JP2009280950A - リング精紡機または撚糸機 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害なしの紡出終了プロセスを保証するリング精紡機または撚糸機を提供する。
【解決手段】リングレール4に対応配置された紡出ユニットが、クランプエレメント22と固定エレメント24とを備えた糸クランプ装置6を有しており、該糸クランプ装置が、スピンドル軸に固定されており、リング精紡機1にストローク制限構成部分10が設けられており、該ストローク制限構成部分は、リングレール4がその固定エレメント24の開放位置の方向への運動時に固定エレメント24の開放位置における目標位置へ到達すると、ストローク制限構成部分に当接し、もはやそれ以上開放位置方向へ運動し得なくなり、しかも当接時にリングレール重量が、ストローク制限構成部分10によって支持されるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、リング精紡機または撚糸機であって、機械フレームと、該機械フレームに配置された、それぞれ1つのスピンドルを備えた複数のドラフト装置および紡出ユニットもしくは加撚ユニットと、鉛直方向に運動可能な少なくとも1つのリングレールとが設けられており、該リングレールが、それぞれ該リングレールに対応配置された紡出ユニットもしくは加撚ユニットのために、トラベラを備えた紡出リングを有しており、少なくとも1つの紡出ユニットもしくは加撚ユニットが、クランプエレメントと糸固定のための固定エレメントとを備えた糸クランプ装置を有しており、該糸クランプ装置が、固定エレメントとクランプエレメントとの間に部分周または全周にわたって挿入された糸をクランプ固定するために働き、前記糸クランプ装置が、スピンドルのスピンドルシャフトもしくはスピンドル軸に固定されており、リングレールが、作業位置と開放位置との間で固定エレメントを移動させるために、前記少なくとも1つの紡出ユニットもしくは加撚ユニットと協働するようになっており、前記作業位置では、固定エレメントがクランプ位置でクランプエレメントに押圧され、前記開放位置では、固定エレメントとクランプエレメントとが、開いたクランプギャップを形成しかつ固定エレメントが、リングレールの載着力と、固定エレメントに作用する戻しエレメントの戻し力とにより生ぜしめられた当接なしの位置に位置している形式のものに関する。
紡出過程の間、コップが形成されるが、この紡出過程は、紡出終了(Abspinnen)およびコップ交換の段階により終了される。紡出終了の間、いわゆるオーバワインディング、バックワインディングおよびアンダワインディングもしくは糸クランピングが実施される。アンダワインディングもしくは糸クランピングは、直前に迫ったコップ交換のために糸を固定するために働く。コップ交換時では、満管コップの引抜きによって糸はコップと紡出ユニットとの間で切断される。
アンダワインディングの場合には、糸がコップの下方で、スピンドルに設けられたアンダワインディング周面に複数回の巻付けを介して巻き掛けられるに対して、糸クランピングの場合には、コップの下方でスピンドルに設けられた糸クランプ装置に所定の糸区分が部分周または全周にわたってクランプ固定される。両方法により、糸はコップの下方でスピンドルに拘留されるので、糸がリングトラベラシステムから繰り出される危険なしにコップをスピンドルから引き抜き、かつ糸を切断することができるようになる。糸クランプ装置には、糸が、周面の一部にわたって、つまり所定の周面区分にわたってスピンドルに巻き付けられるだけでよいという利点がある。これにより、コップ交換時には、後続の紡出プロセスに不都合な影響を与え得る糸損失の発生が減少する。
したがって、糸クランプ装置は慣用のアンダワインディング装置に比べてますます多く普及しつつある。以下に説明する発明は、スピンドルにおける糸クランプ装置の使用を主体としている。したがって、以下に詳しく説明する糸クランプ装置および公知先行技術によるリングレールと協働するその機能形式も本発明に属するものとする。
種々異なる構造コンセプトを主体とした多数の糸クランプ装置が存在する。これらの糸クランプ装置のたいていのものに共通して云えることは、これらの糸クランプ装置が、冠形のクランプクラウンの形のクランプエレメントと、固定エレメントとを有していることである。一般に固定スリーブとして形成されている固定エレメントは、クランプギャップの形成下にクランプクラウンに対して移動可能に案内されているので、クランプクラウンと固定エレメントとの間に所定の糸区分をクランプ固定することができる。固定エレメントはこの移動時に一般に少なくとも1回の鉛直方向の運動を実施し、この運動はリングレール運動と等方向である。したがって、固定エレメントを直接にまたは間接的にリングレール運動を介して操作することが特に実用的であることが判っている。そこで、固定エレメントが作業位置において、つまり閉じられたクランプギャップにおいて、戻しエレメントによりクランプクラウンに押圧されて、クランプ装置が、閉じられた位置に位置するようになる装置が知られている。アンダワインディングに続いて糸クランピングが形成される際、リングレールは、このリングレールが固定エレメントを操作するまで下方へ運動させられ、この場合、固定エレメントは戻しエレメントの戻し力に抗して開放位置へ移動させられるので、アンダワインディングクラウンと固定エレメントとの間のクランプギャップ内へ所定の糸区分が挿入され得る。リングレールは引き続き再び持ち上げられるので、固定エレメントは戻しエレメントを介して開いた位置から再び閉じられた位置へ移動させられ、糸はクランプされる。一般に、戻しエレメントはばね、たとえばコイルばねであり、このばねは固定エレメントをスピンドル軸線の方向で閉鎖位置へ押圧する。
