JP2009272813A - 撮像装置及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画像におけるフリッカを常に低減することが可能な撮像装置及びこのような画像表示方法を提供すること。
【解決手段】ライブビュー動作時の表示フレームレートを90fps〜120fpsに設定する。表示フレームレートを90fps〜120fpsとすることにより、ライブビュー動作時の撮像によって得られる撮像画像データにフリッカが存在していてもそのフリッカの表示への影響を低減することが可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、蛍光灯等の光源下において撮像画像を表示することが可能な撮像装置及びこのような画像表示方法に関する。
蛍光灯下でデジタルカメラを用いた撮影を行った場合、撮像画像にフリッカ(flicker)と呼ばれる明滅が発生する場合があることが知られている。このフリッカは、蛍光灯が電源周波数の2倍の周波数で明滅しているために発生する現象である。このフリッカを対策するための技術としては、例えば特許文献1や特許文献2の手法が知られている。
特許文献1では、撮像素子の撮像フレームレート(撮像の間隔)と電子シャッタ値とを適切に組み合わせることでフリッカ成分を低減している。具体的には、蛍光灯下での撮影と判定された場合に、電子シャッタ値を蛍光灯の明滅周期(フリッカ周波数)の整数倍に設定するようにしている。
また、特許文献2では、AF制御の前にフリッカの有無を検出し、フリッカが検出された場合には、フリッカ周波数の整数倍に撮像フレームレートを設定してAF評価値を算出している。さらに、フリッカ周波数よりも短い周期でコントラストAF制御のサンプリングをおこなっている。これにより、コントラストAFにかかる時間を短縮しつつフリッカ成分を低減している。
特許第3826904号公報 特開2007−206606号公報
ここで、特許文献1及び2の手法ではフリッカの有無及びフリッカ周波数を検出している間のフリッカの対策については言及されていない。したがって、カメラの操作者は、フリッカ周波数を検出している間に表示される画像に対してはフリッカを感じることになる。この期間、操作者は不快な気分を感じ、また構図の決定もしづらい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、表示画像におけるフリッカを常に低減することが可能な撮像装置及びこのような画像表示方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による撮像装置は、被写体を撮像し、撮像画像を取得する撮像画像取得手段と、前記撮像画像を表示する表示手段と、前記表示手段による前記撮像画像の表示フレームレートを90fps以上、120fps以下に設定する制御手段とを具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様による画像表示方法は、被写体を撮像して撮像画像を取得し、前記撮像画像を表示させる際の表示フレームレートを90fps以上、120fps以下に設定し、前記設定された表示フレームレートで前記撮像画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、表示画像におけるフリッカを常に低減することが可能な撮像装置及びこのような画像表示方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態の撮像装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示す図である。図1に示すデジタルカメラは、撮像光学系101と、レンズ駆動部102と、撮像素子103と、撮像タイミングジェネレータ(TG)104と、アナログフロントエンド(AFE)回路105と、信号処理部106と、メモリ107と、表示制御部108と、電子ビューファインダ(EVF)109と、表示部110と、システムコントローラ111と、操作部112と、温度センサ113と、電源制御部114と、バッテリー115とを有している。
撮像光学系101は、撮像素子103に光学像を導くための光学系である。この撮像光学系101により、撮像素子103に効率良く光学像を取込むことができる。ここで、撮像光学系101は、レンズ駆動部102の制御の下、その光軸方向に駆動される。また、図1においては図示を省略しているが、撮像光学系101の近傍には撮像素子103への光の入射量を制御するための絞りが設けられている。さらに、撮像光学系101の近傍にはメカシャッタが設けられている。絞りとメカシャッタとにより本露光時の撮像素子103の露光量(明るさ)を制御することが可能である。
