JP2009281219A - 多気筒内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】休止可能気筒による各バンクでの温度低下を抑制して、休止可能気筒が稼働状態に切り換えられた直後の機関性能の向上を図ると共に、吸入空気量の検出精度の低下を防止する。
【解決手段】V型8気筒内燃機関は、常用気筒C1,C4と休止可能気筒C2,C3からなる第1バンクB1と、常用気筒C6,C7と休止可能気筒C5,C8からなる第2バンクB2とを備える。吸気装置Siは、吸気チャンバ50,60を第1吸気チャンバ50および第2吸気チャンバ60に仕切る仕切壁33と、開閉弁36〜38と、常用気筒C1,C4,C6,C7に吸入される吸入空気の流量を制御する第1流量制御装置Taと、休止可能気筒C2,C3,C5,C8に吸入される吸入空気の流量を制御する第2流量制御装置Tbとを備える。第1,第2エアフローメータ15a,15bは、それぞれ第1,第2流量制御装置Taにより制御される吸入空気の流量を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、常用気筒および休止可能気筒から構成されると共に第1,第2バンクを構成する複数の気筒と、吸気チャンバから分岐して各気筒に連通する複数の分岐吸気通路が設けられた吸気装置と、吸気チャンバに導かれる吸入空気の流量を検出する空気量検出手段とを備える多気筒内燃機関に関する。
第1,第2気筒群を備えるV型多気筒内燃機関において、吸気装置が、各気筒群毎のスロットル弁と、吸気チャンバを各気筒群に対応して2つにチャンバ部分に仕切る仕切壁と、該2つのチャンバ部分を連通させる連通路を機関運転状態に応じて開閉する開閉弁とを備え、いずれかのスロットル弁の制御系が故障したときに、故障した制御系のスロットル弁により吸入空気の流量が制御される気筒群を休筒すると共に、開閉弁を閉弁するものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開平3−81533号公報
第1,第2気筒群がそれぞれ第1,第2バンクを構成する多気筒内燃機関において、1つの気筒群を構成するすべての気筒が、休止状態および稼働状態に切り換えられる休止可能気筒である場合、これら休止可能気筒が休止状態になると、休筒するバンク(以下、「休筒バンク」という。)のいずれの気筒においても燃焼が行われないので、休止可能気筒の温度が低下して、休筒バンク全体の温度が低下する。そして、この温度低下の程度は、バンクを構成する気筒の一部のみが休止可能気筒である場合に比べて大きい。このため、休止可能気筒が稼働状態に切り換えられた直後では、前述の温度低下に起因して機関性能の低下を招来するおそれがある。
また、第1,第2バンクを備える内燃機関において、例えば第1バンクが常時稼働する常用気筒と休止可能気筒とから構成され、かつバンク毎に吸入空気の流量を制御する流量制御手段が設けられる場合、第1バンクの休止可能気筒が休止状態になると、第1バンクに導かれる吸入空気量が減少する。このため、例えば内燃機関の低負荷運転域で、吸入空気の流量が、吸入空気の流量を検出する空気量検出手段(例えば、エアフローメータなど)の検出可能流量の下限値付近まで減少すると、吸入空気量の検出精度が低下することがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1,2記載の発明は、休止可能気筒による各バンクでの温度低下を抑制して、休止可能気筒が稼働状態に切り換えられた直後の機関性能の向上を図ると共に、吸入空気量の検出精度の低下を防止することを目的とする。そして、請求項2記載の発明は、さらに、V型8気筒内燃機関において前述の目的の達成を図る。
請求項1記載の発明は、複数である所定数の気筒(C1〜C8)と、吸気チャンバ(50,60)および前記吸気チャンバ(50,60)から分岐して前記各気筒(C1〜C8)に連通する前記所定数の分岐吸気通路(P11〜P18)が設けられた吸気装置(Si)と、前記吸気チャンバ(50,60)に導かれる吸入空気の流量を検出する空気量検出手段(15a,15b)とを備える多気筒内燃機関において、前記所定数の気筒(C1〜C8)が、常時稼働する複数である第1所定数の常用気筒(C1,C4,C6,C7)と、気筒制御手段により休止状態および稼働状態に切り換えられる複数である第2所定数の休止可能気筒(C2,C3C5,C8)とから構成され、前記所定数の分岐吸気通路(P11〜P18)が、前記常用気筒(C1,C4,C6,C7)に連通する常用側分岐吸気通路(P11,P14,P16,P17)と前記休止可能気筒(C2,C3,C5,C8)に連通する休止側分岐吸気通路(P12,P13,P15,P18)とから構成され、前記第1所定数の常用気筒(C1,C4,C6,C7)は、第1常用気筒(C1,C4)および第2常用気筒(C6,C7)