JP2009271616A - 異常要因分析プログラム、その記録媒体及び異常要因分析装置 - Google Patents

異常要因分析プログラム、その記録媒体及び異常要因分析装置 Download PDF

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Abstract

【目的】多数個の原因パラメータが相関し合う検査状況下であっても、簡易かつ高精度に異常要因を抽出することのできる異常要因分析プログラム、そのプログラム記録媒体及びその異常要因分析プログラムを搭載した異常要因分析装置を提供することである。
【構成】N個の正常2次元データ群とN個の異常2次元データ群の重なり度Sij(コサイン測度)を導出し、処理条件パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成して、ネットワーク図から集中度の高い処理条件ハブパラメータを導出する。その導出過程で複数個の処理条件パラメータP間における相関を網羅して、前記異常要因に関する処理条件パラメータの特定化を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば半導体等の製造工程で生ずる歩留まり低下等の異常要因を高精度に分析するための異常要因分析プログラム、その異常要因分析プログラムを記録した記録媒体及びその異常要因分析プログラムに基づき異常要因の分析処理を行う異常要因分析装置に関する。
例えば、特許文献1及び2等に示されているように、半導体等の製造工程においては、製品の品質向上又は生産効率の向上等の目的から、製品の欠陥や欠け、クラック等の不良要因あるいは歩留まりを低下させている要因を、製造工程で使用された装置の履歴、試験結果、設計情報及び各種計測データ等に基づいて、できるだけ速やかに見つけ出す異常要因の分析作業を行っている。
従来、半導体製造工程等では、品質管理ないし工程管理において、異常要因分析の手法として、特許文献1に示されているように、回帰木分析等が行われている。この種の品質管理ないし工程管理においては種々の管理データを収集して行われる。
例えば、半導体製造工程で収集されるデータの主なものを大別すると以下のようになる。
・ 製造条件(圧力、温度、ガス流量等の製造プロセス条件)
・ 特性値(抵抗値、容量値、導電率等の半導体デバイス特性及び品質特性に関わる製品特性値)
・ 検査項目(製品特性値、不良内容、不良品個数、歩留まり等の品質管理ないし工程管理項目データ)
これらのデータを収集した結果、例えば、歩留まりが著しく低下したり、ある特性値に規格外のものが多発したりしたとき、その異常要因を突き詰めるべく、上記の品質管理ないし工程管理手法を用いて異常要因分析が行われる。
従来の一般的な異常要因分析の手順を説明する。まず、製品に異常が発生したとき、その製品と同時期(期間の範囲は、例えば、数週間から数ケ月)に製造された製品群につき、当該異常を示した検査項目データ(以下、検査データ1と称する。)と、それらの製品群がもつ特性値の特性データとの相関を調べる。
図10(A)〜図10(C)は、検査データ1に対する各特性データ1〜mの相関例を示すグラフである。これらの相関グラフに基づいて、検査データ1と各特性データ間の相関係数を計算して、当該異常に関して、検査データ1に対する相関が他と比べて強い特性データを割り出す。ここでは、このようにして割り出した特性データが特性データ1であったとする。
図10(D)〜図10(F)は、特性データ1に対する、製造条件(処理条件)1〜kの相関例を示すグラフである。これらの相関グラフに基づいて、特性データ1と各処理条件間の相関係数を計算して、当該異常に関して、検査データ1に対する相関が他と比べて強い処理条件を割り出す。このようにして割り出された処理条件を、従来の異常要因分析においては当該異常要因因子と推定している。
特開2006−318263号公報 特開2001−306999号公報
上記従来の異常要因分析手法においては、各特性データと各処理条件につき検査データとの相関を調べて、特性データから処理条件に順に絞り込んでいき、最終的に相関の強い処理条件を異常要因と推定するため、推定精度が低いといった問題が生じていた。例えば、特性データとして「抵抗値」、処理条件1、2として夫々、「温度」、「ガス流量」とした半導体工程管理例により、かかる問題点を具体的に示すと次のようになる。一般に知られているように、半導体の物性上、高い温度で処理されるとデバイスの抵抗値は下がり、逆に低い温度で処理されるとデバイスの抵抗値は上がる。また、一般にガス流量が多い環境下で処理されると抵抗値は低くなり、少ないガス流量下では抵抗値は高くなる。このように、抵抗値ひとつをとってみても、処理温度や使用ガス流量に依存して変動する。そこで、仮に不良原因が温度であったとした場合、ガス流量値に応じて抵抗値が影響を受けるため、抵抗値と温度の相関自体が不明瞭ないし不正確になるおそれを生ずる。従って、従来の推定方式による異常要因分析は各処理条件による影響を考慮していない分、その精度が低いものであった。
しかも、一般の半導体製造工程においては、一般的に、製造条件データは100〜200個のパラメータ群からなり、特性値データは20〜40個のパラメータ群からなる。検査データも20〜80個もある。従って、1つの特性データに影響を与える処理条件パラメータが多数ある状況下においては、従来の異常要因分析手法では、それらがどのように関連し合っているかが事前に把握できない限り、異常要因パラメータを特定するのは実際上、不可能であった。たとえ、3次元的にデータマップを作成したとしても、人による相関認識ないし識別の解析作業は到底、不可能なものであった。
従って、本発明の目的は、従来の異常要因分析手法の課題に鑑み、多数個の処理パラメータ等の原因パラメータとして相関し合う検査状況下であっても、簡易かつ高精度に異常要因を抽出することのできる異常要因分析プログラム、その異常要因分析プログラムを記録した異常要因分析プログラム記録媒体及びその異常要因分析プログラムに基づき高精度の異常要因分析を行える異常要因分析装置を提供することである。
