JP2009283772A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゲート長が膜厚で規定された縦型の半導体装置であって、良好な信頼性のゲート絶縁膜を備え、微細化が容易な半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置10の基板11上の、チャネル領域32に対応する領域を
除いた領域を種結晶領域として用い、チャネル領域32を迂回する形で、
基板11上に選択エピタキシャル成長又は固相エピタキシャル成長によってゲートとなる単結晶膜を結晶成長させる。この単結晶膜をCMPで窒化膜19の膜厚に規定し、この単結晶膜と絶縁膜からなる積層膜に、チャネルとなる任意の大きさの開口を形成する。この開口形成時にできた、単結晶膜の端面を酸化させることによりゲート酸化膜を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】半導体装置10の基板11上の、チャネル領域32に対応する領域を
除いた領域を種結晶領域として用い、チャネル領域32を迂回する形で、
基板11上に選択エピタキシャル成長又は固相エピタキシャル成長によってゲートとなる単結晶膜を結晶成長させる。この単結晶膜をCMPで窒化膜19の膜厚に規定し、この単結晶膜と絶縁膜からなる積層膜に、チャネルとなる任意の大きさの開口を形成する。この開口形成時にできた、単結晶膜の端面を酸化させることによりゲート酸化膜を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関し、特に、良好な信頼性のゲート絶縁膜を備え、かつ微細化に適した縦型の半導体装置及びその製造方法に関する。
半導体装置の微細化・高集積化が進展するにつれて、リソグラフィコストが急騰している。特に32nmノード以降に採用が予想されるEUV(Extreme Ultra Violet)リソグラフィにおいては、露光機の価格が1台100億円に達しようかという勢いである。そのため、高価なリソグラフィ装置を用いることなく、微細化・高集積化することが可能な半導体装置とその製造方法が求められている。
一般に、MIS(Metal Insulator Semiconductor)FET(Field Effect Transistor)において、最も厳しい寸法精度が要求されるのは、ゲート長である。これまでのプレーナー型のMISFETでは、ゲートは、リソグラフィとエッチングによる微細加工で形成され、ゲート長は、微細加工による膜の面内方向の寸法で規定されていた。しかしながら、微細化が進むにつれて、従来問題にならなかったLER(Line Edge Roughness)などからもたらされる加工ばらつきが、ゲート長ばらつきとなり、集積回路の歩留まりに深刻な影響をあたえ始めている。
一方、特許文献1に記載されている縦型のMISFETでは、ゲート長は、リソグラフィとエッチングによる微細加工で決まるのではなく、膜厚で規定される。膜厚で規定されるゲート長は、リソグラフィとエッチングによる微細加工によって膜の面内方向の寸法で規定されるゲート長に比べて、ゲート長ばらつきが小さく、かつ高価なリソグラフィ装置が不要で安価な成膜装置で作製可能という特徴を持つ。このため、電流が基板に対して垂直に流れる、縦型のMISFETは、高集積化・微細化に適している。
特許文献1の縦型のMISFETは、Si基板上に、ゲートとなる多結晶Si膜を、絶縁膜に挟まれる形で形成し、この多層膜に基板に至る開口を設け、開口面の多結晶Si膜にゲート酸化膜を作り、この開口をチャネルとなる単結晶Siで埋め込むというような方法で作製される。また、特許文献2においても、同様な方法で縦型のMISFETを形成する例が開示されている。
しかしながら、これらの特許文献1や特許文献2に開示された半導体装置の製造方法には、問題がある。その問題点は、MIS構造で最も重要なゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)を、単結晶Siを用いて形成できないことである。これは、特許文献1や特許文献2において、単結晶Siからなるチャネルより先にゲートとなる多結晶Si膜が形成され、この多結晶Si膜の端面にゲート絶縁膜を形成せざるをえないことによる。一般に、多結晶Siに形成されたゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)は、単結晶Siに形成されたゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)に比べて、信頼性が劣り、薄膜化が困難であるためオン電流が大きくとれない。
ゲート長が膜厚で規定された縦型のMISFETであって、ゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)を単結晶Siに形成できるトランジスタとしては、特許文献3に記載されているような、置換ゲート法を用いて作製されたMISFETが知られている。
特開平6−69441号公報
特開平7−99311号公報
特開2000−91578号公報
しかしながら、特許文献3に開示されているような置換ゲート法では、トランジスタをより微細化した場合、微細化したダミーゲートを除去することが難しい、ダミーゲートを除去した場所に均一なゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)を形成しにくい、ゲート材料を埋め込みにくい、などの問題がある。したがって、特許文献3に開示されているような置換ゲート法は、縦型MISFETを微細化するのに、必ずしも適した製造方法ではない。
このように、ゲート長が膜厚で規定された縦型のMISFETにおいては、ゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)を単結晶Siに形成でき、微細化が容易なプロセスによって作製できるトランジスタが求められている。
本発明は上述した観点に鑑みてなされたものであって、ゲート長が膜厚で規定された縦型の半導体装置であって、良好な信頼性のゲート絶縁膜を備え、微細化が容易な半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る半導体装置の製造方法は、
縦型のMIS型半導体装置を製造する方法であって、
基板上の、チャネル領域に対応する領域を除いた領域を種結晶領域として用いた選択エピタキシャル成長又は固相エピタキシャル成長によって単結晶膜を結晶成長させる結晶成長工程と、
前記単結晶膜にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、を備えることを特徴とする。
縦型のMIS型半導体装置を製造する方法であって、
基板上の、チャネル領域に対応する領域を除いた領域を種結晶領域として用いた選択エピタキシャル成長又は固相エピタキシャル成長によって単結晶膜を結晶成長させる結晶成長工程と、
前記単結晶膜にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る半導体装置は、
