JP2009269015A5 - - Google Patents

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JP2009269015A5
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銀イオン発生装置
本発明は、例えば、浴槽内のお湯等に投入されて、銀イオンによりお湯等の液体を除菌する銀イオン発生装置の改良に関し、特に、手間を掛けることなく、長期間にわたって安定的に除菌作用を発揮させることに関するものである。
例えば、家庭内の浴槽や、宿泊施設における浴場、また、銭湯等の公衆浴場、更には、プール等においては、人体等に付着していた各種雑菌が液体中に存在することが多い。このような各種雑菌に対する処理としては、人体にも影響がない銀イオンを使用して、除菌することが望ましいといえる。
このような除菌のための銀イオン発生装置としては、例えば、銀電極と、この銀電極に通電する電源に浮体を取り付けて、処理すべき液体中に投入することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この従来の銀イオン発生装置では、浮体が中央に取り付けられているため、投入時の着水状態によっては、水中に浸すべき銀電極が水面上に位置してしまい、浴槽内のお湯等を適切に除菌することができないおそれがあった。しかも、この不適切な状態は、使用者が銀イオン発生装置の向きを修正しない限り、解消されなかった。これらの事態を回避するためには、浴槽内に投入する場合に、使用者が、当初から、銀電極が水中に位置するように、銀イオン発生装置を浴槽内に慎重に設置する必要があり、いずれにしろ、使用者の手間を煩わせる問題があった。
また、従来の銀イオン発生装置は、使用者が自ら、電源のOn/Offを切り替える必要があり、この意味でも、使用者が負う負担は大きかった。また、その結果、例えば、電源を切り忘れて、電源である電池が早期に消耗してしまったり、連続した電圧の印加により銀電極の劣化が早まり、長期にわたって安定的に除菌作用を発揮させることができなくなるおそれもあった。
この場合、例えば、少なくとも、電池の不必要な消耗を回避するためには、所定期間経過後に、自動的に電源を切るタイマー機構を設定することが考えられる。しかし、銀イオンの電解溶出量は、負荷される電圧に左右され、この電圧は、電池の残量により変化する。即ち、電池の残量が多いうちは、銀イオンの除菌効果も高く、長時間にわたって機能を発揮させる必要は必ずしもなく、必要以上に長時間にわたって銀電極に電圧を印可すると、却って、電池の消耗を早めることになる。一方、電池の残量が少ない場合には、銀イオンの電解溶出量も低減するため、ある程度長時間にわたって銀極板に電圧を印可しないと、充分に除菌作用を発揮させることができない。
一方、銀イオンの持つ除菌作用は、このような電源である電池の残量のみならず、銀電極自体の消耗具合にも左右されるため、長期間にわたって安定的に除菌作用を発揮させるためには、できるだけ、銀電極の消耗を回避する必要もある。従って、従来技術のように、不必要に電流を流すと、電池と同様に、銀電極の消耗も早まり、特に、銀電極が水分に接触すると、その消耗の度合いは大きくなる。
また、このように、必ずしも目視によっては確認することができない各種雑菌を適切に処理できたとしても、浴槽やプール等に髪の毛等の不純物が浮遊等していると、使用者は、安心してお湯や水に体を浸けることに心理的に抵抗を感じ、適切に除菌した効果が半減する問題も生ずる。
実開昭63−73198号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、必要最低限の場合を除いては使用者の手を煩わせることなく簡易に使用することができながら、長期間にわたって安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる銀イオン発生装置を提供することにある。
(1.姿勢復元手段)
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、電池により電圧が印可されて銀イオンを発生する銀電極と、電池を収納することができる電池収納部を備えたケースとを備え、銀電極はケースに保持されて処理対象に接触して処理対象を除菌する銀イオン発生装置において、電池収納部に電池が収納された状態で処理対象である液体に投入された場合に銀電極が下面側に位置するように姿勢を自動的に復元する姿勢復元手段を備えていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
(2.姿勢復元手段の構成)
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、姿勢復元手段は、ケース内に形成された空気室と、空気室よりも下方に形成されて電池を収納する電池収納部とから成っていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
(3.浮遊タイプ)
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第2の解決手段において、空気室の大きさ及び形状は、少なくとも空気室の一部が、処理対象である液体の液面よりも上方に浮上する浮力を有するように形成されていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
(4.水中タイプ)
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第2の解決手段において、空気室の大きさ及び形状は、銀イオン発生装置全体が、処理対象である液中に浮遊する浮力を有するように形成されていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
.曲面外周)
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、ケースは、曲面状の外周面を有することを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
.ボールタイプ)
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、ケースは、球状の形状を有することを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
.極性切替手段)
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手段において、相互に異なる極性を示す複数の銀電極を備え、銀電極の極性を周期的に切り替える極性切替手段を備えていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
.電流制限回路)
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手段において、銀電極に流れる電流を2mA以下に制御する電流制御回路を備えていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
