JP2009275931A - Air conditioning system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、地熱を利用した空調システムに関するもので、特に、工場建屋等の大規模空間を有した建造物の冷房を行う場合に好適な空調システムに関するものである。 The present invention relates to an air conditioning system using geothermal heat, and particularly to an air conditioning system suitable for cooling a building having a large-scale space such as a factory building.
地熱を利用して省エネルギー化を図った空調システムとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。この空調システムは、床下空間から導入した空気を地中に埋設した地熱利用チューブに供給した後、屋根裏空間に放出するようにしたものである。
An example of an air conditioning system that uses geothermal energy to save energy is described in
この空調システムによれば、地熱利用チューブにおいて床下空間から導入した空気と地中との間で熱交換が行われることになる。ここで、夏期においては外気温度に比べて地中温度が低いため、地熱利用チューブに導入された外気の温度が低下することになり、室内の温度低下を図ることができるようになる。 According to this air conditioning system, heat is exchanged between the air introduced from the underfloor space and the underground in the geothermal utilization tube. Here, since the underground temperature is lower than the outside air temperature in the summer, the temperature of the outside air introduced into the geothermal utilization tube is lowered, and the indoor temperature can be lowered.
ところで、特許文献1の空調システムにあっては、屋根裏空間に放出された空気を床下に導くために建物の壁に空間を構成する必要がある。このため、工場建屋等の大規模空間を有した建造物の温度調節を行う場合には、導入コストが著しく増大することになる。しかも、特許文献1の空調システムは、建造物全体を温度調節対象とするものである。従って、工場建屋等の大規模空間を有した建造物の空調には不向きであり、室内を所望の冷房温度に調節することが困難になる恐れもある。
By the way, in the air-conditioning system of
本発明の目的は、上記実情に鑑みて、工場建屋等の大規模空間を有した建造物に好適な空調システムを提供することにある。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide an air conditioning system suitable for a building having a large-scale space such as a factory building.
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る空調システムは、地中に埋設した地熱利用チューブを介して外気を導入することにより、建造物内部の空調を行う空調システムであって、前記地熱利用チューブに吹き出しダクトを接続するとともに、この吹き出しダクトの吹き出し口を建造物内部の下方域に開口させ、該吹き出し口から空気を放出することを特徴とする。
In order to achieve the above object, an air conditioning system according to
また、本発明の請求項2に係る空調システムは、上述した請求項1において、前記地熱利用チューブは、建造物の床面に沿う態様で配設し、かつ複数の吹き出しダクトが接続された分配チューブ部と、一端部が外気導入ダクトに接続される一方、他端部が前記分配チューブ部に接続され、前記外気導入ダクトから導入された外気を前記分配チューブ部に供給する熱交換チューブ部とを有することを特徴とする。
The air conditioning system according to
また、本発明の請求項3に係る空調システムは、上述した請求項2において、前記熱交換チューブ部と前記分配チューブ部との間に補助熱交換器を介在させたことを特徴とする。
The air conditioning system according to claim 3 of the present invention is characterized in that in
本発明によれば、吹き出しダクトの吹き出し口を建造物内部の下方域に開口させるようにしているため、工場建屋等の大規模空間を有した建造物の内部においても人が多くいる下層部分のみを効率良く冷房することができるようになる。 According to the present invention, since the blowout opening of the blowout duct is opened to the lower area inside the building, only the lower layer portion where many people are present inside the building having a large-scale space such as a factory building. Can be efficiently cooled.
