JP2009270801A - 室内機及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】風を当てた物体が局所的に冷え過ぎたり暖まり過ぎたりしない。
【解決手段】送風機23は、取り入れ口21aから熱交換器22を通って、ケーシング21の前部において上方へと向かう気流を発生させる。一方、送風機24は、取り入れ口21aからケーシング21の前部において下方へと向かう気流を発生させる。これらの気流は、ケーシング21の内部において互いに衝突し、ケーシング21の前面に形成された吹き出し口21bを通じて、室内機2の前方へと吹き出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、室内機、特に、通風路が複数設けられた室内機及び空気調和機に関する。
従来、複数の通風路が設けられた空気調和機が提案されている。例えば、特許文献1はその一例である。
特許文献1の機器は、2個の吹き出し口と、これらの吹き出し口を介して送風する2機の送風機とを備えている。この機器は、一方の吹き出し口からの気流によって、他方の吹き出し口からの気流を押さえ込みつつ下方へと導く。これによって、吹き出し口からの気流を床面へと効率よく到達させる。
特開平8−152184号公報(図1)
特許文献1によると、一方の気流が他方の気流を下方に向かって導くため、比較的幅が狭く流れの整った気流が形成される。このため、かかる気流を冷風や温風として用いる場合、気流と周囲との温度差が大きくなりやすく、風が当たった物体を局所的に冷やし過ぎたり暖め過ぎたりするおそれがある。
本発明の目的は、風を当てた物体が局所的に冷え過ぎたり暖まり過ぎたりしない室内機及び空気調和機を提供することにある。
本発明に係る第1の発明の室内機は、熱交換器及び送風機を収容し且つ吹き出し口を有するケーシングを備え、前記ケーシングの内部には、前記送風機によって形成される気流が通過することで前記吹き出し口に到達する複数の通風路が設けられており、前記複数の通風路をそれぞれ通過した複数の気流は、前記ケーシング内において衝突した後で前記吹き出し口から吹き出される。
この室内機では、外部に比べて圧力の高いケーシング内で気流を衝突させることにより、ランダムな気流からなる風を吹き出すことができる。したがって、周囲の空気と混ざりやすく広がりのある風が形成されるため、気流と周囲との温度差が大きくなりにくく、風を当てた物体を局所的に冷やし過ぎたり暖めすぎたりすることが防止される。また、気流が発生した位置に近いところで衝突するため、空調空間に対してロスが小さくなる。つまり、発生上流であればあるほど、空調したい空間全域に気流を作用させることができる。一方、下流になるにつれて、スポット的な効果となってしまい、空間の空調としてロスが増える。
第2の発明の室内機は、第1の発明に係る室内機であって、前記複数の通風路の少なくとも1つの通風路上に、前記通風路を通過する気流の方向を規制する整流ガイドが配置される。
この室内機では、気流同士が衝突しやすい通風路を形成することができる。
第3の発明の室内機は、第1又は第2の発明に係る室内機であって、前記複数の通風路の少なくとも2つの通風路上に、互いに異なる送風機が配置される。
この室内機では、2つの通風路のそれぞれに送風機が配置されるので、各通風路を通過する気流を確実に形成することができる。
第4の発明の室内機は、第1〜第3の発明のいずれかに係る室内機であって、前記複数の通風路の一部の通風路上だけに前記熱交換器が配置される。
この室内機では、冷却された気流や加熱された気流を、熱交換器を通さない気流と混ぜることで、適度な温度に調整して吹き出すことができる。
第5の発明の室内機は、第1〜第4の発明のいずれかに係る室内機であって、前記ケーシングの内部には、4つの通風路が設けられており、前記4つの通風路をそれぞれ通過した気流は、前記ケーシング内において上下左右の4方向から衝突した後で前記吹き出し口から吹き出される。
この室内機では、気流を4方から衝突させるので、衝突後の気流を安定に形成することができる。
第6の発明の空気調和機は、第1〜第5の発明のいずれかに係る室内機を備えている。
