JP2009272149A - 回路遮断器の端子カバー取付構造 - Google Patents

回路遮断器の端子カバー取付構造 Download PDF

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Hiroshi Moriai
森合  浩
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Abstract

【課題】回路遮断器の新旧製品に関係なく、新しい安全規格に準拠して回路遮断器のモールドケースに装着した端子カバーをねじ締結して外せないように固定でき、さらに端子カバーの着脱作業性改善に併せて、ねじ締結機能の信頼性向上が図れるように改良した回路遮断器の端子カバー取付構造を提供する。
【解決手段】回路遮断器の端子部1aを包囲してモールドケース1に装着した端子カバー4をねじ締結して固定する回路遮断器の端子カバー取付構造において、モールドケース1の端子部に穿孔されている遮断器取付用の取付穴1bを利用してこの取付穴にタッピンねじ7を螺設した上で、該タッピンねじのねじ頭と端子カバー4との間に跨がって側方から端子カバーの押え座板8を介挿し、該押え座板8を介してタッピンねじ7の締め付けにより端子カバー4を上方から押え込んで装着位置に固定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、配線用遮断器,漏電遮断器などを対象とした回路遮断器の端子カバー取付構造に関する。
配線用遮断器,漏電遮断器の製品には、端子充電部の感電保護対策として、電源側,負荷側の端子部周域を包囲して回路遮断器のモールドケースの端部に装着する端子カバーが附属装置(オプション)として用意されている(例えば、特許文献1参照)。
この端子カバーについて、以前の旧型製品では特許文献1で開示されているように、ねじを使わずに差し込み操作だけで端子カバーを回路遮断器のモールドケースにワンタッチで装着できるようにしたねじレス方式の取付構造が一般的であった。
一方、近年になり配電機器の安全性確保が重要視され、これに伴い国際的にも安全規格の見直し,制定強化が進められている。そこで、この安全規格に準拠して端子カバーを回路遮断器のモールドケースに取付けるには、端子カバーをモールドケースにねじ締結して固定し、ドライバー(ねじ回し)などの工具を使用しない限りは端子カバーが外せないようにすることが必須で、最近の回路遮断器では多くの製品にこの対策が施されている。
次に、配線用遮断器を例に、前記の新しい安全規格に準拠して端子カバーが簡単に取り外しができないようにねじで固定した端子カバー取付構造を図4,図5に示す。なお、図4は回路遮断器に端子カバーを取付ける前の状態の分解斜視図、図5は回路遮断器の端子部に電線を接続して端子カバーを被せた使用状態を表している。
各図において、1はベ-スとカバーからなる配線用遮断器のモールドケース、2はモールドケース1のカバー側に設けた開閉ハンドル、3はモールドケース1の両端(電源側および負荷側)に構築した端子部1aに配置した主回路端子、4は端子カバー、5が端子カバー4をモールドケース1に固定するタッピンねじである。
ここで、前記端子部1aの相間隔壁の上面には、回路遮断器を制御盤などの取付板にねじ止めするための取付穴1b(モールドケース1を貫通した座ぐり穴)のほかに、端子カバー4を固定する前記タッピンねじ5の下穴1cがあらかじめ穿孔されており、さらに端子部1aの側縁には端子カバー4を係合する差込溝1dが形成されている。なお、前記取付穴1bは機種,フレームサイズに関係なく、全ての回路遮断器に穿孔されている。一方、端子カバー4の上面端部にはモールドケース1に取付けた状態で前記取付穴1bとの重なり合いを避けるように凹溝4aが切欠き形成されており、さらにその左右両端には前記タッピンねじ5の通し穴4bが穿孔されている。
上記の構成で、回路遮断器に端子カバー4を装着するには、主回路端子3に配線用の電線(またはバー導体)を接続した状態でモールドケース1の端子部1aに上方から端子カバー4を被せ、その側縁および相間挿入壁4cをそれぞれ前記差込溝1dおよび相間差込溝1eに挿入した上で、さらに端子カバー4の上面側からタッピンねじ5をモールドケース1に穿孔した前記下穴1cにねじ込んで固定する。なお、図5はモールドケース1に端子カバー4を被着,固定した状態を表し、主回路端子3に接続した電線6は端子カバー4を通して外部に引き出し配線されている。
特開平11−96880号公報
