JP2009270867A - 電磁界分布観測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電磁波の波源の特定に要する時間を効果的に削減可能な電界分布観測装置を提供することを目的とする。
【解決手段】測定対象物に近接させ、測定対象物から発せられる電磁波を測定する、互いに異なる検出機能を有する複数のアンテナと、複数のアンテナを保持する保持部材と、複数のアンテナのうち、測定に供する任意の一のアンテナの出力に選択的に接続するアンテナ切り替え手段と、前記一のアンテナが前記測定対象物に近接して配置されるように保持部材を移動する保持部材移動手段とを有する構成である。
【選択図】図1
【解決手段】測定対象物に近接させ、測定対象物から発せられる電磁波を測定する、互いに異なる検出機能を有する複数のアンテナと、複数のアンテナを保持する保持部材と、複数のアンテナのうち、測定に供する任意の一のアンテナの出力に選択的に接続するアンテナ切り替え手段と、前記一のアンテナが前記測定対象物に近接して配置されるように保持部材を移動する保持部材移動手段とを有する構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は電磁界分布観測装置に関する。
高密度プリント基板等から放射される電磁妨害波の波源を探索するEMC(ElectroMagnetic Compatibility)解析技術が知られている。
動作状態の実装プリント基板等から放射される電磁波が当該実装プリント基板自体を含む電子機器の動作障害の原因となることがある。このような状況が生ずる可能性は電子機器の小型化,高密度化に伴って増加している。このような状況では電磁波が波源を特定した上で対策を行う必要がある。電磁波の波源を特定するため、上記EMC解析技術を利用し、電磁界アンテナ(電磁界プローブとも称する。以下同様)を用いた電磁界分布計測、電磁界分布シミュレーション等が行われている。
近年の電子機器の機能向上に伴い、プリント基板の多層化、高密度化が進んでいる。またこのようなプリント基板の多層化、高密度化それと並行して、プリント基板を流れる信号の高速化(高帯域化)が進んでいる。このため当該プリント基板から放射される電磁波の波源のサイズが小さくなっている。その結果、当該プリント基板近傍の電磁界分布の計測によるEMI(ElectroMagnetic Interference)測定、電磁界シミュレーション等による波源の特定が困難となっている。具体的には、電磁界分布計測において、空間分解能の細かい電磁界アンテナで測定対象のプリント基板の全面を走査するものとすると当該走査に要する時間が長大となる。また、電磁界シミュレーションにおいては、シミュレーションに使用されるモデルの精緻化、大規模化にともない,モデリング工数、計算コスト等が増大する。
特開昭59−133473号公報
特開平8−29468号公報
特開平8−304497号公報
特開2001−116785号公報
特開2004−77336号公報
特開平6−289081号公報
特開2000−19204号公報
測定対象物から放射される電磁波の波源探索を効率的に実施し得る電磁界分布観測装置を提供することを目的とする。
電磁界分布観測装置では、異なる検出機能、例えば異なる空間分解能の複数のアンテナを保持部材に保持させ、保持部材を移動して一のアンテナを測定対象物に近接させ、当該アンテナの出力を選択して電磁波の波源探索に使用する。当該電磁界分布観測装置によれば、保持部材に保持された異なる空間分解能の複数のアンテナ中実際に測定に供するアンテナとして空間分解能の粗いアンテナから空間分解能の細かい高いアンテナへと順次切り替えて使用することができる。このため最初は空間分解能の粗いアンテナを使用して電磁波の波源の位置を大まかに探索し、その後徐々に空間分解能の細かいアンテナに切り替えてゆくことで波源の位置を徐々に絞り込み、最終的に波源を特定する方法を採り得る。
当該電磁界分布観測装置によれば必要最小限の時間で波源の特定を果たせる。
以下に実施例による電磁界分布観測装置の構成につき図とともに説明する。
実施例による電磁界分布観測装置によれば、複数の電磁界アンテナを切り替えながら、微小な不要輻射波の波源探索を効率的に行うことが可能となる。例えば単一の電磁界アンテナにより詳細に探索する場合と比較すると、トータルの探索時間を効果的に削減することが可能となる。すなわち空間分解能の細かい単一の電磁界アンテナを用いて測定対象物の全面を詳細に走査する場合,条件によっては当該走査に要する時間が数時間に及ぶことが想定される。実施例1,2による電磁界分布観測装置は以下に示す如くの構成によりこの課題を解決する。
