JP2009281561A - ピストン位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチストローク位置を検出するためのピストンの位置検出における誤差を低減させることができるピストン位置検出装置を提供する。
【解決手段】スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する平面において、ストロークセンサ40aとストロークセンサ40bとの配置位置の角度が120°となるようにしたので、スレーブシリンダ摺動部36bの断面の中心から異なる角度(120°)において、それぞれスレーブシリンダ摺動部36bの稼働位置を測定でき、スレーブシリンダ摺動部36bがダイヤフラムスプリングによって傾斜させられても、傾斜による稼働位置誤差分を複数の検出結果で補完して、正確な位置検出を行い、誤差を低減させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ピストンの位置検出における誤差を低減させるピストン位置検出装置に関する。
従来、エンジンの動力を摩擦クラッチを介して変速機構に伝達するように構成した車両がある。従来の摩擦クラッチについて、以下に概略を説明する。
図9は、従来の摩擦クラッチを示す概略ブロック構成図である。クラッチ230は、エンジンの出力軸であるクランク軸221の回転を、変速機の入力軸223に伝達したり、その回転伝達を遮断したりするためのものである。
図9に示すように、エンジンの出力軸であるクランク軸221には、フライホイール222が一体回転可能に取り付けられている。フライホイール222には、クラッチカバー232が一体回転可能に取り付けられている。一方、変速機の入力軸223には、クラッチディスク233がスプライン結合されている。このため、クラッチディスク233は、入力軸223と一体回転しつつ、入力軸223の軸方向へスライド可能である。
クラッチディスク233とクラッチカバー232との間には、プレッシャプレート234が配置されている。プレッシャプレート234は、ダイヤフラムスプリング235の外周部によってフライホイール222側へ付勢されている。この付勢により、プレッシャプレート234とクラッチディスク233との間、およびクラッチディスク233とフライホイール222との間で、それぞれ摩擦力が発生する。これらの摩擦力により、クラッチ230が、いわゆる接続(継合)された状態となり、プレッシャプレート234、クラッチディスク233およびフライホイール222が、一体となって回転する。このようにして、エンジンから変速機への動力伝達が行われる。
ここで、図10に、ダイヤフラムスプリングの斜視図を示し、付勢動作の原理について説明する。
図10に示すように、ダイヤフラムスプリング235は、全体としては、中央部を盛り上げた円盤形状をしている。より詳しくは、円環状の外周部を有し、この円環上の部材の内周側に、中心に向かう複数の舌片状のレバーを形成した構造となっている。
このように、ダイヤフラムスプリング235は、中央部が盛り上がった構造となっているため、円環状の外周部と舌片状のレバーとの境目あたり(以下、レバー基部という)を狭持し、ダイヤフラムスプリング235の中央部にあたる舌片状のレバーの先端(以下、レバー先端部という)を押圧すると、レバー基部を支点のようにして、外周部が押圧方向と逆方向に押し拡げられる。そして、レバー先端部の押圧を解除すると、元の形状に戻る。このように、ダイヤフラムスプリング235は、レバー基部を支点のようにしてバネ作用を行うものである。したがって、ダイヤフラムスプリングは、皿バネあるいは円盤バネとも呼ばれる。
再び図9に戻り、クラッチ230において、ダイヤフラムスプリング235は、レバー基部をクラッチカバー232の端部に狭持され、レバー先端部がスレーブシリンダ236に、外周部がプレッシャプレート234に圧接されている。
スレーブシリンダ236は、中心部を変速機の入力軸223が貫く円環状のスレーブシリンダ基部236aと、スレーブシリンダ摺動部236bと、を備えている。
スレーブシリンダ基部236aは、クラッチハウジング231に固定され、内部に作動油が供給および排出されるシリンダが設けられている。スレーブシリンダ摺動部236bは、一端が、ダイヤフラムスプリング235のレバー先端部に圧接され、他端が、スレーブシリンダ基部236aのシリンダに収容され、シリンダに供給または排出される作動油の量により、変速機の入力軸223の軸方向に、摺動可能に設けられている。
したがって、スレーブシリンダ基部236aのピストンに作動油路252を通じて作動油を供給することにより、スレーブシリンダ摺動部236bがエンジン方向に移動する。スレーブシリンダ摺動部236bがエンジン方向に移動すると、ダイヤフラムスプリング235のレバー先端部が押圧され、ダイヤフラムスプリング235のレバー基部がクラッチカバーに狭持されているため、ダイヤフラムスプリング235の外周部が変速機方向に移動させられる。これにより、プレッシャプレート234により、クラッチディスク233をフライホイール222に押し付ける力がなくなり、クラッチ230が切断され、エンジンから変速機への動力伝達が解除される。
