JP2009272212A - モジュラジャック及びモジュラジャックコネクタ - Google Patents

モジュラジャック及びモジュラジャックコネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】信号線間の電気的結合(静電的結合、電磁気的結合)を改善するモジュラジャック及びモジュラジャックコネクタを提供する。
【解決手段】導体ピン4に他の導体ピン4に近接する方向に膨らませた膨らみ部5が形成され、整列順が奇数番目である導体ピン4が所定部位に整列して保持され、整列順が偶数番目である導体ピン4が別の所定部位に整列して保持され、奇数番導体ピン4の膨らみ部5は奇数番導体ピン4の保持部位に形成され、偶数番導体ピン4の膨らみ部5は偶数番導体ピン4の保持部位に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号線間の電気的結合を改善するモジュラジャック及びモジュラジャックコネクタに関する。
昨今のオフィスにおいてLANの導入が一般的に行われている。オフィスにおけるLANの配線システムの多数が敷設や変更において比較的簡単な対撚り線(TP)を使って構成される。このTPを使用し、データ系と電話系を統括する従来の配線システムを図14に示す。
この配線システムでは、例えば、ビル1戸に1台のMDF(Main Distribution Frame)201を設置し、MDF201を中心として繋がるIDF(Intermediate Distribution Frame)202を階ごとに設置し、IDF202を中心として繋がるコンセントボックス203を階に必要な数設ける。コンセントボックス203に端末205を接続するか又はコンセントボックス203の下流に次段のコンセントボックス204を接続し、コンセントボックス204に端末205を接続する。
これらの通信機器を相互接続する配線のために、図15に示すパッチパネル211や図16に示すコンセントボックス221といった配線部品には、図17に示すモジュラジャック231が設けられる。
図17に示されるように、モジュラジャック231は、プラグ受け入れ用の開口部232が形成されたハウジング233と、ハウジング233に保持され開口部232内で整列する複数本の導体ピン234とを備える。開口部232の形状寸法、導体ピン234の整列ピッチ、導体ピン234の整列位置等は、相手となるモジュラプラグと適合するよう規格で決められる。
図18に示されるように、モジュラジャック231は、開口部232内での整列順(図示左から)が奇数番目である導体ピン141がハウジング233の所定部位に整列して保持され、開口部232内での整列順が偶数番目である導体ピン142がハウジング233の奇数番導体ピン141の保持部位とは別の所定部位に整列して保持される。各導体ピン141,142は、開口部232の反対側でハウジング233の外へ突き出ており、プリント基板(図示せず)への実装時にはプリント基板上の導体パターンに接続される電極として使用される。
導体ピン141,142は、例えば、金属角棒を折り曲げて形成され、断面の形状・寸法は場所によらず、同じである。
従来、配線部品は、カテゴリ5e(Category5e)と呼ばれる規格に準拠していた。カテゴリ5eでは、周波数fにおける対間近端漏話減衰量(NEXT;Near End Cross Talk)が−43+20×Log(f/100)dB以下と規定され、周波数帯域は100MHz以下である。
しかし、2002年6月に米国配線システム規格で250MHz以下の周波数帯域を許容するカテゴリ6(Category6)がTIA568委員会にて制定された。これを受けてカテゴリ6の導入が増えている。
カテゴリ6では、100MHzにおいてカテゴリ5eより11dB向上させた−54dB以下、250MHzにおいて−46dB以下の対間近端漏話減衰量を持つことがコネクタに要求される。
カテゴリ6では、対間近端漏話減衰量以外にも、対間遠端漏話減衰量(FEXT;Far End Cross Talk)をカテゴリ5eより9dB、反射減衰量(RL;Return Loss)をカテゴリ5eより4dB向上させることが必要になる。
特開2005−317353号公報 特開2002−158069号公報 「有線伝送学」、笠原芳郎著、共立出版1968年
モジュラジャックにおける導体ピンの本数と配置、対撚り線を構成する2本の電線の各導体ピンへの割り振りは、規格で定められている。なお、導体ピンは、開口部内での整列順に番号が付されるので、以下、この番号で呼ぶことがある。すなわち、規格では、モジュラジャックに1番から8番まで1.02mmピッチで一列に整列する8本の導体ピンを有し、1番導体ピンと2番導体ピン、3番導体ピンと6番導体ピン、4番導体ピンと5番導体ピン、7番導体ピンと8番導体ピンにそれぞれ対撚り線を接続する。
