JP2009276869A - 設計図面処理装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 設計図面データに含まれる寸法値を認識することが可能な設計図面処理装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】
設計図面処理装置1は、建築物の構成部材の形状を表す図形及び前記構成部材に関する寸法線及び寸法値を含み、文字列と線とを区別可能に構成された2次元CADデータ2と、設計図面データに含まれる文字列のうち、部材符号に含まれる特定の文字を示す部材符号認識用辞書3とを記憶するハードディスク11dと、CPU11aとを備える。CPU11aがプログラム14aを実行することにより、2次元CADデータ2から、部材符号が特定され、設計図面データに含まれる文字列のうち、部材符号以外の文字列が寸法値として認識され、認識された寸法値に基づいて、設計図面データから寸法値に対応する寸法線が認識される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築用の設計図面のデータを処理する設計図面処理装置及びそのコンピュータプログラムに関し、特に、複数のデータ形式の設計図面データを取り扱うことができる設計図面処理装置及びそのコンピュータプログラムに関する。
2次元の設計図面を表す2次元CADデータから設計対象物の3次元モデルを生成する装置(特許文献1参照)及びCAD(Computer Aided Design)システム等のような設計図面処理装置の多くは、DXF形式、DWG形式、JWC形式等の複数のデータ形式の2次元CADデータの読み取りに対応している。
2次元CADデータでは、1又は複数の文字からなる文字列と線とが区別可能な形式で保持され、このため設計図面処理装置は読み込んだ2次元CADデータに含まれる文字データと線データとを区別して認識し、文字列及び線からなる設計図面を画面等に出力することができる。
特開2007−249900号公報
しかしながら、設計図面には、寸法値及び部材符号等のように、意味及び役割の異なる複数種類の文字列が含まれており、設計図面の処理によっては、いずれの文字列が寸法値であるのかを認識しておく必要がある。特に、2次元CADデータから設計対象物の3次元モデルを生成するためには、構成部材のサイズ及び構成部材間の相対的位置関係を特定する必要があり、そのためには寸法値を寸法値として認識しておく必要がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は設計図面データに含まれる寸法値を認識することが可能な設計図面処理装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の設計図面処理装置は、建築物の構成部材の形状を表す図形並びに前記構成部材に関する寸法線及び寸法値を含み、1又は複数の文字からなる文字列と線とを区別可能に構成された設計図面データと、設計図面データに含まれる文字列のうち、寸法値を除く文字列に含まれる1又は複数の特定の文字を示す辞書データとを記憶する記憶手段と、前記設計図面データに含まれる文字列中の文字と、前記辞書データが示す文字とを比較して、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、寸法値を除く文字列を特定し、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、特定された文字列以外の文字列を寸法値として認識する寸法値認識手段と、前記寸法値認識手段によって認識された寸法値に基づいて、前記設計図面データに含まれる線の中から前記寸法値に対応する寸法線を認識する寸法線認識手段とを備える。
上記発明においては、前記寸法線認識手段が、前記寸法値認識手段によって認識された寸法値の位置及び向きと、前記設計図面データに含まれる線の位置及び方向とに基づいて、前記設計図面データに含まれる線の中から前記寸法値に対応する寸法線を認識するように構成されていることが好ましい。
上記発明においては、前記記憶手段が、建築物の構成部材を特定するために用いられる部材符号に含まれる文字を示す前記辞書データを記憶しており、前記寸法値認識手段が、前記設計図面データに含まれる文字列中の文字と、前記辞書データが示す文字とを比較して、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、前記部材符号を特定し、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、特定された部材符号以外の文字列を寸法値として認識するように構成されていることが好ましい。
上記発明においては、前記設計図面処理装置が、前記寸法値認識手段によって認識された寸法値の中から、寸法線と対応づけるべき寸法値を選定する寸法値選定手段を更に備え、前記寸法線認識手段が、前記寸法値選定手段によって選定された寸法値に対応する寸法線を認識するように構成されていることが好ましい。
この場合においては、前記記憶手段が、寸法線と対応づけられない寸法値に含まれる特定の文字を記憶しており、前記寸法値選定手段が、寸法値に含まれる文字と前記記憶手段に記憶されている前記特定の文字とを比較することにより、前記特定の文字を含む寸法値を認識し、当該寸法値を、寸法線と対応づけるべき寸法値から除外するように構成されていることが好ましい。
上記発明においては、前記設計図面処理装置が、前記寸法線認識手段によって認識された寸法線に基づいて、当該寸法線が指示する対象を特定する対象特定手段を更に備えることが好ましい。
この場合においては、前記設計図面処理装置が、前記設計図面データに含まれる線のうち、通り芯を認識する通り芯認識手段を更に備え、前記対象特定手段が、2つの通り芯で終端している寸法線の対象として、前記2つの通り芯の間を特定するように構成されていることが好ましい。
この場合においては、前記通り芯認識手段が、柱の通り芯である第1の通り芯を認識する第1の通り芯認識手段と、2つの平行な前記第1の通り芯の間に配置される第2の取り芯を認識する第2の通り芯認識手段とを備えることが好ましい。
また、この場合においては、前記第2の通り芯認識手段が、第1の通り芯及び寸法線とは異なる線を選択し、選択された線が寸法線と交差するように配置されているか否かを判定することにより、第2の通り芯を認識するように構成されていることが好ましい。