この室内機では、第1〜第5の発明の室内機を備えることにより、幅が狭い流れの整った風と比べて、気流と周囲との温度差が大きくなりにくく、風を当てた物体を局所的に冷やし過ぎることが防止された空気調和機が実現する。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、外部に比べて圧力の高いケーシング内で気流を衝突させることにより、ランダムな気流からなる風を吹き出すことができる。したがって、幅が狭い流れの整った風と比べて、気流と周囲との温度差が大きくなりにくく、風を当てた物体を局所的に冷やし過ぎることが防止される。また、気流が発生した位置に近いところで衝突するため、空調空間に対してロスが小さくなる。つまり、発生上流であればあるほど、空調したい空間全域に気流を作用させることができる。一方、下流になるにつれて、スポット的な効果となってしまい、空間の空調としてロスが増える。
第2の発明では、気流同士が衝突しやすい通風路を形成することができる。
第3の発明では、2つの通風路のそれぞれに送風機が配置されるので、各通風路を通過する気流を確実に形成することができる。
第4の発明では、冷却された気流や加熱された気流を、熱交換器を通さない気流と混ぜることで、適度な温度に調整して吹き出すことができる。
第5の発明では、気流を4方から衝突させるので、所定の方向に指向する風を安定に形成することができる。
第6の発明では、幅が狭い流れの整った風と比べて、気流と周囲との温度差が大きくなりにくく、風を当てた物体を局所的に冷やし過ぎることが防止された空気調和機が実現する。
以下、本発明に係る空気調和機の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は、本発明の一実施形態である第1の実施形態に係る空気調和機1の図である。図1は、空気調和機1の一部断面を含む斜視図である。図2は、図1の室内機2のII−II線断面図である。
図1の空気調和機1は、室内の壁などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とを備えている。室外機3と室内機2との間には、冷媒となる流体の流路が設けられている。
室内機2は、ケーシング21と、ケーシング21に収容された熱交換器22と、送風機23及び24とを備えている。ケーシング21は、室内機2の左右方向に長尺な直方体型の概略形状を有している。図1には、ケーシング21の左側の構成が実線で示されていると共に、右側の構成が破線で示されている。ケーシング21の内部には、直方体型の概略形状を有する空間が形成されている。熱交換器22、送風機23及び24は、ケーシング21のかかる内部空間に収容されている。
ケーシング21の上面には、ケーシング21の外部空間と内部空間とを連通させる複数の空気の取り入れ口21aが形成されている。ケーシング21の内部空間には、取り入れ口21aを通じて外部から空気が取り入れられる。ケーシング21の前面には、ケーシング21の外部空間と内部空間とを連通させる空気の吹き出し口21bが形成されている。吹き出し口21bは、ケーシング21の前面より一回り小さい長方形の概略形状を有している。
送風機23は、図1に示すように、ケーシング21内において左右方向に沿って配置されている。また、送風機23は、図2に示すように、ケーシング21の中央付近に配置されている。送風機23は、取り入れ口21aを介してケーシング21内に空気を取り込むと共に、取り込んだ空気をケーシング21の下部に向かわせるような気流を発生させる。
熱交換器22は、ケーシング21内において、取り入れ口21aの下方に配置されている。熱交換器22は、図1に示すように左右方向に沿って配置されている。熱交換器22の上部は、図2に示すように、取り入れ口21aと送風機23の間に配置されている。これによって、取り入れ口21aから取り込まれた空気が熱交換器22を通って送風機23へと向かうようになっている。また、熱交換器22の前部は、吹き出し口21bと対向するように上下方向に延びている。
ケーシング21内には、室外機3からの冷媒を熱交換器22に供給する図示しない配管が導入されている。この熱交換器22は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能する。具体的には、冷房運転時には、当該熱交換器22には室外機3から低温且つ低圧の液体状の冷媒が供給され、その冷媒は熱交換器22において蒸発する。これによって、熱交換器22の周囲の空気が冷却される。また、暖房運転時には、当該熱交換器22には室外機3から高温且つ高圧の気体上の冷媒が供給され、その冷媒は熱交換器22において凝縮する。これによって、熱交換器22の周囲の空気が加熱される。また、ケーシング21内には、熱交換器22からの冷媒を室外機3へと回収する図示しない配管が導入されており、熱交換器22において蒸発又は凝縮した冷媒は室外機3へと回収される。