3番導体ピンと6番導体ピンは、4番導体ピンと5番導体ピンを挟み込んで位置しており、他のペアの導体ピン同士が隣接し合っているのとは異なる。3番導体ピンと6番導体ピンが他のペアより大きく距離が開いていることに起因して、漏話特性の劣化が生じる。
具体的には、3番6番ペアの信号と4番5番ペアの信号との間で、対間近端漏話減衰量と対間遠端漏話減衰量が最も悪く、次いで、3番6番ペアの信号線と1番2番ペアの信号との間および3番6番ペアの信号と7番8番ペアの信号線との間で、対間近端漏話減衰量と対間遠端漏話減衰量が悪い。
よって、これらの漏話特性劣化を大幅に減少又はキャンセルすることが必要になる。そのためには、信号線間の電気的結合を改善することが必要になる。しかし、従来は、モジュラジャック単体において、カテゴリ6の対間近端漏話減衰量及び対間遠端漏話減衰量の基準を満足することは困難であった。
また、配線部品においては、ケーブルを接続するために用いられる端子など、モジュラジャック以外の部品に起因する信号線間の電気的結合についても改善することが必要になる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、信号線間の電気的結合(静電的結合、電磁気的結合)を改善するモジュラジャック及びモジュラジャックコネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のモジュラジャックは、プラグ受け入れ用の開口部が形成されたハウジングと、該ハウジングに保持され上記開口部内で整列する複数本の導体ピンとを備えたモジュラジャックにおいて、上記導体ピンのうち1本以上の導体ピンに、他の導体ピンに近接する方向に膨らませた膨らみ部が形成され、上記開口部内での整列順が奇数番目である導体ピンが上記ハウジングの所定部位に整列して保持され、上記開口部内での整列順が偶数番目である導体ピンが上記ハウジングの上記奇数番導体ピンの保持部位とは別の所定部位に整列して保持され、奇数番導体ピンの膨らみ部は奇数番導体ピンの保持部位に形成され、偶数番導体ピンの膨らみ部は偶数番導体ピンの保持部位に形成されているものである。
奇数番導体ピンの膨らみ部は隣接する他の奇数番導体ピンの膨らみ部と対向する位置に形成され、偶数番導体ピンの膨らみ部は隣接する他の偶数番導体ピンの膨らみ部と対向する位置に形成されていてもよい。
上記導体ピンが8本であり、上記膨らみ部は、上記開口部内での整列順の1番導体ピンの3番導体ピン側、3番導体ピンの1番導体ピン側と5番導体ピン側、5番導体ピンの3番導体ピン側、4番導体ピンの6番導体ピン側、6番導体ピンの4番導体ピン側と8番導体ピン側、8番導体ピン6番導体ピン側に形成されていてもよい。
本発明のモジュラジャックコネクタは、上記モジュラジャックと上記複数の導体ピンとそれぞれ電気的に接続される複数の圧接端子を有する圧接端子台とが実装され上記導体ピンから上記圧接端子まで配線パターンが配線されたプリント基板と、所定の組み合わせによる2つの導体ピンから2つの圧接端子に向かう2つの配線パターンの配線途上に、両配線パターン同士が上記プリント基板の同一面上で互いに隣接して平行に配線された平行パス部を備えたものである。
上記導体ピンが8本であり、上記平行パス部は、上記モジュラジャックの開口部内での整列順の3番導体ピンからの配線パターンと5番導体ピンからの配線パターンの配線途上と、4番導体ピンからの配線パターンと6番導体ピンからの配線パターンの配線途上に形成されてもよい。
また、本発明のモジュラジャックコネクタは、上記モジュラジャックと上記複数の導体ピンとそれぞれ電気的に接続される複数の圧接端子を有する圧接端子台とが実装され上記導体ピンから上記圧接端子まで配線パターンが配線されたプリント基板と、所定の組み合わせによる2つの導体ピンに繋がる配線パターン間に、上記プリント基板の同一面上で互いに非接触で噛み合う櫛歯状部を備えたものである。
上記導体ピンが8本であり、上記櫛歯状部は、上記モジュラジャックの開口部内での整列順の3番導体ピンからの配線パターンと4番導体ピンからの配線パターン間と、5番導体ピンからの配線パターンと6番導体ピンからの配線パターン間に形成されてもよい。
上記圧接端子台中の隣接し合う2つの圧接端子に対撚り線を構成する2本の電線が電気的に接続されていてもよい。
上記開口部が上記プリント基板の基板面に対して垂直な方向に向いて開口していてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)信号線間の電気的結合を改善することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係るモジュラジャック1は、