また、スレーブシリンダ基部236aのピストンに供給する作動油の量を調節することにより、プレッシャプレート234がクラッチディスク233を押圧する力を調節して、クラッチディスク233とフライホイール222が滑った状態、いわゆる半クラッチ状態とすることができる。
このようなエンジンの動力を摩擦クラッチを介して変速機構に伝達するように構成した車両において、変速機構を運転状態(車速、アクセル開度、エンジン回転速度等)に応じて自動変速する、いわゆる自動変速機構を搭載した車両が実用化されている。このような自動変速機構を搭載した車両においては、変速機構の変速制御に対応してクラッチを自動的に断接操作する必要があり、クラッチを自動的に断接操作するオートクラッチ装置が装備されている。また、変速機構は、手動(マニュアル)で操作し、発進および変速操作に応じてクラッチを自動的に断接操作するオートクラッチ装置を搭載した車両も実用化されている。
このようなオートクラッチ装置において、クラッチ断接制御を円滑に行うためには、クラッチの断状態から半クラッチ状態を経て接続状態に至るまでのクラッチストローク(係合状態)を正確に把握している必要があり、クラッチストロークを検出するためのピストン位置検出装置(クラッチストロークセンサ)を具備することが不可欠である。
このようなピストン位置検出装置として、例えば、電磁コイルを使用した誘導型のピストン位置検出装置がある。このピストン位置検出装置は、シリンダ内を移動するピストンに形成されたコイルと、上記シリンダに設けられた磁気センサと、からなる。コイルに電気を流した状態で、ピストンが移動すると、ピストンに形成されたコイルの移動により、磁気センサ側に誘導電流を発生させる。磁気センサでこの誘導電流の値を検出することにより、ピストン位置を検出することができる。
また、位置検出するピストンからの磁界が弱い場合でも、外部磁界等による位置検出の不正確さを防止するピストン位置検出装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−145611号公報
しかしながら、上述のような従来のピストン位置検出装置にあっては、ダイヤフラムスプリングの製造上の問題に対処することができないという問題があった。
すなわち、クラッチの断接は少しの移動距離で大きな力の差が出てしまうため、精密な精度を求められ、当然、ピストン位置の検出も精密な精度を求められる。ところが、ダイヤフラムスプリングの製造時に、円盤の中央部、すなわち、舌片状のレバー先端部の高さを精密な精度で加工することは困難である。したがって、ダイヤフラムスプリングと圧接するスレーブシリンダ摺動部の一端部が、クラッチディスクの面と平行でなくなってしまう。
このため、ピストン位置検出装置の検出精度をいくら向上させても、クラッチストローク位置を正確に知ることには限界があるという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、クラッチストローク位置を検出するためのピストンの位置検出における誤差を低減させることができるピストン位置検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係るピストン位置検出装置は、上記目的達成のため、(1)ピストンの稼働方向の位置に応じた検出値を出力する複数の検出部を有する検出手段と、前記複数の検出部に出力された検出値に基づいて前記ピストンの稼働方向の位置を検出する位置検出手段と、を備え、前記検出手段が、前記ピストンの稼働方向と直交する平面における位置が異なる第1検出部と第2検出部と、を有することを特徴とした構成を有している。
この構成により、ピストンの稼働方向と直交する平面における位置が異なる位置に第1検出部と第2検出部と、を有するので、ピストンが、その稼働方向と直交する平面に対して傾いて稼働してしまっても、ピストン断面の中心から異なる角度にある各検出部でそれぞれピストンの稼働位置を測定することができる。この結果、例えば、ピストンの傾きによるピストン位置の検出誤差を、複数の検出結果により補完する場合に、正確な位置検出を行い、その誤差を低減させることができる。
また、本発明に係るピストン位置検出装置は、上記目的達成のため、(1)に記載のピストン位置検出装置において、(2)前記第1検出部および前記第2検出部は、前記ピストンに設けられた共通する位置判断基準面の位置に応じた検出値を出力することを特徴とした構成を有している。
この構成により、複数の検出部が同一の位置判断基準面の位置検出を行うので、同一の対象に対して誤差吸収を行うことができ、正確な位置検出を行い、誤差を低減させることができる。
さらに、本発明に係るピストン位置検出装置は、上記目的達成のため、(1)または(2)に記載のピストン位置検出装置において、(3)前記第1検出部および前記第2検出部は、前記ピストンの稼働方向と直交する略同一平面上に設けられたことを特徴とした構成を有している。
この構成により、複数の検出部がピストンの稼働方向と直交した同一平面上に設けられているので、同一平面上におけるピストンのブレを複数の位置で検出することができ、誤差吸収が容易で、正確な位置検出を行い、誤差を低減させることができる。