から構成され、前記第2所定数の休止可能気筒(C2,C3,C5,C8)は、第1休止可能気筒(C2,C3)および第2休止可能気筒(C5,C8)から構成され、前記第1常用気筒(C1,C4)および前記第1休止可能気筒(C2,C3)が第1バンク(B1)を構成し、前記第2常用気筒(C6,C7)および前記第2休止可能気筒(C5,C8)が第2バンク(B2)を構成し、前記吸気装置(Si)は、前記吸気チャンバ(50,60)を第1吸気チャンバ(50)および第2吸気チャンバ(60)に仕切る仕切壁(33)と、開閉弁(36〜38)と、前記常用気筒(C1,C4,C6,C7,)に吸入される吸入空気の流量を制御する第1流量制御装置(Ta)と、前記休止可能気筒(C2,C3,C5,C8)に吸入される吸入空気の流量を制御する第2流量制御装置(Tb)とを備え、前記第1吸気チャンバ(50)には、前記第1所定数の前記常用側分岐吸気通路(P11,P14,P16,P17)が開口し、前記第2吸気チャンバ(60)には、前記第2所定数の前記休止側分岐吸気通路(P12,P13,P15,P18)が開口し、前記第1流量制御装置(Ta)は、前記第1吸気チャンバ(50)に導かれる吸入空気の流量を制御し、前記第2流量制御装置(Tb)は、前記第2吸気チャンバ(60)に導かれる吸入空気の流量を制御し、前記空気量検出手段(15a,15b)は、前記第1流量制御装置(Ta)により制御される吸入空気の流量を検出する第1空気量検出手段(15a)と、前記第2流量制御装置(Tb)により制御される吸入空気の流量を検出する第2空気量検出手段(15b)とから構成され、前記開閉弁(36〜38)は、機関運転状態が、前記第2所定数の前記休止可能気筒(C2,C3,C5,C8)が休止状態になる休筒運転域にあるとき、前記第1吸気チャンバ(50)および前記第2吸気チャンバ(60)を連通させる連通路(41〜43)を閉じることを備える多気筒内燃機関である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の多気筒内燃機関において、前記第1バンク(B1)および前記第2バンク(B2)はV字状に配置され、前記第1バンク(B1)および前記第2バンク(B2)のそれぞれは、4つの前記気筒(C1〜C4;C5〜C8)から構成され、前記第1バンク(B1)では、気筒配列方向での中間の2つの前記気筒が前記第1休止可能気筒(C2,C3)であり、前記第2バンク(B2)では、気筒配列方向での両端の2つの前記気筒が前記第2休止可能気筒(C5,C8)であるものである。
請求項1記載の発明によれば、内燃機関の第1,第2バンクのそれぞれが、常用気筒および休止可能気筒から構成されるので、各バンクにおいて、休止状態にある休止可能気筒には常用気筒からの燃焼熱が伝わって、バンクが休止可能気筒のみから構成される場合に比べて、休止状態にある休止可能気筒の温度低下が抑制される。この結果、第1,第2バンクにおいて、休止可能気筒が稼働状態に切り換えられた直後における機関性能が向上する。
内燃機関の第1,第2バンクのそれぞれが、常用気筒および休止可能気筒から構成される一方で、開閉弁が連通路を閉じている状態では、第1流量制御装置により流量制御されてすべての常用気筒に吸入される吸入空気の流量および第2流量制御装置により流量制御されてすべての休止可能気筒の吸入される吸入空気の流量は、それぞれ第1空気量検出手段および第2空気量検出手段により、互いに独立に検出されるので、休止可能気筒が休止状態にある休筒運転時には、開閉弁が連通路を閉じて、第1吸気チャンバおよび第2吸気チャンバの互いの連通が遮断されて、すべての常用気筒が第1,第2バンクに振り分けられているにも拘わらず、それら常用気筒に吸入される吸入空気の流量が共通の第1空気量検出手段により検出される。この結果、1つの空気量検出手段により流量が検出される吸入空気が常用気筒および休止可能気筒に吸入される場合に比べて、内燃機関の休筒運転時に第1空気量検出手段により検出される吸入空気の流量が多くなり、該第1空気量検出手段は、その検出可能流量の下限値よりも十分に大きな流量を検出するので、第1空気量検出手段の検出精度を高めることができる。
請求項2記載の事項によれば、V型8気筒内燃機関において、請求項1記載の発明の効果が奏される。
また、第1,第2バンクにおいて、気筒配列方向で各休止可能気筒に隣接して常用気筒が配置されるので、休止可能気筒に隣接する常用気筒からの燃焼熱が休止状態にある休止可能気筒に伝わって、該休止可能気筒での温度低下が抑制されることから、休止可能気筒が稼働状態に切り換えられた直後における機関性能が向上する。
本発明の実施形態を図1〜図3を参照して説明する。
図1,図2を参照すると、本発明が適用された多気筒内燃機関Eは、複数である所定数の、ここでは8つの気筒C1〜C8と、各気筒C1〜C8に嵌合するピストン3により回転駆動されるクランク軸10とを備える4ストローク内燃機関であり、クランク軸10の回転中心線Leが車両の前後方向に指向する縦置き配置で、機械としての車両に搭載される。
