JP2016134272A - 操作装置 - Google Patents
操作装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016134272A JP2016134272A JP2015007841A JP2015007841A JP2016134272A JP 2016134272 A JP2016134272 A JP 2016134272A JP 2015007841 A JP2015007841 A JP 2015007841A JP 2015007841 A JP2015007841 A JP 2015007841A JP 2016134272 A JP2016134272 A JP 2016134272A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operating device
- operation unit
- antenna
- main body
- user
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Transceivers (AREA)
Abstract
【課題】電波の送信性能及び受信性能を確保することができる操作装置を提供する。【解決手段】操作装置10は、照明器具を制御するためにユーザが操作する操作装置10であって、少なくとも一部が構造物に埋め込まれた状態で設置される本体部50と、ユーザに操作されて動く、本体部50から突出した操作部60と、外部機器との間で、制御に用いられる信号の送信または受信を行うアンテナを含む無線モジュール70とを備え、無線モジュール70は、操作部60の内部に配置される。【選択図】図6
Description
本発明は、照明器具を制御するための操作装置に関する。
従来、照明器具を無線通信によって制御する技術が知られている。例えば、特許文献1には、無線通信及び手動操作を用いて照明器具の点灯制御を行う操作器(操作装置)を含む照明制御システムが開示されている。また、特許文献2には、着脱可能な無線アダプタと近接スイッチとを有するスイッチ装置が開示されている。
照明器具を無線通信によって制御する場合、無線通信に用いられる電波の送信性能及び受信性能を確保することが課題となる。
本発明は、電波の送信性能及び受信性能を確保することができる操作装置を提供する。
本発明の一態様に係る操作装置は、照明器具を制御するためにユーザが操作する操作装置であって、少なくとも一部が構造物に埋め込まれた状態で設置される本体部と、ユーザに操作されて動く、前記本体部から突出した操作部と、外部機器との間で、前記制御に用いられる信号の送信または受信を行うアンテナとを備え、前記アンテナは、前記操作部の内部に配置される。
本発明の一態様に係る操作装置によれば、電波の送信性能及び受信性能を確保することができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本発明を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[照明システムの構成]
まず、実施の形態1に係る操作装置を含む、照明システムについて説明する。図1は、実施の形態1に係る操作装置を含む、照明システムの構成を示す模式図である。
[照明システムの構成]
まず、実施の形態1に係る操作装置を含む、照明システムについて説明する。図1は、実施の形態1に係る操作装置を含む、照明システムの構成を示す模式図である。
図1に示される照明システム100は、操作装置10と、マスター操作装置12と、照明器具11と、携帯端末13とを備える。
照明システム100は、一般家庭(住宅)、店舗、または事務所等に用いられ、1つまたは複数の照明器具11の調光率等を、現在時刻や場面応じて制御するための照明システムである。照明システム100は、例えば、省エネ用途または演出用途でも用いられる。
操作装置10及びマスター操作装置12は、住宅等の壁や制御盤に設置され、照明器具11の調光率やタイムスケジュールなどの制御を行う照明用のコントローラである。
操作装置10は、照明器具11を制御するためにユーザが操作する操作装置である。操作装置10は、少なくとも一部が構造物に埋め込まれる。図1の例では、操作装置10は、一部が住宅等の壁(構造物の一例)に埋め込まれた状態で当該壁に取り付けられる、いわゆる壁スイッチ(壁付け操作器)である。ユーザは、操作装置10が備える操作部60(押しボタン)の押下により照明器具の点灯及び消灯を制御することができる。
また、操作装置10は、マスター操作装置12の子機としても機能する。操作装置10は、具体的には、無線通信用のアンテナを含む無線モジュールを内蔵しており、携帯端末13から無線送信される信号の受信部としても機能する。
