JP2009276848A - 運転状態推定装置、及び運転状態推定方法 - Google Patents

運転状態推定装置、及び運転状態推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置、及び運転状態推定方法を提供する。
【解決手段】運転状態推定装置であって、ドライバの顔を撮像する顔撮像部と、顔撮像部が撮像した顔画像からマスクの外形線を認識する外形線認識部と、外形線認識部が認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、顔の向きの少なくとも一方を認識する顔状態認識部と、顔状態認識部が眼の開度を認識する場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識部が顔の向きを認識する場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転状態推定装置、及び運転状態推定方法に関し、より特定的には、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置、及び運転状態推定方法に関する。
従来、ドライバの運転状態を推定する技術として、ドライバの顔を撮像し、撮像した顔画像から得られるドライバの鼻孔の位置に基づいて、眼の位置を特定して眼の開度、及び顔の向きを判定することによって、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−5952号公報
しかしながら、上述した従来の運転状態推定装置では、運転中にドライバがマスクを装着している場合、マスクによって鼻孔が隠蔽され、撮像した顔画像から鼻孔の位置が特定できない。
そのため、眼の位置を特定して眼の開度を判定したり、顔の向きを判定したりすることができず、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定することができないと共に、脇見状態であるか否かを推定することができない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされた。すなわち、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置、及び運転状態推定方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、ドライバの運転状態を推定する運転状態推定装置に向けられている。本発明は、ドライバの顔を撮像する顔撮像部と、顔撮像部が撮像した顔画像からマスクの外形線を認識する外形線認識部と、外形線認識部が認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、もしくは顔の向きの少なくとも一方を認識する顔状態認識部と、顔状態認識部が眼の開度を認識する場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識部が顔の向きを認識する場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定部とを備える。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
また、顔撮像部が撮像した顔画像からドライバの鼻孔位置を認識する鼻孔位置認識部と、鼻孔位置認識部が顔画像からドライバの鼻孔位置を認識できない場合に、当該ドライバに発声を要求する発声要求部と、発声要求部の要求に応答してドライバが発声した音声を取得する音声取得部と、音声取得部が取得した音声を周波数分析することによって、ドライバがマスクを装着しているか否かを推定するマスク装着推定部とを更に備え、顔状態認識部は、マスク装着推定部がマスクを装着していると推定した場合に、外形線認識部が認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識し、運転状態推定部は、顔状態認識部が認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、顔状態認識部が認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定することが好ましい。
これにより、ドライバがマスクをしていることを確実に推定でき、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
また、マスク装着推定部は、ドライバがマスク装着時に発声した場合の音声の周波数を予め記憶しており、当該記憶されている音声の周波数と前記音声取得部が取得した音声の周波数とが類似する場合に、ドライバがマスクを装着していると推定することが好ましい。
これにより、ドライバがマスクをしていることを確実に推定でき、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
また、外形線認識部は、前記顔撮像部が撮像した顔画像中の白色の四角形状の外形線をマスクの外形線として認識することが好ましい。
これにより、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定でき、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
また、マスク装着推定部がマスクを装着していると推定した場合に、外形線認識部が認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの鼻孔位置を推定する鼻孔位置推定部を更に備え、顔状態認識部は、前記鼻孔位置推定部が推定した鼻孔位置に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、もしくは顔の向きの少なくとも一方を認識し、運転状態推定部は、顔状態認識部が眼の開度を認識する場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、顔状態認識部が顔の向きを認識する場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定することが好ましい。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