撮像素子103は、撮像光学系101を介して取込んだ光学像を、光電変換により、電気信号(アナログ撮像画像信号)に変換する。ここで、撮像素子103としては、CCDセンサやxyアドレス走査型CMOSセンサ等の光電変換素子を用いることが可能である。また、撮像素子103の構成としては、単板式の撮像素子の前面にベイヤ配列のカラーフィルタを設けたものや、3板式の撮像素子を用いたものがある。以下の例では、撮像素子103が単板式+ベイヤ配列タイプのカラーフィルタのCMOSセンサであるとする。
また、撮像素子103は、電子シャッタ機能を有している。電子シャッタの方式は、グローバルシャッタ方式でもローリングシャッタ方式でも良い。本実施形態では例としてグローバルシャッタ方式を用いる。ローリングシャッタ方式の場合には縞模様状のフリッカが発生しうるが、撮像画像間でのフリッカは発生しない。つまり、面フリッカを低減させることができる。
撮像TG104は、システムコントローラ111の制御に従って撮像素子103の撮像動作を実行するための同期信号を撮像素子103に供給する。
AFE回路105は、撮像素子103において得られたアナログ撮像画像信号に対してAFE処理を行う。このAFE処理は、ノイズ除去のための相関二重サンプリング(CDS)処理、ゲイン調整処理(AGC)、A/D変換処理等がある。
信号処理部106は、AFE回路105で得られる撮像画像データに対して様々な画像処理を行う。この画像処理としては、例えば、AFE回路105からベイヤ配列のデータとして出力される撮像画像データから、補間によって1画素が3成分からなる撮像画像データを生成するデモザイキング処理(カラー化処理、RGB化処理等とも呼ばれる)、撮像画像データにおける色バランスを調整するためのホワイトバランス(white balance)処理、撮像光学系101の収差によって生じる撮像画像データにおける歪みを補正する歪み補正処理、撮像画像データの階調を表示等に適するように補正する階調補正処理、ガマットマッピング等の色補正、撮像画像データにおけるエッジ部の強調処理等が含まれる。また、表示用の撮像画像データの生成時には、信号処理部106は、スケーリング(リサイズとも呼ばれる。スケーリングの手法は特に限定されるものではなく、線形補間法、バイキュービック法、NEDI法 、Nearest Neighbor (最近傍)等が用いられる)、スケーリングの際に発生する折返し歪み(aliasing)を補正するためのローパスフィルタ処理等も行う。
さらに、信号処理部106は、フリッカ検出部106aを有している。フリッカ検出部106aは、撮像画像データに基づく画像表示の際にフリッカが発生するかどうかを識別する。フリッカが発生するかどうかを識別する手法としては、例えば撮影が蛍光灯下で行われたかを識別する手法がある。撮影が蛍光灯下で行われたかどうかを識別するための手法としては、例えば撮影画像データの色温度を識別する手法がある。
また、信号処理部106は、本露光時に得られた撮像画像データをJPEG方式等の圧縮方式に従って圧縮処理することも行う。この圧縮された撮像画像データは、図示しないメモリカード等の所望の記録メディアに保存することが可能である。なお、撮像画像データは必ずしも圧縮して記録する必要はない。即ち、本実施形態の撮像装置は、AFE回路105から出力される撮像画像データを画像処理せずに記録メディアに保存するRaw画像保存を行うことも可能である。また、信号処理部106は、記録メディアに保存された圧縮撮像画像データの伸長を行い、再生用の画像を生成することも行う。
この他に、信号処理部106は、AFE回路105から出力される撮像画像データを使って、撮像光学系101の合焦状態を制御するために必要な演算も行う。即ち、信号処理部106は、AF(Auto Focus)制御のために、撮像画像データからコントラストを抽出する演算を行う。システムコントローラ111は、信号処理部106において逐次抽出されるコントラストが高くなるように、レンズ駆動部102を制御しつつ、撮像光学系101を合焦にするように駆動させる。
なお、ここで示したAF方式は、いわゆる「コントラスト方式」である。しかしながら、本実施形態の撮像装置によるAF方式はコントラスト方式に限らず、位相差方式であっても良い。位相差方式は、位相差センサを使用し、位相差センサから対をなして出力される信号の位相差を検出し、この位相差に基づいて撮像光学系101を合焦するように制御する方式である。また、AFではなく、ユーザが手動で撮像光学系101を合焦させるMF(Manual Focus)を用いるようにしても良い。
