JP2009276239A - 回転角検出装置及びその製造方法 - Google Patents

回転角検出装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】主動ギヤと噛み合う従動ギヤの位相差を用いて絶対角度を検出する回転角検出装置において、実用に適した範囲内でより自由度の高い歯数の組み合わせを実現する。
【解決手段】回転角検出装置は、互いに歯数Z,Zの異なる第1及び第2主動ギヤ12b,12cと、これら主動ギヤ12b,12cとそれぞれ噛み合う第1及び第2従動ギヤ14,15を備えており、第1及び第2従動ギヤ14,15の歯数S,Sが互いに異なっている。この構造では、それぞれの歯数Z,Z,S,Sを一定の条件下で柔軟に設定することができる。このため、例えば第1及び第2主動ギヤ12b,12cの歯数差を新たに調整する必要が生じたとしても、それまでのサイズを極端に大型化することなく、各歯数を最適に設定することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば車両のステアリング軸等の回転角を絶対角として検出する回転角検出装置及びその製造方法に関する。
この種の回転角検出装置は、例えば車両の姿勢制御技術に関して、運転者によるステアリング操作(ステアリング軸の回転角)を絶対角として検出する用途に適している。回転角の検出には、一般的にステアリング軸の回転に連動して主動ギヤを一体に回転させつつ、この主動ギヤと噛み合う2つの従動ギヤ同士に生じる回転の位相差から、演算によって絶対角を算出する手法が採用されている。
このため従来、2つの従動ギヤに回転の位相差を生じさせる歯車機構として、互いに異なる歯数を持つ2つの主動ギヤに対し、それぞれ同じ歯数の従動ギヤを噛み合わせる先行技術(例えば、特許文献1参照。)が知られている。この先行技術は、ロータ部に歯数の異なる第1主動ギヤと第2主動ギヤを軸方向に2段に並べて同心に配置するとともに、それぞれに同じ歯数の従動ギヤを噛み合わせた構造である。このような先行技術では、各従動ギヤの回転角に応じた角度信号をそれぞれ取り出して、これら角度信号の間の差分と、少なくとも一方の角度信号とからロータ部の絶対角を検出することができる。特に先行技術では、ロータ部の最大回転数をN(Nは整数)、一方の主動ギヤと従動ギヤとのギア比をn(nは整数)とするとき、第1主動ギヤの歯数はN×nのm倍(mは整数)で構成されており、第2主動ギヤの歯数はN×n−1のm倍(mは整数)の歯数で構成されている。
特開2004−340677号公報(段落0014〜0016、表1、図1)
上記の先行技術によれば、各主動ギヤの歯数と、従動ギヤの歯数との組み合わせを複数のパターンから選定することができることから、それだけ選択の幅が広く、設計の自由度が高いという利点が得られる。
しかしながら、この種の回転角検出装置を車両のステアリング角センサ等に適用した場合、これを実際に設置するスペース(ステアリングコラム内のスペース)にある程度の制約があるため、部品サイズが極端に多くなる歯数の組み合わせを採用することは難しい。具体的には、先行技術において2つの主動ギヤ同士の歯数差を2,3,4,・・・,9と増やしていくと、それに伴って各主動ギヤの歯数が2倍、3倍、4倍、・・・、9倍に増え、合わせて従動ギヤの歯数も2倍、3倍、4倍、・・・、9倍と劇的に増加する。このような状況にあっては、サイズの拡大によって機構部品(各種のギヤ)が筐体内に収まり切らなくなるため、設計上は実現可能であっても、実用上、無理のない範囲内に歯数を抑えるしかない。
そこで本発明は、実用に適した範囲内でより自由度の高い歯数の組み合わせを実現することができる技術の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下の解決手段を採用する。
本発明は、360度を超える所定角度の範囲内で回転運動する検出対象物の回転角を、絶対角度として検出する回転角検出装置である。特に本発明の回転角検出装置は、検出対象物と同心にして一体的に回転する第1主動ギヤと、第1主動ギヤが有する歯数と異なる歯数を有し、かつ第1主動ギヤとともに検出対象物と同心にして一体的に回転する第2主動ギヤと、第1主動ギヤに噛み合わされて回転する第1従動ギヤと、第1従動ギヤの回転角に応じた第1回転角信号を出力する第1信号出力部と、第1従動ギヤが有する歯数と異なる歯数を有し、かつ第2主動ギヤに噛み合わされて回転する第2従動ギヤと、第2従動ギヤの回転角に応じた第2回転角信号を出力する第2信号出力部と、第1及び第2回転角信号に基づいて検出対象物の絶対角度を検出する角度検出部とを備えたものである。