また、運転状態推定部は、前記顔状態認識部が認識した眼の開度が所定距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、前記顔状態認識部が認識した顔の向きが正面に対して所定角以上をなす向きである状態が所定時間継続した場合に脇見状態であると推定することが好ましい。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、ドライバが閉眼状態であるか否かを確実に推定すると共に、脇見状態であるか否かを確実に推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
本発明の第2の局面は、ドライバの運転状態を推定する運転状態推定装置に向けられている。本発明は、ドライバの顔を撮像する顔撮像部と、顔撮像部が撮像した顔画像に対応するドライバの顔のサーモグラフ画像を取得するサーモグラフ画像取得部と、サーモグラフ画像取得部が取得した顔のサーモグラフに基づいて、顔撮像部が撮像した顔画像中の所定の温度よりも低い温度を示す顔の部分を鼻孔位置として推定する鼻孔位置推定部と、鼻孔位置推定部が推定した鼻孔位置に基づいて、顔撮像部が撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識する顔状態認識部と、顔状態認識部が認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、顔状態認識部が認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定部とを備える。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、サーモグラフにより鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
また、運転状態推定部は、顔状態認識部が認識した眼の開度が所定距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、前記顔状態認識部が認識した顔の向きが正面に対して所定角以上をなす向きである状態が所定時間継続した場合に脇見状態であると推定することが好ましい。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、サーモグラフにより鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを確実に推定すると共に、脇見状態であるか否かを確実に推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
本発明の第3の局面は、ドライバの運転状態を推定する運転状態推定方法に向けられている。本発明は、ドライバの顔を撮像する顔撮像ステップと、顔撮像ステップで撮像した顔画像からマスクの外形線を認識する外形線認識ステップと、外形線認識ステップで認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、もしくは顔の向きの少なくとも一方を認識する顔状態認識ステップと、顔状態認識ステップで眼の開度を認識する場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、顔状態認識ステップで顔の向きを認識する場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定部とを備える。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定方法を提供することができる。
また、顔撮像部が撮像した顔画像からドライバの鼻孔位置を認識する鼻孔位置認識ステップと、鼻孔位置認識ステップで顔画像からドライバの鼻孔位置を認識できない場合に、当該ドライバに発声を要求する発声要求ステップと、発声要求ステップでの要求に応答してドライバが発声した音声を取得する音声取得ステップと、音声取得ステップで取得した音声を周波数分析することによって、ドライバがマスクを装着しているか否かを推定するマスク装着推定ステップとを更に備え、顔状態認識ステップでは、前記マスク装着推定ステップでマスクを装着していると推定した場合に、外形線認識ステップで認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識し、運転状態推定ステップでは、顔状態認識ステップで認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、顔状態認識ステップで認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定することが好ましい。
これにより、ドライバがマスクをしていることを確実に推定でき、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定方法を提供することができる。
また、マスク装着推定ステップでは、ドライバがマスク装着時に発声した場合の音声の周波数を予め記憶しており、当該記憶されている音声の周波数と前記音声取得ステップで取得した音声の周波数とが類似する場合に、ドライバがマスクを装着していると推定することが好ましい。
これにより、ドライバがマスクをしていることを確実に推定でき、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定方法を提供することができる。
また、外形線認識ステップでは、顔撮像ステップで撮像した顔画像中の白色の四角形状の外形線をマスクの外形線として認識することが好ましい。
これにより、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定でき、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定方法を提供することができる。
また、マスク装着推定ステップでマスクを装着していると推定された場合に、外形線認識ステップで認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの鼻孔位置を推定する鼻孔位置推定ステップを更に備え、顔状態認識ステップでは、前記鼻孔位置推定ステップで推定した鼻孔位置に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、もしくは顔の向きの少なくとも一方を認識し、運転状態推定ステップでは、顔状態認識ステップで眼の開度を認識する場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、顔状態認識ステップで顔の向きを認識する場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定することが好ましい。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定方法を提供することができる。