以下に添付図面を参照して、本発明に係る空調システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。 Exemplary embodiments of an air conditioning system according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1である空調システムを示したものである。ここで例示する空調システムは、幅Wが約110m、奥行Dが約140m、高さHが約10mの工場建屋(建造物)を適用対象とし、外壁1によって囲まれた室内の温度調節を行うものである。図には明示していないが、この工場建屋は、室内に仕切りとなる壁がなく、室内が単一の大規模空間として構成されたものである。工場建屋の室内には、複数の柱2が等間隔に設けられている。本実施の形態1で適用対象となる工場建屋では、幅Wの方向に約22m間隔で奥行Dの方向に約12m間隔となるように合計60本の柱2が設けられている。
(Embodiment 1)
1 to 3 show an air conditioning system according to
地中Eにおいて工場建屋の床面Fの下方域となる部位には、地熱利用チューブ10が埋設してある。地熱利用チューブ10は、ポリエチレン等の熱伝導性に富んだ合成樹脂材料によって円筒状に構成したもので、工場建屋の床面Fに沿う態様で地中Eにほぼ水平に配置してある。本実施の形態1では、Φ800mmのポリエチレン製地熱利用チューブ10を5本用意し、図3に示すように、これら5本の地熱利用チューブ10をそれぞれ地表面E1から1500mm掘り下げた位置であって、工場建屋の奥行方向に沿って並設された柱2の列相互間に奥行方向に沿って埋設してある。
In the underground E, a
図1に示すように、個々の地熱利用チューブ10において工場建屋の床面Fの下方域外に延在した部分には、上方に向けて湾曲成形した導入ダクト接続部10aが構成してある。
As shown in FIG. 1, an introduction
それぞれの地熱利用チューブ10には、外気導入ダクト11及び複数の吹き出しダクト12が取り付けてある。外気導入ダクト11は、基端部を介して地熱利用チューブ10の導入ダクト接続部10aに接続したもので、導入ダクト接続部10aから鉛直上方に向けて延在し、先端部が地表面E1から露出して屋外に開口している。本実施の形態1では、図1に示すように、先端部が水平方向に向けて略直角に湾曲した外気導入ダクト11を適用している。外気導入ダクト11を配置する部位としては、工場建屋の陰になって日の当たらない北側であることが好ましい。
An external
それぞれの外気導入ダクト11には、送風ファン13が設けてある。送風ファン13は、駆動した場合に外気導入ダクト11の内部に外気を導入するものである。本実施の形態1では、地熱利用チューブ10の内部を通過する空気の流速が約2m/sとなる送風ファン13を適用している。
Each outside
吹き出しダクト12は、図2に示すように、地熱利用チューブ10の両側周面からそれぞれ交互に水平方向に向けて延在した後、鉛直上方に向けて湾曲したもので、個々の先端部が床面Fから露出して工場建屋の室内に開口している。吹き出しダクト12の吹き出し口12aを床面Fから室内に露出させる位置は、室内での作業や各種機械のレイアウトに支障とならないように、それぞれの柱2の周囲において柱2に近接した部位であることが好ましい。本実施の形態1では、Φ300mmのポリエチレン製吹き出しダクト12を適用している。吹き出しダクト12の床面Fからの突出量は、異物が容易に侵入することがないように約100mmに設定してある。
As shown in FIG. 2, the
上記のように構成した空調システムにおいては、外気導入ダクト11の送風ファン13を駆動すると、外気導入ダクト11を通じて地熱利用チューブ10に外気が導入され、順次下流に送給されるとともに、それぞれの吹き出しダクト12の吹き出し口12aから工場建屋の室内に放出されることになる。
In the air conditioning system configured as described above, when the
ここで、春期、夏期、秋期においては外気温度に比べて地中Eの温度が低くなる傾向にある。従って、外気導入ダクト11に導入された比較的高温状態の外気は、地熱利用チューブ10の内部を通過する間に地中Eの土砂との間において熱交換を行い、屋外の空気に比べて温度が約4℃程度低下することになる。この結果、各外気導入ダクト11の送風ファン13さえ駆動すれば、外気よりも4℃程度温度の低い空気を工場建屋の室内に供給することができる。これにより、冷房機を設置することに比べて、ランニングコストの増大や排出される二酸化炭素量の増大を招来することなく工場建屋を冷房することが可能になる。
Here, in the spring, summer and autumn, the temperature of the underground E tends to be lower than the outside air temperature. Therefore, the relatively high temperature outside air introduced into the outside