すなわち実施例1,2による電磁界分布観測装置は、 測定対象物を保持するための機構と,測定対象物を観測するための撮像系とを有する。当該電磁界分布観測装置は更に,測定対象物の近傍を走査可能な少なくとも2種類以上の異なる空間分解能を有する電磁界アンテナを具備する。同電磁界分布観測装置では、上記2種類以上の異なる空間分解能を有する電磁界アンテナ(以下複数の電磁界アンテナと称する)の中から、所望の空間分解能を有する電磁界アンテナを順次切り替えながら選択して使用し,電磁波の波源を特定する。その結果波源特定に要する時間を効果的に短縮可能である。
図1とともに後述する実施例1による電磁界分布観測装置は以下に述べる構成を有する。すなわち複数の電磁界アンテナを移動可能な保持部材上に配設する。そして測定に供する電磁界アンテナの出力のみを切り替え器を介して選択し、当該電磁界分布観測装置の制御部に供給するようにする。また前記保持部材を移動することにより,測定に供する電磁界アンテナの切り替えを行うようにする。
図2,3とともに後述する電磁界分布観測装置は、以下に述べる構成を有する。すなわち上記複数の電磁界アンテナの各々の出力端を同軸線路構造とする。またこれらの電磁界アンテナを、回転可能な保持部材上であって、その回転中心を中心とする円周上に配設する。また測定対象物の近傍の測定位置に同軸プローブを配設する。そしてこの同軸プローブを、前記複数の電磁界アンテナのうちの、当該測定位置に位置する電磁界アンテナ(以下測定に供する電磁界アンテナと称する)の出力端に接続させる。この構成によれば、当該測定に供する電磁界アンテナの出力のみを、当該電磁界観測装置の制御部に供給することができる。また前記保持部材を回転させて前記測定に供する電磁界アンテナを切り替えることにより、任意の空間分解能を有する電磁界アンテナを前記測定に供する電磁界アンテナとして使用することができる。
また実施例1,2による電磁界分布観測装置は、以下に述べる構成を有する。すなわち撮像系により取得した情報を用い,測定に供する電磁界アンテナの切り替え時、電磁界アンテナを上下方向に移動させる。このようにして電磁界アンテナの先端が想定対象物に実装された部品等に接触することを防止し得る。
このような実施例による電磁界分布観測装置を利用することにより、前記空間分解能の異なる複数の電磁界アンテナを使用してEMC解析を行う場合の手順の一例を以下に説明する。すなわち、前記複数の電磁界アンテナのうち、まず測定に供する電磁界アンテナとして空間分解能の粗い電磁界アンテナを用いる。当該空間分解能の粗い電磁界アンテナを使用して測定対象物の近傍を走査し、不要輻射波(電磁妨害波とも称する。以下同様)の有無を判定する。当該不要輻射波が存在する場合、前記電磁界アンテナによる走査から得られた情報から同輻射波の波源の概略位置を把握する。次に測定に供する電磁界アンテナを比較的空間分解能の細かい電磁界アンテナに切り替える。次に当該比較的空間分解能の細かい電磁界アンテナを使用し上記波源の近傍のみを詳細に走査し、前記波源の、より正確な位置を特定する。上記手順により、不要輻射波の波源の特定を短時間になし得る。
このように測定に供する電磁界アンテナを切り替える場合、以下の二つの課題1,2が想定され得る。
課題1.信号伝送路の切り替え
電磁界アンテナを切り替える場合、測定に供する電磁界アンテナを物理的に計測装置(すなわち上記制御部)に接続することが必要である。このため電磁界アンテナの切り替え時、測定に供する電磁界アンテナを交換するための切り替え機構が必要である。すなわち実際に計測装置に接続する電磁界アンテナを交換するための機能が必要となる。ここで電磁界アンテナと測定装置との接続方法として周知のコネクタによる接続方法が考えられる。この方法では人間が直接手によってコネクタを挿抜操作することにより、測定に供する電磁界アンテナを切り替える。しかしながらこの方法によれば、測定に供する電磁界アンテナを切り替える都度コネクタの挿抜操作を行うことが必要となり、時間と手間を要する。
電磁界アンテナを切り替える場合、測定に供する電磁界アンテナを物理的に計測装置(すなわち上記制御部)に接続することが必要である。このため電磁界アンテナの切り替え時、測定に供する電磁界アンテナを交換するための切り替え機構が必要である。すなわち実際に計測装置に接続する電磁界アンテナを交換するための機能が必要となる。ここで電磁界アンテナと測定装置との接続方法として周知のコネクタによる接続方法が考えられる。この方法では人間が直接手によってコネクタを挿抜操作することにより、測定に供する電磁界アンテナを切り替える。しかしながらこの方法によれば、測定に供する電磁界アンテナを切り替える都度コネクタの挿抜操作を行うことが必要となり、時間と手間を要する。
