JP2009276268A - 信号処理方法および信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号に含まれる低周波雑音成分を、周波数変動があっても速やかに且つ精度よく除去し、直流成分を得ることができるようにする。
【解決手段】センサの出力信号に対するA/D変換処理で得られた信号に対して高域雑音除去処理を行い、得られた処理信号Yのスペクトラムを解析し(S2、S3)、低域雑音成分がある場合、処理信号Yに対する移相処理によって生じる振幅誤差を補償するために固定ゲインによるゲイン補償を行い、その補償した信号から互いに直交する移相信号を生成し、低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数を求め、さらに周波数変動に伴う振幅誤差を検出し、それらの情報に基づいて除去対象の雑音成分と同振幅で逆位相の雑音信号を生成し、元の入力処理信号と加算し雑音成分を除去する(S5〜S10)。さらに除去すべき雑音成分がある場合には上記処理S5〜S10を繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサの出力信号からそのセンサに負荷された物理量に対応した直流成分を速やかに且つ精度よく得るための技術に関する。
各種の物理量を検出するためのセンサには、その物理量の変化に対して過渡的な応答を示すものが多い。
例えば、ロードセル等のように物品の質量を検出するためのセンサは、物品の荷重を受けて変形し、その変形量に応じた電圧の信号を出力するが、センサに対する物品の荷重が急激に行なわれた場合、このセンサの系の固有振動モードが励起されてセンサに伝達されるため、その出力信号は非線形振動をする。
この出力信号の非線形振動は時間が経過するにしたがって減衰して、最終的には物品の質量Mに対応した一定の値(直流値)に収束するが、ライン等で物品の質量検査を連続的に行う場合、この振動が完全に収束するまで待っていたのでは効率的な検査がおこなえない。
そこで、一般的には低域通過フィルタにより雑音成分を除去することが行われているが、数10Hz以下の雑音成分を除去するためのフィルタの時定数はかなり大きく、収束予想値を高速に得ることは困難であった。
この問題を解決するための一つの技術として、本願出願人は、センサの出力信号に含まれる交流信号成分を抽出してその位相を反転させて原信号と加算することにより、センサの出力信号の雑音成分を除去する技術を開示している(特許文献1)。
特開2005−274320号公報
しかし、上記特許文献1の技術を用いても、床振動等で生じる数10Hz以下の雑音成分を精度よく且つ速やかに除去することが困難であった。
特に、位相反転用として一般的に用いられるヒルベルト変換器の周波数特性は基本的にハイパス型であり、極低域までその周波数特性を延ばそうとすれば、そのタップ数が非常に大きくなり、その処理による大きな遅延が生じてしまう。
この問題を解決する方法として、低域の雑音成分な対しては、その利得低下分を見込んでデジタルフィルタによる利得補償を行う方法も採用できるが、その場合においても、処理遅延を短くするためには狭帯域なフィルタ処理をせざるを得ず、低域雑音成分の周波数が変動してしまうと、雑音の除去効果が著しく低下してしまう。
本発明は、この点を改善し、センサの出力信号に含まれる低周波雑音成分の周波数変動があった場合でも、速やかに且つ精度よく除去して、センサに負荷された物理量に対応する直流成分を得ることができる信号処理方法および装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の信号処理方法は、
センサの出力信号に対するA/D変換処理で得られた時系列の信号を入力信号として受け、該入力信号に含まれる所定周波数(Fa)より高い高域雑音成分を除去し、該高域雑音成分が除去された第1処理信号(Y(k))から前記所定周波数以下の低域雑音成分を除去して、前記入力信号の直流成分を求める信号処理方法であって、
前記低域雑音成分を除去する処理は、
移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで前記第1処理信号を増幅する段階(S5)と、
前記増幅された信号に対して、ヒルベルト変換処理を2段行い、前記増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号(Ni)と、該第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号(Nq)とを生成する段階(S6)と、
前記第1移相信号と第2移相信号とに基づいて、前記増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出する段階(S7)と、
前記算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出する段階(S8)と、
前記算出した瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および前記瞬時振幅の誤差に基づいて前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成する段階(S9)と、
