JP2009275696A - プロペラファンとそれを用いた空気調和機 - Google Patents

プロペラファンとそれを用いた空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009275696A
JP2009275696A JP2009019170A JP2009019170A JP2009275696A JP 2009275696 A JP2009275696 A JP 2009275696A JP 2009019170 A JP2009019170 A JP 2009019170A JP 2009019170 A JP2009019170 A JP 2009019170A JP 2009275696 A JP2009275696 A JP 2009275696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wing
propeller fan
hub
blade
curve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009019170A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Izumi
善樹 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009019170A priority Critical patent/JP2009275696A/ja
Publication of JP2009275696A publication Critical patent/JP2009275696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

【課題】前縁が前進した翼では、周速度が大きく増加すると揚力と迎え角が相互に増加しつづけ、ついにはある速度で失速などを生じ翼本来の空力仕事を果たさなくなるし、翼への負荷が増加し続けたために翼破断など強度的にも弱点を有しているため、プロペラファンのファン効率を従来以上に向上させる。
【解決手段】円筒状のハブ3に外周側6の弦長がハブ3の側弦長より長く、前縁4も後縁5も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しており、翼自体の半径方向長さbと翼の自乗平均半径位置で展開された弦長Lのアスペクト比b/L≦1.1以内の翼枚数が2枚から構成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機などの送風機に用いられるプロペラファンの技術に関するもので、特に同翼の形状に関するものである。
従来の斜流ファンの平面図を図8に、その子午面図を図9に示す。この種のプロペラファンは図8に示した様に前縁14が回転方向に前進している。図8と図9を用いて説明すると斜流ファン10は、翼12の前縁14が前進しており、後縁15とハブ13とチップ16とから構成されている。図9において、rは略円錐台状のハブの風上側半径で、rは風下側半径であり、Rは翼12の風上側半径で、Rは風下側半径である。r=(r+r)/2で、R=(R+R)/2であり、rがハブ13の代表半径でRが翼12の代表半径である。代表自乗平均半径Rr=√((R+r)/2)であり、其の位置E−Eで翼12を展開した時の弦長がLであり、ハブ13と翼12の代表半径rとRで規定された位置での翼12の半径方向長さがbであり、アスペクト比b/L≦1.0の範囲で翼枚数が2枚からなる斜流ファンを構成している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3743222号公報
しかしながら、前記従来の構成ではアスペクト比b/L≦1.0の時に騒音当たりの風量が多く、翼が2枚の方が静圧特性が優れ且つ翼摩擦が3枚翼より少ないのでファン効率が良好とされている。しかし、ファン効率向上のみに着眼する時、翼設計は周速度を増加させて且つメリディアン流速を減少させて動圧を減らし、絶対速度の周方向成分も減少させる必要がある。即ち今までより周速度の増加は必須である。前縁が前進した翼では、周速度が大きく増加すると揚力と迎え角が相互に増加しつづけ、ついにはある速度で失速などを生じ翼本来の空力仕事を果たさなくなるし、翼への負荷が増加し続けたために翼破断など強度的にも弱点を有している。理論上、ファン効率向上には限界が有り、強度的にも上記のように課題を有していた。
前記従来の課題を解決するために、本発明のプロペラファンは円筒状のハブに複数枚の翼を備え、前記翼は、外周側弦長がハブ側弦長より長く、前縁と後縁とはそれぞれ螺旋曲線状に回転方向に対して後退しており、前記翼自体の半径方向長さbと翼の自乗平均半径位置で展開された弦長Lのアスペクト比b/Lをb/L≦1.1としたものである。