また、信号処理部106は、AE(Auto Exposure)のために必要な演算も行う。即ち、信号処理部106は、撮像画像データから明るさ成分を検出する。システムコントローラ111は、信号処理部106によって抽出された明るさから、本露光時に撮像素子103を介して得られる撮像画像の明るさが適切な明るさとなるように、撮像素子103の電子シャッタ値の制御、AFE回路105におけるAGCの際のゲインの制御、撮像素子103の撮像フレームレートを制御したりする。なお、ここでは撮像画像データに基づいてAEを行う例について示したが、別途に、AEセンサを設け、このAEセンサの出力に基づいてAE処理を行うようにしても良い。
なお、信号処理部106は、例えば、ASIC(application specific integrated circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)によって構成できる。しかしながら、これら以外のハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、またはこれらの組み合わせを使って構成しても構わない。
メモリ107は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)によって構成されている。このメモリ107は、信号処理部106における画像処理等の際に、撮像画像データ等の各種データを一時保存する。
表示制御部108は、EVF109、表示部110における画像表示のために必要な駆動信号を生成する処理等を行う。また、表示制御部108は、信号処理部106において表示用の画像が生成された場合には、この表示用の画像をEVF109又は表示部110に転送することも行う。
EVF109は、表示部109aと、接眼光学系109bとを有している。表示部109aは、例えばデジタルカメラの背面に設けられ、表示制御部108から転送されてきた表示画像を表示制御部108からの駆動信号に従った所定の表示フレームレート(表示間隔)で表示する。接眼光学系109bは、表示部109aに表示されたファインダ画像を操作者が観察可能なように拡大する。また、表示部110は、表示制御部108から転送されてきた表示画像を表示制御部108からの駆動信号に従った所定の表示フレームレートで表示する。表示部109a、表示部110ではそれぞれに対応して転送されてくる表示画像に応じた変調が行われる。そして、EVF系では接眼光学系109bを経て操作者が画像を観察することができる。また、表示部110では、直視型で操作者が画像を観察することができる。
撮像素子103を介して得られる撮像画像データに基づいて表示部109a又は110に逐次画像表示を行うことにより、表示部109a又は110に表示される画像により被写体の観察を行うことが可能である。以下、このような表示動作をライブビュー動作という。
ここで、表示部としては、バックライトが必要な透過型液晶ディスプレイ(LCD)、反射型LCOS(Liquid-crystal On Silicon)や自発光タイプのEL素子(有機EL)等、種々のものを用いることが可能である。また、図では省略しているが、各々の表示部を照射するための無偏光の光を発光するバックライト(白色LEDを用いたもの等)や、適切に表示部を照射するための照明光学系、表示部に入射される光を直線偏光するための偏光板等を持たせるようにしても良い。なお、照明光学系は十分な明るさがあれば必要ではなく、偏光板のみでも良い。
また、EVF109と表示部110とは両方同時に表示可能としても良いが、省エネルギー化のため、ここではどちらか一方を表示させるようにする。この表示切替は、システムコントローラ111によって行われるものである。例えば、システムコントローラ111は、操作者による操作部112の操作を受けた場合に表示切替を行う。また、視線検出部を例えばEVF109の接眼光学系109bの内部に設けておけば、操作者の視線がEVF109に向いているときにEVF109を用いた表示を行い、それ以外には表示部110を用いた表示を行うようにすることもできる。また、視線検出に限らず、操作者がEVF109を覗いているかどうかを検知し、この検知結果により表示切替を行うようにしても良い。
