JP2009270725A - 電気式床暖房用の配線ケーブルとそれを用いた電気式床暖房フロアの施工方法 - Google Patents

電気式床暖房用の配線ケーブルとそれを用いた電気式床暖房フロアの施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンクリートスラブ面に裏面に発熱体を備えた複数枚のヒーターパネルを直貼りした電気式床暖房フロアにおいて、ヒーターパネルと外部商用電源との接続作業および配線パネルの貼り付け作業を容易化する。
【解決手段】
ヒーターパネルAと外部商用電源とを接続する配線ケーブル1を、第1のコネクタ4,4を介して直列に接続可能な複数個の分割配線ケーブル2a〜2cに分割する。そして、分割配線ケーブルにはヒーターパネルAのコネクタに接続する第2のコネクタ6を取り付ける。複数個の分割配線ケーブルに分割したことにより、配線ケーブル1の取り扱いおよびコンクリートスラブ上での位置決めと配線が容易となり、迅速な施工が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、発熱体として線ヒーターあるいはPTCヒーターのような面ヒーターを備えた電気式のヒーターパネルを用いて電気式床暖房フロアを施工をするときに用いる配線ケーブルと、それを用いた電気式床暖房フロアの施工方法に関する。
木質基材の裏面側に線ヒーターや面ヒーターを組み込んだヒーターパネルを用い、それをコンクリートスラブのような床下地面に直貼りして電気式床暖房フロアとすることが行われる。直貼り式の電気式床暖房フロアでは、商用電源からヒーターパネルに電気を供給するのに格別の工夫を必要とする。その一例が特許文献1あるいは特許文献2に記載されており、そこでは、ヒーターパネルに取り付けたコネクタを商用電源に接続するために特別の配線ケーブルを用いている。施工に当たって、配線ケーブルの一端側をヒーターパネルのコネクタに接続しながら、配線ケーブルをコンクリートスラブである床下地面上に走らせ、その上から、裏面に凹溝を有する周辺パネル(配線パネル)を、当該凹溝内に配線した配線ケーブルを収容しながら床下地面に貼り付けるようにしている。
図7は、そこで用いられる配線ケーブル30であり、図7(a)に示すように、電源線31と複数個のコネクタ32から構成される。最先端のコネクタ32aを除き、他のコネクタ32は枝分かれした分岐線31aの先端に取り付けられている。電源線31の他方端は、図7(a)には示されない壁面に取り付けたコントローラ等を介して商用電源に接続され、各コネクタ32は直貼りしたヒーターパネルのコネクタに接続される。通常、配線ケーブル30は、図7(b)に示すように巻き込んだ状態で梱包されて施工現場に持ち込まれ、そこで、図7(a)に示すように広げた状態とされる。
特開2005−106301号公報 特開2006−83568号公報
図7に示したような配線ケーブルを用いることにより、コンクリートスラブのような床下地面上に直貼りしたヒーターパネルを商用電源に電気的に接続する作業を容易に行うことができる。しかし、床下地面上に配線した配線ケーブルの上から、裏面に凹溝を有する配線パネルを、その凹溝内に配線ケーブルを収容しながら確実に配置していくためには、床下地面上での配線ケーブルの位置決め作業を慎重にかつ精度よく行う必要がある。配線ケーブルの位置決めが不正確になると、配線パネルの配線溝(凹溝)から配線ケーブルがはみ出てしまい、段差や踏感不都合が発生する恐れがある。このことは、長い電源線に多数個のコネクタを取り付けた配線ケーブルでは特に起こりやすい。さらに、配線ケーブルは巻き込んだ状態で梱包されて施工現場に持ち込まれることから、施工時に、施工現場で開梱したときに、長い電源線に残っている巻き癖を取り去ることは容易でない。それらのことから、施工現場での配線ケーブルの配線作業には、慎重かつ長時間の作業を要しているのが現状である。