さらに、本発明に係るピストン位置検出装置は、上記目的達成のため、(3)に記載のピストン位置検出装置において、(4)前記ピストンの稼働方向と直交する略同一平面上に設けられた複数の検出部の位置の重心が、前記ピストンの稼働方向と直交する断面上の中心となることを特徴とした構成を有している。
この構成により、複数の検出部の位置の重心が、ピストンの断面の中心と一致するので、複数の検出部の検出結果がピストンのブレによる誤差を打ち消し合い、正確な位置検出を行い、誤差を低減させることができる。
本発明によれば、ピストンが、その稼働方向と直交する平面に対して傾いて稼働してしまっても、ピストン断面の中心から異なる角度にある各検出部でそれぞれピストンの稼働位置を測定することができる。この結果、例えば、ピストンの傾きによるピストン位置の検出誤差を、複数の検出結果により補完する場合に、正確な位置検出を行い、その誤差を低減させるピストン位置検出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るピストン位置検出装置の検出結果をクラッチの断接に用いる車両の概略ブロック構成図である。
図1に示すように、車両10は、動力装置であるエンジン11と、エンジン11から回転トルクを入力し、回転数を変速するトランスミッション12と、トランスミッション12から出力されるトルクを伝達するシャフト13と、シャフト13から出力されるトルクを左右の伝達トルク差を許容して伝達するディファレンシャルギヤ14と、ディファレンシャルギヤ14から出力されるトルクを伝達する駆動軸としてのドライブシャフト15L、15Rと、ドライブシャフト15L、15Rを介して伝達されたトルクにより回転され、車両10を駆動させる駆動輪16L、16Rと、エンジン11から出力された動力をトランスミッション12に伝達するか否かの可否を行うクラッチ30と、クラッチ30およびトランスミッション12を油圧により制御するための油圧制御装置110と、車両10全体を制御するための車両用電子制御ユニット(以下、ECUという)100と、を備えている。
エンジン11は、ガソリンあるいは軽油等の炭化水素系の燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置により構成されている。また、エンジン11には、エンジン11の運転状態を検出する図示しない各種センサが設けられている。
エンジン11に設けられている各種センサが検出した検出信号は、ECU100に入力されるようになっている。エンジン11は、これらの信号により、ECU100によって燃料噴射制御や点火制御、吸入空気量調節制御等の運転制御が行われるようになっている。
トランスミッション12は、2つの遊星歯車装置を備えている。これらの遊星歯車装置は、油圧アクチュエータによって係合制御される複数のクラッチおよびブレーキを備え、これらのクラッチおよびブレーキは、油圧制御装置110のトランスミッションソレノイドおよびリニアソレノイドの励磁、非励磁や、マニュアルバルブの作動状態によって切り換えられる油圧回路に応じて、係合状態および解放状態の何れか一方の状態をとるようになっている。したがって、トランスミッション12は、これらのクラッチおよびブレーキの係合状態および解放状態の組み合わせに応じた変速段をとるようになっている。
このような構成により、トランスミッション12は、エンジン11から入力される回転を所定の変速比γで減速あるいは増速して出力する有段式の変速機であり、前進変速段、後進変速段、駐車(パーキング)位置、および中立(ニュートラル)位置の何れかが選択的に成立させられ、それぞれの変速比γに応じた速度変換がなされるようになっている。
ディファレンシャルギヤ14は、カーブ等を走行する場合に、左の駆動輪16Lと右の駆動輪16Rとの回転数の差を許容するためのものである。
また、ドライブシャフト15L(またはドライブシャフト15R)には、車速センサが設けられている。車速センサは、ドライブシャフト15L(またはドライブシャフト15R)の回転数を検出するようになっている。車速センサが検出した検出信号は、ECU100に入力されるようになっている。また、車速センサは、シャフト13に設け、シャフト13の回転数を検出し、車速を求めるようにしてもよい。
油圧制御装置110は、複数のトランスミッションソレノイドS、リニアソレノイドSLT、SLUを有し、ECU100によって制御され、油圧によりトランスミッション12およびクラッチ30を制御するようになっている。
複数のトランスミッションソレノイドSは、それぞれの変速時に作動するようになっている。リニアソレノイドSLTは、ライン圧制御および図示しないアキュムレータの背圧制御を行うようになっている。
複数のトランスミッションソレノイドSおよびリニアソレノイドSLT、SLUの作動状態に応じて、ライン圧を元圧とする油圧によりトランスミッション12の摩擦要素が選択的に係合あるいは解放されるようになっている。これらの摩擦要素の係合および解放の組み合わせによって、変速機構の入力軸と出力軸との回転数の比が変更され、変速段が構成されるようになっている。