.防水)
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第1乃至第8のいずれかの解決手段において、銀電極は、一端がケース内に固定して取り付けられ、銀電極の一端のケースへの固定部を防水性を有する充填剤で被覆することを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
10.手動スイッチ)
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第1乃至第9のいずれかの解決手段において、銀電極への電圧の印加を開始する手動スイッチとを備えていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
11.タイマー)
本発明は、上記の課題を解決するための第11の手段として、上記第1乃至第10のいずれかの解決手段において、所定時間経過後に銀電極への電圧の印加を停止するタイマーを備えていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
12.タイマーの自動設定)
本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、上記第11の解決手段において、タイマーは、電池の電圧に応じて、銀電極への電圧の印加を停止するまでの時間を設定することを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
13.LED表示)
本発明は、上記の課題を解決するための第13の手段として、上記第1乃至第20のいずれかの解決手段において、銀電極へ電圧を印可する回路の状態を判定する回路状態判定手段を有し、回路状態判定手段は、銀電極へ印可される電圧を測定する電圧測定部と、電圧測定部に電気的に接続されたLED表示部とを有し、電圧測定部により測定された電圧に応じて、電池の残量不足、銀電極の異常、回路正常のうちのいずれかの状態であることを判定し、判定された状態に応じてLED表示部により異なる表示をすることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
14.電極カバー)
本発明は、上記の課題を解決するための第14の手段として、上記第1乃至第12のいずれかの解決手段において、銀電極を覆う電極カバーを備え、電極カバーは、外部と連通する連通孔を有することを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
15.キャラクター)
本発明は、上記の課題を解決するための第15の手段として、上記第1乃至第14のいずれかの解決手段において、ケースは、動物・昆虫・果物・野菜・花その他の生物の輪郭形状、陸上の乗物・水上の乗物・空上の乗物その他の乗物の輪郭形状、生物以外の自然物の輪郭形状、建造物の形状、七福神・招き猫その他の架空の想像物の立体的輪郭形状のうちのいずれかの立体的輪郭形状を形取った形状に形成されていることを特徴とする銀イオン発生装置を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、姿勢復元手段を備えているため、使用者が適正な向きを意識等することなく、無造作に浴槽内のお湯等の処理対象である液体に放り込むだけで、銀電極が確実に処理対象である液体と接触するので、使用者の手間を煩わせることなく、除菌することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、ケースを処理対象である液体中で推進させる推進手段と、ケースに連結されて推進手段によるケースの推進により液体中の不純物を捕捉する不純物捕捉手段とを更に備えているため、銀イオン発生装置が浴槽内等を旋回して、幅広い範囲で銀電極を処理すべき液体に接触させて各種雑菌を除去することができるのみならず、浴槽等に浮遊している目に見える髪の毛その他のゴミ等の不純物をも除去することができ、視覚的、心理的にも、濾過効果が高まる上に、不純物捕捉手段がケースの外に連結されているので、捕捉した不純物を簡易に除去することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、ケースに取り付けられた可撓性線状体と、可撓性線状体の他端に取り付けられて処理対象である液体に沈む錘とを更に備えているため、同様に、使用者が適正な向きを意識等することなく、無造作に浴槽内のお湯等の処理対象である液体に放り込むだけで、銀電極が確実に処理対象である液体中に沈降するので、使用者の手間を煩わせることなく、除菌することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、ケースの外周面を曲面状、あるいは、球状(ボール状の形状)としているため、変位をする上での抵抗が少ないため、銀イオン発生装置が適正な姿勢に復元し易く、確実に手間を掛けることなく、銀イオンにより除菌することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、ケースは外部の物体に吸着することができる吸盤を備えているため、使用者は無意識に吸盤を浴槽内の壁面に吸着させることができ、また、非常に簡易な操作で処理すべき液体中に設置することができるため、使用者の手間を煩わせることなく、処理対象を確実に除菌することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、銀電極と電池収納部を備えたケースは分離して設置されて電気ケーブルで接続されているため、電気ケーブルを浴槽の縁に跨らせて銀電極を浴槽内に投入するだけで除菌をすることができると同時に、電池収納部は浴槽外に位置するため、防水構造が必要ないと共に、その結果、故障のおそれが低減し、長期間にわたって安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる実益がある。
本発明の上記のように、銀電極の極性を周期的に切り替える極性切替手段を備えているため、銀電極が片減りすることがなく、銀電極に厚みを持たせる等して不要にコストや重量を増大させることなく、安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、電流制御回路により、銀電極に流れる電流を2mA以下に制御しているため、水質により大幅に変化する導通性が非常に良く多くの電流が流れ易い液体であっても、不必要に電流を流すことなく、銀電極の消耗を抑制することができると共に、電源として電池を使用しながら、長期間にわたって、より具体的には、数本の電池で1年近くにわたって、安定的、かつ、持続的に除菌作用を発揮することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、銀電極の周囲の雰囲気を撹拌するスクリューと、スクリューを駆動するモーターとを更に備えているため、発生した銀イオンを拡散して除菌効果を高めることができると共に、その結果、銀電極への負担を低減して銀電極の劣化を抑制することができるため、長期にわたって安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