JP2009282787A - 情報表示装置および情報表示システム - Google Patents

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Abstract


【課題】 情報表示装置の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されていても、遮蔽されていない領域に表示すべき情報を表示することができる情報表示装置および情報表示システムを提供する。
【解決手段】 棚札サーバ20のCPU201は、ユーザが入力した表示領域情報をハンディターミナル32から、またはスライドSW16によって指示された表示領域情報を電子棚札10から取得する。表示領域情報は、表示部14の表示画面の領域のうち、遮蔽物によって遮蔽されていない領域を表す情報であり、表示画面を予め定める領域に分割した分割領域を識別するためのエリアNo.によって表される。CPU201は、取得した表示領域情報に基づいて、表示領域に応じた表示レイアウトを表す電子棚札表示データを生成し、生成した電子棚札表示データと表示部書替要求とを電子棚札10に送信して、電子棚札10に表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報を表示する情報表示装置および情報表示システムに関する。
商品名および価格などの情報を表示する電子棚札は、商品の幅および個数によって、電子棚札を設置するために利用することができる幅が個々の商品ごとに異なる。電子棚札は、設置スペースに収まる大きな電子棚札が見やすくて望ましいが、メーカにとっては、多種類のサイズの液晶と筐体とからなる電子棚札を生産することは生産コストアップとなり、ユーザにとっては、多種類のサイズの電子棚札を取り扱うことは、管理上手間がかかる。
図30は、従来の技術による電子棚札を用いた商品の陳列例を示す図である。図30(a)は、ソーダーS1、健康飲料S2、みかんジュースS3、スポーツドリンクS4および天然水S5の5つの商品を横方向に陳列し、商品に向かって左側から順に、商品の前に各商品に対応する電子棚札T1〜T5を、電子棚札に表示される内容が他の電子棚札によって遮蔽されることがないように配置した陳列例91である。電子棚札T3は、対応するみかんジュースS3の位置からずれ、電子棚札T4は、対応するスポーツドリンクS4の位置からずれて、商品との対応関係が分かりにくい状態になっている。電子棚札T5は、陳列台に残されたスペースRが狭いために配置することができない。
図30(b)は、商品の配列は図30(a)の配列と同じであるが、各電子棚札をそれぞれ対応する商品の前に配置した陳列例92である。商品が陳列されている範囲の横幅が狭い商品、たとえば健康飲料S2に対応する電子棚札T2、および天然水S5に対応する電子棚札T5に表示されているそれぞれの商品名および価格は、一部が他の電子棚札に遮蔽されて見えなくなっている。図30(c)は、商品の配列は図30(a)の配列と同じであるが、2種類の幅の電子棚札を用いている陳列例93である。電子棚札T6〜T8は、電子棚札T1,T4の幅よりも小さい幅の電子棚札である。いずれの電子棚札も他の電子棚札に遮蔽されることなく、対応する商品名および価格が表示されているが、複数の種類の電子棚札を用いる必要がある。
特許文献1に記載される電子棚札システムは、第1のフォーマットで作成された販売促進データを電子棚札に表示する。別のコンピュータから入手した販売促進データのフォーマットが第1のフォーマットと異なる第2のフォーマットであるとき、第2のフォーマットを第1のフォーマットにフォーマットし直して電子棚札に表示する。
特許文献2に記載される値札システムは、まず、電子式値札装置に表示させる商品情報をキー入力手段によってデータ入力装置に入力して記憶手段に記憶する。そして、データ入力装置に記憶された商品情報を、商品に対応する位置に配置された電子式値札装置に光信号などによって伝送して表示させる。
特開2000−30151号公報 特開平1−195596号公報
しかしながら、いずれの従来の技術も、商品情報を電子棚札の表示画面の一部、たとえば電子棚札などの情報表示装置の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されているとき、遮蔽されていない領域に商品情報を表示させることができないという問題点がある。
本発明の目的は、情報表示装置の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されていても、遮蔽されていない領域に表示すべき情報を表示することができる情報表示装置および情報表示システムを提供することである。
本発明は、情報を表示するための表示画面を有する表示手段と、
前記表示画面に表示するための表示情報を記憶する記憶手段と、
前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を設定する設定手段と、
前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記設定手段によって設定された表示領域に配置する描画情報を生成する描画情報生成手段と、
前記描画情報生成手段によって生成された描画情報を前記表示領域に表示させる制御手段とを含むことを特徴とする情報表示装置である。
また本発明は、情報を表示するための表示画面を有する表示手段を備える情報表示装置と、前記表示画面に表示するための表示情報を記憶する記憶手段を備える管理装置とを含む情報表示システムであって、
前記情報表示装置は、
前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された表示領域を示す表示領域情報を前記管理装置に送信する第1の送信手段とを含み、
前記管理装置は、
前記第1の送信手段によって送信された表示領域情報を受信する第1の受信手段と、
前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記第1の受信手段によって受信された表示領域情報が示す表示領域に配置する描画情報を生成する描画情報生成手段と、
前記描画情報生成手段によって生成された描画情報を前記情報表示装置に送信する第2の送信手段とを含み、
前記情報表示装置は、
前記第2の送信手段によって送信された描画情報を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された描画情報を前記表示領域に表示させる制御手段とをさらに含むことを特徴とする情報表示システムである。
また本発明は、情報を表示するための表示画面を有する表示手段を備える情報表示装置と、前記表示画面に表示するための表示情報を記憶する記憶手段を備える管理装置とを含む情報表示システムであって、
前記管理装置は、
前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を設定する設定手段と、
前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記設定手段によって設定された表示領域に配置する描画情報を生成する描画情報生成手段と、
前記描画情報生成手段によって生成された描画情報を前記情報表示装置に送信する送信手段とを含み、
前記情報表示装置は、
前記送信手段によって送信された描画情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された描画情報を前記表示領域に表示させる制御手段とを含むことを特徴とする情報表示システムである。
本発明によれば、表示手段によって、情報を表示するための表示画面が備えられ、記憶手段によって、前記表示画面に表示するための表示情報が記憶され、設定手段によって、前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域が設定され、描画情報生成手段によって、前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記設定手段によって設定された表示領域に配置する描画情報が生成され、制御手段によって、前記描画情報生成手段によって生成された描画情報が前記表示領域に表示される。
したがって、情報表示装置の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されていても、情報表示装置だけで表示情報を遮蔽されていない領域に配置して表示することができる。このように、この情報表示装置は、遮蔽物によって表示画面が覆われていても商品名などの情報を再配置して見えるように表示することができるので、1種類のサイズだけでも対応することができる。メーカは、生産するサイズの種類を減らすことができ、ユーザも多種類のサイズの電子棚札を管理しなくてもよい。電子棚札同士を重ねて配置することができるので、設置棚の幅が狭い場合に、電子棚札がはみ出して設置することができなくなる可能性も低減することができる。さらに、商品と電子棚札とのずれをなくすことができ、お客様が、商品と電子棚札との関係を取り違えることを低減することができる。
