JP2009281492A - 逆止弁、3方弁、及び流動性物質移送具 - Google Patents

逆止弁、3方弁、及び流動性物質移送具 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化し易く、また、内部に流動性物質が滞留したり残留し難い逆止弁と、これを用いた3方弁及び流動性物質移送具とを提供する。
【解決手段】
中空の収容室15、収容室15の一方に開設された流入口17、及び、収容室15の他方に開設された流出口19を備えた弁体ケース11と、収容室15内の流入口17と流出口19との間に移動可能に収容された弁体移動子13とを備え、流動性物質を前記流入口17側から流出口19側へ流動させる逆止弁10であり、弁体移動子13には、流入口17側の表面43と流出口19側の表面44とを連通する貫通流路14が設けられ、収容室15の流入口17側の内壁面には、弁体移動子13の貫通流路14に密着状態で当接可能な閉塞面31が設けられ、弁体移動子13の流入口17側の表面43が収容室15の閉塞面31に当接することで、貫通流路14が閉塞される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、流入口側から流出口側への流動性物質の流動を許容し、逆流を阻止するための逆止弁と、この逆止弁を備えた三方弁と、この三方弁を備えた流動性物質移送具とに関する。
従来、種々の剤形の栄養組成物等の流動性物質を、患者に留置したカテーテルを利用して投与するには、各種の収容容器に収容されている流動性物質を一旦シリンジに取り出し、シリンジからカテーテルの投与部位に排出して投与している。
投与作業は、まず、シリンジの吐出口を収容容器に接続し、シリンジ内に流動性物質を吸引して収容し、次いで、シリンジの吐出口を収容容器から離脱させて投与部位に接続し、その後、シリンジから投与部位に排出することで行う。投与量が多い場合には、この投与作業を複数回繰り返す。
このような投与作業では、繰り返しシリンジの接続や離脱を行わなければならず、手間を要する。
下記特許文献1には、患者に留置したカテーテルを利用して薬液を投与するための薬液供給装置が提案されている。
この薬液供給装置は、薬液を収容した容体と、容体に連結された流量調節手段と、流量調節手段に連結された三方向コネクタと、三方向コネクタの一方に連結されたシリンジと、三方向コネクタの他方に連結された逆止弁とを備えて構成されている。逆止弁は、一般に、流路と連通する弁座開口と、弁座開口に当接して閉塞可能な弁体と、弁体を弁座開口に密着させるように付勢する付勢手段とを備え、一方向きに圧力が負荷されると付勢力に抗して弁体が移動して弁座開口が開放され、反対向きに圧力が負荷されると閉塞されるように構成されている。
このような薬液供給装置を用いて、容体内の薬液をシリンジに収容するには、シリンジのプランジャを引き上げて減圧すれば、三方向コネクタの一方側の逆止弁が閉塞され、他方側の容体からシリンジ内に薬液を収容できる。その後、シリンジのプランジャを押圧して加圧すれば、流量調節手段の流動抵抗が大きいため、薬液は三方向コネクタの容体側に流出せず、逆止弁が開放されて投与位置に排出できる。
特開平10−192395号公報
しかしながら、このような薬液供給装置などに用いられる逆止弁では、弁体の付勢手段や、弁体や付勢手段を支持する構造などが必要であり、内部の接液部分が複雑な形状になり易くて凹凸形状が形成され易い。そのため、小型化し難く、また、流動性物質の移送中或いは移送後に流動性物質が内部に滞留したり残留し易かった。
また、逆止弁と流量調節手段を組み合わせた構成では、薬液を吸引する際に流量調節手段の流動抵抗を小さくし、薬液を排出する際に流量調節手段の流動抵抗を大きくするとすれば、吸引排出する度に、流量調節手段を調整する必要があり移送作業に手間を要する。流量調節手段の流動抵抗を常に大きくして一定にするとすれば、薬液を吸引する際の流量が少なくなり、吸引操作に手間を要する。そのため、このような構成の薬液供給装置では、薬液の移送作業に手間を要し易かった。
そこで、この発明では、小型化し易く、また、内部に流動性物質が滞留したり残留し難い逆止弁を提供することを課題とする。また、流動性物質の移送作業を行い易い三方弁又は流動性物質移送具を提供することを他の課題とする。
