEDIDデータに従っていないと判定した場合、該HDMI受信機器はホットプラグをオフ、あるいは、レシーバーセンスをオフにし、所定の時間の後、前記ホットプラグ、あるいは、レシーバーセンスを再度オンにして、HDMI出力機器にEDIDの再取得を実行させる。
High−Definition Multimedia Interface Specification Version 1.3a 特開2007−78980号公報
しかしながら、上記従来の構成では、PAを正常に決定できない場合がある。
HDMIで接続された機器のPAは、接続トポロジを反映しており、HDMI入力機器のPAに、当該機器に接続されている端子番号を加えて、当該機器に接続されたHDMI出力機器のPAを決定する。例えば、図16のようにテレビ31、AVアンプ21、DVDレコーダ11を接続した場合は、テレビ31のPAをもとにAVアンプ21のPAを決定し、AVアンプ21のPAをもとにDVDレコーダ11のPAが決定される。このように、PAが0.0.0.0であるルートとなる機器(テレビ31のようにHDMI入力のみを持つ機器)から順にアドレスが決定される。
ここで、図16の構成で、DVDレコーダ11のAC電源がオフ等の要因で、DVDレコーダ11のPAが初期化された際に、DVDレコーダ11のPAが正常に取得できないことがある。
DVDレコーダ11がAVアンプ21のHDMI入力部201を通じて接続されており、HDMI入力部201が選択されている場合に、DVDレコーダ11のAC電源オフが発生したとする。DVDレコーダ11の電源が再度オンした場合、DVDレコーダ11はEDID及びPAを取得するように通信を開始するべく動作するが、AVアンプ21のHPDはLowに下がっているため、DVDレコーダ11はEDID及びPAを取得できない。従って、DVDレコーダ11は電源オンした直後のPAの初期値を保持し続けたままとなる。そして、DVDレコーダ11は、再生を開始するときに<Active Source>コマンドに自身のPAをパラメータとしてブロードキャストする。しかし、PAは初期化されているため、PAは接続構成と無関係な初期値であって、テレビ31及び、AVアンプ21は入力切替を行うことができない。DVDレコーダ11からの映像を正常に視聴するためには、DVDレコーダ11がEDID及びPAを正常に取得できるように、テレビ31及び、AVアンプ21のそれぞれで一旦別の入力に入力切替を行ってから、改めてテレビ31ではAVアンプ21を、AVアンプ21ではDVDレコーダ11を接続した端子を選択する必要がある。
また、図16の構成から接続を変更した場合にも、DVDレコーダ11のPAが正常に取得できない場合がある。例えば、DVDレコーダ11をテレビ31のHDMI入力部に直接接続するようにHDMI接続の構成を変えた場合である。
今、テレビ31は複数のHDMI入力部を備えており、テレビ31の入力元はユーザの指示等に応じて切り替えられるようになっている。テレビ31は、複数のHDMI入力部301、HDMI入力部302に対して共通のEDID306を備えており、EDID306のPAをユーザから選択されたHDMI入力部に対応したPAに書き換えてから、選択されたHDMI入力部に接続された機器からEDIDを取得するようにする。この際に、複数の機器が同一のPAを保持する不整合を禁止するために、テレビ31において一方のHDMI入力部に切り替えている間は、他方のHDMI入力部に対してはHPDネゲートとして、EDID306の読み書きを禁止する。このため、テレビ31の他方のHDMI入力部に接続されたDVDレコーダ11は、HPDネゲートであるため正常にEDID及びPAをテレビ31から取得できない。
このため、HDMI接続された機器のPAをすべて更新するためには、改めてPAが0.0.0.0の機器から順に行う必要がある。
一方、HDMI規格では、著作権保護が必要なコンテンツ出力を行う場合、接続相手機器が正当な機器であることを確認し、伝送するコンテンツを暗号化するための認証プロトコルであるHDCP(High−bandwidth Digital Content Protection System)が採用されており、HPDのLowからHighへの切り替え(あるいはパルス)に応答して、認証を開始することが規定されている。なお、HDCPの認証については、本発明の主眼ではないので、詳細な説明は省略する。
ただし、HDCPに対応したHDMI入力機器は、一般的に複数のHDMI出力機器からのHDCP要求に対しては同時に対応することができない場合がある。このとき、ユーザが視聴していないHDMI入力部に対しては、HPD信号がローレベルになっているため、HDCP要求が禁止されている。HPD信号がローレベルのときは、EDIDメモリにあるPAの読み出しも同時に禁止されるため、ユーザが視聴していないHDMI入力部に接続されたHDMI出力機器はPAを正常に取得することができない。
以上のように、機器の電源の状態が変更となったり、接続構成が変更した場合に、テレビのようにルート機器から順に入力切替をする必要がある。しかしながら、テレビ、AVアンプを含む多数のHDMI入力機器、HDMI出力機器が接続されている場合には、各機器がトポロジに従ったPAを取得するためには、各機器を順番にユーザが手動で操作することとなり、非常に煩雑である。
また、特許文献1では、ビデオデータ、及び、音声データからHDMI出力機器が正常にEDIDを取得しているかを判定するが、ビデオデータ、及び、音声データには、HDMI出力機器が取得したPAの情報は含まれていない。従って、特許文献1におけるEDID記述判定手段では、HDMI出力機器のPAの正しい値となっているかを判定することはできない。
上記課題を解決するために、本発明の機器アドレス割り当て方法は、ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを入力する側となる入力機器と、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを出力する側となる出力機器との間での、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレスの割り当て方法であって、前記入力機器は、前記出力機器に対して機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、当該機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を前記出力機器に対して通知する機器アドレス情報送信可能通知手段と、前記出力機器が前記機器アドレス情報を取得した後に、機器アドレス要求指示コマンドを当該入力機器から前記出力機器に対して送信する機器アドレス要求指示コマンド送信手段と、前記機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、当該入力機器に接続されているすべての出力機器に対して、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報送信及び機器アドレス要求指示コマンド再送信手段とを含む。
このような構成により、入力機器と出力機器との間で、入力機器から出力機器に対して機器アドレス情報を通知し、その後に機器アドレス要求指示コマンドを送信する。また、機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、入力機器は接続されているすべての出力機器に対して、機器アドレス情報の通知と、機器アドレス要求指示コマンドを送信することができるので、入力機器に対して接続されている出力機器すべてに遡り、機器アドレス情報の通知をすることができる。
以上のように本発明の機器アドレス割り当て方法は、入力機器に対して接続されている出力機器すべてに遡り機器アドレス情報の通知をすることができるため、ユーザは入力機器や入出力機器に対して機器アドレスの割り当てをする旨の指示を一度行うことで、入出力機器が構成するネットワーク上の機器すべての機器アドレスが設定される。このため、従来機器ごとに行っていた入力切替の操作をすべての機器に対して行う必要がなくなる。