また本発明によれば、情報を表示するための表示画面を有する表示手段を備える情報表示装置と、前記表示画面に表示するための表示情報を記憶する記憶手段を備える管理装置とを含む情報表示システムで、表示手段に表示情報を表示するにあたって、前記情報表示装置では、設定手段によって、前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域が設定され、第1の送信手段によって、前記設定手段によって設定された表示領域を示す表示領域情報が前記管理装置に送信される。
前記管理装置では、第1の受信手段によって、前記第1の送信手段によって送信された表示領域情報が受信され、描画情報生成手段によって、前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記第1の受信手段によって受信された表示領域情報が示す表示領域に配置する描画情報が生成され、第2の送信手段によって、前記描画情報生成手段によって生成された描画情報が前記情報表示装置に送信される。そして、前記情報表示装置では、第2の受信手段によって、前記第2の送信手段によって送信された描画情報が受信され、制御手段によって、前記第2の受信手段によって受信された描画情報が前記表示領域に表示される。
したがって、情報表示装置の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されていても、表示情報を遮蔽されていない領域に配置して表示することができる。遮蔽されていない領域への表示情報の再配置を管理装置で行うので、情報表示装置に再配置を行う機能を持たせる必要がなく、情報表示装置のコストを低減することができる。このように、この情報表示装置は、遮蔽物によって表示画面が覆われていても商品名などの情報を再配置して見えるように表示することができるので、1種類のサイズだけでも対応することができる。メーカは、生産するサイズの種類を減らすことができ、ユーザも多種類のサイズの電子棚札を管理しなくてもよい。電子棚札同士を重ねて配置することができるので、設置棚の幅が狭い場合に、電子棚札がはみ出して設置することができなくなる可能性も低減することができる。さらに、商品と電子棚札とのずれをなくすことができ、お客様が、商品と電子棚札との関係を取り違えることを低減することができる。
また本発明によれば、情報を表示するための表示画面を有する表示手段を備える情報表示装置と、前記表示画面に表示するための表示情報を記憶する記憶手段を備える管理装置とを含む情報表示システムで、表示手段に表示情報を表示するにあたって、前記管理装置では、設定手段によって、前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域が設定され、描画情報生成手段によって、前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記設定手段によって設定された表示領域に配置する描画情報が生成され、送信手段によって、前記描画情報生成手段によって生成された描画情報が前記情報表示装置に送信される。そして、前記情報表示装置では、受信手段によって、前記送信手段によって送信された描画情報が受信され、制御手段によって、前記受信手段によって受信された描画情報が前記表示領域に表示される。
したがって、情報表示装置の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されていても、表示情報を遮蔽されていない領域に配置して表示することができる。遮蔽されていない領域への表示情報の再配置を管理装置で行うので、情報表示装置に再配置を行う機能を持たせる必要がなく、情報表示装置のコストを低減することができる。さらに、表示領域を指定するためのスライドスイッチなどを情報表示装置に設ける必要がないので、情報表示装置を小型化し、さらにコスト低減を図ることができる。このように、この情報表示装置は、遮蔽物によって表示画面が覆われていても商品名などの情報を再配置して見えるように表示することができるので、1種類のサイズだけでも対応することができる。メーカは、生産するサイズの種類を減らすことができ、ユーザも多種類のサイズの電子棚札を管理しなくてもよい。電子棚札同士を重ねて配置することができるので、設置棚の幅が狭い場合に、電子棚札がはみ出して設置することができなくなる可能性も低減することができる。さらに、商品と電子棚札とのずれをなくすことができ、お客様が、商品と電子棚札との関係を取り違えることを低減することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である電子棚札システム2に係る店舗システム1の構成を示すブロック図である。店舗システム1は、店舗内の商品を管理するシステムであり、電子棚札システム2と、POS(Point Of Sales)システム3と、それらを接続するLAN(Local Area Network)4とを含んで構成される。LAN4は、情報を送受信するための通信回線であり、たとえばイーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))によって構成される。
情報表示システムである電子棚札システム2は、電子棚札10、棚札サーバ20、トランシーバ21、ベースステーション22およびプリンタ23を含んで構成される。情報表示装置である電子棚札10は、棚札サーバ20から指示される商品情報を表示する表示装置である。表示情報である商品情報は、商品名および価格など商品に係る情報であり、電子棚札10に表示するための情報である。管理装置である棚札サーバ20は、各電子棚札10に表示させる商品情報を管理するサーバであり、たとえばコンピュータによって構成される。ベースステーション22およびプリンタ23は、LAN4を介して棚札サーバ20に接続される。
トランシーバ21は、管轄する領域内に配置される複数の電子棚札10に対して、ベースステーション22から指示される商品情報を送信する。ベースステーション22は、棚札サーバ20から指示される商品情報を、その商品情報を送信すべき電子棚札10を管轄するトランシーバ21に送る。トランシーバ21とベースステーション22とは、無線LANもしくはイーサネット(登録商標)、または専用のインタフェースによって接続される。プリンタ23は、棚札サーバ20あるいは店舗サーバ30から指示される情報を印刷する印刷装置である。
POSシステム3は、店舗サーバ30、POS端末(図1では「POS」という)31、ハンディターミナル32および無線LANアクセスポイント33を含んで構成される。店舗サーバ30は、各POS端末31からの情報に基づいて、店舗内の商品の販売数、売上および在庫などを管理したり、POS端末31に商品情報、たとえば商品名、商品コードおよび価格情報などの情報を配信するサーバであり、たとえばコンピュータによって構成される。POS端末31および無線LANアクセスポイント33は、LAN4を介して店舗サーバ30に接続される。POS端末31は、店舗サーバ30からの商品情報、たとえば価格情報を受けて売り上げ処理に用い、商品の販売数および売上額などの情報を店舗サーバ30に送信する。
領域入力部であるハンディターミナル32は、店員が陳列されている商品の数あるいは遮蔽物によって遮蔽されている遮蔽領域などの情報を、無線で無線LANアクセスポイント33を介して、店舗サーバ30に送信するための携帯端末装置である。ハンディターミナル32は、情報を表示する表示器、および数字および文字などの情報を入力する操作部を備える。ハンディターミナル32は、店舗サーバ30および無線LANアクセスポイント33を介して、棚札サーバ20から送られてくる情報を表示器に表示し、操作部によって入力された情報を棚札サーバ20に送る。無線LANアクセスポイント33は、ハンディターミナル32から受信した情報を店舗サーバ30に送り、店舗サーバ30から受け取った情報をハンディターミナル32に送信する。
図2は、電子棚札10の構成を示すブロック図である。電子棚札10は、中央処理装置(以下「CPU」という)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random
Access Memory)13、表示部14、ボタン15、スライドスイッチ(以下「スライドSW」という)16、RTC(Real Time Clock)17、バッテリ18、無線通信部19およびアンテナ190を含んで構成される。
描画情報生成手段および制御手段であるCPU11は、ROM12に記憶される電子棚札10を制御するための電子棚札制御プログラムを実行することによって、表示部14、ボタン15、スライドSW16および無線通信部19を制御する。ROM12は、フラッシュメモリなどの読み出し専用の記憶装置によって構成され、電子棚札制御プログラムおよび後述するROM管理テーブル42を記憶する。記憶手段であるRAM13は、書き込みおよび読み出し可能な半導体メモリなどの記憶装置によって構成され、CPU11が、電子棚札制御プログラムを実行するときに必要な電子棚札制御情報を記憶する。電子棚札制御情報は、後述するRAM管理テーブル43を含む。
表示手段である表示部14は、液晶ディスプレイなどの表示装置によって構成され、CPU11から指示される情報を表示画面に表示する。ボタン15は、図13、図14に示すようなエリアNo.を表示画面に表示させる操作ボタンであり、押下すると、エリアNo.が表示画面に表示される。エリアNo.は、表示画面の領域を予め定める単位の領域に分割、たとえば横方向に8等分した領域に分割した各分割領域を識別するための領域識別情報である。エリアNo.は、ボタン15によって表示するのではなく、エリアNo.を表示したラベルを電子棚札10の上面あるいは前面等に貼り付けてもよいし、電子棚札10の上面あるいは前面等に直接刻印あるいは印刷しておいてもよい。
