JP2009281746A - 光測距装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線構造を簡略化し、容易に組み立てることが可能な光測距装置を提供する。
【解決手段】障害物センサ30は、投光素子34、受光素子36、投光ミラー41、受光ミラー42、回転ユニット40および演算部60を備えている。受光素子36は、投光素子34と投受光方向が一致するように対向して配置され、投光ミラー41は、投光素子34からの光を回転ユニット40における半径方向外側にある被投射体に向け、受光ミラー42は、被投射体からの反射光を受光素子36に向け、回転ユニット40は、投光ミラー41と受光ミラー42とを回転駆動させ、投光素子34と投光ミラー41との間または受光素子36と受光ミラー42との間に配置された中空形状の回転軸40hを有し、演算部60は、受光素子36に受光された反射光に基づいて、被投射体までの距離を演算する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被投射体に対して光を走査し、その走査領域からの反射光に基づいて被投射体までの距離を検出する光測距装置に関する。
無人搬送装置は、走行領域および作業領域における障害物等を検知するために、光測距装置が搭載されている。そして、光測距装置には、投光部から出射された光を回転ミラー等で反射して周囲に光軸を振り、障害物等によって反射された反射光を受信し、投光部が出射した出射光と受光部に受光された反射光との間の位相差から距離を検出するものが利用されている。
このような無人搬送装置に搭載される光測距装置においては、比較的、近距離における測定精度を高めるための技術が開示されている。
例えば、特許文献1においては、投光ミラーと受光ミラーとを、回転部材であるキャップ部材の端壁部を介して相互に近接して固定し、投光ミラーの投光光軸と受光ミラーの受光光軸との光軸間距離を小さくした走査型レンジセンサが開示されている。これによれば、近距離での死角を実用上問題のない程度まで小さくすることができる。また、キャップ部材の端壁部によって投光ミラーと受光ミラーとは光学的に分離されるため、不要な光が回り込んで受光部に入射されるという事態を可及的に防止している。
特開2006−349449号公報
しかしながら、上記従来の走査型レンジセンサでは、以下に示すような問題点を有している。
上記走査型センサにおいては、反射光の受光部が、回転部材であるキャップ部材と回転軸方向において重なる位置、すなわち、キャップ部材に取り囲まれるように配置されている。このため、受光部への接続ケーブルをキャップ部材における回転軸の中心を通して接続する複雑な構造となり、組立にあたっては、ワイヤを介して通線する等の工程が必要となる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、配線構造を簡略化し、容易に組み立てることが可能な光測距装置を提供することを目的とする。
本発明の光測距装置は、投光部と、受光部と、回転部と、投光ミラーと、受光ミラーと、距離演算部とを備えている。受光部は、投光部と投受光方向が一致するように対向して配置されている。投光ミラーは、投光部と受光部との間に配置され、投光部からの光を被投射体に向ける。受光ミラーは、投光部と受光部との間に配置され、被投射体からの反射光を受光部に向ける。回転部は、投光ミラーと受光ミラーとを回転駆動するための機構であり、投光部と投光ミラーとの間または受光部と受光ミラーとの間に配置された中空形状の回転軸を有する。距離演算部は、受光部に受光された反射光に基づいて、被投射体までの距離を演算する。
この装置では、投光部または受光部は、回転部に対して軸方向外側に配置され、回転軸の中空を光路として利用している。このようにして、投光部または受光部と距離演算部等への配線を装置内部に配置する必要が無くなる。この結果、配線構造を簡略化し、容易に組み立てることが可能な光測距装置を提供することが可能となる。
光測距装置は、回転軸は投光部と投光ミラーとの間に配置され、投光部と回転軸との間に配置され投光部からの光を絞るための投光レンズをさらに備えていることが好ましい。これにより、集光レンズによって光路を小さく絞ることができるので、回転軸に形成する中空部分を小さくし、回転部を小型化することが可能となる。