システムコントローラ111は、本撮像装置の全体的なコントロールを行う。例えば、前述したAEやAFの際の各種の制御、信号処理部106における画像処理に必要な各種の演算の制御や、撮像TG104への命令(例えば撮像フレームレートの切替、電子シャッタの制御等)、表示制御部108への命令(EVF109と表示部110の表示切替、表示フレームレートの切替、バックライトの光源の制御等)、操作部112の操作を受けた各種の設定(例えば、画質モードの設定、ISO感度の設定、ホワイトバランスの設定)を行う。また、システムコントローラ111は、記録メディアの空き情報から撮影可能枚数を算出したり、バッテリー115の残量を検出すること等も行う。
操作部112は、操作者がシステムコントローラ111に対して各種の指示を行うための各種の操作部材である。操作部112は、例えば操作者が撮影実行の指示を行うためのレリーズボタン、撮像装置の電源のオンオフを切り替えるための電源スイッチ等が含まれる。システムコントローラ111は、操作部112の操作状態を検出するためのインタフェース(スイッチ検出手段)を有しており、操作部112の操作がなされた場合に、必要に応じてGUI(Graphical User Interface)画像を生成し、この生成したGUI画像を信号処理部106へ転送する。信号処理部106は、GUI画像に対して画像処理を施した後、表示制御部108に転送する。表示制御部108は、GUI画像を表示部110に転送する。このようにして表示部110にGUI画像を表示させる。なお、GUI画像はシステムコントローラ111内のメモリに格納しておいても良いし、システムコントローラ111に接続された図示しないメモリ内に格納しておいても良い。
温度センサ113は、例えばサーミスタ等から構成され、撮像素子103の周辺温度を検出する。
電源制御部114は、バッテリー115からの電力を図1に示す各ブロックを起動するために必要な電力に変換して供給する。
以下、図1に示すデジタルカメラの動作について説明する。図2は、図1に示すデジタルカメラのメイン動作について示すフローチャートである。この図2の動作は、主にシステムコントローラ111によって制御される。
操作者は、バッテリー115を撮像装置にセットした後、操作部112の電源スイッチをオンとする。システムコントローラ111は、電源スイッチのオンを検出すると、撮像装置の各ブロックの電源を順次オンするように電源制御部114を制御する。以上の動作の後、図2の処理が開始される。
図2の処理が開始されると、システムコントローラ111は、バッテリー115の残量の測定を行う(ステップS98)。
バッテリー115の残量の測定を行った後、システムコントローラ111は、各ブロックに対してイニシャライズ命令を出す(ステップS100)。これにより、図1に示す各ブロックがイニシャライズされる。そして、各ブロックが動作を開始する。また、このイニシャライズによって、撮像素子103の撮像フレームレートがFimg1に、EVF109又は表示部110の表示フレームレートがFdisp1に設定される。
図3(a)は、撮像フレームレートFimg1、撮像フレームレートFimg1に対応したライブビュー動作時の電子シャッタ値、表示フレームレートFdisp1の例を示している。本実施形態においては、後述するフリッカの有無の識別の間の表示画像のフリッカが目立たなくなるように、表示フレームレートFdisp1を設定する。
本出願人により、どの程度の表示フレームレートになるとフリッカが目立たなくなるかの実験を行ったところ、図4に示す結果を得た。なお、実験は、前もって撮像しておいたフリッカのない撮像画像に対して、予め蛍光灯の点滅による変動レベルを測定しておき、この測定結果を撮像画像に対して重畳させて擬似的にフリッカを発生させることにより行った。
図4に示すように、フリッカが目立たなくするには、表示フレームレートを最低でも90fpsにする必要があることが分かる。また、表示は人間が認識できれば良いものであるから、表示フレームレートをある程度以上早くしてもあまり意味はない。ここで、表示フレームレートが120fps程度を超えると撮像装置のパワーバランスが取れなくなるので、表示フレームレートは90fps以上、120fps以下とすることが望ましい。
図4の結果を踏まえ、図3(a)では、バッテリー115の残量に応じて表示フレームレートを90fps、100fps、120fpsの何れかに設定している。具体的には、バッテリー115の残量が満状態の100〜70%の場合に120fpsに設定し、バッテリー115の残量が満状態の70〜30%の場合に100fpsに設定し、バッテリー115の残量が満状態の30%未満の場合に90fpsに設定している。また、図3(a)においては、撮像フレームレートFimg1を例えば60fpsに設定している。さらに、1フレーム分の画像の撮像時の電子シャッタ値を1/60秒に設定している。