本発明のコンピュータプログラムは、建築物の設計図面を表しており、1又は複数の文字からなる文字列と線とを区別可能に構成された設計図面データに含まれる文字列のうち、寸法値を除く文字列に含まれる1又は複数の特定の文字を示す辞書データを記憶する記憶手段を備えるコンピュータを、設計図面データに含まれる文字列中の文字と、前記辞書データが示す文字とを比較して、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、寸法値を除く文字列を特定し、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、特定された文字列以外の文字列を寸法値として認識する寸法値認識手段と、前記寸法値認識手段によって認識された寸法値に基づいて、前記設計図面データから前記寸法値に対応する寸法線を認識する寸法線認識手段として機能させる。
本発明の設計図面処理装置及びコンピュータプログラムによれば、設計図面データに含まれる寸法値を効率よく認識することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
本実施の形態は、建築物の2次元CADデータを読み出し、その2次元CADデータに含まれる文字列(文字データ(ASCIIコード、JISコード、Shift−JISコード、EUC、又はUnicode等の文字コードによって表された文字及び記号のデータ)の集合)から、建築物の構成部材を特定するために用いられる部材符号に該当する文字列を特定し、特定した文字列以外の文字列を寸法値データとして認識する設計図面処理装置である。
[設計図面処理装置の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る設計図面処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、コンピュータ1aは、本体11と、画像表示部12と、入力部13とを備えている。本体11は、CPU11aと、ROM11b、RAM11c、ハードディスク11d、読出装置11e、入出力インタフェース11f、及び画像出力インタフェース11hを備えており、CPU11a、ROM11b、RAM11c、ハードディスク11d、読出装置11e、入出力インタフェース11f、および画像出力インタフェース11hは、バス11iによって接続されている。
CPU11aは、RAM11cにロードされたコンピュータプログラムを実行することが可能である。そして、後述するような設計図面処理プログラム14aを当該CPU11aが実行することにより、コンピュータ1aが設計図面処理装置1として機能する。
ROM11bは、マスクROM、PROM、EPROM、又はEEPROM等によって構成されており、CPU11aに実行されるコンピュータプログラムおよびこれに用いるデータ等が記録されている。
RAM11cは、SRAMまたはDRAM等によって構成されている。RAM11cは、ハードディスク11dに記録されている設計図面処理プログラム14aの読み出しに用いられる。また、CPU11aがコンピュータプログラムを実行するときに、CPU11aの作業領域として利用される。
ハードディスク11dは、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラム等、CPU11aに実行させるための種々のコンピュータプログラムおよび当該コンピュータプログラムの実行に用いられるデータがインストールされている。後述する設計図面処理プログラム14aも、このハードディスク11dにインストールされている。また、ハードディスク11dは、DXF形式、DWG形式、JWC形式等の2次元CADデータ2を記憶している。
ハードディスク11dは、部材符号認識用辞書3を記憶している。部材符号認識用辞書3には、建築物の設計図面にて用いられる部材符号が登録されている。図2は、部材符号認識用辞書3の構成を模式的に示す図である。図2に示すように、部材符号認識用辞書3には、柱の符号を認識するための柱符号認識用辞書31、梁の符号を認識するための梁符号認識用辞書32、スラブの符号を認識するためのスラブ符号認識用辞書33、壁の符号を認識するための壁符号認識用辞書34、ベース(基礎)の符号を認識するためのベース符号認識用辞書35、杭の符号を認識するための杭符号認識用辞書36等、部材の種類に応じた複数の辞書が含まれている。部材符号の認識は、設計図面データに含まれる文字列が、これらの部材符号認識用辞書3に登録されている文字で始まっている場合に、その文字が登録されている辞書に対応する部材の種類の符号であると認識することにより行われる。例えば、柱符号認識用辞書31には、「C」、「P」の文字データが登録されている。したがって、設計図面データに含まれている文字列のうち最初の文字が「C」又は「P」で始まるものは、柱符号であると認識される。同様に、梁符号認識用辞書32は、「G」、「B」、「CG」、「CB」、「FG」、「FB」、「FCG」、及び「FCB」の各文字データが登録されており、設計図面データに含まれる文字列のうち、最初が上記の登録されている文字データの何れかで始まるものは、梁符号として認識される。なお、1つの文字列の最初の1文字又は数文字が、辞書3に登録されている複数の文字データと一致している場合には、文字数の多い方の文字データに一致していると判断される。つまり、「CB」で始まる文字列は、最初の1文字「C」が、柱符号認識用辞書31に登録されている文字である「C」と一致し、また、最初の2文字「CB」が、梁符号認識用辞書32に登録されている文字である「CB」と一致している。この場合には、文字数が多い「CB」と一致していると判断され、当該文字列は梁符号を示しているものと認識される。
読出装置11eは、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、またはDVD−ROMドライブ等によって構成されており、可搬型記録媒体14に記録されたコンピュータプログラムまたはデータを読み出すことができる。また、可搬型記録媒体14には、コンピュータを設計図面処理装置として機能させるための設計図面処理プログラム14aが格納されており、コンピュータ1aが当該可搬型記録媒体14から設計図面処理プログラム14aを読み出し、当該設計図面処理プログラム14aをハードディスク11dにインストールすることが可能である。