前記第1処理信号と前記第1雑音信号とを加算して、前記第1処理信号から前記除去対象の低域雑音成分を除去した第2処理信号(Z(k))を求める段階(S10)とを含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項2の信号処理方法は、請求項1記載の信号処理方法において、
前記低域雑音成分を除去する処理は、
前記固定ゲインで処理信号を増幅する処理から、処理信号と生成した雑音信号とを加算して低域雑音成分を除去するまでの一連の処理(S5〜S10)を、前記第2処理信号に含まれる各雑音成分に対して繰り返し行う(S11、12)ことを特徴とする。
また、本発明の請求項3の信号処理装置は、
センサ(11)の出力信号に対するA/D変換処理を行うA/D変換器(21)と、
前記A/D変換器の出力信号を受け、所定周波数(Fa)より高い高域雑音成分を除去し、該高域雑音成分を除去して得られた第1処理信号(Y(k))を出力する高域雑音除去部(22)と、
前記第1処理信号を受け、前記所定周波数以下の低域雑音成分を除去する低域雑音除去部(30)とを有する信号処理装置であって、
前記低域雑音除去部が、
移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで前記第1処理信号を増幅するゲイン補償手段(31)と、
前記ゲイン補償手段によって増幅された信号に対して、ヒルベルト変換処理を2段行い、前記増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号(Ni)と、該第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号(Nq)とを生成する移相手段(32)と、
前記移相手段によって得られた第1移相信号と第2移相信号とに基づいて、前記ゲイン補償手段によって増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出する雑音信号情報算出手段(33)と、
前記雑音信号情報算出手段によって算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出する振幅誤差検出手段(34)と、
前記雑音信号情報算出手段によって算出された瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および振幅誤差検出手段によって検出された前記瞬時振幅の誤差に基づいて、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成する雑音信号生成手段(35)と、
前記第1処理信号と前記第1雑音信号とを加算して、前記第1処理信号から前記除去対象の低域雑音成分を除去した第2処理信号(Z(k))を求める加算手段(36)とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4の信号処理装置は、請求項3記載の信号処理装置において、
前記低域雑音除去部は、
前記ゲイン補償手段、前記移相手段、前記雑音信号情報算出手段、前記振幅誤差検出手段、前記雑音信号生成手段および前記加算手段を一組の雑音除去ブロックとし、該雑音除去ブロックを除去対象の低域雑音成分の数分直列接続して構成され、各雑音除去ブロックでそれぞれ除去対象の低域雑音成分を除去することを特徴とする。
このように本発明では、センサの出力信号に対するA/D変換処理で得られた時系列の信号に対して高域雑音除去処理を行い、その高域雑音除去処理後の第1処理信号に対し、移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで増幅し、ヒルベルト変換処理を2段行い、増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号と、その第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号とを生成し、それらの信号に基づいて、前記増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出し、その算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出し、算出した瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および前記瞬時振幅の誤差に基づいて前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成して、第1雑音信号とを加算することにより、第1処理信号から除去対象の低域雑音成分を除去している。
このため、除去対象の低域雑音成分の周波数変動による振幅誤差が無くなり、低域雑音成分を速やかに且つ精度よく除去でき、直流成分を検出することができる。
また、上記処理を繰り返し行うことで、複数の低域雑音成分の除去が可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