操作装置10は、携帯端末13から信号を受信すると、受信した信号に応じて制御信号を出力する。この制御信号は、操作装置10とマスター操作装置12とを接続する信号線16を介してマスター操作装置12に出力される。
また、操作装置10は、マスター操作装置12から出力される照明器具11の状態(現在の調光率等)を示す信号を受信し、携帯端末13に送信する。この送信にも、上述の無線モジュールが用いられる。
なお、マスター操作装置12から操作装置10への電力供給は、操作装置10とマスター操作装置12とを接続する電源線17を通じて行われる。
マスター操作装置12は、信号線16を介して得られる制御信号に基づいて、照明制御信号(例えば、調光信号)を出力することにより、照明器具11の制御(点灯、消灯、調光または調色)を行う。また、マスター操作装置12は、照明器具11の状態を示す信号を操作装置10に送信する。
マスター操作装置12は、負荷出力線14及び制御線15を介して照明器具11と接続されている。負荷出力線14は、マスター操作装置12から照明器具11への電力供給に用いられる配線であり、制御線15は、上述の制御信号及び照明器具11の状態を示す信号の伝送に用いられる配線である。
なお、ユーザは、マスター操作装置12に設けられたON/OFFボタンなどのユーザインターフェースを手動操作することによっても、照明器具11の制御(点灯、消灯、調光または調色)を行うことができる。
また、図1では、1つのマスター操作装置12に対して1つの照明器具11が接続されているが、1つのマスター操作装置12に対して照明器具11が複数接続されてもよい。
携帯端末13は、操作装置10との間で無線通信を用いて信号を送受信する端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA、または、専用のリモコンなどである。なお、携帯端末13は、具体的には、bluetooth(登録商標)や、無線LAN(例えば、Wi−Fi(登録商標))などの通信規格に対応した通信部を有し、当該通信部を用いて操作装置10との間で無線通信により信号を送受信する。なお、無線通信に用いられる通信規格は特に限定されるものではない。
また、実施の形態1では、携帯端末13は、表示部13a(表示画面)を有し、表示部13aには、上記照明器具11の状態を示す信号に応じた画像が表示される。
照明器具11は、室内を照明する照明器具であり、マスター操作装置12によって制御される。照明器具11の光源としては、LEDが用いられる。また、実施の形態1では、照明器具11は、調色機能に対応しており、照明器具11には、発光色が異なる少なくとも2種類のLEDが用いられている。
なお、照明器具11は、LEDが用いられた構成に限定されるものではない。例えば、照明器具11には、光源として、半導体レーザ等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等の固体発光素子が用いられてもよい。また、照明器具11には、光源として蛍光灯が用いられてもよい。
以上説明したように、照明システム100を使用するユーザは、照明器具11を点灯または消灯させたい場合には、携帯端末13、操作装置10の操作部、及びマスター操作装置12のユーザインターフェースのいずれかを操作すればよい。また、ユーザは、照明器具11の調光または調色を行いたい場合、携帯端末13、及び、マスター操作装置12のユーザインターフェースのいずれかを操作すればよい。
[操作装置]
次に、操作装置10の詳細な構成について、主として図2を用い、適宜図3〜図6を参照しながら説明する。図2は、操作装置10の分解斜視図である。図3は、操作装置10の正面図(上面図)であり、図4は、操作装置10の化粧カバーを外した場合の正面図(上面図)である。図5は、操作装置10の背面図(下面図)であり、図6は、操作装置10の断面図(図3のVI−VI線で切断した断面図)である。
次に、操作装置10の詳細な構成について、主として図2を用い、適宜図3〜図6を参照しながら説明する。図2は、操作装置10の分解斜視図である。図3は、操作装置10の正面図(上面図)であり、図4は、操作装置10の化粧カバーを外した場合の正面図(上面図)である。図5は、操作装置10の背面図(下面図)であり、図6は、操作装置10の断面図(図3のVI−VI線で切断した断面図)である。
なお、以下の説明では、操作装置10を壁に取り付けた場合の室内側(図中のZ軸+側)を「上」、その反対側(Z軸−側)を「下」と表現する。図中のY軸方向は、操作装置10が壁に取り付けられた場合の鉛直方向に相当する。また、図2〜図6では、各部材を固定するために用いられるネジについては図示が省略されている。
操作装置10は、照明器具11を制御するためにユーザが操作する装置である。操作装置10は、JIS規格に適合した配線器具であり、汎用のスイッチボックス19に取り付けられる。ここで、スイッチボックス19は、図6に示されるように、住宅等の壁18に設けられ、操作装置10の一部を埋め込むための空間19aを形成する、樹脂製または金属製の筐体である。