上記課題を解決する請求項1に記載の逆止弁は、中空の収容室と、前記収容室の一方に開設された流入口と、前記収容室の他方に開設された流出口とを備えた弁体ケースと、前記収容室内の前記流入口と前記流出口との間に移動可能に収容された弁体移動子とを備え、前記流入口側から前記流出口側への一方向のみの流動性物質の流動を許容する逆止弁であり、前記弁体移動子には、前記流入口側の表面と前記流出口側の表面とを連通する貫通流路が設けられ、前記収容室の前記流入口側の内壁面には、前記弁体移動子の前記貫通流路に密着状態で当接可能な閉塞面が設けられ、前記弁体移動子の前記流入口側の表面が前記収容室の前記閉塞面に当接することで、前記貫通流路が閉塞されることを特徴とする。
請求項2に記載の逆止弁は、請求項1に記載の構成に加え、前記弁体移動子は板状体からなり、前記収容室の内壁面には前記板状体の周縁が摺動可能な側周面を備え、前記弁体移動子が前記側周面に案内されて移動可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の逆止弁は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記閉塞面は、前記収容室の前記流入口側の内壁面の端部に平面に形成され、前記流入口は前記収容室の端部の中央に開設されていることを特徴とする。
請求項4に記載の逆止弁は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の構成に加え、前記貫通流路は、前記弁体移動子の移動方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の逆止弁は、請求項4に記載の構成に加え、前記貫通流路を複数有し、前記各貫通流路は、前記弁体移動子の移動方向に平行な中心軸回りに、同一方向に傾斜していることを特徴とする。
請求項6に記載の逆止弁は、請求項1乃至5の何れか一つに記載の構成に加え、前記収容室の前記流出口側には、前記弁体移動子の前記流出側の表面が当接可能な段差部と、該段差部と前記流出口との間に、前記流動性物質が流動可能に形成された流動空間とを備え、前記弁体移動子が前記段差部に当接した状態で、前記貫通流路が前記流動空間と連通することを特徴とする。
請求項7に記載の三方弁は、3つの分岐流路が1箇所の合流部で合流する三方弁であり、前記3つの分岐流路のうちの2つの分岐流路に請求項1乃至6の何れか一つに記載の逆止弁をそれぞれ備え、前記2つの分岐流路のうちの一方には、前記逆止弁の前記流出口が前記合流部側に配置され、前記2つの分岐流路のうちの他方には、前記逆止弁の前記流入口が前記合流部側に配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の流動性物質移送具は、請求項7に記載の三方弁を備え、前記3つの分岐流路のうち、前記逆止弁が設けられていない前記分岐流路に加圧減圧手段が接続されていることを特徴とする。
請求項9に記載の流動性物質移送具は、請求項8に記載の構成に加え、前記流動性物質は、栄養組成物であることを特徴とする。
請求項1に記載の逆止弁によれば、弁体移動子に流入口側の表面と流出口側の表面とを連通する貫通流路が設けられ、収容室の流入口側の内壁面に弁体移動子の貫通流路に密着状態で当接可能な閉塞面が設けられ、弁体移動子の流入口側の表面が収容室の閉塞面に当接することで貫通流路が閉塞されるように構成されているので、流入口側より流出口側の圧力を低くすれば、弁体移動子が移動して流入口側の表面が閉塞面から離間し、弁体移動子の貫通流路が開放され、流動性物質が貫通流路を通して流入口側から流出口側へ流動する。一方、流入口側より流出口側の圧力を高くすれば、弁体移動子が移動して流入口側の表面が閉塞面に当接し、弁体移動子の貫通流路が閉塞され、流動性物質が貫通流路を通して流出口側から流入口側へ流動することを阻止する。
そのため、弁体ケースの収容室に弁体移動子を移動可能に収容するだけで、流動性物質の一方向の流動を許容し、他方向の流動を阻止でき、弁体移動子を支持する構造や付勢する構造等が不要である。それ故、構成を極めて簡単にできて小型化し易い上、弁体ケースの内部の接液部分を単純な形状に形成し易く、弁体ケース内部に滞留したり残留する流動性物質を少なく抑えることが可能である。