糸クランプ装置はスピンドル軸に配置されているので、糸クランプ装置はスピンドルと共に回転し、ひいては糸クランプ装置と一緒に固定エレメントも回転する。リングレールは固定エレメントを、予め規定された目標位置において開放位置へもたらすことが望まれる。この開放位置は一般に固定エレメントの最大可能な開放位置、つまり固定エレメントが糸クランプ装置における当接位置へ到達する開放位置には相当していない。それどころか、戻しエレメントは開放位置の目標位置において当接位置の方向へさらに緊縮可能であることが望ましい。固定エレメントが当接位置に位置していないので、リングレールはこの固定エレメントをその全重量によって負荷することができない。それどころか、リングレールは固定スリーブを、開放位置の目標位置における戻しエレメントの戻し力を補償するために必要となる程度の部分重量によってしか負荷しない。こうして、リングレールがその全重量によって固定エレメントを負荷し、ひいては糸クランプ装置を負荷し得ることが阻止される。すなわち、もしもリングレールがその全重量によって固定エレメントを負荷し、ひいては糸クランプ装置を負荷し得ると、糸クランプ装置へのリングレールの載着圧によって、まだ回転しているスピンドルが過度に強力に制動されてしまうので、遅くとも紡出開始の際には糸切れが生じてしまうことになる。
欧州特許第462467号明細書には、リングレールにより操作される糸クランプ装置の構造および機能が記載されている。さらに、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10161707号明細書にも、リングレールにより操作される糸クランプ装置が記載されている。この場合、糸クランプ装置は構成アッセンブリとして形成されており、この構成アッセンブリはスピンドルに取付け定可能でかつ交換可能である。この個所では、上で挙げた欧州特許明細書およびドイツ連邦共和国特許出願公開明細書に開示されている糸クランプ装置に関しては詳細な説明を省略し、上記欧州特許明細書および上記ドイツ連邦共和国特許出願公開明細書を参照するものとする。上記欧州特許明細書および上記ドイツ連邦共和国特許出願公開明細書に開示されている内容は、糸クランプ装置の構造および機能形式ならびに糸クランプ装置とリングレールとの協働に関しては本願の一部であるものとする。
固定エレメントの開放位置の目標位置の測定は一般にセンサによって実施される。このセンサは一般に精紡機の、リングレール駆動装置とは反対の側に位置する端部に取り付けられている。センサにより監視された紡出個所において開放位置の前記目標位置が達成されて、センサからリングレール制御部に報知されるやいなや、リングレールの下方運動は停止される。引き続き行われるスピンドルの回転により糸区分が、開いたクランプギャップ内へ挿入され、リングレールは引き続きまたはそれと同時に糸区分のクランプ下に再び持ち上げられる。
ところで、特に1200錘を越える錘数を備えた長尺の精紡機では、固定エレメントの開放位置へのリングレールの降下が精紡機の長手方向延在長さにわたって均一ではないことが判った。すなわち、リングレールは、距離ピックアップであってよいセンサの範囲では前記目標位置に所望通りに到達するが、しかし精紡機の、センサから大きく遠ざけられた範囲、すなわちリングレール駆動装置の近傍に位置する紡出個所においては既に降下し過ぎており、その結果、このような遠ざけられた範囲では固定エレメントもしくはリングレールが前記目標位置よりも下方に位置してしまうという事態が生じる。最悪の場合には、固定エレメントが糸クランプ装置に対するその最下位の当接位置に到達してしまい、その結果、リングレールがその全重量によって固定エレメントに載置されてしまう。
固定エレメントの開放位置の範囲におけるリングレールの不均一な降下は、リングレールをその鉛直方向の運動で案内するリングレールの案内エレメントの線膨張の変化と関係している。すなわち、リングレールが、固定エレメントへ向けられた戻し力によって負荷軽減されるやいなや、この案内エレメントの線膨張が変化する。リングレールの負荷軽減により、抗張ロッドまたは結合部材のような案内エレメントの長さは短縮するので、リングレールはリングレール駆動装置から極めて大きく遠ざけられた範囲においては、重量負荷軽減なしの場合に本来降下するはずであった距離よりも小さな距離しか降下しなくなる。目標位置はセンサにより測定されるので、リングレールはそれにもかかわらず、この範囲において適正な位置にまで降下させられるが、しかしその結果、反対の側の駆動装置近傍の範囲においてはリングレールの位置が過度に低くなってしまうことになる。センサを精紡機の他方の端部においてリングレール駆動装置の近傍の紡出個所に設置したとしても、同様の問題に直面することになり、ただしこの場合には、リングレール駆動装置から大きく遠ざけられた範囲ではリングレールの降下距離が過度に小さくなるので、当該紡出部における糸クランピングが不可能になってしまう。