ECU100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)および入出力インターフェースを有している。
また、ECU100は、後述するストロークセンサ、図示しないエンジン回転数センサ、車速センサ等と接続されており、これらのセンサから、スレーブシリンダ摺動部の位置、エンジン回転数Ne、車速Vを表す信号がそれぞれ入力されるようになっている。ECU100は、上記入力された信号により、クラッチ30の係合状態、車両10の走行状態、運転状況等を検出するようになっている。
次に、クラッチ30について、説明する。
図2は、本発明の実施の形態におけるクラッチの概略ブロック構成図であり、図3は、本発明の実施の形態におけるスレーブシリンダの拡大断面図である。
前述したように、クラッチ30は、エンジン11と、トランスミッション12と、の間に設けられる。また、図2に示すように、クラッチ30は、クラッチハウジング31内に収容されている。
エンジン11の出力軸であるクランク軸21には、フライホイール22が一体回転可能に取り付けられている。フライホイール22には、クラッチカバー32が一体回転可能に取り付けられている。一方、トランスミッション12の入力軸23には、クラッチディスク33がスプライン結合されている。このため、クラッチディスク33は、トランスミッション12の入力軸23と一体回転しつつ、入力軸23の軸方向へスライド可能となっている。
クラッチディスク33とクラッチカバー32との間には、プレッシャプレート34が配置されている。プレッシャプレート34は、ダイヤフラムスプリング35の外周部35aに当接され、このダイヤフラムスプリング35によってフライホイール22側へ付勢されている。この付勢により、プレッシャプレート34とクラッチディスク33との間、およびクラッチディスク33とフライホイール22との間で、それぞれ摩擦力が発生する。これらの摩擦力により、クラッチ30が、いわゆる接続(継合)された状態となり、プレッシャプレート34、クラッチディスク33およびフライホイール22が、一体となって回転する。このようにして、エンジン11からトランスミッション12への動力伝達が行われる。
一方、ダイヤフラムスプリング35は、その中央部がスレーブシリンダ36に当接され、中央部と外周部35aの中間あたりがクラッチカバー32の端部32aに狭持されている。
ここで、ダイヤフラムスプリング35について説明する。
ダイヤフラムスプリング35は、全体としては、中央部を盛り上げた円盤形状をしている。より詳しくは、ダイヤフラムスプリング35は円環状の外周部を有し、この円環上の部材の内周側に、中心に向かう複数の舌片状のレバーを形成した構造となっている。
このように、ダイヤフラムスプリング35は、レバー先端部35bが盛り上がった構造となっているため、円環状の外周部35aと舌片状のレバーとの境目あたり(以下、レバー基部という)35cを狭持し、ダイヤフラムスプリング35の中央部にあたる舌片状のレバーの先端(以下、レバー先端部という)35bを押圧すると、レバー基部35cを支点のようにして、外周部35aが押圧方向と逆方向に押し拡げられる。そして、レバー先端部35bの押圧を解除すると、元の形状に戻る。このように、ダイヤフラムスプリング35は、レバー基部35cを支点のようにしてバネ作用を行うものである。したがって、ダイヤフラムスプリングは、皿バネあるいは円盤バネとも呼ばれる。
したがって、ダイヤフラムスプリング35のレバー先端部35bをフライホイール22側へ押圧すると、クラッチカバー32の端部32aに狭持されているレバー基部35cを支点のようにして、外周部35aがトランスミッション12方向に押し拡げられる。これにより、プレッシャプレート34とクラッチディスク33、および、クラッチディスク33とフライホイール22との間の摩擦力がなくなり、クラッチ30が切断される。
一方、スレーブシリンダ36は、中心部をトランスミッション12の入力軸23が貫く円環状のスレーブシリンダ基部36aと、スレーブシリンダ摺動部36bと、を備えている。
スレーブシリンダ基部36aは、トランスミッション12側をクラッチハウジング31に固定され、内部にフライホイール22側に開口した中空部36cを有している。スレーブシリンダ基部36aの中空部36cには、スレーブシリンダ摺動部36bが収容され、スレーブシリンダ基部36aとスレーブシリンダ摺動部36bとの間に、作動油室36dが形成される。また、前述のように、スレーブシリンダ摺動部36bのフライホイール22側には、ダイヤフラムスプリング35のレバー先端部35bが当接されている。
さらに、スレーブシリンダ基部36aには、作動油室36dに作動油の供給および排出を行う連絡通路36eが設けられている。また、作動油室36dは、連絡通路36e、作動油路52を介して、油圧供給源51と連絡されている。また、作動油路52には、図示しない油路切り換え部バルブが設けられ、油圧制御装置110により、作動油の供給および排出が切り換えられるようになっている。