、ケースの内部に設置されたフィルターを備えた濾過手段を更に備えているため、各種雑菌のみならず、浴槽のお湯等の液体や気体中に浮遊している目に見える髪の毛その他のゴミ等の不純物をも除去することができ、視覚的、心理的にも、濾過効果を高めることができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、銀電極のケースへの固定部を、シリコン等の防水性を有する充填剤で被覆しているため、銀電極のお湯等の液体との接触を抑制することができ、銀電極の消耗を低減することができると共に、銀電極の消耗によるケースへの取付にガタが生じるのを防止することができるので、長期にわたって安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、処理対象である液体に投入されたことを感知するセンサと、センサが液体に投入されたことを感知した場合に銀電極への電圧の印加を開始する投入スイッチとを備えているため、使用者が意識してスイッチをOnにする作業をすることなく、銀イオンを発生させることができるため、使用者に手を煩わせることなく、簡易に除菌することができる実益がある。
同様に、本発明によれば、上記のように、一方の銀電極の電圧を所定値に設定する電圧設定手段と、水中に投入された場合に変化する他方の銀電極の電圧の変化により処理対象である液体に投入されたと判断する水中投入検出回路とを更に備え、水中投入検出回路は、液体に投入されたと判断した場合に銀電極への電圧の印加を開始するため、いわば銀電極自体を水中に投入されたことを検知するスイッチとして作用させることができ、少ない部品点数で、使用者が意識してスイッチをOnにする作業をすることなく、銀イオンを発生させることができるため、使用者に手を煩わせることなく、簡易に除菌することができる実益がある。
一方、本発明によれば、上記のように、所定時間経過後に銀電極への電圧の印加を停止するタイマーを備えているため、使用者が意識してスイッチをOffにする作業をする必要もないと共に、電源の切り忘れを原因とする不必要な放電による電池の消耗や銀電極の劣化を抑制することができ、長期にわたって安定的に除菌作用を発揮させることができる実益がある。即ち、本発明では、上記投入スイッチとタイマーとを組み合わせて使用することにより、使用者は、電源のOn/Offの切り替え作業すらすることなく、単に、湯船等に装置を投入するという非常に簡易な操作だけで、長期にわたって、安定的にお湯等を除菌することができる実益がある。
また、この場合、特に、本発明によれば、上記のように、タイマーにより、電池の電圧に応じて、銀電極への電圧の印加を停止するまでの時間を設定しているため、タイマー時間の設定作業すら使用者に強いることがないのみならず、電池の残量に左右される電圧に基づく除菌能力に応じて、適切に時間を設定することができ、不必要に長期間わたって電圧を印可することがないので、電池や銀電極の消耗を抑制することができ、簡易に、安定的な除菌作用を持続的に発揮させることができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、電圧測定部により測定された電圧に応じて、電池の残量不足、銀電極の異常、回路正常のうちのいずれかの状態であることを判定し、判定された状態に応じてLED表示部により異なる表示をするため、通常では浴槽等への投入以外の操作を一切必要としない一方で、電池の消耗時や異常発生時等は確認することができ、使用者は対処が必要な必要最低限の場合にのみ作業すれば足り、実質的にメンテナンスフリーの状態とすることができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、銀電極を覆う電極カバーは、外部と連通する連通孔を有しているため、電極カバーにより銀電極を衝撃から保護して故障等を回避しつつ、処理対象である液体中に投入した場合でも、電極カバー内の空気を連通孔から逃がして銀電極を処理対象と確実に接触させることができる上に、処理対象である液体から取り出した後は、連通孔から液体を排出して、銀電極と液体との接触を低減して銀電極の劣化を抑制することできるため、除菌作用を持続させることができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、ケースを、種々のキャラクター等を形取った形状に形成しているため、幼児等であっても、抵抗なく興味を持って楽しみながら積極的に使用することができ、これにより、除菌作用を確実に発揮させることができる実益がある。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1乃至図3は、本発明の銀イオン発生装置10を示し、この銀イオン発生装置10は、図2に示すように、電池1により電圧が印可されて銀イオンを発生する銀電極12と、電池1を収納することができる電池収納部14Aを備えたケース14とを備えている。
この銀電極12は、図2に示すように、銀板から成り、ケース14に保持されて処理対象2に接触する。この場合、銀電極12は、図2及び図10に示すように、電極ホルダ12aに支持されながら下方に延びるように配置されてケース14に保持されている。一方、銀電極12は、電池1により電圧を印可されることにより処理対象2中に銀イオンを電解溶出して処理対象2を除菌する。この場合、処理対象2としては、特に限定はないが、本発明の銀イオン発生装置10は、液体の除菌処理に適しており、特に、家庭や銭湯等の公衆浴場、また、宿泊施設における大浴場等の風呂の浴槽中のお湯又は水、その他、簡易プールや公衆プール等のプールの水等の人体が浸かる液体の処理に適している。
一方、ケース14は、図1乃至図3に示すように、電池収納部14Aが形成されると共に銀電極12を上方から保持する本体部16と、この本体部16の上方に設置されるカバー部18と、本体部16の下方に設置されて銀電極12を覆う電極カバー20とから成っている。
このカバー部18は、図2及び図3に示すように、本体部16に螺合により相互に着脱自在に取り付けることが望ましく、カバー部16を外すことにより、電池収納部14Aに電池1を収納することができる。これは、後述するように、図1に示す実施の形態では、カバー部16は、水面よりも上方に位置するため、本体部16との間から水分が内部に侵入しにくい一方で着脱が容易となるからである。但し、電池収納部14Aへの電池1の収納方法には特に限定はなく、図示の実施の形態と異なり、例えば、本体部16の側面に図示しない扉を設けて、この扉の開閉により電池1を収納することもできる。
一方、電極カバー20は、図1乃至図3に示すように、例えば、浴槽の壁面等の外部の固体に、銀電極12が直接衝突して破損等しないように銀電極12を外的な衝撃から保護して故障等を防止する。一方、この電極カバー20には、図1乃至図3、図11及び図12に示すように、外部と連通する連通孔20aが形成されている。このため、電極カバー20は、この連通孔20aを介して内部に液体又は気体は導入することができ、これにより銀電極12を処理すべき液体や気体等に確実に接触させることができる。
