JP2009268572A - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリム化された装置本体を有し、前面枠とガラス枠の両方を施錠する施錠装置であっても、各部品の製造時の寸法誤差や形状のばらつきに拘らず、円滑に施錠・解錠することができるゲーム機の施錠装置を提供する。
【解決手段】外側を覆うケース1が設けられ、ケース1はコ字状断面を有し薄い板状空間を内部に有して形成され、ゲーム機の前面枠を施錠し解錠する前面枠施錠機構Aと、ゲーム機のガラス枠を施錠し解錠するガラス枠施錠機構Bとがケース1内に配設される。ケース1の板状空間内に板状で長尺の支持部材2が配設され、前面枠施錠機構Aにはラッチ部材4,5がケース1内の支持部材2に回動可能に枢支される。ラッチ部材4,5を解錠側に動作させるラッチ作動杆6がケース内の支持部材2に摺動可能に装着され、ラッチ部材4,5を解錠側に付勢するばね部材4c、5cが装着される。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシンなどのゲーム機の施錠装置に関し、特に、ゲーム機の前面枠(前面枠、前扉)を本体枠(筐体)に対し施錠し、且つガラス枠を前面枠に対し施錠する施錠装置において、装置本体のスリム化を図ると共に、円滑な施錠・解錠を行ない得るゲーム機の施錠装置に関する。
近年、パチンコ機などのゲーム機内に収納される各種電気機器は、それらの数が増大し或いはそれらの形状が大型化する傾向にあり、それに伴い、ゲーム機の前面枠などを施錠する施錠装置取付用のゲーム機内のスペースが狭くなり、施錠装置のスリム化、コンパクト化が要望されている。
そこで、従来、パチンコ機の前面枠を本体枠に対し施錠すると共に、ガラス扉を前面枠に対し施錠する施錠装置として、装置本体の外形形状を薄くスリム化した施錠装置が、下記特許文献1などで提案されている。
この施錠装置は、断面をコ字状とした薄く細い装置本体の内側に、前面枠用鉤を突設した前面枠作動杆と、ガラス扉用鉤を突設したガラス扉作動杆とを各々、駆動杆と共に摺動可能に挿入し、装置本体の側部に、シリンダ錠の取付座部を突設し、その取付座部に取り付けたシリンダ錠の錠軸にカムを固定し、装置本体内の駆動杆にそのカムを係合させて、解錠動作させるように構成される。この従来の施錠装置の装置本体は、その正面幅がその側面幅の約1/3に縮小されてスリム化されている。
この施錠装置では、前面枠作動杆とガラス扉作動杆に、各々施錠方向に付勢するコイルばねが装着され、前面枠を閉じた際には、前面枠作動杆が摺動して、本体枠側の受け金具にその前面枠用鉤が係止されて、前面枠が施錠される。ガラス扉を閉じた際には、ガラス扉作動杆が摺動して前面枠側の受け金具にそのガラス扉用鉤が係止されて、ガラス扉が施錠される。他方、解錠する際には、シリンダ錠に差し込んだキーを一方に回すと、カムを介して前面枠作動杆が解錠方向に摺動して、前面枠が解錠され、キーを他方に回すと、カムを介してガラス扉作動杆が解錠方向に摺動して、ガラス扉が解錠される構造となっている。
特開2007−301124号公報
しかし、この種のスリム化した施錠装置の装置本体は、細くスリム化された正面幅が、その縦方向(長手方向)の長さに対し非常に短く細くなっている。このため、鋼板を断面コ字状に曲折し或いは複数の板部材を接合して形成される装置本体には、製造時の製品毎の寸法誤差や形状のばらつきが発生し、微妙な曲げや変形が生じやすい。
一方、そのようにスリム化された装置本体内には、前面枠用鉤を突設した長尺の前面枠作動杆とガラス扉用鉤を突設した長尺のガラス扉作動杆とが各々、長尺の駆動杆と共に摺動可能に挿入される。
このため、前面枠作動杆、ガラス扉作動杆、及び駆動杆の製造時に、製品毎の寸法誤差や形状のばらつきが生じて、微妙な曲げや変形が生じている場合、長尺の作動杆と装置本体内の切断縁部などが接触し、或いは作動杆などの表面が他の部材に接触する接触面積が増大することとなる。このため、長尺の作動杆と装置本体との間に、少なからぬ接触(当接)荷重が生じる箇所が発生し、装置本体の内面、前面枠作動杆、或いはガラス扉作動杆の外面など、金属同士の摺動摩擦抵抗が増大しやすい。
この従来のスリム化された施錠装置は、前面枠を閉じて前面枠を施錠する際、前面枠を閉じる力が前面枠作動杆を摺動させる側に作用する構造のため、上記の如く、前面枠作動杆の摺動時の摩擦抵抗が増大している場合、前面枠を閉じて前面枠を施錠する際の力が比較的大きく必要となり、円滑な施錠動作が阻害されやすい。また、前面枠を解錠操作する際、駆動杆と前面枠作動杆がシリンダ錠とカムの動作に応じて摺動するが、駆動杆と前面枠作動杆の摺動時の摩擦抵抗が大きいと、円滑な解錠動作が阻害されやすい。