請求項2に記載の逆止弁によれば、弁体移動子が板状体からなり、弁体移動子の周縁が収容室の側周面に摺動して案内されることで移動可能に構成されているので、弁体移動子の厚さと収容室の長さとを小さく抑え易く、確実な動作を確保しつつ、逆止弁を小型化し易い。
請求項3に記載の逆止弁によれば、閉塞面が収容室の流入口側の内壁面の端部に平面に形成されているので、収容室の流入口側の無駄な空間を省くことができて、より小型化し易い上、流入口が収容室の端部の中央に開設されているので、流入口から流入する流動性物質を弁体移動子の中央に衝突させることができ、収容室内で弁体移動子を円滑に移動させ易く、確実な動作を確保し易い。
請求項4に記載の逆止弁によれば、貫通流路が弁体移動子の移動方向に対して傾斜して設けられているので、弁体移動子が収容室内で回転し難い状態で流動性物質が貫通流路を通過することで、流動抵抗により弁体移動子を開放側へ移動させることができる。そのため、弁体移動子の開閉動作をより確実に確保し易い。また、貫通流路を通過して収容室内を流動する流動性物質の流れを乱流にし易く、収容室の内壁面への流動性物質の成分の付着などを少なく抑え易い。
請求項5に記載の逆止弁によれば、複数の貫通流路が弁体移動子の移動方向に平行な中心軸回りに同一方向に傾斜しているので、弁体移動子が収容室内で回転し難いことにより、貫通流路を通過して収容室内を流動する流動性物質の流れを渦状の流れにでき、収容室の内壁面への流動性物質の成分の付着などをより少なく抑え易い。
請求項6に記載の逆止弁によれば、収容室の流出口側に、段差部と、この段差部と流出口との間に流動性物質が流動可能に形成された流動空間とを備え、弁体移動子が段差部に当接した状態で、貫通流路が流動空間と連通するので、弁体移動子が収容室内で流出口側に最大に移動しても、貫通流路から流出口までの流動性物質の流動経路を確保することができ、簡単な構成で確実な動作を得やすい。
請求項7に記載の三方弁によれば、3つの分岐流路のうちの2つの分岐流路に請求項1乃至5の何れか一つに記載の逆止弁をそれぞれ備え、2つの分岐流路のうちの一方には、逆止弁の流出口が合流部側に配置され、他方には、逆止弁の流入口が合流部側に配置されているので、逆止弁が設けられていない分岐流路の圧力を低下させると、逆止弁の流入口が合流部側に配置されている分岐流路が閉塞されると共に、逆止弁の流出口が合流部側に配置されている分岐流路が開放されて、逆止弁の流出口が合流部側に配置されている分岐流路から逆止弁が設けられていない分岐流路へ流動性物質を流動させることができる。
一方、逆止弁が設けられていない分岐流路側の圧力を上昇させると、逆止弁の流出口が合流部側に配置されている分岐流路が閉塞されると共に、逆止弁の流入口が合流部側に配置されている分岐流路が開放されて、逆止弁が設けられていない分岐流路から逆止弁の流入口が合流部側に配置されている分岐流路へ流動性物質を流動させることができる。そのため、逆止弁が設けられていない分岐流路側に流動性物質を吸引する際と排出する際とで切換操作を行う必要がなく、流動性物質の移送作業を容易に行うことができる。
請求項8及び9に記載の流動性物質移送具によれば、請求項7に記載の三方弁の3つの分岐流路のうち、逆止弁が設けられていない分岐流路に加圧減圧手段が接続されているので、逆止弁が設けられていない分岐流路側を加圧減圧手段により加圧及び減圧することができる。そのため、加圧減圧手段により、逆止弁が設けられていない分岐流路側を減圧して加圧することで、逆止弁の流出口が合流部側に配置されている分岐流路側から流動性物質を吸引して、逆止弁の流入口が合流部側に配置されている分岐流路側に排出することが可能であり、切換操作を行うことなく、流動性物質の移送作業を容易に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1及び図2は、この発明の実施の形態1の逆止弁を示す。
逆止弁10は、流動性物質を移送する流路の途中に配設されるもので、略円柱形状に形成された弁体ケース11と、弁体ケース11に収容された弁体移動子13とを備える。移送する流動性物質としては、液体、ゲル、ゾル、これらと固形分との混合物等の非圧縮性の流体が好適である。