縦型のMIS型半導体装置であって、
基板と、
前記基板上の、チャネル領域に対応する領域を除いた領域を種結晶領域として用いた選択エピタキシャル成長又は固相エピタキシャル成長によって形成された単結晶膜と、
前記単結晶膜の一部に形成されたゲート絶縁膜と、を備えることを特徴とする。
縦型のMIS型半導体装置であって、
基板と、
前記基板上の、チャネル領域に対応する領域を除いた領域を種結晶領域として用いた選択エピタキシャル成長又は固相エピタキシャル成長によって形成された単結晶膜と、
前記単結晶膜の一部に形成されたゲート絶縁膜と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、単結晶膜を作製する際の種結晶領域をチャネル領域とは異なる領域に設けることで、良好な信頼性を有するゲート絶縁膜を有し、微細化が容易な、ゲート長が膜厚で規定された縦型の半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について図を用いて説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る半導体装置10について図を用いて説明する。本実施形態ではn型MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistors)を例に挙げて説明するが、n型MISFETに限定されるものではなく、ドーピングする不純物を変更すれば、p型MISFETにも適用可能である。
第1の実施形態に係る半導体装置10について図を用いて説明する。本実施形態ではn型MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistors)を例に挙げて説明するが、n型MISFETに限定されるものではなく、ドーピングする不純物を変更すれば、p型MISFETにも適用可能である。
半導体装置10を図1(a)及び(b)に示す。なお、図1(a)は図(b)に示すIA−IA線断面図である。半導体装置10は、図示するように基板11と、素子分離層12と、pウエル13と、下部電極15と、Si窒化膜17と、Si酸化膜18と、Si窒化膜19と、Si酸化膜27と、Si窒化膜28と、ゲート絶縁膜31と、チャネル領域32と、上部電極34と、上部コンタクト層35と、ゲート電極36と、下部コンタクト層37と、ストッパー窒化膜38と、層間絶縁膜39と、コンタクトプラグ40、41、42と、を備える。
基板11は、例えば、Si(100)面を有するバルクSi基板とする。ただし、本発明は、基板の面方位には限定されないので、Si(110)面などの異なる面を有する単結晶バルクSi基板を用いてもよい。また、バルクSi基板に限らず、SOI(Silicon on Insulator)基板やSGOI(Silicon Germanium on Insulator)基板でも、基板表面が単結晶となっていれば用いることが可能である。また、プレーナー型のMISFETと異なり、チャネル方向は、必ず面の法線方向となるので、基板のノッチ方向は、いずれでもかまわない。
基板11にはpウエル13、素子分離層12、下部電極15の一部が形成される。更に基板11上には、Si窒化膜17と、Si酸化膜18と、Si窒化膜19と、が積層される。半導体装置10のゲート長は、Si窒化膜19の膜厚によって規定される。これは、ゲート材料のCMP(Chemical Mechanical Polishing)を、Si窒化膜19をストッパー膜として行うためである。
素子分離層12は、絶縁材料、例えばSi酸化膜等から構成され、半導体装置10の周辺領域に形成される。素子分離層12には略方形の開口が形成されており、開口内に下部電極15が形成される。
下部電極15は、n型の不純物をドーピングした領域であり、下部電極15下には、p型の不純物をドーピングしたpウエル13が形成されている。また、下部電極15上にはチャネル領域32と下部コンタクト層37とが形成される。下部コンタクト層37は、下部電極15の一部をシリサイド化したものである。なお、半導体装置10をp型MISFETとする場合は、pウエル13をn型不純物をドーピングしたnウエルとし、下部電極15はp型の不純物をドーピングした領域とする。
ゲート絶縁膜31は、例えば、単結晶Siを酸化させたSi酸化膜から構成される。単結晶Siとしては、シリサイド化される前の単結晶ゲート電極36を用いる。一般にプレーナー型MISFETでは、基板の単結晶を酸化してゲート酸化膜が形成されるが、本発明では、基板の単結晶ではなく、ゲートの単結晶を酸化してゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)が形成される。また、ゲート絶縁膜31はチャネル領域32を囲むように環状に形成される。
本実施形態ではゲート絶縁膜31を形成する前に、まず単結晶からなるゲートが形成される。ゲートを構成する単結晶は、選択エピタキシャル成長によって形成され、基板11上のチャネル領域32に対応する領域を除いた領域、本実施形態では下部コンタクト層37が形成される領域対応する領域を種結晶領域とする。基板11上に選択エピタキシャル成長を行うと、Si窒化膜17とSi酸化膜18とSi窒化膜19とを貫くように形成された開口が単結晶で充填され、更にSi酸化膜18の一部とSi窒化膜19とを覆うように単結晶膜が形成される。その後、この単結晶膜の端面を露出させた後、酸化させることにより、ゲート絶縁膜31が形成される。このようにして、本実施形態ではゲート絶縁膜31を単結晶膜から形成することができ、多結晶Siにゲート酸化膜を形成する方法に比べて、信頼性の高いゲート絶縁膜を形成することができる。
チャネル領域32は、単結晶Siからなり、下部電極15と上部電極34との間に形成され、更にゲート絶縁膜31に囲まれている。チャネル領域32は平面形状が略方形の柱状に形成されるが、平面形状は円や楕円形状であってもよい。チャネル領域32を真性チャネルとする場合には不純物ドーピングをしなくてもよいが、真性チャネルとしない場合には、チャネル領域にp型不純物(半導体装置10がn型MISFETである場合)又はn型不純物(半導体装置10がp型MISFETである場合)をドーピングする。
チャネル領域32は、選択エピタキシャル成長によって結晶成長された単結晶からつくられる。本実施形態では、ゲート36を形成する際と、チャネル領域32を形成する際に、この順番で合計2回の結晶成長を行うが、ゲート36を形成する際の結晶成長では、基板11上のチャネル領域32に対応する領域を除いた領域を種結晶領域とし、チャネル領域32を形成する際の結晶成長では、基板11上のチャネル領域32に対応する領域を種結晶領域とする。このように2回の結晶成長の種結晶領域の場所が異なるようにしているので、本発明では、チャネル領域32の幅(平面形状)を任意とすることができ、微細化させることが可能である。詳細については、後述する。
上部電極34は、n型の不純物をドーピングした領域であり、チャネル領域32上に形成される。上部電極34上には、導電材料、例えばシリサイドからなる上部コンタクト層35が形成されており、上部電極34は上部コンタクト層35を介してコンタクトプラグ40に接続される。なお、半導体装置10をp型MISFETとする場合は、上部電極34はp型の不純物をドーピングした領域とする。