課題2.測定距離の差異
電磁界アンテナの空間分解能は電磁界アンテナ自体の構造と測定対象物との距離に依存する。このため、切り替えの都度測定に供する電磁界アンテナと測定対象物との距離を調整することが必要となる。特に設計目的の異なるプローブ(電界/磁界)を混用するような場合、このような調整作業が大事となる。
電磁界アンテナの空間分解能は電磁界アンテナ自体の構造と測定対象物との距離に依存する。このため、切り替えの都度測定に供する電磁界アンテナと測定対象物との距離を調整することが必要となる。特に設計目的の異なるプローブ(電界/磁界)を混用するような場合、このような調整作業が大事となる。
以下に図1とともに説明する実施例1による電磁界分布観測装置によれば、高周波リレー等を使用した切り替え器30を使用することにより上記課題1の解決を図る。また以下に図2,3とともに説明する実施例2による電磁界分布観測装置によれば、同軸プローブ21Pを使用した切り替え機構部21を設けることで解決を図ることが可能である。またこれら実施例1,2による電磁界分布観測装置によれば、また上記課題2につき、図1,2に示す如くの撮像系60を設け、同撮像系60から得られる情報により、電磁界アンテナの先端と測定対象物との間の距離を常時把握可能とする。そして同距離を制御することにより上記課題2の解決を図る。
また実施例2における如く同軸プローブ21Pを使用した切り替え機構部21を採用する場合、複数の電磁界アンテナの間の切り替えを円滑に行い得るようにする目的から、複数の電磁界アンテナの間でその出力端の形状を統一することが望ましい。あるいは市販されている電磁界アンテナを利用する場合、図4とともに後述するように、各電磁界アンテナの出力端にアダプタを装着することにより、複数の電磁界アンテナの間でその出力端の形状を統一するようにすることができる。
当該同軸プローブ21Pを使用した切り替え機構部21によれば、機械的な接触の切り替えにより電気的な接続の切り替えを行う。この構成によれば、実施例1,2による電磁界分布観測装置における如く高周波リレーを用いた切り替え器30により電気的な接続を切り替える場合に比べ、使用することができる電磁界アンテナの種類を容易に増加し得る。
また、各電磁界アンテナの寸法が異なる場合、測定に供する電磁界アンテナを切り替える際、測定対象物の表面に実装された部品等と電磁界アンテナの先端とが接触する事態が懸念される。このような事態を回避するため、上記撮像系60を使用することで、各電磁界アンテナの先端の軌跡をあらかじめ把握し、電磁界アンテナの先端が測定対象物上の部品等と接触することを回避するよう、電磁界アンテナの位置を制御するようにすることができる。
以下図とともに各実施例の構成を詳細に説明する。
図1は実施例1による電磁界分布観測装置1の全体構成を示す斜視図である。
図1に示す如く、同電磁界分布観測装置1は、測定対象物Sを載置する載置台70,測定対象物Sから発せられる不要輻射波を測定するための電磁界アンテナ11乃至13を有する。これら3本の電磁界アンテナ11乃至13はそれぞれ異なる種類のものとされ、その空間解像度が相互に異なる。ここで電磁界アンテナの数は3個に限られず、2個でもよいし、4個以上としてもよい。
電磁界分布観測装置1は更に、この電磁界アンテナ11乃至13を移動するためのアンテナ移動機構部20を有する。アンテナ移動機構部20については後述する。電磁界分布観測装置1は更に、電磁界アンテナ11乃至13のうち実際に測定に供する電磁界アンテナの出力信号を選択的に接続するための切り替え器30を有する。この切り替え器30としては、例えば上記の如く周知の高周波リレーを有するものを採用することができる。
また電磁界分布観測装置1は切り替え器30を介して得られる電磁界アンテナの出力信号が供給される制御部40を有する。制御部40は例えばコンピュータを含む構成とされる。また制御部40はアンテナ移動機構部20に接続され、アンテナ移動機構部20を制御して電磁界アンテナ11乃至13の位置を調整する。
電磁界分布観測装置1は更に、制御部40に接続された分布表示部40を有する。分布表示部40は例えばCRT,液晶表示装置等を有する構成とし得る。
