JP2009276902A - マルチスペクトル画像の処理装置、処理方法及び処理プログラム - Google Patents

マルチスペクトル画像の処理装置、処理方法及び処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009276902A
JP2009276902A JP2008125951A JP2008125951A JP2009276902A JP 2009276902 A JP2009276902 A JP 2009276902A JP 2008125951 A JP2008125951 A JP 2008125951A JP 2008125951 A JP2008125951 A JP 2008125951A JP 2009276902 A JP2009276902 A JP 2009276902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
conversion
multispectral
conversion parameter
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008125951A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Fujita
稔 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Digital Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008125951A priority Critical patent/JP2009276902A/ja
Publication of JP2009276902A publication Critical patent/JP2009276902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】マルチスペクトル画像中の背景部とは異なるスペクトルを持つ特異部位を容易に且つ安定して抽出することができるマルチスペクトル画像の処理装置を提供する。
【解決手段】マルチスペクトルカメラ1で撮像されたマルチスペクトル画像が画像入力部2により入力されてメモリ5に保存される。特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して注目する複数の背景部が互いに等しいスペクトルとなるように画像を変換するための変換パラメータが変換パラメータ算出部6で算出され、算出された変換パラメータを用いて画像入力部2で取り込まれたマルチスペクトル画像が画像変換部3により変換される。画像変換部3で変換された変換画像に対してしきい値処理を施すことで特異部位抽出部4により特異部位が抽出される。
【選択図】図1

Description

この発明は、マルチスペクトル画像の処理装置に係り、特にマルチスペクトル画像中の背景部分と異なるスペクトルを持つ特異部位を抽出する装置に関する。
また、本発明は、このようなマルチスペクトル画像の処理を行う処理方法及び処理プログラムにも関している。
近年、画像の色情報を表現する手段として、いわゆるマルチスペクトル画像が使用されている。このマルチスペクトル画像は、画像の各画素毎に複数の波長帯に分割された分光情報を備え、画像中の目標抽出やリモートセンシングにおける領域分割等に利用されている(例えば、下記特許文献1参照)。
従来は、欠陥、異物等の目標を抽出する場合に、マルチスペクトル画像からスペクトルで領域分けすることにより特徴のある各領域に分割して目標を抽出していた。例えば、互いに異なる特徴を持つN個の領域に分割し、これらの領域の中から、注目する特徴を持つ領域が抽出される。
特開2000−113159号公報
しかしながら、この方法ではN個の領域のパラメータが必要になり、目標抽出の処理が煩雑になってしまう。
また、互いに異なる領域の境界部分では、ひとつの画素内に複数の波長帯の光が含まれることから中間色が生成されるため、目標の抽出が不安定になるおそれがあると共に、抽出した目標の画像にエッジ強調などの処理を施す場合には、境界部分の処理が不安定になるという問題があった。
この発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、マルチスペクトル画像中の背景部とは異なるスペクトルを持つ特異部位を容易に且つ安定して抽出することができるマルチスペクトル画像の処理装置、処理方法及び処理プログラムを提供することを目的とする。
この発明に係るマルチスペクトル画像の処理装置は、互いにスペクトルが異なる複数の背景部を有するマルチスペクトル画像からこれら複数の背景部とは異なるスペクトルを有する特異部位を抽出する装置であって、マルチスペクトル画像を複数の波長帯毎の各画素の明度を表す入力画像として取り込む画像入力部と、