これによって、アスペクト比b/L≦1.1の複数枚の翼からなり、アスペクト比が適切なので充分な空力仕事を果たしながら、翼面積投入が最も少なく適切なので翼摩擦が少なくファン効率に優れる。前縁も後縁も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので、ファン効率向上の要件である周速度を増加させて且つメリディアン流速を減少させて動圧を減らし、絶対速度の周方向成分も減少さると言う内で、周速度を大きく増加させてもハブを流れる空気の速度に後退角の余弦を乗じた速度が翼を通過する速度になるので、翼抗力が減少して適切な揚力と迎え角を維持できる為に失速を抑制できて充分な空力仕事を果たし、且つ翼負荷を低減できるので翼強度的にも余裕を有する事が出来る。よって、更にファン効率を向上できるものである。また前縁も後縁も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので時間をずらせて空気を切り進むので低騒音でもある。
本発明のプロペラファンは、アスペクト比b/L≦1.1の複数枚の翼からなり、アスペクト比が適切なので充分な空力仕事を果たしながら、翼面積投入が最も少なく適切なので翼摩擦が少なくファン効率に優れる。前縁も後縁も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので、ファン効率向上の要件である周速度を増加させて且つメリディアン流速を減少させて動圧を減らし、絶対速度の周方向成分も減少さると言う内で、周速度を大きく増加させてもハブを流れる空気の速度に後退角の余弦を乗じた速度が翼を通過する速度になるので、翼抗力が減少して適切な揚力と迎え角を維持できる為に失速を抑制できて充分な空力仕事を果たし、且つ翼負荷を低減できるので翼強度的にも余裕を有する事が出来る。よって、更にファン効率を向上できるものである。また前縁も後縁も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので時間をずらせて空気を切り進むので低騒音でもある。
第1の発明のプロペラファンは、円筒状のハブに複数枚の翼を備え、前記翼は、外周側弦長がハブ側弦長より長く、前縁と後縁とはそれぞれ螺旋曲線状に回転方向に対して後退しており、前記翼自体の半径方向長さbと翼の自乗平均半径位置で展開された弦長Lのアスペクト比b/Lをb/L≦1.1としたものである。
これによって、アスペクト比b/L≦1.1の複数枚の翼からなり、アスペクト比が適切なので充分な空力仕事を果たしながら、翼面積投入が最も少なく適切なので翼摩擦が少なくファン効率に優れる。前縁も後縁も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので、ファン効率向上の要件である周速度を増加させて且つメリディアン流速を減少させて動圧を減らし、絶対速度の周方向成分も減少さると言う内で、周速度を大きく増加させてもハブを流れる空気の速度に後退角の余弦を乗じた速度が翼を通過する速度になるので、翼抗力が減少して適切な揚力と迎え角を維持できる為に失速を抑制できて充分な空力仕事を果たし、且つ翼負荷を低減できるので翼強度的にも余裕を有する事が出来る。よって、更にファン効率を向上できるものである。また前縁も後縁も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので時間をずらせて空気を切り進むので低騒音でもある。
第2の発明のプロペラファンは、特に第1の発明において、翼の子午面の形状でハブと翼のチップとの中点付近より外周側は風上側に対して凹状の曲線で、中点付近よりハブ側は凸状の曲線で形成し、かつ翼の半径方向断面形状で中点付近より外周側は風上側に対して凹状の曲線で、中点付近よりハブ側は凸状の曲線で形成したものである。これによって、翼の圧力面から負圧面に向かう洩れ流れを一因として、翼のチップ付近の負圧面に発生する翼端渦の生成を翼自体の凹状曲線部で促進させ、ファン効率の向上を図る事ができる。また、ハブ側の翼の凸状曲線部で、高負荷域での半径方向流入を円滑化させ静圧の向上を同時に図る事ができる。
第3の発明のプロペラファンは、特に第1の発明において、翼の子午面の形状でハブと前記翼のチップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凹状の曲線で構成し、かつ前記翼の半径方向断面形状で前記ハブと前記チップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凹状の曲線で構成したものである。これによって、翼圧力面から負圧面に生じる洩れ流れを一因として発生する翼端渦の生成を、ハブと翼のチップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凹状の曲線部で促進させる事で良好な翼流動状態を実現でき、ファン効率向上と低騒音化を図る事ができる。
第4の発明のプロペラファンは、翼の子午面の形状でハブと前記翼のチップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凸状の曲線で構成し、かつ前記翼の半径方向断面形状で前記ハブと前記チップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凸状の曲線で構成したものである。これによって、翼外周側から流入する半径方向流を促進させると共に、翼面上の後縁側での剥離を極力防止し、良好な翼流動状態を実現できてファン効率向上と高静圧化を図ることができる。