先ず始めに、本発明の信号処理方法の一実施形態を図1のフローチャートに基づいて説明する。
図1に示しているように、この実施形態の信号処理方法は、質量、圧力等の物理量Mを受けたセンサの出力信号x(t)を、その周波数成分の上限の2倍より十分高い周波数でオーバサンプリングして、量子化雑音が極めて少ないデジタルの原信号X(k)に変換する(S1)。
そして、この原信号X(k)に含まれる所定周波数Fa(例えば数10Hz)以上の高域雑音成分を除去する(S2)。この所定周波数Faは、後述する各移相手段の周波数振幅特性の平坦部と低域側の傾斜部の境界近傍に設定されているものとする(図3参照)。
高域雑音成分の除去処理については後述するが、例えば前記した特許文献1の処理が使用可能であり、この処理により、例えば、図2の(a)のような信号x(t)に対して、図2の(b)のように低域の雑音成分のみが重畳した信号Y(k)を出力する。
高域雑音除去処理で所定周波数Fa以上の雑音成分が短時間に除去された第1処理信号Y(k)は、低域雑音除去処理を受けるが、その低域雑音成分の存在を先に調べておくことで、以後の処理に無駄がなくなる。
先ず始めに、スペクトラム解析処理(S3)を行い、周波数Fa以下の所定レベル以上の雑音成分の有無を調べる(S4)。
ここで、図3に示しているように、周波数Fa以下の帯域に測定誤差上、無視できないレベルの雑音成分N1、N2があり、N1のレベルが大きい場合を仮定する。この場合、第1処理信号Y(k)に対するレベルの大きいN1に対する雑音除去処理が優先的に行われる(レベルが同等の場合には周波数が高い方を優先する)。
この低域雑音除去処理は、基本的に元の信号に含まれる交流の雑音成分をヒルベルト変換処理により180゜移相して加算することで雑音成分を相殺するものである。
ただし、前記したようにヒルベルト変換器はハイパス型で、図3で示したように周波数Faより下の傾斜部で周波数とともに利得が低下し、図2の(c)のように、180°移相処理した後の信号の低域成分の振幅が大きく減衰してしまう。この利得が低下する周波数は、ヒルベルト変換処理のタップ数を多くすることでより低い方へずらすことができるが、そのために大きな遅延時間が生じてしまう。
そこで、この発明では、移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分(この場合N1)の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインGaで第1処理信号Y(k)を増幅する(S5)。なお、このゲインGaは雑音N1に対する周波数解析結果とヒルベルト変換処理の周波数特性により既知となる。
そして、この増幅した処理信号Ga・Y(k)に対してヒルベルト変換処理を2段行い、信号Ga・Y(k)に対して180°移相した第1移相信号Niとそれに対して90度移相した第2移相信号Nqを生成する(S6)。
次に、第1移相信号Ni、第2移相信号Nqから雑音信号の瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数を算出する(S7)。
即ち、ある時刻mT(m=k)における移相信号Ni(mT)、第2の移相信号Nq(mT)に対して、瞬時位相φ(mT)、瞬時振幅α(mT)、瞬時周波数f(mT)は、以下のように求められる。
φ(mT)=tan−1[Nq(mT)/Ni(mT)] ……(1)
α(mT)={[Nq(mT)]+[Ni(mT)]1/2 ……(2)
f(mT)=1/{2π[φ(mT)−φ(mT−T)]}/T ……(3)
一方、前記した除去対象の雑音成分の周波数は、環境の変化などにより変動する可能性があり、前記した低域特性から僅かな周波数変動により瞬時振幅が大きく変動してしまう。
そこで、算出された瞬時振幅α(mT)と、第1処理信号Y(k)に含まれる除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差e(比あるいは差のいずれでもよい)を検出する(S8)。
この誤差eは、例えば第1処理信号Y(k)の微分処理成分(交流成分)と、第1移相信号Niの差分成分と微分処理成分との比(あるいは差)を求める。
そして、前記算出した瞬時振幅α(mT)、瞬時位相φ(mT)、瞬時周波数f(mT)および前記瞬時振幅の誤差eに基づいて、瞬時振幅e・α(mT)、瞬時周波数f(mT)で、瞬時位相φ(mT)に処理の遅延などを考慮した初期位相を含めた雑音成分信号、即ち、第1処理信号Y(k)に含まれる除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号NL1(k)を生成する(S9)。
このようにして得られた第1雑音信号NL1(k)と第1処理信号Y(k)とを加算して、第1処理信号Y(k)から除去対象の低域雑音成分N1を除去した第2処理信号(Z(k))を求める(S10)。
つまり、図2の(b)の第1処理信号Y(k)に対して、それに含まれる除去対象のレベル最大の雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出し、瞬時振幅については周波数変動による誤差補正を行うことで、図2の(c)のように第1処理信号Y(k)に含まれる除去対象の雑音成分を180゜移相した第1雑音信号NL1(k)を生成し、第1処理信号Y(k)と加算することで、図2の(d)のように除去対象のレベル最大の雑音成分N1が除去された第2処理信号Z(k)を得ている。