本発明の機器アドレス割り当て方法は、ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを入力する側となる入力機器と、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを出力する側となる出力機器との間での、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレスの割り当て方法であって、前記入力機器は、前記出力機器に対して機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、当該機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を前記出力機器に対して通知する機器アドレス情報送信可能通知手段と、前記出力機器が前記機器アドレス情報を取得した後に、機器アドレス要求指示コマンドを当該入力機器から前記出力機器に対して送信する機器アドレス要求指示コマンド送信手段と、前記機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、当該入力機器に接続されているすべての出力機器に対して、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報送信及び機器アドレス要求指示コマンド再送信手段とを含む。
このような構成により、入力機器と出力機器との間で、入力機器から出力機器に対して機器アドレス情報を通知し、その後に機器アドレス要求指示コマンドを送信する。また、機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、入力機器は接続されているすべての出力機器に対して、機器アドレス情報の通知と、機器アドレス要求指示コマンドを送信することができるので、入力機器に対して接続されている出力機器すべてに遡り、機器アドレス情報の通知をすることができる。
また、前記入力機器は、さらに、前記出力機器から、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを要求する制御コマンドを受信した際には、前記出力機器に対して前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報及び機器アドレス要求指示コマンド送信手段を含んでも構わない。
このような構成により、入力機器は、出力機器からの要求に応じて、機器アドレス要求コマンドを改めて出力機器に通知することができる。
また、前記出力機器は、映像音声データの出力開始を示すコマンドを前記入力機器に対して送信する映像音声データ出力開始通知手段と、前記機器アドレス情報の伝送が可能であることを示す信号を前記入力機器から受信できなかった場合には、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを要求する制御コマンドを前記入力機器に対して送信する機器アドレス情報要求及び機器アドレス要求指示コマンド要求手段とを含むように構成しても構わない。
このような構成により、出力機器と入力機器との間で機器アドレス情報の伝送ができなかった場合には、改めて出力機器から入力機器に対して、機器アドレス情報の伝送を行うように要求することができる。
また、本発明の入力機器は、ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを入力する側となる入力機器と、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを出力する側となる出力機器との間での、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレスを割り当てる入力機器であって、前記出力機器に対して機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、当該機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を前記出力機器に対して通知する機器アドレス情報送信可能通知手段と、前記出力機器が前記機器アドレス情報を取得した後に、機器アドレス要求指示コマンドを当該入力機器から前記出力機器に対して送信する機器アドレス要求指示コマンド送信手段と、前記機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、当該入力機器に接続されているすべての出力機器に対して、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報送信及び機器アドレス要求指示コマンド再送信手段とを含むように構成しても構わない。
このような構成により、入力機器と出力機器との間で、入力機器から出力機器に対して機器アドレス情報を通知し、その後に機器アドレス要求指示コマンドを送信する。また、機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、入力機器は接続されているすべての出力機器に対して、機器アドレス情報の通知と、機器アドレス要求指示コマンドを送信することができるので、入力機器に対して接続されている出力機器すべてに遡り、機器アドレス情報の通知をする入力機器を構成することができる。
また、前記入力機器は、さらに、前記出力機器から、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを要求する制御コマンドを受信した際には、前記出力機器に対して前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報及び機器アドレス要求指示コマンド送信手段を備えるように構成しても構わない。
このような構成により、入力機器は、出力機器からの要求に応じて、機器アドレス要求コマンドを改めて出力機器に通知することができる。
また、本発明の入力専用機器は、ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレスを割り当てる、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データの入力のみを行う入力専用機器であって、機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、当該入力専用機器に対して映像音声データを出力する出力機器に対して、当該機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を通知する機器アドレス情報送信可能通知手段と、映像音声データの出力を前記出力機器に対して行う映像音声データ入出力機器が取りうる機器アドレスを順に更新して、当該機器アドレスを持つ映像音声データ入出力機器に対して機器アドレス要求制御コマンドを送信する機器アドレス要求指示手段とを備えるように構成しても構わない。
このような構成により、入力機器と出力機器との間で、入力機器から出力機器に対して機器アドレス情報を通知し、その後に機器アドレス要求指示コマンドを送信する。また、機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、入力機器は接続されているすべての出力機器に対して、機器アドレス情報の通知と、機器アドレス要求指示コマンドを送信することができるので、入力専用機器に対して接続されている出力機器すべてに遡り、機器アドレス情報の通知をする入力専用機器を構成することができる。
また、本発明の入力機器は、ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを入力する側となる入力機器と、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを出力する側となる出力機器との間での、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレスを割り当てる入力機器であって、指定された機器アドレスを持つ出力機器に対して機器アドレス要求制御コマンドを送信するように指示する機器アドレス要求指示コマンドを受信した際に、前記出力機器が当該入力装置に対しては入力機器となる場合には、前記出力機器に対して機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、前記機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を前記出力機器に対して通知する機器アドレス情報送信可能通知手段とを備えるように構成しても構わない。
このような構成により、入力機器と出力機器との間で、入力機器から出力機器に対して機器アドレス情報を通知し、その後に機器アドレス要求指示コマンドを送信する。また、機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合に、指定された出力機器が接続されている入力機器のみが、接続されている出力機器に対して、機器アドレス情報の通知と、機器アドレス要求指示コマンドを送信することができるので、特定の機器のみ機器アドレス情報の通知をする入力機器を構成することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の最良の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