この場合、この連通孔20aにより、図1に示すように、処理対象2である液体中に投入した場合でも、電極カバー20内の空気を連通孔20aから逃がして銀電極12を処理対象12である液体と確実に接触させることができる上に、処理対象2である液体から取り出した後は、連通孔20aから液体を排出して、銀電極12と液体との接触を低減して銀電極12の劣化を抑制することできる。
特に、図示の実施の形態のように、電極カバー20は、図1乃至図3、図11及び図12に示すように、凸レンズ状の曲面形状に形成し、少なくとも連通孔20aを下方に開口するように形成すると、銀イオン装置10を液面1aから取り上げるだけで処理対象2である液体を排出することができる。なお、この電極カバー20も、図2及び図3に示すように、本体部16と螺合により着脱自在に取り付けることが望ましい。これは、銀電極12に異常等が発生した場合に、点検作業を容易にすると共に、交換が必要となった場合には、銀電極12に容易にアクセスすることができるようにするためである。但し、この場合には、図2及び図3に示すように、本体部16と電極カバー20との境界部にOリング22を設置しして、本体部16内に液体が流入するのを防止することが望ましい。
本発明の銀イオン装置10は、図2及び図3に示すように、電池収納部12Aに電池1が収納された状態で処理対象2である液体に投入された場合に銀電極12が下面側に位置するように姿勢を自動的に復元する姿勢復元手段24を備えている。
この姿勢復元手段24は、具体的には、例えば、図1乃至図3に示すように、ケース14内に形成された空気室26と、この空気室26よりも下方に形成されて電池を収納する電池収納部14Aとから形成することができる。
空気室26は、図1、図2及び図4に示すように、ケース14のカバー部18の内部に空洞として形成される。姿勢復元手段24は、この空気室26内の空気により処理対象2である液体中での浮力が付与される。一方、電池収納部14Aは、図2、図3及び図6、図7に示すように、その内部に収納される電池1により処理対象2である液体中へ沈降しようとする沈降力を付与する。従って、空気室26は、この電池収納部14Aに収納される電池1の総重量(図示の実施の形態では、3本の電池)及び電池1の配置との関係で、相対的に必要な浮力を得るように、その大きさ及び形状が形成される。
この場合、図1に示す実施の形態では、この空気室26の大きさ及び形状は、少なくとも空気室26の一部が、処理対象2である液体の液面よりも上方に浮上する浮力を有するように形成されている。図1に示す実施の形態でも、充分な浮力を形成するために、本体部16の最小直径部よりも、カバー部18の最大直径部の方が直径が大きく設定され、全体にいわゆる頭でっかちの形状に形成されている。従って、本発明の銀イオン発生装置10は、作動のために電源である電池1を収納した状態で、処理対象2である液体中に投入すると、いかなる向きで投入されても、確実に空気室26を内部に有するカバー部18が上方へ浮上しようとしてカバー部18の頂面が上方を向くため、使用者が適正な向きを意識等することなく、無造作に浴槽内のお湯等の処理対象2である液体に放り込むだけで、銀電極12を確実に処理対象2である液体と接触することができ、使用者の手間を煩わせることなく、処理対象2を除菌することができる。
なお、この姿勢復元手段24における浮力源は、必ずしも上記の空気室24のみに限定されるものではなく、例えば、他に、発泡スチロール材等の液体に対する浮力を有する材料を、空気室24の代わりに、又は、この空気室24と共に、カバー部18内に収納して、浮力を適切に調整することができる。これらの場合も含め、空気室24の大きさ及び形状は、カバー部18内部に設置される介在物等により調整することができる。
また、このカバー部18を含め、ケース14は、図1乃至図3に示すように、曲面状の外周面を有するように形成することが望ましい。このため、本発明の銀イオン装置10は、処理対象2である液体中で、カバー部18の頂面が上方を向くように変位をする上での抵抗が少ないため、銀イオン発生装置10が適正な姿勢に復元し易く、確実に手間を掛けることなく、銀イオンにより除菌することができる。
このことからまた、ケース14は、同様に、曲面状の外周面を有し、重心を調整すれば、図1乃至図3に示す形状に限定されるものではなく、例えば、図20に示すように、全体として球状の形状に形成することによっても、銀イオン発生装置10を適正な姿勢に復元させることが容易となる。なお、このように、球状に形成する場合には、図20に示すように、ケース14を、大きく本体部16と電極カバー20とに2分割して、電極カバー20と本体部16とを分離することにより内部に電池1を収納することができ、必ずしも、本体部16の上方にカバー部16を設ける必要はない。
次に、本発明の銀イオン装置10の電気的構成について説明すると、本発明では、図2及び図8乃至図10に示すように、相互に異なる極性を示す複数の、図示の実施の形態では相互に対向して配置された2つの銀電極12A、12Bを備えている。これらの銀電極12A、12Bは、その一端が、図2及び図9に示すように、ケース14の本体部16内の銀電極取付台28において導通板30を挟持するように固定して取付られる。この場合、この銀電極12Aの一端のケース14への固定部を防水性を有する充填剤32で被覆することが望ましい。
この充填剤32としては、例えば、シリコーン樹脂や、その他の水に対して不溶性を示す接着剤等を使用することができる。これにより、銀電極12のお湯等の液体との接触を抑制することができ、銀電極12の消耗を低減することができると共に、銀電極12の消耗によるケース14への取付にガタが生じるのを防止することができるので、長期にわたって安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる。
なお、この銀電極取付台28の電極カバー20側の表面を、図2に示すように、凸面状に形成すると、銀イオン装置10を処理対象2である液体から取り出した後、電極カバー20を上方へ向けて逆向きにすることにより、図11及び図12に示すように、電極カバー20の側面側に形成された連通孔20aから、液体を排出し易くなり、銀電極12と液体との接触を低減して銀電極12の劣化を抑制することできる。
この銀電極取付台28の上方には、図2及び図8、図10に示すように、電池受けプレート34が設置される。この電池受けプレート34は、図6及び図7に示すように電池収納部14Aに収納される電池1を支持すると共に、この電池1及び導通板30に電気的に接続される電池用電極34aを有する。従って、銀電極12A、12Bは、この電池受けプレート34を介して、図13に示すように、電池1と電気的に接続され、この電池1からの電圧を受けて電解溶出により銀イオンを発生することができる。
この場合、本発明の銀イオン装置10では、図13に示すように、銀電極の極性を周期的に切り替える極性切替手段36を備えている。この極性切替手段36により、図13に示すように、相対向して配置された2つの銀電極12A、12Bは、陽極、陰極が交互に切り替えられる。このため、銀電極12の極性を固定した場合と異なり、いずれか一方の銀電極12のみが片減りすることがなく、均等に消耗するため、銀電極12に厚みを持たせる等して不要にコストや重量を増大させることなく、安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる。