特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して変換を施した画像中の注目する複数の背景部が互いに等しい値となるように画像を変換するための変換パラメータを算出する変換パラメータ算出部と、変換パラメータ算出部で算出された変換パラメータを用いて前記画像入力部で取り込まれた入力画像を変換する画像変換部と、画像変換部で変換された変換画像に対してしきい値処理を施すことにより特異部位を抽出する特異部位抽出部とを備えたものである。
この発明に係るマルチスペクトル画像の処理方法は、互いにスペクトルが異なる複数の背景部を有するマルチスペクトル画像からこれら複数の背景部とは異なるスペクトルを有する特異部位を抽出する方法であって、マルチスペクトル画像を複数の波長帯毎の各画素の明度を表す入力画像として取り込み、特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して注目する複数の背景部が互いに等しいスペクトルとなるように画像を変換するための変換パラメータを算出し、算出された変換パラメータを用いて取り込まれた入力画像を変換し、変換された画像に対してしきい値処理を施すことにより特異部位を抽出する方法である。
この発明に係るマルチスペクトル画像の処理プログラムは、互いにスペクトルが異なる複数の背景部を有するマルチスペクトル画像からこれら複数の背景部とは異なるスペクトルを有する特異部位を抽出するプログラムであって、マルチスペクトル画像を複数の波長帯毎の各画素の明度を表す入力画像として取り込むステップと、特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して変換を施した画像中の注目する複数の背景部が互いに等しい値となるように画像を変換するための変換パラメータを算出するステップと、算出された変換パラメータを用いて取り込まれた入力画像を変換するステップと、変換された画像に対してしきい値処理を施すことにより特異部位を抽出するステップとをコンピュータに実行させるものである。
この発明によれば、特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して変換を施した画像中の注目する複数の背景部が互いに等しい値となるように画像を変換するための変換パラメータを算出し、算出された変換パラメータを用いて取り込まれた入力画像を変換するので、変換画像において、背景部とは異なるスペクトルを持つ特異部位が強調され、この特異部位を容易に且つ安定して抽出することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に実施の形態1に係るマルチスペクトル画像の処理装置の構成を示す。マルチスペクトルカメラ1に画像入力部2が接続され、画像入力部2に画像変換部3が接続され、さらに画像変換部3に特異部位抽出部4が接続されている。また、画像入力部2にメモリ5が接続され、メモリ5に変換パラメータ算出部6が接続されると共に、変換パラメータ算出部6に画像変換部3が接続されている。
マルチスペクトルカメラ1は、撮像レンズを通過した光を複数の波長帯λi(i=1〜nλ)に分解し、分解されたそれぞれの光を2次元センサ面上に結像することにより、マルチスペクトル画像を表す映像信号を得るものである。ここでは、RGBの3波長帯を利用する、いわゆるカラーカメラもマルチスペクトルカメラ1に含まれるものとする。
画像入力部2は、マルチスペクトルカメラ1からの映像信号をデジタル信号として入力してメモリ5に保存するもので、この画像入力部2によりマルチスペクトル画像が複数の波長帯λi毎の各画素の明度を表す入力画像として取り込まれる。
変換パラメータ算出部6は、特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して注目する複数の背景部が互いに等しい値を有する低コントラスト画像となるように画像を変換するための変換パラメータαi(i=1〜nλ)を算出するものである。
画像変換部3は、変換パラメータ算出部6で算出された変換パラメータαiを用いて入力画像を変換するものである。
さらに、特異部位抽出部4は、画像変換部3で変換された画像に対してしきい値を設定することにより特異部位を抽出する。
なお、画像入力部2、画像変換部3、特異部位抽出部4、メモリ5、変換パラメータ算出部6は、コンピュータにより構成することができる。
次に、図2のフローチャートを参照して実施の形態1の作用について説明する。
ステップS1で、入力画像を変換するための変換パラメータを算出する変換パラメータ算出処理が行われる。図3に示されるように、この変換パラメータ算出処理においては、まず、画像入力部2によりマルチスペクトルカメラ1から特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像が入力される。教師用マルチスペクトル画像は、複数の波長帯λi(i=1〜nλ)における座標(x,y)の画素の明度を表す入力画像F(x、y;λi)として入力され、メモリ5に保存される。
次に、特異部位を抽出するために注目すべき複数の背景部Cj(j=1〜nC)の指定が行われると共に、特異部位抽出のために入力画像を変換する変換式が変換パラメータαi(i=1〜nλ)を用いて以下のように定められる。
I(x、y)=α1・F(x、y;λ1)+α2・F(x、y;λ2)
+・・・+αnλ・F(x、y;λnλ)
=Σαi・F(x、y;λi) ・・・(1)