弁体ケース11は、内部に中空の収容室15を備え、一方には収容室15に開口した流入口17、他方には収容室15に開口した流出口19を備える。流入口17及び流出口19には、それぞれ上流及び下流の流路16、18の配管部材が気密に接続されている。
この弁体ケース11は、嵌合により互いに液密に連結された雄形半体21と雌形半体23とからなる。雄形半体21と雌形半体23とは、接着、ネジ等、他の方法で連結されていてもよい。雄形半体21は、流入口17が開設された端面部25と、端面部25の周縁側に環状に突出して形成された雄形嵌合部27とを備える。雌形半体23は、流出口19が開設された端面部33と、端面部33の周縁側に環状に突出して形成され、雄形半体21の雄形嵌合部27を内側に嵌合可能な雌形嵌合部28とを備える。雄形半体21と雌形半体23とを嵌合することで、内部に収容室15が形成されている。
収容室15の内壁面には、両端面部25、33間に連続するように、断面形状が一定の円形を呈する一定側周面29が形成されている。一定側周面29は、雄形半体21の雄形嵌合部27の内周面と雌形半体23の内周面とからなる。一定側周面29の長さは、少なくとも弁体移動子13の厚さより長く設けられている。
収容室15の一方の端部となる雄形半体21の端面部25には、一定側周面29の端部と隣接して直交する平面からなる閉塞面31が設けられ、この閉塞面31の中央に流入口17が開設されている。この閉塞面31は、後述するように、弁体移動子13の流入口17側の表面43が当接可能な面となっている。
収容室15の他方の端部となる雌形半体23の端面部33には、一定側周面29の端部と隣接して段差部37が設けられ、雄形半体21の端面部25の流入口17と同軸に対向するように流出口19が開設され、更に、段差部37と流出口19との間に一定側周面29より縮径した流動空間39が設けられている。
次に、弁体移動子13は、収容室15内に収容された板状体からなり、弁体ケース11の一定側周面29の断面形状に対応した円板状に形成されている。この弁体移動子13は収容室15内で移動できることが必要である。ここでは、弁体移動子13の周縁と一定側周面29との間の間隙が出来るだけ少なく形成され、弁体移動子13の周縁が収容室15の一定側周面29上で摺動することにより、弁体移動子13が一定側周面29に案内されて平行移動可能となっている。
この弁体移動子13では、図1及び図2に示すように、弁体移動子13が流入口17側に移動した状態で、流入口17側の表面43が弁体ケース11の閉塞面31と密着状態で当接可能となっている。
また、この弁体移動子13には、表面43の閉塞面31と対向する部位に開口して、流入口17側の表面43と流出口19側の表面44とを連通する貫通孔からなる4個の貫通流路14が設けられている。貫通流路14の流入口17側の表面43における開口部41は、表面43が閉塞面31に密着して当接することで閉塞され、これにより貫通流路14が閉塞されるようになっている。
貫通流路14は、一定側周面29及び弁体移動子13の中心軸Lに対して傾斜して設けられており、各貫通流路14は中心軸L回りに、同一方向に傾斜している。各貫通流路14が同一角度で傾斜していることが好適である。
このような構成を有する逆止弁10では、上流の流路16及び流入口17側を加圧したり、下流の流路18及び流出口19側を減圧することで、流入口17側より流出口19側の圧力が低くなると、流動性物質が上流の流路16から逆止弁10の流入口17に供給され、弁体移動子13が一定側周面29に案内されて流出口19側へ移動し、流入口17側の表面43が閉塞面31から離間し、流入口17が収容室15内に開口し、同時に、弁体移動子13の貫通流路14が開放される。
圧力差が大きい場合、弁体移動子13は一定側周面29に案内されて最大量移動し、弁体移動子13の流出口19側の表面44が段差部37に当接する。この移動量は適宜選択でき、例えば、栄養組成物のような場合、粘性等に基づいて1mm程度としてもよい。なお、弁体移動子13が段差部37に当接した状態では、弁体移動子13の各貫通流路14の流出口19側表面の開口部42が流動空間39に開口した状態となる。