内燃機関Eは、回転中心線Leの方向から見てバンク角が90°のV字状に配置された1対のバンクB1,B2を構成するように配列された8つの気筒C1〜C8を有するシリンダブロック1と、第1,第2バンクB1,B2のそれぞれにおいて各気筒C1〜C4,C5〜C8の上端部に結合される1対のシリンダヘッド2とから構成される機関本体を備える。それゆえ、第1バンクおおび第2バンクは、所定角度のバンク角(すなわち、0°以外の角度のバンク角)を形成する。
第1バンクB1は、回転中心線Leに平行な方向に配列された複数としての4つの気筒C1〜C4の列から構成される第1気筒群により構成され、第2バンクB2は、回転中心線Leに平行な方向に配列された複数としての4つの気筒C5〜C8の列から構成される第2気筒群により構成される。両バンクB1,B2を構成する気筒数は、この実施形態では同一であるが、別の例では、異なっていてもよい。
1つの気筒C1〜C8毎に、シリンダ軸線L1またはシリンダ軸線L2の方向でピストン3と各シリンダヘッド2との間に燃焼室4が形成され、さらに各シリンダヘッド2には、燃焼室4に連通する吸気ポートP1〜P8および排気ポート5をそれぞれ開閉する吸気弁6および排気弁7と、燃焼室4に臨む点火栓(図示されず)とが設けられる。
さらに、内燃機関Eは、吸入空気を燃焼室4に導く吸気通路が設けられる吸気装置Siと、吸入空気に燃料を供給して混合気を形成する混合気形成手段としての燃料噴射弁8と、燃焼室4内で燃料が前記点火栓により点火されて燃焼して発生した燃焼ガスを排気ガスとして燃焼室4から内燃機関Eの外部に導く排気通路が設けられる排気装置Seと、吸気弁6および排気弁7をクランク軸10の回転位置(すなわちクランク角)に応じて開閉する動弁装置11と、1つの制御装置12とを備える。
シリンダブロック1に回転可能に支持されたクランク軸10が有する4つのクランクピン(図1には、両気筒C1,C5のピストン3がコンロッド9を介して連結されるクランクピン10aが示されている。)には、両気筒C1,C5のピストン3、両気筒C2,C6のピストン3、両気筒C3,C7のピストン3および両気筒C4,C8のピストン3が、それぞれコンロッド9を介して連結される。そして、燃焼室4内の燃焼ガスの圧力により駆動されて往復運動する各ピストン3が、コンロッド9を介してクランク軸10を回転駆動する。
各シリンダヘッド2に設けられる動弁装置11は、動弁用伝動機構を介して伝達されるクランク軸10の動力により回転駆動されて吸気弁6および排気弁7を開閉駆動する1対のカム軸11aと、後述するバルブ休止機構11bとを備える。
制御装置12は、マイクロプロセッサを有する電子制御ユニット13と、内燃機関Eの機関運転状態(以下、「機関運転状態」という。)を検出する運転状態検出手段14とを備える。運転状態検出手段14は、機関負荷を検出する負荷検出手段14aと、機関回転速度を検出する回転速度検出手段14bと、吸気装置Siに設けられて吸入空気の流量(以下、「吸入空気量」という。)を検出する空気量検出手段としてのエアフローメータ15a,15bと、アクセル操作量などのその他の各種検出手段とから構成される。電子制御ユニット13は、運転状態検出手段14で検出された機関運転状態に基づいて、燃料噴射弁8、前記点火栓、バルブ休止機構11b、スロットル弁21a,21b、開閉弁36〜38などを制御する。例えば、制御装置12は、燃料噴射弁8から噴射される燃料量の基本量を、機関回転速度および吸入空気量に基づいて算出する。
内燃機関Eのすべての気筒である8つの気筒C1〜C8は、常時稼働する気筒であって複数である第1所定数としての4つの常用気筒C1,C4,C6,C7と、後述する気筒制御手段により休止状態および稼働状態に切り換えられる気筒であって複数である第2所定数としての4つの休止可能気筒C2,C3,C5,C8とから構成される。なお、図2において、休止可能気筒C2,C3,C5,C8には、破線のハッチングが施されている。
そして、4つの常用気筒C1,C4,C6,C7は、2つの第1常用気筒C1,C4および2つの第2常用気筒C6,C7から構成され、4つの休止可能気筒C2,C3,C5,C8は、第1休止可能気筒C2,C3および第2休止可能気筒C5,C8から構成される。第1常用気筒C1,C4および第1休止可能気筒C2,C3は前記第1気筒群を構成し、第2常用気筒C6,C7および第2休止可能気筒C5,C8は前記第2気筒群を構成する。
したがって、第1バンクB1を構成する気筒のうちで、一部の気筒が休止可能気筒C2,C3であり、残りの気筒が常用気筒C1,C4である。第2バンクB2を構成する気筒のうちで、一部の気筒が休止可能気筒C5,C8であり、残りの気筒が常用気筒C6,C7である。また、第1バンクB1では、前記第1気筒群の気筒配列方向での中間に位置する2つの気筒が休止可能気筒C2,C3であり、第2バンクB2では、前記第2気筒群の気筒配列方向での両端に位置する2つの気筒が休止可能気筒C5,C8である。
