JP2009273861A - 疲労予防装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイ装置を注視しているユーザに、瞬目を促すための技術を提供する。
【解決手段】疲労予防装置1は、デジタルカメラ2、瞬目判定装置3、光照射装置4、及び入力装置5から構成される。瞬目判定装置3は、デジタルカメラ2から受付けた顔画像の動画に対して画像処理を行うことにより、ユーザの瞬目を検出する。瞬目判定装置3は、ユーザの瞬目が入力装置5で指定した所定の基準回数よりも少なくなったと判定した場合には、光照射装置4に光照射実行信号を送る。光照射装置4は、LEDライト41を点灯することでユーザに警告をする。疲労予防装置1は、ユーザが次に瞬目を行うまでLEDライト41を点灯し続ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザに瞬目を自発的に行わせるための疲労予防装置に関する。
瞬目は、意識せずに毎日繰り返し行っている。瞬目を行うことで、涙液が、角膜や結膜全体を潤し、目に十分な酸素や栄養分を与え、また目の汚れを洗い流している。
パソコンやテレビ、テレビゲーム等の表示画面を見ているときや、意識が緊張しているときには、瞬目の回数は減少する。瞬目の回数が減少すると、涙液の減少により眼の表面に障害を生じることが知られている。これがいわゆるドライアイである。ドライアイは、目の痛み、頭痛、肩こりを起こすと言われている。
また、瞬目の回数の減少は、眼瞼の運動不足を招き、次第に眼の筋肉の運動不足となり、眼の疲労を起こす。眼の疲れを取り、眼を疲労させないための予防として、意識的に瞬目をすることが効果的である。また、疲労防止効果とともに、視力を回復させる効果もあると言われている。
瞬目の回数が減った場合の対処療法は、目薬を指す、目の周りのマッサージを行う等、様々なものが提案されている。
しかしながら、瞬目の回数を減らさないようにするための実用的な技術は提案されていない。
そのような技術が存在すれば、デスクワークを行う労働者をはじめ、様々な者が恩恵を被ることができる。
例えば、家庭や教育現場においては、テレビの視聴や、パソコン(PC)の使用、本や雑誌の読書等、瞬目の回数が減少する傾向にある行為は多岐にわたる。また、研究施設等においても、顕微鏡の使用といった瞬目が減ると考えられる行為は多い。そのような行為をする際に、瞬目を減らさないようにするための技術があれば、様々な者に大きな利益を与えることができる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、パソコンやテレビ等を使用するユーザに、瞬目を促すための技術を提供することを、その課題とする。
本願発明者は、上述の課題を解決するために、以下のような疲労予防装置を提案する。
本発明の疲労予防装置は、ユーザの瞬目を検出する瞬目検出手段と、前記瞬目検出手段によって検出された前記ユーザの瞬目の状態に基づいて前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているかを判定する瞬目判定手段と、前記瞬目判定手段が、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、前記ユーザの五官で感知できるような刺激を前記ユーザに与えることで前記ユーザに瞬目を促す促進処理を実行する瞬目促進手段と、を備えるものである。
このような疲労予防装置を使用すると、ユーザの瞬目の回数が少なくなった場合に、ユーザに瞬目を促すことができるようになる。瞬目を促すための手法は、例えば、ユーザに瞬目が減少していることを認識させるようなものであってもよい。この場合には、その認識を動機付けとしてユーザは、自発的に瞬目を行う。また、その手法は、ユーザが反射的に瞬目をするような刺激をユーザに与えるようなものであってもよい。この場合には、そのような刺激を受けたユーザは、半ば強制的に瞬目を行わせられることになる。これにより、ユーザの瞬目の回数をある程度の数以上に保てるようになる。
瞬目判定手段は、瞬目検出手段が検出した瞬目の状態によってユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなったという判定を行うようになっていれば、判定の仕方の詳細は不問である。
例えば、前記瞬目判定手段は、前記瞬目検出手段が、所定の時間前記ユーザの瞬目を検出しなかった場合に、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定するようになっていてもよい。この所定の時間は、例えば、ユーザの性別、年齢等を考慮して可変に設定できるようにすることも可能である。
或いは、前記瞬目判定手段は、前記瞬目検出手段が、予め定められた基準時間前記ユーザの瞬目を検出しなかった場合に、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定するようになっていてもよい。この場合の『基準時間』は、必ずしも一定である必要はない。例えば、初期設定では瞬目が5秒以上生じない場合にユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると瞬目判定手段が判定するようになっていた場合であって、瞬目が5秒生じないことが頻発した場合には、それよりも短い時間、例えば瞬目が3秒生じない場合にユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているという判定を行うようにして、ユーザに瞬目をより積極的に促せるようにすることも可能である。
或いは、前記瞬目判定手段は、前記瞬目検出手段が検出した前記ユーザの瞬目の回数が、予め決められた単位時間あたりの基準瞬目回数を下回った場合に、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定するようになっていてもよい。例えば、1分に20回を基準瞬目回数とし、ユーザの瞬目の回数がこれを下回った場合に、ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定するようにすることができる。
瞬目促進手段は、ユーザが五官で感知できるような刺激をユーザに与えることで、ユーザに瞬目を促す。ユーザに瞬目を促す処理は、その目的が達成されるのであれば、どのようなものであってもよい。
例えば、前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザが自発的に瞬目を行うような警告をすることによって行うものであってもよい。
この場合、前記瞬目促進手段により、前記ユーザに瞬目を促しているときに前記瞬目検出手段が前記ユーザの瞬目を検出した場合に、前記促進処理を中止する促進中止手段を備えるようになっていてもよい。これによれば、ユーザは瞬目を行えば、刺激が与えられ疎ましく感じている状態から解放されると認識するので、瞬目を行うことに対するより強い動機付けを行うことができる。
また、前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザに反射的に瞬目を行わせるような刺激を前記ユーザに与えることにより、例えば、そのようなことが可能となる程度の強さの刺激を前記ユーザに与えることにより行うものであってもよい。
ユーザに瞬目を促す処理において用いられる刺激は、瞬目を行わせるための警告をユーザに与える場合と、反射により瞬目を行わせるための刺激をユーザに与える場合の双方で、同じ種類のものを用いることができる。例えば、同じ種類の刺激であっても、その程度が弱いものであればユーザが自発的に瞬目を行うような警告になるし、その程度が強いものであればユーザに強制的に瞬目を行わせるようなものになりうる。
例えば、前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザに対して光を照射することによって行うものであってもよい。例えば、LEDライトをユーザの視界の範囲内になるように設置し、LEDライトを点灯することによってユーザに警告するようになっていてもよい。また、LEDライトの代わりに強い光を放つ白熱灯ライトを設置し、これを点灯させることでユーザが眩しく感じ、反射的に瞬目するようにしてもよい。
また、前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザに対して風を当てることによって行うものであってもよい。例えば、ユーザの眼周辺以外の体の一部に風を当てることで警告するようになっていてもよい。また、ユーザの眼或いはその周辺に直接風を当てるようにして、ユーザが反射的に瞬目するようにしてもよい。
また、前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザに対して電気刺激を与えることによって行うものであってもよい。例えば、ユーザの眼周辺以外の体の一部に電気刺激を与えるようにして警告するようになっていてもよい。また、ユーザの眼或いはその周辺に電気刺激を与え、ユーザが反射的に瞬目するようにしてもよい。
また、前記瞬目検出手段と、前記瞬目判定手段と、前記瞬目促進手段とが一体とされていてもよい。これらの手段を一体とすることで、疲労予防装置の利用が便利となる。
また、前記瞬目検出手段は、ユーザの瞬目により生じる物理的な変化を検知する検知手段を備え、少なくとも前記検知手段は、眼鏡に対する着脱自在な取付けを可能とする取付手段を介して眼鏡に取り付けられるようになっていてもよい。眼鏡を使用する人は多いため、ユーザの瞬目の検知手段を眼鏡に取付けることができると、余計な取付場所を確保する必要がなく便利である。少なくとも検知手段が眼鏡に取付けられるようになっていればよく、瞬目検出手段をはじめ、前記瞬目判定手段、前記瞬目促進手段、前記促進中止手段も眼鏡に取付けられるようになっていてもよい。これらを一体型とすると、眼鏡を着けた人にそれのみで瞬目を促すことができる。