同様に、ガラス扉を閉じて施錠する際、ガラス扉を閉じる力がガラス扉作動杆を摺動させる側に作用する構造のため、上記の如く、ガラス扉作動杆の摺動時の摩擦抵抗が増大している場合、ガラス扉を閉じて施錠する際の閉じ力が比較的大きく必要となり、円滑な施錠動作が阻害されやすいという不具合があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、スリム化された装置本体を有し、前面枠とガラス枠の両方を施錠する施錠装置であっても、各部品の製造時の寸法誤差や形状のばらつきに拘らず、円滑に施錠・解錠することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のゲーム機の施錠装置は、
外側を覆うケースが設けられ、該ケースはコ字状断面を有し薄い板状空間を内部に有して形成され、ゲーム機の前面枠を施錠し解錠する前面枠施錠機構と、該ゲーム機のガラス枠を施錠し解錠するガラス枠施錠機構とが該ケース内に配設されたゲーム機の施錠装置において、
該ケースの板状空間内に板状で長尺の支持部材が配設され、
該前面枠施錠機構にはラッチ部材が該ケース内の該支持部材に回動可能に枢支され、該ラッチ部材を解錠側に動作させるラッチ作動杆が該ケース内の該支持部材に摺動可能に装着され、該ラッチ部材を解錠側に付勢するばね部材が装着され、
該ガラス枠施錠機構にはガラス枠鉤部材が該ケース内の該支持部材に傾動可能に枢支され、該ガラス枠鉤部材を解錠側に傾動させるガラス枠作動杆が該ケース内の該支持部材に摺動可能に装着され、該ガラス枠鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、
該ケースの側方に突設された取付座部にシリンダ錠が取り付けられ、該シリンダ錠の錠軸の先端にカム部材が固定され、該カム部材は一方向の回動により該ラッチ作動杆に係合して該ラッチ作動杆を解錠側に摺動させて、該ラッチ部材を解錠動作させる一方、他方向への回動によりガラス枠作動杆に係合して解錠側に摺動させて、該ガラス枠鉤部材を解錠側に傾動させることを特徴とする。
この発明によれば、前面枠またはガラス枠を閉じたときに施錠動作は各ラッチ部材の回動またはガラス枠鉤部材の傾動によって行なわれ、また、ラッチ部材の場合、解錠動作はラッチ部材のばね部材のばね力による回動によって行なわれるので、スリム化されたケース内のラッチ作動杆やガラス枠作動杆の摺動摩擦抵抗とは無関係に施錠・解錠動作が行なわれ、各部品の製造時の寸法誤差や形状のばらつきがあった場合でも、円滑に施錠・解錠することができる。また、ラッチ部材やラッチ作動杆を含む前面枠施錠機構及びガラス枠作動杆がケース内に収納されているので、不正な針金等が施錠機構に到達せず、針金等による不正解錠を防止することができる。
ここで、上記施錠装置において、上記ラッチ部材は上記ケース内で回動可能に枢支され、ラッチ部材には受け具を拘束するロック凹部が設けられる一方、ケースと支持部材には受け具の係止ピンを受け入れる開口凹部が設けられ、施錠時にはラッチ部材が回動して受け具の係止ピンをロック凹部と開口凹部内に拘束するように構成することができる。
この発明によれば、ラッチ部材はケースの内側で回動可能に枢支されるので、施錠装置の背面側に突出する鉤状部分がなくなる。このため、前面枠を開き、ゲーム機の内部を保守点検する際などに、前面枠内側の施錠装置の背面側には、突出部分がないので、手や工具などの動きが干渉して邪魔になることがなく、安全且つスムーズに作業を行なうことができる。
また、上記施錠装置において、上記ラッチ部材は上記支持部材の一方の側に枢軸により回動可能に枢支され、上記ラッチ作動杆は該支持部材の他方の側に摺動可能に配設され、該ラッチ作動杆には該ラッチ部材の係止部に係合して該ラッチ部材をラッチ位置にロックする係合ピンが突設される共に、該係合ピンは該支持部材に形成されたガイド孔に他方の側から一方の側に挿通された構成とすることができる。
この発明によれば、係合ピンとラッチ作動杆の摺動をガイドするガイドピンとを兼用することができ、構造を簡単化すると共に、部品点数を削減することができる。
また、上記施錠装置において、上記ガラス枠鉤部材は、上記支持部材の内側に、その元部が前記ケース内に枢軸により支持されると共に、その先端部が傾動可能に該ケースから前方に突設され、該枢軸の周囲に装着したばね部材により該ガラス枠鉤部材は施錠方向に付勢され、前記ガラス枠作動杆は、該支持部材の内側に摺動可能に配設され、該ガラス枠作動杆には該ガラス枠鉤部材を解錠側に押して傾動させる係合ピンが突設されると共に、該係合ピンは該支持部材に形成されたガイド孔に挿通される構成とすることができる。
この発明によれば、係合ピンとガラス枠作動杆の摺動をガイドするガイドピンとを兼用することができ、構造を簡単化すると共に、部品点数を削減することができる。
また、上記施錠装置において、上記ケースの一部と上記支持部材の一部に、各々固定孔を設けた固定座が突設され、両固定座の向きは相互に直角関係となるように設定され、支持部材の固定座はケースの一部に設けたスリットを通して外部に突出するように構成することができる。