なお、前記設計図面処理プログラム14aは、可搬型記録媒体14によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によってコンピュータ1aと通信可能に接続された外部の機器から前記電気通信回線を通じて提供することも可能である。例えば、前記設計図面処理プログラム14aがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータにコンピュータ1aがアクセスして、当該コンピュータプログラムをダウンロードし、これをハードディスク11dにインストールすることも可能である。
また、ハードディスク11dには、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)等のマルチタスクオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、本実施の形態に係る設計図面処理プログラム14aは当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
入出力インタフェース11fは、例えばUSB,IEEE1394,又はRS-232C等のシリアルインタフェース、SCSI,IDE,又はIEEE1284等のパラレルインタフェース、およびD/A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェース等から構成されている。入出力インタフェース11fには、キーボードおよびマウスからなる入力部13が接続されており、ユーザが当該入力部13を使用することにより、コンピュータ1aにデータを入力することが可能である。
画像出力インタフェース11hは、LCDまたはCRT等で構成された画像表示部12に接続されており、CPU11aから与えられた画像データに応じた映像信号を画像表示部12に出力するようになっている。画像表示部12は、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。
[設計図面処理装置の動作]
次に、本実施の形態に係る設計図面処理装置の動作について説明する。図3は、本実施の形態に係る設計図面処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。コンピュータ1aは、設計図面処理プログラム14aを実行することにより、以下のように動作する。まず、CPU11aは、2次元CADデータをハードディスク11dから読み出す(ステップS1)。この2次元CADデータは、DXF形式、DWG形式、又はJWC形式等の設計図面処理プログラム14aが対応しているフォーマットのデータである。CPU11aは、ファイル名に付加された拡張子等からこのデータのフォーマットを判別し、そのフォーマットに応じたルールにしたがって当該2次元CADデータの内容を認識し、RAM11c上にデータを展開する。この展開されたデータには、設計図面中の線を示す線データ(線の位置、線の方向、長さ、線種(実線、破線等)、線の太さ、線の色等を示すデータ)及び文字列を示す文字列データ(文字コード、文字列の位置、文字列の向き、文字の大きさ、文字の太さ、文字の色等を示すデータ)を含んでいる。なお、ここでは2次元CADデータが事前に外部から入力され、ハードディスク11dに記憶されているものとしている。また、これに限られるものではなく、例えば、フレキシブルディスク、CD−R、又はDVD−R等の書き込み可能なメディアに記録された2次元CADデータを、これらのメディアの読出装置11eによって当該メディアから読み出すことも可能である。CPU11aは、このようにして読み出した2次元CADデータにしたがって、当該2次元CADデータが表す設計図面を画像表示部12に表示する(ステップS2)。なお、このときの設計図面の表示では、背景(設計図面の紙面)が白色であり、線及び文字が黒色である。
次に、CPU11aは、当該2次元CADデータによって表される設計図面における作画領域を検出する(ステップS3)。ここで、作画領域とは、設計図面の図面枠の内部領域であって、表題欄を除いた部分をいう。
次に、CPU11aは、寸法値認識処理を実行し(ステップS4)、作画領域内に存在する全ての文字列について、寸法値を示す文字列か否かを認識する。この寸法値認識処理について更に詳しく説明する。図4は、寸法値認識処理の流れを示すフローチャートであり、図5は、設計図面の一例を示す図である。CPU11aは、まず、作画領域内に存在する文字列データを1つ選択し(ステップS401)、その文字列が部材符号であるか否かを判定する(ステップS402)。このステップS402の処理においては、ハードディスク11dに記憶されている部材符号認識用辞書3が読み出され、処理対象の文字列データが、部材符号認識用辞書3に登録されている文字で始まっているか否かを判定することにより、この文字列データが部材符号を表すものであるか否か、また部材符号を表している場合には、柱、梁、スラブ、壁、ベース、杭等のうち何れの種類の部材の符号であるかが判定される。図5を用いて具体的に説明する。例えば、図5中の文字列41が選択された場合には、この文字列41の最初の文字「G」は梁符号認識用辞書32に登録されている文字データ「G」と一致している。したがって、「G1」という文字列41は、梁符号として判定される。また、図5中の文字列42が選択された場合には、この文字列42の最初の文字「3」は部材符号認識用辞書3に含まれる何れの辞書の登録文字にも一致しない。よって、「3000」という文字列42は、部材符号ではないと判定される。
CPU11aは、文字列データが部材符号を示すデータである場合には(ステップS402においてYES)、認識された種類の部材符号を示す情報を含む当該文字列の属性データをRAM11cに記憶する(ステップS403)。また、CPU11aは、部材符号を囲む枠(部材符号枠)が存在するか否か判定し(ステップS404)、部材符号枠が検出された場合には(ステップS404においてYES)、枠内の文字列及び線を検出する(ステップS405)。ステップS404において、その部材符号を囲む部材符号枠が存在しない場合には(ステップS404においてNO)、CPU11aは、処理をステップS406へと移す。次に、CPU11aは、部材符号を所定の色(本実施の形態では青色)により描画する(ステップS406)。このステップS406の処理では、枠が存在する場合には部材符号、部材符号枠、検出された枠内の文字列及び線が青色で描画され、枠が検出されなかった場合には、部材符号のみが青色で描画される。その後、CPU11aは、ステップS408へ処理を移す。