本発明の回転角検出装置によれば、第1主動ギヤの歯数と第2主動ギヤの歯数が互いに異なっており、これらに噛み合う第1従動ギヤの歯数と第2従動ギヤの歯数も互いに異なっている。このとき、第1主動ギヤと第1従動ギヤ、また第2主動ギヤと第2従動ギヤの各ギヤ比が異なることで、2つの従動ギヤの回転に位相差を生じ、それによって検出対象物の絶対角度が検出可能となる。
特に本発明の回転角検出装置では、第1主動ギヤと第2主動ギヤとの歯数差を1以外の数に設定しても、それぞれに噛み合う第1従動ギヤ、第2従動ギヤの各歯数を個別に調整することで、単純に歯数を2倍、3倍、・・・と増加することなく、適切な歯数の組み合わせを設定することができる。このため、主動ギヤ同士の歯数差を変更しても、それに伴って全体のサイズが極端に増加することがないことから、それだけ設計の自由度を高くすることができる。
本発明の回転角検出装置において、第1主動ギヤの歯数(Z)、第2主動ギヤの歯数(Z)、第1従動ギヤの歯数(S)及び第2従動ギヤの歯数(S)は、以下の条件を満たす範囲内で自由に設定することができる。
すなわち、角度検出部により検出可能な絶対角度の範囲を、360度を超えて第1従動ギヤの歯数(S)に比例する最大絶対角度(θmax)として設定したとき、各歯数(Z,Z,S,S)相互の関係は、第1主動ギヤの歯数(Z)に対して任意の自然数(m)を加減することで、この加減後における数(Z±m)と第1従動ギヤの歯数(S)との比((Z±m)/S)を、第2主動ギヤと第2従動ギヤとのギヤ比(Z/S)に一致させる条件を満たしている。
この場合、任意の自然数(m)を最小の1に選定すれば、各歯数(Z,Z,S,S)を最小に設定することができる。また本発明の条件の下では、任意の自然数(m)を1以外の数に選定しても、それに伴って各歯数(Z,Z,S,S)が単純に2倍、3倍、・・・と増加していくことがないことから、実用的に無理のない範囲内で、ある程度の大きさを有する歯数(Z,Z,S,S)を最適に設定することができる。
また本発明の回転角検出装置において、角度検出部により検出可能な最大絶対角度(θmax)を、360度の任意の数(N)倍に設定したとき、第1従動ギヤの歯数(S)は、任意の自然数(m)と任意の数(N)とを掛け合わせた数(m・N)に設定されている。
この場合、任意の自然数(m)と任意の数(N)を選定するだけで、容易に第1従動ギヤの歯数(S)を設定することができ、さらにその他の歯数(Z,Z,S)をも容易に設定することができる。
また本発明は、回転角検出装置の製造方法を提供する。本発明の製造方法は、以下のステップを有する。
〔ステップ1〕
検出可能な範囲として、最大絶対角度(θmax)を360度の任意の数(N)倍に決定する。この場合、検出対象物の実用上の回転角から任意の数(N)を決定すればよい。
〔ステップ2〕
次に第1従動ギヤの歯数(S)を、任意に選択した自然数(m)と任意の数(N)との積(m・N)から決定する。なお自然数(m)は、上記のように最小の1を選択すると、そのときの条件が歯数を最小にするものとなる。
〔ステップ3〕
任意に設定したギヤ比(K)に対し、任意の数(N)を乗じた値に1を加減した後、この加減後の値に任意に選択した自然数(m)を乗じて得た数を第1従動ギヤの歯数(Z)として決定する。
〔ステップ4〕
第2主動ギヤの歯数(Z)と第2従動ギヤの歯数(S)との組み合わせを、ギヤ比(K)の関係が満たされる条件の下で選択する。ここでは、特にギヤ比(K)の関係が成り立つ限り、歯数の組み合わせを自由に選ぶことができるので、極めて自由度が高い。
また本発明の製造方法において、上記のギヤ比(K)は、第2主動ギヤの歯数(Z)と第2従動ギヤの歯数(S)との組み合わせが成り立つ範囲内で整数又は小数から設定可能である。この場合、より多様な歯数の組み合わせを実現することができるので、さらに自由度を向上することができる。
本発明の回転角検出装置及びその製造方法によれば、各ギヤの歯数を高い自由度で設定することができる。このため、既存の歯数の組み合わせを大きく変更することなく、各種の検出対象物に合わせて回転角検出装置を最適に構成することができる。