この発明によれば、施錠装置をゲーム機の前面枠に取り付ける際、前面枠施錠機構及びガラス枠施錠機構を支持する支持部材を、固定座と固定ねじを用いて強固に固定することができる。また、ケースについても前面枠に対し固定座と固定ねじを用いて固定することができる。また、ケースと支持部材の固定座の向きが相互に直角となり、ケースと支持部材はケース内で相互に固定されるので、ケース及び支持部材を前面枠に確実に安定して固定することができる。
さらに、本発明のゲーム機の施錠装置は、外側を覆うケースが設けられ、該ケースはコ字状断面を有し薄い板状空間を内部に有して形成され、ゲーム機の前面枠を施錠し解錠する前面枠施錠機構が該ケース内に配設されたゲーム機の施錠装置において、
該ケースの板状空間内に板状で長尺の支持部材が配設され、
該前面枠施錠機構にはラッチ部材が該ケース内の該支持部材に回動可能に枢支され、該ラッチ部材を解錠側に動作させるラッチ作動杆が該ケース内の該支持部材に摺動可能に装着され、該ラッチ部材を解錠側に付勢するばね部材が装着され、
該ケースの側方に突設された取付座部にシリンダ錠が取り付けられ、該シリンダ錠の錠軸の先端にカム部材が固定され、該カム部材は一方向の回動により該ラッチ作動杆に係合して該ラッチ作動杆を解錠側に摺動させて、該ラッチ部材を解錠動作させることを特徴とする。
この発明によれば、前面枠を閉じたときに施錠動作は各ラッチ部材の回動によって行なわれ、また、解錠動作はラッチ部材のばね部材のばね力による回動によって行なわれるので、スリム化されたケース内のラッチ作動杆の摺動摩擦抵抗とは無関係に施錠・解錠動作が行なわれる。これにより、各部品の製造時の寸法誤差や形状のばらつきがあった場合でも、円滑に施錠・解錠することができる。また、ラッチ部材やラッチ作動杆を含む前面枠施錠機構がケース内に収納されているので、不正な針金等が施錠機構に到達せず、針金等による不正解錠を防止することができる。
このように、本発明のゲーム機の施錠装置によれば、薄くスリム化されたケース内に前面枠施錠機構とガラス枠施錠機構を収納した構造の施錠装置であって、各部品の製造時の寸法誤差や形状のばらつきがあった場合でも、円滑にラッチ部材とガラス枠鉤部材を動作させて施錠及び解錠を行なうことができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は施錠装置の正面図を、図2はその右側面図を示し、図3はその左側面図を、図4はその背面図を示し、図5はその平面図と底面図を示している。
図1〜図3に示すように、この施錠装置の装置本体Sは、概略的には、外側を覆うケース1を有し、ケース1は、薄い板状空間を内部に有した断面コ字状に形成される共に、薄く細い長尺状に形成され、そのケース1内に、ゲーム機の前面枠を施錠し解錠する前面枠施錠機構Aと、ゲーム機のガラス枠を施錠し解錠するガラス枠施錠機構Bとが設けられて構成される。
ケース1の板状空間内に、板状で長尺の支持部材2が配設され、前面枠施錠機構Aとしてラッチ部材4、5がケース1内の支持部材2の上部と下部に回動可能に枢支される。ラッチ部材4、5を解錠側に動作させるラッチ作動杆6がケース1内の支持部材2に摺動可能に装着され、ラッチ部材4、5を解錠側に付勢するばね部材4c、5cがラッチ部材4,5と支持部材2間に装着される。ここでは、ばね部材4c、5cとしてコイルばねが使用されているが、トーションばねを枢軸4a,5aの周囲に装着することもできる。
ラッチ部材4,5はケース1の支持部材2内側で枢軸4a,5aにより回動可能に枢支され、ラッチ部材4,5には受け具41、42を拘束するロック凹部4b,5bが設けられる一方、ケース1には、受け具41,42の係止ピン41a,42aを受け入れる開口凹部11,12が形成され、支持部材2にも、受け具41,42の係止ピン41a,42aを受け入れる開口凹部21,22が形成されている。これにより、施錠時にはラッチ部材4,5が回動して受け具41,42の係止ピン41a,42aをロック凹部4b、5bと開口凹部11,12,21,22内に拘束するようになっている。
ケース1の正面には図9に示すように、正面開口部13が開口形成され、この開口した正面開口部13から、支持部材2が挿入されて、所定位置に固定される。支持部材2には上記の如く、ラッチ部材4,5及びガラス枠鉤部材7,8,9などが取り付けられる。支持部材2には、図6などに示すように、その上部と略中央部に固定座28が、前面枠の内側に本装置を固定するために、背面側に突出して設けられる。また、この固定座28を背面側に挿通させて突き出すために、ケース1の上部と略中央部の背面にはスリット15が設けられる(図6)。
さらに、ケース1内に挿入される支持部材2には、図6、図10などに示すように、正面視で左側にシリンダ錠用の取付座部3が突設されるが、この取付座部3の背面側に位置するケース1の側面に、カム用開口部16が形成される。シリンダ錠17の錠軸17aに固定されたカム部材18は、ケース1内のラッチ作動杆6とガラス枠作動杆10とに係合可能とされ、このカム用開口部16を通して、ラッチ作動杆6とガラス枠作動杆10とにカム部材18が係合することとなる。
