JP2011259231A - 中継装置、通知方法、システム、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

中継装置、通知方法、システム、プログラム、及び、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】シンク機器とソース機器との間に介在し、ソース機器が携帯機器である場合にも、ソース機器に正しい物理アドレスを取得させることができる中継装置を実現する。
【解決手段】中継装置10は、携帯電話端末20とテレビ30との間に接続され、テレビ30と接続されたとき、中継装置10のアドレスをテレビ30から取得すると共に、取得した中継装置10のアドレスをRAM12に記憶させる取得手段と、携帯電話端末20と接続されたとき、中継装置10のアドレスから携帯電話端末20のアドレスを導出すると共に、導出した携帯電話端末20のアドレスをEDID格納部160に記憶させる導出手段と、携帯電話端末20のアドレスを、携帯電話端末20に読み出させる提供手段と、を備えている。これにより、中継装置10は、携帯電話端末20に正しい物理アドレスを取得させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソース機器とシンク機器とに接続される中継装置に関する。また、そのような中継装置において、アドレスをソース機器に通知する通知方法に関する。更に、そのような中継装置を含むシステム、そのような中継装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム、及び、そのようなプログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)を搭載するテレビが普及し、テレビとソース機器(AV機器)とをHDMIケーブルを介して接続することが一般的となっている。HDMIケーブルを介して接続されたテレビとソース機器とは、映像信号および音声信号に加え、CEC(Consumer Electronics Control)コマンドを送受信することができる。
CECコマンドを用いれば、テレビからソース機器を制御したり、ソース機器からテレビを制御したりすることによって、これまでにはなかった利便性をユーザに提供することが可能になる。例えば、テレビの入力ソースを、コンテンツの再生を開始したソース機器に自動的に切り替えることができる。このような入力ソースの切り替えは、コンテンツの再生を開始したソース機器が、テレビに対してActive Sourceコマンドを発行し、テレビが、入力ソースをActive Sourceコマンドの発行元に切り替えることによって実現される。Active Sourceコマンドには、Active Sourceコマンドの発行元の物理アドレスが引数として含まれており、テレビは、この物理アドレスによってActive Sourceコマンドの発行元を特定するようになっている。
また、特許文献1には、レガシーインタフェース(ビデオ端子やコンポーネント端子など)とHDMIとを備えたテレビにおいて、HDMIを介して接続されたAV機器を入力ソースとして優先して選択する技術が開示されている。
特開2008−219544号公報(平成20年9月18日公開)
最近の携帯機器、例えば、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型デジタルオーディオプレイヤなどは、静止画(ピクチャー)、動画(ムービー)、音楽(ミュージック)などのコンテンツを再生する機能を有している。したがって、これらの携帯機器をHDMIケーブルを介してテレビに接続すれば、これらの携帯機器にて再生されたコンテンツ(映像信号および/または音声信号)をテレビから出力することができる。
しかしながら、HDMIケーブルを介してこれらの携帯機器をテレビに接続する場合、携帯機器が自身の物理アドレスを取得することができず、自身の物理アドレスを引数として含むCECコマンドを発行することができないという問題を生じる。例えば、コンテンツの再生を開始した携帯機器が、テレビに対してActive Sourceコマンドを発行することができず、テレビが、入力ソースを携帯機器に切り替えることができないといった事態が起こる。以下、この問題について、もう少し詳しく説明する。
まず、HDMI規格に従って各ソース機器が自身の物理アドレスを取得する方法について説明する。なお、各ソース機器の物理アドレスは、シンク機器からそのソース機器に至るパスを示す4桁の整数によって表現される。例えば、シンク機器(テレビ)のx番目のHDMI入力端子に接続されたソース機器Xの物理アドレスは(x,0,0,0)となり、ソース機器Xのy番目のHDMI入力端子に接続されたソース機器Yの物理アドレスは(x,y,0,0)となる。シンク機器の物理アドレスは(0,0,0,0)である。
HDMIケーブルを介して2つの機器が接続されると、シンク側の機器が、5V電力ラインの電位の立ち上がりを検知し、HPD(Hot Plug Detect)ラインの電位を立ち上げる。ソース側の機器は、HPDラインの電位の立ち上がりを検知すると、シンク側の機器から自身の物理アドレスを含むEDID(Extended Display Identification Data)を取得する。ここで、5V電力ラインおよびHPDラインは、HDMIケーブルに含まれるチャンネルである。このようにして、シンク機器に接続されたソース機器Xがシンク機器から自身の物理アドレスを取得し、ソース機器Xに接続されたソース機器Yがソース機器Xから自身の物理アドレスを取得するという過程を繰り返すことによって、シンク機器をルートとしてツリー状に接続されたソース機器の各々に物理アドレスが割り振られる。
HDMIを介して2つの機器が接続されたときに、シンク側の機器が5V電力ラインの電位の立ち上がりを検知し損ねると、HPDラインの電位が立ち上がらないので、ソース側の機器がシンク側の機器から自身の物理アドレスを含むEDIDを取得する契機が失われる。このため、ソース側の機器は、HDMIケーブルを介してシンク側の機器に接続されているにも関わらず、自身の物理アドレスを引数として含むコマンドを送信することができない。シンク側の機器において、単一のHDMIレシーバを用いて複数のHDMI入力を処理する実装がならされている場合、このような事態が生じ易い。
このような事態を回避するために、ソース機器においては、取得した自身の物理アドレスを記憶部に記憶しておく実装がしばしば採用されている。記憶部に記憶された自身の物理アドレスは、HPDラインの電位が立ち上がる度に、新たに取得した自身の物理アドレスに書き換えられる。ソース機器が据置機器である場合、他のHDMI入力端子に接続し直され、物理アドレスの更新が必要になる機会が稀にしかない。このため、このような実装でも物理アドレスの信頼性を担保することができる。ところが、ソース機器が携帯機器である場合、他のHDMI入力端子に接続し直され、物理アドレスの更新が必要になる機会が頻繁にある。このため、このような実装では物理アドレスの信頼性を担保することができない。その結果、例えば、物理アドレスが(y,0,0,0)に変更された後で、変更前の物理アドレス(y,0,0,0)を引数として含むActive Sourceコマンドを発行してしまい、シンク機器の入力ソースを自身に切り替えることができないといった事態を生じる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、シンク機器とソース機器との間に介在し、ソース機器が携帯機器である場合にも、ソース機器に正しい物理アドレスを取得させることができる中継装置を実現することにある。
本発明に係る中継装置は、上記の課題を解決するために、ソース機器とシンク機器との間に接続される中継装置であって、上記シンク機器と接続されたとき、上記シンク機器によって導出された当該中継装置のアドレスを上記シンク機器から取得すると共に、取得した当該中継装置のアドレスを第1の記憶部に記憶させる取得手段と、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから上記ソース機器のアドレスを導出すると共に、導出した上記ソース機器のアドレスを第2の記憶部に記憶させる導出手段と、上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる提供手段と、を備えている、ことを特徴としている。