配線作業を容易かつ迅速化するための手段として、前記特許文献2には、配線ケーブルの位置決め用治具を用いることが提案されているが、それぞれの施工現場に応じて、この種の治具を準備することが必要となる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、コンクリートスラブのような床下地面上に、裏面に発熱体を備えた複数枚のヒーターパネルを直貼りして電気式床暖房フロアを構築する作業を、より容易にかつ迅速に行いうるようにした、さらに改良された配線ケーブル、およびそれを用いた電気式床暖房フロアの施工方法を提供することを課題とする。
本発明による配線ケーブルは、木質基材の裏面側に線ヒーターあるいは面ヒーターである電気発熱体と電気的接続用のコネクタを少なくとも備えた電気式床暖房フロア用のヒーターパネルと共に用いる配線ケーブルであって、前記配線ケーブルは第1のコネクタを介して直列に接続可能な複数個の分割配線ケーブルに分割されており、分割配線ケーブルには前記ヒーターパネルのコネクタに接続する第2のコネクタが取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明による電気式床暖房フロアの施工方法は、床下地面に裏面に発熱体を備えた複数枚のヒーターパネルを直貼り施工する電気式床暖房フロアの施工方法であって、電気式床暖房フロアの一方の側辺に位置する各ヒーターパネルに取り付けた各コネクタに上記した配線ケーブルにおける分割配線ケーブルに取り付けた第2のコネクタを接続する第1工程と、隣接する分割配線ケーブルの第1のコネクタ同士を直列に接続しながら配線ケーブルを床下地面上に配線する第2工程と、裏面に凹溝を形成した配線パネルの該凹溝内に前記配線された配線ケーブルを収容するようにして配線パネルを直貼りする第3工程と、を少なくとも備えることを特徴とする。
上記のように、本発明による配線ケーブルは、複数個の分割配線ケーブルに分割されており、電気式床暖房フロアの施工現場では、それを第1のコネクタ同士を用いて直列に接続しながら、床下地上に配線する。また、各分割配線ケーブルには、ヒーターパネルのコネクタに接続する1個の第2のコネクタが取り付けられている。そのために、床下地に直貼りされたヒーターパネルのピッチにあわせて、各分割配線ケーブルを位置決めしながら配線していく作業を容易にかつ迅速に行うことが可能となる。
また、分割配線ケーブルは、従来の一体型の配線ケーブルと比較して短いものであり、各分割配線ケーブルを巻き込むことなく、そのままの姿勢で梱包し、施工現場に搬入することができる。そのために、各分割配線ケーブルに巻き癖が付くのを回避することができ、その点からも、施工現場での各分割配線ケーブルの位置決め作業は容易化する。
さらに、従来は、施工現場に合わせた異なった数のコネクタを一本の電源線に取り付けた多種類の配線ケーブルを準備しておく必要があったが、本発明によれば、基準となる1種の分割配線ケーブルを準備しておくだけで、多数の施工現場に対処することが可能となるので、在庫管理も容易となる。
本発明による電気式床暖房フロアの施工方法において、使用するすべての分割配線ケーブルについて前記第1の工程と第2の工程とを行った後、配線後の分割配線ケーブルに対して前記第3の工程を行うようにしてもよい。また、使用する分割配線ケーブルの一部について前記第1の工程と第2の工程とを行い、かつ配線された分割配線ケーブルに対して前記第3の工程を行う処理を繰り返すことによって、必要とされる分割配線ケーブルの配線と配線パネルの直貼り作業を行うようにしてもよい。
後者の施工態様のように、部分的に分割配線ケーブルの配線と配線パネルの直貼り作業を行い、それを繰り返すことにより、分割配線ケーブルの床下地面上での正確な位置決め作業を、より容易に行うことが可能となる。
