JP2010186098A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の顔のサイズに関わらずフォーカス状態の良好な画像を得ることができる撮像装置を提供すること。
【解決手段】本発明の撮像装置は、光学系で形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、撮像手段により生成された画像データから被写体像の顔領域を検出する顔検出手段と、記撮像手段により生成された画像データから被写体像の目領域を検出する目検出手段と、顔検出手段が検出した前記顔領域のサイズに応じて顔領域と目領域のどちらに合焦するかを決定する合焦決定手段と、合焦決定手段の決定に従って合焦する合焦手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、人物を撮影する際に自動でレンズ焦点を合わせる機能を搭載した撮像装置に関する。
特許文献1は、人物を撮影する際に人物の目位置にレンズ焦点を合わせる機能を搭載した撮像装置を開示する。特許文献1に係る撮像装置は、撮像により得られた画像から顔を検出した後、顔の情報に基づき目の位置を検出する。この撮像装置は、目検出により得られた目位置とカメラとの距離情報に基づいて目位置に合焦する。
特開2001-215403号公報
しかし、一般に被写体の顔のサイズが小さくなるにつれて顔検出に比べ目検出は困難になる。そのため、常に目検出による合焦に頼るのみでは被写体の顔のサイズの大小によっては好適な合焦が行えない場合がある。
本発明は前記課題を解決するもので、被写体の顔のサイズに関わらずフォーカス状態の良好な画像を得ることができる撮像装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するために本発明の撮像装置は、光学系で形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、撮像手段により生成された画像データから被写体像の顔領域を検出する顔検出手段と、記撮像手段により生成された画像データから被写体像の目領域を検出する目検出手段と、顔検出手段が検出した前記顔領域のサイズに応じて顔領域と目領域のどちらに合焦するかを決定する合焦決定手段と、合焦決定手段の決定に従って合焦する合焦手段とを備える。
本発明の好適な一様態によれば、合焦決定手段は、顔検出手段により検出された顔領域のサイズが第1のサイズよりも小さいときは第1の方法で合焦すると決定し、顔検出手段により検出された顔領域のサイズが前記第1のサイズよりも大きな第2のサイズよりも更に大きいときは第2の方法で合焦すると決定し、第1の方法は顔検出手段により検出された顔領域に合焦するための方法を少なくとも含み、第2の方法は目検出手段により検出された目領域に合焦するための方法を少なくとも含むことを特徴する。
本発明の好適な別の一様態によれば、合焦決定手段は、顔検出手段により検出された顔領域が所定のサイズよりも小さいときは第1の方法で合焦すると決定し、顔検出手段により検出された顔領域のサイズが所定のサイズよりも大きいときは第2の方法で合焦すると決定し、第1の方法は顔検出手段により検出された顔領域に合焦するための方法を少なくとも含み、第2の方法は目検出手段により検出された目領域に合焦するための方法を少なくとも含むことを特徴とする。
また好ましくは、撮像手段が画像データを生成する際の撮像条件に関する情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された画像データを生成する際の撮像条件に関する情報に基づいて前記第1のサイズ及び前記第2のサイズを決定するサイズ決定手段を更に備える。
また好ましくは撮像手段が画像データを生成する際の撮像条件に関する情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された画像データを生成する際の撮像条件に関する情報に基づいて所定のサイズを決定するサイズ決定手段を更に備える。
本発明の撮像装置によれば、被写体の顔のサイズに関わらずフォーカス状態の良好な画像を得ることができる撮像装置を提供できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明は例えばデジタルカメラ等の撮像する装置に適用できる。以下図面を用いて、デジタルカメラに適用した本発明の実施の形態1について説明する。