しかも、上述したように吹き出しダクト12の吹き出し口12aを工場建屋の床面Fから僅か100mmの位置に設定しているとともに、地熱利用チューブ10の内部を通過する空気の流速が約2m/s程度であるため放出される空気も穏やかなものとなる。従って、吹き出しダクト12の吹き出し口12aから放出された空気は、その大部分が工場建屋の室内において下層部分にのみ供給され、上層部分に至ることがない。つまり、上記空調システムでは、工場建屋の大規模空間である室内において下層部分のみが冷房されることになる。こうした空調システムにあっては、室内の上層部分は高温状態のままとなるが、人が多くいるのは室内の下層部分であり、結果的に大規模空間となる室内を効率良く冷房できることになる。こうした点からも、ランニングコストの低減及び排出される二酸化炭素量の低減を図ることが可能になる。
Moreover, as described above, the
尚、冬期においては外気温度に比べて地中Eの温度が高くなる傾向にある。従って、外気導入ダクト11に導入された比較的低温状態の外気は、地熱利用チューブ10の内部を通過する間に地中Eの土砂との間において熱交換を行い、屋外の空気に比べて温度が約4℃程度上昇することになる。この結果、各外気導入ダクト11の送風ファン13を駆動すれば、外気よりも4℃程度温度の高い空気を工場建屋の室内に供給することができる。従って、この空調システムと別途設置の暖房機を設置することで、暖房機のみを設置することに比べて、ランニングコストの増大や排出される二酸化炭素量の増大を招来することなく工場建屋を暖房することが可能になる。但し、この場合には、吹き出し口12aから放出された比較的温度の高い空気が室内の上層部分にまで到達することになる。従って、室内の上方部に上層部分の空気を下層部分に送給する送風機を設置しておくことが好ましい。
In winter, the temperature of the underground E tends to be higher than the outside air temperature. Accordingly, the relatively low temperature outside air introduced into the outside
(実施の形態2)
図4〜図6は、本発明の実施の形態2である空調システムを示したものである。ここで例示する空調システムは、先の実施の形態1と同様に、室内に仕切りとなる壁がなく、室内が単一の大規模空間として構成された工場建屋(建造物)を適用対象として室内の温度調節を行うもので、実施の形態1とは地熱利用チューブの構成のみが異なっている。すなわち、実施の形態2では、地熱利用チューブ20として分配チューブ部21及び熱交換チューブ部22を有したものを適用している。
(Embodiment 2)
4 to 6 show an air conditioning system according to
分配チューブ部21は、地中Eにおいて工場建屋の床面Fの下方域となる部位に埋設したもので、ポリエチレン等の熱伝導性に富んだ合成樹脂材料によって円筒状に構成してある。本実施の形態2では、Φ800mmのポリエチレン製分配チューブ部21を6本用意し、図6に示すように、これら6本の分配チューブ部21をそれぞれ地表面E1から1500mm掘り下げた位置において工場建屋の床面Fに沿う態様で地中Eにほぼ水平に配置してある。個々の分配チューブ部21は、工場建屋の奥行方向に沿って並設した柱2の列にそれぞれ近接する態様で奥行方向に沿って埋設してある。
The
個々の分配チューブ部21には、柱2の列に近接する周面に複数の吹き出しダクト23が接続してある。吹き出しダクト23は、図4〜図6に示すように、分配チューブ部21の周面からそれぞれ水平方向に向けて延在した後、鉛直上方に向けて湾曲したもので、個々の先端部が床面Fから露出して工場建屋の室内に開口している。吹き出しダクト23の吹き出し口23aを床面Fから室内に露出させる位置は、室内での作業や各種機械のレイアウトに支障とならないように、それぞれの柱2の周囲において柱2に近接した部位であることが好ましい。吹き出しダクト23としては、本実施の形態2においてもΦ300mmのポリエチレン製のものを適用し、床面Fからの突出量も約100mmに設定してある。
A plurality of blow-out
熱交換チューブ部22は、それぞれの分配チューブ部21に対応して設けられたもので、分配チューブ部21に平行となる態様で地中Eに埋設してある。本実施の形態2では、Φ800mmで約60mの長さを有したポリエチレン製の円筒状部材を熱交換チューブ部22として適用している。これらの熱交換チューブ部22は、それぞれ地表面E1から1500mm掘り下げた位置において工場建屋の床面Fに沿う態様で地中Eにほぼ水平に配置してある。図4に示すように、熱交換チューブ部22において工場建屋の床面Fの下方域に配置された部分は、接続チューブ24を介して分配チューブ部21の中間部に接続してある。
The heat
一方、個々の熱交換チューブ部22において工場建屋の床面Fの下方域外に配置された部分には、上方に向けて湾曲成形した導入ダクト接続部22aに外気導入ダクト25が接続してある。外気導入ダクト25は、基端部を介して熱交換チューブ部22の導入ダクト接続部22aに接続したもので、導入ダクト接続部22aから鉛直上方に向けて延在し、先端部が地表面E1から露出して屋外に開口している。本実施の形態2では、図4に示すように、先端部が水平方向に向けて略直角に湾曲した外気導入ダクト25を適用している。外気導入ダクト25を配置する部位としては、工場建屋の陰になって日の当たらない北側であることが好ましい。