光測距装置は、投光ミラーの出射方向に配置されており、投光ミラー側からの光を通過させる壁面をさらに備えており、壁面は、投光ミラー側からの光の一部が反射する際には受光部と遠ざかる方向に反射させることが好ましい。これにより、距離計測に不要な光が、壁面に反射し、受光部に入射することを防止することができる。この結果、不要光による測定誤差を防止することが可能となる。
光測距装置は、投光ミラーと受光ミラーとを支持する支持部と、被投射体からの反射光を受光ミラーに集光するための受光レンズとをさらに備えていることが好ましい。支持部は、投光ミラーから出ていく光に沿った第1面と、受光ミラーに入っていく光に沿った第2面とを有している。
この装置では、支持部が投光と受光とに沿った面を有しているため、限られた軸方向のスペース内で支持部材の厚みを最も大きくできる。
光測距装置は、受光ミラーの面積が、投光ミラーの面積よりも大きいことが好ましい。これにより、被投射体に投光する光の範囲を狭くし、受光ミラーに受光する範囲を広くすることができるので、投受光の光軸間距離を最短とすることが可能となる。この結果、近距離の被投射体に対する測定距離の精度を高めることが可能となる。
本発明に係る光測距装置によれば、配線構造を簡略化し、容易に組み立てることが可能な光測距装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る障害物センサ(光測距装置)29,30を内蔵する天井走行車2について、図1〜図4を用いて説明すれば以下の通りである。
[天井走行車2の構成]
天井走行車2は、クリーンルーム等において物品10を搬送する搬送装置であって、図1に示すように、天井空間等に配置された走行レール4に沿って、物品を搬送する。そして、地上側に配置されたロードポート8との間で物品10を受け渡しする。
天井走行車2は、図1に示すように、台車12と、受電装置14と、フレーム16と、横送り部18と、θドライブ20と、昇降駆動部22と、昇降台24と、障害物センサ29,30とを備えている。
台車12は、走行レール4内を走行する。受電装置14は、走行レール4に設けたリッツ線等から非接触給電などで受電し、かつ、リッツ線などを利用して通信を行う。フレーム16は、台車12から延びるシャフトで支持されている。横送り部18は、走行レール4に対して後述するθドライブ20、昇降駆動部22および昇降台24を横方向に移動させる。θドライブ20は、昇降駆動部22を水平面内で回動させる。昇降駆動部22は、昇降台24をベルトやロープ、ワイヤなどの吊持材により昇降させ、ロードポート8との間で物品10を受け渡しする。昇降台24は、搬送する物品10を載置する。
天井走行車2は、さらに、落下防止カバー25,26と落下防止部28とを有している。落下防止カバー25,26は、天井走行車2の進行方向における前後に設けられている。落下防止部28は、落下防止カバー25,26から出没自在に配置されている。
障害物センサ29,30は、走行方向前方の落下防止カバー25の下部に、障害物センサ30は、走行方向前方の落下防止カバー25の前面に配置されている。障害物センサ29は、ロードポート8へ向けて昇降台24を下降させる際に、ロードポート8へアクセスしようとする人やロードポート8の付近に不用意に置かれた物品等の障害物を検出する。障害物センサ30は、進行方向前方の所定の角度範囲内でかつ所定の距離内にある障害物を検出する。
[障害物センサ30の詳細説明]
図3は、本発明の一実施形態に係る障害物センサ30の全体構成を示す概略縦断面図である。なお、障害物センサ29についても、同様の構成であるのでここではその説明を省略する。
本実施形態の説明では、便宜上、図面の上下方向を「回転軸X方向上側(上方)」、「回転軸X方向下側(下方)」等と表現するが、障害物センサ30の実際の取り付け状態を限定するものではない。
障害物センサ30は、図3に示すように、ベース31と、カバー32と、投光素子(投光部)34と、投光レンズ35と、受光素子(受光部)36と、投光ミラー41と、受光ミラー42と、回転ユニット(回転部)40と、受光レンズ43と、回転位置検出部50と、演算部(距離演算部)60(図4参照)とを主に備えている。