以下図1〜図4を用いて、本発明の実施の形態1におけるAV機器の構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるHDMI接続構成を示す接続図である。本発明の実施の形態1では、DVDレコーダ10と、AVアンプ20と、テレビ30と、ビデオカメラ50とが、それぞれHDMIで接続されているものとする。
DVDレコーダ10は、1つのHDMI出力部101を備え、AVアンプ20は、2つのHDMI入力部201、202と、1つのHDMI出力部216とを備え、テレビ30は、2つのHDMI入力部301、302を備える。
DVDレコーダ10から出力される映像・音声データは、HDMI出力部101→HDMI入力部201→HDMI出力部216→HDMI入力部302と一方向に伝送される。CECコマンドは、HDMIのCECバス上で、双方向に伝送される。
図1に示す構成において各機器のPAは、前記DDCによる通信によってテレビ30→AVアンプ20→DVDレコーダ10の順に割り当てられ、テレビ30のPAは0.0.0.0、AVアンプ20のPAは2.0.0.0、DVDレコーダ10のPAは2.1.0.0となる。
図2は、本発明の実施の形態1におけるDVDレコーダ10の構成を示す図である。DVDレコーダ10は、映像・音声データ出力機器の一例である。
DVDレコーダ10は、HDMI出力部101と、HPD切替検出部102と、EDID情報取得部103と、CEC機器連携部104と、デコード部105と、TMDS(Transition−Minimized Differential Signaling:遷移時間最短差動信号伝送方式)出力部106とを備える。
DVDレコーダ10のHDMI出力部101は、AVアンプ20とHDMI接続され、映像音声データの送信や制御コマンドの双方向通信を行う。HDMI出力部101は、HPD信号1011、DDC信号1012、TMDS信号1013及びCEC信号1014の伝送に使用される。ここで、HDMI出力部101は、HDMIに限定されず、例えば、有線・無線を問わず、同等の機能を提供する、適応した通信方式に応じたインターフェースを設けてもよい。
HPD切替検出部102は、HDMI出力部101から入力されるHPD信号1011の、HighからLow、LowからHighへの切り替えを検出し、EDID情報取得部103に通知する。
EDID情報取得部103は、HPD信号1011のLowからHighへの切替検出通知を受けると、DDC信号1012を使用し、AVアンプ20のEDIDを読み出す。EDIDには、AVアンプ20が設定した、映像及び音声のサポート可能なフォーマットを表す映像音声再生能力情報及び、DVDレコーダ10のPAが記載されている。EDID情報取得部103は、取得した映像・音声の出力可能なフォーマットをデコード部105に、PAをCEC機器連携部104にそれぞれ入力する。
CEC機器連携部104は、CECコマンド受信部(図示せず)と、CECコマンド送信部(図示せず)と、CECコマンド宛先判定部(図示せず)と、PA記憶部(図示せず)とから構成される。また、CEC信号1014を用い、制御コマンドとしてCECコマンドの送受信を行う。
デコード部105は、EDID情報取得部103から入力された映像音声再生能力情報に基づき、映像ストリーム及び音声ストリームをデコードする。ここでは、映像ストリーム及び音声ストリームの入力元は図示しないが、例えばDVD読み取り装置からDVDに記録された映像ストリーム及び音声ストリームが入力される。デコード部105は、デコードされた映像データと音声データとを、TMDS出力部106に出力する。
TMDS出力部106は、映像データと音声データとからなるTMDS伝送用データを、HDMI出力部101のTMDS信号1013を通じて、AVアンプ20に出力する。
本実施の形態1におけるビデオカメラ50は、DVDレコーダ10におけるデコード部105へ入力する映像ストリーム及び音声ストリームの入力元(図示せず)がDVDレコーダ10と異なるのみである。
図3は、本発明の実施の形態1におけるAVアンプ20の構成を示す図である。AVアンプ20は、映像・音声データ入出力機器の一例である。
AVアンプ20は、HDMI出力部216と、HPD切替検出部214と、EDID情報取得部215と、CEC機器連携部208と、TMDS出力部211と、HDMI入力部201と、HDMI入力部202と、EDID設定部205と、EDID206と、HPD制御部203と、HPD制御部204と、TMDS切替部209と、TMDS入力部210と、TMDSデコード部212と、音声出力部213とを備える。
AVアンプ20のHDMI出力部216は、テレビ30とHDMI接続され、映像音声データの送信や制御コマンドの双方向通信を行う。HDMI出力部216は、HPD信号2161、DDC信号2162、TMDS信号2163及びCEC信号2164の信号の伝送に使用される。ここで、HDMI出力部216は、HDMIに限定されず、例えば、有線や無線であるかも問わず、同等の機能を提供する、適応した通信方式に応じたインターフェースを設けてもよい。
HPD切替検出部214、EDID情報取得部215、CEC機器連携部208、TMDS出力部211は、DVDレコーダ10におけるHPD切替検出部102、EDID情報取得部103、CEC機器連携部104、TMDS出力部106と同様の動作を行う。
HPD切替検出部214は、HDMI出力部216から入力されるHPD信号2161の切り替えを検出し、EDID情報取得部215に通知する。
EDID情報取得部215は、HPD信号2161のLowからHighへの切替検出通知を受けると、DDC信号2162を使用して、テレビ30からテレビ30が設定したEDIDを読み出す。EDIDには、テレビ30が出力可能な映像及び音声のフォーマットと、AVアンプ20に与えられるPAが記載されている。EDID情報取得部215は、テレビ30が出力可能な映像及び音声のフォーマットをEDID設定部205に入力する。また、取得したPAはCEC機器連携部208に入力する。
CEC機器連携部208は、CEC信号2164、CEC信号2014及びCEC信号2024を用い、制御コマンドとしてCECコマンドの送受信を行う。
TMDS出力部211は、TMDS入力部210から入力したTMDS伝送用データを、HDMI出力部216のTMDS信号2163を通じて、テレビ30に出力する。
HDMI入力部201は、DVDレコーダ10とHDMI接続され、映像音声データの受信や制御コマンドの双方向通信を行う。これらの伝送には、HPD信号2011、DDC信号2012、TMDS信号2013及びCEC信号2014が使用される。
HDMI入力部202も、HDMI入力部201と同様の構成である。
ここで、HDMI入力部201及びHDMI入力部202は、HDMIに限定されず、例えば、有線や無線であるかも問わず、同等の機能を提供する、適応した通信方式に応じたインターフェースを設けてもよい。
EDID設定部205は、EDID情報取得部215から入力された映像音声再生能力情報に基づき、EDID206の記載内容を決定し、必要があれば変更する。EDID設定部205は、EDID情報取得部215からPAが入力された場合、AVアンプ20のPAと異なる値である場合には、入力されたPAをAVアンプ20のPAとし、このPAに対応するポート番号を追加した値を、EDID206のPA部に記載する。
AVアンプ20のPAが2.0.0.0である場合には、EDID206における第一のHDMI入力部に対応するPA部の値は、2.1.0.0である。また、第2のHDMI入力部に対するPA部の値は2.2.0.0となる。
第一のHDMI入力部201に対応するEDID206の記載内容を変更した場合には、EDID設定部205は、HPD制御部203に対してHPDネゲート(HPD信号を有効にする)指示をし、HPD制御部202に対してはアサート(HPD信号を無効にする)指示を行う。
HPD制御部203は、EDID設定部205からHPDアサートまたはHPDネゲートの指示を受け、それに応じてHPD信号を制御する。HPDアサート指示を受けた場合にはHPD信号2011をHighに引き上げ、HPDネゲート指示を受けた場合にはHPD信号2011をLowに引き下げる。
HPD制御部204は、HPD制御部203と同様の動作を行い、EDID設定部205からHPDアサート指示を受ければHPD信号2021をHighに引き上げ、HPDネゲート指示を受けた場合にはHPD信号2021をLowに引き下げる。
第2のHDMI入力部202に対応するEDID206の記載内容を変更した場合には、EDID設定部205は、HPD制御部203に対してHPDアサート指示をし、HPD制御部202に対してはネゲート指示を行う。