第5の発明のプロペラファンは、特に第1〜4のうちいずれかの発明において、翼を厚翼で構成し厚翼の自乗平均半径位置の断面形状で、最大翼厚みtと自乗平均半径位置での弦長Lとの比t/Lが5〜12%の範囲で前縁が丸みを有し、後縁が尖った翼型形状をしたものである。これによって、翼からの流れの剥離が防がれ、更なる低騒音化を達成する事が出来る。但し、t/Lが5%から低騒音効果が発揮され、12%で低騒音効果が飽和する。
第6の発明の空気調和機は、セパレート型空気調和機の室外機で圧縮機・熱交換器・電装・外箱を有し、室内機と接続配管で冷凍サイクルを構成し、その室外機側熱交換促進用のファンとして上記第1〜第5の発明のうちいずれか1項のプロペラファンを用いたものである。これによって、プロペラファンのファン効率が高いので、空気調和機のCOPを向上させる事ができ、低騒音化も達成する事が出来る。更に静圧が高いので、空気調和機の暖房運転時に室外熱交換器に着霜が生じてもプロペラファンにより充分な風量を確保できるので、冷凍サイクルとして高暖房能力を維持することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定させるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるプロペラファンの平面図であり、図2は同プロペラファンの子午面図であり、図3は同プロペラファンの自乗平均半径位置A−Aで翼を展開した図であり、図4は同プロペラファンのアスペクト比と41dB当たりの風量性能を示した特性図であり、図5は同プロペラファンの作動状態を示した模式図である。
図1において、プロペラファン1は、円筒状のハブ3に2枚の翼2を備えている。翼2は、回転方向の前側が前縁4であり、後側が後縁5であり、外周側がチップ6である。B−Bは翼2の半径方向断面位置を示している。翼2は、チップ6の弦長がハブ3側の弦長より長く、前縁4と後縁5とはそれぞれ螺旋曲線状に回転方向に対して後退しており、翼2の半径方向長さbと翼2の自乗平均半径位置で展開された弦長L(図3に示す)のアスペクト比b/Lをb/L≦1.1としたものである。図2において、自乗平均半径Rrは、Rr=√((R+r)/2)で示される。図5のようにこのプロペラファン1をオリフィス9に収めて、モータ20で回転させることで送風機としての機能を発揮する事ができる。
これによって、図4に示したようにアスペクト比b/L≦1.1で41dB当たりの風量が多く発揮する事ができる。翼2の枚数が2枚からなり、2枚であってもアスペクト比が適切なので充分な空力仕事を果たしながら、翼面積投入が最も少なく適切なので翼摩擦が少なくファン効率に優れる。前縁4も後縁5も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので、ファン効率向上の要件である周速度を増加させて且つメリディアン流速を減少させて動圧を減らし、絶対速度の周方向成分も減少されると言う内で、周速度を大きく増加させてもハブ3を流れる空気の速度に後退角θの余弦を乗じた速度が翼2を通過する速度になるので翼2を流れる速度が低下し、翼抗力が減少して適切な揚力と迎え角を維持できる為に失速を抑制できて充分な空力仕事を果たし、且つ翼負荷を低減できるので翼強度的にも余裕を有する事ができる。よって、2枚からなる翼2と相まって更にファン効率をより向上できるものである。また、前縁4も後縁5も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので時間をずらせて空気を切り進むので低騒音でもある。
なお、本実施の形態1では翼の枚数を2枚として説明したが、これに限定するものではない。また、図3のように前縁4から後縁5までの厚さがほぼ一定の薄翼で説明したが、後述する図11に示すような前縁4と後縁5との間の厚みが次第に大きくなる翼型形状の
厚翼ではより大きな効果が得られる。
(実施の形態2)
図6は図1のB−B断面図であり、本実施の形態2におけるプロペラファンの半径方向の断面を示す。図1の平面図に示すプロペラファンにおいて、翼2の子午面の形状でハブ3と翼2のチップ6との中点(C−C)付近より外周側は風上側に対して凹状の曲線で、中点付近よりハブ側は凸状の曲線で形成し、かつ翼2の半径方向断面形状で中点(C−C)付近より外周側は風上側に対して凹状の曲線で、中点付近よりハブ側は凸状の曲線で形成したものである。
これによって、翼2の圧力面8から負圧面7に向かう洩れ流れを一因として、翼2のチップ6付近の負圧面7に発生する翼端渦の生成を翼自体の凹状曲線部で促進させ、ファン効率の向上を図る事ができる。また、ハブ3側の翼2の凸状曲線部で、高負荷域での半径方向流入を円滑化させ静圧の向上を同時に図る事ができる。
(実施の形態3)
図7は実施の形態3におけるプロペラファンの子午面図であり、図8は図1のB−B断面図で、同プロペラファンの半径方向の断面図を示す。本実施の形態3におけるプロペラファンの平面図は図1と同じで、自乗平均半径位置A−Aで翼を展開した図は図3と同じである。
図1の平面図に示すプロペラファンにおいて、図7のように翼2の子午面の形状でハブ3と翼2のチップ6とを繋ぐ前縁4bの曲線を風上側に対して凹状の曲線で構成し、かつ図8のように翼2の半径方向断面形状でハブ3と翼2のチップ6とを繋ぐ曲線を風上側に対して凹状の曲線で構成している。このように構成することで、翼圧力面8から負圧面7に生じる洩れ流れを一因として発生する翼端渦の生成を、ハブ3と翼2のチップ6とを繋ぐ凹状の曲線部で促進させる事で良好な翼流動状態を実現でき、ファン効率向上と低騒音化を図ることができる。