本発明の第1の形態は、少なくともn個の原因ラメータP(1≦k≦n)を有して製造される製品群を特定の分析パラメータDにより検査して、前記分析パラメータDが異常を示すときに、前記異常を生起する異常要因を前記原因パラメータP(1≦k≦n)から抽出する異常要因分析プログラムにおいて、前記原因パラメータP(1≦k≦n)から選択される異なった2個の原因パラメータP、Pを夫々X軸、Y軸とし、前記分析パラメータDをZ軸としてN個の3次元データ群を構成するステップと、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが正常範囲にある正常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の正常2次元データ群を構成するステップと、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが異常範囲にある異常3次元データ群を抽出して前記X−Y面に投影したN個の異常2次元データ群を構成するステップと、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の重なり度Sijを導出するステップと、複数個の前記重なり度Sijを利用して、前記原因パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成するステップと、前記ネットワーク図から集中度の高い原因ハブパラメータを導出して前記異常を生起する前記原因パラメータPを抽出するステップを有する異常要因分析プログラムである。
本発明の第2の形態は、前記第1の形態において、1≦i≦n−1且つi<j≦nの範囲に亘る、n(n−1)/2個の前記重なり度Sijを導出するステップと、前記重なり度Sijを昇順又は降順に分類するステップと、前記重なり度Sijを最小値から所望順位値まで利用して、前記重なり度Sijに対応する原因パラメータP、Pを結線してネットワーク図を作成するステップを含む異常要因分析プログラムである。
本発明の第3の形態は、前記第1又は第2の形態において、前記X軸及び前記Y軸をN1/2を整数化処理した整数個に等分分割して前記X−Y面を格子化し、前記格子マス内に3次元データ群を投影して前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群を構成するステップと、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群が同一格子マス内に存在する場合にデータの共通個数を全格子マスについて総和した重なり数N∩Nを導出するステップと、総数Nに対する前記重なり数N∩Nの割合(N∩N)/N(以下、コサイン測度と称する)を前記重なり度Sijとして導出するステップを含む異常要因分析プログラムである。
本発明の第4の形態は、前記第1、第2又は第3の形態において、前記分析パラメータDが検査パラメータであり、かつ前記原因パラメータPが製品の処理条件パラメータ又は前記処理条件を評価するための品質評価パラメータである異常要因分析プログラムである。
本発明の第5の形態は、前記第1、第2又は第3の形態において、前記分析パラメータDが製品の処理条件を評価するための品質評価パラメータであり、前記原因パラメータPが前記処理条件パラメータである異常要因分析プログラムである。
本発明の第6の形態は、少なくともn個の原因パラメータP(1≦k≦n)を有して製造される製品群を特定の分析パラメータDにより検査して、前記分析パラメータDが異常を示すときに、前記異常を生起する異常要因を前記原因パラメータP(1≦k≦n)から抽出する異常要因分析プログラムを記憶した記録媒体において、前記原因パラメータP(1≦k≦n)から選択される異なった2個の原因件パラメータP、Pを夫々X軸、Y軸とし、前記分析パラメータDをZ軸としてN個の3次元データ群を構成するステップと、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが正常範囲にある正常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の正常2次元データ群を構成するステップと、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが異常範囲にある異常3次元データ群を抽出して前記X−Y面に投影したN個の異常2次元データ群を構成するステップと、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の重なり度Sijを導出するステップと、複数個の前記重なり度Sijを利用して、前記原因パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成するステップと、前記ネットワーク図から集中度の高い原因ハブパラメータを導出して前記異常を生起する前記原因パラメータPを抽出するステップを有する異常要因分析プログラムを記録媒体に保存した異常要因分析プログラム記録媒体である。
本発明の第7の形態は、前記第6の形態において、1≦i≦n−1且つi<j≦nの範囲に亘る、n(n−1)/2個の前記重なり度Sijを導出するステップと、前記重なり度Sijを昇順又は降順に分類するステップと、前記重なり度Sijを最小値から所望順位値まで利用して、前記重なり度Sijに対応する原因パラメータP、Pを結線してネットワーク図を作成するステップを含む異常要因分析プログラム記録媒体である。
本発明の第8の形態は、前記第6又は第7の形態において、前記X軸及び前記Y軸をN1/2を整数化処理した整数個に等分分割して前記X−Y面を格子化し、前記格子マス内に3次元データ群を投影して前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群を構成するステップと、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群が同一格子マス内に存在する場合にデータの共通個数を全格子マスについて総和した重なり数N∩Nを導出するステップと、総数Nに対する前記重なり数N∩Nの割合(N∩N)/N(以下、コサイン測度と称する)を前記重なり度Sijとして導出するステップを含む異常要因分析プログラム記録媒体である。
本発明の第9の形態は、前記第6、第7又は第8の形態において、前記分析パラメータDが検査パラメータであり、かつ前記原因パラメータPが製品の処理条件パラメータ又は前記処理条件を評価するための品質評価パラメータである異常要因分析プログラム記録媒体である。
本発明の第10の形態は、前記第6、第7又は第8の形態において、前記分析パラメータDが製品の処理条件を評価するための品質評価パラメータであり、前記原因パラメータPが前記処理条件パラメータである異常要因分析プログラム記録媒体である。