この変換式は、各画素において、複数の波長帯λiに対する入力画像F(x、y;λi)を合成して濃淡のみを有する変換画像I(x、y)に変換するものである。ここで、変換パラメータ算出部6は、I0を所定値としてI(x、y)=I0、(x、y)⊂{C1∪C2∪・・・∪CnC}となるように、最小自乗法により最適な変換パラメータαi(i=1〜nλ)を算出する。すなわち、注目する背景部Cjが互いに等しい値を有する低コントラスト画像となるように変換パラメータαiが算出される。
このようにして変換パラメータαiが算出されると、図2のステップS2で、入力画像を変換する画像変換処理が行われる。図4に示されるように、この画像変換処理においては、処理対象となるマルチスペクトル画像がマルチスペクトルカメラ1で取得され、画像入力部2により入力されてメモリ5に保存される。このマルチスペクトル画像は、上述した教師用マルチスペクトル画像と同様に、複数の波長帯λi(i=1〜nλ)における座標(x,y)の画素の明度を表す入力画像F(x、y;λi)として入力される。
画像変換部3は、変換パラメータ算出部6で算出された変換パラメータαiを用い、上記の変換式(1)により入力画像F(x、y;λi)を変換して変換画像I(x、y)を得る。
この変換画像I(x、y)は、各画素において、複数の波長帯λiに対する入力画像F(x、y;λi)を合成して濃淡のみを有する濃淡画像となっているが、ステップS1で算出された変換パラメータαiを用いて入力画像F(x、y;λi)を変換したものであるため、注目する複数の背景部Cjが互いに等しい値を有している。ところが、入力画像F(x、y;λi)に背景部Cjとは異なるスペクトルを持つ特異部位が存在する場合には、その特異部位は、ステップS1で算出された変換パラメータαiを用いた変換では背景部Cjと等しい値にはなり得ない。したがって、互いに等しい値となった複数の背景部Cjに対して、特異部位のみが異なる明度を有し、強調されることとなる。
そこで、図2のステップS3で、明度の差異を利用して変換画像I(x、y)から特異部位を抽出する特異部位抽出処理が行われる。上述したように、変換画像I(x、y)においては、注目する複数の背景部Cjの明度に対して特異部位の明度が異なるので、明度に関するしきい値処理を施すことにより、特異部位を抽出することが可能となる。
実施の形態2
上記の実施の形態1では、変換パラメータ算出部6が、注目する複数の背景部Cj内の任意の画素に対する変換画像I(x、y)の値が互いに等しい値となるように最小自乗法により変換パラメータαiを算出したが、これに限るものではなく、各背景部Cj内の入力画像F(x、y;λi)の平均を利用して変換パラメータαiを算出することもできる。
すなわち、変換パラメータ算出部6は、画像入力部2により入力された教師用マルチスペクトル画像の注目すべき背景部Cj(j=1〜nC)毎に入力画像F(x、y;λi)の平均Gij(i=1〜nλ、j=1〜nC)を算出する。
Gij=ΣF(x、y;λi)/Cj内の画素数
ここで、平均ベクトルGj=(G1j、G2j、・・・、Gnλj)と変換パラメータベクトルα=(α1、α2、・・・、αnλ)を定義し、ベクトルGjが互いに直交するように変換パラメータベクトルαを算出する。具体的には、
α・(G2−G1)=0
α・(G3−G1)=0
・・・
α・(GnC−G1)=0
をすべて満たす変換パラメータベクトルα=(α1、α2、・・・、αnλ)を求める。これにより、背景部Cj内の任意の画素に対する変換画像I(x、y)の値が互いに等しい値となるような最適な変換パラメータαi(i=1〜nλ)が算出される。
このようにして算出された変換パラメータαiを用いて上記の変換式(1)により入力画像F(x、y;λi)を変換した後、しきい値処理を施すことにより、特異部位を抽出することができる。
上記の実施の形態1及び2では、注目する複数の背景部が互いに等しい値を有する低コントラスト画像となるように画像変換を行ったが、これに限るものではなく、注目する複数の背景部が互いに等しいスペクトルとなるように画像を変換すれば、特異部位を強調させて抽出することが可能となる。
この発明においては、互いにスペクトルの異なる複数の背景部が互いに等しいスペクトルとなるようにマルチスペクトル画像を変換するので、文字・マークの印刷や複雑な背景部が存在する場合でも、特異部位と背景部のコントラストを高めることができ、これにより高精度に安定して特異部位を抽出することができる。この発明は、マルチスペクトル画像中の欠陥検出・異物検出、リモートセンシングにおける領域分割等に幅広く適用することができる。
なお、上記の実施の形態1及び2で示したフローチャートやステップに示された各動作をコンピュータにより実行させるプログラムを提供することにより、この発明に係るマルチスペクトル画像の処理プログラムを提供することができる。このプログラムは、コンピュータにより読取可能な媒体、例えばCD−ROM、フレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、データベース等に記録されてコンピュータにより実行させることができる。
(実施例1)