プラグ受け入れ用の開口部2が形成されたハウジング3と、該ハウジング3に保持され上記開口部2内で整列する複数本の導体ピン4とを備えたモジュラジャック1において、上記導体ピン4のうち1本以上の導体ピン4に、他の導体ピン4に近接する方向に膨らませた膨らみ部5が形成され、上記開口部2内での整列順が奇数番目である導体ピン4が上記ハウジング3の所定部位に整列して保持され、上記開口部2内での整列順が偶数番目である導体ピン4が上記ハウジング3の上記奇数番導体ピン4の保持部位とは別の所定部位に整列して保持され、奇数番導体ピン4の膨らみ部5は奇数番導体ピン4の保持部位に形成され、偶数番導体ピン4の膨らみ部5は偶数番導体ピン4の保持部位に形成されているものである。
ハウジング3は概略立方体状に形成され、その一側面に開口部2を有する。
図示した姿勢において開口部2の上部に位置する壁を上部壁6と呼ぶ。図では、ハウジング3を透視して示されているが、導体ピン4は上部壁6の肉厚内に埋め込まれることによって保持される。導体ピン4は、開口部2の反対側でハウジング3の外へ突き出ており、モジュラジャック1をプリント基板(図示せず)に実装する時には、プリント基板上の導体パターンに電気的に接続される電極として使用される。
導体ピン4は、開口部2内での整列順(開口部2に向かって一番左端が1番導体ピン)が奇数番目である導体ピン4がハウジング3の所定部位(上部壁6に沿った部位の上段)に整列して保持され、開口部2内での整列順が偶数番目である導体ピン4がハウジング3の上記奇数番導体ピンの保持部位とは別の所定部位(上部壁6に沿った部位の下段)に整列して保持される。
導体ピン4は、開口部2内では上部壁6に対して全て同じ角度で傾斜し同じ長さとなる傾斜部分7を有する。導体ピン4は、その傾斜部分7の上端から、奇数番目と偶数番目で異なる長さで立ち上げられ、その立ち上げ部分8から各保持部位に整列するよう折り曲げられて被保持部分9(9u,9d)となっている。被保持部分9u,9dは上部壁6と平行に伸びて、そのままハウジング3の外に突き出て基板実装用電極10となる。
図2は、導体ピン4だけをその保持姿勢のまま示したものである。図3は、奇数番導体ピンだけをその保持姿勢のまま拡大して示したものである。図4は、偶数番導体ピンだけをその保持姿勢のまま拡大して示したものである。以下、図1〜図4を参照しつつ説明する。
膨らみ部5は、他の導体ピン4に近接する方向に膨らませて形成される。ここでは、導体ピン4の立ち上げ部分8が上部壁6と平行に整列されており、膨らみ部5は、被保持部分9u,9dに形成される。これにより、膨らみ部5は、導体ピン4と上下厚が同じく平坦で上面視が導体ピン4の立ち上げ部分8より太いほぼ四角形状を呈する。
奇数番導体ピンの膨らみ部5は奇数番導体ピンの被保持部分9uに形成され、偶数番導体ピンの膨らみ部5は偶数番導体ピンの被保持部分9dに形成される。
奇数番導体ピンの膨らみ部5は隣接する他の奇数番導体ピンの膨らみ部5と対向する位置に形成され、偶数番導体ピンの膨らみ部5は隣接する他の偶数番導体ピンの膨らみ部5と対向する位置に形成される。ここでは、奇数番導体ピンの膨らみ部5と偶数番導体ピンの膨らみ部5は導体ピンの被保持部分9u,9dの長手方向異なる位置に形成される。図示のものでは、奇数番導体ピンの膨らみ部5が被保持部分9uの立ち上げ部分8に近いのに対し、偶数番導体ピンの膨らみ部5は被保持部分9dの中央に近い。
膨らみ部5の長さは、被保持部分9u,9dの一部又は全部にわたる。具体的には、膨らみ部5の大きさ(長さと膨らみ幅)は、後述する電気的結合調整方法に従って決定される。
本実施形態では、モジュラジャック1は、米国配線システム規格TIA/EIA568B−2.1及びこれに従う日本工業規格JISX5150に規定されるカテゴリ6に準拠するいわゆるRJ45型モジュラジャックである。よって、導体ピン4が8本であり、対撚り線が接続されるペアとなる導体ピン4は、1番導体ピンと2番導体ピン、3番導体ピンと6番導体ピン、4番導体ピンと5番導体ピン、7番導体ピンと8番導体ピンである。
上記規格に鑑み、膨らみ部5は、1番導体ピンの3番導体ピン側、3番導体ピンの1番導体ピン側と5番導体ピン側、5番導体ピンの3番導体ピン側、4番導体ピンの6番導体ピン側、6番導体ピンの4番導体ピン側と8番導体ピン側、8番導体ピン6番導体ピン側に形成される。一方、7番導体ピンの5番導体ピン側、2番導体ピンの4番導体ピン側には、膨らみ部5が形成されない。これは、2番導体ピン4番導体ピン間、5番導体ピン7番導体ピン間は、もともと電気的結合に問題がないためである。