On the other hand, an outside
それぞれの外気導入ダクト25には、送風ファン26が設けてある。送風ファン26は、駆動した場合に外気導入ダクト25の内部に外気を導入するものである。本実施の形態2では、熱交換チューブ部22の内部を通過する空気の流速が約2m/sとなる送風ファン26を適用している。尚、実施の形態2においては、実施の形態1と同様の構成に同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略している。
Each outside
上記のように構成した空調システムにおいては、外気導入ダクト25の送風ファン26を駆動すると、外気導入ダクト25を通じて熱交換チューブ部22に外気が導入され、その後、接続チューブ24、分配チューブ部21を順次下流に送給され、それぞれの吹き出しダクト23の吹き出し口23aから工場建屋の室内に放出されることになる。
In the air conditioning system configured as described above, when the
ここで、春期、夏期、秋期においては外気温度に比べて地中Eの温度が低くなる傾向にある。従って、外気導入ダクト25に導入された比較的高温状態の外気は、熱交換チューブ部22、接続チューブ24部及び分配チューブ部21の内部を通過する間に地中Eの土砂との間において熱交換を行い、屋外の空気に比べて温度が約4℃程度低下することになる。この結果、各外気導入ダクト25の送風ファン26さえ駆動すれば、外気よりも4℃程度温度の低い空気を工場建屋の室内に供給することができる。これにより、冷房機を設置することに比べて、ランニングコストの増大や排出される二酸化炭素量の増大を招来することなく工場建屋を冷房することが可能になる。
Here, in the spring, summer and autumn, the temperature of the underground E tends to be lower than the outside air temperature. Therefore, the relatively high temperature outside air introduced into the outside
しかも、上述したように吹き出しダクト23の吹き出し口23aを工場建屋の床面Fから僅か100mmの位置に設定しているとともに、熱交換チューブ部22の内部を通過する空気の流速が約2m/s程度であるため放出される空気も穏やかなものとなる。従って、吹き出しダクト23の吹き出し口23aから放出された空気は、その大部分が工場建屋の室内において下層部分にのみ供給され、上層部分に至ることがない。つまり、上記空調システムでは、工場建屋の大規模空間である室内において下層部分のみが冷房されることになる。こうした空調システムにあっては、室内の上層部分は高温状態のままとなるが、人が多くいるのは室内の下層部分であり、結果的に大規模空間となる室内を効率良く冷房できることになる。こうした点からも、ランニングコストの低減及び排出される二酸化炭素量の低減を図ることが可能になる。
Moreover, as described above, the
さらに、上述した空調システムにあっては、地熱利用チューブ20として熱交換チューブ部22及び分配チューブ部21に分割し、上流側となる熱交換チューブ部22に吹き出しダクト23を設けることなくその長さを十分に確保するようにしている。従って、熱交換チューブ部22を通過する空気が効率良く、かつ十分に熱交換されることになり、上述した効果が一層顕著となる。
Further, in the above-described air conditioning system, the heat
冬期においては外気温度に比べて地中Eの温度が高くなる傾向にある。従って、外気導入ダクト25に導入された比較的低温状態の外気は、熱交換チューブ部22、接続チューブ24部及び分配チューブ部21の内部を通過する間に地中Eの土砂との間において熱交換を行い、屋外の空気に比べて温度が約4℃程度上昇することになる。この結果、各外気導入ダクト25の送風ファン26を駆動すれば、外気よりも4℃程度温度の高い空気を工場建屋の室内に供給することができる。従って、この空調システムと別途設置の暖房機を併用することで、暖房機のみを設置する場合に比べて、ランニングコストの増大や排出される二酸化炭素量の増大を招来することなく工場建屋を暖房することが可能になる。
In winter, the temperature of the underground E tends to be higher than the outside air temperature. Therefore, the relatively low temperature outside air introduced into the outside
(実施の形態3)