ベース31は、底面部31aと円筒部31bとを有しており、障害物センサ30における静止部を構成している。底面部31aは、後述する回転ユニット40とカバー32とを支持する。円筒部31bは、底面部31aの略中心に回転軸X方向上方に突出する円筒状の部位であって、円筒部31bの外周面には回転ユニット40に回転駆動力を付与するモータ45が、円筒部31bの内周面には軸部(回転軸)40hが配設される。
カバー32は、側面部(壁面)32aと、天板部32bとを有している。側面部32aは、底面部31aに取り付けられ、障害物センサ30の側面を形成する。側面部32aは、入射光のうち所定の性質を持つ光、例えば、特定の波長範囲の光だけを透過し、それ以外の光を透過しないフィルタ材によって形成されている。さらに、側面部32aは、図3に示すように、回転軸X方向に対してα度傾いた状態に配置されている。これにより、カバー32内部からの一部の光が側面部32aで反射されたとしても、投光ミラー41等が配置されている投光領域に向けて反射される。この結果、距離計測に不要な光が受光素子36に入射することによって発生する測定誤差を防止することが可能となる。天板部32bは、側面部32aの上端開口を塞いでおり、後述する受光素子36が配置されている。
回転ユニット40は、カバー32の内部に配置され、投光素子34と受光素子36とを結ぶ直線を回転軸Xとして回転可能に配置されている。具体的には、回転ユニット40は、支持部40aとロータ部40bと連結部40cとを主に備えており、障害物センサ30における回転部を構成している。
支持部40aは、投光ミラー取付面40dと第1面40eと第2面40fと受光ミラー取付面40gと有している。投光ミラー取付面40dは、投光ミラー41を取り付けるための部位であって、支持部40aの回転軸X方向下側の面に、回転軸X方向に対して回転軸X方向上側部分を右に略45度傾いた状態に形成されている。第1面40eは、支持部40aの回転軸X方向下側の面であって、投光ミラー41から出ていく光(図3:a方向)に沿って形成されている。第2面40fは、支持部40aの回転軸X方向上側の面であって、投光ミラー41に入っていく光(図3:b方向)に沿って形成されている。受光ミラー取付面40gは、受光ミラー42を取り付けるための部位であって、支持部40aの回転軸X方向上側の面に、回転軸X方向に対して回転軸X方向上側部分を左に略45度傾いた状態に形成されている。支持部40aは、上述のように構成することにより、限られた回転軸X方向のスペース内において、支持部40aの厚みを最も大きくすることができる。
ロータ部40bは、軸部40hと中空貫通穴40iと水平部40jと垂下体部40kとを有している。軸部40hは、回転軸Xに沿って形成された中空形状(中空部は、後述する中空貫通穴40i)の部位であって、回転ユニット40の回転軸を形成している。そして、軸部40hは、円筒部31bの内周側に配置されている。中空貫通穴40iは、軸部40h内に回転軸Xに沿って形成されている。そして、中空貫通穴40iは、投光素子34と投光ミラー41との間の投光路を形成している。水平部40jは、軸部40hから連なる回転軸Xの半径方向に伸びる部位であって、後述する垂下体部40kと連続している。垂下体部40kは、水平部40jにおいて回転軸Xの半径方向外側に連続して配置されており、回転軸X方向下方に突出している。そして、垂下体部40kには、後述するステータ46と対向する位置に微少隙間を介してマグネット47が取り付けられる。
連結部40cは、ロータ部40bに対して支持部40aを取り付けるために設けられている。そして、連結部40cは、投光ミラー41から出射される光の投光路には、開口部40mが設けられている。
軸受部44は、軸部40hの外周面と円筒部31bの内周面との間に形成され、静止部である円筒部31bに対して回転部である回転ユニット40を回転自在に支持している。そして、軸受部44は、例えば、ボール軸受、滑り軸受、または、流体動圧軸受等で構成されている。
モータ45は、円筒部31bの外周面に配置された巻線コイルとコアとからなるステータ46と、垂下体部40kの内周面に配置されたマグネット47により構成されている。そして、モータ45は、ステータ46により発生された回転磁界にマグネット47が誘引されることにより、回転駆動力を発生させる。