ここで、図3(a)の例の場合、撮像フレームレートよりも表示フレームレートのほうが大きいので、表示のタイミングでEVF109又は表示部110に撮像画像データが転送されてこない期間が生じる。この期間では例えば黒画面の表示を行うようにする。
イニシャライズ命令の後、システムコントローラ111は、信号処理部106のフリッカ検出部106aの識別結果から、表示画像にフリッカが生じているかどうか、即ち撮像画像データが蛍光灯下で得られたものかどうかを判定する(ステップS102)。
ステップS102の判定において、撮影画像データが蛍光灯下で得られたものでない場合には、フリッカが生じていないと判定される。この場合には、システムコントローラ111は、撮像フレームレートをFimg2に、表示フレームレートをFdisp2に設定する(ステップS104)。図3(b)は、撮像フレームレートFimg2、撮像フレームレートFimg2に対応した電子シャッタ値、表示フレームレートFdisp2の例を示している。図3(b)においては、撮像フレームレートFimg2を例えば60fpsに設定している。また、1フレーム分の画像の撮像時の電子シャッタ値を1/60秒に設定している。さらに、表示フレームレートFdisp2を例えば60fpsに設定している。ここで、撮像フレームレート、電子シャッタ値、表示フレームレートは図3(b)に示したものに限らず、任意の値として良い。ただし、実際には撮像フレームレートと表示フレームレートとは整数比の関係とすることが望ましい。このようにすることで撮像素子103における撮像動作とEVF109又は表示部110における表示動作とを同期させることが可能である。また、撮像動作と表示動作とが常に同期するので、撮像画像データを取得する間隔も一定間隔とすることが可能である。
また、ステップS102の判定において、撮影画像データが蛍光灯下で得られたものである場合には、フリッカが生じていると判定される。この場合には、フリッカの周波数を識別するステップに移行する。そして、システムコントローラ111は、蛍光灯の電源の周波数が東日本地域の50Hzであるか、西日本地域の60Hzであるかを判定する(ステップS106)。
ステップS106の判定において、蛍光灯の電源周波数が60Hzである場合に、システムコントローラ111は、撮像フレームレートをFimg3に、表示フレームレートをFdisp3に設定する(ステップS108)。図3(c)は、撮像フレームレートFimg3、撮像フレームレートFimg3に対応した電子シャッタ値、表示フレームレートFdisp3の例を示している。図3(c)においては、撮像フレームレートFimg3を例えば60fpsに設定している。また、1フレーム分の画像の撮像時の電子シャッタ値を1/120秒に設定している。さらに、表示フレームレートは例えば60fpsに設定している。即ち、電源周波数が60Hzの場合、蛍光灯が電源周波数の2倍の周波数である120Hzで明滅を繰り返すことになる。したがって、電子シャッタ値を1/120秒とすれば、蛍光灯が明状態のときの撮像画像データを得ることが可能である。
また、ステップS106の判定において、蛍光灯の電源周波数が50Hzである場合に、システムコントローラ111は、撮像フレームレートをFimg4に、表示フレームレートをFdisp4に設定する(ステップS110)。図3(d)は、撮像フレームレートFimg4、撮像フレームレートFimg4に対応した電子シャッタ値、表示フレームレートFdisp4の例を示している。図3(d)においては、撮像フレームレートFimg4を例えば60fpsに設定している。また、1フレーム分の画像の撮像時の電子シャッタ値を1/100秒に設定している。さらに、表示フレームレートは例えば60fpsに設定している。即ち、電源周波数が50Hzの場合、蛍光灯が電源周波数の2倍の周波数である100Hzで明滅を繰り返すことになる。したがって、電子シャッタ値を1/100秒とすれば、蛍光灯が明状態のときの撮像画像データを得ることが可能である。
ここで、ステップS108とステップS110において、蛍光灯の電源周波数(フリッカ周波数)の違いにより設定が異なるのは、撮像素子103の電子シャッタ値である。したがって、ステップS108とステップS110の撮像フレームレートと表示フレームレートは任意の値とすることができる。
フリッカの有無に応じて撮像フレームレート、電子シャッタ値、表示フレームレートの設定を行った後、システムコントローラ111は、撮像画像データの色温度の変化や撮像画像データの明るさの変化から、ライブビュー動作の条件を変更する必要があるかどうかを判定する(ステップS112)。ステップS112の判定において、色温度や明るさが急激に変化した場合には、ライブビュー動作の条件を変更する必要があるとする。この場合に、システムコントローラ111は、ステップS98以後の処理を実行して、撮像フレームレート、電子シャッタ値、表示フレームレートの再設定を行う。