設定手段および指示部であるスライドSW16は、表示領域を指示するためのスイッチである。表示領域は、たとえば遮蔽物によって遮蔽されている遮蔽領域と、遮蔽物によって遮蔽されていない領域との境界によって表される。以下、「遮蔽領域」を「重なり領域」ともいう。
スライドSW16は、たとえば横方向に移動可能に一列に配列された2つのスライドスイッチによって構成される。2つのスライドスイッチのうち左側にある左スイッチは、遮蔽物によって遮蔽されている遮蔽領域のうち、左側にある遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界の位置を指示する。2つのスライドスイッチのうち右側にある右スイッチは、遮蔽物によって遮蔽されている遮蔽領域のうち、右側にある遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界の位置を指示する。換言すると、左スイッチが示す境界と右スイッチが示す境界との間にある領域は、遮蔽物によって遮蔽されていない領域である。ハンディターミナル32およびスライドSW16は、設定手段である。
CPU11は、スライドSW16の左スイッチの位置および右スイッチの位置を、たとえば抵抗値によって分圧される電圧などによって検出することができる。スライドSW16は、スライドスイッチに限定されるものではなく、たとえばエリアNo.ごとに設けられる押しボタンなどによって構成してもよい。
RTC17は、時間を計時する計時部であり、CPU11は、RTC17を参照することによって、時刻を確認することができる。バッテリ18は、CPU11、ROM12、RAM13、表示部14、ボタン15、スライドSW16、RTC17および無線通信部19に電力を供給するバッテリなどの直流電源である。第1の送信手段、第2の受信手段および受信手段である無線通信部19は、トランシーバ21から送信される商品情報などの情報を表す無線信号をアンテナ190によって受信し、受信した無線信号を復号した商品情報などの情報をCPU11に送る。あるいは、CPU11から指示される情報、たとえば表示領域を表す表示領域情報を、アンテナ190によって無線信号として送信する。
図3は、棚札サーバ20の構成を示すブロック図である。棚札サーバ20は、CPU201、ROM202、RAM203、表示部204、入力部205、外部記憶部206、通信部207、計時部208および電源部209を含んで構成される。
描画情報生成手段であるCPU201は、ROM202に記憶される棚札サーバ20を制御するための棚札サーバ制御プログラムを実行することによって、表示部204、入力部205、外部記憶部206および通信部207を制御する。ROM202は、フラッシュメモリなどの読み出し専用の記憶装置によって構成され、棚札サーバ制御プログラムを記憶する。記憶手段であるRAM203は、書き込みおよび読み出し可能な半導体メモリなどの記憶装置によって構成され、CPU201が、棚札サーバ制御プログラムを実行するときに必要な棚札サーバ制御情報を記憶する。棚札サーバ制御情報は、各電子棚札10に表示させる商品情報を記憶する後述する棚札管理テーブル41を含む。
表示部(以下「表示器」ともいう)204は、液晶ディスプレイなどの表示装置であり、CPU201から指示される情報を表示し、入力部205は、情報を入力する入力装置であり、入力された情報をCPU201に送る。外部記憶部206は、ハードディスク装置などの記憶装置によって構成される。第1の受信手段、第2の送信手段および送信手段である通信部207は、LAN4に接続され、ベースステーション22、プリンタ23、および店舗サーバ30などと情報を送受信する。通信部207は、CPU201から指示される情報を、指示される送信先に送信し、受信した情報をCPU201に送る。
計時部208は、時間を計時する計時部であり、CPU201は、計時部208を参照することによって、時刻を確認することができる。電源部209は、CPU201、ROM202、RAM203、表示部204、入力部205、外部記憶部206、通信部207および計時部208に電力を供給する電源である。
図4は、ハンディターミナル32の外観を示す図である。ハンディターミナル32は、表示部320および操作部326を含んで構成される。表示部320は、たとえば液晶ディスプレイなどの表示装置によって構成される。図4に示した表示部320の表示画面には、表示領域入力画面が表示され、表示領域入力画面には、「表示領域入力」と表示されたタイトル欄321、「棚札ID(Identification)」と付記された棚札ID入力欄322、「表示領域」と付記された表示領域入力欄323、送信ボタン324および終了ボタン325が表示されている。操作部326は、数字あるいは文字などの情報を入力する操作ボタンを含み、棚札IDおよび表示領域などの情報を入力することができる。
棚札ID入力欄322は、操作部326の操作ボタンによって、表示領域を指示する電子棚札10の棚札IDを入力するための入力欄である。表示領域入力欄323は、操作部326の操作ボタンによって、表示領域を指示する入力欄である。表示領域は、表示画面に指示されるエリアNo.によって表す。送信ボタン324は、棚札ID入力欄322に入力された棚札IDおよび表示領域入力欄323に入力された表示領域を表す情報を、棚札サーバ20に送信するための操作ボタンである。終了ボタン325は、表示領域入力画面を終了することを棚札サーバ20に送信するための操作ボタンである。表示部320は、たとえばタッチパネルであり、画面にタッチすることによって、送信ボタン324または終了ボタン325を押下することができる。
図4に示した表示領域入力画面には、棚札ID入力欄322に棚札ID「000001001」、および表示領域入力欄323に表示領域「0.5〜6.5」と入力されている。表示領域入力欄323に入力されている「0.5」は、左側の遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界がエリアNo.「1」の中間の位置にあり、「6.5」は、右側の遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界がエリアNo.「7」の中間の位置にあることを示している。
図5は、棚札管理テーブル41の構成を示す図表である。棚札管理テーブル41は、各電子棚札10に表示させる商品情報および表示レイアウトに関する情報を記憶するテーブルであり、棚札サーバ20のRAM203に記憶される。棚札管理テーブル41には、「電子棚札ID(Identification)」欄411、「表示領域」欄412、「商品コード」欄413、「商品名」欄414および「価格」欄415があり、「電子棚札ID」欄411に示される電子棚札IDごとに、表示領域、商品コード、商品名および価格が記憶される。
「電子棚札ID」欄411は、各電子棚札10を識別するための電子棚札IDを示す。それぞれの電子棚札10には、ユニークな電子棚札IDが割り当てられる。たとえば、図4に示した「電子棚札ID」欄411には、「000001001」〜「000001006」、「0000010100」および「0000010101」の電子棚札IDが示されている。
「表示領域」欄412は、重なっていない領域つまり表示画面が遮蔽されていない領域を、XY座標によって示す。XY座標の原点は、表示画面の左上であり、領域は、領域の左上の座標である始点と右下の座標である終点とによって決まる矩形で表す。以下、電子棚札10の表示画面の全体の領域は、始点のXY座標が(1,1)および終点のXY座標が(320,160)の矩形であるとして説明するが、表示画面の領域は、これに限定されるものではない。
「商品コード」欄413は、各商品を識別するための商品コードを示す。各商品には、ユニークな商品コード、たとえばJAN(Japanese article number)コードが割り当てられる。商品コード「00000−000」は、初期値であり、商品が割り当てられていない電子棚札10であることを示す。「商品名」欄414は、各商品に付与された名称を示す。「商品名」欄414は、商品が割り当てられていない電子棚札10については「(未紐付け)」と示されている。「価格」欄415は、商品の価格を単位「円」で示す。
図5に示した棚札管理テーブル41に示される「表示領域」欄412、「商品コード」欄413、「商品名」欄414および「価格」欄415は、電子棚札ID「000001001」については、「(21,1)−(260,160)」、「12345−001」、「リンゴジュース」および「120」であり、電子棚札ID「000001002」については、「(1,1)−(280,160)」、「12345−090」、「ソーダー」および「75」であり、電子棚札ID「000001003」については、「(1,1)−(140,160)」、「12345−082」、「健康飲料」および「200」であり、電子棚札ID「000001004」については、「(1,1)−(200,160)」、「12345−077」、「みかんジュース」および「130」であり、電子棚札ID「000001005」については、「(1,1)−(320,160)」、「12345−056」、「スポーツドリンク」および「120」であり、電子棚札ID「000001006」については、「(161,1)−(320,160)」、「12345−043」、「天然水」および「90」であり、電子棚札ID「0000010100」については、「−」、「00000−000」、「(未紐付け)」および「−」であり、電子棚札ID「0000010101」については、「−」、「00000−000」、「(未紐付け)」および「−」である。
