JP2009281420A - 多段変速遊星歯車列 - Google Patents
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Abstract
【課題】前進8段の多段変速遊星歯車列において、動力伝達効率を上げて燃費をよくする。
【解決手段】入力軸10と出力軸12と4組のシングルピニオン型の遊星歯車組14、16、18、19(減速歯車)とを有し、入力軸10は第2キャリア38と連結されるとともに互いに一体的に連結された第3リングギヤ42および第4サンギヤ50と連結可能であり、出力軸12は第4リングギヤ52と連結され、第1サンギヤ20と第2サンギヤ30とは一体的に連結されるとともに静止部64に固定可能であり、第1リングギヤ22は静止部64に固定可能であり、第1キャリア28は第3キャリア48および第4キャリア58と連結され、第2リングギヤ32は第3サンギヤ40と、互いに一体的に連結された第1キャリア28、第3キャリア48および第4キャリア58とそれぞれ連結可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】入力軸10と出力軸12と4組のシングルピニオン型の遊星歯車組14、16、18、19(減速歯車)とを有し、入力軸10は第2キャリア38と連結されるとともに互いに一体的に連結された第3リングギヤ42および第4サンギヤ50と連結可能であり、出力軸12は第4リングギヤ52と連結され、第1サンギヤ20と第2サンギヤ30とは一体的に連結されるとともに静止部64に固定可能であり、第1リングギヤ22は静止部64に固定可能であり、第1キャリア28は第3キャリア48および第4キャリア58と連結され、第2リングギヤ32は第3サンギヤ40と、互いに一体的に連結された第1キャリア28、第3キャリア48および第4キャリア58とそれぞれ連結可能とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用自動変速機に用いる、多段変速が可能な遊星歯車列に関するものである。
車両用自動変速機に用いる遊星歯車列としては、車両の燃費、排気特性、加速性能等を向上することを主眼に、前進8段の多段変速が可能なものが実用化されている。
このような多段変速が可能な従来の遊星歯車列としては、1組のダブルピニオン型遊星歯車とラビニヨウ型と呼ばれる遊星歯車群と、6個の摩擦要素からなる多段変速遊星歯車列があり、この歯車列は、6個の摩擦要素のうち常に2個の摩擦要素を締結するように切り替えることにより前進8段の変速比を得ている。(特許文献1を参照)。
このような多段変速が可能な従来の遊星歯車列としては、1組のダブルピニオン型遊星歯車とラビニヨウ型と呼ばれる遊星歯車群と、6個の摩擦要素からなる多段変速遊星歯車列があり、この歯車列は、6個の摩擦要素のうち常に2個の摩擦要素を締結するように切り替えることにより前進8段の変速比を得ている。(特許文献1を参照)。
しかし、上記従来の遊星歯車列は、前進8段の自動車用として好ましい変速比を得るために、入力軸と連結するダブルピニオン型遊星歯車を必要とするため、いわゆるシングルピニオン型の遊星歯車と比べて製造コストが高くなるとともに、歯車の噛み合いが多いため動力伝達効率が悪いという問題がある一方、6個の摩擦要素のうち常に4個が遊転しているため、遊転している摩擦要素のドラッグトルクが大きくなり、前述の動力伝達効率が悪いという問題と相まって、自動車の燃費が悪いとともに発熱が多いという問題があった。
特許第3777929号
解決しようとする問題点は、動力伝達効率が悪いダブルピニオン型遊星歯車を必要とするとともに常に4個の摩擦要素が遊転しているため、燃費が悪いとともに発熱が多い点である。
本発明の目的は、シングルピニオン型遊星歯車を用いて、自動車等の車両にとって好ましい変速比を確保しながら、常に遊転している摩擦要素の数を減らして、燃費と発熱を改善することが可能な多段変速遊星歯車列を提供することにある。