なお、図3、図4に示すように、1番導体ピンの外側(3番導体ピンの逆側)、5番導体ピンの7番導体ピン側、7番導体ピンの外側(5番導体ピンの逆側)、2番導体ピンの外側(4番導体ピンの逆側)、4番導体ピンの2番導体ピン側、及び8番導体ピンの外側(6番導体ピンの逆側)にも膨らみ部5が形成されていても良い。これにより、上記規格を満たしつつ、導体ピン4の形状種類を少なくすることができ、コスト的に有利となる。
以下、図1のモジュラジャック1による作用効果を説明する。
従来のモジュラジャック231は、1.02mmピッチという狭い導体ピン間隔に起因する導体ピン相互間の電気的結合がある。さらに、カテゴリ6の規格では、ペアである3番導体ピンと6番導体ピンが他のペアである4番導体ピンと5番導体ピンを挟み込んで位置すること(以下、挟み込み配置と称する)に起因する導体ピン相互間の電気的結合が顕著である。
そこで、本発明では、導体ピン4に膨らみ部5を形成した。導体ピン4に膨らみ部5が有る場合と無い場合とでは、その膨らみ部5側に隣接する導体ピン4と当該膨らみ部5を形成した導体ピン4との間で電気的結合の様子が異なる。従って、所望した番号の導体ピン4に膨らみ部5を形成したりしなかったりすることで隣の番号の導体ピン4との間の電気的結合を変えることができる。よって、従来問題になっていた電気的結合を相殺するような電気的結合を生じる膨らみ部5を形成することにより、電気的結合を改善することができる。
ここで、本発明のさらに具体的な構成による作用効果を説明する前に、本発明に用いる電気的結合調整方法の基礎となる理論を説明しておく。
図5に示されるように、導体A,Bが対となり、導体C,Dが別の対となる4つの導体があるとき、導体A,C間の静電容量CACと、導体A,D間の静電容量CADと、導体B,C間の静電容量CBCと、導体B,D間の静電容量CBDについて、
AC+CBD=CAD+CBC (1)
となるとき、静電結合による漏話が最小となる。
また、図5に示されるように、導体A,Bが対となり、導体C,Dが別の対となる4つの導体があるとき、導体A,C間の誘導係数MACと、導体A,D間の誘導係数MADと、導体B,C間の誘導係数MBCと、導体B,D間の誘導係数MBDについて、
AC+MBD=MAD+MBC (2)
となるとき、電磁結合による漏話が最小となる。
式(1)と式(2)が両方とも成立すれば、静電結合による漏話も電磁結合による漏話も共に最小となる(非特許文献1参照)。
この理論に従えば、モジュラジャックにおける異なるペア間の電気的結合の問題が解決され、漏話が最小となる。例えば、前述の挟み込み配置に起因する電気的結合を改善するには、A,B,C,Dを開口部内での整列順が連続する4つの導体ピンである3番、6番、4番、5番の導体ピンと考え、従来からある導体間の電気的結合と、所望した導体ピンに膨らみ部5を形成したことによる導体間の電気的結合とを合成して式(1)及び式(2)を満足させる。
しかし、実際には、式(1)及び式(2)を共に満たすように設計することは不可能であるため、従来品と比較して、式(1)及び式(2)の両辺がより等しくなるようにすれば、従来品よりも電気的結合が改善され、漏話が小さくなる。
図1に示したモジュラジャック1は、導体ピン4に膨らみ部5を形成することによって隣接する導体ピン4間の距離が変わるので、隣接する導体ピン4間に生じる静電容量Cと、誘導係数Mとが変化する。これにより、図1に示したモジュラジャック1は、導体ピン4の3番5番及び4番6番間の電気的結合(式(1)及び式(2)の右辺)が強くなり、従来問題となっていた3番4番及び6番5番間の電気的結合(式(1)及び式(2)の左辺)と打ち消し合うことになるので、導体ピン4間の電気的結合を改善することができる。したがって、本発明では、式(1)及び式(2)の両辺をより等しくなるように改善することができるので、課題として述べた信号線間の対間近端漏話減衰量と対間遠端漏話減衰量、そして反射減衰量を低減させることができる。
具体的には、本発明では、導体ピン4をハウジング3の肉厚内に埋め込んで保持している上部壁6において、開口部2内での整列順が奇数番目である導体ピン4を上部壁6に沿った部位の上段に整列させて保持し、開口部2内での整列順が偶数番目である導体ピン4をそれより下段に整列させて保持するようにしたので、番号順の整列状態では不可能であった奇数番目同士、あるいは偶数番目同士の電気的結合を変えることができる。