投光素子34および投光レンズ35は、投光ユニット33の一部として構成されており、底面部31aの略中心部であって、回転軸X方向下側に配置されている。投光素子34は、例えば、レーザを光源とし、回転軸X方向上方に光を出射する。本実施形態においては、外乱光の影響を最小限に抑えるために赤外光としている。なお、投光素子34は、投光回路37を介して演算部60より発光信号が入力される。
投光レンズ35は、投光素子34の光出射方向側に配置され、投光素子34から出射された光のビーム径を一定にする。これにより、投光素子34から出射される光の投光路となる範囲を小さくすることが可能となるので、軸部40hに形成される中空貫通穴40iを小さくし、回転ユニット40を小型化することができる。
投光ミラー41は、投光ミラー取付面40dに取り付けられており、回転軸X方向に対して投光ミラー41における回転軸X方向上側部分を右に略45度傾けて配置されている。これにより、投光素子34から入射する光を回転軸Xの半径方向外側にある被投射体に向けて出射することが可能となる。
受光レンズ43は、回転ユニット40における支持部40aの回転軸X方向上側の面であって、被投射体と受光ミラー42との間に配置されている。また、受光レンズ43は、受光素子36に焦点を合わせるように配置されている。
受光ミラー42は、受光ミラー取付面40gに取り付けられており、回転軸X方向に対して受光ミラー42における回転軸X方向上側部分を左に略45度傾けて配置されている。これにより、回転軸Xの半径方向外側にある被投射体からの反射光を回転軸X方向上方、すなわち、受光素子36に向けて出射することが可能となる。
なお、本実施形態の障害物センサ30においては、投光ミラー41は、受光ミラー42の面積よりも小さい面積のものが配置されている。これにより、投受光の光軸間距離を最短とすることが可能となるので、近接する被投射体に対する距離精度を高めることが可能となる。
受光素子36は、例えば、フォトダイオード等の光センサで構成されており、上述したように天板部32bの略中心部に取り付けられている。そして、受光素子36は、被投射体で反射した反射光を受光すると共にその反射光を測距信号に変換し、受光回路38を介してその測距信号を演算部60に入力させる。
回転位置検出部50は、回転ユニット40における垂下体部40kの外周面と対向する位置に配置されている。回転位置検出部50は、垂下体部40kの外周面に取り付けられている光学的スリットを周方向に配列して形成されるスリット板51と、スリット板51の回転経路上に配置されたフォトインタラプタ52とを有している。そして、フォトインタラプタ52は、演算部60(図4参照)に接続されており、スリット板51の回転を検知した場合には、演算部60にその信号を入力する。
演算部60は、投光素子34が出射した出射光と受光素子36に受光された反射光とに基づいて、回転軸Xの半径方向外側に位置する被投射体までの距離を演算する。具体的には、出射光と反射光との間の位相差から距離を検出する距離検出アルゴリズムに基づいて、回転軸Xの半径方向外側に位置する被投射体までの距離を演算している。なお、位相差から距離を算出するアルゴリズムは一般的に公知であるため、ここではその説明は省略する。また、演算部60は、被投射体までの距離と回転位置検出部50で検出された回転位置情報とを組み合わせて被投射体の位置方向を検出する。この際、演算部60は、光が入射したときの受光素子36の出力信号に基づいて、演算された被投射体までの距離を較正するようになっている。さらに、受光素子36においては、常に一定の光量として受光されるように受光素子36に印加される電圧を調整するようになっている。
以上、障害物センサ30は、投光素子34と、投光素子34と投受光方向が一致するように対向して配置されている受光素子36と、投光素子34と受光素子36との間に配置され、投光素子36からの光を被投射体に向ける投光ミラー41と、投光素子34と受光素子36との間に配置され、被投射体からの反射光を受光素子36にむける受光ミラー42と、投光ミラー41と受光ミラー42とを回転駆動するための機構であり、投光素子34と投光ミラー41との間に配置された中空形状の回転軸を有する回転ユニット40と、受光素子36に受光された反射光に基づいて、被投射体までの距離を演算する演算部60とを備えている。そして、障害物センサ30においては、投光素子34または受光素子36が、回転ユニット40に対して回転軸X方向外側に配置され、軸部40hの中空を光路として利用することによって、配線構造を簡略化している。さらに、上記障害物センサ30は、障害物センサ30を組み立てる際においても、従来のような回転軸に通線等の工程を経ることなく、互いの部品を重ねていくことで容易に組み立てることが可能となる。