以下、回転角検出装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の回転角検出装置10の斜視図である。この回転角検出装置10は、例えば車両のステアリング軸の回転角を絶対角として検出するステアリング角センサとしての用途に好適している。この場合、検出対象物となるのはステアリング軸であり、絶対角度の検出範囲は例えば360度の5倍程度である。ただし、本発明はこのような条件に限られるものではない。
回転角検出装置10は、その中央に挿通穴10aが厚み方向に貫通して形成されており、回転角検出装置10は、この貫通穴10a内に図示しない車両のステアリング軸を挿通させた状態で、図示しないステアリングコラム内に取り付けられるものとなっている。回転角検出装置10を取り付けた状態では、図示しないステアリング軸の回転中心が挿通穴10aの中心軸線CLに略合致する。なお回転角検出装置10の周縁部分には、ステアリングコラム内に装着された図示しない回転コネクタへの固定用に複数のねじ挿通穴10bが形成されている。
回転角検出装置10の筐体(ハウジング)は、大きく分けてカバー20及びケース40の2つのパーツから構成されている。またカバー20とケース40との間には、ホルダ30が設置されている。これらカバー20及びケース40は、ホルダ30をちょうど中間に配置した状態で、その両側から厚み方向(中心軸線CLの方向)に向かい合わせにするようにして組み付けられている。
挿通穴10aは、カムロータ50と主動ギヤユニット支持体60とを連結することによって形成されている。主動ギヤユニット支持体60は、後述する主動ギヤユニット12を支持する支持体として、合成樹脂材料によって主動ギヤユニット12と一体成形されている。これらカムロータ50及び主動ギヤユニット支持体60はいずれも環状をなし、上記のカバー20、ケース40及びホルダ30に対して中心軸線CLの周りに回転する。このうちカムロータ50には、その周方向の一箇所にキャンセルカム50aが形成されており、このキャンセルカム50aは中心軸線CLに沿って突出している。キャンセルカム50aは、例えば図示しないターンシグナルスイッチの左右いずれかの操作(ON)時に、これを中立(OFF)位置に復帰させるための機構部品として利用することができる。
また主動ギヤユニット支持体60には、その周方向の一箇所(複数箇所でもよい)にキャンセルカム50aと反対向きに突出した連結部60aが形成されている。この連結部60aは、例えば図示しない回転コネクタの可動側ハウジングの凹部に嵌め合わされることで、回転コネクタの可動側ハウジングの回転を主動ギヤユニット支持体60に伝達する機構部品として利用することができる。ここで、回転コネクタの可動側ハウジングはステアリング軸と直接連結されて、固定側ハウジングはステアリングコラムに固定されている。
また、カバー20の上面(図中表側の面)からはコネクタ20aが突出して設けられており、回転角検出装置10は、このコネクタ20aを介して図示しない電子制御ユニット(車載ECU)に接続されるものとなっている。図1でみて、カバー20の上面には複数個のピン挿入穴20b(一部にのみ符号を付す)が配列して形成されている。これらピン挿入穴20bには、回転角検出装置10の組立後において、その電気的特性の検査を行ったり、内蔵のデバイスにソフトウェアを書き込んだりする際にコンタクトプローブが挿通されるものとなっている。なお検査等の終了後は、例えば図示しないラベル貼付によりピン挿入穴20bは塞がれる。
次に図2は、回転角検出装置10を主な構成要素に分解して示した斜視図である。以下、回転角検出装置10の主な構成要素について説明する。
回転角検出装置10は、主動ギヤユニット12、第1従動ギヤ14及び第2従動ギヤ15を備えている。このうち主動ギヤユニット12には、その中央に挿通穴12aが貫通して設けられている。この挿通穴12aは、回転角検出装置10の完成状態で、上記の挿通穴10aの一部を構成する。また回転角検出装置10が図示しないステアリングコラムに取り付けられた状態では、主動ギヤユニット12の貫通穴12a内に図示しないステアリング軸(検出対象物)が挿通され、この状態でステアリング軸と一体的に主動ギヤユニット12が回転する。
主動ギヤユニット12の外周部分には、第1主動ギヤ12b及び第2主動ギヤ12cが形成されている。これら第1及び第2主動ギヤ12b,12cは、互いに同心にして、軸方向に2段をなして配置されている。なお第1主動ギヤ12bと第2主動ギヤ12cとは、互いに歯数が異なっている。