本発明の第11の形態は、少なくともn個の原因パラメータP(1≦k≦n)を有して製造される製品群を特定の分析パラメータDにより検査して、前記分析パラメータDが異常を示すときに、前記異常を生起する異常要因を前記原因パラメータP(1≦k≦n)から抽出して分析結果を出力する異常要因分析装置において、前記原因P(1≦k≦n)から選択される異なった2個の原因パラメータP、Pを夫々X軸、Y軸とし、前記分析パラメータDをZ軸としてN個の3次元データ群を構成する手段と、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが正常範囲にある正常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の正常2次元データ群を構成する手段と、前記N個の3次元データ群から前記検査パラメータDが異常範囲にある異常3次元データ群を抽出して前記X−Y面に投影したN個の異常2次元データ群を構成する手段と、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の重なり度Sijを導出する手段と、複数個の前記重なり度Sijを利用して、前記原因パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成する手段と、前記ネットワーク図から集中度の高い原因ハブパラメータを導出して前記異常を生起する前記原因パラメータPを抽出する手段を有する異常要因分析装置である。
本発明の第12の形態は、前記第11の形態において、1≦i≦n−1且つi<j≦nの範囲に亘る、n(n−1)/2個の前記重なり度Sijを導出する手段と、前記重なり度Sijを昇順又は降順に分類する手段と、前記重なり度Sijを最小値から所望順位値まで利用して、前記重なり度Sijに対応する原因パラメータP、Pを結線してネットワーク図を作成する手段を含む異常要因分析装置である。
本発明の第13の形態は、前記第11又は第12の形態において、前記X軸及び前記Y軸をN1/2を整数化処理した整数個に等分分割して前記X−Y面を格子化し、前記格子マス内に3次元データ群を投影して前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群を構成する手段と、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群が同一格子マス内に存在する場合にデータの共通個数を全格子マスについて総和した重なり数N∩Nを導出する手段と、総数Nに対する前記重なり数N∩Nの割合(N∩N)/N(以下、コサイン測度と称する)を前記重なり度Sijとして導出する手段を含む異常要因分析装置である。
本発明の第14の形態は、前記第11、第12又は第13の形態において、前記分析パラメータDが検査パラメータであり、かつ前記原因パラメータPが製品の処理条件パラメータ又は前記処理条件を評価するための品質評価パラメータである異常要因分析装置である。
本発明の第15の形態は、前記第11、第12又は第13の形態において、前記分析パラメータDが製品の処理条件を評価するための品質評価パラメータであり、前記原因パラメータPが前記処理条件パラメータである異常要因分析装置である。
本発明の第1の形態に係る異常要因分析プログラムの処理手順によれば、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが正常範囲にある正常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の正常2次元データ群を構成し、また前記N個の3次元データ群から前記検査パラメータDが異常範囲にある異常3次元データ群を抽出して前記X−Y面に投影したN個の異常2次元データ群を構成し、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の重なり度Sijを導出し、前記原因パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成して、前記ネットワーク図から集中度の高い原因ハブパラメータを導出して前記異常を生起する前記原因パラメータPを抽出するので、複数個の原因パラメータP間における相関を網羅して、前記異常要因に関する原因パラメータの特定化を行うことができる。従って、本形態においては、従来の要因分析手法では取捨選択されてしまう複合パラメータの影響を排除することなく高精度に異常要因を抽出して、品質管理ないし工程管理における異常要因分析の精度向上を図ることができる。
前記分析パラメータDには、集団特性と最終製品の製品特性に関する検査パラメータを使用することができる。集団特性には歩留まり、製品個数、製品外形、不良カテゴリ数等がある。製品特性には、例えば最終製品がダイオードであればダイオード特性(電流や電圧)、抵抗体であれば、抵抗値、トランジスタであればトランジスタ特性、ICならばIC特性である。前記原因パラメータPは、半導体製造工程の場合には、上述の製造条件(1)や特性値(2)等である。
また、前記分析パラメータD及び前記原因パラメータPには、製品の処理条件を評価するための品質評価パラメータを使用することができる。品質評価パラメータの代表的なものには、半導体等で使用されるTEGパラメータ(Test Element Group Data)がある。TEGパラメータは、製造工程の途中に、抵抗(R)、コンデンサ(C)、トランジスタ(Tr)、配線パターン等の評価素子をデバイスに配置して、いわば中間段階の製品(中間製品)と回路を組んで電流や電気容量やトランジスタ特性(電圧増幅率や電流増幅率など)あるいは断線状態等を測定するために使用される。これらの評価素子の測定値は製品特性ではないが製品特性に異常があれば異常ないし不良状態を示し、工程等の評価の指標になる。TEGパラメータを前記分析パラメータDに使用するだけでなく、検査パラメータを前記分析パラメータDに使用するとき、TEGパラメータを前記原因パラメータPに用いて、異常要因を割り出すこともできる。
前記重なり度Sijの導出は、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の前記X−Y面における共通領域(区画)に存在する個数から判別する共通領域判別処理によって行うことができる。あるいは、その導出を、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の各データを前記X−Y面における所定の基点から、その傾きと大きさを定めたベクトルデータ化して、ベクトルの傾き及び大きさを同じくするベクトルデータを判別するベクトル判別処理によって行うことができる。