図2に示されるように、操作装置10は、化粧カバー20と、補助枠30と、取付板40と、本体部50(上側本体部51及び下側本体部52)と、操作部60(上側操作部61及び下側操作部62)と、無線モジュール70と、制御モジュール80とを備える。
化粧カバー20は、補助枠30に取り付けられ、操作装置10の内部構造を隠すための樹脂製のカバーである。化粧カバー20を平面視した場合(Z軸方向から見た場合)の外形は、矩形であり、化粧カバー20の中央には、操作部60を外部(室内)に露出させるための矩形の開口21が設けられている。なお、化粧カバー20は、当該化粧カバー20の下側(内側)に設けられた係止爪(図示せず)が補助枠30に引っ掛かることにより、補助枠30に取り付けられる。
補助枠30は、化粧カバー20が取り付けられる樹脂製の枠体である。補助枠30を平面視したときの外形は、化粧カバー20の外形よりもわずかに小さい矩形であり、補助枠30に化粧カバー20が取り付けられると、図3に示されるように、補助枠30は室内側から視認できない。
補助枠30には、ネジ挿通孔31が設けられ、ネジ挿通孔31に挿通されたネジが取付板40のネジ穴41にネジ止めされることにより、取付板40に固定される。図2に示されるように、ネジ挿通孔31は、補助枠30に2つ設けられる。
取付板40は、操作装置10を壁18(スイッチボックス19)に取り付けるための金属製の板状部材である。取付板40の平面視した場合の外形は、角部分が切りかかれた略矩形であり、取付板40には、主開口44や、ネジ穴41などの開口(穴)が設けられる。
取付板40は、ネジ挿通孔42に挿通されたネジがスイッチボックス19に設けられたネジ穴(図示せず)にネジ止めされることによりスイッチボックス19に固定される。ネジ挿通孔42は、2つ設けられる。
また、取付板40には、ネジ穴43が設けられる。このネジ穴43に上側本体部51のネジ挿通孔54に挿通されたネジがネジ止めされることにより、上側本体部51は、取付板40に固定される。このとき、上側本体部51の一部は、主開口44からZ軸+側に突出する。なお、ネジ穴43は、4つ設けられる。
また、上述したように、取付板40には、ネジ穴41が設けられ、このネジ穴41にネジ挿通孔31に挿通されたネジがネジ止めされることにより、補助枠30が取付板40に取り付けられる。ネジ穴41は、2つ設けられる。
本体部50は、操作部60の一部及び制御モジュール80の一部を収容する略直方体の筐体であり、上側本体部51と下側本体部52とからなる。図6に示されるように、本体部50は、スイッチボックス19により壁18に形成された空間19aに、一部が埋め込まれた状態で設置される。つまり、本体部50は、少なくとも一部が構造物に埋め込まれた状態で設置される。
上側本体部51と下側本体部52とは、上側本体部51に形成された係止爪が下側本体部52に設けられた係止孔56に挿入されることにより接続される。
上側本体部51と下側本体部52とが接続された状態において、上側本体部51の中央に設けられた開口53からは、操作部60が上側に突出し、下側本体部52の中央に設けられた開口57からは、制御モジュール80の端子部81が下側に突出する。
また、上述したように、上側本体部51には、ネジ挿通孔54が設けられ、このネジ挿通孔54に挿通されたネジがネジ穴43にネジ止めされることにより、上側本体部51は、取付板40に取り付けられる。ネジ挿通孔54は、上側本体部51の四隅に一つずつ設けられる。
操作部60は、ユーザに手動操作されて動く、本体部50(上側本体部51の開口53)から突出した略直方体状の部材である。操作部60は、いわゆる押しボタンであり、ユーザにプッシュ操作されることにより、Z軸方向に動いて制御モジュール80に設けられたスイッチ部82を押す。これにより、ユーザは、照明器具11の点灯及び消灯を制御することができる。
操作部60は、樹脂製であり、上側操作部61と下側操作部62とからなる。上側操作部61と下側操作部62とは、下側操作部62に設けられた係止爪63が、上側操作部61に設けられた係止孔(図示せず)に挿入されることにより接続される。係止爪63と係止孔とは、2つずつ設けられる。なお、下側操作部62に設けられた開口64には、無線モジュール70と制御モジュール80とを電気的に接続するケーブル(図示せず)が挿通される。
以上説明した操作部60は、アンテナを含む無線モジュール70を収容する筐体としても機能することが特徴である。このような構成により得られる効果については後述する。
操作部60に収容された無線モジュール70は、下側操作部62に設けられた2つの保持爪65によって保持される。なお、操作部60は、無線モジュール70の筐体として機能するため、機械的強度と絶縁性(感電保護)を考慮して、適切な厚みに形成される。