第1及び第2従動ギヤ14,15は、それぞれ第1及び第2主動ギヤ12b,12cに噛み合わされている。この状態で第1及び第2従動ギヤ14,15は、それぞれ第1及び第2主動ギヤ12b,12cの回転に従って回転する。これら第1従動ギヤ14と第2従動ギヤ15もまた、互いの歯数が異なっている。
第1及び第2従動ギヤ14,15には、それぞれ回転中心を基準として磁石16が取り付けられている。磁石16は各従動ギヤ14,15の一端面側に露出した状態で設置されており、それぞれ第1及び第2従動ギヤ14,15の回転に伴って一体に回転する。
回転角検出装置10の完成状態で、主動ギヤユニット12及び2つの従動ギヤ14,15は、上記のホルダ30とケース40との間に収容される。すなわち、ホルダ30の中央には挿通穴30aが形成されており、ホルダ30は、この挿通穴30a内に主動ギヤユニット12を嵌め合わせた状態で、これを回転自在に支持することができる。なお本実施形態では、主動ギヤユニット12、第1及び第2従動ギヤ14,15、そしてホルダ30はいずれも合成樹脂材料から形成されている。
ホルダ30には、2つの従動ギヤ14,15に対応して2箇所の支持部が形成されている。図2では隠れているため示されていないが、ケース40が取り付けられるホルダ30の一側の面では、2箇所の支持部がそれぞれ略円形の窪み状に成形されており、各支持部は、その窪み内に各従動ギヤ14,15を嵌め合わせた状態で、これを回転自在に支持することができる。なお図2には、2箇所の支持部にそれぞれ対応して、ホルダ30の他側の面から僅かに突出した突出部32が示されている。
またホルダ30には、2箇所の支持部にそれぞれ対応して円形状の開口30bが形成されている。これら開口30bはホルダ30を厚み方向に貫通しており、各従動ギヤ14,15が支持部に支持された状態で、それぞれの磁石16の回転領域に開口30bが対向して位置付けられるものとなっている。
本実施形態では、上記のケース40が例えば薄肉(厚さ1mm未満)のステンレス鋼板をプレス加工して成形されている。ケース40の中央にも円形状の挿通穴40aが形成されており、この挿通穴40aは回転角検出装置10の完成状態において上記の挿通穴10aの一部を構成する。
ケース40の内面、つまり完成状態においてホルダ30に向き合う面には、2つの従動ギヤ14,15にそれぞれ対応して円形状の支持部42が形成されている。これら支持部42は、ケース40の内面からホルダ30に向けて僅かに突出しており、この突出部分に第1及び第2従動ギヤ14,15をそれぞれ嵌め合わせた状態で、これらを回転自在に支持することができる。回転角検出装置10の完成状態では、ケース40がホルダ30と組み合わせられることで、これらケース40とホルダ30との間に第1及び第2従動ギヤ14,15が収容される。この状態で第1及び第2従動ギヤ14,15は、それぞれの一端面と他端面とがそれぞれホルダ30の支持部とケース40の支持部42とに挟み込まれるようにして支持される。
またケース40の内面には、挿通穴40aの周囲に環状の摺動面46が形成されている。この摺動面46は、主動ギヤユニット12の他端面に接触した状態で、そのスムーズな回転を案内することができる。
ホルダ30には、主動ギヤユニット12や第1及び第2従動ギヤ14,15が取り付けられる一側の面と反対に位置する他側の面に回路基板70が取り付けられるものとなっている。この回路基板70にもまた、中央に挿通穴70aが形成されている。なお上記のコネクタ20aは、回路基板70の片側面(ホルダ30と向き合わない面)に実装されるものとなっている。
ホルダ30と対向する回路基板70の実装面には、第1及び第2従動ギヤ14,15にそれぞれ対応して2つの磁気センサ72が実装されている。回路基板70がホルダ30に取り付けられた状態で、これら磁気センサ72は、上記の開口30bを通じて各従動ギヤ14,15の磁石16に対向して位置付けられる。これにより、回転角検出装置10の完成状態において、各従動ギヤ14,15と一体に磁石16が回転すると、それぞれの磁界の変化が対応する磁気センサ72によって検出される。なお本実施形態では、磁気センサ72に例えばGMR(Giant Magneto−Resistive)センサが用いられている。その他に回路基板70には、図示しないマイクロプロセッサをはじめ、メモリデバイスやI/O等の周辺機器が実装されており、これらが所定の配線パターンを通じて接続されている。