また、本発明にかかる通知方法は、ソース機器とシンク機器との間に接続される中継装置が、上記ソース機器のアドレスを上記ソース機器に通知する通知方法であって、上記中継装置が、上記シンク機器と接続されたとき、上記シンク機器によって導出された当該中継装置のアドレスを上記シンク機器から取得すると共に、取得した当該中継装置のアドレスを第1の記憶部に記憶させる取得ステップと、上記中継装置が、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから上記ソース機器のアドレスを導出すると共に、導出した上記ソース機器のアドレスを第2の記憶部に記憶させる導出ステップと、上記中継装置が、上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる提供ステップと、とを含んでいる、ことを特徴としている。
上記構成によれば、中継装置は、シンク機器と接続された時点で、自身(中継装置)のアドレスを取得し、取得した自身のアドレスを第1の記憶部に記憶させる。そして、中継装置は、第1の記憶部に記憶された自身のアドレスから、ソース機器のアドレスを導出する。このため、中継装置によって導出されるソース機器のアドレスは、中継装置とシンク機器との接続が断たれない限り(シンク機器に対する中継装置のパスが変わらない限り)、ソース機器の正しいアドレスとなる。このため、中継装置は、ソース機器に正しい物理アドレスを取得させることができるという効果を奏する。
本発明に係る中継装置では、上記導出手段は、上記ソース機器のアドレスにおける第1の部分を、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから継承すると共に、上記ソース機器のアドレスにおける第2の部分を、上記ソース機器が接続される入力端子の端子番号に応じて設定する、ことが好ましい。
上記構成によれば、中継装置は、シンク機器をルートとしてツリー状に接続されたソース機器の各々にアドレスを設定することができる。
本発明に係る中継装置では、上記ソース機器から送信された入力切替要求であって、コンテンツの入力源を上記導出手段によって導出されたアドレスにより指定される機器に切り替えることを上記シンク機器に求める入力切替要求を、上記シンク機器に転送する転送手段を更に備えている、ことが好ましい。
上記構成によれば、中継装置は、上記ソース機器から送信されたコンテンツの入力源を上記ソース機器に切り替えることを上記シンク機器に求める入力切替要求を、上記シンク機器に転送することができる。
これによりにより、上記シンク機器の入力を上記ソース機器に切り替える切替コマンドが上記シンク機器より発行されるため、ユーザは手動で入力切替操作を行うことなく、上記ソース機器の映像を上記シンク機器で見ることができる。
本発明に係る中継装置では、当該中継装置において生成された入力切替要求であって、コンテンツの入力源を上記導出手段によって導出されたアドレスにより指定される機器に切り替えることを上記シンク機器に求める入力切替要求を、上記シンク機器に送信する送信手段を更に備えている、ことが好ましい。
上記構成によれば、中継装置は、上記ソース機器から送信されたコンテンツの入力源を上記ソース機器に切り替えることを上記シンク機器に求める入力切替要求を生成し、上記シンク機器に送信することができる。
これにより、上記ソース機器からではなく、中継装置から入力切替要求を送信することができるため、上記ソース機器がどのような機器であっても、入力切替要求を上記シンク機器に送信することができる。
本発明に係る中継装置では、上記ソース機器から通知される機器情報であって、上記ソース機器が携帯機器であるか否かを示す機器情報に基づいて、上記ソース機器が携帯機器であるか否かを判定する機器判定手段を更に備えており、上記提供手段は、上記ソース機器が携帯機器であると判定された場合に限って、上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる、ことが好ましい。
これにより、中継装置は、上記ソース機器が携帯機器である場合にのみ、上記ソース機器のアドレスを上記ソース機器に読み出させることができる。
本発明に係る中継装置では、上記ソース機器および上記シンク機器は、それぞれ、HDMIケーブルを介して当該中継装置に接続されており、当該中継装置のアドレス、および、上記ソース機器のアドレスは、上記HDMIケーブルを介して伝送される、ことが好ましい。
また、本発明に係る中継装置では、ソース機器と、シンク機器と、上記ソース機器と上記シンク機器との間に接続される中継装置とを含むシステムであって、上記中継装置は、上記シンク機器と接続されたとき、上記シンク機器によって導出された当該中継装置のアドレスを上記シンク機器から取得すると共に、取得した当該中継装置のアドレスを第1の記憶部に記憶させる取得手段と、上記ソース機器と接続されたとき、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから上記ソース機器のアドレスを導出すると共に、導出した上記ソース機器のアドレスを第2の記憶部に記憶させる導出手段と、上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる提供手段と、を備えている、ことを特徴としている。
上記構成によれば、本発明に係る中継装置と同様の作用効果を奏する。
また、上記中継装置が備えているコンピュータを動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として実行させるための制御プログラム、および当該制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、上記の課題を解決するために、ソース機器とシンク機器との間に接続される中継装置であって、上記シンク機器と接続されたとき、上記シンク機器によって導出された当該中継装置のアドレスを上記シンク機器から取得すると共に、取得した当該中継装置のアドレスを第1の記憶部に記憶させる取得手段と、上記ソース機器と接続されたとき、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから上記ソース機器のアドレスを導出すると共に、導出した上記ソース機器のアドレスを第2の記憶部に記憶させる導出手段と、上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる提供手段と、を備えている、ことを特徴としている。
また、本発明にかかる通知方法は、ソース機器とシンク機器との間に接続される中継装置が、上記ソース機器のアドレスを上記ソース機器に通知する通知方法であって、上記中継装置が、上記シンク機器と接続されたとき、上記シンク機器によって導出された当該中継装置のアドレスを上記シンク機器から取得すると共に、取得した当該中継装置のアドレスを第1の記憶部に記憶させる取得ステップと、上記中継装置が、上記ソース機器と接続されたとき、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから上記ソース機器のアドレスを導出すると共に、導出した上記ソース機器のアドレスを第2の記憶部に記憶させる導出ステップと、上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる提供ステップと、とを含んでいる、ことを特徴としている。
従って、中継装置は、ソース機器に正しい物理アドレスを取得させることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る中継装置の構成を示すブロック図である。 図1の中継装置の接続例を示す図である。 図1の中継装置にて実行される物理アドレス取得処理の流れを示すシーケンス図である。 図1の中継装置にて実行される入力切替処理の流れを示したシーケンス図である。 第2の実施形態に係る中継装置にて実行される入力切替処理の流れを示したシーケンス図である。 第3の実施形態に係る中継装置にて実行される入力切替処理の流れを示したシーケンス図である。 実施形態4に係る中継装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る中継装置にて実行される入力切替処理の流れを示したシーケンス図である。
〔実施形態1〕
本発明の第1の実施形態について、図1から図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、以下の実施形態においては、中継装置に接続されるシンク機器およびソース機器として、それぞれ、テレビジョン受像機(以下「テレビ」と呼称する)および携帯電話端末を例示するが、中継装置に接続可能なシンク機器およびソース機器は、これらに限定されるものではない。特に、携帯電話端末は、ソース機器として機能する携帯機器の一例に過ぎず、例えば、PDAや携帯型デジタルオーディオプレイヤなど、他の携帯機器に置換可能である。