TMDS切替部209は、HDMI入力部201またはHDMI入力部202のいずれか一方からTMDS信号を入力し、TMDS入力部210に出力する。TMDS切替部209は、CEC機器連携部208から出力される切替指示、または、図示しない入力切替部からの切替指示により、入力元となるTMDS信号2013またはTMDS信号2023の切り替えを行う。TMDS切替部209による入力元の切り替えの際には、HPD制御部203またはHPD制御部204に、HPDネゲート、HPDアサートの指示を行い、選択されているHDMI入力部のHPDをHighに引き上げ、他方のHDMI入力部のHPDをLowに引き下げる。
TMDS入力部210は、TMDS切替部209から入力したTMDS信号を、TMDS出力部211及びTMDSデコード部212に出力する。
TMDSデコード部212は、TMDS伝送用データから音声ストリームをTMDSデコードして抽出し、音声出力部213に出力する。
音声出力部213は、音声を出力するスピーカ等で構成する。
図4は、本発明の実施の形態1におけるテレビ30の構成を示す図である。テレビ30は、映像・音声データ入力機器の一例であり、また、入力専用機器の一例でもある。
テレビ30は、HDMI入力部301と、HDMI入力部302と、EDID設定部305と、EDID306と、HPD制御部303と、HPD制御部304と、TMDS切替部309と、TMDS入力部310と、CEC機器連携部308と、TMDSデコード部311と、映像出力部312と、音声出力部313とを備える。
テレビ30のHDMI入力部301、HDMI入力部302、HPD制御部303、HPD制御部304、EDID設定部305、CEC機器連携部308、TMDS切替部309は、それぞれ、AVアンプ20のHDMI入力部201、HDMI入力部202、HDMI制御部203、HDMI制御部204、EDID設定部205、CEC機器連携部208、TMDS切替部209と同様の構成である。
HDMI入力部301は、ビデオカメラ50とHDMI接続されている。HDMI入力部302は、AVアンプ20とHDMI接続されている。ここでも、HDMI入力部301及びHDMI入力部302は、HDMIに限定されない。
EDID設定部305は、電源投入時、入力切替時など、EDID306の記載内容を決定し、設定する。EDID306の記載内容を設定した場合には、HPD制御部303またはHPD制御部304に対して、HPDネゲートやHPDアサートを指示する。
EDID306には、EDID設定部305の入力に基づき、テレビ30が再生できる映像音声再生能力情報や、HDMI入力部301またはHDMI入力部302を通じて接続された機器に付与するPAなどが設定される。テレビ30はHDMI入力部のみを備えており、ルートとなる機器(ルート機器)であるため、テレビ30自身のPAを0.0.0.0とする。また、各HDMI入力部ごとにPAを定めるため、HDMI入力部301に対応するPAは1.0.0.0となり、HDMI入力部302に対応するPAは2.0.0.0となる。
TMDS切替部309により、HDMI入力部301またはHDMI入力部302のいずれか一方からTMDS信号を入力し、TMDS入力部310に出力する。
TMDS入力部310は、TMDS信号を、TMDS切替部309から入力し、TMDSデコード部311に出力する。
TMDSデコード部311は、TMDS伝送用データをTMDSデコードして映像ストリームと音声ストリームを抽出し、それぞれ映像出力部312、音声出力部313に出力する。
映像出力部312は、TMDSデコード部311より出力された映像ストリームに基づいて映像を出力する。例えば、モニタ等の表示デバイスが該当する。
音声出力部313は、TMDSデコード部311より出力された音声ストリームに基づいて音声を出力する。例えば、スピーカ等の音声出力デバイスが該当する。
ビデオカメラ50については、その構成はDVDレコーダ10と同様の構成である。
<動作>
上記のように構成された、DVDレコーダ10、AVアンプ20、ビデオカメラ50、テレビ30を用いて、本発明における機器アドレス情報割り当て処理について、以下、図5〜8を参照しつつ説明する。
(実施の形態1における機器アドレス情報割り当て動作)
図5は、本発明の実施の形態1におけるDVDレコーダ10、AVアンプ20、テレビ30、ビデオカメラ50の動作の流れを示す図である。
図6は、本発明の実施の形態1におけるDVDレコーダ10の動作の流れを示す図である。
図7は、本発明の実施の形態1におけるAVアンプ20の動作の流れを示す図である。
図8は、本発明の実施の形態1におけるテレビ30の動作の流れを示す図である。
テレビ30は、テレビ30が備える入力部(図示せず)を介して、ユーザからの指示によって、本発明における機器アドレスの割り当てを開始する。
テレビ30は、すべてのHDMI入力部に対して機器アドレスの割り当て動作を順次行う(ステップS301でYES)。
まず、テレビ30において、EDID設定部305は、EDID306をHDMI入力部301に対応するように、PA部を含めて書き換える。そして、HDMI入力部301に対応するHPD制御部303は、HPD信号3011をHighに引き上げるか、または、既にHPD信号3011がHighの場合はパルスさせる(ステップS302、ステップS50)。
HDMI入力部301に接続されたビデオカメラ50では、HPD切替検出部(図示せず)がHPDの切り替えを検出し、EDID情報取得部(図示せず)に通知する。EDID情報取得部(図示せず)は、EDID情報取得コマンドをDDC信号(図示せず)を利用して、テレビ30へ送信する(ステップS51)。
EDID情報取得コマンドを受信したテレビ30は、EDID306に記載されたPAを含む情報をビデオカメラ50に送信する(ステップS52)。
EDID306に記載されたEDID情報を受信したビデオカメラ50のEDID情報取得部(図示せず)は、取得したEDID情報のうち、テレビ30が出力可能な映像・音声のフォーマットをデコード部(図示せず)に、また、PAをCEC機器連携部(図示せず)にそれぞれ入力する。
テレビ30は、ビデオカメラ50のEDID取得が終わるまで一定時間待機した後(ステップS303)、ビデオカメラ50を宛先としてCEC機器連携部308から、機器アドレス割り当てを要求する制御コマンド(以下、「PAリセットコマンド」と表す)を、CECコマンドとして送信する(ステップS53、ステップS305)。
ビデオカメラ50のCEC機器連携部はPAリセットコマンドを受信した場合には、ビデオカメラ50はHDMI入力部を備えていないため、何もしないまま処理完了したことをCECコマンドによってテレビ30に返答する(ステップS54)。
テレビ30は、ビデオカメラ50から処理完了を受信すると、HDMI入力部301に対する機器アドレス情報割り当て処理を完了し、ステップS301に戻る(ステップS306)。
テレビ30は、機器アドレス情報割り当て処理が完了していないHDMI入力部が残っている場合、残っている各HDMI入力部であるHDMI入力部302に対して同様の処理を行う(ステップS301でYES)。
即ち、テレビ30において、EDID設定部305は、EDID306をHDMI入力部302に対応するようにPA部を含めて書き換え、HDMI入力部302のHPD信号3021をHighに引き上げるか、またはパルスさせる(ステップS302、ステップS55)。
HDMI入力部302に接続されたAVアンプ20では、HPD切替検出部214がHPDの切り替えを検出し、EDID情報取得部215に通知する。EDID情報取得部215は、EDID情報取得コマンドをDDC信号2162、DDC信号3022を通じて、テレビ30へ送信する(ステップS56)。
EDID情報取得コマンドを受信したテレビ30は、EDID306に記載されたPAを含む情報を送信する(ステップS57)。
EDID306に記載されたEDID情報を受信したAVアンプ20のEDID情報取得部215は、取得したEDID情報のうち、テレビ30が出力可能な映像・音声のフォーマットはEDID設定部205に、また、PAはCEC機器連携部208にそれぞれ入力する。
EDID設定部205は、取得したテレビ30が出力可能な映像・音声のフォーマットをEDID206に記載する。また、取得したPAをAVアンプ20のPAとして記憶し、TMDS切替部209が選択しているHDMI入力部に対応するPAをEDID206に記載する。
テレビ30は、AVアンプ20のEDID取得が終わるまで一定時間待機した後(ステップS303)、AVアンプ20を宛先としてCEC機器連携部308からPAリセットコマンドを送信する(ステップS58、ステップS305)。