合成樹脂シートの成形凹部内に錠剤等の医薬品を収納し、その上にアルミニウムフィルムを熱接着して成る、いわゆるPTPシートの外観検査にこの発明に係るマルチスペクトル画像の処理装置を適用した。
図5に示されるように、互いにスペクトルの異なる2つの領域R1及びR2を有する医薬品がPTPシートに収容されており、このPTPシートをマルチスペクトルカメラで撮像した画像を教師用マルチスペクトル画像とし、領域R1及びR2内に注目すべき背景部C1及びC2を指定して、最適な変換パラメータを算出した。算出された変換パラメータを用いて教師用マルチスペクトル画像を画像変換したところ、2つの領域R1及びR2が互いに等しい値を有する低コントラスト画像となり、双方の領域R1及びR2間の区別がつかなくなった。
次に、図6に示されるように、医薬品の領域R1上に異物S1が存在するPTPシートをマルチスペクトルカメラで撮像したマルチスペクトル画像に対して、算出された変換パラメータを用いて画像変換を行ったところ、領域R1及びR2が互いに等しい値となって区別がつかなくなる一方、異物S1のみが異なる明度を有して強調されることとなった。
領域R1及びR2の明度と異物S1の明度の間にしきい値を設定することにより、異物S1を抽出することができた。
同様にして、PTPシート及び医薬品の割れ、欠け、欠錠、汚れ等を検出することが可能となる。
(実施例2)
図7に示されるように、印刷面となる領域R3の上に文字を構成する領域R4が印刷された印刷物にこの発明に係るマルチスペクトル画像の処理装置を適用した。
領域R3と領域R4は互いに異なるスペクトルを有しており、この印刷物をマルチスペクトルカメラで撮像した画像を教師用マルチスペクトル画像とし、領域R3及びR4内に注目すべき背景部C3及びC4を指定して、最適な変換パラメータを算出した。算出された変換パラメータを用いて教師用マルチスペクトル画像を画像変換したところ、2つの領域R3及びR4が互いに等しい値を有する低コントラスト画像となり、文字が消えた。
図8に示されるように、異物S2が存在する印刷物をマルチスペクトルカメラで撮像したマルチスペクトル画像に対して、算出された変換パラメータを用いて画像変換を行ったところ、領域R3及びR4が互いに等しい値となって文字が消える一方、異物S2のみが異なる明度を有して強調されることとなった。
領域R3及びR4の明度と異物S2の明度の間にしきい値を設定することにより、異物S2を抽出することができた。
同様にして、印刷色の数がスペクトル画像数より少ない、または等しい場合の印刷面の異物検査を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係るマルチスペクトル画像の処理装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の作用を示すフローチャートである。 変換パラメータ算出処理を示す機能ブロック図である。 画像変換処理を示す機能ブロック図である。 実施例1において教師用マルチスペクトル画像を画像変換した様子を示す図である。 実施例1において異物を含むマルチスペクトル画像を画像変換した様子を示す図である。 実施例2において教師用マルチスペクトル画像を画像変換した様子を示す図である。 実施例2において異物を含むマルチスペクトル画像を画像変換した様子を示す図である。
符号の説明
1 マルチスペクトルカメラ、2 画像入力部、3 画像変換部、4 特異部位抽出部、5 メモリ、6 変換パラメータ算出部、R1〜R4 領域、C1〜C4 背景部、S1,S2 異物。

Claims (8)

  1. 互いにスペクトルが異なる複数の背景部を有するマルチスペクトル画像からこれら複数の背景部とは異なるスペクトルを有する特異部位を抽出する装置であって、
    マルチスペクトル画像を複数の波長帯毎の各画素の明度を表す入力画像として取り込む画像入力部と、
    特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して変換を施した画像中の注目する複数の背景部が互いに等しい値となるように画像を変換するための変換パラメータを算出する変換パラメータ算出部と、
    前記変換パラメータ算出部で算出された変換パラメータを用いて前記画像入力部で取り込まれた入力画像を変換する画像変換部と、
    前記画像変換部で変換された変換画像に対してしきい値処理を施すことにより特異部位を抽出する特異部位抽出部と
    を備えたことを特徴とするマルチスペクトル画像の処理装置。
  2. 前記変換パラメータ算出部は、注目する複数の背景部が互いに等しい値を有する低コントラスト画像となるように変換パラメータを算出する請求項1に記載のマルチスペクトル画像の処理装置。
  3. 前記画像入力部で取り込まれたマルチスペクトル画像を保存するメモリを備え、
    前記変換パラメータ算出部は、前記メモリに保存された教師用マルチスペクトル画像に基づいて変換パラメータを算出し、
    前記画像変換部は、前記メモリに保存されたマルチスペクトル画像を変換する請求項1または2に記載のマルチスペクトル画像の処理装置。