しかし既に上で述べたように、固定エレメントの操作範囲におけるリングレールの不均一な降下はいずれの場合にも紡出運転において、もしくはコップ交換の際に問題を生ぜしめる。
欧州特許第462467号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第10161707号明細書
本発明の課題は、前記欠点を克服して、障害なしの紡出終了プロセスを保証するリング精紡機または撚糸機を提供することである。
この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭で述べた形式のリング精紡機または撚糸機において、当該リング精紡機または撚糸機にストローク制限構成部分が、ストッパ面を備えたストッパ構成部分の形で、またはリングレールに結合された規定の長さの制限バンドの形で設けられており、リングレールがその固定エレメントの開放位置(X)の方向への運動時に固定エレメントの開放位置における目標位置へ到達すると、前記ストローク制限構成部分によってリングレールの下方運動がブロックされて、もはやそれ以上開放位置方向へ運動し得なくなるように前記ストローク制限構成部分が形成されて当該リング精紡機または撚糸機に配置されており、固定エレメントが、リングレールのブロックによって多くともリングレール重量の一部しか支持しないようにした。
リング精紡機または撚糸機に配置されたストローク制限構成部分とは、たとえばストッパ構成部分が機械フレームまたは該機械フレームに結合された構成部分またはリングレール自体に取り付けられていてよいことを意味する。
リングレール重量は固定エレメントによって支持されるのではなく、ストローク制限構成部分によって支持されるので有利である。この場合、付言しておくと、リングレール重量により生ぜしめられた載着力の一部は戻しエレメントの戻し力により補償される。
クランプエレメントは糸分離装置、たとえば切断ナイフを有するか、または有しない冠形のクランプクラウンとして形成されていると有利である。前記公知先行技術から判るように、クランプクラウンは半径方向に配置された突出部または引込み部により特徴付けられる。突出部または引込み部はコップからクランプギャップへ案内された糸を捕獲し、周方向における該糸の滑りずれを阻止する。クランプエレメントは、いわゆる第1の上側のクランプ面を形成する。
固定エレメントはクランプエレメントの下方に配置されていると有利である。固定エレメントは、少なくともスピンドル軸線に沿って摺動可能な固定スリーブまたは固定リングであると有利である。固定エレメントは、いわゆる第2の下側のクランプ面を形成する。両エレメントの第1のクランプ面および第2のクランプ面は1つのクランプ範囲を形成し、紡出終了時およびコップ交換時にはこのクランプ範囲に所定の糸区分がクランプされる。両クランプ面は水平方向に向けられていると有利である。
既に述べたように、糸クランプ装置には、リングレールの作用方向とは逆方向で固定エレメントに作用する戻しエレメントが設けられている。この戻しエレメントは、作用方向に運動するリングレールによってプリロードもしくは予荷重をかけられるようになっていると有利である。戻しエレメントは有利にはばね、特にスピンドル軸線に向けられたコイルばねであり、このコイルばねはスピンドルまたは糸クランプ装置に支持されている。戻しエレメントは固定エレメントに作用結合されていて、この場合、固定エレメントはばねの戻し力によって下方からクランプエレメントに押圧される。下方運動するリングレールの載着圧によってはじめて、固定エレメントは戻し力の方向とは逆方向でクランプギャップの形成下にクランプエレメントから離れる方向に運動させられる。
リングレールには、固定エレメントに位置するストッパ面に作用するための作用区分が設けられていると有利である。ストッパ面は、固定エレメントに設けられた、たとえば少なくともリングレールの方向で半径方向に突出した連行区分である。ストッパ面は特に固定エレメントに設けられた環状フランジであってよい。この環状フランジは直接的または間接的にリングレールによって操作される。リングレールは固定エレメントと、互いに逆向きの2つの作用方向(上方ストロークYおよび下方ストロークX)で協働し、この場合、固定エレメントは作業位置と開放位置との間で、上下運動するリングレールにより強制制御を受ける。
リングレールはカップリングを介して紡出ユニットと協働して、紡出開始、紡出および紡出終了のためにその都度必要となる上下運動を実施する。特に紡出開始時および紡出時には、リングレールはクランプエレメントよりも上方の位置をとり、紡出終了時もしくはクランプ区分の当付け時には、クランプエレメントよりも下方の位置をとる。したがって、リングレールの位置から固定エレメントの所要の位置に関する一義的な情報を取り出すことができる。リングレールがクランプ位置へ降下すると、固定エレメントはクランプ区分の当付けのために開放位置に保持されていなければならず;リングレールのその他の位置では、固定スリーブが閉じられた状態に保持されなければならず、このことは、糸が紡出開始時に固定されたままとなることを確保する。