AVアンプ20のCEC機器連携部208が、PAリセットコマンドを受信した場合、AVアンプ20はPAリセットコマンドの送信元をメモリに保存して、機器アドレス情報割り当て処理を開始する(ステップS201)。
今、AVアンプ20は、いずれのHDMIポートもPAをリセットする動作を行っていないので、AVアンプ20のHDMI入力部に対して、PAをリセットする動作を行う(ステップS301)。
AVアンプ20のEDID設定部205は、テレビ30のEDID設定部305と同様の動作を行う。HDMI入力部201に対応するように、EDID206をPA部を含めて書き換え、HPD制御部203はHPD信号2011をHighに引き上げるか、パルスさせる(ステップS203、ステップS59)。
HDMI入力部201に接続されたDVDレコーダ10では、HPD切替検出部102がHPDの切り替えを検出し、EDID情報取得部103に通知する。EDID情報取得部103は、EDID情報取得コマンドをDDC信号1012を利用して、AVアンプ20へ送信する(ステップS510)。
EDID情報取得コマンドを受信したAVアンプ20は、EDID206に記載されたPAを含む情報を送信する(ステップS511)。
EDID206に記載された情報を受信したDVDレコーダ10のEDID情報取得部103は、取得した映像・音声の出力可能なフォーマットをデコード部105に、PAをCEC機器連携部104にそれぞれ入力する。
AVアンプ20は、DVDレコーダ10のEDID取得が終わるまで一定時間待機した後(ステップS204)、DVDレコーダ10を宛先としてCEC機器連携部208からPAリセットコマンドを送信する(ステップS512、ステップS205)。
DVDレコーダ10のCEC機器連携部104はPAリセットコマンドを受信した場合には、DVDレコーダ10はHDMI入力部を備えていないため、何もしないまま処理完了したことをCECコマンドによってAVアンプ20に返答する(ステップS513)。
AVアンプ20は、処理完了を受信すると、HDMI入力部201に対する機器アドレス情報割り当て処理を完了し、ステップS202に戻る(ステップS206)。
AVアンプ20は、機器アドレス情報割り当て処理が完了していないHDMI入力部に対して同様の処理を行う(ステップS202)。
即ち、AVアンプ20において、EDID設定部205は、EDID206をHDMI入力部201に対応するようにPA部を含めて書き換え、HDMI入力部201のHPD2011をHighに引き上げるか、またはパルスさせる(ステップS203、ステップS514)。
続いて、HDMI入力部202に対しても同様に機器アドレス情報割り当て処理を行うが、HDMI出力機器は接続されていないため、HDMI入力部202を通じたEDID情報の交換処理は行わず、HDMI入力部202に接続された機器を対象としてPAリセットコマンドを送信する(ステップS514、ステップS515、ステップS205)。ただし、HDMI入力部202には、機器が接続されていないので、応答は得られない。
AVアンプ20は、一定時間応答が得られない場合は、機器が接続されていないものと見なしてHDMI入力部202に対する機器アドレス情報割り当て処理を完了し、ステップS202に戻る(ステップS206)。
AVアンプ20のCEC機器連携部208は、PAリセットコマンドの送信元の機器であるテレビ30に処理完了を示すCECコマンドを送信する(ステップS207、ステップS516)。
テレビ30は、AVアンプ20から処理完了を示すCECコマンドを受信すると、HDMI入力部302に対する機器アドレス情報割り当て処理を完了し、ステップS301に戻る(ステップS306)。
テレビ30のすべてのHDMI入力部に対して機器アドレス情報割り当て処理を行ったため、機器アドレス情報割り当て処理を終了する(ステップS301)。
なお、上述した機器アドレス情報の割り当てを開始する条件は、テレビ30が備えるボタン(図示せず)を押されたときでもよいし、テレビ30の電源がオンになったときでもよい。また、DVDレコーダ10を含むHDMIで接続されたいずれかの映像音声出力機器から機器アドレス情報の割り当ての開始を要求するCECコマンドを送信し、テレビ30が当該コマンドを受信したときでもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2において、接続される機器の構造が変化した場合について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2におけるHDMI接続構成を示す接続図であり、DVDレコーダ10、AVアンプ20、テレビ30は、本発明の実施の形態1におけるHDMI接続構成とは異なった構成となっている。
図9のように接続された状態から、図1の状態に接続構成が変化した場合について説明する。本発明の実施の形態2においてDVDレコーダ10において、One Touch Play機能を利用する場合に、DVDレコーダ10が正常に映像・音声を出力できなかった際の、DVDレコーダ10から機器アドレス情報の割り当てを要求するCECコマンドをテレビ30に送信する例について説明する。
図10は、本発明の実施の形態2におけるDVDレコーダ10、AVアンプ20、テレビ30、ビデオカメラ50の動作の流れを示す図である。
図9において、DVDレコーダ10はテレビ30のHDMI入力301に接続されているため、DVDレコーダ10が正常にEDID情報を取得できた場合、DVDレコーダ10のPAは1.0.0.0となる。
ここで、ビデオカメラ50を接続し図1に示す第1の接続形態に変更した場合、DVDレコーダ10が正常にEDID情報を取得できるまで、DVDレコーダ10自身のPAは1.0.0.0として記憶されている。即ち、AVアンプ20のセレクタがHDMI入力部201に設定されていないか、そのほかの要因により、HPD2011がLowになっている場合、DVDレコーダ10はEDID情報を取得することができないため、DVDレコーダ10自身のPAは、実際の接続トポロジを反映した値となっていない。
このときユーザがDVDレコーダ10に再生開始を指示した場合(ステップS101)に、PAをリセットする動作を行う流れを示す。
DVDレコーダ10のCEC機器連携部104は、CECコマンド<Active Source>にDVDレコーダ10のPA1.0.0.0をパラメータとして付与してブロードキャスト送信する(ステップS102、ステップS101)。
ステップS102で送信された<Active Source>コマンドを受信したテレビ30のCEC機器連携部308は、<Active Source>コマンドのパラメータに示されているアクティブソース機器から映像・音声を受信するように入力切替を行う。即ち、PA1.0.0.0の第一の値と対応するHDMI入力部301からのTMDS信号を受信するために、TMDS切替部309に入力元の切替指示を行う。また、CEC機器連携部308は、HPD制御部303にHPD信号3011をHighに引き上げるように指示する(ステップS103)。
AVアンプ20は、<Active Source>コマンドのパラメータであるPA1.0.0.0と、AVアンプ20のPA2.0.0.0とを比較し、アクティブソース機器と、テレビ30の間にAVアンプ20が接続されていないと判断し、HPD信号2011をLowに維持する(ステップS104)。
DVDレコーダ10は、<Active Source>コマンドを送信後、HDMI出力部101のHPD信号1011がHighにならないため、TMDS出力部106は、映像・音声データであるTMDSデータを出力することができない(ステップS105)。
そこで、DVDレコーダ10は、<Active Source>コマンドを送信後、一定時間待機する(ステップS102)。HPD信号1011がLowからHighへ切り替わらなかったときには、DVDレコーダ10のCEC機器連携部104は、テレビ30に機器アドレス情報の割り当てを要求(PAリセットコマンド発行を要求)するCECコマンドを送信する(ステップS106)。
ステップS106で送信されたCECコマンドを受信したテレビ30は、テレビ30に接続されている機器に順にPAリセットを行うことで、接続されている機器全体に対してPAアドレスを再設定する前述の発明の実施の形態1で説明した機器アドレス情報割り当て処理を行う。
以上の動作により、DVDレコーダ10が正常にPAを取得することができなかった場合において、ユーザがDVDレコーダ10で再生を開始した場合に、PAをリセットすることができ、ユーザは機器の接続形態を変更した後でも煩雑な操作をする必要がなくなる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3では、本発明の実施の形態1におけるテレビ30とは動作が異なるテレビについて、図面を用いて説明する。
