JP2009284216A - ミリ波送信システム、ミリ波受信システム、および、ミリ波送受信システム - Google Patents

ミリ波送信システム、ミリ波受信システム、および、ミリ波送受信システム Download PDF

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JP2009284216A JP2008134137A JP2008134137A JP2009284216A JP 2009284216 A JP2009284216 A JP 2009284216A JP 2008134137 A JP2008134137 A JP 2008134137A JP 2008134137 A JP2008134137 A JP 2008134137A JP 2009284216 A JP2009284216 A JP 2009284216A
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Eiji Suematsu
英治 末松
Yukihiro Ueda
幸浩 上田
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Abstract

【課題】家財を傷つけないミリ波送信システムと人間の通過でミリ波信号が遮断されないミリ波受信システムを備える。
【解決手段】ミリ波送信機17を、設置台21のスタンド部22に立設されると共に、人間の平均身長以上の長さを有するた棒状部21に取り付ける。こうして、ミリ波送信機17を屋内の壁面や柱や天井等に取り付ける必要がなく、壁や家財等に傷付けることなくミリ波送信機17を設置する。また、ミリ波受信機26を、設置台32のスタンド部33に立設されると共に、人間の平均身長以上の長さであってミリ波送信機17取り付け用の棒状部23と同じ長さを有する棒状部34に取り付ける。こうして、ミリ波送信機17から放出されたミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりするのを、少なくする。
【選択図】図7

Description

この発明は、テレビの地上波放送や衛星放送等の放送波をミリ波を用いて屋内で無線伝送するミリ波送信システム、ミリ波受信システム、および、ミリ波送受信システムに関する。
放送波をマイクロ波やミリ波を用いて屋内で無線伝送するマイクロ波・ミリ波送信装置として、特開2004‐72187号公報(特許文献1)に開示されているようなものがある。以下、図11に従って、上記特許文献1に開示されたマイクロ波・ミリ波送信装置について説明する。
図11は、上記特許文献1に開示された従来のマイクロ波・ミリ波送信装置における概略構成図である。図11において、1はBS受信用アンテナ、2は第1IF(中間周波数)ケーブル、3は第2IFケーブル、4は直流電圧重畳器、5はACアダプタ、6はアンテナ端子、7は交流コンセントである。また、8はミリ波送信機、9はミリ波受信機、10はテレビ受像機である。
上記BS放送受信用アンテナ1とアンテナ端子6とは、家屋の壁内部に配置された第1IFケーブル2で接続されている。さらに、第1IFケーブル2と第2IFケーブル3とは、アンテナ端子6に差し込まれた直流電圧重畳器4を介して接続されている。この直流電圧重畳器4内は、第1IFケーブル2側に15Vの直流電圧を重畳し、第2IFケーブル3側に5Vの直流電圧を重畳し、IF信号は第1IFケーブル2から第2IFケーブル3へ通過する構造になっている。
上記ミリ波送信機8では、第2IFケーブル3からの5Vの直流電圧が重畳されたIF信号が、IF信号と5Vの直流電圧とに分離される。そして電源回路(図示せず)によって各ブロックに必要な電流・電圧が供給され、IF信号はミリ波信号にアップコンバートされた後に空間に放出される。こうして、空間に放出されたミリ波信号は、受信機9で受信され、元のIF信号にダウンコンバートされてテレビ受像機10やチューナに送られる。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来のマイクロ波・ミリ波送信装置においては、以下のような問題がある。
通常の家屋においては、テレビ受像機のアンテナ端子や交流電源用のコンセントは、家屋の内壁面の下の方向に埋め込まれている。そのため、図11に示すような構成では、内壁面上部に設置されたミリ波送信機8までは、直流電圧重畳器4を介して第2IFケーブル3で接続される構成になっている。
このような構成においては、上記ミリ波送信機8は壁や柱等に取り付ける必要があり、ネジ等による取り付け工事が必要となる。また、直流電圧重畳器4からミリ波送信機8までは、第2IFケーブル3を配設する必要がある。したがって、有線ケーブルでなる第2IFケーブル3を上記壁や柱等に対して弛まないように固定する工事が必要となる。
以上のごとく、上記特許文献1に開示された従来のマイクロ波・ミリ波送信装置においては、取り付け工事が必要になるため、購入者一人では取り付けが困難であり、且つ、上記屋内の壁や柱を傷つけてしまうという問題がある。
一方、受信側においては、上記テレビ受像機10に設置されたミリ波受信機9で受信するように構成されている。この場合、ミリ波受信機9がテレビ受像機10の上面に設置されているため、ミリ波受信機9が設置されている位置の床面からの高さは、テレビ受像機10の画面サイズによって変わるもののテレビラックを含めて約0.8m〜1.5m程度であり、大人の身長に比べて低い位置にミリ波受信機9が設置される。
このような状況下においては、上記ミリ波受信機9は、単にテレビ受像機10上の大人の身長に比べて低い位置に設置されているため、ミリ波送信機8から空間に放出されたミリ波信号は、テレビ受像機10の前を人間が通過することによって遮断されてしまうという問題がある。
特開2004‐72187号公報
そこで、この発明の課題は、ミリ波送信装置を屋内の壁面や柱の上部あるいは天井等に取り付ける必要がなく家財に傷を付けることがないミリ波送信システム、人間が通過することによって遮断されることなくミリ波信号を受信できるミリ波受信システム、および、ミリ波送受信システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のミリ波送信システムは、