ストローク制限構成部分は機械フレーム、特に中間シールド、リングレールのための案内要素、たとえば案内ロッドまたは案内横桁、スピンドルレールまたはリングレール自体に取り付けられていてよい。重要となるのは、ストローク制限構成部分がリングレールを、ひいては固定エレメントを、開放位置の前記目標位置に保持して、リングレールもしくは固定エレメントのそれ以上の下方運動をブロックし得ることである。
ストローク制限構成部分はリングレールまたはリングレールに結合された構成部分のためのストッパ面を有していると有利である。ストローク制限構成部分はストッパ構成部分であると有利である。固定エレメントの開放位置におけるリングレールの目標位置が達成されると、このストッパ構成部分には、リングレールまたは該リングレールに結合された構成部分が当接するので、リングレールのそれ以上の降下はもはや不可能となる。
精紡機もしくは撚糸機に沿って、つまり機械長手方向で紡出部に沿って、複数のストローク制限構成部分が配置されていてよい。これらのストローク制限構成部分は規定のリングレール区分のためのストローク制限部を形成する。すなわち、たとえばそれぞれ個々の機械セクションのために1つのストローク制限構成部分または規定数のストローク制限構成部分が設けられていてよい。
1つのストローク制限構成部分もしくはリングレール1つ当たりに使用される複数のストローク制限構成部分の重要な特性は、リングレールが直接的または間接的に保持装置を介してリングレールの重量の一部またはリングレールの全重量によって前記ストローク制限構成部分に支持されることにある。
リングレールは有利には少なくとも1つ、特に複数の保持装置に結合されており、この保持装置は、機械フレームに取り付けられている案内ロッドを介して鉛直方向に案内されている。このような構成では、ストローク制限構成部分が有利には1つまたは複数の案内ロッドに適当な位置で取り付けられていて、保持装置のためのストッパ構成部分として設計されている。
精紡機または撚糸機は有利には2側式に形成されている。この場合、両機械側のリングレールは案内横桁の形の保持装置を介して互いに結合されており、該案内横桁は案内ロッドを介して機械フレームに鉛直方向に案内されている。案内横桁はそれぞれ各機械側もしくは各リングレールに対応配置された2つの案内ロッドを介して案内されていると有利である。この場合、両案内ロッドはストローク制限構成部分を支持している。ストローク制限構成部分は案内ロッドに適当な位置で取り付けられていて、案内横桁のためのストッパ構成部分として設計されている。
ストローク制限構成部分は案内ロッドにおける位置固定のために有利には凹面状の結合面を有している。この結合面を介してストローク制限構成部分を案内ロッドの外周面に当て付けることができる。ストローク制限構成部分はねじ結合部を介して案内ロッドに取り付けられている。同一のねじ結合部を介して、案内ロッドが機械フレームに固定されると同時にストローク制限構成部分も案内ロッドに固定されていると有利である。
ストローク制限構成部分は本発明の有利な改良形では、たとえば案内ロッドに沿ったストローク制限構成部分のストッパ面の高さ調節可能性のための手段を有している。この手段は、たとえば鉛直方向で上下に配置された多数の貫通孔、たとえば円形孔であってよい。ストッパ面の選択された高さに応じて、ねじ結合部は、ストローク制限構成部分に設けられた、対応する高さに配置された円形孔を通って案内される。複数の円形孔の代わりに、1つの長孔が設けられていてもよい。その場合、長孔はストッパ面と共にねじ結合部に沿って移動可能である。ストッパ面の移動可能性のための別の手段、たとえば相互調節可能性を有する、複数の部分から成るストローク制限構成部分も考えられる。
機械フレームは中間シールドを有していると有利である。この中間シールドはそれぞれ2つの機械側を互いに結合している。前記案内ロッドはこの場合、前記中間シールドに取り付けられている。この構成の改良形では、中間シールドが有利にはスピンドルレールの範囲もしくはスピンドルレールの高さに、互いにV字形を成して延びる案内面を有している。これらの案内面のところで、案内ロッドは中間シールドに接触している。前記案内面を介して案内ロッドはねじ結合部によって中間シールドに取り付けられている。ストローク制限構成部分はV字形の案内面の高さで案内ロッドに取り付けられていると有利である。案内ロッドのためのこのような取付け装置は、ドイツ連邦共和国特許第4319959号明細書に記載されているので、本明細書ではこれに関する詳しい説明は省略する。ドイツ連邦共和国特許第4319959号明細書中の、中間シールドにおける案内ロッドの取付けならびに中間シールドに設けられた案内ロッドのための相応する案内面の配置構成に関する記載は、本願の明細書に組み込まれているものとする。
ストローク制限構成部分もしくはストッパ構成部分は、プラスチックまたは金属から成っていてよい。ストッパ構成部分は単一部分から成る一体のプラスチック射出成形部品であると有利である。
ストッパ構成部分は中実に形成されているか、またはウェブプロファイル(ウェブ成形体)もしくは中空プロファイル(中空成形体)として形成されていてもよい。ストッパ構成部分は金属薄板から成っていてもよい。