ステップS403〜S406の処理を図5の例を用いて説明する。文字列41が選択されている場合、ステップS403において、梁符号を示す情報を含む文字列41の属性データがRAM11cに記憶される。そして、ステップS404においてG1の周囲の符号枠41aが検出され、ステップS405において枠内の文字列41b,41c,41d及び枠内の線41e,41fが検出される。次いで、ステップS406において、文字列41、符号枠41a、文字列41b,41c,41d、及び線41e,41fが青色で描画される。また、文字列43が選択されている場合には、ステップS403において、柱符号を示す情報を含む文字列43の属性データがRAM11cに記憶される。そして、ステップS404において、周囲の符号枠が存在しないと判定され、ステップS406において、「C6」の文字列43が青色で描画される。
ステップS402において、文字列データが部材符号を示すデータでない場合には(ステップS402においてNO)、CPU11aは、寸法値であることを示す情報を含むその文字列の属性データをRAM11cに記憶する(ステップS407)。上記の例で説明すると、文字列42が選択されている場合には、「3000」という文字列42の属性データが、寸法値であることを示す情報を含むものとしてRAM11cに記憶される。次に、CPU11aは、作画領域内の全ての文字列データについて上記の処理を行ったか否かを判定し(ステップS408)、未処理の文字列データが存在する場合には(ステップS408においてNO)、作画領域内に存在する未処理の文字列データを1つ選択し(ステップS409)、ステップS402へ処理を戻す。また、ステップS408において、作画領域内の全ての文字列データについて処理が終了した場合には(ステップS408においてYES)、CPU11aは、メインルーチンにおける寸法値認識処理の呼出アドレスに処理をリターンする。
次に、CPU11aは、寸法線認識処理を実行する(ステップS5)。この寸法線認識処理について更に詳しく説明する。図6は、寸法線認識処理の流れを示すフローチャートである。CPU11aは、まず、寸法値データを1つ選択し(ステップS501)、当該寸法値データが寸法線と関連づけるべき寸法値を示すものであるか否かを判定する(ステップS502)。ここで、寸法線と関連づけるべき寸法値とは、関連づけるべき寸法線が存在する寸法値のことをいい、部材符号枠の内部に位置する寸法値等は除外される。具体的には、ハードディスク11dの設計図面処理プログラム14aのプログラムコード内に、寸法線と対応づけられない寸法値に含まれる文字として、「+」、「−」、「±」が記憶されており、選択された寸法値と「+」、「−」、及び「±」とを比較することにより、選択された寸法値が、「+」、「−」、又は「±」で始まっていると判定された場合には、寸法線と関連づけるべき寸法値ではないものとされる。また、部材符号枠の内部に位置している寸法値は、寸法線と関連づけるべき寸法値ではないものとされる。このように、選択された寸法値が、寸法線と関連づけるべき寸法値でないと判定された場合には(ステップS502においてNO)、CPU11aは、処理をステップS506へと移す。
一方、ステップS502において、選択された寸法値が寸法線と関連づけるべき寸法値であると判定された場合には(ステップS502においてYES)、CPU11aは、その寸法値に対して、予め記憶された位置関係のルールに適合する線を寸法線として検出する(ステップS503)。この処理をさらに具体的に説明する。ハードディスク11dには、以下のような位置関係のルールが記憶されている。
(1)寸法値が横向き(文字が図中左右方向に並んでいる)の場合、寸法値よりも下に存在する線であって、寸法値から所定の距離範囲にある横長の線が寸法線である。
(2)寸法値が横向きであり、(1)の条件に合致する線が存在しない場合、寸法値よりも上に存在する線であって、寸法値から所定の距離範囲にある横長の線が寸法線である。
(3)寸法値が縦向き(文字が図中上下方向に並んでいる)の場合、寸法値よりも右に存在する線であって、寸法値から所定の距離範囲にある縦長の線が寸法線である。
(4)寸法値が縦向きであり、(3)の条件に合致する線が存在しない場合、寸法値よりも左に存在する線であって、寸法値から所定の距離範囲にある縦長の線が寸法線である。
CPU11aは、寸法値に対して上記の位置関係ルールに合致する線を検出する。つまり、寸法値が横向きの場合には、長手方向が横方向の線であって、寸法値よりも下に存在する線が優先的に検出され、寸法値が縦向きの場合には、長手方向が縦方向の線であって、寸法値よりも右に存在する線が優先的に検出される。優先的に検出する方向において寸法値の近傍(所定の距離範囲内)に長手方向が一致する線が存在しない場合には、その反対側の方向(寸法値が横向きの場合には寸法値よりも上方、寸法値が縦向きの場合には寸法値よりも左方)に存在する寸法値の近傍の線を検出する。例えば、図5に示す設計図面において、42の寸法値が選択されている場合には、この寸法値が縦向き(文字が図中上下方向に並んでいる)であるため、縦方向(図において上下方向)を長手方向とし、最も文字列42に近く、文字列42の右方に存在する線42aが検出される。また、寸法値44が選択されている場合には、この寸法値が横向き(文字が図中左右方向に並んでいる)であるため、横方向(図において左右方向)を長手方向とし、最も寸法値44に近く、文字列44の下方に存在する線44aが検出される。
次に、CPU11aは、このようにして検出された線の属性データをRAM11cに記憶する(ステップS504)。このとき、その寸法線の属性データは、寸法値であることを示す情報を含んでおり、その寸法線の検出に用いられた寸法値と関連づけられて記憶される。上記の例で説明すると、線42aの属性データは、寸法値42と関連づけられて記憶され、線44aの属性データは、寸法値44と関連づけられて記憶される。
次に、CPU11aは、関連づけた寸法値と寸法線とを所定の色(赤色)により描画する(ステップS505)。上記の例で説明すると、線42aと寸法値42とが赤色で描画され、線44aと寸法値44とが赤色で描画される。更に、CPU11aは、全ての寸法値データに対して上記の処理を行ったか否かを判定し(ステップS506)、未処理の寸法値データが存在する場合には(ステップS506においてNO)、未処理の寸法値データを1つ選択し(ステップS507)、ステップS502へと処理を戻す。ステップS506において全ての寸法値データについて処理を実施した場合には(ステップS506においてYES)、メインルーチンにおける寸法線認識処理の呼出アドレスに処理をリターンする。