このようなスレーブシリンダ36の作動油室36dに作動油が供給されると、スレーブシリンダ摺動部36bがフライホイール22方向に移動され、ダイヤフラムスプリング35のレバー先端部35bを押圧する。ダイヤフラムスプリング35のレバー先端部35bが押圧されると、前述のように、ダイヤフラムスプリング35の外周部35aがトランスミッション12方向に押し拡げられ、プレッシャプレート34のフライホイール22側への押圧力がなくなり、クラッチ30が切断される。
逆にスレーブシリンダ36の作動油室36dから作動油が排出されると、スレーブシリンダ摺動部36bに対するフライホイール22方向への押圧力がなくなり、ダイヤフラムスプリング35の復元力により、スレーブシリンダ摺動部36bがトランスミッション12側に押し戻される。また、ダイヤフラムスプリング35の復元力により、ダイヤフラムスプリング35の外周部35aがプレッシャプレート34をフライホイール22側へ押圧する。これにより、プレッシャプレート34とクラッチディスク33、および、クラッチディスク33とフライホイール22との間の摩擦力が発生し、クラッチ30が接続される。
また、スレーブシリンダ36の作動油室36dに供給または排出する作動油の量を調節することにより、プレッシャプレート34がクラッチディスク33を押圧する力を調節して、クラッチディスク33とフライホイール22が滑った状態、いわゆる半クラッチ状態を調節することができる。
さらに、クラッチ30は、スレーブシリンダ摺動部36bの位置を検出するストロークセンサ40を有している。ストロークセンサ40は、クラッチハウジング31およびスレーブシリンダ基部36aに固定され、スレーブシリンダ摺動部36bのトランスミッション12の入力軸23の軸方向の位置を検出するものである。ストロークセンサ40は、検出したスレーブシリンダ摺動部36bの位置を表す検出位置信号を、ECU100に入力させるようにしている。
図4に、本発明の実施の形態におけるストロークセンサ配置を含むスレーブシリンダの断面図を示し、ストロークセンサの配置位置について説明する。また、この図4は、図3におけるA−A断面図である。
図4に示すように、1つのストロークセンサ40aは、スレーブシリンダ摺動部36bの鉛直方向に設けられ、もう1つのストロークセンサ40bは、ストロークセンサ40aに対して、スレーブシリンダ摺動部36bの中心角が120°となる位置に設けられている。
また、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bは、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する同一平面上に設けられている。また、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bが位置検出を行う測定位置は、スレーブシリンダ摺動部36b上の稼働方向と直交する同一平面上に設けられている。
このようなストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bによって検出されたピストン位置信号は、ECU100に入力されるようになっている。ECU100では、入力されたストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bによって検出されたピストン位置信号により求めたピストン位置の平均値を算出し、スレーブシリンダ摺動部36bの移動距離を算出する。
このようなストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bの配置位置により、図2に記されたダイヤフラムスプリング35のレバー先端部35bの高さが一律でなく、クラッチディスク33の面と、スレーブシリンダ摺動部36bのダイヤフラムスプリング35との当接面と、が平行でなかった場合であっても、スレーブシリンダ摺動部36bの傾斜により距離が離れた場所と接近した場所との位置検出を行うことができ、スレーブシリンダ摺動部36bの位置検出の誤差を低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両10の特徴的な構成について説明する。
ストロークセンサ40は、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向の位置に応じた検出値を出力するストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bを有するようになっている。また、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bは、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する平面における位置が異なるように配置されている。
また、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bは、スレーブシリンダ摺動部36bに設けられた共通する位置判断基準面の位置に応じた検出値を出力するようになっている。ここで、位置判断基準面とは、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bが、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働位置を検出するための検出目標が設置されている、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する平面のことをいう。