ケーシング21内において、熱交換器22と吹き出し口21bとの間には、遮蔽板25が設けられている。遮蔽板25は、図1に示すように、ケーシング21の左右方向に沿って延びている。遮蔽板25の熱交換器22の上部と後述する送風機24との間に配置される上部は、図2に示すように、取り入れ口21aから吹き出し口21bに向かって、熱交換器22の上部に沿って斜めに延びている。また、遮蔽板25の熱交換器22の下部と吹き出し口21bとの間に配置される下部は、熱交換器22の下部に沿って上下方向に延びている。遮蔽板25の下端は、後述の整流ガイド27が配置された位置付近に配置されている。
送風機24は、図1に示すように、ケーシング21の左右方向に沿って配置されている。また、送風機24は、図2に示すように、遮蔽板25の上部とケーシング21の前壁との間に配置されている。送風機23は、取り入れ口21aを介してケーシング21内に空気を取り込むと共に、取り込んだ空気をケーシング21の下部に向かわせるような気流を発生させる。
ケーシング21には、内部空間に形成される気流の方向を規制する整流ガイド26及び27が設けられている。整流ガイド26は、ケーシング21の前壁と上壁との間に形成された角部に設けられ、整流ガイド27は、ケーシング21の前壁と下壁との間に形成された角部に設けられている。整流ガイド26及び27は、図1に示すように、いずれもケーシング21の左右方向に沿って延びている。また、整流ガイド26及び27は、図2に示すように、いずれも直角三角形の断面形状を有している。そして、整流ガイド26及び27において直角三角形の斜辺に相当する面26a及び27aは、それぞれ、ケーシング21の吹き出し口21bに向かって斜め下方及び斜め上方に傾斜している。なお、面26a及び27aは、それぞれ、曲面であってもよい。
次に、室内機2が発生させる気流について説明する。図2には、ケーシング21の内部で発生する気流の一例である気流Aと気流Bとが、矢印付きの実線で示されている。送風機23が作動すると、図2の気流Aに示すように、ケーシング21の上壁の取り入れ口21aを通じて空気がケーシング21内に流入する。かかる空気は、熱交換器22を通って送風機23に到達する。送風機23に到達した空気は、さらにケーシング21内の下部へと向かい、遮蔽板25の下方を通って前方の整流ガイド27へと到達する。整流ガイド27には、上記の通り斜め上方に傾斜した面27aが形成されている。このため、整流ガイド27に到達した空気は、整流ガイド27の面27aによって流れを規制されつつ円滑に上方へと向かう。
一方、送風機24が作動すると、図2の気流Bに示すように、ケーシング21に形成された取り入れ口21aのうち、前方寄りの取り入れ口21aを通じて空気がケーシング21内に流入する。かかる空気は、ケーシング21の前壁と上壁との間の角部付近を、ケーシング21内の下方へと向かう。ここで、ケーシング21の前壁と上壁との間の角部には、整流ガイド26が配置されている。そして、整流ガイド26には、上記の通り斜め下方に傾斜した面26aが形成されている。また、送風機24と熱交換器22との間には遮蔽板25が配置されており、これによって、送風機24へと流入した空気が熱交換器22を介して送風機24より送風力の大きい送風機23へと引き込まれるのが防止されている。したがって、送風機24によってケーシング21内に流入した空気は、整流ガイド26の面26aによって流れを規制されつつ円滑に下方へと向かう。
このように、ケーシング21内には、(1)上記した気流Aが通過する通風路であって、取り入れ口21aからの空気が、遮蔽板25より後方において熱交換器22を通過し、遮蔽板25の下方を通って遮蔽板25の前方へと回りこむ通風路と、(2)上記した気流Bが通過する通風路であって、取り入れ口21aからの空気が、遮蔽板25より前方において下方へと向かう通風路とが設けられることになる。これらの通風路は、遮蔽板25によって互いに隔てられており、整流ガイド26及び27によって空気の流れが規制されている。