次に、CPU11aは、通り芯認識処理を実行する(ステップS6)。この通り芯認識処理は、第1通り芯認識処理(ステップS61)と第2通り芯認識処理(ステップS62)とを含んでいる。第1通り芯認識処理(ステップS61)では、設計図面中の線の中から、寸法の定義の基準となる柱通り芯(以下、第1通り芯という)及び高さ方向基準線が認識される。第1通り芯には、通り芯図において、通り芯記号(「X1」、「Y1」等の文字列が一点鎖線で丸囲みされた記号として記載される。)が付されている。図5においても、第1通り芯45は、通り芯図において、通り芯記号45aによって特定される。また、高さ方向基準線は、軸組図において、階層記号(1階の場合には「1FL」、2階の場合には「2FL」等のように記載される。)が付されている。したがって、ステップS6の処理においては、CPU11aが設計図面中で通り芯記号及び階層記号を検出し、その通り芯記号・階層記号に対応する線を検出することにより、第1通り芯及び高さ方向基準線を認識する。また、ステップS6の処理では、第1通り芯及び高さ方向基準線と認識された線の属性データとして、第1通り芯又は高さ方向基準線であることを示す情報を含む属性データがRAM11cに保存され、これらの第1通り芯及び高さ方向基準線と、それぞれに対応する通り芯記号及び階層記号とを、所定の色(本実施の形態では緑色)で描画される。
第1通り芯認識処理を終了した後、CPU11aは、第2通り芯認識処理を実行し(ステップS62)、第1通り芯とは異なる通り芯であって、2本の平行な第1通り芯の間に存在し、それらの第1通り芯と平行な通り芯である第2通り芯を設計図面から認識する。第2通り芯は、第1通り芯を基準として位置が定義される。そのため、設計図面には通常2種類の第2通り芯が存在する。第1の種類の第2通り芯は、第1通り芯から直接に位置が定義される第2通り芯、つまり第1通り芯から寸法が指定される第2通り芯であり、第2の種類の第2通り芯は、第1通り芯から間接的に位置が定義される第2通り芯、つまり、平行な2本の第2通り芯間に存在しており、第2通り芯から寸法が指定される第2通り芯である。図7は、第2通り芯の存在する設計図面の一部の例を示す図である。図7に示す例では、2本の互いに平行な第1通り芯51及び52の間に、これらの第1通り芯51,52に平行な3本の第2通り芯53,54,55が存在する。第2通り芯53は、第1通り芯51から寸法が指定されている。これと同様に第2通り芯55は、第1通り芯52から寸法が指定されている。したがって、第2通り芯53及び55は、第1の種類の第2通り芯である。一方、第2通り芯54は、第1通り芯51,52から寸法指定されているものではなく、第2通り芯53、55から寸法指定されている。したがって、第2通り芯54は、第2の種類の第2通り芯ということになる。
また、第2通り芯は部材の通り芯であることから、その部材の寸法が第2通り芯を基準として定義されているという特徴を有している。このため、第2通り芯の条件として、部材の幅を示す寸法線と直交していること、及び、その線からの振分寸法(その線から部材の両端までの距離を示す寸法)が存在すること、が挙げられる。このことを図7を用いて説明する。第2通り芯53は、壁56の通り芯である。したがって、第2通り芯53は、壁56の幅寸法線56aに直交しており、第2通り芯53からの振分寸法56b,56cが第2通り芯53の両側に存在する。第2通り芯54及び55も同様に、壁の幅寸法線にそれぞれ直交しており、それぞれの両側に振分寸法線が存在している。
以上のような第2通り芯の特徴に基づいて、ステップS62においては第2通り芯が以下のようにして認識される。図8A及び図8Bは、第2通り芯認識処理の流れを示すフローチャートである。CPU11aは、まず、第1通り芯を一つ選択し(ステップS621)、この第1通り芯と平行な線であって、この第1通り芯から寸法指定されている線を検出する(ステップS622)。このステップS622の処理を具体的に説明すると、まず第1通り芯上、又は第1通り芯から延長された線(この線は寸法補助線と考えられる。)上に一方の端末記号(図7では黒丸)がある寸法線が検出され、その寸法線の他方の端末記号が存在する線が検出される。CPU11aは、RAM11cの属性データを参照して、このようにして検出された線が第1通り芯又は第2通り芯であるか否かを判定する(ステップS623)。
ステップS623において、検出された線が第1通り芯でなかった場合には(ステップS623においてNO)、CPU11aは、その線(以下、第2通り芯候補という)が、部材幅寸法線と直交しているか否かを判定する(ステップS624)。第2通り芯候補が部材幅寸法線と直交している場合には(ステップS624においてYES)、第2通り芯候補を基端とする一対の振分寸法線が存在するか否かを判定する(ステップS625)。このステップS625の処理においては、具体的には、一方の端末記号が第2通り芯候補の線又はその延長線上にある寸法線であって、ステップS624において交差が検出された部材幅寸法線が指示する線と同じ線(すなわち、その部材の形状を示す線の1つ)又はその延長線を他方の端末記号が指示している寸法線が、第2通り芯の両側にそれぞれ存在するか否かが判定される。ステップS625において、第2通り芯候補を基端とする一対の振分寸法線が存在する場合には(ステップS625においてYES)、この第2通り芯候補の線の属性データとして、第2通り芯であることを示す情報を含む属性データをRAM11cに記憶する(ステップS626)。次に、CPU11aは、以上のようにして第2通り芯として認識された線を所定の色(本実施の形態では緑色)により描画する(ステップS627)。
一方、ステップS623において第2通り芯候補が第1通り芯又は第2通り芯であった場合(ステップS623においてYES)、ステップS624において第2通り芯候補と直交する部材幅寸法線が存在しない場合(ステップS624においてNO)、又はステップS625において第2通り芯候補を基端とする一対の振分寸法線が存在しない場合(ステップS625においてNO)には、CPU11aは、選択されている第1通り芯から寸法指定されている全ての線が検出されたか否かを判定し(ステップS628)、未検出の線が存在する場合には(ステップS628においてNO)、既に検出された線を除き、選択されている第1通り芯から寸法指定されている、前記第1通り芯と平行な線を検出し(ステップS629)、処理をステップS623へと戻す。また、ステップS628において、選択されている第1通り芯から寸法指定された、この第1通り芯と平行な全ての線について上記の処理が完了している場合には(ステップS628においてYES)、この設計図面中の全ての第1通り芯について上記の処理を行ったか否かを判定し(ステップS630)、未処理の第1通り芯が存在する場合には(ステップS630においてNO)、未処理の第1通り芯の一つを選択し(ステップS631)、ステップS622へ処理を戻す。