本発明の第2の形態によれば、1≦i≦n−1且つi<j≦nの範囲に亘る、n(n−1)/2個の前記重なり度Sijを導出し、前記重なり度Sijを昇順又は降順に分類して、前記重なり度Sijを最小値から所望順位値まで利用して、前記重なり度Sijに対応する原因パラメータP、Pを結線してネットワーク図を作成するので、2個の前記原因パラメータP、Pすべての組み合わせから前記ネットワーク図を作成して集中度の高い原因ハブパラメータを高精度に導出でき、異常要因分析の精度向上を図ることができる。
前記第3の形態によれば、前記X軸及び前記Y軸をN1/2を整数化処理した整数個に等分分割して前記X−Y面を格子化し、前記格子マス内に3次元データ群を投影して前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群をマトリックスデータ配列で構成して、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群が同一格子マス内に存在する場合にデータの共通個数を全格子マスについて総和した重なり数N∩Nを導出して、総数Nに対する前記重なり数N∩Nの割合(N∩N)/N(コサイン測度)を前記重なり度Sijとして導出するので、データ群のマトリックス配列処理とコサイン測度算出処理だけで、高精度に異常要因を抽出できる異常要因分析プログラムを簡易に実現することができる。なお、コサイン測度を使用する利点は、全原因パラメータのうち、正常データと異常データの分布の重なりが小さいほどコサイン測度は小さくなるので、コサイン測度の小さい原因パラメータP、Pの組み合わせほど、正常、異常の分布の差異が大きくなり、正常と異常の識別能力が高くなることにある。この利点から、原因パラメータP、Pの組み合わせに対応する2次元データ化Pijにつき求めたコサイン測度を小さい順に並べることにより、異常要因となる原因パラメータを簡単かつ確実に判別することができる。
本発明の第4の形態によれば、前記分析パラメータDが前記検査パラメータであり、かつ前記原因パラメータPが製品の処理条件パラメータ又は前記品質評価パラメータであるので、前記検査パラメータに基づき、異常要因の処理条件パラメータを直接的に導くことができ、あるいは前記品質評価パラメータから間接的に異常な処理条件を導くことができる。
前記処理条件パラメータは、例えば半導体工場において、ガス圧力(P)、ガス流量(Q)、温度(T)として得るために、製造設備の配管等に、圧力センサ、マスフローメータ、温度計等を設置して測定するが、これらのパラメータ検出に設備費用が嵩む。本形態によれば、前記品質評価パラメータとしてのTEGパラメータを前記原因パラメータPに用いることにより、TEGパラメータと処理条件パラメータの関係性から、異常な処理条件パラメータを抽出することが出来るので、TEGパラメータと処理条件パラメータの関係を予め把握しておくことにより、上記センサ等による測定を常時、行わなくても、異常な処理条件パラメータの抽出が可能となり、センサ等の設備コストの低減に寄与する。
本発明の第5の形態は、前記分析パラメータDが前記品質評価パラメータであり、前記原因パラメータPが前記処理条件パラメータであるので、前記品質評価パラメータとしてのTEGパラメータを前記分析パラメータDに用いることにより、TEGパラメータと処理条件パラメータの関係性から、異常な処理条件パラメータを抽出することができる。
本発明の第6の形態によれば、前記第1の形態に係る異常要因分析プログラムを保存した記録媒体が提供される。従って、本形態に係る記録媒体は、前記第1形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。
本発明における記録媒体としては、フレキシブルディスク、磁気ディスク、光ディスク、CD、MO、DVD、ハードディスク等、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が選択される。本形態に係る記録媒体をコンピュータにインストールすることにより、コンピュータを異常要因の分析動作させることができ、多数の個人、家庭、業務において異常要因分析プログラムを実行させることができる。
本発明の第7の形態によれば、前記第2の形態に係る異常要因分析プログラムを保存した記録媒体が提供される。従って、本形態に係る記録媒体は、前記第2形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。本形態に係る記録媒体をコンピュータにインストールすることにより、コンピュータを異常要因の分析動作させることができ、多数の個人、家庭、業務において異常要因分析プログラムを実行させることができる。
本発明の第8の形態によれば、前記第3の形態に係る異常要因分析プログラムを保存した記録媒体が提供される。従って、本形態に係る記録媒体は、前記第3形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。本形態に係る記録媒体をコンピュータにインストールすることにより、コンピュータを異常要因の分析動作させることができ、多数の個人、家庭、業務において異常要因分析プログラムを実行させることができる。
本発明の第9の形態によれば、前記第4の形態に係る異常要因分析プログラムを保存した記録媒体が提供される。従って、本形態に係る記録媒体は、前記第4形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。
本発明の第10の形態によれば、前記第5の形態に係る異常要因分析プログラムを保存した記録媒体が提供される。従って、本形態に係る記録媒体は、前記第5形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。
本発明の第11の形態に係る異常要因分析装置には、前記第1の形態に係る異常要因分析プログラムを外部よりインストールしたコンピュータだけでなく、このコンピュータ機能を内蔵した電子装置の全てが包含される。従って、本形態に係る異常要因分析装置は、前記第1形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。
本発明の第12の形態に係る異常要因分析装置には、前記第2の形態に係る異常要因分析プログラムを外部よりインストールしたコンピュータだけでなく、このコンピュータ機能を内蔵した電子装置の全てが包含される。従って、本形態に係る異常要因分析装置は、前記第2形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。