屋内に設置されると共に、屋外で放送波受信装置によって受信された放送波をミリ波にアップコンバートし、このアップコンバートされた放送波を室内空間に放出するミリ波送信装置と、
上記放送波受信装置によって受信された放送波を、上記ミリ波送信装置まで伝送する放送波伝送線と、
上記放送波伝送線に介設されると共に、上記放送波伝送線に直流電圧を重畳する直流電圧重畳器と
を備え、
上記ミリ波送信装置は、スタンド部とこのスタンド部に立設された棒状部とを含む設置台における上記棒状部の上部に取り付けられており、
上記直流電圧重畳器は、上記設置台における上記スタンド部に取り付けられており、
上記放送波伝送線における上記直流電圧重畳器よりも上記ミリ波送信装置側に在る放送波伝送線は、上記スタンド部内および上記棒状部内に挿通されて、あるいは、上記スタンド部および上記棒状部に沿って、配線されている
ことを特徴としている。
上記構成によれば、ミリ波送信装置は、設置台におけるスタンド部に立設された棒状部の上部に取り付けられるので、屋内の壁面や柱の上部あるいは天井等にネジ等で取り付ける必要がなく、上記ミリ波送信装置を、家財を傷付けることなく容易に取り付けることができる。
さらに、直流電圧重畳器は上記設置台の上記スタンド部に取り付けられ、上記直流電圧重畳器よりも上記ミリ波送信装置側の放送波伝送線は、上記スタンド部内および上記棒状部内に挿通されて、あるいは、上記スタンド部および上記棒状部に沿って、配線されている。したがって、上記直流電圧重畳器よりも上記ミリ波送信装置側の放送波伝送線を、壁や柱等に弛まないように固定する工事が必要なく、購入者でも簡易に配線することができる。また、上記設置台の向きを変えることによって、上記ミリ波送信装置からのミリ波信号の送信方向を、大まかに調整することが可能になる。
さらに、上記直流電圧重畳器を上記スタンド部に取り付けることによって、厚さが略2cmの文庫本程度のサイズを有する上記直流電圧重畳器を、安定して設置することが可能になる。
また、1実施の形態のミリ波送信システムでは、
上記設置台の上記棒状部は、人間の大人の平均身長以上の長さを有している。
この実施の形態によれば、上記ミリ波送信装置を、人間の大人の平均身長以上の高さに設置することができ、上記ミリ波送信装置から放出されたミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、少なくすることができる。
また、1実施の形態のミリ波送信システムでは、
上記設置台における上記棒状部および上記スタンド部の少なくとも一方に、照明装置を取り付けている。
この実施の形態によれば、上記設置台に照明装置を取り付けているので、上記設置台に照明スタンドとしての機能を持たせることができ、上記設置台をインテリアとして違和感無くフロアに置くことができる。
また、1実施の形態のミリ波送信システムでは、
上記設置台における上記棒状部に回転可能に取り付けられると共に、上記ミリ波送信装置から室内空間に放出される上記放送波の方向と同じ方向に光を出射して、上記ミリ波送信装置における上記放送波の放出方向の調整の際の案内用光ビームとして動作可能なビームライト
を備えている。
この実施の形態によれば、ビームライトから、上記ミリ波送信装置から放出される上記放送波と同じ方向に光ビームが出射されるので、この光ビームを案内として、上記ミリ波送信装置における上記放送波の放出方向を容易に調整することができる。とりわけ、上記ミリ波送信装置、つまり上記設置台の設置位置が適切な場所でない場合には、受信側に向かって上記ビームライトから光を出射することにより、この光ビームによって上記ミリ波送信装置と上記受信側との間に放送波を遮る壁や什器が在るか否かを知ることができ、上記ミリ波送信装置の最適な設置位置を容易に知ることができる。
また、この発明のミリ波受信システムは、
屋外の放送波受信装置で受信されると共に、屋内に設置されたミリ波送信装置でミリ波にアップコンバートされて室内空間に放出された放送波を受信して、中間周波信号にダウンコンバートするミリ波受信装置と、
上記ミリ波受信装置からの上記ダウンコンバートされた放送波に基づいて受信画像を出力するテレビ受像機と
を備え、
上記ミリ波受信装置は、上記テレビ受像機上に直接取り付けられると共に、指向性アンテナおよび回転機構を有し、上記回転機構によって回転および停止されるようになっている
ことを特徴としている。
上記構成によれば、指向性アンテナを有するミリ波受信装置は、テレビ受像機上に直接取り付けられると共に、回転機構によって回転・停止されるようになっている。したがって、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの調整を、上記回転機構によって上記ミリ波受信装置を回転・停止させることによって容易に行うことができる。すなわち、この発明によれば、放送波をミリ波にアップコンバートして放出するミリ波送信装置の設置方向を気にすることなく上記ミリ波受信装置を設置することができ、上記ミリ波受信装置を上記テレビ受像機に安定して個定することができるのである。
また、この発明のミリ波受信システムは、
屋外の放送波受信装置で受信されると共に、屋内に設置されたミリ波送信装置でミリ波にアップコンバートされて室内空間に放出された放送波を受信して、中間周波信号にダウンコンバートするミリ波受信装置と、
上記ミリ波受信装置からの上記ダウンコンバートされた放送波に基づいて受信画像を出力するテレビ受像機と
を備え、
上記ミリ波受信装置は、回転機構によって回転および停止される指向性アンテナを有すると共に、スタンド部とこのスタンド部に立設された棒状部とを含む設置台における上記棒状部の上部に取り付けられており、
上記ミリ波受信装置からの上記ダウンコンバートされた放送波を上記テレビ受像機に伝送する信号線の一部は、上記棒状部内および上記スタンド部内に挿通されて、あるいは、上記棒状部および上記スタンド部に沿って、配線されている
ことを特徴としている。
上記構成によれば、指向性アンテナを有するミリ波受信装置は、設置台におけるスタンド部に立設された棒状部の上部に取り付けられているので、各メーカによって異なるテレビ受像機の形状に合わせることなく設置することが可能になる。さらに、上記ミリ波受信装置の設置位置を、上記テレビ受像機上に直接取り付ける場合よりも高くすることが可能になり、上記ミリ波受信装置によって受信されるべきミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、より少なくすることが可能になる。