〔1. 構成〕
〔1−1. 電気的構成〕
図1は実施の形態1に係るデジタルカメラ99の電気的構成を示すブロック図である。
本発明に係るデジタルカメラ99は、被写体像を光学系100を通してCCD104で撮像する。撮像により作成された画像データはADコンバーター105や画像処理部106において各種処理を施される。画像データはフラッシュメモリ120やメモリカード122に保存される。フラッシュメモリ120やメモリカード122に保存された画像データは、使用者による操作部130の操作を受け付けて液晶ディスプレイ140上に再生表示される。以下でデジタルカメラ99における各電気的構成の詳細を説明する。
本発明に係るデジタルカメラ99全体の動作は中央制御部110によって統括制御される。中央制御部110は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピューターなどで構成してもよい。また、画像処理部106などと共に1つの半導体チップで構成してもよい。また、中央制御部110は内部メモリを備えるようにしてもよい。
フォーカスレンズ101は焦点距離の調節に用いられる。ズームレンズ102は拡大縮小倍率の調節に用いられる。絞り103は絞りの開き具合の調節に用いられる。それぞれの動作は駆動装置を介して中央制御部110により制御される。光学系100は収差補正等のためレンズ構成は何枚でも何群でもよい。また、光学系100は、光学式手ぶれ補正レンズOIS(Optical Image Stabilizer)(図示せず)を含んでもよい。
CCD104は光学系100を通して集光された光を電気信号へと変換する。CCD104の受光面には多数のフォトダイオードが2次元的に配列されている。また、各フォトダイオードに対応して赤、緑、青の原色カラーフィルターが所定の配列構造で配置されている。被写体からの光は光学系100を通過したのちにCCD104上の受光面に結像される。結像された被写体像は、各フォトダイオードへ入射した光量に応じて赤、緑、青色ごとに電気信号に変換される。その結果画像データが生成される。本発明においては、CCD104に代えて、例えばCMOSイメージセンサーやNMOSイメージセンサーなど、他の撮像素子を用いても良い。
ADコンバーター105は、CCD104で生成された画像データをアナログ形式のデータからデジタル形式のデータに変換する変換器である。
画像処理部106は、画像データに対して各種の処理を施す。各種処理としては、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらの一部を欠く構成としてもよい。画像処理部106は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピューターなどで構成してもよい。また中央制御部110などとともに1つの半導体チップで構成してもよい。
バッファメモリ119は、画像処理部106や中央制御部110のワークメモリとして機能する記憶手段である。バッファメモリ119はDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで実現できる。
フラッシュメモリ120は、画像データ等を記憶するための内部メモリとして機能する。中央制御部110は、画像処理部106で処理される画像データをフラッシュメモリ120に記憶させたり、メモリカード122に記憶させたりする。
カードスロット121は、メモリカード122を着脱可能な接続手段である。カードスロット121は、メモリカード122を電気的及び機械的に接続可能である。また、カードスロット121は、メモリカード122を制御する機能を備えてもよい。
メモリカード122は、内部にフラッシュメモリ等の記憶部を備えた外部メモリである。メモリカード122は、画像処理部106で処理される画像データなどのデータを記憶可能である。本実施例では、外部メモリの一例としてメモリカード122を示すが、本発明はこれには限らない。例えば、光ディスク等の記憶媒体を外部メモリとしてもよい。
液晶ディスプレイ140は、画像処理部106で処理された表示用の画像データが示す画像を表示する。また、画像の他、デジタルカメラ99の設定条件等を表示可能である。本実施例では、表示手段の一例として液晶ディスプレイ140を示すが、本発明はこれに限らない。例えば、有機ELディスプレイ等の表示手段を用いてもよい。