また、本発明の銀イオン装置10は、図13に示すように、これらの2つの電極12A、12B間に流れる電流を2mA以下に制御する電流制御回路38を備えている。この場合、電流密度は、銀電極12の寸法に左右されるが、例えば、図示の実施の形態では、銀電極12A、12Bは、10mm×25mm=250mmであるため、電流密度は、2mA/250mm=0.008mA/mm以下となり、非常に小さな電流密度で除菌作用を発揮させることができる。
これにより、水質により大幅に変化する導通性が非常に良く多くの電流が流れ易い液体であっても、不必要に電流を流すことなく、銀電極12の消耗を抑制することができると共に、非常に小さい電流で銀イオンを発生させることができるため、電源として電池1を使用しながら、長期間にわたって、より具体的には、図示の実施の形態のように3本の電池1であっても、1年近くにわたって、安定的、かつ、持続的に除菌作用を発揮することができる。
更に、本発明の銀イオン発生装置10は、図13に示すように、銀イオン発生装置10が、処理対象2である液体に投入された場合に銀電極12への電圧の印加を開始する投入スイッチ回路40をも備えている。この投入スイッチ回路40は、処理対象2である液体に投入されたことを感知するセンサ42と、このセンサ42が液体に投入されたことを感知した場合に銀電極12への電圧の印加を開始する投入スイッチ44から成っている。
具体的には、図示の実施の形態では、図13に示すように、センサ42として2つのスイッチ端子42aが使用され、銀イオン発生装置10が、処理対象2である液体中に投入されると、これらの2つのスイッチ端子42a間が、処理対象2である液体の抵抗を介して導通する。これにより、投入スイッチ44であるトランジスタQ1(図13参照)が、Onとなり、制御用IC46への出力が、HからLとなる。これにより、スイッチ端子42aが処理対象2に投入されたことを、制御用IC46が判断して、銀電極12への電圧の印加が開始される。
このため、使用者が意識してスイッチをOnにする作業をすることなく、銀イオンを発生させることができるため、使用者に手を煩わせることなく、簡易に除菌することができる。なお、図示の実施の形態では、センサ42として、スイッチ端子42aを使用したが、他に、例えば、液圧を受けたことを感知する図示しない圧力センサをセンサ42として使用することもできる。
加えて、本発明の銀イオン発生装置10は、所定時間経過後に銀電極12への電圧の印加を停止するタイマーを備えている。このタイマーは、図13に示す制御用ICの内部に、タイマー回路として設置することができる。このタイマーにより、使用者が意識してスイッチをOffにする作業をする必要もないと共に、電源の切り忘れを原因とする不必要な放電による電池1の消耗や銀電極の劣化を抑制することができ、長期にわたって安定的に除菌作用を発揮させることができる。このタイマーと投入スイッチ回路40とを組み合わせて使用することにより、使用者は、電源のOn/Offの切り替え作業すらすることなく、単に、湯船等に銀イオン発生装置10を投入するという非常に簡易な操作だけで、長期にわたって、安定的にお湯等を除菌することができる。
また、このタイマーは、本発明においては、単に所定時間の経過後に銀電極12への電圧を停止するだけではなく、電池1の電圧に応じて、銀電極12への電圧の印加を停止するまでの時間を設定する。この場合、電池1の電圧が高い場合には、銀電極12が充分に殺菌効果を発揮することができるため、銀電極12への電圧の印加を停止するまでの時間を短く設定し、逆に、電池1の電圧が低い場合には、銀電極12の殺菌効果が弱い分、銀電極12への電圧の印加を停止するまでの時間を長く設定して、処理対象2を充分に除菌できるまで電圧を印可する。
具体的には、電池1の電圧を図13に示す制御用IC46において監視し、例えば、この電池1の電圧が、1.0V以上である場合には、電池1の状態を良好と判断し、銀電極12への電圧の印加を停止するまでの時間を、設定中最短の4時間等に設定する。同様に、例えば、電池1の電圧が、0.7V超1.0V未満である場合には、銀電極12への電圧の印加を停止するまでの時間を6時間に、電池1の電圧が、0.4V超0.7V未満である場合には、銀電極12への電圧の印加を停止するまでの時間を8時間に、電池1の電圧が、0.4V以下である場合には、銀電極12への電圧の印加を停止するまでの時間を10時間に、設定することなどにより対応することができる。
これにより、タイマー時間の設定作業すら使用者に強いることがないのみならず、電圧が低くなっても充分に除菌することができるまで電圧の印加が停止されることがなく、更に、電池1の残量に左右される電圧に基づく除菌能力に応じて、適切に時間を設定することができ、不必要に長期間わたって電圧を印可することがないので、電池1や銀電極12の消耗を抑制することができ、簡易に、安定的な除菌作用を持続的に発揮させることができる。
加えて、本発明の銀イオン装置10は、図13に示すように、銀電極12へ電圧を印可する回路の状態を判定する回路状態判定手段48を有する。この回路状態判定手段48は、銀電極12へ印可される電圧を測定する電圧測定部と、この電圧測定部に電気的に接続された図2乃至図5に示すLED表示部50とを有する。
このLED表示部50は、図2乃至図5に示すように、基板52上に電気的に接続されて保持され、この基板52を基板係止部54により支持する基板受け台56上に、設置される。この基板受け台56は、図2及び図5に示すように、ケース14の本体部16の上方に設置され、下方に延びる電池接続端子58を有し、この電池接続端子58により電池1に接続される。カバー部18は、図2乃至図4に示すように、このLED表示部50を上方から覆うようにして本体部16に取り付けられ、LED表示部50は、このカバー部18の頂面から外部に臨むように設置される。
一方、電圧測定部は、図13に示す制御用IC46(基板52上に設置される)内にプログラムとして設定することができ、この制御用IC46において、電圧測定部により測定された電圧に応じて、電池1の残量不足、銀電極12の異常、回路正常のうちのいずれかの状態であることを判定し、判定された状態に応じてLED表示部50により異なる表示をする。この場合、LED表示50での表示は、状態に応じた異なる表示であれば任意に設定することができるが、例えば、電池1の残量不足の場合には点滅、銀電極12の以上の場合には間欠的な点滅、正常の場合には点灯等に設定することができる。
この回路判定手段48により、本発明の銀イオン発生装置10は、通常では浴槽等への投入以外の操作を一切必要としない一方で、電池1の消耗時や異常発生時等は確認することができ、使用者は対処が必要な必要最低限の場合にのみ作業すれば足り、実質的にメンテナンスフリーの状態とすることができる。
上記の投入スイッチ回路40、タイマー、回路判定手段48を含めた本発明の銀イオン発生装置10の図13に示す全体の電子的な回路における一連の電気的な動作の一例を、図14において、フローチャートとして示す。この図14に示すように、まず、ステップS1として、図13に示す制御用IC46のPBI端子において投入スイッチ回路40の電圧変化を監視し、変化があれば水中等の処理対象2に投入されたと判断してステップS2に進み<Y>、変化がない場合には、投入されていないと判断して、元に戻る<N>。