また、運転状態推定ステップでは、前記顔状態認識ステップで認識した眼の開度が所定距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、前記顔状態認識ステップで認識した顔の向きが正面に対して所定角以上をなす向きである状態が所定時間継続した場合に脇見状態であると推定することが好ましい。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、サーモグラフにより鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを確実に推定すると共に、脇見状態であるか否かを確実に推定することができる運転状態推定装置を提供することができる。
本発明の第4の局面は、ドライバの運転状態を推定する運転状態推定方法に向けられている。本発明は、ドライバの顔を撮像する顔撮像ステップと、顔撮像ステップで撮像した顔画像に対応するドライバの顔のサーモグラフ画像を取得するサーモグラフ画像取得ステップと、サーモグラフ画像取得ステップで取得した顔のサーモグラフに基づいて、前記顔撮像ステップで撮像した顔画像中の所定の温度よりも低い温度を示す顔の部分を鼻孔位置として推定する鼻孔位置推定ステップと、鼻孔位置推定ステップで推定した鼻孔位置に基づいて、顔撮像ステップで撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識する顔状態認識ステップと、顔状態認識ステップで認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、顔状態認識ステップで認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定ステップとを備える。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、サーモグラフにより鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定方法を提供することができる。
また、運転状態推定ステップでは、顔状態認識ステップで認識した眼の開度が所定距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、顔状態認識ステップで認識した顔の向きが正面に対して所定角以上をなす向きである状態が所定時間継続した場合に脇見状態であると推定することが好ましい。
これにより、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、サーモグラフにより鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを確実に推定すると共に、脇見状態であるか否かを確実に推定することができる運転状態推定方法を提供することができる。
運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置、及び運転状態推定方法を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る運転状態推定装置について、図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る運転状態推定装置100の全体構成を示すブロック図である。図1において、運転状態推定装置100は、顔撮像部110、鼻孔位置認識部120、発声要求部130、音声取得部140、マスク装着推定部150、外形線認識部160、鼻孔位置推定部170、顔状態認識部180、及び運転状態推定部190を備える。
顔撮像部110は、ドライバの顔を撮像できる位置に配置されたドライバの顔を撮像する、例えばカメラである。カメラASSYの中に、赤外線カメラとLEDが搭載されている。
鼻孔位置認識部120は、顔撮像部110が撮像したドライバの顔画像を画像認識することによって、鼻孔位置を認識する。
発声要求部130は、鼻孔位置認識部120がドライバの鼻孔位置を認識できない場合に、音声案内、及び/又は表示案内によってドライバに発声を要求する。
音声取得部140は、発声要求部130の発声要求に応答してドライバが発声した音声を取得する、例えばマイクである。
マスク装着推定部150は、音声取得部140が取得した音声を周波数分析することによって、ドライバがマスクを装着しているか否かを推定する。すなわち、マスク装着推定部150は、ドライバがマスク装着時に発声した場合の音声の周波数を予め記憶しており、当該記憶されている音声の周波数f1と音声取得部140が取得した音声のFFT演算によって得られる周波数f2とが、図2に示すように類似する場合に、ドライバがマスクを装着していると推定する。これにより、ドライバがマスクをしていることを確実に推定できる。
外形線認識部160は、顔撮像部110が撮像した顔画像を画像認識することによって、顔撮像部110が撮像した顔画像中の白色の四角形状の外形線をマスクの外形線として認識する。なお、外形線認識部160は、顔撮像部110が撮像した顔画像を画像認識することによって、顔撮像部110が撮像した顔画像中の略楕円形状の顔の外形線を認識してもよい。
鼻孔位置推定部170は、図3に示すように、顔撮像部110が撮像した顔画像中の外形線認識部160が認識した四角形状のマスクの外形線L1の横方向の中央、縦方向の上辺から約1センチメートルの位置を鼻孔位置Nと推定する。これにより、マスクの外形線に基づいて鼻孔の位置を推定できる。なお、鼻孔位置推定部170は、顔撮像部110が撮像した顔画像中の外形線認識部160が認識した略楕円形状の顔の外形線L2の略中央の位置を鼻孔位置Nと推定してもよい。
顔状態認識部180は、鼻孔位置推定部170が推定した鼻孔位置に基づいて、顔撮像部110が撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識し、認識データを運転状態推定部190へ出力する。
運転状態推定部190には、プリクラッシュ制御システム等の車両を制御するシステムが含まれる。運転状態推定部190は、眼の開度が所定の距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、顔向き角度が正面に対して所定角以上をなす状態が所定時間継続した場合にドライバが脇見状態であると推定する。プリクラッシュ制御システムは、このようなドライバの運転状態の推定により、車両と障害物との衝突の危険を報ずる警告や、衝突回避走行の制御などを実行するタイミングをドライバの疲れ具合等に応じて決定する。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る運転状態推定装置100の動作について、図4のフロー図に従って説明する。