すなわち、奇数番導体ピンの膨らみ部5は上段に保持された被保持部分9uに形成し、偶数番導体ピンの膨らみ部5は下段に保持された被保持部分9dに形成する。また、奇数番導体ピンの膨らみ部5は隣接する他の奇数番導体ピンの膨らみ部5と対向する位置に形成し、偶数番導体ピンの膨らみ部5は隣接する偶数番導体ピンの膨らみ部5と対向する位置に形成する。1つの導体ピンに膨らみ部5を形成するとき、その膨らみ部5側に隣接する導体ピンにも、向かい合わせて膨らみ部5を形成すると、相互の電気的結合をいっそう大きく変えることができる。
具体的には、3番導体ピンの5番導体ピン側、5番導体ピンの3番導体ピン側、4番導体ピンの6番導体ピン側、6番導体ピンの4番導体ピン側に膨らみ部5を形成することで、前述の挟み込み配置に起因する電気的結合を改善する。
また、挟み込み配置に次いで問題となる2番導体ピン3番導体ピン間、6番導体ピン7番導体ピン間の電気的結合を改善するために、1番導体ピンの3番導体ピン側、3番導体ピンの1番導体ピン側、6番導体ピンの8番導体ピン側、8番導体ピン6番導体ピン側に膨らみ部5を形成する。ただし、2番導体ピン4番導体ピン間、5番導体ピン7番導体ピン間は元来から電気的結合が問題ないので、7番導体ピンの5番導体ピン側、2番導体ピンの4番導体ピン側には、膨らみ部5を形成しない。
次に、他の実施形態を説明する。
図7に示されるように、本発明に係るモジュラジャックコネクタ71は、複数の導体ピン(図示せず)を有するモジュラジャック本体部72と、複数の圧接端子(図示せず)を有する圧接端子台73と、これらモジュラジャック本体部72と圧接端子台73が実装され、導体ピンから圧接端子まで配線パターン(図示せず)が配線されたプリント基板74とを備える。
モジュラジャック本体部72は、従来のモジュラジャック231でもよいが、図1に実施形態を示した本発明のモジュラジャック1を用いるのが好ましい。モジュラジャック本体部72は、モジュラジャック本体部72に設けられた導体ピンをプリント基板74の配線パターンに半田付けすることでプリント基板74に実装される。
圧接端子台73は、従来より公知のものである。圧接端子台73は、圧接端子をプリント基板74の配線パターンに半田付けすることでプリント基板74に実装される。圧接端子台73は、一列に並ぶ4個の圧接端子を備えたものを2基用いる。
プリント基板74は、絶縁板材の表面と裏面とその両面を繋ぐスルーホールのみに導体を印刷した、いわゆる両面プリント基板である。また、ここでは、プリント基板74の表面にモジュラジャック本体部72が実装され、裏面に圧接端子台73が実装されるものとする。
図8に示されるように、圧接端子台73は、ハウジング81の内部に圧接端子82の圧接部83を収容し、ハウジング81の外部に圧接端子82の半田リード部84を突き出させたものである。ハウジング81は、圧接部83を収容する部分に狭隘な窪み85を有し、窪み85内には、圧接端子82の圧接部83の頭部が位置する。圧接部83の頭部は、2枚の刃に分かれており、その2枚の刃が狭く閉じ合わされている。
図9に示されるように、本発明のモジュラジャックコネクタ71は、プリント基板74に特徴を有する。その特徴は、第一に、所定の組み合わせによる2つの導体ピン4から2つの圧接端子82に向かう2つの配線パターン92の配線途上に、両配線パターン92同士がプリント基板74の同一面上で所定の区間互いに隣接して平行に配線された平行パス部93を備えることである。第二に、所定の組み合わせによる2つの導体ピン4に繋がる配線パターン94間に、プリント基板74の同一面上で互いに非接触で噛み合う櫛歯状部95を備えることである。櫛歯状部95は、インピーダンスパターンとも言う。なお、ここで言う所定の組み合わせとは、電気的結合を改善したい導体ピンの組み合わせである。
ここで、本実施形態においては、モジュラジャックにおける3番6番導体ピンが4番5番導体ピンを挟んだことによる3番4番間の電気的結合及び6番5番間の電気的結合を改善する場合について下記に説明する。
導体ピン4には、図1等で説明した開口部2内での整列順による番号が丸数字で示されている。圧接端子82には、配線パターン92を介して電気的に接続される導体ピン4の番号が括弧付き数字で示されている。例えば、プリント基板74の表面左上に位置する2番圧接端子からプリント基板74の表面中央付近に位置する2番導体ピンまで、プリント基板74の表面に2番パス(導体ピン番号に対応)と称する配線パターン92が形成されている。
本実施形態では、プリント基板74の表面に、3番導体ピンから圧着端子82への配線パターンと5番導体ピンから圧着端子82への配線パターンの配線途上、つまり3番パスと5番パスの組み合わせについて平行パス部93が形成され、裏面に、4番導体ピンから圧着端子82への配線パターンと6番導体ピンから圧着端子82への配線パターンの配線途上、つまり4番パスと6番パスの組み合わせについて平行パス部93が形成されている。