そして、気流Aと気流Bとは、吹き出し口21bと遮蔽板25との間の領域S1において、上下方向から互いに衝突する。衝突した空気は、この領域S1の開放側、つまり吹き出し口21bが形成された方に向かい、吹き出し口21bを通じてケーシング21の外部へと吹き出される。これによって、吹き出し口21bから室内機2の前方へと向かう風Cが形成される。
このように形成される風Cには、以下のような特徴がある。上記のように、気流A及びBは、ケーシング21の外部空間と比べて圧力の高いケーシング21の内部空間において互いに衝突する。かかる衝突によって、吹き出し口21bから吹き出された空気中には、向きや強さが一様でない気流が含まれる。図2の領域S2には、かかる気流の一例が矢印付きの実線で示されている。風Cは、このような向きや強さが一様でない気流から構成されることにより、周囲の空気と混ざりやすく、幅の広いものとなる。
[本実施形態の室内機2の特徴]
以上説明したように、本実施形態の室内機2によると、ケーシング21内に2つの通風路が設けられ、これらの通風路を通った気流同士がケーシング21内で衝突する。これによって、ランダムな気流からなる風が吹き出し口21bから吹き出される。この風は、周囲の空気と混ざりやすく、幅の広いものである。一方で、室内機内で気流同士が衝突せず、整流された気流が吹き出される場合には、幅が狭く流れの整った主流が形成されやすい。かかる主流は周囲の空気と混ざりにくいため、気流と周囲との温度差が大きくなる。したがって、かかる風を人に当てると、局所的に冷え過ぎる不快な感覚を与えるおそれがある。
これに対して、室内機2による風は、上記のような主流が形成されにくく、周囲の空気と混ざりやすいものであるため、周囲の空気との温度差が大きくなりにくい。また、幅の広い風であるため、広い範囲に風を当てることができる。したがって、物体に当てても局所的に冷やし過ぎたりしなくなり、人に当てた場合にも冷え過ぎる感覚を与えにくくなる。さらに、周囲の空気と混ざりやすい気流を形成するので、室内機2が設置された空間の空調効果を向上させ、エネルギーの消費を抑えることができる。
また、2つの通風路の一方(気流Aにかかる通風路)には熱交換器22が配置されているのに対して、他方(気流Bにかかる通風路)には熱交換器が配置されていない。これによって、熱交換器22を通過して冷却された気流と、熱交換器22を通過せず外部の気温のままの気流とが、互いに衝突され、吹き出し口21bから吹き出されることとなる。これによって、熱交換器22で冷やされ過ぎた気流を適度な温度にして吹き出し口21bから吹き出させることができる。
また、整流ガイド26及び27により、2つの気流を互いに衝突させやすいような通風路を形成することができる。
なお、本実施形態とは異なり、ケーシング21の外部で2つの気流を衝突させることも考えられる。しかし、この場合には、衝突の際の圧力が衝突位置の周囲へと逃げやすく、衝突後にランダムな風を発生させにくい。これに対して本実施形態は、2つの気流を圧力の高いケーシング21内で衝突させるため、上記のような風を発生させやすくなっている。
(第2の実施形態)
図3〜図5は、本発明の別の実施形態である第2の実施形態に係る室内機202の図である。室内機202は、第1の実施形態の室内機2の代わりに採用できるものである。図3は、室内機202の斜視図である。図4は、図3のガイドユニット230の背面側の斜視図である。図5は、図3の室内機2のV−V線断面図である。
室内機202は、熱交換器22及び送風機24を有する本体210と、本体210の前面に配置されたガイドユニット230とを有している。図3、図5に示すように、本体210は、ケーシング221を有しており、熱交換器22及び送風機24はケーシング221内に収容されている。ケーシング221は、直方体型の概略形状を有しており、上面に複数の空気の取り入れ口221aが形成されている。ケーシング221は、図5に示すように、前方に向かって開口している。なお、熱交換器22及び送風機24については、第1の実施形態と同様の構成であるため、説明を省略する。
ガイドユニット230は、図3〜図5に示すように、直方体型の概略形状を有するケーシング231を有しており、ケーシング231の背面は本体210の前面に固定されている。ケーシング231には四角錐型の内部空間が形成されている。