また、CPU11aは、ステップS630において、この設計図面中の全ての第1通り芯について上記の処理を完了している場合には(ステップS630においてYES)、CPU11aは、第2通り芯を一つ選択し(ステップS632)、この第2通り芯と平行な線であって、この第1通り芯から寸法指定されている線を検出する(ステップS633)。ステップS634〜S638の処理は、ステップS623〜S627の処理と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS634において第2通り芯候補が第1通り芯であった場合(ステップS634においてNO)、ステップS635において第2通り芯候補と直交する部材幅寸法線が存在しない場合(ステップS635においてNO)、又はステップS636において第2通り芯候補を基端とする一対の振分寸法線が存在しない場合(ステップS636においてNO)には、CPU11aは、選択されている第2通り芯から寸法指定されている全ての線について上記の処理が行われたか否かを判定し(ステップS639)、未処理の線が存在する場合には(ステップS639においてNO)、未処理の線を検出し(ステップS640)、処理をステップS634へと戻す。また、ステップS639において、選択されている第2通り芯から寸法指定された、この第2通り芯と平行な全ての線について上記の処理が完了している場合には(ステップS639においてYES)、このRAM11cに属性データが記憶されている全ての第2通り芯について上記の処理を行ったか否かを判定し(ステップS641)、未処理の第2通り芯が存在する場合には(ステップS641においてNO)、未処理の第2通り芯の一つを選択し(ステップS642)、ステップS633へ処理を戻す。
また、CPU11aは、ステップS641において、このRAM11cに属性データが記憶されている全ての第2通り芯について上記の処理を完了している場合には(ステップS641においてYES)、メインルーチンにおける第2通り芯認識処理の呼出アドレスに処理をリターンする。
次に、CPU11aは、通り芯間寸法・高さ方向基準線間寸法認識処理を実行する(ステップS7)。この処理では、通り芯の間を指示する寸法線(2つの通り芯上又はその延長線上に端末記号が存在する寸法線)、及び高さ方向基準線間を指示する寸法線が認識され、その寸法線の属性データとして、通り芯間の寸法線又は高さ方向基準線間の寸法線であることを示す属性データがRAM11cに記憶される。
次に、CPU11aは、寸法補助線認識処理を実行する(ステップS8)。この処理では、寸法線の端末記号と重なっている線(つまり、その線上に寸法線の端末記号が存在している)が検出され、その線の線種が実線であること、及びその線の延長上に当該線と平行な別の線が存在していることを判定することにより、当該線が寸法補助線であるか否かが判定される。認識された寸法補助線は、その寸法線と関連づけられるべく、寸法補助線であることを示す属性データが前記寸法線と関連づけられて(例えば、属性データに当該寸法線を特定する情報を含める)RAM11cに記憶される。
次に、CPU11aは、認識された寸法補助線の向きを認識する(ステップS9)。この処理では、寸法線の端末記号の位置から、寸法補助線の両端のどちらが離れているかが判断され、その寸法補助線の向きが、端末記号から、その端末記号から離れている方の端点へ向かう方向であると認識される。更に、CPU11aは、対象物認識処理を実行する(ステップS10)。この対象物認識処理では、関連する寸法補助線を有する寸法線の場合には、寸法線補助線の向き、及び寸法補助線の延長上に存在する線に基づいて、寸法補助線のない寸法線の場合には、寸法線の端末記号に重なっている線に基づいて、その寸法と対応する対象物(部材)が認識される。また、この処理では、寸法値の属性データに、対応する認識された対象物を特定する情報を付加する等により、寸法値とその対象物との関連づけが行われる。その後、CPU11aは、処理を終了する。
以上のようにして設計図面データが処理された結果、画像表示部12の表示画面には、寸法値及び寸法線が赤色で描画され、部材符号が青色で描画され、通り芯及び高さ方向基準線が緑色で描画された設計図面が表示される。したがって、作業者はいずれの文字列が寸法値であるか、また部材符号であるかを容易に区別することが可能であり、また通り芯と寸法線とを容易に区別することが可能である。また、寸法値を認識し、その寸法値を他の文字と区別可能に表示するため、寸法値を記載すべき箇所に寸法値の記載漏れがないか、寸法値間での矛盾がないかを作業者が容易にチェックすることができる。
(その他の実施の形態)
以上のようにして処理された設計図面は、寸法値と部材符号とが区別されており、また、寸法値が指示する対象が特定されている。したがって、設計図面処理装置1は、以上の処理を行った後に、寸法値とその対象との関係から、建築物の仮想的な3次元モデルをCPU11aの演算により生成する構成とすることもできる。また、作業者が部材の位置や形状を修正又は変更するような操作を行った場合には、その部材の位置又は形状を規定する寸法値を自動的に修正するように設計図面処理装置1を構成することにより、設計図面処理装置1を2次元CADシステムとして利用可能としてもよい。
また、上述した実施の形態においては、ステップS62の第2通り芯認識処理において、第1通り芯又は第2通り芯を1つ選択し、第1通り芯又は第2通り芯から寸法指定されている線を第2通り芯候補とし、第2通り芯候補の中から第2通り芯の要件を満たすものを検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、隣り合う平行な2本の第1通り芯を一組選択し、これらの2本の第1通り芯と平行な線であって、2本の第1通り芯の間にある線を第2通り芯候補とし、第2通り芯候補の中から第2通り芯の要件を満たすものを検出する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態においては、1つのコンピュータ1aのCPU11aに設計図面処理プログラム14aを実行させることにより、このコンピュータ1aを設計図面処理装置1として機能させる構成について述べたが、これに限定されるものではなく、設計図面処理プログラム14aと実質的に同一の処理を実行するための専用のハードウェア回路により設計図面処理装置を構成することもできる。