ここで電磁界アンテナ11乃至13の出力信号に対し、制御部40において所定の信号処理が実施される。その結果測定対象物Sの近傍の電磁界分布の情報が生成され、同情報が分布表示部40に供給される。その結果分布表示部40の画面には測定対象物Sの近傍の電磁界分布の画像が表示される。この画像により測定者は測定対象物Sの近傍の電磁界分布を観測し得る。
電磁界分布観測装置1はまた前記の如く撮像系60を有する。撮像系60はCCDカメラ等を有するものとすることができる。撮像系60は制御部40に接続される。撮像系60は測定対象物Sの近傍を撮影することで映像情報を取得する。当該映像情報は制御部40に供給される。制御部40は当該映像情報を信号処理することにより、測定対象物Sと電磁界アンテナ11乃至13との間の距離を把握する。
以下にアンテナ移動機構部20について詳述する。アンテナ移動機構部20は、保持部材としての、個別アンテナ上下動機構部21a乃至21cを有する。個別アンテナ上下動機構部21a乃至21cは、それぞれ電磁界アンテナ11乃至13を個別に保持する。制御部40は、分布表示部50に表示された測定対象物Sの近傍の映像情報等の情報に基づき、測定対象物S上の部品等と電磁界アンテナ11乃至13との距離を認識し得る。そして制御部40の制御下、個別アンテナ上下動機構部21a乃至21cが動作され、各電磁界アンテナ11乃至13が個別的に上下動操作される。このようにして制御部40の制御下、各電磁界アンテナ11乃至13の高さが個別的に制御される。
アンテナ移動機構部20は更に、個別アンテナ上下動機構部21a乃至21cを保持する接続部28を有する。接続部28は、X方向、すなわち図1中、左右方向に延在する桁部22に、X方向に移動可能に保持されている。桁部22は、その両端部分を、接続部25a、25bに保持されている。各接続部25a、25bは、それぞれY方向、すなわち垂直に延在する柱部23a、23bに、Y方向に移動可能に保持されている。各柱部23a、23bは、それぞれ接続部27a、25bを介し、Z方向、すなわち図1中、奥行き方向に延在するレール部24a、24bに、Z方向に移動可能に保持されている。
このような構成により、上記個別上下動機構部21a乃至21cは、一括して、3次元的、すなわちX,Y,Z方向に移動可能となる。その結果、制御部40の制御下、個別上下動機構部21a乃至21cに保持された電磁界アンテナ11乃至13の位置が、3次元的に制御される。具体的には、制御部40の制御下、接続部27a,27bは、所定の駆動手段により、レール部24a、24b上をZ方向に駆動される。同様に制御部40の制御下、接続部25a,25bは、所定の駆動手段により、柱部23a、23b上をY方向に駆動される。同様制御部40の制御下、接続部28は、所定の駆動手段により、桁部22上をX方向に駆動される。上記各駆動手段の具体的な構成としては特に限定されることなく、周知のレール駆動機構等を適宜利用可能である。
図2は実施例2による電磁界分布観測装置2の構成を示す斜視図である。図1とともに上述の実施例1による電磁界分布観測装置1の構成中の構成要素と同様のものにつき、それぞれ電磁界分布観測装置1のものと同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施例2による電磁界分布観測装置2は、以下の点で上述した実施例1による電磁界分布観測装置1と異なる。まず第1に、実施例1の電磁界分布観測装置1では、切り替え器30を使用し、複数の電磁界アンテナ11乃至13のうち、測定に供する電磁界アンテナの出力を選択的に接続する。これに対し実施例2の電磁界分布観測装置2では、図3とともに後述する、同軸プローブ21P、上下動機構部21Vの回転機構部21R、及び回転機構部21Rに回転可能に保持された保持板21Dを有する切り替え機構部21を使用する。第2に、実施例1の電磁界分布観測装置1では、個別アンテナ上下動機構部21a乃至21cを使用したが、実施例2の電磁界分布観測装置2ではこれに代えて上下動機後部21Vを使用する。
すなわち実施例2の電磁界分布観測装置2では、図2に示す如く、互いに空間分解能が異なる4本の電磁界アンテナ11A乃至14Aが、円盤状の保持板21D上にそれぞれ保持されている。これら電磁界アンテナ11A乃至14Aとしては、それぞれ実施例1における電磁界アンテナ11乃至13と同様の構成のものを適宜使用可能である。また保持板21Dに保持される電磁界アンテナの個数は4個に限定されず、2〜3個でもよいし、5個以上でもよい。各電磁界アンテナ11A乃至14Aが保持される保持板21D上の位置は、当該円盤の中心を中心とする単一の円の円周上とされ、各電磁界アンテナ11A乃至14Aは、上記円周上のそれぞれその角度位置が異なる位置に保持される。円盤状の保持板21Dの、その円盤の中心が、回転機構部21Rの回転軸21Sに保持されている。回転機構部21Rは制御部40の制御下、回転軸21Sが回転駆動され、保持盤21Dが回転される。