流動性物質は、開口された流入口17から収容室15の弁体移動子13より流入口17側に流入する。弁体移動子13の周縁と一定側周面29との間の間隙が出来るだけ少なく形成されているため、収容室15内に流入した流動性物質は、貫通流路14により弁体移動子13を貫通し、流動空間39まで流動し、その後、流出口19から下流の流路18へ流出する。
一方、上流の流路16及び流入口17側を減圧したり、下流の流路18及び流出口19側を加圧することで、流入口17側より流出口19側の圧力が高くなると、弁体移動子13が一定側周面29に案内されて流入口17側へ移動し、流入口17側の表面43が閉塞面31に当接して密着する。すると、流入口17が弁体移動子13の表面43により閉塞されると共に、弁体移動子13の貫通流路14の開口部41が閉塞面31により閉塞される。そのため、流動性物質が逆止弁10の収容室15内で流動することができず、流出口19側から流入口17側へ流動性物質が流動することが阻止される。
その結果、この逆止弁10では、流動性物質が流入口17側から流出口19側へ流動することを許容し、流出口19側から流入口17側へ流動することを阻止することができる。
以上のような逆止弁10によれば、弁体移動子13に流入口17側の表面43と流出口19側の表面44とを連通する貫通流路14が設けられ、収容室15の流入口17側の内壁面に弁体移動子13の貫通流路14に密着状態で当接可能な閉塞面31が設けられ、弁体移動子13の流入口17側の表面43が収容室15の閉塞面31に当接することで貫通流路14が閉塞されるように構成されているので、流入口17側より流出口19側の圧力を低くすれば、弁体移動子13が移動して流入口17側の表面43が閉塞面31から離間し、弁体移動子13の貫通流路14が開放され、流動性物質が貫通流路14を通して流入口17側から流出口19側へ流動する。一方、流入口17側より流出口19側の圧力を高くすれば、弁体移動子13が移動して流入口17側の表面43が閉塞面31に当接し、弁体移動子13の貫通流路14が閉塞され、流動性物質が貫通流路14を通して流出口19側から流入口17側へ流動することを阻止する。
そのため、弁体ケース11の収容室15に弁体移動子13を移動可能に収容するだけで、流動性物質を一方向に流動させることができ、弁体移動子13を支持する構造や付勢する構造等が不要である。それ故、構成を極めて簡単にできて小型化し易い。また、弁体ケース11の内部の接液部分に凹凸形状が形成され難いため単純な形状に形成でき、弁体ケース11内部に滞留したり残留する流動性物質を少なく抑えることが可能である。
また、弁体移動子13が板状体からなり、弁体移動子13の周縁が収容室15の一定側周面29に摺動して案内されることで移動可能に構成されているので、弁体移動子13の厚さと収容室15の長さとを小さく抑え易く、確実な動作を確保しつつ、逆止弁10を小型化し易い。
更に、閉塞面31が収容室15の流入口17側の端部に平面に形成されているので、収容室15の流入口17側の無駄な空間を省くことができて、より小型化し易い上、流入口17が収容室15の端部の中央に開設されているので、流入口17から流入する流動性物質を弁体移動子13の中央に衝突させることができ、収容室15内で弁体移動子13を円滑に平行移動させ易く、確実な動作を確保し易い。
また、貫通流路14が弁体移動子13の移動方向に対して傾斜して設けられているので、流動性物質が貫通流路14を通過することで、流動抵抗により弁体移動子13を開放側へ移動させることができる。そのため、弁体移動子13の開閉動作をより確実に確保し易い。また、貫通流路14を通過して収容室15内を流動する流動性物質の流れを乱流にし易く、収容室15の内壁面への流動性物質の成分の付着などを少なく抑え易い。
更に、複数の貫通流路14が弁体移動子13の移動方向に平行な中心軸回りに同一方向に傾斜しているので、弁体移動子13が収容室15内で一定側周面29と接して回転し難いことにより、貫通流路14を通過して収容室15内を流動する流動性物質の流れを渦状の流れにでき、収容室15の内壁面への流動性物質の成分の付着などをより少なく抑え易い。