本実施形態に係る中継装置10の構成について、図1を参照して説明する。図1は、中継装置10の構成を示すブロック図である。図1においては、中継装置10の構成に加え、中継装置10のHDMI入力端子に接続されたソース機器である携帯電話端末20のHDMIトランスミッタ201の構成、及び、中継装置10のHDMI出力端子に接続されたシンク機器であるテレビ30のHDMIレシーバ101の構成を示している。
(HDMIケーブルの構成)
図1に示すように、中継装置10は、携帯電話端末20及びテレビ30とHDMIケーブルを介して接続される。HDMIケーブルは、コンテンツ(映像信号および音声信号)を伝送するTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ラインと、CECコマンドを伝送するCECラインと、EDIDを伝送するDDC(Display Data Cannel)ラインと、HPD信号を伝送するHPDラインと、接続検知のためにソース機器によって電圧(対グランド電位)が5Vに制御される5V電力ラインとを備えている。
ここで、EDIDは、シンク機器であるテレビ30に関する情報(周波数、解像度、製造メーカ、型式など)と、ソース機器である携帯電話端末20に割り振るべき物理アドレスとが記述されたデータである。また、HPD信号は、接続検知のために利用される2値信号である。
CECコマンドは、HDMIにおいて規定されたCECプロトコル(以下、HDMI−CECと呼ぶ)に基づく制御コマンドである。HDMIケーブルにより接続された各機器には、CECコマンドによる機器間の連携を実現するために、論理アドレスと物理アドレスとが割り振られる。CECコマンドには、送信元および/または送信先の論理アドレスおよび/または物理アドレスが引数として含まれ、HDMIケーブルにより接続された各機器は、CECコマンドに含まれる論理アドレスおよび/または物理アドレスによって、そのCECコマンドの送信元および/または送信先を特定する。
論理アドレスは、機器種別(テレビ、レコーダ、プレーヤ、チューナ、オーディオの何れか)を示す1から15までの自然数によって表現される。例えば、テレビには論理アドレス「0」が割り振られ、1台目のレコーダには論理アドレス「1」が割り振られる、2台目のレコーダには論理アドレス「2」が割り振られる。
物理アドレスは、ソース機器からのパスを示す4桁の自然数によって表現される。例えば、シンク機器(テレビ)のx番目のHDMI入力端子に接続されたソース機器Xには物理アドレス(x,0,0,0)が割り振られ、ソース機器Xのy番目のHDMI入力端子に接続されたソース機器Yには物理アドレス(x,y,0,0)が割り振られる。なお、シンク機器であるテレビには物理アドレス(0,0,0,0)が割り振られる。
図2に示す接続例では、テレビ30の1番目のHDMI入力端子に接続されたDVDプレーヤには物理アドレス(1,0,0,0)が割り振られ、テレビ30の2番目のHDMI入力端子に接続された中継装置10には物理アドレス(2,0,0,0)が割り振られ、テレビ30の3番目のHDMI入力端子に接続された携帯電話端末Cには物理アドレス(3,0,0,0)が割り振られる。更に、中継装置10の1番目のHDMI入力端子に接続された携帯電話端末Aには物理アドレス(2,1,0,0)が割り振られ、中継装置10の2番目のHDMI入力端子に接続された携帯電話端末Bには物理アドレス(2,2,0,0)が割り振られる。
(中継装置10の構成)
図1に示すように、中継装置10は、AVスイッチ11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、CPU(Central Processing Unit)14、CEC制御部15、HDMIレシーバ100、及び、HDMIトランスミッタ200を備えている。図1に示すように、これらはバスを介して互いに接続されている。
HDMIレシーバ100は、中継装置10のHDMI入力端子に接続されたソース機器からコンテンツを受信すると共に、ソース機器との間でCECコマンドを送受信するためのインターフェースである。図1においては、HDMI入力端子に接続されたソース機器として、携帯電話端末20を例示している。HDMIレシーバ100の詳細については後述する。
HDMIトランスミッタ200は、中継装置10のHDMI出力端子に接続されたシンク機器にコンテンツを送信すると共に、シンク機器との間でCECコマンドを送受信するためのインターフェースである。図1においては、HDMI出力端子に接続されたシンク機器として、テレビ30を例示している。HDMIトランシーバ200の詳細については後述する。
AVスイッチ11は、HDMIトランスミッタ200がシンク機器に送信するコンテンツを選択するためのスイッチである。AVスイッチ11には、HDMIレシーバ100がソース機器から受信したコンテンツの他に、CPU14がデコードしたUI用コンテンツが供給されており、AVスイッチ11は、どちらのコンテンツをHDMIトランスミッタ200に供給するかを切り替える。なお、AVスイッチ11がどちらのコンテンツをHDMIトランスミッタ200に供給するかは、CEC制御部15によって制御されている。
RAM12は、CPU14およびCEC制御部15が演算のために参照するデータ、ならびに、CPU14およびCEC制御部15が演算によって生成したデータなどの可変データが格納される、読み出し可能かつ書き込み可能な半導体メモリである。例えば、HDMIトランスミッタ200がシンク機器から取得したEDIDは、このRAM12に格納される。
ROM13は、CPU14およびCEC制御部15によって実行されるプログラムなどの固定データが格納される、読み出し可能かつ書き込み不能な半導体メモリである。CPU14がUI用コンテンツをデコードする際に参照するコンテンツデータ(テキストデータや画像データなど)は、このROM13に格納される。
CPU14及びCEC制御部15は、中継装置10における処理全般を制御する。特に、HDMIレシーバ100がソース機器から受信したCECコマンド、及び、HDMIトランスミッタ200がシンク機器から受信したCECコマンドの実行は、CEC制御部15によって行われる。また、HDMIレシーバ100がソース機器に送信するCECコマンド、及び、HDMIトランスミッタ200がシンク機器に送信するCECコマンドの発行は、CEC制御部15によって行われる。一方、UI用コンテンツのデコードなどの処理は、CPU14によって行われる。
例えば、CEC制御部15が実行する機能のひとつとして、HDMI入力端子に接続されたソース機器に割り振るべき物理アドレスを中継装置10の物理アドレスから導出する導出機能が挙げられる。中継装置10の物理アドレスが(x,0,0,0)である場合、CEC制御部15は、y番目のHDMI入力端子に接続されるソース機器に割り振るべき物理アドレスとして(x,y,0,0)を導出する。つまり、1桁目(第1の部分)を、中継装置10の物理アドレスから継承し、2桁目(第2の部分)を、HDMI入力端子の端子番号に応じて設定することによって、ソース機器に割り振るべき物理アドレスを導出する。
(HDMIレシーバ100の詳細)
HDMIレシーバ100は、TMDSレシーバ110、DDC・I/F120、CEC・I/F130、HPD制御部140、5V・Power検知部150、及び、EDID格納部160を備えている。HDMIレシーバ100の各部は、CEC制御部15によって制御される。
TMDSレシーバ110は、HDMIケーブルのTMDSラインを介して伝送されたコンテンツを受信するためのインターフェースである。TMDSレシーバ110が受信したコンテンツは、AVスイッチ14に供給される。
DDC・I/F120は、HDMIケーブルのDDCラインを介してEDIDを送信するためのインターフェースである。DDC・I/F120が送信するEDIDは、EDID格納部160から読み出される。EDID格納部160は、EDIDを格納するための書き換え可能なメモリである。
CEC・I/F130は、HDMIケーブルのCECラインを介して伝送されたCECコマンドを受信するためのインターフェースである。CEC・I/F130が受信したCECコマンドは、CEC制御部15に供給される。また、CEC・I/F130は、HDMIケーブルのCECラインを介してCECコマンドを送信するためのインターフェースでもある。CEC・I/F130が送信するCECコマンドは、CEC制御部15から供給される。