また、ケース1には、図1、図4、図9などに示すように、その上部、中央部、下部の前面右側に、固定座14が設けられ、装置本体Sが前面枠の内側に固定される際、前面枠の内側にその固定座14を当て、固定ねじをねじ孔に挿入して装置本体Sを締め付け固定するようになっている。ケース1は、図9などに示すように、その正面幅(背面幅)の側面幅に対する比率が、略1/3〜1/4に設定され、正面幅(背面幅)が側面幅に比して細くスリムに形成され、ケース1の内部に板状空間が形成されている。
このケース1の板状空間内に挿入される支持部材2は、図6、図10に示すように、長尺の帯状鋼板をプレス加工して成型され、その正面側端部は長手方向にそって直角に曲げて正面板部2aとされ、その正面板部2aの下部側方にシリンダ錠用の取付座部3が延設されている。取付座部3には、シリンダ錠17の矩形部付き円筒部分を挿入するための異形孔が形成され、フランジ17bを固定するための固定孔が形成される。また、この正面板部2aの上部、中央部、及び下部に、ガラス枠鉤部材7,8,9用のスリット23,24,25が縦方向に形成され、支持部材2の対応位置に枢支されるガラス枠鉤部材7,8,9は、その先端部を各スリット23,24,25から前方に突き出すようにし、水平姿勢から上方に傾動可能に配設されている。
一方、図6に示すように、支持部材2には、4箇所に固定ねじ孔部29がケース1内での固定用に内側に切り起すように突設される。さらに、ケース1の側面における、これらの固定ねじ孔部29に対応した位置に、固定孔1aが形成される。ケース1の右外側からこれらの固定孔1aに固定ねじを挿入し、固定ねじ孔部29のねじ孔にその固定ねじの先端をねじ込むことにより、支持部材2がケース1内の定位置で固定されるようになっている。さらに、支持部材2には、その背面側端部に、背面板部2bが内側に直角に曲げて形成される。
支持部材2は、図6に示すように、その前面に正面板部2aと背面板部2bを各々内側に直角に曲げて形成することにより、横断面を深さの浅いコ字状とするように形成される。その背面板部2bの上部と中央部には、上記ケース1のスリット15に対応した位置に、固定孔を設けた固定座28が切り起すように背面に向けて形成され、ケース1内に支持部材2を挿入したとき、固定座28がスリット15から背面側に突出するようになっている。また、支持部材2には、受け具41、42の係止ピン41a,42aを受け入れるための開口凹部21,22が、上記ケース1の開口凹部11と12に対応した上部と下部位置に形成されている。
前面枠施錠機構Aには、2個のラッチ部材4,5が、支持部材2の内側における開口凹部21と22の直下位置に、枢軸4a,5aにより回動可能に枢支される。ラッチ部材4,5は、開口凹部11,12、21,22内に進入した受け具41、42の係止ピン41a,42aを係止拘束するロック凹部4b、5bを有して形成され、さらに、ラッチ部材4,5の一部には、ラッチ作動杆6に設けた係合ピン6b、6cに係合して係止される係止部4d、5dが設けられる。
また、ラッチ部材4,5には、ラッチ作動杆6との間に、ばね部材(コイルばね)4c、5cが掛けられ、ラッチ部材4,5は、このばね部材4c、5cにより解錠側に付勢される。前面枠を閉じて施錠する際、このラッチ部材4,5が受け具41、42の係止ピン41a,42aに押されて回動し、係止ピン41a,42aが施錠位置に進入したとき、ラッチ作動杆6の係合ピン6b、6cが係止部4d、5dに係止されて、ラッチ部材4,5が受け具41,42を拘束する位置にロックされる構造となっている。このラッチ作動杆6の係合ピン6b、6cは、支持部材2の開口凹部21,22の直下に形成されるガイド孔26,27に係合し、その上下動がガイドされる。
図6に示すように、係合ピン6b、6cは、ラッチ作動杆6の上端部と下端部に取り付けられ、ガイド孔26,27に係合して上下動し、ラッチ部材4,5の係止部4d、5dに係止可能となっている。ラッチ作動杆6は、図6に示すように、支持部材2の外側(正面視で支持部材2の右側)に上下摺動可能に装着され、ラッチ作動杆6の上端部と下端部に取り付けられる係合ピン6b、6cはこのガイド孔26,27に挿通される。
そして、ラッチ作動杆6は、係合ピン6b、6cとガイド孔26,27との係合により、支持部材2の内側に沿って、縦方向に所定の範囲で上下動可能に支持され、且つラッチ部材4,5の施錠時にはラッチ部材4,5の係止部4d、5dに係合ピン6b、6cが係止され、ラッチ部材4,5をラッチ位置にロックする。つまり、係合ピン6b、6cはラッチ部材をロックすると共に、ガイドピンとしても作用する。
また、このラッチ作動杆6には、その下部の少し上方に係合部6aがカム部材18に対応して設けられ、シリンダ錠17の操作によりカム部材18が正面視で右側(時計方向)に回動したとき、カム部材18の係合凸部18aが係合部6aに係合して、ラッチ作動杆6が僅かに下降し、係合ピン6b、6cがラッチ部材4,5の係止部4d、5dから外れ、ラッチ部材4,5がばね部材4c、5cのばね力で解錠方向に回動する構造となっている。