また、1実施の形態のミリ波受信システムでは、
上記設置台の上記棒状部は、人間の大人の平均身長以上の長さを有している。
この実施の形態によれば、上記ミリ波受信装置を、人間の大人の平均身長以上の高さに設置することができ、上記ミリ波受信装置で受信されるべきミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、より確実に少なくすることができる。
また、1実施の形態のミリ波受信システムでは、
上記設置台における上記棒状部および上記スタンド部の少なくとも一方に、照明装置を取り付けている。
この実施の形態によれば、本ミリ波受信システムの上記設置台に照明装置を取り付けているので、上記テレビ受像機の周囲を明るくすることができ、目の疲れを軽減することができる。さらに、上記照明装置を天井方向に向けることによって間接照明が可能となる。したがって、周囲を薄暗くしてシアター視聴も可能となり、雰囲気や臨場感が在り、リラックスした視聴が可能になる。
また、1実施の形態のミリ波受信システムでは、
上記設置台における上記棒状部に回転可能に取り付けられると共に、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きと同じ方向に光を出射して、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの調整の際の案内用光ビームとして動作可能なビームライト
を備えている。
この実施の形態によれば、ビームライトから、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きと同じ方向に光ビームが出射されるので、この光ビームを案内として、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きを容易に調整することができる。
また、この発明のミリ波送受信システムは、
請求項4に記載のミリ波送信システムと、
請求項9に記載のミリ波受信システムと
を備え、
上記ミリ波送信システムにおける上記ミリ波送信装置に、上記ミリ波受信システムにおける上記ビームライトからの光を反射する反射体を設け、
上記ミリ波受信システムにおける上記ミリ波受信装置に、上記ミリ波送信システムにおける上記ビームライトからの光を反射する反射体を設け
たことを特徴としている。
上記構成によれば、上記ミリ波送信システムの上記ビームライトおよび上記ミリ波受信システムの上記ビームライトの夫々からの光ビームを上記ミリ波受信装置および上記ミリ波送信装置で反射することができ、上記ミリ波受信装置で反射された光ビームおよび上記ミリ波送信装置で反射された光ビームに基づいて、上記ミリ波受信装置および上記ミリ波送信装置の向きを検知することができる。したがって、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの調整、および、上記ミリ波送信装置における上記放送波の放出方向の調整を、容易に行うことができる。
また、この発明のミリ波送受信システムは、
請求項2、請求項2に従属した請求項3、および、請求項2に従属した請求項4の何れか一つに記載のミリ波送信システムと、
請求項7、請求項7に従属した請求項8、および、請求項7に従属した請求項9の何れか一つに記載のミリ波受信システムと
を備え、
上記ミリ波送信システムにおける上記ミリ波送信装置が取り付けられている上記設置台の上記棒状部と、上記ミリ波受信システムにおける上記ミリ波受信装置が取り付けられている上記設置台の上記棒状部とは、略同じ長さを有している
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記ミリ波送信装置と上記ミリ波受信装置との両方を、人間の大人の平均身長以上の高さに設置することができ、上記ミリ波送信装置と上記ミリ波受信装置との間で送受されるべきミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、非常に少なくすることができる。
さらに、上記ミリ波送信装置と上記ミリ波受信装置とが略同じ高さに設置されているので、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの3次元的な調整が不要となる。したがって、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの調整は、2次元的な調整のみでよく、上記調整を極めて容易にすることができる。
また、この発明のミリ波送受信システムは、
請求項1から請求項4までの何れか一つに記載のミリ波送信システムと、
請求項6から請求項9までの何れか一つに記載のミリ波受信システムと
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記ミリ波送信装置を、屋内の壁面や柱の上部あるいは天井等にネジ等で取り付ける必要がなく、家財を傷付けることなく容易に取り付けることが可能なミリ波送信システムと、上記ミリ波受信装置で受信されるべきミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、より少なくすることが可能なミリ波受信システムとを、備えているので、家財を傷付けることなく容易に取り付けることができ、ミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりするのを少なくできる。
以上より明らかなように、この発明のミリ波送信システムは、ミリ波送信装置を、設置台におけるスタンド部に立設された棒状部の上部に取り付けるので、屋内の壁面や柱の上部あるいは天井等にネジ等で取り付ける必要がなく、上記ミリ波送信装置を、家財を傷付けることなく容易に取り付けることができる。さらに、直流電圧重畳器を上記設置台の上記スタンド部に取り付け、上記直流電圧重畳器よりも上記ミリ波送信装置側の放送波伝送線を上記スタンド部内および上記棒状部内に挿通して、または、上記スタンド部および上記棒状部に沿って、配線するので、上記直流電圧重畳器よりも上記ミリ波送信装置側の放送波伝送線を、壁や柱等に弛まないように固定する工事が必要なく、購入者でも簡易に配線することができる。