図11は、本発明の実施の形態3におけるHDMI接続構成を示す接続図である。DVDレコーダ10、ビデオカメラ50、AVアンプ60、テレビ70とが接続されている。図1とは、テレビ30とテレビ70とが異なっている。DVDレコーダ10、ビデオカメラ50は本発明の実施の形態1と、その構成が同じである。また、AVアンプ60、テレビ70は、本発明の実施の形態1におけるAVアンプ20、テレビ30と、それぞれその構成は同じである。
CEC機器連携部608は、CEC機器連携部208と同様の構成であり、CEC機器連携部608は、CEC信号2164、CEC信号2014及びCEC信号2024を用い、制御コマンドとしてCECコマンドの送受信を行う。CEC機器連携部708も、CEC機器連携部308と同様の構成である。
図12は、本発明の実施の形態3におけるAVアンプ60の構成を示す図である。本発明の映像・音声データ入出力機器の一例としてAVアンプ60が該当する。
図13は、本発明の実施の形態3におけるテレビ70の構成を示す図である。本発明の映像・音声データ入力機器の一例としてテレビ70が該当する。
なお、本発明の実施の形態1と同じ構成については、同じ符号を用いている。
(実施の形態3における機器アドレス情報の割り当て動作)
図14は、本発明の実施の形態3におけるテレビ70の動作の流れを示す図である。
図15は、本発明の実施の形態3におけるDVDレコーダ10、AVアンプ60、テレビ70、ビデオカメラ50の動作の流れを示す図である。
テレビ70は、テレビ70が備える入力部(図示せず)を介して、ユーザからの指示によって、本発明における機器アドレスの割り当てを開始する。
テレビ70は、すべてのHDMI入力部に対して機器アドレスの割り当て動作を順次行う(ステップS701でYES)。
まず、テレビ70において、EDID設定部305は、EDID306をHDMI入力部301に対応するように、PA部を含めて書き換える。そして、HDMI入力部301に対応するHPD制御部303は、HPD信号3011をHighに引き上げるか、または、パルスさせる(ステップS702、ステップS191)。
HDMI入力部301に接続されたビデオカメラ50は、EDID情報取得コマンドをDDC信号3012を利用して、テレビ70へ送信し(ステップS192)、テレビ70は、EDID306に記載されたPAを含む情報を送信する(ステップS193)。
今、テレビ70がリセット処理を行うので、PA[X.Y.Z.W]のうち、Xの部分はリセット処理を行う端子のアドレスを表す部分となる。所定の値N1、N2、N3について、1≦Y≦ N1、0≦Z≦N2、0≦W≦N3として取りうるPAをすべて網羅するように<Set Stream Path>コマンドを、PAとともに送信する。なお、N1は、テレビ70にプログラムされた所定の値を用いてもよい。または、テレビ70からAVアンプ60に対してCECコマンドによって問い合わせし、AVアンプ60からの応答として送信されるCECコマンドのパラメータの値をN1として用いてもよい。
テレビ70は、ビデオカメラ50のEDID取得が終わるまで一定時間待機した後(ステップS703)、ビデオカメラ50に接続される可能性がある機器に、さらに機器アドレス情報の割り当てを行う(ステップS704でYES)。つまり、ビデオカメラ50に接続される機器が取りうるPAをパラメータとして<Set Stream Path>コマンドを送信し(ステップS705)、一定時間待機した後(ステップS706)、他のPAについても同様に<Set Stream Path>コマンドを送信する(ステップS704でYES、ステップS705)。ただし、ビデオカメラ50には接続される機器がないため、ビデオカメラ50は、何も動作しない。
ビデオカメラ50が取りうるPAについてすべて処理が終わったらテレビ70は、テレビ70に備えている他のHDMI入力部について機器アドレス情報の割り当てを行う(ステップS704でNO)。
テレビ70は、機器アドレス情報割り当て処理が完了していないHDMI入力部が残っている場合、本実施の形態3では、残っているHDMI入力部302に対して同様の処理を行う(ステップS701でYES)。
即ち、テレビ70において、EDID設定部305は、EDID306をHDMI入力部302に対応するようにPA部を含めて書き換え、HDMI入力部302のHPD信号3021をHighに引き上げるか、またはパルスさせる(ステップS702、ステップS197)。
HDMI入力部302に接続されたAVアンプ60では、HPD切替検出部214がHPDの切り替えを検出し、EDID情報取得部215に通知する。EDID情報取得部215は、EDID情報取得コマンドをDDC信号2162、DDC信号3022を通じて、テレビ70へ送信する(ステップS198)。
EDID情報取得コマンドを受信したテレビ70は、EDID306に記載されたPAを含むEDIDデータを送信する(ステップS199)。
EDIDデータを受信したAVアンプ60のEDID情報取得部215は、テレビ70が出力可能な映像及び音声のフォーマットをEDID設定部205に入力する。また、取得したPAはCEC機器連携部608にそれぞれ入力する。また、EDID206に、EDIDデータにAVアンプ60で再生可能なフォーマットを加えて、映像・音声の受信可能なフォーマットをセットする。
テレビ70は、一定時間待った後で(ステップS703)、AVアンプ60が取りうるPAについて、本実施の形態3における機器アドレス情報割り当て処理を開始する(ステップS704でYES)。即ち、テレビ70は、AVアンプ60が取りうるPAをパラメータとして<Set Stream Path>コマンドを送信する(ステップS705、ステップS1910)。
AVアンプ60のHDMI入力部に接続された機器が取りうるPAは、次のように決定する。AVアンプ60のHDMI出力部が接続された、テレビ70のHDMI入力部に対応する値と、PAリセットを行うAVアンプ60のHDMI入力部の端子番号を加えた値とする。AVアンプ60のHDMI入力部の端子番号の最大値は、テレビ70に所定の値をプログラムしておいてもよいし、テレビ70からAVアンプ60に対してCECコマンドによって端子数を問い合わせし、AVアンプ60からの応答として送信されるCECコマンドのパラメータの値を用いてもよい。
AVアンプ60のCEC機器連携部608は、<Set Stream Path>コマンドを受信した場合は、AVアンプ60のPAと、<Set Stream Path>コマンドのパラメータとして指定されたPAとを比較する。指定されたPAの機器と、テレビ70の間にAVアンプ60が接続されていると判断される場合には、指定されたPAに対応する機器からの映像・音声データを受信できるように入力元の切り替えを行う。例えば、AVアンプ60のPAが2.0.0.0であるので、ステップS1910でPA2.1.0.0が指定され、AVアンプ60に通知されると、AVアンプ60において、PA2.1.0.0に対応するHDMI入力部201に対して、EDID設定部205はPA部を含めてEDID206を書き換え、HPD制御部203に対してHPDアサートの指示を行い、HPD2011をHighに引き上げるか、または、パルスさせる(ステップS1911)。
DVDレコーダ10では、HPDの切り替えを検出し、DDC信号1012を利用して、AVアンプ60へEDID情報取得コマンドを送信する(ステップS1912)。
EDID情報取得コマンドを受信したAVアンプ60は、EDID206に記載されたPAを含む情報を送信し(ステップS1913)、 DVDレコーダ10のEDID情報取得部103はEDID206に記載された情報を受信する。
テレビ70は、ステップS705の後、一定時間待機した後(ステップS706)、他のPAについても同様に<Set Stream Path>コマンドを送信する(ステップS704でYES、ステップS705)。S702の切替先の機器が取りうるPAについてすべて処理が終わったらテレビ70は、テレビ70に備えている他のHDMI入力部について機器アドレス情報の割り当てを行う(ステップS704でNO)。
以上のようにして、テレビ70からすべての機器へ<Set Stream Path>コマンドを送信し、HDMIで接続されたすべての機器の機器アドレス情報の割り当てを行うことができる。
なお、ステップS705で<Set Stream Path>コマンドの送信は、ステップS702の切替先の機器がAVアンプ等のHDMI入力切替機能を備える機器の場合のみとしてもよい。
本発明の機器アドレス割り当て方法、入力機器、及び入力専用機器は、機器の接続トポロジに対応して、機器のアドレスを決定するHDMI等で接続された機器において、機器のアドレスを再設定する方法に利用できる。