図7及び図8は、本発明の実施の形態3である空調システムを示したものである。ここで例示する空調システムは、先の実施の形態2に対して、地熱利用チューブ20の熱交換チューブ部22と分配チューブ部21との間を接続する接続チューブ34の構成のみが異なっている。
(Embodiment 3)
7 and 8 show an air conditioning system according to Embodiment 3 of the present invention. The air conditioning system illustrated here is different from the second embodiment only in the configuration of the
すなわち、本実施の形態3の接続チューブ34は、熱交換チューブ部22の端部から一旦上方に向けて延在し、工場建屋の上部で屋根下を通過した後に下方に向けて延在して分配チューブ部21の中間部に接続されたものであり、天井裏を通過する部分に補助熱交換器35を備えている。
That is, the
補助熱交換器35は、リターン口35aを開口させた場合に室内の上層部分に滞留した比較的温度の高い空気をリターン空気として取り入れ、接続チューブ34を通過する空気にこのリターン空気を混合させて温度上昇を図る機能を有している。また、補助熱交換器35は、内部に図示せぬ温水ヒータ等の加熱手段を備えており、接続チューブ34を通過する空気を加温する機能を有している。尚、実施の形態3において実施の形態2と同様の構成に関しては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
The
上記のように構成した空調システムにおいては、外気導入ダクト25の送風ファン26を駆動すると、外気導入ダクト25を通じて熱交換チューブ部22に外気が導入され、その後、接続チューブ34、分配チューブ部21を順次下流に送給され、それぞれの吹き出しダクト23の吹き出し口23aから工場建屋の室内に放出されることになる。
In the air conditioning system configured as described above, when the
ここで、春期、夏期、秋期においては外気温度に比べて地中Eの温度が低くなる傾向にある。従って、接続チューブ34に介在させた補助熱交換器35を停止させておけば、外気導入ダクト25に導入された比較的高温状態の外気は、熱交換チューブ部22及び分配チューブ部21の内部を通過する間に地中Eの土砂との間において熱交換を行い、屋外の空気に比べて温度が約4℃程度低下することになる。この結果、各外気導入ダクト25の送風ファン26さえ駆動すれば、外気よりも4℃程度温度の低い空気を工場建屋の室内に供給することができる。これにより、ランニングコストの増大や排出される二酸化炭素量の増大を招来することなく工場建屋を冷房することが可能になる。
Here, in the spring, summer and autumn, the temperature of the underground E tends to be lower than the outside air temperature. Therefore, if the
しかも、上述したように吹き出しダクト23の吹き出し口23aを工場建屋の床面Fから僅か100mmの位置に設定しているとともに、熱交換チューブ部22の内部を通過する空気の流速が約2m/s程度であるため放出される空気も穏やかなものとなる。従って、吹き出しダクト23の吹き出し口23aから放出された空気は、その大部分が工場建屋の室内において下層部分にのみ供給され、上層部分に至ることがない。つまり、上記空調システムでは、工場建屋の大規模空間である室内において下層部分のみが冷房されることになる。こうした空調システムにあっては、室内の上層部分は高温状態のままとなるが、人が多くいるのは室内の下層部分であり、結果的に大規模空間となる室内を効率良く冷房できることになる。こうした点からも、ランニングコストの低減及び排出される二酸化炭素量の低減を図ることが可能になる。
Moreover, as described above, the
さらに、上述した空調システムにあっては、地熱利用チューブ20として熱交換チューブ部22及び分配チューブ部21に分割し、上流側となる熱交換チューブ部22に吹き出しダクト23を設けることなくその長さを十分に確保するようにしている。従って、熱交換チューブ部22を通過する空気が効率良く、かつ十分に熱交換されることになり、上述した効果が一層顕著となる。
Further, in the above-described air conditioning system, the heat
冬期においては外気温度に比べて地中Eの温度が高くなる傾向にある。従って、外気導入ダクト25に導入された比較的低温状態の外気は、熱交換チューブ部22及び分配チューブ部21の内部を通過する間に地中Eの土砂との間において熱交換を行い、屋外の空気に比べて温度が約4℃程度上昇することになる。そして、冬期においては上述した補助熱交換器35を駆動することにより、接続チューブ34を通過する空気の温度をさらに上昇させることが可能となり、工場建屋の室内を十分に暖房することが可能となる。この場合、補助熱交換器35には地熱によって暖められた空気もしくは室内の上層部分に滞留していた比較的高温状態の空気が導入されることになるため、直接外気を導入するものに比べて熱交換効率の向上を図ることができるようになる。これにより、ランニングコストの増大や排出される二酸化炭素量の増大を招来することなく工場建屋を暖房することが可能になる。