また、上述した実施の形態においては、単一の設計図面処理装置1により設計図面処理プログラムの全ての処理を実行する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、上述した設計図面処理プログラムと同様の処理を、複数の装置(コンピュータ)により分散して実行する分散システムとすることも可能である。
上記の実施の形態においては、2次元CADデータ2と部材符号認識用辞書3とをハードディスク11dに記憶する構成としたが、これに限定されるものではない。他の実施形態として、ハードディスクを装置に複数設け、2次元CADデータ2と部材符号認識用辞書3とを異なるハードディスクに別個に記憶する構成としてもよい。また、インターネット等の通信ネットワークを通じて設計図面処理装置1を他の装置に接続し、2次元CADデータ2及び部材符号認識用辞書3の何れか又は両方を前記他の装置のハードディスク等の記憶装置に記憶し、他の装置が設計図面処理装置1の要求に応じて、2次元CADデータ2及び部材符号認識用辞書3の何れか又は両方を設計図面処理装置1に送信する構成としてもよい。
上述の設計図面処理装置によれば、2次元CADデータに含まれる寸法値以外の文字列、すなわち、部材符号を認識し、その部材符号を除いた文字列を寸法値として認識する。部材符号は、部材の種類を特定するための文字(柱の場合は「C」、梁の場合は「G]、「B」等)から始まるため、最初の1〜数文字が部材符号特有の文字に一致しているか否かを判定することによって容易に部材符号であるか否かを判別することが可能である。したがって、このように容易に認識することが可能な部材符号を認識することで、効率的且つ正確に寸法値を認識することが可能である。
上記の実施の形態では、2次元CADデータに含まれる寸法値以外の文字列を部材符号とし、2次元CADデータに含まれる文字列のうち、部材符号を特定し、部材符号と特定された文字列以外の文字列を、寸法値として認識する構成について述べたが、これに限定されるものではない。他の実施の形態として、2次元CADデータに含まれる寸法値以外の文字列に、設計図面内の凡例中の文字列、及び/又は、設計図面内の特記事項中の文字列を含めてもよい。この場合は、凡例の文字列を認識するための辞書データ及び/又は特記事項中の文字列を認識するための辞書データをハードディスク11dに記憶しておき、2次元CADデータに含まれる文字列中の文字と辞書データに登録されている文字とが比較され、これによって部材符号、凡例中の文字列及び/又は特記事項中の文字列が認識される。そして、このような部材符号、凡例中の文字列及び/又は特記事項中の文字列以外の文字列が寸法値として認識される。また、設計図面においては、建築物の部屋に対して割り当てられた部屋名を、対応する部屋の領域内に記載する場合がある。このような場合には、2次元CADデータに含まれる寸法値以外の文字列に、設計図面内の部屋名の文字列を含めてもよい。また、設計図面中の日本語を含む文字列は、寸法値ではない。このため、2次元CADデータに含まれる文字列中に日本語の文字(漢字、平仮名、及び片仮名の少なくとも1つ)が含まれている場合には、その文字列は寸法値以外の文字列として特定し、それ以外の文字列を寸法値として認識する構成とすることも可能である。また、日本語だけではなく、アルファベットを含む文字列も寸法値以外の文字列として特定し、それ以外の文字列を寸法値として認識する構成としてもよい。
また、設計図面中において、寸法値の近傍の位置には、その寸法値に対応する寸法線が存在する。更に、寸法値の向き(縦向き又は横向き)と、寸法線の長手方向(縦方向又は横方向)とは一致するという関係、及び寸法値の下側(横向きの寸法値の場合には下側、縦向きの寸法値の場合には右側)に対応する寸法線が存在するという関係がある。したがって、このような寸法値とその寸法値に対応する寸法線との関係を利用することにより、寸法値の向き及び位置から、対応する寸法線を容易に選定することが可能となる。
また、他の寸法との関係で、寸法値及び寸法線の組み合わせに間違いがないかどうかを判断し、間違いがないと判断された場合にはその寸法値及び寸法線の組み合わせを確定する構成としてもよい。例えば、図5における寸法値44は、通り芯45及び46の間の寸法線47aを、壁の通り芯48によって分割した一方の寸法線44aに対応する寸法値である。そのため、寸法線44aと分割した他方の寸法線49aとを合わせた長さは通り芯間の寸法線47aの長さと等しく、寸法値49(「1500」)と、この寸法値44(1500)との和が、下側の通り芯間の寸法値47(「6000」)と等しくなくてはならない。図5の場合では、この条件を満たしている。したがって、通り芯間寸法線47aと、寸法値47との組み合わせが確定しており、寸法線49aと寸法値49との組み合わせが確定している場合には、寸法値44に対応する寸法線を検出するときに、寸法線44aで上記の条件を満たすかどうか検証され、条件を満たす場合には、寸法線44aと寸法値44との組み合わせが確定される。このようにすることによって、寸法値又は寸法線の記載ミスを検出することができ、また、寸法線と寸法値との組み合わせに間違いが生じることを防止することができる。
また、設計図面中に含まれる寸法値には、「+」、「−」、「±」の正負符号から始まる寸法値、及び部材符号枠の内部の寸法値のように、対応する寸法線が存在しないものもある。本実施の形態では、上述したように、対応する寸法線が存在しない寸法値の特徴を利用して、寸法線と対応づけるべきでない寸法値を認識し、これら以外の寸法値を寸法線と対応づけるべき寸法値として認識する構成としている。これにより、寸法線と対応づけるべきでない寸法値を、寸法線ではない線と対応していると認識するような誤認識を防止することができる。
また、寸法線が寸法補助線を有する場合には、寸法線の延長線上には、通り芯、高さ方向基準線、又は対象物の外形線が存在する。寸法線が寸法補助線を有しない場合には、寸法線の両端(両方の端末記号)は、その寸法線の指示する対象(通り芯、高さ方向基準線、又は部材等の外形線)上に存在する。本実施の形態では、このような寸法線の性質を利用することにより、通り芯間の寸法線、高さ方向基準線間の寸法線を認識し、また寸法線が指示する対象物を認識する構成とした。これにより、寸法線が指示する対象を容易に特定することが可能となる。