この第2処理信号Z(k)に無視できないレベルの雑音がなければ(S11)、第2処理信号Z(k)が最終の処理結果として出力されることになるが、図3に示したように数Hzの低い周波数の床振動等によりさらに低域の雑音成分N2が存在している場合、図2の(d)のように第2処理信号Z(k)にその雑音成分が重畳している。
その場合、第2の処理信号Z(k)に対して前記処理S5〜S10と同様の雑音除去処理がなされる(S12)。
即ち、第2処理信号Z(k)に対して、移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分N2の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインGbで増幅し、ヒルベルト変換処理を2段行い、増幅された信号Gb・Z(k)に対して180度の位相差を有する第1移相信号Niと、その第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号Nqを生成し、それらの信号に基づいて、信号信号Gb・Z(k)に含まれる除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出し、その算出された瞬時振幅と、第2処理信号Z(k)に含まれる除去対象の低域雑音成分N2の瞬時振幅との誤差eを検出し、算出した瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および瞬時振幅の誤差に基づいて、第2処理信号Z(k)に含まれる除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第2雑音信号NL2(k)を図2の(e)のように生成して、第2処理信号Z(k)と加算することにより、第2処理信号Z(k)から低域雑音成分N2を除去し、図2の(f)のように、低域雑音が除去された信号W(k)を求め、これを最終の処理結果として出力する。
この最終の処理結果として出力された第3処理信号W(k)から、センサの出力信号x(t)の直流成分Vm、即ち、センサに負荷された物理量を正確に予測できる。
上記例では、無視できないレベルの2つの低域雑音成分を除去するために、2段の低域雑音除去処理を行っていたが、さらに多くの無視できないレベルの低域雑音がある場合には処理S11に戻り、再び同様の処理が繰り返される。
このような一連の処理で低域の雑音成分は除去されるが、前記したように、低域の雑音成分に周波数の変動があると、生成した雑音信号の振幅誤差が大きく変動することになるが、この低域雑音の除去処理は、各低域雑音成分について連続的に行われ、雑音成分の各瞬時値と振幅誤差の検出およびそれによる雑音信号の振幅補正を行うので、低域の雑音成分に周波数の変動があっても、それによる誤差の増加が抑制され、常に精度の高い直流値の検出を高速に行うことができる。
なお、上記のように複数段の雑音除去処理を行う場合には、処理の前段にデシメーション処理を行い、それに続くヒルベルト変換器の特性を共通化することもできる。
このように、実施形態の信号処理方法では、センサ1の出力信号に対するA/D変換処理で得られた時系列の信号に対して高域雑音除去処理を行い、その結果得られた第1処理信号に対して、移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで増幅し、ヒルベルト変換処理を2段行い、増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号と、その第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号とを生成し、それらの信号に基づいて、前記増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出し、その算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出し、算出した瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および前記瞬時振幅の誤差に基づいて前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した雑音信号を生成して、第1処理信号と加算することにより、第1処理信号に含まれる低域雑音成分を除去している。
このため、除去対象の低域雑音成分の周波数変動による振幅誤差が無くなり、低域雑音成分を速やかに且つ精度よく除去でき、直流成分を検出することができる。
なお、高域雑音除去の処理は任意であり、簡単にはローパスフィルタのみで高域雑音成分を除去してもよく、また、前記した特許文献1の処理で極めて高速な雑音除去処理を行うこともできる。
図4は、上記実施形態の信号処理方法を用いた実施形態の信号処理装置20の構成を示している。