操作部130は、デジタルカメラ99の外装に備わっているボタン状やスライド状のもの、あるいは液晶ディスプレイ140に触れて操作するタッチパネル式のものを含む。少なくともレリーズ釦を含む。操作部130は使用者による操作を受け付ける。
顔検出部150は、撮像画像に含まれる被写体の顔を検出する。また、目検出部160は、撮像に含まれる目を検出する。撮像画像から人の顔を検出する方法としては種々の方法が知られている。例えば、原画像から肌色情報を抽出してきて、肌色であると判断された画像領域を「顔」とする方法がある。他の方法としては、平均的な人の顔のモノクロ画像を予めデジタルカメラに記憶しておき、このモノクロ画像と撮像画像と比較したときの画像上の各位置での相関値が予め設定された閾値以上である画像領域を「顔」とする方法がある。また、撮像画像から人の目を検出する方法も種々の方法が知られている。例えば、撮像画像の輝度情報から目の候補領域と目の間の候補領域とを検出し、それら候補領域間の位置関係から目の領域を判断する方法がある。以上のように顔検出や目検出には種々の方法が知られているが、本発明に係る顔検出部および目検出部は以上の方法によるものに限らない。即ち、撮像画像から顔や目を検出する方法であればいずれの方法でもよい。
〔1−2. 本発明との対応〕
CCD104は、本発明の撮像手段の一例である。顔検出部150、あるいは顔検出部150と中央制御部110となる構成は、本発明の顔検出手段の一例である。目検出部160、あるいは目検出部160と中央制御部110とからなる構成は、本発明の目検出手段の一例である。中央制御部110は、本発明の合焦決定手段の一例である。フォーカスレンズ101の駆動部と中央制御部110とからなる構成は、本発明の合焦手段の一例である。フラッシュメモリ120は、本発明の記憶手段の一例である。中央制御部110は、本発明のサイズ決定手段の一例である。デジタルカメラ99は、本発明の撮像装置の一例である。
〔1−3. 動作〕
次に図4に示すフローチャートを用いて、本発明の実施の形態1であるデジタルカメラ99の「顔・目AFモード」動作を詳細に説明する。「顔・目AFモード」は、被写体顔が良好に撮影されるように被写体の顔のサイズに応じて顔検出と目検出とを切替使用してデジタルカメラ99を合焦するモードである。
撮影時において「顔・目AFモード」を使用者が選択すると、顔検出部150は撮像で生成された画像データから被写体の顔を検出する(S30)。デジタルカメラ99が被写体の顔を検出したときの液晶ディスプレイ140表示画面を図2に示す。画像データから被写体の顔が検出されると、被写体の顔を囲むように顔枠D5が液晶ディスプレイ140に表示される。この顔枠表示により使用者は被写体の顔が顔検出されたことを確認できる。一方、画像データから被写体の顔が検出されない場合は中央AF動作などの他のAF動作が実行される(S39)。顔は検出されないが目は検出できる場合は、他のAF動作として目検出による合焦を採用してもよい。
画像データから被写体の顔が検出されると、次に中央制御部110は検出された顔のサイズを測定する(S31)。顔のサイズの測定は、顔枠の面積の計算でも、対角線の長さの計算でも、肌色部分の画像領域に基づく計算でも、その他のアルゴリズムに基づくものでもよい。
続いて、中央制御部110は現在の撮像条件における被写界深度を算出する(S32)。被写界深度とは、焦点を含む被写体の前後でも焦点が合っているように撮影可能な範囲のことである。被写界深度はデジタルカメラ99内レンズの焦点距離および絞りの絞り値から算出される。算出した被写界深度に基づいて顔検出と目検出を切り替える判断基準となる被写体の顔のサイズを一つ定める。この切り替えの判断基準となる顔のサイズを所定のサイズと呼ぶことにする。
本発明に係るデジタルカメラは被写体の顔のサイズと所定のサイズとの大小関係に基づいて顔検出と目検出を切り替える(S35)。即ち、顔のサイズが所定のサイズよりも大きいときは目検出による合焦を行い(S36)、顔のサイズが所定のサイズよりも小さいときは顔検出による合焦を行う(S37)。図5に所定のサイズと被写体の顔のサイズとの比較図を示す。被写体の顔のサイズが所定のサイズよりも小さいときは、検出された被写体の顔領域に合焦すると決定する(S37)。この状態でレリーズ釦を半押し操作すると(S41)デジタルカメラ99は顔に合焦位置を固定する(S43)。一方、被写体の顔のサイズが所定のサイズよりも大きい場合は続いて目検出部160が目を検出し、目に合焦すると決定する(S36)。この状態でレリーズ釦を半押し操作(S41)するとデジタルカメラ99は目に合焦位置を固定する(S43)。目が検出されたとき、液晶ディスプレイ130において図3に示すように被写体人物の目に目枠D1を表示してもよい。この目枠表示により使用者は目が検出されたことを確認できる。図4のフローチャートには示していないが、ステップS36において目が検出されなかった場合は顔に合焦すると決定するか、あるいは中央AF動作などの他のAF動作を行うようにしてもよい。