上記のカバー20は、ホルダ30に対して回路基板70を覆うようにして取り付けられる。カバー20もまた、例えば薄肉(厚さ1mm未満)のステンレス鋼板をプレス加工して成形されている。カバー20の中央には、テーパー穴形状の挿通穴20cが形成されており、この挿通穴20cは回転角検出装置10の完成状態において上記の挿通穴10aの一部を構成するとともに、カムロータ50(図1参照)を取り付けるための嵌合部となる。またカバー20には、上記のコネクタ20aを露出させるために矩形状の挿通穴24が成形されている。
ホルダ30と主動ギヤユニット12、第1及び第2従動ギヤ14,15との取り付けは、上記のように嵌め合わせによってなされているが、カバー20とホルダ30及びケース40同士の取り付けは、ねじ留めによってなされている。またホルダ30に対する回路基板70の取り付けは、ケース40へのねじ留めによってなされている。
このためカバー20には、その周縁部の複数箇所(この例では3箇所)にねじ挿通穴22が形成されており、ホルダ30にもまた、それぞれ対応する位置にねじ挿通穴34が形成されている。そしてケース40には、それぞれ対応する位置に雌ねじ部44が形成されている。回転角検出装置10の完成状態では、カバー20及びホルダ30のねじ挿通穴22,34にそれぞれ雄ねじ(図中参照符号なし)が挿通された状態で、各雄ねじがケース40の雌ねじ部44に対して締め付けられる。
また回路基板70には、例えば周縁部の複数箇所(この例では2箇所)にねじ挿通穴74が形成されており、ホルダ30にもまた、それぞれ対応する位置にねじ挿通穴36が形成されている。そしてケース40には、それぞれ対応する位置に雌ねじ部44が形成されている。回転角検出装置10の完成状態では、回路基板70及びホルダ30のねじ挿通穴74,36にそれぞれ雄ねじ(図中参照符号なし)が挿通された状態で、各雄ねじがケース40の雌ねじ部44に対して締め付けられる。
〔構成パターン〕
図3は、回転角検出装置10の構成を概略的に示した図である。図3には、上記の第1主動ギヤ12b、第2主動ギヤ12c、第1及び第2従動ギヤ15がそれぞれ円形に簡略化した状態で示されている。また図3中、各ギヤ12b,12c,14,15の中央に示される点(●)は、それぞれの回転中心(回転軸線)位置に相当する。
〔第1及び第2主動ギヤ〕
上記のように第1及び第2主動ギヤ12b,12cは、図示しないステアリング軸と同心に配置されており、これら主動ギヤ12b,12cはステアリング軸と一体的に回転する。このためステアリング軸の絶対角度は、第1及び第2主動ギヤ12b,12cの絶対角度θに合致する。
〔第1及び第2従動ギヤ〕
一方、第1従動ギヤ14は第1主動ギヤ12bに噛み合わされており、第1主動ギヤ12bの回転に従って回転する。また第2従動ギヤ15は第2主動ギヤ12bに噛み合わされており、第2主動ギヤ12cの回転に従って回転する。また上記のように、第1主動ギヤ12bと第2主動ギヤ12bとでは互いに歯数が異なり、また第1従動ギヤ14と第2従動ギヤ15とでも互いに歯数が異なっている。この状態で、第1及び第2主動ギヤ12b,12cがステアリング軸と一体的に回転すると、第1及び第2従動ギヤ14,15は、それぞれ別の回転角α,βで回転する。
〔第1及び第2信号出力部〕
上記の磁気センサ72は、それぞれ第1及び第2従動ギヤ14,15の回転角に応じた回転角信号を出力する。すなわち磁気センサ72は、それぞれ対応する磁石16の磁界の方向に応じた電圧を発生し、これをデジタル変換して回転角信号(第1,第2回転角信号)を出力している。このときの回転角信号には、それぞれ回転角α,βのSin成分及びCos成分が含まれる。
〔角度検出部〕
各磁気センサ72から出力される回転角信号は、回路基板70上に実装されたマイクロプロセッサ80で処理される。マイクロプロセッサ80の内部には、特定の機能が割り当てられた構成要素としてセンサ信号処理部82、絶対角度演算部84及び出力処理部86が含まれている。このうちセンサ信号処理部82は、各磁気センサ72から出力された回転角信号に基づき、それぞれ回転角α,βを演算する。そして絶対角度演算部84は、これら回転角α,βの間の差分を求め、その差分に対する補正を行って絶対角度θを演算する。絶対角度演算部84にて演算された絶対角度θは、出力処理部86において出力信号に変換され、上述したコネクタ20aを通じて図示しない車載電子制御ユニットに送信される。なお、センサ信号処理部82や絶対角度演算部84の機能は、ソフトウェアによって実現されていてもよい。また、回転角信号を用いた絶対角度の演算手法は公知のものを適用できるため、ここではその詳細を省略する。