上部コンタクト層35は、例えばシリサイドから形成され、上部電極34上に形成される。
下部コンタクト層37は、導電材料、例えばシリサイドから形成される。下部コンタクト層37は、ゲート絶縁膜31を形成するための単結晶膜をシリサイド化することによって形成されるため、ゲート絶縁膜31とゲート電極36と同層に形成される。
下部コンタクト層37は、導電材料、例えばシリサイドから形成される。下部コンタクト層37は、ゲート絶縁膜31を形成するための単結晶膜をシリサイド化することによって形成されるため、ゲート絶縁膜31とゲート電極36と同層に形成される。
コンタクトプラグ40、41、42は略方形(円や楕円形状であってもよい)に形成され、コンタクトプラグ40、41、42の周囲には、ストッパー窒化膜38と、層間絶縁膜39とが形成される。コンタクトプラグ40は、上部コンタクト層35を介して上部電極34に接続される。コンタクトプラグ41は、ゲート電極36に接続され、コンタクトプラグ42は、下部コンタクト層37を介して下部電極15に接続される。本実施形態では、ゲート電極36と下部コンタクト層37とが、ゲート絶縁膜31を形成するための単結晶膜をシリサイド化することにより形成されているため、コンタクトプラグ41とコンタクトプラグ42との深さは同一である。
次に、半導体装置10の製造方法を図2〜図10を用いて説明する。図2〜図10は本実施形態の半導体装置10の製造工程の各段階の状態を示すものであり、上面図を右側に示し、上面図に記載された線断面図を左側に示す。
まず、図2(a)に示すように、単結晶バルクSi基板からなる基板11上に、例えばプレーナー型MISFETの素子分離を作製する際の一般的な手法であるSTI(Shallow Trench Isolation)法、又はLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法を用いて素子分離層12を形成する。素子分離層12は下部電極15に対応する境界12aを有する。
素子分離層12を形成した後、p型不純物、例えばB等をイオン注入し、pウェル13を形成する。p型不純物をイオン注入する際は、例えば1価のBイオンをエネルギー120keVで1×1013cm−2注入する。その後、リソグラフィを行い、n型のMISFETの下部電極15を形成する領域に対応する開口を有するレジストを形成し、n型不純物、例えば1価のPイオンをエネルギー8keVで3×1015cm−2で注入し、下部電極15を形成する。なお、Pイオンの代わりにAsイオンを注入しても良いし、PイオンとAsイオンの両方を注入しても良い。
イオン注入後に、レジストを剥離する。またレジスト剥離後に、不純物の活性化とイオン注入損傷の回復のため、アニールを行う。例えば、酸素がわずかに混入された窒素雰囲気で1050℃のスパイクアニール(目的の温度まで装置の温度上昇レートで昇温させ、維持時間0秒で、装置の温度下降レートで降温させるアニール)を行う。
次に、図2(b)に示すように、Si窒化膜17とSi酸化膜18とSi窒化膜19を順次、成膜する。例えば、減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法でSi窒化膜17を10nm成膜し、その後、例えばプラズマCVD法で、Si酸化膜18を例えば40nm成膜し、再び、減圧CVD法で、Si窒化膜19を例えば30nm成膜する。なお、Si窒化膜19の厚みが、半導体装置10のゲート長に相当する。
この後、リソグラフィを行い、ゲート電極及びゲート絶縁膜が形成される領域に対応する開口を有するレジストパターンを形成する。このレジストを介して、Si窒化膜19をSi酸化膜18止めで選択エッチングし、レジストを除去することにより、図3(c)に示すようにゲート電極及びゲート絶縁膜に対応する形状(ゲート形状)の開口20を形成する。
さらに、図3(d)に示されるように、リソグラフィを行い、開口21の形状に対応するレジストパターンを形成し、このレジストパターンを介してSi窒化膜19、Si酸化膜18、Si窒化膜17を順次エッチングし、開口21を形成する。次に、レジストを除去する。
続いて、単結晶膜23を選択エピタキシャル成長させる。選択エピタキシャル成長時には、まず開口21において、単結晶Siが上方に成長する。その後、開口21が単結晶膜23で埋まると、Si窒化膜19上を単結晶Siが面内方向に成長していく。こうして図4(e)に示すように、ゲート電極36及びゲート絶縁膜31に対応する形状の開口20が単結晶Si膜23で埋まる。
このように、開口21は、選択エピタキシャル成長を行う際に、種結晶となる基板11と、単結晶Siで充填される開口20とを結ぶ経路の一部となるものである。基板11と開口20は、開口20内の底面に、Si酸化膜18、Si窒化膜19を貫通し基板11に至る開口をさらに設けることで、直接、最短経路で結ぶこともできる。また、この最短経路の方が、選択エピタキシャル成長の成長時間が短縮される、という利点もある。しかし、本実施形態では、この最短経路は使用しない。縦型MISFETのチャネル領域32となる領域を除き、チャネル領域32を迂回するような形で、すなわち図4(e)に示すような形で、基板11と開口20を単結晶Si膜23で接続する。
この理由は、開口20内の底面にさらに開口を設け、最短経路で接続すると、半導体装置10のチャネルを形成する際に、ゲート電極36と下部電極15との短絡を防ぐために、半導体装置10のチャネルの平面形状を、開口20内にさらに設けた開口を含み、かつ、この開口より大きなものとしなければならないからである。したがって、半導体装置20のチャネル径に下限の大きさが存在することになってしまい、微細化には適さない。一方、本実施形態の方法では、図4(e)に示すように、チャネル領域32となる領域には、チャネル形成前に何の構造物も作製されていないので、任意の平面形状とすることができ、容易に微細化可能である。
なお、図4(e)に示す選択エピタキシャル成長では、1つの種結晶領域が図示されているが、例えば複数の半導体装置を同時に製造する場合等種結晶領域を複数設けてもよい。この場合には、隣り合う種結晶領域から等距離にある領域に、チャネル領域32を形成してはならない。なぜなら、隣り合う種結晶領域から等距離にある領域では、単結晶膜を形成する際に、選択エピタキシャル成長された単結晶が異なる方向からぶつかり、結晶欠陥が発生するからである。このため、結晶欠陥が発生する領域からチャネル領域32となる領域やゲート絶縁膜31となる領域を外すことにより、チャネル領域32中に欠陥が存在することを避け、また、欠陥のある単結晶膜にゲート絶縁膜が形成されることを防ぐ。
選択エピタキシャル成長後は、図4(f)に示すように、選択エピタキシャル成長で作製した単結晶膜23を、CMPによってSi窒化膜19の厚みに平坦化し、単結晶膜24及び単結晶膜25とする。これにより単結晶膜25は、Si窒化膜19の厚みに規定される。また、以後の工程で、開口20内に埋め込まれ、Si窒化膜19の厚みに規定された単結晶膜25がゲート電極16へと加工される。