本発明のさらに別の有利な構成では、ストローク制限構成部分が制限バンドであり、該制限バンドの第1の端部が、当該リング精紡機の、少なくともリングレールの最低位の位置よりも上方に位置する、運動させられないコンポーネント、特に中間シールドまたはドラフト装置支持体に取り付けられており、前記制限バンドの第2の端部が、運動させられるリングレールまたは該リングレールに結合されかつ該リングレールと一緒に運動させられる構成部分、特に案内横桁に取り付けられており、前記制限バンドが、規定された長さを有していて、リングレールの下方へ向かう運動時にリングレールが、規定された低位置で、張設された前記制限バンドに懸吊されたままとなり、もはやそれ以上降下不可能である
第1実施例によるリングレールストッパを備えた、スピンドルユニットの糸クランプ装置の範囲におけるリング精紡機の1区分を示す斜視図である。 図1のA線に沿った横断面図である。 第2実施例によるストローク制限構成部分を備えた、スピンドルレール取付け部の範囲におけるリング精紡機の1区分を示す斜視図である。 第3実施例によるストローク制限構成部分を備えた、スピンドルレール取付け部の範囲におけるリング精紡機の1区分を示す斜視図である。 第4実施例によるストローク制限構成部分を備えた、スピンドルレール取付け部の範囲におけるリング精紡機の1区分を示す斜視図である。 第5実施例によるストローク制限構成部分を備えた、スピンドルレール取付け部の範囲におけるリング精紡機の1区分を示す斜視図である。 第6実施例によるストローク制限構成部分を備えた、スピンドルレール取付け部の範囲におけるリング精紡機の1区分を示す斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態を図面につき詳しく説明する。
図1には、リング精紡機1aの一部が図示されている。このリング精紡機1aは中間シールド2を備えており、この中間シールド2には、機械長手方向に延びるスピンドルレール3が取り付けられている。このスピンドルレール3には、多数のスピンドルユニット5が取り付けられている。これらのスピンドルユニット5は、糸管が装着されるスピンドル心棒の下方に糸クランプ装置6を有している。この糸クランプ装置6は冠形のクランプクラウン22と、鉛直方向に移動可能な固定スリーブ24とを備えている。この固定スリーブ24は環状フランジ23を有しており、この環状フランジ23はリングフレームもしくはリングレール4のためのストッパ面を形成している。スピンドルレール3の上に、リングレール4が配置されている。リングレール4は案内横桁7に結合されており、この案内横桁7は中間シールド2に固定された案内ロッド8を介して鉛直方向に案内されている。案内横桁7はこのために案内開口を有しており、この案内開口を貫いて案内ロッド8が案内されている。図1からは判らないが、案内横桁7は他方の機械側へ通じており、他方の機械側では、他方の機械側のリングレールがこの案内横桁7に取り付けられている。
案内ロッド8には、第1実施例によるストッパ構成部分10aがストローク制限構成部分としてねじ締結されている。このストッパ構成部分10aは案内横桁7のためのストッパ面12aを形成しており、これにより固定スリーブ24の開放位置の目標位置よりも下へのリングレール4の降下を阻止しようとしている。ストッパ構成部分10aは案内ロッド8にねじ締結されている。中間シールド2における案内ロッド8の取付けおよび案内ロッド8におけるストッパ構成部分10aの取付けは、1つの共通のねじ結合部11aを介して行われる。こうして、材料および組立て手間を節約することができる。ストッパ構成部分10aは上下に配置された複数の円形孔25a,35a,45aを有している。このことは3つの位置におけるストッパ面12aの高さ調節を可能にする。すなわち、使用される巻き管長さに応じて、種々異なる長さのスピンドルが使用されるわけである。しかし、種々異なる長さのスピンドルは、糸クランプ装置6、ひいては固定スリーブ24の開放位置の前記目標位置がその都度種々異なる高さに配置されていることをも意味する。これら3つの位置は、3つの互いに異なる長さのスピンドル装着部と、固定スリーブ24の開放位置の相応する目標位置とに対応している。基本的に、相応する孔を有する1つ、2つまたはそれ以上の調節位置が設定されていてよい。同じことは、以下に説明する別の実施例についても云える。
図2には、図1に示した線Aに沿った横断面図が示されている。中間シールド2は案内ロッド8を収容するための、V字形に互いに向かって延びる案内面20a,20bを備えた取付け装置9を有している。案内ロッド8はねじ結合部11aを介してこのV字形の案内面20a,20bの範囲で中間シールド2に固定されている。同一のねじ結合部11aを介して、ストッパ構成部分10aも案内ロッド8に固定されている。ストッパ構成部分10aは凹面状の載着面を有しており、この載着面を介してストッパ構成部分10aは案内ロッド8に接触している。ストッパ構成部分10aは案内ロッド8から半径方向に離れる方向に延びるストッパ面を形成しており、このストッパ面には、案内横桁7(破線で示す)が目標位置への到達時に載置されるので、リングレール4のそれ以上の降下はもはや不可能となる。
図3には、リング精紡機1bに設けられたストッパ構成部分10bの第2実施例が示されている。簡潔化のために、図1に示した第1実施例と合致する特徴については同一の符号で示し、これらの特徴に関する詳しい説明は省略する。以下においては、第1実施例に対する相違点および新規点についてのみ説明する。同じことは、以下に図4〜図7につき説明する実施例についても云える。