一方、ステップS112の判定において、ライブビュー動作の条件を変更が必要ない場合、システムコントローラ111は、操作部112のレリーズボタンが半押しされたかどうかを判定する(ステップS114)。操作者は、ライブビュー動作によってEVF109又は表示部110に表示される画像を見ながら構図を決定する。そして、構図の決定後、操作者はレリーズボタンを半押しする。これを受けてシステムコントローラ111はレリーズボタンの半押しを検出する。ステップS114の判定において、レリーズボタンの半押しが検出されていない場合に、システムコントローラ111はステップS112の判定を再び行う。一方、ステップS114の判定において、レリーズボタンの半押しが検出された場合に、システムコントローラ111はAE及びAF制御を行う(ステップS116)。即ち、システムコントローラ111は、撮像画像データの明るさ成分に従って本露光時における撮像画像データの明るさを適正とするようなメカシャッタ値等を決定するとともに、撮像画像データから得られるコントラストに従って撮像光学系101のフォーカス調整を行う。
AE、AF制御の後、システムコントローラ111は、操作部112のレリーズボタンが全押しされたかどうかを判定する(ステップS118)。ステップS118の判定において、レリーズボタンの全押しが検出されていない場合に、システムコントローラ111はステップS118の判定を再び行う。一方、ステップS118の判定において、レリーズボタンの全押しが検出された場合には、本露光状態となったので、システムコントローラ111は、ライブビュー動作を終了させる(ステップS120)。このとき、EVF109又は表示部110は、レリーズボタンが全押しされる直前まで表示されていた撮像画像を表示し続ける。その後、システムコントローラ111は、絞りやメカシャッタを制御しつつ、静止画撮像を行う(ステップS122)。
静止画撮像後、システムコントローラ111は、静止画撮像により撮像素子103を介して得られる撮像画像データを信号処理部106において画像処理した後、画像処理によって得られる圧縮撮像画像データを図示しない記録メディアに記録する。また、静止画撮像により撮像素子103を介して得られる撮像画像データをレックビュー画像としてEVF109又は表示部110に表示させる(ステップS124)。
静止画撮像により得られた撮像画像データを記録メディアに記録した後、システムコントローラ111はライブビュー動作を再開する(ステップS126)。
以上説明したような本実施形態によれば、フリッカ検出部106aによってフリッカの有無を識別している間及び蛍光灯の電源周波数を識別している間の表示フレームレートを90fps以上としているので、これらの識別中においてEVF109又は表示部110に表示される画像中のフリッカを低減することが可能である。これにより、操作者は、不快に気分を感じることなく構図の決定を行うことができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、図2の例では、バッテリー115の残量及び温度の測定をステップS98において行っている。しかしながら、バッテリー115の残量及び温度の測定をポーリング的(例えば30秒毎)に行うようにしても良い。また、ステップS112におけるライブビュー動作の条件を変更する必要があるかどうかの判定は、撮像画像データの色温度の変化や撮像画像データの明るさの変化に基づいて行っている。これらに加えてバッテリー115の残量及び温度の測定を行ってから所定時間が経過したかどうかを判定し、所定時間が経過した場合に、ステップS98以後の処理を行うようにしても良い。こうすることにより、バッテリー115の残量に応じた表示フレームレートの設定を適時行うことができる。したがって、省エネルギー化につながる。
また、図2の例では、ステップS100における表示フレームレートの設定をバッテリー115の残量に従って行っている。しかしながら、必ずしも表示フレームレートの設定をバッテリー115の残量に従って行う必要はない。例えば、撮像素子103の近傍の温度によって設定するようにしても良い。表示フレームレートを高くするとフリッカが目立たなくなる反面、撮像素子103の近傍の温度も上昇してしまう場合があるため、撮像素子103の温度がある温度以上となった場合には表示フレームレートを低くするようにする。この場合であっても、表示フレームレートが90fps以下とならないようにする。