続いて、図5(g)に示すように、プラズマCVD法等により、例えば40nmのSi酸化膜27を成膜し、その後、減圧CVD法等で例えば10nmのSi窒化膜28を成膜する。
こうして、Si酸化膜27とSi窒化膜28とが形成されると、縦型MISFETのチャネルを形成するために、図5(h)に示すように、リソグラフィを行い、Si窒化膜28、Si酸化膜27、単結晶膜25、Si酸化膜18を順次エッチングしていき、Si窒化膜17でエッチングを停止させ、開口29を形成する。次に、レジスト除去する。なお、このエッチングにより、単結晶膜25は、縦型MISFETのゲート形状(ゲート電極36及びゲート絶縁膜31のもととなる形状)に加工される。既に述べたように、本実施形態ではゲート絶縁膜を形成するための単結晶膜をチャネル領域外の領域を種結晶領域として形成するため、チャネル領域用の単結晶膜を形成するための開口29の大きさに制限がなく、任意の大きさとすることができ、チャネル径(チャネル領域の平面形状)を任意とすることができる。
開口29を形成後、図5(h)に示すように、ゲート酸化を行い、開口29によって露出する単結晶膜25の表面を酸化させ、ゲート絶縁膜31を形成する。ゲート絶縁膜31を形成した後、図6(i)に示すように、例えば熱りん酸によって開口29を介して露出するSi窒化膜17を除去する。
このように、本実施形態では、Si窒化膜17によって、ゲート酸化時に開口29内の基板11表面が酸化されることを防ぐことができる。仮に、Si窒化膜17による保護がなく、ゲート酸化時に基板11上にSi酸化膜が形成されたとすると、ゲート絶縁膜に損傷を与えることなく、基板11上のSi酸化膜を除去することは難しい。したがって、本実施形態のように、ゲート酸化時には基板11をSi窒化膜17で保護しておき、その後Si窒化膜17を除去する方が、プロセスが簡単であり好ましい。なお、このように、開口29内で、Si窒化膜17による保護が可能になるのは、ゲートとなる単結晶Si25を、チャネル領域32に対応する領域を除いた領域を種結晶領域として結晶成長させており、開口29内の基板11表面をこれまでのプロセスで露出させる必要がないからである。
その後、図6(j)に示すように、単結晶Si32を選択エピタキシャル成長させる。真性チャネルとする場合には、単結晶Si32を結晶成長させるときに、不純物のドーピングをしなくてもよいが、真性チャネルとしない場合には、チャネル領域にin−situ(その場)ドーピングを行う。単結晶Si32の結晶成長を行った後、図7(k)に示すように、CMPを行い、単結晶Si32を平坦化し、窒化膜28と同じ高さとした単結晶Si32を形成する。
次に、図7(l)に示すように、ポリSi膜33を成膜する。続いて、リソグラフィを行い、ポリSi膜33をエッチングし、レジストを除去すると、図8(m)に示すように、上部コンタクト層35が形成される。
さらに、図8(n)に示すように、上部コンタクト層35をマスクとして、Si窒化膜28、Si酸化膜27を順次エッチングして、Si窒化膜19でエッチングを停止させる。このようにして、ゲート電極となる単結晶Si膜25を露出させる。
次に、図9(o)に示すように、上部コンタクト層35、単結晶Si膜25、及び単結晶膜24にイオン注入で不純物を導入し、活性化させる。例えば、1価のPイオンをエネルギー8keVで3×1015cm−2で注入する。なお、Pイオンの代わりにAsイオンを注入しても良いし、PイオンとAsイオンの両方を注入しても良い。イオン注入後には、アニールを行う。例えば、酸素がわずかに混入された窒素雰囲気で1050℃のスパイクアニールを行う。なお、このアニールの際に、不純物を拡散させ、単結晶Si膜24、25全体に不純物をいきわたらせる。また、単結晶Si32には、上下から不純物を拡散させ、不純物が拡散されなかった部分がチャネル領域32となる。また、こうして、チャネル領域32の上部に、上部電極34が形成される。
この後、図9(p)に示すように単結晶Si膜25、上部コンタクト層35、単結晶Si膜24をNiシリサイドでシリサイド化する。これにより、単結晶Si膜25をゲート電極36とし、単結晶Si膜24の一部を下部コンタクト層37とする。なお、本実施形態では単結晶Si膜25内すべてをNiシリサイドでシリサイド化し(フルシリサイド化)、金属ゲートを形成した場合を図示している。しかし、必ずしも単結晶Si膜25内すべての領域をシリサイド化する必要はなく、コンタクトプラグ41と接続する領域だけでもよい。この場合、ゲート電極36は金属ゲートでなく、不純物でドーピングされた単結晶Siゲートとなる。また、シリサイドは、Niシリサイドに限定されるものでなく、TiシリサイドやCoシリサイド、Pdシリサイド、Ptシリサイド、Erシリサイドであってもかまわない。また、金属合金のシリサイド(例えばNiPtシリサイド)でもよい。
なお、本実施形態では、単結晶Si膜24の一部もシリサイド化し下部コンタクト層37を形成する。このように単結晶Si膜24の一部を下部コンタクト層37とすることで、下部電極15のコンタクトプラグ42を、下部コンタクト層37に接続すればよく、下部コンタクト層37とゲート電極36とを同じ高さとすることができる。従って、上部電極と下部電極、ゲート電極と異なる3つの高さでコンタクトプラグを接続しなければならない状況に比較して、上部コンタクト層35と、ゲート電極36及び下部コンタクト層37との2つの高さでコンタクトプラグ40、41、42を接続すればよく、後工程のプロセスが容易になる。
シリサイド形成後は、ストッパー窒化膜38を成膜し、さらに層間絶縁膜39を成膜し、CMPで平坦化、その後、リソグラフィとエッチングを行って、コンタクトホールを作製し、このコンタクトホールに金属を埋め込んで、図10に示すように、コンタクトプラグ40、41、42を形成する。コンタクトプラグ40、41、42に用いる金属としては、W、Al、TiN、Ti、Cuや、これら金属の積層膜を用いる。その後、配線工程を400℃以下の温度で行う。
以上の工程から、半導体装置10が製造される。
以上の工程から、半導体装置10が製造される。
上述したように、本実施形態の半導体装置の製造方法では、半導体装置のチャネル領域とは異なる領域に種結晶領域を設け単結晶Siを結晶成長させることにより、ゲート絶縁膜を単結晶Siを用いて形成することができ、信頼性の高いゲート絶縁膜を形成することができる。更に、本実施形態の半導体装置の製造方法では、チャネル領域とは異なる領域に種結晶領域を設けることにより、半導体装置10のチャネル径を微細化できる。これは、例えば図20(a)及び(b)に比較例として示すように、ゲートとなる単結晶Si膜を作製する際に種結晶領域が、半導体装置のチャネル領域が形成される領域に存在する場合、単結晶膜は第1の開口と第2の開口を充填するように成長する。なお、第2の開口がゲート絶縁膜及びゲート電極が形成される領域に対応する。チャネル領域に相当しゲート絶縁膜を形成するための第3の開口を、この第1の開口と第2の開口を充填する単結晶Si膜に形成する際に、ゲート絶縁膜及びゲート電極となる第2の開口内に充填された単結晶Siが、第1の開口内に充填された単結晶Siにより下部電極と短絡するのを防ぐため、図20(b)に点線で示すように第3の開口は第1の開口よりも大きく形成し、この際、第1の開口内に充填された単結晶Siを除去する必要がある。つまり、図20(a)及び(b)に比較例として示した方法では、チャネル領域の径(チャネル領域の平面形状に相当)に下限が生じ、縦型MISFETのチャネル領域を任意の径とすることができない。これに対し、本実施形態の製造方法では、チャネル領域とは異なる領域に種結晶領域が設けられているため、図20(a)及び(b)に示すようなチャネル径の下限が生じず、任意のチャネル径とすることができ、微細化が可能となる。