各休止可能気筒C2,C3,C5,C8には、該気筒C2,C3,C5,C8の稼働および休止を切り換える気筒休止手段としてのバルブ休止機構11bが設けられる。バルブ休止機構11bは、休止可能気筒C2,C3,C5,C8の吸気弁6および排気弁7を休止状態にするための、すなわち閉弁状態に保つための、それ自体周知の機構である。そして、バルブ休止機構11bの作動状態および非作動状態は、制御装置12により機関運転状態に応じて切り換えられる。
具体的には、機関運転状態が、第1特定運転域、例えば負荷検出手段14aにより検出される機関負荷が所定負荷以下の低負荷域にあるとき、制御装置12は、燃料噴射弁8および前記点火栓の作動を停止すると共に、バルブ休止機構11bを作動状態にして、休止可能気筒C2,C3,C5,C8の吸気弁6および排気弁7が休止状態にされる。また、機関運転状態が、第1特定運転域以外の運転域、例えば機関負荷が前記所定負荷を超える高負荷域にあるとき、制御装置12はバルブ休止機構11bを非作動状態にして、休止可能気筒C2,C3,C5,C8の吸気弁6および排気弁7がカム軸11aにより開閉駆動される。ここで、制御装置12およびバルブ休止機構11bは、機関運転状態に応じて休止可能気筒C2,C3,C5,C8を休止状態および稼動状態に切り換えて、稼働する気筒数を制御する気筒制御手段を構成する。
それゆえ、運転中の内燃機関Eの運転形態は、前記気筒制御手段により、機関運転状態に関わらず常時稼働状態にある常用気筒C1,C4,C6,C7に加えて、休止可能気筒C2,C3,C5,C8が稼働状態になって、全気筒C1〜C8が稼働状態になる全筒運転と、休止可能気筒C2,C3,C5,C8が休止状態になって、常用気筒C1,C4,C6,C7のみが稼働する休筒運転とに切換えが可能である。
吸気装置Siは、エアクリーナ20と、エアクリーナ20を通って各気筒C1〜C8に吸入される吸入空気の流量を制御するスロットル弁21a,21bを有する流量制御装置Ta,Tbと、エアクリーナ20と流量制御装置Ta,Tbとを接続してエアクリーナ20からの吸入空気を流量制御装置Ta,Tbに導く空気通路25a,25bを形成する空気導管24a,24bと、スロットル弁21a;21bを通過した吸入空気を各気筒C1,C4,C6,C7;C2,C3,C5,C8に分配する吸気マニホルドMとを備える。エアフローメータ15a,15bは、前記吸気通路において、スロットル弁21a,21bよりも上流で、空気導管24a,24bに配置される。
流量制御装置Ta,Tbは、第1スロットル弁21aを有すると共に主として常用気筒C1,C4,C6,C7に吸入される吸入空気の流量を制御する第1流量制御装置Taと、第2スロットル弁21bを有すると共に主として休止可能気筒C2,C3,C5,C8に吸入される吸入空気の流量を制御する第2流量制御装置Tbとから構成される。
第1流量制御装置Taは、第1バンクB1の常用気筒である1以上の、ここでは複数の常用気筒C1,C4と、第2バンクB2の一部の常用気筒である1以上の、ここでは複数の常用可能気筒C6,C7とに吸入される吸入空気の流量を制御する。
第2流量制御装置Tbは、第1バンクB1の休止可能気筒である1以上の、ここでは複数の休止可能気筒C2,C3と、第2バンクB2の休止可能気筒である1以上の、ここでは複数の休止可能気筒C5,C8とに吸入される吸入空気の流量を制御する。
そして、第1流量制御装置Taは、第1吸気チャンバ50に導かれる吸入空気の流量を制御し、第2流量制御装置Tbは、第2吸気チャンバ60に導かれる吸入空気の流量を制御する。
各流量制御装置Ta,Tbは、流量制御弁としてのスロットル弁21a,21bのほかに、該スロットル弁21a,21bが配置される空気通路23a,23bを形成するボディであるスロットルボディ22a,22bを有する。スロットル弁21a,21bは、制御装置12により制御される電動モータにより駆動されて、運転者によるアクセル操作量に応じてその開度が制御される。
空気導管24a,24bは、エアクリーナ20と第1流量制御装置Taとを接続する第1空気導管24aと、エアクリーナ20と第2流量制御装置Tbとを接続する第2空気導管24bとから構成される。
エアフローメータ15a,15bは、第1流量制御装置Taにより制御される吸入空気量を検出する第1空気量検出手段としての第1エアフローメータ15aと、第2流量制御装置Tbにより制御される吸入空気量を検出する第2空気量検出手段としての第2エアフローメータ15bとから構成される。