本発明の疲労予防装置によるのと同様の作用効果を、例えば、以下の如き方法によっても得ることができる。
その方法の一例は、ユーザの瞬目を検出する瞬目検出手段と、所定の情報処理を行う情報処理手段と、前記ユーザの五官で感知できるような刺激を前記ユーザに与えることで前記ユーザに瞬目を促す促進処理を実行する瞬目促進手段と、を備える、疲労予防装置で実行される方法であって、前記情報処理手段が、前記瞬目検出手段によって検出された前記ユーザの瞬目の状態に基づいて前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているか判定する過程と、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、前記瞬目促進手段に前記促進処理を実行させるための促進処理信号を生成する過程と、前記促進処理信号を前記瞬目促進手段に送る過程と、を実行する方法である。
また、他の方法の一例は、ユーザの瞬目を検出する瞬目検出装置と組合わせて用いられるものであり、所定の情報処理を行う情報処理手段と、前記ユーザの五官で感知できるような刺激を前記ユーザに与えることで前記ユーザに瞬目を促す促進処理を実行する瞬目促進手段と、を備える、疲労予防装置で実行される方法であって、前記情報処理手段が、前記瞬目検出装置によって検出された前記ユーザの瞬目の状態に基づいて前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているか判定する過程と、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、前記瞬目促進手段に前記促進処理を実行させるための促進処理信号を生成する過程と、前記促進処理信号を前記瞬目促進手段に送る過程と、を実行する方法である。
また、他の方法の一例は、ユーザの瞬目を検出する瞬目検出装置と、前記ユーザの五官で感知できるような刺激を前記ユーザに与えることで前記ユーザに瞬目を促す促進処理を実行する瞬目促進装置と、組合わせて用いられるものであり、所定の情報処理を行う情報処理手段、を備える、疲労予防装置で実行される方法であって、前記情報処理手段が、前記瞬目検出装置によって検出された前記ユーザの瞬目の状態に基づいて前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているか判定する過程と、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、前記瞬目促進装置に前記促進処理を実行させるための促進処理信号を生成する過程と、前記促進処理信号を前記瞬目促進装置に送る過程と、を実行する方法である。
以下、本発明の第1〜第3実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各実施形態の説明では、共通するものには共通の符号を用いることとし、重複する説明は場合により省略するものとする。
≪第1実施形態≫
図1における1が疲労予防装置である。疲労予防装置1は、例えば、ユーザが見ることが予定されたディスプレイ装置Aと共に用いられる。ディスプレイ装置Aは、テレビやPCのモニタ等、その用途は特に限られない。ディスプレイ装置Aは、この実施形態では、液晶ディスプレイ装置であるが、これに限られず、CRT、有機EL、プラズマ等、どのようなものでも対象となる。疲労予防装置1は、ユーザの瞬目を検知し、その頻度によって、ディスプレイ装置Aの画面を注視しているユーザの視界の範囲内で光を照射し、ユーザに瞬目を促す。この実施形態では、疲労予防装置1は、ディスプレイ装置Aの上に配置されているが、その配置位置はユーザの瞬目の検知が可能であり、ユーザの視界の中で光を照射することが可能な適当な位置であれば、これに限られない。
図2は、疲労予防装置1の構成を示す図である。疲労予防装置1は、デジタルカメラ2、瞬目判定装置3、光照射装置4、及び入力装置5から構成される。
この実施形態では、疲労予防装置1の電源は、疲労予防装置1に内蔵されているが、電源は疲労予防装置1の外部に備えるようにしてもよい。
デジタルカメラ2は、ユーザの顔の動画像である顔画像を撮像して顔画像のデータである顔画像データを生成する。デジタルカメラ2は、例えば、CCD、MOS等の撮像素子(図示を省略する。)によりユーザの顔を撮像することにより顔画像データを生成するようになっている。
デジタルカメラ2からの出力は、ケーブル36を介して瞬目判定装置3に入力されるようになっている。この実施形態では、デジタルカメラ2は、疲労予防装置1と一体とされているが、デジタルカメラ2及びケーブル36は、疲労予防装置1の外部に配置されるようになっていても構わない。つまり、デジタルカメラ2と疲労予防装置1は別体でもよい。
瞬目判定装置3は、デジタルカメラ2から送られてきた顔画像データに基づいて、一定の期間ユーザの瞬目がなかった場合に光を照射しユーザに瞬目を促す処理を実行することについての判定や、デジタルカメラ2から送られてきた顔画像データに基づいてユーザの瞬目を検出した際にユーザに瞬目を促す処理を中止することについての判定をする。瞬目判定装置3は、光照射装置4に対して、判定により光照射装置4が光を照射してユーザに瞬目を促す処理を実行したり、瞬目を促す処理を中止したりする瞬目促進に関する光照射信号を送る。
瞬目判定装置3は、図3で示したようなハードウェアを備えている。瞬目判定装置3は、この実施形態では、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、インタフェース34、及びこれらを接続するバス35を備えている。
CPU31は、瞬目判定装置3全体の制御を行う。CPU31は、コンピュータプログラムを実行することで、以下に説明するような種々の処理を実行する。
ROM32は、CPU31を動作させるためのコンピュータプログラム、瞬目判定装置3を制御する際に必要なデータなどを記憶している。
RAM33は、CPU31がデータ処理を行うためのワーク領域を提供する。
インタフェース34は、CPU31、ROM32、RAM33と外部とを繋ぐ窓口となるものであり、CPU31、ROM32、RAM33は、インタフェース34を介して外部とデータ交換を行えるようになっている。例えば、インタフェース34は、デジタルカメラ2とケーブル36を介して接続されている。インタフェース34は、デジタルカメラ2から顔画像データを受付ける。インタフェース34は、また、光照射装置4とケーブル37を介して接続されている。インタフェース34は、後述するように、警告処理に関する光照射データから光照射信号を生成し、光照射装置4に対して出力するようになっている。インタフェース34は、また、入力装置5とケーブル38を介して接続されている。インタフェース34は、後述するように、入力装置5からユーザの瞬目の基準時間の設定値を示す信号を受付け、その値を瞬目の基準時間として設定する。
コンピュータプログラムをCPU31が実行することにより、瞬目判定装置3の内部には図4に示した如き機能ブロックが生成される。
瞬目判定装置3の内部には、入力部301、瞬目検出部302、瞬目判定部303、出力部304が生成される。入力部301、瞬目検出部302、瞬目判定部303、出力部304の機能の一部又は全部は外部にあってもよい。その場合には、外部にその機能を実行するハードウェアが必要となる。例えば、瞬目検出部302や瞬目判定部303の機能は、デジタルカメラ2にあってもよい。
入力部301は、外部からの入力を受付けるものである。この実施形態では、入力部301は、デジタルカメラ2から顔画像データを受付ける。入力部301は、デジタルカメラ2から受付けた顔画像データを瞬目検出部302に送るようになっている。また、入力部301は、入力装置5で入力されたユーザの瞬目の基準時間に関する基準時間データを受付け、このデータを瞬目判定部303に送る。そのデータを受付けた瞬目判定部303は、データの設定値をユーザの瞬目の基準時間として設定する。
瞬目検出部302は、入力部301を介してデジタルカメラ2から受付けた顔画像データに基づいて、必ずしもこの限りではないが、この実施形態では略リアルタイムで、ユーザの瞬目を検出するものである。
瞬目検出部302は、顔画像データに対して画像処理を行うことにより、ユーザの瞬目を検出する。画像処理の内容には特に制限がないが、この実施形態では、顔画像データによって特定される顔画像を明度についての所定の閾値に基づいて2値化して顔画像に映っている眼球の中の黒目を検出することにより瞬目の検出を行う。閾値は、眼球の黒目の色、ユーザの肌の色等に基づいて、適当に決定することができ、例えば、入力装置5からの入力により、可変とすることができる。
この場合、瞬目検出部302は、黒目を顔画像の中から検出することができているときにはユーザは瞬目をしていないと、黒目を顔画像の中から検出することができていないときにはユーザは瞬目していると、それぞれ判定することによりユーザの瞬目を検出する。黒目を顔画像の中から検出できているか否かの判定は、例えば、顔画像中の黒目に相当する部分の画素数がある所定の値よりも大きいか小さいかということにより行うことができる。この場合には、所定の値よりも黒目に相当する部分の画素数が大きいときには、黒目を顔画像の中から検出できていると、所定の値よりも黒目に相当する部分の画素数が小さいときには、黒目を顔画像の中から検出できていないと判定することができる。
瞬目検出部302は、ユーザの瞬目を検出する度に、瞬目を検出したことを示す瞬目検出データを生成し、それを瞬目判定部303に送るようになっている。