次のステップS2においては、図13に示す制御用IC46のPB1端子の電圧をチェックし、所定の電圧、具体的には、V1=1.5V以下であれば、正常に投入されたものと判断してステップS3に進み<Y>、1.5V以上であれば、正常に投入されていないとと判断して、元に戻る<N>。
ステップS3においては、図13に示す制御用IC46のPB3端子で電圧をチェックし、所定の電圧、具体的には、V2=0.3V以上であれば、電池容量が正常であると判断してステップS5に進み<Y>、0.3V以下であれば、電池の残量不足と判断して、ステップS4に進み<N>、PB3端子を出力端子に変更して、LED表示部50を点滅(3秒に1回:パターン1)させて、電池1の残量不足を表示する。
ステップS5においては、図13に示す制御用IC46のPB2端子の電圧をチェックし、所定の電圧、具体的には、V3=0.1V以上であれば、銀電極12が正常であると判断してステップS7に進み<Y>、0.1V以下であれば、銀電極12の異常と判断して、ステップS6に進み<N>、PB3端子を出力端子に変更して、LED表示部50を点滅(1秒で3回点滅して、3秒休止を繰り返す:パターン2)させて、銀電極12の異常を表示する。
ステップS7においては、図13に示す制御用IC46のPB3端子の電圧をチェックし、所定の電圧、具体的には、V4=1.0Vであれば、電池1が良好であると判断してステップS8に進み<Y>、タイマーを最短設定である4時間(T1)に設定し、更に、ステップS14に進む。一方、1.0V以下であれば、次のステップS9に進む。
ステップS9においては、図13に示す制御用IC46のPB3端子の電圧をチェックし、所定の電圧、具体的には、V5=0.7V〜V4(1.0V)の間であれば、電池1がやや良好であると判断してステップS10に進み<Y>、タイマーを6時間(T2)に設定し、更に、ステップS14に進む。一方、0.7V以下であれば、次のステップS11に進む。
ステップS11においては、図13に示す制御用IC46のPB3端子の電圧をチェックし、所定の電圧、具体的には、V6=0.4V〜V5(0.7V)の間であれば、電池1を使用可能と判断してステップS12に進み<Y>、タイマーを8時間(T3)に設定し、更に、ステップS14に進む。一方、0.4V以下であれば、次のステップS13に進む。
ステップS13においては、タイマーを10時間(T4)に設定し、更に、ステップS14に進む。
ステップS14においては、図13に示す制御用IC46のPB3端子を出力端子に変更して、LED表示部50を点滅(1秒に1回を8回繰り返す:パターン3)させて、動作状態であることを表示すると共に、ステップS15へ進む。
次いで、ステップS15においては、図13に示す制御用IC46のPB0端子とPB4端子の出力を10分毎に、HとLに繰り返して、2つの銀電極12A、12Bの極性を交互に切り替える。
また、ステップS16においては、図13に示す制御用IC46のPB1端子の電圧を再チェックし、V1=1.5V以上であれば、いまだ正常に投入されているものと判断してステップS17に進み<N>、1.5V未満であれば、途中で処理対象2から取り出されたと判断して、ステップS1に戻る。
ステップS17においては、設定されたタイマー時間を確認し、設定された時間が経過した場合には、ステップS18に進み<Y>、図13に示す制御用IC46のPB0端子、PB4端子の銀電極12への出力をLにして、終了する。一方、設定時間を経過していない場合には<N>、ステップS15に戻り、銀電極12へ電流を流し続ける。
なお、図13に示す実施の形態では、センサ42と投入スイッチ44とから銀イオン発生装置10が処理対象2である液体に投入されたことを感知して自動的に銀電極12への電圧の印加を開始したが、銀電極12への電圧の印加の開始は、必ずしも、この態様に限定されるものではなく、他に、図21に示す電気的構成とすることもできる。即ち、図21に示すように、一方の銀電極12Aの電圧を所定値に設定する電圧設定手段72と、処理対象2である液体により銀電極12A、12B間が電気的に導通した場合に生ずる他方の銀電極12Bの電圧の変化により処理対象2である液体に投入されたと判断する水中投入検出回路74とを備え、この水中投入検出回路74が、処理対象2である液体に投入されたと判断した場合に銀電極12A、12Bへの電圧の印加を開始する構成とすることもできる。
より具体的に説明すれば、銀電極12が水中に投入される前は、これらの銀電極12A、12B間は、オープン状態に設定されており、一方の(電圧設定手段72に接続された)銀電極12Aの端子電圧を、電圧設定手段72により、例えば、4.4V(Hレベル)に設定する。この場合における、他方の(電圧設定手段72に接続されていない)銀電極12Bは、図21に示すように、水中投入検出回路74の抵抗R2、R3により、グラウンドに接続されており、その端子電圧のレベルも、グラウンド(GND)レベルに設定する。
一方、この状態で、銀電極12A、12Bが水中に投入されると、水等の液体により抵抗が発生して、これらの銀電極12A、12B間が電気的に導通し、これにより、他方の銀電極12Bの電圧レベルは、上記GNDレベルから、抵抗R2+R3分の電圧である3V程度に上昇する。その結果、水中投入検出回路74のトランジスタQ1がオンとなり、コレクタも「L」レベルとなり、制御用IC46のPB1端子の電圧もLレベルとなり、このLレベル=水中と判断することにより、銀電極への電圧の印加を自動的に開始させることができる。
この図21に示す実施の形態では、いわば銀電極12自体を水中に投入されたことを検知するスイッチとして作用させることができ、別途センサ42を設ける必要がない点で少ない部品点数で、使用者が意識してスイッチをOnにする作業をすることなく、銀イオンを発生させることができるため、使用者に手を煩わせることなく、簡易に除菌することができる上で有益である。
なお、銀電極12への電圧の印加の開始は、上記図13及び図21に示す実施の形態のように、自動的に行われる形態に限定されるものではなく、例えば、図22に示すように、銀電極12への電圧の印加を開始する手動スイッチ76を設けて、使用者の作業により、電圧の印加を開始することを排除するものではない。この態様においては、簡易な構成で銀電極12への電圧の印加を開始することができると共に、使用者が自らの意思で操作することができるため、電源のオン/オフを確実に確認することができ、心理的に安心感を与えることができるメリットもある。
なお、本発明の銀イオン発生装置10には、図15に示すように、銀電極の周囲の雰囲気を撹拌するスクリュー60と、このスクリュー60を駆動するモーター62とを更に設置することができる。この場合、モーター62は、ケース14内の電柱収納部14Aの中心部に設置することができ、電極ケース20内に配置されたスクリュー62を駆動させることができる。これにより、発生した銀イオンを処理対象2中に拡散して除菌効果を高めることができると共に、その結果、銀電極12への負担を低減して銀電極12の劣化を抑制することができるため、長期にわたって安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる。