第2実施例によるストッパ構成部分10bは案内横桁7に結合されており、特に案内横桁7にねじ締結されている。このストッパ構成部分10bはスピンドルレール3に向けられたストッパ面12bを形成しており、これにより固定スリーブ(図示しない)の開放位置の目標位置よりも下へのリングレール4の降下を阻止しようとしている。ストッパ構成部分10bは下方へスピンドルレール3に向かう延在長さを有しており、この場合、ストッパ構成部分10bのストッパ面12bは下方へ向かって床面に向けられている。案内横桁7は下方へ向かって開いたU字形の成形体として形成されていてよい。ストッパ構成部分10bは図3に示したように、U字形の成形体の片側の側壁の外側に取り付けられていてよい。しかし、ストッパ構成部分10bは案内横桁7のU字形の通路内に押し込まれていて、内側から案内横桁7の鉛直方向の側壁または水平方向の底壁に取り付けられていてもよい。ストッパ構成部分10bは上下に配置された複数の円形孔25b,35b,45bを有している。このことは、既にさらに上で説明したように3つの位置におけるストッパ面12bの高さ調節を可能にする。リングレール4が最も低い位置における目標位置の高さにまで降下されると、ストッパ構成部分10bのストッパ面12bはスピンドルレール3に当接する。リングレール4のそれ以上の降下は阻止される。
案内横桁7は、以下に図4〜図7につき説明する実施例においても、案内ロッド8によって案内される。この案内ロッド8は機械フレーム、特に中間シールド2に固定されていて、特にねじ27によってねじ締結されている。
図4には、リング精紡機1cに設けられたストッパ構成部分10cの第3実施例が示されている。この第3実施例によるストッパ構成部分10cはやはり案内横桁7に結合されており、特に案内横桁7にねじ締結されていて、機械フレーム、特に中間シールド2に向けられたストッパ面12cを形成している。これにより、固定スリーブ(図示しない)の開放位置の目標位置よりも下方へのリングレール4の降下を阻止しようとしている。ストッパ構成部分10cは下方へ向かって所定の延在長さを有しており、この場合、このストッパ構成部分10cのストッパ面12cは下方へ向かって床面に向けられている。案内横桁7は下方へ向かって開いたU字形の成形体として形成されていてよい。このストッパ構成部分10cは、図4に示したようにU字形の成形体の片側の側壁に外側で取り付けられていてよい。しかし、ストッパ構成部分10cは案内横桁7のU字形の通路内に押し込まれて、内側から案内横桁7の鉛直方向の側壁または水平方向の底壁に取り付けられていてもよい。
ストッパ構成部分10cは上下に配置された複数の円形孔25c,35c,45cを有している。このことは既にさらに上で説明したように、3つの位置におけるストッパ面12cの高さ調節を可能にする。リングレール4が最も低い位置において目標位置の高さにまで降下させられると、ストッパ構成部分10cのストッパ面12cは機械フレームの表面、特に中間シールド2の表面に当接する。リングレール4のそれ以上の降下が阻止される。
図5には、リング精紡機1dにおけるストッパ構成部分10dの第4実施例が示されている。この第4実施例によるストッパ構成部分10dはスピンドルレール3の、機械フレーム、特に中間シールド2に向けられた内面、特に鉛直方向の内面に取り付けられており、特にねじ締結されている。したがって、ストッパ構成部分10dは、スピンドルレール3を機械フレーム、特に中間シールド2に特にねじ締結により取り付けている取付け面と同一の取付け面を介してスピンドルレール3に取り付けられている。ストッパ構成部分10dはスピンドルレール取付け部の近傍に、もしくはスピンドルレール取付け部に直接に並んで取り付けられていると有利である。こうして、機械フレームにおけるスピンドルレール3の取付けのためと、スピンドルレール3におけるストッパ構成部分10dの取付けのためとに、1つの共通の加工された面を提供することができる。これにより、スピンドルレール3に結合面および孔を準備するためにかかる後加工手間を少なく保持することができる。
ストッパ構成部分10dは上方へ案内横桁7に向かって延びていて、案内横桁7の下に位置するストッパ面12dを有している。このストッパ面12dは、たとえばU字形の案内横桁7の通路内に挿入可能であって、案内横桁7の水平方向の底壁に接触する。ストッパ構成部分10dは上下に配置された複数の円形孔25d,35d,45dを有している。このことは、既にさらに上で説明したように3つの位置におけるストッパ面12dの高さ調節を可能にする。
図6には、リング精紡機1eにおけるストッパ構成部分10eの第5実施例が示されている。この第5実施例によるストッパ構成部分10eは中間シールド2に取り付けられており、特にねじ締結されている。ストッパ構成部分10eはスピンドルレール取付け部の近傍に、もしくはスピンドルレール取付け部に直接並んで取り付けられている。ストッパ構成部分10eは上方へ案内横桁7に向かって延在していて、案内横桁7の下に位置するストッパ面12eを有している。このストッパ面12eは、たとえばU字形の案内横桁7の通路内に挿入可能であって、案内横桁7の水平方向の底壁に接触する。ストッパ構成部分10eは上下に配置された複数の円形孔25e,35e,45eを有している。このことは、既にさらに上で説明したように、3つの位置におけるストッパ面12eの高さ調節を可能にする。