5V・Power検知部150は、HDMIケーブルの5V電力ラインが接続される5V電力ピンの電圧をモニタし、その立ち上がりタイミングを検知する。5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知すると、5V・Power検知部150は、ソース機器との接続が確立されたことをCEC制御部15及びHPD制御部140に通知する。HPD制御部140は、5V・Power検知部150からこの通知を受けると、HDMIケーブルのHPDラインが接続されるHPDピンの電圧をHレベルに立ち上げる。
HDMI入力端子に接続されたソース機器のHDMIトランスミッタ(図1においては、携帯電話端末20のHDMIトランスミッタ201)は、HDMIケーブルのHPDラインに接続されるHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がると、HDMIレシーバ100のEDID格納部160に格納されたEDIDをDDCラインを介して読み出す。つまり、HPD制御部140は、HDMI入力端子にソース機器が接続されたときに、そのソース機器の物理アドレスを含むEDIDを、そのソース機器に取得させるための提供手段として機能する。
(HDMIトランスミッタ200の詳細)
HDMIトランスミッタ200は、TMDSトランスミッタ210、DDC・I/F220、CEC・I/F230、HPD検知部240、及び、5V・Power制御部250を備えている。HDMIトランスミッタ200の各部はCEC制御部15によって制御される。
TMDSトランスミッタ210は、HDMIケーブルのTMDSラインを介してコンテンツを送信するためのインターフェースである。TMDSトランスミッタ210が送信するコンテンツは、AVスイッチ11から供給される。
DDC・I/F220は、HDMIケーブルのDDCラインを介して伝送されたEDIDを受信するためのインターフェースである。DDC・I/F220が受信したEDIDは、CEC制御部15に供給される。
CEC・I/F230は、HDMIケーブルのCECラインを介して伝送されたCECコマンドを受信するためのインターフェースである。CEC・I/F230が受信したCECコマンドは、CEC制御部15に供給される。また、CEC・I/F230は、HDMIケーブルのCECラインを介してCECコマンドを送信するためのインターフェースである。CEC・I/F230が送信するCECコマンドは、CEC制御部15から供給される。
5V・Power制御部250は、HDMI出力端子に接続されたシンク機器が中継装置10に接続されたことを検知できるよう、HDMIケーブルの5V電力ラインに接続される5V電力ピンの電圧を5Vに制御する。HPD検知部240は、HDMIケーブルのHPDラインが接続されるHPDピンの電圧をモニタし、その立ち上がりタイミングを検知する。HPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知すると、HPD検知部240は、シンク機器との接続が確立されたことをCEC制御部15及びDDC・I/F220に通知する。
上述したDDC・I/F220は、HPD検知部240からこの通知を受けると、HDMI出力端子に接続されたシンク機器からDDCラインを介してEDIDを読み出すように構成されている。つまり、DDC・I/F220は、HDMI出力端子にシンク機器が接続されたときに、中継装置10の物理アドレスを含むEDIDを、そのシンク機器から取得するための取得手段として機能する。
(携帯電話端末20のHDMIトランスミッタ201)
携帯電話端末20のHDMIトランスミッタ201は、中継装置10のHDMIトランスミッタ200と同様、TMDSトランスミッタ211、DDC・I/F221、CEC・I/F231、HPD検知部241及び5V・Power制御部251を備えている。携帯電話端末20のHDMIトランスミッタ201の各部は、中継装置10のHDMIレシーバ100の各部とHDMIケーブルの各ラインを介して接続される。携帯電話端末20のHDMIトランスミッタ201の各部は、中継装置10のHDMIトランスミッタ200の各部と同様の機能を有する。
(テレビ30のHDMIレシーバ101)
テレビ30のHDMIレシーバ101は、TMDSレシーバ111、DDC・I/F121、CEC・I/F131、HPD制御部141、5V・Power検知部151及びEDID格納部161を備えている。テレビ30のHDMIレシーバ101の各部は、中継装置10のHDMIトランスミッタ200の各部とHDMIケーブルの各ラインを介して接続される。テレビ30のHDMIレシーバ101の各部は、中継装置10のHDMIレシーバ100の各部と同様の機能を有する。
(物理アドレス取得処理)
次に、中継装置10が自身の物理アドレスを取得する物理アドレス取得処理について、図3を参照して説明する。図3は、物理アドレス取得処理の流れを示すシーケンス図である。なお、この物理アドレス取得処理は、HDMI出力端子にテレビ30が接続されたときに実行されるものである。
中継装置10のHDMI出力端子に含まれる5V電力ピンの電圧は、5V・Power制御部250によって5Vに制御されている。このため、HDMIケーブルによって中継装置10とテレビ30とが接続されると、テレビ30のHDMI入力端子に含まれる5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がる(ステップS11)。テレビ30が複数のHDMI入力端子を接続可能である場合、テレビ30の入力ソースとして選択されるHDMI入力端子は、中継装置10と接続されている入力端子を選択していない場合がある。そこで、テレビ30の複数のHDMI入力端子のうち何れか1つのHDMI入力端子と接続されている中継装置10から、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知できるように、ユーザは、テレビ30の入力ソースとして全てのHDMI入力端子を順次選択し、中継装置10から、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知できるようにテレビ30を操作する(ステップS12)。
テレビ30の5V・Power検知部151は、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知すると、中継装置10との接続が確立されたことを、テレビ30のHPD制御部141に通知する。
テレビ30のHPD制御部141は、5V・Power検知部151からこの通知を受けると、HDMI入力端子に含まれるHPDピンの電圧をHレベルに立ち上げる。これにより、中継装置10のHDMI出力端子に含まれるHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がる(ステップS13)。中継装置10のHPD検知部240は、HPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知すると、テレビ30との接続が確立されたことを、中継装置10のDDC・I/F220に通知する。
中継装置10のDDC・I/F220は、HPD検知部240からこの通知を受けると、テレビ30のEDID格納部161に格納されているEDIDをHDMIケーブルのDDCラインを介して取得する(ステップS14)。そして、DDC・I/F220は、取得したEDIDに含まれる中継装置10の物理アドレスをRAM12に記録させる(ステップS15)。
(入力切替処理)
次に、中継装置10がテレビ30の入力ソースを携帯電話端末20に切り替える入力切替処理について、図4を参照して説明する。この入力切替処理は、中継装置10のHDMI入力端子に携帯電話端末20が接続されたことをトリガーとして実施される処理であり、概略的に言えば、携帯電話端末20の物理アドレスを導出する導出ステップと、導出ステップにて導出された携帯電話端末20の物理アドレスを携帯電話端末20に読み出させる提供ステップと、テレビ30の入力ソースを携帯電話端末20に切り替えさせる切替ステップとにより構成される。なお、以下の説明において、HDMI−CECにて規定されているCECコマンドは、括弧(<>)で括って示し、CECコマンドの引数は、括弧([])括って示す。
HDMIケーブルによって中継装置10と携帯電話端末20とが接続されると、携帯電話端末20は、5V電力ラインに接続される5V電力ピンの電圧を5Vに立ち上げる。これにより、中継装置10の5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がる(ステップS21)。中継装置10の5V・Power検知部150は、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知する(ステップS22)。5V・Power検知部150は、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことが検知できない場合(5V電力検知不可)、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知するまでステップS22を繰り返し実行する(ループL2)。