この信号処理装置20は、ロードセル等のセンサ11の出力信号x(t)を、A/D変換器21により例えば数kHzでオーバサンプリングして、量子化雑音が少ないデジタルの原信号X(k)を得て、高域雑音除去部22に入力している。
高域雑音除去部22は、移相手段23、遅延手段24および加算手段25により構成されている。
原信号X(k)を受ける移相手段23は、90度の移相を行う2つのヒルベルト変換器23a、23bを直列に接続したものであり、そのタップ数は、周波数Fa以上の周波数成分に対して平坦な周波数特性が得られる最小数に設定されている。
なお、上記のようにヒルベルト変換器を用いた移相手段23の場合、原理的に直流分は除去されているので、原信号に重畳している交流成分に対して180度移相した雑音信号N(k)を生成できる。ただし、低域の雑音成分については元の成分に対して振幅が低下している。
また、遅延手段24は、信号X(k)に対し、移相手段23の移相処理に必要な処理時間分の遅延を与え、加算器25に出力する。
加算手段25には、原信号X(k)と、その原信号に含まれていた周波数Fa以上の高域雑音成分を180度移相した雑音信号N(k)とが入力されることになり、その加算処理により高域雑音成分が相殺除去された第1処理信号Y(k)が前記図2の(b)のように出力されることになる。
このようにして得られた第1処理信号Y(k)は、スペクトラム解析手段26、低域雑音除去部30に入力される。
スペクトラム解析手段26は、第1処理信号Y(k)に対するスペクトラム解析を行い、周波数Fa以下の雑音成分を求める。
雑音分布判定手段27は、スペクトラム解析手段26で無視できないレベルの雑音成分があるか否かを判定する。この判定結果によって後述する信号切換用のスイッチ28が切り替わる。
第1処理信号Y(k)は、低域雑音除去部30のゲイン補償手段31および遅延手段38に入力される。
ゲイン補償手段31は、後述の移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインGaで第1処理信号Y(k)を増幅して、移相手段32に入力する。
移相手段32は、例えば図5のように、90度の移相処理を行う直列接続された2つのヒルベルト変換器32a、32bとヒルベルト変換処理の遅延時間と等しい遅延を与える遅延手段32cとにより構成されている。なお、ヒルベルト変換器32a、32bのタップ数は、周波数Faより低い周波数成分に対しては、前記図3で示したように周波数が低くなる程振幅が減衰する特性となり、その帯域の信号の振幅を下げてしまうが、その振幅低下は前記したようにその雑音成分の周波数解析で得られた周波数に対応する固定のゲインを用いたゲイン補償手段31によって補償されている。
移相手段32は、増幅された信号Y(k)′=Ga・Y(k)に対して180度の位相差を有する第1移相信号Niと、その第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号Nqとを生成して、雑音信号情報算出手段33へ出力する。
雑音信号情報算出手段33は、第1移相信号Niと第2移相信号Nqとに基づいて、信号Y(k)′に含まれる除去対象の低域雑音成分N1の瞬時振幅α、瞬時位相φおよび瞬時周波数fを、前記した式(1)〜(3)にしたがって算出し、その結果を雑音信号生成手段35に出力する。
一方、振幅誤差検出手段34は、雑音信号情報算出手段33によって算出された瞬時振幅と、第1処理信号に含まれる除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差eを検出するし、その結果を雑音信号生成手段35に出力する。
雑音信号生成手段35は、雑音信号情報算出手段33によって算出された瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および振幅誤差検出手段34によって検出された瞬時振幅の誤差eに基づいて、第1処理信号に含まれる除去対象の低域雑音成分N1と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号NL1(k)を生成する。
加算手段36は、第1処理信号Y(k)と第1雑音信号NL1(k)を加算して、第1処理信号Y(k)からレベル最大の低域雑音成分N1を除去した第2処理信号(Z(k))を求める。なお、実際には第1雑音信号NL1(k)を生成するために必要な処理遅延分を遅延手段38によって第1処理信号Y(k)に与えてから加算手段36へ入力する。
このようにして得られた第2処理信号Z(k)に前記したようにさらに雑音N2が含まれて場合、第2処理信号Z(k)は、2段目目の低域雑音処理を行うためのゲイン補償手段41に入力され、前記同様の低域雑音除去処理を受ける。
即ち、ゲイン補償手段41は、移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインGbで第2処理信号Z(k)を増幅して、移相手段42に入力する。
移相手段42は、前記した移相手段32と同様に構成され、増幅された信号Z(k)′=Gb・Z(k)に対して180度の位相差を有する第1移相信号Niと、その第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号Nqとを生成して、雑音信号情報算出手段43へ出力する。