本発明の第13の形態に係る異常要因分析装置には、前記第3の形態に係る異常要因分析プログラムを外部よりインストールしたコンピュータだけでなく、このコンピュータ機能を内蔵した電子装置の全てが包含される。従って、本形態に係る異常要因分析装置は、前記第3形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。
本発明の第14の形態に係る異常要因分析装置には、前記第4の形態に係る異常要因分析プログラムを外部よりインストールしたコンピュータだけでなく、このコンピュータ機能を内蔵した電子装置の全てが包含される。従って、本形態に係る異常要因分析装置は、前記第4形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。
本発明の第15の形態に係る異常要因分析装置には、前記第5の形態に係る異常要因分析プログラムを外部よりインストールしたコンピュータだけでなく、このコンピュータ機能を内蔵した電子装置の全てが包含される。従って、本形態に係る異常要因分析装置は、前記第5形態で説明した全てのプログラム上の効果を有する。
本発明の実施形態に係る異常要因分析装置を図面を参照して以下に説明する。
図1は本実施形態の異常要因分析装置の概略構成を示す。この異常要因分析装置は、少なくともn個の原因パラメータP(1≦k≦n)により製造される製品群(半導体製品群)を特定の分析パラメータDにより検査して、分析パラメータDが異常を示した異常要因を原因パラメータPから割り出して抽出し、その分析結果を印字装置(プリンタ14)及び表示装置(ディスプレイ12)に出力する。
本実施形態の異常要因分析装置は、本発明に係る異常要因分析プログラムに基づき異常要因分析を行う制御部1を有する。制御部1は、マイクロプロセッサからなるCPU2と、CPU2の制御下で、内蔵の異常要因分析プログラムを実行するプログラム実行部を有する。制御部1は、生産管理システムの管理装置や各種半導体製造装置及び製品検査装置等の外部管理機器15A〜15Nとデータ通信可能に接続されている。制御部1には、外部管理機器15A〜15Nから転送されるデータをファイル又はデータベースとして登録、格納するためのインターフェース部10、インターフェース部10の登録データを当該プログラム検索用ファイルに格納するファイル格納部11が接続されている。また、制御部1には、分析パラメータD、検査対象パラメータ等の、要因分析のためのデータ検索条件を入力するキー入力装置からなる検索条件入力部13、分析結果を印字するプリンタ14及び分析情報を表示するディスプレイ12が接続されている。
前記プログラム実行部は、検索条件入力部13により入力された検索条件に基づき、検索条件に合致したデータをファイル格納部11から取り出すデータ検索部3と、検索されたデータからパラメータの全ての組み合わせごとにデータをまとめて、全データ数NのN1/2整数分割し、各マス毎のデータ数を計算するデータ処理部4と、データ処理部4において処理されたデータを用いて、各組み合わせ毎のコサイン測度を計算し、値の小さい順に配列するコサイン測度計算部5を有する。制御部1には、プリンタ14及びディスプレイ12等の外部にデータ出力する外部出力部6が接続されている。外部出力部6には、検索条件入力部13によりデータ検索条件を入力するときに使用するディスプレイ12の画面設定用検索条件設定部7と、要因分析処理の検索結果をスプレッドシート形式あるいはグラフ形式により表示するための検索結果処理部8と、コサイン測度計算部5により、値の小さい順に、つまり昇順配列された各パラメータをネットワーク図にして配置位置を計算し、所望のパラメータ数のネットワーク図を作成するネットワーク処理部9が含まれている。
本実施形態の異常要因分析プログラムの処理手順は、原因パラメータP(1≦k≦n)から選択される異なった2個の原因パラメータP、Pを夫々X軸、Y軸とし、分析パラメータDをZ軸としてN個の3次元データ群を構成するステップAと、N個の3次元データ群から分析パラメータDが正常範囲にある正常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の正常2次元データ群を構成するステップBと、N個の3次元データ群から分析パラメータDが異常範囲にある異常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の異常2次元データ群を構成するステップCと、正常2次元データ群と異常2次元データ群の重なり度Sijを導出するステップDと、複数個の重なり度Sijを利用して、処理条件パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成するステップEと、ネットワーク図から集中度の高い原因ハブパラメータを導出して異常を生起する原因パラメータPを抽出するステップFからなる。
図2及び図3は制御部1に内蔵された異常要因分析プログラムに基づく要因分析処理の詳細を示す。
まず、初期設定作業として、処理条件パラメータP及び検査パラメータDの設定が検索条件入力部13によりキー入力される(ステップS1)。
図11は、検索条件入力処理の詳細を示す。本実施形態においては、分析パラメータDには、検査パラメータ又はTEGパラメータを使用でき、いずれか入力された分析パラメータDが設定、記憶される(ステップS40〜S43)。また、原因パラメータPとして、製品の処理条件パラメータ又はTEGパラメータを使用でき、いずれか入力された原因パラメータPが設定、記憶される(ステップS44〜S47)。TEGパラメータは、製造工程の途中に、抵抗(R)、コンデンサ(C)、トランジスタ(Tr)、配線パターン等の評価素子をデバイスに配置して、いわば中間段階の製品(中間製品)と回路を組んで電流や電気容量やトランジスタ特性(電圧増幅率や電流増幅率など)あるいは断線状態等を測定するために使用されるパラメータである。
本実施形態では、検査パラメータを分析パラメータDに、かつ処理条件パラメータを原因パラメータPに選択した実施例により説明する。
処理条件パラメータP及び検査パラメータDは、前掲のデータ群と同様である。例えば、処理条件パラメータPは、製造条件(圧力、温度、ガス流量等の製造プロセス条件)データ及び特性値(抵抗値、容量値、導電率等の半導体デバイス特性及び品質特性に関わる製品特性値)データからなる。また、検査パラメータDは、検査項目(製品特性値、不良内容、不良品個数、歩留まり等の品質管理ないし工程管理項目データ)データからなる。