ケーシング231の前面には、図3、図5に示すように、ケーシング231の内部空間とケーシング231の前方の外部空間とを連通させる空気の吹き出し口231aが形成されている。吹き出し口231aは、ケーシング231の前面より一回り小さい長方形の形状を有している。ケーシング231の背面には、図4、図5に示すように、通風口231bが形成されている。通風口231bは、ケーシング231の下部に形成されており、ケーシング231の左右方向に沿って延びている。通風口231bは、図5に示すように、本体210の内部空間と連通しており、送風機24によって本体210内に形成された気流をガイドユニット230内に導入する導入口となっている。
ケーシング231内には、分配ガイド232が収容されている。分配ガイド232は、四角錐型の概略形状を有しており、この四角錘の底面232aが前方に面するように配置されている。底面232aは、吹き出し口231aより若干大きい長方形の形状を有しており、正面視すると、底面232aの4辺が吹き出し口231aの4辺を囲むように配置されている。
分配ガイド232の頂点232fは、図5に示すように、通風口231bに対応する位置に配置されている。また、この頂点232fは、ガイドユニット230の左右方向に関してほぼ中央に配置されており、底面232aの下端より上側に配置されている。
分配ガイド232は、頂点232fから底面232aの4辺に向かって延びる側面232b〜232eを有している。側面232eは、図5に示すように、頂点232fからケーシング231内の床面に沿って、底面232aの4辺のうち正面視で下側の辺に向かって延びている。側面232b(図4参照)は、頂点232fから、底面232aの4辺のうち正面視で右側の辺に向かって延びている。側面232cは、頂点232fから、底面232aの4辺のうち正面視で上側の辺に向かって延びている。側面232d(図4参照)は、頂点232fから、底面232aの4辺のうち正面視で左側の辺に向かって延びている。
分配ガイド232は、図示しない仕切部を介してケーシング231内の4つの角に固定されている。仕切部は、分配ガイド232の4つの角に設置されており、分配ガイド232からケーシング231の角部に向かって延びている。
ケーシング231内には、気流の方向を規制する整流ガイド226及び227が設けられている。整流ガイド226は、ケーシング231の前壁と上壁との間に形成された角部に設けられ、整流ガイド227は、ケーシング231の前壁と下壁との間に形成された角部に設けられている。整流ガイド226及び227は、第1の実施形態の整流ガイド26及び27と同様に、直角三角形の断面形状を有している。そして、その斜辺に相当する面がケーシング231内に向かって斜め下方及び上方にそれぞれ面するように配置されている。
次に、室内機202が発生させる気流について、図4、図5を参照しつつ説明する。図4、図5において、矢印付き実線D〜Iは、室内機2内で発生する気流の一例を示している。送風機24が作動すると、取り入れ口221aから熱交換器22を通過して通風口231bに向かう気流Dが発生する。通風口231bからケーシング231に流入した気流Dは、分配ガイド232によって、側面232b〜232eのそれぞれに沿った気流E〜Hに分配される。このように分配された気流E〜Hは、分配ガイド232の底面232aの4辺に到達すると、分配ガイド232の前方へと回りこむ。
例えば、図5に示すように、側面232cに沿った気流Fは、底面232aの上端に到達すると、整流ガイド226によって流れの方向を規制され、底面232aに沿って下方に向かう気流Iとなる。一方、側面232eに沿った気流Hは、底面232aの下端に到達すると、整流ガイド227によって流れの方向を規制され、底面232aに沿って上方に向かう。同様に、側面232bや側面232dに沿った気流も形成される。これらの気流は、分配ガイド232の前方へと回り込む。
このように、ケーシング231内には、分配ガイド232が気流を分配することによって4つの通風路が形成される。4つの通風路に沿った気流は、分配ガイド232の前方に回りこむ。4つの気流は、上下左右の4方向から、分配ガイド232と吹き出し口231aとの間の領域S3(図5参照)に向かい、領域S3において互いに衝突する。衝突した空気は、吹き出し口231aを通じてケーシング231の外部へと吹き出される。これによって、吹き出し口231aから室内機202の前方へと向かう風Jが形成される。