また、図2の例では、ステップS100において常に表示フレームレートの変更を行っているが、フリッカが発生すると考えられる状況でのみ表示フレームレートの変更を行うようにしても良い。
例えば、信号処理部106には、ホワイトバランス機能として、オートホワイトバランス機能とプリセットホワイト機能とを有しているものがある。オートホワイトバランス機能は、撮像毎に得られる撮像画像データからホワイトバランス処理を行うための補正値を逐次算出してホワイトバランス処理を行う機能である。一方、プリセットホワイトバランス機能は、光源毎に予め補正値を算出しておき、撮像時には、操作者によって選択された光源に対応した補正値に従ってホワイトバランス処理を行う機能である。即ち、プリセットホワイトバランス機能を用いた場合であって、操作者が光源として蛍光灯を選択した場合には撮影が蛍光灯下で行われていると考えられる。このような場合に、バッテリー115の残量や撮像素子103の周辺温度に応じて、表示フレームレートFdisp1を90fps、100fps、120fpsの何れかに設定するようにしても良い。このようにすれば、不必要に表示フレームレートを高くすることがないので、さらなる省エネルギー化につながる。
また、ライブビュー動作時の電子シャッタ値が1/100秒又は1/120秒以外に設定されている場合には、バッテリー115の残量や撮像素子103の周辺温度に応じて、表示フレームレートFdisp1を90fps、100fps、120fpsの何れかに設定するようにしても良い。このようにすれば、フリッカの有無の検出及びフリッカ周波数の検出は不要となる。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態の撮像装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示す図である。 図1に示すデジタルカメラのメイン動作について示すフローチャートである。 撮像フレームレート、撮像フレームレートに対応した電子シャッタ値、表示フレームレートの設定例を示す図である。 フリッカが目立たなくなる表示フレームレートを調べた実験結果を示す図である。
符号の説明
101…撮像光学系、102…レンズ駆動部、103…撮像素子、104…撮像タイミングジェネレータ(TG)、105…アナログフロントエンド(AFE)回路、106…信号処理部、106a…フリッカ検出部、107…メモリ、108…表示制御部、109…電子ファインダ(EVF)、110…表示部、111…システムコントローラ、112…操作部、113…温度センサ、114…電源制御部、115…バッテリー

Claims (5)

  1. 被写体を撮像し、撮像画像を取得する撮像画像取得手段と、
    前記撮像画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段による前記撮像画像の表示フレームレートを90fps以上、120fps以下に設定する制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像画像に発生するフリッカを検出するフリッカ検出手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記フリッカ検出手段が動作しているときに、前記撮像画像の表示フレームレートを90fps以上、120fps以下に設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記撮像装置の電源の残量を検出し、該検出した電源の残量に応じて前記撮像画像の表示フレームレートを設定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像画像取得手段の周辺温度を測定する温度測定手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記測定された周辺温度に応じて前記撮像画像の表示フレームレートを設定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 被写体を撮像して撮像画像を取得し、
    前記撮像画像を表示させる際の表示フレームレートを90fps以上、120fps以下に設定し、
    前記設定された表示フレームレートで前記撮像画像を表示する、
    ことを特徴とする画像表示方法。
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