ところで、図4,図5に示した従来の端子カバー取付構造では、メンテナンス性の面で次記のような課題がある。すなわち、
(1)メンテナンス時に回路遮断器の端子部を点検するには、その都度タッピンねじ5を完全に抜き取ってからでないと端子カバー4を外すことができない。このために、ドライバーのねじ操作で取り外したタッピンねじ5が脱落するなどして紛失するおそれがある。
(2)また、回路遮断器のモールドケース1から外した端子カバー4を保守,点検後に取付けるには、タッピンねじ5をモールドケース1に再度ねじ込むことになるが、この取付作業では前回のねじ込み操作時にねじ立てされたねじ穴の破損を防ぐために、細心の注意を払ってタッピンねじ5のねじ山合わせ,締め付けトルク管理を行う必要がある。
(3)さらに、タッピンねじ5の締め付け,取り外しを繰り返し行うと、いわゆる“ねじバカ”が生じてねじ締結の機能が低下する問題もある。
(4)そのほか、旧型の回路遮断器では、ねじレス方式の端子カバー(特許文献1参照)の適用を前提として、モールドケース1にはタッピンねじ5を螺合する下穴1cが設けられていないために、このままでは新しい安全規格に準拠した端子カバー4を旧型の回路遮断器のモールドケースにねじ締結して装着位置に固定することができない。
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、回路遮断器の新旧製品に関係なく、端子カバーを回路遮断器のモールドケースに装着することができ、さらに回路遮断器のメンテナンス時における端子カバーの着脱作業性改善に併せて、ねじ締結機能の信頼性向上が図れるように改良した回路遮断器の端子カバー取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明によれば、回路遮断器の端子部を包囲して遮断器本体のモールドケースに装着した端子カバーをねじ締結して固定する回路遮断器の端子カバー取付構造において、
モールドケースのカバー側に穿孔されている遮断器取付用の取付穴を利用して該取付穴にタッピンねじを螺設した上で、該タッピンねじのねじ頭と端子カバーとの間に跨がって側方から端子カバーの押え座板を介挿し、該押え座板を介してタッピンねじの締め付けにより端子カバーを装着位置に押え込んで固定する(請求項1)。
また、前記の押え座板には、側方から押し込んでタッピンねじの軸部に嵌合するU字状溝部を形成する(請求項2)。
上記の取付構造によれば、回路遮断器のメンテナンス時に端子カバーを着脱する際には、その都度タッピンねじをモールドケースの取付穴から完全に取り外すことなく、ねじ締めを若干緩めた状態のまま、押え座板を側方に挿脱することにより、タッピンねじとの干渉なしに端子カバーを自由に取り外したり、装着することができ、これによりタッピンねじの脱落,紛失を防ぐことができる。また、タッピンねじを締め直す場合でも、取付穴にネジ立てされたねじ溝を潰したりしてねじバカが生じるおそれはなく、これによりねじ締結機能の信頼性,耐久性の改善が図れる。
しかも、回路遮断器のモールドケースに標準的に穿孔されている取付穴を利用して、この取付穴にタッピンねじを螺設したことにより、モールドケースに端子カバーを固定するタッピンねじの下穴がない回路遮断器でも柔軟に対応でき、新旧製品に関係なく新しい安全規格に準拠して回路遮断器のモールドケースに装着した端子カバーをねじ止めして安全性の向上化が図れる。
以下、この発明の実施の形態を図1〜図3に示す実施例に基づいて説明する。なお、図1は回路遮断器に装着した端子カバーを装着位置にねじ締結する作業手順の説明図、図2は端子カバーをねじ締結した状態の要部拡大図、図3は端子カバーの押え座板の外形図であり、図4に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
この実施例においては、図4で述べた手順により回路遮断器のモールドケース1の端子部1aに上方から差込み装着した端子カバー4を自由に取り外せないように固定する手段として、モールドケース1の端子部1aに穿孔されている回路遮断器の取付穴1bに螺設するタッピンねじ7と、タッピンねじ7のねじ軸部に嵌合する押え座板8を備えている。
ここで、タッピンねじ7は前記取付穴1bを下穴として、この下穴に適合するねじ径のタッピンねじを使用する。一方、押え座板8は、図3で示すように板の側縁に開口したU字状溝部8aと、該U字状溝部8aの背後にマイナスドライバー(ネジ回し)を差し込むスリット状のドライバー差込溝8bを形成した長方形のモールド樹脂板になる。なお、押え座板8の全長(横幅)は端子カバー4の上面端部に切欠き形成した凹溝4aの横幅よりも大である。また、U字状溝部8aはその開口端部が押え座板8の側縁から二股状に突き出しており、かつ該U字状溝内の中央溝幅はタッピンねじ7の軸径よりも一回り大きく、開口端の溝幅はタッピンねじ7の軸径より僅かに小さく設定されている。