雑音信号情報算出手段43は、第1移相信号Niと第2移相信号Nqとに基づいて、信号Z(k)′に含まれる除去対象の低域雑音成分N2の瞬時振幅α、瞬時位相φおよび瞬時周波数fを、前記した式(1)〜(3)にしたがって算出し、その結果を雑音信号生成手段45に出力する。
一方、振幅誤差検出手段44は、雑音信号情報算出手段43によって算出された瞬時振幅と、第2処理信号Z(k)に含まれる除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差eを検出するし、その結果を、雑音信号生成手段45に出力する。
雑音信号生成手段45は、雑音信号情報算出手段43によって算出された瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および振幅誤差検出手段44によって検出された瞬時振幅の誤差eに基づいて、第2処理信号に含まれる除去対象の低域雑音成分N2と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第2雑音信号NL2(k)を生成する。
加算手段46は、第2処理信号Z(k)と第2雑音信号NL2(k)を加算して、第2処理信号Z(k)からレベル最大の低域雑音成分N2を除去した第3処理信号(W(k))を求める。なお、実際には第2雑音信号NL2(k)を生成するために必要な処理遅延分を遅延器48によって第2処理信号Z(k)に与えてから加算手段46へ入力する。
この第3処理信号W(k)は、スイッチ28を介して最終の処理結果として出力されることになる。
以上、レベルの大きい2つの雑音が存在する場合について説明したが、雑音分布判定手段27によって一つの雑音信号が存在すると判定された場合には、第2処理信号Z(k)をスイッチ28で最終の処理結果として選択出力すればよい。
また、3つ以上の低域雑音成分に対応することも可能であり、その場合には、前記したゲイン補償手段、移相手段、雑音信号情報算出手段、振幅誤差検出手段、雑音信号生成手段、および加算手段を一組の雑音除去ブロックとし、その雑音除去ブロックを除去対象の低域雑音成分の数分直列接続して、各雑音除去ブロックでそれぞれの低域雑音成分を除去すればよい。現実的な低域雑音除去部としては、上記雑音除去ブロックを3〜4段構成にしておき、測定に有害な3〜4までの低域雑音成分を除去すればよい。
次に、上記移相処理を用いた場合の実施形態のシミュレーションを図6〜図8に示す。ここで図6〜図8の縦軸の単位はグラム、横軸の単位は秒であり、シミュレーション条件は、以下の通りである。
自由度バネマスダンパ系に0.3秒の台形波(重量2000グラム)を入力(この振幅を100パーセントとする)
固有振動数 約45Hz(振幅20パーセント)
第2の周波数範囲の低域雑音 4.5Hz(振幅5パーセント)
第1の周波数範囲の低域雑音 22Hz(ともに振幅1パーセント)
高域雑音 51Hz、61Hz、63Hz、71Hz(ともに振幅3パーセント)
サンプリングレートT=5ms
図6は、センサの出力X(k)とその信号に対して高域雑音除去処理を行った結果Y(k)を示している。
ここで、高域雑音除去処理の下限周波数Faを30Hzとし、それ以上で周波数平坦なタップ数50のヒルベルト変換処理を用いている。
この信号Y(k)には、低周波の4.5Hz、22Hzの雑音が残っているが、22Hzの雑音成分に対して、前記した最初の低域雑音除去処理を行って得られたのが図7の第2処理信号Z(k)である。この第2処理信号Z(k)には、第1処理信号Y(k)の22Hzの雑音成分が除去されているが、4.5Hzの雑音が残留していることが判る。
この信号Z(k)に対して、4.5Hzの雑音成分を除去対象として上記同様の処理を行って得られたのが図8の第3処理信号W(k)であり、4.5Hzの雑音が抑圧され、2000グラムで平坦な時間領域が得られており、この時間帯を重量検出タイミングとすることで、高精度な測定が行えることがわかる。
なお、上記の条件で、低域の雑音成分に対して±10%の周波数変動を与えた場合でも、前記した振幅誤差の補正効果により、1/1000以内の測定精度を確保できることを確認している。また、上記高域を含めて3段の雑音除去処理に要する時間は、約275msecであり、数Hzの低域雑音成分をきわめて高速に除去できることがわかる。
本発明の実施形態の信号処理方法の手順を示すフローチャート 本発明の実施形態の動作例を示す信号図 ヒルベルト変換器の周波数特性図 本発明の実施形態の信号処理装置の構成図 実施形態の要部の構成例を示す図 高域雑音を除去した後の信号図 低域の一つの雑音成分を除去した後の信号図 低域のさらに一つの雑音成分を除去した後の信号図
符号の説明
11……センサ、20……信号処理装置、21……A/D変換器、22……高域雑音除去部、23……移相手段、24……遅延手段、25……加算手段、26……スペクトラム解析手段、27……雑音分布判定手段、30……低域雑音除去部、31、41……ゲイン補償手段、32、42……移相手段、32a、32b、42a、42b……ヒルベルト変換器、33、42……雑音信号情報算出手段、34、44……振幅誤差検出手段、35、45……雑音信号生成手段、36、46……加算手段、38、48……遅延手段