(実施の形態4)
図9は実施の形態4におけるプロペラファンの子午面図であり、図10は図1のB−B断面図で、同プロペラファンの半径方向の断面図を示す。本実施の形態4におけるプロペラファンの平面図は図1と同じで、自乗平均半径位置A−Aで翼を展開した図は図3と同じである。
図1の平面図に示すプロペラファンにおいて、図9のように翼2の子午面の形状でハブ3と翼2のチップ6とを繋ぐ前縁4bの曲線を風上側に対して凸状の曲線で構成し、かつ図10のように翼2の半径方向断面形状でハブ3と翼2のチップ6とを繋ぐ曲線を風上側に対して凸状の曲線で構成している。このように構成することで、翼外周側6から流入する半径方向流Fを促進させることができるので翼面上の後縁5側での剥離を極力防止し、良好な翼流動状態を実現できてファン効率向上と高静圧化を図ることができる。
(実施の形態5)
図11は、図1に示す翼2の自乗平均半径位置A−Aで展開した翼断面図である。翼2を厚翼で構成し厚翼の自乗平均半径位置A−Aの断面形状で、最大翼厚みtと自乗平均半径位置A−Aでの弦長Lとの比t/Lが5〜12%の範囲で前縁4が丸みを有し、後縁5が尖った翼型形状をしたプロペラファン1を提供するものである。
これによって、翼2からの流れの剥離が防がれ、更なる低騒音化を達成する事が出来る。但し、t/Lが5%から低騒音効果が発揮され、12%で低騒音効果が飽和することが
実験で検証することができた。外径Ф415のプロペラファンでt/L=9%の厚翼を用いた場合、厚さがほぼ一定の薄翼に比較して約3dB(A)の低騒音効果が得られている。本実施の形態5で示した厚翼の形状は、上記第1〜第4の発明のいずれにも適用できる。
(実施の形態6)
セパレート型空気調和機において、セパレート型空気調和機の室外機で圧縮機と熱交換器と電装と外箱とを有し、室内機と接続配管で冷凍サイクルを構成し、その室外機側熱交換促進用のファンとして上記第1〜第5の発明のうちいずれか1項に記載のプロペラファンを用いた空気調和機を提供するものである。
これによって、プロペラファン1のファン効率が高いので、空気調和機のCOPを向上させる事ができ、低騒音化も達成する事ができる。更に静圧が高いので、空気調和機の暖房運転時に室外熱交換器に着霜が生じてもプロペラファンにより充分な風量を確保できるので、冷凍サイクルとして高暖房能力を維持することができる。
以上に記載してきた技術要件は、ハブが円柱形状のプロペラファンに限らず、ハブが円錐台形状の斜流ファンに適用しても同様の効果を発揮することができるし、特に斜流ファンはより高静圧である特性を有する。また、本発明においては静圧特性が優れ、かつ翼摩擦がより少ない翼枚数2枚で説明したが、翼枚数は2枚に限定しなくても3枚などでも同様の効果を発揮できる。
以上のように、本発明にかかるプロペラファンは、アスペクト比b/L≦1.1以内の翼枚数が2枚からなるので、2枚であってもアスペクト比が適切なので充分な空力仕事を果たしながら、翼面積投入が最も少なく適切なので翼摩擦が少なくファン効率に優れる。前縁も後縁も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので、ファン効率向上の要件である周速度を増加させて且つメリディアン流速を減少させて動圧を減らし、絶対速度の周方向成分も減少さると言う内で、周速度を大きく増加させてもハブを流れる空気の速度に後退角の余弦を乗じた速度が翼を通過する速度になるので、翼抗力が減少して適切な揚力と迎え角を維持できる為に失速を抑制できて充分な空力仕事を果たし、且つ翼負荷を低減できるので翼強度的にも余裕を有する事が出来る。よって、更にファン効率を向上できるものである。また前縁も後縁も螺旋曲線状に回転方向に対して後退しているので時間をずらせて空気を切り進むので低騒音となるので、空気調和気に限らず、換気扇や扇風機やコンピュータ用CPU冷却ファンとしても用いることが可能である。
本発明の実施の形態におけるプロペラファンの平面図 本発明の実施の形態1におけるプロペラファンの子午面図 本発明の実施の形態1におけるプロペラファンの自乗平均半径位置A−Aでの翼展開図 本発明の実施の形態1におけるプロペラファンのアスペクト比b/Lと41dB当たりの風量性能図 本発明の実施の形態1におけるプロペラファンの作動状態模式図 本発明の実施の形態2におけるプロペラファンの図1のB−B断面図 本発明の実施の形態3におけるプロペラファンの子午面図 本発明の実施の形態3におけるプロペラファンの図1のB−B断面図 本発明の実施の形態4におけるプロペラファンの子午面図 本発明の実施の形態4におけるプロペラファンの図1のB−B断面図 本発明の実施の形態5におけるプロペラファンの自乗平均半径位置A−Aでの翼展開図 従来の斜流ファンの平面図 従来の斜流ファンの子午面図
1 プロペラファン
2 翼
3 ハブ
4 前縁
5 後縁
6 チップ
7 負圧面
8 圧力面
9 オリフィス
20 モータ
A−A プロペラファンの自乗平均半径位置
B−B プロペラファンの半径方向断面位置
C−C 翼の子午面の形状でハブと翼のチップとの中点
F 半径方向流