さらに、ガラス枠施錠機構Bには、3本のガラス枠鉤部材7,8,9がケース1内の支持部材2の内側に、傾動可能に枢支される。図7〜図9に示すように、ガラス枠鉤部材7,8,9は、支持部材2の内側の上部、中央部、及び下部の近傍に、正面を向いて、枢軸7a,8a,9aにより、水平位置から上方に傾動可能に枢支される。また、各ガラス枠鉤部材7,8,9は、その先端部が、支持部材2の正面板部2aに設けたスリット23,24,25(図6)に挿通して、正面側に突き出すように配設される。
各ガラス枠鉤部材7,8,9には、ガラス枠鉤部材を施錠側(図12の時計方向)に付勢するばね部材7b、8b、9bがその枢軸7a,8a,9aの周囲に装着される。このばね部材7b、8b、9bとしてトーションばねが使用されるが、トーションばねによれば、コイルばねの場合に比べ、ガラス枠鉤部材に対し良好に傾動方向の付勢力を付与し、またばねの設置スペースを縮小することができる。
図6〜図8に示すように、ガラス枠鉤部材7,8,9を解錠側に傾動させるガラス枠作動杆10が、ケース1内の支持部材2に摺動可能に装着される。ガラス枠作動杆10の上端部、中央部、下端部に、係合ピン10b,10c,10dが設けられ、さらに、ガラス枠作動杆10の下部には、カム部材18の係合凸部18bと係合可能な係合部10aが設けられている。また、ガラス枠作動杆10の中央部上寄りに、ガイド孔10eが設けられ、ガイドピン10fがそのガイド孔10eに挿通され、その先端が支持部材2の内側に固定されることにより、ガラス枠作動杆10はガイド孔10eとガイドピン10fを介して上下に所定の範囲で摺動可能とされる。
さらに、ガラス枠作動杆10の下部に係合部10aがカム部材18の係合凸部18bと係合可能に設けられる。このガラス枠作動杆10の係合部10aは、シリンダ錠17を操作してカム部材18が正面視で左側(反時計方向)に回動したとき、カム部材18の係合凸部18bが係合してガラス枠作動杆10を上昇させるように設けられる。ガラス枠作動杆10が上昇すると、その上端部、中央部、及び下端部の係合ピン10b,10c,10dが各ガラス枠鉤部材7,8,9の係合部7c、8c、9cに作用して、ばね部材7b、8b、9bのばね力に抗して各ガラス枠鉤部材7,8,9を上方に傾動させ、解錠される構造である。
ケース1の下部の側方には、支持部材2から取付座部3が突設され、その取付座部3にシリンダ錠17がフランジ17bを介して取り付けられる。シリンダ錠17の錠軸17aの先端にカム部材18が固定される。カム部材18には、図6に示すように、2つの係合凸部18a、18bが設けられ、上述の如く、カム部材18が正面視で右側(時計方向)に回動したとき、カム部材18の係合凸部18aが係合してラッチ作動杆6を下降させてラッチ部材4,5を解錠動作させる。一方、カム部材18が正面視で左側(反時計方向)に回動したとき、カム部材18の係合凸部18bが係合してガラス枠作動杆10を上昇させ、ガラス枠鉤部材7,8,9を上側に傾動させて解錠させるようになっている。
シリンダ錠17のフランジ17bの背面側つまりカム部材18を覆うように、カムカバー19がフランジ17bの背面に取り付けられる。このカムカバー19は、合成樹脂により成形され、フランジ17bの取付孔に挿入されるシリンダ錠17の固定ねじを利用して取り付けられ、カム部材18をカバーすることにより、不正解錠を防止している。
図8に示すように、支持部材2には、前面枠施錠機構Aのラッチ部材4,5、ラッチ作動杆6、ガラス枠施錠機構Bのガラス枠鉤部材7,8,9、ガラス枠作動杆10、シリンダ錠17などが組み付けられ、その組み付けられた状態の支持部材組付体の外側を覆うように、その組付体がケース1内に挿入される。図1のように、取付座部3とシリンダ錠17は正面視でケース1の左側に突出し、固定座28もケース1の左側に突出する。そして、ケース1内の支持部材2の固定は、固定ねじ孔部29にケース1の側面の固定孔1aから固定ねじをねじ込んで締付固定される。
このように構成された施錠装置は、図11に示すように、パチンコ機(ゲーム機)における例えば合成樹脂製の前面枠45の自由端側の内側に、シリンダ錠17の先端を前面に露出させた状態で、3箇所の固定座14を前面枠45の内側に当て、その孔に固定ねじを背面から正面に向けて挿入し、締め付け固定する。さらに、その固定面とは直角な前面枠45の内側面に、本装置本体Sの背面側に突出した固定座28を当て、その孔に固定ねじを側面に向けて挿入し、固定ねじを締め付け、装置本体Sは取付けられる。
これにより、ケース1は3箇所の固定座14により確実に固定され、前面枠施錠機構Aとガラス枠施錠機構Bを支持した支持部材2は2箇所の固定座28により確実に固定される。また、このとき、固定座14の取付面と固定座28の取付面は、直角関係にあるため、装置本体S全体では、前面枠内の正面視右側に、ガタツキなく強固に安定して固定することができる。
一方、本体枠44の内側のラッチ部材4,5に対応した上下位置には、受け具41,42が固定される。受け具41,42にはラッチ部材4,5のロック凹部4b、5b内に進入可能な係止ピン41a,42aが突設される。また、前面枠45の前面に開閉可能に装着されたガラス枠46には、ガラス枠鉤部材7,8,9に対応した3箇所に、ガラス枠受け具43が設けられる。