検索条件入力部13の開始キー(図示せず)のキー操作により、要因分析の開始がキー入力されると、検索条件入力部13により設定されたデータが格納されているか否か確認する(ステップS2、S3)。設定データが格納されていないときはデータ登録を行う(ステップS5)。データ登録は、外部管理機器15A〜15Nと通信して外部管理機器15A〜15Nからデータ転送を受け、インターフェース部10に格納して行われる。
検索データが格納済みであれば、インターフェース部10の登録データが設定条件に応じて、検索データ集合のファイルDtが作成され、ファイル格納部11に格納される(ステップS4)。ついで、このファイルF(P,P)に対してデータの3次元プロット処理(ステップS6)が行われる。3次元プロット処理においては、処理条件パラメータ(原因パラメータ)P(1≦k≦n)から選択される異なった2個の処理条件パラメータP、Pを夫々X軸、Y軸とし、検査パラメータ(分析パラメータ)DをZ軸としたN個の3次元データ群からなるファイルデータが作成される。図4は3次元データ群の一例を模式的に示す。図4において、検査パラメータDに対して、2個の処理条件パラメータP、Pに応じたデータ群を丸印で示している。
3次元データ群の作成後、検査パラメータDに基づき正常又は異常データ群の分離、抽出が行われる(ステップS7)。正常又は異常データ群の分離は、例えば、図4に示すように、N個の3次元データ群から検査パラメータDが異常範囲Dsにある異常3次元データ群を抽出して行われる。図4において、異常3次元データ群を黒丸印で示し、正常3次元データ群を白丸印で示している。
ステップS7で抽出された正常・異常3次元データ群は、夫々、X−Y面に投影したN個の正常2次元データ群、N個の異常2次元データ群を構成する投影処理が行われる(ステップS8)。図5は2次元データ化される処理条件パラメータの組み合わせを示す。Pijは、処理条件パラメータP、Pの組み合わせを表す。異常要因の分析目的から、処理条件P(1≦k≦n)の2個の組み合わせ全てについて2次元データ化する必要はなく、またPij=Pjiであり、処理条件パラメータP、Pの組み合わせのうち、P11、P22等のi=jの組み合わせを除いた、処理条件パラメータの全組み合わせの半分について2次元データ化が行われる。即ち、1≦i≦n−1且つi<j≦nの範囲に亘る、n(n−1)/2個の2次元化データ群が作成される。
図6は投影処理された2次元化データを模式的に示す。図6において、図4と同様に、異常データ群を黒丸印で示し、正常データ群を白丸印で示している。例えば、処理条件Pと処理条件Pの2次元化データ群P13は、処理条件Pと処理条件Pの2次元化データ群P1nと比較して中央部に異常データが集まっている分布状態を示す。
上記2次元化データ処理を検索データ全てに関して終了すると、2次元データ群に対する正規化を行うデータ群処理が行われる(ステップS9、S10)。このデータ群処理においては、前記X軸及び前記Y軸をN1/2を整数化処理した整数個に等分分割して前記X−Y面を格子化して、データ総数Nに対する正規化が行われる。
図7は、上記整数化処理を施したX軸及びY軸の単位区画幅でデータを配列し直したマトリックス配列例を示す。図7の(7A)は異常2次元データ群の配列例を、(7B)は正常2次元データ群の配列例を示す。図7において、横軸又は縦軸の各区画幅(R1、R2、・・・、Rα−1、Rα)の大きさは、N1/2を四捨五入した整数等分分割値である。
上記マトリックス配列された正常2次元データ群と異常2次元データ群について、同一格子マス内に存在する場合にデータの共通個数を全格子マスについて総和した重なり数N∩Nを導出する(ステップS11)。図7において、例えば、1個のマス(R2,R3)には、正常データが1個あり(7B参照)、異常データが5個ある(7A参照)ので、マス(R2,R3)に関しての重なり数N∩Nは6となる。重なり数N∩Nを用いて、正常2次元データ群と異常2次元データ群の重なり度Sijを全データにつき導出する(ステップS12、S13)。
図8は、重なり度Sijの導出処理を示す。図8の(8A)は重なり数N∩Nの割合から(N∩N)/N(コサイン測度)を求める場合を示す。この場合、総数Nに対する重なり数N∩Nの割合(N∩N)/N(コサイン測度)を重なり度Sijとして導出する(ステップS20)ことにより、データ群のマトリックス配列処理とコサイン測度算出処理だけで、高精度に異常要因を抽出することができる。
コサイン測度の計算した後、各測度を昇順に分類して(ステップS21)、最小値から所望順位値まで利用して、コサイン測度に対応する処理条件P、Pを結線してネットワーク図を作成して、異常要因因子となる処理条件パラメータ評価を行う(ステップS14)。
全パラメータのうち、正常データと異常データの分布の重なりが小さいほどコサイン測度は小さくなる。言い換えると、コサイン測度の小さい処理条件パラメータP、Pの組み合わせほど、正常、異常の分布の差異が大きくなり、正常と異常の識別能力が高くなる。従って、処理条件パラメータP、Pの組み合わせに対応する2次元データ化Pijにつき求めたコサイン測度を小さい順に並べることにより、異常要因となる処理条件パラメータを判別することができる。この判別処理には、ネットワーク図を作成するのが好適であり、結線数から集中度の高い処理条件パラメータを明確に割り出すことができる。
重なり度Sijの導出は、前記コサイン測度のように、正常2次元データ群と異常2次元データ群のX−Y面における共通領域(区画)に存在する個数から判別する共通領域判別処理によって行うことができるが、X−Y面における所定の基点から、その傾きと大きさを定めたベクトルデータ化して、ベクトルの傾き及び大きさを同じくするベクトルデータを判別するベクトル判別処理によって行うこともできる。
図8の(8B)はベクトル判別処理による重なり度Sijの導出処理を示す。正常2次元データ群と異常2次元データ群に対するデータ処理(ステップS10)の後、又はその際に、各データにつきX−Y面における所定の基点から、その傾きと大きさを定めたベクトルデータ化を行う(ステップS30)。このベクトル値(ベクトルの傾き及び大きさ)がマトリックス格子の同一及び許容近傍範囲内の格子に存在するベクトルデータを判別し、その共通個数の総和Nvを導出する(ステップS30)。ネットワーク図作成のために、総和Nvデータを昇順に配列して(ステップS30)、ネットワーク図の作成処理(ステップS14)に移行する。