5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知した場合、中継装置10の5V・Power制御部250は、5V電力ラインに接続される5V電力ピンの電圧を5Vに立ち上げる。これにより、テレビ30の5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がる(ステップS23)。テレビ30のHPD制御部141は、5V・Power検知部151から中継装置20との接続が確立されたことを示す通知を受けた場合(判定O2)、HDMIケーブルのHPDラインが接続されるHPDピンの電圧をHレベルに立ち上げる(ステップS24)。
中継装置10のHPD検知部240が、HPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知した場合(判定O3)、中継装置10のDDC・I/F220は、テレビ30のEDID格納部161に記憶されているEDIDを、DDCラインを通じて取得する(ステップS25)。中継装置10のDDC・I/F220は、ステップS15にてRAM12に記録されている中継装置10の物理アドレスを、取得したEDIDに含まれる中継装置10に割り当てられた物理アドレスに更新する(ステップS26)。その後、CEC制御部15は、RAM12に中継装置10の物理アドレスが記録されているかを判定する(分岐A2)。RAM12に物理アドレスが記録されていない場合(分岐A2において、「物理アドレスが記録されていない場合」)、中継装置10は、携帯電話端末20にエラーを送信する(ステップS27)。携帯電話端末20はエラー画面を表示する(ステップS28)。
RAM12に物理アドレスが記録されていた場合(分岐A2において、「else」)、CEC制御部15は、該物理アドレスをから携帯電話端末20の物理アドレスを導出する。携帯電話端末20の物理アドレスは、図2に示したように、中継装置10の物理アドレスが(2,0,0,0)の場合、携帯電話端末の物理アドレスの1桁目(第1の部分)は、中継装置10の物理アドレスの1桁目である2を継承する。また、物理アドレスの2桁目(第2の部分)を、携帯電話端末20の端子番号に応じて設定する。つまり、端子番号が1の場合、物理アドレスの2桁目は、1と設定され、携帯電話端末20の物理アドレスは、(2,1,0,0)と導出される。また、CEC制御部15は、該携帯電話端末20の物理アドレスを含んだEDIDを作成し、作成した該EDIDをEDID格納部160へ記憶する(ステップS29)。
次に、中継装置10のHPD制御部140は、HPDピンの電圧をHレベルに立ち上げる(ステップS30)。携帯電話端末20のHPD検知部241が、HPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知すると、携帯電話端末20は、中継装置10のEDID格納部160に記憶されているEDIDを、DDCラインを通じて取得する(ステップS31)。その後、携帯電話端末20は、取得したEDIDに含まれる携帯電話端末20に割り当てられた物理アドレス(以下、CAとする)を通知する<Report Physical Address>[CA](物理アドレス報告コマンド)を、CECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS32)。中継装置10のCEC制御部15は、受信した携帯電話端末20の物理アドレスを通知する<Report Physical Address>[CA]を、CECラインを通じてテレビ30に転送する(ステップS33)。また、携帯電話端末20は、テレビ30に映像を表示できる状態にする<Text View On>をCECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS34)。中継装置10のCEC制御部15は、受信した<Text View On>を、CECラインを通じてテレビ30に転送する(ステップS35)。
続いて、携帯電話端末20は<Active Source>[CA](入力切替要求コマンド)をCECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS36)。中継装置10のCEC制御部15は、受信した<Active Source>[CA]を、CECラインを通じてテレビ30に転送する(ステップS37)。また、携帯電話端末20は、TMDSラインを通じて中継装置10にコンテンツを送信する(ステップS38)。中継装置10は、TMDSレシーバ110で受信したコンテンツを、TMDSトランスミッタ210からTMDSラインを通じてテレビ30に送信する(ステップS39)。また、テレビ30のHPD制御部141は、は、ステップS24でHDMIケーブルのHPDラインが接続されるHPDピンの電圧をHレベルに立ち上げなかった場合(判定O21)、この時点でHPDピンの電圧をHレベルに立ち上げる(ステップS40)。
中継装置10は、HPD検知部240がHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知したか否かを判定し(分岐A21)、HPD検知部240がHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知しなかった場合(分岐A21において「HPD=Lレベルの場合」)、携帯電話端末20にエラーを送信する(ステップS41)。携帯電話端末20はエラー画面を表示する(ステップS42)。HPD検知部240がHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知した場合(分岐A21において「else」)、中継装置10は、ステップS40より前にHPD検知部240がHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知したか否かを判定する(判定O22)。ステップS40より前にHレベルを検知せず、ステップS40後にHレベルを検知した場合、中継装置10は、テレビ30のEDID格納部161に記憶されているEDIDを、DDCラインを通じて取得する(ステップS43)。
その後、テレビ30は、テレビ30の入力ソースを携帯電話端末20に切り替える。また、ステップS37で受信した<Active Source>[CA]に送信元として含まれている物理アドレスを引数として含んだ<Set Stream Path>[CA](切替コマンド)を、CECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS44)。中継装置10のCEC制御部15は、受信した<Set Stream Path>[CA]を、CECラインを通じて携帯電話端末20に転送する(ステップS45)。
以上により、中継装置10は、テレビ30と携帯電話装置20との間に接続される中継装置10が、テレビ30と接続されたとき、テレビ30によって導出された中継装置10の物理アドレスをテレビ30から取得すると共に、取得した中継装置10のアドレスをRAM12に記録させる。また、中継装置10は、携帯電話端末20と接続されたとき、RAM12に記憶された中継装置10の物理アドレスから携帯電話端末20の物理アドレスを導出すると共に、導出した上記携帯電話端末20の物理アドレスをEDID格納部160に記憶させる。中継装置10は、EDID格納部160に記憶された上記携帯電話端末20の物理アドレスを、携帯電話端末20に読み出させる。中継装置10は、携帯電話端末20から送信されたコンテンツの入力源を上記携帯電話端末20に切り替えることをテレビ30に求める入力切替要求を、テレビ30に転送することにより、テレビ30の入力を携帯電話端末20に切り替える切替コマンドがテレビ30より発行される。
つまり、中継装置10は、中継装置10に携帯電話端末20を接続したことをトリガーとして、テレビ30の入力を携帯電話端末20に自動的に切り替えることができる。これにより、ユーザが携帯電話端末20を事前に中継装置に接続していない場合においても、中継装置10は携帯電話端末20の物理アドレスを作成することができるため、ユーザは、携帯電話端末20が中継装置10に事前に接続された機器かを意識することなく携帯電話端末20の映像をテレビ30で見ることができる。また、中継装置10がテレビ30の入力を携帯電話端末20に自動的に切り替えるため、ユーザが手動で入力切替の操作を行うことなく、ユーザは携帯電話端末20の映像をテレビ30で見ることができる。