また各電磁界アンテナ11A乃至14Aを保持板21Dに保持する方法は以下の通りである。すなわち、保持板21Dに、各電磁界アンテナ11A乃至14Aを挿入する貫通孔を設ける。更に各貫通孔に対し、保持板21Dの側面からネジ穴を設ける。そして各貫通孔に電磁界アンテナ11A乃至14Aを挿入した後、当該ネジ穴に止めねじS1,S2をねじ込む。その結果各電磁界アンテナ11A乃至14Aは保持板21Dから抜け落ちないように保持される(図2,3参照)。
ここで各電磁界アンテナ11A乃至14Aは図2,3に示す如く、その先端が下方を向き、下方に延在するように保持板21Dに保持される。そして各電磁界アンテナ11A乃至14Aの、図2,3中、上端に設けられた出力端は、図3に示す如く、保持板21Dを貫通し、保持板21Dの上面に露出している。上記同軸プローブ21Pは回転機構保持部材21Hに保持され、その下方を向いた先端は、保持板21Dの上面に物理的に接触するような構成とされている。この同軸プローブ21Pの先端が保持板21Dの上面に接触する位置は、上記各電磁界アンテナ11A乃至14Aが保持された上記円周上とされる。その結果、回転機構部21Rが回転軸21Sを回転駆動することにより保持板21Dを回転させると、同軸プローブ21Pの先端は、保持板21D上の、各電磁界アンテナ11A乃至14Aが保持された上記円周上を摺動する。そして同軸プローブ21Pの角度位置が、当該円周上に保持された各電磁界アンテナ11A乃至14Aの角度位置と一致すると、同軸プローブ21Pの先端と、当該角度位置が一致した電磁界アンテナの出力端とが、相互に物理的に接触する。その結果、当該角度位置が一致した電磁界アンテナの出力端に、同軸プローブ21Pの先端が接続され、電気的な接続がなされる。その結果、当該角度位置が一致した電磁界アンテナの出力信号は、同軸プローブ21Pに接続された同軸ケーブル21Cを介し、制御部40に供給される。図2及び図3の場合、図示の状態は電磁界アンテナ11Aがこの角度位置が一致した電磁界アンテナに該当し、その出力端に同軸プローブ21Pの先端が接続している。
また図3に示す如く、同軸プローブ21Pにはコイルスプリング21Eが設けられ、同軸プローブ21Pの先端はコイルスプリング21Eの弾性反発力による押圧により、常に下方、すなわち保持板21Dに対し押圧されている。その結果、上記角度位置が一致した電磁界アンテナの出力端に対し、同軸プローブ21Pの先端が押圧され確実に接続される。その結果相互の電気的接続が確実になされる。また測定に供する電磁界アンテナを切り替える際には、回転機構部21Rが回転軸21Sを駆動することにより保持板21Dが回転し、切り替える先の電磁界アンテナの角度位置が同軸プローブ21Pの角度位置と一致した状態に移行させる。
また回転機構部21Rは回転機構保持部材21Hを介し、上下動機構部21Vに保持されている。上下動機構部21Vは、接続部28に対し、回転機構部21Rを上下方向に駆動する構成を有する。測定者の制御部40を介した操作により、電磁界アンテナ11A乃至14Aの測定対象物Sに対する高さが調整され得る。
また図3に示す如く、各電磁界アンテナ11A乃至14Aは同軸構造を有し、それぞれ外部導体及び中心導体を有する。例えば電磁界アンテナ11Aは外部導体11A2、中心導体11A1を有し、電磁界アンテナ12Aは外部導体12A2、中心導体12A1を有する。同軸プローブ21Pもこれに対応する同軸構造を有し、外部導体P2と中心導体P1とを有する。上記の如く、各電磁界アンテナ11A乃至14は、保持板21Dの円盤の中心とその中心が一致する円周上に、互いに角度位置が異なるように保持されている。この場合、各電磁界アンテナは、その中心が、該当する角度位置の、当該円周上の点に一致する必要がある。同様に、保持板21Dが回転される際に、同軸プローブ21Pの中心が、当該円周をなぞるように保持板21Dの上面を摺動する必要がある。その結果、各電磁界アンテナ11A乃至14Aの角度位置が同軸プローブ21Pの角度位置と一致するとき、当該電磁界アンテナの外部導体が同軸プローブ21Pの外部導体P2と接触することとなる。また同時に当該電磁界アンテナの内部導体が同軸プローブ21Pの内部導体P1と接触することとなる。このようにして当該電磁界アンテナと同軸プローブ21Pとが電気的に接続されることとなる。