また、この発明のミリ波受信システムは、指向性アンテナを有するミリ波受信装置を、テレビ受像機上に直接取り付けると共に、回転機構によって回転・停止するようになっているので、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの調整を、上記回転機構によって上記ミリ波受信装置を回転・停止することによって容易に行うことができる。したがって、ミリ波送信装置から放出される放送波の方向、つまり上記ミリ波送信装置の設置方向を気にすることなく上記ミリ波受信装置を設置でき、上記ミリ波受信装置を上記テレビ受像機に安定して個定することが可能になる。
また、この発明のミリ波受信システムは、指向性アンテナを有するミリ波受信装置を、設置台におけるスタンド部に立設された棒状部の上部に取り付けるので、各メーカによって異なるテレビ受像機の形状に合わせることなく設置することが可能になる。さらに、上記ミリ波受信装置の設置位置を、上記テレビ受像機上に直接取り付ける場合よりも高くすることが可能になり、上記ミリ波受信装置で受信されるべきミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、より少なくすることが可能になる。
また、この発明のミリ波送受信システムは、上記ミリ波送信システムの上記ビームライトからの光ビームおよびミリ波受信システムの上記ビームライトからの光ビームを、上記ミリ波受信装置の反射体および上記ミリ波送信装置の反射体で反射するので、上記ミリ波受信装置で反射された光ビームおよび上記ミリ波送信装置で反射された光ビームに基づいて、上記ミリ波受信装置および上記ミリ波送信装置の向きを検知することができる。したがって、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの調整、および、上記ミリ波送信装置における上記放送波の放出方向の調整を、容易に行うことができる。
また、この発明のミリ波送受信システムは、上記ミリ波送信システムにおける上記設置台の上記棒状部と上記ミリ波受信システムにおける上記設置台の上記棒状部とは、人間の大人の平均身長以上の長さを有すると共に、略同じ長さを有しているので、上記ミリ波送信装置と上記ミリ波受信装置との両方を、人間の大人の平均身長以上の高さに設置することができる。したがって、上記ミリ波送信装置と上記ミリ波受信装置との間で送受されるべきミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、非常に少なくすることができる。
さらに、上記ミリ波送信装置と上記ミリ波受信装置とを略同じ高さに設置することができ、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの3次元的な調整が不要となる。したがって、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの調整を、2次元的に行えばよく、上記調整を極めて容易に行うことができる。
また、この発明のミリ波送受信システムは、上記ミリ波送信装置を、屋内の壁面や柱の上部あるいは天井等にネジ等で取り付ける必要がなく、家財を傷付けることなく容易に取り付けることが可能なミリ波送信システムと、上記ミリ波受信装置で受信されるべきミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、より少なくすることが可能なミリ波受信システムとを、備えているので、家財を傷付けることなく容易に取り付けることができ、ミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりするのを少なくできる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
・第1実施の形態
図1は、本実施の形態のミリ波送信システムにおける概略構成を示す。図1において、11は上記放送波受信装置としてのBS受信用アンテナ、12は第1IFケーブル、13はアンテナ端子、14は交流コンセントである。また、15はレベル調整・直流電圧重畳器、16は第2IFケーブル、17は上記ミリ波送信装置としてのミリ波送信機である。
ここで、本実施の形態のミリ波送信システムにおいては、上記アンテナ端子13や交流コンセント14は家屋の内壁面の下の方向に埋め込まれている。そして、BS放送受信用アンテナ11とアンテナ端子13とは、家屋の壁内部に配置された第1IFケーブル12で接続されている。また、レベル調整・直流電圧重畳器15は、アンテナ端子13と第3IFケーブル15aで接続される一方、交流コンセント14と電源ライン15bで接続されている。そして、第1IFケーブル12と第2IFケーブル16とは、設置台18に取り付けられたレベル調整・直流電圧重畳器15と第3IFケーブル15aとを介して接続されている。つまり、第1IFケーブル12と第3IFケーブル15aと第2IFケーブル16とで、上記放送波伝送線を構成しているのである。尚、図1においては、第3IFケーブル15aと電源ライン15bとをその途中から1本に束ねてレベル調整・直流電圧重畳器15に接続している。
上記レベル調整・直流電圧重畳器15内は、上記交流コンセント14からの商業用の100V交流電圧を直流電圧に変換すると共に電圧レベルを調整し、例えば、第1IFケーブル12側に15Vの直流電圧を重畳する一方、第2IFケーブル16側に5Vの直流電圧を重畳し、IF信号は第1IFケーブル12から第2IFケーブル16へ通過する構造になっている。尚、第1IFケーブル12および第2IFケーブル16に重畳する直流電圧は、必要時応じて適宜設定すればよい。
尚、本実施の形態においては、上記レベル調整・直流電圧重畳器15にAC/DC変換機能を持たせているが、上記特許文献1に開示された従来のマイクロ波・ミリ波送信装置のように、レベル調整・直流電圧重畳器15外にあって交流コンセント14に接続されたACアダプタによってAC/DC変換を行っても差し支えない。
また、上記設置台18は、スタンド部19とこのスタンド部19に立設された棒状部20とで構成されている。そして、レベル調整・直流電圧重畳器15はスタンド部19上に設置される一方、ミリ波送信機17は棒状部20の上部に突出棒を介して取り付けられており、第2IFケーブル16はスタンド部19内,棒状部20内および上記突出棒内に挿通されている。