本発明による配線ケーブルを用いることにより、床下地面に裏面に発熱体を備えた複数枚のヒーターパネルを直貼りして電気式床暖房フロアを施工する作業における、配線パネルを直貼りする作業を、より容易にかつ迅速に行いことができる。結果として、電気式床暖房フロアを施工全体を迅速化することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施の形態に基づき説明する。図1は本発明による配線ケーブルを説明する図、図2および図3は本発明による配線ケーブルの使用態様を説明する図、図4は本発明による配線ケーブルと共に用いる配線パネルの一例を示す背面図、図5は本発明による配線ケーブルを用いて施工した電気式床暖房フロアの施工方法の一例を説明する図、図6は本発明による配線ケーブルと共に用いるパネルヒータの一例を説明する図である。
本発明による配線ケーブル1は、複数個の分割配線ケーブル2で構成される。図1に示す例では、配線ケーブル1は、3種類の分割配線ケーブル2a,2b,2cからなる。第1の分割配線ケーブル2aは、電源線3の両端に第1のコネクタ4,4を取り付けており、電源線3の所定位置から分岐線5を分岐させ、その先端に第2のコネクタ6を接続している。第2の分割配線ケーブル2bは、電源線3の一端に第1のコネクタ4を接続し、他端に第2のコネクタ6を接続している。第3の分割配線ケーブル2cは、長尺状の電源線3aを有し、その一端に第1のコネクタ4を接続している。
この配線ケーブル1は、使用時には、次のようにして接続される。すなわち、図2に1例を示すように、必要個数(図2では3個)の第1の分割配線ケーブル2aが、互いの端部に接続した第1のコネクタ4,4同士を接続することによって直列に接続され、最先端の第1の分割配線ケーブル2aには、第2の分割配線ケーブル2bがやはり互いの第1のコネクタ4,4同士を接続することにより直列に接続され、最後端の第1の分割配線ケーブル2aには、第3の分割配線ケーブル2cがやはり互いの第1のコネクタ4,4同士を接続することにより直列に接続される。
図3は、電気式床暖房フロアにおいて用いられるヒーターパネルAと前記配線ケーブル1の接続態様を示している。この例で、同形態である4個のヒーターパネルAa〜Adが床下地面の一例であるコンクリートスラブC上で横方向に配列している。配線ケーブル1の最先端に位置する第2の分割配線ケーブル2bの先端に接続した第2のコネクタ6が、図で最も左側に位置するヒーターパネルAaのコネクタに接続し、3個の第1の分割配線ケーブル2aに取り付けられた第2のコネクタ6が、ヒーターパネルAb,Ac,Adのコネクタにそれぞれ接続している。そして、第3の分割配線ケーブル2cの長尺状の電源線3aの他方端は、図3には示されない商用電源のコネクタ等に接続している。
なお、そのようにして配線ケーブル1をコンクリートスラブC上に配線した後、あるいは配線しながら、図4に示すような、裏面に配線ケーブル1を収容する凹溝10を備えた配線パネルB1を、配線ケーブル1の上から順次貼り付けることにより、電気式床暖房フロアとされる。
作業手順としては、コンクリートスラブC上に配置した例えば4個のヒーターパネルAa〜Adの各コネクタに、第2の分割配線ケーブル2bおよび第1の分割配線ケーブル2aに取り付けた第2のコネクタ6・・を接続する(第1の工程)。次に、各分割配線ケーブル2a,2bの第1のコネクタ4,4同士を接続しながら、コンクリートスラブC上で、全体を直列に接合しながら、所定位置に配線する(第2の工程)。最後に、第3の分割配線ケーブル2cの第1のコネクタ4を最も右側に位置する第1の分割配線ケーブル2aの第1のコネクタ4と接続し(第2の工程)、その後、前記した配線パネルB1を床下地面に貼り付ける(第3の工程)。
なお、すべての分割配線ケーブルについて前記第1の工程を行い、次に、すべての分割配線ケーブルについて前記第2の工程を行い、そのようにして配線された配線ケーブル1に対して配線パネルB1を上から貼り付けるようにしてもよく、それらの工程を部分的に分割して行うようにしてもよい。