〔歯数の設定手法〕
次に、本実施形態における各ギヤ12b,12c,14,15の歯数の設定手法について説明する。すなわち、本実施形態では第1及び第2主動ギヤ12b,12cの間に歯数差が設定されていることに加えて、2つの従動ギヤ14,15の間にも歯数差が設定されているが、これら歯数同士の関係がある条件を満たせば、第1及び第2従動ギヤ14,15の間に生じる回転の位相差から検出対象物の絶対角度を検出することができる。
〔各種パラメータ〕
以下では、第1主動ギヤ12bの歯数をZ、第2主動ギヤ12cの歯数をZ、第1従動ギヤ14の歯数をS、第2従動ギヤ15の歯数をSとする。また、上記のとおりステアリング軸と第1及び第2主動ギヤ12b,12cの絶対角度をθ、第1従動ギヤ14について検出された回転角をα、第2従動ギヤ15について検出された回転角をβとする。
〔最大絶対角度〕
ここで、回転角検出装置10により検出可能な絶対角度θの範囲を、第1従動ギヤ14の歯数Sに比例する最大絶対角度θmaxとして設定する。すなわち、検出可能な最大絶対角度θmaxは以下の式(1)で表されるものとする。
θmax=±360°・S (1)
構造上、歯数Sが1つということはあり得ないので、上式(1)から最大絶対角度θmaxは常に360°を超える範囲で設定される。ただし、ステアリング角センサとしての用途を考慮すると、通常、第1従動ギヤ14の歯数Sを例えば10以上に選定することが多い。つまり、上式(1)のままでは最大絶対角度θmaxの範囲が10回転分(=3600°)と過分である。そこで、任意の自然数mを選定し、最大絶対角度θmaxの範囲をm分の1倍に減少させることとすると、上式(1)は、以下の式(2)に置き換えられる。
θmax=±360°・S/m (2)
このとき、各歯数Z,Z,S,Sは、以下の条件式(3)を満たす範囲内で設定することができる。
(Z±m)/S=Z/S (3)
なお、上記の自然数mを1に選定すると、条件式(3)において歯数が最小となり、また上式(2)においては最大絶対角度θmaxの範囲(検出可能範囲)が最も大きくなることがわかる。
〔個別の算出式〕
次に、上式(2)、条件式(3)から各歯数S,Z,Zを個別に算出するための式を導出する。先ず、ここで任意の数Nを選定し、最大絶対角度θmax(測定範囲)を360°のN倍とする。また、第1主動ギヤ12bと第2主動ギヤ12bとのギヤ比をKとすると、歯数S,Z,Zはそれぞれ以下の式(4),(5),(6)で表される。
=m・N (4)
=m・(K・N±1) (5)
=K・S (6)
本発明の発明者等は、本実施形態のように第1及び第2主動ギヤ12b,12cの歯数が互いに異なり、かつ、第1及び第2従動ギヤ14,15の歯数も互いに異なる構造においては、上記に挙げた条件式(3)を満たす歯数Z,Z,S,Sを設定することで、構造全体のサイズを極端に大型化することなく、多様な歯数差の組み合わせが実現できることを確認している。以下、各歯数Z,Z,S,Sを実際に設定するための手順例を挙げて説明する。また以下の説明により、回転角検出装置10の製造方法の一実施形態が明らかとなる。
〔歯数設定手順例〕
ステップ1:回転角検出装置10により検出(測定)可能な最大絶対角度θmaxを決定する。この手順例では、例えば360°の10倍とする。これにより、上式(4)においてN=10の条件が与えられる。
ステップ2:第1従動ギヤ14の歯数Sを設定する。このとき、任意の自然数mを例えば最小の1とすると、上式(4)からSを10に設定することができる。
ステップ3:第1主動ギヤ12bの歯数Zを設定する。ここで、ギヤ比Kを2とすると、上式(5)から歯数Zを20±1に設定することができる。
ステップ4:第2主動ギヤ12c,第2従動ギヤ15の各歯数Z,Sを設定する。ここではギヤ比Kが2であるので、上式(6)の関係を満たす組み合わせであれば、どのような歯数Z,Sを選定してもよい。すなわち理論上は、ギヤ比K=2を満たす全ての歯数の組み合わせ(Z,S)を選定可能である。したがって、例えば歯数の組み合わせ(Z,S)=(10,5),(12,6),(14,7),(16,8),(18,9),(20,10),(22,11),(24,12),(26,13),(28,14),(30,25),・・・のように、多様なパターンの中から適宜の組み合わせを選定することができる。ただし、実際には検出精度や部品サイズの制約を考慮して、これらの中から適切な組み合わせを選定すればよい。