また、図1に示す実施の形態と異なり、図16に示すように、姿勢復元手段24において、空気室26大きさ及び形状を、銀イオン発生装置10全体が、処理対象2である液中に浮遊する浮力を有するように形成することもできる。
なお、図1及び図16に示す形態のように、処理対象2である液体に浮遊させる実施の形態においては、図23に示すように、更に、ケース14を処理対象2である液体中で推進させる推進手段78と、ケース14に連結されて推進手段78によるケース14の推進により液体中の不純物を捕捉する不純物捕捉手段80とを設けることもできる。
この場合、具体的には、推進手段78としては、図23に示すように、船舶型のケース14内に設置されたモーター82と、このモーター82により駆動する推進スクリュー84とを使用することができる。このモーター82の駆動による推進スクリュー84の作動は、銀電極12への電圧の印加と連動して作動させることができる。これにより、銀イオン発生装置10が浴槽内等を旋回して、幅広い範囲で銀電極12を処理すべき液体に接触させて各種雑菌を効果的に除去することができる。一方、この銀イオンの発生とは別途に作動するように設定して、不純物の捕捉作用のみを発揮させることもできる。いずれの場合であっても、浴槽等に浮遊している目に見える髪の毛その他のゴミ等の不純物をも除去することができ、視覚的、心理的にも、濾過効果を高めることができる。
また、不純物捕捉手段80としては、図23に示すように、船舶型のケース14の後方にに取り付けられるネット86を使用することができる。このネット86は、推進手段78による銀イオン発生装置10の進行方向とは反対側において、その開口86aが進行方向を向くように設置される。この不純物捕捉手段80は、図23に示すように、ケース14の外に連結されているので、捕捉した不純物を簡易に除去することができるが、ケース14から着脱自在に設置すると、更に、不純物の回収作業が容易となり、好ましい。
同様に、これらの図1及び図2の実施の形態と異なり、図17に示すように、ケース14に取り付けられたチェーン等の可撓性線状体64と、可撓性線状体64の他端に取り付けられて処理対象2である液体に沈む錘66を更に設置し、処理対象2である液体中に固定的に取り付けることもできる、この場合には、投入スイッチ回路40は必ずしも設けなくてもよい。
更に、上記図1、図16、図17に示す実施の形態では、姿勢復元手段24により、使用者に手間を掛けることなく除菌効果を発揮させたが、他に、例えば、図18に示すように、銀電極12を保持するケース14に、外部の物体に吸着することができる吸盤68を設けることにより対応することもできる。これにより、使用者は無意識に吸盤68を浴槽3内の壁面に吸着させることができ、また、非常に簡易な操作で処理すべき液体中に設置することができるため、使用者の手間を煩わせることなく、処理対象2を確実に除菌することができる。
同様に、図19に示すように、銀電極12と電池収納部14Aを備えたケース14を分離して設置した上で、両者を電気ケーブル70で接続することもできる。これによっても、図19に示すように、この電気ケーブル70を浴槽3の縁に跨らせて銀電極12を浴槽内に投入するだけで除菌をすることができると同時に、電池収納部14Aは浴槽3外に位置するため、防水構造が必要ないと共に、その結果、故障のおそれが低減し、長期間にわたって安定的、持続的に除菌作用を発揮することができる。
なお、上記図1及び図16に示す浮遊型、図17乃至図19に示す固定型のいずれの形態であっても、更に、処理対象を濾過する濾過手段88を更に設けることにより、銀イオンによる化学的な各種雑菌の除去のみならず、浴槽のお湯等の液体や気体中に浮遊している目に見える髪の毛その他のゴミ等の不純物をも物理的に除去することができ、視覚的、心理的にも、濾過効果を高めることができる。
具体的には、この濾過手段88は、図24に示すように、ケース14に形成されて処理対象をケース本体内に取り入れる吸入口90と、ケース14内に形成されて吸入口90から吸入された処理対象が通過する通過路92と、ケース14に形成されて通過路92を通過した処理対象2をケースの外へ排出する排出口94と、通過路の途中に設けられ処理対象中に含まれる不純物を回収するフィルター96と、通過路の途中に形成され吸入口から処理対象を吸引する吸引ファン98とから構成することができる。なお、この吸引ファン98は、図24に示すように、水中モーター100により、駆動することができる。
これにより、吸入口90から取り入れた液体その他の処理対象2をフィルター96を通過させて、物理的な濾過を行うことができる。なお、このことから、吸入口90は、少なくとも、液体その他の処理対象2と接触することができる位置に形成する。また、図24に示す実施の形態では、上方に吸入口90、下方に排出口94を形成したが、吸引ファン98により確実に流動させることができれば、両者の位置関係には、特に限定はなく、下方に吸入口90、上方に排出口94を形成することもできるし、また、このような上下方向に限らず、左右方向に吸入口90、排出口94を形成することもできる。
更に、図24に示す実施の形態では、吸引ファン98をフィルター96による濾過後の処理対象2に接触させて、汚れが付着して作動状態が低下するのを回避するため、吸入口90と吸引ファン98との間にフィルター96を設置したが、吸引ファン98の駆動力の強弱、また、その駆動源である水中モーター100の位置等との関係を考慮して、上流から、吸入口90、吸引ファン98、フィルター96の順位設置することもできる。なお、この場合、吸引ファン98は、水中モーター100により駆動するため、比較的騒音を低減させることができる。
なお、このフィルター96としては、処理対象を通過させることができる一方、不純物を捕捉することができる多孔性物質であれば特に限定はなく、例えば、スポンジや繊維マット等を使用することができる。また、このフィルター96は、ケース14から取り出し可能に設置して、洗浄できるようにすることが好ましい。
その他、ケース14の形状は、図25に示すように、カエルの姿の立体的輪郭形状を形取った形状に形成することもできる。これにより、幼児等であっても、銀イオン発生装置10を抵抗なく興味を持って楽しみながら積極的に使用することができ、除菌作用を発揮させる機会を高めることができる。この形態におい手は、例えば、目の部分をLED表示部50とすることもでき、これにより、一層使用者の注意を惹き付けることができる。
なお、ケース14の形状として、モチーフとすべき立体的輪郭形状には、使用者の関心や興味を引く形状であれば、特に限定はなく、図示したカエル以外でも、動物・昆虫・果物・野菜・花その他の生物の輪郭形状、陸上の乗物・水上の乗物・空上の乗物その他の乗物の輪郭形状、生物以外の自然物の輪郭形状、建造物の形状、七福神・招き猫その他の架空の想像物の立体的輪郭形状等の、各種キャラクターの立体的輪郭形状を形取った形状に形成することができる。
本発明は、主に、液体の除菌処理に適しており、特に、家庭や銭湯等の公衆浴場、また、宿泊施設における大浴場等の風呂の浴槽中のお湯又は水、その他、簡易プールや公衆プール等のプールの水等の人体が浸かる液体の処理に広く適用することができる。