尚、上記第2IFケーブル16は、スタンド部19および棒状部20に沿って配線しても一向に構わない。また、レベル調整・直流電圧重畳器15は、スタンド部19内に設置しても差し支えない。
上記ミリ波送信機17では、第2IFケーブル16からの5Vの直流電圧が重畳されたIF信号が、IF信号と5Vの直流電圧とに分離される。そして、電源回路(図示せず)によって各ブロックに必要な電流・電圧が供給され、IF信号はミリ波信号にアップコンバートされた後に室内空間に放出される。こうして、室内空間に放出されたミリ波信号は、例えばミリ波受信機(図示せず)で受信されて元のIF信号にダウンコンバートされ、テレビ受像機(図示せず)やチューナに送られる。
上述のごとく、本実施の形態においては、上記ミリ波送信機17を、設置台18のスタンド部19に立設された棒状部20の上端部に取り付けている。このように、ミリ波送信機17をスタンド部19に取り付けることによって、ミリ波送信機17を屋内の壁面や柱の上部や天井等に取り付ける必要がなく、壁や家財等に傷付けることなくミリ波送信機17を設置することができる。
さらに、上記第2IFケーブル16を、スタンド部19内,棒状部20内および上記突出棒内に挿通している。このように、第2IFケーブル16を設置台18内に配線することによって、第2IFケーブル16を上記壁や柱等に対して弛まないように固定する工事が不要になる。さらに、レベル調整・直流電圧重畳器15を、設置台18のスタンド部19に設けることによって、TVブースターのように床に置いたり壁に取り付けたりする工事が不要になる。
図2は、本実施の形態のミリ波送信システムにおける第1変形例を示す構成図である。図2において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、および、ミリ波送信機17は、図1に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。
本変形例は、スタンド部22とこのスタンド部22に立設された棒状部23とで構成されると共に、上記ミリ波送信機17が取り付けられる設置台21において、棒状部23の長さが人間の大人の平均身長以上になっている点において、図1に示すミリ波送信システムの場合とは異なる。
このように、上記ミリ波送信機17を、人間の大人の平均身長以上の高さに設置することにより、ミリ波送信機17から放出されたミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、極力少なくすることができるのである。
図3は、本実施の形態のミリ波送信システムにおける第2変形例を示す構成図である。図3において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、および、ミリ波送信機17は、図1に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。また、設置台21、スタンド部22、および、棒状部23は、図2に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。
本変形例は、上記設置台21における棒状部23の上端に、照明装置24が取り付けられている点において、図1および図2に示すミリ波送信システムの場合とは異なる。
このように、上記設置台21における棒状部23の上端に照明装置24を取り付け・固定することにより、設置台21に照明スタンドとしての機能を持たせることができ、設置台21をインテリアとしても違和感無くフロアに置くことができる。
図4は、本実施の形態のミリ波送信システムにおける第3変形例を示す構成図である。図4において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、および、ミリ波送信機17は、図1に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。また、設置台21、スタンド部22、および、棒状部23は、図2に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。また、照明装置24は、図3に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。
本変形例は、上記設置台21の棒状部23におけるミリ波送信機17取り付け用の上記突出棒の下部に、回転・駆動可能なビームライト25が取り付けられている点において、図1〜図3に示すミリ波送信システムの場合とは異なる。
このように、上記設置台21の棒状部23にビームライト25を回転・駆動可能なように取り付けることにより、ビームライト25からの光をミリ波送信機17の上記放射アンテナ方向と同方向に放射させて上記ミリ波受信機側を照射することが可能になり、利用者に対してミリ波信号の放射方向を案内することができ、利用者はミリ波送信機17からのミリ波信号の放射方向が分かる。したがって、容易にミリ波送信機17の上記放射アンテナの方向を調整することができ、上記ミリ波受信機の設置が容易になる。
・第2実施の形態
図5は、本実施の形態のミリ波送受信システムにおける概略構成を示す図である。図5において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、および、ミリ波送信機17は、図1に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。また、設置台21、スタンド部22、および、棒状部23は、図2に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。また、照明装置24は、図3に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。また、ビームライト25は、図4に示すミリ波送信システムの場合と全く同様である。