ガラス枠46は、遊技盤の前面に板ガラスまたは透明板を装着してゲーム機の前面を覆う前扉となるもので、前面枠45の前面にヒンジを介して開閉可能に取り付けられ、その内側の、ガラス枠鉤部材7,8,9に対応した位置に、各々、ガラス枠受け具43が設けられている。シリンダ錠17の正面はガラス枠46の正面に露出するように、ガラス枠46にはシリンダ錠用の露出孔または切欠部が設けられている。
図10に示すように、この施錠装置は、パチンコ機の前面枠45の自由端側縁部の内側に、縦に取り付けられるが、図1に示す如く、その装置本体Sの右側面に何れの解錠用部材も現れず、ロック解除用のラッチ作動杆6、ガラス枠作動杆10は、ケース1内に収納される。したがって、ケース1の背面側は、図2,3のように、ラッチ部材用の開口凹部11,12を除き閉鎖され、背面側に施錠用の突出部は現れない。
このため、不正解錠の際に、本体枠44と前面枠45の自由端側の隙間から、針金などが差し込まれたとしても、ロック解除用のラッチ作動杆6やガラス枠作動杆10に、針金等の不正器具は到達せず、その種の不正解錠を、効果的に防止することができる。また、図2、図3などに示すように、ケース1の背面側に、鉤部材などの突出部や突起物は全くなく、保守点検などの際に前面枠45の内側を開いて部品交換などを行なうとき、施錠装置の突起物に干渉せずに安全に作業を行なうことができる。
また、図1に示すように、ケース1は正面視において非常に薄く形成され、パチンコ機の前面枠45内の右端の僅かな隙間でも施錠装置を装着することができ、施錠装置が占有する占有空間を非常に少なくすることができる。これにより、前面枠45内に装着される電気機器や機械部品などの配置設計の自由度を増すことができる。
次に、上記構成のゲーム機の施錠装置の動作を説明する。パチンコ機(ゲーム機)の前面枠45を本体枠44に対し閉じると、図11に示すように、施錠装置の上部と下部の開口凹部11,12,21,22内に、本体枠44側の受け具41,42の係止ピン41a,42aが進入し、ラッチ部材4,5のラッチ動作により係止ピン41a,42aが施錠装置内でロックされる。
このような施錠時、上部と下部のラッチ部材4,5は、係止ピン41a,42aの進入によって、図12の状態からその時計方向に回動し、係止ピン41a,42aがラッチ部材4,5のロック凹部4b、5b内に嵌りながらラッチ部材4,5を、ばね部材4c、5cのばね力に抗して奥側に回動させる。
これにより、ラッチ部材4、5は、図13の状態まで回動し、このとき、ラッチ作動杆6の上端部と下端部に突設した係合ピン6b、6cが、ラッチ部材4,5の係止部4d、5dに係止され、その位置でラッチ部材4,5がロックされる。これにより、受け具41,42の係止ピン41a,42aは、開口凹部11,12,21,22内で、ラッチ部材4,5のロック凹部4b、5b内に拘束され、前面枠45は施錠状態となる。
このように、前面枠45を閉じて施錠するとき、ラッチ部材4,5はばね部材4c、5cのばね力に抗して回動し、施錠位置まで回動してロックされるが、ばね部材4c、5cのばね力は小さく、ラッチ部材4,5は単独で回動するため、摺動時の摩擦抵抗は小さく、僅かな力で前面枠45を閉じるだけで、前面枠45を確実に施錠することができる。
一方、前面枠45を解錠する場合は、キーによってシリンダ錠17の錠軸17aを回し、カム部材18を図4の反時計方向に回転させる。このとき、カム部材18の係合凸部18aはラッチ作動杆6の係合部6aに係合してこれを押し下げる。
このラッチ作動杆6の下降により、その上端部と下端部の係合ピン6b、6cが、ラッチ部材4,5の係止部4d、5dから外れ、このとき、ラッチ部材4,5がばね部材4c、5cのばね力により、図12の如く、反時計方向に回動し、受け具41,42の係止ピン41a、42aがロック凹部4b、5bから離脱し、前面枠45は解錠される。解錠操作した後、ラッチ部材4,5はばね部材4c、5cのばね力により図12の状態を保持する。
一方、前面枠45内のガラス枠46を前面枠45に対し閉じる際には、ガラス枠46を前面枠45に対し押して閉じる。このとき、ガラス枠46の内側に設けたガラス枠受け具43が、まず、ガラス枠鉤部材7,8,9の頭部の傾斜面に当り、これを上方に傾動させ、係止位置に達したとき、ばね部材7b、8b、9bの付勢力によりガラス枠鉤部材7,8,9が水平位置に(下方に)戻り、図11のように、ガラス枠受け具43にガラス枠鉤部材7,8,9が係止され、ガラス枠46は施錠状態となる。
このように、ガラス枠46を閉じて施錠する際、各ガラス枠鉤部材7,8,9がガラス枠受け具43に当たり、上方への回動力を受けて上に傾動し、その後、ばね部材7b、8b、9bのばね力によりガラス枠鉤部材7,8,9が水平位置に戻り、各ガラス枠鉤部材7,8,9の傾動動作のみで施錠される。したがって、各ガラス枠鉤部材7,8,9と支持部材2間に生じる摺動摩擦抵抗は小さく、僅かな力でガラス枠46を閉じるだけで、ガラス枠46を確実に施錠することができる。