また、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bは、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する略同一平面上に設けられている。さらに、複数のストロークセンサ40a、40bを設ける際、複数のストロークセンサ40a、40bの配置位置の重心を、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する断面上の中心と、一致させることが望ましい。すなわち、ストロークセンサ40は、本発明における検出手段を構成し、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bは、本発明における検出部を構成している。
また、後述するストロークセンサ40cも、本発明における検出部を構成する。また、複数のストロークセンサ40a、40b、40cを設ける際も、複数のストロークセンサ40a、40b、40cの配置位置の重心を、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する断面上の中心と、一致させることが望ましい。
ここで、複数のストロークセンサ40a、40b、または、複数のストロークセンサ40a、40b、40cの配置位置の重心とは、複数のセンサの配置位置を結んだ図形の重心を示すものであり、センサが2つの場合には、線分の中点となり、センサが3つの場合には、三角形の重心となる。
また、ECU100は、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bに出力された検出値に基づいてスレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向の位置を検出するようになっている。すなわち、ECU100は、本発明における位置検出手段を構成している。
さらに、ECU100は、スレーブシリンダ摺動部36bの断面の中心から異なる角度に配置されたストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bでそれぞれ測定されたスレーブシリンダ摺動部36bの検出位置により、スレーブシリンダ摺動部36bの位置の検出誤差を補完し合い、正確な位置検出を行い、その誤差を低減させるようになっている。また、ECU100は、上記正確な位置検出により、作動油路52上の油路切り換えバルブを制御し、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働位置を制御するようになっている。
次に、ダイヤフラムスプリング35の製造ばらつきにより、スレーブシリンダ摺動部36bが傾いてしまった場合のストローク位置検出について、説明する。
図5は、スレーブシリンダ摺動部が均等に傾いた場合の理論上のストローク検出位置を表すグラフである。
図5に示すように、スレーブシリンダ摺動部36bが均等に傾いた場合、ストローク位置は、綺麗な正弦曲線を描く。この検出値をそのまま使ってストローク位置としてしまうと、正弦曲線の山と谷の部分でストローク位置に大きな誤差を含んでしまうこととなる。
図6は、実際の車両におけるストロークセンサによるストローク検出位置を表すグラフである。
図6に示すように、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bにより検出されたストローク位置においても、上下動はあるものの、全体としては正弦曲線に近い曲線を描いている。また、ストロークセンサ40aとストロークセンサ40bとの検出値は、正弦曲線がずれて表れている。これは、ダイヤフラムスプリング35が回転するためで、ダイヤフラムスプリング35が120°回転すると、ストロークセンサ40aによって検出された値と同様の値が、ストロークセンサ40bによって検出されるようになっている。
そこで、本実施の形態では、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bにより検出された検出値を合成し、平均を取ることにより、位置検出の誤差を低減させている。
平均による振動の減衰理論の原理は、以下の通りである。なお、以下では、sin波の合成の一般公式、
sinx+siny=2sin{(x+y)/2}cos{(x−y)/2}
を用いる。
ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bは、120°ずれているので、x=θ、y=θ+120°とする。したがって、
sinθ+sin(θ+120°)
=2sin{(2θ+120°)/2}cos{120°/2}
=2sin{θ+60°}cos60°
=2sin{θ+60°}×1/2
=sin{θ+60°}
となる。
平均を求めるため、
1/2{sinθ+sin(θ+120°)}
=1/2sin{θ+60°}