図6は、ROM管理テーブル42の構成を示す図表である。ROM管理テーブル42は、その電子棚札10の電子棚札IDを記憶するテーブルであり、電子棚札10のROM12に記憶される。ROM管理テーブル42には、「項目」欄421および「値」欄422がある。「項目」欄421は、各行の項目を示し、「値」欄422は、「項目」欄421に示される項目の値を示す。図6に示されるROM管理テーブル42には、「項目」欄421が「電子棚札ID」である項目に対応する「値」欄422に「000001001」が示されている。すなわち、図6に示したROM管理テーブル42は、そのROM管理テーブル42を記憶する電子棚札10の電子棚札IDが「000001001」であることを示している。ROM管理テーブル42は、たとえばその電子棚札10が工場から出荷されるときに、電子棚札10に割り当てられたユニークな電子棚札IDが設定される。
図7は、RAM管理テーブル43の構成を示す図表である。RAM管理テーブル43は、電子棚札10が用いる電子棚札制御情報を記憶するテーブルであり、電子棚札10のRAM13に記憶される。RAM管理テーブル43には、「項目」欄431および「値」欄432がある。「項目」欄431は、各行の項目を示し、「値」欄432は、「項目」欄431に示される項目の値を示す。
図7に示される「項目」欄431に示される項目と、各項目に対応する「値」欄432の値は、項目「商品コード」の値は「12345−001」であり、項目「表示領域」の値は「(21,1)−(260,160)」である。項目「非表示領域1」の値は「(1,1)−(20,160)」であり、項目「非表示領域2」の値は「(261,1)−(320,160)」であり、項目「領域番号表示フラグ」の値は「TRUE」である。すなわち、この電子棚札10には、商品コード「12345−001」の商品が割り当てられており、表示領域は、表示画面の全体の領域「(1,1)−(320,160)」から、非表示領域1「(1,1)−(20,160)」および非表示領域2「(261,1)−(320,160)」を除いた領域「(21,1)−(260,160)」であることを示している。「領域番号表示フラグ」は、後述するフローチャートの処理で用いるフラグであり、表示画面の下部にエリアNo.を表示するか否かを切り換えるために用いる。
図8は、基本表示レイアウトデータ51の一例を示す図表である。基本表示レイアウトデータ51は、電子棚札10の表示画面全体に商品情報を表示するために、棚札サーバ20によって生成されるデータである。基本表示レイアウトデータ51は、「表示領域」データ511、「商品名の表示領域」データ512、「価格の表示領域」データ513および「固定文字列「円」の表示領域」データ514を含む。「表示領域」データ511は、表示画面全体の領域を始点および終点のXY座標によって示す欄であり、「商品名の表示領域」データ512は、商品名を表示する領域を始点および終点のXY座標によって示す欄であり、「価格の表示領域」データ513は、価格を表示する領域を始点および終点のXY座標によって示す欄であり、「固定文字列「円」の表示領域」データ514は、価格の単位である「円」という文字を表示する領域を始点および終点のXY座標によって示す欄である。
図8に示した例では、「表示領域」データ511は「(1,1)−(320,160)」であり、「商品名の表示領域」データ512は「(1,1)−(320,60)」であり、「価格の表示領域」データ513は「(1,61)−(280,160)」であり、「固定文字列「円」の表示領域」データ514は「(281,101)−(320,160)」である。
図9は、再配置された表示レイアウトデータ52の一例を示す図表である。再配置された表示レイアウトデータ52は、再配置が棚札サーバ20によって行われる場合は、棚札サーバ20によって生成された再配置後のデータであり、再配置が電子棚札10によって行われる場合は、電子棚札10によって生成された再配置後のデータである。再配置は、商品情報を表示領域内に表示するために、基本表示レイアウトデータ51を表示領域に配置し直すこと、あるいは再配置された表示レイアウトデータを新たな表示領域に配置し直すことである。
再配置された表示レイアウトデータ52は、基本表示レイアウトデータ51と同様に、「表示領域」データ521、「商品名の表示領域」データ522、「価格の表示領域」データ523および「固定文字列「円」の表示領域」データ524を含む。図9に示した例では、「表示領域」データ521は「(21,1)−(260,160)」であり、「商品名の表示領域」データ522は「(21,1)−(260,60)」であり、「価格の表示領域」データ523は「(21,61)−(230,160)」であり、「固定文字列「円」の表示領域」データ524は「(231,101)−(260,160)」である。
図10は、基本表示レイアウトによる表示画面61の一例を示す図である。基本表示レイアウト(以下「基本棚札表示レイアウト」ともいう」)による表示画面61は、商品情報が図8に示した基本表示レイアウトデータ51に基づいて表示されたときの電子棚札10の表示画面である。基本表示レイアウトでは、表示画面の始点がXY座標(1,1)であり、終点がXY座標(320,160)である。表示画面61の領域のうち、商品名の表示領域611に、商品名「りんごジュース」が表示され、価格の表示領域612に価格「120」が表示され、固定文字列「円」の表示領域613に価格の単位「円」が表示されている。
図11は、重なり領域の一例を示す図である。図11に示した表示画面には、重なり領域は、非表示領域621「(1,1)−(20,160)」および非表示領域622「(261,1)−(320,160)」の2つの非表示領域から構成されている。したがって、表示領域622は、「(21,1)−(260,160)」である。
図12は、再配置された表示レイアウトによる表示画面63の一例を示す図である。表示画面63は、商品情報が、図11に示した表示領域622に、図9に示した再配置された表示レイアウトデータ52に基づいて表示された表示画面である。図11に示した表示画面の表示領域622のうち、再配置された商品名の表示領域631に、商品名「りんごジュース」が表示され、再配置された価格の表示領域632に価格「120」が表示され、再配置された固定文字列「円」の表示領域633に価格の単位「円」が表示されている。
図13は、エリアNo.を表示した表示画面64の一例を示す図である。表示画面64は、商品情報が表示されていないときに、エリアNo.を表示した例である。図13に示した表示画面64は、横方向に8等分した分割領域641に分割した例であり、各分割領域641には、エリアNo.「1」〜「8」が、左から順に、上段および下段の2箇所に表示されている。
図14は、商品情報を表示しているときにエリアNo.を表示した表示画面65の一例を示す図である。表示画面65は、図10に示した基本表示レイアウトによる表示画面61の下側に、エリアNo.を付した分割領域651を重ねて表示した例である。図14に示した例では、エリアNo.を付した分割領域651が重ねて表示されていることによって、価格の表示領域612に表示されている価格「120」、および固定文字列「円」の表示領域613に表示されている価格の単位「円」の情報の一部が見えない状態になっている。
図15は、商品情報を表示しているときにエリアNo.を表示した他の表示画面66の一例を示す図である。表示画面66は、図10に示した基本表示レイアウトによる表示画面61の下側に、エリアNo.を付した分割領域651を表示するとともに、商品名の表示領域661、価格の表示領域662、および固定文字列「円」の表示領域663を、分割領域651を除く領域に割り当てて、商品名「りんごジュース」、価格「120」および価格の単位「円」を、それぞれ対応する表示領域に配置し直して表示した例である。
図15に示した例では、エリアNo.を付した分割領域651を表示しても、価格の表示領域662に表示されている価格「120」、および固定文字列「円」の表示領域663に表示されている価格の単位「円」の情報の一部が見えなくなることを回避することができている。
図16は、エリアNo.を表示した状態での重なり領域の一例を示す図である。重なり領域は、遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界がエリアNo.「1」の中間の位置にある左側の遮蔽領域671と、遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界がエリアNo.「7」の中間の位置にある右側の遮蔽領域673とからなる。