無線モジュール70は、アンテナ及びその周辺回路(変調回路及び復調回路など)を含むモジュールである。無線モジュール70は、具体的には、基板上に形成されたパターンアンテナ及び当該基板に実装された回路部品(IC等も含む)がパッケージ化された通信モジュールである。
無線モジュール70に含まれるアンテナは、外部機器の一例である携帯端末13との間で、照明器具11の制御に用いられる信号の送信または受信を行う。無線モジュール70は、操作部60に収容されるため、無線モジュール70に含まれるアンテナは、操作部60の内部に配置される。
なお、図示されないが、無線モジュール70は、ケーブルによって制御モジュール80と電気的に接続され、当該ケーブルによって制御モジュールとの間の信号の送受信が行われる。また、制御モジュール80から無線モジュール70への給電もこのケーブルを通じて行われる。
制御モジュール80は、制御部の一例であって、照明器具11を制御するための各種制御信号をマスター操作装置12に送信する、パッケージ化された制御モジュールである。また、制御モジュール80は、照明器具11の状態(現在の調光率等)を示す信号等をマスター操作装置12から受信する。
制御モジュール80は、例えば、無線モジュール70に含まれるアンテナを通じて取得した信号に応じて、照明器具11を制御(点灯、消灯、調光、及び調色など)するための制御信号をマスター操作装置12に出力する。
また、制御モジュール80は、例えば、ユーザの操作部60へのプッシュ操作に応じて制御信号をマスター操作装置12に出力する。より詳細には、制御モジュール80は、ユーザの操作部60へのプッシュ操作によってスイッチ部82が制御モジュール80の内側に向けて押されることをトリガとして、点灯または消灯を指示する制御信号をマスター操作装置12に出力する。なお、スイッチ部82は、制御モジュール80の上面に設けられた汎用の押しボタン型のスイッチである。
制御モジュール80は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路などの実行部、及び、無線モジュール70またはマスター操作装置12と通信するための通信部を含む。
制御モジュール80の上面には、表示用LED88及び登録ボタン89などが設けられる。表示用LED88及び登録ボタン89のそれぞれは、上側本体部51に設けられた開口を通じて視認可能である。つまり、図4に示されるように、化粧カバー20を外した状態で視認可能である。
表示用LED88は、無線モジュール70が無線信号を受信した場合に一定期間点灯するLEDである。表示用LED88により、ユーザは、携帯端末13から送信される電波が受信されたことを、視覚を通じて認識することができる。表示用LED88は、化粧カバー20に覆われているが、表示用LED88の点灯中には、表示用LED88からの光は、化粧カバー20を通じて透けて見える。
登録ボタン89は、携帯端末13を操作装置10に登録するためにユーザが操作するボタンである。登録ボタン89は、操作装置10の設置時にのみ使用されるため、操作装置10の設置後においては、化粧カバー20で覆われる。
また、制御モジュール80の下面には、端子部81が設けられる。図5に示されるように、端子部81は、いわゆる端子台であって、制御モジュール80の下面側に設けられた開口57からスイッチボックス19側に露出している。この端子部81には、スイッチボックス19側から引き出された信号線16及び電源線17が接続される。上述のように、信号線16及び電源線17は、マスター操作装置12と接続されている。よって、制御モジュール80は、端子部81を介してマスター操作装置12から給電を受けることができ、かつ、端子部81を介してマスター操作装置12と信号の送受信を行うことができる。
[特徴構成]
以下、操作装置10の特徴構成について説明する。壁18などの構造物に埋め込み設置される操作装置10内にアンテナを配置する場合、アンテナ(電波)の送信性能及び受信性能の確保が課題となる。無線通信に用いられる電波強度は、金属などの導体、または、プラスチック樹脂などの誘電体等の影響を受ける。つまり、このような物質がアンテナの近傍に配置されることで、アンテナ性能が変化し、通信性能に影響を与えてしまう。
以下、操作装置10の特徴構成について説明する。壁18などの構造物に埋め込み設置される操作装置10内にアンテナを配置する場合、アンテナ(電波)の送信性能及び受信性能の確保が課題となる。無線通信に用いられる電波強度は、金属などの導体、または、プラスチック樹脂などの誘電体等の影響を受ける。つまり、このような物質がアンテナの近傍に配置されることで、アンテナ性能が変化し、通信性能に影響を与えてしまう。
例えば、アンテナと、携帯端末13との間に導体が配置されると、無線通信用の電波は当該導体により遮蔽されてしまう。また、アンテナと、携帯端末13との間に誘電体が配置されると通信性能が低下する場合がある。