瞬目判定部303は、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっているか否かの判定を行うものとされている。瞬目判定部303は、瞬目検出部302から瞬目検出データを受取り、その瞬目検出データに基づいて上述の判定を行うようになっている。必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、瞬目判定部303は、瞬目検出部302から受付けた瞬目検出データが、前回のユーザの瞬目から現時点までに予め定めた固定の時間を経過したことを示した場合(即ち、前回瞬目検出データを受付けてから現時点までに予め定めた固定の時間が経過した場合)に、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっていると判定する。この場合の固定の時間は、ユーザの性別、年齢、体調等に基づいて適当に決定することが可能であるが、例えば、1〜10秒の間の適当な時間とすることができる。瞬目判定部303は、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合、光照射データとして光照射実行データを生成するようになっている。
また、後述するように光照射装置4がLEDライト41などを備え、ユーザに自発的に瞬目を行わせる場合には、瞬目判定部303は、上述の光照射実行データが生成された後初めて瞬目検出部302から瞬目検出データを受付けた場合、光照射データとして光照射中止データを生成するようになっている。
瞬目判定部303は、光照射データとして光照射実行データ又は光照射中止データを生成した場合、それを、出力部304に送るようになっている。
出力部304は、光照射装置4に、光照射データを送るものである。光照射データは、瞬目判定部303が生成した光照射実行データ又は光照射中止データに応じて、インタフェース34を介して光照射信号に変換され、光照射装置4に送られる。
光照射装置4は、瞬目判定装置3から受付けた光照射信号により、光を照射しユーザに瞬目を促す処理を実行するものである。光照射装置4は、LEDライト41の制御を行う。この実施形態では光照射装置4はLEDライト41を備えるが、ユーザに対して光を照射することで、ユーザに瞬目を促すことができれば、どのようなものであってもよい。例えば、LEDライト41よりも光の強い白熱灯ライトを用いてもよい。
入力装置5は、ユーザが疲労予防装置1に対して入力を行うものである。これには限られないが、この実施形態における入力装置5は、電源用スイッチとダイアルである。電源用スイッチにより、疲労予防装置1の起動と停止を実行することができる。また、ダイアルにより、ユーザの瞬目の基準時間を設定することができるようになっている。入力装置5から基準時間を示す基準時間信号を受付けたインタフェース34は、基準時間の設定値を示す基準時間データを生成する。この基準時間データは、入力部301を介して瞬目判定部303に送られ、瞬目判定部303においてユーザの瞬目の基準時間として設定される。
次いで、この疲労予防装置1で実行される処理の流れについて図5を参照しつつ説明する。この実施形態では、ディスプレイ装置Aの前にユーザが居る状態となっている。
この実施形態では、必ずしもこの限りではないが、電源を入れ疲労予防装置1を起動することにより、本発明のプログラムが実行され以下の処理に続く開始処理が自動的に始まる(S001)。
次に(もっとも、プログラムの開始処理(S001)との先後は問わないが)、入力装置5により瞬目の基準時間等が決定される(S002)。
その後、疲労予防装置1は、デジタルカメラ2によりユーザの瞬目の検出を行う(S003)。瞬目の検出は、デジタルカメラ2から入力部301を介して顔画像データを受付けた瞬目検出部302が、上述のように顔画像データに対して画像処理を行うことによって行う。
瞬目検出部302がユーザの瞬目を検出する度に、瞬目検出部302は瞬目検出データを生成し、それを瞬目判定部303に送る。
瞬目判定部303は、前回瞬目検出データを受取ってから予め定められた固定の時間が経過したか否かをモニタし、ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているか否か継続的に判定する(S004)。
固定の時間が経過していない場合(S004:No)には、瞬目判定部303は、前回瞬目検出データを受取ってから予め定められた固定の時間が経過したか否かを検出するS004の処理を継続する。
固定の時間が経過した場合(S004:Yes)には、瞬目判定部303は、上述した光照射実行データを生成する(S005)。瞬目判定部303は、光照射実行データを出力部304に送る。光照射実行データを受取った出力部304は、光照射信号として光照射実行信号を生成し、光照射装置4に送る。
光照射信号として光照射実行信号を受け取った光照射装置4は、LEDライト41を点灯し、ユーザに警告をする処理を実行する(S006)。この実施形態では、光照射装置4はLEDライト41をユーザの視界の範囲内で点灯させることにより、ユーザに警告を与え、瞬目を促すようになっている。これは自発的にユーザに瞬目を行わせる例の1つとなる。他にも、LEDライト41の代わりに光の強い白熱灯ライトを用い、これを点灯させることでそれを眩しく感じたユーザが、反射的に瞬目するようにしてもよい。これは反射的にユーザに瞬目を行わせる例の1つとなる。いずれの場合でも、光の照射は、光が点灯し続けるようにしてもよいし、点滅をするようにしてもよい。なお、LEDライト41は、この実施形態では固定されているが、移動することでユーザにより強く警告を与えるか、又は、より強く刺激するようになっていてもよい。
上述のいずれについても、光照射装置4が光を照射する処理を行う場合、光の照射の変化の程度は光照射信号によってその大きさを動的に変更することができる。例えば、漸増的に、或いは段階的に大きくなるようにすることができる。
光照射装置4がLEDライト41などによってユーザに自発的に瞬目を行わせる場合には、この状態でも、瞬目検出部302はユーザの瞬目を検出し続けている。また、瞬目判定部303は、新たなユーザの瞬目があったか否かを、瞬目検出部302からの瞬目検出データの受付けがあったか否かによりモニタしている(S007)。
ユーザは、瞬目が減少していることを認識することができるため、ユーザに自発的に瞬目を行うための動機付けを与えられるようになる。
ユーザの新たな瞬目がない場合(S007:No)、光照射装置4は何もせず、LEDライト41を点灯した状態を維持する。この場合、LEDライト41は点灯したままであるから、ユーザの瞬目を誘発し易い状態は継続される。
ユーザの新たな瞬目があった場合(S007:Yes)、つまり、瞬目判定部303が瞬目検出部302から瞬目検出データを受付けた場合、瞬目判定部303は光照射データとして光照射中止データを生成する(S008)。瞬目判定部303は、光照射中止データを生成すると、これを出力部304に送る。光照射中止データを受取った出力部304は、光照射信号として光照射中止信号を光照射装置4に送る。
光照射中止信号を受付けた光照射装置4は、LEDライト41を消灯する(S009)。
光照射中止データが生成された後、或いは光照射中止データが生成されるのと同時に、S004の処理でモニタされていた瞬目検出データの生成から経過した時間はリセットされ、光照射中止データが生成された時間が、固定時間が経過したか否かモニタするための新たな始点として設定される(S010)。なお、光照射装置4がユーザに反射的に瞬目を行わせるような場合には、S007〜S009は省略される。その場合、光照射装置4はLEDライト41を消灯し、経過時間はS006においてユーザに刺激を与えた時点を新たな始点とするように設定される。
本発明のプログラムを終了させる操作、例えば、疲労予防装置1の電源を落とす操作が入力装置5により行われたか否かの判定は常に行われているが(S011)、このような操作が特に行われていない場合(S011:No)には、上述のS010が行われた後、S003以下の処理が再度繰り返される。
本発明のプログラムを終了させる操作が行われた場合(S011:Yes)には、すべての処理が終了する。
<変形例1>
変形例1における疲労予防装置1は、基本的に第1実施形態のものと同一である。
変形例1における疲労予防装置1が第1実施形態の疲労予防装置1と唯一異なるのは、瞬目判定装置3が、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっているか否かの判定を行う場合における、その判定方法である。
変形例1における疲労予防装置1における瞬目判定部303は、第1実施形態の疲労予防装置1における瞬目判定部303の場合と同様、瞬目検出部302から瞬目検出データを受取り、その瞬目検出データに基づいて上述の判定を行うようになっている。
しかしながら、変形例1における瞬目判定部303は、第1実施形態の場合と異なり、前回瞬目検出データを生成してから現時点までに予め定めた固定の時間が経過した場合に、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっていると判定するのではなく、以下のような基準でかかる判定を行う。即ち、変形例1では、瞬目検出データを生成してから5秒以内に次の瞬目検出データを生成しなかった場合にユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっていると判定するということを基本とするとともに、例えば、過去3分間に光照射実行データが3回以上発生されている場合には、瞬目検出データを受付けてから4秒以内に次の瞬目検出データを生成しなかった場合にユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっていると判定し、例えば、過去3分間に光照射実行データが6回以上発生されている場合には、瞬目検出データを生成してから3秒以内に次の瞬目検出データを生成しなかった場合にユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっていると判定する場合における瞬目検出データを生成してから次の瞬目検出データを生成するまでの基準となる時間を変化させる。ちなみに、上述のような基準となる時間の変化は、直近の単位時間当たりのユーザの瞬目の回数が少ない程、瞬目の間隔が短くとも光照射実行データが生成されることになるため、直近の単位時間当たりのユーザの瞬目の回数が少なくなればなるほど、LEDライト41を点灯している時間が増える。これは、直近の単位時間当たりのユーザの瞬目の回数が少ない場合、それに応じてユーザにより強く瞬目を行うための動機付けを与えられることを意味する。