一方、ガラス枠46を解錠する場合は、キーによってシリンダ錠17の錠軸17aを回し、カム部材18を図の時計方向に回転させる。このとき、カム部材18の係合凸部8bがガラス枠作動杆10の係合部10aに係合してこれを僅かに押し上げる。
このガラス枠作動杆10の上昇により、その上端部、中央部、下端部に設けた係合ピン10b、10c、10dが、各ガラス枠鉤部材7,8,9の中間部の係合部7c、8c、9cに当たり、各ガラス枠鉤部材7,8,9を上に傾動させる。これによって、ガラス枠鉤部材7,8,9が、図13のように、上側に傾動してガラス枠受け具43との係合が外れ、ガラス枠46は解錠される。
このように、前面枠45またはガラス枠46を閉じたとき、施錠動作は各ラッチ部材4,5の回動またはガラス枠鉤部材7,8,9の傾動によって行なわれ、また、ラッチ部材4,5の場合、解錠動作はラッチ部材4,5のばね部材4c、5cのばね力による回動によって行なわれるので、スリム化されたケース1内のラッチ作動杆6やガラス枠作動杆10の摺動摩擦抵抗とは無関係に、施錠・解錠動作が行なわれ、各部品の製造時の寸法誤差や形状のばらつきがあった場合でも、円滑に施錠・解錠することができる。
また、ラッチ部材4,5は、ケース1の内側で回動可能に枢支されるので、施錠装置の背面側に突出する鉤状部分がない。このため、前面枠45を開き、ゲーム機の内部を保守点検する際などに、手や工具などの動きが施錠装置の突出部分に干渉して邪魔になることがなく、安全にまたスムーズに作業を行なうことができる。
しかも、ラッチ部材4,5やラッチ作動杆6を含む前面枠施錠機構Aが略完全にケース1内に収納されるので、前面枠の隙間から針金等を差し込み、それを前面錠機構Aに引掛けて不正解錠しようとしても、ケース1内の施錠機構Aに針金等は到達せず、針金等の不正器具を用いた不正解錠を防止することができる。
また、前面枠施錠機構Aのラッチ作動杆6においては、その上端部と下端部に取り付けた係合ピン6b、6cをガイド孔26,27に挿通させると共に、ラッチ部材4,5の係止部4d、5dに係止させるようにしたので、ラッチ作動杆6の摺動をガイドするガイドピンと係合ピンとを兼用することができ、構造を簡単化すると共に、部品点数を削減することができる。
同様に、ガラス枠施錠機構Bのガラス枠作動杆10においては、その上端部、中間部、下端部に取り付けた係合ピン10b、10c、10dとガラス枠作動杆10の摺動をガイドするガイドピンとを兼用することができ、構造を簡単化すると共に、部品点数を削減することができる。
なお、上記実施形態では、金属板をプレス加工などして支持部材2を形成したが、この支持部材2は合成樹脂により形成することもできる。合成樹脂製の支持部材の場合、支持部材の厚さは、ケース1内に密に挿入可能な寸法に成形し、ケース1内に支持部材を密に嵌入するようにする。このように、合成樹脂製の支持部材をケース1内に密に嵌入することにより、曲げ強度の低い合成樹脂製の支持部材を問題なく使用することができる。
さらにこの場合、支持部材の内側面に、ラッチ部材4,5とガラス枠鉤部材7,8,9が回動可能または傾動可能に収納される凹部を形成すればよく、また、支持部材の両側面に、ラッチ作動杆6とガラス枠作動杆10を収納するための凹部を形成すればよい。また、ラッチ部材4,5用の枢軸4a,5aは合成樹脂製の支持部材にボスとして突設することができ、ガラス枠鉤部材7,8,9用の枢軸7a,8a,9aも合成樹脂製の支持部材にボスとして突設することができる。
上記実施形態では、パチンコ機用の施錠装置について説明したが、スロットマシンなどのガラス枠を有しない、前面枠(前扉)のみを備えたゲーム機に、本発明の施錠装置を適用することもできる。この場合、ガラス枠施錠機構がなく、前面枠施錠機構のみが支持部材に組み付けられ、その支持部材がケース内に収納されることとなる。また、スロットマシンのように鍵によりリセットスイッチを動作させる場合、スイッチ作動杆を支持部材の左側面に沿って摺動可能に配設し、そのスイッチ作動杆をカム部材に係合可能とし、スイッチ作動杆もケース内に収納する。シリンダ錠に挿入した鍵を、前扉の反解錠側(左側)に回したとき、スイッチ作動杆を動作させることとなる。
本発明の一実施例を示す施錠装置の正面図である。 同施錠装置の右側面図である。 同施錠装置の左側面図である。 同施錠装置の背面図である。 同施錠装置の平面図(a)と底面図(b)である。 同施錠装置の背面側からの分解斜視図である。 同施錠装置の分解左側面図である。 支持部材、ラッチ部材、ガラス枠鉤部材などの組付体とケースの分解左側面図である。 ケースの正面図(a)と左側面図(b)である。 支持部材の正面図(a)と支持部材の左側面図(b)である。 ゲーム機に施錠装置を取り付け、施錠した状態の左側面図である。 ケースを外した状態で、ラッチ部材やガラス枠鉤部材の動きを示す左側面図である。 ケースを外した状態で、ラッチ部材やガラス枠鉤部材の動きを示す左側面図である。
符号の説明
1 ケース
2 支持部材