In winter, the temperature of the underground E tends to be higher than the outside air temperature. Accordingly, the relatively low temperature outside air introduced into the outside
尚、上述した補助熱交換器35は、必ずしも室内の暖房時にのみ駆動する必要はなく、冷却器を備えたものであれば、冷房時に駆動するようにしても良い。但し、リターン空気を導入するためのリターン口35aは閉塞した状態に維持する必要がある。この冷房時においても、地熱によって冷却された空気が補助熱交換器35に導入されることになるため、直接外気を導入するものに比べて熱交換効率の向上を図ることが可能である。
The
また、補助熱交換器35として熱交換した後の空気を分配チューブ部21に送給する送風ファンを備えたものを適用した場合には、外気導入ダクト25の送風ファン26を省略しても良い。
When the
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4である空調システムを示したものである。ここで例示する空調システムは、先の実施の形態3に対して、地熱利用チューブ20の熱交換チューブ部22と分配チューブ部21との間を接続する接続チューブ44の構成のみが異なっている。
(Embodiment 4)
FIG. 9 shows an air conditioning system according to Embodiment 4 of the present invention. The air conditioning system illustrated here differs from the third embodiment only in the configuration of the
すなわち、本実施の形態4の接続チューブ44は、熱交換チューブ部22の端部から一旦上方に向けて延在し、工場建屋の上部で屋根下を通過した後に下方に向けて延在して分配チューブ部21に接続された第1接続チューブ部44aと、直接地中Eにおいて熱交換チューブ部22及び分配チューブ部21の間を接続する第2接続チューブ部44bとを備えて構成したものである。
That is, the
第1接続チューブ部44a及び第2接続チューブ部44bには、それぞれを開閉するための第1仕切り手段45a及び第2仕切り手段45bが設けてある。
The first
上記のように構成した空調システムにおいては、第1仕切り手段45aによって第1接続チューブ部44aを開放する一方、第2仕切り手段45bによって第2接続チューブ部44bを閉塞すれば、熱交換チューブ部22と分配チューブ部21との間に補助熱交換器35が介在されることになり、実施の形態3と同様の動作を行うことが可能となる(図9において破線で示す経路)。
In the air conditioning system configured as described above, if the first
一方、第1仕切り手段45aによって第1接続チューブ部44aを閉塞する一方、第2仕切り手段45bによって第2接続チューブ部44bを開放すれば、熱交換チューブ部22と分配チューブ部21との間が直接接続されることになり、実施の形態2と同様の動作を行うことが可能となる(図9において実線で示す経路)。
On the other hand, if the first connecting
尚、上述した実施の形態1〜4では、いずれも吹き出しダクトの吹き出し口を床面から100mmだけ突出させるようにしているが、本発明はこれに限定されず、工場建屋の室内において下方域に開口させれば良い。吹き出し口を開口させる室内の下方域とは、上述したように、吹き出し口から放出した空気が人の多くいる室内の下層部分にのみ供給される高さである。従って、例えば図10の変形例に示すように、地熱利用チューブ120から水平方向に延在した後、上方に向けて湾曲し、床面Fから2m程度の高さに吹き出し口23aを設けるようにしても同様の作用効果を奏することができる。この図10に示す例では、吹き出しダクト123の上端部に二つの吹き出し口123aが設けてある。吹き出し口123aを構成する部材は、例えば蛇腹状に構成してあり、その向きを適宜変更できるように構成することが好ましい。この場合においても吹き出し口123aの設ける部位は、柱2の周囲においてその近傍であることが好ましい。
In
また、上述した実施の形態1〜4では、いずれも工場建屋を適用対象とした空調システムを例示しているが、その他の建造物に対しても同様に適用することが可能である。 Moreover, in Embodiment 1-4 mentioned above, although all have illustrated the air-conditioning system which applied factory factory as application object, it is possible to apply similarly to another building.