そして、モールドケース1の上方から端子部1aに差込装着した端子カバー4を前記のタッピンねじ7,押え座板8を用いて固定するには、端子カバー4の側縁および相間挿入壁4c(図4参照)を端子部1aの側縁差込溝1dおよび相間差込溝1e(図4参照)に挿入し、図1のように押え座板8のU字状溝部8aに嵌挿したタッピンねじ7をモールドケース1の取付穴1bに螺設して締め付ける。これにより、端子カバー4は押え座板8を介してタッピンねじ7により上方から押さえ込まれて装着位置に固定される(図2参照)。なお、この状態では押え座板8のU字状溝部8aはその開口端の二股状突起がタッピンねじ7の軸部に係合しているので簡単に外れるおそれはない。
一方、回路遮断器のメンテナンス時に端子カバー4を取り外すには、まずドライバーなどの工具を使ってタッピンねじ7を僅かに緩めた上で、押え座板8の後端側に形成したドライバー差込溝8bにドライバーを差し込むか、指で摘んで図2の矢印P方向に引抜き操作してタッピンねじ7との係合を外す。これにより、タッピンねじ7との干渉なしに端子カバー4をモールドケース1の端子部1aから上方に引き外すことができる。
また、メンテナンス作業の終了後に端子カバー4を取付けるには、モールドケース1の端子部1aに上方から端子カバー4を差込み装着した後に、端子カバー4とタッピンねじ7のねじ頭との間に押え座板8を側方から挿入して押し込み、そのU字状溝部8aをタッピンねじ7の軸部に嵌合させた上で、タッピンねじ7を締め付ける。
上記の説明で明らかなように、端子カバー4を着脱する際には、モールドケース1の取付穴1bに螺設したタッピンねじ7を取付穴1bから完全に取り外すことなく、僅かに緩めるだけで取付け,取り外し作業が進められ、これによりタッピンねじ7が脱落して紛失したりするおそれはない。また、タッピンねじ7を繰り返し締め直しても、モールドケース1の取付穴1bにねじ立てされたねじ山が潰されたりしてねじバカの生じるおそれがなく、これによりねじ締結機能の安定確保が図れる。
さらに、モールドケース1の端子部1aに、図4に示したタッピンねじ5に対応する下穴1cを備えていない旧型の回路遮断器でも、端子カバー4を支障なくモールドケース1の取付穴1bにねじ締結して新しい安全規格に準拠して使用することができる。
この発明の実施例による端子カバーの取付構造,および取付手順の説明図で、回路遮断器のモールドケースに装着した端子カバーをねじ締結する直前の状態を表す斜視図 端子カバーをねじ締結した状態を表す図1の要部拡大図 図1における押え座板の外形斜視図 回路遮断器のモールドケースに装着してねじ締結する従来の端子カバー取付構造を表す分解斜視図 図4で端子カバーをねじ締結した取付状態を表す外形斜視図
符号の説明
1 モールドケース
1a 端子部
1b 取付穴
1c タッピンねじ下穴
1d 側縁差込溝
1e 相間差込溝
2 開閉ハンドル
3 主回路端子
4 端子カバー
4a 凹溝
4b 通し穴
4c 相間挿入壁
5 タッピンねじ
7 タッピンねじ
8 押え座板
8a U字状溝部
8b ドライバー差込溝

Claims (2)

  1. 回路遮断器の端子部を包囲して遮断器本体のモールドケースに装着した端子カバーをねじ締結して固定する回路遮断器の端子カバー取付構造において、
    前記モールドケースのカバー側に穿孔した取付穴にタッピンねじを螺設した上で、該タッピンねじのねじ頭と端子カバーとの間に跨がって側方から端子カバーの押え座板を介挿し、該押え座板を介してタッピンねじの締め付けにより端子カバーを押え込んで装着位置に固定したことを特徴とする回路遮断器の端子カバー取付構造。
  2. 請求項1に記載の端子カバー取付構造において、押え座板の側縁に、側方から押し込んでタッピンねじの軸部に嵌合するU字状溝部を形成したことを特徴とする回路遮断器の端子カバー取付構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101278500B1 (ko) * 2011-12-30 2013-07-02 엘에스산전 주식회사 누전 차단기

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