以上説明したように、第2の実施形態の室内機202によると、ケーシング231内に4つの通風路が設けられ、これらの通風路を通った気流同士がケーシング231内で4方向から衝突する。これによって、ランダムな気流からなる風が吹き出し口231aから吹き出される。したがって、室内機202による風は、第1の実施形態と同様に、周囲の空気と混ざりやすいものとなるため、周囲の空気との温度差が大きくなりにくい。また、幅の広い風であるため、広い範囲に風を当てることができる。
さらに、第2の実施形態においては、上下方向から気流を衝突させるだけでなく、左右方向も加えた4方向から気流を衝突させる。したがって、上下方向だけから気流を衝突させる場合と比べて、全体として吹き出し口231aから前方に指向する風を、安定に形成することができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明のさらに別の実施形態である第3の実施形態に係る室内機302の図である。室内機302は、第2の実施形態と同様、気流を分配する分配ガイドが設けられたものである。一方、室内機302は、ケーシングに形成された取り入れ口を通じて空気を取り入れる第1及び第2の実施形態と異なり、ダクトを通じて空気を取り入れるタイプの室内機である。
室内機302は、本体310と、本体310の前方に配置されたガイドユニット330とを有している。本体310はケーシング321を有している。ケーシング321の背面には、通風口321aが形成されている。通風口321aには、後方からダクト399が接続されている。ケーシング321内には、ダクト399を通じて空気が取り入れられる。ケーシング321は前方に向かって開口している。
ケーシング321内には、送風機324及び熱交換器322が収容されている。熱交換器322は、ケーシング321において前方に開口した開口部に配置されている。送風機324は、熱交換器322の後方において、上下方向に関してほぼケーシング321の中心に配置されている。送風機324は、通風口321aを通じてダクト399から空気を流入させ、その空気を熱交換器322へと向かわせる。
ガイドユニット330はケーシング331を有している。ケーシング331の背面には通風口331bが形成されている。通風口331bは、本体310内と連通しており、熱交換器322を通過した空気が通風口331bを通じてケーシング331内へと流入するようになっている。また、ケーシング331の前面には吹き出し口331aが形成されている。
ケーシング331内には分配ガイド332が設けられている。分配ガイド332は、第2の実施形態の分配ガイド232と同様、底面が前方に面した四角錐型の形状を有している。また、その底面は、正面視において左右方向に長尺な長方形の形状を有している。本実施形態においては、分配ガイド332の頂点は上下方向に関してケーシング331のほぼ中央に配置されている。そして、その頂点から底面の4辺に向かって延びる4つの側面が形成されている。
ケーシング331内には、第2の実施形態と同様の整流ガイド226及び227が設けられている。これらの構成及び配置は第2の実施形態と同様なので、説明を省略する。
次に、室内機302が発生させる気流について説明する。送風機324が作動すると、ダクト399から空気が流入し、熱交換器322を通過する。そして、かかる気流が分配ガイド332に到達すると、4つの側面に沿って分配ガイド332の底面の4辺へと向かう4つの気流に分配される。
例えば、図6に示すように、分配ガイド332の頂点より上方に形成された気流Kは、分配ガイド332において斜め上方に面した側面に沿って分配ガイド332の底面へと向かう。そして、分配ガイド332より前方に到達すると、整流ガイド226に流れを規制され、分配ガイド332の前方に回り込んで下方に向かう。一方、分配ガイド332の頂点より下方に形成された気流Lは、分配ガイド332において斜め下方に面した側面に沿って分配ガイド332の底面へと向かう。そして、分配ガイド332より前方に到達すると、整流ガイド226に流れを規制され、分配ガイド332の前方に回り込んで上方に向かう。同様に、他の2つの側面に沿った気流も形成される。これらの気流は、分配ガイド332の前方へと回り込む。
このように、ケーシング331内には、第2の実施形態と同様に、4つの通風路が形成されている。4つの通風路に沿った気流は、分配ガイド332の前方に回りこむ。4つの気流は、上下左右の4方向から、分配ガイド332と吹き出し口331aとの間の領域S4に向かい、この領域S4において互いに衝突する。衝突した空気は、吹き出し口331aを通じてケーシング331の外部へと吹き出される。これによって、吹き出し口331aから室内機302の前方へと向かう風Mが形成される。