〔実施形態2〕
第1の実施形態では、HDMI−CECにおいて定められている汎用のCECコマンドを用いて入力切替を行う入力切替方法を説明した。HDMI−CECの規格においては、ベンダが独自に実装したベンダコマンド(Vendor Command)をCECコマンドとして使用することが許容されている。本発明における中継装置では、入力切替要求コマンドのベンダコマンドを使用した場合においても、入力切替を行うことができる。
本実施形態における中継装置10は、入力切替要求コマンドのベンダコマンドを生成し、コンテンツの入力源を携帯電話端末20に切り替えることをテレビ30に求める入力切替要求をテレビ30に送信する。
図5は、コンテンツの入力源を携帯電話端末20に切り替えることをテレビ30に求める入力切替要求をテレビ30に送信することで、テレビ30のコンテンツの入力源を携帯電話端末20に切り替える入力切替処理の流れ示したシーケンス図である。
(入力切替処理)
HDMIケーブルによって中継装置10と携帯電話端末20とが接続されると、携帯電話端末20は、5V電力ラインに接続される5V電力ピンの電圧を5Vに立ち上げる。これにより、中継装置10の5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がる(ステップS51)。中継装置10の5V・Power検知部150は、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知する(ステップS52)。5V・Power検知部150は、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことが検知できない場合(5V電力検知不可)、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知するまでステップS52を繰り返し実行する(ループL5)。
5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知した場合、中継装置10の5V・Power制御部250は、5V電力ラインに接続される5V電力ピンの出夏を5Vに立ち上げる。これにより、テレビ30の5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がる(ステップS53)。テレビ30のHPD制御部141は、5V・Power検知部151から中継装置20との接続が確立されたことを示す通知を受けた場合(判定O5)、HDMIケーブルのHPDラインが接続されるHPDピンの電圧をHレベルに立ち上げる(ステップS54)。
中継装置10のHPD検知部240が、HPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知した場合(判定O6)、中継装置10のDDC・I/F220は、テレビ30のEDID格納部161に記憶されているEDIDを、DDCラインを通じて取得する(ステップS55)。中継装置10のDDC・I/F220は、ステップS15にてRAM12に記録されている中継装置10の物理アドレスを、取得したEDIDに含まれる物理アドレス(中継装置10に割り当てられた物理アドレス)に更新する(ステップS56)。CEC制御部15は、RAM12に中継装置10の物理アドレスが記録されているかを判定する(分岐A5)。RAM12に物理アドレスが記録されていない場合(分岐A5において、「物理アドレスが記録されていない場合」)、中継装置10は、携帯電話端末20にエラーを送信する(ステップS57)。携帯電話端末20はエラー画面を表示する(ステップS58)。
RAM12に物理アドレスが記録されていた場合(分岐A5において、「else」)、CPU14は、TMDSラインを通じてテレビ30にUI用コンテンツを送信する(ステップS59)。このUI用コンテンツは、入力切替処理の実行中であることをユーザに知らせるためのコンテンツであって、例えば、ROM13に記録から画像データ等をデコードすることによって再生されたものである。なお、UIコンテンツは、これに限定されるものではない。テレビ30は、受信したUIコンテンツを表示する(ステップS60)。なお、上記ステップS59及びステップS60は、省略してもよい。RAM12に物理アドレスが記録されていた場合、CEC制御部15は、携帯電話端末20の仮の物理アドレス(以下、CA’とする)を導出する(ステップS61)。CEC制御部15は、上記仮の物理アドレスに入力切替要求コマンドのベンダコマンドを作成し、CECラインを通じてテレビ30に送信する(ステップS62)。また、テレビ30のHPD制御部141は、は、ステップS54でHDMIケーブルのHPDラインが接続されるHPDピンの電圧をHレベルに立ち上げなかった場合(判定O51)、この時点でHPDピンの電圧をHレベルに立ち上げる(ステップS63)。
次に、中継装置10は、HPD検知部240がHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知したか否かを判定し(分岐A51)、HPD検知部240がHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知しなかった場合(分岐A51において「HPD=Lレベルの場合」)、携帯電話端末20にエラーを送信する(ステップS64)。携帯電話端末20はエラー画面を表示する(ステップS65)。HPD検知部240がHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知した場合(分岐A51において「else」)、テレビ30は、上記仮の物理アドレスを引数として含んだ<Set Stream Path>[CA’]を、CECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS66)。
その後、中継装置10は、ステップS63より前にHPD検知部240がHPDピンの電圧がHレベルに立ち上がったことを検知したか否かを判定する(判定O52)。ステップS63より前にHレベルを検知せず、ステップS63後にHレベルを検知した場合、中継装置10は、テレビ30のEDID格納部161に記憶されているEDIDを、DDCラインを通じて取得する(ステップS67)。ステップS67でEDIDを取得した場合、中継装置10のDDC・I/F220は、ステップS15にてRAM12に記録されている中継装置10の物理アドレスを、取得したEDIDに含まれる中継装置10に割り当てられた物理アドレスに更新する。
続いて、CEC制御部15は、RAM12に記録されている中継装置10の物理アドレスから、携帯電話端末20の物理アドレスを導出する。また、CEC制御部15は、該携帯電話端末20の物理アドレスを含んだEDIDを作成し、作成した該EDIDをEDID格納部160へ記憶する(ステップS68)。その後、中継装置10のHPD制御部140が、HPDピンの電圧をHレベルに立ち上げる(ステップS69)と、携帯電話端末20は、中継装置10のEDID格納部160に記憶されているEDIDを、DDCラインを通じて取得する(ステップS70)。
次に、携帯電話端末20は、取得したEDIDに含まれる携帯電話端末20に割り当てられた物理アドレス(以下、CAとする)を通知する<Report Physical Address>[CA]を、CECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS71)。中継装置10のCEC制御部15は、受信した携帯電話端末20の物理アドレスを通知する<Report Physical Address>[CA]を、CECラインを通じてテレビ30に転送する(ステップS72)。また、携帯電話端末20は、テレビ30に映像を表示できる状態にする<Text View On>を、CECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS73)。中継装置10のCEC制御部15は、受信した<Text View On>を、CECラインを通じてテレビ30に転送する(ステップS74)。携帯電話端末20は<Active Source>を、CECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS75)。また、携帯電話端末20は、TMDSラインを通じて中継装置10にコンテンツを送信する(ステップS76)。