そこで、特許文献1のように、操作器の意匠面(化粧カバー)近傍に無線アンテナモジュールが配置された構成が提案されている。
しかしながら、特許文献1のような構成において、さらに、ユーザに操作される操作部が追加されると、操作部が樹脂製であっても、アンテナに樹脂(誘電体)を重ねる構造となり、通信性能が低下してしまう可能性がある。
ここで、操作装置10では、無線モジュール70が操作部60の内部に配置されている。操作部60は、操作装置10のうちユーザに操作されて動く部位である。このため、図6に示されるように、操作部60は、本体部50から手前側(室内側、Z軸+側)に突出している。操作部60内に無線モジュール70が配置されることで、無線モジュール70に含まれるアンテナの障害物を減らして、送信性能(電波の放射角)及び受信性能を向上させることができる。
また、操作装置10では、無線モジュール70と携帯端末13との間には、樹脂製の操作部60のみが介在する。言い換えれば、無線モジュール70に含まれるアンテナを、絶縁性確保などのために最小限必要なもので覆い、アンテナの障害となるものを極力減らすように構成されている。これにより、アンテナの通信性能の低下を抑制することができる。
また、図6に示されるように、本体部50は、少なくとも一部が、壁18に埋め込まれたスイッチボックス19に収容されるが、無線モジュール70(アンテナ)は、スイッチボックス19の外側に配置される。したがって、操作装置10においては、スイッチボックス19が金属製であっても、スイッチボックス19が障害物となりにくい。これにより、スイッチボックス19に起因するアンテナの通信性能の低下を抑制することができる。
また、スイッチボックス19に取り付けられる取付板40は、金属製であるが、無線モジュール70は、取付板40よりも手前に配置される。したがって、操作装置10においては、取付板40が障害物となりにくい。これにより、取付板40に起因するアンテナの通信性能の低下を抑制することができる。なお、手前とは、操作部60を操作するユーザから見て手前側(ユーザ側)であることを意味し、操作装置10が室内に設けられる場合は室内側とも表現される。
さらに、図6に示されるように、無線モジュール70は、壁18の表面18a(壁面、造営面)よりも手前に配置される。したがって、操作装置10においては、壁18が障害物となりにくい。これにより、壁18に起因するアンテナの通信性能の低下を抑制することができる。
ところで、埋め込み型の操作装置においては、スイッチボックス19により形成される空間19aのように限られたスペースに設置されることが一般的であることから、小型化が望まれる。しかしながら、例えば、特許文献2のスイッチ装置では、無線アダプタを取り付けるための接続部が必要であり、このような接続部を設けるために装置が大型化しやすい。つまり、装置の小型化が課題となる。
これに対し、操作装置10のように、操作部60の内部の空間を有効に利用して無線モジュール70が配置されれば、本体部50に無線モジュール70を配置する必要がないため、本体部50の小型化が図れる利点もある。
(その他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本発明における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態をまとめて説明する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本発明における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態をまとめて説明する。
上記実施の形態では、操作部60は、ユーザにプッシュ操作されて動く押しボタンであるが、本発明は、その他の態様の操作部にも適用可能である。図7は、その他の態様の操作部を備える操作装置の外観図である。
図7に示される操作装置10aのように、操作部60aは、ユーザに操作されて回動するロータリースイッチであってもよい。このような操作部60aの内部に無線モジュールが配置される場合も、アンテナの通信性能の低下を抑制することができる。
なお、操作装置10aを操作するユーザは、操作部60aを回動することにより、照明器具11の調光(点灯及び消灯を含む)を行うことができる。つまり、操作装置10aの制御モジュールは、ユーザの操作部60aへの操作に応じて調光を指示する制御信号をマスター操作装置12に出力する。
また、上記実施の形態に係る操作装置(例えば、操作装置10及び操作装置10a)が適用される照明システムは、図1に示される照明システム100に限定されるものではない。例えば、マスター操作装置12の機能が、操作装置10及び照明器具11に割り振られることにより、マスター操作装置12が設けられない照明システムが想定される。上記実施の形態に係る操作装置は、このような照明システムに適用されてもよく、この場合、操作装置10と照明器具11とは配線によって直接接続される。