図9は、コサイン測度の小さい順に並べたときの、ネットワーク図の作成手順例を示す。図9の(9A)は、コサイン測度が最も小さい処理条件パラメータの組み合わせである、処理条件F1(ガス流量条件1)と処理条件T2(温度条件2)の結線状態を示す。次にコサイン測度が小さい処理条件パラメータの組み合わせが、処理条件F1(ガス流量条件1)と処理条件W1(重量条件1)のとき、(9B)に示すように、処理条件F1に連結した結線状態に移行する。以下、コサイン測度が小さい順に現れるパラメータ相関により結線を続けていく。(9C)は、任意の順位まで結線を続けて得られたネットワーク図を示す。(9C)のネットワーク図の結線数から集中度の高い処理条件パラメータF1及び処理条件T1(温度条件1)を処理条件ハブパラメータとして明確に検索して割り出すことができる。いずれの段階までネットワーク図を作成するか否かは、予め任意に昇順順位を決めてもよいが、集中度の高い結線数を所定値に決めて、それが出現する段階までネットワーク図を作成するようにしてもよい。
本実施形態に係る異常要因分析装置においては、N個の正常2次元データ群とN個の異常2次元データ群の重なり度Sij(コサイン測度)を導出し、処理条件パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成して、ネットワーク図から集中度の高い処理条件ハブパラメータを導出するので、その導出過程で複数個の処理条件パラメータP間における相関を網羅して、前記異常要因に関する処理条件パラメータの特定化を行うことができ、従来の要因分析手法では取捨選択されてしまう複合パラメータの影響を排除することなく高精度に異常要因を抽出して、品質管理ないし工程管理における異常要因分析の精度向上を図ることができる。
処理条件ハブパラメータを検索したとき、プリンタ14及びディスプレイ12にデータ出力される。ネットワーク図も適宜、その結線状態がディスプレイ12に出力され、目視判断可能にモニタ出力される。ネットワーク図の形成形態は、平面的に自由に拡散させて表現する形態の他に、多線度を頂点として配置して中心渦巻き状に結線する形態、円球面上に結線する形態、多線度を頂点として配置して中心円形状に結線する形態、多線度を頂点として配置して中心格子状に結線する形態等を使用して、作業者の視認判断の便宜を図ることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明によれば、半導体、電子機器、食料品等の広範囲に亘る産業分野において、生産される製品等における異常要因の分析精度を向上させ、生産効率、生産管理能力、製品品質等の向上に寄与することができる。
本発明の一実施形態である異常要因分析装置の概略ブロック図である。 前記実施形態の異常要因分析処理のフローチャートである。 図2の異常要因分析処理の後続のフローチャートである。 前記異常要因分析処理に用いる3次元データ群の一例を模式的に示す図である。 前記3次元データ群から2次元データ化される処理条件パラメータの組み合わせ表を示す図である。 投影処理された2次元化データを模式的に示す図である。 整数化処理を施したX軸及びY軸の単位区画幅でデータを配列し直したマトリックス配列例を示す図である。 重なり度Sijの導出処理を示す図である。 ネットワーク図の作成処理を説明するための図である。 検査データ1に対する各特性データ1〜m又は製造条件1〜kの相関例を示すグラフである。 検索条件入力処理の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
2 CPU
3 データ検索部
4 データ処理部
5 コサイン測度計算部
6 外部出力部
7 検索条件設定部
8 検索結果処理部
9 ネットワーク処理部
10 インターフェース部
11 ファイル格納部
12 ディスプレイ
13 検索条件入力部
14 プリンタ
15A〜15N 外部管理機器

Claims (15)

  1. 少なくともn個の原因パラメータP(1≦k≦n)を有して製造される製品群を特定の分析パラメータDにより検査して、前記分析パラメータDが異常を示すときに、前記異常を生起する異常要因を前記原因パラメータP(1≦k≦n)から抽出する異常要因分析プログラムにおいて、前記原因P(1≦k≦n)から選択される異なった2個の原因パラメータP、Pを夫々X軸、Y軸とし、前記分析パラメータDをZ軸としてN個の3次元データ群を構成するステップと、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが正常範囲にある正常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の正常2次元データ群を構成するステップと、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが異常範囲にある異常3次元データ群を抽出して前記X−Y面に投影したN個の異常2次元データ群を構成するステップと、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の重なり度Sijを導出するステップと、複数個の前記重なり度Sijを利用して、前記原因パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成するステップと、前記ネットワーク図から集中度の高い原因ハブパラメータを導出して前記異常を生起する前記原因パラメータPを抽出するステップを有することを特徴とする異常要因分析プログラム。
  2. 1≦i≦n−1且つi<j≦nの範囲に亘る、n(n−1)/2個の前記重なり度Sijを導出するステップと、前記重なり度Sijを昇順又は降順に分類するステップと、前記重なり度Sijを最小値から所望順位値まで利用して、前記重なり度Sijに対応する原因パラメータP、Pを結線してネットワーク図を作成するステップを含む請求項1に記載の異常要因分析プログラム。
  3. 前記X軸及び前記Y軸をN1/2を整数化処理した整数個に等分分割して前記X−Y面を格子化し、前記格子マス内に3次元データ群を投影して前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群を構成するステップと、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群が同一格子マス内に存在する場合にデータの共通個数を全格子マスについて総和した重なり数N∩Nを導出するステップと、総数Nに対する前記重なり数N∩Nの割合(N∩N)/N(以下、コサイン測度と称する)を前記重なり度Sijとして導出するステップを含む請求項1又は2に記載の異常要因分析プログラム。
  4. 前記分析パラメータDが検査パラメータであり、かつ前記原因パラメータPが製品の処理条件パラメータ又は前記処理条件を評価するための品質評価パラメータである請求項1、2又は3に記載の異常要因分析プログラム。