更に、本実施形態の半導体装置の製造方法では、単結晶膜を形成する際の種結晶領域を、チャネル領域外とすることにより、ゲート絶縁膜の酸化の際に、開口底面をSi窒化膜で覆い、ゲート絶縁膜を形成した後で開口底面を覆っていたSi窒化膜を除去することができる。例えば図20(a)及び(b)に示すようにチャネル領域下から結晶成長させた場合、単結晶膜を形成した後、チャネル領域を形成するための第3の開口を形成すると、基板表面が第3の開口を介して露出する。このため、第3の開口を介して露出する単結晶膜を酸化させ、ゲート絶縁膜を形成すると、基板表面にも同様に酸化膜が形成されてしまう。この基板表面に形成された酸化膜を除去するプロセスは、本実施形態のようにSi窒化膜を除去する工程と比較し、複雑なものである。このように、本実施形態の製造方法では、製造方法を簡略化させることが可能である。
また、本実施形態の製造方法では、例えば複数の半導体装置を同時に製造する場合等種結晶領域を複数設ける場合、隣り合う種結晶領域から等距離にある領域に、チャネル領域を形成しないことにより、良好な信頼性を有するゲート絶縁膜を形成することができる。なぜなら、隣り合う種結晶領域から等距離にある領域では、単結晶膜を形成する際に、選択エピタキシャル成長された単結晶が異なる方向からぶつかり、結晶欠陥が発生するため、この結晶欠陥が発生する領域からチャネル領域を外すことにより、欠陥のある単結晶膜にゲート絶縁膜が形成されることを防ぐことができるためである。
更に、本実施形態の製造方法では、単結晶膜を形成する際の種結晶領域を、チャネル領域外とすることにより、ゲート絶縁膜を形成するための単結晶膜をチャネル領域外にの残存させることができ、例えば上述した実施形態のように下部電極へのコンタクトのための下部コンタクト層37として用いることができる。これにより電極へのコンタクトを図る際のプロセスを簡易化させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の半導体装置及びその製造方法について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、半導体装置100として、CMOS(Comolementary Metal Oxide Semiconductor)を例に挙げて説明し、インバータを形成する例をとりあげる。本実施形態の半導体装置100は、図11(a)及び(b)に示すようにn型MISFETのゲートとp型MISFETのゲートが接続されている点に特徴がある。
第2の実施形態の半導体装置及びその製造方法について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、半導体装置100として、CMOS(Comolementary Metal Oxide Semiconductor)を例に挙げて説明し、インバータを形成する例をとりあげる。本実施形態の半導体装置100は、図11(a)及び(b)に示すようにn型MISFETのゲートとp型MISFETのゲートが接続されている点に特徴がある。
半導体装置100を図11(a)及び(b)に示す。なお、図11(a)は図11(b)に示すXIA−XIA線断面図である。半導体装置100は、図11(a)及び(b)に示すように、ゲート電極を介して対称であり、第1実施形態の半導体装置10とほぼ同一の構造を有するn型MISFET101とp型MISFET102とを備える。
n型MISFET101は、図示するように基板111と、素子分離層112と、pウエル113aと、下部電極115aと、Si窒化膜117と、Si酸化膜118と、Si窒化膜119と、Si酸化膜127と、Si窒化膜128と、ゲート絶縁膜131aと、チャネル領域132aと、上部電極134aと、上部コンタクト層135aと、ゲート電極136と、下部コンタクト層137aと、ストッパー窒化膜138と、層間絶縁膜139と、コンタクトプラグ140a、141、142aと、を備える。
p型MISFET102は、図示するように基板111と、素子分離層112と、nウエル113bと、下部電極115bと、Si窒化膜117と、Si酸化膜118と、Si窒化膜119と、Si酸化膜127と、Si窒化膜128と、ゲート絶縁膜131bと、チャネル領域132bと、上部電極134bと、上部コンタクト層135bと、ゲート電極136と、下部コンタクト層137bと、ストッパー窒化膜138と、層間絶縁膜139と、コンタクトプラグ140b、141、142bと、を備える。
第1実施形態の半導体装置10と同様に、n型MISFET101のpウエル113aにはp型の不純物がドーピングされており、下部電極115aと上部電極134aとにはn型の不純物がドーピングされている。これに対し、p型MISFET102のnウエル113bにはn型の不純物がドーピングされており、下部電極115bと上部電極134bとにはp型の不純物がドーピングされている。また、n型MISFET101のゲート電極136とp型MISFET102のゲート電極136とは同一の層から構成されており、一つのコンタクトプラグ141からゲート電圧が供給される。
第1実施形態と同様に、本実施形態でも詳細に後述するように、ゲート絶縁膜及びゲート電極は、下部コンタクト層137a、137bが形成される領域に対応する基板111上の領域を、種結晶領域とする選択エピタキシャル成長によって、単結晶膜を形成した上で形成される。この際に、n型MISFET101とp型MISFET102とのゲート電極を一体に形成された単結晶膜から形成することにより、n型MISFET101とp型MISFET102との間のゲート配線として利用することができる。
また、図12〜図17は、本実施形態の半導体装置100の製造工程の各段階の状態を示す断面図である。断面図には、2つの縦型MISFETが示されており、左側がn型のMISFET101、右側がp型のMISFET102である。なお、n型MISFET101とp型MISFET102との平面形状は第1実施形態の半導体装置10とほぼ同一である。
まず図12(a)に示すように、単結晶バルクSi基板からなる基板111上に、素子分離構造112を形成する。この際、第1の実施形態と同様に、STI法ないしはLOCOS法を用いる。基板の種類、面方位、ノッチ方向については、第1の実施形態と同様である。
素子分離構造112を形成した後は、リソグラフィを行って、n型のMISFETとなる領域に、イオン注入を行いpウェル113aと下部電極115aを形成する。このプロセスは、第1の実施形態と同様である。イオン注入後に、レジストを剥離する。