デジタルカメラ99は、撮像画像から顔が検出されているかどうかと、被写体の顔のサイズや被写界深度値の変更がされたかどうかを監視する。撮像画像から顔が検出されている場合は続けて、顔のサイズや被写界深度の変更を受け付け、中央制御部110は被写体の顔のサイズ測定(S31)、被写界深度情報算出(S32)、所定サイズ決定(S33)を再度行う。被写体の顔のサイズは、例えば被写体と撮影者との距離が遠近したとき、ズームレンズを使用したときに変更される。被写界深度は、例えばズームレンズ使用により焦点距離が遠近したとき、絞り調節をしたときに変更される。被写界深度の算出に必要な焦点距離の値および絞り値はフラッシュメモリ120に記憶されており、被写界深度の算出の都度読み出される。一方、デジタルカメラ99は、撮像画像から顔が検出されなくなった場合、他のAF動作を実行する(S39)。本実施例ではレリーズ釦半押操作(S41)を受け付けるまで監視しているが、撮影完了時までの任意のタイミングまで監視し続けてもよい。
最後に、半押し操作を受け付け被写体に合焦している状態でレリーズ釦を全押し(S42)すると撮像が行われる(S40)。
顔のサイズに応じて顔検出による合焦と目検出による合焦を切り替える技術的意義について説明する。一般に顔のサイズが小さくなるにつれて目検出は顔検出に比べ困難になるため、本発明に係るデジタルカメラは顔のサイズに応じて適切な合焦方法に切り換える。また、顔検出による合焦では一般にデジタルカメラからの距離が一番近い鼻の頭付近に合焦する。そのため、顔検出による合焦と目検出による合焦では合焦位置に鼻と目の距離差が存在する。鼻と目の距離差が画像に顕著に現れてくる大きい顔のサイズのときには、目検出合焦による撮像により良好な画像を得ることができる。一方、鼻と目の距離差が画像にあまり現れない小さな顔のサイズのときは顔検出による合焦を行う。本発明に係るデジタルカメラはこの顔検出による合焦と目検出による合焦を切り替える顔のサイズを、詳細を後述する所定のサイズとの大小関係に応じて判断する。
続いて、所定のサイズを被写界深度に基づいて決定する技術的意義について説明する。被写界深度が深い場合、焦点を含む被写体前後の広範囲において焦点の合った画像を得ることができる。一方、被写界深度が浅い場合、焦点を含む被写体前後の狭い範囲にだけ焦点の合った画像を得ることができる。また、前述のように顔検出による合焦と目検出による合焦では合焦位置に鼻と目の距離差が存在する。このことから、特に被写界深度が浅い場合は深い場合に比べ、顔検出合焦による撮像から得られる画像と目検出合焦による撮像から得られる画像とで差異が大きくなる。例えば、被写界深度が浅いときに顔検出合焦による撮像を行うと被写体の目元がぼやけた画像になる。そのため、被写界深度が浅いときはより良好な画像の得られる目検出合焦による撮像を行うのが望ましい。以上のことから、本発明に係るデジタルカメラは、顔検出による合焦と目検出による合焦を切り替える基準となる被写体の顔のサイズ(所定のサイズ)を撮像時の被写界深度に基づいて決定する。被写体の顔のサイズが同一の場合でも、被写界深度の度合いによっては画像に合焦位置の差異が現れる。そのため本発明に係るデジタルカメラは、撮像時の被写界深度の度合いによって所定のサイズの大きさを調節する。
これにより、本発明に係るデジタルカメラは、被写体の顔のサイズに応じて、被写体の顔のサイズに最適な合焦が可能である。更にこれにより、本発明に係るデジタルカメラは、被写体の顔のサイズと所定のサイズとの大小関係に応じて、被写体の顔のサイズに最適な合焦が可能である。また、焦点距離・絞りから算出される被写界深度の値に基づいて、最適な所定のサイズの決定が可能である。
〔1−4. まとめ〕