したがって、元の振幅1に対して、平均を用いることにより、振幅を1/2にすることができ、ノイズを低減させることができる。
また、上記検出値の平均を求めることにより、振動の位相が60°ずれる(ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bの中間の位相)こととなるが、スレーブシリンダ36のストロークセンサ40は、直線運動を読み取っているため、位相のずれは問題とはならない。
図7は、2つのストロークセンサによるストローク位置検出値を平均することにより得られるノイズ減衰データを表すグラフである。
図7に示すように、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bによりそれぞれ検出されたストローク位置よりも、あきらかに2つの検出値を平均した値の方が、誤差範囲が小さく(1/2)なっている。
図8は、複数のストロークセンサの位置の重心が、スレーブシリンダ摺動部36bの断面上の中心となるように、それぞれのストロークセンサを配置した配置図を示すものである。
図8(a)は、2つのストロークセンサの配置位置の角度を180°にした場合の配置図である。
このように2つのストロークセンサ40a、40bの配置位置の角度を180°にした場合、上記算出式により、
sinθ+sin(θ+180°)
=2sin{(2θ+180°)/2}cos{180°/2}
=2sin{θ+90°}cos90°
=0
となり、平均も0となるため、理論上はノイズを完全に除去することができる。
このように、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bの配置位置の角度は、180°の場合が最もノイズ低減率がよい。ただし、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bの配置位置の角度を180°にできないような配置位置の制約がある場合においても、前述のように、配置状況に応じてノイズ低減を行うことができる。
以上のように、本実施の形態に係るストローク位置検出装置は、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する平面における位置が異なる位置にストロークセンサ40aとストロークセンサ40bと、を配置したので、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する平面が傾いて稼働してしまっても、スレーブシリンダ摺動部36bの断面の中心から異なる角度にあるストロークセンサ40aとストロークセンサ40bとで、それぞれスレーブシリンダ摺動部36bの稼働位置を測定することができ、スレーブシリンダ摺動部36bの傾きによるスレーブシリンダ摺動部36bの位置の誤差を、複数の検出結果により補完して、正確な位置検出を行い、誤差を低減させることができる。
また、本実施の形態に係るストローク位置検出装置は、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bが、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する同一の平面上に、位置判断基準を有するので、誤差吸収を容易に行い、正確な位置検出を行うことができる。
さらに、本実施の形態に係るストローク位置検出装置は、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bが、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する同一平面上に設けられているので、同一平面上におけるスレーブシリンダ摺動部36bのブレを複数の位置で検出することができ、誤差吸収が容易で、正確な位置検出を行い、誤差を低減させることができる。
さらに、本実施の形態に係るストローク位置検出装置は、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bの配置位置の重心が、スレーブシリンダ摺動部36bの断面の中心と一致するので、複数のストロークセンサの検出結果がスレーブシリンダ摺動部36bのブレによる誤差を打ち消し合い、正確な位置検出を行い、誤差を低減させることができる。
図8(b)は、3つのストロークセンサの配置位置の角度をそれぞれ120°にした場合の配置図である。
ここで、ストロークセンサ40cは、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bと同様に、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向の位置に応じた検出値を出力するようになっている。また、ストロークセンサ40a、ストロークセンサ40bおよびストロークセンサ40cは、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向と直交する略同一平面上に設けられている。