また、本実施形態では、プリント基板74の主として裏面に、3番導体ピンからの配線パターンと4番導体ピンからの配線パターン間、つまり3番パスと4番パス組み合わせについて櫛歯状部95が形成され、さらに、5番導体ピンからの配線パターンと6番導体ピンからの配線パターン間、つまり5番パスと6番パス組み合わせについて櫛歯状部95が形成されている。櫛歯状部95は、図中に符号及びパス番号を記載したもののほかにも、電気的結合を改善したい導体ピンの組み合わせについて形成されている。また、組み合わせによってはより電気的結合を改善するために複数箇所に形成されている。
以下、図7〜図9のモジュラジャックコネクタ71による作用効果を説明する。
本発明のモジュラジャックコネクタ71は、所定の組み合わせによる2つの導体ピン4から2つの圧接端子82に向かう2つの配線パターン92の配線途上に、両配線パターン92同士がプリント基板74の同一面上で所定の区間互いに隣接して平行に配線された平行パス部93を備え、また、所定の組み合わせによる2つの導体ピン4に繋がる配線パターン94間に、プリント基板74の同一面上で互いに非接触で噛み合う櫛歯状部95を備える。これら平行パス部93あるいは櫛歯状部95は、それぞれ配線パターン92相互間、配線パターン94相互間の電気的結合に寄与する。このため、例えば、モジュラジャックにおける3番6番導体ピンが4番5番導体ピンを挟み込んだことによる3番4番間の電気的結合及び6番5番間の電気的結合を平行パス部93あるいは櫛歯状部95における電気的結合で打ち消すことができる。
このように平行パス部93、櫛歯状部95がそれぞれ配線パターン92相互間、配線パターン94相互間の電気的結合に寄与することから、モジュラジャックコネクタ71は、上述の電気的結合調整方法を実現するものであり、信号線間の電気的結合を改善することができるので、課題として述べた信号線間の対間近端漏話減衰量と対間遠端漏話減衰量を低減させることができる。
ただし、この櫛歯状部95の全長はできるだけ短くすることが望ましい。なぜなら、櫛歯状部95の全長を増やすことによって静電容量を効率的に増やすことができるが、全長が長くなることによって自己インダクタンスが増えて、相互インダクタンスの量も増えてしまい、逆に誘導係数のバランスがとり難くなり、漏話を低減することが難しくなってしまうからである。従って、電気的結合の改善は、主に平行パス部93(配線パターン92間の間隔や配線方向の長さ)を調節することによって行い、電気的結合を打ち消しきれない場合に、補助的に櫛歯状部95を設けて行うようにすると良い。
これまで、モジュラジャック1における導体ピン4の配列ピッチや導体ピン番号に対する対撚り線の割り振りによって生じる信号線間の電気的結合の改善を、導体ピン4に膨らみ部5を形成する形態と、プリント基板74に平行パス部93あるいは櫛歯状部95を形成する形態とを説明した。これらの形態は組み合わせて実施することで、相乗効果を得ることができる。また、圧接端子に由来する電気的結合を含む、モジュラジャックコネクタ71全体の電気的結合についても、本発明により改善することができる。
最終的には、図7のモジュラジャックコネクタ71において、圧接端子台73中の隣接し合う2つの圧接端子82、すなわち、図9に括弧付き数字で番号を示した、2番と1番、8番と7番、4番と5番、6番と3番に、それぞれ対撚り線を構成する2本の電線が電気的に接続されることになる。
なお、図1及び図7の実施形態では、モジュラジャック1の開口部2がプリント基板74の基板面に対して垂直な方向に向いて開口することになる。特許文献1に記載のようなモジュラジャックの開口部がプリント基板の基板面に対して平行な方向に向いて開口するものについても本発明は適用可能である。
本発明によれば、モジュラジャック及びモジュラジャックコネクタが非常に安いコストにて提供可能になる。
本実施形態のモジュラジャックコネクタの電気的特性の測定結果を図10〜図13に示す。
図10に、周波数に対する対間近端漏話減衰量特性を示す。横軸は周波数(MHz)、縦軸は漏話の大きさ(dB)であり、カテゴリ6の規格値による限界ライン101と共に、3番6番ペア信号線対4番5番ペア信号線間特性線102、3番6番ペア信号線対1番2番ペア信号線間特性線103、3番6番ペア信号線対7番8番ペア信号線間特性線104、4番5番ペア信号線対1番2番ペア信号線間特性線105、4番5番ペア信号線対7番8番ペア信号線間特性線106が示されている。他の組み合わせの特性線は省略してある。
限界ライン101は、8.5MHz未満では−75dB、8.5MHz以上250MHz以下では−54+20×Log(f/100)(ただし、周波数fはMHz単位)となる。対間近端漏話減衰量が限界ライン101を超えなければカテゴリ6に適合する。