Claims (6)

  1. 円筒状のハブに複数枚の翼を備え、前記翼は、外周側弦長が前記ハブ側弦長より長く、前縁と後縁とはそれぞれ螺旋曲線状に回転方向に対して後退しており、前記翼の半径方向長さbと前記翼の自乗平均半径位置で展開された弦長Lのアスペクト比b/Lをb/L≦1.1としたことを特徴とするプロペラファン。
  2. 翼の子午面の形状でハブと前記翼のチップとの中点付近より外周側は風上側に対して凹状の曲線で、前記中点付近より前記ハブ側は凸状の曲線で形成し、かつ前記翼の半径方向断面形状で前記中点付近より外周側は風上側に対して凹状の曲線で、前記中点付近より前記ハブ側は凸状の曲線で形成したことを特徴とする請求項1記載のプロペラファン。
  3. 翼の子午面の形状でハブと前記翼のチップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凹状の曲線で構成し、かつ前記翼の半径方向断面形状で前記ハブと前記チップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凹状の曲線で構成したことを特徴とする請求項1記載のプロペラファン。
  4. 翼の子午面の形状でハブと前記翼のチップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凸状の曲線で構成し、かつ前記翼の半径方向断面形状で前記ハブと前記チップとを繋ぐ曲線を風上側に対して凸状の曲線で構成したことを特徴とする請求項1記載のプロペラファン。
  5. 翼を翼型形状をした厚翼で構成し、前記厚翼の自乗平均半径位置の断面形状で、最大翼厚みtと自乗平均半径位置での弦長Lとの比t/Lが5〜12%の範囲で、前記前縁が丸みを有し、後縁が尖った翼型形状をしたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載のプロペラファン。
  6. 室外機に圧縮機と熱交換器と電装と外箱とを有し、室内機と接続配管で冷凍サイクルを構成し、前記室外機の熱交換促進用のファンとして請求項1〜5のうちいずれか1項記載のプロペラファンを用いたことを特徴とする空気調和機。
JP2009019170A 2008-04-14 2009-01-30 プロペラファンとそれを用いた空気調和機 Pending JP2009275696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009019170A JP2009275696A (ja) 2008-04-14 2009-01-30 プロペラファンとそれを用いた空気調和機