図17は、再配置された表示画面63とは異なる表示レイアウトによる表示画面68の一例を示す図である。図12に示した表示画面63では、遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界を表示領域の境界としたが、図17に示した表示画面68は、表示領域の境界を分割単位の境界に合わせた表示レイアウトによる表示画面である。具体的には、図17に示した表示画面68の表示領域は、エリアNo.「3」〜「6」の分割領域からなる領域である。すなわち、重なり領域が図16に示した重なり領域である場合に、図12に示した表示画面63では、図16に示した重なり領域を除く領域を表示領域としているが、図17に示した表示画面68では、重なり領域が含まれない分割領域からなる領域を表示領域としている。
図18は、スライドSW16によって指示された重なり領域の一例を示す図である。図18には、電子棚札IDが「000001001」である電子棚札71、電子棚札IDが「000001002」である電子棚札72、および電子棚札IDが「000001003」である電子棚札73の3つの電子棚札10が示されている。電子棚札71の表示画面に向かって、電子棚札71の表示画面の右側が電子棚札72によって遮蔽され、電子棚札71の表示画面の左側が電子棚札73によって遮蔽されている。
各電子棚札10は、上部にスライドSW16が設けられている。スライドSW16の上面には、数字「0」およびエリアNo.に対応する数字「1」〜「8」が左から順に等間隔で表示され、さらに、2つのスライドスイッチ16a,16bが設けられている。ユーザは、2つのスライドスイッチ16a,16bのうち左側にある左スイッチ16aを、左側にある遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界の位置に合わせ、右側にある右スイッチ16bを、右側にある遮蔽領域と遮蔽されていない領域との境界の位置に合わせる。図18に示した電子棚札74では、左スイッチ16aが数字「0」とエリアNo.「1」との中間の位置に合わせられ、右スイッチ16bがエリアNo.「6」とエリアNo.「7」との中間の位置に合わせられている。
図19は、スライドSW16によって指示された重なり領域を元に生成した表示レイアウトによる表示画面の一例を示す図である。電子棚札75は、図10に示した表示画面61を表示している電子棚札10である。電子棚札76は、スライドSW16に設けられるボタン15が押下されたことによって、図14に示した表示画面65を表示している電子棚札10である。電子棚札77は、ボタン15が押下されたことによって、図15に示した表示画面66を表示している電子棚札10である。電子棚札78は、スライドSW16によって指示された重なり領域を元に生成した表示レイアウトによる図12に示した表示画面63を表示している電子棚札10である。
図20は、電子棚札10を用いた商品の陳列例81を示す図である。図20(a)は、ソーダーS1、健康飲料S2、みかんジュースS3、スポーツドリンクS4および天然水S5の5つの商品を横方向に陳列し、商品の前に商品に向かって左側から順に電子棚札101〜105を配置した陳列例81を示す。
図20(b)は、電子棚札101〜105の上側から見た図であり、電子棚札101〜105の重なりを示す図である。電子棚札101の右側部分は、電子棚札102によって遮蔽され、電子棚札102の右側部分は、電子棚札103によって遮蔽され、電子棚札103の右側部分は、電子棚札104によって遮蔽され、電子棚札105の左側部分は、電子棚札104によって遮蔽されている。
しかしながら、電子棚札システム2は、各電子棚札10によって検出される重なり領域に基づいて、各電子棚札10に表示する表示情報を再配置して表示するので、図20(a)に示した各電子棚札10の表示画面に表示されているように、いずれの商品情報も他の電子棚札10によって遮蔽されることなく表示されている。たとえば商品ソーダーS1の商品情報は、電子棚札101の表示画面のうち、電子棚札102によって遮蔽されている領域を除いた表示エリアに、商品情報「ソーダー75円」が電子棚札102によって遮蔽されることなく表示されている。
図21は、棚札サーバ20のCPU201が実行する第1の電子棚札表示書替処理の一例を示すフローチャートである。第1の電子棚札表示書替処理は、棚札サーバ20によって電子棚札10の商品情報表示の変更あるいは表示再配置が行われる場合の処理である。棚札サーバ20が電子棚札10への商品情報表示が必要な場合、たとえば店舗サーバ30あるいは棚札システムアプリケーションから標準価格表示から特売価格表示への棚札表示変更要求を受けた場合に、ステップA1に移る。
ステップA1では、表示変更命令を送信する電子棚札10を選択する。具体的には、確認した通信可能な電子棚札10の中から1つの電子棚札10を選択する。以下、「命令」のことを「要求」あるいは「コマンド」ともいう。ステップA2では、選択した電子棚札10のステータスを確認する。具体的には、通信部207によって、たとえばバッテリの電圧および通信状態などのステータスを確認するためのステータス確認コマンドを、選択した電子棚札10に送信し、そのステータス確認コマンドに応答して送られてくるステータス情報によって確認する。ステップA3では、ステータスが正常であるか否かを判定する。正常であると、ステップA4に進み、正常でないと、ステップA10に進む。
ステップA4では、ユーザが入力した表示部重なり情報を取得する。表示部重なり情報は、ハンディターミナル32の表示部320に表示された表示領域入力画面の表示領域入力欄323で入力された表示領域を表す表示領域情報、またはスライドSW16によって指示された表示領域を表す表示領域情報である。ハンディターミナル32の表示部320に表示された表示領域入力画面の表示領域入力欄323で入力された表示領域を表す表示領域情報は、表示領域指定情報である。棚札サーバ20のCPU201は、表示領域入力欄323で入力された表示領域情報は、ハンディターミナル32から取得し、スライドSW16によって指示された表示領域情報は、電子棚札10から取得する。
ステップA5では、取得した表示領域情報に基づいて、表示エリアおよび表示レイアウトを決定し、電子棚札表示データを生成する。ステップA6では、通信部207によって、電子棚札表示データと表示部書替要求とを電子棚札10へ送信する。電子棚札表示データ(以下、「表示データ」ともいう)は、商品情報と表示レイアウトとを含む描画情報である。ステップA7では、通信部207によって、電子棚札10から表示部書替要求に対する応答を受信する。ステップA8では、コマンドつまり表示部書替要求に対する応答が正常であるか否かを判定する。コマンドに対する応答が正常であると、ステップA9に進み、コマンドに対する応答が正常でないと、ステップA10に進む。
ステップA9では、継続であるか否かを判定する。継続は、他にも商品情報表示変更が必要な電子棚札10がある場合が継続である。継続であると、ステップA1に戻り、継続でないと、第1の電子棚札表示書替処理を終了する。ステップA10では、異常を店員に報知、たとえば棚札サーバ20あるいはハンディターミナル(以下「HT」という)に設けられる表示器に異常であることを示すエラー情報を表示して警告表示し、ステップA9に進む。
図22は、第1の電子棚札表示書替処理から呼び出される第1の電子棚札表示データ生成処理の一例を示すフローチャートである。図21に示したステップA5が実行されると、ステップB1に移る。
ステップB1では、電子棚札10の表示領域と基本棚札表示レイアウトとの縦横サイズ比率を計算する。具体的には、基本棚札表示レイアウト、すなわち電子棚札10の表示画面の全体の領域の大きさが横320画素および縦160画素であり、表示領域サイズ、すなわち表示領域の大きさが横240画素および縦160画素である場合、横の比率RXは、(SX2−SX1+1)/(BX2−BX1+1)から求め、縦の比率RYは、(SY2−SY1+1)/(BY2−BY1+1)から求める。
ここに、SX1は、表示領域の始点のX座標であり、SY1は、表示領域の始点のY座標であり、SX2は、表示領域の終点のX座標であり、SY2は、表示領域の終点のY座標であり、BX1は、基本棚札表示レイアウトの始点のX座標であり、BY1は、基本棚札表示レイアウトの始点のY座標であり、BX2は、基本棚札表示レイアウトの終点のX座標であり、BY2は、基本棚札表示レイアウトの終点のY座標である。電子棚札ID「000001001」の電子棚札10の場合、横の比率RXは240/320であり、縦の比率RYは160/160である。
ステップB2では、基本表示レイアウトから、表示領域に応じた電子棚札の表示レイアウトを生成する。具体的には、各枠の始点および終点を以下の式によって算出することによって生成する。商品名枠の始点のXY座標(SX3,SY3)=((SX1+(BX3−BX1+1)×RX),((SY1+(BY3−BY1+1)×RY)であり、商品名枠の終点のXY座標(SX4,SY4)=((SX1+(BX4−BX1+1)×RX),((SY1+(BY4−BY1+1)×RY)であり、価格枠の始点のXY座標(SX5,SY5)=((SX1+(BX5−BX1+1)×RX),((SY1+(BY5−BY1+1)×RY)であり、価格枠の終点のXY座標(SX6,SY6)=((SX1+(BX6−BX1+1)×RX),((SY1+(BY6−BY1+1)×RY)であり、「円」枠の始点のXY座標(SX7,SY7)=((SX1+(BX7−BX1+1)×RX),((SY1+(BY7−BY1+1)×RY)であり、「円」枠の終点のXY座標(SX8,SY8)=((SX1+(BX8−BX1+1)×RX),((SY1+(BY8−BY1+1)×RY)である。