  5. 前記分析パラメータDが製品の処理条件を評価するための品質評価パラメータであり、前記原因パラメータPが前記処理条件パラメータである請求項1、2又は3に記載の異常要因分析プログラム。
  6. 少なくともn個の原因パラメータP(1≦k≦n)を有して製造される製品群を特定の分析パラメータDにより検査して、前記分析パラメータDが異常を示すときに、前記異常を生起する異常要因を前記原因パラメータP(1≦k≦n)から抽出する異常要因分析プログラムを記憶した記録媒体において、前記原因パラメータP(1≦k≦n)から選択される異なった2個の原因パラメータP、Pを夫々X軸、Y軸とし、前記分析パラメータDをZ軸としてN個の3次元データ群を構成するステップと、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが正常範囲にある正常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の正常2次元データ群を構成するステップと、前記N個の3次元データ群から前記検査パラメータDが異常範囲にある異常3次元データ群を抽出して前記X−Y面に投影したN個の異常2次元データ群を構成するステップと、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の重なり度Sijを導出するステップと、複数個の前記重なり度Sijを利用して、前記原因パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成するステップと、前記ネットワーク図から集中度の高い原因ハブパラメータを導出して前記異常を生起する前記原因パラメータPを抽出するステップを有する異常要因分析プログラムを記録媒体に保存したことを特徴とする異常要因分析プログラム記録媒体。
  7. 1≦i≦n−1且つi<j≦nの範囲に亘る、n(n−1)/2個の前記重なり度Sijを導出するステップと、前記重なり度Sijを昇順又は降順に分類するステップと、前記重なり度Sijを最小値から所望順位値まで利用して、前記重なり度Sijに対応する原因パラメータP、Pを結線してネットワーク図を作成するステップを含む請求項6に記載の異常要因分析プログラム記録媒体。
  8. 前記X軸及び前記Y軸をN1/2を整数化処理した整数個に等分分割して前記X−Y面を格子化し、前記格子マス内に3次元データ群を投影して前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群を構成するステップと、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群が同一格子マス内に存在する場合にデータの共通個数を全格子マスについて総和した重なり数N∩Nを導出するステップと、総数Nに対する前記重なり数N∩Nの割合(N∩N)/N(以下、コサイン測度と称する)を前記重なり度Sijとして導出するステップを含む請求項6又は7に記載の異常要因分析プログラム記録媒体。
  9. 前記分析パラメータDが検査パラメータであり、かつ前記原因パラメータPが製品の処理条件パラメータ又は前記処理条件を評価するための品質評価パラメータである請求項6、7又は8に記載の異常要因分析プログラム記録媒体。
  10. 前記分析パラメータDが製品の処理条件を評価するための品質評価パラメータであり、前記原因パラメータPが前記処理条件パラメータである請求項6、7又は8に記載の異常要因分析プログラム記録媒体。
  11. 少なくともn個の原因パラメータP(1≦k≦n)を有して製造される製品群を特定の分析パラメータDにより検査して、前記分析パラメータDが異常を示すときに、前記異常を生起する異常要因を前記原因パラメータP(1≦k≦n)から抽出して分析結果を出力する異常要因分析装置において、前記原因パラメータP(1≦k≦n)から選択される異なった2個の処理条件パラメータP、Pを夫々X軸、Y軸とし、前記検査パラメータDをZ軸としてN個の3次元データ群を構成する手段と、前記N個の3次元データ群から前記分析パラメータDが正常範囲にある正常3次元データ群を抽出してX−Y面に投影したN個の正常2次元データ群を構成する手段と、前記N個の3次元データ群から前記検査パラメータDが異常範囲にある異常3次元データ群を抽出して前記X−Y面に投影したN個の異常2次元データ群を構成する手段と、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群の重なり度Sijを導出する手段と、複数個の前記重なり度Sijを利用して、前記原因パラメータP、Pを結線したネットワーク図を作成する手段と、前記ネットワーク図から集中度の高い処理条件ハブパラメータを導出して前記異常を生起する前記原因パラメータPを抽出する手段を有することを特徴とする異常要因分析装置。
  12. 1≦i≦n−1且つi<j≦nの範囲に亘る、n(n−1)/2個の前記重なり度Sijを導出する手段と、前記重なり度Sijを昇順又は降順に分類する手段と、前記重なり度Sijを最小値から所望順位値まで利用して、前記重なり度Sijに対応する原因パラメータP、Pを結線してネットワーク図を作成する手段を含む請求項11に記載の異常要因分析装置。
  13. 前記X軸及び前記Y軸をN1/2を整数化処理した整数個に等分分割して前記X−Y面を格子化し、前記格子マス内に3次元データ群を投影して前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群を構成する手段と、前記正常2次元データ群と前記異常2次元データ群が同一格子マス内に存在する場合にデータの共通個数を全格子マスについて総和した重なり数N∩Nを導出する手段と、総数Nに対する前記重なり数N∩Nの割合(N∩N)/N(以下、コサイン測度と称する)を前記重なり度Sijとして導出する手段を含む請求項11又は12に記載の異常要因分析装置。
  14. 前記分析パラメータDが検査パラメータであり、かつ前記原因パラメータPが製品の処理条件パラメータ又は前記処理条件を評価するための品質評価パラメータである請求項11、12又は13に記載の異常要因分析装置。
  15. 前記分析パラメータDが製品の処理条件を評価するための品質評価パラメータであり、前記原因パラメータPが前記処理条件パラメータである請求項11、12又は13に記載の異常要因分析装置。
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