このように、保持板21Dの回転に応じ、対応する各角度位置において、該当する電磁界アンテナの外部導体と内部導体とが、同軸プローブ21Pの外部導体P2と内部導体P1とに同時に接触するようにする。このためには、複数の電磁界アンテナ11A乃至14Aの各々の出力端の構造が略均一である必要がある。具体的には、各電磁界アンテナ11A乃至14Aのそれぞれの外部導体の径が互いに略一致し、それぞれの内部導体の径も互いに略一致している必要がある。この点を確保するため、以下の2つの方法が考えられる。
その第1の方法は、複数の電磁界アンテナ11A乃至14Aとして互いに空間解像度が異なる電磁界アンテナを用意する際、上記の如くその出力端の構造が互いに略均一な構成のものを用意する方法である。
第2の方法は、複数の電磁界アンテナ11A乃至14Aとして互いに空間解像度が異なる電磁界アンテナを用意する際、市販の電磁界アンテナを利用する方法である。この場合、一般に空間分解能が異なる電磁界アンテナは、その出力端の構造も相互に異なる。すなわち、その外部導体の径及び内部導体の径が異なる。したがって図4に示す如く、アダプタ部Aを用意し、必要に応じ、当該アダプタ部Aを市販の電磁界アンテナの出力端に装着し、当該アダプタ部Aを介して保持部21Dに保持する。使用されるアダプタAは全てその出力端が均一とされる。すなわちその外部導体と内部導体とのそれぞれの径が、同軸プローブ21Pの先端の外部導体P2と内部導体P1とのそれぞれの径と略同一とされる。その結果必要に応じてアダプタAを介することにより、各電磁界アンテナの出力端と同軸プローブ21Pの先端との確実な電気的接続が確保される。
図4は複数の電磁界アンテナ11A乃至14Aのうち、電磁界アンテナ11Aを例にとってアダプタ部Aの構造を説明するための側面図である。なお図4においては、説明の便宜上、各電磁界アンテナ11A、12A、並びに同軸プローブ21Pの各々については断面形状を示している。アダプタ部Aは図4に示す如く、電磁界アンテナ11Aに接続される同軸コネクタCと,保持板21Dの貫通孔に挿入するセミリジッドケーブルRとを有する。同軸コネクタCはセミリジッドケーブルRと接合するための接合部Jを有する。同軸コネクタCは市販のもの(BNCコネクタ、SMAコネクタ等)を利用可能である。同様にセミリジッドケーブルRも市販のものを利用可能である。セミリジッドケーブルRの保持板21Dに保持させる部分の端面は予め研磨しておく。その結果、測定に供する電磁界アンテナを切り替えるために保持板21Dを回転させ、各電磁界アンテナ11A乃至14Aの出力端が露出した状態とされた保持板21Dの上面を同軸プローブ21Pの先端が摺動する際、その円滑な動作が確保される。
前記第2の方法では、このように市販の電磁界アンテナ、市販の同軸コネクタ及び市販のリジッドケーブルをそれぞれ利用することが可能である。したがって価格的に有利である。
次に図5とともに、上記実施例1の電磁界分布観測装置1あるいは実施例2の電磁界分布観測装置2を使用して測定対象物Sの電磁界分布を観測し、測定対象物Sから発せられる不要輻射波の波源の特定を行う際の動作の流れを説明する。当該動作は主に制御部40の制御下で実施される。
まずステップS1で測定者は測定対象物Sの寸法や位置を制御部40に入力する。当該入力に係る情報を受けて制御部40は、実際に電磁界アンテナ11乃至13あるいは11A乃至14Aを使用して測定対象物Sの近傍を走査する際の走査範囲を求める。ステップS2で制御部40は、電磁界アンテナ11乃至13あるいは11A乃至14Aの全てを測定対象物Sの位置から退避させる。次にステップS3にて、制御部40は、撮像系60による測定対象物Sの近傍の映像情報等の情報に基づき、測定対象物Sと電磁界アンテナとの間の距離を認識する。次にステップS4にて、制御部40は、最も空間分解能の粗い電磁界アンテナを測定に供する電磁界アンテナとして選択し、当該電磁界アンテナを測定対象物Sに対し、降下させる。ステップS5にて制御部40は、当該電磁界アンテナを使用して前記走査範囲を走査させる。その結果当該電磁界アンテナにより同走査範囲の電磁界が測定される。当該電磁界アンテナから、その測定の結果としての出力信号が得られる。