本発明の実施の形態1におけるHDMI接続構成を示す接続図 本発明の実施の形態1におけるDVDレコーダ10の構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるAVアンプ20の構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるテレビ30の構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるDVDレコーダ10、AVアンプ20、テレビ30、ビデオカメラ50の動作の流れを示す図 本発明の実施の形態1におけるDVDレコーダ10の動作の流れを示す図 本発明の実施の形態1におけるAVアンプ20の動作の流れを示す図 本発明の実施の形態1におけるテレビ30の動作の流れを示す図 本発明の実施の形態2におけるHDMI接続構成を示す接続図 本発明の実施の形態2におけるDVDレコーダ10、AVアンプ20、テレビ30、ビデオカメラ50の動作の流れを示す図 本発明の実施の形態3におけるHDMI接続構成を示す接続図 本発明の実施の形態3におけるAVアンプ60の構成を示す図 本発明の実施の形態3におけるテレビ70の構成を示す図 本発明の実施の形態3におけるテレビ70の動作の流れを示す図 本発明の実施の形態3におけるDVDレコーダ10、AVアンプ60、テレビ70、ビデオカメラ50の動作の流れを示す図 従来のAV機器のHDMI接続構成を示す図 従来のDVDレコーダ11の構成を示す図 従来のAVアンプ21の構成を示す図 従来のテレビ31の構成を示す図 従来のDVDレコーダ11、AVアンプ21、テレビ31の流れを示す図
符号の説明
10 DVDレコーダ
20、60 AVアンプ
30、70 テレビ
101、216 HDMI出力部
201、202、301、302 HDMI入力部
102、214 HPD切替検出部
103、215 EDID情報取得部
104、208、308、608、708 CEC機器連携部
105 デコード部
106、211 TMDS出力部
203、204、303、304 HPD制御部
205、305 EDID設定部
206、306 EDID
209、309 TMDS切替部
210、310 TMDS入力部
212、311 TMDSデコード部
213、313 音声出力部
312 映像出力部

Claims (7)

  1. ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを入力する側となる入力機器と、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを出力する側となる出力機器との間での、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレス割り当て方法であって、
    前記入力機器は、
    前記出力機器に対して機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、当該機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を前記出力機器に対して通知する機器アドレス情報送信可能通知手段と、
    前記出力機器が前記機器アドレス情報を取得した後に、機器アドレス要求指示コマンドを当該入力機器から前記出力機器に対して送信する機器アドレス要求指示コマンド送信手段と、
    前記機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、当該入力機器に接続されているすべての出力機器に対して、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報送信及び機器アドレス要求指示コマンド再送信手段と
    を含むことを特徴とする機器アドレス割り当て方法。
  2. 前記入力機器は、さらに、前記出力機器から、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを要求する制御コマンドを受信した際には、前記出力機器に対して前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報及び機器アドレス要求指示コマンド送信手段を備えることを特徴とする請求項1記載の機器アドレス割り当て方法。
  3. 前記出力機器は、
    映像音声データの出力開始を示すコマンドを前記入力機器に対して送信する映像音声データ出力開始通知手段と、
    前記機器アドレス情報の伝送が可能であることを示す信号を前記入力機器から受信できなかった場合には、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを要求する制御コマンドを前記入力機器に対して送信する機器アドレス情報要求及び機器アドレス要求指示コマンド要求手段と
    を含む請求項1に記載の機器アドレス割り当て方法。
  4. ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを入力する側となる入力機器と、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを出力する側となる出力機器との間での、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレスを割り当てる入力機器であって、
    前記出力機器に対して機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、当該機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を前記出力機器に対して通知する機器アドレス情報送信可能通知手段と、
    前記出力機器が前記機器アドレス情報を取得した後に、機器アドレス要求指示コマンドを当該入力機器から前記出力機器に対して送信する機器アドレス要求指示コマンド送信手段と、
    前記機器アドレス要求指示コマンドを受信した場合には、当該入力機器に接続されているすべての出力機器に対して、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報送信及び機器アドレス要求指示コマンド再送信手段と
    を含むことを特徴とする入力機器。
  5. 前記入力機器は、さらに、前記出力機器から、前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを要求する制御コマンドを受信した際には、前記出力機器に対して前記機器アドレス情報送信可能通知手段による通知と前記機器アドレス要求指示コマンド送信手段による機器アドレス要求制御コマンドの送信とを行う、機器アドレス情報及び機器アドレス要求指示コマンド送信手段を備えることを特徴とする
    請求項4記載の入力機器。
  6. ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレスを割り当てる、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データの入力のみを行う入力専用機器であって、
    機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、当該入力専用機器に対して映像音声データを出力する出力機器に対して、当該機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を通知する機器アドレス情報送信可能通知手段と、
    映像音声データの出力を前記出力機器に対して行う映像音声データ入出力機器が取りうる機器アドレスを順に更新して、当該機器アドレスを持つ映像音声データ入出力機器に対して機器アドレス要求制御コマンドを送信する機器アドレス要求指示手段とを
    備えることを特徴とする入力専用機器。
  7. ネットワークを通じて接続された映像音声データ入出力機器間における、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを入力する側となる入力機器と、前記映像音声データ入出力機器のうち映像音声データを出力する側となる出力機器との間での、前記映像音声データ機器間におけるトポロジに対応した機器アドレスを割り当てる入力機器であって、指定された機器アドレスを持つ出力機器に対して機器アドレス要求制御コマンドを送信するように指示する機器アドレス要求指示コマンドを受信した際に、前記出力機器が当該入力装置に対しては入力機器となる場合には、前記出力機器に対して機器アドレス情報の一方向伝送が可能になると、前記機器アドレス情報の伝送が可能になったことを示す信号を前記出力機器に対して通知する機器アドレス情報送信可能通知手段とを備えることを特徴とする入力機器。