ここで、吸気装置Siにおいて、空気導管24a,24bを含めて吸入空気の流れに沿ってエアクリーナ20から流量制御装置Ta,Tbまでの部分は、吸気装置Siの上流側部分を構成する。そして、空気通路25a,25bおよび空気通路23a,23bにより構成される上流側吸気通路と、吸気マニホルドMにより形成される下流側吸気通路とから、前記吸気通路が構成される。
吸気マニホルドMは、流量制御装置Ta,Tbが接続される入口部30a,30bと、入口部30a,30bが接続されるチャンバ壁31,32と、上流端部でチャンバ壁31,32に接続されると共に下流端部で第1,第2バンクB1,B2のシリンダヘッド2に接続される前記所定数である8つの分岐管39と、第1〜第3開閉弁36,37,38から構成される開閉弁36〜38とを有する。
吸気マニホルドMには、入口部30a,30bにより形成される入口通路40a,40bと、チャンバ壁31,32により形成されて入口通路40a,40bが開口する吸気チャンバ50,60と、各分岐管39により形成されて吸気チャンバ50,60に開口する分岐吸気通路P11〜P18とが設けられる。すべての分岐吸気通路P11〜P18は互いに独立した通路である。
そして、入口通路40a,40bと吸気チャンバ50,60と各分岐吸気通路P11〜P18とから、前記下流側吸気通路が構成される。
すべての分岐吸気通路P11〜P18の通路長はほぼ同一に設定され、かつ各吸気ポートP1〜P8の通路長および各分岐吸気通路P11〜P18の通路長の合計の通路長は、全気筒C1〜C8において、ほぼ同一に設定されている。なお、図1,図2,図4においては、図示の便宜上、これら通路長が正確に記載されていない。
なお、この明細書において、「ほぼ」との表現は、「ほぼ」との修飾語がない場合を含むと共に、「ほぼ」との修飾語がない場合とは厳密には一致しないものの、「ほぼ」との修飾語がない場合と比べて作用効果に関して有意の差異がない範囲を意味する。
入口部30a,30bは、第1,第2流量制御装置Ta,Tbがそれぞれ接続される管状の第1,第2入口部30a,30bから構成される。チャンバ壁31,32は、第1,第2入口部30a,30bがそれぞれ接続される第1,第2チャンバ壁31,32から構成される。
入口通路40a,40bは、第1,第2入口部30a,30bによりそれぞれ形成される第1,第2入口通路40a,40bから構成され、吸気チャンバ50,60は、第1,第2チャンバ壁31,32によりそれぞれ形成される第1,第2吸気チャンバ50,60から構成される。
チャンバ壁31,32は、吸気チャンバ50,60を第1,第2吸気チャンバ50,60に仕切る仕切壁33を有する。第1,第2チャンバ壁31,32のそれぞれの一部としての仕切壁33は、この実施形態では、第1,第2チャンバ壁31,32で共通の壁であるが、別の例として、別々の壁であってもよい。この屈曲した仕切壁33により、第1吸気チャンバ50は複数である2つの第1,第2チャンバ部分51,52に仕切られ、第2吸気チャンバ60は複数である2つの第1,第2チャンバ部分61,62に仕切られる。吸気チャンバ50,60において、第2吸気チャンバ60のチャンバ部分61,62と第1吸気チャンバ50のチャンバ部分51,52とが、気筒配列方向に交互に形成される。
なお、第1,第2吸気チャンバ50;60を第1,第2チャンバ部分51,52;61,62に仕切る仕切壁は、この実施形態では、仕切壁33が兼ねているが、第1,第2吸気チャンバ50,60に仕切る仕切壁33とは別個の仕切壁であってもよい。
また、第1吸気チャンバ50において、第1,第2チャンバ部分51,52には、共通の通路としての第1入口通路40aが開口していて、両チャンバ部分51,52は、第1入口通路40a付近で互いに常時連通状態にある。同様に、第2吸気チャンバ60において、第1,第2チャンバ部分61,62には共通の通路としての第2入口通路40bが開口していて、両チャンバ部分61,62は、第2入口通路40b付近で互いに常時連通状態にある。
8つの分岐吸気通路P11〜P18は、各常用気筒C1,C4,C6,C7に連通する前記第1所定数である4つの常用側分岐吸気通路P11,P14,P16,P17と、各休止可能気筒C2,C3,C6,C7に連通する前記第2所定数である4つの休止側分岐吸気通路P12,P13,P15,P18とから構成される。
図3を併せて参照すると、第1吸気チャンバ50において、第1,第2チャンバ部分51;52のそれぞれには、360°のクランク角位相差を有すると共に点火順序が連続しない複数としての2つの常用気筒C1,C6;C4,C7の常用側分岐吸気通路P11,P16;P14,P17により構成される常用側通路群Ga1;Ga2のみが開口する。
一方、第2吸気チャンバ60において、第1,第2チャンバ部分61,62のそれぞれには、180°のクランク角位相差を有すると共に点火順序が連続しない複数としての1対の休止可能気筒C2,C5;C3,C8の休止側分岐吸気通路P12,P15;P13,P18により構成される休止側通路群Ga2;Gb1,Gb2のみが開口する。各休止側通路群Gb1;Gb2において、休止側分岐吸気通路P12;P13が連通する第1休止可能気筒C2;C3の数と、各休止側通路群Gb1;Gb2において休止側分岐吸気通路P15,P18が連通する第2休止可能気筒C5;C8の数とが、いずれも1つであって、同じである。