以上説明したように、第3の実施形態の室内機302によると、第1及び第2の実施形態と同様、ランダムな気流からなる風が吹き出し口331aから吹き出される。また、第2の実施形態と同様、上下左右の4方向から気流を衝突させるので、全体として吹き出し口331aから前方に指向する風を、安定に形成することができる。
<変形例>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、ケーシングの上壁又は下壁と前壁との間に形成された角部に整流ガイドが設けられている。しかし、第2又は第3の実施形態のように、上下左右の4方向から衝突する気流を形成する場合、前壁と側壁との間に形成された角部に整流ガイドが配置されてもよい。また、整流ガイドを設けなくても、ケーシングの形状により気流を所定の方向に指向することができれば、整流ガイドを必ずしも設ける必要はない。
また、上述の第2及び第3の実施形態では、1つの送風機のみが設けられているが、複数の送風機が設けられてもよい。例えば、第2の実施形態において、気流Fを安定に形成するため、分配ガイド232の側面232cの近傍に側面232cに沿った気流を形成する送風機を設けてもよい。
また、上述の第2及び第3の実施形態では、本体側からガイドユニットに流入した気流を分配して衝突させている。しかし、ガイドユニットに空気の取り入れ口を設け、かかる取り入れ口から取り入れた空気による気流と分配した気流とを衝突させてもよい。これによると、第1の実施形態と同様、適度な温度の気流を吹き出すことができる。
また、上述の実施形態では冷風を形成する場合を想定しているが、温風を形成する場合に本発明を適用してもよい。
本発明を利用すれば、風を当てた物体を局所的に冷やし過ぎたり暖めすぎたりすることが防止される。
本発明の一実施形態である第1の実施形態の室内機の一部断面を含む斜視図である。 図1の室内機のII−II線断面図である。 第1の実施形態とは別の実施形態である第2の実施形態の室内機の斜視図である。 図3のガイドユニットの背面側の斜視図である。 図3の室内機のV−V線断面図である。 第1及び第2の実施形態とは別の実施形態である第3の実施形態の室内機の断面図である。
符号の説明
1 空気調和機
2 室内機
21 ケーシング
22 熱交換器
23 送風機
24 送風機
26 整流ガイド
27 整流ガイド
202 室内機
221 ケーシング
226 整流ガイド
227 整流ガイド
231 ケーシング
232 分配ガイド
302 室内機
321 ケーシング
322 熱交換器
324 送風機
331 ケーシング
332 分配ガイド

Claims (6)

  1. 熱交換器及び送風機を収容し且つ吹き出し口を有するケーシングを備え、
    前記ケーシングの内部には、前記送風機によって形成される気流が通過することで前記吹き出し口に到達する複数の通風路が設けられており、
    前記複数の通風路をそれぞれ通過した複数の気流は、前記ケーシング内において衝突した後で前記吹き出し口から吹き出されることを特徴とする、室内機。
  2. 前記複数の通風路の少なくとも1つの通風路上に、前記通風路を通過する気流の方向を規制する整流ガイドが配置されることを特徴とする、請求項1に記載の室内機。
  3. 前記複数の通風路の少なくとも2つの通風路上に、互いに異なる送風機が配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の室内機。
  4. 前記複数の通風路の一部の通風路上だけに前記熱交換器が配置されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の室内機。
  5. 前記ケーシングの内部には、4つの通風路が設けられており、
    前記4つの通風路をそれぞれ通過した気流は、前記ケーシング内において上下左右の4方向から衝突した後で前記吹き出し口から吹き出されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の室内機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の室内機を備えた空気調和機。
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