部分的に行う場合、例えば、ヒーターパネルAaのコネクタに、第2の分割配線ケーブル2bに取り付けた第2のコネクタ6を接続するととも、その電源線3を位置決めしながら床下地面上に配線し、その後、1つの配線パネルB1を裏面の凹溝10内に電源線3を収容して貼り付ける。次に、貼り付けた配線パネルB1の側方に飛び出ている第2の分割配線ケーブル2bの端部に取り付けてある第1のコネクタ4と、第1の分割配線ケーブル2aの第1のコネクタ4とを接続し、さらに第1の分割配線ケーブル2aの第2のコネクタ6をヒーターパネルAbのコネクタに接続した後、その電源線3を位置決めしながら床下地面上に配線する。配線後、1つの配線パネルB1を裏面の凹溝10内に電源線3を収容して貼り付ける。以下、同様な作業を、ヒーターパネルAc,Adに対して行っていくことにより、すべての配線作業と配線パネルB1の貼り付け作業を終了する。
このように部分的に配線作業と配線パネルB1の貼り付け作業を行うことにより、各分割配線ケーブルの正確な配線をより迅速にかつ容易に行うことが可能となる。
上記のように、本発明による配線ケーブル1は、分割配線ケーブル2a,2bおよび2cの組み合わせ体で構成され、第3の分割配線ケーブル2cを除き、その長さはヒーターパネルAの横幅程度と短い。従って、施工現場での取り扱いは容易であり、また床下地面上で所定の箇所に位置決めしながら配線していくことも容易である。そのために、その上から前記配線パネルB1を、その凹溝10内に配線ケーブル1を収容しながら貼り付けていく作業も容易にかつ確実に行うことができる。さらに、工場で各分割配線ケーブルを製造することも容易となる。
梱包に当たっても、第1の分割配線ケーブル2aと第2の分割配線ケーブル2bは短いものであり、図1に示すようなそのままの姿勢で梱包することができ、巻き癖が生じるのを回避できる。第3の分割配線ケーブル2cは長尺状の電源線3aを有しており、梱包時には図1に示すよう巻き込まれて梱包される。そのために、開梱時に巻き癖が残るが、第3の分割配線ケーブル2cは壁面等を通って商用電源に接続するためのものであり、巻き癖が付いていても、電気式床暖房フロアの施工上では、格別の問題はない。
なお、本発明による配線ケーブルは、1個の第2の分割配線ケーブル2bと、必要個数の第1の分割配線ケーブル2aと、1個の第3の分割配線ケーブル2cで構成されてもよく、第2の分割配線ケーブル2bを組み込まずに、必要個数の第1の分割配線ケーブル2aと、1個の第3の分割配線ケーブル2cのみで構成されてもよい。施工現場の環境に応じて適宜選択する。第3の分割配線ケーブル2cを省略することも可能であり、その場合には第3の分割配線ケーブル2cに相当する部品を施工現場で調達すればよい。
次に、本発明による電気式床暖房フロアの施工方法の一実施の形態をより詳細に説明する。図6は、そこで使用するヒーターパネルAの一例を示す。図6(a)はバッカー材などを取り除いた状態の背面図、図6(b)は断面図を示している。この例で、ヒーターパネルAは、合板などである木質基材11の裏面に一定パターンにヒーター線用の凹溝12が形成され、そこにヒーター線13が埋め込まれると共に、線ヒーター13に電気的に接続する雄コネクタ14、雌コネクタ15がやはり木質基板11の裏面に形成した切り込み部16内に配置されている。また、サーモスタット17が配置され、安全性を確保している。木質基材11の裏面にはアルミ箔などからなる均熱層18が形成され、かつ、バッカー材19が積層される。均熱層18は設けなくてもよい。