そして、内燃機関Eには、1以上の、この実施形態では、複数である2つの常用側通路群Ga1,Ga2が設けられ、1以上の、この実施形態では、複数である2つの休止側通路群Gb1,Gb2が設けられる。
このため、内燃機関Eのすべての常用側分岐吸気通路P11,P14,P16,P17のそれぞれは、いずれかの常用側通路群Ga1,Ga2に含まれ、内燃機関Eのすべての休止側分岐吸気通路P12,P13,P15,P18のそれぞれは、いずれかの休止側通路群Gb1,Gb2に含まれるので、内燃機関Eのすべての分岐吸気通路P11〜P18のそれぞれが、常用側通路群Ga1,Ga2または休止側通路群Gb1,Gb2に含まれる。
仕切壁33には、第1,第2吸気チャンバ50,60を互いに連通させる1以上の、ここでは複数である3つの連通路41〜43が設けられ、各連通路41〜43に配置された3つの開閉弁36〜38が機関運転状態に応じて各連通路41〜43を開閉する。第1連通路41は、第1チャンバ部分51および第1チャンバ部分61を互いに連通させ、第2連通路42は、第1チャンバ部分51および第2チャンバ部分62を互いに連通させ、第3連通路43は、第2チャンバ部分52および第2チャンバ部分62を互いに連通させる。
また、第1,第2吸気チャンバ50,60はほぼ同一の容積であり、すべての第1,第2チャンバ部分51,61,52,62はほぼ同一の容積である。
共通の弁軸70を有する各開閉弁36〜38は、制御装置12により制御されるアクチュエータ71により駆動されて、内燃機関Eの機関運転状態に応じて、それぞれ第1〜第3連通路41〜43を、同時に開閉する。したがって、第1開閉弁36は、第1チャンバ部分51,61同士を、第2開閉弁37は第1チャンバ部分51および第2チャンバ部分62を、第3開閉弁38は第2チャンバ部分52,62同士を、機関運転状態に応じて、それぞれ第1〜第3連通路41〜43を通じての連通状態および非連通状態に切り換える。
具体的には、機関運転状態が、前記低負荷域にあるとき、制御装置12は第1〜第3開閉弁36〜38を閉弁して、第1〜第3連通路41〜43が閉じられる。この状態で、第1,第2吸気チャンバ50,60間での第1〜第3連通路41〜43を通じての連通が遮断されて、第1,第2吸気チャンバ50,60は互いに非連通状態になり、互いに独立したチャンバとなる。
機関運転状態が、前記高負荷域にあるとき、制御装置12は第1〜第3開閉弁36〜38を開弁して、第1〜第3連通路41〜43が開かれる。この状態で、第1,第2吸気チャンバ50,60が第1〜第3連通路41〜43を通じて連通し、第1,第2吸気チャンバ50,60は互いに連通状態になる。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
V型8気筒内燃機関Eにおいて、8つの気筒C1〜C8が、4つの常用気筒C1,C4,C6,C7と4つの休止可能気筒C2,C3,C5,C8とから構成され、8つの分岐吸気通路P11〜P18が、常用側分岐吸気通路P11,P14,P16,P17と休止側分岐吸気通路P12,P13P15,P18とから構成され、4つの常用気筒C1,C4,C6,C7は第1常用気筒C1,C4および第2常用気筒C6,C7から構成され、4つの休止可能気筒C2,C3,C5,C8は第1休止可能気筒C2,C3および第2休止可能気筒C5,C8から構成され、第1常用気筒C1,C4および第1休止可能気筒C2,C3が第1バンクB1を構成し、第2常用気筒C6,C7および第2休止可能気筒C5,C8が第2バンクB2を構成し、吸気装置Siは、吸気チャンバ50,60を第1吸気チャンバ50および第2吸気チャンバ60に仕切る仕切壁33と、第1〜第3開閉弁36〜38と、常用気筒C1,C4,C6,C7に吸入される吸入空気の流量を制御する第1流量制御装置Taと、休止可能気筒C2,C3,C5,C8に吸入される吸入空気の流量を制御する第2流量制御装置Tbとを備え、第1吸気チャンバ50には4つの常用側分岐吸気通路P11,P14,P16,P17が開口し、第2吸気チャンバ60には4つの休止側分岐吸気通路P12,P13,P15,P18が開口し、第1流量制御装置Taは、第1吸気チャンバ50に導かれる吸入空気の流量を制御し、第2流量制御装置Tbは、第2吸気チャンバ60に導かれる吸入空気の流量を制御し、エアフローメータ15a,15bは、第1流量制御装置Taにより制御される吸入空気の流量を検出する第1エアフローメータ15aと、第2流量制御装置Tbにより制御される吸入空気の流量を検出する第2エアフローメータ15bとから構成され、第1〜第3開閉弁36〜38は、機関運転状態が、休筒運転域である低負荷域にあるとき、第1吸気チャンバ50および第2吸気チャンバ60を連通させる第1〜第3連通路41〜43を閉じる。