まず、顔撮像部110は、ドライバの顔を撮像する(ステップS401)。次に、鼻孔位置推定部170は、顔撮像部110が撮像した顔画像から鼻孔位置が認識できたか否かを判定する(ステップS402)。
ステップS402において、鼻孔位置を認識できたと判定された場合、鼻孔位置推定部170は、鼻孔位置を特定する(ステップS402→ステップS411)。鼻孔位置の特定がなされると、顔状態認識部180は、鼻孔位置推定部170が特定した鼻孔位置に基づいて、顔撮像部110が撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識する(ステップS411→ステップS409)。顔状態が認識されると、運転状態推定部190は、眼の開度が所定の距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、顔向き角度が正面に対して所定角以上をなす状態が所定時間継続した場合にドライバが脇見状態であると推定する(ステップS409→ステップS410)。
一方、ステップS402において、鼻孔位置を認識できたと判定されなかった場合、発声要求部130は、ドライバに発声を要求する(ステップS403)。音声取得部140は、発声要求に応答してドライバが発声した音声を取得する(ステップS404)。音声が取得されると、マスク装着推定部150は、音声取得部140が取得した音声を周波数分析する(ステップS405)。マスク装着推定部150は、周波数分析の結果、ドライバがマスクを装着しているか否かを推定する(ステップS406)。
ステップS406において、マスクを装着していないと推定された場合、鼻孔位置推定部170は、鼻孔位置を特定する(ステップS406→ステップS411)。鼻孔位置の特定がなされると、顔状態認識部180は、鼻孔位置推定部170が特定した鼻孔位置に基づいて、顔撮像部110が撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識する(ステップS411→ステップS409)。顔状態が認識されると、運転状態推定部190は、眼の開度が所定の距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、顔向き角度が正面に対して所定角以上をなす状態が所定時間継続した場合にドライバが脇見状態であると推定する(ステップS409→ステップS410)。
一方、ステップS406において、マスクを装着していると推定された場合、外形線認識部160は、顔撮像部110が撮像した顔画像を画像認識することによって、顔撮像部110が撮像した顔画像中の白色の四角形状の外形線をマスクの外形線として認識する(ステップS407)。マスクの外形線の認識がなされると、鼻孔位置推定部170は、顔撮像部110が撮像した顔画像中の外形線認識部160が認識した四角形状のマスクの外形線に基づいて、鼻孔位置を推定する(ステップS408)。鼻孔位置の推定がなされると、顔状態認識部180は、鼻孔位置推定部170が推定した鼻孔位置に基づいて、顔撮像部110が撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識する(ステップS408→ステップS409)。顔状態が認識されると、運転状態推定部190は、眼の開度が所定の距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、顔向き角度が正面に対して所定角以上をなす状態が所定時間継続した場合にドライバが脇見状態であると推定する(ステップS409→ステップS410)。
このように、本発明によれば、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置、及び運転状態推定方法を提供することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施の形態に係る運転状態推定装置について、図面に従って詳細に説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る運転状態推定装置200の全体構成を示すブロック図である。図5において、運転状態推定装置200は、顔撮像部210、サーモグラフ画像取得部220、鼻孔位置推定部230、顔状態認識部240、及び運転状態推定部250を備える。
顔撮像部110は、ドライバの顔を撮像できる位置に配置されたドライバの顔を撮像する、例えばカメラである。カメラASSYの中に、赤外線カメラとLEDが搭載されている。
サーモグラフ画像取得部220は、顔撮像部210が撮像した顔画像に対応するドライバの顔のサーモグラフ画像を取得する。
鼻孔位置推定部230は、サーモグラフ画像取得部220が取得した顔のサーモグラフに基づいて、顔撮像部210が撮像した顔画像中の所定の温度よりも低い温度を示す顔の部分を鼻孔位置として推定する。
顔状態認識部240は、鼻孔位置推定部230が推定した鼻孔位置に基づいて、顔撮像部210が撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識し、認識データを運転状態推定部250へ出力する。
運転状態推定部250は、眼の開度が所定の距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、顔向き角度が正面に対して所定角以上をなす状態が所定時間継続した場合にドライバが脇見状態であると推定する。
以下、本発明の第2の実施の形態に係る運転状態推定装置200の動作について、図6のフロー図に従って説明する。
まず、顔撮像部210は、ドライバの顔を撮像する(ステップS601)。次に、サーモグラフ画像取得部220は、顔撮像部210が撮像した顔画像に対応するドライバの顔のサーモグラフ画像を取得する(ステップS602)。
サーモグラフ画像が取得されると、鼻孔位置推定部230は、サーモグラフ画像取得部220が取得した顔のサーモグラフに基づいて、顔撮像部210が撮像した顔画像中の所定の温度よりも低い温度を示す顔の部分を鼻孔位置として推定する(ステップS603)。
鼻孔位置が推定されると、顔状態認識部240は、鼻孔位置推定部230が推定した鼻孔位置に基づいて、顔撮像部210が撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識する(ステップS604)。