電気式床暖房フロアを施工するに当たっては、図5に示すように、コンクリートスラブCの上に、貼り出し用ヒーターパネルA1とヒーターパネルA、および周辺パネルBを直貼りする。なお、貼り出し用ヒーターパネルA1は、図6に示したヒーターパネルAから一方のコネクタを除去したものであり、周辺パネルBは、ヒーター線13を有しないパネルである。より具体的には、一方の壁面側に周辺パネルBを貼り、次に、貼り出し用ヒーターパネルA1を取り付け、以下、必要枚数のヒーターパネルAを多段に貼り付ける。その両辺にも周辺パネルBを貼り付ける。なお、この例では、伝熱面は2つの区分に分けられており、最下段、すなわち電気式床暖房フロアの一方の側辺には、2つのヒーターパネルAa、Abが各伝熱区分への電流取り入れ部として配置してある。このヒーターパネルAa、Abが、図3に基づき説明したヒーターパネルAa,Abに相当する。
2つのヒーターパネルAa、Abに商用電源から電気を供給するために、図1に示した配線ケーブル1を用いる。この例では、電気式床暖房フロアの一方の側辺に位置するヒーターパネルはヒーターパネルAa、Abの2個であり、従って、1個の第2の分割配線ケーブル2bと、1個の第1の分割配線ケーブル1aと、1個の第3の分割配線ケーブル2cとからなる配線ケーブル1を用いる。
梱包を開き、1個の第2の分割配線ケーブル2bと、1個の第1の分割配線ケーブル1aと、1個の第3の分割配線ケーブル2cとを取り出す。第2の分割配線ケーブル2bの先端に取り付けた第2のコネクタ6をヒーターパネルAaに取り付けたコネクタ15aに接続する。また、第1の分割配線ケーブル2aに取り付けられている第2のコネクタ6をヒーターパネルAbに取り付けたコネクタ15bに接続する。
次に、第2の分割配線ケーブル2bの第1のコネクタ4と第1の分割配線ケーブル2aの第1のコネクタ4とを接続し、さらに、第1の分割配線ケーブル2aの他方の第1のコネクタ4に第3の分割配線ケーブル2cの第1のコネクタ4を接続する。その状態で、図5(b)に示すように、各電源線3および分岐線5をコンクリートスラブC上の所定の位置に位置決めし、好ましくは粘着テープ等を用いて仮止めする。この作業は、第1の分割配線ケーブル2aおよび第2の分割配線ケーブル2bが短いものであり、かつ使用するヒーターパネルAa、Abの長さに合わせて、予め電源線3および分岐線5の長さが設定してあるので、きわめて容易であり、かつ短時間で行うことができる。次に、第3の分割配線ケーブル2cの長尺状の電源線3aを、コントロールボックスが位置する壁20まで案内し、壁裏面を通してリレーボックス21に接続する(図5(a)参照)。
配線ケーブル1の床下地面(コンクリートスラブC)上への配線作業が終了した後、前記した配線パネルB1を、その裏面に形成した凹溝10内に電源線3、分岐線5を収容するようにして、床下地面の上に貼り付ける。それにより、現場での施工は終了し、図5(a)に示す電気式床暖房フロアが完成する。上記のように、電源線3および分岐線5の位置決めは、確実に行われており、配線パネルB1の貼り付け作業も容易となる。
なお、前記したように、分割配線ケーブルの配線作業と配線パネルの貼り付け作業を、部分的に行うようにしてもよく、それにより、各分割配線ケーブルの正確な配線をより迅速に行うことができる。また、図5では、ヒーターパネルAや配線パネルB1等を矩形状のものとしているが、これは図示を簡素化するためであり、図3,図4に示すような、雁木状とされたヒーターパネルAや配線パネルB1等を用いる場合も、施工作業は同じである。
なお、配線パネルB1にも、図6に示したヒーターパネルAと同じように、裏面にバッカー材19が積層され、前記凹溝10は、バッカー材19を通して形成される。また、前記凹溝10は、図4に示すように、配線パネルB1の長手方向および短手方向に直交する2つの凹溝10a,10bで構成することが望ましく、さらに、長手方向の凹溝10aの一部に、前記分割配線ケーブルの第1のコネクタ4,4同士が接続するための幅広部10cを形成することが望ましい。この場合、各分割配線ケーブルの第1のコネクタ4,4同士が前記幅広部10cで接続できるように、各分割配線ケーブルの電源線3の長さを予め設定しておく。このように、分割配線ケーブル同士の接続部を配線パネルB1の周辺部(サネ部)でなく、パネル内部に設けることにより、施工後の電気式床暖房フロアにおいて、サネ部で沈み込みを感じるような不都合を有効に回避することができ、満足した踏感が得られる。