3 取付座部
4 ラッチ部材
4a 枢軸
4b ロック凹部
4d 係止部
6 ラッチ作動杆
6a 係合部
6b 係合ピン
7,8,9 ガラス枠鉤部材
7a,8a,9a 枢軸
7b、8b、9b ばね部材
7c、8c、9c 係合部
10 ガラス枠作動杆
10a 係合部
10b 係合ピン
11、12 開口凹部
13 正面開口部
14 固定座
17 シリンダ錠
17a 錠軸
18 カム部材
19 カムカバー
44 本体枠
45 前面枠
46 ガラス枠
A 前面枠施錠機構
B ガラス枠施錠機構
S 装置本体

Claims (6)

  1. 外側を覆うケースが設けられ、該ケースはコ字状断面を有し薄い板状空間を内部に有して形成され、ゲーム機の前面枠を施錠し解錠する前面枠施錠機構と、該ゲーム機のガラス枠を施錠し解錠するガラス枠施錠機構とが該ケース内に配設されたゲーム機の施錠装置において、
    該ケースの板状空間内に板状で長尺の支持部材が配設され、
    該前面枠施錠機構にはラッチ部材が該ケース内の該支持部材に回動可能に枢支され、該ラッチ部材を解錠側に動作させるラッチ作動杆が該ケース内の該支持部材に摺動可能に装着され、該ラッチ部材を解錠側に付勢するばね部材が装着され、
    該ガラス枠施錠機構にはガラス枠鉤部材が該ケース内の該支持部材に傾動可能に枢支され、該ガラス枠鉤部材を解錠側に傾動させるガラス枠作動杆が該ケース内の該支持部材に摺動可能に装着され、該ガラス枠鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、
    該ケースの側方に突設された取付座部にシリンダ錠が取り付けられ、該シリンダ錠の錠軸の先端にカム部材が固定され、該カム部材は一方向の回動により該ラッチ作動杆に係合して該ラッチ作動杆を解錠側に摺動させて、該ラッチ部材を解錠動作させる一方、他方向への回動によりガラス枠作動杆に係合して解錠側に摺動させて、該ガラス枠鉤部材を解錠側に傾動させることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 前記ラッチ部材は前記ケース内で回動可能に枢支され、該ラッチ部材には受け具を拘束するロック凹部が設けられる一方、該ケースと前記支持部材には受け具の係止ピンを受け入れる開口凹部が設けられ、施錠時には該ラッチ部材が回動して受け具の係止ピンを該ロック凹部と該開口凹部内に拘束することを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  3. 前記ラッチ部材は前記支持部材の一方の側に枢軸により回動可能に枢支され、前記ラッチ作動杆は該支持部材の他方の側に摺動可能に配設され、該ラッチ作動杆には該ラッチ部材の係止部に係合して該ラッチ部材をラッチ位置にロックする係合ピンが突設される共に、該係合ピンは該支持部材に形成されたガイド孔に他方の側から一方の側に挿通されたことを特徴とする請求項1または2記載のゲーム機の施錠装置。
  4. 前記ガラス枠鉤部材は、前記支持部材の内側に、その元部が前記ケース内に枢軸により支持されると共に、その先端部が傾動可能に該ケースから前方に突設され、該枢軸の周囲に装着したばね部材により該ガラス枠鉤部材は施錠方向に付勢され、前記ガラス枠作動杆は、該支持部材の内側に摺動可能に配設され、該ガラス枠作動杆には該ガラス枠鉤部材を解錠側に押して傾動させる係合ピンが突設されると共に、該係合ピンは該支持部材に形成されたガイド孔に挿通されたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  5. 前記ケースの一部と前記支持部材の一部に、各々固定孔を設けた固定座が突設され、両固定座の向きは相互に直角関係となるように設定され、該支持部材の固定座は該ケースの一部に設けたスリットを通して外部に突出することを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  6. 外側を覆うケースが設けられ、該ケースはコ字状断面を有し薄い板状空間を内部に有して形成され、ゲーム機の前面枠を施錠し解錠する前面枠施錠機構が該ケース内に配設されたゲーム機の施錠装置において、
    該ケースの板状空間内に板状で長尺の支持部材が配設され、
    該前面枠施錠機構にはラッチ部材が該ケース内の該支持部材に回動可能に枢支され、該ラッチ部材を解錠側に動作させるラッチ作動杆が該ケース内の該支持部材に摺動可能に装着され、該ラッチ部材を解錠側に付勢するばね部材が装着され、
    該ケースの側方に突設された取付座部にシリンダ錠が取り付けられ、該シリンダ錠の錠軸の先端にカム部材が固定され、該カム部材は一方向の回動により該ラッチ作動杆に係合して該ラッチ作動杆を解錠側に摺動させて、該ラッチ部材を解錠動作させることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
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