以上のように、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、被写体の顔のサイズに応じて、顔検出による合焦を行うか、目検出による合焦を行うか決定するデジタルカメラ99である。これにより、被写体の顔のサイズに関わらずフォーカス状態の良好な画像を得ることができる。
また、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、被写体の顔のサイズが所定のサイズよりも小さいときは顔検出による合焦を行い、被写体の顔のサイズが所定のサイズよりも大きいときは目検出による合焦を行う。これにより、顔のサイズに基づき、好適なフォーカス状態になるように合焦方法を自動で採用し、良好な画像を得ることができる。
上記では所定のサイズと被写体の顔のサイズとの大小関係により顔検出合焦による撮像と目検出合焦による撮像と区切ったが、本発明はこれに限らない。顔検出合焦による撮像を決定する被写体の顔のサイズが所定のサイズより小さいサイズに含まれていればよい。同様に、目検出合焦による撮像を決定する被写体の顔のサイズが所定のサイズより大きいサイズに含まれていればよい。例えば、被写体の顔のサイズが所定のサイズよりも極端に小さいような場合には中央AFによる撮像の決定をしてもよい。
また、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラ99は、画像データを生成する際の撮像条件に関する情報から、合焦方法切替の判断基準とする顔のサイズ(所定のサイズ)を決定する。撮像条件に関する情報には、光学系の焦点距離に関する情報、絞りの絞り値に関する情報、被写界深度の情報を含む。これにより、撮像条件と顔のサイズに応じて好適なフォーカス状態になるような合焦方法を自動で採用することができ、良好な画像を得ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では所定のサイズの設定が一つの場合を説明した。しかし、本発明にかかるデジタルカメラ99は所定のサイズの設定数を一つに限定しない。次に図7に示すフローチャートを用いて、所定のサイズの設定数が2つである本発明実施の形態2を詳細に説明する。
〔2−1. 構成〕
実施の形態2に係るデジタルカメラ99の電気的構成は、実施の形態1と同一のため省略する。
〔2−2. 本発明との対応〕
実施の形態2に係るデジタルカメラ99の電気的構成の本発明との対応は、実施の形態1と同一のため省略する。
〔2−3. 動作〕
次に図7に示すフローチャートを用いて、本発明の実施の形態2であるデジタルカメラ99の「顔・目AFモード」動作を詳細に説明する。図7において、実施の形態1に係る「顔・目AFモード」動作のフローチャート図4と同じ動作については同じ番号を付す。実施の形態2では所定のサイズが2つ設定されるときを説明する。
図7において、顔検出(S30)、顔のサイズ測定(S31)、被写界深度情報算出(S32)については実施の形態1と同じのため説明を省略する。顔検出ができなかった場合は中央AF動作など他のAF動作を行う(S39)。なお顔検出できなくても目検出はできる場合は他のAF動作として目検出合焦を採用してもよい。
本発明の実施の形態2に係るデジタルカメラ99は、算出した被写界深度情報の値に基づいて所定のサイズを2つ設定する。設定された2つの所定のサイズのうち小さい方を所定のサイズ1、大きい方を所定のサイズ2と呼ぶことにする。
続いて中央制御部110は被写体の顔サイズと、設定された二つの所定のサイズとの大小を比較する(S45)。顔サイズが所定のサイズ1よりも小さいときは顔検出による合焦を採用し、顔サイズが所定のサイズ2よりも大きいときは目検出による合焦を採用すると決定する(S46)。顔サイズが所定のサイズ1よりも大きく、所定のサイズ2よりも小さい場合の合焦方法は目に合焦でも顔に合焦でも他の合焦方法でもよく、どの合焦方法を採用するかは予めデジタルカメラ99に設定されていてもよいし、使用者が設定しておいてもよい。
デジタルカメラ99は決定された合焦方法に従って、レリーズ釦半押操作(S41)により合焦位置を固定する(S43)。なお、デジタルカメラ99は撮像操作中において、撮像画像から顔が検出されているかどうか、および顔サイズや被写界深度値の変更がされたかどうかを監視する。本実施例ではレリーズ釦半押操作(S41)を受け付けるまで監視しているが、撮影完了時までの任意のタイミングまで監視し続けてもよい。
半押し操作を受け付け被写体に合焦している状態でレリーズ釦を全押し(S42)すると撮像が行われる(S40)。