運転状態推定部250は、眼の開度が所定の距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、顔向き角度が正面に対して所定角以上をなす状態が所定時間継続した場合にドライバが脇見状態であると推定する(ステップS605)。
このように、本発明によれば、運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、サーモグラフにより鼻孔の位置を推定することで、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置、及び運転状態推定方法を提供することができる。
上記実施の形態で説明した構成は、単に具体例を示すものであり、本願発明の技術的範囲を制限するものではない。本願の効果を奏する範囲において、任意の構成を採用することが可能である。
運転中にドライバがマスクを装着していたとしても、マスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定し、ドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、脇見状態であるか否かを推定することができる運転状態推定装置、及び運転状態推定方法等として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る運転状態推定装置の全体構成を示すブロック図 音声の周波数分析に係る模式図 鼻孔位置の推定の様子を示す模式図 本発明の第1の実施の形態に係る運転状態推定装置の動作を示すフロー図 本発明の第2の実施の形態に係る運転状態推定装置の全体構成を示すブロック図 本発明の第2の実施の形態に係る運転状態推定装置の動作を示すフロー図
符号の説明
100 運転状態推定装置
110 顔撮像部
120 鼻孔位置認識部
130 発声要求部
140 音声取得部
150 マスク装着推定部
160 外形線認識部
170 鼻孔位置推定部
180 顔状態認識部
190 運転状態推定部
200 運転状態推定装置
210 顔撮像部
220 サーモグラフ画像取得部
230 鼻孔位置推定部
240 顔状態認識部
250 運転状態推定部

Claims (16)

  1. ドライバの運転状態を推定する運転状態推定装置であって、
    ドライバの顔を撮像する顔撮像部と、
    前記顔撮像部が撮像した顔画像からマスクの外形線を認識する外形線認識部と、
    前記外形線認識部が認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、もしくは顔の向きの少なくとも一方を認識する顔状態認識部と、
    前記顔状態認識部が眼の開度を認識する場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識部が顔の向きを認識する場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定部とを備える、運転状態推定装置。
  2. 前記顔撮像部が撮像した顔画像からドライバの鼻孔位置を認識する鼻孔位置認識部と、
    前記鼻孔位置認識部が顔画像からドライバの鼻孔位置を認識できない場合に、当該ドライバに発声を要求する発声要求部と、
    前記発声要求部の要求に応答してドライバが発声した音声を取得する音声取得部と、
    前記音声取得部が取得した音声を周波数分析することによって、ドライバがマスクを装着しているか否かを推定するマスク装着推定部とを更に備え、
    前記顔状態認識部は、前記マスク装着推定部がマスクを装着していると推定した場合に、前記外形線認識部が認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識し、
    前記運転状態推定部は、前記顔状態認識部が認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識部が認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定することを特徴とする、請求項1に記載の運転状態推定装置。
  3. 前記マスク装着推定部は、ドライバがマスク装着時に発声した場合の音声の周波数を予め記憶しており、当該記憶されている音声の周波数と前記音声取得部が取得した音声の周波数とが類似する場合に、ドライバがマスクを装着していると推定することを特徴とする、請求項2に記載の運転状態推定装置。
  4. 前記外形線認識部は、前記顔撮像部が撮像した顔画像中の白色の四角形状の外形線をマスクの外形線として認識することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の運転状態推定装置。
  5. 前記マスク装着推定部がマスクを装着していると推定した場合に、前記外形線認識部が認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの鼻孔位置を推定する鼻孔位置推定部を更に備え、
    前記顔状態認識部は、前記鼻孔位置推定部が推定した鼻孔位置に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、もしくは顔の向きの少なくとも一方を認識し、
    前記運転状態推定部は、前記顔状態認識部が眼の開度を認識した場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識部が顔の向きを認識した場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定することを特徴とする、請求項1に記載の運転状態推定装置。
  6. 前記運転状態推定部は、前記顔状態認識部が認識した眼の開度が所定距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、前記顔状態認識部が認識した顔の向きが正面に対して所定角以上をなす向きである状態が所定時間継続した場合に脇見状態であると推定することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の運転状態推定装置。
  7. ドライバの運転状態を推定する運転状態推定装置であって、
    ドライバの顔を撮像する顔撮像部と、
    前記顔撮像部が撮像した顔画像に対応するドライバの顔のサーモグラフ画像を取得するサーモグラフ画像取得部と、