  4. 前記画像変換部は、波長帯λi(i=1〜nλ)における座標(x,y)の画素の明度を表す入力画像F(x、y;λi)に対し、変換パラメータをαi(i=1〜nλ)として、変換画像I(x、y)=Σαi・F(x、y;λi)を得る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のマルチスペクトル画像の処理装置。
  5. 前記変換パラメータ算出部は、注目する複数の背景部内の任意の画素に対する変換画像I(x、y)の値が互いに等しい値となるように最小自乗法により変換パラメータαiを算出する請求項4に記載のマルチスペクトル画像の処理装置。
  6. 前記変換パラメータ算出部は、注目する背景部Cj(j=1〜nC)毎に入力画像F(x、y;λi)の平均Gij(i=1〜nλ、j=1〜nC)を算出し、ベクトルGj=(G1j、G2j、・・・、Gnλj)が互いに直交するように変換パラメータベクトルα=(α1、α2、・・・、αnλ)を算出する請求項4に記載のマルチスペクトル画像の処理装置。
  7. 互いにスペクトルが異なる複数の背景部を有するマルチスペクトル画像からこれら複数の背景部とは異なるスペクトルを有する特異部位を抽出する方法であって、
    マルチスペクトル画像を複数の波長帯毎の各画素の明度を表す入力画像として取り込み、
    特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して変換を施した画像中の注目する複数の背景部が互いに等しい値となるように画像を変換するための変換パラメータを算出し、
    算出された変換パラメータを用いて取り込まれた入力画像を変換し、
    変換された画像に対してしきい値処理を施すことにより特異部位を抽出する
    ことを特徴とするマルチスペクトル画像の処理方法。
  8. 互いにスペクトルが異なる複数の背景部を有するマルチスペクトル画像からこれら複数の背景部とは異なるスペクトルを有する特異部位を抽出するプログラムであって、
    マルチスペクトル画像を複数の波長帯毎の各画素の明度を表す入力画像として取り込むステップと、
    特異部位が存在しない教師用マルチスペクトル画像に対して変換を施した画像中の注目する複数の背景部が互いに等しい値となるように画像を変換するための変換パラメータを算出するステップと、
    算出された変換パラメータを用いて取り込まれた入力画像を変換するステップと、
    変換された画像に対してしきい値処理を施すことにより特異部位を抽出するステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするマルチスペクトル画像の処理プログラム。
JP2008125951A 2008-05-13 2008-05-13 マルチスペクトル画像の処理装置、処理方法及び処理プログラム Pending JP2009276902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008125951A JP2009276902A (ja) 2008-05-13 2008-05-13 マルチスペクトル画像の処理装置、処理方法及び処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008125951A JP2009276902A (ja) 2008-05-13 2008-05-13 マルチスペクトル画像の処理装置、処理方法及び処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009276902A true JP2009276902A (ja) 2009-11-26

Family

ID=41442300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008125951A Pending JP2009276902A (ja) 2008-05-13 2008-05-13 マルチスペクトル画像の処理装置、処理方法及び処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009276902A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169896A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Boeing Co:The 新型背景推定技術及びハイパースペクトル標的検出法
JP2015031531A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社リコー 画像検査装置、および画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0993443A (ja) * 1995-05-16 1997-04-04 Sanyo Electric Co Ltd カラーモノクロ画像変換方法および被検査対象のエッジ位置検出方法
JP2000175218A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Toshiba Eng Co Ltd 色変換装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0993443A (ja) * 1995-05-16 1997-04-04 Sanyo Electric Co Ltd カラーモノクロ画像変換方法および被検査対象のエッジ位置検出方法