<変形例2>
変形例2における疲労予防装置1も、変形例1の場合と同様、瞬目判定部303が、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっているか否かの判定を行う場合におけるその判定方法のみが、第1実施形態の場合と異なる。
変形例2における疲労予防装置1における瞬目判定部303は、第1実施形態の疲労予防装置1における瞬目判定部303の場合と同様、瞬目検出部302から瞬目検出データを受取り、その瞬目検出データに基づいて上述の判定を行う。
ここで、変形例2における瞬目判定部303は、ユーザの瞬目から瞬目までの時間間隔ではなく、直近の過去の単位時間あたりの瞬目の回数に基づいて、上述の判定を行う。変形例2における瞬目判定部303は、どのタイミングで瞬目検出部302から瞬目検出データを受付けたかということについての直近の過去の単位時間分のデータを記録している。そして、瞬目判定部303は、常に、直近の過去の単位時間あたりの瞬目の回数が予め定めた基準となる瞬目の回数を下回ったかをモニタする。瞬目判定部303は、直近の過去の単位時間あたりの瞬目の回数が予め定めた基準となる瞬目の回数を下回った場合、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっていると判定する。例えば、瞬目判定部303は、直近の過去の1分当たりの瞬目の回数が20回を下回った場合、ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定するようになっている。
なお、瞬目判定部303は、必ずしも常に、直近の過去の単位時間当たりの瞬目の回数が予め定めた基準となる瞬目の回数を下回ったかをモニタする必要はない。瞬目判定部303は、単位時間毎に、その単位時間あたりの瞬目の回数が予め定めた基準となる瞬目の回数を下回ったかを判定するようにすることができる。例えば、瞬目判定部303は、1分毎に、その直前の1分間に生じたユーザの瞬目の回数が20回を下回ったか判定するようにすることができ、そう判定された場合に、ユーザの瞬目の回数が予め定めた基準となる瞬目の回数を下回ったと判定するようなものにすることができる。
≪第2実施形態≫
以下、第2実施形態について説明する。
第2実施形態の疲労予防装置は、第1実施形態の構成とほぼ同じである。第2実施形態における疲労予防装置1は、図6に示すように、ディスプレイ装置Aの代わりに眼鏡若しくは眼鏡状のものに取付けて使用するという点が、第1実施形態の場合と異なる。第2実施形態の疲労予防装置1も、瞬目判定装置3や光照射装置4については、第1実施形態のいずれの場合のものともほぼ同じものとすることができるが、眼鏡等に取付けるということに伴い、その大きさについては異なる。また、第2実施形態の疲労予防装置1には、第1実施形態のデジタルカメラ2の代わりとなる検出センサ6が設けられている。
検出センサ6は、ユーザが瞬目したことを検出するものである。検出センサ6は、ユーザの瞬目を検出する度に瞬目を検出したことを信号として瞬目判定装置3に送るようになっている。瞬目を検出する処理は、その目的が達成されるのであれば、どのようなものであってもよい。例えば、図7に示した如き2つの電極61を備えるものとすることができる。この場合2つの電極61には、適当な電位差が与えられる。2つの電極61は、ユーザが瞬目した場合にユーザの瞼が、2つの電極61の間に形成された電気力線Dを横切るような位置に設けられている。ユーザが瞬目をした場合、2つの電極61間の電気力線D上に瞼が存在することにより通電性が高くなるため、2つの電極61間の静電容量が大きくなる。この場合の瞬目検出部302は、この2つの電極61間の静電容量をモニタしており、2つの電極61間の静電容量がある閾値を超えた場合にユーザが瞬目をしたと判定し、瞬目検出データを生成するようになっている。この場合の例えば、露出した2つの電極間の電荷の変化量によって、瞬目を検出するようになっていてもよい。これは、瞬目があると、2つの電極間の電気力線上に瞼が存在することになり、通電性が高くなるため、電極に貯まっている電荷が増加することを利用したものである。
検出センサ6は、或いは、赤外線センサと赤外線光源の組合わせとすることができる。この場合、赤外線光源は、ユーザの眼の周に赤外線を照射する。赤外線センサはユーザの眼の周辺で反射された赤外線の量或いは強さを測定する。赤外線は不可視であるから、ユーザがそれを感じることはない。赤外線は虹彩(黒目)の黒色によく吸収される。したがって、ユーザが瞬目していない場合には、赤外線センサが捉える赤外線量は小さくなる。他方、ユーザが瞬目を行った場合、ユーザの眼を覆った瞼によって反射される赤外線光源からの赤外線の量は多くなるので、赤外線センサが捉える赤外線の量は増える。この場合の瞬目検出部302は、赤外線センサが捉える赤外線の量をモニタしており、赤外線センサが捉えた赤外線の量が、ある閾値を超えた場合にユーザが瞬目したと判定し瞬目検出データを生成するようになっている。
検出センサ6は後述するインタフェース34に接続されている。検出センサ6は、瞬目によって生じる物理量の変化を検出した場合に瞬目検出信号を生成し、インタフェース34に送るようになっている。
第2実施形態の瞬目判定装置3は、第1実施形態の構成とほぼ同じハードウェアを備えているが、インタフェース34は、検出センサ6とケーブル39を介して接続されており、検出センサ6からユーザの瞬目を検出したことを示す瞬目検出信号を受付けるという点で異なる。インタフェース34は、後述するように、瞬目検出信号から瞬目検出データを生成する。
コンピュータプログラムをCPU31が実行することにより、瞬目判定装置3の内部には図8に示した如き機能ブロックが生成される。第2実施形態の瞬目判定装置3における機能ブロックは、第1実施形態の瞬目判定装置3における機能ブロックとほぼ同じであるが、瞬目の検出は検出センサ6で行われるため、第1実施形態における瞬目検出部302が存在しない点で異なる。
入力部301は、検出センサ6から瞬目検出データを受付ける。入力部301は、検出センサ6から受付けた瞬目検出データを瞬目判定部303に送るようになっている。
瞬目判定部303及び出力部304については、第1実施形態のものと同じである。
次いで、第2実施形態の疲労予防装置1で実行される処理の流れについて第1実施形態と同様に図5を参照しつつ説明する。
この実施形態では、必ずしもこの限りではないが、電源を入れ疲労予防装置1を起動することにより、本発明のプログラムが実行され以下の処理に続く開始処理が自動的に始まる(S001)。
次に(もっとも、プログラムの開始処理(S001)との先後は問わないが)、入力装置5により瞬目の基準時間等が決定される(S002)。
その後、疲労予防装置1は、検出センサ6によりユーザの瞬目の検出を行う(S003)。瞬目の検出は、上述のように検出センサ6が、電極間の電気力線上にユーザの瞼が存在することよる電荷の変化や、赤外線の反射量の変化を検出することによって行う。
検出センサ6は、ユーザの瞬目を検出する度に、瞬目検出信号を瞬目判定装置3に送る。
瞬目判定装置3は、受付けた瞬目検出信号から瞬目検出データを生成する。
瞬目判定装置3は、前回瞬目検出データを受取ってから予め定められた固定の時間が経過したか否かをモニタし、ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているか否か継続的に判定する(S004)。
固定の時間が経過していない場合(S004:No)には、瞬目判定装置3は、前回瞬目検出データを受取ってから予め定められた固定の時間が経過したか否かを検出するS004の処理を継続する。
固定の時間が経過した場合(S004:Yes)には、瞬目判定装置3は、上述した光照射実行データを生成する(S005)。瞬目判定装置3は、光照射実行データから光照射信号を生成し、光照射装置4に送る。
光照射信号として光照射実行信号を受け取った光照射装置4は、LEDライト41を点灯し、ユーザに警告をする処理を実行する(S006)。
光照射装置4がLEDライト41などによってユーザに自発的に瞬目を行わせる場合には、この状態でも、検出センサ6はユーザの瞬目を検出し続けている。また、瞬目判定装置3は、新たなユーザの瞬目があったか否かを、検出センサ6からの瞬目検出データの受付けがあったか否かによりモニタしている(S007)。
ユーザは、瞬目が減少していることを認識することができるため、ユーザに自発的に瞬目を行うための動機付けを与えられるようになる。
ユーザの新たな瞬目がない場合(S007:No)、光照射装置4は何もせず、LEDライト41を点灯した状態を維持する。この場合、LEDライト41は点灯したままであるから、ユーザの瞬目を誘発し易い状態は継続される。
ユーザの新たな瞬目があった場合(S007:Yes)、つまり、瞬目判定装置3が検出センサ6から瞬目検出信号を受付け、瞬目検出データを生成した場合、瞬目判定装置3は光照射データとして光照射中止データを生成する(S008)。瞬目判定装置3は、光照射中止データを生成すると、光照射信号として光照射中止信号を光照射装置4に送る。
光照射中止信号を受付けた光照射装置4は、LEDライト41を消灯する(S009)。
光照射中止データが生成された後、或いは光照射中止データが生成されるのと同時に、S004の処理でモニタされていた瞬目検出データの生成から経過した時間はリセットされ、光照射中止データが生成された時間が、固定時間が経過したか否かモニタするための新たな始点として設定される(S010)。なお、光照射装置4がユーザに反射的に瞬目を行わせるような場合には、S007〜S009は省略される。その場合、光照射装置4はLEDライト41を消灯し、経過時間はS006においてユーザに刺激を与えた時点を新たな始点とするように設定される。