続いて、中継装置10のCEC制御部15は、<Active Source>[CA]を受信したことを確認する(ステップS77)。中継装置10のCEC制御部15は、<Active Source>[CA]を受信したことが確認できない場合、<Active Source>[CA]を受信したことを確認するまでステップS77を繰り返し実行する(ループL53)。中継装置10のCEC制御部15は、受信した<Active Source>[CA]を、CECラインを通じてテレビ30に転送する(ステップS78)。
その後、テレビ30は、テレビ30の入力ソースを携帯電話端末20に切り替える。また、テレビ30は、受信した<Active Source>[CA]に送信元として含まれている物理アドレスを引数として含んだ<Set Stream Path>[CA]を、CECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS79)。中継装置10のCEC制御部15は、受信した<Set Stream Path>[CA]を、CECラインを通じて携帯電話端末20に転送する(ステップS80)。
次に、中継装置10のAVスイッチ11は、コンテンツの入力を、ステップS59にてテレビ30にTMDSラインを通じて送信したコンテンツが記録されている場所から携帯電話端末20のコンテンツを受信するTMDSレシーバ110に切り替える(ステップS81)。中継装置10はTMDSレシーバ110で受信したコンテンツを、AVスイッチ11を介してTMDSトランスミッタ210からテレビ30に、TMDSラインを通じて送信する(ステップS82)。
以上のように、入力切替要求コマンドのベンダコマンドを使用した場合においても、中継装置10は、テレビ30の入力を携帯電話端末20に切り替えることができる。従って、ユーザは携帯電話端末20のメーカを意識することなく、携帯電話端末20の映像をテレビ30で見ることができる。
〔実施形態3〕
実施形態1及び実施形態2では、中継装置10に携帯電話端末20が接続された場合を例に説明を行ったが、中継装置10に接続される機器はこれに限定しないため、例えば、DVDレコーダのように、据置機器が接続される場合もある。このような据置機器は、いったん接続すると何度も取り外さないため、自機器の物理アドレスを取得していることが多い。しかし、修理のために中継装置10から取り外し、修理が終了したときに再度中継装置10に接続すると、上述した実施形態では、中継装置10は、該機器の物理アドレスを作成する処理を行ってしまい、中継装置10に余計な負荷をかけてしまう可能性がある。そのため、本実施形態における中継装置10は、携帯電話端末20が携帯機器であるか否かを示す、携帯電話端末20から通知される機器情報に基づいて、上記携帯電話端末20が携帯機器であるか否かを判定し、携帯機器であると判定された場合に限って、EDID格納部160に記憶された携帯電話端末20の物理アドレスを、携帯電話端末20に読み出させる。
図6は、携帯電話端末20が携帯機器であるか否かを示す、携帯電話端末20から通知される機器情報に基づいて、上記携帯電話端末20が携帯機器であるか否かを判定し、携帯機器であると判定された場合に限って、EDID格納部160に記憶された携帯電話端末20の物理アドレスを、携帯電話端末20に読み出させることで、テレビ30のコンテンツの入力源を携帯電話端末20に切り替える入力切替処理の流れ示したシーケンス図である。なお、説明の便宜上、実施形態2にて説明した図5と同じ処理については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(入力切替処理)
HDMIケーブルによって中継装置10と携帯電話端末20とが接続されると、携帯電話端末20は、5V電力ラインに接続される5V電力ピンの電圧を5Vに立ち上げる。これにより、中継装置10の5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がる(ステップS91)。中継装置10の5V・Power検知部150は、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知する(ステップS92)。
5V・Power検知部150は、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことが検知できない場合、5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知するまでステップS92を繰り返し実行する(ループL91)。5V電力ピンの電圧が5Vに立ち上がったことを検知した場合、携帯電話端末20は、携帯機器であることを通知するベンダコマンドを、CECラインを通じて中継装置10に送信する(ステップS93)。中継装置10のCEC制御部15は、受信したベンダコマンドより通知される機器情報に基づいて、接続された機器が携帯機器である否かを判定する(ステップS94)。
次に、中継装置10のCEC制御部15は、接続された機器が携帯機器であると判定されなかった場合、携帯機器であると判定されるまで、ステップS91からステップS94を繰り返し実行する(ループL9)。接続された機器が携帯機器であると判定された場合、ステップS53からステップS82を実行する。
以上のように、中継装置10は、携帯電話端末20が携帯機器であるか否かを示す、携帯電話端末20から通知される機器情報に基づいて、上記携帯電話端末20が携帯機器であるか否かを判定し、携帯機器であると判定された場合に限って、EDID格納部160に記憶された携帯電話端末20の物理アドレスを、携帯電話端末20に読み出させる。その後、中継装置10は、携帯電話端末20から送信されたコンテンツの入力源を上記携帯電話端末20に切り替えることをテレビ30に求める入力切替要求を、テレビ30に転送することにより、テレビ30の入力を携帯電話端末20に切り替える切替コマンドがテレビ30より発行される。
従って、ユーザは、中継装置10に携帯機器である携帯電話端末20を接続することで、携帯電話端末20の映像をテレビ30で見ることができる。
〔実施形態4〕
上述した実施形態では、テレビ30にHDMI接続されている中継装置10に接続される機器が、1つである場合を例に説明を行ったが、中継装置10に接続される機器は複数であってもよい。本実施形態では、複数の機器が接続可能な中継装置10’の構成及び中継装置10’に機器が接続された場合の中継装置10’の処理について図7及び図8を用いて説明する。なお、説明の便宜上、上述した実施形態にて説明した図1と同じ部材及び図6と同じ処理については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(中継装置10’)
まず、中継装置10’の構成について図7を参照して説明する。図7は、中継装置10’の構成と、携帯電話端末20のHDMIトランスミッタ201の構成、及び、テレビ30のHDMIレシーバ101の構成を示すブロック図である。図7に示すように、中継装置10’は、AVスイッチ11、RAM12、ROM13、CPU14、CEC制御部15、HDMIレシーバ100’及びHDMIトランスミッタ200を備えている。また、HDMIレシーバ100’は、TMDSレシーバ110、DDC・I/F120、CEC・I/F130、HPD制御部140、5V・Power検知部150、EDID格納部160及びHDMIスイッチ170を備えている。また、HDMIトランスミッタ200は、TMDSトランスミッタ210、DDC・I/F220、CEC・I/F230、HPD検知部240及び5V・Power制御部250を備えている。
HDMIスイッチ170は、中継装置10’に接続可能な機器のうち、中継装置10’に接続されている機器からの入力を受信できるよう、TMDSラインを中継装置10’に接続されている機器に切り替える。これにより、TMDSレシーバ110は、TMDSラインを通じて中継装置10’に接続されている機器からコンテンツを受信することができる。
(入力切替処理)
次に、中継装置10’の入力切替方法について、図8を参照して説明する。図8は、携帯電話端末β20及び携帯電話端末α20’が各々中継装置10’に接続された場合における入力切替処理の流れを示すシーケンス図である。
HDMIケーブルによって中継装置10と携帯電話端末20とが接続されると、携帯電話端末20及び中継装置10’は、ループL4を含むステップS91からステップS94の処理を実行する。中継装置10’のCEC制御部15が接続された機器が携帯機器であることを確認できた場合、中継装置10’のHDMIスイッチ170は、ステップS91で5V電力ラインに接続される5V電力ピンの電圧を5Vに立ち上げた機器がTMDSラインを通じてコンテンツを送信できるように、TMDSラインの入力を上記機器に切り替える。つまり、図8に示すように、ステップS91で5V電力ラインに接続される5V電力ピンの電圧を5Vに立ち上げた機器が携帯電話端末β20であった場合、携帯電話端末β20がTMDSラインを通じてコンテンツを中継装置10’に送信できるように、中継装置10’は、中継装置10’のTMDSラインの入力を携帯電話装置β20に切り替える(ステップS95)。