これにより、本発明に係るデジタルカメラは、被写体の顔のサイズと所定のサイズ1および所定のサイズ2との大小関係に応じて、被写体の顔のサイズに最適な合焦が可能である。また、焦点距離・絞りから算出される被写界深度の値に基づいて、最適な所定のサイズ1および所定のサイズ2の決定が可能である。
〔2−4. まとめ〕
以上のように、本発明の実施の形態2に係るデジタルカメラ99は、被写体の顔のサイズに応じて、顔検出による合焦を行うか、目検出による合焦を行うか、またはその他のAF動作を行うかを決定するデジタルカメラ99である。これにより、被写体の顔のサイズに関わらずフォーカス状態の良好な画像を得ることができる。
また、本発明の実施の形態2に係るデジタルカメラ99は、被写体の顔のサイズが所定のサイズ1よりも小さいときは顔検出による合焦を行う。また、被写体の顔のサイズが所定のサイズ1よりも大きい所定のサイズ2よりも更に大きいときは目検出による合焦を行う。更にまた、被写体の顔のサイズが所定のサイズ1より大きく、所定のサイズ2よりも小さいときは、顔検出による合焦、目検出による合焦、あるいはその他のAF動作のいずれかを行う。このときの合焦方法は固定されていてもよいし、予め使用者がデジタルカメラ99で設定しておいてもよい。これにより、顔のサイズに基づき、好適なフォーカス状態になるように合焦方法を自動で採用し、良好な画像を得ることができる。
上記では所定のサイズ1と所定のサイズ2と被写体の顔のサイズとの大小関係により顔検出合焦による撮像と目検出合焦による撮像と区切ったが、本発明はこれに限らない。顔検出合焦による撮像を決定する被写体の顔のサイズが所定のサイズ1より小さいサイズに含まれていればよい。同様に、目検出合焦による撮像を決定する被写体の顔のサイズが所定のサイズ2より大きいサイズに含まれていればよい。例えば、被写体の顔のサイズが所定のサイズよりも極端に小さいような場合には中央AFによる撮像の決定をしてもよい。
また、本発明の実施の形態2に係るデジタルカメラ99は、画像データを生成する際の撮像条件に関する情報から、合焦方法切替の判断基準とする顔のサイズ(所定のサイズ)を決定する。撮像条件に関する情報には、光学系の焦点距離に関する情報、絞りの絞り値に関する情報、被写界深度の情報を含む。これにより、撮像条件と顔のサイズに応じて好適なフォーカス状態になるような合焦方法を自動で採用することができ、良好な画像を得ることができる。
(他の実施の形態)
本実施の形態に係るデジタルカメラ99は、撮像時の被写界深度に応じて所定のサイズを決定したが、本発明はこれに限定しない。例えば、被写体の周辺環境の明るさ等の撮像条件から所定のサイズを決定してもよい。
本実施の形態に係るデジタルカメラ99は、撮影時の被写界深度の変更を監視し、その変更に応じて所定のサイズを更新決定したが、本発明はこれに限定しない。被写界深度等の撮像条件の変更に係らず、所定のサイズの値は固定されていてもよい。
本実施の形態に係るデジタルカメラ99は、顔検出されるかどうかの判断(S30)、顔サイズの測定(S31)、被写界深度情報算出(S32)、所定サイズ決定(S33)、合焦方法決定(S35、S36、S37)が為された後に、レリーズ釦半押操作を受け付けて合焦位置を固定した。しかし、本発明はこれに限らない。図8に示すように、レリーズ釦半押操作を受け付けてから(S44)、顔検出されるかどうかの判断(S30)、顔サイズの測定(S31)、被写界深度情報算出(S32)、所定サイズ決定(S33)、合焦方法決定(S35、S36、S37)、合焦位置固定(S43)を一連で行ってもよい。
また、上記では1つまたは2つの所定のサイズの場合を説明したが、本発明はこれに限らず更に数が増えてもよい。その場合においても、一つ一つの所定のサイズと顔サイズとの大小関係に応じて適切な合焦方法を決定する必要があるのは言うまでもない。
また本発明に係るデジタルカメラ99の目検出部は、画像データから直接目領域160を検出してもよいし、顔検出部150が検出した顔領域から目領域を検出してもよい。
以上のように、本発明に係るデジタルカメラは、被写体の顔サイズに応じて顔検出か目検出のどちらか好適なフォーカス状態が得られる方法で合焦する。これにより人物の良好な画像を容易に撮像することができる。