本実施の形態においては、ミリ波受信システムを、上記ミリ波受信装置としてのミリ波受信機26とテレビ受像機27とで構成している。ミリ波受信機26は、ミリ波送信システムを構成するミリ波送信機17から空間に放出されたミリ波信号を受信し、元のIF信号にダウンコンバートしてテレビ受像機27送信する。テレビ受像機27は、ミリ波受信機26によってダウンコンバートされたIF信号に基づいて、受信画像を出力する。
ここで、上記ミリ波受信機26は、上記テレビ受像機27の上面に直接取り付けられると共に、指向性アンテナを有して、ミリ波受信機26自身を回転・停止する回転機構(図示せず)を有している。
上記ミリ波受信システムをこのように構成することによって、ミリ波送信機17から放射されたミリ波信号を受信するためのミリ波受信機26における指向性アンテナの向きの調整を、上記回転機構でミリ波受信機26自身を回転・停止することによって容易に行うことができる。したがって、ミリ波送信機17の設置方向を気にすることなくミリ波受信機26を設置することができ、ミリ波受信機26をテレビ受像機27に安定して個定することができる。
・第3実施の形態
図6は、本実施の形態のミリ波送受信システムにおける概略構成を示す図である。図6において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、ミリ波送信機17、設置台21、スタンド部22、棒状部23、照明装置24、ビームライト25、ミリ波受信機26、および、テレビ受像機27は、図5に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。
本実施の形態においては、上記ミリ波受信システムを構成するミリ波受信機26は、回転機構(図示せず)によって、上記指向性アンテナを回転・固定するようになっている。さらに、ミリ波受信機26は、スタンド部28とこのスタンド部28に立設された棒状部29とで構成された設置台30における棒状部29の上部に突出棒を介して取り付けられている。そして、ミリ波受信機26からテレビ受像機27への信号線31は、上記突出棒内,棒状部29内およびスタンド部28内に挿通されて、テレビ受像機27に接続されている。尚、信号線31は、スタンド部28および棒状部29に沿って配線しても一向に構わない。
上記ミリ波受信システムをこのように構成することによって、ミリ波受信機26を、各メーカによって異なるテレビ受像機27の形状に合わせることなく、設置・固定することが可能になる。また、ミリ波受信機26の設置位置が上記第2実施の形態の場合よりも高くなり、ミリ波送信機17の取り付け位置が人間の大人の平均身長以上になっていることと併せて、ミリ波送信機17から放出されたミリ波信号を、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすること無く、受信することが可能になる。
図7は、本実施の形態のミリ波送受信システムにおける第1変形例を示す概略構成図である。図7において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、ミリ波送信機17、設置台21、スタンド部22、棒状部23、照明装置24、ビームライト25、ミリ波受信機26、テレビ受像機27、および、信号線31は、図6に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。
本変形例は、スタンド部33とこのスタンド部33に立設された棒状部34とで構成されると共に、上記ミリ波受信機26が取り付けられる設置台32において、棒状部34の長さが人間の大人の平均身長以上であって、ミリ波送信機17取り付け用の設置台21における棒状部23と略同じ長さになっている点において、図6に示すミリ波送受信システムの場合とは異なる。
このように、上記ミリ波送信機17および上記ミリ波受信機26を、人間の大人の平均身長以上の高さに設置することにより、ミリ波送信機17から放出されたミリ波信号が、室内の人間によって遮断されたり、室内の什器等によって遮断されたりすることを、ミリ波送信機17のみを人間の大人の背丈以上の高さに設置する場合に比較して、さらに少なくすることができる。また、ミリ波送信機17とミリ波受信機26とが略同じ高さに設置されているので、ミリ波受信機26における指向性アンテナの向きの調整は、水平方向と垂直方向との3次元的な調整が不要となる。したがって、ミリ波受信機26におけるアンテナの向きの調整は、水平方向への2次元的な調整のみでよく、上記調整を極めて容易にすることができる。
図8は、本実施の形態のミリ波送受信システムにおける第2変形例を示す概略構成図である。図8において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、ミリ波送信機17、設置台21、スタンド部22、棒状部23、照明装置24、ビームライト25、ミリ波受信機26、テレビ受像機27、および、信号線31は、図6に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。さらに、設置台32、スタンド部33、および、棒状部34は、図7に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。
本変形例は、上記設置台32における棒状部34の上端に、照明装置35が取り付けられている点において、図6および図7に示すミリ波送受信システムの場合とは異なる。
このように、上記ミリ波受信システムを構成する設置台32における棒状部34の上端に照明装置35を取り付け・固定することによって、テレビ受像機27の周囲を明るくすることができ、目の疲れを軽減することができる。また、照明装置35を天井方向に向けることにより間接照明が可能となる。その結果、周囲を薄暗くしてシアター視聴も可能となり、雰囲気や臨場感が在り、リラックスした視聴が可能になる。また、設置台32をインテリアとしても違和感無くフロアに設置することが可能になる。
図9は、本実施の形態のミリ波送受信システムにおける第3変形例を示す概略構成図である。図9において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、ミリ波送信機17、設置台21、スタンド部22、棒状部23、照明装置24、ビームライト25、ミリ波受信機26、テレビ受像機27、および、信号線31は、図6に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。さらに、設置台32、スタンド部33、および、棒状部34は、図7に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。さらに、照明装置35は、図8に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。