ここに、基本表示レイアウトの各領域の始点および終点は、表示領域については、XY座標(BX1,BY1)およびXY座標(BX2,BY2)であり、商品名枠については、XY座標(BX3,BY3)およびXY座標(BX4,BY4)であり、価格枠については、XY座標(BX5,BY5)およびXY座標(BX6,BY6)であり、「円」枠については、XY座標(BX7,BY7)およびXY座標(BX8,BY8)である。
たとえば、電子棚札ID「000001001」の電子棚札10の場合、商品名枠の始点のXY座標(SX3,SY3)は(21,1)であり、商品名枠の終点のXY座標(SX4,SY4)=(260,60)であり、価格枠の始点のXY座標(SX5,SY5)は(21,61)であり、価格枠の終点のXY座標(SX6,SY6)は(230,160)であり、「円」枠の始点のXY座標(SX7,SY7)=(231,101)であり、「円」枠の終点のXY座標(SX8,SY8)は(260,160)である。
ステップB3では、各枠に表示する文字数をカウントする。たとえば、電子棚札ID「000001001」の電子棚札10の場合、商品名は「りんごジュース」であり、商品名枠に表示する文字数は「7」文字である。価格は「120」であり、価格枠に表示する文字数は「3」文字である。単位は「円」であり、「円」枠に表示する文字数は「1」文字である。
ステップB4では、各枠の文字サイズを決定する。具体的には、商品名枠の文字サイズの幅=(SX4−SX3+1)/(文字数)であり、商品名枠の文字サイズの高さ=(SY4−SY3+1)/(行数)であり、価格枠の文字サイズの幅=(SX6−SX5+1)/(文字数)であり、価格枠の文字サイズの高さ=(SY6−SY5+1)/(行数)であり、「円」枠の文字サイズ幅=(SX8−SX7+1)/(文字数)であり、「円」枠の文字サイズの高さ=(SY8−SY7+1)/(行数)である。たとえば、電子棚札ID「000001001」の電子棚札10の場合、商品名枠の文字サイズの幅=34余り2、商品名枠の文字サイズの高さ=60であり、価格枠の文字サイズの幅=86余り2であり、価格枠の文字サイズの高さ=100であり、「円」枠の文字サイズ幅=30であり、「円」枠の文字サイズの高さ=60である。ここに、行数はいずれの場合も「1」であり、余りは無視し、商はフォントサイズを表す。
ステップB5では、フォントの中から、指定文字サイズ、すなわちステップB4で求めたフォントサイズに合せて文字を展開し、レイアウト枠つまり各枠に並べて、表示データを生成し、第1の電子棚札表示データ生成処理を終了する。
図23は、電子棚札10のCPU11が実行する第1の書替コマンド処理の一例を示すフローチャートである。棚札サーバ20から表示部書替要求を受信すると、ステップC1に移る。ステップC1では、無線通信部19によって、棚札サーバ20から受信した受信データ、つまり表示部書替要求とともに受信した電子棚札表示データが正常であるか否かを判定する。正常であると、ステップC2に進み、正常でないと、ステップC4に進む。ステップC2では、無線通信部19によって、棚札サーバ20に「正常受信」であることを示す応答、たとえばACKを送信する。
ステップC3では、受信した電子棚札表示データに基づいて、表示部14の書き替えを行い、「領域番号表示フラグ」に「TRUE」をセットし、第1の書替コマンド処理を終了する。ステップC4では、無線通信部19によって、棚札サーバ20に「受信異常」であることを示す応答、たとえばNAKを送信し、第1の書替コマンド処理を終了する。
図24は、ハンディターミナル32が実行する表示領域入力処理の一例を示すフローチャートである。ハンディターミナル32は、図4に示した表示領域入力画面を表示した後、ステップD1に移る。
ステップD1では、棚札ID入力欄322に入力された棚札IDを取り込む。ステップD2では、表示領域入力欄323に入力された表示領域の左端位置を取り込む。ステップD3では、表示領域入力欄323に入力された表示領域の右端位置を取り込む。ステップD4では、送信ボタン324が押下されると、ステップD1で入力された棚札IDならびにステップD2,D3で入力された表示領域の左端位置および右端位置を表す表示領域情報を棚札サーバ20に送信する。ステップD5では、終了するか否か、つまり次の入力があるか否かを判定する。終了ボタン325が押下されると、終了すると判定し、表示領域入力処理を終了し、終了ボタン325が押下されないと、終了しないと判定し、ステップD1に戻る。
図25は、電子棚札10のCPU11が実行するボタン15による表示画面切り換え処理の一例を示すフローチャートである。図23に示した第1の書替コマンド処理を終了すると、ステップE1に移る。
ステップE1では、ボタン15がONであるか否かを判定する。ボタン15が押下されると、ボタン15がONであると判定し、ステップE2に進み、ボタン15が押下されないと、ボタン15がONでないと判定し、ステップE1に戻る。ステップE2では、紐付けデータがあるか否かを判定する。棚札サーバ20から表示データを受信していると、紐付けデータがあると判定し、ステップE3に進み、棚札サーバ20から表示データを受信していないと、紐付けデータがないと判定し、ステップE1に戻る。
ステップE3では、「領域番号表示フラグ」に「TRUE」がセットされているか否かを判定する。「領域番号表示フラグ」に「TRUE」がセットされていると、ステップE4に進み、「領域番号表示フラグ」に「TRUE」がセットされていないと、ステップE6に進む。ステップE4では、表示画面の下部に領域番号つまりエリアNo.を表示する。ステップE5では、「領域番号表示フラグ」に「FALSE」をセットして、ステップE1に戻る。ステップE6では、表示画面の下部に表示している領域番号つまりエリアNo.を非表示する。ステップE7では、「領域番号表示フラグ」に「TRUE」をセットして、ステップE1に戻る。
図26は、棚札サーバ20のCPU201が実行する第2の電子棚札表示書替処理の一例を示すフローチャートである。第2の電子棚札表示書替処理は、電子棚札10によって電子棚札10の商品情報表示の変更あるいは表示再配置が行われる場合の処理である。棚札サーバ20が電子棚札10への商品情報表示が必要な場合、たとえば店舗サーバ30あるいは棚札システムアプリケーションから標準価格表示から特売価格表示への棚札表示変更要求を受けた場合に、ステップF1に移る。
ステップF1では、表示変更命令を送信する電子棚札10を選択する。具体的には、確認した通信可能な電子棚札10の中から1つの電子棚札10を選択する。ステップF2では、選択した電子棚札10のステータスを確認する。具体的には、通信部207によって、たとえばバッテリの電圧および通信状態などのステータスを確認するためのステータス確認コマンドを、選択した電子棚札10に送信し、そのステータス確認コマンドに応答して送られてくるステータス情報によって確認する。ステップF3では、ステータスが正常であるか否かを判定する。正常であると、ステップF4に進み、正常でないと、ステップF9に進む。
ステップF4では、電子棚札表示データを生成する。ステップF5では、通信部207によって、電子棚札表示データと表示部書替要求とを電子棚札10へ送信する。ステップF6では、通信部207によって、電子棚札10から表示部書替要求に対する応答を受信する。ステップF7では、コマンドつまり表示部書替要求に対する応答が正常であるか否かを判定する。コマンドに対する応答が正常であると、ステップF8に進み、コマンドに対する応答が正常でないと、ステップF9に進む。
ステップF8では、継続であるか否かを判定する。継続は、他にも商品情報表示変更が必要な電子棚札10がある場合が継続である。継続であると、ステップF1に戻り、継続でないと、第2の電子棚札表示書替処理を終了する。ステップF9では、異常を店員に報知、たとえば棚札サーバ20あるいはハンディターミナル32に設けられる表示器に警告を表示して、ステップF8に進む。
図27は、第2の電子棚札表示書替処理から呼び出される第2の電子棚札表示データ生成処理の一例を示すフローチャートである。図26に示したステップF4が実行されると、ステップG1に移る。
ステップG1では、各枠に表示する文字数をカウントする。たとえば、電子棚札ID「000001001」の電子棚札10の場合、商品名は「りんごジュース」であり、商品名枠に表示する文字数は「7」文字である。価格は「120」であり、価格枠に表示する文字数は「3」文字である。単位は「円」であり、「円」枠に表示する文字数は「1」文字である。
ステップG2では、各枠の文字サイズを決定する。具体的には、商品名枠の文字サイズの幅=(BX4−BX3+1)/(文字数)であり、商品名枠の文字サイズの高さ=(BY4−BY3+1)/(行数)であり、価格枠の文字サイズの幅=(BX6−BX5+1)/(文字数)であり、価格枠の文字サイズの高さ=(BY6−BY5+1)/(行数)であり、「円」枠の文字サイズ幅=(BX8−BX7+1)/(文字数)であり、「円」枠の文字サイズの高さ=(BY8−BY7+1)/(行数)である。