[障害物センサ30の動作について]
次に、上記構成をした障害物センサ30の動作について説明する。
投光ミラー41は、回転ユニット40と共に高速で回転している。このため、投光素子34から回転軸X方向上方に出射され、投光ミラー41で水平方向に反射された投光光は、カバー32の側面部32aを通して回転軸Xを中心とする、例えば、周囲約270度の走査領域に連続的に走査される。そして、この走査領域の被投射体で反射された反射光は、側面部32aを通してカバー32の内部に再び入射し、受光レンズ43を通して受光ミラー42にほぼ水平方向に入射する。その後、反射光は、受光ミラー42で回転軸X方向上方に反射され、受光素子36に焦合される。
回転位置検出部50は、受光素子36で光を受光した際の回転ユニット40における回転角度に関する情報を検出する。回転位置検出部50は、この情報を演算部60に入力する。
演算部60は、図4に示すように、発光信号を生成すると共に、発光信号を投光回路37に入力させる。投光回路37は、入力された発光信号を、投光素子34を駆動させるのに必要な大きさに増幅すると共に、増幅した発光信号を投光素子34に入力させる。投光素子34は、入力された増幅後の発光信号を、光信号である測距光に変換すると共に、その測距光を被投射体に向けて出射する。一方、受光素子36は、被投射体で反射した測距光を受光すると共に、その測距光を電気信号である測距信号に変換し、変換した測距信号を受光回路38に入力させる。受光回路38は、入力された信号を増幅すると共に、増幅した測距信号を演算部60に入力させる。このように、演算部60は、投光回路37への発光信号、受光素子36からの測距信号、回転位置検出部50からの出力信号が入力されると、被投射体までの距離を演算すると共に、この距離と回転位置検出部50からの回転位置情報とを組み合わせて被投射体の位置を検出する。
なお、演算部60は、光が入射したときの受光回路38の測距信号に基づいて、演算された被投射体までの距離を較正したり、更に、受光素子36において常に一定の光量として受光されるように、投光回路37が印加する電圧を調整したりする。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態の障害物センサ30では、投光素子34が、底面部31aの下部に配置され、受光素子36が、天板部32bに配置されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、投光素子を天板部側に設け、受光素子を底面部側に設けてもよい。
(B)
上記実施形態の障害物センサ30では、回転ユニット40の回転軸上に中空貫通穴40iが設けられ、投光素子34と投光ミラー41との間の投光路が中空貫通穴40iに設けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、受光素子と受光ミラーとの間の光路が、回転ユニットの中空貫通穴に形成されていてもよいし、投光素子と投光ミラーとの間の光路と受光素子と受光ミラーとの間の光路との両方が、回転ユニットの中空貫通穴に形成されていてもよい。
(C)
上記実施形態の障害物センサ30では、カバー32における側面部32aが、特定の波長範囲の光だけを透過し、それ以外の光を透過しないフィルタ材によって形成されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、投光ミラーからの出射光、あるいは、受光ミラーへ入射する被投射体からの反射光が通過する領域が光透過材料で形成され、その他の領域が遮光材料等で形成されていてもよい。
(D)