本発明の目的は、シングルピニオン型遊星歯車を用いて、自動車等の車両にとって好ましい変速比を確保しながら、常に遊転している摩擦要素の数を減らして、燃費と発熱を改善することが可能な多段変速遊星歯車列を提供することにある。
本発明の多段遊星歯車列は、入力軸と、出力軸と、入力軸と同軸に配置され、第1サンギヤ、第1リングギヤ、該第1リングギヤおよび第1サンギヤに噛み合った第1ピニオン、該第1ピニオンを回転自在に軸支する第1キャリアを備えた第1遊星歯車組と、第2サンギヤ、第2リングギヤ、該第2リングギヤおよび第2サンギヤに噛み合った第2ピニオン、該第2ピニオンを回転自在に軸支する第2キャリアを備えた第2遊星歯車組と、第3サンギヤ、第3リングギヤ、該第3リングギヤおよび第3サンギヤに噛み合った第3ピニオン、該第3ピニオンを回転自在に軸支する第3キャリアを備えた第3遊星歯車組と、第4サンギヤ、第4リングギヤ、該第4リングギヤおよび第4サンギヤに噛み合った第4ピニオン、該第4ピニオンを回転自在に軸支する第4キャリアを備えた第4遊星歯車組とを有し、入力軸は第2キャリアと連結されるとともに互いに一体的に連結された第3リングギヤおよび第4サンギヤと連結可能であり、出力軸は第4リングギヤと連結され、第1サンギヤと第2サンギヤとは一体的に連結されるとともに静止部に固定可能であり、第1リングギヤは静止部に固定可能であり、第1キャリアは第3キャリアおよび第4キャリアと連結され、第2リングギヤは第3サンギヤと、互いに一体的に連結された第1キャリア、第3キャリアおよび第4キャリアとそれぞれ連結可能に構成した。
本発明の多段変速遊星歯車列は、上記のように構成したため、ダブルピニオン型遊星歯車を用いることなく、動力伝達効率の高いシングルピニオン型を用いて自動車等用の変速機にとって好ましい変速比を得ながら、常に遊転している摩擦要素の数を2個と従来例より2個少なくできるので、燃費と発熱の改善が期待できる。
以下、本発明の実施の形態に係る多段変速遊星歯車列を、実施例に基づき図とともに説明する。
図1は、本発明の実施例1の遊星歯車列を表すスケルトン図である。
図1に示した実施例の多段変速遊星歯車列では、エンジン1からトルクコンバータ2を介して駆動される入力軸10および出力軸12が、エンジン1の出力軸1aと同じ軸上にあり、出力軸12は図示しない駆動輪を駆動する。
図1に示した実施例の多段変速遊星歯車列では、エンジン1からトルクコンバータ2を介して駆動される入力軸10および出力軸12が、エンジン1の出力軸1aと同じ軸上にあり、出力軸12は図示しない駆動輪を駆動する。
上流側から下流側に向けて順に配置した第1遊星歯車組14と第2遊星歯車組16と第3遊星歯車組18と第4遊星歯車組19とは、いずれも一般的にシングルピニオン型と呼ばれるものであり、それぞれが同じ構成になっている。
すなわち、第1遊星歯車組14は、第1サンギヤ20と、第1リングギヤ22と、第1リングギヤ22および第1サンギヤ20に噛み合った複数の第1ピニオン24と、第1ピニオン24を回転自在に軸支する第1キャリア28といった回転メンバーで構成されている。
すなわち、第1遊星歯車組14は、第1サンギヤ20と、第1リングギヤ22と、第1リングギヤ22および第1サンギヤ20に噛み合った複数の第1ピニオン24と、第1ピニオン24を回転自在に軸支する第1キャリア28といった回転メンバーで構成されている。
同様に、第2遊星歯車組16は、第2サンギヤ30、第2リングギヤ32、複数の第2ピニオン34、第2キャリア38といった回転メンバーで構成されており、第3遊星歯車組18は、第3サンギヤ40、第3リングギヤ42、複数の第3ピニオン44、第3キャリア48といった回転メンバーで構成されており、第4遊星歯車組19は、第4サンギヤ50、第4リングギヤ52、複数の第4ピニオン54、第4キャリア58といった回転メンバーで構成されている。