本発明の銀イオン発生装置の使用状態を示す側面図である。 本発明の銀イオン発生装置の縦断面図である。 本発明の銀イオン発生装置の分解斜視図である。 本発明に用いられるカバー部の概略断面図である。 本発明に用いられるLED表示部の取付状態を示す分解斜視図である。 本発明に用いられるケースの本体部の概略断面図である。 本発明に用いられるケースの本体部の斜視図である。 本発明に用いられる電極取付台の概略斜視図である。 本発明に用いられる銀電極の本体部への取付部の概略斜視図である。 本発明に用いられる銀電極の斜視図である。 本発明に用いられる電極カバーの斜視図である。 本発明に用いられる電極カバーの側面図である。 本発明の銀イオン発生装置の電子回路図である。 本発明の銀イオン発生装置の動作状態を示すフローチャートである。 本発明に用いられるスクリューの概略斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態の概略斜視図である。 本発明の第4の実施の形態の概略斜視図である。 本発明の第5の実施の形態の概略斜視図である。 本発明の第6の実施の形態の正面図である。 本発明の銀イオン発生装置の他の実施の形態における電子回路図である。 本発明の銀イオン発生装置の更に他の実施の形態における電子回路図である。 本発明の第7の実施の形態の概略斜視図である。 本発明の第8の実施の形態の概略斜視図である。 本発明の第9の実施の形態の概略斜視図である。
1 電池
2 処理対象
3 浴槽
10 銀イオン発生装置
12 銀電極(12A、12B)
12a 電極ホルダ
14 ケース
14A 電池収納部
16 本体部
18 カバー部
20 電極カバー
20a 連通孔
22 Oリング
24 姿勢復元手段
26 空気室
28 電極取付台
30 導通板
32 充填剤
34 電池受けプレート
34a 電池用電極
36 極性切替手段
38 電流制限回路
40 投入スイッチ回路
42 センサ
44 投入スイッチ
46 制御用IC
48 回路判定手段
50 LED表示部
52 基板
54 基板係止部
56 基板受け台
58 電池接続端子
60 スクリュー
62 モーター
64 可撓性線状体
66 錘
68 吸盤
70 電気ケーブル
72 電圧設定回路
74 水中投入検出回路
76 手動スイッチ
78 推進手段
80 不純物捕捉手段
82 モーター
84 推進スクリュー
86 ネット
86a ネットの開口
88 濾過手段
90 吸入口
92 通過路
94 排出口
96 フィルター
98 吸入ファン
100 水中モーター

Claims (15)

  1. 電池により電圧が印可されて銀イオンを発生する銀電極と、前記電池を収納することができる電池収納部を備えたケースとを備え、前記銀電極は前記ケースに保持されて処理対象に接触して前記処理対象を除菌する銀イオン発生装置において、前記電池収納部に前記電池が収納された状態で前記処理対象である液体に投入された場合に前記銀電極が下面側に位置するように姿勢を自動的に復元する姿勢復元手段を備えていることを特徴とする銀イオン発生装置。
  2. 請求項1に記載された銀イオン発生装置であって、前記姿勢復元手段は、前記ケース内に形成された空気室と、前記空気室よりも下方に形成されて前記電池を収納する前記電池収納部とから成っていることを特徴とする銀イオン発生装置。
  3. 請求項2に記載された銀イオン発生装置であって、前記空気室の大きさ及び形状は、少なくとも前記空気室の一部が、前記処理対象である液体の液面よりも上方に浮上する浮力を有するように形成されていることを特徴とする銀イオン発生装置。
  4. 請求項2に記載された銀イオン発生装置であって、前記空気室の大きさ及び形状は、前記銀イオン発生装置全体が、前記処理対象である液中に浮遊する浮力を有するように形成されていることを特徴とする銀イオン発生装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、前記ケースは、曲面状の外周面を有することを特徴とする銀イオン発生装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、前記ケースは、球状の形状を有することを特徴とする銀イオン発生装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、相互に異なる極性を示す複数の前記銀電極を備え、前記銀電極の極性を周期的に切り替える極性切替手段を備えていることを特徴とする銀イオン発生装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、前記銀電極に流れる電流を2mA以下に制御する電流制御回路を備えていることを特徴とする銀イオン発生装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、前記銀電極は、一端が前記ケース内に固定して取り付けられ、前記銀電極の一端の前記ケースへの固定部を防水性を有する充填剤で被覆することを特徴とする銀イオン発生装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、前記銀電極への電圧の印加を開始する手動スイッチとを備えていることを特徴とする銀イオン発生装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、所定時間経過後に前記銀電極への電圧の印加を停止するタイマーを備えていることを特徴とする銀イオン発生装置。
  12. 請求項11に記載された銀イオン発生装置であって、前記タイマーは、前記電池の電圧に応じて、前記銀電極への電圧の印加を停止するまでの時間を設定することを特徴とする銀イオン発生装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、前記銀電極へ電圧を印可する回路の状態を判定する回路状態判定手段を有し、前記回路状態判定手段は、前記銀電極へ印可される電圧を測定する電圧測定部と、前記電圧測定部に電気的に接続されたLED表示部とを有し、前記電圧測定部により測定された前記電圧に応じて、前記電池の残量不足、前記銀電極の異常、前記回路正常のうちのいずれかの状態であることを判定し、前記判定された状態に応じてLED表示部により異なる表示をすることを特徴とする銀イオン発生装置。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、前記銀電極を覆う電極カバーを備え、前記電極カバーは、外部と連通する連通孔を有することを特徴とする銀イオン発生装置。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれかに記載された銀イオン発生装置であって、前記ケースは、動物・昆虫・果物・野菜・花その他の生物の輪郭形状、陸上の乗物・水上の乗物・空上の乗物その他の乗物の輪郭形状、前記生物以外の自然物の輪郭形状、建造物の形状、七福神・招き猫その他の架空の想像物の立体的輪郭形状のうちのいずれかの立体的輪郭形状を形取った形状に形成されていることを特徴とする銀イオン発生装置。
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