図7には、リング精紡機1fに設けられたストローク制限構成部分10fの第6実施例が示されている。このストローク制限構成部分10fはこの場合には前で挙げたような形式のストッパ構成部分ではなく、いわゆる制限バンド10fである。この制限バンド10fの一方の端部はリング精紡機1fの、少なくともリングレール4の最も低い位置よりも上方に位置する、運動させられないコンポーネントに取り付けられている。制限バンド10fの他方の端部は運動させられるリングレール4またはこのリングレール4と一緒に運動させられる構成部分に取り付けられている。制限バンド10fは有利には機械フレーム、特に中間シールド2またはドラフト装置支持体もしくはシリンダレール28(図7参照)に取り付けられている。さらに、制限バンド10fの他方の端部は案内横桁7(図7参照)に取り付けられていると有利である。制限バンド10fは、たとえばねじ結合部30を介して案内横桁7にねじ締結されていてよい。同じことは、中間シールド2もしくはシリンダレール28との結合についても云える。制限バンド10fは規定された長さを有しているので、リングレール4はその下方への運動時に、規定された低位置において、張設された制限バンド10fに懸吊されたままとなり、もはやそれ以上は降下不可能となる。この低位置はクランプクラウンの最大許容開放位置に相当している。制限バンド10fの長さはこの位置に相応して調整されている。
制限バンド10fはプラスチックまたはその他の材料から成る織布から成っていてい。制限バンド10fは単純にプラスチックストリップ、金属ストリップまたは紐もしくはケーブルであってもよい。「バンド」という表現は、第1にそのフレキシブルな特性を表すものであり、製造形式を表すものではない。制限バンド10fには、さらに巻上げ装置(ウィンチ)が対応配置されていてよい。この巻上げ装置により、制限バンド10fはリングレール4の上昇時に相応して巻き上げられるようになる。
1a,1b,1c,1d,1e,1f リング精紡機
2 中間シールド
3 スピンドルレール
4 リングレール
5 スピンドルユニット
6 糸クランプ装置
7 案内横桁
8 案内ロッド
9 取付け装置
10a,10b,10c,10d,10e ストッパ構成部分
10f 制限バンド
11a ねじ締結部
12a,12b,12c,12d,12e ストッパ面
20a,20b 案内面
22 クランプクラウン
23 環状フランジ
24 固定スリーブ
25a,25b,25c,25d 円形孔
27 ねじ
28 シリンダレール
30 ねじ締結部
35a,35b,35c,35d 円形孔
45a,45b,45c,45d 円形孔

Claims (15)

  1. リング精紡機または撚糸機(1)であって、機械フレーム(2)と、該機械フレーム(2)に配置された、それぞれ1つのスピンドル(5)を備えた複数のドラフト装置および紡出ユニットもしくは加撚ユニットと、鉛直方向に運動可能な少なくとも1つのリングレール(4)とが設けられており、該リングレール(4)が、それぞれ該リングレール(4)に対応配置された紡出ユニットもしくは加撚ユニットのために、トラベラを備えた紡出リングを有しており、少なくとも1つの紡出ユニットもしくは加撚ユニットが、クランプエレメント(22)と固定エレメント(24)とを備えた糸クランプ装置(6)を有しており、該糸クランプ装置(6)が、固定エレメント(24)とクランプエレメント(22)との間に部分周または全周にわたって挿入された糸をクランプ固定するために働き、前記糸クランプ装置(6)が、スピンドル(5)のスピンドル軸に固定されており、リングレール(4)が、作業位置と開放位置との間で固定エレメント(24)を移動させるために、前記少なくとも1つの紡出ユニットもしくは加撚ユニットと協働するようになっており、前記作業位置では、固定エレメント(24)がクランプ位置でクランプエレメント(22)に押圧され、前記開放位置では、固定エレメント(24)とクランプエレメント(22)とが、開いたクランプギャップを形成しかつ固定エレメント(24)が、リングレール(4)の載着力と、固定エレメント(24)に作用する戻しエレメントの戻し力とにより生ぜしめられた当接なしの位置に位置している形式のものにおいて、当該リング精紡機または撚糸機(1)にストローク制限構成部分(10)が、ストッパ面を備えたストッパ構成部分の形で、またはリングレール(4)に結合された規定の長さの制限バンドの形で設けられており、リングレール(4)がその固定エレメント(24)の開放位置(X)の方向への運動時に固定エレメント(24)の開放位置における目標位置へ到達すると、前記ストローク制限構成部分(10)によってリングレール(4)の下方運動がブロックされて、もはやそれ以上開放位置方向へ運動し得なくなるように前記ストローク制限構成部分(10)が形成されて当該リング精紡機または撚糸機(1)に配置されており、固定エレメント(24)が、リングレール(4)のブロックによって多くともリングレール重量の一部しか支持しないことを特徴とする、リング精紡機または撚糸機。
  2. ストローク制限構成部分(10)が、リングレール(4)または該リングレール(4)に結合された構成部分(7)のためのストッパ面(12a,12d,12e)を形成している、請求項1記載のリング精紡機または撚糸機。