続いて、第1遊星歯車組14と、第2遊星歯車組16と、第3遊星歯車組18と、第4遊星歯車組19の連結関係につき、以下に説明する。
入力軸10は、第2キャリア38と連結されるとともに、第1クラッチ60を介して互いに連結された第3リングギヤ42および第4サンギヤ50と連結可能である。
入力軸10は、第2キャリア38と連結されるとともに、第1クラッチ60を介して互いに連結された第3リングギヤ42および第4サンギヤ50と連結可能である。
第1サンギヤ20は、第2サンギヤ30と一体的に連結されるとともに、第1ブレーキ62により変速機のケース(静止部)64に固定可能である一方、ワンウエイクラッチ(以下、「OWC」と記す)66により一方の回転方向にのみケース64に固定される。
第1リングギヤ22は、第2ブレーキ68により変速機のケース(静止部)64に固定可能である。
第1リングギヤ22は、第2ブレーキ68により変速機のケース(静止部)64に固定可能である。
第2リングギヤ32は、第2クラッチ70を介して第3サンギヤ40と連結可能であるとともに、第3クラッチ72を介して互いに一体的に連結された第1キャリア28、第3キャリア48および第4キャリア58と連結可能である。
第4リングギヤ52は、出力軸12と一体的に連結されている。
第4リングギヤ52は、出力軸12と一体的に連結されている。
つぎに、図1に示した実施例の遊星歯車列の作動を、図2に示した作動表を参考にしながら説明する。
以下の説明では、クラッチやブレーキを摩擦要素と呼び、OWCを含めて締結要素と総称する。
図2の作動表において、横方向の欄にはクラッチやブレーキといった締結要素が割り当ててあり、C−1は第1クラッチ60を、B−1は第1ブレーキ62を、OWCはワンウエイクラッチをといった具合に、それぞれ表す。なお、これらの記号と各摩擦要素の符号との関係は、図1に記してある。
以下の説明では、クラッチやブレーキを摩擦要素と呼び、OWCを含めて締結要素と総称する。
図2の作動表において、横方向の欄にはクラッチやブレーキといった締結要素が割り当ててあり、C−1は第1クラッチ60を、B−1は第1ブレーキ62を、OWCはワンウエイクラッチをといった具合に、それぞれ表す。なお、これらの記号と各摩擦要素の符号との関係は、図1に記してある。
作動表の縦方向の欄には、図示しない操作レバーの「P」「R」「N」「D」「L」などのレンジのうち「Dレンジ」「Rレンジ」「Lレンジ」を取り上げて、Dレンジは前進第1速(1st)乃至第8速(8th)の、Rレンジは後進の、Lレンジは後述のエンジンブレーキなどに用いる第1速の、各変速段を割り当ててある。
図2の作動表中、○印は各締結要素の締結を、空欄は各締結要素の解放を、それぞれ表す。
図2の作動表中、○印は各締結要素の締結を、空欄は各締結要素の解放を、それぞれ表す。
ここで、変速比に関係する各遊星歯車組の歯数比を、リングギヤの歯数(Zr)に対するサンギヤの歯数(Zs)の比(Zs/Zr)をαで表現し、第1遊星歯車組14ではα1、第2遊星歯車組16ではα2、第3遊星歯車組18ではα3、第4遊星歯車組19にあってはα4として説明する。
ここでは、各変速比の計算に用いるそれぞれの歯数比を、α1を0.335、α2を0.440、α3を0.480、α4を0.330とした場合について例示する。
なお、変速比は入力軸10の回転速度と出力軸12の回転速度の比(入力軸10の回転速度/出力軸12の回転速度)で表す。
また、計算式を簡素化するため、(1+1/α3)/α2をAとして説明する。
上記した歯数比においては、Aが7.008になる。
なお、変速比は入力軸10の回転速度と出力軸12の回転速度の比(入力軸10の回転速度/出力軸12の回転速度)で表す。
また、計算式を簡素化するため、(1+1/α3)/α2をAとして説明する。