本変形例は、上記設置台32の棒状部34におけるミリ波受信機26取り付け用の上記突出棒の下部に、回転・駆動可能なビームライト36が取り付けられている点において、図6〜図8に示すミリ波送受信システムの場合とは異なる。
このように、上記設置台32の棒状部34にビームライト36を回転・駆動可能なように取り付けることによって、ビームライト36からの光をミリ波受信機26の上記指向性アンテナの向きと同方向に放射させて、利用者に対して上記指向性アンテナの向きを案内することができる。こうして、利用者は、ビームライト36による照射方向に基づいて、上記指向性アンテナの向きを知ることができる。したがって、ミリ波受信機26における上記指向性アンテナを容易にミリ波送信機17の方向に向けることができ、上記指向性アンテナの向きの調整を容易に行うことができるのである。
図10は、本実施の形態のミリ波送受信システムにおける第4変形例を示す構成図である。図10において、BS受信用アンテナ11、第1IFケーブル12、アンテナ端子13、交流コンセント14、レベル調整・直流電圧重畳器15、第2IFケーブル16、ミリ波送信機17、設置台21、スタンド部22、棒状部23、照明装置24、ビームライト25、ミリ波受信機26、テレビ受像機27、および、信号線31は、図6に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。さらに、設置台32、スタンド部33、および、棒状部34は、図7に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。さらに、照明装置35は、図8に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。さらに、ビームライト36は、図9に示すミリ波送受信システムの場合と全く同様である。
本変形例は、上記ミリ波送信システムにおけるミリ波送信機17の前面に、上記ミリ波受信システムにおけるビームライト36からの光を反射する反射体37を形成している。同様に、上記ミリ波受信システムにおけるミリ波受信機26の前面に、上記ミリ波送信システムにおけるビームライト25からの光を反射する反射体38を形成している点において、図6〜図9に示すミリ波送受信システムの場合とは異なる。
このように、上記ミリ波送信機17およびミリ波受信機26の前面に、ビームライト36およびビームライト25からの光を反射する反射体37および反射体38を形成することにより、上記ミリ波送信システムおよびミリ波受信システムの夫々からの光ビームをミリ波受信機26およびミリ波送信機17で反射することができ、ミリ波受信機26およびミリ波送信機17で反射された光ビームに基づいて、ミリ波受信機26およびミリ波送信機17の向きを検知することができる。したがって、ミリ波受信機26における上記指向性アンテナの向き、および、ミリ波送信機17の上記放射アンテナの向きの調整が容易になる。
本変形例においては、上記反射体37および上記反射体38を、ミリ波送信機17およびミリ波受信機26の前面に形成している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではない。例えば、ミリ波送信機17のミリ波信号出射面およびミリ波受信機26のミリ波信号入射面に隣接して形成してもよい。要は、反射体37および反射体38からの反射光によって、ミリ波受信機26およびミリ波送信機17の向きを検知することができる位置であればよいのである。
尚、図3および図4に示すミリ波送信システム、および、図5〜図10に示すミリ波送受信システムのミリ波送信システムにおいては、設置台21における棒状部23の上端に照明装置24を取り付けているが、スタンド部22に取り付けても一向に構わない。同様に、図8〜図10に示すミリ波送受信システムのミリ波受信システムにおいては、設置台32における棒状部34の上端に照明装置35を取り付けているが、スタンド部33に取り付けても一向に構わない。
また、上記照明装置は、図1に示すミリ波送信システム、および、図6に示すミリ波送受信システムのミリ波受信システムに、適用することも可能である。
また、図4に示すミリ波送信システムにおけるビームライト25は、図1および図2に示すミリ波送信システムに取り付けても差し支えない。同様に、図9に示すミリ波送受信システムのミリ波受信システムにおけるビームライト36は、図6および図7に示すミリ波送受信システムのミリ波受信システムに取り付けても差し支えない。
また、図5〜図9に示すミリ波送受信システムにおいては、図4に示すミリ波送信システムを備えているが、図1〜図3に示すミリ波送信システムの何れか一つを備えても差し支えないし、図1〜図4に示すミリ波送信システムとは異なるミリ波送信システムを備えていても差し支えない。
この発明のミリ波送信システムにおける概略構成を示す図である。 図1とは異なるミリ波送信システムにおける構成図である。 図1および図2とは異なるミリ波送信システムにおける構成図である。 図1〜図3とは異なるミリ波送信システムにおける構成図である。 この発明のミリ波送受信システムにおける概略構成を示す図である。 図5とはミリ波受信システムが異なるミリ波送受信システムにおける構成図である。 図5および図6とはミリ波受信システムが異なるミリ波送受信システムにおける構成図である。 図5〜図7とはミリ波受信システムが異なるミリ波送受信システムにおける構成図である。 図5〜図8とはミリ波受信システムが異なるミリ波送受信システムにおける構成図である。 図5〜図9とはミリ波受信システムが異なるミリ波送受信システムにおける構成図である。 従来のマイクロ波・ミリ波送信装置における概略構成を示す図である。
符号の説明
11…BS受信用アンテナ、
12…第1IFケーブル、
13…アンテナ端子、
14…交流コンセント、
15…レベル調整・直流電圧重畳器、
15a…第3IFケーブル、
15b…電源ライン、
16…第2IFケーブル、