JP2008136226A 2008-05-26 2008-05-26 機器アドレス割り当て方法、入力機器、及び入力専用機器 Pending JP2009284374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008136226A JP2009284374A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 機器アドレス割り当て方法、入力機器、及び入力専用機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008136226A JP2009284374A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 機器アドレス割り当て方法、入力機器、及び入力専用機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009284374A true JP2009284374A (ja) 2009-12-03

Family

ID=41454324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008136226A Pending JP2009284374A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 機器アドレス割り当て方法、入力機器、及び入力専用機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009284374A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011130322A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Canon Inc 通信装置
JP2011135137A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Canon Inc 通信装置
JP2011146778A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Toshiba Corp 映像・音声処理装置および映像・音声処理方法
JP2011259231A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Sharp Corp 中継装置、通知方法、システム、プログラム、及び、記録媒体
JP2012034139A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Canon Inc 通信装置
JP2012070205A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 表示装置及び信号処理方法
JP2012161045A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Canon Inc 通信装置
JP2013078089A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Yamaha Corp オーディオ・ビデオ信号の入力切換装置、入力切換方法およびオーディオ・ビデオシステム
US8972626B2 (en) 2011-06-17 2015-03-03 Sony Corporation Content reproducing device and content reproduction control method

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011130322A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Canon Inc 通信装置
JP2011135137A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Canon Inc 通信装置
JP2011146778A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Toshiba Corp 映像・音声処理装置および映像・音声処理方法
JP2011259231A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Sharp Corp 中継装置、通知方法、システム、プログラム、及び、記録媒体
JP2012034139A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Canon Inc 通信装置
JP2012070205A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 表示装置及び信号処理方法
JP2012161045A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Canon Inc 通信装置
US8972626B2 (en) 2011-06-17 2015-03-03 Sony Corporation Content reproducing device and content reproduction control method
JP2013078089A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Yamaha Corp オーディオ・ビデオ信号の入力切換装置、入力切換方法およびオーディオ・ビデオシステム
US8635655B2 (en) 2011-09-30 2014-01-21 Yamaha Corporation Input switching apparatus and input switching method of audio/video signal, and audio/video system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009284374A (ja) 機器アドレス割り当て方法、入力機器、及び入力専用機器
JP4968091B2 (ja) 電子機器、メッセージ応答方法及びプログラム
JP5210244B2 (ja) 映像制御装置及び映像制御装置を制御する制御方法
US8199258B2 (en) Receiving apparatus and control method thereof
JP2018101828A (ja) 制御装置
JP4563988B2 (ja) アドレス管理方法および通信機器
JP4592806B1 (ja) 無線通信装置
JP5527963B2 (ja) 音声出力装置
JPWO2009044500A1 (ja) ネットワークシステム、制御機器、端末機器および接続状態判別方法
US20060161958A1 (en) Method of increasing setup speed of Anynet device using Anynet communication protocol
JP2008109342A (ja) 表示装置及び表示システム
JP2011041204A (ja) 通信機器
US9407873B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer program product
WO2011070720A1 (ja) 再生装置、表示装置、avネットワークシステム、再生方法、プログラム、及び集積回路
JP2008205562A (ja) 表示装置及び表示システム
JP2010283749A (ja) 映像出力装置およびその制御方法、映像表示装置およびその制御方法
JP2008022055A (ja) ネットワーク機器制御装置
US8478193B2 (en) Device-identifying system, device-identifying method, controlling device, and controlled device
JP2013016043A (ja) 表示制御装置及びその制御方法
JP3969401B2 (ja) 表示装置および方法、並びにプログラム
US20070223466A1 (en) Control system and instrument
JP4462272B2 (ja) 表示システム
JP5318048B2 (ja) 無線通信装置及び無線通信システム
JP5618534B2 (ja) 通信装置
CN108924458B (zh) 用于具有hdmi扩展通道的edid数据改写方法、装置及显示终端