上記した歯数比においては、Aが7.008になる。
はじめに、前進第1速(1st)の駆動は、図2に示した作動表に見るように、第2クラッチ70(C−2)、OWC66、第2ブレーキ68(B−2)の締結で行われる。以降の変速で第2ブレーキ68の締結は第4速まで維持される。
第1速の変速比は、1/{α3・α4(1+α2)}になり、上記の値に設定した歯数比においては4.384である。
第1速の変速比は、1/{α3・α4(1+α2)}になり、上記の値に設定した歯数比においては4.384である。
つぎに、第2速(2nd)への変速は、第1速での第2クラッチ70の締結を解除して、第1クラッチ60(C−1)および第3クラッチ72(C−3)を締結することで行われる。このとき、OWC66の締結は自動的に解除される。
第2速の変速比は、{α1(1+α2)+α2}/{(α1(1+α2)−α2−・α4)になり、上記した歯数比においては2.735である。
第2速の変速比は、{α1(1+α2)+α2}/{(α1(1+α2)−α2−・α4)になり、上記した歯数比においては2.735である。
つぎに、第3速(3rd)への変速は、第2速での第1クラッチ60の締結を解除して再び第2クラッチ70を締結することで行われる。
変速比は、{α2+α1(1+α2)}/{α1(1+α2)}になる。
上記した歯数比においては1.912である。
変速比は、{α2+α1(1+α2)}/{α1(1+α2)}になる。
上記した歯数比においては1.912である。
つぎに、第4速(4th)への変速は、第3速での第3クラッチ72の締結を解除して、第1クラッチ60を締結することで行われる。
第4速の変速比は、{1+α1(1+A)}/{α1(1+A)−α4}になる。上記した歯数比においては1.565である。
第4速の変速比は、{1+α1(1+A)}/{α1(1+A)−α4}になる。上記した歯数比においては1.565である。
つぎに、第5速(5th)への変速は、第4速までの第2ブレーキ68の締結を解除して、再び第3クラッチ72を締結することで行われる。
これにより、遊星歯車列全体が一体になり、入力軸10と出力軸12とは直結されるので、第5速の変速比は歯数比に関係なく1になる。
これにより、遊星歯車列全体が一体になり、入力軸10と出力軸12とは直結されるので、第5速の変速比は歯数比に関係なく1になる。
つぎに、第6速(6th)への変速は、第5速における第3クラッチ72の締結を解除して、第1ブレーキ62を締結することで行われる。
第6速の変速比は、A/(1+A+α4)になり、上記した歯数比においては0.840の増速である。
第6速の変速比は、A/(1+A+α4)になり、上記した歯数比においては0.840の増速である。
つぎに、第7速(7th)への変速は、第6速における第1クラッチ60の締結を解除して、第3クラッチ72を締結することで行われる。
これにより、変速比は1/(1+α2)になり、上記した歯数比においては0.694の増速である。
これにより、変速比は1/(1+α2)になり、上記した歯数比においては0.694の増速である。
つぎに、第8速(8th)への変速は、第7速における第1クラッチ60の締結を解除して、再び第2クラッチ70を締結することで行われる。
これにより、変速比は1/{(1+α2(1+α4))になり、上記した歯数比においては0.631の増速である。
これにより、変速比は1/{(1+α2(1+α4))になり、上記した歯数比においては0.631の増速である。
つぎに、Rレンジの後進の変速は、第1クラッチ760と第1ブレーキ62と第2ブレーキ68を締結することで行われる。
これにより、変速比は−1/α4になって、上記した歯数比においては−3.030である。
これにより、変速比は−1/α4になって、上記した歯数比においては−3.030である。
つぎに、Lレンジにおける前進第1速の変速を説明する。