17…ミリ波送信機、
18,21,30,32…設置台、
19,22,28,33…スタンド部、
20,23,29,34…棒状部、
24,35…照明装置、
25,36…ビームライト、
26…ミリ波受信機、
27…テレビ受像機、
31…信号線、
37,38…反射体。

Claims (12)

  1. 屋内に設置されると共に、屋外で放送波受信装置によって受信された放送波をミリ波にアップコンバートし、このアップコンバートされた放送波を室内空間に放出するミリ波送信装置と、
    上記放送波受信装置によって受信された放送波を、上記ミリ波送信装置まで伝送する放送波伝送線と、
    上記放送波伝送線に介設されると共に、上記放送波伝送線に直流電圧を重畳する直流電圧重畳器と
    を備え、
    上記ミリ波送信装置は、スタンド部とこのスタンド部に立設された棒状部とを含む設置台における上記棒状部の上部に取り付けられており、
    上記直流電圧重畳器は、上記設置台における上記スタンド部に取り付けられており、
    上記放送波伝送線における上記直流電圧重畳器よりも上記ミリ波送信装置側に在る放送波伝送線は、上記スタンド部内および上記棒状部内に挿通されて、あるいは、上記スタンド部および上記棒状部に沿って、配線されている
    ことを特徴とするミリ波送信システム。
  2. 請求項1に記載のミリ波送信システムにおいて、
    上記設置台の上記棒状部は、人間の大人の平均身長以上の長さを有していることを特徴とするミリ波送信システム。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載のミリ波送信システムにおいて、
    上記設置台における上記棒状部および上記スタンド部の少なくとも一方に、照明装置を取り付けたことを特徴とするミリ波送信システム。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一つに記載にミリ波送信システムにおいて、
    上記設置台における上記棒状部に回転可能に取り付けられると共に、上記ミリ波送信装置から室内空間に放出される上記放送波の方向と同じ方向に光を出射して、上記ミリ波送信装置における上記放送波の放出方向の調整の際の案内用光ビームとして動作可能なビームライト
    を備えたことを特徴とするミリ波送信システム。
  5. 屋外の放送波受信装置で受信されると共に、屋内に設置されたミリ波送信装置でミリ波にアップコンバートされて室内空間に放出された放送波を受信して、中間周波信号にダウンコンバートするミリ波受信装置と、
    上記ミリ波受信装置からの上記ダウンコンバートされた放送波に基づいて受信画像を出力するテレビ受像機と
    を備え、
    上記ミリ波受信装置は、上記テレビ受像機上に直接取り付けられると共に、指向性アンテナおよび回転機構を有し、上記回転機構によって回転および停止されるようになっている
    ことを特徴とするミリ波受信システム。
  6. 屋外の放送波受信装置で受信されると共に、屋内に設置されたミリ波送信装置でミリ波にアップコンバートされて室内空間に放出された放送波を受信して、中間周波信号にダウンコンバートするミリ波受信装置と、
    上記ミリ波受信装置からの上記ダウンコンバートされた放送波に基づいて受信画像を出力するテレビ受像機と
    を備え、
    上記ミリ波受信装置は、回転機構によって回転および停止される指向性アンテナを有すると共に、スタンド部とこのスタンド部に立設された棒状部とを含む設置台における上記棒状部の上部に取り付けられており、
    上記ミリ波受信装置からの上記ダウンコンバートされた放送波を上記テレビ受像機に伝送する信号線の一部は、上記棒状部内および上記スタンド部内に挿通されて、あるいは、上記棒状部および上記スタンド部に沿って、配線されている
    ことを特徴とするミリ波受信システム。
  7. 請求項6に記載のミリ波受信システムにおいて、
    上記設置台の上記棒状部は、人間の大人の平均身長以上の長さを有している
    ことを特徴とするミリ波受信システム。
  8. 請求項6あるいは請求項7に記載のミリ波受信システムにおいて、
    上記設置台における上記棒状部および上記スタンド部の少なくとも一方に、照明装置を取り付けたことを特徴とするミリ波受信システム。
  9. 請求項6から請求項8までの何れか一つに記載にミリ波受信システムにおいて、
    上記設置台における上記棒状部に回転可能に取り付けられると共に、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きと同じ方向に光を出射して、上記ミリ波受信装置における上記指向性アンテナの向きの調整の際の案内用光ビームとして動作可能なビームライト
    を備えたことを特徴とするミリ波受信システム。
  10. 請求項4に記載のミリ波送信システムと、
    請求項9に記載のミリ波受信システムと
    を備え、
    上記ミリ波送信システムにおける上記ミリ波送信装置に、上記ミリ波受信システムにおける上記ビームライトからの光を反射する反射体を設け、
    上記ミリ波受信システムにおける上記ミリ波受信装置に、上記ミリ波送信システムにおける上記ビームライトからの光を反射する反射体を設け
    たことを特徴とするミリ波送受信システム。
  11. 請求項2、請求項2に従属した請求項3、および、請求項2に従属した請求項4の何れか一つに記載のミリ波送信システムと、
    請求項7、請求項7に従属した請求項8、および、請求項7に従属した請求項9の何れか一つに記載のミリ波受信システムと
    を備え、
    上記ミリ波送信システムにおける上記ミリ波送信装置が取り付けられている上記設置台の上記棒状部と、上記ミリ波受信システムにおける上記ミリ波受信装置が取り付けられている上記設置台の上記棒状部とは、略同じ長さを有している
    ことを特徴とするミリ波送受信システム。
  12. 請求項1から請求項4までの何れか一つに記載のミリ波送信システムと、
    請求項6から請求項9までの何れか一つに記載のミリ波受信システムと
    を備えたことを特徴とするミリ波送受信システム。
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