また、収容室15の流出口19側に、段差部37と、この段差部37と流出口19との間に形成された流動空間39とを備え、弁体移動子13が段差部37に当接した状態で、貫通流路14が流動空間39と連通するので、弁体移動子13が収容室15内で流出口19側に最大に移動しても、貫通流路14から流出口19までの流動性物質の流動経路を確保することができる。
しかも、このような流動空間39内を流動する流動性物質の流れが渦状の流れとなっているため、流動空間39の内表面への流動性物質の成分の付着等をより確実に防止することが可能である。
なお、上記発明の実施の形態1は、この発明の範囲内において適宜変更可能である。
例えば、上記では、弁体移動子13として、4個の貫通孔からなる貫通流路14を備えた例について説明したが、貫通流路14の数は適宜選択可能であり、図3(a)に示すように4個より多く設けてもよく、図3(b)のように4個より少なく設けてもよい。
また、この貫通流路14は、例えば、図4(a)(b)に示すように、傾斜することなく中心軸と平行に貫通して設けることも可能である。
更に、貫通流路14は、貫通孔に限るものではなく、例えば、図5(a)(b)に示すように、弁体移動子13を貫通する括れ部45により形成することも可能である。
[発明の実施の形態2]
図6及び図7は、発明の実施の形態2の流動性物質移送具及びこの流動性物質移送具に用いる三方弁を示す。
この発明の実施の形態2の流動性物質移送具60は、収容容器80に収容されている液体、ゲル、ゾル、これらと固形分との混合物等の栄養組成物からなる流動性物質を、例えば患者に留置された図示しないカテーテルの投与部位に移送することで、患者に投与するものである。
この流動性物質移送具60は、第1乃至第3の分岐流路52、55、57が合流部51で合流する三方弁50と、三方弁50の第1の分岐流路52に接続された加圧減圧手段としてのシリンジ70と、第2の分岐流路55に設けられて、収容容器80の排出部83と連結可能な容器連結部56と、第3の分岐流路59に設けられたカテーテルとの接続部63とを備えている。
そして、図7に示すように、三方弁50の第2及び第3の分岐流路55、59には、発明の実施の形態1の逆止弁10がそれぞれ備えられている。第2の分岐流路55には、合流部51側に流出口19が配向するように逆止弁10が配置され、第3の分岐流路59には、合流部51側に流入口17が配向するように逆止弁10が配置されている。
また、シリンジ70は、一方に吐出部73を有する外筒75と、外筒75内に先端側が配置されたプランジャ77と、プランジャ77の先端に装着されて外筒75の内壁面に気密に密着して摺動可能なガスケット79とを備える。吐出部73は第1の分岐流路52の端部開口53に気密に接続されており、プランジャ77を引き上げることで、第1の分岐流路52側を減圧することができ、プランジャ77を押圧することで第1の分岐流路52を加圧することが可能となっている。
なお、収容容器80は、流動性物質が収容された容器であれば特に限定されないが、ここでは、樹脂製の可撓性容器からなり、一方の端部に流動性物質移送具60の容器連結部56を液密に連結可能な排出部83が設けられている。
以上のような流動性物質移送具60に用いた三方弁50によれば、第1乃至第3の分岐流路52、55、59のうち、第2の分岐流路55には、合流部51側に流出口19が配向するように逆止弁10が配置され、第3の分岐流路59には、合流部51側に流入口17が配向するように逆止弁10が配置されているので、第1の分岐流路52側の圧力を低下させると、第3の分岐流路59が閉塞されて、第2の分岐流路55から第1の分岐流路52に流動性物質が流動される。一方、第1の分岐流路52側の圧力を上昇させると、第2の分岐流路55が閉塞されて、第1の分岐流路52から第3の分岐流路59に流動性物質が流動される。そのため、第1の分岐流路52側に流動性物質を吸引する際と、第1の分岐流路52側から流動性物質を排出する際とで切換操作を行う必要がなく、流動性物質の移送作業を容易に行うことができる。
そして、このような流動性物質移送具60によれば、前記のような三方弁50の第1の分岐流路52にシリンジ70が接続されているので、第1の分岐流路52側をシリンジ70により加圧及び減圧することができる。そのため、シリンジ70により、第1の分岐流路52側を減圧して加圧するだけで、第2の分岐流路55側から流動性物質を吸引して、第3の分岐流路59側に排出することが可能であり、切換操作を行うことなく、流動性物質の移送作業を容易に行うことができる。