JP2000175218A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Toshiba Eng Co Ltd 色変換装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169896A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Boeing Co:The 新型背景推定技術及びハイパースペクトル標的検出法
JP2015031531A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社リコー 画像検査装置、および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190130169A1 (en) Image processing method and device, readable storage medium and electronic device
US10699395B2 (en) Image processing device, image processing method, and image capturing device
US9047672B2 (en) Image generation apparatus, image generation method and image generation program
US20090027521A1 (en) Image processing apparatus, image-taking system, image processing method and image processing program
JP5200645B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム
US9185265B2 (en) Image processing method and image processing apparatus for performing a tone correction to acquire a combined image
JP6421794B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2009134383A (ja) 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JP6458570B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP4868046B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4635695B2 (ja) 画像認識装置及び画像認識方法
JP2017050720A (ja) 情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラム
JP2012085083A (ja) 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム
US9576341B2 (en) Image-processing system, imaging apparatus and image-processing method
JP2009038737A (ja) 画像処理装置
JP2009276902A (ja) マルチスペクトル画像の処理装置、処理方法及び処理プログラム
JP5911062B2 (ja) 物体検出装置およびプログラム
TWI530913B (zh) 移動物體偵測系統及方法
JP6643301B2 (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP2008287735A (ja) カラー画像を用いた看板および標識の認識方法
JP5754931B2 (ja) 画像解析装置、画像解析方法及びプログラム
JP5606300B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2010154390A (ja) 撮像装置及び撮像方法並びにプログラム
JP5883715B2 (ja) 画像処理lsi、画像処理システムおよび画像処理方法
JP2007249526A (ja) 撮像装置及びその顔領域抽出方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100524

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110221

A977 Report on retrieval

Effective date: 20111110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02