この構造により、内燃機関Eの第1,第2バンクB1;B2のそれぞれが、常用気筒C1,C4;C6,C7および休止可能気筒C2,C3;C5,C8から構成されるので、各バンクB1;B2において、休止状態にある休止可能気筒C2,C3;C5,C8には常用気筒C1,C4;C6,C7からの燃焼熱が伝わって、バンクが休止可能気筒のみから構成される場合に比べて、休止状態にある休止可能気筒C2,C3;C5,C8の温度低下が抑制される。この結果、休止可能気筒C2,C3;C5,C8が稼働状態に切り換えられた直後における機関性能が向上する。
また、内燃機関Eの第1,第2バンクB1;B2のそれぞれが、常用気筒C1,C4;C6,C7および休止可能気筒C2,C3;C5,C8から構成される一方で、第1〜第3開閉弁36〜38が第1〜第3連通路41〜43を閉じている状態では、第1流量制御装置Taにより流量制御されてすべての常用気筒C1,C4,C6,C7に吸入される吸入空気の流量および第2流量制御装置Tbにより流量制御されてすべての休止可能気筒C2,C3,C5,C8の吸入される吸入空気の流量は、それぞれ第1エアフローメータ15aおよび第2エアフローメータ15bにより、互いに独立に検出されるので、休止可能気筒C2,C3,C5,C8が休止状態にある休筒運転時には、第1〜第3開閉弁36〜38が第1〜第3連通路41〜43を閉じて、第1吸気チャンバ50および第2吸気チャンバ60の互いの連通が遮断されて、すべての常用気筒C1,C4,C6,C7が第1,第2バンクB1,B2に振り分けられているにも拘わらず、それら常用気筒C1,C4,C6,C7に吸入される吸入空気の流量が共通の第1エアフローメータ15aにより検出される。この結果、1つのエアフローメータにより流量が検出される吸入空気が常用気筒および休止可能気筒に吸入される場合に比べて、内燃機関Eの休筒運転時に第1エアフローメータ15aにより検出される吸入空気の流量が多くなり、該第1エアフローメータ15aは、その検出可能流量の下限値よりも十分に大きな流量を検出するので、第1エアフローメータ15aの検出精度を高めることができる。
第1,第2バンクB1,B2をそれぞれ構成する気筒の数が同一で、しかも常用気筒C1,C4,C6,C7の数と休止可能気筒C2,C3,C5,C8の数とが同一であることにより、第1,第2流量制御装置Ta,Tbのスロットル弁21a,21bを同一の開度に制御することができるので、第1,第2流量制御装置Ta,Tbの制御系を簡単にすることができる。
第1〜第3開閉弁36〜38が、内燃機関の休筒運転時に第1〜第3連通路41〜43を閉じ、全筒運転時に第1〜第3連通路41〜43を開くことにより、吸気チャンバ50,60の容量を変更できるので、該吸気チャンバ50,60の容量を、稼働状態にある気筒数に応じて適切な容量に設定することができる。
第1バンクB1では、気筒配列方向での中間の2つの気筒が休止可能気筒C2,C3であり、第2バンクB2では、気筒配列方向での両端の2つの気筒が休止可能気筒C5,C8であることにより、第1,第2バンクB1;B2において、気筒配列方向で各休止可能気筒C2,C3;C5,C8に隣接して常用気筒C1,C4;C6,C7が配置されるので、休止可能気筒C2,C3;C5,C8に隣接する常用気筒C1,C4;C6,C7からの燃焼熱が休止状態にある休止可能気筒C2,C3;C5,C8に伝わって、該休止可能気筒C2,C3;C5,C8での温度低下が抑制されることから、休止可能気筒C2,C3;C5,C8が稼働状態に切り換えられた直後における機関性能が向上する。
以下、前述した実施形態の一部が変更された形態について、変更された部分を中心に説明する。
第1,第2バンクB1,B2のそれぞれを構成する気筒の数は、3または5以上であってもよく、第1常用気筒、第2常用気筒、第1休止可能気筒および第2休止可能気筒は、1または複数であってよい。
前記所定数は、前記実施形態では、多気筒内燃機関が備えるすべての気筒であったが、多気筒内燃機関が備える一部の気筒であってもよい。また、少なくとも1つの気筒において、吸気ポートが互いに独立した複数の吸気ポートから構成され、かつ分岐吸気通路が、該複数の吸気ポートにそれぞれ連通すると共に互いに独立した複数の分岐吸気通路から構成されてもよい。したがって、請求項に記載された所定数、第1所定数および第2所定数は、気筒、分岐吸気通路、常用気筒、休止可能気筒、常用側分岐吸気通路および休止側分岐吸気通路の最小数であり、これら気筒数または分岐吸気通路数は、所定数、第1所定数または第2所定数よりも大きくてもよい。
3以上の常用側分岐吸気通路が設けられる場合、そのうちの2つずつの常用側分岐吸気通路が1つまたは複数の常用側通路群を構成し、残りの常用側分岐吸気通路が該常用側通路群を構成しなくてもよい。