上述したように、OWC66は一方の回転方向においてのみ第1サンギヤ20および第2サンギヤ30を固定する。
Dレンジにおける第1速は車両を前進方向に加速する方向においてOWC66が締結するので、いわゆるエンジンブレーキのように出力軸12側から入力軸10を駆動することはできない。
上述したように、OWC66は一方の回転方向においてのみ第1サンギヤ20および第2サンギヤ30を固定する。
Dレンジにおける第1速は車両を前進方向に加速する方向においてOWC66が締結するので、いわゆるエンジンブレーキのように出力軸12側から入力軸10を駆動することはできない。
しかし、Lレンジにおける前進第1速は、第1ブレーキ62を締結させるため、回転方向に関係なく動力伝達ができるので、エンジンブレーキを利かせて車両を減速することが可能になる。
変速比はDレンジの第1速と同じであるので、説明を省略する。
変速比はDレンジの第1速と同じであるので、説明を省略する。
以上で説明した前進の変速比を並べてみると以下になる。なお、左側の値が変速比であり、右側括弧内の値は当該変速比と1段上位の変速比との間の比(段間比)である。
第1速 4.384 (1.603)
第2速 2.735 (1.431)
第3速 1.912 (1.222)
第4速 1.565 (1.565)
第5速 1.000 (1.190)
第6速 0.840 (1.210)
第7速 0.694 (1.101)
第8速 0.631
第1速 4.384 (1.603)
第2速 2.735 (1.431)
第3速 1.912 (1.222)
第4速 1.565 (1.565)
第5速 1.000 (1.190)
第6速 0.840 (1.210)
第7速 0.694 (1.101)
第8速 0.631
これを見ると、自動車用の変速比として好ましい段間比の8段の変速比が得られるのが分かる。
このように、本発明の実施例1に係る多段遊星歯車列は、前進8段、後進1段において自動車にとって好ましい変速比が得られるとともに、歯車列を上記のように構成したため、4組の遊星歯車組14、16、18、19は、すべて構造が簡単で重量も軽く動力伝達効率の高いシングルピニオン型を用いることができるとともに、常に遊転している摩擦要素の数が2個であり、従来例より2個少ないので、遊転している摩擦要素の引きずり抵抗(ドラッグトルク)を減らすことができる。
これらの結果、燃費が優れ、発熱の少ない前進8段の自動変速機を得ることができる。
これらの結果、燃費が優れ、発熱の少ない前進8段の自動変速機を得ることができる。
以上説明したように、本発明の各実施例に係る多段遊星歯車列は、自動車にとって好ましい前進8段の変速比が得られるので、燃費が優れ、発熱の少ない自動変速機を得ることが可能になる。
上記の各実施例では、エンジン1と入力軸10との間にトルクコンバータ2を設けているが、これに代えてフルードカップリングまたは摩擦クラッチを用いてもよいことは言うまでもない。
また、第1乃至第4の各遊星歯車組14、16、18、19や、各摩擦要素60、62、66、68、70、76の配列は、変速機のレイアウトに応じて適宜変更することができる。
さらに、OWC66を省略してDレンジの第1速においても第1ブレーキ62を締結するようにしても前進8段の変速ができることは言うまでもない。
また、第1乃至第4の各遊星歯車組14、16、18、19や、各摩擦要素60、62、66、68、70、76の配列は、変速機のレイアウトに応じて適宜変更することができる。
さらに、OWC66を省略してDレンジの第1速においても第1ブレーキ62を締結するようにしても前進8段の変速ができることは言うまでもない。
前進8段の変速比を得るとともに、燃費が優れ、発熱の少ない自動変速機を得ることが可能になるので、燃費が重視される小型乗用車から中型商用車などに幅広く適用することができる。
1 エンジン
2 トルクコンバータ
10 入力軸
12 出力軸