本発明の設計図面処理装置及びコンピュータプログラムは、複数のデータ形式の設計図面データを取り扱うことができる設計図面処理装置及びそのコンピュータプログラムなどとして有用である。
本発明の実施の形態に係る設計図面処理装置の構成を示すブロック図。 部材符号認識用辞書の構成を模式的に示す図。 本発明の実施の形態に係る設計図面処理プログラムの処理の流れを示すフローチャート。 寸法値認識処理の流れを示すフローチャート。 設計図面の一例を示す図。 寸法線認識処理の流れを示すフローチャート。 第2通り芯の存在する設計図面の一部の例を示す図。 第2通り芯認識処理の前半部分の流れを示すフローチャート。 第2通り芯認識処理の後半部分の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 設計図面処理装置
1a コンピュータ
11 本体
11a CPU
11c RAM
11d ハードディスク
11e 読出装置
12 画像表示部
13 入力部
14a 設計図面処理プログラム
2 2次元CADデータ
3 部材符号認識用辞書
31 柱符号認識用辞書
32 梁符号認識用辞書
33 スラブ符号認識用辞書
34 壁符号認識用辞書
35 ベース符号認識用辞書
36 杭符号認識用辞書
41 部材符号
41a 符号枠
41b,41c,41d, 文字列
41e,41f 線
42 寸法値
42a 寸法線
51,52 第1通り芯
53,54,55 第2通り芯
56a 幅寸法線
56b,56c 振分寸法

Claims (10)

  1. 建築物の構成部材の形状を表す図形並びに前記構成部材に関する寸法線及び寸法値を含み、1又は複数の文字からなる文字列と線とを区別可能に構成された設計図面データと、設計図面データに含まれる文字列のうち、寸法値を除く文字列に含まれる1又は複数の特定の文字を示す辞書データとを記憶する記憶手段と、
    前記設計図面データに含まれる文字列中の文字と、前記辞書データが示す文字とを比較して、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、寸法値を除く文字列を特定し、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、特定された文字列以外の文字列を寸法値として認識する寸法値認識手段と、
    前記寸法値認識手段によって認識された寸法値に基づいて、前記設計図面データに含まれる線の中から前記寸法値に対応する寸法線を認識する寸法線認識手段と
    を備える、設計図面処理装置。
  2. 前記寸法線認識手段は、前記寸法値認識手段によって認識された寸法値の位置及び向きと、前記設計図面データに含まれる線の位置及び方向とに基づいて、前記設計図面データに含まれる線の中から前記寸法値に対応する寸法線を認識するように構成されている、請求項1に記載の設計図面処理装置。
  3. 前記記憶手段は、建築物の構成部材を特定するために用いられる部材符号に含まれる文字を示す前記辞書データを記憶しており、
    前記寸法値認識手段は、前記設計図面データに含まれる文字列中の文字と、前記辞書データが示す文字とを比較して、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、前記部材符号を特定し、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、特定された部材符号以外の文字列を寸法値として認識するように構成されている、請求項1又は2に記載の設計図面処理装置。
  4. 前記寸法値認識手段によって認識された寸法値の中から、寸法線と対応づけるべき寸法値を選定する寸法値選定手段を更に備え、
    前記寸法線認識手段は、前記寸法値選定手段によって選定された寸法値に対応する寸法線を認識するように構成されている、請求項1乃至3の何れかに記載の設計図面処理装置。
  5. 前記記憶手段は、寸法線と対応づけられない寸法値に含まれる特定の文字を記憶しており、
    前記寸法値選定手段は、寸法値に含まれる文字と前記記憶手段に記憶されている前記特定の文字とを比較することにより、前記特定の文字を含む寸法値を認識し、当該寸法値を、寸法線と対応づけるべき寸法値から除外するように構成されている請求項4に記載の設計図面処理装置。
  6. 前記寸法線認識手段によって認識された寸法線に基づいて、当該寸法線が指示する対象を特定する対象特定手段を更に備える、請求項1乃至5の何れかに記載の設計図面処理装置。
  7. 前記設計図面データに含まれる線のうち、通り芯を認識する通り芯認識手段を更に備え、
    前記対象特定手段は、2つの通り芯で終端している寸法線の対象として、前記2つの通り芯の間を特定するように構成されている、請求項6に記載の設計図面処理装置。
  8. 前記通り芯認識手段は、
    柱の通り芯である第1の通り芯を認識する第1の通り芯認識手段と、
    2つの平行な前記第1の通り芯の間に配置される第2の取り芯を認識する第2の通り芯認識手段と
    を備える、請求項7に記載の設計図面処理装置。
  9. 前記第2の通り芯認識手段は、第1の通り芯及び寸法線とは異なる線を選択し、選択された線が寸法線と交差するように配置されているか否かを判定することにより、第2の通り芯を認識するように構成されている請求項8に記載の設計図面処理装置。
  10. 建築物の設計図面を表しており、1又は複数の文字からなる文字列と線とを区別可能に構成された設計図面データに含まれる文字列のうち、寸法値を除く文字列に含まれる1又は複数の特定の文字を示す辞書データを記憶する記憶手段を備えるコンピュータを、
    設計図面データに含まれる文字列中の文字と、前記辞書データが示す文字とを比較して、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、寸法値を除く文字列を特定し、前記設計図面データに含まれる文字列のうち、特定された文字列以外の文字列を寸法値として認識する寸法値認識手段と、
    前記寸法値認識手段によって認識された寸法値に基づいて、前記設計図面データから前記寸法値に対応する寸法線を認識する寸法線認識手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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