また、上記実施の形態に係る操作装置は、照明器具11の制御に用いられたが、エアコンなど、その他の電気機器の制御に用いられてもよい。
以上のように、本発明における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本発明における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
10、10a 操作装置
11 照明器具
13 携帯端末(外部機器)
18 壁(構造物)
18a 表面
19 スイッチボックス
40 取付板
50 本体部
60、60a 操作部
70 無線モジュール(アンテナ)
80 制御モジュール(制御部)
11 照明器具
13 携帯端末(外部機器)
18 壁(構造物)
18a 表面
19 スイッチボックス
40 取付板
50 本体部
60、60a 操作部
70 無線モジュール(アンテナ)
80 制御モジュール(制御部)
Claims (10)
- 照明器具を制御するためにユーザが操作する操作装置であって、
少なくとも一部が構造物に埋め込まれた状態で設置される本体部と、
ユーザに操作されて動く、前記本体部から突出した操作部と、
外部機器との間で、前記制御に用いられる信号の送信または受信を行うアンテナとを備え、
前記アンテナは、前記操作部の内部に配置される
操作装置。 - 前記アンテナは、少なくとも一部が前記構造物の表面よりも手前に配置される
請求項1に記載の操作装置。 - 前記操作部は、樹脂製である
請求項1または2に記載の操作装置。 - 前記アンテナは、前記信号の受信を行い、
前記操作装置は、さらに、前記アンテナを通じて取得した前記信号に応じて、前記照明器具を制御するための制御信号を出力する制御部を備える
請求項1〜3のいずれか1項に記載の操作装置。 - 前記制御部は、さらに、前記操作部への操作に応じて前記制御信号を出力する
請求項4に記載の操作装置。 - 前記本体部は、少なくとも一部が、前記構造物に埋め込まれたスイッチボックスに収容される
請求項1〜5のいずれか1項に記載の操作装置。 - 前記スイッチボックスは、金属製であり、
前記アンテナは、前記スイッチボックスの外側に配置される
請求項6に記載の操作装置。 - 前記本体部は、前記スイッチボックスに取り付けられる金属製の取付板に固定され、
前記アンテナは、前記取付板よりも手前に配置される
請求項6または7に記載の操作装置。 - 前記操作部は、ユーザにプッシュ操作されて動く押しボタンである
請求項1〜8のいずれか1項に記載の操作装置。 - 前記操作部は、ユーザに操作されて回動するロータリースイッチである
請求項1〜8のいずれか1項に記載の操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015007841A JP2016134272A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | 操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015007841A JP2016134272A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | 操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016134272A true JP2016134272A (ja) | 2016-07-25 |
Family
ID=56434531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015007841A Pending JP2016134272A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | 操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016134272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7522707B2 (ja) | 2021-09-08 | 2024-07-25 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 給湯機用通信装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51158397U (ja) * | 1975-06-12 | 1976-12-16 | ||
JP2002171634A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 配線器具用プレート |