なお、上記の設定手順例では第2従動ギヤ15の歯数Sを第1従動ギヤ14の歯数Sより多く設定しているが、逆に歯数Sを歯数Sより少なく設定してもよい。これにより、極めて広い範囲で歯数Z,Z,S,Sを設定することができるので、それだけ本実施形態の手法は高い選択の自由度を有することがわかる。また上記の手順例ではギヤ比Kを自然数としているが、ギヤ比Kが小数で表されるものであっても、条件式(3)を満たす範囲内で歯数の設定が可能である。
〔歯数差変更時の対応〕
さらに本実施形態の構造には、歯数差の変更が必要となった場合の対応についても優れた柔軟性を有する。以下、この点について説明する。
例えば、既存の設定として第1及び第2主動ギヤ12b,12cの歯数Z,Zが決まっていた場合を想定する。この場合、設定された歯数Z,Zの条件に基づいて最適な主動ギヤユニット12のサイズが設計されており、このサイズが検出対象物であるステアリング軸の大きさに適合しているとする。
このような状況において、例えば検出対象物であるステアリング軸の仕様(例えば外径寸法)に変更が生じたり、回転角検出装置10を設置できるスペースに変更が生じたりした場合、回転角検出装置10そのもののサイズを変更すると、新たに歯数Z,Zを設定し直すことで、歯数差の調整を行う必要が生じることがある。この場合においても、本実施形態の構造は既存のサイズを極端に変更することなく、それまでのギヤ比Kと最大絶対角度θmaxの範囲を維持したままで、各歯数Z,Z,S,Sを柔軟に変更することができる。
〔歯数差と最大歯数との関係〕
すなわち、本発明の発明者等が検証を行った結果、第1主動ギヤ12bと第2主動ギヤ12cとの歯数差(|Z−Z|)を、例えば1,2,3,・・・と変化させていったとしても、そのときの歯数差と最大歯数とは単純増加の関係にならないことが確認されている。
図4は、歯数差と最大歯数との関係について、実施例と比較例とを対比して示した図である。図4中、横軸は第1主動ギヤ12bと第2主動ギヤ12cとの歯数差(|Z−Z|)を表し、縦軸は各歯数差の条件下で設定される最大の歯数(Z又はZ)を表す。また図4中、ハッチングを付した四角形のシンボルは、本実施形態の構造を適用した場合の実施例から得られた結果を示し、網点を付した菱形のシンボルは、比較例から得られた結果を示している。なお、ここでいう比較例は、既に述べた先行技術(特許文献1)で挙げた構造(主動ギヤに歯数差があり、従動ギヤに歯数差がない構造)を採用した場合の結果である。
図4に実施例をもって示すとおり、本実施形態の構造を採用した場合、歯数差が増加していっても、最大歯数は単純増加しておらず、多少の増減を示しながら一定の範囲内(例えば50以内)に収まっていることがわかる。
一方、比較例においては、歯数差が増加していくと、それに合わせて最大歯数も比例増加していく傾向にある。この場合、最大歯数の増加に合わせて必然的に部材も大型化していくことから、回転角検出装置10の設置スペースに制約がある場合に設計の自由度が低くなる。
これに対し、本実施形態の構造では、歯数差が増加しても最大歯数が大きく変動しないことから、部材を特に大型化することなく、限られた設置スペース内であっても自由に歯数を変更することができるので、それだけ設計の自由度が高い。
本発明は上述した一実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施可能である。一実施形態では、第1主動ギヤ12bの歯数Zより第2主動ギヤ12cの歯数Zが大きい例を挙げているが、これらは逆の関係であってもよい。また、第1従動ギヤ14と第2従動ギヤ15の歯数S,Sの関係についても同様である。
また、歯数Z,Z,S,Sの設定手順で挙げた数値はあくまで一例であって、任意の数Nや自然数m、ギヤ比Kの選定は適宜に変更することができる。
その他、本発明の回転角検出装置は車両のステアリング角センサとしての用途に限らず、各種の回転運動を行う検出対象物の絶対角度を検出する用途に広く適用することができる。
一実施形態の回転角検出装置の斜視図である。 回転角検出装置を主な構成要素に分解して示した斜視図である。 回転角検出装置の構成を概略的に示した図である。 歯数差と最大歯数との関係について、実施例と比較例とを対比して示した図である。