たとえば、電子棚札ID「000001001」の電子棚札10の場合、商品名枠の文字サイズの幅=45余り5、商品名枠の文字サイズの高さ=60であり、価格枠の文字サイズの幅=93余り1であり、価格枠の文字サイズの高さ=100であり、「円」枠の文字サイズ幅=40であり、「円」枠の文字サイズの高さ=60である。ここに、行数はいずれの場合も「1」であり、余りは無視し、商はフォントサイズを表す。
図28は、電子棚札10のCPU11が実行する第2の書替コマンド処理の一例を示すフローチャートである。図29に示すステップJ7から呼び出されると、ステップH1に移る。
ステップH1では、無線通信部19によって、棚札サーバ20から受信した受信データ、つまり表示部書替要求とともに受信した電子棚札表示データが正常であるか否かを判定する。正常であると、ステップH2に進み、正常でないと、ステップH9に進む。ステップH2では、無線通信部19によって、棚札サーバ20に「正常受信」であることを示す応答、たとえばACKを送信する。ステップH3では、棚札サーバ20から受信した表示データつまり電子棚札表示データを、メモリ、具体的には、RAM管理テーブル43に記憶する。
ステップH4では、ユーザがスライドSW16を用いて指示した表示領域情報をスライドSW16から取得する。ステップH5では、取得した表示領域情報をメモリ、具体的には、RAM管理テーブル43に記憶する。ステップH6では、ステップH4で取得した表示領域情報が示す表示領域と、表示データを表示する領域、つまり棚札サーバ20から受信した電子棚札表示データが示す表示領域との縦横サイズ比率を計算する。計算方法は、図22に示したステップB21での計算方法と同様の計算方法である。
ステップH7では、表示受信データつまり受信した電子棚札表示データを表示領域サイズに表示することができるサイズになるように、換言すると、表示すべき商品情報がステップH6で計算した比率で縮小したサイズに入るように、電子棚札表示データのうち商品情報のデータからデータを削除、すなわちデータを間引いて再配置を行う。ステップH7では、再配置後のデータで、表示部14の書き替えを行って、第2の書替コマンド処理を終了する。ステップH9では、無線通信部19によって、棚札サーバ20に「受信異常」であることを示す応答、たとえばNAKを送信し、第2の書替コマンド処理を終了する。
図29は、電子棚札10のCPU11が実行する表示エリア変更再描画処理の一例を示すフローチャートである。電子棚札10の電源が投入され動作可能状態になると、ステップJ1に移る。
ステップJ1では、無線通信部19によって、棚札サーバ20から表示部書替コマンドつまり表示部書替要求を受信したか否かを判定する。表示部書替コマンドを受信すると、ステップJ7に進み、表示部書替コマンドを受信しないと、ステップJ2に進む。ステップJ2では、表示領域情報をスライドSW16から取得する。ステップJ3では、取得した表示領域情報が示す表示領域が、表示書替コマンド処理で記憶した表示領域と同一か否かを判定する。同一であると、ステップJ8に進み、同一でないと、ステップJ4に進む。
ステップJ4では、表示部14に表示データがあるか否かを判定する。表示データがあると、ステップJ9に進み、表示データがないと、ステップJ5に進む。ステップJ5では、非表示エリアつまり非表示領域をクリアする。ステップJ6では、表示領域をメモリに記憶して、表示エリア変更再描画処理を終了する。表示エリア変更再描画処理を終了すると、ステップJ1に戻る。
ステップJ7では、図28に示した第2の書替コマンド処理を呼び出して、表示部書替処理つまり第2の書替コマンド処理を実行した後、ステップJ1に戻る。ステップJ8では、1秒間WAIT後、つまり1秒間待った後、ステップJ1に戻る。ステップJ9では、ステップJ2で取得した表示領域情報が示す表示領域と表示部書替処理でメモリに記憶した表示データが示す表示領域、つまり棚札サーバ20から受信した電子棚札表示データが示す表示領域との縦横サイズ比率を計算する。計算方法は、図22に示したステップB21での計算方法と同様の計算方法である。
ステップJ10では、表示受信データを表示領域サイズに表示することができるサイズになるように、換言すると、表示すべき商品情報がステップJ9で計算した比率で縮小したサイズに入るように、電子棚札表示データのうち商品情報のデータからデータを削除、すなわちデータを間引いて再配置を行う。ステップJ11では、再配置後のデータで、表示部14の書き替えを行って、ステップJ6に進む。
このように、表示部14によって、情報を表示するための表示画面が備えられ、RAM13によって、前記表示画面に表示するための商品情報が記憶され、スライドSW16によって、前記表示画面の領域のうち、商品情報を表示する領域が設定され、CPU11によって、RAM13に記憶された商品情報を、スライドSW16によって設定された表示領域に配置する描画情報が生成され、CPU11によって、CPU11によって生成された描画情報が前記表示領域に表示される。
したがって、電子棚札10の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されていても、電子棚札10だけで商品情報を遮蔽されていない領域に配置して表示することができる。このように、電子棚札10は、遮蔽物によって表示画面が覆われていても商品名などの情報を再配置して見えるように表示することができるので、1種類のサイズだけでも対応することができる。メーカは、生産するサイズの種類を減らすことができ、ユーザも多種類のサイズの電子棚札10を管理しなくてもよい。電子棚札10同士を重ねて配置することができるので、設置棚の幅が狭い場合に、電子棚札10がはみ出して設置することができなくなる可能性も低減することができる。さらに、商品と電子棚札10とのずれをなくすことができ、お客様が、商品と電子棚札10との関係を取り違えることを低減することができる。
さらに、情報を表示するための表示画面を有する表示部14を備える電子棚札10と、前記表示画面に表示するための商品情報を記憶するRAM203を備える棚札サーバ20とを含む電子棚札システム2で、表示部14に商品情報を表示するにあたって、電子棚札10では、スライドSW16によって、前記表示画面の領域のうち、商品情報を表示する領域が設定され、無線通信部19によって、スライドSW16によって設定された表示領域を示す表示領域情報が棚札サーバ20に送信される。
棚札サーバ20では、通信部207によって、無線通信部19によって送信された表示領域情報が受信され、CPU201によって、RAM203に記憶された商品情報を、通信部207によって受信された表示領域情報が示す表示領域に配置する描画情報が生成され、通信部207によって、棚札サーバ20のCPU201によって生成された描画情報が電子棚札10に送信される。そして、電子棚札10では、無線通信部19によって、通信部207によって送信された描画情報が受信され、CPU11によって、無線通信部19によって受信された描画情報が前記表示領域に表示される。
したがって、電子棚札10の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されていても、商品情報を遮蔽されていない領域に配置して表示することができる。遮蔽されていない領域への商品情報の再配置を棚札サーバ20で行うので、電子棚札10に再配置を行う機能を持たせる必要がなく、電子棚札10のコストを低減することができる。このように、電子棚札10は、遮蔽物によって表示画面が覆われていても商品名などの情報を再配置して見えるように表示することができるので、1種類のサイズだけでも対応することができる。メーカは、生産するサイズの種類を減らすことができ、ユーザも多種類のサイズの電子棚札10を管理しなくてもよい。電子棚札10同士を重ねて配置することができるので、設置棚の幅が狭い場合に、電子棚札10がはみ出して設置することができなくなる可能性も低減することができる。さらに、商品と電子棚札10とのずれをなくすことができ、お客様が、商品と電子棚札10との関係を取り違えることを低減することができる。
さらに、移動可能なスライドSW16によって、前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域が指示され、スライドSW16によって指示された領域が表示領域として設定される。すなわち、たとえば電子棚札10に設けられるスライドSW16によって、遮蔽物によって遮蔽されていない領域を指示することができるので、ユーザは容易に表示領域を指定することができる。
さらに、情報を表示するための表示画面を有する表示部14を備える電子棚札10と、前記表示画面に表示するための商品情報を記憶するRAM203を備える棚札サーバ20とを含む電子棚札システム2で、表示部14に商品情報を表示するにあたって、棚札サーバ20では、ハンディターミナル32によって、前記表示画面の領域のうち、商品情報を表示する領域が設定され、CPU201によって、RAM203に記憶された商品情報を、ハンディターミナル32によって設定された表示領域に配置する描画情報が生成され、通信部207によって、CPU201によって生成された描画情報が電子棚札10に送信される。そして、電子棚札10では、無線通信部19によって、通信部207によって送信された描画情報が受信され、CPU11によって、無線通信部19によって受信された描画情報が前記表示領域に表示される。