次に、リソグラフィを行って、p型のMISFETとなる領域に、イオン注入を行いnウェル113bと下部電極115bとを形成する。例えば、nウェルを形成する際は、1価のPイオンをエネルギー300keVで1.5×1013cm−2イオン注入する。その後、下部電極115bを形成するため1価のBイオンをエネルギー3keVで3×1015cm−2で注入する。なお、Bイオンの代わりにBF2イオンを注入してもかまわない。またInイオン、B10H14やB18H22などのクラスターイオンなどを注入してもかまわない。イオン注入後には、レジストを剥離する。レジスト剥離後に、不純物の活性化とイオン注入損傷の回復のため、アニールを行う。例えば、酸素がわずかに混入された窒素雰囲気で1050℃のスパイクアニールを行う。このようにプロセスを行うと、図12(a)の断面形状となる。
次に、図12(b)に示すように、Si窒化膜117とSi酸化膜118とSi窒化膜119を順次、成膜する。減圧CVD法等でSi窒化膜117を例えば10nm成膜し、その後、プラズマCVD法等で、Si酸化膜118を例えば40nm成膜し、再び、減圧CVD法等で、Si窒化膜119を例えば30nm成膜する。なお、Si窒化膜119の厚みが、n型MISFET101とp型MISFET102とのゲート長に相当する。
この後、図12(c)に示されるように、リソグラフィを行い、n型MISFET101とp型MISFET102とのゲート絶縁膜131a、131b及びゲート電極136の形状に対応する開口の形状にパターニングし、Si窒化膜119をSi酸化膜118止めで選択エッチングし、レジスト除去することにより、開口120を形成する。開口120は例えば略方形状に形成される。この際、ゲート形状の開口120は、n型MISFET101のゲート電極136及びゲート絶縁膜131a、p型MISFET102のゲート電極136及びゲート絶縁膜131bだけでなく、n型MISFET101のゲートとp型MISFET102のゲート電極間を接続するゲート間配線のパターンを含む。このように、複数のMISFETを形成する際は、この段階で、ゲート間の配線のパターンを有する開口を形成することにより、縦型MISFETを作製してから、ゲート間の配線を行うのに比べて、ゲート間配線を容易に作製することができる。
さらに、図13(d)に示すように、リソグラフィを行い、Si窒化膜119、Si酸化膜118、Si窒化膜117を順次エッチングしていき、レジスト除去することにより、開口121aと開口121bとを形成する。開口121aは、n型MISFET101用であり、開口121bはp型MISFET102用である。次に、第1の実施形態と同様に、開口121a、121bが形成された領域を種結晶領域として選択エピタキシャル成長を行い、開口121a、121bとを充填するように単結晶Siを成長させ、更に開口120を充填するように単結晶Siを成長させる。ここで、種結晶領域は第1の実施形態と同様に、縦型MISFETのチャネルとは重ならない領域に設定される。
その後、選択エピタキシャル成長させた単結晶Si膜をCMPによりSi窒化膜119の厚みに平坦化させる。これにより図13(e)に示すように、単結晶Si膜124a、124bと、単結晶Si膜125が形成される。
この後、図13(f)に示すように、Si酸化膜127とSi窒化膜128を成膜する。プラズマCVD法等で、例えば40nmのSi酸化膜127を成膜し、その後、減圧CVD法等で例えば10nmのSi窒化膜128を成膜する。
こうして、積層膜が形成されると、縦型MISFETのチャネル領域を形成するために、図14(g)に示すように、リソグラフィを行い、Si窒化膜128、Si酸化膜127、単結晶膜125、Si酸化膜118、を順次エッチングしていき、Si窒化膜117でエッチングを停止させ、レジスト除去することにより、開口129a、129bを形成する。開口129aは、n型MISFET101のチャネル領域132aを形成するための開口であり、開口129bはp型MISFET102のチャネル領域132bを形成するための開口である。これらの開口129a、129bは、第1の実施形態と同様に、任意の大きさに形成できる。
なお、単結晶膜124a、124b、125を形成する際に、隣り合う種結晶領域から等距離となる領域に、チャネル領域を形成するための開口129a、129bが位置することがないよう、種結晶領域の位置を設定しなければならない。これは、異なる方向から結晶成長が進む単結晶Siがぶつかる領域においては、結晶欠陥が発生するからである。リソグラフィの位置あわせ誤差も考慮すると、結晶欠陥が発生している近傍に、ゲート絶縁膜が形成されることがないようにするために、縦型MISFETのチャネルの位置を決定する開口129a、129bを、単結晶膜125を形成する際の形成時の選択エピタキシャル成長用の開口121a、121bから、等距離にある領域近傍に作らないようにする。
次に、図14(h)に示すように、ゲート酸化を行い、ゲート酸化膜131a、131bを形成し、続いて、図14(i)に示すように、開口129a、129bの底面にある、Si窒化膜117を除去する。
その後、開口129a、129b内に単結晶シリコンを選択エピタキシャル成長させ、CMPを行う。これにより、図15(j)に示すようにn型MISFET101のチャネル領域132aと、p型MISFET102のチャネル領域132bとを形成する。なお、n型MISFET101とp型MISFET102の双方を真性チャネルとする場合には、不純物のドーピングをしなくてもよいが、真性チャネルとしない場合には、この後、リソグラフィを2回行って、n型MISFET101とp型MISFET102へ、それぞれ異なる型のチャネル不純物をドーピングする。
このようにして、チャネル領域132a、132bを形成した後は、上部電極134a、134bを形成する。そのためには、まず、図15(k)に示すようにポリSi膜134を成膜し、リソグラフィを行ってポリSi膜124をエッチングし、レジストを除去する。このようにプロセスを行うと、図15(l)に示すように、n型MISFET101用の上部コンタクト層135aとp型MISFET用の上部コンタクト層135bとが形成される。
さらに、図16(m)に示すように、上部コンタクト層135a、135bをマスクに、Si窒化膜128、Si酸化膜127を順次エッチングして、Si窒化膜119でエッチングを停止させる。このようにして、単結晶膜124a、124bと単結晶膜125を露出させる。