Claims (4)

  1. センサの出力信号に対するA/D変換処理で得られた時系列の信号を入力信号として受け、該入力信号に含まれる所定周波数(Fa)より高い高域雑音成分を除去し、該高域雑音成分が除去された第1処理信号(Y(k))から前記所定周波数以下の低域雑音成分を除去して、前記入力信号の直流成分を求める信号処理方法であって、
    前記低域雑音成分を除去する処理は、
    移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで前記第1処理信号を増幅する段階(S5)と、
    前記増幅された信号に対して、ヒルベルト変換処理を2段行い、前記増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号(Ni)と、該第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号(Nq)とを生成する段階(S6)と、
    前記第1移相信号と第2移相信号とに基づいて、前記増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出する段階(S7)と、
    前記算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出する段階(S8)と、
    前記算出した瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および前記瞬時振幅の誤差に基づいて前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成する段階(S9)と、
    前記第1処理信号と前記第1雑音信号とを加算して、前記第1処理信号から前記除去対象の低域雑音成分を除去した第2処理信号(Z(k))を求める段階(S10)とを含むことを特徴とする信号処理方法。
  2. 前記低域雑音成分を除去する処理は、
    前記固定ゲインで処理信号を増幅する処理から、処理信号と生成した雑音信号とを加算して低域雑音成分を除去するまでの一連の処理(S5〜S10)を、前記第2処理信号に含まれる各雑音成分に対して繰り返し行う(S11、12)ことを特徴とする請求項1記載の信号処理方法。
  3. センサ(11)の出力信号に対するA/D変換処理を行うA/D変換器(21)と、
    前記A/D変換器の出力信号を受け、所定周波数(Fa)より高い高域雑音成分を除去し、該高域雑音成分を除去して得られた第1処理信号(Y(k))を出力する高域雑音除去部(22)と、
    前記第1処理信号を受け、前記所定周波数以下の低域雑音成分を除去する低域雑音除去部(30)とを有する信号処理装置であって、
    前記低域雑音除去部が、
    移相処理により生じると予測される除去対象の低域雑音成分の利得低下を補償するために予め設定された固定ゲインで前記第1処理信号を増幅するゲイン補償手段(31)と、
    前記ゲイン補償手段によって増幅された信号に対して、ヒルベルト変換処理を2段行い、前記増幅された信号に対して180度の位相差を有する第1移相信号(Ni)と、該第1移相信号に対して90度の位相差を有する第2移相信号(Nq)とを生成する移相手段(32)と、
    前記移相手段によって得られた第1移相信号と第2移相信号とに基づいて、前記ゲイン補償手段によって増幅された信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅、瞬時位相および瞬時周波数を算出する雑音信号情報算出手段(33)と、
    前記雑音信号情報算出手段によって算出された瞬時振幅と、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分の瞬時振幅との誤差を検出する振幅誤差検出手段(34)と、
    前記雑音信号情報算出手段によって算出された瞬時振幅、瞬時位相、瞬時周波数および振幅誤差検出手段によって検出された前記瞬時振幅の誤差に基づいて、前記第1処理信号に含まれる前記除去対象の低域雑音成分と同振幅、同周波数で且つ位相が反転した第1雑音信号を生成する雑音信号生成手段(35)と、
    前記第1処理信号と前記第1雑音信号とを加算して、前記第1処理信号から前記除去対象の低域雑音成分を除去した第2処理信号(Z(k))を求める加算手段(36)とを備えていることを特徴とする信号処理装置。
  4. 前記低域雑音除去部は、
    前記ゲイン補償手段、前記移相手段、前記雑音信号情報算出手段、前記振幅誤差検出手段、前記雑音信号生成手段および前記加算手段を一組の雑音除去ブロックとし、該雑音除去ブロックを除去対象の低域雑音成分の数分直列接続して構成され、各雑音除去ブロックでそれぞれ除去対象の低域雑音成分を除去することを特徴とする請求項3記載の信号処理装置。
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