本発明のプログラムを終了させる操作、例えば、疲労予防装置1の電源を落とす操作が入力装置5により行われたか否かの判定は常に行われているが(S011)、このような操作が特に行われていない場合(S011:No)には、上述のS010が行われた後、S003以下の処理が再度繰り返される。
本発明のプログラムを終了させる操作が行われた場合(S011:Yes)には、すべての処理が終了する。
<変形例3>
変形例3の疲労予防装置1の構成は、第2実施形態の構成とほぼ同じである。変形例3における疲労予防装置1も、検出センサ6や瞬目判定装置3については、第2実施形態のものと同じものとすることができ、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっている場合に光を照射するのではなく、ユーザに対して風を噴射することで警告をするという点のみが、第2実施形態の場合と異なる。
変形例3では、図9に示すように、第2実施形態における光照射装置4の代わりに、風噴射装置7を備えている。風噴射装置7は、これに限られないが、噴射口71を備えており、これからユーザに対して風を噴射することによりユーザに警告をする。変形例3では、風噴射装置7は、ユーザの体の一部に風を噴射するようになっているが、ユーザの眼周辺に強い風が当たるようにすることで、ユーザが反射的に瞬目するようにしてもよい。
瞬目判定装置3は、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少ないと判定した場合には、第2実施形態における光照射実行データの代わりに、光照射実行データと同様の風噴射実行データを生成し、これを風噴射実行信号にして風噴射装置7に送る。風噴射実行信号を受けた風噴射装置7は、噴射口71から風を噴射する。
ユーザの新たな瞬目があった場合、瞬目判定装置3は、第2実施形態における光照射中止データの代わりに、光照射中止データと同様の風噴射中止データを生成し、これを風噴射中止信号にして風噴射装置7に送る。風噴射中止信号を受けた風噴射装置7は、噴射口71からの風の噴射を中止する。
<変形例4>
変形例4の疲労予防装置1の構成は、第2実施形態の構成とほぼ同じである。変形例4における疲労予防装置1も、検出センサ6や瞬目判定装置3については、第2実施形態のものと同じものとすることができ、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなっている場合に光を照射するのではなく、ユーザの眼周辺に電気刺激を与えるという点のみが、第2実施形態の場合と異なる。
変形例4では、図10に示すように、第2実施形態における光照射装置4の代わりに、電気刺激装置8を備えている。電気刺激装置8は、これに限られないが、2つの電極82を備えている。電極82の一方は正電極であり、もう一方は負電極であり、ケーブル83を介して電気刺激装置8本体と接続されている。電極82は、ユーザの肌に貼付することができるように粘着物を備えている電極パッド81から露出するようになっている。電気刺激装置8は、電極82を介して電気をユーザの眼周辺に流すことでユーザに刺激を与えることができ、この刺激によってユーザに反射的に瞬目をさせることができる。変形例4では、電気刺激装置8は、ユーザの眼周辺に電気刺激を与えるようになっているが、眼の周辺か否かを問わずユーザの体の一部に電気刺激を与えることでユーザに警告をするようになっていてもよい。
瞬目判定装置3は、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少ないと判定した場合には、第2実施形態における光照射実行データの代わりに、光照射実行データと同様の電気刺激実行データを生成し、これを電気刺激実行信号にして電気刺激装置8に送る。電気刺激実行信号を受けた電気刺激装置8は、電極82を介してユーザの眼周辺に電気を流す。
ユーザの新たな瞬目があった場合、瞬目判定装置3は、第2実施形態における光照射中止データの代わりに、光照射中止データと同様の電気刺激中止データを生成し、これを電気刺激中止信号にして電気刺激装置8に送る。電気刺激中止信号を受けた電気刺激装置8は、電極82を介した電気刺激を中止する。
≪第3実施形態≫
以下、第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、本願発明をヘッドマウントディスプレイに応用したものである。
この実施形態のヘッドマウントディスプレイは、図11に示したような眼鏡フレームの形状をした眼鏡600に取付けて用いる取付けタイプのものである。この実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ装置500が眼鏡600の後方に取付けられる。なお、この実施形態における前後方向は、眼鏡600及びヘッドマウントディスプレイ装置500がユーザの顔に装着された場合におけるユーザの顔の前後方向に一致するものとする。使用時には、ヘッドマウントディスプレイ装置500は、ユーザの顔と眼鏡600との間の空間に位置する。そのために、ユーザ以外からはヘッドマウントディスプレイ装置500の存在がわかりづらくなっている。
眼鏡600は、眼鏡フレーム601に眼鏡レンズ602がはめ込まれた、通常の眼鏡と同様の構成とされている。眼鏡600は市販のものでもよい。眼鏡レンズ602は、度が入っていても入っていなくてもよく、また、無色透明でも有色透明でもよい。眼鏡フレーム601は、左右のつる603と、左右のリム604と、左右のリム604をつなぐブリッジ605と、を備えている。左右のつる603はそれぞれ左右のリム604にヒンジ接続されており、つる603をリム604に対して平行になるような向きで折畳めるようになっている。つる603の先端をユーザの両耳にそれぞれ係止するか、或いは2本のつる603によりユーザの頭部を挟み込むことで、ユーザの頭部に眼鏡600が固定される。
この実施形態では、眼鏡600にヘッドマウントディスプレイ装置500を取付けたとき、取付けられたヘッドマウントディスプレイ装置500が眼鏡600の後方に位置することになり、そのときユーザの顔から眼鏡600が前方に移動せざるを得なくなるため、その状態でもつる603をユーザの耳にかけられるように、つる603の長さが通常の眼鏡フレームよりも幾らか長めになっている。
なお、図11に示した例では、つる603の先端がユーザの耳に係止し易いように下方向に曲折されているが、つる603の先端は直線状であってもよい。つまり、つる603はストレートテンプルであってもよい。つる603をストレートテンプルとした方が、ヘッドマウントディスプレイ装置500を眼鏡600に取付けているか否かによらず、ユーザのつる603に対する感覚を一定に維持できる。ストレートテンプルとした変形例によるつる603の例を、図11中に、603Sとして示す。
ヘッドマウントディスプレイ装置500は、ディスプレイを内部に有するケース510と、ケース510に可動部516を介して接続される左右の自由曲面プリズム520と、ケース510に接続されるノーズパッド530と、を備えている。
ケース510は、必ずしもその限りではないがこの実施形態では眼鏡600のブリッジ605に取付けられるようになっている。ケース510は、それが眼鏡600に取付けられたときに、眼鏡600の後方に位置するようになっている。自由曲面プリズム520は、ユーザが眼鏡600を装着したときにユーザから見てケース510の横方向に並ぶように、ケース510に接続される。ノーズパッド530は、ケース510のさらに後方に位置するように取付けられる。ノーズパッド530は、ヘッドマウントディスプレイ装置500が取付けられた眼鏡600をユーザが頭部に装着したときに、ユーザの鼻に当接して眼鏡600のずれを防止する。ディスプレイ(後述する。)に表示される画像は、自由曲面プリズム520により所定の倍率で拡大されて、自由曲面プリズム520から後方に出力される。後方に出力された画像は、眼鏡600を装着したユーザの眼に入ることになる。画像は、この実施形態では、自由曲面プリズム520の点線で囲まれた領域(図19参照のこと。)から出力される。
2つの自由曲面プリズム520の一方の上面には検出センサ320が設けられている。検出センサ320は、ユーザの瞬目を検出するものであればどのようなものでもよい。この実施形態の検出センサ320は、第2実施形態の検出センサ6と同様のものとされている。
検出センサ320は後述するインタフェースに接続されている。検出センサ320は、瞬目によって生じる物理量の変化を検出した場合にデータを生成し、インタフェースに送るようになっている。
ヘッドマウントディスプレイ装置500は、図12に示すようにして、眼鏡600に取付けられる。
それを可能とするため、この実施形態の眼鏡600のブリッジ605には、第1取付部材640が形成されている。この実施形態の第1取付部材640は、その基端がブリッジ605に接続される第1軸部640a、及び第1軸部640aの先端に設けられる第1ボール部640bにより構成される。第1取付部材640は、眼鏡600と一体に形成されていてもよい。眼鏡600に汎用の眼鏡フレームを使用する場合には、第1取付部材640は当然に眼鏡600とは別部材となり、眼鏡600に後から取付けられることになる。この場合、第1取付部材640は、例えば接着剤で眼鏡600に取付けられる。
ヘッドマウントディスプレイ装置500のケース510には、より詳細には、眼鏡600に取付けられたときに眼鏡600に対向する側の面には、第1嵌合孔510aが形成されている。ヘッドマウントディスプレイ装置500を眼鏡600へ取付けるときには、第1嵌合孔510aに第1取付部材640の第1ボール部640bが嵌合される。これらはいわゆるボールジョイントを構成する。