ステップS95実行後、ステップS91で5V電力ラインに接続される5V電力ピンの電圧を5Vに立ち上げた機器、つまり携帯電話端末β20である場合(分岐A9)、上述したステップS53からステップS82を実行する。一方、携帯電話端末α20’が接続された場合、上述したステップS53からステップS82を携帯電話端末β20ではなく、携帯電話端末α20’に対して実行する。
以上のように、中継装置10’は、中継装置10’に接続可能な機器が複数あった場合においても、中継装置10’に携帯電話端末20を接続したことをトリガーとして、テレビ30の入力を携帯電話端末20に自動的に切り替えることができる。これにより、ユーザが手動で入力切替の操作を行うことなく、中継装置10’に接続可能な複数の機器のうち中継装置10’に接続された機器の映像をテレビ30で見ることができる。
なお、上述した中継装置10及び中継装置10’は、テレビ30と別個の構成として説明したが、これに限定されるものではなく、テレビ30と一体とした構成にしてもよい。つまり、中継装置10及び中継装置10’に相当する機能がテレビ30に含まれる構成にしてもよい。
また、上述した各実施形態における機器の構成は、HDMIネットワークでの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、HDMIネットワークのようなツリー構造のネットワークにおいても適用することが可能である。
〔プログラム及び記録媒体〕
最後に、中継装置10の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、中継装置10は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである中継装置10の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記中継装置10に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、中継装置10を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る中継装置は、ツリー構造のネットワーク上においてコンテンツの供給を受ける入力端子を切り替えることができる機能を有するAVアンプ機器として好適に利用することができる。
10 中継装置
11 AVスイッチ
12 RAM(第1の記憶部)
13 ROM
14 CPU
15 CEC制御部(導出手段、転送手段、送信手段、機器判定手段)
100 HDMIレシーバ
110 TMDSレシーバ
120 DDC・I/F
130 CEC・I/F
140 HPD制御部(提供手段)
150 5V・Power検知部
160 EDID格納部(第2の記憶部)
170 HDMIスイッチ(コンテンツ切替手段)
200 HDMIトランスミッタ
210 TMDSトランスミッタ
220 DDC・I/F(取得手段)
230 CEC・I/F
240 HPD検知部
250 5V・Power制御部
20 携帯電話端末(ソース機器)
30 テレビ(シンク機器)

Claims (10)

  1. ソース機器とシンク機器との間に接続される中継装置であって、
    上記シンク機器と接続されたとき、上記シンク機器によって導出された当該中継装置のアドレスを上記シンク機器から取得すると共に、取得した当該中継装置のアドレスを第1の記憶部に記憶させる取得手段と、
    上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから上記ソース機器のアドレスを導出すると共に、導出した上記ソース機器のアドレスを第2の記憶部に記憶させる導出手段と、
    上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる提供手段と、を備えている、ことを特徴とする中継装置。
  2. 上記導出手段は、上記ソース機器のアドレスにおける第1の部分を、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから継承すると共に、上記ソース機器のアドレスにおける第2の部分を、上記ソース機器が接続される入力端子の端子番号に応じて設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 上記ソース機器から送信された入力切替要求であって、コンテンツの入力源を上記導出手段によって導出されたアドレスにより指定される機器に切り替えることを上記シンク機器に求める入力切替要求を、上記シンク機器に転送する転送手段を更に備えている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 当該中継装置において生成された入力切替要求であって、コンテンツの入力源を上記導出手段によって導出されたアドレスにより指定される機器に切り替えることを上記シンク機器に求める入力切替要求を、上記シンク機器に送信する送信手段を更に備えている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  5. 上記ソース機器から通知される機器情報であって、上記ソース機器が携帯機器であるか否かを示す機器情報に基づいて、上記ソース機器が携帯機器であるか否かを判定する機器判定手段を更に備えており、
    上記提供手段は、上記ソース機器が携帯機器であると判定された場合に限って、上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる、ことを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の中継装置。
  6. 上記ソース機器および上記シンク機器は、それぞれ、HDMIケーブルを介して当該中継装置に接続されており、当該中継装置のアドレス、および、上記ソース機器のアドレスは、上記HDMIケーブルを介して伝送される、ことを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の中継装置。
  7. ソース機器と、シンク機器と、上記ソース機器と上記シンク機器との間に接続される中継装置とを含むシステムであって、
    上記中継装置は、上記シンク機器と接続されたとき、上記シンク機器によって導出された当該中継装置のアドレスを上記シンク機器から取得すると共に、取得した当該中継装置のアドレスを第1の記憶部に記憶させる取得手段と、
    上記ソース機器と接続されたとき、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから上記ソース機器のアドレスを導出すると共に、導出した上記ソース機器のアドレスを第2の記憶部に記憶させる導出手段と、
    上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる提供手段と、を備えている、ことを特徴とする中継装置。
  8. ソース機器とシンク機器との間に接続される中継装置が、上記ソース機器のアドレスを上記ソース機器に通知する通知方法であって、
    上記中継装置が、上記シンク機器と接続されたとき、上記シンク機器によって導出された当該中継装置のアドレスを上記シンク機器から取得すると共に、取得した当該中継装置のアドレスを第1の記憶部に記憶させる取得ステップと、
    上記中継装置が、上記第1の記憶部に記憶された当該中継装置のアドレスから上記ソース機器のアドレスを導出すると共に、導出した上記ソース機器のアドレスを第2の記憶部に記憶させる導出ステップと、
    上記中継装置が、上記第2の記憶部に記憶された上記ソース機器のアドレスを、上記ソース機器に読み出させる提供ステップと、とを含んでいる、ことを特徴とする通知方法。
  9. コンピュータを請求項1から6までの何れか1項に記載の中継装置として動作させるためのプログラムであって、上記コンピュータを上記中継装置が備えている各手段をとして機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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