上記実施形態の障害物センサ30では、演算部60が、投光素子34が出射した出射光と受光素子36に受光された反射光との間の位相差から距離を検出する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、距離演算部が、光をパルス状に強度変調して受光信号との時間差を計測することにより距離を求めるTOF方式や、光をある一定の周波数でAM強度変調して受光信号との位相差から距離を求めるAM方式や、光を三角波の形で波長変調し、受光信号と投光信号の干渉光の周波数信号から距離を求めるFM方式等の距離検出アルゴリムを使用する場合であってもよい。
本発明によれば、測定精度を向上させた光測距装置を提供することが可能になるため、例えば、無人走行車や移動ロボット等に搭載される光測距装置として広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る障害物センサを含む天井走行車の側面図。 本発明の一実施形態に係る障害物センサを含む天井走行車の前方側面図。 図1に含まれる障害物センサの断面図。 図1に含まれる障害物センサの制御ブロック図。
符号の説明
2 天井走行車
4 走行レール
8 ロードポート
10 物品
12 台車
14 受電装置
16 フレーム
18 横送り部
20 θドライブ
22 昇降駆動部
24 昇降台
25 落下防止カバー
28 落下防止部
29,30 障害物センサ(光測距装置)
31 ベース
31a 底面部
31b 円筒部
32 カバー
32a 側面部(壁面)
32d 天板部
33 投光ユニット
34 投光素子(投光部)
35 投光レンズ
36 受光素子(受光部)
37 投光回路
38 受光回路
40 回転ユニット(回転部)
40a 支持部
40b ロータ部
40c 連結部
40d 投光ミラー取付面
40e 第1面
40f 第2面
40g 受光ミラー取付面
40h 軸部(回転軸)
40i 中空貫通穴
40j 水平部
40k 垂下体部
40m 開口部
41 投光ミラー
42 受光ミラー
43 受光レンズ
44 軸受部
45 モータ
46 ステータ
47 マグネット
50 回転位置検出部
51 スリット板
52 フォトインタラプタ
60 演算部(距離演算部)
X 回転軸

Claims (5)

  1. 投光部と、
    前記投光部と投受光方向が一致するように対向して配置されている受光部と、
    前記投光部と前記受光部との間に配置され、前記投光部からの光を被投射体に向ける投光ミラーと、
    前記投光部と前記受光部との間に配置され、前記被投射体からの反射光を前記受光部にむける受光ミラーと、
    前記投光ミラーと前記受光ミラーとを回転駆動するための機構であり、前記投光部と前記投光ミラーとの間または前記受光部と前記受光ミラーとの間に配置された中空形状の回転軸を有する回転部と、
    前記受光部に受光された前記反射光に基づいて、前記被投射体までの距離を演算する距離演算部と、
    を備えている、光測距装置。
  2. 前記回転軸は、前記投光部と前記投光ミラーとの間に配置され、
    前記投光部と前記回転軸との間に配置され、前記投光部からの光を絞るための投光レンズをさらに備えている、
    請求項1に記載の光測距装置。
  3. 前記投光ミラーの出射方向に配置されており、前記投光ミラー側からの光を通過させる壁面をさらに備えており、
    前記壁面は、前記投光ミラー側からの光の一部が反射する際には前記受光部と遠ざかる方向に反射させる、
    請求項1または2に記載の光測距装置。
  4. 前記投光ミラーと前記受光ミラーとを支持する支持部と、
    前記被投射体からの反射光を前記受光ミラーに集光するための受光レンズと、
    をさらに備え、
    前記支持部は、前記投光ミラーから出ていく光に沿った第1面と、前記受光ミラーに入っていく光に沿った第2面とを有している、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の光測距装置。
  5. 前記受光ミラーの面積は、前記投光ミラーの面積よりも大きい、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の光測距装置。
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