またケース510の第1嵌合孔510aが設けられる面とは反対側の面には、第1取付部材640と同じ構成、大きさの第2取付部材550が形成されている。この実施形態の第2取付部材550は、ケース510にその基端が接続される第2軸部550a、及び第2軸部550aの先端に設けられる第2ボール部550bにより構成される。第2取付部材550は、ケース510と一体に形成されていてもよいが、接着剤等でケース510に取付けるようにしてもよい。
ノーズパッド530のケース510に接続される側には、第2嵌合孔530aが形成されている。第2嵌合孔530aは、第1嵌合孔510aと同じ大きさである。ノーズパッド530のケース510への取付け時には、第2嵌合孔530aに第2取付部材550の第2ボール部550bが嵌合される。これらはいわゆるボールジョイントを構成する。
第1取付部材640と第2取付部材550、第1嵌合孔510aと第2嵌合孔530aは、それぞれ同じ形状、大きさで形成される。そのために、第1取付部材640の第1ボール部640bを第2嵌合孔530aに嵌合することも可能である。これにより、ケース510、可動部516、及び自由曲面プリズム520を取り除いて、ノーズパッド530のみを眼鏡600に直接取付けることが可能である。眼鏡600とノーズパッド530を組合わせたものは、通常の眼鏡と同様に用いることができる。
次いで、ヘッドマウントディスプレイ装置500について、詳細に説明する。
図13は、ヘッドマウントディスプレイ装置500を図12中の上側から見た図である。
ケース510は、略矩形の中空である。ケース510は、必ずしもそうである必要はないが、本実施形態では樹脂製である。ケース510の上面には、視度を調整するための視度調整つまみ512と、自由曲面プリズム520の位置を調整するためのプリズム位置調整つまみ513とが設けられている。
視度調整つまみ512は、これを操作することで、ケース510内部のディスプレイを画像の光軸方向に進退動させるものである。本実施形態では、左右の眼のそれぞれの視度を個別に調整できるように、視度調整つまみ512は2つ設けられている。
プリズム位置調整つまみ513は、これを操作することで、ケース510に対する自由曲面プリズム520の位置を所定の範囲で移動させるものである。プリズム位置調整つまみ513の近傍には目盛りが設けてあり、プリズム位置調整つまみ513の操作量に対する自由曲面プリズム520の移動量が直感的にわかるようになっている。
図14は、ケース510の内部を示す、ケース510を上面からみた一部断面図である。
ケース510の内部には、視度調整つまみ512と、視度調整板511と、ディスプレイ514と、制御基板515と、LEDライト521と、視度調整つまみ512、視度調整板511、ディスプレイ514、制御基板515及びLEDライト521を内包し自由曲面プリズム520に連結される可動部516と、ピニオン部517とが設けられている。
本実施形態においては、可動部516及び自由曲面プリズム520は2つずつ設けられているものとして説明するが、必ずしもそうである必要はなく、これらは1つずつであってもよい。つまりヘッドマウントディスプレイ装置500は、必ずしも両眼用である必要はなく、右眼用或いは左眼用の可動部516及び自由曲面プリズム520のみを備える、右眼用或いは左眼用のものであってもよい。
ディスプレイ514は、画像を表示するものであり、必ずしもその限りではないが、この実施形態では、矩形の液晶ディスプレイとされている。ディスプレイ514は、ユーザが眼鏡600を装着した場合に、その短辺方向がユーザから見て縦方向になり、眼鏡レンズ602の幅方向に対して斜めとなるようにして、且つ自由曲面プリズム520の一面に所定の角度で画像を入射するようにして、可動部516に取付けられている。
制御基板515は、ディスプレイ514に表示される画像の制御、及びLEDライト521の制御を行うものである。
制御基板515は、画像を表示するためのデータをディスプレイ514に送り、ディスプレイ514に適切な画像を表示させる。この画像は、後述するように、ユーザに瞬目を促すものである場合がある。制御基板515は、図示しない外部装置から画像についてのデータを受けてそれをディスプレイ514に表示させる。制御基板515は、図示しない外部装置から有線または無線により画像についてのデータを受け取るようになっている。制御基板515が有するインタフェースは、画像についてのデータを受付けられるように、外部装置から有線で画像についてのデータが受付けられる場合にはそれに用いられるケーブルと、外部装置から無線で画像についてのデータが受付けられる場合には制御基板515内外に設けられたアンテナと、接続されている。
外部装置には、例えば、ハードディスクプレイヤ、DVDプレイヤ、テレビジョン放送用のチューナ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、コンピュータゲームを実行するためのゲーム装置、画像処理機能を有したMP3プレイヤなどを用いることができる。
また、制御基板515は、第1実施形態における瞬目判定装置3に相当するものでもあり、図示を省略するが、第1実施形態で説明したのと同様のCPU、ROM、RAM、インタフェース及びこれらを接続するバスを備えている。これらは、ROMに記録されていたプログラムにより、第1実施形態の場合と同様の機能ブロックを形成する。
第3実施形態の場合と第1実施形態の場合で異なるのは、第3実施形態における瞬目検出部302は、検出センサ320から入力部301を介して受付けたデータに基づいて瞬目検出データを生成する点である。
可動部516には、ディスプレイ514と自由曲面プリズム520が、ディスプレイ514に表示される画像からの像光が自由曲面プリズム520の一面に一定の角度で画像を入射するような状態で取付けられている。
可動部516には、ピニオン部517と接触するようにラック部516aが形成されている。各ラック部516aは、ピニオン部517に対向している面に歯が形成されている。
ピニオン部517は、プリズム位置調整つまみ513と連結されており、プリズム位置調整つまみ513を回転させるとピニオン部517がそれに伴って回転するようになっている。ピニオン部517は、円柱形であり、側面に円柱の軸方向に平行な歯が形成されている。ピニオン部517の歯とラック部516aの歯は噛み合うようになっている。ピニオン部517が回転すると、その回転の量と向きに対応して、ラック部516aがラック部516aの長さ方向に沿って移動するようになっている。
図15に示すように、プリズム位置調整つまみ513を左向きに回転させると、ラック部516aの基端がピニオン部517から離れる方向に移動して、2つの可動部516が離れる方向にスライドする。逆に、プリズム位置調整つまみ513を右向きに回転させると、ラック部516aの基端がピニオン部517に近づく方向に移動して、2つの可動部516が近づく方向にスライドする。可動部516と自由曲面プリズム520は連結されているので、このような可動部516のスライドに伴って、自由曲面プリズム520も同様にスライドする。このように、プリズム位置調整つまみ513を回転させることで、ケース510を眼鏡600に取付けた後においても、可動部516に取付けられた自由曲面プリズム520をブリッジ605と眼鏡600の智との間でスライドさせることができるようになっている。自由曲面プリズム520がスライドすることで、自由曲面プリズム520から出力される画像の位置も左右方向で平行移動する。これにより、ユーザの眼の位置に、画像が出力される位置を合わせることができる。この実施形態では、上述の機構により、一つのプリズム位置調整つまみ513の動作により、2つの自由曲面プリズム520の移動を、左右対称で、同時に行えるようになっている。目幅に合わせて導光手段を左右対称で同時に移動させられるのは、上述の機構によらないでも実現できるが、いずれにせよ便利である。
なお、ピニオン部517は、プリズム位置調整つまみ513と一体的に構成されていてもよい。
可動部516に内包される視度調整つまみ512及び視度調整板511は、ディスプレイ514から自由曲面プリズム520までの距離を変動させてユーザの視力に合わせた画像を提供するための調整機構を構成する。図16は、可動部516を拡大して調整機構を詳細に説明するための図である。図17は、調整機構の動作を説明するための図である。
視度調整つまみ512は、ケース510の外部に突出する頭部に溝が形成されており、中程がクランク状に折れ曲がったクランク部512aを有する構成になっている。頭部の溝に平板を差し込んで回転させると、クランク部512aが回転中心の周りを回転する。
視度調整板511は、一辺が制御基板515に接続されており、該一辺に対向する辺の近傍に、該一辺の延びる方向に長辺が設けられた、面取りされた矩形状の調整穴511aが設けられる。調整穴511aには、視度調整つまみ512のクランク部512aが貫通して設けられる。調整穴511aの短辺は、このクランク部512aの大きさに応じた長さで形成される。
図17の状態で視度調整つまみ512を回転させると、クランク部512aが回転中心の周りを回転する。調整穴511aは、クランク部512aが貫通しているので、クランク部512aが回転すると、調整穴511aはその動きに応じて制御基板515の方向へ付勢される。それにより、視度調整板511は制御基板515を付勢する方向に移動する。制御基板515が移動すると、ディスプレイ514が自由曲面プリズム520に近づく方向に移動する。ディスプレイ514と自由曲面プリズム520との間の距離を変化させることで、ユーザの視力に合わせて画像の視度を調整することができる。
視度調整つまみ512は回転するので、視度調整板511の動きはピストン状になる。そのために、ディスプレイ514が動きすぎて自由曲面プリズム520に衝突し、お互いが破損することはない。ユーザは、使用時に視度調整つまみ512を回転させてディスプレイ514の位置を自身の眼の視度に最適な位置に調整することができる。