  3. ストローク制限構成部分(10)がストッパ構成部分であり、固定エレメント(24)の開放位置におけるリングレール(4)の目標位置が到達されると、該ストッパ構成部分にリングレール(4)または該リングレール(4)に結合された構成部分(7)が当接するようになっている、請求項1または2記載のリング精紡機または撚糸機。
  4. リングレール(4)が案内エレメント(7)に結合されており、該案内エレメント(7)が、案内ロッド(8)を介して機械フレーム(2)に垂直方向に案内されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のリング精紡機または撚糸機。
  5. ストローク制限構成部分(10)が、1つまたは複数の案内ロッド(8)に取り付けられており、ストローク制限構成部分(10)が、案内エレメント(7)のためのストッパ構成部分として設計されている、請求項4記載のリング精紡機または撚糸機。
  6. 当該リング精紡機または撚糸機が2側式に形成されており、両機械側のリングレール(4)が、案内横桁(7)を介して互いに結合されており、該案内横桁(7)が、案内ロッド(8)を介して機械フレーム(2)に垂直方向に案内されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のリング精紡機または撚糸機。
  7. ストローク制限構成部分(10)が案内ロッド(8)に適当な位置で取り付けられており、ストローク制限構成部分(10)が、案内横桁(7)のためのストッパ構成部分として設計されている、請求項6記載のリング精紡機または撚糸機。
  8. ストローク制限構成部分(10)が、案内ロッド(8)の外周面に対する当付けのための凹面状の載着面を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載のリング精紡機または撚糸機。
  9. ストローク制限構成部分(10)が、ねじ結合部(11)を介して案内ロッド(8)に取り付けられており、同一のねじ結合部(11)を介して案内ロッド(8)が機械フレーム(2)に取り付けられると同時にストローク制限構成部分(10)も案内ロッド(8)に取り付けられている、請求項1から6までのいずれか1項記載のリング精紡機または撚糸機。
  10. ストローク制限構成部分(10)が、そのストッパ面(12)の高さ調節可能性のための手段(25a,25b,25c)を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載のリング精紡機または撚糸機。
  11. 機械フレームが中間シールド(2)を有しており、該中間シールド(2)に案内ロッド(8)が取り付けられている、請求項1から8までのいずれか1項記載のリング精紡機または撚糸機。
  12. 中間シールド(2)が、スピンドルレールの高さ範囲に、V字形に配置された案内面(20a,20b)を備えた取付け装置(9)を有しており、前記案内面(20a,20b)に案内ロッド(8)が接触していて、ねじ結合部(11)を介して中間シールド(2)に取り付けられており、ストローク制限構成部分(10)が、前記V字形の案内面(20a,20b)の範囲で案内ロッド(8)に取り付けられている、請求項1記載のリング精紡機または撚糸機。
  13. ストローク制限構成部分(10b,10c)が、リングレール(4)または該リングレール(4)に結合されかつ該リングレール(4)と一緒に運動させられる構成部分、特に案内横桁(7)に取り付けられていて、ストッパ面(12b,12c)を形成しており、リングレール(4)の規定された低位置が到達されると、該ストッパ面(12b,12c)を介してストローク制限構成部分(10b,10c)が、スピンドルレール(3)または機械フレーム、特に中間シールド(2)に当接する、請求項1、4、6、10または11記載のリング精紡機または撚糸機。
  14. ストローク制限構成部分(10b,10c)が、スピンドルレール(3)または機械フレーム、特に中間シールド(2)に取り付けられていて、ストッパ面(12d,12e)を形成しており、リングレール(4)の規定された低位置が到達されると、該ストッパ面(12d,12e)にリングレール(4)または該リングレール(4)に結合されかつ該リングレール(4)と一緒に運動させられる構成部分、特に案内横桁(7)が当接する、請求項1、2、3、4、6、10または11記載のリング精紡機または撚糸機。
  15. ストローク制限構成部分(10b,10c)が制限バンド(10f)であり、該制限バンド(10f)の第1の端部が、当該リング精紡機(1f)の、少なくともリングレール(4)の最低位の位置よりも上方に位置する、運動させられないコンポーネント、特に中間シールド(2)またはドラフト装置支持体(28)に取り付けられており、前記制限バンド(10f)の第2の端部が、運動させられるリングレール(4)または該リングレール(4)に結合されかつ該リングレール(4)と一緒に運動させられる構成部分、特に案内横桁(7)に取り付けられており、前記制限バンド(10f)が、規定された長さを有していて、リングレール(4)の下方へ向かう運動時にリングレール(4)が、規定された低位置で、張設された前記制限バンド(10f)に懸吊されたままとなり、もはやそれ以上降下不可能である、請求項1、4、6、10または11記載のリング精紡機または撚糸機。
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