したがって、電子棚札10の表示画面の一部が遮蔽物によって遮蔽されていても、商品情報を遮蔽されていない領域に配置して表示することができる。遮蔽されていない領域への商品情報の再配置を棚札サーバ20で行うので、電子棚札10に再配置を行う機能を持たせる必要がなく、電子棚札10のコストを低減することができる。さらに、表示領域を指定するためのスライドSW16を電子棚札10に設ける必要がないので、電子棚札10を小型化し、さらにコスト低減を図ることができる。このように、電子棚札10は、遮蔽物によって表示画面が覆われていても商品名などの情報を再配置して見えるように表示することができるので、1種類のサイズだけでも対応することができる。メーカは、生産するサイズの種類を減らすことができ、ユーザも多種類のサイズの電子棚札10を管理しなくてもよい。電子棚札10同士を重ねて配置することができるので、設置棚の幅が狭い場合に、電子棚札10がはみ出して設置することができなくなる可能性も低減することができる。さらに、商品と電子棚札10とのずれをなくすことができ、お客様が、商品と電子棚札10との関係を取り違えることを低減することができる。
さらに、ハンディターミナル32によって、前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を指定する表示領域情報が入力され、ハンディターミナル32によって入力された表示領域情報が示す領域が表示領域として設定される。すなわち、たとえばユーザは、電子棚札10の傍で、遮蔽物によって遮蔽されていない領域をハンディターミナル32に入力することによって指示することができるので、ユーザは容易に表示領域を指示することができる。
さらに、電子棚札10のCPU11によって、前記表示画面の領域を予め定める単位の領域に分割した各分割領域を識別するためのエリアNo.が前記表示画面に表示されるので、遮蔽物によって遮蔽されていない領域をエリアNo.によって指定することができるので、ユーザは容易に表示領域を指定することができる。
本発明の実施の一形態である電子棚札システム2に係る店舗システム1の構成を示すブロック図である。 電子棚札10の構成を示すブロック図である。 棚札サーバ20の構成を示すブロック図である。 ハンディターミナル32の外観を示す図である。 棚札管理テーブル41の構成を示す図表である。 ROM管理テーブル42の構成を示す図表である。 RAM管理テーブル43の構成を示す図表である。 基本表示レイアウトデータ51の一例を示す図表である。 再配置された表示レイアウトデータ52の一例を示す図表である。 基本表示レイアウトによる表示画面61の一例を示す図である。 重なり領域の一例を示す図である。 再配置された表示レイアウトによる表示画面63の一例を示す図である。 エリアNo.を表示した表示画面64の一例を示す図である。 商品情報を表示しているときにエリアNo.を表示した表示画面65の一例を示す図である。 商品情報を表示しているときにエリアNo.を表示した他の表示画面66の一例を示す図である。 エリアNo.を表示した状態での重なり領域の一例を示す図である。 再配置された表示画面63とは異なる表示レイアウトによる表示画面68の一例を示す図である。 スライドSW16によって指示された重なり領域の一例を示す図である。 スライドSW16によって指示された重なり領域を元に生成した表示レイアウトによる表示画面一例を示す図である。 電子棚札10を用いた商品の陳列例81を示す図である。
棚札サーバ20のCPU201が実行する第1の電子棚札表示書替処理の一例を示すフローチャートである。 第1の電子棚札表示書替処理から呼び出される第1の電子棚札表示データ生成処理の一例を示すフローチャートである。 電子棚札10のCPU11が実行する第1の書替コマンド処理の一例を示すフローチャートである。 ハンディターミナル32が実行する表示領域入力処理の一例を示すフローチャートである。 電子棚札10のCPU11が実行するボタン15による表示画面切り換え処理の一例を示すフローチャートである。 棚札サーバ20のCPU201が実行する第2の電子棚札表示書替処理の一例を示すフローチャートである。 第2の電子棚札表示書替処理から呼び出される第2の電子棚札表示データ生成処理の一例を示すフローチャートである。 電子棚札10のCPU11が実行する第2の書替コマンド処理の一例を示すフローチャートである。 電子棚札10のCPU11が実行する表示エリア変更再描画処理の一例を示すフローチャートである。 従来の技術による電子棚札を用いた商品の陳列例を示す図である。
符号の説明
1 店舗システム
2 電子棚札システム
3 POSシステム
4 LAN
10 電子棚札
11,201 CPU
12,202 ROM
13,203 RAM
14,204 表示部
15,205 入力部
16 スライドSW
17 RTC
18 バッテリ
19 無線通信部
20 棚札サーバ
21 ベースステーション
22 プリンタ
23 トランシーバ
30 店舗サーバ
31 POS端末
32 ハンディターミナル
33 無線LANアクセスポイント
190 アンテナ
206 外部記憶部
207 通信部
208 計時部
209 電源部

Claims (6)

  1. 情報を表示するための表示画面を有する表示手段と、
    前記表示画面に表示するための表示情報を記憶する記憶手段と、
    前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を設定する設定手段と、
    前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記設定手段によって設定された表示領域に配置する描画情報を生成する描画情報生成手段と、
    前記描画情報生成手段によって生成された描画情報を前記表示領域に表示させる制御手段とを含むことを特徴とする情報表示装置。
  2. 情報を表示するための表示画面を有する表示手段を備える情報表示装置と、前記表示画面に表示するための表示情報を記憶する記憶手段を備える管理装置とを含む情報表示システムであって、
    前記情報表示装置は、
    前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された表示領域を示す表示領域情報を前記管理装置に送信する第1の送信手段とを含み、
    前記管理装置は、
    前記第1の送信手段によって送信された表示領域情報を受信する第1の受信手段と、
    前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記第1の受信手段によって受信された表示領域情報が示す表示領域に配置する描画情報を生成する描画情報生成手段と、
    前記描画情報生成手段によって生成された描画情報を前記情報表示装置に送信する第2の送信手段とを含み、
    前記情報表示装置は、
    前記第2の送信手段によって送信された描画情報を受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段によって受信された描画情報を前記表示領域に表示させる制御手段とをさらに含むことを特徴とする情報表示システム。
  3. 前記設定手段は、前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を指示する移動可能な指示部を含み、指示部によって指示された領域を表示領域として設定することを特徴とする請求項2に記載の情報表示システム。
  4. 情報を表示するための表示画面を有する表示手段を備える情報表示装置と、前記表示画面に表示するための表示情報を記憶する記憶手段を備える管理装置とを含む情報表示システムであって、
    前記管理装置は、
    前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を設定する設定手段と、
    前記記憶手段に記憶された表示情報を、前記設定手段によって設定された表示領域に配置する描画情報を生成する描画情報生成手段と、
    前記描画情報生成手段によって生成された描画情報を前記情報表示装置に送信する送信手段とを含み、
    前記情報表示装置は、
    前記送信手段によって送信された描画情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された描画情報を前記表示領域に表示させる制御手段とを含むことを特徴とする情報表示システム。
  5. 前記設定手段は、前記表示画面の領域のうち、表示情報を表示する領域を指定する表示領域指定情報を入力する領域入力部を含み、領域入力部によって入力された表示領域指定情報が示す領域を表示領域として設定することを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
  6. 前記制御手段は、前記表示画面の領域を予め定める単位の領域に分割した各分割領域を識別するための領域識別情報を前記表示画面に表示することを特徴とする請求項2または4に記載の情報表示システム。
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