また、ECU100は、ストロークセンサ40aおよびストロークセンサ40bに出力された検出値と同様に、ストロークセンサ40cに出力された検出値に基づいて、スレーブシリンダ摺動部36bの稼働方向の位置を検出するようになっている。さらに、ECU100は、ストロークセンサ40a、ストロークセンサ40bおよびストロークセンサ40cでそれぞれ測定されたスレーブシリンダ摺動部36bの検出位置により、スレーブシリンダ摺動部36bの位置の検出誤差を補完し合い、正確な位置検出を行い、その誤差を低減させるようになっている。
このように3つのストロークセンサ40a、40b、40cの配置位置の角度をそれぞれ120°にした場合、上記算出式により、
sinθ+sin(θ+120°)+sin(θ+240°)
=0
となり、平均も0となるため、この場合も、理論上はノイズを完全に除去することができる。
以上のように、本実施の形態に係るストローク位置検出装置は、ストロークセンサ40a、ストロークセンサ40bおよびストロークセンサ40cの配置位置の重心が、スレーブシリンダ摺動部36bの断面の中心と一致するので、複数のストロークセンサの検出結果がスレーブシリンダ摺動部36bのブレによる誤差を打ち消し合い、正確な位置検出を行い、誤差を低減させることができる。
以上説明したように、本発明に係るピストン位置検出装置は、ピストンが、その稼働方向と直交する平面に対して傾いて稼働してしまっても、ピストン断面の中心から異なる角度にある各検出部でそれぞれピストンの稼働位置を測定することができる。この結果、例えば、ピストンの傾きによるピストン位置の検出誤差を、複数の検出結果により補完する場合に、正確な位置検出を行い、その誤差を低減させることができるという効果を有し、ピストンの位置検出における誤差を低減させるピストン位置検出装置等として有用である。
本発明の実施の形態に係るピストン位置検出装置の検出結果をクラッチの断接に用いる車両の概略ブロック構成図である。 本発明の実施の形態におけるクラッチの概略ブロック構成図である。 本発明の実施の形態におけるスレーブシリンダの拡大断面図である。 本発明の実施の形態におけるストロークセンサ配置を含むスレーブシリンダの断面図である。 スレーブシリンダ摺動部が均等に傾いた場合の理論上のストローク検出位置を表すグラフである。 実際の車両におけるストロークセンサによるストローク検出位置を表すグラフである。 2つのストロークセンサによるストローク位置検出値を平均することにより得られるノイズ減衰データを表すグラフである。 複数のストロークセンサの位置の重心が、スレーブシリンダ摺動部の断面上の中心となるように、それぞれのストロークセンサを配置した配置図を示すものであり、図8(a)は、2つのストロークセンサの配置位置の角度を180°にした場合の配置図であり、図8(b)は、3つのストロークセンサの配置位置の角度をそれぞれ120°にした場合の配置図である。 従来の摩擦クラッチを示す概略ブロック構成図である。 ダイヤフラムスプリングの斜視図である。
符号の説明
10 車両
11 エンジン
12 トランスミッション
13 シャフト
14 ディファレンシャルギヤ
15L、15R ドライブシャフト
16L、16R 駆動輪
21 クランク軸
22 フライホイール
23 入力軸
30 クラッチ
31 クラッチハウジング
32 クラッチカバー
33 クラッチディスク
34 プレッシャプレート
35 ダイヤフラムスプリング
35a 外周部
35b レバー先端部
35c レバー基部
36 スレーブシリンダ
36a スレーブシリンダ基部
36b スレーブシリンダ摺動部
36d 作動油室
40 ストロークセンサ(検出手段)
40a、40b、40c ストロークセンサ(検出部)
51 油圧供給源
52 作動油路
100 ECU(位置検出手段)
110 油圧制御装置
222 フライホイール
230 クラッチ
231 クラッチハウジング
233 クラッチディスク
234 プレッシャプレート
235 ダイヤフラムスプリング
236 スレーブシリンダ
252 作動油路

Claims (4)

  1. ピストンの稼働方向の位置に応じた検出値を出力する複数の検出部を有する検出手段と、
    前記複数の検出部に出力された検出値に基づいて前記ピストンの稼働方向の位置を検出する位置検出手段と、を備え、
    前記検出手段が、前記ピストンの稼働方向と直交する平面における位置が異なる第1検出部と第2検出部と、を有することを特徴とするピストン位置検出装置。
  2. 前記第1検出部および前記第2検出部は、前記ピストンに設けられた共通する位置判断基準面の位置に応じた検出値を出力することを特徴とする請求項1に記載のピストン位置検出装置。
  3. 前記第1検出部および前記第2検出部は、前記ピストンの稼働方向と直交する略同一平面上に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のピストン位置検出装置。
  4. 前記ピストンの稼働方向と直交する略同一平面上に設けられた複数の検出部の位置の重心が、前記ピストンの稼働方向と直交する断面上の中心となることを特徴とする請求項3に記載のピストン位置検出装置。
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