図18は、自由曲面プリズム520による導光路を説明する図である。自由曲面プリズム520は、ディスプレイ514からの光をユーザの少なくとも一方の眼に導くと共に、ディスプレイ514に表示された画像を拡大するものである。
自由曲面プリズム520は、それぞれ自由曲面である第1面S1、第2面S2、第3面S3という3つの面を備えた断面略三角形状に構成される。
第1面S1は、ディスプレイ514に臨まされており、ディスプレイ514に表示された画像についてのディスプレイ514からの光を通過させて自由曲面プリズム520の内部に導く。ディスプレイ514からの光は、第1面S1を通過するときに屈折しディスプレイ514に表示された画像が拡大されるように変化する。
第2面S2は、第1面S1を通過した光を反射(通常は全反射である。)するようにされている。第1面S1を通過した光は、第2面S2で反射されることによりその方向を大きく変え、また、ディスプレイ514に表示された画像が拡大されるように変化する。第2面S2は、また、第3面S3で反射された光を通過させる。これについては、後述する。
第3面S3は、第2面S2で反射された光を反射させるようになっている。第2面S2で反射された光は、第3面S3で反射されることによりその方向を大きく変え、また、ディスプレイ514に表示された画像が拡大されるように変化する。なお、第3面S3で行われる反射は、全反射であっても、金属による反射であっても構わない。第3面S3で行われる反射が全反射である場合には、第2面S2で反射された光が第3面S3に至る場合の入射角が全反射角以下となるように第3面S3の曲面が設計される。第3面S3で行われる反射が金属による反射である場合には、第3面S3の外側に、金属が、例えば蒸着によって付着されている。なお第3面S3の外側に、金属を付着させる代わりに、誘電体多層膜を形成することができる。この場合の反射は、誘電体多層膜によりなされる。
上述したように第3面S3で反射された光は、第2面S2に再び向い、第2面S2を通過する。第2面S2を通過する光は、第2面S2を通過するときに屈折しディスプレイ514に表示された画像が拡大されるように変化する。ディスプレイ514に表示された画像は、図19に示すように、自由曲面プリズム520の点線部分に表示されることとなる。
以上のような自由曲面プリズム520は、ケース510を眼鏡600に取付けた際、少なくともその一部がヘッドマウントディスプレイ装置500の使用時にユーザの少なくとも一方の眼の前に位置するものとされ、ディスプレイ514からの光をユーザの眼に射出するように、ケース510に接続されている。
自由曲面プリズム520は、眼鏡600を装着したユーザから見てケース510に縦方向に接続されるのではなく、横方向に接続されて配置される。すなわち、ヘッドマウントディスプレイ装置500全体の形状は、横方向に伸びた形状となっている。
図20a、図20bは、それぞれヘッドマウントディスプレイ装置500を取付けた眼鏡600を前方から見た状態を示す図である。図20bの眼鏡600は、これまでに説明したものとは異なり、左右の眼鏡レンズ602が一連となったタイプのものである。
これらの図に示すように、ヘッドマウントディスプレイ装置500を取付けた状態の眼鏡600を前方から見た場合、ヘッドマウントディスプレイ装置500は、眼鏡レンズ602の後方にほぼ隠れるようになる。
本実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置500は、ケース510と自由曲面プリズム520が横方向に並ぶように接続されるために、ケース510を眼鏡600の後方に取付けると、ヘッドマウントディスプレイ装置500の大部分が眼鏡600の前方から見えないようにすることができる。すなわち、ヘッドマウントディスプレイ装置500の眼鏡600からのはみ出し量を極力少なくすることができ、デザイン性を損なうことがない。
また、本実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置500は、ユーザの上下方向の視野を遮るものではないので、自由曲面プリズム520に表示された画像を見ている状態であっても、自由曲面プリズム520の周囲は、多少ぼやけることはあるが見える状態にある。よって、視線を自由曲面プリズム520に向けている状態でも簡単な作業を行うことができ、便利である。また、視線を自由曲面プリズム520に向けている状態でも足元を見ることができ、歩くことも可能である。さらに、視線を自由曲面プリズム520から外せば、周囲をより良く見ることができるようになる。
LEDライト521は、可動部516上に設けられ、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少なくなった場合に、自由曲面プリズム520方向に光を照射し、ユーザに警告をするものである。この実施形態では、LEDライト521は、ディスプレイ514と自由曲面プリズム520の間に配置されているが、LEDライト521はディスプレイ514からの光がユーザの眼に届くまでの経路上に配置されていればよい。例えば、自由曲面プリズム520とユーザの眼の間に配置されていてもよい。
瞬目判定部303は、ユーザの瞬目回数が所定の基準より少ないと判定した場合には、光照射実行データを生成し、これを出力部304に送る。光照射実行データを受付けた出力部304は、光照射実行信号をLEDライト521に送る。光照射実行信号を受付けたLEDライト521は点灯し、自由曲面プリズム520方向に光を照射する。この光は、ディスプレイ514に表示された画像の光と重なりながら、ユーザの眼に届くので、ユーザに警告をすることができる。
LEDライト521などによってユーザに自発的に瞬目を行わせる場合には、ユーザの新たな瞬目があった場合、瞬目判定部303は、光照射中止データを生成し、これを出力部304に送る。光照射中止データを受付けた出力部304は、光照射中止信号をLEDライト521に送る。光照射中止信号を受付けたLEDライト521は消灯する。
次に、このヘッドマウントディスプレイ装置500の使用方法について説明する。
このヘッドマウントディスプレイ装置500を使用するには、ヘッドマウントディスプレイ装置500を取付けた状態の眼鏡600をユーザの頭部へ固定する。ヘッドマウントディスプレイ装置500の眼鏡600への取付けは、ヘッドマウントディスプレイ装置500のケース510に設けられた第1嵌合孔510aに、眼鏡600に取付けられた第1取付部材640が有する第1ボール部640bを嵌合させることにより行う。また、ヘッドマウントディスプレイ装置500を取付けた状態の眼鏡600のユーザの頭部への固定は、上述したように、眼鏡600のつる603を、ユーザの耳へ係止するか、眼鏡600のつる603でユーザの頭部を挟み込むことで行う。
なお、眼鏡600をユーザの頭部へ固定する前に、ヘッドマウントディスプレイ装置500にノーズパッド530を取付けておく。ノーズパッド530のヘッドマウントディスプレイ装置500への取付けは、ノーズパッド530に設けられた第2嵌合孔530aに、ヘッドマウントディスプレイ装置500のケース510が有する第2ボール部550bを嵌合させることで行う。
この状態でユーザは、上記の外部装置を操作して、ヘッドマウントディスプレイ装置500で表示すべき画像についてのデータを、ヘッドマウントディスプレイ装置500に入力する。制御基板515は、画像についてのデータによりディスプレイ514に画像を表示する。
ディスプレイ514に表示された画像の光は、ディスプレイ514から出て、自由曲面プリズム520の第1面S1に入力される。自由曲面プリズム520内では、光が図18に示すようにして第2面S2から射出される。射出された光により、ユーザは、両眼で、適当な大きさになった画像を見ることになる。
必要であれば、ユーザは、視度調整つまみ512を操作することで、ディスプレイ514からの光の自由曲面プリズム520に対する入射角を変化させないようにしながら、自由曲面プリズム520に対してディスプレイ514を近づけたり遠ざけたりすることができる。すなわち、ディスプレイ514を、ディスプレイ514からの光の出射方向(光軸方向)で進退動させることができる。これにより、ユーザの視力に合った画像を表示することができるように調整することができる。
また、ユーザは、プリズム位置調整つまみ513を操作することで、自由曲面プリズム520の位置をユーザの目幅に応じた適当な位置に動かして、自由曲面プリズム520の位置をユーザが画像を見やすい位置に調整することができる。
また、ユーザは、図示しないイヤホンを耳に着用することにより、画像に合わせた音を聴くことができる。
ヘッドマウントディスプレイ装置500が使用されている間、瞬目検出部302は、検出センサ320からのデータに基づいて、ユーザが瞬目を行う度に瞬目検出データを生成する。瞬目判定部303は、瞬目検出部302が生成した瞬目検出データを瞬目検出部302から受取り、ユーザの瞬目の状態をモニタする。そして、瞬目判定部303は、第1実施形態の場合と同様の基準で光照射実行データ及び光照射中止データを生成しそれを出力部304に送る。光照射実行データ及び光照射中止データを受取った出力部304は、それぞれに対応した光照射実行信号及び光照射中止信号を、LEDライト521に送る。光照射実行信号を受取ったLEDライト521は点灯し、自由曲面プリズム520方向に光を照射する。この光は、ディスプレイ514に表示された画像の光と重なりながらユーザの眼に届くので、ユーザに警告をすることができる。一方、光照射中止信号を受取ったLEDライト521は消灯する。
ユーザは、ヘッドマウントディスプレイ装置500を使用しなくなった場合には、眼鏡600からヘッドマウントディスプレイ装置500を取外す。また、眼鏡600から取り外したヘッドマウントディスプレイ装置500から取外したノーズパッド530を、眼鏡600に取付ける。これにより、ユーザは、眼鏡600を通常の眼鏡として用いることができる。