14 第1遊星歯車組
16 第2遊星歯車組
18 遊星歯車群
18 第3遊星歯車組
19 第4遊星歯車組
20 第1サンギヤ
22 第1リングギヤ
24 第1ピニオン
28 第1キャリア
30 第2サンギヤ
32 第2リングギヤ
34 第2ピニオン
38 第2キャリア
40 第3サンギヤ
42 第3リングギヤ
44 第3ピニオン
48 第3キャリア
50 第4サンギヤ
52 第4リングギヤ
54 第4ピニオン
58 第4キャリア
60 第1クラッチ
62 第1ブレーキ
64 ケース
66 OWC
68 第2ブレーキ
70 第2クラッチ
72 第3クラッチ
2 トルクコンバータ
10 入力軸
12 出力軸
14 第1遊星歯車組
16 第2遊星歯車組
18 遊星歯車群
18 第3遊星歯車組
19 第4遊星歯車組
20 第1サンギヤ
22 第1リングギヤ
24 第1ピニオン
28 第1キャリア
30 第2サンギヤ
32 第2リングギヤ
34 第2ピニオン
38 第2キャリア
40 第3サンギヤ
42 第3リングギヤ
44 第3ピニオン
48 第3キャリア
50 第4サンギヤ
52 第4リングギヤ
54 第4ピニオン
58 第4キャリア
60 第1クラッチ
62 第1ブレーキ
64 ケース
66 OWC
68 第2ブレーキ
70 第2クラッチ
72 第3クラッチ
Claims (2)
- 入力軸と、
出力軸と、
前記入力軸と同軸に配置され、第1サンギヤ、第1リングギヤ、該第1リングギヤおよび前記第1サンギヤに噛み合った第1ピニオン、該第1ピニオンを回転自在に軸支する第1キャリアを備えた第1遊星歯車組と、
第2サンギヤ、第2リングギヤ、該第2リングギヤおよび前記第2サンギヤに噛み合った第2ピニオン、該第2ピニオンを回転自在に軸支する第2キャリアを備えた第2遊星歯車組と、
第3サンギヤ、第3リングギヤ、該第3リングギヤおよび前記第3サンギヤに噛み合った第3ピニオン、該第3ピニオンを回転自在に軸支する第3キャリアを備えた第3遊星歯車組と、
第4サンギヤ、第4リングギヤ、該第4リングギヤおよび前記第4サンギヤに噛み合った第4ピニオン、該第4ピニオンを回転自在に軸支する第4キャリアを備えた第4遊星歯車組と、を有し、
前記入力軸は、前記第2キャリアと連結されるとともに互いに一体的に連結された前記第3リングギヤおよび前記第4サンギヤと連結可能であり、
前記出力軸は、前記第4リングギヤと連結され、
前記第1サンギヤと前記第2サンギヤとは一体的に連結されるとともに静止部に固定可能であり、
前記第1リングギヤは、静止部に固定可能であり、
前記第1キャリアは、前記第3キャリアおよび前記第4キャリアと連結され、
前記第2リングギヤは、前記第3サンギヤと、前記互いに一体的に連結された第1キャリア、第3キャリアおよび第4キャリアとそれぞれ連結可能であることを特徴とする多段変速遊星歯車列。 - 前記第1リングギヤと前記第2サンギヤは、前記静止部への固定手段を有する他に、ワンウエイクラッチを介して前記静止部に固定可能であることを特徴とする請求項1に記載の多段変速遊星歯車列。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015092985A1 (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | マツダ株式会社 | 自動変速機 |
JP2015161310A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-07 | 本田技研工業株式会社 | 自動変速機 |
-
2008
- 2008-05-20 JP JP2008131534A patent/JP2009281420A/ja active Pending
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