JP2009276268A - 信号処理方法および信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】センサの出力信号に対するA/D変換処理で得られた信号に対して高域雑音除去処理を行い、得られた処理信号Yのスペクトラムを解析し(S2、S3)、低域雑音成分がある場合、処理信号Yに対する移相処理によって生じる振幅誤差を補償するために固定ゲインによるゲイン補償を行い、その補償した信号から互いに直交する移相信号を生成し、低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数を求め、さらに周波数変動に伴う振幅誤差を検出し、それらの情報に基づいて除去対象の雑音成分と同振幅で逆位相の雑音信号を生成し、元の入力処理信号と加算し雑音成分を除去する(S5〜S10)。さらに除去すべき雑音成分がある場合には上記処理S5〜S10を繰り返す。
【選択図】図1
Description
センサの出力信号に対するA/D変換処理で得られた時系列の信号を入力信号として受け、該入力信号に含まれる所定周波数(Fa)より高い高域雑音成分を除去し、該高域雑音成分が除去された第1処理信号(Y(k))から前記所定周波数以下の低域雑音成分を除去して、前記入力信号の直流成分を求める信号処理方法であって、
前記低域雑音成分を除去する処理は、
移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで前記第1処理信号を増幅する段階(S5)と、
前記増幅された信号に対して、ヒルベルト変換処理を2段行い、前記増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号(Ni)と、該第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号(Nq)とを生成する段階(S6)と、
前記第1移相信号と第2移相信号とに基づいて、前記増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出する段階(S7)と、
前記算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出する段階(S8)と、
前記算出した瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および前記瞬時振幅の誤差に基づいて前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成する段階(S9)と、
前記第1処理信号と前記第1雑音信号とを加算して、前記第1処理信号から前記除去対象の低域雑音成分を除去した第2処理信号(Z(k))を求める段階(S10)とを含むことを特徴とする。
前記低域雑音成分を除去する処理は、
前記固定ゲインで処理信号を増幅する処理から、処理信号と生成した雑音信号とを加算して低域雑音成分を除去するまでの一連の処理(S5〜S10)を、前記第2処理信号に含まれる各雑音成分に対して繰り返し行う(S11、12)ことを特徴とする。
センサ(11)の出力信号に対するA/D変換処理を行うA/D変換器(21)と、
前記A/D変換器の出力信号を受け、所定周波数(Fa)より高い高域雑音成分を除去し、該高域雑音成分を除去して得られた第1処理信号(Y(k))を出力する高域雑音除去部(22)と、
前記第1処理信号を受け、前記所定周波数以下の低域雑音成分を除去する低域雑音除去部(30)とを有する信号処理装置であって、
前記低域雑音除去部が、
移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで前記第1処理信号を増幅するゲイン補償手段(31)と、
前記ゲイン補償手段によって増幅された信号に対して、ヒルベルト変換処理を2段行い、前記増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号(Ni)と、該第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号(Nq)とを生成する移相手段(32)と、
前記移相手段によって得られた第1移相信号と第2移相信号とに基づいて、前記ゲイン補償手段によって増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出する雑音信号情報算出手段(33)と、
前記雑音信号情報算出手段によって算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出する振幅誤差検出手段(34)と、
前記雑音信号情報算出手段によって算出された瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および振幅誤差検出手段によって検出された前記瞬時振幅の誤差に基づいて、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成する雑音信号生成手段(35)と、
前記第1処理信号と前記第1雑音信号とを加算して、前記第1処理信号から前記除去対象の低域雑音成分を除去した第2処理信号(Z(k))を求める加算手段(36)とを備えていることを特徴とする。
前記低域雑音除去部は、
前記ゲイン補償手段、前記移相手段、前記雑音信号情報算出手段、前記振幅誤差検出手段、前記雑音信号生成手段および前記加算手段を一組の雑音除去ブロックとし、該雑音除去ブロックを除去対象の低域雑音成分の数分直列接続して構成され、各雑音除去ブロックでそれぞれ除去対象の低域雑音成分を除去することを特徴とする。