ステップS6にて、制御部40は、当該電磁界アンテナの出力信号を信号処理して得られた前記走査範囲の電磁界分布を分布表示部50に表示させる。ここで観測対象たる不要輻射波の強度の強い部分が表示される。この部分は波源の位置と考えられる。測定者は当該不要輻射波の強度が大きい部分の位置を特定して制御部40に入力する(ステップS7)。制御部40は入力された位置の情報に基づき、電磁界アンテナ11乃至13あるいは11A乃至14Aを一括して当該位置へと移動させる(ステップS8)。
次にステップS8にて制御部40は、撮像系60による測定対象物Sの近傍の映像情報等の情報に基づき、測定対象物Sと電磁界アンテナとの間の距離を認識する。次にステップS9にて、制御部40は、前回使用した電磁界アンテナよりも空間分解能が細かい電気界アンテナを測定に供する電磁界アンテナとして選択する。そして当該電磁界アンテナを測定対象物Sに対し、降下させる。ステップS10にて制御部40は、当該電磁界アンテナを使用して前記入力された位置の近傍を走査させる。
ステップS11にて、制御部40は、当該電磁界アンテナの出力信号から得られた電磁界分布を分布表示部50に表示させる。測定者は当該表示に係る電磁界分布を見て、前記不要輻射波の強度が最も大きい波源を特定することを試みる。その時点で測定者が該当する波源を特定し得た場合、ステップS12に移行する。ステップS12では、制御部40は、次に不要輻射波の強度が大きい波源を特定する動作を行うか否かを測定者に問う動作を行う。測定者から、次に不要輻射波の強度が大きい波源を特定する動作を行わない旨の入力が得られた場合、制御部40は当該波源を特定する動作を終了する。
他方次に不要輻射波の強度が大きい波源を特定する場合、測定者は当該波源の位置と思われる位置の情報を制御部40に入力する。制御部40は当該入力に係る位置につき、上記ステップS10,S11を再度実施する。
他方上記ステップS11にて、測定者が波源の特定ができなかった場合、測定者は当該波源の位置と思われる位置の情報を再度制御部40に入力する。制御部40は入力された位置の情報に基づき、電磁界アンテナ11乃至13あるいは11A乃至14Aを一括して当該位置へと移動させる。
次にステップS13にて制御部40は、撮像系60による測定対象物Sの近傍の映像情報等の情報に基づき、測定対象物Sと電磁界アンテナとの間の距離を認識する。次にステップS14にて、制御部40は、更に空間分解能が細かい電磁界アンテナを測定に供する電磁界アンテナとして選択し、当該電磁界アンテナを測定対象物Sに対し、降下させる。そしてステップS10に戻り、制御部40は、当該電磁界アンテナを使用し前記入力された位置の近傍の走査を行う。このようにしてステップS10、S11,S13,S14のループ動作がステップS11にて波源が特定されるまで繰り返される。
ここで、上記ステップS5,S10にて走査を行う場合、その際の測定に供する電磁界アンテナの空間分解能が最小の走査刻みとなる。上記ステップS5の走査の段階では、次のステップS6にて、上記の如く、観測対象たる不要輻射波の強度の強い部分が表示される。この場合、制御部40の制御下、測定対象物Sと、当該強度の大きい部分との間の相対位置関係が表示されるよう制御がなされることが望ましい。このような表示がなされることにより、測定者はそれを見て直感的に当該不要輻射波の波源の位置を把握することが可能となる。
なお、電磁界アンテナは所望の空間分解能を得るために、測定対象物Sに対して所定の位置に近接させることが必要である。電磁界アンテナの切り替え時に電磁界アンテナの先端が通過する軌道内に,測定対象物Sに実装された部品があると,当該部品もしくは電磁界アンテナを破損する可能性がある。このような事態を回避するため,制御部40の制御下、撮像系60により得られた情報(3次元の高さの分布を示す情報が望ましい)に基づいた,電磁界アンテナの先端を退避する動作を自動的に実行させる。
上記実施例1または2による電磁界分布観測装置1または2によれば、空間分解能の粗い電磁界アンテナを用いて問題となる領域をラフに検知し,順次詳細に絞り込むという手順を行うことが可能である。その結果、詳細に走査する領域を大幅に削減できるため,観測時間を効果的に短縮可能である。
なお図1,2に示す実施例1,2では、桁部22,柱部23a。23b、レール部24a、24bを使用した3次元移動機能を使用しているが、3次元移動機構の構成は当該実施例のものに限られない。例えば人間の腕の機能と同様の機能を実現するロボットによる3次元移動機構により電磁界アンテナを移動させる方法を採用することも可能である。