さらに、上述した実施の形態1〜4で記載した具体的な数値は例示を目的とするものであって、本発明を限定するものではない。例えば、実施の形態2〜3においては、分配チューブ部21の径と熱交換チューブ部22の径とを同一にしているが、必ずしも同じ径にする必要はなく、建造物の規模に応じて室内に供給する風量や熱交換効率等の条件によって適宜設定すれば良い。
Furthermore, the specific numerical values described in the first to fourth embodiments are for illustrative purposes and do not limit the present invention. For example, in the second to third embodiments, the diameter of the
2 柱
10 地熱利用チューブ
10a 導入ダクト接続部
11 外気導入ダクト
12 吹き出しダクト
12a 吹き出し口
13 送風ファン
20 地熱利用チューブ
21 分配チューブ部
22 熱交換チューブ部
22a 導入ダクト接続部
23 吹き出しダクト
23a 吹き出し口
24 接続チューブ
25 外気導入ダクト
26 送風ファン
34 接続チューブ
35 補助熱交換器
35a リターン口
44 接続チューブ
44a 第1接続チューブ部
44b 第2接続チューブ部
45a 第1仕切り手段
45b 第2仕切り手段
120 地熱利用チューブ
123 吹き出しダクト
123a 吹き出し口
E 地中
F 床面
2
Claims (3)
前記地熱利用チューブに吹き出しダクトを接続するとともに、この吹き出しダクトの吹き出し口を建造物内部の下方域に開口させ、該吹き出し口から空気を放出することを特徴とする空調システム。 An air conditioning system that air-conditions the interior of a building by introducing outside air through a geothermal tube embedded in the ground,
An air conditioning system characterized in that a blowout duct is connected to the geothermal utilization tube, a blowout opening of the blowout duct is opened in a lower area inside the building, and air is discharged from the blowout opening.
建造物の床面に沿う態様で配設し、かつ複数の吹き出しダクトが接続された分配チューブ部と、
一端部が外気導入ダクトに接続される一方、他端部が前記分配チューブ部に接続され、前記外気導入ダクトから導入された外気を前記分配チューブ部に供給する熱交換チューブ部と
を有することを特徴とする請求項1に記載の空調システム。 The geothermal utilization tube is
A distribution tube portion arranged in a manner along the floor of the building, and connected to a plurality of blowing ducts;
A heat exchange tube portion having one end connected to the outside air introduction duct and the other end connected to the distribution tube portion, and supplying outside air introduced from the outside air introduction duct to the distribution tube portion. The air conditioning system according to claim 1, wherein
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JP2008124903A JP2009275931A (en) | 2008-05-12 | 2008-05-12 | Air conditioning system |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS5921429U (en) * | 1982-07-31 | 1984-02-09 | ナショナル住宅産業株式会社 | Air conditioning equipment that uses underground temperature |
JPS61165531A (en) * | 1985-01-17 | 1986-07-26 | Sapporo Aruna Kk | Device for introducing external air into rooms of building |
JP2003035433A (en) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | Daiwa House Ind Co Ltd | Air conditioning system utilizing geothermal heat |
-
2008
- 2008-05-12 JP JP2008124903A patent/JP2009275931A/en active Pending
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