なお、ノーズパッド530の眼鏡600への取付けは、眼鏡600に取付けられた第1取付部材640が有する第1ボール部640bを、ノーズパッド530に設けられた第2嵌合孔530aに嵌合させることで行う。
以上で説明したヘッドマウントディスプレイ装置500は、眼鏡600に対して着脱自在とされていた。ヘッドマウントディスプレイ装置500は、眼鏡600の如きヘッドマウント装置に取外しできないように固定されていてもよい。
本発明の第1実施形態に係る疲労予防装置の使用時の構成を示す図。 本発明の第1実施形態に係る疲労予防装置の全体構成を示す斜視図。 図2に示した瞬目判定装置のハードウェア構成図。 図2に示した瞬目判定装置内に生成される機能ブロックを示すブロック図。 図1に示した疲労予防装置で実行される処理の流れを示す流れ図。 本発明の第2実施形態に係る疲労予防装置の全体構成を示す斜視図。 図6に示した検出センサの一例の構成を概略的に示す図。 図6に示した瞬目判定装置内に生成される機能ブロックを示すブロック図。 変形例3に係る疲労予防装置の全体構成を示す斜視図。 変形例4に係る疲労予防装置の全体構成を示す斜視図。 第3実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置を眼鏡に取付けた状態を示す図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置の眼鏡への取付け方法の説明図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置のケースの上面図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置のケースの内部構成を示す一部断面図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置の移動機構の動作説明図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置の調整機構の詳細な構成図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置の調整機構の動作説明図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置の自由曲面プリズム内の導光路の説明図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置を後方から見た図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置を取付けた状態の眼鏡を前方から見た図。 図11に示したヘッドマウントディスプレイ装置を取付けた状態の眼鏡を前方から見た図。
符号の説明
A ディスプレイ装置
1 疲労予防装置
2 デジタルカメラ
3 瞬目判定装置
4 光照射装置
5 入力装置
6、320 検出センサ
7 風噴射装置
8 電気刺激装置
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 インタフェース
35 バス
36、37、38 ケーブル
41 LEDライト
71 噴射口
82 電極
500 ヘッドマウントディスプレイ装置
600 眼鏡

Claims (15)

  1. ユーザの瞬目を検出する瞬目検出手段と、
    前記瞬目検出手段によって検出された前記ユーザの瞬目の状態に基づいて前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているかを判定する瞬目判定手段と、
    前記瞬目判定手段が、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、前記ユーザの五官で感知できるような刺激を前記ユーザに与えることで前記ユーザに瞬目を促す促進処理を実行する瞬目促進手段と、
    を備える、疲労予防装置。
  2. 前記瞬目判定手段は、前記瞬目検出手段が、所定の時間前記ユーザの瞬目を検出しなかった場合に、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定するようになっている、
    請求項1記載の疲労予防装置。
  3. 前記瞬目判定手段は、前記瞬目検出手段が、予め定められた基準時間前記ユーザの瞬目を検出しなかった場合に、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定するようになっている、
    請求項1記載の疲労予防装置。
  4. 前記瞬目判定手段は、前記瞬目検出手段が検出した前記ユーザの瞬目の回数が、予め定められた単位時間あたりの基準瞬目回数を下回った場合に、前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定するようになっている、
    請求項1記載の疲労予防装置。
  5. 前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザが自発的に瞬目を行うような警告をすることによって行う、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の疲労予防装置。
  6. 前記瞬目促進手段により、前記ユーザに瞬目を促しているときに前記瞬目検出手段が前記ユーザの瞬目を検出した場合に、前記促進処理を中止する促進中止手段を備える、
    請求項5に記載の疲労予防装置。
  7. 前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザに反射的に瞬目を行わせるような刺激を前記ユーザに与えることによって行う、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の疲労予防装置。
  8. 前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザに対して光を照射することによって行う、
    請求項5もしくは7に記載の疲労予防装置。
  9. 前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザに対して風を当てることによって行う、
    請求項5もしくは7に記載の疲労予防装置。
  10. 前記瞬目促進手段は、前記促進処理を、前記ユーザに対して電気刺激を与えることによって行う、
    請求項5もしくは7に記載の疲労予防装置。
  11. 前記瞬目検出手段と、前記瞬目判定手段と、前記瞬目促進手段とが一体とされている、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の疲労予防装置。
  12. 前記瞬目検出手段は、ユーザの瞬目により生じる物理的な変化を検知する検知手段を備え、少なくとも前記検知手段は、眼鏡に対する着脱自在な取付けを可能とする取付手段を介して眼鏡に取り付けられるようになっている、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の疲労予防装置。
  13. ユーザの瞬目を検出する瞬目検出手段と、
    所定の情報処理を行う情報処理手段と、
    前記ユーザの五官で感知できるような刺激を前記ユーザに与えることで前記ユーザに瞬目を促す促進処理を実行する瞬目促進手段と、
    を備える、疲労予防装置で実行される方法であって、
    前記情報処理手段が、
    前記瞬目検出手段によって検出された前記ユーザの瞬目の状態に基づいて前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているか判定する過程と、
    前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、前記瞬目促進手段に前記促進処理を実行させるための促進処理信号を生成する過程と、
    前記促進処理信号を前記瞬目促進手段に送る過程と、
    を実行する、方法。
  14. ユーザの瞬目を検出する瞬目検出装置と組合わせて用いられるものであり、
    所定の情報処理を行う情報処理手段と、
    前記ユーザの五官で感知できるような刺激を前記ユーザに与えることで前記ユーザに瞬目を促す促進処理を実行する瞬目促進手段と、
    を備える、疲労予防装置で実行される方法であって、
    前記情報処理手段が、
    前記瞬目検出装置によって検出された前記ユーザの瞬目の状態に基づいて前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているか判定する過程と、
    前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、前記瞬目促進手段に前記促進処理を実行させるための促進処理信号を生成する過程と、
    前記促進処理信号を前記瞬目促進手段に送る過程と、
    を実行する、方法。
  15. ユーザの瞬目を検出する瞬目検出装置と、前記ユーザの五官で感知できるような刺激を前記ユーザに与えることで前記ユーザに瞬目を促す促進処理を実行する瞬目促進装置と、組合わせて用いられるものであり、
    所定の情報処理を行う情報処理手段、
    を備える、疲労予防装置で実行される方法であって、
    前記情報処理手段が、
    前記瞬目検出装置によって検出された前記ユーザの瞬目の状態に基づいて前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっているか判定する過程と、
    前記ユーザの瞬目の回数が所定の基準より少なくなっていると判定した場合に、前記瞬目促進装置に前記促進処理を実行させるための促進処理信号を生成する過程と、
    前記促進処理信号を前記瞬目促進装置に送る過程と、
    を実行する、方法。

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