この後、図16(n)に示すように、上部コンタクト層135a、135b、単結晶膜ゲート電極となる単結晶膜125、および単結晶膜124a、124bにイオン注入で不純物を導入し、活性化させる。例えば、リソグラフィを行って、n型MISFETの領域のみイオン注入が可能となるようなレジストマスクを形成し、1価のPイオンをエネルギー8keVで3×1015cm−2で注入する。なお、Pイオンの代わりにAsイオンを注入してもかまわない。またPイオンとAsイオンの両方を注入してもかまわない。イオン注入後にレジストを除去する。次に、リソグラフィを行って、p型MISFETの領域のみイオン注入が可能となるようなレジストマスクを形成し、1価のBイオンをエネルギー3keVで3×1015cm−2で注入する。なお、Bイオンの代わりにBF2イオンを注入してもかまわない。またInイオン、B10H14やB18H22などのクラスターイオンなどを注入してもかまわない。イオン注入後にレジストを除去する。その後、アニールを行う。例えば、酸素がわずかに混入された窒素雰囲気で1050℃のスパイクアニールを行う。なお、このアニールの際に、不純物を拡散させ、単結晶Si膜124a、124b、125全体に不純物をいきわたらせる。また、単結晶Si132a、132bには、上下から不純物を拡散させ、不純物が拡散されなかった部分がチャネル領域132a、132bとなる。また、こうして、チャネル領域132a、132bの上部に、上部電極134a、134bが形成される。
それから、公知の方法により、図16(o)に示すように単結晶膜124a、124bと単結晶膜125と上部コンタクト層135a、135bとにシリサイドを形成する。これによりゲート電極136、下部コンタクト層137a、137bを形成する。図16(o)では、単結晶膜124a、124bと単結晶膜125内すべてをNiシリサイドでシリサイド化し、金属ゲートを作製した場合を図示している。シリサイドは、必ずしもゲート電極となる単結晶Si膜125内すべての領域で形成する必要はなく、コンタクトプラグと接続する領域と、n型MISFET101とp型MISFET102のゲート電極の境界領域付近だけでもよい。この場合、金属ゲートでなく、不純物でドーピングされた単結晶Siゲートとなる。また、シリサイドは、Niシリサイドに限定されるものでなく、TiシリサイドやCoシリサイド、Pdシリサイド、Ptシリサイド、Erシリサイドであってもかまわない。また、金属合金のシリサイド(例えばNiPtシリサイド)でもよい。n型MISFET101とp型MISFET102のゲート電極の境界領域付近をシリサイド化するのは、PN接合の形成による電圧降下を防ぐためである。
シリサイド形成後は、図17(p)に示すように、ストッパー窒化膜138を成膜し、さらに層間絶縁膜139を成膜し、CMPで平坦化、その後、リソグラフィとエッチングを行って、コンタクトホールを作製し、このコンタクトホールに金属を埋め込んで、コンタクトプラグ140a、140b、141、142a、142bを形成する。コンタクトに用いる金属としては、W、Al、TiN、Ti、Cuや、これら金属の積層膜を用いる。その後、配線工程を400℃以下の温度で行う。
本実施形態では、上述したようにn型MISFET101とp型MISFET102とで、一体に形成された単結晶膜125をゲート電極136に形成する。これによりn型MISFET101とp型MISFET102とのゲート配線を、容易に形成することができる。従って、n型MISFET101とp型MISFET102とのゲート電極を個別に形成し、各ゲート電極間の配線を形成する場合と比較し、製造工程を簡略化させることが可能となる。なお、上述した実施形態ではゲート間配線(ゲート電極136)の平面形状を、略方形とする場合を例に挙げたが、ゲート間配線はゲート電極、ゲート絶縁膜と同層の単結晶膜から形成されれば良く、任意の形状とすることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の半導体装置及びその製造方法について図面を参照して詳細に説明する。上述した第2の実施形態ではゲート電極間の配線を単結晶膜を用いて形成したが、本実施形態の半導体装置200は、下部電極とゲート電極間の配線に単結晶膜を用いる点が上述した各実施形態とは異なる。上述した実施形態と共通する部分については詳細な説明を省略する。
第3の実施形態の半導体装置及びその製造方法について図面を参照して詳細に説明する。上述した第2の実施形態ではゲート電極間の配線を単結晶膜を用いて形成したが、本実施形態の半導体装置200は、下部電極とゲート電極間の配線に単結晶膜を用いる点が上述した各実施形態とは異なる。上述した実施形態と共通する部分については詳細な説明を省略する。
半導体装置200を図18(a)及び(b)に示す。なお、図18(a)は図18(b)に示すXVIIIA−XVIIIA線断面図である。半導体装置200は、図18(a)及び(b)に示すように、第1実施形態の半導体装置10とほぼ同一の構造を有するn型MISFET201とp型MISFET202とを備える。
n型MISFET201は、図示するように基板211と、素子分離層212と、pウエル213aと、下部電極215aと、Si窒化膜217と、Si酸化膜218と、Si窒化膜219と、Si酸化膜227と、Si窒化膜228と、ゲート絶縁膜231aと、チャネル領域232aと、上部電極234aと、上部コンタクト層235aと、ゲート電極236aと、下部コンタクト層241と、ストッパー窒化膜238と、層間絶縁膜239と、コンタクトプラグ240aを備える。
p型MISFET202は、図示するように基板211と、素子分離層212と、nウエル213bと、下部電極215bと、Si窒化膜217と、Si酸化膜218と、Si窒化膜219と、Si酸化膜227と、Si窒化膜228と、ゲート絶縁膜231bと、チャネル領域232bと、上部電極234bと、上部コンタクト層235bと、ゲート電極236bと、下部コンタクト層237bと、ストッパー窒化膜238と、層間絶縁膜239と、コンタクトプラグ240b、242bと、を備える。
第1実施形態の半導体装置10と同様に、n型MISFET201のpウエル213にはp型の不純物がドーピングされており、下部電極215aと上部電極234aとにはn型の不純物がドーピングされている。これに対し、p型MISFET202のnウエル213bにはn型の不純物がドーピングされており、下部電極215bと上部電極234bとにはp型の不純物がドーピングされている。
また、n型MISFET201の下部電極215aの一部とp型MISFET202のゲート電極236bとは同一の層から構成されており、n型MISFET201の下部電極215aとp型MISFET202のゲート電極236bとは、シリサイド配線241によって接続されている。
第1実施形態と同様に、本実施形態でもn型MISFET201とp型MISFET202のゲート絶縁膜及びゲート電極は、チャネル領域を除いた領域を種結晶領域とする選択エピタキシャル成長によって、単結晶膜を形成した上で形成される。この際に、n型MISFET201の下部電極215aとp型MISFET202のゲート電極236bとを一体に形成された単結晶膜から形成することにより、単結晶膜をn型MISFET201の下部電極215aとp型MISFET202のゲート電極236bとの間の配線として利用することができる。
具体的には、本実施形態では第2の実施形態の図12(c)及び13(d)に示す工程で、図19(a)に示すように開口220a、220b、221a、221bを形成する。開口221aは開口220bの底面に形成される。続いて、図19(b)に示すように、開口221a、221bが形成された領域を種結晶領域として単結晶Siを結晶成長させる。この工程以降は、第2実施形態と同様である。