先ず始めに、本発明の信号処理方法の一実施形態を図1のフローチャートに基づいて説明する。
α(mT)={[Nq(mT)]2+[Ni(mT)]2}1/2 ……(2)
f(mT)=1/{2π[φ(mT)−φ(mT−T)]}/T ……(3)
固有振動数 約45Hz(振幅20パーセント)
第2の周波数範囲の低域雑音 4.5Hz(振幅5パーセント)
第1の周波数範囲の低域雑音 22Hz(ともに振幅1パーセント)
高域雑音 51Hz、61Hz、63Hz、71Hz(ともに振幅3パーセント)
サンプリングレートT=5ms
Claims (4)
- センサの出力信号に対するA/D変換処理で得られた時系列の信号を入力信号として受け、該入力信号に含まれる所定周波数(Fa)より高い高域雑音成分を除去し、該高域雑音成分が除去された第1処理信号(Y(k))から前記所定周波数以下の低域雑音成分を除去して、前記入力信号の直流成分を求める信号処理方法であって、
前記低域雑音成分を除去する処理は、
移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで前記第1処理信号を増幅する段階(S5)と、
前記増幅された信号に対して、ヒルベルト変換処理を2段行い、前記増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号(Ni)と、該第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号(Nq)とを生成する段階(S6)と、
前記第1移相信号と第2移相信号とに基づいて、前記増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出する段階(S7)と、
前記算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出する段階(S8)と、
前記算出した瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および前記瞬時振幅の誤差に基づいて前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成する段階(S9)と、
前記第1処理信号と前記第1雑音信号とを加算して、前記第1処理信号から前記除去対象の低域雑音成分を除去した第2処理信号(Z(k))を求める段階(S10)とを含むことを特徴とする信号処理方法。 - 前記低域雑音成分を除去する処理は、
前記固定ゲインで処理信号を増幅する処理から、処理信号と生成した雑音信号とを加算して低域雑音成分を除去するまでの一連の処理(S5〜S10)を、前記第2処理信号に含まれる各雑音成分に対して繰り返し行う(S11、12)ことを特徴とする請求項1記載の信号処理方法。 - センサ(11)の出力信号に対するA/D変換処理を行うA/D変換器(21)と、
前記A/D変換器の出力信号を受け、所定周波数(Fa)より高い高域雑音成分を除去し、該高域雑音成分を除去して得られた第1処理信号(Y(k))を出力する高域雑音除去部(22)と、
前記第1処理信号を受け、前記所定周波数以下の低域雑音成分を除去する低域雑音除去部(30)とを有する信号処理装置であって、
前記低域雑音除去部が、
移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで前記第1処理信号を増幅するゲイン補償手段(31)と、
前記ゲイン補償手段によって増幅された信号に対して、ヒルベルト変換処理を2段行い、前記増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号(Ni)と、該第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号(Nq)とを生成する移相手段(32)と、
前記移相手段によって得られた第1移相信号と第2移相信号とに基づいて、前記ゲイン補償手段によって増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出する雑音信号情報算出手段(33)と、
前記雑音信号情報算出手段によって算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出する振幅誤差検出手段(34)と、
前記雑音信号情報算出手段によって算出された瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および振幅誤差検出手段によって検出された前記瞬時振幅の誤差に基づいて、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成する雑音信号生成手段(35)と、
前記第1処理信号と前記第1雑音信号とを加算して、前記第1処理信号から前記除去対象の低域雑音成分を除去した第2処理信号(Z(k))を求める加算手段(36)とを備えていることを特徴とする信号処理装置。 - 前記低域雑音除去部は、
前記ゲイン補償手段、前記移相手段、前記雑音信号情報算出手段、前記振幅誤差検出手段、前記雑音信号生成手段および前記加算手段を一組の雑音除去ブロックとし、該雑音除去ブロックを除去対象の低域雑音成分の数分直列接続して構成され、各雑音除去ブロックでそれぞれ除去対象の低域雑音成分を除去することを特徴とする請求項3記載の信号処理装置。
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