符号の説明
10 回転角検出装置
12 主動ギヤユニット
12b 第1主動ギヤ
12c 第2主動ギヤ
14 第1従動ギヤ
15 第2従動ギヤ
16 磁石
20 カバー
30 ホルダ
40 ケース
70 回路基板
72 磁気センサ
80 マイクロプロセッサ

Claims (5)

  1. 360度を超える所定角度の範囲内で回転運動する検出対象物の回転角を、絶対角度として検出する回転角検出装置であって、
    前記検出対象物と同心にして一体的に回転する第1主動ギヤと、
    前記第1主動ギヤが有する歯数と異なる歯数を有し、かつ前記第1主動ギヤとともに前記検出対象物と同心にして一体的に回転する第2主動ギヤと、
    前記第1主動ギヤに噛み合わされて回転する第1従動ギヤと、
    前記第1従動ギヤの回転角に応じた第1回転角信号を出力する第1信号出力部と、
    前記第1従動ギヤが有する歯数と異なる歯数を有し、かつ前記第2主動ギヤに噛み合わされて回転する第2従動ギヤと、
    前記第2従動ギヤの回転角に応じた第2回転角信号を出力する第2信号出力部と、
    前記第1及び第2回転角信号に基づいて前記検出対象物の絶対角度を検出する角度検出部と
    を備えたことを特徴とする回転角検出装置。
  2. 請求項1に記載の回転角検出装置において、
    前記第1主動ギヤの歯数(Z)、前記第2主動ギヤの歯数(Z)、前記第1従動ギヤの歯数(S)及び前記第2従動ギヤの歯数(S)は、
    前記角度検出部により検出可能な絶対角度の範囲を、360度を超えて前記第1従動ギヤの歯数(S)に比例する最大絶対角度(θmax)として設定したとき、
    前記第1主動ギヤの歯数(Z)に対し、任意の自然数(m)を加減することで、この加減後における数(Z±m)と前記第1従動ギヤの歯数(S)との比((Z±m)/S)を、前記第2主動ギヤと前記第2従動ギヤとのギヤ比(Z/S)に一致させる条件の下に設定されていることを特徴とする回転角検出装置。
  3. 請求項2に記載の回転角検出装置において、
    前記角度検出部により検出可能な最大絶対角度(θmax)を、360度の任意の数(N)倍に設定したとき、
    前記第1従動ギヤの歯数(S)は、前記任意の自然数(m)と前記任意の数(N)とを掛け合わせた数(m・N)に設定されていることを特徴とする回転角検出装置。
  4. 360度を超える所定角度の範囲内で回転運動する検出対象物と同心にして一体的に回転する第1主動ギヤと、この第1主動ギヤが有する歯数と異なる歯数を有し、かつ前記第1主動ギヤとともに前記検出対象物と同心にして一体的に回転する第2主動ギヤと、前記第1主動ギヤに噛み合わされて回転する第1従動ギヤと、前記第1従動ギヤの回転角に応じた第1回転角信号を出力する第1信号出力部と、前記第1従動ギヤが有する歯数と異なる歯数を有し、かつ前記第2主動ギヤに噛み合わされて回転する第2従動ギヤと、前記第2従動ギヤの回転角に応じた第2回転角信号を出力する第2信号出力部とを備えることで、前記第1及び第2回転角信号に基づいて前記検出対象物の絶対角度を検出する回転角検出装置の製造方法において、
    検出可能な範囲として、最大絶対角度(θmax)を360度の任意の数(N)倍に決定するステップと、
    前記第1従動ギヤの歯数(S)を、任意に選択した自然数(m)と前記任意の数(N)との積(m・N)から決定するステップと、
    任意に設定したギヤ比(K)に対し、前記任意の数(N)を乗じた値に1を加減した後、この加減後の値に前記任意に選択した自然数(m)を乗じて得た数を前記第1従動ギヤの歯数(Z)として決定するステップと、
    前記第2主動ギヤの歯数(Z)と前記第2従動ギヤの歯数(S)との組み合わせを、前記ギヤ比(K)の関係を満たす条件下で選択するステップと
    を有する回転角検出装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の回転角検出装置の製造方法において、
    前記ギヤ比(K)は、前記第2主動ギヤの歯数(Z)と前記第2従動ギヤの歯数(S)との組み合わせが成り立つ範囲内で整数又は小数から設定可能であることを特徴とする回転角検出装置の製造方法。
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