なお、上記の説明では、最下段のヒーターパネルAa、Abに対向する配線パネルB1にのみ裏面に凹溝を形成したが、他の箇所の周辺パネルBにも裏面に凹溝10を形成しておいてもよい。それにより、施工現場で突然リレーボックス21の取り付け位置が変更されるような場合、あるいは、ヒーターパネルAの貼り付け方向を変更するような場合、などにおいて、配線ケーブル1の走る方向がその場で変更することとなるが、それに対する対処も容易となる。
本発明による配線ケーブルを説明する図。 本発明による配線ケーブルの使用態様を説明する第1の図。 本発明による配線ケーブルの使用態様を説明する第2の図。 本発明による配線ケーブルと共に用いる配線パネルの一例を示す背面図。 本発明による配線ケーブルを用いて施工した電気式床暖房フロアの施工方法の一例を説明する図であり、図5(a)は施工後の状態を、図5(b)は施工途中の状態を示している。 本発明による配線ケーブルと共に用いるパネルヒータの一例を説明する図。 従来の配線ケーブルの一例を示す図。
符号の説明
A…ヒータパネル、A1…貼り出し用ヒーターパネル、Aa、Ab…電気式床暖房フロアの一方の側辺に位置するヒーターパネル、B…周辺パネル、B1…配線パネル、C…コンクリートスラブ(床下地面)1…配線ケーブル、2…分割配線ケーブル、2a…第1の分割配線ケーブル、2b…第2の分割配線ケーブル、2c…第3の分割配線ケーブル、3…電源線、3a…長尺状の電源線、4…第1のコネクタ、5…分岐線、6…第2のコネクタ、10…配線パネルの裏面に形成した凹溝、10c…凹溝の幅広部、11…木質基材、12…ヒーター線用の凹溝、13…ヒーター線、14…雄コネクタ、15…雌コネクタ、16…木質基板の裏面に形成した切り込み部、17…サーモスタット、19…バッカー材

Claims (4)

  1. 木質基材の裏面側に線ヒーターあるいは面ヒーターである電気発熱体と電気的接続用のコネクタを少なくとも備えた電気式床暖房フロア用のヒーターパネルと共に用いる配線ケーブルであって、
    前記配線ケーブルは第1のコネクタを介して直列に接続可能な複数個の分割配線ケーブルに分割されており、分割配線ケーブルには前記ヒーターパネルのコネクタに接続する第2のコネクタが取り付けられていることを特徴とする配線ケーブル。
  2. 床下地面に裏面に発熱体を備えた複数枚のヒーターパネルを直貼り施工する電気式床暖房フロアの施工方法であって、
    電気式床暖房フロアの一方の側辺に位置する各ヒーターパネルに取り付けた各コネクタに請求項1に記載の配線ケーブルにおける分割配線ケーブルに取り付けた第2のコネクタを接続する第1工程と、
    隣接する分割配線ケーブルの第1のコネクタ同士を直列に接続しながら配線ケーブルを床下地面上に配線する第2工程と、
    裏面に凹溝を形成した配線パネルの該凹溝内に前記配線された配線ケーブルを収容するようにして配線パネルを直貼りする第3工程と、
    を少なくとも備えることを特徴とする電気式床暖房フロアの施工方法。
  3. 請求項2に記載の電気式床暖房フロアの施工方法であって、使用するすべての分割配線ケーブルについて前記第1の工程と第2の工程とを行った後、配線後の分割配線ケーブルに対して前記第3の工程を行うことを特徴とする電気式床暖房フロアの施工方法。
  4. 請求項2に記載の電気式床暖房フロアの施工方法であって、使用する分割配線ケーブルの一部について前記第1の工程と第2の工程とを行い、かつ配線された分割配線ケーブルに対して前記第3の工程を行う処理を繰り返すことによって、必要とされる分割配線ケーブルの配線と配線パネルの直貼り作業を行うことを特徴とする電気式床暖房フロアの施工方法。
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