この発明の実施の形態1の逆止弁を示す断面図であり、(a)は貫通流路の閉塞時を示し、(b)は開放時を示す。 この発明の実施の形態1の弁体移動子を示し、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ発明の実施の形態1の弁体移動子の変形例を示す。 この発明の実施の形態1の弁体移動子の他の変形例を示し、(a)は平面図、(b)はB−B断面図である。 この発明の実施の形態1の弁体移動子の更に他の変形例を示し、(a)は平面図、(b)はC−C断面図である。 この発明の実施の形態2の流動性物質移送具を示す図である。 この発明の実施の形態2の流動性物質移送具の3方弁を示す断面図である。
符号の説明
10 逆止弁
11 弁体ケース
13 弁体移動子
14 貫通流路
15 収容室
17 流入口
19 流出口
21 雄形半体
23 雌形半体
29 一定側周面
31 閉塞面
43、44 表面
50 三方弁
60 流動性物質移送具
70 シリンジ
80 収容容器

Claims (9)

  1. 中空の収容室と、前記収容室の一方に開設された流入口と、前記収容室の他方に開設された流出口とを備えた弁体ケースと、前記収容室内の前記流入口と前記流出口との間に移動可能に収容された弁体移動子とを備え、前記流入口側から前記流出口側への一方向のみの流動性物質の流動を許容する逆止弁であり、
    前記弁体移動子には、前記流入口側の表面と前記流出口側の表面とを連通する貫通流路が設けられ、
    前記収容室の前記流入口側の内壁面には、前記弁体移動子の前記貫通流路に密着状態で当接可能な閉塞面が設けられ、
    前記弁体移動子の前記流入口側の表面が前記収容室の前記閉塞面に当接することで、前記貫通流路が閉塞されることを特徴とする逆止弁。
  2. 前記弁体移動子は板状体からなり、前記収容室の内壁面には前記板状体の周縁が摺動可能な側周面を備え、前記弁体移動子が前記側周面に案内されて移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記閉塞面は、前記収容室の前記流入口側の内壁面の端部に平面に形成され、前記流入口は前記収容室の端部の中央に開設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の逆止弁。
  4. 前記貫通流路は、前記弁体移動子の移動方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の逆止弁。
  5. 前記貫通流路を複数有し、前記各貫通流路は、前記弁体移動子の移動方向に平行な中心軸回りに、同一方向に傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の逆止弁。
  6. 前記収容室の前記流出口側には、前記弁体移動子の前記流出側の表面が当接可能な段差部と、該段差部と前記流出口との間に前記流動性物質が流動可能に形成された流動空間とを備え、
    前記弁体移動子が前記段差部に当接した状態で、前記貫通流路が前記流動空間と連通することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の逆止弁。
  7. 3つの分岐流路が1箇所の合流部で合流する三方弁であり、
    前記3つの分岐流路のうちの2つの分岐流路に請求項1乃至6の何れか一つに記載の逆止弁をそれぞれ備え、前記2つの分岐流路のうちの一方には、前記逆止弁の前記流出口が前記合流部側に配置され、前記2つの分岐流路のうちの他方には、前記逆止弁の前記流入口が前記合流部側に配置されていることを特徴とする三方弁。
  8. 請求項7に記載の三方弁を備え、前記3つの分岐流路のうち、前記逆止弁が設けられていない前記分岐流路に加圧減圧手段が接続されていることを特徴とする流動性物質移送具。
  9. 前記流動性物質は、栄養組成物であることを特徴とする請求項8に記載の流動性物質移送具。
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