図示のように、本実施例では、全てのペア信号線間特性線において対間近端漏話減衰量が限界ライン101を超えないので、カテゴリ6に適合することが分かる。
図11に、周波数に対する反射減衰量特性を示す。横軸は周波数(MHz)、縦軸は反射信号の大きさ(dB)であり、カテゴリ6の規格値による限界ライン111と共に、3番6番ペア信号線特性線112、4番5番ペア信号線特性線113、1番2番ペア信号線特性線114、7番8番ペア信号線特性線115が示されている。
限界ライン111は、50MHz未満では−30dB、50MHz以上250MHz以下では−24+20×Log(f/100)(ただし、周波数fはMHz単位)となる。反射減衰量が限界ライン111を超えなければカテゴリ6に適合する。
図示のように、本実施例では、全てのペア信号線特性線において反射減衰量が限界ライン111を超えないので、カテゴリ6に適合することが分かる。
図12に、周波数に対する対間遠端漏話減衰量特性を示す。横軸は周波数(MHz)、縦軸は漏話の大きさ(dB)であり、カテゴリ6の規格値による限界ライン121と共に、3番6番ペア信号線対4番5番ペア信号線間特性線122、3番6番ペア信号線対1番2番ペア信号線間特性線123、3番6番ペア信号線対7番8番ペア信号線間特性線124、4番5番ペア信号線対1番2番ペア信号線間特性線125、4番5番ペア信号線対7番8番ペア信号線間特性線126が示されている。他の組み合わせの特性線は省略してある。
限界ライン121は、2.5MHz未満では−75dB、2.5MHz以上250MHz以下では−43+20×Log(f/100)(ただし、周波数fはMHz単位)となる。対間遠端漏話減衰量が限界ライン121を超えなければカテゴリ6に適合する。
本実施例では、全てのペア信号線間特性線において対間遠端漏話減衰量が限界ライン121を超えないので、カテゴリ6に適合することが分かる。
図13に、周波数に対する対間遠端漏話減衰量特性を示す。横軸は周波数(MHz)、縦軸は漏話の大きさ(dB)であり、カテゴリ6の規格値による限界ライン131と共に、4番5番ペア信号線対3番6番ペア信号線間特性線132、1番2番ペア信号線対3番6番ペア信号線間特性線133、1番2番ペア信号線対4番5番ペア信号線間特性線134、7番8番ペア信号線対1番2番ペア信号線間特性線135、7番8番ペア信号線対3番6番ペア信号線間特性線136が示されている。他の組み合わせの特性線は省略してある。
限界ライン131は、2.5MHz未満では−75dB、2.5MHz以上250MHz以下では−43+20×Log(f/100)(ただし、周波数fはMHz単位)となる。対間遠端漏話減衰量が限界ライン131を超えなければカテゴリ6に適合する。
本実施例では、全てのペア信号線間特性線において対間遠端漏話減衰量が限界ライン131を超えないので、カテゴリ6に適合することが分かる。
本実施形態のモジュラジャックにおいても、対間近端漏話減衰量、対間遠端漏話減衰量、反射減衰量の全ての特性がカテゴリ6に適合することを確認できた。
以上の結果から、本発明によれば、ローカルエリアネットワーク(LAN)及び電話等の集線や分岐を行う配線システムの中でパッチパネル等に使用されるモジュラジャックにおいて、米国配線システム規格TIA/EIA568B−2.1及び日本工業規格JISX5150に規定されるカテゴリ6における対間近端漏話減衰量が−54+20×Log(f/100)以下のモジュラジャックであって、かつ、対間遠端漏話減衰量が−43+20×Log(f/100)以下のモジュラジャックであって、かつ、反射減衰量が−24+20×Log(f/100)以下のモジュラジャックコネクタを提供することができる。
本発明の一実施形態を示すモジュラジャックの透視斜視図である。 図1のモジュラジャックの導体ピンだけをその保持姿勢のまま示した斜視図である。 図1のモジュラジャックの奇数番導体ピンだけをその保持姿勢のまま拡大して示した斜視図である。 図1のモジュラジャックの偶数番導体ピンだけをその保持姿勢のまま拡大して示した斜視図である。 本発明に用いる電気的結合調整方法の基礎理論を説明するための静電結合を表したブリッジ回路図である。 本発明に用いる電気的結合調整方法の基礎理論を説明するための電磁結合を表したブリッジ回路図である。 本発明の一実施形態を示すモジュラジャックコネクタの斜視図である。 図7のモジュラジャックコネクタに用いる圧接端子台の平面(部分断面)図である。 図7のモジュラジャックコネクタに用いるプリント基板のプリントパターン図である。 実施例における周波数に対する対間近端漏話減衰量特性の図である。 実施例における周波数に対する反射減衰量特性の図である。 実施例における周波数に対する対間遠端漏話減衰量特性の図である。 実施例における周波数に対する対間遠端漏話減衰量特性の図である。 配線システムの概念図である。 パッチパネルの外観図である。 コンセントボックスの外観図である。 モジュラジャックの外観図である。 モジュラジャックの導体ピンを透視した外観図である。