また図2,3に示す実施例2では回転可能な保持板21Dを設け、その回転中心を中心とする円周上に各電磁界アンテナを保持させ、保持板21Dを回転させることで、一の電磁界アンテナに同軸プローブ21Pを接続する方法を採っている。しかしながら同軸プローブによる電磁界アンテナの切り替え機構はこの実施例のものに限られない。例えば回転可能な保持板21Dに代え、往復動作可能な保持板を設け、当該保持板に、上記往復動作の方向に沿って複数の電磁界アンテナを並べて保持させるようにしてもよい。このような変形例の場合、保持板の往復動作に伴い同軸プローブ21の先端が保持板上を摺動するような構成を採用する。その結果、任意の電磁界アンテナの出力端に同軸プローブの先端を物理的に接触させ電気的に接続させることが可能となる。それ以外の構成は実施例2の切り替え機構部21のものをそのまま使用できる。
なお,上述の説明では,主に空間分解能の異なる電磁界アンテナを複数配置する構成についてのみ記載した。しかしながら実施例の他の構成として、例えば電界アンテナと磁界アンテナ等の機能の異なる複数のアンテナを混在させて電磁界分布観測装置に配設する構成が可能であることは言うまでもない。このような構成とすることにより、電磁妨害波源の探索に有用な情報が得られる。
11乃至13,11A乃至14A 電磁界アンテナ
20 アンテナ移動機構部
21a乃至21c 個別アンテナ上下動機構部(アンテナ保持部)
21 切り替え機構部(同軸プローブ21P、回転機構部21R、保持板21D)
21R 回転機構部
21P 同軸プローブ
21C 同軸ケーブル
21D アンテナ保持板
25a、25b、27a、27b、28 接続部
30 切り替え器
40 制御部
60 撮像系
20 アンテナ移動機構部
21a乃至21c 個別アンテナ上下動機構部(アンテナ保持部)
21 切り替え機構部(同軸プローブ21P、回転機構部21R、保持板21D)
21R 回転機構部
21P 同軸プローブ
21C 同軸ケーブル
21D アンテナ保持板
25a、25b、27a、27b、28 接続部
30 切り替え器
40 制御部
60 撮像系
Claims (3)
- 測定対象物に近接させ、当該測定対象物から発せられる電磁波を測定する、互いに異なる検出機能を有する複数のアンテナと、
前記複数のアンテナを保持する保持部材と、
前記複数のアンテナのうち測定に供する任意の一のアンテナの出力を選択するアンテナ切り替え手段と、
前記測定に供する任意の一のアンテナが前記測定対象物に近接して配置されるように前記保持部材を移動する保持部材移動手段と
を有する電磁界分布観測装置。 - 前記保持部材は回転可能な保持板を有し、
前記アンテナ切り替え手段は、前記保持板に保持された前記複数のアンテナのうち前記測定に供する任意の一のアンテナの出力端に選択的に接触させる接触部材を有し、
前記保持板を回転させることにより、前記保持板に保持された複数のアンテナのうち前記測定に供する任意の一のアンテナの出力端を前記接触部材の位置に合致させて当該一のアンテナの出力端を前記接触部材に接触させる構成とされてなる
請求項1に記載の電磁界分布観測装置。 - 前記測定対象物及びその近傍を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段によって得られる、前記測定対象物と前記アンテナとの間の距離に関する情報に基づき、前記測定に供する任意の一のアンテナが前記測定対象物に近接して配置されるように前記保持部材を移動する際、前記アンテナの先端が測定対象物に接触しないように制御する制御手段とを有する
請求項1又は2に記載の電磁界分布観測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008119947A JP2009270867A (ja) | 2008-05-01 | 2008-05-01 | 電磁界分布観測装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2008
- 2008-05-01 JP JP2008119947A patent/JP2009270867A/ja active Pending
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KR102682059B1 (ko) | 2019-02-01 | 2024-07-04 | 한화오션 주식회사 | 전자파 방사 측정 기능을 갖는 선박 |
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