このように本実施形態では、単結晶膜をn型MISFET201の下部電極215aとp型MISFET202のゲート電極236bとの間の配線として利用することにより、縦型MISFETの完成後の配線工程を行う前に配線を形成することができ、第2実施形態と同様に製造プロセスを簡略化させることが可能である。
本発明は上述した実施形態に限られず、様々な変形及び応用が可能である。
例えば、第1の実施形態ではn型MISFETを例に挙げて説明したが、p型MISFETにも適用することが可能である。この場合、上部電極、下部電極、ゲート電極にイオン注入されるPイオンの代わりに、Bイオン、Inイオン、BF2イオン、B10H14やB18H22などのクラスターイオンなどを用いて、イオン注入すればよいし、これらのうちの複数を同時にイオン注入してもよい。また、必要ならば、チャネルにAsやPなどをドーピングすればよい。
例えば、第1の実施形態ではn型MISFETを例に挙げて説明したが、p型MISFETにも適用することが可能である。この場合、上部電極、下部電極、ゲート電極にイオン注入されるPイオンの代わりに、Bイオン、Inイオン、BF2イオン、B10H14やB18H22などのクラスターイオンなどを用いて、イオン注入すればよいし、これらのうちの複数を同時にイオン注入してもよい。また、必要ならば、チャネルにAsやPなどをドーピングすればよい。
更に、上述した実施形態では、単結晶Siを形成するのに、選択エピタキシャル成長で行うとして説明した。単結晶Siの形成方法としては、非晶質Siを成膜して、その後、窒素雰囲気でアニールする固相エピタキシャル成長でも可能である。ただ、この場合、非晶質Siの成膜が、非選択成長であるため、非晶質Siの成膜後、フォトリソグラフィとエッチング、レジスト除去を行う必要がある。また、基板に種結晶領域を設ける必要がある点と、また種結晶領域の位置については上述した実施形態で説明した選択エピタキシャル成長と同様である。
また、上述した実施形態では種結晶領域が一つの半導体装置に対して1箇所設けられる構成を例に挙げて説明したが、これに限られず、一つの半導体装置に対して種結晶領域を複数設けることも可能である。
また、上述した実施形態では、チャネル領域32は平面形状が略方形の柱状に形成される場合を例に挙げて説明したが、チャネル領域32の平面形状は略方形に限られず、円形、楕円形等であっても良い。
また、ゲート絶縁膜としては、ゲート酸化膜(Si酸化膜)として説明したが、
Si酸窒化膜、Si窒化膜でもよい。また、Ta2O5、Al2O3、HfO2、
ZrO2、ZrON、HfON、HfAlON、HfSiON、HfAlSiON
などのいわゆるHigh−k膜を用いることもできる。更にこれらの膜を複数積層した、積層膜でも可能である。
Si酸窒化膜、Si窒化膜でもよい。また、Ta2O5、Al2O3、HfO2、
ZrO2、ZrON、HfON、HfAlON、HfSiON、HfAlSiON
などのいわゆるHigh−k膜を用いることもできる。更にこれらの膜を複数積層した、積層膜でも可能である。
なお、上述した実施形態ではSi基板を用いる場合を例に挙げて説明しているが、これに限られず、SOI基板、SiGe基板、SGOI基板、Ge基板、SiC基板も用いることができる。
10 半導体装置
11 基板
12 素子分離層
13 pウエル
15 下部電極
17、19、28 Si窒化膜
18、27 Si酸化膜
31 ゲート絶縁膜
32 チャネル領域
34 上部電極
35 上部コンタクト層
36 ゲート電極
37 下部コンタクト層
38 ストッパー窒化膜
39 層間絶縁膜
40、41、42 コンタクトプラグ
11 基板
12 素子分離層
13 pウエル
15 下部電極
17、19、28 Si窒化膜
18、27 Si酸化膜
31 ゲート絶縁膜
32 チャネル領域
34 上部電極
35 上部コンタクト層
36 ゲート電極
37 下部コンタクト層
38 ストッパー窒化膜
39 層間絶縁膜
40、41、42 コンタクトプラグ
Claims (11)
- 縦型のMIS型半導体装置を製造する方法であって、
基板上の、チャネル領域に対応する領域を除いた領域を種結晶領域として用いた選択エピタキシャル成長又は固相エピタキシャル成長によって単結晶膜を結晶成長させる結晶成長工程と、
前記単結晶膜にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記結晶成長工程では、前記種結晶領域から成長した結晶は、前記基板上に形成された絶縁膜の前記種結晶領域に対応する開口を充填するように結晶成長し、更に前記絶縁膜上で面内方向に結晶成長し、前記ゲート絶縁膜が形成される領域に前記単結晶膜が形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記結晶成長工程では、前記種結晶領域を複数設け、隣り合う前記種結晶領域から略等距離の領域に前記半導体装置の前記チャネル領域が含まれないよう、前記種結晶領域を配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記基板は、バルクSi基板、SOI基板、SiGe基板、SGOI基板、Ge基板、SiC基板のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記単結晶膜の一部を下部電極のコンタクト層として機能させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記単結晶膜の一部を、前記半導体装置のゲート間の配線、又は下部電極とゲート電極間の配線として用いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 縦型のMIS型半導体装置であって、
基板と、
前記基板上の、チャネル領域に対応する領域を除いた領域を種結晶領域として用いた選択エピタキシャル成長又は固相エピタキシャル成長によって形成された単結晶膜と、
前記単結晶膜の一部に形成されたゲート絶縁膜と、を備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記種結晶領域を複数設け、隣り合う前記種結晶領域から略等距離の領域に前記半導体装置の前記チャネル領域が含まれないよう、前記種結晶領域を配置することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
- 前記基板は、バルクSi基板、SOI基板、SiGe基板、SGOI基板、Ge基板、SiC基板のいずれかであることを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体装置。
- 前記単結晶膜の一部を下部電極のコンタクト層として機能させることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記単結晶膜の一部を、前記半導体装置のゲート間の配線、又は下部電極とゲート電極間の配線として用いることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置。
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