内燃機関には、前記実施形態では、第1チャンバ部分として2つのチャンバ部分51,61が設けられ、第2チャンバ部分として2つのチャンバ部分52,62が設けられたが、第1,第2チャンバ部分のそれぞれとして、1つまたは複数である3以上のチャンバ部分が設けられてもよい。
空気量検出手段は、スロットル弁の下流の吸気圧を検出する吸気圧センサであってもよい。
運転状態検出手段が、機関運転状態が休筒運転域にあることを検出する手段として、休筒運転であることを検出する(例えば、バルブ休止機構の作動状態を検出する。)休筒運転検出手段を含み、該休筒運転検出手段により休筒運転が検出されたときに開閉弁が閉弁されてもよい。
内燃機関Eは、第1,第2バンクのバンク角が所定角度としての180°である水平対向型のものであってもよい。
内燃機関は、圧縮点火式のものでもよく、また鉛直方向を指向するクランク軸を備える船外機等の船舶推進装置に使用されるものであってもよい。
本発明が適用された多気筒内燃機関を、クランク軸の回転中心線方向から見たときの要部の概略図であり、一部が図2のI−I線での断面図である。 図1の多気筒内燃機関において、吸気装置を中心とした要部の概念図であり、吸気マニホルドの一部が断面で示されている。 図1の多気筒内燃機関の各気筒における点火順序、クランク角および各ストロークの関係を説明する図である。
符号の説明
1…シリンダブロック、2…シリンダヘッド、10…クランク軸、15a,15b…エアフローメータ、20…エアクリーナ、21a,21b…スロットル弁、31,32…チャンバ壁、33…仕切壁、36〜38…開閉弁、41〜43…連通路、50,60…吸気チャンバ、51,52,61,62…チャンバ部分、
E…内燃機関、C1,C4,C6,C7…常用気筒、C2,C3,C5,C8…休止可能気筒、B1,B2…バンク、P1〜P8…吸気ポート、Si…吸気装置、Ta,Tb…流量制御装置、M…吸気マニホルド、P11〜P18…分岐吸気通路、Ga1,Ga2…常用側通路群、Gb1,Gb2…休止側通路群。

Claims (2)

  1. 複数である所定数の気筒と、吸気チャンバおよび前記吸気チャンバから分岐して前記各気筒に連通する前記所定数の分岐吸気通路が設けられた吸気装置と、前記吸気チャンバに導かれる吸入空気の流量を検出する空気量検出手段とを備える多気筒内燃機関において、
    前記所定数の気筒が、常時稼働する複数である第1所定数の常用気筒と、気筒制御手段により休止状態および稼働状態に切り換えられる複数である第2所定数の休止可能気筒とから構成され、
    前記所定数の分岐吸気通路が、前記常用気筒に連通する常用側分岐吸気通路と前記休止可能気筒に連通する休止側分岐吸気通路とから構成され、
    前記第1所定数の常用気筒は、第1常用気筒および第2常用気筒から構成され、
    前記第2所定数の休止可能気筒は、第1休止可能気筒および第2休止可能気筒から構成され、
    前記第1常用気筒および前記第1休止可能気筒が第1バンクを構成し、
    前記第2常用気筒および前記第2休止可能気筒が第2バンクを構成し、
    前記吸気装置は、前記吸気チャンバを第1吸気チャンバおよび第2吸気チャンバに仕切る仕切壁と、開閉弁と、前記常用気筒に吸入される吸入空気の流量を制御する第1流量制御装置と、前記休止可能気筒に吸入される吸入空気の流量を制御する第2流量制御装置とを備え、
    前記第1吸気チャンバには、前記第1所定数の前記常用側分岐吸気通路が開口し、
    前記第2吸気チャンバには、前記第2所定数の前記休止側分岐吸気通路が開口し、
    前記第1流量制御装置は、前記第1吸気チャンバに導かれる吸入空気の流量を制御し、
    前記第2流量制御装置は、前記第2吸気チャンバに導かれる吸入空気の流量を制御し、
    前記空気量検出手段は、前記第1流量制御装置により制御される吸入空気の流量を検出する第1空気量検出手段と、前記第2流量制御装置により制御される吸入空気の流量を検出する第2空気量検出手段とから構成され、
    前記開閉弁は、機関運転状態が、前記第2所定数の前記休止可能気筒が休止状態になる休筒運転域にあるとき、前記第1吸気チャンバおよび前記第2吸気チャンバを連通させる連通路を閉じることを備えることを特徴とする多気筒内燃機関。
  2. 前記第1バンクおよび前記第2バンクはV字状に配置され、
    前記第1バンクおよび前記第2バンクのそれぞれは、4つの前記気筒から構成され、
    前記第1バンクでは、気筒配列方向での中間の2つの前記気筒が前記第1休止可能気筒であり、
    前記第2バンクでは、気筒配列方向での両端の2つの前記気筒が前記第2休止可能気筒であることを特徴とする請求項1記載の多気筒内燃機関。
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