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008104444 2008-04-14
JP2009019170A JP2009275696A (ja) 2008-04-14 2009-01-30 プロペラファンとそれを用いた空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009275696A true JP2009275696A (ja) 2009-11-26

Family

ID=41441340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009019170A Pending JP2009275696A (ja) 2008-04-14 2009-01-30 プロペラファンとそれを用いた空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009275696A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107882772A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 山洋电气株式会社 可逆式送风扇
CN114476001A (zh) * 2022-02-23 2022-05-13 深圳市苇渡智能科技有限公司 层流翼型桨叶结构及其应用方法、螺旋桨

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0389000A (ja) * 1989-08-30 1991-04-15 Calsonic Corp 自動車の熱交換器用冷却ファン
JPH10141284A (ja) * 1996-11-01 1998-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車
JP2001304185A (ja) * 2000-04-28 2001-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車とその送風機羽根車を備えた空気調和機
JP2006291735A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0389000A (ja) * 1989-08-30 1991-04-15 Calsonic Corp 自動車の熱交換器用冷却ファン
JPH10141284A (ja) * 1996-11-01 1998-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車
JP2001304185A (ja) * 2000-04-28 2001-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車とその送風機羽根車を備えた空気調和機
JP2006291735A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107882772A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 山洋电气株式会社 可逆式送风扇
CN107882772B (zh) * 2016-09-29 2020-12-08 山洋电气株式会社 可逆式送风扇
CN114476001A (zh) * 2022-02-23 2022-05-13 深圳市苇渡智能科技有限公司 层流翼型桨叶结构及其应用方法、螺旋桨

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5880288B2 (ja) 送風機
JP5003198B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP5263198B2 (ja) 羽根車と送風機及びそれを用いた空気調和機
CA2572925C (en) Axial fan blade having a convex leading edge
JP2013249763A (ja) 軸流送風機
JP2006291735A (ja) 送風機羽根車
US20140044552A1 (en) Blade for a rotary machine
WO2018020708A1 (ja) プロペラファンおよび流体送り装置
JP4529613B2 (ja) 送風機羽根車
JP2002106494A (ja) 軸流ファン
JP2011179331A (ja) 送風機とその送風機を用いた空気調和機
JP2007247494A (ja) 斜流送風機羽根車
JP2009275696A (ja) プロペラファンとそれを用いた空気調和機
JP2007162521A (ja) 斜流送風機羽根車及び空気調和機
JP4802694B2 (ja) 送風機羽根車及び空気調和機
CN209012125U (zh) 轴流风轮和暖风机
JP4967883B2 (ja) 斜流送風機羽根車と空気調和機
JP4797776B2 (ja) 斜流送風機羽根車及び空気調和機
JP4572633B2 (ja) 空調用送風機羽根車
JP4967882B2 (ja) 斜流送風機羽根車と空気調和機
JP2006214371A (ja) 送風機
CN217440358U (zh) 叶片、叶轮及通风设备
CN211573863U (zh) 一种轴流风叶、换气装置以及空调
CN209892508U (zh) 轴流风叶和电风扇
WO2022191034A1 (ja) プロペラファンおよび冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20110304

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20110413

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121214

A02 Decision of refusal

Effective date: 20130108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02