符号の説明
1 モジュラジャック
2 開口部
3 ハウジング
4 導体ピン
5 膨らみ部
6 上部壁
7 傾斜部分
8 立ち上げ部分
9u,9d 被保持部分
10 実装用電極
71 モジュラジャックコネクタ

Claims (9)

  1. プラグ受け入れ用の開口部が形成されたハウジングと、該ハウジングに保持され上記開口部内で整列する複数本の導体ピンとを備えたモジュラジャックにおいて、上記導体ピンのうち1本以上の導体ピンに、他の導体ピンに近接する方向に膨らませた膨らみ部が形成され、上記開口部内での整列順が奇数番目である導体ピンが上記ハウジングの所定部位に整列して保持され、上記開口部内での整列順が偶数番目である導体ピンが上記ハウジングの上記奇数番導体ピンの保持部位とは別の所定部位に整列して保持され、奇数番導体ピンの膨らみ部は奇数番導体ピンの保持部位に形成され、偶数番導体ピンの膨らみ部は偶数番導体ピンの保持部位に形成されていることを特徴とするモジュラジャック。
  2. 奇数番導体ピンの膨らみ部は隣接する他の奇数番導体ピンの膨らみ部と対向する位置に形成され、偶数番導体ピンの膨らみ部は隣接する他の偶数番導体ピンの膨らみ部と対向する位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載のモジュラジャック。
  3. 上記導体ピンが8本であり、上記膨らみ部は、上記開口部内での整列順の1番導体ピンの3番導体ピン側、3番導体ピンの1番導体ピン側と5番導体ピン側、5番導体ピンの3番導体ピン側、4番導体ピンの6番導体ピン側、6番導体ピンの4番導体ピン側と8番導体ピン側、8番導体ピン6番導体ピン側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のモジュラジャック。
  4. 請求項1〜3いずれか記載のモジュラジャックと上記複数の導体ピンとそれぞれ電気的に接続される複数の圧接端子を有する圧接端子台とが実装され上記導体ピンから上記圧接端子まで配線パターンが配線されたプリント基板と、所定の組み合わせによる2つの導体ピンから2つの圧接端子に向かう2つの配線パターンの配線途上に、両配線パターン同士が上記プリント基板の同一面上で互いに隣接して平行に配線された平行パス部を備えたことを特徴とするモジュラジャックコネクタ。
  5. 上記導体ピンが8本であり、上記平行パス部は、上記モジュラジャックの開口部内での整列順の3番導体ピンからの配線パターンと5番導体ピンからの配線パターンの配線途上と、4番導体ピンからの配線パターンと6番導体ピンからの配線パターンの配線途上に形成されたことを特徴とする請求項4記載のモジュラジャックコネクタ。
  6. 請求項1〜3いずれか記載のモジュラジャックと上記複数の導体ピンとそれぞれ電気的に接続される複数の圧接端子を有する圧接端子台とが実装され上記導体ピンから上記圧接端子まで配線パターンが配線されたプリント基板と、所定の組み合わせによる2つの導体ピンに繋がる配線パターン間に、上記プリント基板の同一面上で互いに非接触で噛み合う櫛歯状部を備えたことを特徴とするモジュラジャックコネクタ。
  7. 上記導体ピンが8本であり、上記櫛歯状部は、上記モジュラジャックの開口部内での整列順の3番導体ピンからの配線パターンと4番導体ピンからの配線パターン間と、5番導体ピンからの配線パターンと6番導体ピンからの配線パターン間に形成されたことを特徴とする請求項6記載のモジュラジャックコネクタ。
  8. 上記圧接端子台中の隣接し合う2つの圧接端子に対撚り線を構成する2本の電線が電気的に接続されていることを特徴とする請求項4〜7いずれか記載のモジュラジャックコネクタ。
  9. 上記開口部が上記プリント基板の基板面に対して垂直な方向に向いて開口していることを特徴とする請求項4〜8いずれか記載のモジュラジャックコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113381244A (zh) * 2020-02-25 2021-09-10 杭州海康威视数字技术股份有限公司 网口母端

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