    前記サーモグラフ画像取得部が取得した顔のサーモグラフに基づいて、前記顔撮像部が撮像した顔画像中の所定の温度よりも低い温度を示す顔の部分を鼻孔位置として推定する鼻孔位置推定部と、
    前記鼻孔位置推定部が推定した鼻孔位置に基づいて、前記顔撮像部が撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識する顔状態認識部と、
    前記顔状態認識部が認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識部が認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定部とを備える、運転状態推定装置。
  8. 前記運転状態推定部は、前記顔状態認識部が認識した眼の開度が所定距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、前記顔状態認識部が認識した顔の向きが正面に対して所定角以上をなす向きである状態が所定時間継続した場合に脇見状態であると推定することを特徴とする、請求項5に記載の運転状態推定装置。
  9. ドライバの運転状態を推定する運転状態推定方法であって、
    ドライバの顔を撮像する顔撮像ステップと、
    前記顔撮像ステップで撮像した顔画像からマスクの外形線を認識する外形線認識ステップと、
    前記外形線認識ステップで認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、もしくは顔の向きの少なくとも一方を認識する顔状態認識ステップと、
    前記顔状態認識ステップで眼の開度を認識する場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識ステップで顔の向きを認識する場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定部とを備える、運転状態推定方法。
  10. 前記顔撮像部が撮像した顔画像からドライバの鼻孔位置を認識する鼻孔位置認識ステップと、
    前記鼻孔位置認識ステップで顔画像からドライバの鼻孔位置を認識できない場合に、当該ドライバに発声を要求する発声要求ステップと、
    前記発声要求ステップでの要求に応答してドライバが発声した音声を取得する音声取得ステップと、
    前記音声取得ステップで取得した音声を周波数分析することによって、ドライバがマスクを装着しているか否かを推定するマスク装着推定ステップとを更に備え、
    前記顔状態認識ステップでは、前記マスク装着推定ステップでマスクを装着していると推定した場合に、前記外形線認識ステップで認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識し、
    前記運転状態推定ステップでは、前記顔状態認識ステップで認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識ステップで認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定することを特徴とする、請求項9に記載の運転状態推定方法。
  11. 前記マスク装着推定ステップでは、ドライバがマスク装着時に発声した場合の音声の周波数を予め記憶しており、当該記憶されている音声の周波数と前記音声取得ステップで取得した音声の周波数とが類似する場合に、ドライバがマスクを装着していると推定することを特徴とする、請求項10に記載の運転状態推定方法。
  12. 前記外形線認識ステップでは、前記顔撮像ステップで撮像した顔画像中の白色の四角形状の外形線をマスクの外形線として認識することを特徴とする、請求項9〜11のいずれかに記載の運転状態推定方法。
  13. 前記マスク装着推定ステップでマスクを装着していると推定された場合に、前記外形線認識ステップで認識したマスクの外形線に基づいて、ドライバの鼻孔位置を推定する鼻孔位置推定ステップを更に備え、
    前記顔状態認識ステップでは、前記鼻孔位置推定ステップで推定した鼻孔位置に基づいて、ドライバの眼の位置を特定して眼の開度、もしくは顔の向きの少なくとも一方を認識し、
    前記運転状態推定ステップでは、前記顔状態認識ステップで眼の開度を認識する場合は、認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識ステップで顔の向きを認識する場合は、認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定することを特徴とする、請求項9に記載の運転状態推定方法。
  14. 前記運転状態推定ステップでは、前記顔状態認識ステップで認識した眼の開度が所定距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、前記顔状態認識ステップで認識した顔の向きが正面に対して所定角以上をなす向きである状態が所定時間継続した場合に脇見状態であると推定することを特徴とする、請求項9〜13のいずれかに記載の運転状態推定方法。
  15. ドライバの運転状態を推定する運転状態推定方法であって、
    ドライバの顔を撮像する顔撮像ステップと、
    前記顔撮像ステップで撮像した顔画像に対応するドライバの顔のサーモグラフ画像を取得するサーモグラフ画像取得ステップと、
    前記サーモグラフ画像取得ステップで取得した顔のサーモグラフに基づいて、前記顔撮像ステップで撮像した顔画像中の所定の温度よりも低い温度を示す顔の部分を鼻孔位置として推定する鼻孔位置推定ステップと、
    前記鼻孔位置推定ステップで推定した鼻孔位置に基づいて、前記顔撮像ステップで撮像した顔画像からドライバの眼の位置を特定して眼の開度を認識すると共に、顔の向きを認識する顔状態認識ステップと、
    前記顔状態認識ステップで認識した眼の開度からドライバが閉眼状態であるか否かを推定すると共に、前記顔状態認識ステップで認識した顔の向きから脇見状態であるか否かを推定する運転状態推定ステップとを備える、運転状態推定方法。
  16. 前記運転状態推定ステップでは、前記顔状態認識ステップで認識した眼の開度が所定距離以下である状態が所定時間継続した場合にドライバが閉眼状態であると推定し、前記顔状態認識ステップで認識した顔の向きが正面に対して所定角以上をなす向きである状態が所定時間継続した場合に脇見状態であると推定することを特徴とする、請求項15に記載の運転状態推定方法。
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