JP2009140863A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Nec Lighting Ltd | 照明操作装置および該照明操作装置を備えた照明システム |
JP2012114658A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Panasonic Corp | 負荷制御スイッチ及び負荷制御スイッチシステム |
-
2015
- 2015-01-19 JP JP2015007841A patent/JP2016134272A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51158397U (ja) * | 1975-06-12 | 1976-12-16 | ||
JP2002171634A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 配線器具用プレート |
JP2009140863A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Nec Lighting Ltd | 照明操作装置および該照明操作装置を備えた照明システム |
JP2012114658A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Panasonic Corp | 負荷制御スイッチ及び負荷制御スイッチシステム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7522707B2 (ja) | 2021-09-08 | 2024-07-25 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 給湯機用通信装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10349495B2 (en) | Light bulb adapter | |
US9453615B2 (en) | Sensing type lighting device with electromagnetic wireless communication module and controlling method thereof | |
US10021768B2 (en) | Lighting apparatus | |
US20180306423A1 (en) | Luminaire | |
JP6094739B2 (ja) | 照明装置 | |
JP6167456B2 (ja) | 照明器具および電源装置 | |
US10571086B2 (en) | Light fixture | |
US10123399B2 (en) | Luminaire, lighting system, and setting method in lighting system | |
JP6484886B2 (ja) | 照明器具 | |
JP2018125145A (ja) | 無線通信モジュール | |
TWI459728B (zh) | 遙控系統 | |
JP2016134272A (ja) | 操作装置 | |
US10614975B2 (en) | Retrofit switch | |
JP2017011219A (ja) | 制御装置 | |
JP6604572B2 (ja) | 照明器具 | |
US11015791B2 (en) | LED lamp with communication module | |
JP2019204665A (ja) | センサユニット、照明器具、電子機器 | |
JP2021530844A (ja) | 照明デバイス及び方法 | |
JP2017010899A (ja) | 制御装置 | |
JP7357935B2 (ja) | 照明器具用補助電源装置及び照明器具 | |
JP6372750B2 (ja) | 照明器具 | |
WO2024009931A1 (ja) | 照明装置及び無線給電システム | |
JP2006211470A (ja) | 無線通信装置、壁スイッチ及び無線通信システム | |
JP2022079034A (ja) | リモートコントロール装置及び照明器具 | |
JP2024085644A (ja) | 照明装置、無線給電システム及び無線給電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180717 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180724 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190205 |