本発明はデジタルカメラに限らない。例えばデジタルムービーカメラや、携帯電話内臓カメラ等、画像を撮像する機器であれば適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る撮像装置の電気的構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における顔検出の画面表示イメージ図 本発明の実施の形態1における目検出の画面表示イメージ図 実施の形態1における顔・目AFモードのフローチャート 本発明の実施の形態1における所定のサイズと顔サイズとの関係図 本発明の実施の形態2における所定のサイズと顔サイズとの関係図 実施の形態2における顔・目AFモードのフローチャート 他の実施の形態における顔・目AFモードのフローチャート
99 デジタルカメラ
100 光学系
101 フォーカスレンズ
102 ズームレンズ
103 絞り
104 CCD
105 ADコンバーター
106 画像処理部
110 中央制御部
119 バッファメモリ
120 フラッシュメモリ
121 カードスロット
122 メモリカード
130 操作部
140 液晶ディスプレイ
150 顔検出部
160 目検出部

Claims (8)

  1. 光学系で形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像手段により生成された画像データから前記被写体像の顔領域を検出する顔検出手段と、
    前記撮像手段により生成された画像データから前記被写体像の目領域を検出する目検出手段と、
    前記顔検出手段が検出した前記顔領域のサイズに応じて顔領域と目領域のどちらに合焦するかを決定する合焦決定手段と、
    前記合焦決定手段の決定に従って合焦する合焦手段と、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記合焦決定手段は、前記顔検出手段により検出された顔領域のサイズが第1のサイズよりも小さいときは第1の方法で合焦すると決定し、前記顔検出手段により検出された顔領域のサイズが前記第1のサイズよりも大きな第2のサイズよりも更に大きいときは第2の方法で合焦すると決定し、
    前記第1の方法は前記顔検出手段により検出された顔領域に合焦するための方法を少なくとも含み、
    前記第2の方法は前記目検出手段により検出された目領域に合焦するための方法を少なくとも含むことを特徴とした、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記合焦決定手段は、前記顔検出手段により検出された顔領域が所定のサイズよりも小さいときは第1の方法で合焦すると決定し、前記顔検出手段により検出された顔領域のサイズが所定のサイズよりも大きいときは第2の方法で合焦すると決定し、
    前記第1の方法は前記顔検出手段により検出された顔領域に合焦するための方法を少なくとも含み、
    前記第2の方法は前記目検出手段により検出された目領域に合焦するための方法を少なくとも含むことを特徴とした、
    請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段が画像データを生成する際の撮像条件に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記画像データを生成する際の撮像条件に関する情報に基づいて前記第1のサイズ及び前記第2のサイズを決定するサイズ決定手段と、
    を更に備えた請求項2に撮像装置。
  5. 前記撮像手段が画像データを生成する際の撮像条件に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記画像データを生成する際の撮像条件に関する情報に基づいて前記所定のサイズを決定するサイズ決定手段と、
    を更に備えた請求項3に撮像装置。
  6. 前記撮像条件に関する情報は前記光学系の焦点距離に関する情報を含むことを特徴とした、
    請求項4と5に記載の撮像装置。
  7. 前記光学系は絞りを含み、
    前記撮像条件に関する情報は前記絞りの絞り値に関する情報を含むことを特徴とした、
    請求項4から6に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像条件に関する情報は被写界深度の情報を含むことを特徴とした、
    請求項4から7に記載の撮像装置。
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